JPH10220089A - 伸縮門扉 - Google Patents
伸縮門扉Info
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- JPH10220089A JPH10220089A JP2461797A JP2461797A JPH10220089A JP H10220089 A JPH10220089 A JP H10220089A JP 2461797 A JP2461797 A JP 2461797A JP 2461797 A JP2461797 A JP 2461797A JP H10220089 A JPH10220089 A JP H10220089A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 落し棒のガイド部材を取付けることなく、落
し棒装置を配設することができ、重量増の回避および外
観意匠性の向上が可能な水平パンタグラフ方式の伸縮門
扉を提供する。 【解決手段】 扉体2の左右竪框2a,2a内に取付け
られ、扉体2とリンク材3とをパンタグラフ状に連結す
る中空縦軸4内に落し棒15を上下動自在に配設する。
し棒装置を配設することができ、重量増の回避および外
観意匠性の向上が可能な水平パンタグラフ方式の伸縮門
扉を提供する。 【解決手段】 扉体2の左右竪框2a,2a内に取付け
られ、扉体2とリンク材3とをパンタグラフ状に連結す
る中空縦軸4内に落し棒15を上下動自在に配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的広い開口幅
を得ることができ、例えばガレージなどの出入口に好適
な水平パンタグラフ方式の伸縮門扉に関するものであ
る。
を得ることができ、例えばガレージなどの出入口に好適
な水平パンタグラフ方式の伸縮門扉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】伸縮門扉は、門扉自体が開閉方向に伸縮
することから、比較的広い開口幅を得ることができ、例
えば公共施設の敷地内への出入口や、一般住宅において
はガレージなどの出入口に広く利用されている。
することから、比較的広い開口幅を得ることができ、例
えば公共施設の敷地内への出入口や、一般住宅において
はガレージなどの出入口に広く利用されている。
【0003】このような伸縮門扉は、複数の竪桟の間を
鉛直面内で回動する斜桟(リンク材)でパンタグラフ状
に連結した縦型タイプのものと、複数の扉体と、その上
下位置に配置したリンク材とを扉体の左右竪框に設けた
縦軸によってパンタグラフ状に連結し、リンク材と扉体
とが水平面内で回動することによって伸縮する水平タイ
プのものとに大別される。
鉛直面内で回動する斜桟(リンク材)でパンタグラフ状
に連結した縦型タイプのものと、複数の扉体と、その上
下位置に配置したリンク材とを扉体の左右竪框に設けた
縦軸によってパンタグラフ状に連結し、リンク材と扉体
とが水平面内で回動することによって伸縮する水平タイ
プのものとに大別される。
【0004】これらのうち、縦型タイプの伸縮門扉は、
軽量で比較的安価である反面、パンタグラフ状の斜桟に
よって連結された竪桟同士が互いに離間することによっ
て門扉が伸長する構造となっているため、門の閉鎖状態
において竪桟と竪桟の間に大きな隙間が生じることか
ら、閉鎖感あるいは遮蔽感に欠けるきらいがある。これ
に対し、水平パンタグラフ方式の伸縮門扉においては、
扉体自体がパンタグラフの一部を構成し、門扉を伸長さ
せることにより、各扉体が閉鎖方向に移動しながら90
°弱回動することによって出入口を閉鎖する仕組みにな
っていることから、遮蔽感に優れ、高級感のある重厚な
外観を備えたものとなっている。
軽量で比較的安価である反面、パンタグラフ状の斜桟に
よって連結された竪桟同士が互いに離間することによっ
て門扉が伸長する構造となっているため、門の閉鎖状態
において竪桟と竪桟の間に大きな隙間が生じることか
ら、閉鎖感あるいは遮蔽感に欠けるきらいがある。これ
に対し、水平パンタグラフ方式の伸縮門扉においては、
扉体自体がパンタグラフの一部を構成し、門扉を伸長さ
せることにより、各扉体が閉鎖方向に移動しながら90
