JPH10188286A - 相変化ディスクの記録再生装置におけるレーザの消去パワー設定方法及び相変化ディスクの記録再生装置 - Google Patents
相変化ディスクの記録再生装置におけるレーザの消去パワー設定方法及び相変化ディスクの記録再生装置Info
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- JPH10188286A JPH10188286A JP8339854A JP33985496A JPH10188286A JP H10188286 A JPH10188286 A JP H10188286A JP 8339854 A JP8339854 A JP 8339854A JP 33985496 A JP33985496 A JP 33985496A JP H10188286 A JPH10188286 A JP H10188286A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 相変化ディスクの消去パワー設定の方法を提
供すること。 【解決手段】 ディスク上の或トラックにテスト信号を
記録し、そのトラック上をパワーPeのDC発光レーザ
でトレースし、再生した信号のマーク部分の消去の様子
を調べ、最適消去パワーの点に消去パワーを設定するよ
うにする。このため、上記トレースに使うパワーPe
を、記録された信号が消えない小さな値の初期値から、
徐々に増加してゆき、予め定められた閾値を越えた点と
その後再び閾値を下回った点のパワーPeを記憶してお
いて、それらに基いて最適消去パワーを決定する。
供すること。 【解決手段】 ディスク上の或トラックにテスト信号を
記録し、そのトラック上をパワーPeのDC発光レーザ
でトレースし、再生した信号のマーク部分の消去の様子
を調べ、最適消去パワーの点に消去パワーを設定するよ
うにする。このため、上記トレースに使うパワーPe
を、記録された信号が消えない小さな値の初期値から、
徐々に増加してゆき、予め定められた閾値を越えた点と
その後再び閾値を下回った点のパワーPeを記憶してお
いて、それらに基いて最適消去パワーを決定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化型ディスク
の記録再生装置に関し、特に、その種の記録再生装置に
おけるレーザの消去パワー設定方法および装置に関す
る。
の記録再生装置に関し、特に、その種の記録再生装置に
おけるレーザの消去パワー設定方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光学的記録再生装置における記録方式
は、使用するディスクの記録膜(記録媒体)の種類に応
じて、追記型記録と書換型記録の2つに分けることがで
き、書換型記録は更に光磁気記録と相変化記録に分ける
ことができる。
は、使用するディスクの記録膜(記録媒体)の種類に応
じて、追記型記録と書換型記録の2つに分けることがで
き、書換型記録は更に光磁気記録と相変化記録に分ける
ことができる。
【0003】本発明が適用される光学的記録再生装置
は、相変化記録方式による記録再生を行うもので、記録
膜が結晶状態にあるか非晶(アモルファス)状態にある
かによって、反射率が変化することを利用している。
は、相変化記録方式による記録再生を行うもので、記録
膜が結晶状態にあるか非晶(アモルファス)状態にある
かによって、反射率が変化することを利用している。
【0004】この種の記録再生装置を用いてディスク上
に信号を記録する場合には、図10のような記録系の回
路が使われる。この回路は、データビット列を符号器1
1で符号化し、駆動アンプ12で増幅した後、光学ヘッ
ド13に供給して、光(レーザ)に変換し、ディスク上
に投射するようになっている。
に信号を記録する場合には、図10のような記録系の回
路が使われる。この回路は、データビット列を符号器1
1で符号化し、駆動アンプ12で増幅した後、光学ヘッ
ド13に供給して、光(レーザ)に変換し、ディスク上
に投射するようになっている。
【0005】ディスク上に記録された信号を再生する場
合には、図11に示すような再生系の回路が使われる。
この回路は、読み取り用のレーザ光をディスク面に投射
し、ディスク面で記録された信号によって変調された信
号を光学ヘッド21で受光し、復号して出力する回路で
ある。
合には、図11に示すような再生系の回路が使われる。
この回路は、読み取り用のレーザ光をディスク面に投射
し、ディスク面で記録された信号によって変調された信
号を光学ヘッド21で受光し、復号して出力する回路で
ある。
【0006】光学ヘッド21は受光した光信号を電気信
号に変換してアンプ22に送る。アンプ22は光学ヘッ
ド21から送られてくる弱い信号を増幅して波形等化器
23に送る。波形等化器23は再生信号の符号間干渉を
除いて波形整形器24に出力する。波形整形器24で整
形された信号が弁別器26に送られ、ここで弁別された
2値(マーク・スペース)信号が復号器27に送られ、
復号された信号を出力する。
号に変換してアンプ22に送る。アンプ22は光学ヘッ
ド21から送られてくる弱い信号を増幅して波形等化器
23に送る。波形等化器23は再生信号の符号間干渉を
除いて波形整形器24に出力する。波形整形器24で整
形された信号が弁別器26に送られ、ここで弁別された
2値(マーク・スペース)信号が復号器27に送られ、
