JP2013124469A - ユニット建物における免震構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】建物ユニット1Aを有するユニット建物100における免震構造において、基礎110の上に、前記建物ユニット1Aが配置され、この建物ユニット1Aの柱2の下に、前記基礎110に下端側が埋め込まれ上端側が基礎110上に突出しているアンカーボルト130が配置され、前記建物ユニット1Aの柱2の下端部と前記基礎110との間に、前記アンカーボルト130の周囲を囲むように弾性体120が配置され、前記アンカーボルト130が、前記柱2の下端部に固定されている。
【選択図】図1
Description
建物ユニット1Aを有するユニット建物100における免震構造において、
基礎110の上に、前記建物ユニット1Aが配置され、
この建物ユニット1Aの柱2の下に、前記基礎110に下端側が埋め込まれ上端側が基礎110上に突出しているアンカーボルト130が配置され、
前記建物ユニット1Aの柱2の下端部と前記基礎110との間に、前記アンカーボルト130の周囲を囲むように弾性体120が配置され、
前記アンカーボルト130が、前記柱2の下端部に固定されている
ことを特徴とする。
請求項1に記載のユニット建物100における免震構造において、
前記弾性体120は前記アンカーボルトを挿通するための孔123を有している
ことを特徴とする。
請求項1または2に記載のユニット建物100における免震構造において、
前記弾性体の高さh1は、50mm以上200mm以下である
ことを特徴とする。
請求項1から3のいずれか一項に記載のユニット建物100における免震構造において、
前記弾性体120の上面及び下面に、金属板121a,121bが取り付けられ、前記基礎110に、前記弾性体120の下面に取り付けられている金属板121bが固定されている、
ことを特徴とする。
請求項1から4のいずれか一項に記載のユニット建物100における免震構造において、
前記弾性体120が、ゴム層120aと金属板120bとの積層構造である
ことを特徴とする。
図1〜図6を参照して、本実施の形態におけるユニット建物の免震構造について説明する。
図1に示す建物は、ユニット建物100である。図2、図3(b)に示すように、ユニット建物100においては、基礎110上に、複数の建物ユニット1A,1A,1Aが隣接して配置され、この建物ユニット1Aの柱2の下に、前記基礎110に下端側が埋め込まれ上端側が基礎110上に突出しているアンカーボルト130が配置され、前記建物ユニット1A,1A,1Aの柱2の下端部と前記基礎110との間に、前記アンカーボルト130の周囲を囲むように、平面視四角形の免震ゴムデバイス125が配置され、前記アンカーボルト130が、前記柱2の下端部にボルトとナットでボルト接合され固定されている。また、下階の中央の建物ユニット1A上に小屋ユニット1Bが配置され、下階の建物ユニット1Aと小屋ユニット1Bとがボルトとナットでボルト接合されている。そして、屋根束12等を設け、屋根を設置して、ユニット建物100が建築されている。
4本の天井梁3は、2本の長辺天井梁3aおよび長辺天井梁3aより短い2本の短辺天井梁3bによって構成されている。4本の床梁4は2本の長辺床梁4aおよび長辺床梁4aより短い2本の短辺床梁4bによって構成されている。なお、柱2は正方形筒状に形成されており、天井梁3と床梁4は、それぞれ断面コ字型に形成されている。
天井板6が固定されている。
2本の長辺床梁4a、4aには、複数の根太7が架設されており、該根太7は長辺床梁4aの長手方向に所定間隔で設けられている。これら根太7の上面には床板8が固定されている。
なお、柱2の上端部の柱頭接合部材9に天井梁3の端部が接合され、柱2の下端部の柱脚接合部材10に床梁4の端部が接合されている。
免震ゴムデバイス125は、四角柱状の免震ゴム(本発明の「弾性体」に相当)120の上面及び下面に、平面視四角形の金属板121a,121bが接着剤、加硫形成等により取り付けられ構成されている。図4(a)に示すように、免震ゴムデバイス125には、孔123が設けられ、図4(b)に示すように、この孔123にボルト130が挿通されている。また、図4(a)に示すように、前記金属板121a,121bと前記免震ゴム120は、その中央部に、前記アンカーボルト130を挿通するための孔123を有し、図4(b)に示すように、この孔123にボルト130が挿通されている。金属板121a,121bの外周部のフランジ120cには孔が設けられている。柱2の下端部にビス2a(例えば、鉄用ビス)で前記免震ゴム120の上面に取り付けられている金属板121aのフランジ120cが固定されている。また、前記基礎110に、ビス2a(例えば、コンクリート用ビス)で前記免震ゴム120の下面に取り付けられている金属板121bのフランジ120cが固定されている。特に、基礎110に金属板121bが固定されていることにより、地震の際に、金属板121bが基礎110から浮き上がることがなく、前記弾性体120および前記アンカーボルト130の上部が金属板121bの位置を支点として塑性変形して曲がる。
次に、ユニット建物100の免震構造に使用される免震ゴム120について説明する。