°弱回動することによって出入口を閉鎖する仕組みにな
っていることから、遮蔽感に優れ、高級感のある重厚な
外観を備えたものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな水平パンタグラフ方式の伸縮門扉においては、門扉
を伸長させて出入口を閉鎖した状態に施錠するための落
し棒装置を取付けるに際し、落し棒のガイド部材を扉体
の竪框の外面に取付けたり、竪框に一体成形したりする
必要があるため、外観劣化や重量増の原因になるばかり
でなく、門扉の伸縮に際して扉体がリンク材と共に回動
する仕組みになっているので、伸縮時におけるリンク材
との干渉を避けるために、ガイド部材の大きさや取付け
位置が限定されるという問題点があり、このような問題
点を解決することが従来の水平パンタグラフ方式の伸縮
門扉における課題となっていた。
うな水平パンタグラフ方式の伸縮門扉においては、門扉
を伸長させて出入口を閉鎖した状態に施錠するための落
し棒装置を取付けるに際し、落し棒のガイド部材を扉体
の竪框の外面に取付けたり、竪框に一体成形したりする
必要があるため、外観劣化や重量増の原因になるばかり
でなく、門扉の伸縮に際して扉体がリンク材と共に回動
する仕組みになっているので、伸縮時におけるリンク材
との干渉を避けるために、ガイド部材の大きさや取付け
位置が限定されるという問題点があり、このような問題
点を解決することが従来の水平パンタグラフ方式の伸縮
門扉における課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来の水平パンタグラフ方式
の伸縮門扉における上記課題に着目してなされたもので
あって、落し棒のガイド部材を設ける必要がなく、重量
増を回避することができると共に、外観意匠性を向上さ
せることができる水平パンタグラフ方式の伸縮門扉を提
供することを目的としている。
の伸縮門扉における上記課題に着目してなされたもので
あって、落し棒のガイド部材を設ける必要がなく、重量
増を回避することができると共に、外観意匠性を向上さ
せることができる水平パンタグラフ方式の伸縮門扉を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る伸縮門扉は、複数の扉体と、各扉体の上下に位置する
リンク材を備え、扉体の左右竪框に設けた縦軸により扉
体とリンク材とがパンタグラフ状に連結してあると共
に、複数の扉体のうちの少なくともひとつの竪框の縦軸
が中空状をなし、このうち任意の中空縦軸の中空部内に
落し棒が上下動自在に収納してある構成としたことを特
徴としており、このような伸縮門扉の構成を前述した従
来の課題を解決するための手段としている。
る伸縮門扉は、複数の扉体と、各扉体の上下に位置する
リンク材を備え、扉体の左右竪框に設けた縦軸により扉
体とリンク材とがパンタグラフ状に連結してあると共
に、複数の扉体のうちの少なくともひとつの竪框の縦軸
が中空状をなし、このうち任意の中空縦軸の中空部内に
落し棒が上下動自在に収納してある構成としたことを特
徴としており、このような伸縮門扉の構成を前述した従
来の課題を解決するための手段としている。
【0008】本発明に係わる伸縮門扉の実施態様として
請求項2に係わる伸縮門扉においては、扉体の竪框およ
び中空縦軸の一方に設けた係合溝に、他方に設けた係合
突起が嵌合し、竪框内に中空縦軸が固定されている構成
とし、同じく実施態様として請求項3に係わる伸縮門扉
においては、係合溝が中空縦軸の外周面に設けてあり、
係合突起が扉体の竪框内面に設けてある構成とし、さら
に実施態様として請求項4に係わる伸縮門扉において
は、中空縦軸が竪框からの脱落を阻止する抜け止め部材
を中空縦軸の端部に固定するためのタッピングホールを
備えると共に、このタッピングホールが中空縦軸の外周
面に開口して竪框の係合突起を受入れる係合溝を兼ねて
いる構成とし、伸縮門扉におけるこのような構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としたことを特徴
としている。
請求項2に係わる伸縮門扉においては、扉体の竪框およ
び中空縦軸の一方に設けた係合溝に、他方に設けた係合
突起が嵌合し、竪框内に中空縦軸が固定されている構成
