JPH10207773A - バス接続装置 - Google Patents
バス接続装置Info
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- JPH10207773A JPH10207773A JP9012648A JP1264897A JPH10207773A JP H10207773 A JPH10207773 A JP H10207773A JP 9012648 A JP9012648 A JP 9012648A JP 1264897 A JP1264897 A JP 1264897A JP H10207773 A JPH10207773 A JP H10207773A
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- 230000004044 response Effects 0.000 claims 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 2
Landscapes
- Bus Control (AREA)
- Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 入出力キャッシュメモリから利用頻度の高い
データが追い出されないようにして、システムバスのト
ラフィックを軽減させ、システムの性能向上を図る。 【解決手段】 バス接続装置100は、処理装置200
と主記憶装置300とを接続するシステムバス400
と、入出力制御装置500を接続する入出力バス700
との間を接続する。バス接続装置100は、入出力キャ
ッシュメモリ130と、リードバッファ110を有す
る。リードバッファ110は、入出力キャッシュメモリ
130の読出しミスヒットの際に、システムバス400
からのデータを保持する。
データが追い出されないようにして、システムバスのト
ラフィックを軽減させ、システムの性能向上を図る。 【解決手段】 バス接続装置100は、処理装置200
と主記憶装置300とを接続するシステムバス400
と、入出力制御装置500を接続する入出力バス700
との間を接続する。バス接続装置100は、入出力キャ
ッシュメモリ130と、リードバッファ110を有す
る。リードバッファ110は、入出力キャッシュメモリ
130の読出しミスヒットの際に、システムバス400
からのデータを保持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バス接続装置に関
し、特に入出力キャッシュメモリを含むバス接続装置に
関する。
し、特に入出力キャッシュメモリを含むバス接続装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にプロセッサは同一もしくはその近
辺のアドレスに繰り返しアクセスすることから、一度ア
クセスされたデータをキャッシュメモリに保持しておく
ことにより高速化を図ることができることが知られてい
る。システムバスと入出力バスとを接続する従来のバス
接続装置においても、入出力用のキャッシュメモリを設
け、主記憶装置上のデータのコピーを一時的に格納して
いる。
辺のアドレスに繰り返しアクセスすることから、一度ア
クセスされたデータをキャッシュメモリに保持しておく
ことにより高速化を図ることができることが知られてい
る。システムバスと入出力バスとを接続する従来のバス
接続装置においても、入出力用のキャッシュメモリを設
け、主記憶装置上のデータのコピーを一時的に格納して
いる。
【0003】従来の入出力キャッシュメモリは、プロセ
ッサのためのキャッシュメモリと同様の構成を採用して
いる。そして、この入出力キャッシュメモリでは入出力
バス側からの要求に係るデータを保持していない場合に
主記憶からデータを転送する、いわゆるオンデマンドリ
プレース方式を採用している。
ッサのためのキャッシュメモリと同様の構成を採用して
いる。そして、この入出力キャッシュメモリでは入出力
バス側からの要求に係るデータを保持していない場合に
主記憶からデータを転送する、いわゆるオンデマンドリ
プレース方式を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
要求に係るデータを保持していない場合には主記憶装置
上の内容を入出力キャッシュメモリに転送している。し
かし、入出力データは連続的なデータを取り扱うことが
ほとんどであり、しかも同一データが繰り返しアクセス
されることはプロセッサの場合よりも少ない。従って、
プロセッサと同様のポリシーで入出力キャッシュメモリ
の内容を更新していくと、利用頻度が低いデータによっ
て利用頻度が高いデータが追い出され易くなり、システ
