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JPH10193949A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

Info

Publication number
JPH10193949A
JPH10193949A JP83697A JP83697A JPH10193949A JP H10193949 A JPH10193949 A JP H10193949A JP 83697 A JP83697 A JP 83697A JP 83697 A JP83697 A JP 83697A JP H10193949 A JPH10193949 A JP H10193949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
outside air
mode
foot
damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP83697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukushi Kato
行志 加藤
Goro Uchida
五郎 内田
Yukio Kamimura
上村  幸男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP83697A priority Critical patent/JPH10193949A/ja
Publication of JPH10193949A publication Critical patent/JPH10193949A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内外気温の変動によるフット部吹出風とフェ
イス部吹出風との温度差の変動を抑制する。 【解決手段】 外気モードにし、マックスホットとし、
且つフットモード及びフットデフモードとした場合の
み、制御用アンプ44は内気ダンパ38を開ける。従っ
て、外気モードにし、且つフットモード及びフットデフ
モードとしもマックスホットでなければ、内気ダンパ3
8が常に閉となっており、外気吸込口30より内気通路
22と外気通路20に外気が取り込まれ、エバポレー
タ、ヒータコアを通過し所定の温度になった後、デフロ
スタ吹出口及びフット吹出口から吹き出される。このた
め、内外気の温度変動に影響されず、頭寒足熱のために
快適な温度差を保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用空気調和装置
に係り、詳しくは、自動車等の車両に搭載される内外気
2層ユニットの車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両用空気調和装置に
おいては、上下2層を仕切り壁にて分割する内外気2層
ユニットの車両用空気調和装置が既に提案されている。
以下、この種の車両用空気調和装置を開示した・実開昭
60−8105号に示される構成について説明する。
【0003】図16に示される如く、この車両用空気調
和装置200では、風上部に外気吸込口202及び車室
内空気(内気)吸込口204が設けられ、風下部にデフ
ロスタ吹出口206及びベンチレーション吹出口20
8、足元吹出口210などの他の吹出口が設けられ、内
部に外気吸込口202からデフロスタ吹出口206に至
る外気風路212と、内気吸込口204から他の吹出口
に至る内気風路214とを仕切る仕切り216が形成さ
れ、さらに風下部に外気風路212と内気風路214と
を連結する連結路218を備えたダクト220と、ダク
ト220の外気吸込口202と内気吸込口204とに取
付けられた送風ファン222、224と、ダクト220
内に外気風路212と内気風路214とに仕切られて配
置された暖房用熱交換器226と、少なくとも外気風路
212と内気風路214との連結路218を開閉するダ
ンパ228とを、備えた構成となっている。
【0004】また、この様な内外気2層ユニットの車両
用空気調和装置では、通常、フットモード時及びフット
デフモード時であり、外気導入時である場合には、外気
吸込口202から吸い込まれた比較的温度の低い空気を
所定の温度に調整した後、デフロスタ吹出口206に吹
き出すと共に、内気吸込口204から吸い込まれた比較
的温度の高い空気を所定の温度に調整した後、足元吹出
口210に吹き出すことによって、頭寒足熱のために快
適な温度差を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な車両用空気調和装置では、外気温または内気温が変動
すると、外気吸込口202から吸い込まれた空気温度と
内気吸込口204から吸い込まれた空気温度との温度差
が変化し、デフロスタ吹出口206からのフェイス部吹
出風と足元吹出口210からのフット部吹出風との温度
差が変動する。その結果、頭寒足熱のための快適な温度
差を実現できなくなる。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、内外気温の変
動によるフット部吹出風とフェイス部吹出風との温度差
の変動を抑制することができる車両用空気調和装置を得
ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、ダクト内を第1の通路及び第2の通路に仕切る仕切
壁と、ダクト内へ導入する空気の導入を切り換える内外
気切換手段と、第1の通路に内気を選択的に導入可能と
する内気導入手段とを有する車両用空気調和装置におい
て、フットモード時及びフットデフモード時であり、前
記内外気切換手段が外気導入時であり、且つ最大暖房時
にのみ、前記内気導入手段を開き内気を導入し、導入さ
