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JPH10181122A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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Publication number
JPH10181122A
JPH10181122A JP34916896A JP34916896A JPH10181122A JP H10181122 A JPH10181122 A JP H10181122A JP 34916896 A JP34916896 A JP 34916896A JP 34916896 A JP34916896 A JP 34916896A JP H10181122 A JPH10181122 A JP H10181122A
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JP
Japan
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paper
printing material
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Application number
JP34916896A
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English (en)
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JP3750241B2 (ja
Inventor
Naotaka Uehara
直隆 上原
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP34916896A priority Critical patent/JP3750241B2/ja
Publication of JPH10181122A publication Critical patent/JPH10181122A/ja
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Publication of JP3750241B2 publication Critical patent/JP3750241B2/ja
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1個の給排紙口から給排紙される用紙に対し誤
りなく印刷を行う印刷装置を提供する。 【解決手段】印刷キー又はホスト機器からの印刷指示を
参照し(S1)印刷指示があれば(S1がY)画像デー
タに基づく印刷データの作成等の印刷準備を行って(S
2)フラグFを参照する(S3)。フラグFが「1」な
ら(S3がN)給排紙口の用紙センサAがオンしてお
り、この場合は印刷済みの用紙が取り除かれていないと
判断して印刷不作動とし(S11)LEDを点滅させて
警告報知する(S12)。フラグFが「0」なら(S3
がY)用紙センサAが用紙を検出するのを待機し(S4
がN)用紙検出を確認して(S4がY)、印刷処理(S
5)及び印刷済みの用紙排出処理(S6)を行う。用紙
センサAが排紙を検出している間は(S7がY)F=1
とし(S8)、用紙が取り除かれて不検知なら(S7が
N)F=0(S9)として、一定時間後(S10)にS
1の処理に戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単葉の被印刷材印
刷を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図7に示すような小型のプリ
ンタがある。同図は熱転写式プリンタの主要部のみを模
式的に示す側断面図である。同図に示すプリンタ1は、
装置本体の匡体2の側面に形成されている給紙口と排紙
口とを兼用する給排紙口3から手差し挿入された用紙4
が搬送ロール対5により図の破線矢印Aで示すように搬
入され、用紙4の先端部4−1が用紙検知センサ6で検
知されると、印字ヘッド7が図に示す非印字位置から下
方の印字位置に移動して、インクリボン8と重ねて用紙
4をプラテン9に押圧する。搬送ロール対5が図の矢印
Bで示す印刷方向に用紙4の移送を開始し、巻取ローラ
11が図の矢印Cで示す時計回り方向に回転してインク
リボン8を巻き取り、インクリボン8の未使用部分8−
1を供給ローラ12から引き出し、印字ヘッド7がプラ
テン9を押圧する印字部へ供給する。印字ヘッド7は、
その先端の発熱素子を画像データに応じて選択的に発熱
させてインクリボン8のインクを用紙4に転写して印字
(印刷)を行う。印字終了した用紙4は、給排紙口3へ
