JPH10206117A - 物体認識装置 - Google Patents
物体認識装置Info
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- Image Processing (AREA)
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
認識して表示装置31で表示等する場合、物体測距用の
センサ10として、ウィンドウ方向に配置された多数の
CCDからなるCCDラインをウィンドウ方向と直交す
るライン列方向に多段に並設した多段ライン型CCDか
らなるCCDチップ11を備えたセンサを用い、物体認
識及び路側固定物判定を正確に行えるようにする。 【解決手段】 CCDチップ11の画像の各領域Eにつ
いて距離d(i,j)を測定し、この各領域E及び隣接
領域R1〜R8の距離差dxに基づいて各領域E毎の有
効ポイント数P(i,j)を求め、この有効ポイント数
P(i,j)からライン毎の代表距離l(i)を演算し
て物体Oを認識すると共に、ライン毎に、有効ポイント
数P(i,j)に基づいて決定されたラインポイント数
PL(i)がしきい値P1以下であるときに認識物体O
が路側固定物であると判定する。
Description
し、詳しくは多段ライン型CCDによる距離データに基
づいて物体を認識すると共に、ガードレール等の路側固
定物を判定し得るようにしたものに関する技術分野に属
する。
て、例えば特開平6―281455号公報に示されてい
るように、物体の画像を複数のウィンドウに分割して、
各ウィンドウでの距離に基づいて物体を認識するように
したものは知られている。このものでは、1対のイメー
ジセンサ上にそれぞれ結像された画像の所定複数箇所
に、三角測量の原理で自車両周辺の物体までの距離を検
出するためのウィンドウを設定して、そのウィンドウ毎
に物体までの距離を検出し、この距離検出結果からウィ
ンドウ毎に道路情報に応じて自車両の対象車線内のもの
を選択するようになされている。つまり、情報として必
要のないガードレール等の路側固定物を対象物から排除
するようになっている。
物体をその距離に基づいて認識する場合、一定方向に配
置された多数のCCDをその配列方向と直交する方向に
多段に並設してなる多段ライン型CCDを設け、この多
段ライン型CCDからの輝度信号に基づいて得られた2
次元の距離データから特定の物体を認識すると共に、ガ
ードレール等の路側固定物判定を行うようにすることが
考えられる。すなわち、この多段ライン型CCDは、縦
横に多数のCCDが配置されたカメラ用等のセンサに対
し、CCDを一方向に間引いた構成のものであり、CC
Dの数が減った分だけ、撮像データ数が少なくなり、演
算速度が速くなってコストダウンを図ることができる。
やノイズの影響が大きく、精度の高い距離演算が難しく
て正確な物体認識が困難になるという問題があり、特に
他の車両とガードレール等の路側固定物とを区別するの
が困難となる。
であり、その目的とするところは、多段ライン型CCD
による距離データに工夫を凝らすことによって、多段ラ
イン型CCDを用いつつ、正確に物体認識を行なうと共
に、路側固定物をも正確に判定し得るようにすることに
ある。
めに、請求項1の発明では、多段ライン型CCDにより
得られた画像を、ライン列方向及びウィンドウ方向にそ
れぞれ分割して各領域について距離を測定し、この各領
域及び隣接領域の各測定距離に基づいて各領域毎の距離
データの有効ポイント数を求め、この有効ポイント数か
らライン毎の代表距離を演算して物体を認識すると共
に、上記有効ポイント数に基づいてラインポイント数を
決定して、このラインポイント数から認識物体が路側固
定物か否かを判定するようにした。
うに、ウィンドウ方向に沿って配置された多数のCCD
からなるCCDラインをウィンドウ方向と直交するライ
ン列方向に多段に並設してなり画像を輝度情報として捕
らえる多段ライン型CCD11を備え、該多段ライン型
CCD11からの輝度信号に基づいて得られた2次元の
距離データから特定の物体を認識するようにした物体認
識装置が対象である。
り得られた画像を上記CCDライン毎にかつウィンドウ
方向に複数に分割して各領域について距離を測定する測
距手段16と、上記測距手段16により測定された各領
域毎の距離につき、該領域に隣接する領域の距離との差
に基づいて距離データの有効ポイント数を付与する有効
ポイント数付与手段25と、上記有効ポイント数付与手
段25により付与された有効ポイント数に基づき上記ラ
イン毎の代表距離をそれぞれ演算するライン距離演算手
段26と、上記ライン距離演算手段26により演算され
たライン毎の代表距離に基づいて物体を認識する物体認
識手段20と、ライン毎に、上記有効ポイント数付与手
段26により付与された有効ポイント数に基づいてライ
ンポイント数を決定するラインポイント数決定手段35
と、上記ラインポイント数決定手段35により決定され
たラインポイント数がしきい値以下であるときに認識物
体が路側固定物であると判定する路側固定物判定手段2
7とを備えたことを特徴としている。
いて、多段ライン型CCD11の画像がライン毎にかつ
ウィンドウ方向に複数に分割されて各領域について距離
が測定される。次いで、有効ポイント数付与手段25
で、上記測距手段16により測定された領域毎の距離及
び隣接領域の距離の差に基づいて各領域毎の距離データ
の有効ポイント数が付与される。この有効ポイント数
は、各領域についての距離データの有効性(信憑性又は
信頼性)を判断するもので、領域に隣接する複数の領域
の距離データのうち、領域の距離データとの差が所定値
以下であるデータを持つ隣接領域の数を計数するもので
あり、同じ物体であれば、ある領域とその隣接領域との
各距離データが同等の値になって隣接領域に関連した距
離データが測距されることとなり、この状態を距離デー
タの有効性が高いと判断して、大きい有効ポイント数が
付与される。
て、有効ポイント数付与手段により付与された有効ポイ
ント数に基づきライン毎の代表距離が演算され、物体認
識手段20において、このライン距離演算手段26によ
り演算されたライン毎の代表距離から物体が認識され
る。
よりライン毎に上記有効ポイント数に基づいてラインポ
イント数が決定され、路側固定物判定手段27により、
そのラインポイント数がしきい値以下であるときに物体
が路側固定物であると判定される。上記有効ポイント数
は、物体がガードレール等の路側固定物である場合、そ
の形状が平面的で単純な形状であることから、物体が車
両等である場合と比べて小さい値となり、その有効ポイ
ント数に基づいて決定されたラインポイント数も、同様
となる。
の距離データの有効性が隣接領域との関係から有効ポイ
ント数として判定され、この有効ポイント数に基づいて
ライン毎の代表距離を求めて、その代表距離から物体を
認識すると共に、その有効ポイント数から決定されたラ
インポイント数がしきい値以下であるときに物体が路側
固定物であると判定するので、測距データのばらつきや
ノイズ等があっても、その影響を可及的に低減すること
ができ、正確に物体認識を行なうことができると共に、
路側固定物の判定をも正確に行うことができる。
定手段35は、各ラインにおいて有効ポイント数がライ
ン代表しきい値よりも大きい領域の個数をラインポイン
ト数とするように構成する。また、請求項3の発明で
は、ラインポイント数決定手段35は、各ライン上の領
域の有効ポイント数の総和をラインポイント数とするよ
うに構成する。さらに、請求項4の発明では、ラインポ
イント数決定手段35は、各ラインにおいて有効ポイン
ト数がライン代表しきい値よりも大きい領域について有
効ポイント数及びライン代表しきい値の差の総和をライ
ンポイント数とするように構成する。これらの発明によ
り、ラインポイント数を具体的に決定することができ、
認識物体が路側固定物か否かを正確に判定することがで
きる。
しきい値は、ライン毎の代表距離が大きいほど小さく設
定する。このことで、同じ物体であれば、その物体まで
の距離つまり代表距離が大きくなるほど有効ポイント数
は小さくなるので、遠距離に存在する車両等の有効なデ
ータを路側固定物であると誤判断する確率が低くなる。
よって、遠方の物体でも正確に路側固定物か否かを判定
することができる。
ト数のしきい値は、ライン毎の代表距離が所定値よりも
大きいとき0に設定する。このようにすることで、代表
距離が所定値よりも大きいときには、常に路側固定物で
ないと判断されるので、遠距離に存在する車両等の有効
なデータを落としてしまうということはない。
って配置された多数のCCDからなるCCDラインをウ
ィンドウ方向と直交するライン列方向に多段に並設して
なり画像を輝度情報として捕らえる多段ライン型CCD
を備え、該多段ライン型CCDからの輝度信号に基づい
て得られた2次元の距離データから特定の物体を認識す
るようにした物体認識装置が対象である。
られた画像を上記CCDライン毎にかつウィンドウ方向
に複数に分割して各領域について距離を測定する測距手
段と、上記測距手段により測定された各領域毎の距離に
つき、該領域に隣接する領域の距離との差に基づいて距
離データの有効ポイント数を付与する有効ポイント数付
与手段と、上記有効ポイント数付与手段により付与され
た有効ポイント数に基づき上記ライン毎の代表距離をそ
れぞれ演算するライン距離演算手段と、上記ライン距離
演算手段により演算されたライン毎の代表距離に基づい
て物体を認識して物体検出距離を演算する物体認識手段
と、上記認識物体毎に、上記有効ポイント数付与手段に
より付与された有効ポイント数に基づいて物体ポイント
数を決定する物体ポイント数決定手段と、上記物体ポイ
ント数決定手段により決定された物体ポイント数がしき
い値以下であるときに認識物体が路側固定物であると判
定する路側固定物判定手段とを備える。
物体毎に、物体ポイント数決定手段により決定された物
体ポイント数がしきい値以下であるときに認識物体が路
