JPH102016A - 免震ユニット建物 - Google Patents
免震ユニット建物Info
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- JPH102016A JPH102016A JP15684196A JP15684196A JPH102016A JP H102016 A JPH102016 A JP H102016A JP 15684196 A JP15684196 A JP 15684196A JP 15684196 A JP15684196 A JP 15684196A JP H102016 A JPH102016 A JP H102016A
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- JP
- Japan
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- building
- unit
- seismic isolation
- floor
- roof truss
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 複数個の建物ユニット2を上下左右に組
み立て、最上階の複数の建物ユニット2の上に屋根トラ
ス31を取り付けて、この屋根トラス31にその直下の
建物ユニット2が連結され、上階の建物ユニット2と下
階の建物ユニット2が連結され、最下階の複数の建物ユ
ニット2群の中の屋根トラス31を支えている両側の柱
21を基礎9に免震装置5を介して取り付け、この他の
柱21を基礎9に取り付けてない。 【効果】 ユニット建物1の荷重は屋根トラス31を通
して屋根トラス31を支えている両側の柱21にかか
る。従って、免震装置5には大きな荷重がかかかり、免
震装置が充分その性能を発揮することができ、このユニ
ット建物1は地震によって震動し難いので安心である。
又、この免震装置5の数が少なく安価な免震ユニット建
物となる。
み立て、最上階の複数の建物ユニット2の上に屋根トラ
ス31を取り付けて、この屋根トラス31にその直下の
建物ユニット2が連結され、上階の建物ユニット2と下
階の建物ユニット2が連結され、最下階の複数の建物ユ
ニット2群の中の屋根トラス31を支えている両側の柱
21を基礎9に免震装置5を介して取り付け、この他の
柱21を基礎9に取り付けてない。 【効果】 ユニット建物1の荷重は屋根トラス31を通
して屋根トラス31を支えている両側の柱21にかか
る。従って、免震装置5には大きな荷重がかかかり、免
震装置が充分その性能を発揮することができ、このユニ
ット建物1は地震によって震動し難いので安心である。
又、この免震装置5の数が少なく安価な免震ユニット建
物となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免震ユニット建物に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】ユニット建物は、特公昭62−6222
4号公報に記載あるように、運搬可能な一定の大きさの
箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニット
を、予め、工場で生産し、その複数個を施工現場に運搬
し、施工現場で組み立てたものである。このユニット建
物は、施工期間が短く、且つ、寸法精度の良い標準化さ
れた建物となる特徴があることから、広く採用されてい
る。一方、地震のときに建物が揺れて、建物が壊れた
り、建物の中のタンス等が倒れて被害が発生するから、
揺れ難くした免震建物が研究され、実用化されている。
4号公報に記載あるように、運搬可能な一定の大きさの
箱形の、且つ、内部、外部の仕上げられた建物ユニット
を、予め、工場で生産し、その複数個を施工現場に運搬
し、施工現場で組み立てたものである。このユニット建
物は、施工期間が短く、且つ、寸法精度の良い標準化さ
れた建物となる特徴があることから、広く採用されてい
る。一方、地震のときに建物が揺れて、建物が壊れた
り、建物の中のタンス等が倒れて被害が発生するから、
揺れ難くした免震建物が研究され、実用化されている。
【0003】ユニット建物を免震構造にした免震ユニッ
ト建物としては、特開平6−58011号公報に記載あ