れた内気をフット部に吹き出す制御手段を備えたことを
特徴としている。
【0008】従って、フットモード時及びフットデフモ
ード時であり、内外気切換手段が外気導入時であり、且
つ最大暖房時にのみ、制御手段により、内気導入手段を
開き、第1の通路に内気を導入し、導入された室内空気
をフット部に吹き出す。即ち、最大暖房時以外では、フ
ットモード時及びフットデフモード時であり、内外気切
換手段が外気導入時であっても内気導入手段が常に閉じ
ている。このため、外気吸込口から吸い込まれた空気
を、それぞれ所定の温度に調整しフット部吹出風とフェ
イス部吹出風とするので、内外気温の変動によるフット
部吹出風とフェイス部吹出風との温度差の変動を抑制す
ることができ、頭寒足熱のために快適な温度差を保持で
きる。
【0009】一方、最大暖房(マックスホット)時に
は、内気導入手段を開き内気を導入し、導入された車室
内空気をフット部に吹き出すため、効率良く車室内を早
く温めることができる。即ち、空調装置の最大暖房能力
を確保することができる。
【0010】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用空気調和装置において、前記制御手段は、車室内
への外気の逆流が発生しない条件下で、前記内気導入手
段を開き内気を導入し、導入された内気をフット部に吹
き出すことを特徴としている。
【0011】従って、車室内への外気の逆流を防止でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕以下、図1〜図3を用いて、本発明の
車両用空気調和装置の第1実施形態について説明する。
【0013】図3に示される如く、本実施形態の車両用
空気調和装置10は、ブロアユニット12、クーラユニ
ット14及びヒータユニット16の三つの要素によって
構成されており、これらの各ユニットは、それぞれ図示
を省略したエアシール材を介して相互に連結されること
により一体化されている。また、この車両用空気調和装
置10は、仕切りガイド18によって、ダクト内が外気
と連通可能な外気通路20と、内気と連通可能な内気通
路22とに仕切られており、所謂、内外気2層ユニット
の車両用空気調和装置となっている。
【0014】なお、クーラユニット14内にはエバポレ
ータ14Aが配設されている。また、ヒータユニット1
6内にはヒータコア16Aが配設されており、ヒータコ
ア16Aの上流側にはメインエアミックスダンパ16
B、冷風バイパスダンパ16C、16Dが配設されてい
る。また、ヒータコア16Aの下流側には、サブエアミ
ックスダンパ16E、上下通路連結用の上下バイパスダ
ンパ16F、デフダンパ16G、フットダンパ16Hが
配設されている。また、ヒータユニット16の下流側に
は、三方分岐箱23に連結されており、この三方分岐箱
23には、センターフェイスダンパ23Aが形成されて
いる。
【0015】図1に示される如く、ブロアユニット12
の外気通路20と内気通路22には、単一モータ25で
駆動される第1ブロアファン24と第2ブロアファン2
6とがそれぞれ配設されている。また、外気通路20に
は内気吸込口28及び外気吸込口30を選択的に開閉す
るための内外気切換手段としての内外気切換ダンパ32
が配設されている。なお、内外気切換ダンパ32は図示
を省略したケーブル、サーボモータ等の駆動手段によっ
て開閉するようになっている。
【0016】内気通路22には、外気吸込口30から外
気を導くバイパスダクト34が設けられている。また、
内気通路22の内気吸込口36には、内気導入手段とし
ての内気ダンパ38が設けられており、この内気ダンパ
38は、内気吸込口36を開閉すると共に、バイパスダ
クト34の内気ダクト側開口34Aを開閉するようにな
っている。
【0017】内気ダンパ38は、リンク40によってサ
ーボモータ42に接続されており、サーボモータ42の
駆動によって、バイパスダクト34の内気ダクト側開口
34Aを閉塞する内気位置(図1の実線の位置、開位
置)と、内気吸込口36を閉塞する外気位置(図1の二
点鎖線の位置、閉位置)とへ揺動するようになってい
る。サーボモータ42には、制御手段としての制御用ア
ンプ44が接続されており、この制御用アンプ44に
は、内外気モードスイッチ46、吹出口モードスイッチ
48、車速センサ50、ブロア電圧検出回路52及びマ
ックスホットスイッチ53が接続されている。
【0018】なお、内外気モードスイッチ46及び吹出
口モードスイッチ48は、それぞれ、インストルメント
パネルのヒータコントロールに設けられた内外気レバー
及び吹出口モードレバーの操作に応じてオン、オフする
ようになっている。また、マックスホットスイッチ53
は、インストルメントパネルのヒータコントロールに設
けられた温度コントロール(温コン)レバーの操作に応
じてオン、オフするようになっている。
【0019】次に、本実施形態の作用を説明する。図2
に示される如く、本実施形態の車両用空気調和装置で
は、インストルメントパネルのヒータコントロールに設
けられた内外気レバーを操作して、内外気モードスイッ
チ46を内気モードにすると、内外気切換ダンパ32が
閉じ(図1の二点鎖線の位置)るとともに、サーボモー
タ42が所定角度回転して、内気ダンパ38が開とな
る。
【0020】また、内外気レバーを操作して、内外気モ
ードスイッチ46を外気モードにし、温度コントロール
レバーの操作によって、マックスホット以外(温度コン
トロール時)とした場合には、内外気切換ダンパ32が
開く(図1の実線の位置)とともに、サーボモータ42
が所定角度回転して、外気位置となる。このため内気ダ
ンパ38が閉じ、バイパスダクト34から導かれる外気
を内気通路22に導入する外気位置(図1の二点鎖線の
位置)になる。
【0021】また、内外気モードスイッチ46を外気モ
ードにし、温度コントロールレバーの操作によって、マ
