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JPH10195960A - 吸込装置 - Google Patents

吸込装置

Info

Publication number
JPH10195960A
JPH10195960A JP9017886A JP1788697A JPH10195960A JP H10195960 A JPH10195960 A JP H10195960A JP 9017886 A JP9017886 A JP 9017886A JP 1788697 A JP1788697 A JP 1788697A JP H10195960 A JPH10195960 A JP H10195960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
tank
toilet
discharge
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9017886A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Nakatani
進 中谷
Fuyuki Tanabe
冬樹 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP9017886A priority Critical patent/JPH10195960A/ja
Publication of JPH10195960A publication Critical patent/JPH10195960A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で良好なメンテナンス性を実現し且つ安
価にすることを可能とする吸引装置を提供するにある。 【解決手段】 吸込装置1は、吸込タンク2と、この2
内の気体を吸引して吸込タンク2内を負圧状態とするた
めの吸引機構部3と、吸込タンク2の上部に取り付けた
吸引機構部3と、この3の排気口10に連結された排気
管11と、この11に連絡された排気ガスの防臭手段1
2と、負圧状態にある吸込タンク2内に物を吸込み入れ
るための吸込口4と、この4を吸込タンク2内で開閉す
る吸込側開閉弁13と、吸込タンク2の底に下げ設け
た、吸込物Aを吸込タンク2の外に排出するための排出
口5と、この5を開閉するように設けられた、吸込タン
ク2内が負圧状態にあるときには排出口5を密閉し、吸
込タンク2内が負圧状態から解放されたときには収納さ
れている吸込物Aを排出するために排出口5をあけるよ
うにしてなる排出側開閉弁7とからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸込装置、詳しくは
吸引物を負圧室に一時収納し負圧解放後に収納された吸
引物を排出することを可能とする吸込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の吸引装置には、例えば真空掃除機
やバキューム式排便処理装置などがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した真空掃除機
は、真空室(負圧室)に吸い込んだゴミを真空室に溜め
てゆくというもので、蓋などを取り外し真空室を形成す
るタンクを手で持ち上げ傾けて集塵し溜ったゴミを出す
というもので、その操作が面倒くさいことなどからゴミ
をタンク内に溜めてしまうものであった。このため、溜
めたゴミが多くなってゆくにしたがってフィルターがゴ
ミで塞がれることになり、吸引能力が急速に落ちてしま
うという問題を持っていた。また、ゴミを入れたまま何
日も放置することが一般家庭などでは多くあり、雑菌等
の繁殖やゴミの腐敗等が進行し非衛生的な状態になると
いう問題を持っていた。また、上述したバキューム式排
便処理装置は、水洗便器に連絡したバキュームタンクに
排泄物を吸引貯蔵してゆくというもので次のような問題
をもっていた。すなわち、バキュームタンクが大きなも
のになるので、装置が大がかりとなり高価でもあるので
簡易便器として使用し難いものであった。また、いった
ん排泄物を大量にタンク内に貯蔵しておいて排泄物を汲
み出す等の仕事が必要で集合住宅などでの使用には不向
きであるという問題をもっていた。また、寒冷地におい
ては貯蔵した排泄物を凍らせないためにタンクの底等に
ヒーターを設置するなどしなければならず、コスト高に
なるなどの問題もあった。本発明は、従来技術の以上の
ような問題に鑑みてなされたものであって、その目的
は、負圧状態から解放(主に常圧状態)されると吸引物
を負圧室(タンク内)から自動的に排出するようにする
ことにより、小型で良好なメンテナンス性を実現し且つ
安価にすることを可能とする吸引装置を提供するにあ
る。
【0004】本発明の各請求項の目的は次のようなもの
となっている。請求項1記載の発明は、吸込を停止する
と吸引物をタンク内から自動的に排出するようにするこ
とにより、小型で良好なメンテナンス性を実現した吸込
装置、特に水洗便器と連絡して使用することにより防臭
及び排便の処理に優れた機能を発揮する吸込装置(水洗
式排便処理装置)を可能とし、またゴミ・水吸込口器
(ノズル)と連絡して使用することにより集塵ゴミの廃
棄がし易く集塵能力(吸込能力)の低下が起き難く細菌
が繁殖し難い吸込装置(真空掃除機)を可能とする吸込
装置を提供するにある。請求項2記載の発明は、請求項
1に記載の発明の目的に加えて、吸い込み収納した吸込
物がタンク内に残ることなく全部排出することを可能と
した吸込装置の提供にある。請求項3記載の発明は、請
求項1又は2に記載の発明の目的に加えて、吸込物の自
重により該吸込物のタンク内からの排出を可能とした吸
込装置の提供にある。請求項4記載の発明は、請求項
1、2又は3に記載の発明の目的に加えて、吸込にとも
ない排出される気体の臭気を防臭(脱臭を含む。)する
ことを可能とした吸込装置の提供にある。請求項5記載
の発明は、請求項1〜3又は4に記載の発明の目的に加
えて、吸込にともない排出される気体の臭気を特別な防
臭装置なしに処理することを可能とした吸込装置の提供
にある。請求項6記載の発明は、請求項1〜4又は5に
記載の発明の目的に加えて、吸込にともない排出される
気体の臭気を特別な防臭装置なしに処理することを可能
とした吸込装置の提供にある。請求項7記載の発明は、
請求項1〜5又は6に記載の発明の目的に加えて、吸込
にともない排出される気体の臭気及び水分の処理を特別
な装置なしに可能とした吸込装置の提供にある。請求項
8記載の発明は、請求項1〜6又は7に記載の発明の目
的に加えて、吸引機構部に固形物が入らないようにして
なる吸込装置の提供にある。請求項9記載の発明は、請
求項1〜7又は8に記載の発明の目的に加えて、タンク
内を洗浄することができ且つ吸引機構部の洗浄をも可能
とした吸込装置の提供にある。請求項10記載の発明
は、請求項1〜8又は9に記載の発明の目的に加えて、
タンク外に排出された吸込物を流してしまうことを可能
とした吸込装置の提供にある。請求項11記載の発明
は、請求項1〜8又は9に記載の発明の目的に加えて、
タンク外に排出された吸込物を収納して、いつでも取り
出して廃棄することを可能とした吸込装置の提供にあ
る。請求項12記載の発明は、請求項1〜8又は9に記
載の発明の目的に加えて、タンク外に排出された吸込物
を収納しておいて、いつでもその収納容器ごと廃棄する
ことを可能とした吸込装置の提供にある。請求項13記
載の発明は、請求項1〜8又は9に記載の発明の目的に
加えて、タンク外に排出された吸込物を収納し、バクテ
リア等により分解して臭いのない肥料にすることを可能
とした吸込装置の提供にある。請求項14記載の発明
は、請求項1〜8又は9に記載の発明の目的に加えて、
タンク外に排出された吸込物を収納し乾燥させることを
可能とした吸込装置の提供にある。請求項15記載の発
明は、請求項1〜8又は9に記載の発明の目的に加え
て、タンク外に排出された吸込物を袋に収納処理してゆ
くことを能とした吸込装置の提供にある。請求項16記
載の発明は、請求項1〜8又は9に記載の発明の目的に
加えて、タンク外に排出された吸込物を収納する袋を形
成しながら、収納処理してゆくことを能とした吸込装置
の提供にある。請求項17記載の発明は、請求項1〜1
5又は16に記載の発明の目的に加えて、便器やゴミ吸
込口器等の吸込端末装置を有する吸込装置の提供にあ
る。請求項18記載の発明は、請求項1〜15又は16
に記載の発明の目的に加えて、掃除に威力を発揮する吸
込装置の提供にある。請求項19記載の発明は、請求項
1〜15又は16に記載の発明の目的に加えて、排便及
びその臭気の処理に威力を発揮し且つ衛生状態を良好に
維持支続けることを容易に可能とし、排泄物の処理装置
及び処理方法を状況に応じて選択することを可能とする
する吸込装置の提供にある。請求項20記載の発明は、
請求項1〜15又は16に記載の発明の目的に加えて、
排便及びその臭気の処理に威力を発揮する吸込装置の提
供にある。請求項21記載の発明は、請求項1〜15又
は16に記載の発明の目的に加えて、排便及びその臭気
の処理に威力を発揮すると共に部屋に便器を置いた使用
を可能とする吸込装置の提供にある。請求項22記載の
発明は、請求項1〜15又は16に記載の発明の目的に
加えて、排便及びその臭気の処理に威力を発揮すると共
に部屋に便器を置いた使用を可能とする吸込装置の提供
にある。請求項23記載の発明は、請求項1〜15又は
16に記載の発明の目的に加えて、排便及びその臭気の
処理に威力を発揮すると共に、便器に他の吸込端末装置
を取り付けて使用することを可能とした吸込装置の提供
にある。請求項24記載の発明は、請求項1〜15又は
16に記載の発明の目的に加えて、寝たきりの人の排便
及びその臭気の処理及び洗浄を可能とした吸込装置の提
供にある。請求項25記載の発明は、請求項1〜15又
は16に記載の発明の目的に加えて、寝たきりの人の排
便及びその臭気の処理を可能とすると共に使用後に管内
の臭気が漏れ出さないようにしてなる吸込装置の提供に
ある。請求項26記載の発明は、請求項1〜15又は1
6に記載の発明の目的に加えて、ベットに寝たきりの人
の排便及びその臭気の処理を可能とした吸込装置の提供
にある。請求項27記載の発明は、請求項1〜15又は
16に記載の発明の目的に加えて、ベットに寝たきりの
人の排便及びその臭気の処理及び洗浄を可能とした吸込
装置の提供にある。請求項28記載の発明は、請求項1
〜15又は16に記載の発明の目的に加えて、ベットに
寝たきりの人の排便及びその臭気の処理及び洗浄を可能
とした吸込装置の提供にある。請求項29記載の発明
は、吸い込んだゴミの廃棄が容易なうえに、吸込能力の
低下が起き難く、メンテナンスが容易で、バクテリヤの
繁殖等がし難い掃除用の吸込装置の提供にある。請求項
30記載の発明は、排便の臭気が便器の外に一切漏れる
ことがなく、排便音もかき消すことも可能とし、メンテ
ナンス性の良好な排便用の吸込装置の提供にある。請求
項31記載の発明は、請求項30に記載の発明の目的に
加えて、排便処理後に便器から中継管及び吸込タンク内
を便器側から洗浄することができるようにしてなる吸込
装置の提供にある。請求項32記載の発明は、請求項3
0又は31に記載の発明の目的に加えて、人の便器への
着座、離座により自動的に排便及び臭気の処理が行なわ
れる吸込装置の提供にある。請求項33記載の発明は、
請求項30、31又は32に記載の発明の目的に加え
て、人が便器に着座している間は尻に悪寒や違和感を感
じない程度の吸込力により臭気を吸い込み、離座後に排
便を強力に吸い込むことを可能とした吸込装置の提供に
ある。請求項34記載の発明は、請求項1〜15又は1
6記載の発明の目的に加えて、寝たきりの人に寝たきり
の状態でも入浴(シャワーによる洗いが主である。)さ
せることが可能な吸込装置の提供にある。請求項35記
載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加えて、複
数の寝たきりの人などの処を移動させて使用することが
できると共に、簡易水洗便器、尻敷型簡易便器、簡易浴
槽などを連結して使用できる吸込装置を提供するにあ
る。請求項36記載の発明は、請求項35に記載の発明
の目的に加えて、臭気が漏れない吸込装置を提供するに
ある。請求項37記載の発明は、請求項1〜35又は3
6に記載の発明の目的に加えて、吸込タンク内の吸込物
が軽い場合でも排出させることができ、吸込タンク内に
吸込停止後でも吸込物を収納しておくことを可能とする
吸込装置を提供するにある。請求項38記載の発明は、
請求項1〜35又は36に記載の発明の白的に加えて、
吸込タンク内の吸込物が軽い場合でも排出させることが
でき、吸込タンク内に吸込停止後でも吸込物を収納して
おくことを可能とする吸込装置を提供するにある。請求
項39記載の発明は、請求項17〜37又は38記載の
発明の目的に加えて、吸込タンク外に排出し収納した汚
水物やゴミ等の臭気を密封して置くことができ、且つ、
収納したゴミ等を簡単な操作で取り出し処理することを
可能とした吸込装置を提供するにある。請求項40記載
の発明は、請求項1〜15又は16に記載の発明の目的
に加えて、固形物と液体を分離、あるいは小粒と大粒を
分離して処理することを可能とした吸込装置を提供する
にある。請求項41記載の発明は、請求項30、31、
32又は33記載の発明の目的に加えて、装置をコスト
高とすることなく排水管(下水管)での汚物の流しをス
ムーズなものにし、排水管の詰まりを起こさないように
した吸込装置を提供するにある。請求項42記載の発明
は、請求項19、20、21、22又は23記載の発明
の目的に加えて、便器の成型が容易で低コストとなる吸
込装置を提供することにある。請求項43記載の発明
は、請求項1〜41又は42に記載の発明の目的に加え
て、収納タンク内に収納物が蓄えられすぎることによる
トラブルを回避することを実現した吸込装置を提供する
にある。請求項44記載の発明は、請求項1〜42又は
43に記載の発明の目的に加えて、極めてメンテナンス
性の優れた吸込装置を提供するにある。請求項45記載
の発明は、請求項1〜43又は44に記載の発明の目的
に加えて、主に大便及び塵紙を吸い込んだ場合に、これ
らが中継管や下水管(排水管)に少ない流水でも詰まる
ことがないようにした吸込装置を提供するにある。請求
項46記載の発明は、請求項1〜44又は45に記載の
発明の目的に加えて、吸込タンク内に収納した収納物を
離れた場所や、高い場所に直接排出することを可能とす
る吸込装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の各請求項に記載の発明は以下のような
構成となっている。請求項1記載の発明は、吸込タンク
と、この吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内
を負圧状態とするための吸引機構部と、負圧状態にある
前記吸込タンク内に物を吸込み入れるための吸込口と、
前記吸込タンクの下方に設けた、前記吸込タンク内に吸
込収納された吸込物を該吸込タンク外に排出するための
排出口と、この排出口を開閉するように設けられた、前
記吸込タンク内が負圧状態にあるときには前記排出口を
密閉し該吸込タンク内が負圧状態から解放されたときに
は収納されている吸込物を排出するために該排出口をあ
けるようにしてなる排出側開閉弁と、からなることを特
徴とするものである。「排出口」は、底部よりも小径の
もの、底部全部を解放するものなどいろいろである。
「排出側開閉弁」は、吸込力により排出口に引き付けら
れくっつき密閉するもの、ばね力により排出口の近くま
でお越し上げられるものあるいは接触するもの、電気信
号等により電流が流れ開閉する電磁弁などなどがある。
また請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の構
成に加えて、吸込タンクの底部を傾斜させて傾斜底部と
して該傾斜底部の最下位部に排出口を設けたものであ
る。また請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載
の発明の構成の排出側開閉弁を、タンク内の負圧による
内外の圧力差により排出口に吸いつけられ(押し付けら
れ)て該排出口を密閉し、タンク内の負圧状態が解放さ
れ内外の圧力差が解消すると自重あるいは吸引物の重量
により開くようにしてなることを特徴とするものであ
る。また請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3に
記載の発明の構成に加えて、吸引機構部から排出される
気体を通過させて該気体の臭気を除くためのオゾン発生
部や活性炭等の脱臭層を設けた脱臭機等の防臭手段を設
けたことを特徴とするものである。また請求項5記載の
発明は、請求項1、2、3又は4に記載の発明の構成に
加えて、排出口の外側を囲う外筒部を設け、その外筒部
の適宜な場所に吸引機構部から排出される気体等を流し
入れるための排気等の受口を設けたことを特徴とするも
のである。また請求項6記載の発明は、請求項1、2、
3、4又は5に記載の発明の構成に加えて、吸引機構部
からの排気を高所に排出するための排気管を設けたこと
を特徴とするものである。また請求項7記載の発明は、
請求項1、2、3、4、5又は6に記載の発明の構成に
加えて、吸引機構部からの排気を高所に排出するための
排気管を設け、前記吸引機構部から排出される主に液体
を落とすための落とし管を該排気管と連絡するように設
け、前記落とし管にバルブを設けたことを特徴とするも
のである。また請求項8記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6又は7に記載の発明の構成に加えて、吸
引機構部を吸込タンクの天上部に設け、吸引作動中の前
記吸引機構部に固形物等が入らないようにするためのフ
ィルターを設けたことを特徴とするものである。また請
求項9記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、
7又は8に記載発明の構成に加えて、の脚込タンクの内
側上方に水を散水するための散水手段を設けたことを特
徴とするものである。また請求項10記載の発明は、
請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の
発明の構成に加えて、吸込タンク内に水を溜めるための
水槽を設け、前記水槽に水を注ぎ入れるための給水管を
設け、前記水槽が回転等して溜めた水をいっきにあける
ようにしてなる機構を設けたものである。また請求項1
1記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、
8又は9に記載の発明の構成に加えて、排出口から排出
された吸込物を収納する取り出し自在の収納タンクを吸
込タンクの下に設けたことを特徴とするものである。ま
た請求項12記載の発明は、請求項1、2、3、4、
5、6、7、8又は9に記載の発明の構成に加えて、排
出口から排出された吸込物を収納する収納袋を吸込タン
クの下に取り付け取り外しができるようにした構成を設
たことを特徴とするものである。また請求項13記載の
発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9
に記載の発明の構成に加えて、排出口から排出された吸
込物を収納する収納タンクを吸込タンクの下に設け、前
記収納タンクに攪拌手段を設け、前記収納タンクにプラ
スバクテリヤを含んだおが屑等からなる汚物分解手段を
収納できるようにしてなる構成を設けたことを特徴とす
るものである。また請求項14記載の発明は、請求項
1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の発明の
構成に加えて、排出口から排出された吸込物を収納する
収納タンクを吸込タンクの下に設け、前記収納タンクに
収納する前に前記吸込物を収納して乾燥するための乾燥
手段を設けたことを特徴とするものである。また請求項
15記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、
7、8又は9に記載の発明の構成に、排出口から排出さ
れる吸込物を収納するための収納袋を連続的に供給する
袋供給手段と、前記収納袋への吸引物の収納後は該収納
袋を密封する密封手段とを備えてなるこなる構成を設け
たことを特徴とするものである。また請求項16記載の
発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9
に記載の発明の構成に加えて、柔軟製合成樹脂シートを
巻いた第1のロールと第2のロールを排出口の外側から
該排出口を挟むように取り付けるための第1のロール取
付部と第2のロール取付部を設け、前記第1のロールの
第1のシートと前記第2のロールの第2のシートを合わ
せて両側部を融着するための側部融着手段を設け、前記
第1のロールの第1のシートと前記第2のロールの第2
のシートを合わせて下あるいは上部を横に融着するため
の横融着手段を設けてなる構成を設けたことを特徴とす
るものである。また請求項17記載の発明は、請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
2、13、14、15又は16に記載の発明の構成に加
えて、吸込口に適宜な長さのフレキシブル管等の中継管
を取り付け、前記中継管の先端に便器やゴミ吸込口器等
の吸込端末装置を設たことを特徴とするものである。ま
た請求項18記載の発明は、請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
15又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適
宜な長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、前記
中継管の先端にゴミ吸込口器を設けたことを特徴とする
ものである。また請求項19記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
13、14、15又は16に記載の発明の構成に加え
て、吸込口に適宜な長さのフレキシブル管等の中継管を
取り付け、前記中継管に便器の排出部を連結してなる構
成を設けたことを特徴とするものである。また請求項2
0記載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、
8、9、10、11、12、13、14、15又は16
に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な長さのフ
レキシブル管等の中継管を取り付け、前記中継管に水洗
機能を備えた便器の排出部を連結してなる構成を設けた
ことを特徴とするものである。また請求項21記載の発
明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14、15又は16に記載の発
明の構成に加えて、吸込口に適宜な長さのフレキシブル
管等の中継管を取り付け、水洗便器本体、この水洗便器
本体の底部から伸びた、溜水による密閉状態を実現する
ための略U字状の水溜部を有する排出部、前記水洗便器
本体内に水を送るためのポンプ、このポンプにより送る
水を収納しておく水タンクとからなり且つ前記水タンク
のみを人が容易に移動できるように台車に搭載してなる
便器装置を設け、前記便器装置の前記排出部を前記中継
管に連結してなる構成を設けたことを特徴とするもので
ある。また請求項22記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、15又は16に記載の発明の構成に加えて、
吸込口に適宜な長さのフレキシブル管等の中継管を取り
付け、水洗便器本体、この水洗便器本体の底部から伸び
た排出部、この排出部を開閉する電磁弁、前記水洗便器
本体内に水を送るためのポンプ、このポンプにより送る
水を収納しておく水タンクとからなり且つ前記水タンク
を人が容易に移動できるようにしてなる便器装置を設
け、前記便器装置の前記排出部を前記中継管に連結して
なる構成を設けたことを特徴とするものである。本発明
及び本明細書でいう「電磁弁」とは、ソレノイドにより
開閉する弁に限る意味で用いているものではなく、「電
気的に制御された弁」を全て含むものであって、その代
表的な弁として「電磁弁」という用語を使用しているに
すぎないものである。また請求項23記載の発明は、請
求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12、13、14、15又は16に記載の発明の構
成に加えて、吸込口に適宜な長さのフレキシブル管等の
中継管を取り付け、水洗便器本体、この水洗便器本体の
底部から伸びた便器側排出部、第1の排出管の取付口を
前記便器側排出部に連結し第2の排出管をカバーの外側
に出すように設けられた二股管部、前記第1の排出管側
を開閉する電磁弁、前記第2の排出管の口を塞ぐ蓋とか
らなる便器装置を設け、前記二股管部の幹管部を前記中
継管に連結してなる構成を設けたことを特徴とするもの
である。また請求項24記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、15又は16に記載の発明の構成に加えて、
吸込口に適宜な長さのフレキシブル管等の中継管を取り
付け、人の尻の下に敷く尻敷部、この尻敷部の前方に広
がり両側部に適宜な壁を形成してなる便受部、この便受
部の根本に設けられた便器側吸込口とからなる便器本
体、この便器本体を手で掴み操作するための操作部とか
らなる便器装置を設け、前記便器装置の前記便器側吸込
口を前記中継管に連絡してなる構成を設けたことを特徴
とするものである。また請求項25記載の発明は、請求
項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、
12、13、14、15又は16に記載の発明の構成に
加えて、吸込口に適宜な長さのフレキシブル管等の中継
管を取り付け、人の尻の下に敷く尻敷部、この尻敷部の
前方に広がり両側部に適宜な壁を形成してなる便受部、
この便受部の根本に設けられた便器側吸込口、この便器
側吸込口を開閉するために設けられた電磁弁とからなる
便器本体、この便器本体を手で掴み操作するための操作
部とからなる便器装置を設け、前記便器装置の前記便器
側吸込口を前記中継管に連絡してなる構成を設けたこと
を特徴とするものである。また請求項26記載の発明
は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14、15又は16に記載の発
明の構成に加えて、吸込口に適宜な長さのフレキシブル
管等の中継管を連結し、上下移動させることができる略
和式形状の便器本体、この便器本体の下方に設けられた
便器側吸込口とからなる便器装置を設け、前記便器装置
の前記便器側吸込口を前記中継管に連絡してなる構成を
設けたことを特徴とするものである。また請求項27記
載の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15又は16に記
載の発明の構成に加えて、開口部を有する便器本体、こ
の便器本体の下方に設けられた便器側吸込口とからなる
便器装置を設け、前記便器装置の開口部に挿入される挿
入部、この挿入部の内側に形成された開口部、この開口
部の上部の全周に渡って設けられた鍔部とからなる拡張
