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JPH11263116A - 車両用シート空調装置 - Google Patents

車両用シート空調装置

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Publication number
JPH11263116A
JPH11263116A JP6631998A JP6631998A JPH11263116A JP H11263116 A JPH11263116 A JP H11263116A JP 6631998 A JP6631998 A JP 6631998A JP 6631998 A JP6631998 A JP 6631998A JP H11263116 A JPH11263116 A JP H11263116A
Authority
JP
Japan
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air
seat
heating
passage
duct
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Application number
JP6631998A
Other languages
English (en)
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JP3675160B2 (ja
Inventor
Shinji Aoki
青木  新治
Takeshi Yoshinori
毅 義則
Hajime Ito
肇 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Publication of JPH11263116A publication Critical patent/JPH11263116A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート冷房時の風量増加および騒音低減を図
ること。 【解決手段】 シート送風ユニット3は、ケース本体に
冷房用通風路16と暖房用通風路17とが設けられ、そ
の冷房用通風路16と暖房用通風路17の何方か一方を
遮断する通風路切替ドア13と、シート2への送風空気
を加熱することのできる電気ヒータ12等を具備し、こ
の電気ヒータ12が暖房用通風路17内に配されてい
る。冷房モードでは、通風路切替ドア13によって暖房
用通風路17を遮断することにより、フロント空調ユニ
ットより供給された冷風がシート送風ユニット3に吸い
込まれ、冷房用通風路16を通ってシート2へ送風され
る。暖房モードでは、通風路切替ドア13によって冷房
用通風路16を遮断することにより、フロント空調ユニ
ットより供給された温風がシート送風ユニット3に吸い
込まれ、暖房用通風路17を通ってシート2へ送風され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートへ空調風を
供給する車両用シート空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開昭59−164552号公
報に記載された「車両用空調シート」がある。この空調
シートは、シート内部にエアチャンバを具備し、フロン
トA/Cよりシート用ダクトを通ってエアチャンバに供
給された空調風をシート表面より吹き出すように構成さ
れている。しかし、エンジン冷却水を熱源として車室内
の暖房を行う車両用空調装置では、エンジン始動直後で
冷却水温が低い時に十分な暖房感が得られないという問
題があった。そこで、本出願人は、シート暖房初期の熱
源を得るために、シートへの送風通路内に電気ヒータ
(例えばPTCヒータ)を配置したシート空調装置を提
案した(特願平9−189359号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の先願
では、暖房運転の場合のみならず、電気ヒータで送風空
気を加熱する必要がない冷房運転の場合でも電気ヒータ