側固定物であると判定するので、認識物体が路側固定物
か否かの判定をより一層容易かつ正確に行うことができ
る。
手段は、各認識物体に含まれる全てのラインにおいて有
効ポイント数がライン代表しきい値よりも大きい領域の
個数を物体ポイント数とするように構成する。また、請
求項9の発明では、物体ポイント数決定手段は、各認識
物体に含まれる全てのライン上の領域の有効ポイント数
の総和を物体ポイント数とするように構成する。さら
に、請求項10の発明では、物体ポイント数決定手段
は、各認識物体に含まれる全てのラインにおいて有効ポ
イント数がライン代表しきい値よりも大きい領域につい
て有効ポイント数及びライン代表しきい値の差の総和を
物体ポイント数とするように構成する。これらの発明に
より、物体ポイント数を具体的に決定することができ、
認識物体が路側固定物か否かを正確に判定することがで
きる。
しきい値は、物体検出距離が大きいほど小さく設定す
る。このことで、請求項5と同様の作用効果が得られ
る。
ト数のしきい値は、物体検出距離が所定値よりも大きい
とき0に設定する。こうすれば、請求項6と同様の作用
効果を得ることができる。
沿って配置された多数のCCDからなるCCDラインを
ウィンドウ方向と直交するライン列方向に多段に並設し
てなり画像を輝度情報として捕らえる多段ライン型CC
Dを備え、該多段ライン型CCDからの輝度信号に基づ
いて得られた2次元の距離データから特定の物体を認識
するようにした物体認識装置が対象である。
られた画像を上記CCDライン毎にかつウィンドウ方向
に複数に分割して各領域について距離を測定する測距手
段と、上記測距手段により測定された各領域毎の距離に
つき、該領域に隣接する領域の距離との差に基づいて距
離データの有効ポイント数を付与する有効ポイント数付
与手段と、上記有効ポイント数付与手段により付与され
た有効ポイント数に基づき上記ライン毎の代表距離をそ
れぞれ演算するライン距離演算手段と、上記ライン距離
演算手段により演算されたライン毎の代表距離に基づい
て物体を認識する物体認識手段と、所定の複数のライン
の代表距離の検出状況に応じて認識物体が路側固定物で
あるか否かを判定する路側固定物判定手段と、上記路側
固定物判定手段の判定結果に基づいて上記物体認識手段
での物体を認識するエリアを可変とするエリア可変手段
とを備える。
所定の複数のラインの代表距離の検出状況に応じて物体
が路側固定物であるか否かを判定するので、路側固定物
であることをその形状等を考慮することによって正確に
判断することができる。また、認識物体が路側固定物で
あると判定すれば、エリア可変手段により物体を認識す
るエリアを可変とすることができるので、容易にその路
側固定物のあるエリアを認識しないようにすることがで
きる。よって、正確な路側固定物判定を行いつつ、路側
固定物が存在する領域内の不要なデータを排除すること
ができる。
固定物判定手段は、代表距離が基準値に対して所定範囲
内にあるラインの数が所定値よりも大きいときに、認識
物体が路側固定物であると判定するように構成する。こ
のことで、ガードレール等の路側固定物が存在すると、
通常、その形状から各代表距離が基準値に対して所定範
囲内となるので、正確な路側固定物判定を行うことがで
きる。
は、近距離側ラインの代表距離に基づいて設定する。こ
うすれば、遠距離側ラインよりも近距離側ラインの方が
測距精度が高いので、基準値は、より正確な近距離側ラ
インの代表距離に基づいて設定され、より一層正確に認
識物体が路側固定物であるか否かを判定することができ
る。
に、有効ポイント数付与手段により付与された有効ポイ
ント数に基づいてラインポイント数を決定するラインポ
イント数決定手段を備え、基準値は、上記ラインポイン
ト数決定手段により決定されたラインポイント数の最も
高いラインの代表距離に基づいて設定する。このように
することで、基準値は、より信頼性の高いラインの代表
距離に基づいて設定されるので、請求項15の発明と同
様の作用効果を得ることができる。
毎にライン毎の代表距離の変化を検出する距離変化検出
手段を備え、基準値は、上記距離変化検出手段により検
出されたライン毎の代表距離の変化が所定値よりも小さ
いラインの代表距離に基づいて設定する。このことで、
ガードレール等の路側固定物の場合、所定時間経過して
も代表距離が殆ど変化しないので、距離変化の小さいラ
インが路側固定物を検出している可能性は高くなる。よ
って、この発明も、請求項15の発明と同様の作用効果
を得ることができる。
段は、ライン毎の認識物体の検出位置同士が所定の関係
にあるときに、認識物体が路側固定物であると判定する
ように構成する。具体的には、請求項19の発明では、
路側固定物判定手段は、ライン毎の認識物体の検出位置
から求まる近似線に対する該検出位置のばらつきの大き
さに基づいて認識物体が路側固定物であるか否かを判定
するように構成する。こうすれば、ガードレール等の路
側固定物の場合、各検出位置が略同一線上に存在するの
で、各検出位置の近似線から外れる程度つまりばらつき
の大きさから正確に路側固定物の判定を行うことができ
る。
定物判定手段は、スムーズ化処理手段を備えていて、検
出位置のばらつきの大きさとして、該スムーズ化処理手
段によりスムーズ化処理した値を用いるように構成す
る。また、請求項21の発明では、路側固定物判定手段
は、検出位置のばらつきの大きさが所定値よりも小さい
ラインの数に基づいて認識物体が路側固定物であるか否
かを判定するように構成する。さらに、請求項22の発
明では、路側固定物判定手段は、スムーズ化処理手段を
備えていて、検出位置のばらつきの大きさとして、該ス
ムーズ化処理手段により所定時間内においてスムーズ化
処理した値を用いるように構成する。これらの発明によ
り、突発的なノイズ等の影響を受けることなく、より一
層正確に路側固定物の判定を行うことができる。
段は、ライン毎に、認識物体の検出位置と、該検出位置
から求まる近似線及びラインの測距方向に延びる直線の
交点位置との距離差に応じて認識物体が路側固定物であ
るか否かを判定するように構成する。このことにより、
数台の車両が走行方向に並んで走行している場合であっ
ても、不連続な車両と連続しているガードレール等の路
側固定物とでは、ライン毎の認識物体の検出位置と近似
線及びラインの測距方向に延びる直線の交点位置との距
離差が異なるので、それらを容易に区別することができ
る。
物体の認識結果及び路側固定物判定手段の判定結果に基
づいて警報等の信号を出力するように構成する。このこ
とで、認識物体を容易に知らせることができると共に、
その認識物体が路側固定物の場合には、不要な情報とし
て知らせなくても済む。
装置を装備した車両C(自動車)を示し、この物体認識
装置は、車両Cの左右斜め後側方に位置する他の車両等
の物体O(図5、図11、図12に示す)を認識する。
体1の前後略中央部に形成された車室、3は車体1の前
端部に形成されたエンジンルーム、4は車室2の前端部
に配置されたインストルメントパネル、5は車室2の後
端部にあるパッケージトレイ、6はリヤウィンドガラス
である。そして、図3に示すように、上記物体認識装置
は、各々物体Oまでの距離を測定するための左右の後側
方検知センサ10,10と、この各検知センサ10の出
力信号がそれぞれ入力されるコントローラ15と、この
コントローラ15からの信号を受けて物体Oの存在をC
RTや液晶等により表示する表示装置31、及び同物体
Oの危険度を警報する警報装置32とを備えている。そ
して、図2に示す如く、上記両検知センサ10,10
は、上記パッケージトレイ5上の左右両端部にそれぞれ
斜め後方を向いた状態で取付固定されている。また、コ
ントローラ15はエンジンルーム3の後端部に、また表
示装置31及び警報装置32はインストルメントパネル
4にそれぞれ配設されている。
は、所定距離離れて上下方向に配置された上下1対のC
CDチップ11,11と、該CCDチップ11,11に
対応して配置されたレンズ12,12とを備えている。
各CCDチップ11は、上下方向たるウィンドウ方向に
沿って配置された多数のCCDからなるCCDラインを
ウィンドウ方向と直交するライン列方向(水平方向)に
多段に並設してなる多段ライン型CCDからなり、この
各CCDチップ11によりレンズ12を経て車両Cのリ
アウィンドガラス6越しに、上下方向に角度θ1の範囲
でかつ水平左右方向に角度θ2の範囲(図10、図12
参照)にある物体O等の画像を輝度情報として捕らえる
ようになっている。
それぞれコントローラ15内の測距回路16(測距手
段)に接続されている。この各測距回路16は、両CC
Dチップ11,11での物体像の視差(位相差)を演算
する視差演算部17と、この視差演算部17からの信号
により物体Oまでの距離を演算する距離演算部18とを
備えている。そして、各測距回路16では、図6及び図
7に示す如く、各CCDチップ11により捕らえられた
画像を、ライン方向(水平方向)にCCDライン毎のn
個のラインに分割すると共に、その各ラインをウィンド
ウ方向(上下方向)にm個のウィンドウに分割して、画
像の略全体をm×n個の領域E,E,…で構成し、両方
のCCDチップ11,11による画像での同一の領域
E,E間の視差を求め、この視差から各領域E毎に物体
Oまでの距離を演算する。
り捕らえられた画像はいずれも図6に示すようになる
が、これら両CCDチップ11,11の画像は同じライ
ン位置(図示例ではラインi)では、図8に示すよう
に、両CCDチップ11,11の上下方向のずれ分だけ
ずれていて視差が生じており、この視差を利用して物体
Oまでを測距する。この原理について図9により説明す
ると、図9の三角形P・O1・Q及び三角形O1・P1
・Q1同士、並びに三角形P・O2・Q及び三角形O2
・P2・Q2同士はそれぞれ相似形であるので、今、検
知センサ10(レンズ12)から物体Oまでの距離を
a、両レンズ12,12の中心間の距離をB(定数)、