ックスホット(最大暖房)とし(マックスホットスイッ
チ53がオン)とし、且つ吹出口モードレバーにより、
フットモード及びフットデフモード以外とした場合に
も、サーボモータ42が所定角度回転して、外気位置と
なる。このため内気ダンパ38が閉じ、バイパスダクト
34から導かれる外気を内気通路22に導入する外気位
置(図1の二点鎖線の位置)になる。
【0022】また、外気モードにし、マックスホットと
し、且つフットモード及びフットデフモードとした場合
には、制御用アンプ44は、車速センサ50からの車速
データからラム圧力を算出しこのラム圧力と、ブロア電
圧検出回路52のブロア電圧値とから算出したブロア吐
出圧力とを比較し、ラム圧力がブロア吐出圧力より大き
い場合には、内気ダンパ38を閉じる(図1の二点鎖線
の位置にする)。即ち、ラム圧力がブロア吐出圧力より
大きくなる、車室内への外気の逆流が発生する条件下で
は、内気ダンパ38を閉じるため、外気が内気通路22
の内気吸込口36から車室内に逆流することがない。従
って、外気吸込口30よりバイパスダクト34を介して
内気通路22に外気が取り込まれ、エバポレータ、ヒー
タコアを通過し所定の温度T1となった後、フット吹出
口から吹き出される。また、外気吸込口30より外気通
路20に外気が取り込まれ、エバポレータ、ヒータコア
を通過し所定の温度T2(T2<T1)になった後、デ
フロスタ吹出口から吹き出される。このため、内外気の
温度変動に影響されず、頭寒足熱のために快適な温度差
を保持できる。。さらに、内気通路22へ外気を導入し
て風量を確保することができるため、暖房性能を低下さ
せることも無い。
【0023】一方、外気モードにし、マックスホットと
し、且つフットモード及びフットデフモードとした場合
において、ラム圧力がブロア吐出圧力より大きくない場
合、即ち、車室内への外気の逆流が発生しない条件下で
は、サーボモータ42を所定角度回転して、内気ダンパ
38を開(図1の実線の位置)にする。このため、室内
より内気吸込口36を通じて内気通路22に内気が取り
込まれ、エバポレータ、ヒータコアを通過し所定の温度
T1となった後、フット吹出口に吹き出すので、乗員の
足元に吹き出す吹出風を効率良く温めることができ、最
大暖房能力を確保できる。 〔第2実施形態〕以下、図4及び図5を用いて、本発明
の車両用空気調和装置の第2実施形態について説明す
る。
【0024】なお、第1実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】図4に示される如く、本実施形態では、内
外気切換ダンパ32の開閉と内気ダンパ38の開閉を1
つのサーボモータ60によって行う構成となっている。
サーボモータ60は、内外気切換ダンパ32にリンク6
2で連結されており、内気ダンパ38にリンク64で連
結されている。またサーボモータ60は、外気モード位
置60A、二層モード位置60B、内気モード位置60
Cの3ポジションを有しており、外気モード位置60A
になると、リンク62とリンク64を介して内外気切換
ダンパ32が開、内気ダンパ38が閉となる。また、サ
ーボモータ60が二層モード位置60Bになると、リン
ク62とリンク64を介して内外気切換ダンパ32が
開、内気ダンパ38も開となる。さらに、サーボモータ
60が内気モード位置60Cになる、リンク62とリン
ク64を介して内外気切換ダンパ32が閉、内気ダンパ
38が開となる。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。図5
に示される如く、本実施形態の車両用空気調和装置で
は、インストルメントパネルのヒータコントロールに設
けられた内外気レバーを操作して、内外気モードスイッ
チ46を内気モードにすると、サーボモータ60が所定
角度回転して、内気モード位置60Cへ移動する。この
ため、内外気切換ダンパ32が閉(図4の二点鎖線の位
置)となる。なお、内気ダンパ38は開(図4の実線の
位置)または閉(図4の二点鎖線の位置)になる。
【0027】また、内外気レバーを操作して、内外気モ
ードスイッチ46を外気モードにした場合で、温度コン
トロールレバーの操作によって、最大暖房時以外とした
場合には、サーボモータ60が所定角度回転して、外気
モード位置60Aとなる。このため、内外気切換ダンパ
32が開(図4の実線の位置)となるとともに、内気ダ
ンパ38が閉となり、バイパスダクト34から導かれる
外気を内気通路22に導入する。
【0028】また、外気モードにし、最大暖房時とした
場合には、吹出口モードレバーの操作によって吹出口モ
ードスイッチ48がフットモードとフットデフモード以
外になると、サーボモータ60が所定角度回転して、外
気モード位置に移動する。このため、内外気切換ダンパ
32が開となるとともに、内気ダンパ38が閉となり、
バイパスダクト34から導かれる外気を内気通路22に
導入する。
【0029】また、外気モードにし、最大暖房時とした
場合には、フットモードとフットデフモードになると、
制御用アンプ44は、車速センサ50からの車速データ
からラム圧力を算出しこのラム圧力と、ブロア電圧検出
回路52のブロア電圧値とから算出したブロア吐出圧力
とを比較し、ラム圧力がブロア吐出圧力より大きい場合
には、即ち、ラム圧力がブロア吐出圧力より大きくな
る、車室内への外気の逆流が発生する条件下では、サー
ボモータ60が所定角度回転して、外気モード位置60
Aに移動する。このため、内外気切換ダンパ32が開と
なるとともに、内気ダンパ38が閉となる。このため、
外気が内気通路22の内気吸込口36から車室内に逆流
することがない。
【0030】また、外気吸込口30よりバイパスダクト
34を介して内気通路22に外気が取り込まれ、エバポ
レータ、ヒータコアを通過し所定の温度T1となった
後、フット吹出口に吹き出される。また、外気吸込口3
