JPH10212573A - 均一な低粒子堆積を生成するイオン化pvdソース - Google Patents
均一な低粒子堆積を生成するイオン化pvdソースInfo
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- JPH10212573A JPH10212573A JP10004870A JP487098A JPH10212573A JP H10212573 A JPH10212573 A JP H10212573A JP 10004870 A JP10004870 A JP 10004870A JP 487098 A JP487098 A JP 487098A JP H10212573 A JPH10212573 A JP H10212573A
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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- C23C14/22—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
- C23C14/34—Sputtering
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- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/32—Gas-filled discharge tubes
- H01J37/34—Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
- H01J37/3411—Constructional aspects of the reactor
- H01J37/3414—Targets
- H01J37/3423—Shape
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は一般に、後方散乱堆積によって生じ
る粒子生成を低減しながら、スパッタ可能な材料の均一
な侵食及び効率的な利用を可能にするターゲット構造を
提供する。 【解決手段】 ターゲットが、スパッタ可能な材料で形
成された環状領域と、後方散乱堆積ではなく直接堆積を
受容するように構成された中央領域とを有する。ターゲ
ットの環状領域には、一般に凹形、望ましくは実質的に
円錐台形の露出面が設けられている。ターゲットの中央
領域には、ほぼ平面状又は凸形、望ましくは実質的にほ
ぼ凹形の円錐台形の形状を有する露出面が設けられてい
る。
る粒子生成を低減しながら、スパッタ可能な材料の均一
な侵食及び効率的な利用を可能にするターゲット構造を
提供する。 【解決手段】 ターゲットが、スパッタ可能な材料で形
成された環状領域と、後方散乱堆積ではなく直接堆積を
受容するように構成された中央領域とを有する。ターゲ
ットの環状領域には、一般に凹形、望ましくは実質的に
円錐台形の露出面が設けられている。ターゲットの中央
領域には、ほぼ平面状又は凸形、望ましくは実質的にほ
ぼ凹形の円錐台形の形状を有する露出面が設けられてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、集積電子回
路の製造におけるワークピース又は基板等に、ターゲッ
トソースからの材料の薄膜を形成する物理気相堆積(P
VD)に関する。更に詳細には、本発明は、ターゲット
への粒子の再堆積を低減しつつ、PVDプロセスにおけ
るターゲットの侵食の均一性及びターゲット材の効率的
利用性を改善する方法に関する。
路の製造におけるワークピース又は基板等に、ターゲッ
トソースからの材料の薄膜を形成する物理気相堆積(P
VD)に関する。更に詳細には、本発明は、ターゲット
への粒子の再堆積を低減しつつ、PVDプロセスにおけ
るターゲットの侵食の均一性及びターゲット材の効率的
利用性を改善する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】物理気相堆積(PVD)又はスパッタ
は、集積回路の製造で使用されている周知の技術であ
る。PVDでは、所望の被覆材のターゲットに、イオン
を加速して衝突させることで、ターゲットからターゲッ
ト材を移動させて追い出し、それを基板上に堆積させ
る。ターゲット及び被覆される基板は、一般に真空チャ
ンバ内に配置されており、この真空チャンバが真空排気
されることによって約10mmTorr未満の圧力に維持され
る。一般に、アルゴンなどの重不活性ガスが真空チャン
バに供給されて、真空チャンバ内はポンピング装置によ
って所望のガス圧に維持される。陰極(一般にターゲッ
ト)にDC、AC又はRFの高負電位を印加し且つチャ
ンバ壁及び陽極(一般に基板)を接地して、少なくとも
部分的にガスをイオン化して低圧アルゴンのグロー放電
を発生させる。グロー放電プラズマが陰極と陽極の間の
空間に形成され、一般に暗部すなわちプラズマシースに
よって電極から分離される。プラズマ自体は良導体であ
るので、プラズマは負にバイアスされた陰極に対して基
本的に正の定電位に維持される。これにより、ターゲッ
トの露出面に実質的に直交している電界がターゲットに
生成される。したがって、プラズマからの正イオンは、
ターゲットの露出面に対して実質的に直交する軌道に従
って暗部を横切り、ターゲットの露出面まで加速され
て、ターゲットをスパッタする。
は、集積回路の製造で使用されている周知の技術であ
る。PVDでは、所望の被覆材のターゲットに、イオン
を加速して衝突させることで、ターゲットからターゲッ
ト材を移動させて追い出し、それを基板上に堆積させ
る。ターゲット及び被覆される基板は、一般に真空チャ
ンバ内に配置されており、この真空チャンバが真空排気
されることによって約10mmTorr未満の圧力に維持され
る。一般に、アルゴンなどの重不活性ガスが真空チャン
バに供給されて、真空チャンバ内はポンピング装置によ
って所望のガス圧に維持される。陰極(一般にターゲッ
ト)にDC、AC又はRFの高負電位を印加し且つチャ
ンバ壁及び陽極(一般に基板)を接地して、少なくとも
部分的にガスをイオン化して低圧アルゴンのグロー放電
を発生させる。グロー放電プラズマが陰極と陽極の間の
空間に形成され、一般に暗部すなわちプラズマシースに
よって電極から分離される。プラズマ自体は良導体であ
るので、プラズマは負にバイアスされた陰極に対して基
本的に正の定電位に維持される。これにより、ターゲッ
トの露出面に実質的に直交している電界がターゲットに
生成される。したがって、プラズマからの正イオンは、
ターゲットの露出面に対して実質的に直交する軌道に従
って暗部を横切り、ターゲットの露出面まで加速され
て、ターゲットをスパッタする。
【0003】平板マグネトロンスパッタでは、ターゲッ
ト近傍の電子を捕獲して偏向するのに役立つ磁界をター
ゲットに隣接するプラズマシースに生成することによ
り、ターゲット表面のイオン衝突密度を増加させる。タ