とし、同じく実施態様として請求項3に係わる伸縮門扉
においては、係合溝が中空縦軸の外周面に設けてあり、
係合突起が扉体の竪框内面に設けてある構成とし、さら
に実施態様として請求項4に係わる伸縮門扉において
は、中空縦軸が竪框からの脱落を阻止する抜け止め部材
を中空縦軸の端部に固定するためのタッピングホールを
備えると共に、このタッピングホールが中空縦軸の外周
面に開口して竪框の係合突起を受入れる係合溝を兼ねて
いる構成とし、伸縮門扉におけるこのような構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としたことを特徴
としている。
【0009】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる伸縮門扉にお
いては、複数の扉体と、その上下に位置するリンク材と
を扉体の左右竪框に設けた縦軸によりパンタグラフ状に
連結してあり、この扉体竪框の縦軸のうちの少なくとも
ひとつが中空状をなし、この中空状縦軸のうちの任意の
縦軸の中空部内に落し棒が収納されている。すなわち、
本発明に係わる伸縮門扉においては、落し棒を取付ける
べき扉体のリンク材との連結軸を中空状にすることによ
り、連結軸を落し棒のガイド部材として兼用するように
しているので、ガイド部材を扉体の竪框の外面に取付け
たり、竪框に一体成形したりする必要がなくなり、門扉
の重量増が避けられると共に、ガイド部材としての中空
状縦軸が外部に露出しないので、外観意匠性が向上する
ことになる。
いては、複数の扉体と、その上下に位置するリンク材と
を扉体の左右竪框に設けた縦軸によりパンタグラフ状に
連結してあり、この扉体竪框の縦軸のうちの少なくとも
ひとつが中空状をなし、この中空状縦軸のうちの任意の
縦軸の中空部内に落し棒が収納されている。すなわち、
本発明に係わる伸縮門扉においては、落し棒を取付ける
べき扉体のリンク材との連結軸を中空状にすることによ
り、連結軸を落し棒のガイド部材として兼用するように
しているので、ガイド部材を扉体の竪框の外面に取付け
たり、竪框に一体成形したりする必要がなくなり、門扉
の重量増が避けられると共に、ガイド部材としての中空
状縦軸が外部に露出しないので、外観意匠性が向上する
ことになる。
【0010】本発明に係わる伸縮門扉の実施態様として
請求項2に係わる伸縮門扉においては、扉体の竪框およ
び中空縦軸のいずれか一方に設けた係合突起が他方に設
けた係合溝に嵌合することによって、中空縦軸が竪框内
に固定されるようになっているので、中空縦軸の竪框に
対する位置決めが容易なものとなると共に、中空縦軸お
よび竪框の強度が向上することになる。
請求項2に係わる伸縮門扉においては、扉体の竪框およ
び中空縦軸のいずれか一方に設けた係合突起が他方に設
けた係合溝に嵌合することによって、中空縦軸が竪框内
に固定されるようになっているので、中空縦軸の竪框に
対する位置決めが容易なものとなると共に、中空縦軸お
よび竪框の強度が向上することになる。
【0011】また、実施態様として請求項3に係わる伸
縮門扉においては、中空縦軸の外周面に係合溝が設けて
あり、この係合溝に嵌合する係合突起が扉体竪框の内面
に設けてあるので、中空縦軸に係合突起を設ける場合に
較べて、中空縦軸の形状的な制約が少なくなり、中空縦
軸の断面を円形にした場合にも両端部における係合突起
の切除の必要がなくなる。
縮門扉においては、中空縦軸の外周面に係合溝が設けて
あり、この係合溝に嵌合する係合突起が扉体竪框の内面
に設けてあるので、中空縦軸に係合突起を設ける場合に
較べて、中空縦軸の形状的な制約が少なくなり、中空縦
軸の断面を円形にした場合にも両端部における係合突起
の切除の必要がなくなる。
【0012】さらに実施態様として請求項4に係わる伸
縮門扉においては、中空縦軸が抜け止め部材を端部に固
定するためのビスを捩じ込むタッピングホールを備え、
このタッピングホールが外周側に開口して、竪框に設け
た係合突起を受入れる係合溝を兼ねるようになっている
ので、中空縦軸の断面形状が単純なものとなり、落し棒
を操作するための加工が容易なものとなる。
縮門扉においては、中空縦軸が抜け止め部材を端部に固
定するためのビスを捩じ込むタッピングホールを備え、