器を設け、前記便器装置の便器側吸引口を中継管に連絡
してなる構成を設けたことを特徴とするものである。ま
た請求項28記載の発明は、請求項1、2、3、4、
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
15又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適
宜な長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、排泄
された便を受け入れる上部が開口された開口部となって
いる椀部、この椀部の下部に設けられた便器側吸込口、
前記椀部の開口部の上部全周に渡って設けられた鍔部と
からなる便器装置を設け、前記便器装置の前記便器側吸
込口を前記中継管に連結してなる構成を設けたことを特
徴とするものである。また請求項29記載の発明は、上
部に開口部を形成してなる吸込タンクと、この吸込タン
クの前記開口部を塞ぐ開閉可能な蓋と、この蓋に設けら
れた、前記吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク
内を負圧状態とするための吸引機構部と、負圧状態にあ
る前記吸込タンク内に物を吸込み入れるための該吸込タ
ンクの側部あるいは天上部に設けられた吸込口と、この
吸込口に取り付ける適宜な長さのフレキシブル管と、こ
のフレキシブル管の先端に連結されるゴミ等の吸込口器
と、前記吸込タンク内に着脱できるように設けられた、
吸い込んだゴミが前記吸引機構部にゆかないようにする
ための、水洗あるいは吸引掃除等して繰り返し使用でき
るフィルターと、前記吸込タンクの底部あるいは下方に
設けた、前記吸込タンク内に吸込収納された吸込物を該
吸込タンク外に排出するための排出口と、この排出口を
開閉するように設けられた、前記吸込タンク内が負圧状
態にあるときには前記排出口を密閉し該吸込タンク内が
負圧状態から解放(常圧状態あるいは加圧状態。)され
たときには収納された吸込物を排出するために該排出口
をあけるようにしてなる排出側開閉弁と、前記排出口か
ら排出される物を収納するための、取り出し取り付けが
簡単な収納容器と、からなることを特徴とするものであ
る。「吸込口器」とは、螺旋管などのフレキシブル管そ
のものを含むものである。というのは、フレキシブル管
のみを使用して例えば排水管の詰まりを吸込除去する等
があるからである。当然、フレキシブル管より口広や細
口の交換可能なノズルからなるものも含まれるものであ
る。また請求項30記載の発明は、吸込タンクと、この
吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負圧状
態とするための吸引機構部と、負圧状態にある前記吸込
タンク内に物を吸込み入れるための吸込口と、前記吸込
タンクの下方に設けた、前記吸込タンク内に吸込収納さ
れた吸込物を該吸込タンク外に排出するための排出口
と、この排出口を開閉するように設けられた、前記吸込
タンク内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉し
該吸込タンク内が負圧状態から解放されたときには収納
されている吸込物を排出するために該排出口をあけるよ
うにしてなる排出側開閉弁と、前記吸込口と連絡された
排出部に水溜部を有する水洗便器と、吸込動作、水流し
動作などを電気的に制御する制御部とからなり、スイッ
チがONになると、前記吸引機構部が作動して前記吸込
タンク内が負圧となりと前記便器において吸込みが開始
されると共にポンプが作動して(水道管からの供給の場
合は電動式開閉弁が開いて)該便器内に水が流しこま
れ、スイッチがOFFになると、前記吸引機構部が停止
し前記吸込タンク内が常圧状態となりタンク内に吸い込
まれた吸込物が排出口から排出されると共に適宜な時間
前記ポンプが作動し続けて前記便器に溜水ができるよう
にしてなることを特徴とするものである。また請求項3
1記載の発明は、吸込タンクと、この吸込タンク内の気
体を吸引して該吸込タンク内を負圧状態とするための吸
引機構部と、負圧状態にある前記吸込タンク内に物を吸
込み入れるための吸込口と、前記吸込タンクの下方に設
けた、前記吸込タンク内に吸込収納された吸込物を該吸
込タンク外に排出するための排出口と、この排出口を開
閉するように設けられた、前記吸込タンク内が負圧状態
にあるときには前記排出口を密閉し該吸込タンク内が負
圧状態から解放されたときには収納されている吸込物を
排出するために該排出口をあけるようにしてなる排出側
開閉弁と、前記吸込口と連絡された水洗便器と、吸込動
作、水流し動作などを電気的に制御する制御部とからな
り、スイッチがONになると、前記吸引機構部が第1回
目の作動をして前記吸込タンク内が負圧となりと前記便
器において吸込みが開始されると共にポンプが作動して
(水道管からの供給の場合は電動式開閉弁が開いて)該
便器内に水が流しこまれ、スイッチがOFFになると、
前記吸引機構部が停止し前記吸込タンク内が常圧状態と
なり該吸込タンク内に吸い込まれた吸込物が前記排出口
から排出され、数秒後に前記吸引機構部が第2回目の作
動を自動的にして適宜な時間作動し続けて停止すると共
にポンプも適宜に停止するようにしてなることを特徴と
するものである。また請求項32記載の発明は、請求項
30又は31に記載の発明の構成に加えて、スイッチの
ONが人の便器への着座により行なわれ、便器からの離
座によりスイッチがOFFとなるようにしてなる機能を
設けたことを特徴とするものである。また請求項33記
載の発明は、請求項30、31又は32に記載の発明の
構成に加えて、スイッチのONにより吸引機構部が低速
作動して便器において小力吸込が行なわれ、スイッチO
FFにより前記吸引機構部が高速作動して前記便器にお
いて強吸込が行なわれるようにしてなる機能を設けたこ
とを特徴とするものである。また請求項34記載の発明
は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14、15又は16に記載の発
明の構成に加えて、浴槽内の水を浴槽外に排出する吸込
口部を設けた簡易浴槽の該吸込口部を吸込口に連絡する
ようにしてなる構成を設けたことを特徴とするものであ
る。また請求項35記載の発明は、吸込タンク、この吸
込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負圧状態
とするための吸引機構部、負圧状態にある前記吸込タン
ク内に物を吸込み入れるための吸込口、前記吸込タンク
の下方に設けた、前記吸込タンク内に吸込収納された吸
込物を該吸込タンク外に排出するための排出口、この排
出口を開閉するように設けられた、前記吸込タンク内が
負圧状態にあるときには前記排出口を密閉し該吸込タン
ク内が負圧状態から解放されたときには収納されている
吸込物を排出するために該排出口をあけるようにしてな
る排出側開閉弁、前記排出口から排出された吸込物を収
納しておく収納手段とからなる吸込装置本体と、水やお
湯を収納する水タンク本体、この水タンク本体に設けら
れた中の水を吸い上げるためのポンプ、このポンプに連
絡されたシャワー蛇口とからなる水タンクと、台車と、
前記吸込装置本体と前記水タンクを前記台車に積んでな
ることを特徴とするものである。また請求項36記載の
発明は、請求項35に記載の発明の構成に加えて、収納
手段に収納した吸込物の臭気が装置外に漏れないように
密封し、吸引機構部から排出される臭気を防臭(脱臭も
含む。)する防臭手段を設けてなることを特徴とするも
のである。また請求項37記載の発明は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
13、14、15、16、17、18、19、20、2
1、22、23、24、25、26、27、28、2
9、30、31、32、33、34、35又は36記載
の発明の構成に加えて、排出側開閉弁が電気的に制御さ
れた開閉手段の動作により開閉される構成を設けたこと
を特徴とするものである。また請求項38記載の発明
は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
0、11、12、13、14、15、16、17、1
8、19、20、21、22、23、24、25、2
6、27、28、29、30、31、32、33、3
4、35又は36に記載の発明の構成に加えて、排出側
開閉弁が手動操作により開閉される構成を設けたことを
特徴とするものである。また請求項39記載の発明は、
請求項17、18、19、20、21、22、23、2
4、25、26、27、28、29、30、31、3
2、33、34、35、36、37又は38に記載の発
明の構成に加えて、吸込タンクから排出された排出物を
収納する収納容器を設け、前記収納容器を搭載する収納
容器搭載部、この収納容器搭載部の上部に前記吸込タン
クを支持するタンク支持部とを備えてなるタンク搭載台
を設け、前記吸込タンクあるいは該吸込タンクの下部に
形成された外筒部の外側に、前記タンク搭載台のタンク
支持部に載り前記吸込タンクを該タンク支持部上に支持
するための突出部を設け、前記吸込タンクが前記タンク
支持部に支持されていない状態においては、吸込タンク
はその下部(前記外筒部を含む)で前記収納容器に載る
などして該収納容器の開口部を塞ぎ密閉し、前記吸込タ
ンクが前記タンク支持部に支持されている状態において
は、該吸込タンクが上げられて前記収納容器から離れ、
前記収納容器搭載部から前記収納容器を取り出したり取
り付けたり出来るようにしてなることを特徴とするもの
である。また請求項40記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、15又は16に記載の発明の構成に加えて、
吸込タンク内の吸込口下方に固形物と液体あるいは小物
と大物を分離して、固形物あるいは大物を吸込タンク内
に収納し該吸込タンクから取り出すことが出来る籠を設
けてなることを特徴とするものである。また請求項41
記載の発明は、請求項30、31、32又は33に記載
の発明の構成に加えて、吸込タンク内に所定の水量が溜
まるまで吸引動作と給水動作が行われ、所定の水量が吸
込タンク内に溜まると吸引機後部が停止して該吸込タン
ク内の収納物を排出するようにしてなることを特徴とす
るものである。また請求項42記載の発明は、請求項1
9、20、21、22又は23に記載の発明の便器の構
成を、便器本体の底部に第1の管取付部を設け、カバー
側部に中継管を直接通したり第2の管取付部を取り付け
たりするための孔を設け、前記中継管を前記第1の管取
付部に連結した場合には該中継管により水溜部が形成さ
れるようにしたことを特徴とするものである。また請求
項43の発明は、請求項1〜41又は42に記載の発明
の構成に加えて、吸込タンク内に収納された収納物の収
納量を検出するための収納物検出手段を設け、前記吸込
タンク内に収納物が所定の量溜まると吸引機構部を停止
させて収納物を排出するようにしたことを特徴とするも
のである。また請求項44記載の発明は、請求項1〜4
2又は43に記載の発明の構成に加えて、吸込タンクの
上部に開口部を設け、前記吸込タンク上部に載せ前記開
口部を塞ぐ天上塞部を設け、この天上塞部に吸引機構部
を設け、前記天上塞部あるいは吸込機構部を交換可能に
してなることを特徴とするものである。また請求項45
記載の発明は、請求項1〜43又は44に記載の発明の
構成の中継管(吸込管)が螺旋管にしたことを特徴とす
るものである。また請求項46記載の発明は、請求項1
〜44又は45に記載の発明の構成に加えて、吸込タン
クに空気を圧送する圧送機を設けてなることを特徴とす
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。ただし、この実施の形態に記載され
ている構成部品の大きさ、形状、寸法、材質、数、その
相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、本
発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
く、単なる説明例にすぎない。
【0007】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1の吸込装置を示す断面図、
図2、図3及び図4は同じ実施の形態1の吸込装置の動
作を示す動作図である。吸込装置1は、円筒形の吸込タ
ンク2と、この吸込タンク2内の気体を吸引して吸込タ
ンク2内を負圧状態とするための吸引機構部3と、吸込
タンク2の上部を開閉する吸引機構部3を取り付けた蓋
9と、吸引機構部3の排気口10に連結された排気管1
1と、この排気管11に連絡された排出される排気ガス
の臭気を脱臭、消臭等する防臭手段12と、負圧状態に
ある吸込タンク2内に物を吸込み入れるための吸込口4
と、この吸込口4を吸込タンク2内で開閉する吸込側開
閉弁13と、吸込タンク2の底に下げ設けた、吸込タン
ク2内に吸込収納された吸込物Aを吸込タンク2の外に
排出するための排出管16及びその排出口5と、この排
出口5を開閉するように設けられた、吸込タンク2内が
負圧状態にあるときには排出口5を密閉し、吸込タンク
2内が負圧状態から解放されたときには収納されている
吸込物Aを排出するために排出口5をあけるようにして
なるゴムシート6を貼った排出側開閉弁7と、この排出
側開閉弁7を押し上げるための、排出側開閉弁7の軸支
部14側に設けられたスプリング15と、吸込タンク2
内に吸い込んだ吸込物Aが排出口5に滑り落ちるように
傾斜を形成してなる傾斜底部8と、下方外側を囲うスカ
ート部17とからなっている。排出側開閉弁7を押し上
げるスプリング15は、排出側開閉弁7を極弱く押し上
げているものである。18は吸込口4に連結されたフレ
キシブル管からなる中継管である。本実施の形態におい
ては、吸込装置1を塩ビ桝19を有する埋設された排水
管20にセットしたもので、排出口5が塩ビ桝19内に
納められ、スカート部17が地面に着いて安定性と臭気
の漏れ防止を実現し取り付け施工を極めて容易にしてい
る。蓋止金具21を解除すると蓋9及び吸引機構部3は
持ち上げるだけで、取り外すことができるものである。
【0008】吸込装置1は、以上のような構成となって
いるので、次に述べるように機能するものである。吸引
機構部3が吸引作動して吸込状態(吸引状態)にあると
きには、吸込タンク2内は負圧状態となるので排出側開
閉弁7は強く排出口5に強く吸いつけられて(押し付け
られて)排出口5を密閉し、吸込側開閉弁13は開き吸
込物Aが吸込タンク2内に収納されて行く。吸込物Aが
大量に収納されても排出側開閉弁7は排出口5に吸い付
けられているので開くことがない(図2参照)。吸引機
構部3を停止すると吸込物Aの重量により排出側開閉弁
7がひらき排出口5があいて収納された吸込物Aは排出
口5から吸込タンク2外に落下排出される(図3参
照)。吸込物Aが排出され終わると排出側開閉弁7はス
プリング15に押し上げられて排出口5を塞ぐ(閉じ
る)(図4参照)。また、吸引機構部3を逆回転させる
ことにより吸込タンク2内を加圧状態とし、吸込物Aを
残すことなく排出することができる。この場合、吸込側
開閉弁13は閉じる。この部分の他の実施の形態を述べ
ると、吸引機構部3を逆回転させることに問題がある場
合、吸込タンク2あるいは蓋9などの適宜な部位に空気
ポンプ(ブロワーなどの送風機なども含む。)を取り付
け、排出時には空気ポンプを作動させ吸込タンク2内を
加圧状態にし、排出側開閉弁7を押し下げる。この場合
排出側開閉弁7はスプリング15である程度強く押し上
げることを可能とするものである。以上のことから明ら
かなように、吸込物を吸込タンク内に次々と蓄えてゆく
という従来の吸込装置(真空掃除機やバキューム式水洗
便器等。)ではなしえなかった、吸込タンク内を常時空
にして使用し続けることができるという吸込装置を実現
しているもので、次に述べるような効果を奏するもので
ある。 (1)吸込タンク2内に吸込物Aを溜めることなく絶え
ず排出してゆくものなので、吸込物Aが吸引機構部3を
塞ぐことが少なくなり、吸込能力(集塵能力)の低下し
難い吸込装置本体を実現しているものである。 (2)吸込タンク内に吸込物Aを溜めない構成であるの
で、装置のかなりの部分を占める吸込タンク2を小型化
できる。すなわち装置全体を小型で軽いものにできるの
で運送費、設置・施工費、保管費、原価等を安くでき、
取扱がし易く安価な吸引装置を実現するものである。 (3)吸込タンク2内に吸込物Aを溜めない構成である
ので、吸込タンク2内の洗浄等を吸込物Aの排出ごとに
でも行なうことを可能とするもので、雑菌等の繁殖し難
い、臭気の発生し難い、吸込物Aの腐敗のない衛生的な
吸込装置を可能とするものである。 (4)また、吸込タンク2の底部を傾斜させた傾斜底部
8を形成し、その最下位部に排出口5を設け、吸込物A
が傾斜底部8の傾斜によって排出口5が開いたときに滑
り落ちて排出されるようにしたものであるので、簡単で
安価な構成により確実に吸込物Aの全部を排出可能にし
ているものである。 (5)排出側開閉弁7を、吸込タンク2内の負圧により
吸いつけられて排出口5を密閉し、水タンク内の負圧状
態が解放されると吸引物の重量により開くようにしてな
るものであるので、構成が1枚から2枚の排出側開閉
弁、あるいは排出側開閉弁と該排出側開閉弁を軽く押し
上げるスプリングという簡単な構成で実現できるものな
ので、安価で故障が少なく、不動作が生じても修理がし
易く部品も安価なものとすることができる効果を奏する
ものである。 (6)吸引機構部から排出される気体を通過させて該気
体の臭気を除くためのオゾン発生部や活性炭等の脱臭層
を設けた脱臭機等の防臭手段を設けてなるものなので、
屋内で使用しても臭気の発生の心配がないものであり、
特に屋内を移動させながら使用するのに適した吸込装置
を実現するものである。以上の効果を共通のものとしな
がら、より具体的な例としては次のような効果を得るこ
とができるものである。 (7)例えば、ゴミ掃除機とした場合には、吸い込んだ
ゴミはスイッチを切る毎に吸込タンク外に排出されるの
で、洗浄機能がなくても従来の吸込物Aを溜めてゆく掃
除機に比べて遥かに衛生的な掃除機を実現するものであ
る。当然、抗菌処理や殺菌処理を吸込タンク内に施すこ
とにより、より衛生的な掃除機を実現するものであるこ
とはいうまでもない。 (8)また例えば、排水管や下水管の詰まりを取り除く
排水管詰まり除去装置として用いた場合、吸い込んだ排
水を排水口から外に装置を停止させることにより排出す
ることができるので、従来のように吸込タンク内に排水
が溜る毎に蓋を空け排水を捨てるという面倒な操作をす
る必要がない吸込装置(排水管詰まり除去装置)を実現
するものである。 (9)また例えば、イベント等の簡易便所として用いた
場合には、臭気を吸込みながら吸込音により排便音をも
かき消す便所を実現するとともに、吸込タンク外に排便
を排出貯蔵して、その貯蔵便を便所の使用を止めること
なくバキュウムーカーなどで吸込回収してゆくことを可
能とするものである。 (10)また例えば、簡易便器として使用した場合に
は、最初から排便の臭気を完全に吸込みながら排便も吸
込処理することを可能とし、便器内に生じる吸込音によ
り排便音をかき消すことを可能にした、使用者にとって
も補助者(介護者)にとっても大変使い安い吸込装置
(排便・臭気処理装置)を実現するものである。これ
は、個人的に使用するだけにとどまらず、例えば病院の
入院患者の大部屋(複数の患者のベットを有する部
屋。)で使用することにより、仕切りカーテン内で排便
をしても、臭気の排便音を気にせずに排便を行なうこと
を可能とする簡易便器装置(吸込装置)を実現し、さら
に便器内に便が全く残さず吸込タンク外に収納あるいは
排出するものであるので、便の排出場所、排出方法、収
納場所と収納方法により、使用後の臭気や便の残り、処
理を気にしなくてよい排便・臭気処理装置を容易に可能
とするものである。 (11)また例えば、水洗便器を連絡したものでは吸込
力により大小便を強制的に吸い込むものなので、水を少
量ずつ流し続けて処理することを可能とし、便を水のみ
で流し排出する従来の一般的な水洗便所に比べて少量の
水の使用量で済むものであり、経済的かつ水不足の解消
に役立つ便器を可能とするものである。また、水の変わ
りに泡化した洗浄剤を使用することも可能とするもの
で、この場合でも洗浄剤の使用量を従来のものより少な
くできるものである。また、水不足の際は水洗から洗浄
剤による処理に切替ることを容易に可能とするものであ
る。当然水洗と洗浄剤の組み合わせによる処理も可能と
するものである。 (12)また例えば、寝たきりの病人等をベットに寝た
きりの状態で洗う、簡易浴槽(チューブ式のものな
ど。)に排出口を設け、該排出口を吸込タンクと連絡す
ることにより、シャワーを浴びせながらの身体の洗浄を
可能とする吸引装置(簡易浴槽)を実現するものであ
る。 (13)また例えば、吸込タンクと吸込端末器との連結
部分を共通化することにより、状況に応じて各種の便器
を交換しての使用、簡易浴槽を連結しての使用を可能と
するものである。 (14)また例えば、吸込タンク側を排水管のビニール
桝等に載せセットすることを可能とするものであるの
で、こうすることにより室内に置いた便器に排泄された
大小便は排水管に流されてしまうので、たまに吸込タン
ク内を洗浄する程度のメンテナンスにより、これまでに
ない快適な吸込装置(大小便処理装置)を実現するもの
である。
【0009】また例えば、従来の水洗式便処理装置は、
水洗便器本体とサイホン式の水槽と、浄化槽と、浄化槽
と水洗便器本体を連絡する該水洗便器本体の下方に一般
的には埋設されるそれなりの太さの排水管と、浄化槽か
らの排水を排水溝に流す排水管、便所内の換気扇などか
ら構成されていた。この従来の水洗式便処理装置は、次
のような問題を持っていた。 水槽の大量の水を一気に便器内に流し込んで、便器内
の便や塵紙を排水管に流し込むものであるので、大量の
水を使用による水道代の支出を多くし、また水不足で悩
む都市などでは深刻な水不足を招く要因の一つとなって
いる。 排水管の埋設施工、便所内への排水管の立ち上げ、水
槽の必要性及び設置などに、多額の費用がかかり、住宅
建設のコストを引き上げる要因ともなっていた。 水槽が狭い便所内の少なくないスペースを占領し、便
所を狭いものにしていた。あるいは、水槽の分広いスペ
ースとしなければならず住宅建設のコストを引き上げる
ものでもあった。 臭気、洗い流す時の水流音など、生活に不快感を与え
る要因となっている。 排水管が詰まることが少なからず起こるという問題を
もっていた。 臭気を外に逃がすために、換気扇を作動させるのであ
るが、一般的に換気扇はジャバラ管と呼ばれる伸縮自在
のアルミ性の管を換気扇用の穴にいれて換気扇を内側に
取り付けるのであるが、ジャバラ管と壁との間に隙間が
生じていることが殆どで、臭気の一部はその隙間から壁
内に侵入して壁を移動して隙間から、屋内に漏れ出し家
人は気がつかないが、訪問者が不快感を覚える臭気が室
内に充満するという問題があった。しかるに、本吸込装
置を用いることにより、上述した従来の問題を一気に解
決する水洗式便処理装置の実現を可能とするものであ
る。それは、次のようなものである。浄化槽は、適宜な
場所(天板部が一般的)に本吸込装置を取り付けるため
の開口部と取付部からなる吸込装置取付部を設けるよう
になっている。便所には中継管を便器本体の底部に直接
連結し側部後ろにあけた穴から出したた状態にしてなる
水洗便器が置かれ、ねじなどにより床に固定されてい
る。便所の適宜な場所に水道が引かれ、減圧弁、水量調
節弁、電動式開閉弁、が設けられ便器の水取入口に連結
されている。中継管は便所の壁や床にあけられた穴から
外に出され、浄化槽の吸込装置取付部にセットされた、
吸込装置の吸込口に連絡されている。便所の適宜な場所
に吸込装置作動させ、電動式開閉弁を開くための作動ス
イッチが設けれれている。便器に座り作動スイッチをO
Nにすると、吸い込みと便器内への水の流入が開始さ
れ、排便は臭気は流水と共に吸込タンク内に収納され
る。排便を済ませ作動スイッチをOFFにすることによ
り、吸い込み動作は停止し吸い込みタンク内の便は浄化
槽内に落下(排出)収納される。本吸込装置を用いるこ
とにより、以上のような水洗式便処理装置を実現するも
のであるので次のような効果を得ることができるもので
ある。 水の使用量をサイホン式のものより略3分の1に減ら
すことができ、水道代の軽減、水の使用量の減をもたら
し水不足解消を大きく改善するものである。 排水管の埋設施工、便所内への排水管の立ち上げ、水
槽が必要なく、便所の施工工事を簡単にすると共に、設
備費をも削減するものである。 水槽がないので、その分便所が広くなりより使用し易
い便所を実現するものである。また、水槽のスペースを
削減した分少スペースの便所を可能とするもんである。 臭気、水の流す音がないので、不快感のない快適な生
活を提供するものである。 吸込式であるので、便等が中継管に詰まることはない
ものである。 臭気が全て外に放出されるので、臭気の侵入による屋
内の汚染という心配のないものである。 地震による災害があった場合、水道の修復にはかなり
の日数がかかるので、長期間排便の処理に大変な不都合
を生ずるが、本吸込装置を用いた便処理装置によると、
修復の最も早い電気が通れば、バケツに少量の水があれ
ば十分に水洗便所の機能を亨受することができるもので
ある。また、浄化槽の吸込装置取付部は複数設け、複数
の吸込装置を設けることができるようにすることによ
り、お年よりが寝起きする部屋に簡易便器を設置するな
どのことが容易に実現することができるものである。 単時間に容易に安価に便器(トイレ)の増設や撤去が
行なえるものである。
【0010】本吸込装置を簡易式の水洗便器と連絡して
使用する機能を備えた建築物を、容易に安価に実現する
ことができる。一般個人住宅、集合住宅、老人ホーム、
身障者施設、病院の入院病棟など、いわゆる老人や身体
障害者が寝起きする(生じた場合使用する)部屋に、臭
気対策、排便後の処理をしなくてよい簡易便器を容易に
安価に設置することが可能となるものである。これによ
り、例えば、一般個人住宅の建設の場合、病人、あまり
動けない老人、寝たきり老人、身体障害者が生じた場
合、その人達の寝起きする場所となる部屋(介護部屋)
を前もって決めておき、その部屋の床や壁から浄化槽の
そば迄延びた中継管や排水管を設置してあるという建築
物の実現が、老人が増える今後の高齢化社会に大いに役
立つものであると確信するものである。当然、介護部屋
の外側に排水管及び桝、水道を配置し、壁や床に中継管
を通すための穴を設けておくのもよいものである。従来
の建築物において、このように必要となった場合に経済
的負担が少なく容易に介護用の部屋に改善することがで
きる住宅は、本吸込装置の開発により可能とすることが
できた。当然、便器のみならず、簡易式の浴槽を介護部
屋で使用することも容易なものとなるものである。
【0011】実施の形態2 図5は本発明の実施の形態2の水洗便器部分を示す断面
図、図6は同じ実施の形態2の水洗便器部分を示す平面
図、図7は同じ実施の形態2の吸引装置全体とその使用
状態を示す説明図である。吸込装置22は、水洗便器装
置23と吸込装置本体24を中継管18により連結
し、、水洗便器装置23は家屋内に設置し、吸込装置本
体24は外に埋設された排水管20の塩ビ桝19に設置
し、吸込機構部3の作動スイッチ39を水洗便器装置2
3の近くに設置したものである。吸込装置本体24は実
施の形態1の吸込装置1と同一のものであり、その説明
