JPH102145A - 折り畳み戸の下ランナの下レールへの走行構造 - Google Patents
折り畳み戸の下ランナの下レールへの走行構造Info
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- JPH102145A JPH102145A JP15439996A JP15439996A JPH102145A JP H102145 A JPH102145 A JP H102145A JP 15439996 A JP15439996 A JP 15439996A JP 15439996 A JP15439996 A JP 15439996A JP H102145 A JPH102145 A JP H102145A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 折り畳んだ状態でもスムーズに走行ができ
る。騒音の発生がない。 【解決手段】 パネル体1の一端部を折り畳み連結手段
により折り畳み自在に連結した折り畳み戸の各パネル体
1の他端部の上下にそれぞれ上レール2を走行する上ラ
ンナ3と、下レール4を走行する下ランナ5とを設け
る。下ランナ5をランナ主体の両側に走行輪31を設け
て構成する。上方が開口した溝型形状の下レール4の上
開口の両縁に内側に向けて鍔片を突設する。溝型形状の
下レール4の底面片の両側に上方側に行くほど幅が広く
なった断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部を形成
する。下ランナ5の両側の走行輪31をレール溝部に走
行自在に嵌め込む。
る。騒音の発生がない。 【解決手段】 パネル体1の一端部を折り畳み連結手段
により折り畳み自在に連結した折り畳み戸の各パネル体
1の他端部の上下にそれぞれ上レール2を走行する上ラ
ンナ3と、下レール4を走行する下ランナ5とを設け
る。下ランナ5をランナ主体の両側に走行輪31を設け
て構成する。上方が開口した溝型形状の下レール4の上
開口の両縁に内側に向けて鍔片を突設する。溝型形状の
下レール4の底面片の両側に上方側に行くほど幅が広く
なった断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部を形成
する。下ランナ5の両側の走行輪31をレール溝部に走
行自在に嵌め込む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み戸の下ラ
ンナの下レールへの走行構造に関するものである。
ンナの下レールへの走行構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パネル体1の一端部の上下面部からそれ
ぞれ上方及び下方に向かってそれぞれ上レールを走行す
る上ランナと下レール4を走行する下ランナ5とを設
け、該パネル体1の他端部をヒンジ手段により連結した
折り畳み戸が知られている。
ぞれ上方及び下方に向かってそれぞれ上レールを走行す
る上ランナと下レール4を走行する下ランナ5とを設
け、該パネル体1の他端部をヒンジ手段により連結した
折り畳み戸が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の折り畳み戸
にあって、折り畳んだ状態で走行させる場合、図12に
示すように折り畳んだ折り畳み戸は下レール4よりも前
方(図12においては下レール4よりも左側)に突出す
るため、図12のように下ランナ5が傾むきながら図1
2の矢印イ方向に移動し、下ランナ5の走行輪31の回
転軸の先端部(図12において符号38で示す)が下レ
ール4の一方の内側壁面39に衝突した状態で走行した
り、ランナ主体30が下レール4の上開口の縁に設けら
れた鍔片32に衝突した状態で走行したりしていた。こ
のため、下ランナ5の走行がしにくく、また、走行時に
摩れる音が発生して騒音となっていた。また、従来例に
あっては、下レール4内にごみが入った際に、下レール
4の底面片の全幅にわたって拡散してしまって、下ラン
ナ5の走行輪31の走行の支障となったり、掃除もしに
くいという問題があった。
にあって、折り畳んだ状態で走行させる場合、図12に
示すように折り畳んだ折り畳み戸は下レール4よりも前
方(図12においては下レール4よりも左側)に突出す
るため、図12のように下ランナ5が傾むきながら図1
2の矢印イ方向に移動し、下ランナ5の走行輪31の回
転軸の先端部(図12において符号38で示す)が下レ
ール4の一方の内側壁面39に衝突した状態で走行した