るように、コンクリート基礎にゴム製のシース管を埋設
しておき、建物ユニットの柱に設けられているアンカー
をこのシース管に挿入して据え付けた構造が知られてい
る。
ト建物としては、特開平6−58011号公報に記載あ
るように、コンクリート基礎にゴム製のシース管を埋設
しておき、建物ユニットの柱に設けられているアンカー
をこのシース管に挿入して据え付けた構造が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報記載
の免震ユニット建物では、建物ユニットのすべての柱に
免震装置を取り付けるから、免震装置が多くなり極めて
煩瑣であるし、高価になる。又、この免震装置を建物ユ
ニットのすべての柱に取り付けると、1個の免震装置に
かかる荷重が小さく従って免震効果が少なくなるという
問題がある。そこで、本発明の目的は、免震装置を建物
ユニットのすべての柱に取り付けなくとも免震効果の大
きい免震ユニット建物を提供することである。
の免震ユニット建物では、建物ユニットのすべての柱に
免震装置を取り付けるから、免震装置が多くなり極めて
煩瑣であるし、高価になる。又、この免震装置を建物ユ
ニットのすべての柱に取り付けると、1個の免震装置に
かかる荷重が小さく従って免震効果が少なくなるという
問題がある。そこで、本発明の目的は、免震装置を建物
ユニットのすべての柱に取り付けなくとも免震効果の大
きい免震ユニット建物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、複数個の建物ユニット
が上下左右に組み立てられ、最上階の複数個の建物ユニ
ットの上に屋根トラスが取り付けられた免震ユニット建
物であって、前記屋根トラスにその直下の建物ユニット
が連結され、上階の建物ユニットと下階の建物ユニット
が連結され、最下階の複数個の建物ユニット群の中の屋
根トラスを支えている両側の柱が基礎に免震装置を介し
て取り付けられ、その他の柱は基礎に取り付けられてな
いものである。本発明において屋根トラスは施工現場で
組み立ててもよいが、予め、屋根トラスを有する屋根ユ
ニットを工場等で製造し、これを施工現場に運搬し、建
物ユニットの上に屋根ユニットを組み立てて屋根トラス
が取り付けられた建物にする方が簡単であるので好まし
い。本発明において、最下階の複数個の建物ユニット群
の中の屋根トラスを支えている両側の柱が基礎に免震装
置を介して取り付けられているが、この意味は次に示す
通りである。即ち、ユニット建物の屋根トラスが多数あ
る場合には、このすべての屋根トラスを支えている両側
の柱が基礎に免震装置を介して取り付けられてもよい
し、又、多数の屋根トラスの中の主な屋根トラスを支え
る両側の柱が基礎に免震装置を介して取り付けられてい
てもよいのである。特に、ユニット建物の両端部に設け
られている屋根トラスは重要であるから、少なくとも、
この両端部の屋根トラスを支える両側の柱、即ち、ユニ
ット建物の四隅の柱は基礎に免震装置を介して取り付け
ることが好ましい。
するためになしたものであって、複数個の建物ユニット
が上下左右に組み立てられ、最上階の複数個の建物ユニ
ットの上に屋根トラスが取り付けられた免震ユニット建
物であって、前記屋根トラスにその直下の建物ユニット
が連結され、上階の建物ユニットと下階の建物ユニット
が連結され、最下階の複数個の建物ユニット群の中の屋
根トラスを支えている両側の柱が基礎に免震装置を介し
て取り付けられ、その他の柱は基礎に取り付けられてな
いものである。本発明において屋根トラスは施工現場で
組み立ててもよいが、予め、屋根トラスを有する屋根ユ
ニットを工場等で製造し、これを施工現場に運搬し、建
物ユニットの上に屋根ユニットを組み立てて屋根トラス
が取り付けられた建物にする方が簡単であるので好まし
い。本発明において、最下階の複数個の建物ユニット群
の中の屋根トラスを支えている両側の柱が基礎に免震装
置を介して取り付けられているが、この意味は次に示す
通りである。即ち、ユニット建物の屋根トラスが多数あ
る場合には、このすべての屋根トラスを支えている両側
の柱が基礎に免震装置を介して取り付けられてもよい
し、又、多数の屋根トラスの中の主な屋根トラスを支え
る両側の柱が基礎に免震装置を介して取り付けられてい
てもよいのである。特に、ユニット建物の両端部に設け
られている屋根トラスは重要であるから、少なくとも、