ーゲットの後部又はターゲットが取り付けられているバ
ッキングプレートに、永久磁石又は電磁石を配置して、
ターゲット表面に平行な磁界を生成する。プラズマの電
子はこれらの磁力線に沿って螺旋を描き、これらの領域
における電子密度を増大させる。電子密度の増大は、こ
れらの領域における更なるガスのイオン化の増大に貢献
し、これは磁石の極間におけるターゲット衝突及びター
ゲットのスパッタの増加につながり、ターゲットの侵食
パターンを形成する。
ト近傍の電子を捕獲して偏向するのに役立つ磁界をター
ゲットに隣接するプラズマシースに生成することによ
り、ターゲット表面のイオン衝突密度を増加させる。タ
ーゲットの後部又はターゲットが取り付けられているバ
ッキングプレートに、永久磁石又は電磁石を配置して、
ターゲット表面に平行な磁界を生成する。プラズマの電
子はこれらの磁力線に沿って螺旋を描き、これらの領域
における電子密度を増大させる。電子密度の増大は、こ
れらの領域における更なるガスのイオン化の増大に貢献
し、これは磁石の極間におけるターゲット衝突及びター
ゲットのスパッタの増加につながり、ターゲットの侵食
パターンを形成する。
【0004】一般的に、ターゲットには磁石の極間にお
いて競技用トラック形のパターンが形成されて、この部
分でターゲットは急速に侵食される。ターゲットのバッ
キングに軸をずらして磁石を配列し、これを物理的に回
転させることによって、ターゲットの侵食パターンを制
御したり、変化させることができる。ターゲットの他の
領域はより緩慢に侵食され、或いは全く侵食されないこ
ともあり、それによって粒子のターゲットへの再堆積又
はバックスパッタが生じる。バックスパッタされた粒子
は、ターゲット表面における密着性が低く、時間が経つ
と剥落する傾向がある。更に、侵食の不均一性のため
に、極間の領域が完全に侵食された後も、ターゲットの
相当の部分が使用されずに残される。
いて競技用トラック形のパターンが形成されて、この部
分でターゲットは急速に侵食される。ターゲットのバッ
キングに軸をずらして磁石を配列し、これを物理的に回
転させることによって、ターゲットの侵食パターンを制
御したり、変化させることができる。ターゲットの他の
領域はより緩慢に侵食され、或いは全く侵食されないこ
ともあり、それによって粒子のターゲットへの再堆積又
はバックスパッタが生じる。バックスパッタされた粒子
は、ターゲット表面における密着性が低く、時間が経つ
と剥落する傾向がある。更に、侵食の不均一性のため
に、極間の領域が完全に侵食された後も、ターゲットの
相当の部分が使用されずに残される。
【0005】ターゲットの侵食が、ターゲットを取り付
けたバッキングプレートに達する前に、ターゲットの交
換を行なうことが重要である。バッキングプレートの材
料からスパッタされた粒子がワークピースに到達する
と、ワークピースはひどく汚染され、或いは破損され
る。従って、ターゲットが完全に使用し尽くされず、高
価なターゲット材が使用されずに残っているうちに、タ
ーゲットを交換することが一般的である。これによっ
て、高価なターゲット材が浪費されることになるので、
表面全体にわたる、ターゲットの均一な侵食を保証する
他の手段が採用されることができれば望ましい。
けたバッキングプレートに達する前に、ターゲットの交
換を行なうことが重要である。バッキングプレートの材
料からスパッタされた粒子がワークピースに到達する
と、ワークピースはひどく汚染され、或いは破損され
る。従って、ターゲットが完全に使用し尽くされず、高
価なターゲット材が使用されずに残っているうちに、タ
ーゲットを交換することが一般的である。これによっ
て、高価なターゲット材が浪費されることになるので、
表面全体にわたる、ターゲットの均一な侵食を保証する
他の手段が採用されることができれば望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の譲受人に譲渡
された米国特許第5,320,728号明細書及び第
5,242,566号明細書において、ターゲットの侵
食の均一性を向上するマグネトロン配列の設計が教示さ
れている。材料がターゲットに再堆積するのを防止する
ために、ターゲットにマスク又は阻止媒体を置くなど
の、他の技術が使用されている。しかし、全てのマグネ
トロンターゲットは一般的に、ターゲット材が、スパッ
タ中又はその後にイオン化されて、ターゲットに印加さ
れる高い負電位により形成されるターゲット表面のスパ
ッタ溝の間に堆積されることによって生じる、ターゲッ
ト表面上の再堆積領域を有している。マスキング表面
は、バックスパッタ粒子がマスキング表面に堆積するの
を防止せず、スパッタされたターゲット材を受容するの
に充分に適していない。したがって、バックスパッタさ
れた材料がターゲット又はマスク上に堆積するときに、
材料は表面に緩く付着する傾向があり、剥落してチャン
バを汚染する可能性がある。
された米国特許第5,320,728号明細書及び第
5,242,566号明細書において、ターゲットの侵
食の均一性を向上するマグネトロン配列の設計が教示さ
れている。材料がターゲットに再堆積するのを防止する
ために、ターゲットにマスク又は阻止媒体を置くなど
の、他の技術が使用されている。しかし、全てのマグネ
トロンターゲットは一般的に、ターゲット材が、スパッ
タ中又はその後にイオン化されて、ターゲットに印加さ
れる高い負電位により形成されるターゲット表面のスパ
ッタ溝の間に堆積されることによって生じる、ターゲッ
ト表面上の再堆積領域を有している。マスキング表面
は、バックスパッタ粒子がマスキング表面に堆積するの
を防止せず、スパッタされたターゲット材を受容するの
に充分に適していない。したがって、バックスパッタさ
れた材料がターゲット又はマスク上に堆積するときに、
材料は表面に緩く付着する傾向があり、剥落してチャン
バを汚染する可能性がある。
【0007】したがって、ターゲット材を効率的に使用
でき、かつバックスパッタされた材料がターゲット上に
堆積して粒子源になる可能性を低下するターゲットソー
ス及びスパッタ装置の必要性がなお存在している。
でき、かつバックスパッタされた材料がターゲット上に
堆積して粒子源になる可能性を低下するターゲットソー
ス及びスパッタ装置の必要性がなお存在している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、物理気相堆積
装置のターゲットを提供するものである。このターゲッ
トは、スパッタ可能な材料から成る環状領域と、環状領
域の内部に配置された中央領域とで構成されている。環
状領域はスパッタ可能な材料で形成され、凹形の露出
面、望ましくは実質的に円錐台形の露出面を有する。中
央領域はアルミニウム、又は環状領域と同一のスパッタ
可能な材料を含むことが望ましい。中央領域には、堆積
材又はバックスパッタ材を受容するために、ほぼ平面状
又は凸形の露出面、最も好ましくはほぼ円錐台形の露出
面が設けられている。