0より外気通路20に外気が取り込まれ、エバポレー
タ、ヒータコアを通過し所定の温度T2(T2<T1)
になった後、デフロスタ吹出口に吹き出される。このた
め、内外気の温度変動にされず、頭寒足熱のために快適
な温度差を保持できる。さらに、内気通路22へ外気を
導入して風量を確保することができるため、暖房性能を
低下させることも無い。
【0031】一方、外気モードにし、最大暖房時とした
場合には、フットモードとフットデフモードになると、
ラム圧力がブロア吐出圧力より大きくない場合、即ち、
車室内への外気の逆流が発生しない条件下では、サーボ
モータ60が所定角度回転して、2層モード位置60B
に移動する。このため、内外気切換ダンパ32が開とな
るとともに、内気ダンパ38も開となる。この結果、室
内より内気吸込口36を通じて内気通路22に内気が取
り込まれ、エバポレータ、ヒータコアを通過し所定の温
度T1となった後、フット吹出口に吹き出すので、乗員
の足元に吹き出す吹出風を効率良く温めることができ、
最大暖房能力を確保できる。
【0032】また、内外気切換ダンパ32の開閉と内気
ダンパ38の開閉を1つのサーボモータ60によって行
うため、コストダウンが可能になる。 〔第3実施形態〕以下、図6及び図7を用いて、本発明
の車両用空気調和装置の第3実施形態について説明す
る。
【0033】なお、第1実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0034】図6に示される如く、本実施形態では、ブ
ロアモータ25が作動していれば、外気の車室内への逆
流が発生しない車両となっており、制御用アンプ44に
は第1実施形態(図1参照)のブロア電圧検出回路52
に代えて、ブロアスイッチ66が接続されている。
【0035】次に、本実施形態の作用を説明する。な
お、第1実施形態と同一作用についてはその説明を省略
する。
【0036】本実施形態では、内外気モードスイッチ4
6を外気モードにし、最大暖房時とした場合には、フッ
トモードとフットデフモードにすると、制御用アンプ4
4は、ブロアスイッチ66がオフ、即ち、ブロアモータ
25が停止しており、車室への外気の逆流が発生する条
件下では、サーボモータ42により内気ダンパ38が閉
じる。従って、外気が内気通路22の内気吸込口36か
ら車室内に逆流することがない。このため、外気吸込口
30よりバイパスダクト34を介して内気通路22に外
気が取り込まれ、エバポレータ、ヒータコアを通過し所
定の温度T1となった後、フット吹出口に吹き出され
る。また、外気吸込口30より外気通路20に外気が取
り込まれ、エバポレータ、ヒータコアを通過し所定の温
度T2(T2<T1)になった後、デフロスタ吹出口に
吹き出すため、内外気の温度変動にされず、頭寒足熱の
ために快適な温度差を保持できる。さらに、内気通路2
2へ外気を導入して風量を確保することができるため、
暖房性能を低下させることも無い。
【0037】一方、外気モードにし、最大暖房時とした
場合には、フットモードとフットデフモードになると、
ブロアスイッチ66がオン、即ち、ブロアモータ25が
回転しており、車室内への外気の逆流が発生しない条件
下では、サーボモータ42を所定角度回転して、内気ダ
ンパ38を開(図6の実線の位置)にする。このため、
室内より内気吸込口36を通じて内気通路22に内気が
取り込まれ、エバポレータ、ヒータコアを通過し所定の
温度T1となった後、フット吹出口に吹き出すので、乗
員の足元に吹き出す吹出風を効率良く温めることがで
き、最大暖房能力を確保できる。また、第1実施形態に
比べ構成が簡単になり、装置の生産性が向上すると共
に、コストも低減できる。 〔第4実施形態〕以下、図8及び図9を用いて、本発明
の車両用空気調和装置の第4実施形態について説明す
る。
【0038】なお、第2実施形態または第3実施形態と
同一部材については、同一符号を付してその説明を省略
する。
【0039】図8に示される如く、本実施形態では、ブ
ロアモータ25が作動していれば、外気の車室内への逆
流が発生しない車両となっており、制御用アンプ44に
は第2実施形態(図4参照)のブロア電圧検出回路52
に代えて、ブロアスイッチ66が接続されている。
【0040】次に、本実施形態の作用を説明する。な
お、第3実施形態と同一作用についてはその説明を省略
する。
【0041】図9に示される如く、本実施形態の車両用
空気調和装置では、内外気モードスイッチ46を外気モ
ードにし、最大暖房時とした場合には、フットモードと
フットデフモードになると、制御用アンプ44は、ブロ
アスイッチ66がオフ、即ち、ブロアモータ25が停止
しており、車室への外気の逆流が発生する条件下では、
サーボモータ60が所定角度回転して、外気モード位置
60Aに移動する。これにより、内外気切換ダンパ32
が開となるとともに、内気ダンパ38が閉となるため、
外気が内気通路22の内気吸込口36から車室内に逆流
することがない。
【0042】また、外気吸込口30よりバイパスダクト
34を介して内気通路22に外気が取り込まれ、エバポ
レータ、ヒータコアを通過し所定の温度T1となった
後、フット吹出口に吹き出される。また、外気吸込口3
0より外気通路20に外気が取り込まれ、エバポレー
タ、ヒータコアを通過し所定の温度T2(T2<T1)
になった後、デフロスタ吹出口に吹き出される。このた
め、内外気の温度変動にされず、頭寒足熱のために快適
な温度差を保持できる。さらに、内気通路22へ外気を
導入して風量を確保することができるため、暖房性能を
低下させることも無い。
【0043】一方、外気モードにし、最大暖房時とした
場合には、フットモードとフットデフモードになると、
ブロアスイッチ66がオン、即ち、ブロアモータ25が
回転しており、車室内への外気の逆流が発生しない条件
下では、サーボモータ60が所定角度回転して、2層モ