排出されて、抜き取られるのを待機する。用紙搬入方向
下流に在る後方検知センサ13は、紙ジャムセンサであ
り、用紙4が給排紙口3から装置内部まで正常に搬入さ
れたか否かを検知している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに小型化のため構造を簡単にすべく用紙の挿入口と排
出口を同一に形成した手差し方式のプリンタは、給排紙
口3に用紙4が残っていた場合、印刷前の用紙なのか印
刷後の用紙であるのか区別することができない。小型化
と低価格化のためには、用紙検知センサの個数や配設位
置などに大きな制約を受け、したがって、用紙の状態を
正確に判断するのは困難であった。
【0004】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
簡単な構成のままで給排紙口の用紙の状態を正しく判別
する印刷装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
印刷装置の構成を述べる。本発明の印刷装置は、印刷済
みの被印刷材の排出処理後から次の印刷が再開される迄
の間に装置本体内に上記被印刷材が存在するか否かを検
知する検知手段と、該検知手段により装置本体内の上記
被印刷材の存在が検知されたとき該被印刷材の存在検知
を記録し該被印刷材の装置本体内における不存在が検知
されたとき該被印刷材の存在検知の記録を抹消する記録
手段と、上記印刷の再開が指示されたとき上記記録手段
による記録が上記被印刷材の存在を示している間は印刷
の実行を禁止する禁止手段とを備えて構成される。
【0006】この印刷装置は、例えば請求項2記載のよ
うに、給紙口と排紙口とを兼用する給排紙口を備えて該
給排紙口から挿入された被印刷材に印刷を行って印刷済
みの上記印刷材を上記給排紙口から排出する印刷装置で
ある。そして、例えば請求項3記載のように、印刷開始
後に上記被印刷材の印刷開始位置が印刷ヘッドまで送ら
れる間に上記検知手段による検知出力に基づいて上記被
印刷材が印刷済みであるか否かを判断する判断手段を更
に備えて、上記禁止手段は、上記判断手段が上記被印刷
材が印刷済みであると判断したとき印刷の実行を禁止す
るように構成される。上記禁止手段は、例えば請求項4
記載のように、電源の投入時に上記記録手段による記録
が上記被印刷材の検知を示したときは、上記記録が一旦
抹消された後に再び上記被印刷材の検知の記録を示すま
で印刷の実行を禁止するように構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に
おける用紙手差し式の熱転写プリンタの構成を示すブロ
ック図である。同図に示す熱転写プリンタ20は、CP
U(中央演算処理装置)を有する制御部21を備えてい
る。制御装置21は、コントローラ部にROM(読み出
し専用メモリ)22、RAM(読み書き自在なメモリ)
23、I/F(インタフェース)24、及び操作パネル
部25が接続されており、この操作パネル部25には電
源キー25a、印刷キー25b等が配設されている。
【0008】また、制御装置21のエンジン部には、印
字ヘッド駆動モータ26を駆動するドライバ26−1、
印字ヘッド27を発熱駆動するドライバ27−1、紙送
りモータ28を駆動するドライバ28−1、インクリボ
ン巻取モータ29を駆動するドライバ29−1、LED
31を発光駆動するドライバ31−1、用紙検知センサ
A32、用紙検知センサB33、及びインクリボンセン
サ34が接続されている。上記のRAM23には、画像
データ領域23a、印刷データ領域23b、フラグF領
域23c、ワーク領域23d等が設けられている。
【0009】制御装置21のコントローラ部は、I/F
24を介してホストコンピュータ等から入力される画像
データを一旦画像データ領域23aに格納して解析し、
この解析により印刷用データを印刷データ領域23bに
作成し、その作成した印刷データを、イメージデータ転
送回路等によりエンジン部に転送する。
【0010】図2(a),(b),(c) は、エンジン部に制御さ
れる主要機構部分の動作状態を示す側面図である。エン
ジン部は、コントローラ部からの印刷データや指令信号
に基づいて、モータ駆動用電源やセンサ用電源のオン/
オフ等を行い、センサA32及びセンサB33からの用
紙有無の情報、インクリボンセンサ34(図2(a),(b),
(c) には図示を省略)のリボン位置の情報等を参照しな
がら図1及び図2(a),(b),(c) に示す各部を駆動制御す
る。
【0011】すなわち、エンジン部は、印字ヘッド駆動
モータ26を正逆両方向に駆動して不図示のヘッド支持
部材を正逆両方向に回動させて、印字ヘッド27を、プ
ラテン35を押圧する印刷位置(図2(b),(c) 参照)と
プラテン35から離隔する非印刷位置(図2(a) 参照)
とに回動させ、印字ヘッド27の発熱素子を印刷データ