装置のターゲットを提供するものである。このターゲッ
トは、スパッタ可能な材料から成る環状領域と、環状領
域の内部に配置された中央領域とで構成されている。環
状領域はスパッタ可能な材料で形成され、凹形の露出
面、望ましくは実質的に円錐台形の露出面を有する。中
央領域はアルミニウム、又は環状領域と同一のスパッタ
可能な材料を含むことが望ましい。中央領域には、堆積
材又はバックスパッタ材を受容するために、ほぼ平面状
又は凸形の露出面、最も好ましくはほぼ円錐台形の露出
面が設けられている。
【0009】本発明はまた、エンクロージャと、エンク
ロージャ内に配置されて陽極を形成しているワークピー
ス支持部材と、エンクロージャ内でワークピース支持部
材に面した露出面を有し陰極を形成しているスパッタタ
ーゲットとで構成されるスパッタチャンバを提供するも
のである。スパッタターゲットの露出面には、上述のよ
うに中央領域及び凹形環状領域が設けられている。
ロージャ内に配置されて陽極を形成しているワークピー
ス支持部材と、エンクロージャ内でワークピース支持部
材に面した露出面を有し陰極を形成しているスパッタタ
ーゲットとで構成されるスパッタチャンバを提供するも
のである。スパッタターゲットの露出面には、上述のよ
うに中央領域及び凹形環状領域が設けられている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の上記の特徴、利点及び目
的を達成する態様がより詳細に理解できるように、上記
において概説した本発明を、添付の図面に示した本発明
の実施形態を参照しながら、以下でより具体的に説明す
る。ただし、添付の図面は本発明の典型的な実施形態を
示しているのみであって、本発明の範囲を制限するもの
ではなく、本発明は他の等しく有効な実施形態にも適応
できることに留意されたい。
的を達成する態様がより詳細に理解できるように、上記
において概説した本発明を、添付の図面に示した本発明
の実施形態を参照しながら、以下でより具体的に説明す
る。ただし、添付の図面は本発明の典型的な実施形態を
示しているのみであって、本発明の範囲を制限するもの
ではなく、本発明は他の等しく有効な実施形態にも適応
できることに留意されたい。
【0011】本発明は、概して、後方散乱堆積によって
生じる粒子の発生を低減しつつ、スパッタ可能な材料の
均一な侵食及び効率的な利用を可能にするターゲット構
造を提供するものである。このターゲットは、スパッタ
可能な材料を含む環状領域と、直接堆積及び後方散乱堆
積を受容するように形成された中央領域とで構成されて
いる。ターゲットの環状領域は、一般に凹形であるが、
望ましくはほぼ円錐台形の露出面を有する。ターゲット
の中央領域は、そこに堆積された材料が表面に確実に接
着するように形成されている。中央領域は、実質的に平
面状又は凸形のいずれかの形状の露出面を有することが
望ましいが、この露出面は円錐台形にすることが最も望
ましい。
生じる粒子の発生を低減しつつ、スパッタ可能な材料の
均一な侵食及び効率的な利用を可能にするターゲット構
造を提供するものである。このターゲットは、スパッタ
可能な材料を含む環状領域と、直接堆積及び後方散乱堆
積を受容するように形成された中央領域とで構成されて
いる。ターゲットの環状領域は、一般に凹形であるが、
望ましくはほぼ円錐台形の露出面を有する。ターゲット
の中央領域は、そこに堆積された材料が表面に確実に接
着するように形成されている。中央領域は、実質的に平
面状又は凸形のいずれかの形状の露出面を有することが
望ましいが、この露出面は円錐台形にすることが最も望
ましい。
【0012】本発明は一面からみると、環状領域及び中
央領域が両方ともスパッタ可能な材料であり、好ましく
は単一のスパッタ可能な部材が使用されている。環状領
域のスパッタは、好ましくはマグネトロンアセンブリに
より高められ、粒子の軌道は幅広い分布を示すが、結果
的にワークピースには均一な薄膜の堆積が形成される。
中央領域は一般的にスパッタされず、後方散乱堆積より
むしろ環状領域からの粒子の直接堆積を受容するように
形成されている平面状又は凸形の表面を有している。
央領域が両方ともスパッタ可能な材料であり、好ましく
は単一のスパッタ可能な部材が使用されている。環状領
域のスパッタは、好ましくはマグネトロンアセンブリに
より高められ、粒子の軌道は幅広い分布を示すが、結果
的にワークピースには均一な薄膜の堆積が形成される。
中央領域は一般的にスパッタされず、後方散乱堆積より
むしろ環状領域からの粒子の直接堆積を受容するように
形成されている平面状又は凸形の表面を有している。
【0013】本発明は別の面から見ると、環状領域がス
パッタ可能な材料で形成され、中央領域が接地部材であ
って、好ましくはアルミニウム又はステンレス鋼で形成
されている。中央領域は、後方散乱堆積よりむしろ環状
領域からの粒子の直接堆積を受容するように形成されて
いる平面状又は凸形の表面を有している。一実施形態に
おいては、バッキングプレートによって中央領域が設け
られている。
パッタ可能な材料で形成され、中央領域が接地部材であ
って、好ましくはアルミニウム又はステンレス鋼で形成
されている。中央領域は、後方散乱堆積よりむしろ環状
領域からの粒子の直接堆積を受容するように形成されて
いる平面状又は凸形の表面を有している。一実施形態に
おいては、バッキングプレートによって中央領域が設け
られている。
【0014】本発明のスパッタ装置は、一般に、スパッ
タターゲットが真空チャンバ内に配置され、次にターゲ
ットの露出スパッタ表面から材料がスパッタされ、その
材料の一部がワークピース上に堆積されるように意図さ
れている。ターゲットのスパッタ表面は、ワークピース
の最上面に対して少なくとも部分的に斜めに、或いは非
平行に配置される。スパッタ表面が斜めに配置される
と、物理的視準装置を必要とすることなく、高密度のタ
ーゲット材がワークピースに直交する軌道を移動する。
ワークピース及びその最上面のホールの底部及び壁領域
に生成される堆積層は、ワークピースのフィールド全体
及びワークピースの最上面に形成される各特徴部(featu
res)内で連続しており、比較的均一である。更に、特徴
部の底部及び壁領域に形成される薄膜層の厚さは、ワー
クピース最上面の全ての特徴部でほぼ等しい。
タターゲットが真空チャンバ内に配置され、次にターゲ
ットの露出スパッタ表面から材料がスパッタされ、その
材料の一部がワークピース上に堆積されるように意図さ
れている。ターゲットのスパッタ表面は、ワークピース
の最上面に対して少なくとも部分的に斜めに、或いは非
平行に配置される。スパッタ表面が斜めに配置される
と、物理的視準装置を必要とすることなく、高密度のタ
ーゲット材がワークピースに直交する軌道を移動する。
ワークピース及びその最上面のホールの底部及び壁領域
に生成される堆積層は、ワークピースのフィールド全体
及びワークピースの最上面に形成される各特徴部(featu
res)内で連続しており、比較的均一である。更に、特徴