レンズ12の焦点距離をf(定数)、両CCDチップ1
1,11での物体像のレンズ中心からのずれ量をそれぞ
れx1,x2とすると、 a・x1/f=B−a・x2/f となり、この式から、 a=B・f/(x1+x2) が得られる。つまり、両CCDチップ11,11での物
体像の視差(位相差)によって物体Oまでの距離aを測
定することができる。
CCDチップ11のCCDに対応するように縦横格子状
に配置された測距点(測距ポイント)であり、この測距
点Gは各領域Eに含まれている。また、各CCDライン
でのウィンドウは、一部が隣接するウィンドウと互いに
オーバーラップするように分割されており、上下方向
(ウィンドウ方向)に隣接する領域E,Eに同じ測距点
G,G,…が含まれている。また、O′は物体の像であ
る。
チップ11により捕らえられた画像をライン毎に分割し
て形成される複数のラインは、車両Cの外側で近距離を
測距するライン位置が若い番号とされる一方、車幅方向
の中央側で遠距離を測距するライン位置が大きい番号と
され、外側ラインから車幅方向の中央側ラインに向かっ
て番号が順に増加するように番号付けされている。
は、センサ10に基づいて得られた上下方向及び水平方
向の2次元の距離データ、つまり各測距回路16からの
信号を基に特定の物体Oを認識する物体認識部20と、
この物体認識部20の出力信号により物体Oを新規物体
かどうか選別する物体選別部21と、この物体選別部2
1により選別された物体Oが車両C(自車)にとって危
険対象物かどうかを判断する危険判断部22とが設けら
れており、物体認識部20において、物体Oの認識結果
に基づいて表示信号を表示装置31に、また警報信号を
警報装置32にそれぞれ物体選別部21を経て出力する
ようにしている。
する上で本来は物体Oが位置し得ない不要な範囲を除外
するレンジカット部24と、測距された各領域毎の距離
データと周りの8つの隣接領域との比較(8隣接点処
理)を行って有効ポイント数を付与する有効ポイント数
付与手段としての8隣接点処理部25と、ライン毎の距
離を演算するライン距離演算部26と、ガードレール等
の路側固定物を判定するための路側固定物判定部27
と、距離データを物体O毎にグルーピングするグルーピ
ング部28とを備えている。
れる上下方向のレンジカット範囲Z1を、また図12は
同左右方向のレンジカット範囲Z2をそれぞれ示してお
り、これらのレンジカット範囲Z1,Z2は、ラインの
角度とその位置での距離とに基づいて検出される。図1
2中、Fは車両Cの路面、Mは道路における車両走行車
線を設定する路面F上の白線、F1は道路の両側に設置
された路側帯、Hはその植込みである。
動作は、図13に示すように、ある領域E(i,j)の
距離データに対しそれに隣接する周りの8つの隣接領域
R1〜R8の距離データの相関性を判断するもので、具
体的に図15に示す如く行われる。すなわち、最初のス
テップS1で、ライン数n及びウィンドウ数mに分割さ
れた領域E(i,j)毎の距離データd(i,j)を読
み込み、次のステップS2で各領域E(i,j)の有効
ポイント数P(i,j)をP(i,j)=0と初期化す
る。この有効ポイント数P(i,j)は各領域E(i,
j)に設定されるもので、この値が大きいほど領域の距
離データの有効性が高く、信頼性、信憑性があると判断
される。次のステップS3では、全ての領域のうち左右
端及び上下端の位置にある領域(格子点)への有効ポイ
ント数を嵩上げし、周辺の領域には有効ポイント数P
(i,j)を+1だけ、またその中で4つの隅角部の領
域には有効ポイント数P(i,j)を+2だけそれぞれ
増やすように設定する。この後、ステップS4におい
て、隣接点処理を行うかどうかを判定し、この判定がN
Oのときには、ステップS11において有効ポイント数
P(i,j)をP(i,j)=8に設定した後、ステッ
プS12に進む一方、判定がYESのときには、ステッ
プS5に進む。
うかの判定は、例えば、予め各ライン位置毎に決定され
る基準距離値が所定値よりも大きいか否かを判定するも
ので、基準距離値が所定値よりも大きいときには、隣接
点処理は行わない(ステップS11に進む)一方、基準
距離値が所定値よりも大きくないときには、隣接点処理
を行う(同ステップS5に進む)。
設定する。この距離しきい値d0は、付与ポイント数p
を決定するためのもので、例えば、定数に設定する。
隣接領域Riの距離データd(Ri)を読み込み、次の
ステップS7では上記領域Eと隣接領域R1〜R8との
距離差dx=|d(i,j)−d(Ri)|を演算す
る。この後、ステップS8において、上記距離差dxが
上記距離しきい値d0よりも小さいか否かの判定を行
い、この判定がNOのときにはステップS12に進む一
方、判定がYESのときには、ステップS9において付
与すべきポイント数pを設定する。
10において、それまでの有効ポイント数P(i,j)
に上記付与ポイント数pを加えて新たな有効ポイント数
P(i,j)=P(i,j)+pを設定し、上記ステッ
プS12に進む。このステップS12では、ステップS
6〜S10の処理が8つの隣接領域R1〜R8の各々に
ついて終了したか否かを判定し、この判定がNOのとき
にはステップS6に戻って、他の残りの隣接領域につい
て同様の処理を行う。一方、判定がYESになると、ス
テップS13に進み、全ての領域E,E,…についての
有効ポイント数P(i,j)の設定(ステップS6〜S
10の処理)が終了したか否かを判定する。この判定が
NOのときには、ステップS4に戻って他の領域Eにつ
いて有効ポイント数P(i,j)の設定を繰り返す。一
方、判定がYESになると、次のライン毎の代表距離の
演算処理(図16参照)に進む。
理動作を示し、上記8隣接点処理部25(有効ポイント
数付与手段)により付与設定された有効ポイント数P
(i,j)に基づき上記ライン毎の代表距離をそれぞれ
演算する。
及びウィンドウ数mに分割された領域E毎の距離データ
d(i,j)を読み込むと共に、上記8隣接点処理によ
り付与された領域E毎の有効ポイント数P(i,j)を
読み込み、次のステップT2では、ライン代表有効ポイ
ント数PI(i)をPI(i)=0に初期化する。この
ライン代表有効ポイント数PI(i)は、ライン毎の距
離演算の際にラインに設定されるもので、この値が大き
いほどラインの距離データの有効性が高く、信頼性、信
憑性があると判断される。
効ポイント数PI(i)に対応するライン代表しきい値
P0を設定する。このステップT3でのライン代表しき
い値P0は、例えば一定値に設定する。
上記領域毎の有効ポイント数P(i,j)がライン代表
しきい値P0よりも大きいか否かを判定する。この判定
がNOのときには、そのままステップT6に進むが、判
定がYESのときには、ステップT5において、ライン
毎の代表距離l(i)を平均化のために更新すると共
に、上記ライン代表有効ポイント数PI(i)に領域毎
の有効ポイント数P(i,j)を加えてライン代表有効
ポイント数PI(i)の更新を行った後にステップT6
に進む。すなわち、ライン距離演算部26では、8隣接
点処理部25によって付与設定された有効ポイント数P
(i,j)がライン代表しきい値P0よりも大きい領域
についてライン毎の距離演算を行うようにしている。
次の式で行う。 l(i)=[l(i)×PI(i)+d(i,j)×
{P(i,j)−PO+1}]÷{PI(i)+P
(i,j)−PO+1}
ウィンドウ番号(領域E)について終了したか否かを判
定し、この判定がYESになるまでラインの各領域Eに
ついてステップT3〜T5を繰り返す。ステップT6の
判定がYESになると、ステップT7に進み、全てのラ
イン番号について終了したか否かを判定し、この判定が
YESになるまでステップT2〜T6を繰り返す。ステ
ップT7の判定がYESになると、次の路側固定物判定
処理(図17参照)に進む。
定物判定部27での処理動作を示し、ライン毎に上記有
効ポイント数に基づいてラインポイント数を決定し、そ
のラインポイント数に応じて路側固定物判定を行う。す
なわち、ステップU1でライン数nの代表距離l(i)
及び各領域の有効ポイント数P(i,j)を読み込み、
ステップU2でその有効ポイント数P(i,j)に基づ
いてラインポイント数PL(i)を決定する。このライ
ンポイント数PL(i)は、以下のようにして決定す
る。 (第1例)ラインポイント数PL(i)を、そのラインに
おいて有効ポイント数P(i,j)が上記ライン代表し
きい値P0よりも大きい領域の個数とする。
そのライン上の領域の有効ポイント数P(i,j)の総
和とする。
そのラインにおいて有効ポイント数P(i,j)がライ
ン代表しきい値P0よりも大きい領域について有効ポイ
ント数P(i,j)及びライン代表しきい値P0の差の
総和とする。
記8隣設点処理部25により付与された有効ポイント数
P(i,j)に基づいてラインポイント数PL(i)を
決定するラインポイント数決定手段35が構成されてい
る。
きい値P1を設定する。このステップU3でのしきい値
P1の設定は、具体的には以下の如く行う。 (第1例)図18に示す如く、ラインポイント数のしきい
値P1を一定値Cに設定する。
ポイント数のしきい値P1をライン毎の代表距離l
(i)に応じて可変とし、遠距離側ほど小さくなるよう
に設定する。
を代表距離l(i)の関数とする。例えば、図20
(a)に示すように、代表距離l(i)が大きくなるに
連れてしきい値P1が比例して小さくなるか、或いは、
図20(b)に示すように、代表距離l(i)が大きく
なるに連れてしきい値P1が段階的に小さくなるように
設定する。
(i)が所定値D1よりも大きいか否かを判定し、この
判定がYESのときにはしきい値P1を0に設定する一
方、判定がNOのときには、上記第2例と同様に、しき
い値P1を代表距離l(i)の関数とする。このため、
しきい値P1及び代表距離l(i)の関係は、例えば図
22(a)又は(b)に示すようになる。
後はステップU4に進んでラインポイント数PL(i)