を省略する。水洗便器装置23は、移動できるようキャ
スター25を設けたカバー26に、下部に形成された排
出部27にU字状の水溜部28を有する便器本体29を
収納し、カバー26の外側に給水口30を有する散水部
40を便器本体29の上方内側に設け、カバー26後部
に水タンク載部31を設け、水タンク載部31に水タン
ク32を載せ、、水タンク32に電池で作動する電池式
ポンプ33を取り付け、電池式ポンプ33を給水口30
に連結(着脱自在となっている。)した構成となってい
る。34は電池式ポンプ33のスイッチ、36は便座、
37は便蓋である。キャスター25は、スプリング38
により押し下げられ、人が便器に座るとカバー26内に
引っ込みカバー26が床に着いて便器が動かないように
なっているものである。以上のような構成からなる吸込
装置22は次のように機能する。作動スイッチ39をO
Nにして吸引機構部3及び防臭手段12を作動させ、便
器本体29内を吸込状態にする。電池式ポンプ33のス
イッチ34をONにして散水部40から便器本体23内
に水を流す。水洗便器装置23に座って排便する。排便
及び臭気はたちどころに排出部27に吸い込まれて、中
継管18を通って吸込タンク2内に収納される。排便が
済んだら作動スイッチ39をOFFにする。数秒おいて
(水溜部28に水を溜め中継管18内の臭気が便器内に
逆流漏れするのを防止するため。)スイッチ34をOF
Fにする。吸込タンク2内に収納された排泄物は排水管
に排出される(この部分の作用は実施の形態1で述べて
いるので省略する)。水タンク32内の水が排便途中で
なくなったり、電池式ポンプ33の電池が切れた場合
は、吸引機構部3を作動させたまま、バケツ等に水を汲
んできてその水を便器内に注ぎ込めばよい。その間臭気
は吸い込まれ続け漏れることはない。すなわち、本吸引
装置は散水部40、水タンク32、電池式ポンプ33が
なくても十分に使用できるものであり、便器をより安価
なものにすることを可能とするものである。また、便器
内を洗浄したら作動スイッチ39をOFFにして吸込タ
ンク2内の排泄物を排出し、再び作動スイッチ39をO
Nにして便器内に水を注ぎ入れることにより、中継管1
8内と吸込装置本体24内を洗浄することを可能とする
ものであり、良好な衛生状態を容易に維持支続けること
を可能とする極めて衛生的な排便処理装置を実現するも
のである。
【0012】吸込装置22は以上のようになっているの
で、次に述べるような効果を奏するものである。最初か
ら排便の臭気を完全に吸込みながら排便も吸込処理する
ことを可能とし、便器内に生じる吸込音により排便音を
かき消すことを可能にした、使用者にとっても補助者
(介護者)にとっても大変使い安い吸込装置(排便・臭
気処理装置)を実現するものである。これは、一般家庭
用として使用するだけにとどまらず、例えば病院の入院
患者の大部屋(複数の患者のベットを有する部屋。)で
使用することにより、仕切りカーテン内で排便をして
も、臭気の排便音を気にせずに排便を行なうことを可能
とする簡易便器装置(吸込装置)を実現し、さらに便器
内に便が全く残さず吸込タンク外に収納あるいは排出す
るものであるので、便の排出場所、排出方法、収納場所
と収納方法により、使用後の臭気や便の残り、処理を気
にしなくてよい排便・臭気処理装置を容易に可能とする
ものである。吸込力により大小便を強制的に吸い込むも
のなので、水を少量ずつ流し続けて処理することを可能
とし、便を水のみで流し排出する従来の一般的な水洗便
所に比べて少量の水の使用量で済むものであり、経済的
かつ水不足の解消に役立つ便器を可能とするものであ
る。また、水の変わりに泡化した洗浄剤を使用すること
も可能とするもので、この場合でも洗浄剤の使用量を従
来のものより少なくできるものである。また、水不足の
際は水洗から洗浄剤による処理に切替ることを容易に可
能とするものである。当然水洗と洗浄剤の組み合わせに
よる処理も可能とするものである。また、水がなんらか
の理由で排便途中でなくなった場合(水タンク内の水が
なくなったり、ポンプの電池が切れた場合など。)は、
吸引機構部を作動させたまま、バケツ等に水を汲んでき
てその水を便器内に注ぎ込めばよい。その間臭気は吸い
込まれ続け漏れることはない。また、給水機能を使用し
ない簡易便器として使用した場合には、便器に残った便
の残りは、吸込を続行しながらバケツやシャワー等によ
り水を流し込み、必要ならブラシなどで便器内を擦るな
どにより、臭いを気にせずに洗い流すことができるもの
である。また、便器内を洗浄したら吸引機構部停止させ
て吸込タンク内の排泄物を排出し、再び吸引機構部を作
動させて便器内に水を注ぎ入れることにより、中継管内
と吸込装置本体内を洗浄することを可能とするもので、
容易に衛生状態を良好に維持支続けることを可能とした
極めて衛生的な排便処理装置を実現するものである。ま
た、排水管がない場合は状況に応じたいろいろな排出物
の処理装置(後述してあるもの等の。)を取り付けて使
用することを可能とするものである。
【0013】実施の形態3 図8は本発明の実施の形態3の便器部分を示す平面図、
図9は同じ実施の形態3の動作を示すフローチャート図
である。吸込装置41は、水洗便器装置42と吸込装置
本体24と、該42と該24を連絡する中継管18から
なっている。水洗便器装置42は、実施の形態2記載の
水洗便器装置23に制御部43を設け、電池式ポンプ3
3を家庭用電源を使用する電動ポンプ44に変え、吸込
装置24の電源と便器の電源を屋内から供給するように
したものである。そして、制御部43で吸引機構部3
(防臭手段12が電気式の場合は該12も。))及び電
動ポンプ44が制御されるようになっているものであ
る。制御部43にはONスイッチ45とOFFスイッチ
46が設けられている。47は吸引機構部3の電源線、
48は電源プラグである。図9のフローチャート図に示
すように、吸込装置41は次のように動作するものであ
る。ONスイッチ45を押すと吸引機構部3が作動し水
洗便器装置42内の吸い込みが開始され、同時に電動ポ
ンプ44も作動し便器内に水が流し込まれ、便器内のも
のは全て吸込タンク2内に収納される。OFFスイッチ
46を押すと吸引機構部3は停止し吸込タンク2内が常
圧に戻るとともに排出側開閉弁7が吸込物の重さで開
き、吸込物が排水管20に排出される。OFFスイッチ
46が押されても電動ポンプ44は5秒間作動しつづけ
て、水溜部28に溜める水を供給し停止する。本実施の
形態の吸込装置は以上のようになっているので、次にの
べるような効果を奏するものである。スイッチをONに
してから、便器内に流水が注ぎこまれ且つ吸込が開始さ
れるので、流水により便が便器壁に付着することがな
く、臭気も吸込むので臭気の漏れる心配もなく、吸込音
により排便音もかき消される水洗便器装置(吸込装置)
を実現し、且つ、スイッチON後は適宜な時間水が便器
内に注ぎ込まれて水溜部28に溜水を形成することを可
能とし、この溜水により中継管等の臭気が便器から漏れ
るのを防止することを可能とするものである。また、便
器内に臭気センサを設け、大便の臭気と小便の臭気を判
別して、水量を制御するようにすることにより、水の使
用量を削減することができ、当然の水タンク32に水を
供給する仕事を減らすことができるものである。
【0014】実施の形態4 図10は本発明の実施の形態4を示すフローチャート図
である。図10のフローチャート図においては、吸込装
置41は次のように動作するものである。ONスイッチ
45を押すと吸引機構部3が作動し水洗便器装置42内
の吸い込みが開始され、同時に電動ポンプ44も作動し
便器内に水が流し込まれ、便器内のものは全て吸込タン
ク2内に収納される。OFFスイッチ46を押すと吸引
機構部3は停止し吸込タンク2内が常圧に戻るとともに
排出側開閉弁7が吸込物の重さで開き、吸込物が排水管
20に排出される。電動ポンプは停止することなく作動
し続け水を便器内に流し続けている。5秒後に自動的に
吸引機構部3が作動し、水による中継管18及び吸込タ
ンク2内を洗浄する。5秒後に自動的に吸引機構部3が
停止しOFFスイッチ46を押すと吸引機構部3は停止
し吸込タンク2内が常圧に戻るとともに排出側開閉弁7
が洗浄物の重さで開き、洗浄物が排水管20に排出され
る。吸込機構部3の停止してからも電動ポンプ44は5
秒間作動しつづけて、水溜部28に溜める水を供給し停
止する。本実施の形態によれば、吸込タンク内に収納さ
れた吸込物を該吸込水タンク外に排出した後、再び吸引
機構及びポンプが作動するので、吸込タンク内が洗浄さ
れることになり、吸込タンク内を自動的にいつも綺麗且
つ衛生的にしておくことができるものである。
【0015】実施の形態5 図11は本発明の実施の形態5を示すフローチャート図
である。実施の形態5の場合、便座に加わった荷重を感
知するように圧電センサ等が便座の下等に設置してあっ
て、荷重を感知している状態においては装置を作動し続
け、荷重がキャンセルされる所定の運転を行ない自動的
に停止するというものである。図11のフローチャート
図においては、吸込装置41は次のように動作するもの
である。便座に着座すると荷重を検知し、自動的にON
スイッチ45が入り吸引機構部3が小作動し水洗便器装
置42内の臭気の吸い込みが開始され、同時に電動ポン
プ44も作動し便器内に水が流し込まれ、便器内の臭気
及び適宜な水が吸込タンク2内に吸い込み収納される。
離座すると荷重がキャンセルされたことが検知され、吸
引機構部3が本動作に入り強力な吸い込みが開始され便
器内の全ての物が吸い込まれる。5秒後にOFFスイッ
チ46が入り吸引機構部3は停止し吸込タンク2内が常
圧に戻るとともに排出側開閉弁7が吸込物の重さで開
き、吸込物が排水管20に排出される。電動ポンプは停
止することなく作動し続け水を便器内に流し続けてい
る。5秒後に自動的に吸引機構部3が作動し、水による
中継管18及び吸込タンク2内を洗浄する。5秒後に自
動的に吸引機構部3が停止し、吸込タンク2内が常圧に
戻るとともに排出側開閉弁7が洗浄物の重さで開き、洗
浄物が排水管20に排出される。吸込機構部3の停止し
てからも電動ポンプ44は5秒間作動しつづけて、水溜
部28に溜める水を供給し停止する。人が便器に座り用
をたし立ち上がる動作により一連の吸込、洗浄動作が行
なわれるので、手の動きに障害がある等の人の使用に便
利である。便器に人が座っている間は弱い吸い込みが行
なわれるので、尻が寒さや悪寒などの不快感を感じ難い
ものを実現しているものである。
【0016】実施の形態6 図12は本発明の実施の形態6を示す断面図である。吸
込装置49は、吸込装置22の水洗便器装置23を次の
ように変えたものである。排出部27をカバー26の外
側に出した排出部50とした便器装置53に変え、中継
管18を着脱手段51を有する中継管52に変え、電池
式ポンプ33、水タンク32及び散水部40を取り除い
たもので、排出部50に着脱手段51により中継管52
を取り外し自在としたものである。着脱手段51によ
り、便器装置53を取り外して洗浄することができ、ま
た他の便器や浴槽等を取り付けて使用できるものであ
る。吸込装置49は次のようにして使用する。使用前に
バケツ等で水を便器内に少し流し込み、スイッチ39を
入れて吸引機構部3を作動させ排便を行なう。排便と臭
気は吸い込まれて吸込タンク2内に収納される。排便が
終了したらバケツ等で水を便器内に注ぎ込み付着した便
等を洗い流す。このときブラシ等で付着した便を擦り落
とす。スイッチ39を切り、吸込タンク2内に収納され
た汚物を排水管20に排出する。スイッチ39を入れ、
吸い込みを開始してバケツ等で水を便器に注ぎ入れ、中
継管52や吸込タンク2内を洗浄する。スイッチ39を
きり、吸込タンク2内に収納だれた汚水を排水管20に
排出する。水を便器に少し注ぎ入れ溜水を確保する。便
器の部品点数が少なく構造が簡単であるので、便器を安
価なものにできる。
【0017】実施の形態7 図13は本発明の実施の形態7の水洗便器装置を示す断
面図である。連結する吸込装置本体24は前記で説明し
ているので省略する。水洗便器装置54は、水洗便器装
置23の電池式ポンプ33を電動ポンプ55に変えて便
器内に設置し、水タンク載部31を除いて水タンク32
を便器のそばに置くようにし、水タンク32に電動ポン
プ33からのホース56を挿入して使用するようにした
ものである。
【0018】実施の形態8 図14は本発明の実施の形態8の水洗便器装置を示す断
面図である。連結する吸込装置本体24は前記で説明し
ているので省略する。水洗便器装置57は、水洗便器装
置23の水タンク載部31を除いて水タンク32を容量
の大きい水タンク58に変え、該58をブレーキ付キャ
スター59を設けた台車60に搭載し、散水部40の先
端に便器側連結手段61を設け、電池式ポンプ33には
長めの給水ホース62が取り付けられ、該62の先端に
は便器側連結手段61に連結するポンプ側連結手段63
が設けられてなるものである。水タンクを台車に搭載し
てあるので、容量のある水タンクとすることができ、水
道のあるところ迄移動させて水を入れることを可能とす
るものであり、大量の水を収納できるので多数回の排便
に一回の水入れで対応でき、介護者等の負担を軽減する
ことができるものである。
【0019】実施の形態9 図15は本発明の実施の形態9の水洗便器装置を示す断
面図である。連結する吸込装置本体24は前記で説明し
ているので省略する。吸込装置66は、水洗便器装置4
2を以下のように変えたものである。排出部27に変え
て、水洗便器本体29の底部から伸びた便器側排出部6
7、第1の排出管68を便器側排出部67に連結し、第
2の排出管70の取付口71をカバー26の外側に出す
ように設けられた二股管部72を設け、第1の排出管6
8側を開閉する電磁弁73、第2の排出管70側を開閉
する電磁弁74、第2の排出管70の取付口71を塞ぐ
蓋75を設け、二股管部72の幹管部76をカバー29
の外側に出してその先端に便器側連結手段77を設け、
電磁弁73と電磁弁74を切替る切替器80を設け、便
器側連結手段77を中継管78の中継管側連結手段79
に連結するようにしてなる便器としたものである。ここ
では、電磁弁を電気的に制御され弁を代表するものとし
て例示しているだけで、モーターなどにより開閉する弁
等も「電磁弁」の技術的範疇に含むものである。また、
電磁弁73と電磁弁74を一つの電磁弁にすることも可
能である。それは、管連結部を二つ設けそれぞれの連結
部を開閉する弁を設けたもの、管連結部を二つ設け一つ
の弁で一方の管連結部を閉じると、もう一方の管連結部
が開いているいうものである。これは安価な電磁弁とす
ることができるものである。吸込装置66は以上のよう
な構成となっているので、次に述べるような効果を奏す
るものである。電磁弁により中継管や吸込タンク内の臭
気の逆流を完全に防止するものであり、便器を移動させ
ても臭気が逆流する心配のないものである。また、水溜
部を不用とするので中継管と便器を切り離して移動して
も水等が溢れる心配のないものである。さらに、第1の
電磁弁を閉じて、第2の排出管の取付口71の蓋75を
取り外して尻に敷いて排便の処理をする便器や、簡易浴
槽を連絡して使用を可能とするもので、吸込装置本体を
共有して使用する端末装置を多様なものにできる、端末
装置のみが増えるので置きスペースも最小限にできる、
端末装置のみの購入なので全体として安価なものにでき
る、等の効果を奏し大変に便利である。
【0020】実施の形態10 図16は本発明の実施の形態10の便器装置を示す側面
図、図17及び図18は同じ実施の形態10の便器装置
の使用状態例を示す平面図、図19は同じ実施の形態1
0の便器装置の他の使用状態例を示す側面図である。連
結する吸込装置本体24は前記で説明しているので省略
する。便器装置81は、略和式形状の便器本体82と、
この便器本体82の下方に設けられた便器側吸込口83
と、便器本体82を昇降させる昇降手段84と、便器側
吸込口83から延びたフレキシブルホース85と、該8
5を吸込装置本体24に直接、間接に連結する連結手段
86と、装置を移動させるキャスター87からなってい
る。以上のごとくなっている便器装置81は、次のよう
に使用し以下のような効果を奏するものである。例えば
図16、17及び18に記載のごとく、ベッド88の脚
側中央部分を取り外して(はめ込みブロック90)通路
89を形成し、脚側から便器本体82を前記通路89内
を移動させながら尻の下に設置して、吸込装置本体24
を作動させて吸い込みを開始して、ベットに寝たまま排
便をしてもらい、介護者は排便とともにあるいは排便が
終了したらシャワーで洗い流して肛門等を洗浄してや
る。また、排便をしてもらい肛門等を拭いてあげ、便器
装置81を別途から離してから水を注ぎ込み付着した便
等を洗い流す。この場合、吸い込みは継続し続けておく
ことができるので、臭気が介護人などを悩まし不快にさ
せる心配のないものである。便器本体82の小便受部分
91で排便箇所を覆ってやり(図17)、排便が終了し
たら少し小便受け部91を離して(図18)シャワーで
洗浄してやるのがよい。こうすることにより、排便する
側も恥ずかしさが緩和されるし、介護者も排便中の状態
がみなくて済むので、両者の抵抗感や違和感を軽減する
ことができるものである。また、ベットの通路は、横に
設けてもよいことはいうまでもない。また、ベットが上
半身側部と下半身側部に分離する構成にして、排便時に
前記下半身側部を移動させて通路を形成するものもよい
ことはいうまでもない。また、例えば図19に示すよう
に、ベッド92の尻の載る部分が便器本体82が下から
挿入できるよう開口部93が形成され、この開口部93
には該93を塞ぐ塞部材本体94が塞部材着脱装置95
に昇降可能に設けられ、便器本体82を開口部93にベ
ット92の下から上昇させて尻の下にセットし、吸込を
しながらシャワーで洗浄して大小便を洗い流し処理する
ものである。使用後は尻を拭き便器を下げて、ベットの
開口部を塞ぐ。すなわち、本請求項の発明により、寝た
きりの人の排便の処理や尻の洗浄を、ベットに寝せたま
まの状態で、臭いを気にせずに容易に処理できるもので
ある。
【0021】実施の形態11 図20は本発明の実施の形態11の便器装置の斜視図、
図21は同じ実施の形態11の使用状態を示す斜視図で
ある。吸込装置96は便器装置97と吸込装置本体24
からなるものであるが、汚物を吸込収納する吸込装置本
体24は前記で述べているので省略する。便器装置97
は次のような構成となっている。人の尻の下に敷く尻敷
部98と、この尻敷部98の前方に広がり両側部に適宜
な壁99を形成してなる便受部100と、この便受部1
00の根本に設けられた便器側吸込口101と、この便
器側吸込口101を開閉するために設けられた電磁弁1
02とからなる便器本体103と、この便器本体103
を手で掴み操作するための便器側吸込口101と連絡し
て汚物を通す筒状部材からなる操作部104と、この操
作部104に連結されたからなるフレキシブル管105
と、このフレキシブル管105の先端に設けられた連結
手段106と、操作部104に設けられた電磁弁102
開閉し吸込装置本体24を作動停止させるための操作ス
イッチ109とからなっている。尻敷部は金属性のもの
あるいは合成樹脂性のものなどいろいろのものが考えら
れる。図21において、便器装置66の取付口71に連
結手段106を装着して電磁弁74を開き電磁弁73を
閉じ(便器装置66については図15を参照)た状態と
なっている。ベットに横たわる寝たきりの人の尻に便器
本体103を敷いて吸込作動させながら、シャワーによ
り排出物を洗い流している。107は水タンク、108
はシャワー蛇口である。吸込装置96は以上のような構
成となっているので、以下のような効果を奏するもので
ある。操作部104を手で掴み寝たきりの人の尻に尻敷
部98を敷き、吸引機構部24を作動させ便器側吸込口
101からの吸込を開始する。大小便が出てきたら(終
わったらでも良い。)シャワー(温水が良い。)をかけ
ながら大小便を便器側吸込口101から吸込んで、シャ
ワーで尻に残った汚れを洗い流し、吸込を停止しタオル
等で尻の水気を拭き取り便器装置97を尻から引き離
す。また、オムツを外した後、本便器装置97の尻敷部
98を敷いてシャワーで汚れを洗い落とすことも当然で
きるものである。すなわち、本発明により、寝たきりの
人の排便の処理や尻の洗浄を、一般的なベットや布団に
寝せた状態のままで、臭いを気にせずに容易に処理でき
るものであり、便器装置が軽く小さいものであるので移
動操作がし易く置き場所にも困らないものである。ま
た、電磁弁102により便器側吸込口101を開閉でき
るようにしてあるので、未使用時は電磁弁102を閉じ
ておくことにより、中継管等内の臭気が漏れ出るのを防
止することができ、室内に置いておくことができるもの
である。
【0022】実施の形態12 図22は本発明の実施の形態12の便器装置の側面図、
斜視図及び使用状態を示す斜視図である。吸込装置11
0は、便器装置111と吸込装置本体24からなってい
る。吸込装置本体24は、前記で述べているので省略す
る。便器装置111は次のような構成となっている。排
泄された便を受け入れる上部が開口された開口部112
となっている椀部113と、この椀部113の下部に設
けられた便器側吸込口114と、椀部113の開口部1
12の上部全周に渡って設けられた鍔部115と、椀部
113の前部に立ち上げられた小便受部分116と、こ
の小便受部分116の根本前方に形成した鍔部117に
設けた握部118とからなっている。便器側吸込口11
4に連絡する便器側排出部119には中継管18が取り
付けられ吸込装置本体24に連絡してある。下半身側の
中程に溝120を形成できるベット121に該溝120
に便器装置111の椀部113を入れ、鍔部115を溝
120の縁に載せてベットに横たわる人の尻に敷く。こ
のあとの操作は前記実施の形態12のものと同じような
ものなので説明を省略する。ベッド121は、尻の載る
部分からベットの足元端迄真ん中が取り外せる取外ブロ
ック122が設けられ、取外ブロック122を取り外す
とそこには溝120が形成されるようになっている。吸
込装置110は、鍔部115が洗浄のための広いエリア
を確保できるようになるので、ベット等を濡らすことな
く、寝たきりの人の排便の処理や尻の洗浄を、ベットに
寝せたままの状態で、臭いを気にせずにより容易に処理
できるものである。また、構造がシンプルで一つから2
個の部品からなるので、軽く取り扱いが楽で置き場所を
とらず、安価にできるものである。
【0023】実施の形態13 図23は本発明の実施の形態13の便器装置の斜視図及
び使用状態を示す斜視図である。吸込装置123は、便
器装置124と便器用アダプター125と吸込装置本体
24からなっている。吸込装置本体24については、前
記で述べているので省略する。便器装置124は次のよ
うな構成となっている。平らな開口部126有する便器
本体127と、この便器本体127の下方に設けた吸込
口128と、この吸込口128から延びた排出部129
と、便器本体127をベットの開口部下に固定するため
の取付部130とからなっている。排出部129には吸
込装置本体24に連絡する中継管18が連結されてい
る。図23においては、便器本体127を移動させるた
めの取外可能な台車131に取り付けてある。便器用ア
ダプター125は次のような構成となっている。便器装
置124の開口部126に挿入される挿入部132と、
この挿入部132の内側に形成された開口部133と、
この開口部133の上部の全周に渡って設けられた鍔部
134と、開口部133の前部に立ち上げられた小便受
部135と、鍔部134の前部に設けられた握部136
とからなっている。挿入部132は当然のことながら、
ベットの厚さプラス布団の厚さよりも長くなっている。
また、挿入部を交換できるようにして、使用状態の長さ
のものを選べるようにするのもよい。ベット137は次
のような構成となっている。寝ている人の尻の部分に開
口部138が形成されるように、ベット137の下半身
側の略中央が適宜な幅で移動できるように、移動ブロッ
ク部分139となっていて、移動ブロック部分139に
は取手140が設けられ引っ張り動かし易くなってい
る。移動ブロック部分139は適当なところで止まるよ
うにしておくのがよい。ベット137は、特別な制御さ
れた動力や装置なしに単時間で簡単に尻の下に開口部を
形成することができ、ベットもそれほど高価になること
がないものである。本実施の形態13によれば、ベッド
137の移動ブロック部分139を引いて移動させ、開
口部138をあける。便器本体127を開口部138に
ベット下からセットし、便器用アダプター125の鍔1
34の奥側を尻に敷くようにしてアダプター125を便
器本体127にセットする。この際挿入部132は便器
本体127内に入っている。吸込をしながらシャワーで
洗浄して大小便を洗い流し処理する。使用後は尻を拭き
便器用アダプター125を取り除き、移動ブロック部分
139を押し込んで開口部138を塞ぐ。本実施の形態
13によれば、便器本体を昇降させるための装置が必要
なく、便器装置をベットのしたセットしたままにしてお
けるので、とても使用し易い便処理装置を実現するもの
であり、便器用アダプターの鍔部が洗浄のための広いエ
リアを確保するので、寝たきりの人の排便の処理や尻の
洗浄を、ベットに寝せたままの状態で、臭いを気にせず
により容易に処理できるものである。また、便器本体を
ベットの開口部下に取付固定しておくことも可能とする
ものであり、こうすることにより、構造が簡単で安価な
便器付ベットを実現するものでもある。
【0024】実施の形態14 図24は本発明の実施の形態14を示す使用状態図であ
る。吸込装置141は、吸込装置本体142と水タンク
58と空気兼真空ポンプ143とから構成され、この3
装置にタオルや汚れ物を収納する収納器144を加えた
ものを台車145に搭載して移動可能としたものであ
る。吸込装置本体142は、吸込装置24の構成に、吸
込タンク2からの排泄物を収納しておく、外に臭気が漏
れないように取り付けられた、引き出すことのできる収
納手段146を加えたものである。これを台車147に
載せ移動できるようにしてある。図24においては、ベ
ット148上にチューブ風呂149を膨らませ入浴させ
ている状態が示されている。チューブ風呂149は空気
を送り込むための空気供給口150と浴槽内の水を浴槽
外に排出するための排出部151が設けられている。図
24において、ベット148上にチューブ風呂149を
置き入浴者を載せ、空気兼真空ポンプ143の管152
を空気供給口150に連結し、空気を送り込みチューブ
風呂149を膨らませる。排出部151に吸込装置本体
142の吸込タンク2に連絡した中継管18を連結す
る。電池式ポンプ33を作動させシャワー蛇口108よ
りお湯を出し入浴者を洗う。その際、必要に応じて吸込
装置本体142を作動させ、浴槽内に溜ったお湯を吸込
タンク2内に吸い込み、収納手段146に収納溜めて行
く。洗浄が終わったら、浴槽内と入浴者の水気を拭き取
り、空気兼真空ポンプ143を真空側に作動させチュー
ブ風呂149を萎ませる。チューブ風呂149に繋って
いる管を外し、チューブ風呂149をベットと入浴者か
ら抜き取る。収納手段146に収納された排水は、廃棄
場所迄移動させて、収納手段146を引き出し廃棄場所
に廃棄する。吸込装置本体142には、浴槽のみならず
便器装置、掃除用の吸込口器など多様な装置を取り付け
て使用できるものである。本実施の形態14によると次
に述べるような効果を奏するものである。複数の寝たき
りの人などの処を移動させて、風呂、便器と使用目的を
変えながら使用することができるもので、すなわち、簡
