JPH10219320A - ステーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造 - Google Patents
ステーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造Info
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- JPH10219320A JPH10219320A JP4284797A JP4284797A JPH10219320A JP H10219320 A JPH10219320 A JP H10219320A JP 4284797 A JP4284797 A JP 4284797A JP 4284797 A JP4284797 A JP 4284797A JP H10219320 A JPH10219320 A JP H10219320A
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Landscapes
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- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスシールボックスが不要となるステーブク
ーラーの鉄皮への取り付け構造を提供する。 【解決手段】 (1)ステーブクーラー冷却水管保護管
の鉄皮への取り付け構造において、シール部材を、ラッ
パ状の筒状体とし、該シール部材の一端を保護管に、他
端を鉄皮に溶接したことを特徴とするステーブクーラー
冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造。(2)上記筒
状体の筒面を、その縦断面が折れ線状の曲面となす構
造。(3)上記筒状体の材質を熱間圧延軟鋼板とする構
造
ーラーの鉄皮への取り付け構造を提供する。 【解決手段】 (1)ステーブクーラー冷却水管保護管
の鉄皮への取り付け構造において、シール部材を、ラッ
パ状の筒状体とし、該シール部材の一端を保護管に、他
端を鉄皮に溶接したことを特徴とするステーブクーラー
冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造。(2)上記筒
状体の筒面を、その縦断面が折れ線状の曲面となす構
造。(3)上記筒状体の材質を熱間圧延軟鋼板とする構
造
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高炉炉壁等の冷却に
利用されるステーブクーラーにおける冷却水管保護管の
鉄皮との取り付け構造に関する。
利用されるステーブクーラーにおける冷却水管保護管の
鉄皮との取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、高炉の炉壁を冷却するために、
図5に示すように鉄皮2の内側にステーブクーラー1を
配し、そのステーブクーラー1に鋳ぐるんだ冷却水管5
に冷却水を流し、炉内の高熱が鉄皮に伝わることを防止
している。このステーブクーラー冷却水管部の鉄皮への
取り付け構造に関しては、従来よりいろいろな技術が紹
介されている。例えば、
図5に示すように鉄皮2の内側にステーブクーラー1を
配し、そのステーブクーラー1に鋳ぐるんだ冷却水管5
に冷却水を流し、炉内の高熱が鉄皮に伝わることを防止
している。このステーブクーラー冷却水管部の鉄皮への
取り付け構造に関しては、従来よりいろいろな技術が紹
介されている。例えば、
【0003】(1)「高炉の冷却装置(実開昭55ー1
3960)」では、保護管を板状材のみで高炉鉄皮に取
付ける構造 (2)「ステーブクーラーの取り付け構造(実開平1ー
161244)」では、保護管と保護管の周囲を取り囲
む不定形耐火物との間に可縮性材料層又は空間部とを備
えていることを特徴とするステーブクーラーの取り付け
構造
3960)」では、保護管を板状材のみで高炉鉄皮に取
付ける構造 (2)「ステーブクーラーの取り付け構造(実開平1ー
161244)」では、保護管と保護管の周囲を取り囲
む不定形耐火物との間に可縮性材料層又は空間部とを備
えていることを特徴とするステーブクーラーの取り付け
構造
【0004】(3)「高炉ステーブ冷却管(実開平2ー
51241)」では、冷却水管と保護管の間に可縮性を
有する材料を装填する構造 (4)「高炉炉体冷却用水冷金物の取り付け構造(実開
平5ー5839)」では、保護管のうち上方又は下方の
2本を炉体鉄皮と完全固定とし、他方の2本を伸縮管に
よる自由支持構造とする取り付け構造等が知られてい
る。
51241)」では、冷却水管と保護管の間に可縮性を
有する材料を装填する構造 (4)「高炉炉体冷却用水冷金物の取り付け構造(実開
平5ー5839)」では、保護管のうち上方又は下方の