が上記しきい値P1よりも大きいか否かを判定する。こ
の判定がYESのときには、ステップU5に進んで、後
述の如く物体認識部20において認識する物体Oが路側
固定物ではないと判定して代表距離l(i)をそのまま
登録してステップU7に進むが、判定がNOのときに
は、ステップU6に進んで認識物体Oが路側固定物であ
ると判定して代表距離l(i)を初期化してステップU
7に進む。すなわち、有効ポイント数P(i,j)に基
づいて決定されたラインポイント数PL(i)は、物体
Oがガードレール等の路側固定物である場合、その形状
が平面的で単純な形状であることから、物体Oが車両等
である場合と比べて小さい値となり、その値がしきい値
P1以下であれば、認識物体Oが路側固定物であると判
定する。そして、認識物体Oが路側固定物であると判定
したときには、後述の如く表示処理や警報処理を行う必
要がなく、次の物体認識処理(図23参照)において物
体登録を行わないように代表距離l(i)を初期化して
しまう。
いて終了したか否かを判定し、この判定がYESになる
まで上記ステップU3〜U6を繰り返す。ステップU7
の判定がYESになると、次の物体認識処理に進む。
識部20での処理動作を示し、この物体認識部20で
は、上記ライン距離演算部26により演算されたライン
毎の代表距離l(i)に基づいて物体Oを認識すると共
に、物体検出距離(物体Oまでの距離)L(k)を演算
する。すなわち、ステップW1において物体番号kを設
定し、ステップW2では、物体検出距離L(k)、物体
有効ポイント数PK(k)及び物体内のデータ数N
(k)をいずれも0にして、一次保管用データセットの
リセットを行う。
インデータが登録されているか否かを判定し、この判定
がNOのときにはステップW8に進む。ステップW3の
判定がYESのときには、ステップW4において、ライ
ンデータの前後位置XD(i)及び横位置YD(i)を
設定する。この後、ステップW5において、既に上記物
体検出距離L(k)が定義されているか否かを判定し、
この判定がNOのときには、ステップW6に進み、上記
物体検出距離L(k)をL(k)=XD(i)に、また
物体有効ポイント数PK(k)をPK(k)=PI
(i)に、さらに物体内のデータ数N(k)をN(k)
=1にそれぞれ設定して、一次保管用データセットのセ
ットを行った後、ステップW8に進む。
のときには、ステップW7に進み、物体検出距離L
(k)をL(k)={PK(k)×L(i)+P(i)
×XD(i)}/{PK(k)+P(i)}に、また物
体有効ポイント数PK(k)をPK(k)=PK(k)
+PI(i)に、さらに物体内のデータ数N(k)をN
(k)=N(k)+1にそれぞれ設定して、一次保管用
データセットの更新を行った後、ステップW8に進む。
について終了したか否かを判定し、この判定がYESに
なるまでステップW3〜W7を繰り返す。ステップW8
の判定がYESになると、ステップW9〜W11におい
て物体Oの登録の可否の判定を行う。先ず、ステップW
9において、上記物体内のデータ数N(k)が所定値以
上か否かを判定する。尚、この所定値は、遠距離側ほど
小さくするように可変設定することもできる。このステ
ップW9の判定がNOのときには、距離データはノイズ
等に起因するものであると見做し、ステップW10にお
いて物体Oの登録は行わず、物体番号kの物体データを
初期化した後、終了する。一方、ステップW9の判定が
YESであるときには、ステップW11において物体O
の登録を行った後に終了する。すなわち、物体認識部2
0は、ライン距離演算部26により演算されたライン毎
の距離のデータ数N(k)が所定値以上であるときのみ
に、該ライン毎の距離に対応する物体を新規物体として
登録する。
上記表示装置31での物体表示のための表示処理や警報
装置32での警報のための警報処理を行う。
側方検知センサ10,10により物体Oの画像が輝度情
報として捕らえられると、先ず、コントローラ15の各
測距回路16において、各検知センサ10の画像がライ
ン列及びウィンドウ方向にそれぞれ分割されて各領域E
について距離d(i,j)が測定される。次いで、8隣
接点処理部25で、上記測定された領域E毎の距離d
(i,j)及び隣接領域R1〜R8の距離の差dxに基
づいて各領域E毎の距離データの有効ポイント数P
(i,j)が付与され、ライン距離演算部26において
上記有効ポイント数P(i,j)に基づきライン毎の代
表距離l(i)が演算され、物体認識部20においてラ
イン距離演算部26により演算されたライン毎の代表距
離l(i)から物体Oが認識される。
よりライン毎に上記有効ポイント数P(i,j)に基づ
いてラインポイント数PL(i)が決定され、路側固定
物判定部27により、そのラインポイント数PL(i)
がしきい値P1以下であるときに認識物体Oが路側固定
物であると判定され、物体登録が行われなくなる。上記
有効ポイント数P(i,j)は、物体Oがガードレール
等の路側固定物である場合、その形状が平面的で単純な
形状であることから、物体Oが車両である場合と比べて
小さい値となり、その有効ポイント数P(i,j)に基
づいて決定されたラインポイント数PL(i)も、同様
となる。
タの有効性が隣接領域R1〜R8との関係から有効ポイ
ント数P(i,j)として判定され、この有効ポイント
数P(i,j)に基づいてライン毎の代表距離l(i)
を求めて、その代表距離l(i)から物体Oを認識する
と共に、その有効ポイント数P(i,j)から決定され
たラインポイント数PL(i)がしきい値P1以下であ
るときに認識物体Oが路側固定物であると判定するの
で、測距データのばらつきやノイズ等があっても、その
影響を最小限に抑えることができ、正確に物体認識及び
路側固定物判定を行うことができる。
を、ライン毎の代表距離l(i)に応じて可変とし、図
20に示すように、代表距離l(i)が大きくなるほど
小さく設定すれば、認識物体Oまでの距離が大きくなる
ほど有効ポイント数P(i,j)は小さくなるので、遠
距離に存在する車両等の有効なデータを路側固定物であ
ると誤判断する確率が低くなり、遠方の物体Oでも正確
に路側固定物か否かを判定することができる。
を、図22に示すように、ライン毎の代表距離l(i)
が所定値D1よりも大きいとき0に設定すれば、代表距
離l(i)が所定値D1よりも大きいときには、認識物
体Oが常に路側固定物でないと判断されるので、遠距離
に存在する車両等の有効なデータを落としてしまうとい
うことはない。
果及び路側固定物判定部27の判定結果に基づいて警報
等の信号を出力するように構成されているので、認識物
体Oを車両Cの乗員に容易に知らせることができると共
に、その物体Oが路側固定物の場合には、不要な情報と
して知らせなくて済む。
部27での路側固定物判定処理を、ライン距離演算部2
6でのライン毎の代表距離の演算処理と物体認識部20
での物体認識処理との間で行うようにしたが、代表距離
の演算処理に続いて物体認識処理を行なった後に、上記
路側固定物判定処理を行い、その判定処理の結果に基づ
いて再度物体認識処理を行うようにしてもよい。
態2における路側固定物判定部27での処理動作を示
し、この処理動作は、上記実施形態1における路側固定
物判定部27での処理動作と同様であるが、物体認識部
20での物体認識処理と警報処理との間で行われ、認識
物体O毎に、有効ポイント数に基づいて決定された物体
ポイント数がしきい値以下であるときに物体Oが路側固
定物であると判定する。
において演算された物体数Kの物体検出距離L(k)及
び各領域の有効ポイント数P(i,j)を読み込み、ス
テップX2でその有効ポイント数P(i,j)に基づい
て物体ポイント数PO(k)を決定する。この物体ポイ
ント数PO(k)は、以下のようにして決定する。 (第1例)物体ポイント数PO(k)を、その物体番号k
の物体Oに含まれる全てのラインにおいて有効ポイント
数がライン代表しきい値よりも大きい領域の個数とす
る。
の物体番号kの物体Oに含まれる全てのライン上の領域
の有効ポイント数P(i,j)の総和とする。
の物体番号kの物体Oに含まれる全てのラインにおいて
有効ポイント数P(i,j)がライン代表しきい値P0
よりも大きい領域について有効ポイント数P(i,j)
及びライン代表しきい値P0の差の総和とする。
に、上記8隣設点処理部25により付与された有効ポイ
ント数P(i,j)に基づいて物体ポイント数PO
(k)を決定する物体ポイント数決定手段36が構成さ
れている。
い値P2を設定する。このステップX3でのしきい値P
2の設定は、上記実施形態1と同様に以下のように行
う。 (第1例)図25に示す如く、物体ポイント数のしきい値
P2を一定値Cに設定する。
イント数のしきい値P2を物体検出距離L(k)に応じ
て可変とし、遠距離側ほど小さくなるように設定する。
を物体検出距離L(k)の関数とする。例えば、図27
(a)に示すように、物体検出距離L(k)が大きくな
るに連れてしきい値P2が比例して小さくなるか、或い
は、図27(b)に示すように、物体検出距離L(k)
が大きくなるに連れてしきい値P2が段階的に小さくな
るように設定する。
L(k)が所定値D2よりも大きいか否かを判定し、こ
の判定がYESのときにはしきい値P2を0に設定する
一方、判定がNOのときには、上記第2例と同様に、し
きい値P2を物体検出距離L(k)の関数とする。この
ため、しきい値P2及び物体検出距離L(k)の関係
は、例えば図29(a)又は(b)に示すようになる。
後はステップX4に進んで物体ポイント数PO(k)が
しきい値P2よりも大きいか否かを判定する。この判定
がYESのときには、ステップX5に進んで認識物体O
が路側固定物ではないと判定して物体検出距離L(k)
をそのまま登録してステップX7に進むが、判定がNO
のときには、ステップX6に進んで認識物体Oが路側固
定物であると判定して物体検出距離L(k)を登録しな
いでステップX7に進む。すなわち、認識物体Oが路側