このタッピングホールが外周側に開口して、竪框に設け
た係合突起を受入れる係合溝を兼ねるようになっている
ので、中空縦軸の断面形状が単純なものとなり、落し棒
を操作するための加工が容易なものとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
【0014】図1ないし図4は、本発明に係わる伸縮門
扉の一実施例を示すものであって、図2(a)はその全
体構造を示す正面図、図2(b)は門扉の縮小状態にお
ける戸先側からの側面図である。
扉の一実施例を示すものであって、図2(a)はその全
体構造を示す正面図、図2(b)は門扉の縮小状態にお
ける戸先側からの側面図である。
【0015】図に示す伸縮門扉1は、左右竪框2a,2
aの間に、上下横框2b,2bと、多数の横桟を取付け
た7枚の扉体2(左右両端部の扉体は、中央側の扉体の
約半分の幅寸法を有する)と、各扉体2のそれぞれ上下
位置に配設された14本のリンク材3(左右両端部のリ
ンク材は、同様に中央側のリンク材の約半分の長さ寸法
を有する)を備え、この実施例では後述するように、各
扉体2の左右竪框2a,2aの内部にそれぞれ取付けら
れた中空縦軸4によって、扉体2とリンク材3とがパン
タグラフ状に連結されると共に、左右両端の扉体2およ
びリンク材3がハンドル5aを備えた戸先部材5および
吊元部材6にそれぞれ回動自在に連結された構造を有し
ている。
aの間に、上下横框2b,2bと、多数の横桟を取付け
た7枚の扉体2(左右両端部の扉体は、中央側の扉体の
約半分の幅寸法を有する)と、各扉体2のそれぞれ上下
位置に配設された14本のリンク材3(左右両端部のリ
ンク材は、同様に中央側のリンク材の約半分の長さ寸法
を有する)を備え、この実施例では後述するように、各
扉体2の左右竪框2a,2aの内部にそれぞれ取付けら
れた中空縦軸4によって、扉体2とリンク材3とがパン
タグラフ状に連結されると共に、左右両端の扉体2およ
びリンク材3がハンドル5aを備えた戸先部材5および
吊元部材6にそれぞれ回動自在に連結された構造を有し
ている。
【0016】そして、吊元部材6が蝶番7aによって吊
元側支柱7に連結されると共に、合計5個のキャスター
8が戸先部材5の下端部と、下側の4本のリンク材3に
取付けられており、図3(a)および(b)の平面図に
示すように、伸長あるいは縮小することによって、戸当
り側支柱9との間の開口部(出入口)を閉鎖、あるいは
開放することができるようになっている。なお、伸縮門
扉1は、前述したように蝶番7aによって吊元側支柱7
に連結されているので、図3(b)に仮想線で示すよう
に、縮小した状態で、180°回動することによってさ
らに広い開口幅を得ることができるようになっている。
元側支柱7に連結されると共に、合計5個のキャスター
8が戸先部材5の下端部と、下側の4本のリンク材3に
取付けられており、図3(a)および(b)の平面図に
示すように、伸長あるいは縮小することによって、戸当
り側支柱9との間の開口部(出入口)を閉鎖、あるいは
開放することができるようになっている。なお、伸縮門
扉1は、前述したように蝶番7aによって吊元側支柱7
に連結されているので、図3(b)に仮想線で示すよう
に、縮小した状態で、180°回動することによってさ
らに広い開口幅を得ることができるようになっている。
【0017】図4(a)ないし(e)は、各扉体2とリ
ンク材3との連結構造を示すものであって、図4(a)
は扉体2の竪框2aにおける縦断面図である。
ンク材3との連結構造を示すものであって、図4(a)
は扉体2の竪框2aにおける縦断面図である。
【0018】すなわち、扉体2の竪框2aは、図4
(b)に示すように、略D字形断面を備えたアルミニウ
ム合金の中空押出し形材からなり、図中上側の平面部中
央から中空部内に突出する係合突起2cを備えている。
(b)に示すように、略D字形断面を備えたアルミニウ
ム合金の中空押出し形材からなり、図中上側の平面部中
央から中空部内に突出する係合突起2cを備えている。
【0019】一方、中空縦軸4は、図4(c)に示すよ
うに、ほぼ円形断面を有する中空状をなし、図中上側
に、外周側に開口するタッピングホール4aを備え、こ
のタッピングホール4aは、後述するように、中空縦軸