易水洗便器、尻敷型簡易便器、簡易浴槽など複数の端末
器を交換・連結して使用できることを可能とするもので
ある。また、収納手段からの臭気の漏れがないように密
封し、吸引機構部からの排気は防臭手段を通すので、室
内での使用においても臭気の心配のないものである。チ
ューブ風呂を設けたものは、寝たきりの人を簡易浴槽に
入れて吸込みながらシャワーをかけて身体を洗ってあげ
ることができるものである。これにより、浴槽内のお湯
は浴槽から排出されてしまうので、入浴後の水気の拭き
とり、簡易浴槽の取り除きが一人でも行なえる容易なも
のとすることができるものである。また、簡易浴槽は空
気を注入して膨らませるチューブ式のものが一般家庭で
はよい。また、病院など多数の患者を入浴させる場合
や、複数の補助者より行なえる場合は、形の固定化した
浴槽を使用するのが短時間でのセットと取り除きができ
るので効率がよいものにできる。
【0025】実施の形態15 図25は本発明の実施の形態15を示す断面図である。
吸込装置155は、実施の形態1で述べた吸込装置1の
吸込口4を高い場所に設け、吸込タンク2内に格子筒部
156、該156内に上下に移動可能に設けられた浮き
玉157、該157の接触を感知する感知部158とか
らなる収納物量検出手段159を設けたものである。1
60はリード線。収納物の水量が所定の水位になると、
増す水量により上昇した浮き玉157は感知部158に
ぶつかる。浮き玉157のぶつかりを感知すると、吸引
機構部3は一旦停止させられて排出側開閉弁7が収納物
の重量により押し開かれ、収納物排水管20に排出され
る。排出が終わると吸引機構部3は二度作動し吸込を開
始する。これにより、吸込タンク内の収納物が安全収納
容量以上にならないようにすることができるので、装置
が故障したりせず、所定の能力及び機能を発揮しつづけ
させることができるものである。収納物検出手段は、水
に浸かることによる静電容量の変化を感知するもの、浮
子に磁石を設けその磁力を検出するもの、水に浸かるこ
とによる電気的抵抗を感知するものなどいろいろある。
【0026】実施の形態16 図26は本発明の実施の形態16を示す構成図である。
便処理装置161は、簡易の便所本体162と、該16
2の中に設置された和式の便器163と、便所本体16
2の外側に設置される水タンク164と、便収納タンク
165と、吸込装置1と、人感知手段166から構成さ
れている。便器163は後方底部に開口部を有し下方に
突出し外側にねじを螺刻した排出口176が形成されて
いて、前部には水を便器内に流し入れるための給水部1
65が設けられ、外側には床に便器を支持するための鍔
175が形成されている。給水部165は水タンク16
4と給水管167により連絡され、途中に電動式開閉弁
168を設けている。排出口164はフレキシブな螺旋
管からなる中継管18により、吸込装置1の吸込口4に
連絡され、便所の床下に吊り手段177により水溜部1
78が形成されるように吊られている。便所本体162
の内側上部には人感知手段166が設けられている。便
収納タンク165は、上部に吸込装置1をセットでき、
所定の水位を水位検出手段169が検出すると警報ラン
プ170が点滅するようになっていて、上部に汲み取り
口171が設けられている。水タンク164は、所定の
水位以下になったことを水位検出手段172が検出する
と、警報ランプ173が点滅するようになっていて、上
部に給水口174が設けられている。人が便所に入り人
感知手段166が人を感知すると、吸引機構部3が作動
して吸込が開始されると共に、電磁開閉弁168が開き
便器163内に水が流入される。排便と臭気は水と共に
便器から中継管18を通り吸込タンク2内に吸い込ま
れ、臭気は防臭手段12で分解あるいは脱臭されて外に
放出される。人が便所から出たことを人感知手段166
が人が出たこと感知すると、電磁開閉弁168は閉じて
給水を停止し、吸込機構部3も停止し吸い込んだ便はそ
の重さで排出側開閉弁7を開き便収納タンク165内に
落下、排出される。便収納タンク165内の収納量が規
定量より多くなると、警報ランプ170が点滅するの
で、バキュウームカーなどにより取り除く。水タンク1
64内の水が少なくなると、警報ランプ173が点滅す
るので、給水車などにより水を水タンク164に補給す
る。人感知手段は、床に設けた人の重量を感知する、圧
力センサー、重量センサーなどのほうが、連続的に人の
出入りがなされる場合には、誤動作なしに装置を運転す
ることができるので好ましい。
【0027】実施の形態17 図27は本発明の実施の形態17を示す断面図である。
吸込装置179は、吸込装置1の構成のスカート部17
を塩ビ桝(排水桝)19に嵌合する嵌合筒部180に変
え、上部に水を散水状態で強く放出する散水部)181
と、散水部181の下方に吸込機構部3を保護するため
の取外自在のフィルター182を新たに設けたものであ
る。183は桝付カップリング。吸引機構部3が停止す
ると、散水部181から水がフィルター182に向かっ
て一定時間強く放出され、フィルター182の付着物や
目詰物を洗い流し、同時に吸込タンク2内を洗浄するも
のである。フィルターにより吸引機構部を損傷させるよ
うな固形物をフィルターで止めることができるので、吸
引機構部の損傷や故障の原因を防ぐものである。更に、
吸込装置内を清潔にできると共に、フィルター182の
長期使用が可能となり、メンテナンスまでの使用期間を
飛躍的に延ばすことができ、装置の維持費を軽減するこ
とができるものである。また、吸引機構部を耐水性のあ
るものにすることにより、散水しながら吸引機構部を作
動させて吸引機構部の羽等を洗浄することができ、より
衛生的な吸込装置を実現するものである。また、吸込物
排出後に散水による水により、排出側開閉弁7と排出口
5の付着物も洗い流されるので、排出側計兵弁7と排出
口5の間に残物が挟まり密閉状態に障害が生ずることが
ないものである。散水機能のないものはフィルターを使
いすて式にするのもよいものである。
【0028】実施の形態18 図28は本発明の実施の形態18を示す断面図である。
吸込装置184は、実施の形態17で述べた吸込装置1
79の防臭手段12とフィルター182を除いたもので
ある。桝付カップリング184には排気等の受口185
が設けられている。吸引機構部3の排気口に連結された
排気管186は排気等の受口185に連絡されている。
防臭手段が必要なく確実に防臭を行なうことができるの
で、維持費を軽減することができるものである。また、
防臭手段がないので装置を安くできる。
【0029】実施の形態19 図29は本発明の実施の形態19を示す断面図である。
吸込装置187は、実施の形態17で述べた吸込装置1
79の防臭手段12とフィルター182と散水部181
を除き、嵌合筒部180の外上部に鍔188を設け、該
188の上部に嵌合筒部180を延長したように外筒部
189を設け、該189の上部に吸込タンク2を設け、
外筒部189の下方に開口された排気等の受口190を
設けた構成を加えたものである。吸引機構部3の排気口
と排気等の受口190を排気管186で連絡してある。
このようにしても、実施の形態18のものと同じような
効果を得ることができるのである。桝付カップリングは
既設のものでよいので、扱い易いものである。
【0030】実施の形態20 図30は本発明の実施の形態20を示す断面図である。
吸込装置191は、吸込装置187の排気管186に変
えて、排気装置192を設けたものである。排気装置1
92は、吸引機構部3からの排気を高所に排出するため
の排気管193と、吸引機構部3から排出される主に液
体を落とすための落とし管194と、落とし管194に
設けた電動式バルブ195と、排気管193に設けたバ
ルブ196とからなっていて、落とし管194と排気管
193とを上下に連絡するように設けてなっているもの
である。197は後付けした延長排気管。排気管197
を軒より高い位置にするなどすることにより、臭気ガス
を近所に支障を来さない状態で良好に排出することを実
現するものである。また排気ガスに含まれる水気を落と
し管194に収納し、適宜間隔を置いて電動式バルブ1
95が開き溜った水を排水管183に排出することがで
きるものである。またバルブ193を閉じ、電動式バル
ブ195を開いた状態で電源を切れば、吸込装置187
と同じものとなるものである。
【0031】実施の形態21 図31は本発明の実施の形態21を示す断面図である。
本実施の形態は吸込装置187をセットしてある枡19
8に特徴があるものである。枡198は枡部分199
と、該199の下部に形成された、落下した汚物を排水
管に詰まらないようにするための下り坂部200とから
なるものである。201は排水管本体、該201が枡1
98より細い方がよい。
【0032】実施の形態22 図32は本発明の実施の形態22を示す断面図である。
吸込装置202は、排出側開閉弁7を駆動装置203で
電気的に制御して開閉するようし、吸込側開閉弁13が
吸込タンク2内が常圧のときしっかりと吸込口4をしっ
かりと密閉し臭気が便器等に行かないようにする押バネ
204をもうけている。吸込機構部3が作動している状
態では駆動装置203と押し圧により排出側開閉弁7は
排出口5は密閉されて、吸込物を収納して行く。吸込機
構部3が停止すると駆動装置203を強制的に開き吸込
物(収納物)を排水管に落下させる。本実施の形態によ
ると、駆動装置203により排出側開閉弁7を90度以
上開き且つ任意の時間開いた状態にしておけるので、収
納物を排出口5や排出側開閉弁7上に残すことなく排出
するとが出来るものであり、従って収納物が排出口5と
排出側開閉弁7の間に挟まって密閉トラブルを生ずるこ
とがないものである。
【0033】実施の形態23 図33は本発明の実施の形態23を示す断面図である。
吸込装置205は、吸込装置187構成に加えて、吸込
タンク2内に水を溜て回転させられて溜めた水を一気に
放出する、電気的に制御された水槽206を設け、この
水槽206に水を供給する蛇口207を設け、この蛇口
207の吸込タンク2の外側に電気的に制御された開閉
弁208を設けたものである。吸込タンク2に収納され
た収納物が排出された後に、水槽206がひっくり返さ
れて該206内の水が一気に放出され、排出口5と排出
側開閉弁7の付着部を洗い落とし付着物による該7によ
る該5の密閉に障害が生じないようにすると共に、排出
管内に残ったものを押し流して排出管に詰まりが生ずる
のを防止することができるものである。
【0034】実施の形態24 図34は本発明の実施の形態24を示す断面図である。
吸込装置210は、吸込装置187を吸込装置本体18
7として、吸込装置本体187と、該187の下に排出
物を収納し発酵分解するためのおが屑らなる汚物分解手
段211を設けた収納タンク212と、収納タンク21
2を出し入れできるように収納するケース213とから
なっている。収納タンク212の内底部には攪拌プロペ
ラ214が設けられ、該212の底部には出し入れを行
ない易くするためのコロ215が設けられている。ケー
ス213の内底には、攪拌プロペラ214を回転させる
ための駆動モーター216が設けられ、コロ215を支
持する軌条217が設けられている。以上のような吸込
装置210は、吸込タンク2から排出された大小便を汚
物分解手段211内に収納攪拌して分解し、臭気の少な
い肥料や焼却し易いものに変えることができるものであ
るので、大小便の不潔感のないものを取り出し処理する
感じとなるので、大変後処理のストレスの少ない吸込装
置とすることができるものである。また、ゴミを減らす
ことにもなるものである。218は扉、219はその取
手である。220は取手である。221は鍔188をよ
り延長広げたようにして形成した固定鍔で、222はそ
の押固定金具である。
【0035】実施の形態25 図35は本発明の実施の形態25を示す断面図である。
吸込装置223は、吸込装置本体1(吸込装置1を吸込
装置本体としている。)と、汚物を乾燥させるための乾
燥手段224と乾燥手段225を備えた乾燥ケース22
6から構成されている。乾燥ケース226には、上下に
汚物などの収納部227と収納部228を一体的に設
け、該227と該228の間に電熱ヒーターからなる乾
燥手段224を設けてなる汚物等収納乾燥部229が外
付けした制御された駆動モーター230により回転可能
に設けられ、上部には収納部227、228に収納され
た汚物等に温風を吹き付け乾燥させるための温風ヒータ
ーからなる乾燥手段225が設けられ、上部には外にガ
スを逃がすための換気孔231が設けられ、汚物等収納
乾燥部229の下方には、落とされる乾燥物232を収
納するための、外に引き出せるようにしてなる乾燥物収
納ケース233が設けられていなっている。234は、
乾燥物を乾燥物収納ケース223に案内する案内部。2
35は扉、236は取手、237は取手、23はコロ。
収納部227に落とされ収納された汚物等は、乾燥手段
224、225により乾燥させられる。乾燥すると駆動
モーター230が汚物等収納乾燥部229を180度回
転させ、収納部227が逆さまにして乾燥した汚物等を
乾燥物収納ケース223に落下させる。収納部228に
汚物等が収納され、同じように乾燥、回転、落下がおこ
なわれる。便の処理装置として使用したん場合、小便を
も乾燥手段により乾燥してしまうものであり、便を臭気
のない肥料や焼却し易いものに変えることができので、
大小便の不潔感のないものを取り出し処理する感じとな
り、大変後処理のストレスの少ない吸込装置とすること
ができるものである。
【0036】実施の形態26 図36は本発明の実施の形態26を示す機構図である。
吸込装置239は、吸込装置本体1と、該1の下方に設
けられた排出物包装部240とからなっている。排出物
包装部240の構成は以下のようになっている。排出口
5の外側には、排出口5の外側を被うよう該5より長く
昇降可能な外筒部241が設けられている。外筒部24
1の下方には、第1のロール取付部242と第2のロー
ル取付部243が、取り付けたロールが降下した外筒部
241に接触することがないように、適宜な間隔をあけ
て横移動可能に設けられている。第1のロール取付部2
41には柔軟製合成樹脂部材からなるシート245を巻
いた第1のロール246が取り付けられ、第2のロール
取付部242には柔軟製合成樹脂部材からなるシート2
47を巻いた第2のロール248が取り付けられる。第
1のロール取付部242の下方には、前部両側にヒータ
ーからなる側部融着手段249、下部には数センチの幅
を有するヒーターからなる横融着手段250とを備えて
なる、横移動可能な融着部251が設けられている。横
融着手段250の中程にはカッターが入り走るための溝
244が形成されている。第2のロール取付部242の
下方には、融着部251と略同じ形状の押さえ部252
が横移動可能に設けられていて、下部には横融着手段2
50の溝244に沿って走るカッター253が横移動可
能に設けられている。排出物包装部240の下部は傾斜
部254が設けられ、該254は横に突き出した取出部
255に連絡している。256は蓋。第1のロール取付
部241と第2のロール取付部243は内側に互いに接
触するくらい迄移動し、回転してシート245とシート
247を所定の長さに垂れ下げる。側部融着手段259
と横融着手段250を加熱した融着部251と押さえ部
252が内側に横移動して、シート245とシート24
7を挟み合わせて押さ、シート245とシート247の
両側部と底部を融着し、収納袋257を成形しする。カ
ッター253が走り底部に融着部分を略中央を切り離
す。第1のロール取付部242、第2のロール取付部2
43、融着部251及び押さえ部252は外側に移動
し、外筒部241が下降する。吸込タンク2に収納され
た収納物が排出され収納袋257に収納される。外筒部
241が上昇し、第1のロール246と第2のロール取
付部242が内側に接触するくらい迄横移動する。第1
のロール取付部241及び第2のロール取付部243が
回転し、シート245とシート247を所定の長さを送
り出す。側部融着手段259と横融着手段250を加熱
した融着部251と押さえ部252が内側に横移動し
て、シート245とシート247を挟み合わせて押さ、
シート245とシート247の両側部と底部を融着し、
収納袋257を成形しする。カッター253が走り底部
に融着部分を略中央を切り離し、収納物を密封した収納
袋257が切り離される。第1のロール取付部242、
第2のロール取付部243、融着部251及び押さえ部
252は外側に移動し、外筒部241が下降する。吸込
装置239は以上のような構成となっているので、次に
述べるような効果を奏するものである。収納袋に収納さ
れた吸込物を密封してしまうものであり、密封状態で廃
棄できるものであるので廃棄処理が大変行ない易いもの
である。特に、排泄物の間隔と量の少ない寝たきり老人
などを抱える家庭での使用に適しているものである。排
出時には外筒部241が収納袋の略口まで下降するの
で、排出物が収納袋の外に溢れるという心配がないもの
である。
【0037】実施の形態27 図37は本発明の実施の形態27の排出機構を示す断面
図である。吸込装置259は、吸込装置1の排出管16
を斜めに傾斜した排出管260に変え、排出口261を
垂直にせずに5度〜10度程内側に傾斜させた排出口に
形成し、排出口261の上部から排出側開閉弁(蓋)2
62を回動自在(排出口方向にぶらぶらする状態)に垂
れ下げている。排出側開閉弁262は排出される流体や
固形物に容易に押しのけられて開く軽い強靱なものがよ
い。265は傾斜底部。吸込装置259は以上のような
構成となっているので、排出される収納物はその重さや
流力により排出側開閉弁262を押しのけて排出され
る。さらに、排出時及び装置の停止時には排出口261
と排出側開閉弁262の間にはあき部分263が形成さ
れ、吸込タンク2の内壁に付着し流れ下る収納物のわず
かの残りものもそのあき部分263から排出されるの
で、吸込タンク2内に収納物が残ることが極めて少ない
ものである。また、排出側開閉弁262の止軸部264
は構造上必然的に排出口261の上部になるので、排出
される収納物が軸止部264あたりに詰まらないもので
ある。また、排出側開閉弁262が垂直に垂れ下がり排
出口261から離れているので、排出側開閉弁262に
付着した物も下り落ちて、排出口261の密閉に障害を
生ずるような付着物が排出側開閉弁262に残ることが
ないものである。
【0038】実施の形態28 図38は本発明の実施の形態28の排出機構を示す断面
図である。吸込装置266は、吸込装置259の排出口
を装置の中程に設け且つ開口の大きい排出口267に
し、排出口267を塞ぐ排出側開閉弁268は、排出口
267から全部が離れ、排出口267の上部より上方に
上部を出して該上部を針金やワイヤーなどからなる吊手
段269により吊り下げるようにしてなっている。排出
側開閉弁268は排出口267から完全(全部)が離れ
ているので、排出されう収納物がひっかかったりして残
ることがないものであるので、より排出口の密閉に傷害
を生じ難いものである。また排出口267は装置の中程
に位置しているので、吸込装置を載せる下水管の桝や収
納容器を特別なものとすることなく使用できるものであ
る。また、排出口267を大開口にし、それを塞ぎ密閉
する排出側開閉弁が大径のものにしても、吸引機構部3
の吸込動作により排出側開閉弁が排出口に吸いつけられ
てしっかりと密閉することを可能とするものである。
【0039】実施の形態29 図39は本発明の実施の形態29の排出機構を示す断面
図である。吸込装置270は、吸込装置259の排出口
を垂直な排出口271にしたものである。装置の停止中
においても排出口に軽い密閉が得られるものである。排
出口は排出側開閉弁を軽く載せるように該開閉弁側に少
し傾斜させたものも、装置の停止中の排出口の密閉が得
られ、下水管等からの臭気の侵入等を押さえることがで
きるのでよいものである。
【0040】実施の形態30 図40は本発明の実施の形態30の排出機構を示す断面
図である。吸込装置272は、吸込装置270の排出側
開閉弁262を軽く引き上げておくための引上スプリン
グ273を設けたものである。このようにしても、吸込
装置259と同じような効果を得ることができる。
【0041】実施の形態31 図41は本発明の実施の形態31の排出機構を示す断面
図である。吸込装置274は、吸込装置1の排出管を延
長して排出口を60度にカットした排出管278と楕円
形状の排出口275を形成してなるものである。また排
出側開閉弁276は楕円形状のものとなっていて、該2
76は押上スプリング277により排出口275との間
に装置停止時には隙間が空くように支持されている。排
出管278が装置中央に位置し、排出口275も真下を
向いているので、吸込装置266と同じような効果を得
ることができるものである。
【0042】実施の形態32 図42は本発明の実施の形態32の排出機構を示す断面
図である。吸込装置279は、吸込装置1の排出管を上
部二方向から下部中心に向かってカットしてなるV字型
の排出口280を形成し、この排出口280を塞ぎ密閉
する排出側開閉弁を半円形の第1の開閉弁281と半円
形の第2の開閉弁282により構成してなるものであ
る。第1の開閉弁281の上部は止軸14により軸止さ
れ押スプリング283により少し押し上げられて、吸込
時には吸込力により容易に排出口に吸いつけられ易くな
っている。第2の開閉弁282も同じである。排出側開
閉弁を二つに分け観音開き式にしたものであるので、第
1の開閉弁281と第2の開閉弁282を一枚の半分の
面積にでき、止軸から先端迄の距離を半分にでき、より
軽いものにできるので、吸込時の排出口280への吸い
付きを容易なものにできるものである。また排出管を排
出機構の使用域を短くできるものである。
【0043】実施の形態33 図43は本発明の実施の形態33の排出機構を示す断面
図である。吸込装置284は、吸込装置1の排出側開閉
弁に変えて、半円球状の排出側開閉弁285を設けたも
のである。排出側開閉弁285は側部に設けた昇降軸2
86が軸受287に案内されて上下移動が自在になされ
るようになっている。
【0044】実施の形態34 図44は本発明の実施の形態34を示す断面図である。
吸込装置288は、上下が開口した円筒形の吸込タンク
289と、吸込タンク289の上開口部を塞ぐように取
り付けられ且つ着脱ができる吸引機構部290と、吸込
タンク289の下開口部からなる大口の排出口291を
塞ぐ、外側から手動により開くことができ且つ自動的に
閉じる排出側開閉弁292と、吸込タンク289の側部
に形成された吸込口293と、吸込タンク289の吸込
口293の下に設けらた支持突出部294と、この支持
突出部294を載せる載リング295を上部に設けた吸
込タンク載支持枠296と、この吸込タンク載支持枠2
96を固定して載せた台車297と、この台車297に
載せ排出口291を伸長して囲うためのジャバラ部29
8を上部に有する収納容器299とから構成されてい
る。300は安全装置部、301は浮玉、302は脚、
303はキャスター、304は吸引口、305はレバ
ー、306は引っ張りスプリング。吸い込んだ収納物を
大口の排出口から、手動で開閉動かせる排出側開閉弁を
動かして放出し収納容器に収納できるものであるので、
繊維の多い吸込タンクないから出難しゴミや大きめの固
形物を大量に含んだゴミから水物まで、容易に放出処理
できるものである。また、収納容器に収納した収納物
は、ジャバラ部298を降ろすことにより、簡単に取り
出すことができ、吸込タンクや吸引機構部を動かすこと
なく処理できるのであるので大変楽で便利である。ま
た、吸込タンク内に吸込停止後でも排出側開閉弁を閉じ
たままに制御することにより、吸込物を吸込タンク内に
収納したままで廃棄場所迄移動し、そこで手動により排
出側開閉弁を開き吸込物を排出することを可能とするも
のである。
【0045】実施の形態35 図45は本発明の実施の形態35を示す斜視図である。
吸込装置307は、吸込装置本体308と、該吸込装置
308から排出された収納物を収納する収納容器309
と、該収納容器309と吸込装置本体308を載せるタ
ンク搭載台310とから構成されている。吸込装置本体
308は、円筒形状の吸込タンク325と、該325上
部に取付取外しができるよに設けられ吸引機構部311
とからなっている。吸込タンク325は、上部が開口さ
れ、底を傾斜底部8としてその中央に排出管16を立ち
下げて排出口5を形成し、該5を塞ぎ密閉する排出側開
閉弁7を設け、上部側部に中継管(吸込管)18を装着
する吸込部312が設けられ、排出管16を囲うように
吸込タンク325の側壁部を立ち下げるように外筒部3
13が設けられ、該313の側部外側には下向きの凸部
314を適宜な間隔で4箇所設けた鍔状の突出部315
が設けられ、上部には被せ取り付けた吸引機構部311
を固定するための固定金具316が複数個設けられてい
る。吸引機構部311は椀形状をしていて、上部に排気
口317が排気管を取付取外ができるように設けられ、
頭部に作動スイッチ318が設けられ、下部には固定金
具316を掛けて抑えるための固定鍔319が形成され
ている。タンク搭載台310は3本の脚326が立ち上
げられ、その頂部にリング状のタンク支持部320が設
けられている。タンク支持部320は吸込装置本体30
8を載せ支持する場所であり、タンク支持部320には
凸部314全箇所の全体が填りる凹部321が形成さ
れ、更に凸部314の全箇所の先端が填る小凹部322
が形成されている。タンク搭載台310の台323には
収納容器309が填り込む位置合わせ凹部324が形成
されている。凹部321に凸部314が填り込んでいる
場合は、吸込装置本体308は下降してその外筒部31
3の底部が収納容器309の開口部縁に載り、収納容器
309を密封している。吸込装置本体308を持ち上げ
回して、凸部314が少凹部322上にある場合に(安
定して載っている)、外筒部313は収納容器309か
ら離れた状態となり、容易に収納容器309を装置外に
取り出し、収納物を簡単に処理できるものである。本吸
込装置308は以上のような構成となっているので、次
に述べるような効果を奏するものである。吸込タンク3
25から排出された収納物(汚水物やゴミなど)は、吸
込タンク325により密封された収納容器309に収納
されるので、外に臭気が漏れることがないものである。
また、吸込タンク325を持ち上げ横に回すなどの操作
をすることにより、吸込タンク325をタンク支持部3
20上に支持したまま、収納容器309を取り出し収納
物を廃棄処理し収納容器309を洗浄して吸込タンク3
25下にセットし、吸込タンク325を降ろして収納容
器309を密封して使用できるものである。すなわち、
中継管や吸引機構部などの部品を外したり、重い吸込タ
ンクを持ち上げ返すなどの煩わしい作業なしに、収納物
を簡単に処理できいるので大変取り扱いが行ないやすい
ものである。
【0046】実施の形態36 図46は本発明の実施の形態36を示す断面図である。
吸込装置331は、吸込タンク2とその天上部に設けら
れた吸引機構部3と、吸込口4と底に設けられた排出管
16と、その排出口5と、排出管16を囲い螺旋排出管
336を連結する外筒部180と、排出口5を開閉する
排出側開閉弁7と、吸込口4を開閉する開閉弁13と、
吸込タンク2の上方に設けられたブロワーなどからなる
圧送機332とからからなっている。吸込装置331の
吸込動作は吸込装置1と同じであるので省略する。吸引
機構部3が停止すると圧送機332が作動し吸込タンク
2内を加圧、開閉弁13は閉じ排出側開閉弁7は加圧に