ムバスのトラフィックを増大させ、システムの性能向上
を阻害するという問題があった。
要求に係るデータを保持していない場合には主記憶装置
上の内容を入出力キャッシュメモリに転送している。し
かし、入出力データは連続的なデータを取り扱うことが
ほとんどであり、しかも同一データが繰り返しアクセス
されることはプロセッサの場合よりも少ない。従って、
プロセッサと同様のポリシーで入出力キャッシュメモリ
の内容を更新していくと、利用頻度が低いデータによっ
て利用頻度が高いデータが追い出され易くなり、システ
ムバスのトラフィックを増大させ、システムの性能向上
を阻害するという問題があった。
【0005】本発明の目的は、入出力データの性質を利
用し、必要なデータの追い出しが発生し難い入出力キャ
ッシュメモリを含むバス接続装置を提供することにあ
る。
用し、必要なデータの追い出しが発生し難い入出力キャ
ッシュメモリを含むバス接続装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の入出力キャッシュメモリは、主記憶装置と入
出力装置との間に接続される入出力キャッシュメモリで
あって、前記入出力装置からの読出しに対してミスヒッ
トが発生した場合には前記入出力キャッシュメモリの内
容を更新せずに前記主記憶装置からのデータを入出力装
置に転送する。
に本発明の入出力キャッシュメモリは、主記憶装置と入
出力装置との間に接続される入出力キャッシュメモリで
あって、前記入出力装置からの読出しに対してミスヒッ
トが発生した場合には前記入出力キャッシュメモリの内
容を更新せずに前記主記憶装置からのデータを入出力装
置に転送する。
【0007】また、本発明の他の入出力キャッシュメモ
リは、前記入出力装置からの読出しに対してミスヒット
が発生した場合に前記主記憶装置からのデータを保持す
るリードバッファをさらに含む。
リは、前記入出力装置からの読出しに対してミスヒット
が発生した場合に前記主記憶装置からのデータを保持す
るリードバッファをさらに含む。
【0008】また、本発明のバス接続装置は、主記憶装
置へ接続されるシステムバスと入出力装置へ接続される
入出力バスとを接続するバス接続装置であって、前記主
記憶装置の内容の一部を保持し前記入出力装置からの読
出しに対してミスヒットが発生した場合には保持してい
る内容を更新せずに前記主記憶装置からのデータを入出
力装置に転送する入出力キャッシュメモリを含む。
置へ接続されるシステムバスと入出力装置へ接続される
入出力バスとを接続するバス接続装置であって、前記主
記憶装置の内容の一部を保持し前記入出力装置からの読
出しに対してミスヒットが発生した場合には保持してい
る内容を更新せずに前記主記憶装置からのデータを入出
力装置に転送する入出力キャッシュメモリを含む。
【0009】また、本発明の他のバス接続装置は、前記
入出力装置からの読出しに対して前記入出力キャッシュ
メモリでミスヒットが発生した場合に前記主記憶装置か
らのデータを保持するリードバッファをさらに含む。
入出力装置からの読出しに対して前記入出力キャッシュ
メモリでミスヒットが発生した場合に前記主記憶装置か
らのデータを保持するリードバッファをさらに含む。
【0010】また、本発明の他のバス接続装置は、前記
入出力キャッシュメモリは前記入出力装置からの書込み
に対してミスヒットが発生した場合には保持している内
容を更新した上で前記入出力装置からの書込みデータを
書き込む。
入出力キャッシュメモリは前記入出力装置からの書込み
に対してミスヒットが発生した場合には保持している内
容を更新した上で前記入出力装置からの書込みデータを
書き込む。
【0011】また、本発明の他のバス接続装置において
は、前記リードバッファは、前記主記憶装置からのデー
タを保持する少なくとも1つのデータレジスタと、この
データレジスタに保持されたデータに対応するアドレス
を保持する少なくとも一つのアドレスレジスタと、読出
し要求に係るアドレスが前記アドレスレジスタに保持さ
れているか否かを判定する判定回路と、この判定回路の
結果に応じて前記データレジスタの内容を選択するセレ
クタとを含む。
は、前記リードバッファは、前記主記憶装置からのデー
タを保持する少なくとも1つのデータレジスタと、この
データレジスタに保持されたデータに対応するアドレス
を保持する少なくとも一つのアドレスレジスタと、読出
し要求に係るアドレスが前記アドレスレジスタに保持さ
れているか否かを判定する判定回路と、この判定回路の
結果に応じて前記データレジスタの内容を選択するセレ
クタとを含む。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明のバス接続装置の実施
の形態について図面を参照して詳細に説明する。