復号された信号を出力する。
【0007】以上、光学的記録再生装置における信号記
録と再生について簡単に説明したが、この光学的記録再
生装置のシステム構成自体は本発明と直接の関係はない
ので詳しい説明は省略して、次に、この種の記録再生装
置における信号の記録と消去について簡単に説明する。
録と再生について簡単に説明したが、この光学的記録再
生装置のシステム構成自体は本発明と直接の関係はない
ので詳しい説明は省略して、次に、この種の記録再生装
置における信号の記録と消去について簡単に説明する。
【0008】ディスク上の記録膜の相変化(転移)を利
用した記録は、まず、記録膜全面を加熱して充分結晶化
させておき、レーザ光を照射することにより、その熱で
記録膜をアモルファス化することで記録する。この結晶
化の温度は例えば400℃であり、アモルファス化の温
度は例えば600℃である。結晶状態をスペース(論理
「0」)、アモルファス状態をマーク(論理「1」)に
対応付けておけば、ディスクの記録膜にレーザ光を照射
することにより相変化を起こさせ信号を記録することが
できる。
用した記録は、まず、記録膜全面を加熱して充分結晶化
させておき、レーザ光を照射することにより、その熱で
記録膜をアモルファス化することで記録する。この結晶
化の温度は例えば400℃であり、アモルファス化の温
度は例えば600℃である。結晶状態をスペース(論理
「0」)、アモルファス状態をマーク(論理「1」)に
対応付けておけば、ディスクの記録膜にレーザ光を照射
することにより相変化を起こさせ信号を記録することが
できる。
【0009】図6はレーザの発光波形を示す。同図にお
いて、(a)はクロック信号で、繰り返し周期がTであ
る。(b)はディスク上に記録するテスト信号で、マー
クの長さが8Tのデータ信号である。(c)は、記録の
ときのレーザ発光波形である。また、(d)はレーザダ
イオード(レーザ光源)の出力パワーPeとしてDC発
光させた時のレーザ発光波形である。
いて、(a)はクロック信号で、繰り返し周期がTであ
る。(b)はディスク上に記録するテスト信号で、マー
クの長さが8Tのデータ信号である。(c)は、記録の
ときのレーザ発光波形である。また、(d)はレーザダ
イオード(レーザ光源)の出力パワーPeとしてDC発
光させた時のレーザ発光波形である。
【0010】図7はパワーPeを徐々に上げたときの再
生波形を示すもので、同図中に記入された信号Laは記
録膜がアモルファス状態となる信号レベル、Ltは再生
信号を弁別回路におけるコンパレータで閾値と比較する
ときの閾値、Lcは記録膜が結晶状態となる信号レベル
を表す。
生波形を示すもので、同図中に記入された信号Laは記
録膜がアモルファス状態となる信号レベル、Ltは再生
信号を弁別回路におけるコンパレータで閾値と比較する
ときの閾値、Lcは記録膜が結晶状態となる信号レベル
を表す。
【0011】同図において、(a)は図1を参照して後
述する弁別回路で弁別したマーク・スペース信号をラッ
チするためにシステム制御回路からラッチ回路に送るラ
ッチパルスである。(b)は8Tマークが記録された直
後の再生信号波形で、図示のとおり、マークはアモルフ
ァス状態の信号レベルLaにあり、スペースは結晶状態
の信号レベルLcにある。この状態では再生信号を弁別
回路のコンパレータで閾値Ltと比較したとき、マーク
(ハイレベルH)とスペース(ローレベルL)ははっき
りと区別でき、正確な読み取りができる。
述する弁別回路で弁別したマーク・スペース信号をラッ
チするためにシステム制御回路からラッチ回路に送るラ
ッチパルスである。(b)は8Tマークが記録された直
後の再生信号波形で、図示のとおり、マークはアモルフ
ァス状態の信号レベルLaにあり、スペースは結晶状態
の信号レベルLcにある。この状態では再生信号を弁別
回路のコンパレータで閾値Ltと比較したとき、マーク
(ハイレベルH)とスペース(ローレベルL)ははっき
りと区別でき、正確な読み取りができる。
【0012】パワーPeを少し上げてマーク信号の消去
をすると、(c)に示すとおり、8Tマークが半分消え
て、マークのレベルがコンパレータの閾値Ltより低く
なり、弁別回路の出力にマークの信号が検出されなくな
る。更に、パワーPeを増すと、(d)に示すようにマ
ークが完全に消えてしまい、記録した信号が失われてし
まう。
をすると、(c)に示すとおり、8Tマークが半分消え
て、マークのレベルがコンパレータの閾値Ltより低く
なり、弁別回路の出力にマークの信号が検出されなくな
る。更に、パワーPeを増すと、(d)に示すようにマ
ークが完全に消えてしまい、記録した信号が失われてし
まう。
【0013】パワーPeを更に上げていくと、同図
(e)に示すとおり、ディスクの記録媒体が結晶状態か
らアモルファス化し始め、その値は弁別回路中のコンパ
レータの閾値Ltに近づいていく。パワーPeを更に増
加すると、トレースした所が完全にアモルファス化して
しまい、(f)に示すように、コンパレータで閾値Lt
と比較した時に全体がマークの信号になってしまう。
(e)に示すとおり、ディスクの記録媒体が結晶状態か
らアモルファス化し始め、その値は弁別回路中のコンパ
レータの閾値Ltに近づいていく。パワーPeを更に増
加すると、トレースした所が完全にアモルファス化して
しまい、(f)に示すように、コンパレータで閾値Lt
と比較した時に全体がマークの信号になってしまう。
【0014】上記の説明から明らかなとおり、ディスク