より押し開かれ収納物は勢いよく放出される。336は
螺旋排出管であるが、あまり太過ぎない方がよいことは
いうまでもない。(図45では太くなっているがみやす
くするためである。)本吸込装置331は、以上のよう
な構成となっているので、下水溝や下水管が吸込装置よ
り高い場所にある場合や、離れた場所にある場合など
に、送圧により強制的に収納物を圧送排出することを可
能とするものである。例えば、トイレから離れた部屋で
排泄された便を、屋内に排出管を配しその先端を水洗便
器にもってゆくことにより、水洗便器に排出することを
可能とするものである。これは、排水管設備のない集合
住宅などで外に排水管を設けられない住居などでの使用
を可能とするものである。吸引機構部3と圧送機332
に変えて、吸引機能と圧送機能の両機能をモーターの正
転、逆転により行なう、吸引圧送機構部333を設けて
もよいことは言う迄もない。この方が、吸引圧送機構部
333に吸引の際に取り入れられた異物を取り除くこと
ができ、装置のメンテナンス性を良好なものにできるの
でよい。また、吸引機構部3と圧送機332に変えて、
停止した吸引機構部334のプロペラなどを掃除するよ
うに圧風を吸引機構部334から吸込タンク2内に圧送
する圧送機335を設けてなるものもよい。この方が、
吸引機構部334に吸引の際に取り入れられた異物を圧
送により取り除くことができ、装置のメンテナンス性を
より良好なものにできるのでよい。
【0047】実施の形態37 図47は本発明の実施の形態37を示す機構説明図であ
る。吸込装置338は、吸込タンク2と、該2の側部に
設けられた吸込口4と、底部に設けられた排出口5と、
該5を開閉する電気的に制御された電磁弁339と、吸
込タンク2の上部から引かれた吸引管340と、該34
0の先に連結された吸引機構部341と、吸引管340
と途中に設けられた臭気除去部342と、該342の底
から延び吸込タンク2内に連絡された排水管343と、
該343の中途に取り付けられた電気的に制御された電
磁弁344とからなっている。吸引機構部341が作動
すると吸込口4から汚物等が吸い込まれ収納される、吸
い込んだ空気は吸引管340に入り、臭気除去部342
に入り臭気を除去され吸引機構部341から外に放出さ
れる。吸引機構部341が停止すると、電磁弁339が
開き収納物が排出される。電磁弁344が開き臭気除去
部342に溜った水を吸込タンク2内に排出する。34
5は取り替え式の脱臭カートリッジである。このよう
に、各開閉弁と吸引機構部を制御しても、吸込タンク内
をたえず空の状態にしながら、汚物の吸込、排出を継続
してゆくことができるものである。
【0048】実施の形態38 図48は本発明の実施の形態38を示す機構説明図、図
49は同じ実施の形態48を示す平面図である。便処理
装置346は、浄化槽347、この347の上部に取り
付けられた吸込装置1、便器348、フレキシブル螺旋
管349とから構成されている。浄化槽347の上部に
は4箇所の開口が設けられ、各開口には吸込装置取付部
350が形成され、該350の2箇所に吸込装置1(吸
込装置1a、吸込装置1b)が取り付けられている。吸
込装置1aからの排気ガスは浄化槽347の水中に排気
口を潜らせた排気管351から、浄化槽347の水中に
放出されるようになっている。吸込装置1aの吸込口4
に連結されたフレキシブル螺旋管349aは、壁にあけ
られた壁孔と便器348aの後ろ側部に空けられた孔3
55を通って、トイレ内に置かれた便器348aの便受
部353の底に突出螺刻形成された管取付部352に、
凹曲がって水溜部354を形成して連結されている。便
器348の水取入口356には水道が連絡されている。
水取入口356の手前には電動式開閉弁357と減圧弁
358が取り付けられている。便所の適宜な場所に吸込
装置を作動させ、電動式開閉弁を開くための作動スイッ
チ359aが設けれれている。吸込装置1bの吸込口4
にはフレキシブル螺旋管349bが連結され、身障者の
寝室である離れた部屋まで基礎に沿って配管され、壁に
あけられら孔から便器348bに前記便器348aと同
じように連結されている。便器348bには給水機構も
前記便器348aと同じよう取り付けられている。部屋
の適宜な場所に吸込装置を作動させ、電動式開閉弁35
7を開くための作動スイッチ359bが設けれれてい
る。便器348に座り作動スイッチ359をONにする
と(どちらが先でもよい。)、吸引機構部3が作動して
吸い込みが開始され、電動式開閉弁357が開いて便器
348内への水の流入が開始される。排便と臭気は流水
と共に吸込タンク2内直ちに吸い込まれ収納される。排
便を済ませ作動スイッチをOFFにすることにより、吸
い込み動作は停止し吸い込みタンク2内の便はその重さ
で排出側開閉弁7を押し開き浄化槽347内に落下(排
出)処理される。360は便座、361は便蓋、362
は水道。処理装置346は以上のような構成となってい
るので、次に述べるような効果を奏するものである。 水の使用量をサイホン式のものより略3分の1に減ら
すことができ、水道代の軽減、水の使用量の減をもたら
し水不足解消を大きく改善するものである。 排水管の埋設施工、便所内への排水管の立ち上げ、水
槽が必要なく、便所の施工工事を簡単にすると共に、設
備費をも削減するものである。 水槽がないので、その分便所が広くなりより使用し易
い便所を実現するものである。また、水槽のスペースを
削減した分少スペースの便所を可能とするもんである。 臭気、水の流す音がないので、不快感のない快適な生
活を提供するものである。 吸込式であるので、便等が中継管に詰まることはない
ものである。 臭気が全て外に放出されるので、臭気の侵入による屋
内の汚染という心配のないものである。 地震による災害があった場合、水道の修復にはかなり
の日数がかかるので、長期間排便の処理に大変な不都合
を生ずるが、本吸込装置を用いた便処理装置によると、
修復の最も早い電気が通れば、バケツに少量の水があれ
ば十分に水洗便所の機能を亨受することができるもので
ある。また、浄化槽の吸込装置取付部は複数設け、複数
の吸込装置を設けることができるようにすることによ
り、お年よりが寝起きする部屋に簡易便器を設置するな
どのことが容易に実現することができるものである。 吸込装置を浄化槽に設置し、壁に孔をあけ、便器を置
き、中継管で便器と吸込装置を連絡するだけの施工で実
現されるものであるので、単時間に容易に安価に便器
(トイレ)の増設ができ、且つ撤去が行なえるものであ
る。 便や拭き取紙は、螺旋管(中継管)を移送中に、砕か
れるので浄化槽での処理が早く行なわれるものである。
【0049】実施の形態39 図50は本発明の実施の形態39を示す平面図である。
本実施の形態39は、前述した実施の形態38のフレキ
シブル螺旋管349bが家屋建築施工時に前もって床下
に配管しておき、このフレキシブル螺旋管349bに便
器348bを連結し、さらに部屋で入浴ができるよう膨
らませて浴槽形状となるビニール風呂364を置き、後
施工で吸引装置331をビニール風呂364に連結し
て、吸引装置331からの排出を離れてある既成の下水
管365の桝366迄、螺旋排出管336により圧送す
るように施工してあるものである。設置条件にあわせ
て、多様な設置方法が可能なものである。また、家屋の
建築に当たって、浄化槽を家屋から離れた場所や、便器
より高い場所に設置することも可能とするものである。
【0050】実施の形態40 図51は本発明の実施の形態40を示す機構説明図であ
る。便処理装置367は、現に販売されている便器に直
接に連絡される埋設した下水管と連絡して使用する、一
般的な浄化槽368の排水入口369に、一方が塞がれ
た吸込装置取付管370を取り付けたものである。吸込
装置取付管370は、複数の吸込装置取付部372を立
設し、塞側はゆるやかなカーブを描いた湾曲部373の
上に立設した、詰まり除去操作が行ない易い吸込装置取
付部371となっているものである。本吸込装置取付管
により、既成の浄化槽においても、本発明の吸込装置を
利用した便処理装置を容易に実現できるものである。吸
込装置取付部371は吸込装置を取付ずに、詰まり除去
予として使用する。当然、浄化槽368と吸込装置取付
管370の組み合わせてなる、便処理装置も技術範囲に
含まれるものである。
【0051】実施の形態41 図52は本発明の実施の形態41を示す概念図である。
アパートや団地やマンショウなどの集合住宅の、各戸の
排水管374が身障者が寝起きする部屋の床及びベラン
ダの床下まで配管されていて、ベランダ部分に吸込装置
取受部375が立ち上げられ、身障者用部屋にも吸込装
置取付部376が立ち上げられている。そして、吸込装
置取付部375には吸込装置187が取り付けられ、便
器57が身障者用部屋におかれ、吸込装置取付部375
と便器57は壁にあけられて貫通穴377を通した螺旋
管378で連絡されている。便器57には水タンク58
の管が連結され水が供給されるようになっている。これ
からの、高齢化社会に対応する集合住宅も排水設備を備
えることができるようにしておくことが望まれるもので
ある。本吸込装置を使用することを前提にするなる、こ
うした部屋を有する集合住宅を実現することが容易とな
る。また、部屋内の吸込装置取付部376は、風呂用の
吸込装置を取り付けるなどして利用する。また、吸込装
置取付部376に吸込装置を取り付け、排気用の管を貫
通穴377から外に出して、使用することも可能なもの
である。
【0052】実施の形態42 図53は本発明の実施の形態42を示す斜視図、図54
は同じ実施の形態42を示す断面図である。主に本発明
で開示した吸引装置と連絡して使用する水洗便器380
である。水洗便器380は、上型と下型の二つの金型を
有する成形機により、射出成形やプレス成形により成形
した合成樹脂性部材からなるものである。排便を受る椀
状の便受部381を設け、、この便受部381の上部外
全周を巡るように流水溝382を形成し、流水溝382
の外壁を形成しながら立ち上がり、更に横に広がって着
座部386を形成して、更に立ち下がって外壁部387
を形成し、更に横に広がって床部388を形成してい
る。流水溝382に溜った水が便受部381の内壁をま
んべんなく濡らし流れるように流水溝382の内壁に多
数固の凹部383を形成し、流水溝382の背部の後方
に凹むよう広溝384を形成し、この広溝384の後部
壁に給水管取付穴385があけられ、更に後壁にも給水
管取付(通し)穴393があけられている。便受部38
1の底には、排出口389が形成され、その外側には中
継管取付部390が雄ねじを螺刻して突設され、外壁部
387の後部壁には、中継管取付部390に連結した中
継管391が水溜部354を形成するような高さの部位
に中継管通部(取受部)394があけられている。39
5は中継管通部394に中継管を固定するための固定部
品である。吸込装置の吸込口と中継管取付部390を中
継管391で連絡し、給水管取付穴385に水道管39
2を連結することにより、水洗便器として使用すること
ができる。便器の構成が隙間がほとんどなく、隠れる部
分がないものであるので、汚れを落とす清掃が極めて簡
単・単時間にできるものである。便器の構成が上型と下
型の二つの金型を有する成形機による一回の成形により
形成できるので製造コストが安く、安価な便器を提供す
ることができるものである。床部388が下部に広く設
けられているので、安定がよく、部屋の床を汚すことが
ないものである。取り付け取り外しが簡単である。
【0053】実施の形態43 図55は本発明の実施の形態43を示す斜視図である。
水洗便器396は、水洗便器380の構成に加えて、着
座部386の両脇に(後方を便座などを取り付けるスペ
ースとしてあけて)掴まり部397、397を立ち上げ
設け、着座部386の前部を少し持ち上げた小突起40
7を設けたものである。掴まり部397を手で掴みなが
ら便器への座りや立ち上がりができるものである。ま
た、掴まり部397と小突起407により、汚れが便器
側部と前部から流れ落ちることが防げるので、洗浄・清
掃が大変行ない易いものである。
【0054】実施の形態44 図56は本発明の実施の形態44を示す斜視図である。
水洗便器398は、水洗便器396の構成に加えて、掴
まり部397を後方に延長した後部立上壁399を設
け、 後部立上壁399に便座400や便蓋の軸405
を受けるための軸受溝401と該401より高めの軸受
溝402が設けられている。後部には後立上壁403が
立設し、便蓋や便座がそれ以上倒れないように指示して
いる。後立上壁403に変えて、後部立上壁399の内
側後部端などに内側に突出する突出部を設けるのもよ
い。便座400は、中央に開口部404を形成し、後部
に軸405を設けたものとなっている。開口部404は
縁が下方に伸びていて、流水溝382に便が入らないよ
う側部から該382を被っている。便座や便器を簡単に
取外取付が行なえ、洗浄、清掃がとても簡単容易であ
る。406は突起。
【0055】実施の形態45 図57は本発明の実施の形態45を示す機構説明図であ
る。簡易便器408は底に排出管409を設けた構成と
なっている。吸込装置410は、螺旋スクリュウ411
をL字筒状の貫通容器412に内設し、螺旋スクリュウ
411を外付けのモーター413で高速回転するように
してあり、貫通容器412の外側には排水管桝414に
吸込装置408を取付固定するための固定部品415が
設けられている。417はスイッチ。排出管409と貫
通容器412を中継管416で連絡し、排水管桝414
に吸込装置408を取付固定して使用する。螺旋スクリ
ュウ411が回転すると吸込作動となり、簡易便器40
8内の臭気と排泄物は吸い込まれ螺旋スクリュウ411
で粉々に粉砕されて排水管に流される。螺旋スクリュウ
411により、排泄物は粉砕されて流動物にされて排出
されるので、排水管が詰まる心配がないものである。ま
た、汚物が装置内に詰まる構成がないので、メンテナン
スフリーの吸込装置を実現しているものである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したようになっているので、本
発明における各請求項の発明は以下に述べるような効果
を奏するものである。請求項1記載の発明は、吸込タン
クと、この吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク
内を負圧状態とするための吸引機構部と、負圧状態にあ
る前記吸込タンク内に物を吸込み入れるための吸込口
と、前記吸込タンクの下方に設けた、前記吸込タンク内
に吸込収納された吸込物を該吸込タンク外に排出するた
めの排出口と、この排出口を開閉するように設けられ
た、前記吸込タンク内が負圧状態にあるときには前記排
出口を密閉し該吸込タンク内が負圧状態から解放された
ときには収納されている吸込物を排出するために該排出
口をあけるようにしてなる排出側開閉弁と、からなるも
のである。すなわち、吸込状態(吸引状態)にあるとき
には、排出側開閉弁は閉じて吸込物を吸込タンク内に収
納してゆき、吸い込みが停止し吸込状態から解放(一般
的には常圧状態であるが加圧状態も含む。)されると、
排出側開閉弁がひらき排出口があいて収納された吸込物
は該排出口から吸込タンク外に排出されるというもので
ある。これにより、吸込物を吸込タンク内に次々と蓄え
てゆくという従来の吸込装置(真空掃除機、バキューム
式水洗便器等。)ではなしえなかった、吸込タンク内を
常時空にして使用し続けることができるという吸込装置
を実現しているもので、次に述べるような効果を奏する
ものである。 (1)吸込タンク内に吸込物を溜めることなく絶えず排
出してゆくものなので、吸込物が吸引機構部を塞ぐこと
が少なくなり、吸込能力(集塵能力)の低下し難い吸込
装置を実現しているものである。 (2)吸込タンク内に吸込物を溜めない構成であるの
で、装置のかなりの部分を占める吸込タンクを小型化で
きる。すなわち装置全体を小型で軽いものにできるので
運送費、設置・施工費、保管費、原価等を安くでき、取
扱がし易く安価な吸引装置を実現するものである。 (3)吸込タンク内に吸込物を溜めない構成であるの
で、吸込タンク内の洗浄等を吸込物の排出ごとにでも行
なうことを可能とするもので、雑菌等の繁殖し難い、臭
気の発生し難い、吸込物の腐敗のない衛生的な吸込装置
を可能とするものである。以上の効果を共通のものとし
ながら、より具体的な例としては次のような効果を得る
ことができるものである。 (4)また例えば、ゴミ掃除機とした場合には、吸い込
んだゴミはスイッチを切る毎に吸込タンク外に排出され
るので、洗浄機能がなくても従来の吸込物を溜めてゆく
掃除機に比べて遥かに衛生的な掃除機を実現するもので
ある。当然、抗菌処理や殺菌処理を吸込タンク内に施す
ことにより、より衛生的な掃除機を実現するものである
ことはいうまでもない。 (5)また例えば、排水管や下水管の詰まりを取り除く
排水管詰まり除去装置として用いた場合、吸い込んだ排
水を排水口から外に装置を停止させることにより排出す
ることができるので、従来のように吸込タンク内に排水
が溜る毎に蓋を空け排水を捨てるという面倒な操作をす
る必要がない吸込装置(排水管詰まり除去装置)を実現
するものである。 (6)また例えば、イベント等の簡易便所として用いた
場合には、臭気を吸込みながら吸込音により排便音をも
かき消す便所を実現するとともに、吸込タンク外に排便
を排出貯蔵して、その貯蔵便を便所の使用を止めること
なくバキュウムーカーなどで吸込回収してゆくことを可
能とするものである。 (7)また例えば、簡易便器として使用した場合には、
最初から排便の臭気を完全に吸込みながら排便も吸込処
理することを可能とし、便器内に生じる吸込音により排
便音をかき消すことを可能にした、使用者にとっても補
助者(介護者)にとっても大変使い安い吸込装置(排便
・臭気処理装置)を実現するものである。これは、個人
的に使用するだけにとどまらず、例えば病院の入院患者
や老人ホーム等の大部屋(複数の患者のベットを有する
部屋。)、個室で使用することにより、仕切りカーテン
内で排便をしても、臭気の排便音を気にせずに排便を行
なうことを可能とする簡易便器装置(吸込装置)を実現
し、さらに便器内に便が全く残さず吸込タンク外に収納
あるいは排出するものであるので、便の排出場所、排出
方法、収納場所と収納方法により、使用後の臭気や便の
残り、処理を気にしなくてよい排便・臭気処理装置を容
易に可能とするものである。また、本吸込装置に簡易浴
槽を連絡することにより、ベットに寝たままの状態、あ
るいは寝ている部屋の適宜な場所に置いて、入浴をさ
せ、使用した湯水は本吸込装置により下水管に排出すれ
ばよいものであるので、動けない人の入浴を従来になく
容易に行なうことを実現するものである。また、簡易浴
槽が空気で膨らませるチューブ式である場合、空気を抜
く操作は本吸込装置により行なえるので、浴槽の解体が
単時間に容易に行なえるもので大変便利である。 (8)また例えば、水洗便器を連絡したものでは吸込力
により大小便を強制的に吸い込むものなので、水を少量
ずつ流し続けて処理することを可能とし、便を水のみで
流し排出する従来の一般的な水洗便所に比べて少量の水
の使用量で済むものであり、経済的かつ水不足の解消に
役立つ便器を可能とするものである。また、水の変わり
に泡化した洗浄剤を使用することも可能とするもので、
この場合でも洗浄剤の使用量を従来のものより少なくで
きるものである。また、水不足の際は水洗から洗浄剤に
よる処理に切替ることを容易に可能とするものである。
当然水洗と洗浄剤の組み合わせによる処理も可能とする
ものである。 (9)また例えば、従来の水洗式便処理装置は、水洗便
器本体とサイホン式の水槽と、浄化槽と、浄化槽と水洗
便器本体を連絡する該水洗便器本体の下方に一般的には
埋設されるそれなりの太さの排水管と、浄化槽からの排
水を排水溝に流す排水管、便所内の換気扇などから構成
されていた。この従来の水洗式便処理装置は、次のよう
な問題を持っていた。 水槽の大量の水を一気に便器内に流し込んで、便器内
の便や塵紙を排水管に流し込むものであるので、大量の
水を使用による水道代の支出を多くし、また水不足で悩
む都市などでは深刻な水不足を招く要因の一つとなって
いる。 排水管の埋設施工、便所内への排水管の立ち上げ、水
槽の必要性及び設置などに、多額の費用がかかり、住宅
建設のコストを引き上げる要因ともなっていた。 水槽が狭い便所内の少なくないスペースを占領し、便
所を狭いものにしていた。あるいは、水槽の分広いスペ
ースとしなければならず住宅建設のコストを引き上げる
ものでもあった。 臭気、洗い流す時の水流音など、生活に不快感を与え
る要因となっている。 排水管が詰まることが少なからず起こるという問題を
もっていた。 臭気を外に逃がすために、換気扇を作動させるのであ
るが、一般的に換気扇はジャバラ管と呼ばれる伸縮自在
のアルミ性の管を換気扇用の穴にいれて換気扇を内側に
取り付けるのであるが、ジャバラ管と壁との間に隙間が
生じていることが殆どで、臭気の一部はその隙間から壁
内に侵入して壁を移動して隙間から、屋内に漏れ出し家
人は気がつかないが、訪問者が不快感を覚える臭気が室
内に充満するという問題があった。 便器(便所)の増設、撤去には多大の費用と時間が必
要なものであった。しかるに、本吸込装置を用いること
により、上述した従来の問題を一気に解決する水洗式便
処理装置の実現を可能とするものである。それは、次の
ようなものである。浄化槽は、適宜な場所(天板部が一
般的)に本吸込装置を取り付けるための開口部と取付部
からなる吸込装置取付部を設けるようになっている。便
所には中継管を便器本体の底部に直接連結し側部後ろに
あけた穴から出したた状態にしてなる水洗便器が置か
れ、ねじなどにより床に固定されている。便所の適宜な
場所に水道が引かれ、減圧弁、水量調節弁、電動式開閉
弁、が設けられ便器の水取入口に連結されている。中継
管は便所の壁や床にあけられた穴から外に出され、浄化
槽の吸込装置取付部にセットされた、吸込装置の吸込口
に連絡されている。便所の適宜な場所に吸込装置作動さ
せ、電動式開閉弁を開くための作動スイッチが設けれれ
ている。便器に座り作動スイッチをONにすると、吸い
込みと便器内への水の流入が開始され、排便は臭気は流
水と共に吸込タンク内に収納される。排便を済ませ作動
スイッチをOFFにすることにより、吸い込み動作は停
止し吸い込みタンク内の便は浄化槽内に落下(排出)収
納される。本吸込装置を用いることにより、以上のよう
な水洗式便処理装置を実現するものであるので次のよう
な効果を得ることができるものである。 水の使用量をサイホン式のものより略3分の1に減ら
すことができ、水道代の軽減、水の使用量の減をもたら
し水不足解消を大きく改善するものである。 排水管の埋設施工、便所内への排水管の立ち上げ、水
槽が必要なく、便所の施工工事を簡単にすると共に、設
備費をも削減するものである。 水槽がないので、その分便所が広くなりより使用し易
い便所を実現するものである。また、水槽のスペースを
削減した分少スペースの便所を可能とするもんである。 臭気、水の流す音がないので、不快感のない快適な生
活を提供するものである。 吸込式であるので、便等が中継管に詰まることはない
ものである。 臭気が全て外に放出されるので、臭気の侵入による屋
内の汚染という心配のないものである。 地震による災害があった場合、水道の修復にはかなり
の日数がかかるので、長期間排便の処理に大変な不都合
を生ずるが、本吸込装置を用いた便処理装置によると、
修復の最も早い電気が通れば、バケツに少量の水があれ
ば十分に水洗便所の機能を亨受することができるもので
ある。また、浄化槽の吸込装置取付部は複数設け、複数
の吸込装置を設けることができるようにすることによ
り、お年よりが寝起きする部屋に簡易便器を設置するな
どのことが容易に実現することができるものである。 単時間に容易に安価に便器(トイレ)の増設や撤去が
行なえるものである。 (10)また例えば、寝たきりの病人等をベットに寝た
きりの状態で洗う、簡易浴槽(チューブ式のものな
ど。)に排出口を設け、該排出口を吸込タンクと連絡す
ることにより、シャワーを浴びせながらの身体の洗浄を
可能とする吸引装置(簡易浴槽)を実現するものであ
る。 (11)また例えば、吸込タンクと吸込端末器との連結
部分を共通化することにより、状況に応じて各種の便器
を交換しての使用、簡易浴槽を連結しての使用を可能と
するものである。 (12)また例えば、吸込タンク側を排水管のビニール
桝等に載せセットすることを可能とするものであるの
で、こうすることにより室内に置いた便器に排泄された
大小便は排水管に流されてしまうので、たまに吸込タン
ク内を洗浄する程度のメンテナンスにより、これまでに
ない快適な吸込装置(大小便処理装置)を実現するもの
である。 (13)本吸込装置を簡易式の水洗便器と連絡して使用
する機能を備えた建築物を、容易に安価に実現すること
ができる。一般個人住宅、集合住宅、老人ホーム、身障
者施設、病院の入院病棟など、いわゆる老人や身体障害
者が寝起きする(生じた場合使用する)部屋に、臭気対
策、排便後の処理をしなくてよい簡易便器を容易に安価
に設置することが可能となるものである。これにより、
例えば、一般個人住宅の建設の場合、病人、あまり動け
ない老人、寝たきり老人、身体障害者が生じた場合、そ
の人達の寝起きする場所となる部屋(介護部屋)を前も
って決めておき、その部屋の床や壁から浄化槽のそば迄
延びた中継管や排水管を設置してあるという建築物の実
現が、老人が増える今後の高齢化社会に大いに役立つも
のであると確信するものである。当然、介護部屋の外側
に排水管及び桝、水道を配置し、壁や床に中継管を通す
ための穴を設けておくのもよいものである。従来の建築
物において、このように必要となった場合に経済的負担
が少なく容易に介護用の部屋に改善することができる住
宅は、本吸込装置の開発により可能とすることができ
た。当然、便器のみならず、簡易式の浴槽を介護部屋で
使用することも容易なものとなるものである。
【0057】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明の構成に加えて、吸込タンクの底部を傾斜させて傾
斜底部として該傾斜底部の最下位部に排出口を設け、吸
込物が傾斜底部の傾斜によって該排出口が開いたときに
滑り落ちて排出されるようにしたものであるので、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、簡単で安価な構成に
より確実に吸込物の全部を排出可能にしているものであ
る。
【0058】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の発明の構成の排出側開閉弁を、タンク内の負圧に
より吸いつけられて排出口を密閉し、タンク内の負圧状
態が解放されると自重あるいは吸引物の重量により開く
ようにしてなることを特徴とするものであるので、請求
項1又は2に記載の発明の効果に加えて、吸込物の重量
により該吸込物のタンク内からの排出を可能としたもの
である。また、構成が1枚から2枚の排出側開閉弁、あ
るいは排出側開閉弁と該排出側開閉弁を軽く押し上げる
スプリングという簡単な構成で実現できるものなので、
安価で故障が少なく、不動作が生じても修理がし易く部
品も安価なものとすることができる効果を奏するもので
ある。
【0059】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3に記載の発明の構成に加えて、吸引機構部から排出さ
れる気体を通過させて該気体の臭気を除くためのオゾン
発生部や活性炭等の脱臭層を設けた脱臭機等の防臭手段