ード位置60Bに移動する。このため、内外気切換ダン
パ32が開となるとともに、内気ダンパ38も開とな
る。この結果、室内より内気吸込口36を通じて内気通
路22に内気が取り込まれ、エバポレータ、ヒータコア
を通過し所定の温度T1となった後、フット吹出口に吹
き出すので、乗員の足元に吹き出す吹出風を効率良く温
めることができ、最大暖房能力を確保できる。
【0044】また、内外気切換ダンパ32の開閉と内気
ダンパ38の開閉を1つのサーボモータ60によって行
うため、コストダウンが可能になる。 〔第5実施形態〕以下、図10及び図11を用いて、本
発明の車両用空気調和装置の第5実施形態について説明
する。
【0045】なお、第1実施形態と同一部材について
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0046】図10に示される如く、本実施形態では、
第1実施形態の制御用アンプ44(図1参照)に代え
て、制御手段としてのリレー回路54により、サーボモ
ータ42を制御するようになっている。
【0047】図11に示される如く、リレー回路54の
リレーコイル54Aは、電源56と、インストルメント
パネルのヒータコントロールに設けられたブロアポジシ
ョン検知用スイッチ58に接続されており、ヒータコン
トロールが高風量に設定された場合にブロアポジション
検知用スイッチ58がオンし、リレーコイル54Aに通
電されるようになっている。
【0048】次に、本実施形態の作用を説明する。内外
気モードスイッチ46は電源56に接続されており、内
外気モードスイッチ46が内気モード側の接点46Aと
接続された場合には、サーボモータ42が駆動し、内気
ダンパ38を開(図10の実線の位置、内気位置)にす
る。
【0049】内外気モードスイッチ46の外気モード側
の接点46Bにはマックスホットスイッチ47が接続さ
れており、内外気モードスイッチ46が外気モード側の
接点46Bと接続され、マックスホットスイッチ47が
オフ側の接点47Aと接続された場合には、サーボモー
タ42が駆動し、内気ダンパ38を閉(図10の二点鎖
線実線の位置、外気位置)にする。
【0050】マックスホットスイッチ47のオン側の接
点47Bには、吹出口モードスイッチ48が接続されて
おり、内外気モードスイッチ46が外気モード側の接点
46Bと接続され、マックスホットスイッチ47がオン
側の接点47Bと接続され、且つ吹出口モードスイッチ
48がフットモードとフットデフモード以外側の接点4
8Aに接続された場合には、サーボモータ42が駆動
し、内気ダンパ38を閉(図10の二点鎖線実線の位
置、外気位置)にする。
【0051】また、吹出口モードスイッチ48のフット
モード側の接点48Bには、リレースイッチ54Bが接
続されており、内外気モードスイッチ46が外気モード
側の接点46Bと接続され、マックスホットスイッチ4
7がオン側の接点47Bと接続され、且つ吹出口モード
スイッチ48がフットモードとフットデフモード側の接
点48Bに接続された場合には、リレースイッチ54B
に電源電圧が供給される。このリレースイッチ54B
は、リレーコイル54Aが通電されない状態(ヒータコ
ントロールが低風量またはオフに設定され、ブロアポジ
ション検知用スイッチ58がオフの状態)で、低風量ま
たはオフ時側の接点54Cに接続されており、この状態
では、サーボモータ42を駆動し、内気ダンパ38を閉
(図10の二点鎖線の位置、外気位置)にする。
【0052】また、このリレースイッチ54Bは、リレ
ーコイル54Aが通電(ヒータコントロールが高風量に
設定され、ブロアポジション検知用スイッチ58がオ
ン)されると、低風量またはオフ時側の接点54Cか
ら、高風量時側の接点54Dに切り替わり、サーボモー
タ42を駆動し、内気ダンパ38を開(図10の実線の
位置、内気位置)にする。
【0053】このため、本実施形態では、外気モードに
し、マックスホットとし、且つフットモード及びフット
デフモードとした場合において、ヒータコントロールが
低風量またはオフに設定され、ブロアポジション検知用
スイッチ58がオフの場合には、サーボモータ42を所
定角度回転して、内気ダンパ38を閉じる(図10の二
点鎖線の位置にする)。即ち、車室内への外気の逆流が
発生する条件下では、内気ダンパ38を閉じるため、外
気が内気通路22の内気吸込口36から車室内に逆流す
ることがない。従って、外気吸込口30よりバイパスダ
クト34を介して内気通路22に外気が取り込まれ、エ
バポレータ、ヒータコアを通過し所定の温度T1となっ
た後、フット吹出口から吹き出される。また、外気吸込
口30より外気通路20に外気が取り込まれ、エバポレ
ータ、ヒータコアを通過し所定の温度T2(T2<T
1)になった後、デフロスタ吹出口から吹き出される。
このため、内外気の温度変動に影響されず、頭寒足熱の
ために快適な温度差を保持できる。さらに、内気通路2
2へ外気を導入して風量を確保することができるため、
暖房性能を低下させることも無い。
【0054】一方、外気モードにし、マックスホットと
し、且つフットモード及びフットデフモードとした場合
において、ヒータコントロールが高風量に設定され、ブ
ロアポジション検知用スイッチ58がオンの場合には、
サーボモータ42を所定角度回転して、内気ダンパ38
を開(図10の実線の位置)にする。このため、室内よ
り内気吸込口36を通じて内気通路22に内気が取り込
まれ、エバポレータ、ヒータコアを通過し所定の温度T
1となった後、フット吹出口に吹き出すので、乗員の足
元に吹き出す吹出風を効率良く温めることができ、最大
暖房能力を確保できる。
【0055】また、本実施形態では、リレー回路54に
より、サーボモータ42を制御するため第1実施形態に
比べてコストを低減できる。
【0056】なお、ボデー側等でラム圧力を低減できれ