部の底部及び壁領域に形成される薄膜層の厚さは、ワー
クピース最上面の全ての特徴部でほぼ等しい。
【0015】図1は、本発明のスパッタターゲットが内
部に配置されたスパッタ装置の断面図である。ターゲッ
ト10は、斜めのスパッタ表面12を有しており、この
スパッタ表面12は従来の真空チャンバ14に配置さ
れ、この真空チャンバ14内にはワークピース16が受
容されている。このワークピース16はペデスタル18
などの支持部材上に載置されており、ワークピース16
の上面20に1層のスパッタ材量が堆積される。ペデス
タル18は、ワークピース16を受容するためにほぼ平
な表面22を有し、ワークピース16の上面20はペデ
スタル18の平面21にほぼ平行である。材料層は、所
望であれば、ワークピース16上に事前に形成された1
以上の誘電体、金属又はその他の層上に形成されること
ができ、誘電体又はその他の層のホールを充填して、バ
イア、ライン、又はコンタクトを形成することができ
る。
部に配置されたスパッタ装置の断面図である。ターゲッ
ト10は、斜めのスパッタ表面12を有しており、この
スパッタ表面12は従来の真空チャンバ14に配置さ
れ、この真空チャンバ14内にはワークピース16が受
容されている。このワークピース16はペデスタル18
などの支持部材上に載置されており、ワークピース16
の上面20に1層のスパッタ材量が堆積される。ペデス
タル18は、ワークピース16を受容するためにほぼ平
な表面22を有し、ワークピース16の上面20はペデ
スタル18の平面21にほぼ平行である。材料層は、所
望であれば、ワークピース16上に事前に形成された1
以上の誘電体、金属又はその他の層上に形成されること
ができ、誘電体又はその他の層のホールを充填して、バ
イア、ライン、又はコンタクトを形成することができ
る。
【0016】従来の真空チャンバ14は通常、少なくと
も1つのガス入口26、及び排気ポンプ(図示せず)に
接続した排気口28を備えたチャンバエンクロージャ壁
24を含んでいる。ワークピース支持ペデスタル18は
一般にチャンバの下端部に配置されており、ターゲット
10は一般にチャンバ14の上端に受容される。ターゲ
ット10は絶縁部材30によりエンクロージャ壁24か
ら電気的に絶縁され、またエンクロージャ壁24は接地
され、接地されたエンクロージャ壁24に対してターゲ
ット10が負電圧に維持されるようなっていることが好
ましい。チャンバ14は、誘導結合プラズマを発生させ
るために、電源(図示せず)に結合された誘導コイル3
1を更に含むことが望ましい。代替的に、本発明のター
ゲットは、ペデスタルが真空チャンバ内で下方に引っ込
めたられたときに、ペデスタルの上に締付けリング(又
はおそらく視準器)を懸下することができ、環状で上向
きの壁を備えているチャンバ内に懸下されるシールドを
有する真空チャンバ内で使用されることができる。
も1つのガス入口26、及び排気ポンプ(図示せず)に
接続した排気口28を備えたチャンバエンクロージャ壁
24を含んでいる。ワークピース支持ペデスタル18は
一般にチャンバの下端部に配置されており、ターゲット
10は一般にチャンバ14の上端に受容される。ターゲ
ット10は絶縁部材30によりエンクロージャ壁24か
ら電気的に絶縁され、またエンクロージャ壁24は接地
され、接地されたエンクロージャ壁24に対してターゲ
ット10が負電圧に維持されるようなっていることが好
ましい。チャンバ14は、誘導結合プラズマを発生させ
るために、電源(図示せず)に結合された誘導コイル3
1を更に含むことが望ましい。代替的に、本発明のター
ゲットは、ペデスタルが真空チャンバ内で下方に引っ込
めたられたときに、ペデスタルの上に締付けリング(又
はおそらく視準器)を懸下することができ、環状で上向
きの壁を備えているチャンバ内に懸下されるシールドを
有する真空チャンバ内で使用されることができる。
【0017】ワークピース16に材料層をスパッタする
前に、ワークピース16は通常、エンクロージャ壁24
のスリット弁(図示せず)と連絡しているロードロック
(図示せず)を通過し、ロボットアーム、ブレード、又
はその他のワークピースハンドリング装置(図示せず)
によって真空チャンバ内に配置され、支持ペデスタル上
に受容される。ワークピースを受容するための準備とし
て、基板支持ペデスタルは駆動機構により、シールド上
に懸下した締付けリングよりも充分下まで下降され、ペ
デスタルの底部はピン位置決めプラットフォームに接近
される。ペデスタルには通常3以上の垂直穴(図示せ
ず)が設けられており、垂直方向に滑動可能なピンを各
々の穴に通すことができるようになっている。ペデスタ
ルが上記の下降位置に到達すると、各ピンの上部先端は
ペデスタルの上部表面より上に突出する。ピンの上部先
端は、ペデスタルの上部表面と平行な平面を確保する。
前に、ワークピース16は通常、エンクロージャ壁24
のスリット弁(図示せず)と連絡しているロードロック
(図示せず)を通過し、ロボットアーム、ブレード、又
はその他のワークピースハンドリング装置(図示せず)
によって真空チャンバ内に配置され、支持ペデスタル上
に受容される。ワークピースを受容するための準備とし
て、基板支持ペデスタルは駆動機構により、シールド上
に懸下した締付けリングよりも充分下まで下降され、ペ
デスタルの底部はピン位置決めプラットフォームに接近
される。ペデスタルには通常3以上の垂直穴(図示せ
ず)が設けられており、垂直方向に滑動可能なピンを各
々の穴に通すことができるようになっている。ペデスタ
ルが上記の下降位置に到達すると、各ピンの上部先端は
ペデスタルの上部表面より上に突出する。ピンの上部先
端は、ペデスタルの上部表面と平行な平面を確保する。
【0018】従来のロボットアームによって基板はチャ
ンバ内に一般に運搬され、ピンの上部先端より上方に基
板を配置される。リフト機構によってピンプラットフォ
ームが上方に移動されて、ピンの上部先端が基板の下面
に当たるところまで上昇された後、更に上昇されて基板
がロボットブレード(図示せず)から持ち上げられる。
次にロボットブレードはチャンバから引き込められ、リ
フト機構によりペデスタルがピンの先端部の上方に上昇
され、それによって基板はペデスタルの上部表面に載置
される。
ンバ内に一般に運搬され、ピンの上部先端より上方に基
板を配置される。リフト機構によってピンプラットフォ
ームが上方に移動されて、ピンの上部先端が基板の下面
に当たるところまで上昇された後、更に上昇されて基板
がロボットブレード(図示せず)から持ち上げられる。
次にロボットブレードはチャンバから引き込められ、リ
フト機構によりペデスタルがピンの先端部の上方に上昇
され、それによって基板はペデスタルの上部表面に載置
される。
【0019】リフト機構は、薄膜堆積プロセスを開始で
きるように、基板がターゲットから適切な距離となるま
で、ペデスタルを上昇され続ける。環状締付けリングが
使用された場合、基板は上向きの壁部分に載っている環
状締付けリングの内側に接触する。締付けリングの内径