4からのリンク材3の脱落を防止する抜け止め座金13
を中空縦軸4の両端部に固定するタッピンねじ14を捩
込むようになっていると共に、竪框2aに設けた係合突
起2cを受入れて、中空縦軸4を竪框2aの軸芯位置に
固定するための係合溝としても機能するようにしてあ
る。
うに、ほぼ円形断面を有する中空状をなし、図中上側
に、外周側に開口するタッピングホール4aを備え、こ
のタッピングホール4aは、後述するように、中空縦軸
4からのリンク材3の脱落を防止する抜け止め座金13
を中空縦軸4の両端部に固定するタッピンねじ14を捩
込むようになっていると共に、竪框2aに設けた係合突
起2cを受入れて、中空縦軸4を竪框2aの軸芯位置に
固定するための係合溝としても機能するようにしてあ
る。
【0020】中空縦軸4は、図4(a)に示すように、
竪框2aの中空部内に挿入され、両端部が竪框2aを貫
通して竪框2aの上下端部から突出した状態に固定され
ている。このとき、前述のように、竪框2aの係合突起
2cを中空縦軸4のタッピングホール4aに嵌合させる
ことによって中空縦軸4が竪框2aの中空部内に固定し
てあるので(図4(e)参照)、竪框2aの軸芯位置へ
の固定が容易に行われると共に、竪框2aが中空縦軸4
によって補強され、扉体2の強度が向上することにな
る。
竪框2aの中空部内に挿入され、両端部が竪框2aを貫
通して竪框2aの上下端部から突出した状態に固定され
ている。このとき、前述のように、竪框2aの係合突起
2cを中空縦軸4のタッピングホール4aに嵌合させる
ことによって中空縦軸4が竪框2aの中空部内に固定し
てあるので(図4(e)参照)、竪框2aの軸芯位置へ
の固定が容易に行われると共に、竪框2aが中空縦軸4
によって補強され、扉体2の強度が向上することにな
る。
【0021】竪框2aの上下端部には、竪框2aと中空
縦軸4との間に形成される隙間に樹脂製の鍔付スリーブ
10,10が装着されると共に、中空縦軸4の竪框2a
からの突出部分には、図4(d)にも示すように、同じ
く樹脂製の段付スリーブ11,11を介してリンク材
3,3の端部継手3a,3aが回転自在に取付けられて
いる。そして、この端部継手3a,3aと中空縦軸4と
の隙間にスリーブ12,12を挿入したのち、抜け止め
座金(抜け止め部材)13,13を中空縦軸4の上下端
部に被せ、タッピンねじ14,14を中空縦軸4のタッ
ピングホール4aに捩込んで固定することによって、リ
ンク材3,3の端部継手3a,3aが中空縦軸4から抜
けないようにしてある。
縦軸4との間に形成される隙間に樹脂製の鍔付スリーブ
10,10が装着されると共に、中空縦軸4の竪框2a
からの突出部分には、図4(d)にも示すように、同じ
く樹脂製の段付スリーブ11,11を介してリンク材
3,3の端部継手3a,3aが回転自在に取付けられて
いる。そして、この端部継手3a,3aと中空縦軸4と
の隙間にスリーブ12,12を挿入したのち、抜け止め
座金(抜け止め部材)13,13を中空縦軸4の上下端
部に被せ、タッピンねじ14,14を中空縦軸4のタッ
ピングホール4aに捩込んで固定することによって、リ
ンク材3,3の端部継手3a,3aが中空縦軸4から抜
けないようにしてある。
【0022】また、この実施例に係わる伸縮門扉1にお
いては、都合7枚の扉体2のうち、戸先側から2番目の
扉体の吊元側竪框と、戸先側から3番目の扉体の戸先側
竪框に落し棒15が設けてあり、この落し棒15を上下
動させることによって、伸縮門扉1の施錠および解錠操
作を行うようになっている。
いては、都合7枚の扉体2のうち、戸先側から2番目の
扉体の吊元側竪框と、戸先側から3番目の扉体の戸先側
竪框に落し棒15が設けてあり、この落し棒15を上下
動させることによって、伸縮門扉1の施錠および解錠操
作を行うようになっている。
【0023】すなわち、図1(a)および(b)は、戸
先側から2番目の扉体2の吊元側竪框2aを示す正面図
および側面図であって、落し棒15は、図1(c)の断
面図に示すように、竪框2a内に取付けられた中空縦軸
4の中空部内に上下動自在に収納されており、中空縦軸
4の下端部に固定された抜け止め座金13に設けた挿通
孔から突出するようにしてある。
先側から2番目の扉体2の吊元側竪框2aを示す正面図