り、ランナ主体30が下レール4の上開口の縁に設けら
れた鍔片32に衝突した状態で走行したりしていた。こ
のため、下ランナ5の走行がしにくく、また、走行時に
摩れる音が発生して騒音となっていた。また、従来例に
あっては、下レール4内にごみが入った際に、下レール
4の底面片の全幅にわたって拡散してしまって、下ラン
ナ5の走行輪31の走行の支障となったり、掃除もしに
くいという問題があった。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、折り畳んだ状態でもスムーズに走
行ができ、また、騒音の発生がないようにでき、更に下
レールにごみが入っても、下ランナの走行輪の走行の支
障とならず、掃除もしやすい折り畳み戸の下ランナの下
レールへの走行構造を提供することを課題とするもので
ある。
明したものであって、折り畳んだ状態でもスムーズに走
行ができ、また、騒音の発生がないようにでき、更に下
レールにごみが入っても、下ランナの走行輪の走行の支
障とならず、掃除もしやすい折り畳み戸の下ランナの下
レールへの走行構造を提供することを課題とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の課題を解決
するため、本発明の折り畳み戸の下ランナの下レールへ
の走行構造は、パネル体1の一端部を折り畳み連結手段
により折り畳み自在に連結した折り畳み戸の各パネル体
1の他端部の上下にそれぞれ上レール2を走行する上ラ
ンナ3と、下レール4を走行する下ランナ5とを設け、
下ランナ5をランナ主体30の両側に走行輪31を設け
て構成し、上方が開口した溝型形状の下レール4の上開
口の両縁に内側に向けて鍔片32を突設し、溝型形状の
下レール4の底面片33の両側に上方側に行くほど幅が
広くなった断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部3
4を形成し、下ランナ5の両側の走行輪31をレール溝
部34に走行自在に嵌め込んで成ることを特徴とするも
のである。このような構成とすることで、下ランナ5が
傾いて一方の走行輪31が断面逆台形状又はV字状をし
たレール溝部34の斜面上を走行することで、横方向に
ずれるのが防止されながら斜面をスムーズに走行するも
のである。
するため、本発明の折り畳み戸の下ランナの下レールへ
の走行構造は、パネル体1の一端部を折り畳み連結手段
により折り畳み自在に連結した折り畳み戸の各パネル体
1の他端部の上下にそれぞれ上レール2を走行する上ラ
ンナ3と、下レール4を走行する下ランナ5とを設け、
下ランナ5をランナ主体30の両側に走行輪31を設け
て構成し、上方が開口した溝型形状の下レール4の上開
口の両縁に内側に向けて鍔片32を突設し、溝型形状の
下レール4の底面片33の両側に上方側に行くほど幅が
広くなった断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部3
4を形成し、下ランナ5の両側の走行輪31をレール溝
部34に走行自在に嵌め込んで成ることを特徴とするも
のである。このような構成とすることで、下ランナ5が
傾いて一方の走行輪31が断面逆台形状又はV字状をし
たレール溝部34の斜面上を走行することで、横方向に
ずれるのが防止されながら斜面をスムーズに走行するも
のである。
【0006】また、下レール4の底面片33の中央部に
ごみ溜め用の凹溝35を形成することも好ましい。この
ような構成とすることで、下レール4の上開口から内部
にごみが落下しても上開口の下方に該当する底面片33
の中央部のごみ溜め用の凹溝35内に溜まり、下ランナ
5の走行の支障とならないようになっている。また、レ
ール溝部34にごみが入ったとしてもレール溝部34が
断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の底部に
ごみが溜まることになり、下ランナ5の走行輪31が断
面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の底部より
も上方の傾斜面を走行することで、スムーズに走行がで
きるものである。
ごみ溜め用の凹溝35を形成することも好ましい。この
ような構成とすることで、下レール4の上開口から内部
にごみが落下しても上開口の下方に該当する底面片33
の中央部のごみ溜め用の凹溝35内に溜まり、下ランナ
5の走行の支障とならないようになっている。また、レ
ール溝部34にごみが入ったとしてもレール溝部34が