この両端部の屋根トラスを支える両側の柱、即ち、ユニ
ット建物の四隅の柱は基礎に免震装置を介して取り付け
ることが好ましい。
【0006】(作用)本発明のユニット建物は、屋根ト
ラスにその直下の建物ユニットが連結され、上階の建物
ユニットと下階の建物ユニットが連結され、最下階の複
数個の建物ユニット群の中の屋根トラスを支えている両
側の柱が基礎に取り付けられ、その他の柱は基礎に取り
付けられてないから、このユニット建物のすべての建物
ユニットの荷重は屋根トラスを通して両側の柱にかか
る。しかも、この屋根トラスを支えている両側の柱が基
礎に免震装置を介して取り付けられているから、この免
震装置には大きな荷重がかかり、免震装置が充分その性
能を発揮することができ、このユニット建物が地震等で
震動し難い。このように免震装置は屋根ユニットを支え
ている両側の柱のみに取り付けられているから免震装置
の数が少なく、安価な免震ユニット建物となる。
ラスにその直下の建物ユニットが連結され、上階の建物
ユニットと下階の建物ユニットが連結され、最下階の複
数個の建物ユニット群の中の屋根トラスを支えている両
側の柱が基礎に取り付けられ、その他の柱は基礎に取り
付けられてないから、このユニット建物のすべての建物
ユニットの荷重は屋根トラスを通して両側の柱にかか
る。しかも、この屋根トラスを支えている両側の柱が基
礎に免震装置を介して取り付けられているから、この免
震装置には大きな荷重がかかり、免震装置が充分その性
能を発揮することができ、このユニット建物が地震等で
震動し難い。このように免震装置は屋根ユニットを支え
ている両側の柱のみに取り付けられているから免震装置
の数が少なく、安価な免震ユニット建物となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を説明す
る。図1〜図5は本発明免震ユニット建物の一実施例を
示すもので、図1は(イ)は免震ユニット建物の骨格の
みを示した正面図、(ロ)は免震ユニット建物の骨格の
みを示した平面図、図2は建物ユニットの骨格を示す説
明図、図3(イ)は屋根ユニットの骨格を示す説明図、
(ロ)は屋根部分を示す一部切欠斜視図、図4は免震装
置を示す斜視図、図5は柱と基礎の接続状態を示す説明
図である。
る。図1〜図5は本発明免震ユニット建物の一実施例を
示すもので、図1は(イ)は免震ユニット建物の骨格の
みを示した正面図、(ロ)は免震ユニット建物の骨格の
みを示した平面図、図2は建物ユニットの骨格を示す説
明図、図3(イ)は屋根ユニットの骨格を示す説明図、
(ロ)は屋根部分を示す一部切欠斜視図、図4は免震装
置を示す斜視図、図5は柱と基礎の接続状態を示す説明
図である。
【0008】図1〜図5において、1はユニット建物で
あり、このユニット建物1は8個の建物ユニット2を1
階に4個、2階に4個組み立て、この上に屋根ユニット
3を組み立てたものである。建物ユニット2の骨格は、
図2に示すように、短辺と長辺とからなる矩形の四隅に
配置された4本の断面四角形筒状の鋼製の柱21、2
1、21、21と、この4本の柱21の上部を短辺と長
辺に沿って連結する4本の断面コ字形の鋼製の天井梁2
3、23、23、23と、4本の柱21の下部を短辺と
長辺に沿って連結する4本の断面コ字形の鋼製の床梁2
2、22、22、22とからなる。
あり、このユニット建物1は8個の建物ユニット2を1
階に4個、2階に4個組み立て、この上に屋根ユニット
3を組み立てたものである。建物ユニット2の骨格は、
図2に示すように、短辺と長辺とからなる矩形の四隅に
配置された4本の断面四角形筒状の鋼製の柱21、2
1、21、21と、この4本の柱21の上部を短辺と長
辺に沿って連結する4本の断面コ字形の鋼製の天井梁2
3、23、23、23と、4本の柱21の下部を短辺と
長辺に沿って連結する4本の断面コ字形の鋼製の床梁2
2、22、22、22とからなる。
【0009】この建物ユニット2の骨格の相対する長辺
の床梁22、22に鋼製の床小梁25が差し渡され、こ
の床小梁25の上に木製の床根太26が取り付けられ、
この床根太26の上に床材が取り付けられて、床が形成
される。又、相対する長辺の天井梁23に木製の天井小
梁27が差し渡され、この天井小梁27の下面に天井材
が取り付けられて天井が形成される。又、外壁を設ける
場所には、床梁22と天井梁23との間に間柱29が取