に応じて選択的に発熱駆動しインクリボン36のインク
を溶融又は昇華させて用紙(被印刷材)37に転写し、
紙送りモータ28を正逆両方向に駆動して紙送りロール
対38を図2(b) の矢印Dで示す印刷方向と、搬入又は
色多重印刷のための印刷方向の逆方向とへ、用紙37を
移送するように回転させる。
【0012】また更に、エンジン部は、インクリボン巻
取モータ29を駆動して巻取りローラ39を図2(b) の
矢印Eで示す時計回り方向に回転させてインクリボン3
6を巻き取らせ、その未使用部分を供給ローラ41から
引き出して印字ヘッド27とプラテン35の対向部に供
給する。そして、何等かの不具合が発生したときはLE
D31を点灯又は点滅駆動して外部に不具合を報知す
る。
【0013】上記の図2(a),(b),(c) を用いて動作状態
を更に説明する。同図(a) は、給排紙口42から用紙3
7を手差し紙挿入すると、この用紙37を用紙検知セン
サA32が検知し、紙送りロール対38が回転して用紙
37を図の破線矢印Fで示すようにプリンタ内に搬入す
る。用紙検知センサA32の用紙検知から一定時間後に
用紙検知センサB33が用紙37を検知することで正常
な用紙送りがなされたと判断する。尚、本発明は、用紙
検知センサA32に関り、用紙検知センサB33には直
接関係しない。また、同図(a) は、印字(印刷)開始の
ための用紙挿入時の状態を表わすと共に、印刷が終了し
て用紙37が排出され状態をも表わしている。
【0014】同図(b) は、用紙37が上述のように給排
紙口42から挿入され、内部に搬入されて、印刷位置に
設定され、印字ヘッド27が下降して印刷動作が開始さ
れる状態を表わしている。このプリンタは、フルカラー
印刷を行うために、用紙37を正逆両方向に往復搬送し
てイエロー(黄色)、マゼンタ(赤色)、シアン(青
色)の各インクを重ね印刷する。インクリボン36に
は、用紙37の印刷面に対応する大きさに各色のインク
がインクリボン36の長手方向に面順次に塗布されてい
る。上記イエロー、マゼンタ、シアンの各インク塗布領
域の先頭に付されているマークをインクリボンセンサ3
4が検知してインクリボン36の印字位置決めを行う。
そして、印刷を実行する。同図(c) は印刷中の状態を示
している。
【0015】ところで、上記の図2(a),(b),(c) に示す
ような手差し方式の構成の場合、印刷済みの用紙37を
排紙する際、紙送りロール対38を回転させただけで
は、用紙37は完全に排出されない。つまり、ユーザが
意識的に用紙37を抜き出さないと、用紙37の端部が
紙先センサ(用紙検知センサA)32の検知位置に残っ
たままになる。そして、このように印刷後に用紙37が
抜き出されなかった場合には、抜き忘れ又は紙詰まりと
判断することになる。一般には、印刷済みの用紙37が
給排紙口42に残っている可能性が高い。
【0016】図3は、そのように給排紙口42に印刷後
の用紙が残っていた場合に、用紙が抜かれるまで監視し
て新たな印刷の実行に移らないようにする処理のフロー
チャートである。尚、この処理は図1に示した制御部2
1によって行われる処理であり、フラグFが使用され
る。フラグFは、用紙検知センサA32のオン/オフを
記憶するフラグであり、用紙検知センサA32が用紙3
7を検知してオンとなるとフラグFには「1」が記憶さ
れ、用紙37が引き出されて用紙検知センサA32がオ
フになるとフラグFには「0」が記憶される。
【0017】図3に示すように、先ず、印刷キー25b
の入力、又はホスト機器からの印刷指示信号の入力があ
るか否かを判別する(ステップS1)。そして、印刷が
指示されていれば(S1がY)、ホスト機器から転送さ
れてきた画像データに基づいて印刷データを作成して印
刷準備を行い(ステップS2)、続いてフラグFの値を
参照する(ステップS3)。一般に、先ず印字指示を出
してから用紙37が給排紙口42から挿入されるので、
最初は用紙検知センサA32はオフとなっており、従っ
てフラグFは「0」である。
【0018】このフラグFが「0」であることを確認し
て(S3がY)、続いて用紙検知センサA32がオンと
なるのを待機する(ステップS4、及び判別がN)。そ
して、用紙検知センサA32がオンとなると(S4が
Y、図2(a) の状態図参照)、用紙37を繰り返し往復
搬送してフルカー印刷の処理を行う(ステップS5、図
2(b),(c) の状態図参照)。そして印刷が終了すると、
その印刷済みの用紙37を給排紙口42まで排出する
(ステップS6、図2(a) の状態図参照)。
【0019】次に、用紙検知センサA32の出力を参照
しオンしているか否かを判別する(ステップS7)。こ
の処理は、印刷済みの用紙37が給排紙口42から取り
除かれたか否かを判別する処理である。
【0020】そして、用紙検知センサA32が用紙37
を検知中であれば(S7がY)、フラグFに「1」を設
定して(ステップS8)、予め設定されている所定の時