を通風するため、通風抵抗が大きくなってしまう。この
結果、電気ヒータをOFFしている冷房運転時にシート
への送風量が低下し、且つ送風騒音が増大するという問
題があった。本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、シート空調における冷房運転時の風
量増加および騒音低減を図ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)本発
明の車両用シート空調装置は、シートへ冷風を供給する
ための冷房用通風路と、シートへ温風を供給するための
暖房用通風路と、車両用空調装置より冷房用通風路また
は暖房用通風路へ空調風を送る送風ダクトと、冷房用通
風路と暖房用通風路の何方か一方を遮断できる通風路切
替ドアと、冷房用通風路または暖房用通風路を通じてシ
ートへ強制送風するシート用送風機と、暖房用通路内に
配された加熱手段とを備えている。この構成によれば、
例えば暖房運転時には、通風路切替ドアによって冷房用
通風路を遮断することにより、車両用空調装置より送風
ダクトと暖房用通風路とを通ってシートまで温風を送風
することができる。この時、例えばエンジン始動直後で
車両用空調装置より十分な温風が得られない場合は、暖
房用通路内に配された加熱手段により送風空気を加熱し
てシートへ送風することができる。また、冷房運転時に
は、通風路切替ドアによって暖房用通風路を遮断するこ
とにより、車両用空調装置より送風ダクトと冷房用通風
路とを通ってシートまで冷風を送風することができる。
この場合、加熱手段を通過することなくシートへ送風で
きるため、先願の装置と比較すると、冷房運転時のシー
トへの送風量を増加でき、且つ送風騒音を低減できる。
【0005】(請求項2の手段)暖房用通風路より分岐
する分岐ダクトの空気下流端にリヤフット吹出口が設け
られ、且つ加熱手段を通過した空気が暖房用通風路を通
ってシートへ送風される第1の送風経路と、加熱手段を
通過した空気が分岐ダクトを通ってリヤフット吹出口よ
り吹き出される第2の送風経路とを切り替える切替ドア
を具備している。この構成では、例えば切替ドアにより
第1の送風経路を選択すると、加熱手段を通過した空気
を全てシートへ送風できるため、後席の暖房よりシート
暖房を優先できる。また、切替ドアにより第2の送風経
路を選択すると、加熱手段を通過した空気を全てリヤフ
ット吹出口から吹き出すことができるため、シート暖房
より後席の暖房を優先できる。
【0006】(請求項3の手段)シート用ダクト内に配
された加熱手段は、シート用ダクト内の送風路を開く位
置と閉じる位置との間で回動可能に設けられている。こ
の構成によれば、例えば暖房運転時には、加熱手段をシ
ート用ダクト内の送風路を閉じる位置に移動することに
より、シートへ送風される空気を加熱手段で加熱するこ
とができる。従って、例えばエンジン始動直後で車両用
空調装置より十分な温風が得られない場合は、加熱手段
により送風空気を加熱してシートへ送風することができ
る。また、冷房運転時には、加熱手段をシート用ダクト
内の送風路を開く位置に移動することにより、加熱手段
に通風することなくシートへ送風することができる。こ
の場合、先願の装置と比較すると、冷房運転時の通風抵
抗が大幅に減少することから、シートへの送風量を増加
でき、且つ送風騒音を低減できる。
【0007】(請求項4の手段)シート用ダクトより分
岐する分岐ダクトの空気下流端にリヤフット吹出口が設
けられ、且つ加熱手段を通過した空気がシート用ダクト
を通ってシートへ送風される第1の送風経路と、加熱手
段を通過した空気が分岐ダクトを通ってリヤフット吹出
口より吹き出される第2の送風経路とを切り替える切替
ドアを具備している。この構成では、例えば切替ドアに
より第1の送風経路を選択すると、加熱手段を通過した
空気を全てシートへ送風できるため、後席の暖房よりシ
ート暖房を優先できる。また、切替ドアにより第2の送
風経路を選択すると、加熱手段を通過した空気を全てリ
ヤフット吹出口から吹き出すことができるため、シート