の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】図1を参照すると、本発明のバス接続装置
100は、情報処理システムにおいて、処理装置200
と主記憶装置300とを接続するシステムバス400
と、入出力制御装置500を接続する入出力バス700
との間を接続する。処理装置200はシステムバス40
0上に少なくとも一つ存在する。また、入出力制御装置
500は各入出力バスにそれぞれ少なくとも一つ存在す
る。入出力制御装置500にはそれぞれ入出力装置60
0が接続される。
100は、情報処理システムにおいて、処理装置200
と主記憶装置300とを接続するシステムバス400
と、入出力制御装置500を接続する入出力バス700
との間を接続する。処理装置200はシステムバス40
0上に少なくとも一つ存在する。また、入出力制御装置
500は各入出力バスにそれぞれ少なくとも一つ存在す
る。入出力制御装置500にはそれぞれ入出力装置60
0が接続される。
【0014】処理装置200は各種演算等の処理を行
う。主記憶装置300は、処理に必要なデータを格納し
ている。入出力装置600は、例えば磁気ディスク装置
や磁気テープ装置等であり、大容量のデータを格納す
る。入出力制御装置500は入出力装置600のアダプ
タの役割をし、入出力バス700と入出力装置600と
のインタフェースを行う。そして、この入出力制御装置
500は、入出力バス700からバス接続装置100及
びシステムバス400を経由して、主記憶装置300へ
のアクセスを要求する。
う。主記憶装置300は、処理に必要なデータを格納し
ている。入出力装置600は、例えば磁気ディスク装置
や磁気テープ装置等であり、大容量のデータを格納す
る。入出力制御装置500は入出力装置600のアダプ
タの役割をし、入出力バス700と入出力装置600と
のインタフェースを行う。そして、この入出力制御装置
500は、入出力バス700からバス接続装置100及
びシステムバス400を経由して、主記憶装置300へ
のアクセスを要求する。
【0015】図2を参照すると、バス接続装置100
は、入出力キャッシュ130と、本願発明の特徴である
リードバッファ110と、マルチプレクサ120とを含
んでいる。入出力キャッシュメモリ130は、主記憶装
置300のデータの一部を保持する。リードバッファ1
10は、入出力キャッシュメモリ130と同様に主記憶
装置300のデータの一部を保持するが、容量は入出力
キャッシュメモリ130よりも小容量である。また、マ
ルチプレクサ120は、入出力キャッシュメモリ130
への入力として、システムバス400からのデータ及び
リードバッファ110からのデータのいずれかを選択す
る。
は、入出力キャッシュ130と、本願発明の特徴である
リードバッファ110と、マルチプレクサ120とを含
んでいる。入出力キャッシュメモリ130は、主記憶装
置300のデータの一部を保持する。リードバッファ1
10は、入出力キャッシュメモリ130と同様に主記憶
装置300のデータの一部を保持するが、容量は入出力
キャッシュメモリ130よりも小容量である。また、マ
ルチプレクサ120は、入出力キャッシュメモリ130
への入力として、システムバス400からのデータ及び
リードバッファ110からのデータのいずれかを選択す
る。
【0016】図3を参照すると、リードバッファ110
は、少なくとも一組のデータレジスタ111及びアドレ
スレジスタ112を有し、主記憶装置300上のデータ
及びそれに対応するアドレスを保持する。これらデータ
及びアドレスは信号線101及び102を介してそれぞ
れ入力される。
は、少なくとも一組のデータレジスタ111及びアドレ
スレジスタ112を有し、主記憶装置300上のデータ
及びそれに対応するアドレスを保持する。これらデータ
及びアドレスは信号線101及び102を介してそれぞ
れ入力される。
【0017】また、リードバッファ110は、アドレス
レジスタ112に保持されたアドレスと信号線102を
介してアクセスされたアドレスとを比較する比較器11
3を少なくとも一つ有し、この比較器113が複数存在
する場合にはさらに論理和回路114を有する。
レジスタ112に保持されたアドレスと信号線102を
介してアクセスされたアドレスとを比較する比較器11
3を少なくとも一つ有し、この比較器113が複数存在
する場合にはさらに論理和回路114を有する。
【0018】セレクタ115は、比較器113による比
較結果に基づいて、データレジスタ111の内容の一つ
を選択する。すなわち、信号線102によりアクセスさ
れたアドレスと一致するアドレスを保持するアドレスレ
ジスタ112があった場合に、そのアドレスレジスタ1
12に対応するデータレジスタ111の内容が信号線1
03に出力される。