を設けてなるものなので、請求項1、2又は3に記載の
発明の効果に加えて、屋内で使用しても臭気の発生の心
配がないものであり、特に屋内を移動させながら使用す
るのに適した吸込装置を実現するものである。
【0060】請求項5記載の発明は、請求項1〜3又は
4に記載の発明の構成に加えて、排出口の外側を囲う外
筒部を設け、その外筒部の適宜な場所に吸引機構部から
排出される気体等を流し入れるための排気等の受口を設
けたことを特徴とするものであるので、請求項1〜3又
は4に記載の発明の効果に加えて、吸込タンク側を排水
管に連絡している場合、吸引機構部の排出口と前記排気
等の受口を管で連絡することにより、排気された臭気の
強い排気ガスを排水管に排出することができるもので、
オゾン発生機や脱臭剤等の使用がないので安価なものに
できるものである。
【0061】請求項6記載の発明は、請求項1〜4又は
5に記載の発明の構成に加えて、吸引機構部からの排気
を高所に排出するための排気管を設けたことを特徴とす
るものであるので、請求項1〜4又は5に記載の発明の
効果に加えて、該排気管の先端を外の軒より高い位置に
することにより、臭気ガスを良好に排出することを実現
するものである。
【0062】請求項7記載の発明は、請求項1〜5又は
6に記載の発明の構成に加えて、吸引機構部からの排気
を高所に排出するための排気管を設け、前記吸引機構部
から排出される主に液体を落とすための落とし管を該排
気管と連絡するように設け、前記落とし管にバルブを設
けたものであるので、請求項1〜5又は6に記載の発明
の効果に加えて、排気ガスに含まれる水気を前記落とし
管に収納し、適宜にバルブを開き溜った水を抜くことが
できるものである。例えば、請求項6に記載の排気等の
受口とバルブを管により連絡しバルブを自動化すること
により、水抜きとその処理を完全に自動化することを可
能とするものである。
【0063】請求項8記載の発明は、請求項1〜6又は
7に記載の発明の構成に加えて、吸引機構部を吸込タン
クの天上部に設け、吸引作動中の前記吸引機構部に固形
物等が入らないようにするためのフィルターを設けたも
のであるので、請求項1〜6又は7に記載の発明の効果
に加えて、フィルターにより吸引機構部を損傷させるよ
うな固形物をフィルターで止めることができるので、吸
引機構部の損傷や故障の原因を防ぐものである。
【0064】請求項9記載の発明は、請求項1〜7又は
8に記載発明の構成に加えて、の吸込タンクの内側上方
に水を散水するための散水手段を設けたものであるの
で、請求項1〜7又は8に記載の発明の効果に加えて、
吸込タンク内の吸込物を排出後に散水手段により散水し
て吸込タンク内のわずかな残留物を洗い流すことができ
るので、吸込タンク内を長期間にわたって清潔にできる
ものである。また、吸引機構部を耐水性のあるものにす
ることにより、散水しながら吸引機構部を作動させて吸
引機構部の羽等を洗浄することができ、より衛生的な吸
込装置を実現するものである。フィルターを設けたもの
は、使用毎にフィルターを洗浄して目詰まりを解消でき
るので、装置のメンテナンスなしでの長期使用が可能と
なり、装置の維持費を軽減することができるものであ
る。
【0065】請求項10記載の発明は、 請求項1〜8
又は9に記載の発明の構成に加えて、吸込タンク内に水
を溜めるための水槽を設け、前記水槽に水を注ぎ入れる
ための給水管を設け、前記水槽が回転等して溜めた水を
いっきにあけるようにしてなる機構を設けたものである
ので、請求項1〜8又は9に記載の発明の効果に加え
て、排水管に吸込タンク側が連絡してある場合、吸込タ
ンク内の吸込物の排水管への排出のあと、水槽に溜めた
水や消毒剤を該水槽を回転させるなどして一気にあけ、
排水管に残っている吸込物を流し送ることを可能とする
もので、排水管の詰まりや排出物の腐敗の防止を実現す
るものである。また、一気に放出され水により、排出口
と排出側開閉弁の付着部を洗い落とし付着物による排出
口による排出側開閉弁の密閉に障害が生じないようにす
るものでもある。
【0066】請求項11記載の発明は、請求項1〜8又
は9に記載の発明の構成に加えて、排出口から排出され
た吸込物を収納する取り出し自在の収納タンクを吸込タ
ンクの下に設けたものであるので、請求項1〜8又は9
に記載の発明の効果に加えて、吸込タンク外に排出され
た吸込物を収納して、いつでも取り出して廃棄すること
を可能とした吸込装置を実現するものである。例えば特
に、移動しながら何人もの寝たきり病人の便の処理や、
尻の洗浄等を行なってゆく吸込装置の使用に適したもの
である。
【0067】請求項12記載の発明は、請求項1〜8又
は9に記載の発明の構成に加えて、排出口から排出され
た吸込物を収納する収納袋を吸込タンクの下に取り付け
取り外しができるようにしたものであるので、請求項1
〜8又は9に記載の発明の効果に加えて、適当な収納量
になったら収納袋を取り外しそのまま処理することがで
きるので、特に掃除機として使用するのに適しているも
のである。
【0068】請求項13記載の発明は、請求項1〜8又
は9に記載の発明の構成に加えて、排出口から排出され
た吸込物を収納する収納タンクを吸込タンクの下に設
け、前記収納タンクに攪拌手段を設け、前記収納タンク
におがくずプラスバクテリヤ等からなる汚物分解手段を
収納できるようにしてなる構成を設けたものであるの
で、請求項1〜8又は9に記載の発明の効果に加えて、
特に吸込タンクから排出された大小便を汚物分解手段内
に収納攪拌して分解し、臭気の少ない肥料や焼却し易い
ものに変えることができるものであるので、大小便の不
潔感のないものを取り出し処理する感じとなるので、大
変後処理のストレスの少ない吸込装置とすることができ
るものである。また、ゴミを減らすことにもなるもので
ある。
【0069】請求項14記載の発明は、請求項1〜8又
は9に記載の発明の構成に加えて、排出口から排出され
た吸込物を収納する収納タンクを吸込タンクの下に設
け、前記収納タンクに収納する前に前記吸込物を収納し
て乾燥するための乾燥手段を設けたものであるので、請
求項1〜8又は9に記載の発明の効果に加えて、特に吸
込タンクから排出された大小便を乾燥手段により乾燥し
てしまうものであり、臭気の少ない肥料や焼却し易いも
のに変えることができので、大小便の不潔感のないもの
を取り出し処理する感じとなり、大変後処理のストレス
の少ない吸込装置とすることができるものである。
【0070】請求項15記載の発明は、請求項1〜8又
は9に記載の発明の構成に、排出口から排出される吸込
物を収納するための収納袋を連続的に供給する袋供給手
段と、前記収納袋への吸引物の収納後は該収納袋を密封
する密封手段とを備えてなるこなる構成を設けたもので
あるので、請求項1〜8又は9に記載の発明の効果に加
えて、収納袋に収納された吸込物を密封してしまうもの
であり、密封状態で廃棄できるものであるので廃棄処理
が大変行ない易いものである。特に、排泄物の間隔と量
の少ない寝たきり老人などを抱える家庭での使用に適し
ているものである。
【0071】請求項16記載の発明は、請求項1〜8又
は9に記載の発明の構成に加えて、柔軟製合成樹脂シー
トを巻いた第1のロールと第2のロールを排出口の外側
から該排出口を挟むように取り付けるための第1のロー
ル取付部と第2のロール取付部を設け、前記第1のロー
ルに第1のシートと前記第2のロールの第2のシートを
合わせて両側部を融着するための側部融着手段を設け、
前記第1のロールに第1のシートと前記第2のロールの
第2のシートを合わせて下あるいは上部を横に融着する
ための横融着手段を設けてなる構成を設けたものである
ので、請求項1〜8又は9に記載の発明の効果に加え
て、収納袋に収納された吸込物を密封してしまうもので
あり、密封状態で廃棄できるものであるので廃棄処理が
大変行ない易いものである。特に、排泄物の間隔と量の
少ない寝たきり老人などを抱える家庭での使用に適して
いるものである。
【0072】請求項17記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、前記中継
管の先端に便器やゴミ吸込口器等の吸込端末装置を設た
ものであるので、請求項1〜15又は16に記載の発明
の効果に加えて、大小便あるいはゴミ等を吸込収納ある
いは廃棄するのに適した吸込装置を実現するものであ
る。
【0073】請求項18記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、前記中継
管の先端にゴミ吸込口器を設けたものであるので、請求
項1〜15又は16に記載の発明の効果に加えて、吸込
で吸込タンク内に溜ったゴミはスイッチを切る毎に吸込
タンク外に排出されるので、集塵能力(吸引力)の低下
のし難い優れた掃除機を実現すると共に、従来の吸込物
を溜めてゆく掃除機に比べて遥かに衛生的な掃除機を実
現するものである。当然、抗菌処理や殺菌処理を吸込タ
ンク内に施すことにより、より衛生的な掃除機を実現す
るものであることはいうまでもない。また、集塵したゴ
ミの処理も吸込タンクの蓋等を解放して行なわず、吸込
タンクの下に設けた収納袋や収納ケース(段ボール箱で
もよい)を取り出し処理するものなので大変楽なもので
ある。また、吸込タンク内のゴミの量は気にする必要が
なく、集塵したゴミの量は収納袋や収納ケースをみると
一目で分かるので、この点でも大変使用し易い吸込装置
(掃除機)を実現するものである。
【0074】請求項19記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、前記中継
管に便器の排出部を連結してなる構成を設けたものであ
るので、請求項1〜15又は16に記載の発明の効果に
加えて次のような効果を奏するものである。 (1)例えば、簡易便器として使用した場合には、最初
から排便の臭気を完全に吸込みながら排便も吸込処理す
ることを可能とし、便器内に生じる吸込音により排便音
をかき消すことを可能にした、使用者にとっても補助者
(介護者)にとっても大変使い安い吸込装置(排便・臭
気処理装置)を実現するものである。これは、一般家庭
用として使用するだけにとどまらず、例えば病院の入院
患者の大部屋(複数の患者のベットを有する部屋。)で
使用することにより、仕切りカーテン内で排便をして
も、臭気の排便音を気にせずに排便を行なうことを可能
とする簡易便器装置(吸込装置)を実現し、さらに便器
内に便が全く残さず吸込タンク外に収納あるいは排出す
るものであるので、便の排出場所、排出方法、収納場所
と収納方法により、使用後の臭気や便の残り、処理を気
にしなくてよい排便・臭気処理装置を容易に可能とする
ものである。便器に残った便の残りは、吸込を続行しな
がらバケツやシャワー等により水を流し込み、必要なら
ブラシなどで便器内を擦るなどにより、臭いを気にせず
に洗い流すことができるものである。また、便器内を洗
浄したら吸引機構部停止させて吸込タンク内の排泄物を
排出し、再び吸引機構部を作動させて便器内に水を注ぎ
入れることにより、中継管内と吸込装置本体内を洗浄す
ることを可能とするもので、極めて衛生的な排便処理装
置を実現するものである。また、便器を水洗便器とした
ものは、吸込力により大小便を強制的に吸い込むものな
ので、水を少量ずつ流し続けて処理することを可能と
し、便を水のみで流し排出する従来の一般的な水洗便所
に比べて少量の水の使用量で済むものであり、経済的か
つ水不足の解消に役立つ便器を可能とするものである。
また、水の変わりに泡化した洗浄剤を使用することも可
能とするもので、この場合でも洗浄剤の使用量を従来の
ものより少なくできるものである。また、水不足の際は
水洗から洗浄剤による処理に切替ることを容易に可能と
するものである。当然水洗と洗浄剤の組み合わせによる
処理も可能とするものである。
【0075】請求項20記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、前記中継
管に水洗機能を備えた便器(水洗便器)の排出部を連結
してなるものなので、請求項1〜15又は16に記載の
発明の効果に加えて次のような効果を奏するものであ
る。吸込力により大小便を強制的に吸い込むものなの
で、水を少量ずつ流し続けて処理することを可能とし、
便を水のみで流し排出する従来の一般的な水洗便所に比
べて少量の水の使用量で済むものであり、経済的かつ水
不足の解消に役立つ便器を可能とするものである。ま
た、水の変わりに泡化した洗浄剤を使用することも可能
とするもので、この場合でも洗浄剤の使用量を従来のも
のより少なくできるものである。また、水不足の際は水
洗から洗浄剤による処理に切替ることを容易に可能とす
るものである。当然水洗と洗浄剤の組み合わせによる処
理も可能とするものである。また、水がなんらかの理由
で排便途中でなくなった場合(タンク内の水がなくなっ
たり、ポンプの電池が切れた場合など。)は、吸引機構
部を作動させたまま、バケツ等に水を汲んできてその水
を便器内に注ぎ込めばよい。その間臭気は吸い込まれ続
け漏れることはない。
【0076】請求項21記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、水洗便器
本体、この水洗便器本体の底部から伸びた、溜水による
密閉状態を実現するための略U字状の水溜部を有する排
出部、前記水洗便器本体内に水を送るためのポンプ、こ
のポンプにより送る水を収納しておく水タンクとからな
り且つ前記水タンクのみを人が容易に移動できるように
台車に搭載してなる便器装置を設け、前記便器装置の前
記排出部を前記中継管に連結してなる構成を設けたもの
なので、請求項1〜15又は16に記載の発明の効果に
加えて、部屋に水タンクと水洗便器本体からなる便器部
分を置いて使用できるものを実現するものであり、水溜
部に水が溜り中継管や吸込タンク内の臭気の逆流を防止
するものである。水タンクを台車に搭載してあるので、
容量のある水タンクとすることができ、水道のあるとこ
ろ迄移動させて水を入れることを可能とするものであ
り、大量の水を収納できるので多数回の排便に一回の水
入れで対応でき、介護者等の負担を軽減することができ
るものである。
【0077】請求項22記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、水洗便器
本体、この水洗便器本体の底部から伸びた排出部、この
排出部を開閉する電磁弁、前記水洗便器本体内に水を送
るためのポンプ、このポンプにより送る水を収納してお
く水タンクとからなり且つ前記水タンクを人が容易に移
動できるようにしてなる便器装置を設け、前記便器装置
の前記排出部を前記中継管に連結してなる構成を設けた
ものであるので、請求項1〜15又は16に記載の発明
の効果に加えて次のような効果を奏するものである。電
磁弁により中継管や吸込タンク内の臭気の逆流を完全に
防止するものであり、便器を移動させても臭気が逆流す
る心配のないものである。また、水溜部を不用とするの
で中継管と便器を切り離して移動しても水等が溢れる心
配のないものである。また、水タンクは移動できるもの
にしてあるので、水タンクの底にキャスターを付けて
(水タンクを載せる台にキャスターがついているものを
当然含むものである。)移動できるようにすることによ
り、容量のある水タンクとすることができ、水道のある
ところ迄移動させて水を入れることを可能とするもので
あり、大量の水を収納できるので多数回の排便に一回の
水入れで対応でき、介護者等の負担を軽減することがで
きるものである。
【0078】請求項23記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、水洗便器
本体、この水洗便器本体の底部から伸びた便器側排出
部、第1の排出管を前記便器側排出部に連結し第2の排
出管の口をカバーの外側に出すように設けられた二股管
部、前記第1の排出管側を開閉する電磁弁、前記第2の
排出管の口を塞ぐ蓋とからなる便器を設け、前記二股管
部の幹管部を前記中継管に連結してなる構成を設けたも
のであるので、請求項1〜15又は16に記載の発明の
効果に加えて次のような効果を奏するものである。さら
に、第1の電磁弁を閉じて、第2の排出管の取付口の蓋
を取り外して尻に敷いて排便の処理をする便器や、簡易
浴槽を連絡して使用を可能とするもので、吸込装置本体
を共有して使用する端末装置を多様なものにできる、端
末装置のみが増えるので置きスペースも最小限にでき
る、端末装置のみの購入なので全体として安価なものに
できる、等の効果を奏し大変に便利である。
【0079】請求項24記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、人の尻の
下に敷く尻敷部、この尻敷部の前方に広がり両側部に適
宜な壁を形成してなる便受部、この便受部の根本に設け
られた便器側吸込口とからなる便器本体、この便器本体
を手で掴み操作するための操作部とからなる便器装置を
設け、前記便器装置の前記便器側吸込口を前記中継管に
連絡してなる構成を設けたものであるので、請求項1〜
15又は16に記載の発明の効果に加えて次のような効
果を奏するものである。操作部を手で掴み寝たきりの人
の尻に尻敷部を敷、吸引機構部を作動させ便器側吸込口
からの吸込を開始する。大小便が出てきたらシャワー
(温水が良い。)をかけながら大小便を便器側吸込口か
ら吸込んで、シャワーで尻に残った汚れを洗い流し、吸
込を停止しタオル等で尻の水気を拭き取り、便器を尻か
ら引き離す。 また、オムツを外した後、本便器の尻敷
部を敷いてシャワーで汚れを洗い落とすことも当然でき
るものである。すなわち、本発明により、寝たきりの人
の排便の処理や尻の洗浄を、一般的なベットや布団に寝
せたままの状態で、臭いを気にせずに容易に処理できる
ものであり、便器装置が軽く小さいものであるので移動
操作がし易く置き場所にも困らないものである。ま ま
た、排便をしてもらい肛門等を拭いてあげ、便器装置8
1を別途から離してから水を注ぎ込み付着した便等を洗
い流す。この場合、吸い込みは継続し続けておくことが
できるので、臭気が介護人などを悩まし不快にさせる心
配のないものである。
【0080】請求項25記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、人の尻の
下に敷く尻敷部、この尻敷部の前方に広がり両側部に適
宜な壁を形成してなる便受部、この便受部の根本に設け
られた便器側吸込口、この便器側吸込口を開閉するため
に設けられた電磁弁とからなる便器本体、この便器本体
を手で掴み操作するための操作部とからなる便器装置を
設け、前記便器装置の前記便器側吸込口を前記中継管に
連絡してなる構成を設けたものであるので、請求項1〜
15又は16に記載の発明の効果に加えて次のような効
果を奏するものである。操作部を手で掴み寝たきりの人
の尻に尻敷部を敷、吸引機構部を作動させ便器側吸込口
からの吸込を開始する。大小便が出てきたらシャワー
(温水が良い。)をかけながら大小便を便器側吸込口か
ら吸込んで、シャワーで尻に残った汚れを洗い流し、吸
込を停止しタオル等で尻の水気を拭き取り、便器を尻か
ら引き離す。また、オムツを外した後、本便器の尻敷部
を敷いてシャワーで汚れを洗い落とすことも当然できる
ものである。すなわち、本発明により、寝たきりの人の
排便の処理や尻の洗浄を、一般的なベットや布団に寝せ
た状態のままで、臭いを気にせずに容易に処理できるも
のであり、便器装置が軽く小さいものであるので移動操
作がし易く置き場所にも困らないものである。また、電
磁弁により便器側吸込口を開閉できるようにしてあるの
で、未使用時は電磁弁を閉じておくことにより、中継管
等内の臭気が漏れ出るのを防止することができ、室内に
置いておくことができるものである。
【0081】請求項26記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を連結し、上下移動さ
せることができる略和式形状の便器本体、この便器本体
の下方に設けられた便器側吸込口とからなる便器装置を
設け、前記便器装置の前記便器側吸込口を前記中継管に
連絡してなる構成を設けたものであるので、請求項1〜
15又は16に記載の発明の効果に加えて次のような効
果を奏するものである。本請求項の発明は、例えば、ベ
ッドの尻の載る部分が便器本体が下から挿入できるよう
開口部を形成してあって、便器本体を該開口部にベット
下から上昇させて尻の下にセットし、吸込をしながらシ
ャワーで洗浄して大小便を洗い流し処理するものであ
る。使用後は尻を拭き便器を下げて、ベットの開口部を
塞ぐ。また、例えばベッドの脚側中央部分を取り外して
通路を形成し、脚側から便器本体を前記通路内を移動さ
せながら尻の下に設置するものでもよいものである。こ
のようにすることは、便器本体の昇降手段が必要無く便
器装置を安価にできるものである。すなわち、本請求項
の発明により、寝たきりの人の排便の処理や尻の洗浄
を、ベットに寝せたままの状態で、臭いを気にせずに容
易に処理できるものである。
【0082】請求項27記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、開口部を有する
便器本体、この便器本体の下方に設けられた便器側吸込
口とからなる便器装置を設け、前記便器本体の開口部に
挿入される挿入部、この挿入部の内側に形成された開口
部、この開口部の上部の全周に渡って設けられた鍔部と
からなる拡張器を設け、前記便器装置の便器側吸引口を
中継管に連絡てなる構成を設けたものであるので、請求
項1〜15又は16に記載の発明の効果に加えて次のよ
うな効果を奏するものである。本請求項の発明は、ベッ
ドの尻の載る部分が開口(開口部)できるようになって
いて、便器本体の開口部をベットの開口部に該ベット下
から合わせるようにセットしておいて、拡張器の鍔の奥
側を尻に敷くようにしてアダプターの挿入部を便器本体
の開口部にはめ込みセットする。吸込をしながらシャワ
ーで洗浄して大小便を洗い流し処理するものである。使
用後は尻を拭き便器を下げて、ベットの開口部を塞ぐ。
本請求項の発明によると、便器本体を昇降させるための
装置が必要なく、便器装置と便器本体を移動させること
なくベットのしたにセットしたままにしておけるので、
とても使用し易い便処理装置を実現するものであり、拡
張器の鍔部が洗浄のための広いエリアを確保するので、
寝たきりの人の排便の処理や尻の洗浄を、ベットに寝せ
たままの状態で、臭いを気にせずにより容易に処理でき
るものである。また、便器本体をベットの開口部下に取
付固定しておくことも可能とするものであり、こうする
ことにより、構造が簡単で安価な便器付ベットを実現す
るものでもある。
【0083】請求項28記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込口に適宜な
長さのフレキシブル管等の中継管を取り付け、排泄され
た便を受け入れる上部が開口された開口部となっている
椀部、この椀部の下部に設けられた便器側吸込口、前記
椀部の開口部の上部全周に渡って設けられた鍔部とから
なる便器装置を設け、前記便器装置の前記便器側吸込口
を前記中継管に連結してなる構成を設けたものなので以
下に述べるような効果を奏するものである。本請求項の
発明は、ベッドの尻の載る部分からベットの足元端迄真
ん中が取り外せるようになっていて、別途の略半分足元
側に溝ができるようになっている。この溝に便器の椀部
を入れ鍔部を溝縁に載せて尻の下にセットする。吸込を
しながらシャワーで洗浄して大小便を洗い流し処理する
ものである。使用後は尻を拭き便器を下げて、ベットの
溝を塞ぐ。本請求項の発明によると、便器の鍔部が洗浄
のための広いエリアを確保することができるものなの
で、ベットなどを濡らす心配がなく、寝たきりの人の排
便の処理や尻の洗浄を、ベットに寝せたままの状態で、
臭いを気にせずにより容易に処理できるものである。ま
た、構造がシンプルで一つから2個の部品からなるの
で、軽く取り扱いが楽で置き場所をとらず、安価にでき
るものである。
【0084】請求項29記載の発明は、上部に開口部を
形成してなる吸込タンクと、この吸込タンクの前記開口
部を塞ぐ開閉可能な蓋と、この蓋に設けられた、前記吸
込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負圧状態
とするための吸引機構部と、負圧状態にある前記吸込タ
ンク内に物を吸込み入れるための該吸込タンクの側部あ
るいは天上部に設けられた吸込口と、この吸込口に取り
付ける適宜な長さのフレキシブル管と、このフレキシブ
ル管の先端に連結されるゴミ等の吸込口器と、前記吸込
タンク内に着脱できるように設けられた、吸い込んだゴ
ミが前記吸引機構部にゆかないようにするための、水洗
あるいは吸引掃除等して繰り返し使用できるフィルター
と、前記吸込タンクの底部あるいは下方に設けた、前記
吸込タンク内に吸込収納された吸込物を該吸込タンク外
に排出するための排出口と、この排出口を開閉するよう
に設けられた、前記吸込タンク内が負圧状態にあるとき
には前記排出口を密閉し該吸込タンク内が負圧状態から
解放(常圧状態あるいは加圧状態。)されたときには収
納された吸込物を排出するために該排出口をあけるよう
にしてなる排出側開閉弁と、前記排出口から排出される
物を収納するための、取り出し取り付けが簡単な収納容
器とからなるものなので次のような効果を奏するもので
ある。吸込・停止・排出・吸込・停止・排出というよう
に吸込タンク内に吸込物を溜めることなく絶えず排出し
てゆくものなので、吸込物が吸引機構部を塞ぐことが少
なくなり、吸込能力(集塵能力)の低下し難い吸込装置
を実現しているものである。また、吸い込んだゴミはス
イッチを切る毎に吸込タンク外に排出されるので、従来
の吸込物を溜めてゆく掃除機に比べて遥かに衛生的な掃
除機を実現するものである。当然、抗菌処理や殺菌処理
を吸込タンク内に施すことにより、より衛生的な掃除機
を実現するものであることはいうまでもない。また、集
塵袋を使用しなくて済むので、購入後の経済的負担が少
なく集塵袋がなくて困るという不具合もないものであ
る。また、集塵袋の使用を無くせるのでゴミの量を減ら
すことになる。また、下水管などの詰まりの除去に使用
した場合、吸込タンク内の吸込物を適宜に自動的に排出
しながら吸込作業が続けられるので、従来の吸込タンク
に吸込物が7割程溜ると吸込作業を停止して吸込タンク
をあけ中の吸込物を捨て、吸込タンクに蓋をしてから吸
込作業を始めるという従来のものに比べて、遥かに短時
間に効率よく楽に作業をすすめることを可能とするもの
である。
【0085】請求項30記載の発明は、吸込タンクと、
この吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負
圧状態とするための吸引機構部と、負圧状態にある前記
吸込タンク内に物を吸込み入れるための吸込口と、前記
吸込タンクの下方に設けた、前記吸込タンク内に吸込収
納された吸込物を該吸込タンク外に排出するための排出
口と、この排出口を開閉するように設けられた、前記吸
込タンク内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉
し該吸込タンク内が負圧状態から解放されたときには収
納されている吸込物を排出するために該排出口をあける
ようにしてなる排出側開閉弁と、前記吸込口と連絡され
た排出部に水溜部を有する水洗便器と、吸込、水流しな
どを電気的に制御する制御部とからなり、スイッチがO
Nになると、前記吸引機構部が作動して前記吸込タンク
内が負圧となりと前記便器において吸込みが開始される
と共にポンプが作動して該便器内に水が流しこまれ、ス