上記実施の形態では、四角柱状の免震ゴム120を用いたが、本発明は、これに限られない。例えば、多角柱状または円柱状等の形状の免震ゴムを用いてもよい。これに合わせて、免震ゴムの上下に取り付けられる金属板の形状も多角形または円柱等の形状の金属板を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、ゴム層120aと金属板120bを有する免震ゴム120を用いたが、本発明は、これに限られない。例えば、金属板120bを用いず、単層のゴムのみからなる免震ゴム、複数のゴム層からなる免震ゴムを用いてもよい。
また、上記実施の形態では、一つの免震ゴムデバイス125を用いたが、本発明は、これに限られない。例えば、複数の免震ゴムデバイス125をアンカーボルト130の周囲を囲むように配置してもよい。
また、上記実施の形態では、金属板121a,121bを取り付けた免震ゴムデバイス125を用いたが、本発明は、これに限られない。例えば、免震ゴムデバイス125の代わりに、免震ゴム120のみを用いてもよい。この場合、柱2の下端部に前記免震ゴム120を接着剤等で固定し、前記基礎110に前記免震ゴム120を接着剤等で固定する。
1B 小屋ユニット
2 柱
3 天井梁
3a 長辺天井梁
3b 短辺天井梁
4 床梁
4a 長辺床梁
4b 短辺床梁
5 天井小梁
6 天井板
7 根太
8 床板
9 柱頭接合部材
10 柱脚接合部材
12 屋根束
100 ユニット建物
110 基礎
115 モルタル
120 免震ゴム
120a ゴム層
120b 金属板
120c フランジ
121a,121b 金属板
123 孔
125 免震ゴムデバイス
130 アンカーボルト
Claims (5)
- 建物ユニットを有するユニット建物における免震構造において、
基礎の上に、前記建物ユニットが配置され、
この建物ユニットの柱の下に、前記基礎に下端側が埋め込まれ上端側が基礎上に突出しているアンカーボルトが配置され、
前記建物ユニットの柱の下端部と前記基礎との間に、前記アンカーボルトの周囲を囲むように弾性体が配置され、
前記アンカーボルトが、前記柱の下端部に固定されている
ことを特徴とするユニット建物における免震構造。 - 請求項1に記載のユニット建物における免震構造において、
前記弾性体は前記アンカーボルトを挿通するための孔を有している
ことを特徴とするユニット建物における免震構造。 - 請求項1または2に記載のユニット建物における免震構造において、
前記弾性体の高さは、50mm以上200mm以下である
ことを特徴とするユニット建物における免震構造。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のユニット建物における免震構造において、
前記弾性体の上面及び下面に、金属板が取り付けられ、前記基礎に、前記弾性体の下面に取り付けられている金属板が固定されている、
ことを特徴とするユニット建物における免震構造。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載のユニット建物における免震構造において、
前記弾性体が、ゴム層と金属板との積層構造である
ことを特徴とするユニット建物における免震構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011272862A JP2013124469A (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | ユニット建物における免震構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011272862A JP2013124469A (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | ユニット建物における免震構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013124469A true JP2013124469A (ja) | 2013-06-24 |
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JP2011272862A Pending JP2013124469A (ja) | 2011-12-14 | 2011-12-14 | ユニット建物における免震構造 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023242342A1 (en) * | 2022-06-15 | 2023-12-21 | City, University of London | Connector |
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-
2011
- 2011-12-14 JP JP2011272862A patent/JP2013124469A/ja active Pending
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