断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の底部に
ごみが溜まることになり、下ランナ5の走行輪31が断
面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の底部より
も上方の傾斜面を走行することで、スムーズに走行がで
きるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を以下添付図面に示す実施
形態につき説明する。パネル体1の一端部の上面部から
上方に向かって上レール2を走行する上ランナ3を突出
させ、パネル体1の一端部の下面部から下方に向かって
下レール4を走行する下ランナ5を突出させ、この2枚
のパネル体1の他側端部同士を回動自在に連結して折り
畳み戸が構成してある。
形態につき説明する。パネル体1の一端部の上面部から
上方に向かって上レール2を走行する上ランナ3を突出
させ、パネル体1の一端部の下面部から下方に向かって
下レール4を走行する下ランナ5を突出させ、この2枚
のパネル体1の他側端部同士を回動自在に連結して折り
畳み戸が構成してある。
【0008】2枚のパネル体1の他側端部同士を回動自
在に連結する折り畳み連結手段は以下のような構成とな
っている。すなわち、図5乃至図11に示すように、パ
ネル体1の他端部の側端部の上下両端部にそれぞれ側方
突出部6を設け、側方突出部6の裏面側の端部に側方突
出部6と一体に欠歯歯車部7を形成してある。側方突出
部6は合成樹脂により形成してあり、パネル体1にねじ
具25により固着してある。側方突出部6に設けた欠歯
歯車部7の中心には上下に貫通する挿通孔8が穿孔して
ある。そして、隣合うパネル体1の上の欠歯歯車部7同
士及び下の欠歯歯車部7同士を噛み合わせ、上と下とに
おいてそれぞれ噛み合っている上下各組の欠歯歯車部7
の上面側と下面側とに連結板10を当て、上面側と下面
側との連結板10に設けた2つの孔をそれぞれ2つの欠
歯歯車部7の挿通孔8に連通させ、この状態で、孔、挿
通孔8、孔に軸9を嵌挿し、軸9が抜けないように抜け
止め手段18により抜け止めを行う(図に示す実施形態
ではかしめにより抜け止め手段18が構成してある)。
このようにして、上の2つの欠歯歯車部7を噛み合い連
結させると共に下の2つの欠歯歯車部7を噛み合い連結
させるものである。
在に連結する折り畳み連結手段は以下のような構成とな
っている。すなわち、図5乃至図11に示すように、パ
ネル体1の他端部の側端部の上下両端部にそれぞれ側方
突出部6を設け、側方突出部6の裏面側の端部に側方突
出部6と一体に欠歯歯車部7を形成してある。側方突出
部6は合成樹脂により形成してあり、パネル体1にねじ
具25により固着してある。側方突出部6に設けた欠歯
歯車部7の中心には上下に貫通する挿通孔8が穿孔して
ある。そして、隣合うパネル体1の上の欠歯歯車部7同
士及び下の欠歯歯車部7同士を噛み合わせ、上と下とに
おいてそれぞれ噛み合っている上下各組の欠歯歯車部7
の上面側と下面側とに連結板10を当て、上面側と下面
側との連結板10に設けた2つの孔をそれぞれ2つの欠
歯歯車部7の挿通孔8に連通させ、この状態で、孔、挿
通孔8、孔に軸9を嵌挿し、軸9が抜けないように抜け
止め手段18により抜け止めを行う(図に示す実施形態
ではかしめにより抜け止め手段18が構成してある)。
このようにして、上の2つの欠歯歯車部7を噛み合い連
結させると共に下の2つの欠歯歯車部7を噛み合い連結
させるものである。
【0009】上の噛み合っている2つの欠歯歯車部7と
下の噛み合っている2つの欠歯歯車部7間にヒンジ柱1
1を配置し、上の2つの軸9の下端部をそれぞれヒンジ
柱11の上面部に開口する孔12に挿入すると共に、下
の2つの軸9の上端部をそれぞれヒンジ柱11の下面部
に開口する孔12に挿入するものである。図5乃至図9
には2枚のパネル体1を上において回動自在に連結して
いる部分を示し、図10、図11には下において回動自
在に連結している部分を示している。
下の噛み合っている2つの欠歯歯車部7間にヒンジ柱1
1を配置し、上の2つの軸9の下端部をそれぞれヒンジ
柱11の上面部に開口する孔12に挿入すると共に、下
の2つの軸9の上端部をそれぞれヒンジ柱11の下面部
に開口する孔12に挿入するものである。図5乃至図9
には2枚のパネル体1を上において回動自在に連結して
いる部分を示し、図10、図11には下において回動自
在に連結している部分を示している。
【0010】下ランナ5は図2に示すように、ランナ主