暖房より後席の暖房を優先できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用シート空調
装置を図面に基づいて説明する。 (第1実施形態)図1は車両用シート空調装置の構成を
模式的に示した断面図である。本実施形態のシート空調
装置1は、例えばフロントシート2の下部に配置される
シート送風ユニット3と、既存の車両用空調装置である
フロント空調ユニット(下述する)からシート送風ユニ
ット3へ空調風を送るためのシート用送風ダクト4等を
備える。
【0009】フロント空調ユニットは、内部に冷風通路
5と温風通路6が形成されたA/Cケース7と、このA
/Cケース7内で冷風通路5と温風通路6とを切り替え
る切替ドア8とを有している。A/Cケース7には、温
風通路6より前席乗員の足元へ温風を吹き出すためのフ
ロントフット吹出口9と、シート用送風ダクト4が接続
される接続口10とが設けられている。この接続口10
は、切替ドア8によって選択された一方の通路(冷風通
路5または温風通路6)と連通することができる。切替
ドア8は、冷風通路5を遮断する位置(図1の実線位置
/以下、温風側と言う)と温風通路6を遮断する位置
(図1の一点鎖線位置/以下、冷風側と言う)との間で
回動可能に設けられている。シート用送風ダクト4は、
例えばフロント空調ユニットから後席乗員の足元へ温風
を供給する既存のリヤフットダクトの一部を利用したも
のであり、車両の床面に沿って配されている。
【0010】シート送風ユニット3は、図1に示すよう
に、ケース本体(下述する)、シート用送風機11、電
気ヒータ12(例えばPTCヒータ)、通風路切替ドア
13、モード切替ドア14等より構成され、シート2の
下部に一体的に取り付けられている。ケース本体は、シ
ート用送風機11のファンケース15、シート2へ冷風
を供給するための冷房用通風路16、シート2へ温風を
供給するための暖房用通風路17、後席乗員の足元へ空
調風を送風するリヤ送風ダクト18、及びシート用送風
ダクト4に接続される可動ダクト19が一体的に設けら
れている。
【0011】ファンケース15は、シート用送風機11
の吸込口15aを通じて可動ダクト19と連通してい
る。冷房用通風路16と暖房用通風路17は、それぞれ
ファンケース15の吐出側に連通して設けられ、ファン
ケース15より上方へ向かってシート2内部まで延設さ
れている。リヤ送風ダクト18は、暖房用通風路17か
ら分岐して後席側へ延設され、その空気下流端に送風空
気を後席乗員の足元へ吹き出すためのリヤフット吹出口
18aが開口している。可動ダクト19には、シート2
の移動(シート位置調整)に対応できるように蛇腹部1
9aが設けられている。
【0012】シート用送風機11は、ファンケース15
の内部に配された遠心送風式のファン11aと、このフ
ァン11aを回転駆動するモータ11bから成り、吸込
口15aより吸い込んだ空気を強制送風する。電気ヒー
タ12は、暖房用通風路17内(図1では暖房用通風路
17の空気上流端)に配され、フロント空調ユニットで
十分な温風が得られない場合(例えば、ヒータコアの熱
源であるエンジン冷却水の温度が低い時)等に通電(O
N)されることにより、電気ヒータ12を通過する送風
空気を加熱することができる。通風路切替ドア13は、
ファンケース15の吐出側に通じる冷房用通風路16お
よび暖房用通風路17の入口側に配されて、冷房用通風
路16と暖房用通風路17の何方か一方を遮断すること
ができる。モード切替ドア14は、電気ヒータ12を通
過した空気が暖房用通風路17を通ってシート2へ送風
される第1の送風経路と、電気ヒータ12を通過した空
気がリヤ送風ダクト18を通ってリヤフット吹出口18
aより吹き出される第2の送風経路とを切り替えること
ができる。
【0013】本実施形態のシート空調に係わる制御(切
替ドア8、シート用送風機11、電気ヒータ12、通風
路切替ドア13、モード切替ドア14等の制御)は、例
えばA/C操作パネル20に設けられたシート空調スイ
ッチ21がONされることにより、ECU22を通じて
実行される(図2参照)。ECU22は、マイクロコン
ピュータを内蔵する周知の電子制御装置であり、図2に