2本を炉体鉄皮と完全固定とし、他方の2本を伸縮管に
よる自由支持構造とする取り付け構造等が知られてい
る。
【0005】従来例においては、図3に示すようなコー
ミングと称されるガスシールボックス7の構造あるい
は、図4に示すようなダブリングプレート8の構造を設
け、冷却水配管の保護管6との間は、シールプレート1
0を溶接することでガスシールを行ってきた。このシー
ルプレート10は一般構造用圧延鋼材を使用し、同芯円
状の平板であり、ステーブクーラーが炉内の高温によっ
て熱膨張する際には、保護管との溶接部に高い局部応力
が発生する。
ミングと称されるガスシールボックス7の構造あるい
は、図4に示すようなダブリングプレート8の構造を設
け、冷却水配管の保護管6との間は、シールプレート1
0を溶接することでガスシールを行ってきた。このシー
ルプレート10は一般構造用圧延鋼材を使用し、同芯円
状の平板であり、ステーブクーラーが炉内の高温によっ
て熱膨張する際には、保護管との溶接部に高い局部応力
が発生する。
【0006】この局部応力は保護管付け根部からシール
プレート溶接部までの距離の短いダブリングプレート構
造の方が高くなる。このため、高炉内壁の温度が高い高
熱負荷部では、局部応力の軽減のためガスシールボック
ス構造が不可避であった。
プレート溶接部までの距離の短いダブリングプレート構
造の方が高くなる。このため、高炉内壁の温度が高い高
熱負荷部では、局部応力の軽減のためガスシールボック
ス構造が不可避であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のガス
シールボックス構造では、 (1)ガスシールボックスの形状が複雑で且つ大きく、
製作に要する期間と費用が多大となる。 (2)溶接箇所が多く、施工や検査の費用が多大とな
る。 (3)上下、あるいは左右に隣接するガスシールボック
スの間隔が狭く、溶接作業が困難となる。
シールボックス構造では、 (1)ガスシールボックスの形状が複雑で且つ大きく、
製作に要する期間と費用が多大となる。 (2)溶接箇所が多く、施工や検査の費用が多大とな
る。 (3)上下、あるいは左右に隣接するガスシールボック
スの間隔が狭く、溶接作業が困難となる。
【0008】(4)ステーブクーラー単体において冷却
水管の給水部および排水部を極力、ステーブクーラーの
端に寄せ、コーナー部の冷却効果を高めようとする際、
隣接するステーブクーラーのガスシールボックスの外形
寸法が制約となる場合がある。 (5)鉄皮から突き出す冷却水管の長さが長くなり、点
検歩廊が鉄皮から遠くなるといった難点があった。
水管の給水部および排水部を極力、ステーブクーラーの
端に寄せ、コーナー部の冷却効果を高めようとする際、
隣接するステーブクーラーのガスシールボックスの外形
寸法が制約となる場合がある。 (5)鉄皮から突き出す冷却水管の長さが長くなり、点
検歩廊が鉄皮から遠くなるといった難点があった。
【0009】本発明は、上述の観点からステーブクーラ
ー冷却水管部の鉄皮への取り付け構造において、ガスシ
ールボックス構造なしでも、ステーブクーラーの熱膨張
変位を吸収できるようにするもので、当該部の構造を単
純化し、信頼性を向上させるとともに、製作、検査にお
ける多大な費用を削減できる方法を提供するものであ
る。
ー冷却水管部の鉄皮への取り付け構造において、ガスシ
ールボックス構造なしでも、ステーブクーラーの熱膨張
変位を吸収できるようにするもので、当該部の構造を単
純化し、信頼性を向上させるとともに、製作、検査にお
ける多大な費用を削減できる方法を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】このステーブクーラー冷
却水管部の鉄皮への取り付け構造においては、シール部
材をその一端が保護管に嵌合し得る径(A)、他端が該
径より大なる径(B)で筒状体に形成し、且つ、該筒状
体の筒面をラッパ状の曲面になして構成し、該シール部
材の一端を保護管に、他端を鉄皮に溶接したことを特徴
とする。即ち、このシール部材は、鉄皮と全周で接する
と同時に保護管の外面とも全周で接することができ、筒
状体の筒面をラッパ状の曲面、又は、筒面をその縦断面
が折れ線状の曲面となした立体形状である。
却水管部の鉄皮への取り付け構造においては、シール部
材をその一端が保護管に嵌合し得る径(A)、他端が該
径より大なる径(B)で筒状体に形成し、且つ、該筒状
体の筒面をラッパ状の曲面になして構成し、該シール部
材の一端を保護管に、他端を鉄皮に溶接したことを特徴
とする。即ち、このシール部材は、鉄皮と全周で接する
と同時に保護管の外面とも全周で接することができ、筒
状体の筒面をラッパ状の曲面、又は、筒面をその縦断面
が折れ線状の曲面となした立体形状である。
【0011】このラッパ状のシール部材はステーブクー
ラーの熱膨張による保護管の変位に容易に追従し、保護