較結果に基づいて、データレジスタ111の内容の一つ
を選択する。すなわち、信号線102によりアクセスさ
れたアドレスと一致するアドレスを保持するアドレスレ
ジスタ112があった場合に、そのアドレスレジスタ1
12に対応するデータレジスタ111の内容が信号線1
03に出力される。
【0019】コントローラ140は、信号線104の比
較結果を受け取り、後述するようなバス制御装置100
内の各部の制御を行う。
較結果を受け取り、後述するようなバス制御装置100
内の各部の制御を行う。
【0020】システムバス400からのアドレス線40
1は入出力キャッシュメモリ130に接続されている。
また、システムバス400からのデータ線402はリー
ドバッファ110に接続されている。入出力バス700
からのアドレス線701は入出力キャッシュメモリ13
0及びリードバッファ110に接続され、データ線70
2は入出力キャッシュメモリ130に接続されている。
1は入出力キャッシュメモリ130に接続されている。
また、システムバス400からのデータ線402はリー
ドバッファ110に接続されている。入出力バス700
からのアドレス線701は入出力キャッシュメモリ13
0及びリードバッファ110に接続され、データ線70
2は入出力キャッシュメモリ130に接続されている。
【0021】マルチプレクサ120は、システムバス4
00からのデータ線402及び入出力バス700のデー
タ線702のいずれかを入出力キャッシュメモリ130
のデータポートに接続する。
00からのデータ線402及び入出力バス700のデー
タ線702のいずれかを入出力キャッシュメモリ130
のデータポートに接続する。
【0022】入出力キャッシュメモリ130は、一般的
なプロセッサ用キャッシュメモリと同様な構成を有する
ものとし、ストアイン(ライトバックともいう)方式に
より動作する。
なプロセッサ用キャッシュメモリと同様な構成を有する
ものとし、ストアイン(ライトバックともいう)方式に
より動作する。
【0023】データレジスタ111及びアドレスレジス
タ112は、上位の側から、すなわち信号線101及び
102からデータ及びアドレスが入力され、新たな入力
がある度に下方へシフトしていく。従って、許容量以上
のデータを保持するためには、最も古くから保持されて
いたデータ及びアドレスが追い出されることとなる。こ
のような構成は先入れ先出し(FIFO)バッファと呼
ばれる。なお、ここでは説明の都合上、FIFOにより
管理されるバッファを前提としたが、本願発明はこれに
限定されるものではなく、他のLRU方式等により管理
してもよい。
タ112は、上位の側から、すなわち信号線101及び
102からデータ及びアドレスが入力され、新たな入力
がある度に下方へシフトしていく。従って、許容量以上
のデータを保持するためには、最も古くから保持されて
いたデータ及びアドレスが追い出されることとなる。こ
のような構成は先入れ先出し(FIFO)バッファと呼
ばれる。なお、ここでは説明の都合上、FIFOにより
管理されるバッファを前提としたが、本願発明はこれに
限定されるものではなく、他のLRU方式等により管理
してもよい。
【0024】また、データレジスタ111及びアドレス
レジスタ112の組の数は、入出力キャッシュメモリ1
30のエントリ数よりも少ない数で足りるが、入出力バ
ス700に接続する入出力制御装置500の数以上であ
ることが望ましい。
レジスタ112の組の数は、入出力キャッシュメモリ1
30のエントリ数よりも少ない数で足りるが、入出力バ
ス700に接続する入出力制御装置500の数以上であ
ることが望ましい。
【0025】次に本発明のバス接続装置の実施の形態に
おける動作について説明する。
おける動作について説明する。
【0026】入出力制御装置500から入出力バス70
0に主記憶装置300へのアクセス要求が出力される
と、要求されたデータがバス接続装置100内の入出力
キャッシュメモリ130又はリードバッファ110に存
在するかが調べられる。リードバッファ110において
は、比較器113を使用することによって、対応するア
ドレスが存在するか否かがチェックされる。
0に主記憶装置300へのアクセス要求が出力される
と、要求されたデータがバス接続装置100内の入出力
キャッシュメモリ130又はリードバッファ110に存
在するかが調べられる。リードバッファ110において
は、比較器113を使用することによって、対応するア
ドレスが存在するか否かがチェックされる。
【0027】図4を参照すると、入出力制御装置500
からのアクセス要求が読出し要求であった場合には、バ
ス接続装置100内に要求に係るデータが存在するか否
かが判断され(ステップS701)、存在しない場合に
は主記憶装置300から所望のデータを読み出す(ステ