上の信号を消去するための消去パワーは小さ過ぎてもい
けないが大き過ぎてもいけない。記録されている信号が
完全に消える状態にするために必要なパワーを測定し
て、そのパワーに消去パワーを設定する必要がある。
上の信号を消去するための消去パワーは小さ過ぎてもい
けないが大き過ぎてもいけない。記録されている信号が
完全に消える状態にするために必要なパワーを測定し
て、そのパワーに消去パワーを設定する必要がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】近年、記録波長の短波
長化に伴い、記録時に周囲環境温度やディスクの感度む
らの影響を受けやすくなっている。相変化ディスクのド
ライブや光磁気(MO)ディスクのドライブにはレーザ
による熱記録が用いられているから、周囲環境温度やデ
ィスクの感度にかかわらず記録パワーを固定した記録方
法では最適記録が出来なくなることがある。
長化に伴い、記録時に周囲環境温度やディスクの感度む
らの影響を受けやすくなっている。相変化ディスクのド
ライブや光磁気(MO)ディスクのドライブにはレーザ
による熱記録が用いられているから、周囲環境温度やデ
ィスクの感度にかかわらず記録パワーを固定した記録方
法では最適記録が出来なくなることがある。
【0016】これに対する一つの対策として、記録に先
だって、その記録しようとするディスクに試し書きをす
ることにより最適記録パワーの設定を行う方法があり、
MOディスクの記録において行われている。しかし、こ
れを相変化ディスクに適用するには、記録パワーPwだ
けでなく消去パワーPeも最適化する必要がある。
だって、その記録しようとするディスクに試し書きをす
ることにより最適記録パワーの設定を行う方法があり、
MOディスクの記録において行われている。しかし、こ
れを相変化ディスクに適用するには、記録パワーPwだ
けでなく消去パワーPeも最適化する必要がある。
【0017】何故ならば、MOディスクの消去比は、図
8に示すように、消去パワーに対して単調増加するが、
相変化ディスクは図9に示すように消去パワーに対して
上に凸の特性を示すからである。
8に示すように、消去パワーに対して単調増加するが、
相変化ディスクは図9に示すように消去パワーに対して
上に凸の特性を示すからである。
【0018】ここで図8を参照してこの様子を更に詳し
く説明すると、同図に示すとおり、MO(光磁気)ディ
スクの消去比は、消去パワーPeをゼロから増加してい
くと或点から消去が始まり消去比は対数的に増加する。
この場合、消去比が40dB以上になる点を実用上問題
のない点として選んでいる。
く説明すると、同図に示すとおり、MO(光磁気)ディ
スクの消去比は、消去パワーPeをゼロから増加してい
くと或点から消去が始まり消去比は対数的に増加する。
この場合、消去比が40dB以上になる点を実用上問題
のない点として選んでいる。
【0019】それに比べて、一般に相変化ディスクの消
去比は図9のようになり、消去パワーPeをゼロから増
加していくと、消去比は或点から急激に増加し、その後
一定になり、更に消去パワーPeを増加すると消去比は
急激に低下する。そこで、消去比が25dB以上になる
範囲を実用上問題がない範囲として選び、消去パワーP
eをこの範囲内の値に設定する。
去比は図9のようになり、消去パワーPeをゼロから増
加していくと、消去比は或点から急激に増加し、その後
一定になり、更に消去パワーPeを増加すると消去比は
急激に低下する。そこで、消去比が25dB以上になる
範囲を実用上問題がない範囲として選び、消去パワーP
eをこの範囲内の値に設定する。
【0020】上記は、ディスク上に記録されたデータ信
号をDC(直流)発光させたレーザでトレースして、そ
のデータ信号を消去し、消去後、新たに信号を書き込む
場合の説明であるが、この方法では、消去のための操作
と記録のための操作が必要である。
号をDC(直流)発光させたレーザでトレースして、そ
のデータ信号を消去し、消去後、新たに信号を書き込む
場合の説明であるが、この方法では、消去のための操作
と記録のための操作が必要である。
【0021】これに対して下記に説明する記録方法は、
ディスク上に記録された古いデータ信号の上に新しいデ
ータ信号を重ね書きすることにより、古い信号を消去し
て新しい信号を書き込むことができる。
ディスク上に記録された古いデータ信号の上に新しいデ
ータ信号を重ね書きすることにより、古い信号を消去し
て新しい信号を書き込むことができる。
【0022】図5において、(a)は周期Tのクロック
パルス、(b)は2Tのマークとスペースから成るテス
ト用記録信号、(c)は2Tデータ記録時のレーザ発光
波形を示す。このレーザ波形において、Pwは相変化デ
ィスクをアモルファス化するパワー、即ち、記録パワー
を表し、Peは相変化ディスクを結晶化するパワー、即
ち、消去パワーを表している。
パルス、(b)は2Tのマークとスペースから成るテス
ト用記録信号、(c)は2Tデータ記録時のレーザ発光
波形を示す。このレーザ波形において、Pwは相変化デ
ィスクをアモルファス化するパワー、即ち、記録パワー
を表し、Peは相変化ディスクを結晶化するパワー、即
ち、消去パワーを表している。
【0023】(d)は7Tのマークとスペースの繰り返
しから成るテスト用記録信号、(e)は7Tデータ記録
時のレーザ発光波形を示している。このレーザ発光波形
においても同様にPwは相変化ディスクをアモルファス