は、基板の直径よりわずかに小さい。
きるように、基板がターゲットから適切な距離となるま
で、ペデスタルを上昇され続ける。環状締付けリングが
使用された場合、基板は上向きの壁部分に載っている環
状締付けリングの内側に接触する。締付けリングの内径
は、基板の直径よりわずかに小さい。
【0020】スパッタ堆積プロセスは通常アルゴンなど
のガス内で行なわれ、ガスはガス入口26から質量流量
制御装置によって調整されて選択された流量でチャンバ
14内に充満される。パワー源32によって、ガスをプ
ラズマ状態に励起するために、エンクロージャ壁24に
対し負の電圧がターゲット10に印加される。プラズマ
からのイオンはターゲット表面12に衝突し、ターゲッ
ト14からターゲット材の原子やその他の粒子がスパッ
タすされる。バイアスを加えるために使用するパワー電
源32は、DC、パルスDC、AC、RF及びこれらの
組合せを含む、所望するいかなる種類の電源でもあって
もよい。
のガス内で行なわれ、ガスはガス入口26から質量流量
制御装置によって調整されて選択された流量でチャンバ
14内に充満される。パワー源32によって、ガスをプ
ラズマ状態に励起するために、エンクロージャ壁24に
対し負の電圧がターゲット10に印加される。プラズマ
からのイオンはターゲット表面12に衝突し、ターゲッ
ト14からターゲット材の原子やその他の粒子がスパッ
タすされる。バイアスを加えるために使用するパワー電
源32は、DC、パルスDC、AC、RF及びこれらの
組合せを含む、所望するいかなる種類の電源でもあって
もよい。
【0021】本発明のターゲット10は、一般に凹形の
スパッタ表面12を有するスパッタ可能な部材11で形
成されており、これはチャンバ壁24の内側に向かって
ほぼ円形の面34で終わっている。面34の表面積は最
小限であるが、ターゲットの内側端部に尖った尖端部を
作らないために必要である。面34はワークピース16
から、ターゲット10の高電圧スパッタ表面12と接地
したワークピース支持部材18との間のアークを防止す
るために十分な距離を置いて配置される。面34とワー
クピース16との間の間隔は、面近傍のターゲット表面
12から放出されてワークピース16に対してほぼ横方
向に移動する粒子が、ワークピース16に堆積せずにワ
ークピース16の上を通過して、チャンバ壁24又はチ
ャンバシールド35に堆積することが確保されるのに充
分な距離とされることが望ましい。更に、スパッタ表面
12の外側縁部36は、支持部材18に受容されたワー
クピース16の縁部38より半径方向外向きに短い距離
だけ延びている。
スパッタ表面12を有するスパッタ可能な部材11で形
成されており、これはチャンバ壁24の内側に向かって
ほぼ円形の面34で終わっている。面34の表面積は最
小限であるが、ターゲットの内側端部に尖った尖端部を
作らないために必要である。面34はワークピース16
から、ターゲット10の高電圧スパッタ表面12と接地
したワークピース支持部材18との間のアークを防止す
るために十分な距離を置いて配置される。面34とワー
クピース16との間の間隔は、面近傍のターゲット表面
12から放出されてワークピース16に対してほぼ横方
向に移動する粒子が、ワークピース16に堆積せずにワ
ークピース16の上を通過して、チャンバ壁24又はチ
ャンバシールド35に堆積することが確保されるのに充
分な距離とされることが望ましい。更に、スパッタ表面
12の外側縁部36は、支持部材18に受容されたワー
クピース16の縁部38より半径方向外向きに短い距離
だけ延びている。
【0022】本発明のターゲット10は、ワークピース
16に直交してワークピース16のほぼ中心を通る基準
線40を中心に実質的に対称的に配置された環状領域4
2を画成している。環状領域42は、ワークピース16
に、円形ターゲットからスパッタされる典型的な膜より
も均一な膜の堆積を提供するスパッタ表面12から成
る。好適な環状スパッタ表面12は円錐台形の表面であ
り、ワークピースの表面20に直交する軌道を取る粒子
をスパッタさせるために、ワークピースの表面20に平
行な面から角度αを形成していることが最も望ましい。
この角度とワークピースの関係については、図3を参照
して以下で更に詳細に説明する。
16に直交してワークピース16のほぼ中心を通る基準
線40を中心に実質的に対称的に配置された環状領域4
2を画成している。環状領域42は、ワークピース16
に、円形ターゲットからスパッタされる典型的な膜より
も均一な膜の堆積を提供するスパッタ表面12から成
る。好適な環状スパッタ表面12は円錐台形の表面であ
り、ワークピースの表面20に直交する軌道を取る粒子
をスパッタさせるために、ワークピースの表面20に平
行な面から角度αを形成していることが最も望ましい。
この角度とワークピースの関係については、図3を参照
して以下で更に詳細に説明する。
【0023】ターゲット10は、基準線40を中心に実
質的に対称的に配置された中央領域44も定義してい
る。中央領域44は、環状領域から放出されて横方向の
軌道を取る粒子の直接堆積を受容するように機能する露
出面46、46aから成る。露出面46は接地部材によ
って形成され、バッキングプレート48の一部を形成す
ることができる。代替的に、露出面46aは、中央領域
44に伸長するスパッタ可能な部材11から形成するこ
とができる。表面46aは可能性としてはスパッタでき
るが、マグネトロン50の作用を強化するイオン化は環
状領域42に制限されることが望ましい。
質的に対称的に配置された中央領域44も定義してい
る。中央領域44は、環状領域から放出されて横方向の
軌道を取る粒子の直接堆積を受容するように機能する露
出面46、46aから成る。露出面46は接地部材によ
って形成され、バッキングプレート48の一部を形成す
ることができる。代替的に、露出面46aは、中央領域
44に伸長するスパッタ可能な部材11から形成するこ
とができる。表面46aは可能性としてはスパッタでき
るが、マグネトロン50の作用を強化するイオン化は環
状領域42に制限されることが望ましい。
【0024】中央領域44の表面46、46aは、放出
された粒子の直接堆積を受容するように配置されている
ため、ターゲット10は一般的なターゲットに比べて、
発生する微粒子汚染が少ない。直接堆積は、散乱された
粒子が表面と接触するときに形成される後方散乱堆積に
比べて、表面から剥落又は落下する可能性が低い。更
に、中央領域の表面46、46aは、そこに形成される
堆積を乱すことを避けるために、スパッタされないこと
が望ましい。
された粒子の直接堆積を受容するように配置されている
ため、ターゲット10は一般的なターゲットに比べて、
発生する微粒子汚染が少ない。直接堆積は、散乱された
粒子が表面と接触するときに形成される後方散乱堆積に
比べて、表面から剥落又は落下する可能性が低い。更
に、中央領域の表面46、46aは、そこに形成される
堆積を乱すことを避けるために、スパッタされないこと
が望ましい。