り付けられ、この間柱29の屋外側と屋内側にそれぞれ
外壁材と内壁材が取り付けられ、この外壁材と内壁材と
の間にロックウールからなる断熱材が取り付けられて外
壁が形成されている。
の床梁22、22に鋼製の床小梁25が差し渡され、こ
の床小梁25の上に木製の床根太26が取り付けられ、
この床根太26の上に床材が取り付けられて、床が形成
される。又、相対する長辺の天井梁23に木製の天井小
梁27が差し渡され、この天井小梁27の下面に天井材
が取り付けられて天井が形成される。又、外壁を設ける
場所には、床梁22と天井梁23との間に間柱29が取
り付けられ、この間柱29の屋外側と屋内側にそれぞれ
外壁材と内壁材が取り付けられ、この外壁材と内壁材と
の間にロックウールからなる断熱材が取り付けられて外
壁が形成されている。
【0010】柱21には、図5に示すように、下端面に
板体211が設けられて塞がれている。そして、板体2
11のほぼ中央には通孔212が設けられている。3は
屋根ユニットであり、この屋根ユニット3は、図3に示
すように、屋根トラス31を2個ほぼ平行に立設し、こ
の屋根トラス31を母屋32や梁33で連結したもので
あり、この母屋32や梁33の上に垂木34を取り付
け、この上に野地板35を取り付けたものであり、この
屋根ユニット3を2個を一立面状に強固に連結したもの
を複数個並べ、この上に防水シート36を敷き、屋根材
37を葺いて屋根となすものである。
板体211が設けられて塞がれている。そして、板体2
11のほぼ中央には通孔212が設けられている。3は
屋根ユニットであり、この屋根ユニット3は、図3に示
すように、屋根トラス31を2個ほぼ平行に立設し、こ
の屋根トラス31を母屋32や梁33で連結したもので
あり、この母屋32や梁33の上に垂木34を取り付
け、この上に野地板35を取り付けたものであり、この
屋根ユニット3を2個を一立面状に強固に連結したもの
を複数個並べ、この上に防水シート36を敷き、屋根材
37を葺いて屋根となすものである。
【0011】屋根トラス31は陸梁311に束312を
ほぼ垂直に立て、方杖313で補強し、この上に合掌3
14を斜めに取り付けてほぼ直角三角形に組み立てたも
のである。尚、この屋根ユニット3の幅は建物ユニット
2の幅とほぼ同じであり、建物ユニット2の上に屋根ユ
ニット3を取り付けると、屋根ユニット3の屋根トラス
31と建物ユニット2の天井梁23とが重合するように
なっている。
ほぼ垂直に立て、方杖313で補強し、この上に合掌3
14を斜めに取り付けてほぼ直角三角形に組み立てたも
のである。尚、この屋根ユニット3の幅は建物ユニット
2の幅とほぼ同じであり、建物ユニット2の上に屋根ユ
ニット3を取り付けると、屋根ユニット3の屋根トラス
31と建物ユニット2の天井梁23とが重合するように
なっている。
【0012】5は免震装置であり、この免震装置5は、
図4に示すように、両側の金属板51、51の間に積層
ゴム52が設けられ、ほぼ中央部に通孔53が設けられ
たものである。9は基礎であり、91は基礎9に埋設さ
れたアンカーボルトであり、92はアンカーボルトに螺
入されたナットである。
図4に示すように、両側の金属板51、51の間に積層
ゴム52が設けられ、ほぼ中央部に通孔53が設けられ
たものである。9は基礎であり、91は基礎9に埋設さ
れたアンカーボルトであり、92はアンカーボルトに螺
入されたナットである。
【0013】次に、この建物の施工方法および作用につ
いて説明する。工場で、鋼製の断面四角形筒状の下端面
に通孔212を有する板体211を設けて柱21を製造
する。柱21の4本を短辺と長辺とからなる矩形の四隅
に配置し、この4本の柱21の上部を短辺と長辺に沿っ
て4本の断面コ字形の鋼製の天井梁23、23、23、
23で連結し、4本の柱21の下部を短辺と長辺に沿っ
て4本の断面コ字形の鋼製の床梁22、22、22、2
2で連結して、建物ユニット2の骨格を製造する。
いて説明する。工場で、鋼製の断面四角形筒状の下端面
に通孔212を有する板体211を設けて柱21を製造
する。柱21の4本を短辺と長辺とからなる矩形の四隅
に配置し、この4本の柱21の上部を短辺と長辺に沿っ
て4本の断面コ字形の鋼製の天井梁23、23、23、
23で連結し、4本の柱21の下部を短辺と長辺に沿っ
て4本の断面コ字形の鋼製の床梁22、22、22、2
2で連結して、建物ユニット2の骨格を製造する。