ップS702)。ここで、処理装置200がキャッシュ
メモリを有している場合にはこのキャッシュメモリから
データを読み出すようにしてもよい。
からのアクセス要求が読出し要求であった場合には、バ
ス接続装置100内に要求に係るデータが存在するか否
かが判断され(ステップS701)、存在しない場合に
は主記憶装置300から所望のデータを読み出す(ステ
ップS702)。ここで、処理装置200がキャッシュ
メモリを有している場合にはこのキャッシュメモリから
データを読み出すようにしてもよい。
【0028】主記憶装置300から読み出されたデータ
はアドレスとともにリードバッファ110に保持される
(ステップS703)。そして、そのデータは要求を出
した入出力制御装置500に返送される(ステップS7
05)。但し、この場合、主記憶装置300から読み出
されたデータは、入出力キャッシュメモリ130には保
持されない。
はアドレスとともにリードバッファ110に保持される
(ステップS703)。そして、そのデータは要求を出
した入出力制御装置500に返送される(ステップS7
05)。但し、この場合、主記憶装置300から読み出
されたデータは、入出力キャッシュメモリ130には保
持されない。
【0029】もし、ステップS701において、バス接
続装置100内に要求に係るデータが存在すると判断さ
れた場合には、バス接続装置100内の入出力キャッシ
ュメモリ130又はリードバッファ110から該当デー
タが読み出され(ステップS704)、入出力制御装置
500に返送される(ステップS705)。
続装置100内に要求に係るデータが存在すると判断さ
れた場合には、バス接続装置100内の入出力キャッシ
ュメモリ130又はリードバッファ110から該当デー
タが読み出され(ステップS704)、入出力制御装置
500に返送される(ステップS705)。
【0030】図5を参照すると、入出力制御装置500
からのアクセス要求が書込み要求であった場合には、入
出力キャッシュメモリ130内に要求に係るデータが存
在するか否かが判断され(ステップS801)、存在す
る場合にはさらにそのエントリの状態が判断される(ス
テップS810)。ここで、本実施の形態では、入出力
キャッシュメモリの各エントリの状態として、「無
効(”I”)」、「主記憶装置と一致し、かつ、他の入
出力キャッシュメモリと共有(”CS”)」及び「主記
憶装置と一致せず、かつ、他の入出力キャッシュメモリ
には保持されていない(”DE”)」の何れかの状態を
とるものとする。
からのアクセス要求が書込み要求であった場合には、入
出力キャッシュメモリ130内に要求に係るデータが存
在するか否かが判断され(ステップS801)、存在す
る場合にはさらにそのエントリの状態が判断される(ス
テップS810)。ここで、本実施の形態では、入出力
キャッシュメモリの各エントリの状態として、「無
効(”I”)」、「主記憶装置と一致し、かつ、他の入
出力キャッシュメモリと共有(”CS”)」及び「主記
憶装置と一致せず、かつ、他の入出力キャッシュメモリ
には保持されていない(”DE”)」の何れかの状態を
とるものとする。
【0031】ステップS810において、状態が”D
E”であると判断された場合には、書込みデータをその
ままその(自分の)入出力キャッシュメモリに書き込む
(ステップS815)。一方、状態が”CS”であると
判断された場合には、他の入出力キャッシュメモリの該
当エントリを無効化する(ステップS821)。そし
て、他の入出力キャッシュメモリの無効化が完了した
後、書込みデータを自分の入出力キャッシュメモリに書
き込む(ステップS825)。この場合、該エントリの
状態は”CS”から”DE”に修正される(ステップS
826)。
E”であると判断された場合には、書込みデータをその
ままその(自分の)入出力キャッシュメモリに書き込む
(ステップS815)。一方、状態が”CS”であると
判断された場合には、他の入出力キャッシュメモリの該
当エントリを無効化する(ステップS821)。そし
て、他の入出力キャッシュメモリの無効化が完了した
後、書込みデータを自分の入出力キャッシュメモリに書
き込む(ステップS825)。この場合、該エントリの
状態は”CS”から”DE”に修正される(ステップS
826)。
【0032】ステップS801において、入出力キャッ
シュメモリ130内に要求に係るデータが存在しないと
判断された場合には、さらにリードバッファ110に要
求に係るデータが存在するか否かが判断される(ステッ
プS830)。リードバッファ110に存在すると判断
された場合には、他の入出力キャッシュメモリの該当エ
ントリを無効化する(ステップS831)。一方、リー
ドバッファ110に存在しないと判断された場合には、