化するパワー、Peは相変化ディスクを結晶化するパワ
ーである。
しから成るテスト用記録信号、(e)は7Tデータ記録
時のレーザ発光波形を示している。このレーザ発光波形
においても同様にPwは相変化ディスクをアモルファス
化するパワー、Peは相変化ディスクを結晶化するパワ
ーである。
【0024】図5の(c)及び(e)において、レーザ
の発光波形は、点線で示す0mWに対して消去パワーP
eがあり、その上にPeとPwの間で変化する2値信号
が重畳されたかたちになっている。
の発光波形は、点線で示す0mWに対して消去パワーP
eがあり、その上にPeとPwの間で変化する2値信号
が重畳されたかたちになっている。
【0025】(c)の発光波形と(e)の発光波形を比
較すると、レーザの発光波形は2Tのマーク・スペース
のデータ信号の場合と、7Tのマーク・スペースのデー
タ信号の場合とでは異なった波形になっている。記録信
号に応じて、このように異なった波形で発光することに
より、相変化ディスクに対してダイレクトオーバライト
(直接重ね書き)ができる。
較すると、レーザの発光波形は2Tのマーク・スペース
のデータ信号の場合と、7Tのマーク・スペースのデー
タ信号の場合とでは異なった波形になっている。記録信
号に応じて、このように異なった波形で発光することに
より、相変化ディスクに対してダイレクトオーバライト
(直接重ね書き)ができる。
【0026】この場合、相変化ディスクに対する記録
は、次の手順で行われる。 1,上記(b)に示すような2Tのマーク・スペースの
繰り返し信号を記録する。 2,その2Tのマーク・スペースの繰り返し信号のキャ
リアレベルを測定する。 3,次に、上記2Tのマーク・スペースの信号が記録さ
れた上に7Tのマーク・スペースの繰り返し信号を記録
する。 4,2Tのマーク・スペースの繰り返し信号のキャリア
レベルを測定する。 5,上記2と4の項目で測定したキャリアレベル差によ
り、2Tのマーク・スペースの繰り返し信号の消去比を
求める。
は、次の手順で行われる。 1,上記(b)に示すような2Tのマーク・スペースの
繰り返し信号を記録する。 2,その2Tのマーク・スペースの繰り返し信号のキャ
リアレベルを測定する。 3,次に、上記2Tのマーク・スペースの信号が記録さ
れた上に7Tのマーク・スペースの繰り返し信号を記録
する。 4,2Tのマーク・スペースの繰り返し信号のキャリア
レベルを測定する。 5,上記2と4の項目で測定したキャリアレベル差によ
り、2Tのマーク・スペースの繰り返し信号の消去比を
求める。
【0027】以上の項目1〜5を、Peを0から消去比
が悪化するパワーまで変化させて繰り返し行う。一般に
相変化ディスクの消去比は図9のようになり、消去パワ
ーPeをゼロから増加していくと、消去比は或点から急
激に増加し、その後一定になり、更に消去パワーPeを
増加すると消去比は急激に低下する。そこで、消去比が
25dB以上になる範囲を実用上問題がない範囲として
選び、消去パワーPeをこの範囲内の値に設定する。
が悪化するパワーまで変化させて繰り返し行う。一般に
相変化ディスクの消去比は図9のようになり、消去パワ
ーPeをゼロから増加していくと、消去比は或点から急
激に増加し、その後一定になり、更に消去パワーPeを
増加すると消去比は急激に低下する。そこで、消去比が
25dB以上になる範囲を実用上問題がない範囲として
選び、消去パワーPeをこの範囲内の値に設定する。
【0028】以上の方法では、1つの測定点について、
記録動作が2回必要になる。即ち、2Tのマーク・スペ
ース繰り返し信号の記録と7Tのマーク・スペース繰り
返し信号の記録である。
記録動作が2回必要になる。即ち、2Tのマーク・スペ
ース繰り返し信号の記録と7Tのマーク・スペース繰り
返し信号の記録である。
【0029】本発明は、上記従来の測定方法による記録
再生装置の欠点を克服して、一回の記録動作で済み、か
つ、記録パターンも1種類で済む測定方法を用いて1つ
の測定点について1回の消去動作で済む記録再生装置を
提供することを課題とする。
再生装置の欠点を克服して、一回の記録動作で済み、か
つ、記録パターンも1種類で済む測定方法を用いて1つ
の測定点について1回の消去動作で済む記録再生装置を
提供することを課題とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、その一観点に従えば、下記のステップ
を含む消去パワー設定方法を提供する。即ち、ディスク
上の或トラックにテスト信号を記録する第1ステップ
と、上記記録されたテスト信号が消えない大きさの予め
定められたレーザ出力パワーPeを初期値として設定す
る第2ステップと、上記パワーPeでレーザをDC発光
させて上記トラックをトレースし、上記トラックから信
号を再生し、該再生した信号のマークレベルを所定の閾
値レベルと比較する第3ステップと、該マークレベルが
閾値レベルを越えていなければ、パワーPeを微小量増
加して上記第3ステップを繰り返す第4ステップと、上
記マークレベルが閾値を越えた時、その時のパワーPe
を第1の記憶値として記憶する第5ステップと、上記パ
ワーPeを微小量増加し、該増加したパワーPeでレー
ザをDC発光させて上記トラックをトレースして該トラ
ックから信号を再生し、再生した信号のマークレベルを
所定の閾値レベルと比較する第6ステップと、上記マー
クレベルが閾値レベルを越えていれば、上記第6ステッ
プを繰り返す第7ステップと、上記マークレベルが閾値