【0014】この建物ユニット2の骨格の相対する長辺
の床梁22、22に鋼製の床小梁25を差し渡し、この
床小梁25の上に木製の床根太26を取り付け、この床
根太26の上に床材を取り付けて、床を形成する。又、
相対する長辺の天井梁23に木製の天井小梁27を差し
渡し、この天井小梁27の下面に天井材を取り付けて天
井を形成する。又、外壁を設ける場所には、床梁22と
天井梁23との間に間柱29を架け渡して取り付け、こ
の間柱29の屋外側と屋内側にそれぞれ外壁材と内壁材
を取り付け、この外壁材と内壁材との間にロックウール
からなる断熱材を取り付けて外壁を形成する。更に、浴
槽や押し入れ等の家具を取り付けたり内装や外装を行っ
たりして建物ユニット2を完成させる。
の床梁22、22に鋼製の床小梁25を差し渡し、この
床小梁25の上に木製の床根太26を取り付け、この床
根太26の上に床材を取り付けて、床を形成する。又、
相対する長辺の天井梁23に木製の天井小梁27を差し
渡し、この天井小梁27の下面に天井材を取り付けて天
井を形成する。又、外壁を設ける場所には、床梁22と
天井梁23との間に間柱29を架け渡して取り付け、こ
の間柱29の屋外側と屋内側にそれぞれ外壁材と内壁材
を取り付け、この外壁材と内壁材との間にロックウール
からなる断熱材を取り付けて外壁を形成する。更に、浴
槽や押し入れ等の家具を取り付けたり内装や外装を行っ
たりして建物ユニット2を完成させる。
【0015】一方、陸梁311に束312をほぼ垂直に
立て、この上に合掌314を斜めに取り付けてほぼ直角
三角形に組み立て、方杖313で補強して屋根トラス3
1を製造する。この屋根トラス31を、図3に示すよう
に、2個ほぼ平行に立設し、この屋根トラス31を母屋
32や梁33で連結し、屋根ユニット3の骨格を製造
し、この屋根ユニット3の骨格の母屋32や梁33の上
に垂木34を取り付け、この上に野地板35を取り付け
て屋根ユニット3を製造する。
立て、この上に合掌314を斜めに取り付けてほぼ直角
三角形に組み立て、方杖313で補強して屋根トラス3
1を製造する。この屋根トラス31を、図3に示すよう
に、2個ほぼ平行に立設し、この屋根トラス31を母屋
32や梁33で連結し、屋根ユニット3の骨格を製造
し、この屋根ユニット3の骨格の母屋32や梁33の上
に垂木34を取り付け、この上に野地板35を取り付け
て屋根ユニット3を製造する。
【0016】このようにして製造した建物ユニット2や
屋根ユニット3を施工現場に運搬する。施工現場では、
予め、基礎9を設けている。尚、この基礎9には図1
(ロ)の〇印に示す四隅の場所(ユニット建物1の両端
の屋根トラス31を支える両端の柱が取り付けられる位
置)にアンカーボルト91が埋設されている。そして、
このアンカーボルト91に免震装置5の通孔53を通し
て基礎9の上に免震装置5を取り付ける。
屋根ユニット3を施工現場に運搬する。施工現場では、
予め、基礎9を設けている。尚、この基礎9には図1
(ロ)の〇印に示す四隅の場所(ユニット建物1の両端
の屋根トラス31を支える両端の柱が取り付けられる位
置)にアンカーボルト91が埋設されている。そして、
このアンカーボルト91に免震装置5の通孔53を通し
て基礎9の上に免震装置5を取り付ける。
【0017】又、その他の建物ユニット1の柱21が取
り付けられている場所にはジャッキを取り付ける。その
後、この基礎9およびジャッキの上に建物ユニット2を
据え付ける。即ち、免震装置5がある場所では、建物ユ
ニット1の柱21に設けられた通孔212にアンカーボ
ルト91を通して、免震装置5の上に柱21を据え付
け、アンカーボルト91にナット92を螺入して基礎9
と柱21とを強固に連結する。又、免震装置5のない場
所ではジャッキの上に柱21を据え付ける。
り付けられている場所にはジャッキを取り付ける。その
後、この基礎9およびジャッキの上に建物ユニット2を
据え付ける。即ち、免震装置5がある場所では、建物ユ
ニット1の柱21に設けられた通孔212にアンカーボ
ルト91を通して、免震装置5の上に柱21を据え付
け、アンカーボルト91にナット92を螺入して基礎9
と柱21とを強固に連結する。又、免震装置5のない場
所ではジャッキの上に柱21を据え付ける。
【0018】このようにして、1階の建物ユニット2を
据え付け、隣接する建物ユニット2の床梁22と天井梁