固定物であると判定したときには、表示処理や警報処理
を行わないように物体検出距離L(k)の登録をしない
ようにする。
ついて終了したか否かを判定し、この判定がYESにな
るまで上記ステップX3〜X6を繰り返す。ステップX
7の判定がYESになると、表示装置31での物体表示
のための表示処理や警報装置32での警報のための警報
処理を行う。
識部20で物体Oを認識した後に、路側固定物判定部2
7において認識物体O毎に、有効ポイント数P(i,
j)に基づいて決定された物体ポイント数PO(k)が
しきい値P2以下であるときに物体Oが路側固定物であ
ると判定するので、路側固定物か否かの判定をより一層
容易かつ正確に行うことができる。
物体検出距離L(k)に応じて可変とし、図27に示す
ように、物体検出距離L(k)が大きくなるほど小さく
設定するか、又は、図29に示すように、物体検出距離
L(k)が所定値D2よりも大きいとき0に設定すれ
ば、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
態3における路側固定物判定部27での処理動作を示
し、この処理動作は、所定の複数のラインの代表距離の
検出状況つまり代表距離が基準値に対して所定範囲内に
あるラインの数が所定値よりも大きいときに、認識物体
Oが路側固定物であると判定し、その判定結果に基づい
て物体認識部20での物体を認識するエリアを可変とす
るようにしたものである。
表距離l(i)及び各領域の有効ポイント数P(i,
j)を読み込み、ステップY2でその有効ポイント数P
(i,j)に基づいてラインポイント数PL(i)を決
定する。このラインポイント数PL(i)は、上記実施
形態1と同様にして決定されるもので、このステップY
2によって、ライン毎に、上記8隣設点処理部25によ
り付与された有効ポイント数P(i,j)に基づいてラ
インポイント数PL(i)を決定するラインポイント数
決定手段35が構成されている。
設定するための基準値ST_Wを求めてステップY4に
進む。上記ステップY3で基準値ST_Wを求める処理
は、具体的には以下のように行う。 (第1例)基準値ST_Wを、近距離側ラインの代表距離
に基づいて設定する。すなわち、図31に示すように、
ステップYA1でラインポイント数PL(i)がしきい
値以上で、かつ最も近距離側のライン番号を格納する変
数Near_iにラインの個数nを入れた後、ステップ
YA2でラインiのラインポイント数PL(i)がしき
い値以上か否かを判定する。この判定がYESのときに
はステップYA3に進んでiが上記変数Near_iよ
りも近距離側つまりライン番号が小さいか否かを判定す
る。この判定がYESのときにはステップYA4に進ん
でそのラインiを最も近距離側として変数Near_i
に入れてステップYA5に進む。一方、上記ステップY
A2,YA3の判定がそれぞれNOのときにはそのまま
ステップYA5に進む。このステップYA5では、全て
のライン番号について終了したか否かを判定し、この判
定がYESになるまで上記ステップYA2〜YA4を繰
り返す。ステップYA5の判定がYESになると、ステ
ップYA6に進んで基準値ST_Wをl(Near_
i)×Sinθ(Near_i)とする。ここでθ
(i)は、図37に示すように、車両Cの前後方向に対
するラインiの測距方向の傾きである。
(a)に示す如く、ライン位置に関係なく一定値に設定
してもよく、また、例えば図32(b)及び(c)に示
す如く、ライン位置が大きくなる(車体1外側ラインつ
まり近距離側ラインから内側ラインつまり遠距離側ライ
ンに向かう)に連れて小さくなるように設定してもよ
い。それぞれの場合に応じて各図に示す如くラインポイ
ント数がしきい値以上でかつ最も近距離側のラインNe
ar_iが決定される。
ト数決定手段35により決定されたラインポイント数P
L(i)の最も高いラインの代表距離に基づいて設定す
る。すなわち、図33に示すように、ステップYB1で
最も高いラインポイント数PL(i)を格納する変数M
ax_PL及びそのライン番号を格納する変数Max_
iを初期化し、次のステップYB2でラインポイント数
PL(i)が上記変数Max_PLよりも大きいか否か
を判定する。この判定がYESのときにはステップYB
3に進んで変数Max_PLにPL(i)を入れた後、
ステップYB4で変数Max_iにそのラインiを入れ
てステップYB5に進む。一方、ステップYB2での判
定がNOのときにはそのままステップYB5に進む。こ
のステップYB5で全てのライン番号について終了した
か否かを判定し、この判定がYESになるまで上記ステ
ップYB2〜YB4を繰り返す。ステップYB5の判定
がYESになると、例えば、図34に示す如く、ライン
ポイント数PL(i)が最も高いラインMax_iが決
定され、ステップYB6に進んで基準値ST_Wをl
(Max_i)×Sinθ(Max_i)とする。
毎にライン毎の代表距離の変化(移動量)を検出し、基
準値ST_Wを、その検出した距離変化が所定値よりも
小さいラインの代表距離に基づいて設定する。すなわ
ち、図35に示すように、ステップYC1でライン数n
の1サンプリング前の代表距離lp(i)を読み込み、
ステップYC2で各ラインの設定時間(1サンプリング
時間)の移動量を格納する変数Move_d(i)を初
期化した後、ステップYC3で上記変数Move_d
(i)がしきい値以下で、かつ最も近距離側のライン番
号を格納する変数Move_iにラインの個数nを入れ
る。そして、ステップYC4に進んで設定時間の移動量
|l(i)−lp(i)|を変数Move_d(i)に
格納し、次のステップYC5で上記移動量のしきい値M
0を設定した後、ステップYC6で変数Move_d
(i)が上記しきい値M0よりも大きいか否かを判定す
る。この判定がNOのときにはステップYC7に進んで
そのラインiが変数Move_iよりも近距離側か否か
を判定する。このステップYC7の判定がYESのとき
にはステップYC8に進んでそのラインiを変数Mov
e_iに格納した後、ステップYC9に進む。ステップ
YC6の判定がYESのとき又はステップYC7の判定
がNOのときにはそのままステップYC9に進む。この
ステップYC9で全てのライン番号について終了したか
否かを判定し、この判定がYESになるまで上記ステッ
プYC4〜YC8を繰り返す。ステップYC9の判定が
YESになると、ステップYC10に進んで基準値ST
_Wをl(Move_i)×Sinθ(Move_i)
とする。
ライン毎の代表距離の変化を検出する距離変化検出手段
37が構成されている。
(a)に示す如く、ライン位置に関係なく一定値に設定
してもよく、また、例えば図36(b)及び(c)に示
す如く、ライン位置が大きくなるに連れて大きくなるよ
うに設定してもよい。それぞれの場合に応じて各図に示
す如く移動量がしきい値以下でかつ最も近距離側のライ
ンMove_iが決定される。
においてl(i)×Sinθ(i)で車体1側面からの
距離W(i)を求め(図37参照)、ステップY5でそ
の距離W(i)がST_W−A(i)<W(i)<ST
_W+A(i)を満たすか否かを判定する。このA
(i)の値は、図38(a)に示す如く、ライン位置に
関係なく一定値であってもよく、また、例えば図38
(b)に示す如く、ライン位置が大きくなるに連れて大
きくなるようにしてもよい。上記基準値ST_Wに対し
て±A(i)の範囲が路側固定物判定領域とされてい
る。
はステップY6に進んで路側固定物判定領域内にあると
判定されたカウント数numbを1増やした後、ステッ
プY7に進む一方、判定がNOのときにはそのままステ
ップY7に進む。ステップY7で全てのライン番号につ
いて終了したか否かを判定し、この判定がYESになる
まで上記ステップY4〜Y6を繰り返す。ステップY7
の判定がYESになるとステップY8に進んで路側固定
物判定領域内ライン数のしきい値num0を設定した
後、ステップY9で上記カウント数numbがしきい値
num0よりも大きいか否かを判定する。この判定がY
ESのときにはステップY10に進んで路側固定物があ
ると判定する。すなわち、物体Oが路側固定物の場合、
車体1側面からの距離W(i)はどのラインについても
略同じとなり、基準値ST_Wに対して±A(i)の範
囲内にあることになるので、車体1側面からの距離W
(i)がその範囲内となるラインの数がしきい値よりも
大きいと、認識物体Oは路側固定物であると判定する。
て有効範囲(物体を認識するエリア)を可変として次の
データ有効判定処理に進む。すなわち、図39に示す如
く、有効範囲が小さくなって、路側固定物が存在する領
域のデータは、データ有効判定処理で無効にされること
になる。一方、上記ステップY9の判定がNOのときに
は有効範囲はそのままでデータ有効判定処理に進む。
定部27の判定結果に基づいて物体認識部20での物体
を認識するエリアを可変とするエリア可変手段38が構
成されている。
0において物体認識処理に先立って行われ、レンジカッ
ト部24におけるレンジカットと同じ処理である。すな
わち、図40に示すように、ステップY21でライン数
n及びウィンドウ数mの距離データd(i,j)を読み
込み、ステップY22でd(i,j)が有効範囲にある
か否かを判定する。この判定がYESのときにはステッ
プY23に進んで有効な距離データとしてd(i,j)
を登録してステップ25に進む一方、判定がNOのとき
にはステップY24に進んで無効なデータとしてd
(i,j)を0にクリアしてステップY25に進む。
ィンドウ番号について終了したか否かを判定し、この判
定がYESになるまでステップY22〜Y24を繰り返
す。ステップY25の判定がYESになると、ステップ
Y26に進み、全てのライン番号について終了したか否
かを判定し、この判定がYESになるまでステップY2
2〜Y25を繰り返す。ステップY26の判定がYES
になると、上記8隣接点処理、ライン毎の距離演算処理
及び物体認識処理を再度やり直す。