示すように、A/C操作パネル20でのスイッチ操作に
基づいて出力される操作信号、及び各種センサ(内気セ
ンサ23、外気センサ24、日射センサ25、水温セン
サ26等)のセンサ信号等を入力し、所定の制御プログ
ラムに従ってシート空調制御に係わる各種の演算処理を
行い、その演算処理により決定された制御信号を各空調
機器のアクチュエータに出力している。
【0014】シート2は、シートバック2Aとシートク
ッション2Bより構成され、それぞれ通気性を有するシ
ート表面材2Cにより覆われている。また、シートバッ
ク2Aとシートクッション2Bの内部には、冷房用通風
路16および暖房用通風路17に連通する配風用ダクト
2aと、その配風用ダクト2aより分岐してシートバッ
ク2A及びシートクッション2Bの表面へ伸びる複数の
送風出口2bとが設けられている。これにより、シート
送風ユニット3より供給された空調風は、配風用ダクト
2aを通って各送風出口2bへ分配され、各送風出口2
bよりシート表面材2Cを通過してシート2に着座する
乗員へ吹き付けられる。
【0015】次に、ECU22の制御手順に従って実行
されるシート空調の作動を説明する。 a)冷房モードが設定された場合。 フロント空調ユニットの切替ドア8を冷風側に駆動し、
シート送風ユニット3の通風路切替ドア13を暖房用通
風路17を遮断する位置に駆動する。これにより、フロ
ント空調ユニットの冷風通路5よりシート用送風ダクト
4に供給された冷風がシート送風ユニット3に吸い込ま
れ、冷房用通風路16を通ってシート2へ送風される。
【0016】b)暖房モードが設定された場合。 フロント空調ユニットの切替ドア8を温風側に駆動す
る。また、シート送風ユニット3の通風路切替ドア13
を冷房用通風路16を遮断する位置に駆動し、シート暖
房を優先する場合はモード切替ドア14によって第2の
送風経路を遮断する。これにより、フロント空調ユニッ
トの温風通路6よりシート用送風ダクト4に供給された
温風がシート送風ユニット3に吸い込まれ、暖房用通風
路17を通ってシート2へ送風される。一方、後席の暖
房を優先する場合は、モード切替ドア14によって第1
の送風経路を遮断する。これにより、シート送風ユニッ
ト3に吸い込まれた温風がリヤ送風ダクト18を流れて
リヤフット吹出口18aより後席乗員の足元へ吹き出さ
れる。この暖房モードでは、エンジン冷却水温が暖まっ
ていないウォームアップ時に電気ヒータ12をONする
ことにより、即効暖房が可能である。
【0017】(第1実施形態の効果)本システムのシー
ト送風ユニット3は、通風路切替ドア13によって選択
できる冷房用通風路16と暖房用通風路17とを具備
し、その暖房用通風路17に電気ヒータ12を配置して
いる。この構成によれば、冷房運転時には、通風路切替
ドア13によって暖房用通風路17を遮断することによ
り、フロント空調ユニットからシート用送風ダクト4を
通ってシート送風ユニット3に供給された冷風を冷房用
通風路16を通ってシート2まで送風することができ
る。この場合、電気ヒータ12を通過することなくシー
ト2へ送風できるため、先願の装置と比較すると、冷房
運転時の通風抵抗が減少するため、シート2への送風量
を増加でき、且つ送風騒音を低減できる。
【0018】また、本実施形態では、シート送風ユニッ
ト3のケース本体にリヤフット吹出口18aを有するリ
ヤ送風ダクト18を設け、且つリヤ送風ダクト18内に
モード切替ドア14を具備しているため、そのモード切
替ドア14によってシート暖房と後席への暖房とを切り
替えることができる。更に、モード切替ドア14の開度
に応じてシート暖房と後席への暖房の風量配分を調節す
ることで、シート暖房と後席への暖房とを両立させるこ
とも可能である。シート用送風ダクト4として既存のリ
ヤフットダクトを利用しているため、装置全体を簡単に
構成でき、且つ低コスト化を図ることができる。
【0019】(変形例)本実施形態のシート空調システ
ムでは、シート送風ユニット3をシート2と一体に組み
付けて構成しているが、シート送風ユニット3をシート
2から離して床置きタイプとして構成しても良い。シー