および側面図であって、落し棒15は、図1(c)の断
面図に示すように、竪框2a内に取付けられた中空縦軸
4の中空部内に上下動自在に収納されており、中空縦軸
4の下端部に固定された抜け止め座金13に設けた挿通
孔から突出するようにしてある。
【0024】この落し棒15には、めねじが設けてあっ
て、このめねじに、竪框2aおよび中空縦軸4に形成し
た長孔Sを通して、つまみ16の軸部16aに形成した
おねじが捩込まれており、このつまみ16を上下動する
ことによって、竪框2aの外側からの施錠および解錠操
作ができるようにしてある。なお、このめねじは、落し
棒15を貫通した状態に形成されており、つまみ16を
いっぱいに捩込むことによって落し棒15を任意の位
置、例えば上昇位置(解錠状態)および降下位置(施錠
状態)に固定することができるようになっている。
て、このめねじに、竪框2aおよび中空縦軸4に形成し
た長孔Sを通して、つまみ16の軸部16aに形成した
おねじが捩込まれており、このつまみ16を上下動する
ことによって、竪框2aの外側からの施錠および解錠操
作ができるようにしてある。なお、このめねじは、落し
棒15を貫通した状態に形成されており、つまみ16を
いっぱいに捩込むことによって落し棒15を任意の位
置、例えば上昇位置(解錠状態)および降下位置(施錠
状態)に固定することができるようになっている。
【0025】このように、本発明に係わる伸縮門扉1に
おいては、落し棒15が扉体2とリンク材3とを連結す
る中空縦軸4の中空部内に収納されているので、落し棒
のガイド部材を扉体2に取付ける必要がなく、門扉の軽
量化および外観意匠性の向上が可能になる。
おいては、落し棒15が扉体2とリンク材3とを連結す
る中空縦軸4の中空部内に収納されているので、落し棒
のガイド部材を扉体2に取付ける必要がなく、門扉の軽
量化および外観意匠性の向上が可能になる。
【0026】なお、上記した実施例においては、中空縦
軸4と竪框2aとをそれぞれ別の部材から構成し、中空
縦軸4の側にタッピングホール4aを設けて、竪框2a
に形成した係合突起2cを受け入れる係合溝とした例を
示したが、中空縦軸4と竪框2aとを一体の部材から形
成することも可能である。
軸4と竪框2aとをそれぞれ別の部材から構成し、中空
縦軸4の側にタッピングホール4aを設けて、竪框2a
に形成した係合突起2cを受け入れる係合溝とした例を
示したが、中空縦軸4と竪框2aとを一体の部材から形
成することも可能である。
【0027】また、上記とは逆に、中空縦軸4の側にに
係合突起を設けて、竪框2aの側に設けた係合溝に嵌合
させるようにすることもできる。ただし、この場合に
は、中空縦軸4の上下端部に抜け止め座金13を固定す
るための手段を別途講じる必要があると共に、中空縦軸
4を円形断面とした場合には、上下端部におけるリンク
材3との連結部分の係合突起を切除することが必要とな
る。
係合突起を設けて、竪框2aの側に設けた係合溝に嵌合
させるようにすることもできる。ただし、この場合に
は、中空縦軸4の上下端部に抜け止め座金13を固定す
るための手段を別途講じる必要があると共に、中空縦軸
4を円形断面とした場合には、上下端部におけるリンク
材3との連結部分の係合突起を切除することが必要とな
る。
【0028】さらに、上記の実施例においては、扉体2
とリンク材3とをすべて中空縦軸4によって連結した例
を示したが、必ずしもすべての縦軸を中空状として竪框
2を貫通させる必要はなく、落し棒を取付ける竪框2a
のみに中空縦軸4を設けるようにしてもよい。
とリンク材3とをすべて中空縦軸4によって連結した例
を示したが、必ずしもすべての縦軸を中空状として竪框
2を貫通させる必要はなく、落し棒を取付ける竪框2a
のみに中空縦軸4を設けるようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる伸縮門扉は、上記した構成、すなわち、少なく
とも落し棒を取付ける扉体のリンク材との連結軸を中空
状にすると共に、この中空部内に落し棒を上下動自在に
収納することにより、連結軸を落し棒のガイド部材とし
て兼用するようにしているので、ガイド部材を扉体の竪
框の外面などに取付ける必要がなくなり、門扉の軽量化