定物判定部20は、代表距離l(i)が基準値ST_W
に対して±A(i)の範囲内にあるラインの数(カウン
ト数numb)がしきい値num0よりも大きいとき
に、認識物体Oが路側固定物であると判定し、認識物体
Oが路側固定物であるとき、エリア可変手段38により
物体を認識するエリアを可変とするように構成されてい
るので、ガードレール等の路側固定物の場合、その形状
等から各代表距離l(i)が基準値ST_Wに対して±
A(i)の範囲内となり、正確に路側固定物判定を行う
ことができると共に、容易に路側固定物のエリアを認識
しないようにすることができる。よって、正確に路側固
定物の判定を行いつつ、路側固定物が存在する領域内の
無効なデータを排除することができる。
離側ラインの代表距離に基づいて設定すれば、より一層
正確に物体Oが路側固定物であるか否かを判定すること
ができる。
ト数決定手段35により有効ポイント数P(i,j)に
基づいて決定されたラインポイント数PL(i)の最も
高いラインの代表距離に基づいて設定しても、そのライ
ンの代表距離は信頼性が高いので、同様の作用効果を奏
することができる。
段37により検出されたライン毎の代表距離の変化がし
きい値M0よりも小さいラインの代表距離に基づいて設
定しても、物体Oが路側固定物の場合、1サンプリング
時間毎の代表距離は殆ど変化しないので、同様の作用効
果が得られる。
態4における路側固定物判定部27での処理動作を示
し、この処理動作は、上記実施形態3におけるステップ
Y3に相当するものであり、ライン毎の認識物体Oの検
出位置同士が所定の関係にあるか否かつまりライン毎の
認識物体Oの検出位置から求まる近似線に対するその検
出位置のばらつきの大きさに基づいて認識物体Oが路側
固定物であるか否かを判定するようにしたものである。
理は上記実施形態3における図30と同じであるが、そ
のステップY3での路側固定物判定領域を設定するため
の基準値ST_Wの求める際、一旦、上記検出位置のば
らつきの大きさに応じて路側固定物か否かの判定処理を
行い、その判定結果に応じて基準値ST_Wを、上記実
施形態3と同様に設定するか又は初期値に設定するかを
決めるようになっており、最終的には、上述の如く、車
体1側面からの距離W(i)がST_W−A(i)<W
(i)<ST_W+A(i)を満たすラインの数がしき
い値num0よりも大きいときに路側固定物があると判
定し、有効範囲を可変とする。
で最小2乗法により各ラインの認識物体Oの検出位置が
乗る1次の近似直線f(χ)を求め、ステップYD2で
ラインiの測距方向を格納するθ(i)、誤差を格納す
るS(i)及び誤差2乗和を格納するSを初期化する。
そして、ステップYD3で、図42に示すように、l
(i)×Sinθ(i)のf(l(i)×Cosθ
(i))に対する誤差(検出位置の近似直線f(χ)に
対する車両C車幅方向のずれ量)をS(i)に格納した
後、ステップYD4に進んで全てのライン番号について
終了したか否かを判定する。この判定がYESになるま
でステップYD4の処理を繰り返す。ステップYD4の
判定がYESになると、ステップYD5に進んで全ての
ラインについて各誤差S(i)を2乗した値を合計して
誤差2乗和Sを求めた後、ステップYD6で路側固定物
と判定するための処理を行って基準値ST_Wを求め、
上記実施形態3における図30のステップY4に進む。
的には以下の如く行う。 (第1例)誤差2乗和Sにローパスフィルタをかけ、検出
位置のばらつきの大きさとして、その誤差2乗和Sにロ
ーパスフィルタをかけてスムーズ化処理した値を用いて
基準値ST_Wを求める。すなわち、図43に示す如
く、ステップYDA1でローパスフィルタSf =a×S
f +(1−a)×Sの処理(aは0〜1の定数)をした
後、ステップYDA2でSf のしきい値Sf 0を設定す
る。そして、ステップYDA3でSf がSf 0よりも小
さいか否かを判定し、この判定がYESのときには、ス
テップYDA3に進んで路側固定物があると判定し、基
準値ST_Wを上記実施形態3と同様に設定してステッ
プY4に進む。一方、ステップYDA3の判定がNOの
ときには、ステップYDA5に進んで、路側固定物がな
いと判定し、基準値ST_Wを初期値に設定する。つま
り、物体Oが路側固定物の場合、検出位置は近似直線上
にあって、ばらつきは小さいので、誤差2乗和Sにロー
パスフィルタをかけた値Sf がしきい値Sf 0よりも小
さいと、路側固定物であると判定する。
Sをスムーズ化処理するスムーズ化処理手段39が構成
されている。
り各ラインの誤差S(i)が所定値よりも小さいライン
の数が所定値よりも大きいとき、認識物体Oが路側固定
物であると判定して基準値ST_Wを求める。すなわ
ち、図44に示す如く、ステップYDB1で誤差S
(i)のしきい値S0を設定し、ステップYDB2で誤
差|S(i)|がしきい値S0よりも小さいラインの個
数のしきい値num1を設定し、カウント数numをn
um=0と初期化する。そして、ステップYDB3で誤
差|S(i)|がしきい値S0よりも小さいか否かを判
定し、この判定がYESのときには、ステップYDB4
に進んでしきい値S0よりも小さいと判定されたカウン
ト数numを1増やしてステップYDB5に進む。一
方、ステップYDB3の判定がNOのときには、そのま
まステップYDB5に進む。ステップYDB5で全ての
ライン番号について終了したか否かを判定し、この判定
がYESになるまでステップYDB3,YDB4を繰り
返す。ステップYDB5の判定がYESになると、ステ
ップYDB6に進んで上記カウント数numがしきい値
num1よりも大きいか否かを判定し、この判定がYE
Sのときには、ステップYDB7に進み、上記第1例の
ステップYDA4と同じ処理を行う。ステップYDB6
の判定がNOのときには、ステップYDB8に進み、上
記第1例のステップYDA5と同じ処理を行う。
い値S0を、図45(a)に示す如く、ライン位置に関
係なく一定値に設定してもよく、また、例えば図45
(b)及び(c)に示す如く、ライン位置が大きくなる
に連れて大きくなるように設定してもよい。それぞれの
場合に応じて各図に示す如く誤差がしきい値よりも小さ
いと判定されたカウント数numが決定される。
てのみスムーズ化処理し、検出位置のばらつきの大きさ
として、そのスムーズ化処理した値を用いて基準値ST
_Wを求める。すなわち、図46に示す如く、ステップ
YDC1で、スムーズ化処理するための所定時間内に求
められた過去χ個の誤差2乗和のデータS1 ,S2 ,S
3 ,S4 ,…,Sχを確保しておき、ステップYDC2
でその過去χ個の誤差2乗和のデータS1 ,S2 ,
S3 ,S4 ,…,Sχと今回の誤差2乗和Sの平均値
(S1+S2 +S3 +S4 +…+Sχ+S)÷(χ+
1)をSave に入れる。そして、ステップSDC3で平
均値Save のしきい値Save 0を設定した後、ステップ
SDC4に進んで上記平均値Save がしきい値Save 0
よりも小さいか否かを判定する。この判定がYESのと
きには、ステップYDC5に進み、上記第1例のステッ
プYDA4と同じ処理を行う一方、ステップYDC4の
判定がNOのときには、ステップYDC6に進み、上記
第1例のステップYDA5と同じ処理を行う。
Sを所定時間内においてスムーズ化処理するスムーズ化
処理手段40が構成されている。
定物判定部27は、ラインの認識物体Oの検出位置から
求まる近似直線に対するその検出位置のばらつきの大き
さが所定値よりも小さいか否かに基づいて認識物体Oが
路側固定物であるか否かを判定するように構成されてい
るので、物体がガードレール等の路側固定物の場合、各
検出位置が略同一の直線上に存在し、各検出位置の直線
から外れる程度つまりばらつきの大きさから正確に路側
固定物の判定を行うことができる。
て、誤差2乗和Sにローパスフィルタをかけた値とする
か又は誤差2乗和Sを所定時間内においてのみスムーズ
化処理した値を用いることで、突発的なノイズ等の影響
を受けることなく、より一層正確に路側固定物の判定を
行うことができる。
定値よりも小さいラインの数に基づいて認識物体Oが路
側固定物であるか否かを判定するようにしても、同様の
作用効果を得ることができる。
態5における路側固定物判定部27での処理動作を示
し、この処理動作は、ライン毎に、認識物体Oの検出位
置と、その検出位置から求まる近似直線及びライン測距
方向に延びる直線の交点位置との距離差に応じて認識物
体Oが路側固定物であるか否かを判定し、その判定結果
に応じて、物体を認識するエリアを可変とするようにし
たものである。
(i)の近似線が直線か否かを判定する。この判定がY
ESのときにはステップZ2に進み、図48に示すよう
に、その近似直線の式Y=aX+bを求め、ステップZ
3でラインiの測距方向に延びる直線Y={tanθ
(i)}Xと近似直線Y=aX+bとの交点のX座標で
あるX〔i〕を求める。そして、ステップZ4で|l
(i)×Cosθ(i)−X〔i〕|をS2(i)とし
て求め、ステップZ5で全てのライン番号について終了
したか否かを判定し、この判定がYESになるまでステ
ップZ3,Z4を繰り返す。ステップZ5の判定がYE
Sになると、ステップZ6に進んでS2(i)の全ての
ラインについての合計S2がしきい値よりも小さいか否
かを判定する。この判定がYESのときにはステップZ
7に進み、上記実施形態3と同様に、路側固定物がある
と判定し、ステップZ8で状況に応じて有効範囲を可変
として上記データ有効判定処理に進む。上記ステップZ
1,Z6の判定がそれぞれNOのときには有効範囲はそ
のままでデータ有効判定処理に進む。
定物判定部27は、ライン毎に、認識物体Oの検出位置
と、その検出位置から求まる近似直線及びライン測距方
向に延びる直線の交点位置との距離差に応じて認識物体
Oが路側固定物であるか否かを判定するように構成され
ているので、車両Cの後側方に数台の他の車両が前後方