イッチがOFFになると、前記吸引機構部が停止し前記
吸込タンク内が常圧状態となりタンク内に吸い込まれた
吸込物が排出口から排出されると共に適宜な時間前記ポ
ンプが作動し続けて前記便器に溜水ができるようにして
なるものなので、請求項1に記載の発明の効果に加えて
次に述べるような効果を奏する。スイッチをONにして
から、便器内に流水が注ぎこまれ且つ吸込が開始される
ので、流水により便が便器壁に付着することがなく、臭
気も吸込むので臭気の漏れる心配もなく、吸込音により
排便音もかき消される水洗便器装置(吸込装置)を実現
し、且つ、スイッチON後は適宜な時間水が便器内に注
ぎ込まれて便器の排出部に溜水を形成することを可能と
し、この溜水により中継管等の臭気が便器から漏れるの
を防止することを可能とするものである。
【0086】請求項31記載の発明は、吸込タンクと、
この吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負
圧状態とするための吸引機構部と、負圧状態にある前記
吸込タンク内に物を吸込み入れるための吸込口と、前記
吸込タンクの下方に設けた、前記吸込タンク内に吸込収
納された吸込物を該吸込タンク外に排出するための排出
口と、この排出口を開閉するように設けられた、前記吸
込タンク内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉
し該吸込タンク内が負圧状態から解放されたときには収
納されている吸込物を排出するために該排出口をあける
ようにしてなる排出側開閉弁と、前記吸込口と連絡され
た水洗便器と、吸込、水流しなどを電気的に制御する制
御部とからなり、スイッチがONになると、前記吸引機
構部が第1回目の作動をして前記吸込タンク内が負圧と
なりと前記便器において吸込みが開始されると共にポン
プが作動して該便器内に水が流しこまれ、スイッチがO
FFになると、前記吸引機構部が停止し前記吸込タンク
内が常圧状態となり該吸込タンク内に吸い込まれた吸込
物が前記排出口から排出され、数秒後に前記吸引機構部
が第2回目の作動を自動的にして適宜な時間作動し続け
て停止すると共にポンプも適宜に停止するようにしてな
るものなので、請求項30記載の発明の効果に加えて次
のような効果を奏するものである。吸込タンク内に収納
された吸込物を該吸込タンク外に排出した後、再び吸引
機構及びポンプが作動するので、吸込タンク内が洗浄さ
れることになり、吸込タンク内を自動的にいつも綺麗且
つ衛生的にしておくことができるものである。
【0087】請求項32記載の発明は、請求項30又は
31に記載の発明の構成に加えて、スイッチのONが人
の便器への着座により行なわれ、便器からの離座により
スイッチがOFFとなるようにしてなる機能を設けたも
のであるので、請求項30又は31に記載の発明の効果
に加えて、人が便器に座り用をたし立ち上がる動作によ
り一連の吸込、洗浄動作が行なわれるので、手の動きに
障害がある等の人の使用に便利である。
【0088】請求項33記載の発明は、請求項30、3
1又は32に記載の発明の構成に加えて、スイッチのO
Nにより吸引機構部が低速作動して便器において小力吸
込が行なわれ、スイッチOFFにより前記吸引機構部が
高速作動して前記便器において強吸込が行なわれるよう
にしてなる機能を設けたものであるので、請求項30、
31又は32に記載の発明の効果に加えて、便器に人が
座っている間は弱い吸い込みが行なわれるので、尻が寒
さや悪寒などの不快感を感じ難いものを実現しているも
のである。
【0089】請求項34記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、浴槽内の水を浴
槽外に排出する吸込口部を設けた簡易浴槽の該吸込口部
を吸込口に連絡してなる構成を設けたものであるので、
請求項1〜15又は16に記載の発明の効果に加えて、
寝たきりの人を簡易浴槽に入れて吸込みながらシャワー
をかけて身体を洗ってあげることができるものである。
これにより、浴槽内のお湯は浴槽から排出されてしまう
ので、入浴後の水気の拭きとり、簡易浴槽の取り除きが
一人でも行なえる容易なものとすることができるもので
ある。簡易浴槽は空気を注入して膨らませるチューブ式
のものが一般家庭ではよい。また、病院など多数の患者
を入浴させる場合や、複数の補助者より行なえる場合
は、形の固定化した浴槽を使用するのが短時間でのセッ
トと取り除きができるので効率がよいものにできる。
【0090】請求項35記載の発明は、吸込タンク、こ
の吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負圧
状態とするための吸引機構部、負圧状態にある前記吸込
タンク内に物を吸込み入れるための吸込口、前記吸込タ
ンクの下方に設けた、前記吸込タンク内に吸込収納され
た吸込物を該吸込タンク外に排出するための排出口、こ
の排出口を開閉するように設けられた、前記吸込タンク
内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉し該吸込
タンク内が負圧状態から解放されたときには収納されて
いる吸込物を排出するために該排出口をあけるようにし
てなる排出側開閉弁、前記排出口から排出された吸込物
を収納しておく収納手段とからなる吸込装置本体と、水
やお湯を収納する水タンク本体、この水タンク本体に設
けられた中の水を吸い上げるためのポンプ、このポンプ
に連絡されたシャワー蛇口とからなる水タンクと、台車
と、前記吸込装置本体と前記水タンクを前記台車に積ん
でなることを特徴とするものであるので、請求項1に記
載の発明の効果に加えて、複数の寝たきりの人などの処
を移動させて使用することができると共に、簡易水洗便
器、尻敷型簡易便器、簡易浴槽など複数の端末器を交換
・連結して使用できることを可能とするものである。
【0091】請求項36記載の発明は、請求項35に記
載の発明の構成に加えて、収納手段に収納した吸込物の
臭気が装置外に漏れないように密封し、吸引機構部から
排出される臭気を防臭(脱臭も含む。)する防臭手段を
設けたものなので、請求項35記載の発明の効果に加え
て、臭気の漏れない吸込装置を実現しているものであ
る。
【0092】請求項37記載の発明は、請求項1〜35
又は36に記載の発明の構成に加えて、排出側開閉弁が
電気的に制御された開閉手段の動作により開閉される構
成を設けたものであるので、請求項1〜35又は36に
記載の発明の効果に加えて、吸込タンク内の吸込物が軽
い場合でも排出させることができ、吸込タンク内に吸込
停止後でも排出側開閉弁を閉じたままの状態に制御する
ことにより、吸込物を吸込タンク内に収納したままで廃
棄場所迄移動し、そこで排出側開閉弁を開き吸込物を排
出することを可能とするものである。
【0093】請求項38記載の発明は、請求項1〜35
又は36に記載の発明の構成に加えて、排出側開閉弁が
手動操作により開閉される構成を設けたものであるの
で、請求項1〜35又は36に記載の発明の効果に加え
て、吸込タンク内に吸込停止後でも排出側開閉弁を閉じ
たままに制御することにより、吸込物を吸込タンク内に
収納したままで廃棄場所迄移動し、そこで手動により排
出側開閉弁を開き吸込物を排出することを可能とするも
のである。また、排出側開閉弁を手動で激しく動かすこ
とができ、且つ排出口を大口にすることを可能としたも
のであるので、繊維の多い吸込タンクないから出難しゴ
ミや大きめの固形物を大量に含んだゴミから水物まで、
容易に放出処理できる吸込装置を実現するものである。
【0094】請求項39記載の発明は、請求項17〜3
7又は38に記載の発明の構成に加えて、吸込タンクか
ら排出された排出物を収納する収納容器を設け、前記収
納容器を搭載する収納容器搭載部、この収納容器搭載部
の上部に前記吸込タンクを支持するタンク支持部とを備
えてなるタンク搭載台を設け、前記吸込タンクあるいは
該吸込タンクの下部に形成された外筒部の外側に、前記
タンク搭載台のタンク支持部に載り前記吸込タンクを該
タンク支持部上に支持するための突出部を設け、前記吸
込タンクが前記タンク支持部に支持されていない状態に
おいては、吸込タンクはその下部(前記外筒部を含む)
で前記収納容器に載るなどして該収納容器の開口部を塞
ぎ密閉し、前記吸込タンクが前記タンク支持部に支持さ
れている状態においては、該吸込タンクが上げられて前
記収納容器から離れ、前記収納容器搭載部から前記収納
容器を取り出したり取り付けたり出来るようにしてなる
ものであるので、請求項17〜37又は38記載の発明
の効果に加えて以下に述べるような効果を奏するもので
ある。吸込タンクから排出された収納物(汚水物やゴミ
など)は、該吸込タンクにより密封された収納容器に収
納されるので、外に臭気が漏れることがないものであ
る。また、吸込タンクを持ち上げ横に回すなどの操作を
することにより、該吸込タンクをタンク支持部上に支持
して、収納容器を取り出し収納物を廃棄処理し該収納容
器を洗浄して吸込タンク下にセットし、吸込タンクを降
ろして収納容器を密封して使用できるものである。すな
わち、中継管や吸引機構部などの部品を外したり、重い
吸込タンクを持ち上げ返すなどの煩わしい作業なしに、
収納物を簡単に処理できいるので大変取り扱いが行ない
やすいものである。
【0095】請求項40記載の発明は、請求項1〜15
又は16に記載の発明の構成に加えて、吸込タンク内の
吸込口下方に固形物と液体あるいは小物と大物を分離し
て、固形物あるいは大物を吸込タンク内に収納し該吸込
タンクから取り出すことが出来る籠を設けてなるもので
あるので、請求項1〜15又は16記載の発明の効果に
加えて以下に述べるような効果を奏するものである。収
納物が水と固形物(例えば残飯)の場合、固形物はタン
ク内の籠に収納し汚水は下水管に排出することができ、
固形物のみを籠ごと吸込タンクから取り出し処理するこ
とができるものである。
【0096】請求項41記載の発明は、請求項30、3
1、32又は33に記載の発明の構成に加えて、吸込タ
ンク内に所定の水量が溜まるまで吸引動作と給水動作が
行われ、所定の水量が吸込タンク内に溜まると吸引機後
部が停止して該吸込タンク内の収納物を排出するように
してなるものであるので、請求項30、31、32又は
33記載の発明の効果に加えて、次に述べるような効果
を奏するものである。例えば、吸込タンク内に下水管に
排便を流す場合に詰まることなく浄化槽に押し流すため
の必要水量を、便器側の給水から吸込続けることにより
吸込タンク内に収納しておいて、吸引機構部を停止させ
て一気に下水管に放出することを可能とするものであ
る。これにより、浄化槽までの下水管の距離が長い場合
などに、制御部の設定を変えるなどにより、吸込装置本
体の設置条件に応じた対応ができることを可能とするも
のである。また、吸込タンクに水を溜めたりする機構を
設けたり、下水管に詰まり防止のために放水するための
別個のサイホン式の貯水タンク等を設けることなどが必
要なく、経費が嵩むのを防ぐものである。
【0097】請求項42記載の発明は、請求項19、2
0、21、22又は23に記載の発明の便器の構成を、
便器本体の底部に第1の管取付部を設け、カバー側部に
中継管を直接通したり第2の管取付部を取り付けたりす
るための孔を設け、前記中継管を前記第1の管取付部に
連結した場合には該中継管により水溜部が形成されるよ
うにしたものであるので、請求項19、20、21、2
2又は23記載の発明の効果に加えて、次のような効果
を奏するものである。排水部の管のない便器の形状が上
型と下型からなる金型により成形することを可能とする
ものであるので、成形機の一回の成形により形成するこ
とを可能とするもので、便器を極めて安価に提供できる
ものである。板金プレスによる金属性の強靱な便器、射
出成形やプレス成形による合成樹脂性部材の軽く安価な
便器を実現するものである。また、便器は床に置くだけ
でもよく、場合によっては床にねじなどにより固定した
り、粘着剤で床に固定する程度のものであるので、洋式
便器(椅子型)を和式便器や身障者用の特殊機能を有す
る便器に変えたり(その逆も有)することが、簡単、安
価、単時間に素人でも行なえるものである。
【0098】請求項43記載の発明は、請求項1〜41
又は42に記載の発明の構成に加えて、吸込タンク内に
収納された収納物の収納量を検出するための収納物検出
手段を設け、前記吸込タンク内に収納物が所定の量溜ま
ると吸引機構部を停止させて収納物を排出するようにし
たものであるので、請求項1〜41又は42記載の発明
の効果に加えて、次に述べるような効果を奏するもので
ある。吸込タンク内の収納物が安全収納容量以上になら
ないようにすることができるので、装置が故障したりせ
ず、所定の能力及び機能を発揮しつづけさせることがで
きるものである。
【0099】請求項44記載の発明は、請求項1〜42
又は43に記載の発明の構成に加えて、吸込タンクの上
部に開口部を設け、前記吸込タンク上部に載せ前記開口
部を塞ぐ天上塞部を設け、この天上塞部に吸引機構部を
設け、前記天上塞部あるいは吸込機構部を交換可能にし
てなるものであるので、請求項1〜42又は43記載の
発明の効果に加えて、次に述べるような効果を奏するも
のである。唯一のメカ部分であり、故障が多く発生する
箇所であり、洗浄などの手のかかるメンテナンスが必要
な吸引機構部を、メンテナンス済みの吸込機構部と交換
して行くだけで、現場でのメンテナンスは基本的に完了
するので、現場でのメンテナンスが極めて単時間に行な
え、大変メンテナンス性に優れた吸込装置を実現してい
るものである。回収した吸引機構部は、メンテナンス設
備の整った工場に集約して、洗浄、整備、修理等を行な
うようにできるので、この点でもメンテナンス性に優れ
メンテナンスを安価なものにできるものである。
【0100】請求項45記載の発明は、請求項1〜43
又は44に記載の発明の構成の中継管(吸込管)が螺旋
管であるものであるので、請求項1〜43又は44記載
の発明の効果に加えて、次のような効果を奏するもので
ある。螺旋管は吸い込まれたものを渦を巻かせながら、
螺旋管の凸凹の内壁に激突させ渦によりねじり引き裂き
ばらばらに粉砕しながら通過させて行くものであるの
で、特に排便の処理の場合、便と塵紙は少量の水と混合
しながら粉々に打砕かれて吸込タンクに収納され、下水
管に排出される。下水管に排出された便と塵紙は小さく
なっているので、少量の流水で浄化槽まで流すことがで
き、下水管が詰まる心配のないものとなっている。また
請求項46記載の発明は、請求項1〜44又は45に記
載の発明の構成に加えて、吸込タンクに空気を圧送する
圧送機を設けてなるものであるので、請求項1〜44又
は45記載の発明の効果に加えて、次に述べるような効
果を奏するものである。下水溝や下水管が吸込装置より
高い場所にある場合や、離れた場所にある場合などに、
送圧により強制的に収納物を圧送排出することを可能と
するものである。例えば、トイレから離れた部屋で排泄
された便を、屋内に排出管を配しその先端を水洗便器に
もってゆくことにより、水洗便器に排出することを可能
とするものである。これは、排水管設備のない集合住宅
などで外に排水管を設けられない住居などでの使用を可
能とするものである。ことを特徴とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の吸込装置を示す断面
図。
【図2】本発明の実施の形態1の吸込装置の動作を示す
動作図。
【図3】本発明の実施の形態1の吸込装置の動作を示す
動作図。
【図4】本発明の実施の形態1の吸込装置の動作を示す
動作図。
【図5】本発明の実施の形態2の水洗便器部分を示す断
面図。
【図6】本発明の実施の形態2の水洗便器部分を示す平
面図。
【図7】本発明の実施の形態2の吸引装置全体とその使
用状態を示す説明図。
【図8】本発明の実施の形態3の便器部分を示す平面
図。
【図9】本発明の実施の形態3の動作を示すフローチャ
ート図。
【図10】本発明の実施の形態4を示すフローチャート
図。
【図11】本発明の実施の形態5を示すフローチャート
図。
【図12】本発明の実施の形態6を示す断面図。
【図13】本発明の実施の形態7の水洗便器装置を示す
断面図。
【図14】本発明の実施の形態8の水洗便器装置を示す
断面。
【図15】本発明の実施の形態9の水洗便器装置を示す
断面図。
【図16】本発明の実施の形態10の便器装置を示す側
面図。
【図17】本発明の実施の形態10の便器装置の使用状
態例を示す平面図。
【図18】本発明の実施の形態10の便器装置の使用状
態例を示す平面図。
【図19】本発明の実施の形態10の便器装置の他の使
用状態例を示す側面図。
【図20】本発明の実施の形態11の便器装置の斜視
図。
【図21】本発明の実施の形態11の使用状態を示す斜
視図。
【図22】本発明の実施の形態12の便器装置の側面
図、斜視図及び使用状態を示す斜視図。
【図23】本発明の実施の形態13の便器装置の斜視図
及び使用状態を示す斜視図。
【図24】本発明の実施の形態14を示す使用状態図。
【図25】本発明の実施の形態15を示す断面図。
【図26】本発明の実施の形態16を示す構成図。
【図27】本発明の実施の形態17を示す断面図。
【図28】本発明の実施の形態18を示す断面図。
【図29】本発明の実施の形態19を示す断面図。
【図30】本発明の実施の形態20を示す断面図。
【図31】本発明の実施の形態21を示す断面図。
【図32】本発明の実施の形態22を示す断面図。
【図33】本発明の実施の形態23を示す断面図。
【図34】本発明の実施の形態24を示す断面図。
【図35】本発明の実施の形態25を示す断面図。
【図36】本発明の実施の形態26を示す機構図。
【図37】本発明の実施の形態27の排出機構を示す断
面図。
【図38】本発明の実施の形態28の排出機構を示す断
面図。
【図39】本発明の実施の形態29の排出機構を示す断
面図。
【図40】本発明の実施の形態30の排出機構を示す断
面図。
【図41】本発明の実施の形態31の排出機構を示す断
面図。
【図42】本発明の実施の形態32の排出機構を示す断
面図。
【図43】本発明の実施の形態33の排出機構を示す断
面図。
【図44】本発明の実施の形態34を示す断面図。
【図45】本発明の実施の形態35を示す斜視図。
【図46】本発明の実施の形態36を示す断面図。
【図47】本発明の実施の形態37を示す機構説明図。
【図48】本発明の実施の形態38を示す機構説明図。
【図49】本発明の実施の形態48を示す平面図。
【図50】本発明の実施の形態39を示す平面図。
【図51】本発明の実施の形態40を示す機構説明図。
【図52】本発明の実施の形態41を示す概念図。
【図53】本発明の実施の形態42を示す斜視図。
【図54】本発明の実施の形態42を示す断面図。
【図55】本発明の実施の形態43を示す斜視図。
【図56】本発明の実施の形態44を示す斜視図。
【図57】本発明の実施の形態45を示す機構説明図。
【符号の説明】
1−−吸込装置 2−−吸込タンク 3−−吸引機構部 4−−吸込口 5−−排出口 6−−ゴムシート 7−−排出側開閉弁 8−−傾斜底部 9−−蓋 10−−排気口 11−−排気管 12−−防臭手段 13−−吸込側開閉弁 14−−軸支部 15−−スプリング 16−−排出管 17−−スカート部 18−−中継管 19−−塩ビ桝 20−−排水管 21−−蓋止金具 22−−吸込装置 23−−水洗便器装置 24−−吸込装置本体 25−−キャスター 26−−カバー 27−−排出部 28−−水溜部 29−−便器本体 30−−給水口 31−−水タンク載部 32−−水タンク 33−−電池式ポンプ 34−−スイッチ 35−−電線 36−−便座 37−−便蓋 38−−スプリング 39−−作動スイッチ 40−−散水部 41−−吸込装置 42−−水洗便器装置 43−−制御部 44−−電動ポンプ 45−−ONスイッチ 46−−OFFスイッチ 47−−電源線 48−−電源プラグ 49−−吸込装置 50−−排出部 51−−着脱手段 52−−中継管 53−−便器装置 54−−水洗便器装置 55−−電動ポンプ 56−−ホース 57−−水洗便器装置 58−−水タンク 59−−ブレーキ付キャスター 60−−台車 61−−便器側連結手段 62−−給水ホース 63−−ポンプ側連結手段 64−−容器口 65−−蓋 66−−吸込装置 67−−便器側排出部 68−−第1の排出管 70−−第2の排出管 71−−取付口 72−−二股管部 73−−電磁弁 74−−電磁弁 75−−蓋 76−−幹管部 77−−便器側連結手段 78−−中継管 79−−中継管側連結手段 80−−切替器 81−−便器装置 82−−便器本体 83−−便器側吸込口 84−−昇降手段 85−−フレキシブルホース 86−−連結手段 87−−キャスター 88−−ベッド 89−−通路 90−−はめ込みブロック 91−−小便受部分 92−−ベッド 93−−開口部 94−−塞部材本体 95−−塞部材着脱装置 96−−吸込装置 97−−便器装置 98−−尻敷部 99−−壁 100−−便受部 101−−便器側吸込部 102−−電磁弁 103−−便器本体 104−−操作部 105−−フレキシブル管 106−−連結手段 107−−水タンク 108−−シャワー蛇口 109−−操作スイッチ 110−−吸込装置 111−−便器装置 112−−開口部 113−−椀部 114−−便器側吸込口 115−−鍔部 116−−小便受部分 117−−鍔部 118−−握部 119−−便器側排出部 120−−溝 121−−ベット 122−−取外ブロック 123−−吸込装置 124−−便器装置 125−−拡張器 126−−開口部 127−−便器本体 128−−吸込口 129−−排出部 130−−取付部 131−−台車 132−−挿入部 133−−開口部 134−−鍔部 135−−小便受部 136−−握部 137−−ベット 138−−開口部 139−−移動ブロック部分 140−−取手 141−−吸込装置 142−−吸込装置本体 143−−空気兼真空ポンプ 144−−収納器 145−−台車 146−−収納手段 147−−台車 148−−ベット 149−−チューブ風呂 150−−空気供給口 151−−排出部 152−−管 153−−取手 155−−吸込装置 156−−格子筒部 157−−浮き玉 158−−感知部 159−−検出手段 160−−リード線 161−−便処理装置 162−−便所本体 163−−便器 164−−水タンク 165−−便収納タンク 166−−人感知手段 167−−給水管 168−−電動式開閉弁 169−−水位検出手段 170−−警報ランプ 171−−汲み取り口 172−−水位検出手段 173−−警報ランプ 174−−給水口 175−−鍔 176−−排出口 177−−吊り手段 178−−水溜部 179−−吸込装置 180−−嵌合筒部 181−−散水部 182−−フィルター 183−−桝付カップリング 184−−吸込装置 185−−排気等の受口 186−−排気管 187−−吸込装置 188−−鍔 189−−外筒部 190−−排気等の受口 191−−吸込装置 192−−排気装置 193−−排気管 194−−落とし管 195−−電動式バルブ 196−−バルブ 197−−延長排気管 198−−枡 199−−枡部分 200−−下り坂部 201−−排水管本体 202−−吸込装置 203−−駆動装置 204−−押バネ 205−−吸込装置 206−−水槽 207−−蛇口 208−−開閉弁 209−−電源プラグ 210−−吸込装置 211−−汚物分解手段 212−−収納タンク 213−−ケース 214−−攪拌プロペラ 215−−コロ 216−−駆動モーター 217−−軌条 218−−扉 219−−取手 220−−取手 221−−固定鍔 222−−押固定金具 223−−吸込装置 224−−乾燥手段 225−−乾燥手段 226−−乾燥ケース 227−−収納部 228−−収納部 229−−汚物等収納乾燥部 230−−駆動モーター 231−−換気孔 232−−乾燥物 233−−乾燥物収納ケース 234−−案内部 235−−扉 236−−取手 237−−取手 238−−コロ 239−−吸込装置 240−−排出物包装部 241−−外筒部 242−−第1のロール取付部 243−−第2のロール取付部 244−−溝 245−−シート 246−−第1のロール 247−−シート 248−−第2のロール 249−−側部融着手段 250−−横融着手段 251−−融着部 252−−押さえ部 253−−カッター 254−−傾斜部 255−−取出部 256−−蓋 257−−収納袋 258−−取手 259−−吸込装置 260−−排出管 261−−排出口 262−−排出側開閉弁 263−−あき部分 264−−止軸部 265−−傾斜底部 266−−吸込装置 267−−排出口 268−−排出側開閉弁 269−−吊手段 270−−吸込装置 271−−排出口 272−−吸込装置 273−−引上スプリング 274−−吸込装置 275−−排出口 276−−排出側開閉弁 277−−押上スプリング 278−−排出管 279−−吸込装置 280−−排出口部 281−−第1の開閉弁 282−−第2の開閉弁 283−−押スプリング 284−−吸込装置 285−−排出側開閉弁 286−−昇降軸 287−−軸受 288−−吸込装置 289−−吸込タンク 290−−吸引機構部 291−−排出口 292−−排出側開閉弁 293−−吸込口 294−−支持突出部 295−−載リング 296−−吸込タンク載支持枠 297−−台車 298−−ジャバラ部 299−−収納容器 300−−安全装置部 301−−浮玉 302−−脚 303−−キャスター 304−−吸引口 305−−レバー 306−−引っ張りスプリング 307−−吸込装置 308−−吸込装置本体 309−−収納容器 310−−タンク搭載台 311−−吸引機構部 312−−吸込部 313−−外筒部 314−−凸部 315−−突出部 316−−固定金具 317−−排気口 318−−作動スイッチ 319−−固定鍔 320−−タンク支持部 321−−凹部 322−−小凹部 323−−台 324−−凹部 325−−吸込タンク 326−−脚 327−−取手 328−−鍔部 329−−取手 330−−キャスター 331−−吸込装置 332−−圧送機 333−−吸引圧送機構部 334−−吸引機構部 335−−圧送機 336−−螺旋排出管 337−−脚 338−−吸込装置 339−−電磁弁 340−−吸引管 341−−吸引機構部 342−−臭気除去部 343−−排水管 344−−電磁弁 345−−脱臭カートリッジ 346−−便処理装置 347−−浄化槽 348−−便器 348a−便器 348b−便器 349−−フレキシブル螺旋管 349a−フレキシブル螺旋管 349b−フレキシブル螺旋管 349c−フレキシブル螺旋管 350−−吸込装置取付部 351−−排気管 352−−管取付部 353−−便受部 354−−水溜部 355−−孔 356−−水取入口 357−−電動式開閉便 358−−減圧弁 359−−作動スイッチ 359a−作動スイッチ 359b−作動スイッチ 360−−便座 361−−便蓋 362−−水道 363−−下水管 364−−ビニール風呂 365−−下水管 366−−桝 367−−便処理装置 368−−浄化槽 369−−排水入口 370−−吸込装置取付管 371−−吸込装置取付部 372−−吸込装置取付部 373−−湾曲部 374−−各戸の排水管 375−−吸込装置取受部 376−−吸込装置取付部 377−−貫通穴 378−−螺旋管 379−−排水本管 380−−水洗便器 381−−便受部 382−−流水溝 383−−凹部 384−−広溝 385−−給水管取付穴 386−−着座部 387−−外壁部 388−−床部 389−−排出口 390−−中継管取付部 391−−中継管 392−−水道管 393−−給水管取付(通し)穴 394−−中継管通部(取受部) 395−−固定部品 396−−水洗便器 397−−掴まり部 398−−水洗便器 399−−後部立上壁 400−−便座 401−−軸受溝 402−−軸受溝 403−−後立上壁 404−−開口部 405−−軸 406−−突起 407−−小突起 408−−簡易便器 409−−排出管 410−−吸込装置 411−−螺旋スクリュウ 412−−貫通容器 413−−モーター 414−−排水管桝 415−−固定部品 416−−中継管 417−−スイッチ