体30の両側に走行輪31を設けて構成してある。一方
下レール4は図2乃至図4に示すように、上方が開口し
た溝型形状をしており、下レール4の上開口の両縁に内
側に向けて鍔片32を突設してある。下レール4の底面
片33の中央部にごみ溜め用の凹溝35を形成してあ
る。また、溝型形状の下レール4の底面片33の上記ご
みだめ用の凹溝35の両側には上方側に行くほど幅が広
くなった断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34
が形成してある。
体30の両側に走行輪31を設けて構成してある。一方
下レール4は図2乃至図4に示すように、上方が開口し
た溝型形状をしており、下レール4の上開口の両縁に内
側に向けて鍔片32を突設してある。下レール4の底面
片33の中央部にごみ溜め用の凹溝35を形成してあ
る。また、溝型形状の下レール4の底面片33の上記ご
みだめ用の凹溝35の両側には上方側に行くほど幅が広
くなった断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34
が形成してある。
【0011】そして、下レール4内に入れられた下ラン
ナ5は図2に示すように、両側の走行輪31がそれぞれ
断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の傾斜し
た側面の上下方向の略中間部分に当たって走行するよう
になっている。上記のような構成の折り畳み戸は上レー
ル2、下レール4に沿って上ランナ3、下ランナ5を走
行させることで、2枚のパネル体1が直線状となった展
延状態(つまり閉状態)と、2枚のパネル体1を折り畳
んだ折り畳み状態(つまり開状態)とができるものであ
る。
ナ5は図2に示すように、両側の走行輪31がそれぞれ
断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の傾斜し
た側面の上下方向の略中間部分に当たって走行するよう
になっている。上記のような構成の折り畳み戸は上レー
ル2、下レール4に沿って上ランナ3、下ランナ5を走
行させることで、2枚のパネル体1が直線状となった展
延状態(つまり閉状態)と、2枚のパネル体1を折り畳
んだ折り畳み状態(つまり開状態)とができるものであ
る。
【0012】ここで、折り畳んだ状態で走行させる場
合、折り畳み戸は下レール4よりも前方(図4において
は下レール4よりも左側)に突出するため、図4のよう
に下ランナ5が傾むくが、この際、下ランナ5の両側の
走行輪31のうち一方の走行輪31が浮くが、他方の走
行輪31は断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部3
4に嵌まったままであって、図4において右側にずれる
のが防止され、この状態で、断面逆台形状又はV字状を
したレール溝部34の傾斜面上をスムーズに走行するも
のであり、このため、下ランナ5が図4の右側にずれて
走行輪31の回転軸の先端部(図4において符号38で
示す)が下レール4の内側壁面39に衝突せず、スムー
ズに走行することになる。なお、他方の走行輪31は図
4のようにレール溝部34から浮き上がるが、一方の鍔
片32の下面に当接して転動しながらスムーズに走行す
ることになる。
合、折り畳み戸は下レール4よりも前方(図4において
は下レール4よりも左側)に突出するため、図4のよう
に下ランナ5が傾むくが、この際、下ランナ5の両側の
走行輪31のうち一方の走行輪31が浮くが、他方の走
行輪31は断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部3
4に嵌まったままであって、図4において右側にずれる
のが防止され、この状態で、断面逆台形状又はV字状を
したレール溝部34の傾斜面上をスムーズに走行するも
のであり、このため、下ランナ5が図4の右側にずれて
走行輪31の回転軸の先端部(図4において符号38で
示す)が下レール4の内側壁面39に衝突せず、スムー
ズに走行することになる。なお、他方の走行輪31は図
4のようにレール溝部34から浮き上がるが、一方の鍔
片32の下面に当接して転動しながらスムーズに走行す
ることになる。
【0013】また、下レール4の上開口から内部にごみ
が落下した場合、上開口の下方に該当する底面片33の
中央部のごみ溜め用の凹溝35内に溜まるものである。
このようにごみがごみ溜め用の凹溝35内に溜まること
で、下ランナ5の走行の支障とならないものである。更