レベルを越えていなければ、その時のパワーPeを第2
の記憶値として記憶し、上記第1及び第2の記憶値に基
いて消去パワーの設定を行う第8ステップと、を含む相
変化ディスクの消去パワー設定方法を提供する。
めに、本発明は、その一観点に従えば、下記のステップ
を含む消去パワー設定方法を提供する。即ち、ディスク
上の或トラックにテスト信号を記録する第1ステップ
と、上記記録されたテスト信号が消えない大きさの予め
定められたレーザ出力パワーPeを初期値として設定す
る第2ステップと、上記パワーPeでレーザをDC発光
させて上記トラックをトレースし、上記トラックから信
号を再生し、該再生した信号のマークレベルを所定の閾
値レベルと比較する第3ステップと、該マークレベルが
閾値レベルを越えていなければ、パワーPeを微小量増
加して上記第3ステップを繰り返す第4ステップと、上
記マークレベルが閾値を越えた時、その時のパワーPe
を第1の記憶値として記憶する第5ステップと、上記パ
ワーPeを微小量増加し、該増加したパワーPeでレー
ザをDC発光させて上記トラックをトレースして該トラ
ックから信号を再生し、再生した信号のマークレベルを
所定の閾値レベルと比較する第6ステップと、上記マー
クレベルが閾値レベルを越えていれば、上記第6ステッ
プを繰り返す第7ステップと、上記マークレベルが閾値
レベルを越えていなければ、その時のパワーPeを第2
の記憶値として記憶し、上記第1及び第2の記憶値に基
いて消去パワーの設定を行う第8ステップと、を含む相
変化ディスクの消去パワー設定方法を提供する。
【0031】上記の方法において、上記第1と第2の記
憶値に基いて消去パワーの設定を行う第8のステップ
が、第1と第2の記憶値の単純加算平均を計算すること
によって消去パワーを決めるステップとすることができ
る。
憶値に基いて消去パワーの設定を行う第8のステップ
が、第1と第2の記憶値の単純加算平均を計算すること
によって消去パワーを決めるステップとすることができ
る。
【0032】また、上記の方法において、上記第1と第
2の記憶値に基いて消去パワーの設定を行う第8のステ
ップが、第1と第2の記憶値の加重平均を計算すること
によって消去パワーを決めるステップとすることができ
る。
2の記憶値に基いて消去パワーの設定を行う第8のステ
ップが、第1と第2の記憶値の加重平均を計算すること
によって消去パワーを決めるステップとすることができ
る。
【0033】本発明は、その第二の観点によれば、下記
の記録再生装置を提供する。即ち、ディスク上の記録媒
体に信号を記録し、かつ、記録された信号を読み取るこ
とのできる光学ヘッドと、読み取った信号のマークレベ
ルを所定の閾値と比較して該マークレベルが閾値よりも
高いか低いかを弁別する弁別回路と、該弁別回路の出力
に基いて上記光学ヘッドに送るパワー制御信号を生成す
る回路を有するシステム制御回路とを備えた相変化ディ
スクの記録再生装置であって、上記システム制御回路
が、上記パワーPeの初期値として、記録されたテスト
信号が消えない大きさの予め定められた値を設定し、再
生信号のマークレベルが閾値レベルを越えない間は、パ
ワーPeを微小量増加して上記光学ヘッドへ送り、上記
マークレベルが閾値を越えると、その時のパワーPeを
第1の記憶値として記憶し、更に上記パワーPeを微小
量増加し、該増加したパワーPeを上記光学ヘッドへ送
り、上記マークレベルが閾値レベルより低くなったと
き、その時のパワーPeを第2の記憶値として記憶し、
上記第1及び第2の記憶値に基いて消去パワーの設定を
行うようになった相変化ディスクの記録再生装置を提供
する。
の記録再生装置を提供する。即ち、ディスク上の記録媒
体に信号を記録し、かつ、記録された信号を読み取るこ
とのできる光学ヘッドと、読み取った信号のマークレベ
ルを所定の閾値と比較して該マークレベルが閾値よりも
高いか低いかを弁別する弁別回路と、該弁別回路の出力
に基いて上記光学ヘッドに送るパワー制御信号を生成す
る回路を有するシステム制御回路とを備えた相変化ディ
スクの記録再生装置であって、上記システム制御回路
が、上記パワーPeの初期値として、記録されたテスト
信号が消えない大きさの予め定められた値を設定し、再
生信号のマークレベルが閾値レベルを越えない間は、パ
ワーPeを微小量増加して上記光学ヘッドへ送り、上記
マークレベルが閾値を越えると、その時のパワーPeを
第1の記憶値として記憶し、更に上記パワーPeを微小
量増加し、該増加したパワーPeを上記光学ヘッドへ送
り、上記マークレベルが閾値レベルより低くなったと
き、その時のパワーPeを第2の記憶値として記憶し、
上記第1及び第2の記憶値に基いて消去パワーの設定を
行うようになった相変化ディスクの記録再生装置を提供
する。
【0034】上記の装置において、上記第1と第2の記
憶値に基いて消去パワーの設定を行う手段が、第1と第
2の記憶値の単純加算平均または加重平均を計算する回
路を含むことができる。
憶値に基いて消去パワーの設定を行う手段が、第1と第
2の記憶値の単純加算平均または加重平均を計算する回
路を含むことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明の相変化
ディスク記録再生装置の一実施の形態の説明をする。同
図は、再生系の回路のみを示したもので、光学ヘッド
1、再生アンプ2、弁別回路3、ラッチ回路4及びシス
テム制御回路を含む。