主記憶装置300から対応するデータを含むブロックを
読み出す(ステップS841)。これにより、リードバ
ッファ110に存在する場合にはそのデータを、存在し
ない場合には主記憶装置300からのデータを使用する
ことにより、入出力キャッシュメモリ110内のエント
リをリプレースする(ステップS834)。すなわち、
入出力キャッシュメモリ110内に空きエントリを作
り、そのエントリに上記データを保持する。但し、リプ
レースにおいて選択されたエントリの状態が”DE”で
あった場合には(ステップS832)、リプレースに先
立って、保持されていたデータを主記憶装置200に掃
き出す必要がある(ステップS833)。
シュメモリ130内に要求に係るデータが存在しないと
判断された場合には、さらにリードバッファ110に要
求に係るデータが存在するか否かが判断される(ステッ
プS830)。リードバッファ110に存在すると判断
された場合には、他の入出力キャッシュメモリの該当エ
ントリを無効化する(ステップS831)。一方、リー
ドバッファ110に存在しないと判断された場合には、
主記憶装置300から対応するデータを含むブロックを
読み出す(ステップS841)。これにより、リードバ
ッファ110に存在する場合にはそのデータを、存在し
ない場合には主記憶装置300からのデータを使用する
ことにより、入出力キャッシュメモリ110内のエント
リをリプレースする(ステップS834)。すなわち、
入出力キャッシュメモリ110内に空きエントリを作
り、そのエントリに上記データを保持する。但し、リプ
レースにおいて選択されたエントリの状態が”DE”で
あった場合には(ステップS832)、リプレースに先
立って、保持されていたデータを主記憶装置200に掃
き出す必要がある(ステップS833)。
【0033】リプレース完了後、そのリプレースされた
エントリに書込みデータが書き込まれる(ステップS8
35)。この場合、該エントリの状態は”DE”に修正
される(ステップS836)。
エントリに書込みデータが書き込まれる(ステップS8
35)。この場合、該エントリの状態は”DE”に修正
される(ステップS836)。
【0034】このように、本発明のバス接続装置の実施
の形態では、読出しアクセスの際に入出力キャッシュメ
モリ130にミスヒットした場合であっても、入出力キ
ャッシュメモリ130のエントリをリプレースせず、リ
ードバッファ110を使用する。これにより、ダイレク
トメモリアクセス(DMA)転送のような連続的かつ繰
り返しのないデータ転送によって、利用頻度の高いデー
タが追い出され難くすることができる。
の形態では、読出しアクセスの際に入出力キャッシュメ
モリ130にミスヒットした場合であっても、入出力キ
ャッシュメモリ130のエントリをリプレースせず、リ
ードバッファ110を使用する。これにより、ダイレク
トメモリアクセス(DMA)転送のような連続的かつ繰
り返しのないデータ転送によって、利用頻度の高いデー
タが追い出され難くすることができる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よると、入出力キャッシュメモリにおいて、利用頻度の
低いデータによって利用頻度が高いデータが追い出され
難くすることができ、システムバスのトラフィックを軽
減することができる。これにより、システム全体の性能
を向上させることができる。
よると、入出力キャッシュメモリにおいて、利用頻度の
低いデータによって利用頻度が高いデータが追い出され
難くすることができ、システムバスのトラフィックを軽
減することができる。これにより、システム全体の性能
を向上させることができる。
【図1】本発明のバス接続装置が適用される情報処理シ
ステムの一例を示す図である。
ステムの一例を示す図である。
【図2】本発明のバス接続装置の実施の形態のブロック
図を示す図である。
図を示す図である。
【図3】本発明のバス接続装置の実施の形態におけるリ
ードバッファのブロック図を示す図である。
ードバッファのブロック図を示す図である。
【図4】本発明のバス接続装置の実施の形態における読
出し動作の手順を示す図である。
出し動作の手順を示す図である。
【図5】本発明のバス接続装置の実施の形態における書
込み動作の手順を示す図である。
込み動作の手順を示す図である。
100 バス接続装置 110 リードバッファ 130 入出力キャッシュメモリ 200 処理装置 300 主記憶装置 400 システムバス 500 入出力制御装置 600 入出力装置 700 入出力バス
Claims (6)
- 【請求項1】 主記憶装置と入出力装置との間に接続さ
れる入出力キャッシュメモリであって、 前記入出力装置からの読出し要求に対してミスヒットが
発生した場合にはこのミスヒットした読出し要求に係る