ば、低風量時でも前記切り替え(内気位置)を行うこと
もできる。 〔第6実施形態〕以下、図12及び図13を用いて、本
発明の車両用空気調和装置の第6実施形態について説明
する。
【0057】なお、第2実施形態及び第5実施形態と同
一部材については、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0058】図12に示される如く、本実施形態では、
内外気切換ダンパ32の開閉と内気ダンパ38の開閉を
1つのサーボモータ60によって行うと共に、リレー回
路54により、サーボモータ60を制御するようになっ
ている。
【0059】次に、本実施形態の作用を説明する。図1
3に示される如く、内外気モードスイッチ46は電源5
6に接続されており、内外気モードスイッチ46が内気
モード側の接点46Aと接続された場合には、サーボモ
ータ60が所定角度回転して、内気モード位置60Cへ
移動する。このため、内外気切換ダンパ32が閉(図1
2の二点鎖線の位置)となる。なお、内気ダンパ38は
開(図12の実線の位置)または閉(図12の二点鎖線
の位置)になる。
【0060】また、内外気モードスイッチ46が外気モ
ード側の接点46Bに接続され、マックスホットスイッ
チ47がオフ側の接点47Aに接続された場合には、サ
ーボモータ60が所定角度回転して、外気モード位置6
0Aとなる。このため、内外気切換ダンパ32が開とな
るとともに、内気ダンパ38が閉となり、バイパスダク
ト34から導かれる外気を内気通路22に導入する。
【0061】また、内外気モードスイッチ46が外気モ
ード側の接点46Bに接続され、マックスホットスイッ
チ47がオン側の接点47Bに接続され、且つ吹出口モ
ードスイッチ48がフットモードとフットデフモード以
外側の接点48Aに接続された場合には、サーボモータ
60が所定角度回転して、外気モード位置60Aに移動
する。このため、内外気切換ダンパ32が開となるとと
もに、内気ダンパ38が閉となり、バイパスダクト34
から導かれる外気を内気通路22に導入する。
【0062】また、このリレースイッチ54Bは、リレ
ーコイル54Aが通電(ヒータコントロールが高風量に
設定され、ブロアポジション検知用スイッチ58がオ
ン)されると、低風量またはオフ時側の接点54Cか
ら、高風量時側の接点54Dに切り替わり、サーボモー
タ42を駆動し、内気ダンパ38を開(図12の実線の
位置、内気位置)にする。
【0063】このため、本実施形態では、外気モードに
し、マックスホットとし、且つフットモード及びフット
デフモードとした場合において、ヒータコントロールが
低風量またはオフに設定され、ブロアポジション検知用
スイッチ58がオフの場合には、リレースイッチ54B
は、リレーコイル54Aが通電されない状態で、低風量
またはオフ時側の接点54Cに接続されており、この状
態では、サーボモータ60が所定角度回転して、外気モ
ード位置60Aに移動する。この結果、内外気切換ダン
パ32が開となるとともに、内気ダンパ38が閉とな
る。このため、外気が内気通路22の内気吸込口36か
ら車室内に逆流することがない。
【0064】また、外気吸込口30よりバイパスダクト
34を介して内気通路22に外気が取り込まれ、エバポ
レータ、ヒータコアを通過し所定の温度T1となった
後、フット吹出口に吹き出される。また、外気吸込口3
0より外気通路20に外気が取り込まれ、エバポレー
タ、ヒータコアを通過し所定の温度T2(T2<T1)
になった後、デフロスタ吹出口に吹き出すため、内外気
の温度変動にされず、頭寒足熱のために快適な温度差を
保持できる。さらに、内気通路22へ外気を導入して風
量を確保することができるため、暖房性能を低下させる
ことも無い。
【0065】一方、外気モードにし、マックスホットと
し、且つフットモード及びフットデフモードとした場合
において、ヒータコントロールが高風量に設定され、ブ
ロアポジション検知用スイッチ58がオンの場合には、
サーボモータ60が所定角度回転して、2層モード位置
60Bに移動して、内外気ダンパ32を開(図12の実
線の位置)にするとともに内気ダンパ38を開(図12
の実線の位置)にする。このため、室内より内気吸込口
36を通じて内気通路22に内気が取り込まれ、エバポ
レータ、ヒータコアを通過し所定の温度T1となった
後、フット吹出口に吹き出すので、乗員の足元に吹き出
す吹出風を効率良く温めることができ、最大暖房能力を
確保できる。
【0066】また、内外気切換ダンパ32の開閉と内気
ダンパ38の開閉を1つのサーボモータ60によって行
うと共に、リレー回路54により、サーボモータ60を
制御するため、コストダウンが可能になる。 〔第7実施形態〕以下、図14を用いて、本発明の車両
用空気調和装置の第7実施形態について説明する。
【0067】なお、第3実施形態及び第5実施形態と同
一部材については、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0068】図14に示される如く、本実施形態では、
第5実施形態(図11)のブロアポジション検知用スイ
ッチ58に代えて、ブロアスイッチ70がリレー回路5
4のリレーコイル54Aに接続されており、ブロアスイ
ッチ70がオンされた場合にリレーコイル54Aに通電
されるようになっている。
【0069】次に、本実施形態の作用を説明する。な
お、第5実施形態と同一作用については説明を省略す
る。
【0070】内外気モードスイッチ46が外気モード側
の接点46Bと接続され、マックスホットスイッチ47
がオン側の接点47Bと接続され、且つ吹出口モードス
イッチ48がフットモードとフットデフモード側の接点
48Bに接続された場合には、リレースイッチ54Bに
電源電圧が供給される。このリレースイッチ54Bは、
リレーコイル54Aが通電されない状態(ブロアスイッ