管との溶接部に発生する局部応力をおさえる事ができ
る。従って、従来のようなガスシールボックス構造を取
る必要がない。また、筒状体の材質を熱間圧延軟鋼板と
することで、部材の伸びが一般構造用圧延鋼材に比べ極
めて大きいため、さらに保護管の変位に容易に追従し得
る。
ラーの熱膨張による保護管の変位に容易に追従し、保護
管との溶接部に発生する局部応力をおさえる事ができ
る。従って、従来のようなガスシールボックス構造を取
る必要がない。また、筒状体の材質を熱間圧延軟鋼板と
することで、部材の伸びが一般構造用圧延鋼材に比べ極
めて大きいため、さらに保護管の変位に容易に追従し得
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を図面に示す例に
基づき説明する。図1は、本発明に従ったステーブクー
ラー冷却水管部の鉄皮2への取り付け構造例を示す。本
実施例においては、保護管6と鉄皮2を接合するシール
部材9を、その一端が保護管6に嵌合し得る径(A)、
他端が該径より大なる径(B)で筒状体に形成し、且
つ、該筒状体の筒面をラッパ状の曲面になして構成し、
該シール部材9の一端を保護管6に、他端を鉄皮2に溶
接する。
基づき説明する。図1は、本発明に従ったステーブクー
ラー冷却水管部の鉄皮2への取り付け構造例を示す。本
実施例においては、保護管6と鉄皮2を接合するシール
部材9を、その一端が保護管6に嵌合し得る径(A)、
他端が該径より大なる径(B)で筒状体に形成し、且
つ、該筒状体の筒面をラッパ状の曲面になして構成し、
該シール部材9の一端を保護管6に、他端を鉄皮2に溶
接する。
【0013】即ち、このシール部材9は、鉄皮2と全周
で接すると同時に保護管6の外面とも全周で接すること
ができ、筒状体の筒面をラッパ状の曲面となした立体形
状である。筒状体の筒面をラッパ状の曲面による連続的
な接合面とすることで、ステーブクーラー1の熱膨張に
よる保護管6の変位に容易に追従し、保護管6との溶接
部に発生する局部応力をおさえている。
で接すると同時に保護管6の外面とも全周で接すること
ができ、筒状体の筒面をラッパ状の曲面となした立体形
状である。筒状体の筒面をラッパ状の曲面による連続的
な接合面とすることで、ステーブクーラー1の熱膨張に
よる保護管6の変位に容易に追従し、保護管6との溶接
部に発生する局部応力をおさえている。
【0014】ある測定結果によれば、ステーブクーラー
の据付時から稼働時の間の熱膨張量は、最大でも上下方
向に片側約2mm程度であり、稼働後の送風と休風の繰
り返し回数は、1炉代約15年間として、高々400回
程度である。又、その変化もきわめて長時間の間に生じ
るものであり、伸縮管を用いるまでもなく、本構造にて
十分な強度を維持できる。
の据付時から稼働時の間の熱膨張量は、最大でも上下方
向に片側約2mm程度であり、稼働後の送風と休風の繰
り返し回数は、1炉代約15年間として、高々400回
程度である。又、その変化もきわめて長時間の間に生じ
るものであり、伸縮管を用いるまでもなく、本構造にて
十分な強度を維持できる。
【0015】図2の別実施例においては筒状シール部材
9の筒面をその縦断面が折れ線状の曲面となした立体形
状としたものである。シール部材をラッパ状の筒状体に
加工する方法は、プレスによるのが、大量生産に適して
いる。筒面をその縦断面が折れ線状の曲面となすこと
で、プレス加工がより容易となる。
9の筒面をその縦断面が折れ線状の曲面となした立体形
状としたものである。シール部材をラッパ状の筒状体に
加工する方法は、プレスによるのが、大量生産に適して
いる。筒面をその縦断面が折れ線状の曲面となすこと
で、プレス加工がより容易となる。
【0016】また、シール部材の材質に熱間圧延軟鋼板
を用いると、その高い延展性によりさらに容易な変位の
追従が可能となる。ちなみに、該熱間圧延軟鋼板の伸び
は、5号試験片で39%以上であり、一般構造用圧延鋼
材の21%以上と比して約2倍も変形能に富む。他に自
動車構造用熱間圧鋼板を使用しても同様な効果が得られ
る。また、本実施例では、一本の保護管に一つの鉄皮開
孔を設けることで、ダブリングプレート8さえも無くし
た構造としている。
を用いると、その高い延展性によりさらに容易な変位の
追従が可能となる。ちなみに、該熱間圧延軟鋼板の伸び
は、5号試験片で39%以上であり、一般構造用圧延鋼
材の21%以上と比して約2倍も変形能に富む。他に自
動車構造用熱間圧鋼板を使用しても同様な効果が得られ
る。また、本実施例では、一本の保護管に一つの鉄皮開
孔を設けることで、ダブリングプレート8さえも無くし
た構造としている。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、ステーブクーラー冷却水管部の鉄皮への取り付け構
造として、シール部材をラッパ状の筒状体とすることに