が可能になると共に、ガイド部材としての中空縦軸が竪
框外部に露出せず、外観意匠性を向上させることがで
き、さらに落し棒が中空縦軸の下端までガイドされて、
地面までの突出し長さが短くなることから、伸縮門扉の
施錠状態をより安定させることができるという極めて優
れた効果をもたらすものである。
に係わる伸縮門扉は、上記した構成、すなわち、少なく
とも落し棒を取付ける扉体のリンク材との連結軸を中空
状にすると共に、この中空部内に落し棒を上下動自在に
収納することにより、連結軸を落し棒のガイド部材とし
て兼用するようにしているので、ガイド部材を扉体の竪
框の外面などに取付ける必要がなくなり、門扉の軽量化
が可能になると共に、ガイド部材としての中空縦軸が竪
框外部に露出せず、外観意匠性を向上させることがで
き、さらに落し棒が中空縦軸の下端までガイドされて、
地面までの突出し長さが短くなることから、伸縮門扉の
施錠状態をより安定させることができるという極めて優
れた効果をもたらすものである。
【0030】本発明に係わる伸縮門扉の実施態様として
請求項2に係わる伸縮門扉においては、係合突起の係合
溝への嵌合によって、中空縦軸が竪框内に固定されるよ
うになっているので、中空縦軸を竪框の軸芯位置に容易
に位置決めすることができると共に、中空縦軸および竪
框を互いに補強することができ、請求項3に係わる伸縮
門扉においては、中空縦軸の外周面に係合溝を設けると
共に、扉体竪框の内面に係合突起を設けるようにしたも
のであるから、中空縦軸の断面を円形にした場合にも、
中空縦軸両端部のリンク材との連結部において係合突起
を切除する必要がなく、組立工数が削減できると共に、
扉体に対するリンク材の回動をより安定にすることがで
き、さらに請求項4に係わる伸縮門扉においては、中空
縦軸に設けた抜け止め部材固定用のタッピングホール
が、竪框の係合突起を受入れる係合溝を兼ねているの
で、中空縦軸の断面形状を単純にすることができ、落し
棒を操作するための孔開け加工などを容易に行うことが
できるようになるというさらに優れた効果がもたらされ
る。
請求項2に係わる伸縮門扉においては、係合突起の係合
溝への嵌合によって、中空縦軸が竪框内に固定されるよ
うになっているので、中空縦軸を竪框の軸芯位置に容易
に位置決めすることができると共に、中空縦軸および竪
框を互いに補強することができ、請求項3に係わる伸縮
門扉においては、中空縦軸の外周面に係合溝を設けると
共に、扉体竪框の内面に係合突起を設けるようにしたも
のであるから、中空縦軸の断面を円形にした場合にも、
中空縦軸両端部のリンク材との連結部において係合突起
を切除する必要がなく、組立工数が削減できると共に、
扉体に対するリンク材の回動をより安定にすることがで
き、さらに請求項4に係わる伸縮門扉においては、中空
縦軸に設けた抜け止め部材固定用のタッピングホール
が、竪框の係合突起を受入れる係合溝を兼ねているの
で、中空縦軸の断面形状を単純にすることができ、落し
棒を操作するための孔開け加工などを容易に行うことが
できるようになるというさらに優れた効果がもたらされ
る。
【図1】(a) 本発明の一実施例に係わる伸縮門扉に
おいて、竪框内に落し棒を収納した扉体を示す正面図で
ある。 (b) 図1(a)に示した扉体の側面図である。 (c) 図1(b)のC−C線についての拡大水平断面
図である。
おいて、竪框内に落し棒を収納した扉体を示す正面図で
ある。 (b) 図1(a)に示した扉体の側面図である。 (c) 図1(b)のC−C線についての拡大水平断面
図である。
【図2】(a) 本発明の一実施例に係わる伸縮門扉の
全体構造を示す正面図である。 (b) 図2(a)に示した伸縮門扉の縮小状態におけ
る戸先側からの側面図である。
全体構造を示す正面図である。 (b) 図2(a)に示した伸縮門扉の縮小状態におけ
る戸先側からの側面図である。
【図3】(a) 図2(a)に示した伸縮門扉の伸長状
態を示す平面図である。 (b) 図2(a)に示した伸縮門扉の縮小状態を示す
平面図である。
態を示す平面図である。 (b) 図2(a)に示した伸縮門扉の縮小状態を示す
平面図である。
【図4】(a) 扉体の竪框における扉体とリンク材と
の連結構造を示す縦断面図である。 (b) 扉体の竪框を構成する形材形状を示す断面図で