データを前記主記憶装置から読み出し、自身に格納する
ことなく前記入出力装置に直接転送することを特徴とす
る入出力キャッシュメモリ。 - 【請求項2】 前記入出力装置からの読出し要求に対し
てミスヒットが発生した場合に前記主記憶装置から読み
出される前記読出し要求に係るデータを保持するリード
バッファを含むことを特徴とする請求項1記載の入出力
キャッシュメモリ。 - 【請求項3】 主記憶装置へ接続されるシステムバスと
入出力装置へ接続される入出力バスとを接続するバス接
続装置において、 前記主記憶装置の内容の一部を保持し前記入出力装置か
らの読出し要求に対してミスヒットが発生した場合には
保持している内容を更新せずに前記主記憶装置からのデ
ータを入出力装置に転送する入出力キャッシュメモリを
含むことを特徴とするバス接続装置。 - 【請求項4】 前記入出力装置からの読出し要求に対し
て前記入出力キャッシュメモリでミスヒットが発生した
場合に前記主記憶装置からのデータを保持するリードバ
ッファをさらに含むことを特徴とする請求項3記載のバ
ス接続装置。 - 【請求項5】 前記入出力キャッシュメモリは前記入出
力装置からの書込み要求に対してミスヒットが発生した
場合には保持している内容を更新した上で前記入出力装
置からの書込みデータを書き込むことを特徴とする請求
項4記載のバス接続装置。 - 【請求項6】 前記リードバッファは、 前記主記憶装置からのデータを保持する少なくとも1つ
のデータレジスタと、 このデータレジスタに保持されたデータに対応するアド
レスを保持する少なくとも一つのアドレスレジスタと、 読出し要求に係るアドレスが前記アドレスレジスタに保
持されているか否かを判定する判定回路と、 この判定回路の結果に応じて前記データレジスタの内容
を選択するセレクタとを含むことを特徴とする請求項4
記載のバス接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9012648A JPH10207773A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | バス接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9012648A JPH10207773A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | バス接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10207773A true JPH10207773A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=11811198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9012648A Pending JPH10207773A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | バス接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10207773A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008118184A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Fujitsu Ltd | 処理装置及び処理モジュール |
US7970998B2 (en) | 2005-04-08 | 2011-06-28 | Panasonic Corporation | Parallel caches operating in exclusive address ranges |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP9012648A patent/JPH10207773A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7970998B2 (en) | 2005-04-08 | 2011-06-28 | Panasonic Corporation | Parallel caches operating in exclusive address ranges |
JP2008118184A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Fujitsu Ltd | 処理装置及び処理モジュール |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000328 |