ディスク記録再生装置の一実施の形態の説明をする。同
図は、再生系の回路のみを示したもので、光学ヘッド
1、再生アンプ2、弁別回路3、ラッチ回路4及びシス
テム制御回路を含む。
【0036】ディスク上に記録されたデータ信号を光学
ヘッド1で読み取り、読み取った信号を再生アンプ2で
増幅し、弁別回路3のコンパレータで基準値と比較して
その信号の状態がマークかスペースかを決める。弁別回
路3の出力はラッチ回路4にラッチされ、その信号のレ
ベルがH(ハイ)かL(ロー)かをシステム制御回路5
に伝える。この時、ラッチ回路にラッチされる値はシス
テム制御回路5から送られてくるラッチ制御信号に基い
てラッチされる。
ヘッド1で読み取り、読み取った信号を再生アンプ2で
増幅し、弁別回路3のコンパレータで基準値と比較して
その信号の状態がマークかスペースかを決める。弁別回
路3の出力はラッチ回路4にラッチされ、その信号のレ
ベルがH(ハイ)かL(ロー)かをシステム制御回路5
に伝える。この時、ラッチ回路にラッチされる値はシス
テム制御回路5から送られてくるラッチ制御信号に基い
てラッチされる。
【0037】システム制御回路5は、ラッチ回路4から
送られてきた信号の状態を調べて光学ヘッドに対するレ
ーザパワー制御信号を出す。次に、この再生系の回路の
動作を、図2を参照して、説明する。
送られてきた信号の状態を調べて光学ヘッドに対するレ
ーザパワー制御信号を出す。次に、この再生系の回路の
動作を、図2を参照して、説明する。
【0038】ステップS0において動作開始し、ステッ
プS1において、或1つのトラックaに8T程度のマー
クを記録する。この際、マークの長さの条件はラッチの
タイミングが厳しくならないものなら何でもよい。この
ままトラックaを読むとコンパレータの出力はHとな
る。
プS1において、或1つのトラックaに8T程度のマー
クを記録する。この際、マークの長さの条件はラッチの
タイミングが厳しくならないものなら何でもよい。この
ままトラックaを読むとコンパレータの出力はHとな
る。
【0039】マークの記録を行った後ステップS2に進
み、消去パワーPeの初期値設定を行う。この初期値設
定は、前もって実験により検討しておいた大体の値P1
を使い、この値をPeに代入する。P1の値は記録され
た信号が消えないであろう値ならばどんな値でもよい。
み、消去パワーPeの初期値設定を行う。この初期値設
定は、前もって実験により検討しておいた大体の値P1
を使い、この値をPeに代入する。P1の値は記録され
た信号が消えないであろう値ならばどんな値でもよい。
【0040】ステップS3に進んで、レーザを上記の消
去パワーPeでDC発光させ、このレーザ光を使ってト
ラックaをトレースする。ステップS4に進み、トラッ
クaから信号を再生し、弁別回路のコンパレータで基準
値と比較し、その比較結果をラッチ回路4にラッチし、
そのラッチした値をシステム制御回路に送る。
去パワーPeでDC発光させ、このレーザ光を使ってト
ラックaをトレースする。ステップS4に進み、トラッ
クaから信号を再生し、弁別回路のコンパレータで基準
値と比較し、その比較結果をラッチ回路4にラッチし、
そのラッチした値をシステム制御回路に送る。
【0041】ステップS5に進み、システム制御回路5
はラッチ回路4から送られてきたコンパレータの出力が
H(ハイレベル)かL(ローレベル)かの判定を行い、
LであればステップS6に進み、消去パワーPeを微小
量ΔPだけ増加してステップS3に戻る。
はラッチ回路4から送られてきたコンパレータの出力が
H(ハイレベル)かL(ローレベル)かの判定を行い、
LであればステップS6に進み、消去パワーPeを微小
量ΔPだけ増加してステップS3に戻る。
【0042】コンパレータの出力がLの間は、上記ステ
ップS3〜S6の動作を繰り返し行うが、コンパレータ
出力がHになると、ステップS7に進み、その時の消去
パワーPeをPe(low)として記憶する。
ップS3〜S6の動作を繰り返し行うが、コンパレータ
出力がHになると、ステップS7に進み、その時の消去
パワーPeをPe(low)として記憶する。
【0043】ステップS8に進み、消去パワーPeをΔ
Pだけ増加する。再びレーザをパワーPeでDC発光さ
せてトラックaをトレースする。ステップS10に進
み、トラックaから信号を再生し、ステップS11でコ
ンパレータの出力を判定し、もし、その出力がHなら
ば、ステップS8に戻り、ステップS8〜S11を繰り
返してパワーPeを更に増加させる。
Pだけ増加する。再びレーザをパワーPeでDC発光さ
せてトラックaをトレースする。ステップS10に進
み、トラックaから信号を再生し、ステップS11でコ
ンパレータの出力を判定し、もし、その出力がHなら
ば、ステップS8に戻り、ステップS8〜S11を繰り
返してパワーPeを更に増加させる。
【0044】ステップS11でコンパレータからの出力
を判定した結果がLになるとステップS12に進み、そ
の時のPeをPe(high)として記憶する。ステッ
プS13に進んで設定するPeを計算する。この計算は
Pe(low)とPe(high)の単純加算平均値、
即ち、 Pe=(Pe(high)+Pe(low))/2 で与えられる。
を判定した結果がLになるとステップS12に進み、そ
の時のPeをPe(high)として記憶する。ステッ
プS13に進んで設定するPeを計算する。この計算は
Pe(low)とPe(high)の単純加算平均値、