ある。 (c) 中空縦軸の形状を示す断面図である。 (d) 図4(a)のD−D線についての水平断面図で
ある。 (c) 図4(a)のE−E線についての水平断面図で
ある。
の連結構造を示す縦断面図である。 (b) 扉体の竪框を構成する形材形状を示す断面図で
ある。 (c) 中空縦軸の形状を示す断面図である。 (d) 図4(a)のD−D線についての水平断面図で
ある。 (c) 図4(a)のE−E線についての水平断面図で
ある。
1 伸縮門扉 2 扉体 2a 竪框 2c 係合突起 3 リンク材 4 中空縦軸 4a タッピングホール(係合溝) 13 抜け止め座金(抜け止め部材) 15 落し棒
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】(a) 扉体の竪框における扉体とリンク材と
の連結構造を示す縦断面図である。 (b) 扉体の竪框を構成する形材形状を示す断面図で
ある。 (c) 中空縦軸の形状を示す断面図である。 (d) 図4(a)のD−D線についての水平断面図で
ある。 (e) 図4(a)のE−E線についての水平断面図で
ある。
の連結構造を示す縦断面図である。 (b) 扉体の竪框を構成する形材形状を示す断面図で
ある。 (c) 中空縦軸の形状を示す断面図である。 (d) 図4(a)のD−D線についての水平断面図で
ある。 (e) 図4(a)のE−E線についての水平断面図で
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の扉体と、各扉体の上下に位置する
リンク材を備え、扉体の左右竪框に設けた縦軸により扉
体とリンク材とがパンタグラフ状に連結してあると共
に、複数の扉体のうちの少なくともひとつの竪框の縦軸
が中空状をなし、このうち任意の中空縦軸の中空部内に
落し棒が上下動自在に収納してあることを特徴とする伸
縮門扉。 - 【請求項2】 扉体の竪框および中空縦軸の一方に設け
た係合溝に、他方に設けた係合突起が嵌合し、竪框内に
中空縦軸が固定されていることを特徴とする請求項1記
載の伸縮門扉。 - 【請求項3】 係合溝が中空縦軸の外周面に設けてあ
り、係合突起が扉体の竪框内面に設けてあることを特徴
とする請求項2記載の伸縮門扉。 - 【請求項4】 中空縦軸が竪框からの脱落を阻止する抜
け止め部材を中空縦軸の端部に固定するためのタッピン
グホールを備えると共に、このタッピングホールが中空
縦軸の外周面に開口して竪框の係合突起を受入れる係合
溝を兼ねていることを特徴とする請求項3記載の伸縮門
扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2461797A JPH10220089A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 伸縮門扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2461797A JPH10220089A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 伸縮門扉 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10220089A true JPH10220089A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12143117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2461797A Pending JPH10220089A (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 伸縮門扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10220089A (ja) |
-
1997
- 1997-02-07 JP JP2461797A patent/JPH10220089A/ja active Pending
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