より鉄皮面とこれに直交する保護管を連続的に接合する
ことで、ステーブクーラーの熱膨張による保護管の変位
に容易に追従し、保護管との溶接部に発生する局部応力
をおさえる事ができる。従って、従来のようなガスシー
ルボックス構造やダブリングプレート構造を取る必要が
なく、以下の優れた効果が得られる。
は、ステーブクーラー冷却水管部の鉄皮への取り付け構
造として、シール部材をラッパ状の筒状体とすることに
より鉄皮面とこれに直交する保護管を連続的に接合する
ことで、ステーブクーラーの熱膨張による保護管の変位
に容易に追従し、保護管との溶接部に発生する局部応力
をおさえる事ができる。従って、従来のようなガスシー
ルボックス構造やダブリングプレート構造を取る必要が
なく、以下の優れた効果が得られる。
【0018】(1)ガスシールボックスやダブリングプ
レートが不要となるので、それらの製作に要する期間と
費用が削減できる。 (2)部品数が減り、溶接箇所が少なくなるので、設備
の信頼性が向上し、更に工事現場での施工や検査に要す
る期間と費用が削減できる。 (3)ガスシールボックスが不要となるので、上下、あ
るいは左右に隣接するシール部材の間隔が狭くても、溶
接作業に支障をきたさない。
レートが不要となるので、それらの製作に要する期間と
費用が削減できる。 (2)部品数が減り、溶接箇所が少なくなるので、設備
の信頼性が向上し、更に工事現場での施工や検査に要す
る期間と費用が削減できる。 (3)ガスシールボックスが不要となるので、上下、あ
るいは左右に隣接するシール部材の間隔が狭くても、溶
接作業に支障をきたさない。
【0019】(4)ステーブクーラー単体において冷却
水管の給水部および排水部を極力、ステーブクーラーの
端に寄せ、コーナー部の冷却効果を高めようとする際、
隣接するステーブクーラーのガスシールボックスの外形
寸法が制約となるようなことがなくなる。従って、ステ
ーブクーラーのコーナー部の寿命を延ばすことができ、
炉命延長を図ることができる。 (5)鉄皮から突き出す冷却水管の長さが短くなり、点
検歩廊を鉄皮に近付けることができ、点検作業がより容
易となる。
水管の給水部および排水部を極力、ステーブクーラーの
端に寄せ、コーナー部の冷却効果を高めようとする際、
隣接するステーブクーラーのガスシールボックスの外形
寸法が制約となるようなことがなくなる。従って、ステ
ーブクーラーのコーナー部の寿命を延ばすことができ、
炉命延長を図ることができる。 (5)鉄皮から突き出す冷却水管の長さが短くなり、点
検歩廊を鉄皮に近付けることができ、点検作業がより容
易となる。
【0020】(6)ステーブクーラー本体から突き出す
冷却水管の長さが短くなり、輸送時の梱包外形寸法を小
さくできる。又、据付工事の際に取り扱いが容易にな
る。 (7)保護管の変位を伸縮管で吸収する方法よりも、は
るかに単純な構造で、経済的である。 (8)一本の保護管に一つの鉄皮開孔を設けることで鉄
皮の開孔面積を従来よりも少なくでき、保護管の集約状
態に関わらずすべて円形の開孔形状とできるので、鉄皮
の開孔部周辺での応力集中係数が結果として小さくな
り、鉄皮の強度上、有利となる。又、開孔作業も容易と
なる。
冷却水管の長さが短くなり、輸送時の梱包外形寸法を小
さくできる。又、据付工事の際に取り扱いが容易にな
る。 (7)保護管の変位を伸縮管で吸収する方法よりも、は
るかに単純な構造で、経済的である。 (8)一本の保護管に一つの鉄皮開孔を設けることで鉄
皮の開孔面積を従来よりも少なくでき、保護管の集約状
態に関わらずすべて円形の開孔形状とできるので、鉄皮
の開孔部周辺での応力集中係数が結果として小さくな
り、鉄皮の強度上、有利となる。又、開孔作業も容易と
なる。
【0021】(9)シール部材の筒状体の筒面をその縦
断面が折れ線状の曲面とすることで該筒状体のプレス加
工費を低減することができる。 (10)シール部材の材質に熱間圧延軟鋼板を用いること
により、ステーブクーラーの熱膨張による保護管の変位
にさらに容易に追従できる。
断面が折れ線状の曲面とすることで該筒状体のプレス加
工費を低減することができる。 (10)シール部材の材質に熱間圧延軟鋼板を用いること
により、ステーブクーラーの熱膨張による保護管の変位
にさらに容易に追従できる。
【図1】本発明請求項1の実施例におけるステーブクー
ラーの取り付け構造例を示す部分拡大縦断面図
ラーの取り付け構造例を示す部分拡大縦断面図
【図2】本発明請求項2の実施例におけるステーブクー
ラーの取り付け構造例を示す部分拡大縦断面図
ラーの取り付け構造例を示す部分拡大縦断面図
【図3】従来の構造例を示す部分拡大縦断面図
【図4】従来の構造例を示す部分拡大縦断面図
【図5】従来の構造例を示す部分拡大縦断面図
1:ステーブクーラー本体 2:鉄皮 3:不定形耐火物 4:ボルト 5:冷却水管 6:保護管 7:ガスシールボックス 8:ダブリングプレート 9:シール部材 10:シールプレート
