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JPH10182133A - シリコン精製方法 - Google Patents

シリコン精製方法

Info

Publication number
JPH10182133A
JPH10182133A JP8347803A JP34780396A JPH10182133A JP H10182133 A JPH10182133 A JP H10182133A JP 8347803 A JP8347803 A JP 8347803A JP 34780396 A JP34780396 A JP 34780396A JP H10182133 A JPH10182133 A JP H10182133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon
container
graphite
refining
releasing agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8347803A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Hanazawa
和浩 花澤
Yasuhiko Sakaguchi
泰彦 阪口
Yoshihide Kato
嘉英 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP8347803A priority Critical patent/JPH10182133A/ja
Publication of JPH10182133A publication Critical patent/JPH10182133A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Silicon Compounds (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】黒鉛容器を用いて電子ビーム溶解によりシリコ
ンを精製する場合に、黒鉛容器の長寿命化を図る。 【解決手段】黒鉛製シリコン精製容器1の内面に、シリ
コン3の精製目標不純物濃度よりも低い不純物濃度を有
するSiC又はCを離型剤2として、塗布し、シリコン
の剥離を容易にし、黒鉛容器の再利用を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池用シリコン
を対象として電子ビーム加熱により真空中でP,Al,
Ca等の不純物除去を行う際に用いるシリコン精製方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年エネルギー源の多様化の要求から太
陽光発電がエネルギー源として脚光をあび、低価格発電
装置の実用化に向け研究開発が盛んに行われている。こ
のような状況の中で、太陽電池用原料としてシリコンは
最も汎用されやすい材料であり、しかも、動力用電力供
給に使われる材料として結晶系シリコンが最も重要視さ
れている。
【0003】太陽電池用原料として用いられるシリコン
の純度は99.9999%(6N)以上が必要とされ、
シリコン中に含有される不純物の濃度はppmオーダー
以下まで低減する必要がある。従来、市販の金属シリコ
ン(純度99.5%)から上記高純度シリコンを製造す
るには、P、Al、Ca等の不純物元素を電子ビーム溶
解により短時間で同時に除去可能なことが知られてい
る。
【0004】電子ビーム溶解によるP、Al、Ca等の
不純物の蒸発除去の利点を生かして電子ビームを加熱源
とし、短時間にP、Al、Ca等の不純物を除去する技
術が開発され、さらに、従来シリコン精製容器として水
冷坩堝が使用れていたが、熱効率が低いのでこれを改善
し黒鉛容器を用いることにより溶融シリコンの高温化す
なわち上記不純物除去速度のさらなる向上を図る技術が
開発された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような黒鉛容器を
用いれば水冷容器に比べ、不純物(P、Al、Ca)の
除去速度が大幅に向上するという利点はあったが黒鉛容
器の再利用を考えた場合、黒鉛容器の中にシリコンが付
着して離れなくなり、分離できないという問題があっ
た。特に、容器内壁の湯面より上部に付着した蒸着物は
上記不純物が濃縮されているため、除去しないと、シリ
コン不純物濃度のばらつき等、付着物からの汚染が原因
となる問題も生じた。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
開発されたもので、シリコンの電子ビーム溶解によるシ
リコン精製に用いる黒鉛容器の繰返し利用、長寿命化を
図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は電子ビームを加
熱源として用い、真空中でシリコンの精製を行う黒鉛製
シリコン精製容器の内面に、離型剤として電子ビーム溶
解に必要な高温、高真空に耐え、かつシリコンへの汚染
のないSiC又はCの粉末を塗布あるいは蒸着すること
を特徴とするシリコン精製方法である。
【0008】前記離型剤はシリコンの精製目標不純物濃
度よりも低い不純物濃度を有する材料とすると好まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はシリコンの電子ビーム溶解
によるシリコン精製に用いる黒鉛容器の断面図である。
本発明では黒鉛容器内面に離型剤を塗布し、シリコンの
剥離を容易にし、黒鉛容器の破損を防止し、容器の再利
用を可能とする。離型剤としてはSiC又はCを用い
る。これらの離型剤は高温高真空で安定しており、かつ
シリコン中の炭素の溶解量が100ppm程度であり、
酸化除去しやすい。
【0010】離型剤の塗布は、バインダとして水及びP
VAを用い、黒鉛容器の内側に刷毛塗り又はスプレー
し、その後スタンプし高密度とする。スタンプするの
は、シリコンが離型剤層に浸み込むのを防止するためで
ある。離型剤を塗布することによりシリコンと容器との
付着が防止され、容器とシリコンインゴット分離後の黒
鉛容器の再利用、ならびに、汚染の原因となる蒸着した
シリコンの分離が可能となる。従って黒鉛容器の繰返し
使用、長寿命化を達成することができる。
【0011】
【実施例】純水に1%のPVAを加えた溶液を、平均粒
径0.5μmの炭素粒子に加え、水分30%のスラリー
とした。このスラリーを内寸300mm×150mm×
5mmの黒鉛容器の内壁にスプレーにより塗布し、スタ
ンプ後、黒鉛容器とともにAr雰囲気中、1500℃で
3時間乾燥した。乾燥後の炭素粒子層の厚みは、約1m
mであった。
【0012】上記容器中に2000gの市販金属級シリ
コンを装入し、電子ビーム出力30kWで1時間シリコ
ンの溶解を行った後、シリコンインゴットと容器の分離
を試みた結果、問題なく分離可能であることが判った。
同様に平均粒径0.4μmの炭化珪素粒子についても同
上の実験を行ったところ同様の結果が得られた。
【0013】また分離後のシリコンインゴット中の炭素
濃度を燃焼法により測定したところ55ppmであっ
た。また、黒鉛容器表面に緻密な厚み約100μmの炭
化珪素膜を化学蒸着法により被覆し、同様の溶解テスト
を行ったところ、これも同様の結果が得られた。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、電子ビームによる黒鉛
容器内のシリコン装置において、従来1〜2回の使用に
より新品に交換していた黒鉛容器が、繰返し使用するこ
とが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】黒鉛容器の断面図である。
【符号の説明】
1 黒鉛容器 2 離型剤 3 シリコン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームを加熱源として用い、真空中
    でシリコン精製を行う黒鉛製シリコン精製容器の内面に
    離型剤としてSiC又はCを塗布あるいは蒸着すること
    を特徴とするシリコン精製方法。
  2. 【請求項2】 前記離型剤はシリコンの精製目標不純物
    濃度よりも低い不純物濃度を有する材料であることを特
    徴とする請求項1記載のシリコン精製方法。
JP8347803A 1996-12-26 1996-12-26 シリコン精製方法 Withdrawn JPH10182133A (ja)

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JP8347803A JPH10182133A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 シリコン精製方法

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JPH10182133A true JPH10182133A (ja) 1998-07-07

Family

ID=18392696

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JP8347803A Withdrawn JPH10182133A (ja) 1996-12-26 1996-12-26 シリコン精製方法

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