チ70がオフの状態)で、ブロアオフ側の接点54Cに
接続されており、この状態では、サーボモータ42を駆
動し、内気ダンパ38(図10参照)を閉(図10の二
点鎖線の位置、外気位置)にする。このため、外気が内
気通路22の内気吸込口36から車室内に逆流すること
がない。また、外気吸込口30よりバイパスダクト34
を介して内気通路22に外気が取り込まれ、エバポレー
タ、ヒータコアを通過し所定の温度T1となった後、フ
ット吹出口に吹き出される。また、外気吸込口30より
外気通路20に外気が取り込まれ、エバポレータ、ヒー
タコアを通過し所定の温度T2(T2<T1)になった
後、デフロスタ吹出口に吹き出すため、内外気の温度変
動にされず、頭寒足熱のために快適な温度差を保持でき
る。さらに、内気通路22へ外気を導入して風量を確保
することができるため、暖房性能を低下させることも無
い。
【0071】一方、内外気モードスイッチ46が外気モ
ード側の接点46Bと接続され、マックスホットスイッ
チ47がオン側の接点47Bと接続され、且つ吹出口モ
ードスイッチ48がフットモードとフットデフモード側
の接点48Bに接続された場合に、リレーコイル54A
が通電(ブロアスイッチ70がオン)されると、リレー
スイッチ54Bがブロアオフ側の接点54Cから、ブロ
アオン側の接点54Dに切り替わり、サーボモータ42
を駆動し、内気ダンパ38(図10参照)を開(図10
の実線の位置、内気位置)にする。
【0072】このため、室内より内気吸込口36を通じ
て内気通路22に内気が取り込まれ、エバポレータ、ヒ
ータコアを通過し所定の温度T1となった後、フット吹
出口に吹き出すので、乗員の足元に吹き出す吹出風を効
率良く温めることができ、最大暖房能力を確保できる。
【0073】また、本実施形態では、リレー回路54に
より、サーボモータ42を制御するため第1実施形態に
比べてコストを低減できる。 〔第8実施形態〕以下、図15を用いて、本発明の車両
用空気調和装置の第7実施形態について説明する。
【0074】なお、第4実施形態及び第6実施形態と同
一部材については、同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0075】図15に示される如く、本実施形態では、
第6実施形態(図13)のブロアポジション検知用スイ
ッチ58に代えて、ブロアスイッチ70がリレー回路5
4のリレーコイル54Aに接続されており、ブロアスイ
ッチ70がオンされた場合にリレーコイル54Aに通電
されるようになっている。
【0076】次に、本実施形態の作用を説明する。な
お、第6実施形態と同一作用については説明を省略す
る。
【0077】内外気モードスイッチ46が外気モード側
の接点46Bと接続され、マックスホットスイッチ47
がオン側の接点47Bと接続され、且つ吹出口モードス
イッチ48がフットモードとフットデフモード側の接点
48Bに接続された場合には、リレースイッチ54Bに
電源電圧が供給される。このリレースイッチ54Bは、
リレーコイル54Aが通電されない状態(ブロアスイッ
チ70がオフの状態)で、ブロアオフ側の接点54Cに
接続されており、この状態では、サーボモータ60が所
定角度回転して、外気モード位置60Aに移動する。こ
のため、内外気切換ダンパ32が開となるとともに、内
気ダンパ38が閉となる。
【0078】従って、外気が内気通路22の内気吸込口
36から車室内に逆流することがない。この結果、外気
吸込口30よりバイパスダクト34を介して内気通路2
2に外気が取り込まれ、エバポレータ、ヒータコアを通
過し所定の温度T1となった後、フット吹出口に吹き出
される。また、外気吸込口30より外気通路20に外気
が取り込まれ、エバポレータ、ヒータコアを通過し所定
の温度T2(T2<T1)になった後、デフロスタ吹出
口に吹き出すため、内外気の温度変動にされず、頭寒足
熱のために快適な温度差を保持できる。さらに、内気通
路22へ外気を導入して風量を確保することができるた
め、暖房性能を低下させることも無い。
【0079】一方、内外気モードスイッチ46が外気モ
ード側の接点46Bと接続され、マックスホットスイッ
チ47がオン側の接点47Bと接続され、且つ吹出口モ
ードスイッチ48がフットモードとフットデフモード側
の接点48Bに接続された場合に、リレーコイル54A
が通電(ブロアスイッチ70がオン)されると、リレー
スイッチ54Bがブロアオフ側の接点54Cから、ブロ
アオン側の接点54Dに切り替わる。この結果、サーボ
モータ60が所定角度回転して、2層モード位置60B
に移動する。このため、内外気切換ダンパ32が開とな
るとともに、内気ダンパ38も開となる。従って、室内
より内気吸込口36を通じて内気通路22に内気が取り
込まれ、エバポレータ、ヒータコアを通過し所定の温度
T1となった後、フット吹出口に吹き出すので、乗員の
足元に吹き出す吹出風を効率良く温めることができ、最
大暖房能力を確保できる。
【0080】また、内外気切換ダンパ32の開閉と内気
ダンパ38の開閉を1つのサーボモータ60によって行
うと共に、リレー回路54により、サーボモータ60を
制御するため、コストダウンが可能になる。
【0081】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、サーボモータ42、60に代えて、ステ
ッピンモータ等の他のモータ、またはソレノイド等の移
動手段を使用しても良い。また、内気導入手段及び内外
気切換手段については、実施例のようなダンパ構造に限
定されることなく、例えばフィルムダンパにより内気導
入制御及び内外気切換制御をしても良い。
【0082】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、ダクト内を第
1の通路及び第2の通路に仕切る仕切壁と、ダクト内へ