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込タンクと、この吸込タンク内の気体
    を吸引して該吸込タンク内を負圧状態とするための吸引
    機構部と、 負圧状態にある前記吸込タンク内に物を吸込み入れるた
    めの吸込口と、 前記吸込タンクの下方に設けた、前記吸込タンク内に吸
    込収納された吸込物を該吸込タンク外に排出するための
    排出口と、 この排出口を開閉するように設けられた、前記吸込タン
    ク内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉し該吸
    込タンク内が負圧状態から解放されたときには収納され
    ている吸込物を排出するために該排出口をあけるように
    してなる排出側開閉弁と、からなることを特徴とする吸
    込装置。
  2. 【請求項2】 吸込タンクと、 この吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負
    圧状態とするための吸引機構部と、 負圧状態にある前記吸込タンク内に物を吸込み入れるた
    めの吸込口と、 前記吸込タンクの底部あるいは下方に設けた、前記吸込
    タンク内に吸込収納された吸込物を該吸込タンク外に排
    出するための排出口と、 この排出口を開閉するように設けられた、前記吸込タン
    ク内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉し該吸
    込タンク内が負圧状態から解放されたときには収納され
    た吸込物を排出するために該排出口をあけるようにして
    なる排出側開閉弁と、 前記吸込タンク内に吸い込んだ吸込物が前記排出口に滑
    り落ちるように傾斜を形成してなる傾斜底部と、からな
    ることを特徴とする吸込装置。
  3. 【請求項3】 排出側開閉弁がタンク内の負圧により排
    出口に吸いつけられて該排出口を密閉し、タンク内の負
    圧状態が解放されると該排出側開閉弁の自重あるいは吸
    引物の重量により開くようにしてなることを特徴とする
    請求項1又は2記載の吸込装置。
  4. 【請求項4】 吸引機構部から排出される気体を通過さ
    せて該気体の臭気を除くためのオゾン発生部や活性炭等
    の脱臭層を設けた脱臭機等の防臭手段を設けてなること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の吸込装置。
  5. 【請求項5】 排出口の外側を囲う外筒部を設け、その
    外筒部の適宜な場所に吸引機構部から排出される気体等
    を流し入れるための排気等の受口を設けてなることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載の吸込装置。
  6. 【請求項6】 吸引機構部からの排気を高所に排出する
    ための排気管を設けてなることを特徴とする請求項1、
    2、3、4又は5記載の吸込装置。
  7. 【請求項7】 吸引機構部からの排気を高所に排出する
    ための排気管を設け、前記吸引機構部から排出される主
    に液体を落とすための落とし管を該排気管と連絡するよ
    うに設け、前記落とし管にバルブを設けてなることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の吸込装
    置。
  8. 【請求項8】 吸引機構部を吸込タンクの天上部に設
    け、吸引作動中の前記吸引機構部に固形物等が入らない
    ようにするためのフィルターを設けてなることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の吸込装
    置。
  9. 【請求項9】 吸込タンクの内側上方に水を散水するた
    めの散水手段を設けてなることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7又は8記載の吸込装置。
  10. 【請求項10】 吸込タンク内に水を溜めるための水槽
    を設け、前記水槽に水を注ぎ入れるための給水管を設
    け、前記水槽が回転等して溜めた水をいっきにあけるよ
    うにしてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8又は9記載の吸込装置。
  11. 【請求項11】 排出口から排出された吸込物を収納す
    る取り出し自在の収納タンクを吸込タンクの下に設けて
    なることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8又は9記載の吸込装置。
  12. 【請求項12】 排出口から排出された吸込物を収納す
    る収納袋を吸込タンクの下に取り付け取り外しができる
    ように設けてなることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8又は9記載の吸込装置。
  13. 【請求項13】 排出口から排出された吸込物を収納す
    る収納タンクを吸込タンクの下に設け、前記収納タンク
    に攪拌手段を設け、前記収納タンクにおがくずやバクテ
    リヤ等からなる汚物分解手段を収納できるようにしてな
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8又は9記載の吸込装置。
  14. 【請求項14】 排出口から排出された吸込物を収納す
    る収納タンクを吸込タンクの下に設け、前記収納タンク
    に収納する前に前記吸込物を収納して乾燥するための乾
    燥手段を設けてなることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8又は9記載の吸込装置。
  15. 【請求項15】 排出口から排出される吸込物を収納す
    るための収納袋を連続的に供給する袋供給手段と、前記
    収納袋への吸引物の収納後は該収納袋を密封する密封手
    段とを備えてなるこなることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8又は9記載の吸込装置。
  16. 【請求項16】 柔軟製合成樹脂シートを巻いた第1の
    ロールと第2のロールを排出口の外側から該排出口を挟
    むように取り付けるための第1のロール取付部と第2の
    ロール取付部を設け、前記第1のロールの第1のシート
    と前記第2のロールの第2のシートを合わせて両側部を
    融着するための側部融着手段を設け、前記第1のロール
    の第1のシートと前記第2のロールの第2のシートを合
    わせて下あるいは上部を横に融着するための横融着手段
    を設けてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8又は9記載の吸込装置。
  17. 【請求項17】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、前記中継管の先端に便器やゴミ
    吸込口器等の吸込端末装置を設けてなることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
    11、12、13、14、15又は16記載の吸込装
    置。
  18. 【請求項18】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、前記中継管の先端にゴミ吸込口
    器を設けてなることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
    4、15又は16記載の吸込装置。
  19. 【請求項19】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、前記中継管に便器の排出部を連
    結してなることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
    15又は16記載の吸引装置。
  20. 【請求項20】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、前記中継管に水洗機能を備えた
    便器の排出部を連結してなることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
    2、13、14、15又は16記載の吸込装置。
  21. 【請求項21】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、水洗便器本体、この水洗便器本
    体の底部から伸びた、溜水による密閉状態を実現するた
    めの略U字状の水溜部を有する排出部、前記水洗便器本
    体内に水を送るためのポンプ、このポンプにより送る水
    を収納しておく水タンクとからなり且つ前記水タンクの
    みを人が容易に移動できるように台車にタンクを搭載し
    てなる便器装置を設け、前記便器装置の前記排出部を前
    記中継管に連結してなることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
    13、14、15又は16記載の吸込装置。
  22. 【請求項22】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、水洗便器本体、この水洗便器本
    体の底部から伸びた排出部、この排出部を開閉する電磁
    弁などからなる電動式開閉弁、前記水洗便器本体内に水
    を送るためのポンプ、このポンプにより送る水を収納し
    ておく水タンクとからなり且つ前記水タンクを人が容易
    に移動できるようにしてなる便器装置を設け、前記便器
    装置の前記排出部を前記中継管に連結してなることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
    10、11、12、13、14、15又は16記載の吸
    込装置。
  23. 【請求項23】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、水洗便器本体、この水洗便器本
    体の底部に設けた便器側排出部、第1の排出管を前記便
    器側排出部に連結し第2の排出管の口をカバーの外側に
    出すように設けられた二股管部、前記第1の排出管側を
    開閉する電磁弁などからなる電動式開閉弁、前記第2の
    排出管の口を塞ぐ蓋とからなる便器装置を設け、前記二
    股管部の幹管部を前記中継管に連結してなることを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15又は16記載の吸込
    装置。
  24. 【請求項24】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、人の尻の下に敷く尻敷部、この
    尻敷部の前方に広がり両側部に適宜な壁を形成してなる
    便受部、この便受部の根本に設けられた便器側吸込口と
    からなる便器本体、この便器本体を手で掴み操作するた
    めの操作部とからなる便器装置を設け、前記便器の前記
    便器側吸込口を前記中継管に連絡してなることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、1
    0、11、12、13、14、15又は16記載の吸込
    装置。
  25. 【請求項25】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、人の尻の下に敷く尻敷部、この
    尻敷部の前方に広がり両側部に適宜な壁を形成してなる
    便受部、この便受部の根本に設けられた便器側吸込口、
    この便器側吸込口を開閉するために設けられた電磁弁な
    どからなる電動式開閉弁とからなる便器本体、この便器
    本体を手で掴み操作するための操作部とからなる便器装
    置を設け、前記便器装置の前記便器側吸込口を前記中継
    管に連絡してなることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
    4、15又は16記載の吸込装置。
  26. 【請求項26】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を連結し、上下移動させることができる略和
    式形状の便器本体、この便器本体の下方に設けられた便
    器側吸込口とからなる便器装置を設け、前記便器装置の
    前記便器側吸込口を前記中継管に連絡してなることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
    10、11、12、13、14、15又は16記載の吸
    込装置。
  27. 【請求項27】 上部に開口部を有する便器本体、この
    便器本体の下方に設けられた便器側吸込口とからなる便
    器装置を設け、前記便器装置の開口部に挿入される挿入
    部、この挿入部の内側に形成された開口部、この開口部
    の上部の全周に渡って設けられた鍔部とからなる拡張器
    を設け、前記便器装置の便器側吸引口を中継管に連絡し
    てなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14、15
    又は16記載の吸込装置。
  28. 【請求項28】 吸込口に適宜な長さのフレキシブル管
    等の中継管を取り付け、排泄された便を受け入れる上部
    が開口された開口部となっている椀部、この椀部の下部
    に設けられた便器側吸込口、前記椀部の開口部の上部全
    周に渡って設けられた鍔部とからなる便器装置を設け、
    前記便器装置の前記便器側吸込口を前記中継管に連結し
    てなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10、11、12、13、14、15
    又は16記載の吸込装置。
  29. 【請求項29】 上部に開口部を形成してなる吸込タン
    クと、 この吸込タンクの前記開口部を塞ぐ開閉可能な蓋と、 この蓋に設けられた、前記吸込タンク内の気体を吸引し
    て該吸込タンク内を負圧状態とするための吸引機構部
    と、 負圧状態にある前記吸込タンク内に物を吸込み入れるた
    めの該吸込タンクの側部あるいは天上部に設けられた吸
    込口と、 この吸込口に取り付ける適宜な長さのフレキシブル管
    と、 このフレキシブル管の先端に連結されるゴミ等の吸込口
    器と、 前記吸込タンク内に着脱できるように設けられた、吸い
    込んだゴミが前記吸引機構部に行かないようにするため
    の、水洗あるいは吸引掃除等して繰り返し使用できるフ
    ィルターと、 前記吸込タンクの底部あるいは下方に設けた、前記吸込
    タンク内に吸込収納された吸込物を該吸込タンク外に排
    出するための排出口と、 この排出口を開閉するように設けられた、前記吸込タン
    ク内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉し該吸
    込タンク内が負圧状態から解放されたときには収納され
    た吸込物を排出するために該排出口をあけるようにして
    なる排出側開閉弁と、 前記排出口から排出される物を収納するための、取り出
    し取り付けが簡単な収納容器と、からなることを特徴と
    する吸込装置。
  30. 【請求項30】 吸込タンクと、 この吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負
    圧状態とするための吸引機構部と、 負圧状態にある前記吸込タンク内に物を吸込み入れるた
    めの吸込口と、 前記吸込タンクの下方に設けた、前記吸込タンク内に吸
    込収納された吸込物を該吸込タンク外に排出するための
    排出口と、 この排出口を開閉するように設けられた、前記吸込タン
    ク内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉し該吸
    込タンク内が負圧状態から解放されたときには収納され
    ている吸込物を排出するために該排出口をあけるように
    してなる排出側開閉弁と、 前記吸込口と連絡された排出部に水溜部を有する水洗便
    器と、 吸込動作、水流し動作などを電気的に制御する制御部と
    からなり、 スイッチがONになると、前記吸引機構部が作動して前
    記吸込タンク内が負圧となりと前記便器において吸込み
    が開始されると共にポンプが作動するなどして該便器内
    に水が流しこまれ、スイッチがOFFになると、前記吸
    引機構部が停止し前記吸込タンク内が常圧状態となりタ
    ンク内に吸い込まれた吸込物が排出口から排出されると
    共に適宜な時間前記ポンプが作動し続けるなどして前記
    便器に溜水ができるようにしてなることを特徴とする吸
    込装置。
  31. 【請求項31】 吸込タンクと、 この吸込タンク内の気体を吸引して該吸込タンク内を負
    圧状態とするための吸引機構部と、 負圧状態にある前記吸込タンク内に物を吸込み入れるた
    めの吸込口と、 前記吸込タンクの下方に設けた、前記吸込タンク内に吸
    込収納された吸込物を該吸込タンク外に排出するための
    排出口と、 この排出口を開閉するように設けられた、前記吸込タン
    ク内が負圧状態にあるときには前記排出口を密閉し該吸
    込タンク内が負圧状態から解放されたときには収納され
    ている吸込物を排出するために該排出口をあけるように
    してなる排出側開閉弁と、 前記吸込口と連絡された水洗便器と、 吸込動作、水流し動作などを電気的に制御する制御部と
    からなり、 スイッチがONになると、前記吸引機構部が第1回目の
    作動をして前記吸込タンク内が負圧となりと前記便器に
    おいて吸込みが開始されると共にポンプが作動するなど
    して該便器内に水が流しこまれ、スイッチがOFFにな
    ると、前記吸引機構部が停止し前記吸込タンク内が負圧
    状態から解放されて、前記吸込タンク内に吸い込まれた
    吸込物が前記排出口から排出され、数秒後に前記吸引機
    構部が第2回目の作動を自動的にして適宜な時間作動し
    続けて停止すると共に給水が適宜な時間をおいて停止す
    るようにしてなることを特徴とする吸込装置。
  32. 【請求項32】 スイッチのONが人の便器への着座に
    より行なわれ、便器からの離座によりスイッチがOFF
    となるようにしてなることを特徴とする請求項30又は
    31記載の吸引装置。
  33. 【請求項33】 スイッチのONにより吸引機構部が低
    速作動して便器において小力吸込が行なわれ、スイッチ
    OFFにより前記吸引機構部が高速作動して前記便器に
    おいて強吸込が行なわれるようにしてなることを特徴と
    する請求項30、31又は32記載の吸引装置。
  34. 【請求項34】 浴槽内の水を浴槽外に排出する吸込口
    部を設けた簡易浴槽の該吸込口部を吸込口に連絡するよ
    うにしてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
    15又は16記載の吸引装置。
  35. 【請求項35】 吸込タンク、この吸込タンク内の気体
    を吸引して該吸込タンク内を負圧状態とするための吸引
    機構部、負圧状態にある前記吸込タンク内に物を吸込み
    入れるための吸込口、前記吸込タンクの下方に設けた、
    前記吸込タンク内に吸込収納された吸込物を該吸込タン
    ク外に排出するための排出口、この排出口を開閉するよ
    うに設けられた、前記吸込タンク内が負圧状態にあると
    きには前記排出口を密閉し該吸込タンク内が負圧状態か
    ら解放されたときには収納されている吸込物を排出する
    ために該排出口をあけるようにしてなる排出側開閉弁、
    前記排出口から排出された吸込物を収納しておく収納手
    段とからなる吸込装置本体と、 水やお湯を収納する水タンク本体、この水タンク本体に
    設けられた中の水を吸い上げるためのポンプ、このポン
    プに連絡されたシャワー蛇口とからなる水タンクと、 台車と、 前記吸込装置本体と前記水タンクを前記台車に積んでな
    ることを特徴とする吸込装置。
  36. 【請求項36】 収納手段に収納した吸込物の臭気が装
    置外に漏れないように密封し、吸引機構部から排出され
    る臭気を防臭(脱臭も含む)する防臭手段を設けてなる
    ことを特徴とする請求項35記載の吸込装置。
  37. 【請求項37】 排出側開閉弁が電気的に制御された開
    閉手段の動作により開閉されるようにしてなることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
    10、11、12、13、14、15、16、17、1
    8、19、20、21、22、23、24、25、2
    6、27、28、29、30、31、32、33、3
    4、35又は36記載の吸引装置。
  38. 【請求項38】 排出側開閉弁が手動操作により開閉さ
    れるようにしてなることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
    3、14、15、16、17、18、19、20、2
    1、22、23、24、25、26、27、28、2
    9、30、31、32、33、34、35又は36記載
    の吸引装置。
  39. 【請求項39】 吸込タンクから排出された排出物を収
    納する収納容器を設け、 前記収納容器を搭載する収納容器搭載部、この収納容器
    搭載部の上部に前記吸込タンクを支持するタンク支持部
    とを備えてなるタンク搭載台を設け、 前記吸込タンクあるいは該吸込タンクの下部に形成され
    た外筒部の外側に、前記タンク搭載台のタンク支持部に
    載り前記吸込タンクを該タンク支持部上に支持するため
    の突出部を設け、 前記吸込タンクが前記タンク支持部に支持されていない
    状態においては、吸込タンクはその下部(前記外筒部を
    含む)で前記収納容器に載るなどして該収納容器の開口
    部を塞ぎ密閉し、 前記吸込タンクが前記タンク支持部に支持されている状
    態においては、該吸込タンクが上げられて前記収納容器
    から離れ、前記収納容器搭載部から前記収納容器を取り
    出したり取り付けたり出来るようにしてなることを特徴
    とする請求項17、18、19、20、21、22、2
    3、24、25、26、27、28、29、30、3
    1、32、33、34、35、36、37又は38記載
    の吸込装置。
  40. 【請求項40】 吸込タンク内の吸込口下方に固形物と
    液体あるいは小物と大物を分離して、固形物あるいは大
    物を吸込タンク内に収納し該吸込タンクから取り出すこ
    とが出来る籠を設けてなることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
    13、14、15又は16記載の吸込装置。
  41. 【請求項41】 吸込タンク内に所定の水量が溜まるま
    で吸引動作と給水動作が行われ、所定の水量が吸込タン
    ク内に溜まると吸引機後部が停止して該吸込タンク内の
    収納物を排出するようにしてなることを特徴とする請求
    項30、31、32又は33記載の吸込装置。
  42. 【請求項42】 便器本体の底部に第1の管取付部を設
    け、カバー側部に中継管を直接通したり第2の管取付部
    を取り付けたりするための孔を設け、前記中継管を前記
    第1の管取付部に連結した場合には該中継管により水溜
    部が形成されるようにしてなることを特徴とする請求項
    19、20、21、22又は23記載の吸込装置。
  43. 【請求項43】 吸込タンク内に収納された収納物の収
    納量を検出するための収納物検出手段を設け、前記吸込
    タンク内に収納物が所定の量溜まると吸引機構部を停止
    させて収納物を排出するようにしてなることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
    11、12、13、14、15、16、17、18、1
    9、20、21、22、23、24、25、26、2
    7、28、29、30、31、32、33、34、3
    5、37、38、39、40、41又は42記載の吸込
    装置。
  44. 【請求項44】 吸込タンクの上部に開口部を設け、前
    記吸込タンク上部に載せ前記開口部を塞ぐ天上塞部を設
    け、この天上塞部に吸引機構部を設け、前記天上塞部あ
    るいは吸込機構部を交換可能にしてなることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
    11、12、13、14、15、16、17、18、1
    9、20、21、22、23、24、25、26、2
    7、28、29、30、31、32、33、34、3
    5、37、38、39、40、42又は43記載の吸込
    装置。
  45. 【請求項45】 中継管が螺旋管であることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、
    11、12、13、14、15、16、17、18、1
    9、20、21、22、23、24、25、26、2
    7、28、29、30、31、32、33、34、3
    5、37、38、39、40、43又は44記載の吸込
    装置。
  46. 【請求項46】 吸込タンクに空気を圧送する圧送機を
    設けてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、
    15、16、17、18、19、20、21、22、2
    3、24、25、26、27、28、29、30、3
    1、32、33、34、35、37、38、39、4
    0、44又は45記載の吸込装置。
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