Claims (3)
- 【請求項1】 ステーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮
への取り付け構造において、一端が保護管に嵌合し得る
径(A)、他端が該径より大なる径(B)で筒状体を形
成し、且つ、該筒状体の筒面をラッパ状の曲面になして
シール部材を構成して該シール部材の一端を保護管に、
他端を鉄皮に溶接したことを特徴とするステーブクーラ
ー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造。 - 【請求項2】 上記筒状体の筒面を、その断面が折れ線
状の曲面となしたことを特徴とする請求項1項記載のス
テーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構
造。 - 【請求項3】 上記筒状体の材質を熱間圧延軟鋼板とし
たことを特徴とする請求項1項または請求項2項記載の
ステーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4284797A JPH10219320A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | ステーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4284797A JPH10219320A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | ステーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10219320A true JPH10219320A (ja) | 1998-08-18 |
Family
ID=12647405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4284797A Withdrawn JPH10219320A (ja) | 1997-02-13 | 1997-02-13 | ステーブクーラー冷却水管保護管の鉄皮への取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10219320A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20213759U1 (de) | 2002-08-20 | 2003-02-13 | Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh & Co, Linz | Kühlplatte für metallurgische Öfen |
CN114918633A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-08-19 | 宝武集团鄂城钢铁有限公司 | 修复铜管与铜冷却壁根部处漏水的方法 |
-
1997
- 1997-02-13 JP JP4284797A patent/JPH10219320A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20213759U1 (de) | 2002-08-20 | 2003-02-13 | Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh & Co, Linz | Kühlplatte für metallurgische Öfen |
EP1391521A1 (de) * | 2002-08-20 | 2004-02-25 | Voest-Alpine Industrieanlagenbau GmbH & Co. | Kühlplatte für metallurgische Öfen |
WO2004018713A1 (de) * | 2002-08-20 | 2004-03-04 | Voest-Alpine Industrieanlagenbau Gmbh & Co | Kühlplatte für metallurgische öfen |
US7537724B2 (en) | 2002-08-20 | 2009-05-26 | Siemens Vai Metals Technologies Gmbh & Co. | Cooling plate for metallurgic furnaces |
CN114918633A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-08-19 | 宝武集团鄂城钢铁有限公司 | 修复铜管与铜冷却壁根部处漏水的方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040511 |