に、仮にこのごみ溜め用の凹溝35を越えて側方のレー
ル溝部34にごみが入ったとしても、レール溝部34が
断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の底部に
ごみが溜まることになり、下ランナ5の走行輪31が断
面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の底部より
も上方の傾斜面を走行することで、スムーズに走行がで
きるものである。
が落下した場合、上開口の下方に該当する底面片33の
中央部のごみ溜め用の凹溝35内に溜まるものである。
このようにごみがごみ溜め用の凹溝35内に溜まること
で、下ランナ5の走行の支障とならないものである。更
に、仮にこのごみ溜め用の凹溝35を越えて側方のレー
ル溝部34にごみが入ったとしても、レール溝部34が
断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の底部に
ごみが溜まることになり、下ランナ5の走行輪31が断
面逆台形状又はV字状をしたレール溝部34の底部より
も上方の傾斜面を走行することで、スムーズに走行がで
きるものである。
【0014】また、上記底面片33の中央部のごみ溜め
用の凹溝35には図3に示すように、下レール4を床2
8に固着する場合のビスのような固着具29の頭部29
aを位置させることができ、このため、固着具29の頭
部29aに下ランナ5の走行輪31が引っ掛かって走行
の支障となることがないようにしてある。なお、添付図
面に示す実施形態において、2枚のパネル体1を折り畳
み回動する際、上下部においてそれぞれ欠歯歯車部7が
噛み合いながら両パネル体1が連動して回動するように
してあるので、2枚のパネル体1を折り畳む際、両パネ
ル体1が連動して回動し、折り畳んだ状態における両パ
ネル体1の角度が同じとなり、また、上の方の折り畳み
角度と下の方の折り畳み角度とが一致し、2枚の折り畳
んだパネル体1が傾くのが防止されるものである。
用の凹溝35には図3に示すように、下レール4を床2
8に固着する場合のビスのような固着具29の頭部29
aを位置させることができ、このため、固着具29の頭
部29aに下ランナ5の走行輪31が引っ掛かって走行
の支障となることがないようにしてある。なお、添付図
面に示す実施形態において、2枚のパネル体1を折り畳
み回動する際、上下部においてそれぞれ欠歯歯車部7が
噛み合いながら両パネル体1が連動して回動するように
してあるので、2枚のパネル体1を折り畳む際、両パネ
ル体1が連動して回動し、折り畳んだ状態における両パ
ネル体1の角度が同じとなり、また、上の方の折り畳み
角度と下の方の折り畳み角度とが一致し、2枚の折り畳
んだパネル体1が傾くのが防止されるものである。
【0015】ところで、添付図面に示す実施形態におい
ては、折り畳み自在に連結した2枚のパネル体1を直線
状に展延した状態を保持するための展延状態保持手段1
3が設けてある。すなわち、図6、図7、図8に示すよ
うに、一方のパネル体1の上部に設けた側方突出部6の
表面側には円柱状を係止部14が突設してあり、他方の
パネル体1の上部に設けた側方突出部6の表面側には断
面略へ字状をした弾性を有する被係止部15が設けてあ
って、この係止部14と被係止部15とで展延状態保持
手段13が構成してある。
ては、折り畳み自在に連結した2枚のパネル体1を直線
状に展延した状態を保持するための展延状態保持手段1
3が設けてある。すなわち、図6、図7、図8に示すよ
うに、一方のパネル体1の上部に設けた側方突出部6の
表面側には円柱状を係止部14が突設してあり、他方の
パネル体1の上部に設けた側方突出部6の表面側には断
面略へ字状をした弾性を有する被係止部15が設けてあ
って、この係止部14と被係止部15とで展延状態保持
手段13が構成してある。
【0016】そして、折り畳み戸を2枚のパネル体1が
直線状となるように展延する直前に被係止部15の先端
が係止部14を弾性的に乗り越えて2枚のパネル体1が
直線状に展延した状態で断面略へ字状をした被係止部1
5が円柱状をした係止部14に弾性的に係止するもので
ある。このように係止部14に被係止部15が係止する
ことで、折り畳み戸を2枚のパネル体1が直線状となる
ように展延した状態が保持され、展延状態から自然に折
り畳み戸が折り畳まれる方向に開いたりすることがない
ようになっている。
直線状となるように展延する直前に被係止部15の先端
が係止部14を弾性的に乗り越えて2枚のパネル体1が
直線状に展延した状態で断面略へ字状をした被係止部1