ト用送風ダクト4として既存のリヤフットダクトを利用
しているが、後席乗員へ冷風を供給するためのリヤベン
トダクトを利用しても良い。図1に示したシート送風ユ
ニット3の構成は一例であり、限定されるものではな
い。例えば、シート用送風機11の空気上流側に冷房用
通風路16と暖房用通風路17を設けても良い。
【0020】(第2実施形態)図3は車両用シート空調
装置1の構成を模式的に示した断面図である。本実施形
態は、第1実施形態とシート送風ユニット3の構成が異
なるものであり、以下に第1実施形態との相違点を中心
に説明する。シート送風ユニット3は、ケース本体(下
述する)、シート用送風機11、電気ヒータ12(例え
ばPTCヒータ)、モード切替ドア14等より構成さ
れ、シート2の下部に一体的に取り付けられている。ケ
ース本体は、シート用送風機11のファンケース15、
シート2へ空調風を供給するための送風口27、後席乗
員の足元へ空調風を送風するリヤ送風ダクト18、及び
シート用送風ダクト4に接続される可動ダクト19が一
体的に設けられている。
【0021】電気ヒータ12は、ファンケース15の出
口近傍(送風口27より空気上流側)に配されて、ケー
ス本体内部の送風路を開く位置(一点鎖線で示す位置)
と閉じる位置(実線で示す位置)との間で回動可能に設
けられ、図示しないサーボモータ等のアクチュエータに
より回転駆動される。モード切替ドア14は、ファンケ
ース15に吸い込まれた空気が送風口27よりシート2
へ送風される第1の送風経路と、ファンケース15に吸
い込まれた空気がリヤ送風ダクト18を流れてリヤフッ
ト吹出口18aより吹き出される第2の送風経路とを切
り替えることができる。
【0022】次に、シート空調の作動を説明する。 a)冷房モードが設定された場合。 電気ヒータ12をケース本体内部の送風路を開く位置に
駆動し、シート空調を優先する場合はモード切替ドア1
4により第2の送風経路を遮断する。これにより、フロ
ント空調ユニットの冷風通路5よりシート用送風ダクト
4に供給された冷風がシート送風ユニット3に吸い込ま
れ、電気ヒータ12を通ることなく、送風口27よりシ
ート2へ送風される。一方、後席の冷房を優先する場合
は、モード切替ドア14によって第1の送風経路を遮断
する。これにより、シート送風ユニット3に吸い込まれ
た冷風が電気ヒータ12を通ることなく、そのままリヤ
送風ダクト18を流れてリヤフット吹出口18aより後
席乗員の足元へ吹き出される。
【0023】b)暖房モードが設定された場合。 電気ヒータ12をケース本体内部の送風路を閉じる位置
に駆動し、シート空調を優先する場合はモード切替ドア
14により第2の送風経路を遮断する。これにより、フ
ロント空調ユニットの温風通路6よりシート用送風ダク
ト4に供給された温風がシート送風ユニット3に吸い込
まれ、電気ヒータ12を通過した後、送風口27よりシ
ート2へ送風される。一方、後席の暖房を優先する場合
は、モード切替ドア14によって第1の送風経路を遮断
する。これにより、シート送風ユニット3に吸い込まれ
た温風が電気ヒータ12を通過した後、リヤ送風ダクト
18を流れてリヤフット吹出口18aより後席乗員の足
元へ吹き出される。この暖房モードでは、エンジン冷却
水温が暖まっていないウォームアップ時に電気ヒータ1
2をONすることにより、即効暖房が可能である。
【0024】(第2実施形態の効果)本システムのシー
ト送風ユニット3は、電気ヒータ12を回動可能な構成
としたことにより、冷房運転時には電気ヒータ12をケ
ース本体内部の送風路を開く位置に駆動することができ
る。その結果、電気ヒータ12を通過することなくシー
ト2へ送風することができるため、先願の装置と比較す
ると、冷房運転時の通風抵抗が大幅に減少することか
ら、シート2への送風量を増加でき、且つ送風騒音を低
減できる。また、暖房運転時には電気ヒータ12をケー
ス本体内部の送風路を閉じる位置に駆動することができ
るが、電気ヒータ12に通電しない場合(OFF)は、
冷房運転時と同様に電気ヒータ12をケース本体内部の
送風路を開く位置に駆動することで、シート2への送風
量を増加でき、且つ送風騒音を低減できる。