【0025】チャンバ14でのワークピースのスループ
ットは、ターゲット表面がスパッタされる率を高めるこ
とにより、望ましくはマグネトロン装置を設けてターゲ
ットのスパッタ表面12の近傍に電子捕獲磁界を形成す
ることにより、増加することができる。電子捕獲磁界
は、ターゲット表面12のすぐ近くをそれと平行に移動
する高い電子フラックスを生成し、したがってターゲッ
トの衝突から大量のイオンが形成される。
ットは、ターゲット表面がスパッタされる率を高めるこ
とにより、望ましくはマグネトロン装置を設けてターゲ
ットのスパッタ表面12の近傍に電子捕獲磁界を形成す
ることにより、増加することができる。電子捕獲磁界
は、ターゲット表面12のすぐ近くをそれと平行に移動
する高い電子フラックスを生成し、したがってターゲッ
トの衝突から大量のイオンが形成される。
【0026】マグネトロン50は一般に複数の磁石52
を備えており、その各々が回転式釣り合いおもり板54
に接続され、また各々の磁石は北極と南極を有してい
る。回転板54は、密閉された軸受接続部58を介して
延びる駆動軸56に接続されている。電動機(図示せ
ず)などの回転駆動装置が駆動軸56に接続されてお
り、磁石52を回転する。マグネトロン50はターゲッ
ト面に平行な複数の磁力線を形成しており、電子はその
磁力線に関して螺旋経路で捕獲される。これらの電子は
アルゴン原子と衝突し、それによってスパッタのための
アルゴンがイオン化される。マグネトロンの使用及び設
計については、メイデン(Mayden)による米国特許第
4,668,338号明細書に記載されており、その内
容は本明細書に援用されている。
を備えており、その各々が回転式釣り合いおもり板54
に接続され、また各々の磁石は北極と南極を有してい
る。回転板54は、密閉された軸受接続部58を介して
延びる駆動軸56に接続されている。電動機(図示せ
ず)などの回転駆動装置が駆動軸56に接続されてお
り、磁石52を回転する。マグネトロン50はターゲッ
ト面に平行な複数の磁力線を形成しており、電子はその
磁力線に関して螺旋経路で捕獲される。これらの電子は
アルゴン原子と衝突し、それによってスパッタのための
アルゴンがイオン化される。マグネトロンの使用及び設
計については、メイデン(Mayden)による米国特許第
4,668,338号明細書に記載されており、その内
容は本明細書に援用されている。
【0027】ターゲット10の環状スパッタ表面12に
より、均一な厚さの膜の堆積、及びワークピース16の
表面に形成されるホールやアパーチャ(図示せず)に適
合した堆積が可能となる。均一性が提供されるのは、ワ
ークピースの各位置に堆積する材料のかなりの部分が、
ワークピースのその位置の真上のターゲット部分によっ
て与えられるからである。
より、均一な厚さの膜の堆積、及びワークピース16の
表面に形成されるホールやアパーチャ(図示せず)に適
合した堆積が可能となる。均一性が提供されるのは、ワ
ークピースの各位置に堆積する材料のかなりの部分が、
ワークピースのその位置の真上のターゲット部分によっ
て与えられるからである。
【0028】図2は、本発明による第2のターゲット構
造60を有するスパッタ装置の断面図である。ターゲッ
ト60の構造は、中央領域44に位置する露出面46が
概して凸形であることを除けば、図1のターゲット10
の構造と同様である。凸形の表面46は、ドーム形又は
その他の曲線形状など、様々な形の部材によって形成さ
れ得るが、図2に示すような円錐台形が最も望ましい。
円錐台形の表面46はワークピース16に向かって延び
ており、後方散乱堆積よりも密着性の高い直接堆積を捕
捉又は受容する。更に、粒子がターゲット60の表面4
6に堆積する角度がターゲット10に関するものより大
きいので、密着性がより高くなり、粒子が剥落する可能
性が更に低下する。
造60を有するスパッタ装置の断面図である。ターゲッ
ト60の構造は、中央領域44に位置する露出面46が
概して凸形であることを除けば、図1のターゲット10
の構造と同様である。凸形の表面46は、ドーム形又は
その他の曲線形状など、様々な形の部材によって形成さ
れ得るが、図2に示すような円錐台形が最も望ましい。
円錐台形の表面46はワークピース16に向かって延び
ており、後方散乱堆積よりも密着性の高い直接堆積を捕
捉又は受容する。更に、粒子がターゲット60の表面4
6に堆積する角度がターゲット10に関するものより大
きいので、密着性がより高くなり、粒子が剥落する可能
性が更に低下する。
【0029】ここでは好適なターゲットの断面形状を円
錐台形の断面形状に関して説明したが、本発明による
と、スパッタ表面の他の断面形状も具体的に意図されて
いる。例えば、ターゲットは実質的に円錐形、又はスパ
ッタ表面が少し湾曲している実質的な円錐台形にするこ
とができる。同様に、ターゲットは、切頭球形の断面形
状、ボール形の断面形状、或いは所定のターゲット材に
対してワークピースに均一な堆積層を提供するように選
択された不均等な曲線形の断面形状にすることさえも可
能である。ターゲットは平坦な断面形状を有することも
でき、基板と平行或いは基板に対して斜めに配置される
こともできる。
錐台形の断面形状に関して説明したが、本発明による
と、スパッタ表面の他の断面形状も具体的に意図されて
いる。例えば、ターゲットは実質的に円錐形、又はスパ
ッタ表面が少し湾曲している実質的な円錐台形にするこ
とができる。同様に、ターゲットは、切頭球形の断面形
状、ボール形の断面形状、或いは所定のターゲット材に
対してワークピースに均一な堆積層を提供するように選
択された不均等な曲線形の断面形状にすることさえも可
能である。ターゲットは平坦な断面形状を有することも
でき、基板と平行或いは基板に対して斜めに配置される
こともできる。
【0030】図3はターゲット11の表面12の略断面
図であり、そこから放出される粒子の分布62を示す。
ターゲット11の一点39から放出されたターゲット材
の軌道の分布62は、ターゲット表面12上の全ての点
から放出される軌道の分布を代表するものである。図3
に示す分布62そのものは、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金のターゲット11に固有のものであるが、以下
で説明する同じ一般原則は、他の材料によって作られて
いるターゲットにも適用される。
図であり、そこから放出される粒子の分布62を示す。
ターゲット11の一点39から放出されたターゲット材
の軌道の分布62は、ターゲット表面12上の全ての点
から放出される軌道の分布を代表するものである。図3
に示す分布62そのものは、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金のターゲット11に固有のものであるが、以下
で説明する同じ一般原則は、他の材料によって作られて
いるターゲットにも適用される。
【0031】図3に示す分布パターン62の断面図は、
パターン62を(矢印66に示すように)基準線64を