5が円柱状をした係止部14に弾性的に係止するもので
ある。このように係止部14に被係止部15が係止する
ことで、折り畳み戸を2枚のパネル体1が直線状となる
ように展延した状態が保持され、展延状態から自然に折
り畳み戸が折り畳まれる方向に開いたりすることがない
ようになっている。
【0017】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、パネル体の一端部を折り畳み連結手
段により折り畳み自在に連結した折り畳み戸の各パネル
体の他端部の上下にそれぞれ上レールを走行する上ラン
ナと、下レールを走行する下ランナとを設け、下ランナ
をランナ主体の両側に走行輪を設けて構成し、上方が開
口した溝型形状の下レールの上開口の両縁に内側に向け
て鍔片を突設し、溝型形状の下レールの底面片の両側に
上方側に行くほど幅が広くなった断面逆台形状又はV字
状をしたレール溝部を形成し、下ランナの両側の走行輪
をレール溝部に走行自在に嵌め込んであるので、下ラン
ナが傾いて一方の走行輪が断面逆台形状又はV字状をし
たレール溝部の斜面上を走行し、この結果、下ランナが
横方向にずれるのが防止され且つレール溝部の斜面をス
ムーズに走行輪が走行し、この結果、折り畳んだ状態で
もスムーズに走行ができ、また、騒音の発生がないよう
にできるものである。
は、上述のように、パネル体の一端部を折り畳み連結手
段により折り畳み自在に連結した折り畳み戸の各パネル
体の他端部の上下にそれぞれ上レールを走行する上ラン
ナと、下レールを走行する下ランナとを設け、下ランナ
をランナ主体の両側に走行輪を設けて構成し、上方が開
口した溝型形状の下レールの上開口の両縁に内側に向け
て鍔片を突設し、溝型形状の下レールの底面片の両側に
上方側に行くほど幅が広くなった断面逆台形状又はV字
状をしたレール溝部を形成し、下ランナの両側の走行輪
をレール溝部に走行自在に嵌め込んであるので、下ラン
ナが傾いて一方の走行輪が断面逆台形状又はV字状をし
たレール溝部の斜面上を走行し、この結果、下ランナが
横方向にずれるのが防止され且つレール溝部の斜面をス
ムーズに走行輪が走行し、この結果、折り畳んだ状態で
もスムーズに走行ができ、また、騒音の発生がないよう
にできるものである。
【0018】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、下レールの底面
片の中央部にごみ溜め用の凹溝を形成してあるので、下
レールの上開口から内部にごみが落下しても上開口の下
方に該当する底面片の中央部のごみ溜め用の凹溝内に溜
まって、底面片の幅方向に広く分散することがなく、こ
の結果、ごみが下ランナの走行の支障とならないと共
に、掃除もしやすいものであり、また、仮に中央部のご
み溜め用の凹溝を乗り越えてレール溝部にごみが入った
としてもレール溝部が断面逆台形状又はV字状をしたレ
ール溝部の底部にごみが溜まることになり、下ランナの
走行輪が断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部の底
部よりも上方の傾斜面を走行することで、スムーズに走
行ができるものである。
記請求項1記載の発明の効果に加えて、下レールの底面
片の中央部にごみ溜め用の凹溝を形成してあるので、下
レールの上開口から内部にごみが落下しても上開口の下
方に該当する底面片の中央部のごみ溜め用の凹溝内に溜
まって、底面片の幅方向に広く分散することがなく、こ
の結果、ごみが下ランナの走行の支障とならないと共
に、掃除もしやすいものであり、また、仮に中央部のご
み溜め用の凹溝を乗り越えてレール溝部にごみが入った
としてもレール溝部が断面逆台形状又はV字状をしたレ
ール溝部の底部にごみが溜まることになり、下ランナの
走行輪が断面逆台形状又はV字状をしたレール溝部の底
部よりも上方の傾斜面を走行することで、スムーズに走
行ができるものである。
【図1】本発明の一実施形態の分解斜視図である。
【図2】同上の下レール部分の断面図である。
【図3】同上の下レールを床に固着具により固着してい
る部分の断面図である。
る部分の断面図である。
【図4】同上の下レール内で下ランナが傾いて走行して
いる場合の説明図である。
いる場合の説明図である。
【図5】同上のパネル体の上端部同士を回動自在に連結
した部分の斜視図である。
した部分の斜視図である。
【図6】同上の上の側方突出部に設けた欠歯歯車部を噛
み合わせ連結した部分の斜視図である。
み合わせ連結した部分の斜視図である。