23を連結する。次に、この1階の建物ユニット2の上
に2階の建物ユニット2を据え付け、1階の建物ユニッ
ト2の天井梁23と2階の建物ユニット2の床梁22と
を強固に連結する。更に、2階の建物ユニット2の床梁
22と隣接する建物ユニットの床梁22とを、又、天井
梁23と隣接する天井梁23とを強固に連結する。
据え付け、隣接する建物ユニット2の床梁22と天井梁
23を連結する。次に、この1階の建物ユニット2の上
に2階の建物ユニット2を据え付け、1階の建物ユニッ
ト2の天井梁23と2階の建物ユニット2の床梁22と
を強固に連結する。更に、2階の建物ユニット2の床梁
22と隣接する建物ユニットの床梁22とを、又、天井
梁23と隣接する天井梁23とを強固に連結する。
【0019】次に、この2階の建物ユニット2の上に屋
根ユニット3を、直角三角形の束を合わせて据え付け、
この束同士を強固に連結し、屋根トラス31の陸梁31
1と2階の建物ユニット2の天井梁23とを強固に連結
する。その後、ジャッキを取り外したり、屋根ユニット
3の野地板の上に防水シート36を敷き、この上に屋根
材37を葺いたり、建物ユニット2間の連結部の仕上げ
を行ったりしてユニット建物1を完成させる。
根ユニット3を、直角三角形の束を合わせて据え付け、
この束同士を強固に連結し、屋根トラス31の陸梁31
1と2階の建物ユニット2の天井梁23とを強固に連結
する。その後、ジャッキを取り外したり、屋根ユニット
3の野地板の上に防水シート36を敷き、この上に屋根
材37を葺いたり、建物ユニット2間の連結部の仕上げ
を行ったりしてユニット建物1を完成させる。
【0020】このようにして建てたユニット建物1は、
2階の複数個の建物ユニット1の上に屋根トラス31が
取り付けられているから、屋根トラス31に2階の建物
ユニット2が、更に、その下に1階の建物ユニット2が
連結されている。即ち、すべての建物ユニット2が屋根
トラス31に連結され、1階の複数個の建物ユニット2
群の中の屋根トラス31を支える両側の柱21(四隅の
柱21)が基礎9に取り付けられ、その他の柱21は基
礎9に取り付けられてないから、このユニット建物1の
荷重は屋根トラス31を通して四隅の柱21にかかって
いる。
2階の複数個の建物ユニット1の上に屋根トラス31が
取り付けられているから、屋根トラス31に2階の建物
ユニット2が、更に、その下に1階の建物ユニット2が
連結されている。即ち、すべての建物ユニット2が屋根
トラス31に連結され、1階の複数個の建物ユニット2
群の中の屋根トラス31を支える両側の柱21(四隅の
柱21)が基礎9に取り付けられ、その他の柱21は基
礎9に取り付けられてないから、このユニット建物1の
荷重は屋根トラス31を通して四隅の柱21にかかって
いる。
【0021】このように、この屋根トラス31を支える
両側の柱21が基礎9に免震装置5を介して取り付けら
れているから、この免震装置5には大きな荷重がかか
り、免震装置5が充分その性能を発揮することができ、
このユニット建物1は地震によって震動し難いので安心
である。又、免震装置5は両側の柱21のみに取り付け
られるから、免震装置5の数が少なく、安価な免震ユニ
ット建物1となる。
両側の柱21が基礎9に免震装置5を介して取り付けら
れているから、この免震装置5には大きな荷重がかか
り、免震装置5が充分その性能を発揮することができ、
このユニット建物1は地震によって震動し難いので安心
である。又、免震装置5は両側の柱21のみに取り付け
られるから、免震装置5の数が少なく、安価な免震ユニ
ット建物1となる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から判るように、本発明のユ
ニット建物は、屋根トラスにその直下の建物ユニットが
連結され、上階の建物ユニットと下階の建物ユニットが
連結され、最下階の複数個の建物ユニット群の中の屋根
ユニットを支える両側の柱が基礎に取り付けられ、その
他の柱は基礎に取り付けられてないから、このユニット
建物の荷重は屋根トラスを通して両側の柱にかかってい
る。しかも、この両側の柱が基礎に免震装置を介して取
り付けられているから、この免震装置には大きな荷重が
かかり、免震装置が充分その性能を発揮することがで
き、このユニット建物は地震によって震動し難いので安
心である。このように免震装置は屋根ユニットを支えて