【0025】(変形例)本実施形態のシート空調システ
ムでは、シート送風ユニット3をシート2と一体に組み
付けて構成しているが、図4に示すように、シート送風
ユニット3をシート2から離して床置きタイプとして構
成しても良い。シート用送風ダクト4として既存のリヤ
フットダクトを利用しているが、後席乗員へ冷風を供給
するためのリヤベントダクトを利用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート空調装置の構成を模式的に示した断面図
である(第1実施形態)。
【図2】シート空調装置の制御ブロック図である。
【図3】シート空調装置の構成を模式的に示した断面図
である(第2実施形態)。
【図4】シート空調装置の構成を模式的に示した断面図
である(変形例)。
【符号の説明】
1 車両用シート空調装置 2 シート 4 シート用送風ダクト(送風ダクト、シート用ダク
ト) 11 シート用送風機 12 電気ヒータ(加熱手段) 13 通風路切替ドア 14 モード切替ドア(切替ドア) 16 冷房用通風路 17 暖房用通風路 18 リヤ送風ダクト(分岐ダクト) 18a リヤフット吹出口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートへ冷風を供給するための冷房用通風
    路と、 前記シートへ温風を供給するための暖房用通風路と、 車室内の冷房および暖房を行う車両用空調装置より前記
    冷房用通風路または前記暖房用通風路へ空調風を送る送
    風ダクトと、 前記冷房用通風路と前記暖房用通風路の何方か一方を遮
    断できる通風路切替ドアと、 前記冷房用通風路または前記暖房用通風路を通じて前記
    シートへ強制送風するシート用送風機と、 前記暖房用通路内に配されて、前記暖房用通風路を通っ
    て前記シートへ送風される空気を加熱することのできる
    加熱手段とを備えたことを特徴とする車両用シート空調
    装置。
  2. 【請求項2】前記加熱手段の空気下流側で前記暖房用通
    風路より分岐する分岐ダクトを具備し、この分岐ダクト
    の空気下流端に後席乗員の足元へ空調風を吹き出すリヤ
    フット吹出口が設けられ、且つ前記加熱手段を通過した
    空気が前記暖房用通風路を通って前記シートへ送風され
    る第1の送風経路と、前記加熱手段を通過した空気が前
    記分岐ダクトを通って前記リヤフット吹出口より吹き出
    される第2の送風経路とを切り替える切替ドアを具備し
    ていることを特徴とする請求項1に記載した車両用シー
    ト空調装置。
  3. 【請求項3】車室内の冷房および暖房を行う車両用空調
    装置よりシートへ空調風を送るシート用ダクトと、 このシート用ダクトを通じて前記シートへ強制送風する
    シート用送風機と、 前記シート用ダクト内に配されて、このシート用ダクト
    を流れて前記シートへ送風される空気を加熱することの
    できる加熱手段とを備え、 前記加熱手段は、前記シート用ダクト内の送風路を開く
    位置と閉じる位置との間で回動可能に設けられているこ
    とを特徴とする車両用シート空調装置。
  4. 【請求項4】前記加熱手段の空気下流側で前記シート用
    ダクトより分岐する分岐ダクトを具備し、この分岐ダク
    トの空気下流端に後席乗員の足元へ空調風を吹き出すリ
    ヤフット吹出口が設けられ、且つ前記加熱手段を通過し
    た空気が前記シート用ダクトを通って前記シートへ送風
    される第1の送風経路と、前記加熱手段を通過した空気
    が前記分岐ダクトを通って前記リヤフット吹出口より吹
    き出される第2の送風経路とを切り替える切替ドアを具
    備していることを特徴とする請求項3に記載した車両用
    シート空調装置。
JP06631998A 1998-03-17 1998-03-17 車両用シート空調装置 Expired - Fee Related JP3675160B2 (ja)

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