導入する空気の導入を切り換える内外気切換手段と、第
1の通路に内気を選択的に導入可能とする内気導入手段
とを有する車両用空気調和装置において、フットモード
時及びフットデフモード時であり、前記内外気切換手段
が外気導入時であり、且つ最大暖房時にのみ、前記内気
導入手段を開き内気を導入し、導入された内気をフット
部に吹き出す制御手段を備えたため、外気温の変動によ
るフット部吹出風とフェイス部吹出風との温度差の変動
を抑制することができると共に、空調装置の最大暖房能
力を確保することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用空気調
和装置において、制御手段は、車室内への外気の逆流が
発生しない条件下で、内気導入手段を開き、第1の通路
に内気を導入し、導入された内気をフット部に吹き出す
ため、請求項1記載の効果に加えて、車室内への外気の
逆流を防止できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用空気調和装
置の一部を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用空気調和装
置の制御を説明するための説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両用空気調和装
置を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る車両用空気調和装
置の一部を示す概略構成図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る車両用空気調和装
置の制御を説明するための説明図である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る車両用空気調和装
置の一部を示す概略構成図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る車両用空気調和装
置の制御を説明するための説明図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る車両用空気調和装
置の一部を示す概略構成図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る車両用空気調和装
置の制御を説明するための説明図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係る車両用空気調和
装置の一部を示す概略構成図である。
【図11】本発明の第5実施形態に係る車両用空気調和
装置の制御を説明するための説明図である。
【図12】本発明の第6実施形態に係る車両用空気調和
装置の一部を示す概略構成図である。
【図13】本発明の第6実施形態に係る車両用空気調和
装置の制御を説明するための説明図である。
【図14】本発明の第7実施形態に係る車両用空気調和
装置の制御を説明するための説明図である。
【図15】本発明の第8実施形態に係る車両用空気調和
装置の制御を説明するための説明図である。
【図16】従来の実施形態に係る車両用空気調和装置を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 車両用空気調和装置 12 ブロアユニット 18 仕切りガイド 20 外気通路 22 内気通路 24 第1ブロアファン 26 第2ブロアファン 32 内外気切換ダンパ(内外気切換手段) 34 バイパスダクト 36 内気吸込口 38 内気ダンパ(内気導入手段) 42 サーボモータ 44 制御用アンプ(制御手段) 46 内外気モードスイッチ 48 吹出口モードスイッチ 50 車速センサ 52 ブロア電圧検出回路 54 リレー回路(制御手段) 58 ブロアポジション検知用スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト内を第1の通路及び第2の通路に
    仕切る仕切壁と、ダクト内へ導入する空気の導入を切り
    換える内外気切換手段と、第1の通路に内気を選択的に
    導入可能とする内気導入手段とを有する車両用空気調和
    装置において、 フットモード時及びフットデフモード時であり、前記内
    外気切換手段が外気導入時であり、且つ最大暖房時にの
    み、前記内気導入手段を開き内気を導入し、導入された
    内気をフット部に吹き出す制御手段を備えたことを特徴
    とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、車室内への外気の逆流
    が発生しない条件下で、前記内気導入手段を開き内気を
    導入し、導入された内気をフット部に吹き出すことを特
    徴とする請求項1に記載の車両用空気調和装置。
JP83697A 1997-01-07 1997-01-07 車両用空気調和装置 Pending JPH10193949A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807751B1 (ko) * 2001-12-12 2008-02-28 한라공조주식회사 2층 공기유동구조 자동차 공조장치용 송풍기
JP2016030564A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807751B1 (ko) * 2001-12-12 2008-02-28 한라공조주식회사 2층 공기유동구조 자동차 공조장치용 송풍기
JP2016030564A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置

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