いる両側の柱のみに取り付けられるから、免震装置の数
が少なく、安価な免震ユニット建物となる。
ニット建物は、屋根トラスにその直下の建物ユニットが
連結され、上階の建物ユニットと下階の建物ユニットが
連結され、最下階の複数個の建物ユニット群の中の屋根
ユニットを支える両側の柱が基礎に取り付けられ、その
他の柱は基礎に取り付けられてないから、このユニット
建物の荷重は屋根トラスを通して両側の柱にかかってい
る。しかも、この両側の柱が基礎に免震装置を介して取
り付けられているから、この免震装置には大きな荷重が
かかり、免震装置が充分その性能を発揮することがで
き、このユニット建物は地震によって震動し難いので安
心である。このように免震装置は屋根ユニットを支えて
いる両側の柱のみに取り付けられるから、免震装置の数
が少なく、安価な免震ユニット建物となる。
【図1】本発明免震ユニット建物の一実施例を示すもの
で、(イ)は免震ユニット建物の骨格のみを示す正面
図、(ロ)は(イ)の平面である。
で、(イ)は免震ユニット建物の骨格のみを示す正面
図、(ロ)は(イ)の平面である。
【図2】建物ユニットの骨格を示す説明図である。
【図3】(イ)は屋根ユニットの骨格を示す説明図
(ロ)は屋根部分を示す一部切欠斜視図である。
(ロ)は屋根部分を示す一部切欠斜視図である。
【図4】免震装置を示す斜視図である。
【図5】柱と基礎との接続部を示す説明図である。
1 ユニット建物 2 建物ユニット 21 柱 22 床梁 23 天井梁 3 屋根ユニット 31 屋根トラス 5 免震装置 9 基礎
Claims (1)
- 【請求項1】 複数個の建物ユニットが上下左右に組み
立てられ、最上階の複数個の建物ユニットの上に屋根ト
ラスが取り付けられた免震ユニット建物であって、前記
屋根トラスにその直下の建物ユニットが連結され、上階
の建物ユニットと下階の建物ユニットが連結され、最下
階の複数個の建物ユニット群の中の屋根トラスを支えて
いる両側の柱が基礎に免震装置を介して取り付けられ、
その他の柱は基礎に取り付けられてないことを特徴とす
る免震ユニット建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15684196A JPH102016A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 免震ユニット建物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15684196A JPH102016A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 免震ユニット建物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH102016A true JPH102016A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15636550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15684196A Pending JPH102016A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 免震ユニット建物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH102016A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013124469A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット建物における免震構造 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP15684196A patent/JPH102016A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013124469A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット建物における免震構造 |
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