即ち、 Pe=(Pe(high)+Pe(low))/2 で与えられる。
【0045】上記消去パワーの設定における、Pe(h
igh)とPe(low)との関係は図3、図4に示す
ようになっている。前述のとおり、Pe(low)はコ
ンパレータの出力がLからHに変わった点のパワーPe
の値であり、Pe(high)はパワーPeを増加して
いった結果消去しなくなった時のパワーPeの値であ
る。
igh)とPe(low)との関係は図3、図4に示す
ようになっている。前述のとおり、Pe(low)はコ
ンパレータの出力がLからHに変わった点のパワーPe
の値であり、Pe(high)はパワーPeを増加して
いった結果消去しなくなった時のパワーPeの値であ
る。
【0046】消去パワーはPe(low)とPe(hi
gh)との中間の値に選ばれ、図3は単純に加算平均値
をとることによって決定される場合を示す。また、図4
はPe(low)とPe(high)の間をα対βに分
割する点に選ぶ場合を示す。この場合、αとβによる加
重平均値は {β*Pe(low)+α*Pe(high)}/(α
+β) で与えられる。ここでαとβの値を適正に選ぶことによ
り消去パワーとして最適な値を設定することができる。
gh)との中間の値に選ばれ、図3は単純に加算平均値
をとることによって決定される場合を示す。また、図4
はPe(low)とPe(high)の間をα対βに分
割する点に選ぶ場合を示す。この場合、αとβによる加
重平均値は {β*Pe(low)+α*Pe(high)}/(α
+β) で与えられる。ここでαとβの値を適正に選ぶことによ
り消去パワーとして最適な値を設定することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の記録再生装置は上記の消去パワ
ー設定回路を備えているので、消去パワーの設定が容易
であり、システム制御回路によりレーザパワーの最適化
も容易にできる。
ー設定回路を備えているので、消去パワーの設定が容易
であり、システム制御回路によりレーザパワーの最適化
も容易にできる。
【図1】本発明の記録再生装置再生系回路の概略ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の記録再生装置の消去パワー設定動作フ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図3】相変化記録媒体の消去特性図である。
【図4】相変化記録媒体の消去特性図である。
【図5】テスト用記録波形の波形図である。
【図6】テスト用記録波形の波形図である。
【図7】相変化ディスクの記録と消去の説明図である。
【図8】MOディスクの消去比を示す特性図である。
【図9】相変化ディスクの消去特性を示す特性図であ
る。
る。
【図10】相変化ディスク記録再生装置の記録系回路ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図11】相変化ディスク記録再生装置の再生系回路ブ
ロック図である。
ロック図である。
1 光学ヘッド、2 再生アンプ、3 弁別回路(コン
パレータ)、4 ラッチ回路、5 システム制御回路
パレータ)、4 ラッチ回路、5 システム制御回路
Claims (5)
- 【請求項1】 ディスク上の或トラックにテスト信号を
記録する第1ステップと、 上記記録されたテスト信号が消えない大きさの予め定め
られたレーザパワーPeを初期値として設定する第2ス
テップと、 上記パワーPeでレーザをDC発光させて上記トラック
をトレースし、上記トラックから信号を再生し、該再生
した信号のマークレベルを所定の閾値レベルと比較する
第3ステップと、 該マークレベルが閾値レベルを越えていなければ、パワ
ーPeを微小量増加して上記第3ステップを繰り返す第
4ステップと、 上記マークレベルが閾値を越えた時、その時のパワーP
eを第1の記憶値として記憶する第5ステップと、 上記パワーPeを微小量増加し、該増加したパワーPe
でレーザをDC発光させて上記トラックをトレースして
該トラックから信号を再生し、再生した信号のマークレ
ベルを上記所定の閾値レベルと比較する第6ステップ
と、 上記マークレベルが閾値レベルを越えていれば、上記第
6ステップを繰り返す第7ステップと、 上記マークレベルが閾値レベルを越えていなければ、そ
の時のパワーPeを第2の記憶値として記憶し、上記第
1及び第2の記憶値に基いて消去パワーの設定を行う第
8ステップと、を含む相変化ディスクの消去パワー設定
方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記第
1と第2の記憶値に基いて消去パワーの設定を行う第8
のステップが、第1と第2の記憶値の単純加算平均を計
算することによって消去パワーを決めるステップである
相変化ディスクの消去パワー設定方法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、前記第
1と第2の記憶値に基いて消去パワーの設定を行う第8
のステップが、第1と第2の記憶値の加重平均を計算す
ることによって消去パワーを決めるステップである相変
化ディスクの消去パワー設定方法。 - 【請求項4】 ディスク上の記録媒体に信号を記録し、
かつ、記録された信号を読み取ることのできる光学ヘッ
ドと、読み取った信号のマークレベルを所定の閾値と比
較して該マークレベルが閾値よりも高いか低いかを弁別