向に並んで走行している場合であっても、不連続な車両
と連続しているガードレール等の路側固定物とでは、ラ
イン毎の認識物体Oの検出位置と近似直線及びライン測
距方向に延びる直線の交点位置との距離差は異なり、そ
れらを容易に区別することができる。
よると、多段ライン型CCDの画像をライン毎にかつウ
ィンドウ方向に複数に分割して各領域について距離を測
定し、この各領域及び隣接領域の各測定距離の差に基づ
いて各領域毎の距離データの有効ポイント数を求め、こ
の有効ポイント数からライン毎の距離を演算して物体を
認識すると共に、ライン毎に、上記有効ポイント数に基
づいて決定されたラインポイント数がしきい値以下であ
るときに認識物体が路側固定物であると判定するように
したことにより、測距データのばらつきやノイズ等があ
っても、その影響を可及的に低減して、正確に物体認識
及び路側固定物判定を行うことができる。
効ポイント数がライン代表しきい値よりも大きい領域の
個数をラインポイント数とするようにした。また、請求
項3の発明では、各ライン上の領域の有効ポイント数の
総和をラインポイント数とするようにした。さらに、請
求項4の発明では、各ラインにおいて有効ポイント数が
ライン代表しきい値よりも大きい領域について有効ポイ
ント数及びライン代表しきい値の差の総和をラインポイ
ント数とするようにした。したがって、これらの発明に
よると、ラインポイント数を具体的に決定することがで
き、認識物体が路側固定物か否かを正確に判定すること
ができる。
数のしきい値は、ライン毎の代表距離が大きいほど小さ
く設定するようにしたことにより、遠方物体でも正確に
路側固定物か否かを判定することができる。
数のしきい値は、ライン毎の代表距離が所定値よりも大
きいとき0に設定するようにしたことにより、遠距離に
存在する車両等の有効なデータを落としてしまうのを防
止することができる。
CDの画像をライン毎にかつウィンドウ方向に複数に分
割して各領域について距離を測定し、この各領域及び隣
接領域の各測定距離の差に基づいて各領域毎の距離デー
タの有効ポイント数を求め、この有効ポイント数からラ
イン毎の距離を演算して物体を認識して物体検出距離を
演算すると共に、認識物体毎に、上記有効ポイント数に
基づいて決定された物体ポイント数がしきい値以下であ
るときに認識物体が路側固定物であると判定するように
したことにより、路側固定物判定をより一層容易かつ正
確に行うことができる。
る全てのラインにおいて有効ポイント数がライン代表し
きい値よりも大きい領域の個数を物体ポイント数とする
ようにした。また、請求項9の発明では、各認識物体に
含まれる全てのライン上の領域の有効ポイント数の総和
を物体ポイント数とするようにした。さらに、請求項1
0の発明では、各認識物体に含まれる全てのラインにお
いて有効ポイント数がライン代表しきい値よりも大きい
領域について有効ポイント数及びライン代表しきい値の
差の総和を物体ポイント数とするようにした。したがっ
て、これらの発明によると、物体ポイント数を具体的に
決定することができ、認識物体が路側固定物か否かを正
確に判定することができる。
数のしきい値は、物体検出距離が大きいほど小さく設定
するようにしたことにより、請求項5と同様の作用効果
が得られる。
数のしきい値は、物体検出距離が所定値よりも大きいと
き0に設定するようにしたことにより、請求項6と同様
の作用効果が得られる。
CCDの画像をライン毎にかつウィンドウ方向に複数に
分割して各領域について距離を測定し、この各領域及び
隣接領域の各測定距離の差に基づいて各領域毎の距離デ
ータの有効ポイント数を求め、この有効ポイント数から
ライン毎の距離を演算して物体を認識すると共に、所定
の複数のラインの代表距離の検出状況に応じて認識物体
が路側固定物であるか否かを判定し、その判定結果に基
づいて物体を認識するエリアを可変とするようにしたこ
とにより、正確な路側固定物判定を行いつつ、路側固定
物が存在する領域内の不要なデータを排除することがで
きる。
準値に対して所定範囲内にあるラインの数が所定値より
も大きいときに、認識物体が路側固定物であると判定す
るようにしたことにより正確な路側固定物判定を行うこ
とができる。
側ラインの代表距離に基づいて設定するようにした。ま
た、請求項16の発明では、ライン毎に、有効ポイント
数付与手段により付与された有効ポイント数に基づいて
ラインポイント数を決定し、基準値は、そのラインポイ
ント数の最も高いラインの代表距離に基づいて設定する
ようにした。さらに、請求項17の発明では、所定時間
毎にライン毎の代表距離の変化を検出し、基準値は、そ
のライン毎の代表距離の変化が所定値よりも小さいライ
ンの代表距離に基づいて設定するようにした。したがっ
て、これらの発明によると、より一層正確に路側固定物
判定を行うことができる。
体の検出位置同士が所定の関係にあるときに、認識物体
が路側固定物であると判定するようにした。また、請求
項19の発明では、ライン毎の認識物体の検出位置から
求まる近似線に対する該検出位置のばらつきの大きさに
基づいて認識物体が路側固定物であるか否かを判定する
ようにした。したがって、これらの発明によると、認識
物体が路側固定物であるか否かを正確に判定することが
できる。
きの大きさとして、スムーズ化処理した値を用いるよう
にした。また、請求項21の発明では、検出位置のばら
つきの大きさが所定値よりも小さいラインの数に基づい
て認識物体が路側固定物であるか否かを判定するように
した。さらに、請求項22の発明では、検出位置のばら
つきの大きさとして、所定時間内においてスムーズ化処
理した値を用いるようにした。したがって、これらの発
明によると、突発的なノイズ等の影響を受けることな
く、さらに正確に路側固定物判定を行うことができる。
認識物体の検出位置と、その検出位置から求まる近似線
及びラインの測距方向に延びる直線の交点位置との距離
差に応じて認識物体が路側固定物であるか否かを判定す
るようにしたことにより、数台の車両が走行方向に並ん
で走行している場合であっても、それらを容易に区別す
ることができる。
果及び路側固定物判定手段の判定結果に基づいて警報等
の信号を出力するようにしたことにより、認識物体を容
易に知らせることができると共に、その認識物体が路側
固定物の場合には、不要な情報として知らせなくても済
む。
成部品の車両での位置を示す斜視図である。
る。
る。
面図である。
る。
をウィンドウ方向に分割して領域を区分する概念を示す
図である。
ラインでずれて視差が生じる状態を示す説明図である。
定する原理を示す図である。
CDラインの測距方向を示す平面図である。
ある。
ある。
ある。
具体例を示す図である。
ある。
ャート図である。
ト図である。
第1例を示すフローチャート図である。
第2例を示す図18相当図である。
例を示す図である。
第3例を示す図18相当図である。
例を示す図である。
である。
1例を示すフローチャート図である。
2例を示す図25相当図である。
関係例を示す図である。
3例を示す図25相当図である。
関係例を示す図である。
ャート図である。
インポイント数がしきい値以上でかつ最も近距離側のラ
インの決定例を示す図である。
当図である。
を示す図である。
当図である。
い値以下でかつ最も近距離側のラインの決定例を示す図
である。
らの距離の関係を示す図である。
ト図である。
示す図である。
判定を行うための第1例を示すフローチャート図であ
る。
判定を行うための第2例を示す図43相当図である。
判定を行うための第3例を示す図43相当図である。
関係を示す図である。
Claims (24)
- 【請求項1】 ウィンドウ方向に沿って配置された多数
のCCDからなるCCDラインをウィンドウ方向と直交
するライン列方向に多段に並設してなり画像を輝度情報
として捕らえる多段ライン型CCDを備え、該多段ライ
ン型CCDからの輝度信号に基づいて得られた2次元の
距離データから特定の物体を認識するようにした物体認
識装置であって、 上記多段ライン型CCDにより得られた画像を上記CC
Dライン毎にかつウィンドウ方向に複数に分割して各領
域について距離を測定する測距手段と、 上記測距手段により測定された各領域毎の距離につき、
該領域に隣接する領域の距離との差に基づいて距離デー
タの有効ポイント数を付与する有効ポイント数付与手段
と、 上記有効ポイント数付与手段により付与された有効ポイ
ント数に基づき上記ライン毎の代表距離をそれぞれ演算
するライン距離演算手段と、 上記ライン距離演算手段により演算されたライン毎の代
表距離に基づいて物体を認識する物体認識手段と、 ライン毎に、上記有効ポイント数付与手段により付与さ
れた有効ポイント数に基づいてラインポイント数を決定
するラインポイント数決定手段と、 上記ラインポイント数決定手段により決定されたライン
ポイント数がしきい値以下であるときに認識物体が路側
固定物であると判定する路側固定物判定手段とを備えた
ことを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の物体認識装置において、 ラインポイント数決定手段は、各ラインにおいて有効ポ
イント数がライン代表しきい値よりも大きい領域の個数
をラインポイント数とするように構成されていることを
特徴とする物体認識装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の物体認識装置において、 ラインポイント数決定手段は、各ライン上の領域の有効
ポイント数の総和をラインポイント数とするように構成
されていることを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の物体認識装置において、 ラインポイント数決定手段は、各ラインにおいて有効ポ
イント数がライン代表しきい値よりも大きい領域につい
て有効ポイント数及びライン代表しきい値の差の総和を
ラインポイント数とするように構成されていることを特