中心として180°回転することによって画成される全
分布パターンの代表にすぎない。分布パターン62は、
包絡線68により画成されることができる。ここで、特
定の軌道(ベクトルA、B、C、Dで示すような軌道)
を有する、ターゲット11のスパッタ表面12上の一点
70から放出されるターゲット粒子の確率は、軌道が包
絡線68を通過する位置と点70との間の距離に比例す
る。
パターン62を(矢印66に示すように)基準線64を
中心として180°回転することによって画成される全
分布パターンの代表にすぎない。分布パターン62は、
包絡線68により画成されることができる。ここで、特
定の軌道(ベクトルA、B、C、Dで示すような軌道)
を有する、ターゲット11のスパッタ表面12上の一点
70から放出されるターゲット粒子の確率は、軌道が包
絡線68を通過する位置と点70との間の距離に比例す
る。
【0032】1個以上のプラズマイオンがターゲット1
1のスパッタ表面12に衝突すると、スパッタ表面12
からターゲット材の原子又は原子より大きい粒子が解放
される。ターゲットからスパッタされた粒子は、スパッ
タ表面から直線の軌道上を移動し、ワークピース16の
上面20を含んだ、粒子が接触するどの表面にも堆積す
る傾向がある。所定のターゲット材の粒子軌道は予測す
ることができる。例えば、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金のターゲット11は、ソース位置70を通ってス
パッタ表面12に直角に延びる基準線64を中心として
360°に亘って、基準線64から約0°(ベクトルB
で示す)〜90°(ベクトルAで示す)の角度で左右対
称に分布する軌道に粒子をスパッタすることができる。
しかし、アルミニウムターゲットの粒子の大部分は、基
準線64から25°〜55°の経路を移動する。25°
〜55°のスパッタ粒子の軌道は、一般的に基準線64
から約40°の位置にある分布のピーク付近に集中する
(ベクトルCで示す)。粒子がベクトルCに関してどの
軌道を移動するかといった確率は、その軌道とベクトル
Cとの間の角度のコサイン(余弦)にほぼ比例し、ここ
ではターゲット粒子は、基準線64を中心として360
°内のどこでも、同様の確率でベクトルCからそれと同
じ角度の位置を移動することができる。したがって、タ
ーゲット材の軌道の分布は円錐形になると考えられてい
る。
1のスパッタ表面12に衝突すると、スパッタ表面12
からターゲット材の原子又は原子より大きい粒子が解放
される。ターゲットからスパッタされた粒子は、スパッ
タ表面から直線の軌道上を移動し、ワークピース16の
上面20を含んだ、粒子が接触するどの表面にも堆積す
る傾向がある。所定のターゲット材の粒子軌道は予測す
ることができる。例えば、アルミニウム又はアルミニウ
ム合金のターゲット11は、ソース位置70を通ってス
パッタ表面12に直角に延びる基準線64を中心として
360°に亘って、基準線64から約0°(ベクトルB
で示す)〜90°(ベクトルAで示す)の角度で左右対
称に分布する軌道に粒子をスパッタすることができる。
しかし、アルミニウムターゲットの粒子の大部分は、基
準線64から25°〜55°の経路を移動する。25°
〜55°のスパッタ粒子の軌道は、一般的に基準線64
から約40°の位置にある分布のピーク付近に集中する
(ベクトルCで示す)。粒子がベクトルCに関してどの
軌道を移動するかといった確率は、その軌道とベクトル
Cとの間の角度のコサイン(余弦)にほぼ比例し、ここ
ではターゲット粒子は、基準線64を中心として360
°内のどこでも、同様の確率でベクトルCからそれと同
じ角度の位置を移動することができる。したがって、タ
ーゲット材の軌道の分布は円錐形になると考えられてい
る。
【0033】平面状のアルミニウムターゲットのスパッ
タ表面をワークピース16と平行に配置した場合、ター
ゲットからスパッタされるターゲット材の大分が、ワー
クピースの表面に対して曲がって、すなわち斜めの軌道
で移動することになり、ワークピース16の最上面20
に形成されるホール(図示せず)の底部及び壁部又はフ
ィールドに不均一又は非対称な膜の層が堆積される傾向
がある。本発明のターゲット10、60の形状は、ター
ゲット11のスパッタ表面12をワークピース16の最
上面20に対し斜めに配置して(図1及び図2参照)、
不均一な分布62の部分がワークピース16に実質的に
直交する軌道上を移動して、スパッタ表面から最も斜め
に移動するターゲット材の部分がチャンバ14の隣接側
壁24又は中央領域44の表面46のいずれかに向かう
ようにすることによって、この現象を実質的に緩和す
る。スパッタ軌道確率分布62を有するアルミニウムの
ターゲットの場合、ターゲット11のスパッタ表面12
が、ワークピース16の平面状の堆積受容表面20に対
し角度αで配置されることが望ましい。ここで角度αは
分布62のピーク確率(ベクトルCで示す)と基準線6
4との間の角度に等しい。したがって、比較的大量のタ
ーゲット材が、ワークピース16に直交する軌道を移動
して、ワークピース表面20に堆積される。
タ表面をワークピース16と平行に配置した場合、ター
ゲットからスパッタされるターゲット材の大分が、ワー
クピースの表面に対して曲がって、すなわち斜めの軌道
で移動することになり、ワークピース16の最上面20
に形成されるホール(図示せず)の底部及び壁部又はフ
ィールドに不均一又は非対称な膜の層が堆積される傾向
がある。本発明のターゲット10、60の形状は、ター
ゲット11のスパッタ表面12をワークピース16の最
上面20に対し斜めに配置して(図1及び図2参照)、
不均一な分布62の部分がワークピース16に実質的に
直交する軌道上を移動して、スパッタ表面から最も斜め
に移動するターゲット材の部分がチャンバ14の隣接側
壁24又は中央領域44の表面46のいずれかに向かう
ようにすることによって、この現象を実質的に緩和す
る。スパッタ軌道確率分布62を有するアルミニウムの
ターゲットの場合、ターゲット11のスパッタ表面12
が、ワークピース16の平面状の堆積受容表面20に対
し角度αで配置されることが望ましい。ここで角度αは
分布62のピーク確率(ベクトルCで示す)と基準線6
4との間の角度に等しい。したがって、比較的大量のタ
ーゲット材が、ワークピース16に直交する軌道を移動
して、ワークピース表面20に堆積される。
【0034】
【発明の効果】スパッタターゲット11の表面12をワ
ークピース16の最上部の堆積受容表面20に対し傾斜
することにより、ピーク分布確率のベクトルCの1つ
を、ワークピース16の表面に対しほぼ直角に配置する
ことができ、またターゲット11の最上面に対し最も横
方向に近い粒子のピーク軌道を表わすベクトルC´は、
ワークピース16の表面に対し平行に近くなる。したが
って、ターゲット11の傾斜表面によって、傾斜表面で
なかったら横方向に移動していたターゲット材フラック
スの部分をチャンバの壁の方向に向かわせると同時に、