する弁別回路と、該弁別回路の出力に基いて上記光学ヘ
ッドに送るパワー制御信号を生成する回路を有するシス
テム制御回路とを備えた相変化ディスクの記録再生装置
であって、 上記システム制御回路が、 上記光学ヘッドから出るレーザパワーPeの初期値とし
て、記録されたテスト信号が消えない大きさの予め定め
られた値を設定し、再生信号のマークレーザが閾値レベ
ルを越えない間は、上記パワーPeを微小量増加した制
御信号を上記光学ヘッドへ送り、上記マークレーザが閾
値を越えると、その時のパワーPeを第1の記憶値とし
て記憶し、更に上記パワーPeを微小量増加し、該増加
したパワーの制御信号を上記光学ヘッドへ送り、上記マ
ークレベルが閾値レベルより低くなったとき、その時の
パワーPeを第2の記憶値として記憶し、上記第1及び
第2の記憶値に基いて消去パワーの設定を行うようにな
った相変化ディスクの記録再生装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、前記第
1と第2の記憶値に基いて消去パワーの設定を行う手段
が、第1と第2の記憶値の単純加算平均または加重平均
を計算する回路を含む相変化ディスクの記録再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8339854A JPH10188286A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 相変化ディスクの記録再生装置におけるレーザの消去パワー設定方法及び相変化ディスクの記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8339854A JPH10188286A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 相変化ディスクの記録再生装置におけるレーザの消去パワー設定方法及び相変化ディスクの記録再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10188286A true JPH10188286A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18331458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8339854A Pending JPH10188286A (ja) | 1996-12-19 | 1996-12-19 | 相変化ディスクの記録再生装置におけるレーザの消去パワー設定方法及び相変化ディスクの記録再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10188286A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003046899A1 (fr) * | 2001-11-27 | 2003-06-05 | Tdk Corporation | Support et procede d'enregistrement optique |
US7035184B2 (en) | 2002-04-01 | 2006-04-25 | Teac Corporation | Optical disk apparatus with optimal erasing speed |
US7154826B2 (en) | 2003-04-01 | 2006-12-26 | Hitachi Maxell, Ltd. | Information recording method, information recording medium and information recording apparatus |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP8339854A patent/JPH10188286A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003046899A1 (fr) * | 2001-11-27 | 2003-06-05 | Tdk Corporation | Support et procede d'enregistrement optique |
US7035184B2 (en) | 2002-04-01 | 2006-04-25 | Teac Corporation | Optical disk apparatus with optimal erasing speed |
US7154826B2 (en) | 2003-04-01 | 2006-12-26 | Hitachi Maxell, Ltd. | Information recording method, information recording medium and information recording apparatus |
US7190647B2 (en) | 2003-04-01 | 2007-03-13 | Hitachi Maxell, Ltd. | Information recording method and medium having optimum erasing power |
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