【図7】同上の分解斜視図である。
【図8】同上の平面図である。
【図9】同上の正面図である。
【図10】同上の下の側方突出部に設けた欠歯歯車部を
噛み合わせ連結した部分の平面図である。
噛み合わせ連結した部分の平面図である。
【図11】同上の正面図である。
【図12】従来例の問題点を示す説明図である。
1 パネル体 2 上レール 3 上ランナ 4 下レール 5 下ランナ 30 ランナ主体 31 走行輪 32 鍔片 33 底面片 34 レール溝部 35 ごみ溜め用の凹溝
Claims (2)
- 【請求項1】 パネル体の一端部を折り畳み連結手段に
より折り畳み自在に連結した折り畳み戸の各パネル体の
他端部の上下にそれぞれ上レールを走行する上ランナ
と、下レールを走行する下ランナとを設け、下ランナを
ランナ主体の両側に走行輪を設けて構成し、上方が開口
した溝型形状の下レールの上開口の両縁に内側に向けて
鍔片を突設し、溝型形状の下レールの底面片の両側に上
方側に行くほど幅が広くなった断面逆台形状又はV字状
をしたレール溝部を形成し、下ランナの両側の走行輪を
レール溝部に走行自在に嵌め込んで成ることを特徴とす
る折り畳み戸の下ランナの下レールへの走行構造。 - 【請求項2】 下レールの底面片の中央部にごみ溜め用
の凹溝を形成して成ることを特徴とする請求項1記載の
折り畳み戸の下ランナの下レールへの走行構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15439996A JPH102145A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 折り畳み戸の下ランナの下レールへの走行構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15439996A JPH102145A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 折り畳み戸の下ランナの下レールへの走行構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102145A true JPH102145A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15583301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15439996A Pending JPH102145A (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 折り畳み戸の下ランナの下レールへの走行構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH102145A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112141A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Shigetoshi Tominaga | 折戸装置 |
JP2010024731A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | スクリーン装置 |
EP2899344A4 (en) * | 2012-09-19 | 2015-10-28 | Famar Muebles S L | FURNITURE HINGE |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP15439996A patent/JPH102145A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006112141A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Shigetoshi Tominaga | 折戸装置 |
JP2010024731A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | スクリーン装置 |
EP2899344A4 (en) * | 2012-09-19 | 2015-10-28 | Famar Muebles S L | FURNITURE HINGE |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011225 |