傾斜表面でなかったら横方向に移動していたターゲット
粒子軌道の部分をワークピースに対しほぼ直角に向かわ
せる。ターゲット粒子軌道の直角方向部分の強化は、最
も横方向に近い軌道を更に横方向に近い軌道に平行移動
させることと同時に、オーバーハングが減少され且つ底
部及び壁部の被覆が向上されたホールの充填を可能にす
る。
ークピース16の最上部の堆積受容表面20に対し傾斜
することにより、ピーク分布確率のベクトルCの1つ
を、ワークピース16の表面に対しほぼ直角に配置する
ことができ、またターゲット11の最上面に対し最も横
方向に近い粒子のピーク軌道を表わすベクトルC´は、
ワークピース16の表面に対し平行に近くなる。したが
って、ターゲット11の傾斜表面によって、傾斜表面で
なかったら横方向に移動していたターゲット材フラック
スの部分をチャンバの壁の方向に向かわせると同時に、
傾斜表面でなかったら横方向に移動していたターゲット
粒子軌道の部分をワークピースに対しほぼ直角に向かわ
せる。ターゲット粒子軌道の直角方向部分の強化は、最
も横方向に近い軌道を更に横方向に近い軌道に平行移動
させることと同時に、オーバーハングが減少され且つ底
部及び壁部の被覆が向上されたホールの充填を可能にす
る。
【0035】ターゲットの傾斜表面を拡張して、概して
ワークピースの表面20と同心の環状領域を形成するこ
とにより、ワークピースの表面にほぼ直交する経路であ
って、分布のピーク確率に対応する経路を移動した堆積
粒子が、ワークピース16の全領域で受容される。ここ
では本発明をアルミニウムのターゲットに関して説明し
たが、本発明は、例えばチタンなど他のターゲット材で
も使用することができ、その場合、スパッタ粒子分布の
ピークはターゲットの平面に直交しない。
ワークピースの表面20と同心の環状領域を形成するこ
とにより、ワークピースの表面にほぼ直交する経路であ
って、分布のピーク確率に対応する経路を移動した堆積
粒子が、ワークピース16の全領域で受容される。ここ
では本発明をアルミニウムのターゲットに関して説明し
たが、本発明は、例えばチタンなど他のターゲット材で
も使用することができ、その場合、スパッタ粒子分布の
ピークはターゲットの平面に直交しない。
【0036】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明の基本範囲から逸脱することなく、本
発明の他の様々な実施形態を工夫することが可能であ
り、また、本発明の範囲は請求の範囲によって決定され
る。
明したが、本発明の基本範囲から逸脱することなく、本
発明の他の様々な実施形態を工夫することが可能であ
り、また、本発明の範囲は請求の範囲によって決定され
る。
【図1】本発明によるターゲット構造を有するスパッタ
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図2】本発明による第2のターゲット構造を有するス
パッタ装置の断面図である。
パッタ装置の断面図である。
【図3】ターゲット表面からスパッタされた粒子の分布
を示すターゲット表面の略断面図である。
を示すターゲット表面の略断面図である。
10…ターゲット、11…スパッタ可能領域、12…ス
パッタ表面、14…真空チャンバ、16…ワークピー
ス、18…ペデスタル、24…エンクロージャ壁、32
…パワー源、42…環状領域、44…中央領域、48…
バッキングプレート。
パッタ表面、14…真空チャンバ、16…ワークピー
ス、18…ペデスタル、24…エンクロージャ壁、32
…パワー源、42…環状領域、44…中央領域、48…
バッキングプレート。
Claims (25)
- 【請求項1】 スパッタ可能な材料を含む環状領域と、 前記環状領域内に配置された中央領域と、を含む物理気
相堆積装置用ターゲット。 - 【請求項2】 前記環状領域が凹形の露出面を有する請
求項1に記載のターゲット。 - 【請求項3】 前記中央領域が凹形の露出面を有する請
求項2に記載のターゲット。 - 【請求項4】 前記環状領域が実質的に円錐台形の露出
面を有する請求項2に記載のターゲット。 - 【請求項5】 前記中央領域が凹形の露出面を有する請
求項4に記載のターゲット。 - 【請求項6】 前記中央領域の露出面が実質的に円錐台
形である請求項4に記載のターゲット。 - 【請求項7】 前記中央領域がスパッタ可能な材料であ
る請求項1に記載のターゲット。 - 【請求項8】 前記中央領域が実質的に平面状である請
求項7に記載のターゲット。 - 【請求項9】 前記中央領域が凸形の露出面を有する請
求項7に記載のターゲット。 - 【請求項10】 前記中央領域が実質的に円錐台形であ
る請求項9に記載のターゲット。 - 【請求項11】 前記中央領域が前記環状領域と同一の
スパッタ可能な材料である請求項1に記載のターゲッ
ト。 - 【請求項12】 前記中央領域がスパッタ不能な部材を
含む請求項1に記載のターゲット。 - 【請求項13】 前記スパッタ不能な部材がバッキング
プレートである請求項12に記載のターゲット。 - 【請求項14】 前記スパッタ不能な部材が電気的に接
地されている請求項12に記載のターゲット。 - 【請求項15】 前記中央領域がバッキングプレートの
実質的に平面状の部分を含む請求項1に記載のターゲッ
ト。 - 【請求項16】 前記露出環状表面が実質的に円錐台形
である請求項15に記載のターゲット。 - 【請求項17】 前記中央領域がバッキングプレートの
中央部分を含み、前記中央部分が、凸形であって実質的
に円錐台形である露出面を有する請求項1に記載のター
ゲット。 - 【請求項18】 エンクロージャと、 前記エンクロージャ内に配置された、陽極を形成するた
めのワークピース支持部材と、 前記エンクロージャ内の前記ワークピース支持部材と向
き合っている露出面を有している、陰極を形成するため
のパッタターゲットと、を備えているスパッタチャンバ
において、 前記スパッタターゲットの前記露出面が中央領域と凹形
環状領域とを有するスパッタチャンバ。 - 【請求項19】 前記ターゲットがバッキングプレート
に取り付けられている請求項18に記載のスパッタチャ
ンバ。 - 【請求項20】 前記バッキングプレートとターゲット
を電気的に分離するための絶縁部材を更に含む請求項1
9に記載のスパッタチャンバ。 - 【請求項21】 前記中央領域が実質的に平坦である請
求項18に記載のスパッタチャンバ。 - 【請求項22】 前記中央領域が輪郭成形されている請
求項18に記載のスパッタチャンバ。 - 【請求項23】 前記バッキングプレートが前記ターゲ
ットの前記中央領域を形成する請求項18に記載のスパ
ッタチャンバ。 - 【請求項24】 前記凹形環状領域が実質的に円錐台形
であり、前記中央領域が凸形である請求項23に記載の
スパッタチャンバ。 - 【請求項25】 前記中央領域が実質的に円錐台形であ
る請求項24に記載のスパッタチャンバ。
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