徴とする物体認識装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の物体認
識装置において、 ラインポイント数のしきい値は、ライン毎の代表距離が
大きいほど小さく設定されていることを特徴とする物体
認識装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の物体認
識装置において、 ラインポイント数のしきい値は、ライン毎の代表距離が
所定値よりも大きいとき0に設定されていることを特徴
とする物体認識装置。 - 【請求項7】 ウィンドウ方向に沿って配置された多数
のCCDからなるCCDラインをウィンドウ方向と直交
するライン列方向に多段に並設してなり画像を輝度情報
として捕らえる多段ライン型CCDを備え、該多段ライ
ン型CCDからの輝度信号に基づいて得られた2次元の
距離データから特定の物体を認識するようにした物体認
識装置であって、 上記多段ライン型CCDにより得られた画像を上記CC
Dライン毎にかつウィンドウ方向に複数に分割して各領
域について距離を測定する測距手段と、 上記測距手段により測定された各領域毎の距離につき、
該領域に隣接する領域の距離との差に基づいて距離デー
タの有効ポイント数を付与する有効ポイント数付与手段
と、 上記有効ポイント数付与手段により付与された有効ポイ
ント数に基づき上記ライン毎の代表距離をそれぞれ演算
するライン距離演算手段と、 上記ライン距離演算手段により演算されたライン毎の代
表距離に基づいて物体を認識して物体検出距離を演算す
る物体認識手段と、 上記認識物体毎に、上記有効ポイント数付与手段により
付与された有効ポイント数に基づいて物体ポイント数を
決定する物体ポイント数決定手段と、 上記物体ポイント数決定手段により決定された物体ポイ
ント数がしきい値以下であるときに認識物体が路側固定
物であると判定する路側固定物判定手段とを備えたこと
を特徴とする物体認識装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の物体認識装置において、 物体ポイント数決定手段は、各認識物体に含まれる全て
のラインにおいて有効ポイント数がライン代表しきい値
よりも大きい領域の個数を物体ポイント数とするように
構成されていることを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項9】 請求項7記載の物体認識装置において、 物体ポイント数決定手段は、各認識物体に含まれる全て
のライン上の領域の有効ポイント数の総和を物体ポイン
ト数とするように構成されていることを特徴とする物体
認識装置。 - 【請求項10】 請求項7記載の物体認識装置におい
て、 物体ポイント数決定手段は、各認識物体に含まれる全て
のラインにおいて有効ポイント数がライン代表しきい値
よりも大きい領域について有効ポイント数及びライン代
表しきい値の差の総和を物体ポイント数とするように構
成されていることを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項11】 請求項7〜10のいずれかに記載の物
体認識装置において、 物体ポイント数のしきい値は、物体検出距離が大きいほ
ど小さく設定されていることを特徴とする物体認識装
置。 - 【請求項12】 請求項7〜11のいずれかに記載の物
体認識装置において、 物体ポイント数のしきい値は、物体検出距離が所定値よ
りも大きいとき0に設定されていることを特徴とする物
体認識装置。 - 【請求項13】 ウィンドウ方向に沿って配置された多
数のCCDからなるCCDラインをウィンドウ方向と直
交するライン列方向に多段に並設してなり画像を輝度情
報として捕らえる多段ライン型CCDを備え、該多段ラ
イン型CCDからの輝度信号に基づいて得られた2次元
の距離データから特定の物体を認識するようにした物体
認識装置であって、 上記多段ライン型CCDにより得られた画像を上記CC
Dライン毎にかつウィンドウ方向に複数に分割して各領
域について距離を測定する測距手段と、 上記測距手段により測定された各領域毎の距離につき、
該領域に隣接する領域の距離との差に基づいて距離デー
タの有効ポイント数を付与する有効ポイント数付与手段
と、 上記有効ポイント数付与手段により付与された有効ポイ
ント数に基づき上記ライン毎の代表距離をそれぞれ演算
するライン距離演算手段と、 上記ライン距離演算手段により演算されたライン毎の代
表距離に基づいて物体を認識する物体認識手段と、 所定の複数のラインの代表距離の検出状況に応じて認識
物体が路側固定物であるか否かを判定する路側固定物判
定手段と、 上記路側固定物判定手段の判定結果に基づいて上記物体
認識手段での物体を認識するエリアを可変とするエリア
可変手段とを備えたことを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項14】 請求項13記載の物体認識装置におい
て、 路側固定物判定手段は、代表距離が基準値に対して所定
範囲内にあるラインの数が所定値よりも大きいときに、
認識物体が路側固定物であると判定するように構成され
ていることを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項15】 請求項14記載の物体認識装置におい
て、 基準値は、近距離側ラインの代表距離に基づいて設定さ
れていることを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項16】 請求項14記載の物体認識装置におい
て、 ライン毎に、有効ポイント数付与手段により付与された
有効ポイント数に基づいてラインポイント数を決定する
ラインポイント数決定手段を備え、 基準値は、上記ラインポイント数決定手段により決定さ
れたラインポイント数の最も高いラインの代表距離に基
づいて設定されていることを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項17】 請求項14記載の物体認識装置におい
て、 所定時間毎にライン毎の代表距離の変化を検出する距離
変化検出手段を備え、 基準値は、上記距離変化検出手段により検出されたライ
ン毎の代表距離の変化が所定値よりも小さいラインの代
表距離に基づいて設定されていることを特徴とする物体
認識装置。 - 【請求項18】 請求項13記載の物体認識装置におい
て、 路側固定物判定手段は、ライン毎の認識物体の検出位置
同士が所定の関係にあるときに、認識物体が路側固定物
であると判定するように構成されていることを特徴とす
る物体認識装置。 - 【請求項19】 請求項18記載の物体認識装置におい
て、 路側固定物判定手段は、ライン毎の認識物体の検出位置
から求まる近似線に対する該検出位置のばらつきの大き
さに基づいて認識物体が路側固定物であるか否かを判定
するように構成されていることを特徴とする物体認識装
置。 - 【請求項20】 請求項19記載の物体認識装置におい
て、 路側固定物判定手段は、スムーズ化処理手段を備えてい
て、検出位置のばらつきの大きさとして、該スムーズ化
処理手段によりスムーズ化処理した値を用いるように構
成されていることを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項21】 請求項19記載の物体認識装置におい
て、 路側固定物判定手段は、検出位置のばらつきの大きさが
所定値よりも小さいラインの数に基づいて認識物体が路
側固定物であるか否かを判定するように構成されている
ことを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項22】 請求項19記載の物体認識装置におい
て、 路側固定物判定手段は、スムーズ化処理手段を備えてい
て、検出位置のばらつきの大きさとして、該スムーズ化
処理手段により所定時間内においてスムーズ化処理した
値を用いるように構成されていることを特徴とする物体
認識装置。 - 【請求項23】 請求項13記載の物体認識装置におい
て、 路側固定物判定手段は、ライン毎に、認識物体の検出位
置と、該検出位置から求まる近似線及びラインの測距方
向に延びる直線の交点位置との距離差に応じて認識物体
が路側固定物であるか否かを判定するように構成されて
いることを特徴とする物体認識装置。 - 【請求項24】 請求項1〜23のいずれかに記載の物
体認識装置において、 物体認識手段は、物体の認識結果及び路側固定物判定手
段の判定結果に基づいて警報等の信号を出力するように
構成されていることを特徴とする物体認識装置。
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JP01011897A JP3708653B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 物体認識装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01011897A JP3708653B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 物体認識装置 |
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JPH10206117A true JPH10206117A (ja) | 1998-08-07 |
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JP01011897A Expired - Fee Related JP3708653B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 物体認識装置 |
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