間が経過したか否かを判別する(ステップS10)。こ
の時間は例えば5m秒程度である。この一定時間を待機
して(S10がN)、その一定時間が経過すると(S1
0がY)、ステップS1に戻って印刷開始を判別する。
【0021】上記ステップS1で、印刷指示がなければ
(S1がN)、上述のステップS7に移行して、ステッ
プS7、S8、S10及びS1を繰り返す。これによ
り、印刷指示が無い間、上記印刷済みの用紙が取り除か
れたか否かが監視される。そして、やがて用紙が取り除
かれて用紙検知センサA32がオフになると(S7が
N)、フラグFに「0」を設定して再び一定時間待機し
た後、ステップS1に戻る。このフラグFの「0」が次
の印刷指示が出されたときステップS3で判別されて、
印刷が実行される。
【0022】また、印刷済みの用紙37がいつまでも取
り除かれないと、つまりステップS8のフラグFに
「1」を設定する処理が繰り返し継続すると、次の印刷
指示ではステップS3で、そのフラグFが「1」である
ことが判別される(S3がN)。これにより、印字ヘッ
ド27、紙送りモータ28、インクリボン巻取モータ2
9の駆動を行わず停止したままにして印刷部の印刷動作
を行わないようにし(ステップS11)、LED31を
点滅駆動して印刷済みの用紙が取り除かれずに残ってい
ることを外部に警告報知する(ステップS12)。
【0023】このように、給排紙口42に用紙37が残
っていた場合には、つまり用紙端部が紙先センサ(用紙
検知センサA32)の検知位置に残っている間は、用紙
検知センサA32をオンにしたままにして、用紙が取り
除かれるまで監視する。これにより、印刷前の用紙なの
か印刷後の用紙なのか区別する。
【0024】次に、用紙検知センサA32により印刷前
の用紙であるか印刷後の用紙なのかを区別して処理する
他の方法を第2の実施の形態として以下に説明する。図
4は、第2の実施の形態における印刷済み用紙と未印刷
又は印刷中用紙とを弁別しながら印刷を行う処理のフロ
ーチャートである。そして、図5(a),(b) は、処理中の
用紙と用紙検知センサA32の出力との関係を示す図で
ある。尚、この実施の形態における印刷装置の構成は、
図1および図2に示した構成と同様であるが用紙検知セ
ンサA32には反射型のフォトセンサを用いる。また、
図5(a) に示すように、一般に用紙37は印刷の際、印
字領域43の周囲にマージン領域(余白部)44を形成
される。本実施の形態では、用紙搬送方向に見て用紙3
7の端部からマージン領域(余白部)44を越えて更に
印字領域43へ例えば1/3程度入り込んだ距離Lを一
定の距離とし設定し、この距離Lを予めメモリに記憶し
ている。
【0025】以下、図4及び図5(a),(b) を用いて本実
施の形態における印刷装置の処理動作を説明する。図4
に示すように、この場合も先ず印刷キー25bの入力、
又はホスト機器からの印刷指示信号の入力があるか否か
を判別する(ステップS101)。そして、印刷が指示
されていれば(S101がY)、ホスト機器から転送さ
れてきた画像データに基づいて印刷データを作成して印
刷準備を行う(ステップS102)。
【0026】続いて用紙検知センサA32がオンである
か否かを判別し(ステップS103、及び判別がN)、
用紙検知センサA32がオンであれば(S4がY)、用
紙37を一定距離Lだけ搬送する(ステップS10
4)。これによって、もし用紙37が印刷済みの用紙で
あれば何等かの画像が形成されている部分が用紙検知セ
ンサA32の検知位置に位置する。
【0027】次に、用紙検知センサA32の出力を参照
し、その出力電圧Vaが予め設定されている基準電圧値
(電圧測定しきい値)Vsよりも大きいか否かを判別す
る(ステップS105)。図5(b) に示すように、用紙
は白色であり光反射率が大きくセンサ出力電圧としてV
M が得られる。一方、印字領域43に印刷画像が存在す
ると光反射率が小さくなりセンサ出力電圧が小さくな
る。そこで上記電圧値VM より小さい電圧値を基準電圧
値(しきい値)Vsとして予め設定し、用紙印字領域4
3でのセンサ出力電圧値Va と基準電圧値Vsの大小を
比較することにより印刷済みの用紙であるか否かを判断
するものである。
【0028】そして、この判別で用紙検知センサA32
の出力電圧Vaが、しきい値Vsと同じ値か大きい値
(S105で「Va≧Vs」)、すなわち、用紙37が
印刷前の白無地の用紙である場合は、巻取りローラ39
を搬入方向とは逆方向に回転させて用紙37を一旦元の
位置(用紙挿入直後の位置、図2(a) 参照)に戻した後
(ステップS106)、印刷処置を開始する(ステップ
S107)。この後、印刷処置が終了したならば、用紙
37を給排紙口42へ向けて排出して(ステップS10
8)、ステップS101に戻る。
【0029】そして、再び印刷指示があったときは、ス
テップS101〜S105を繰り返し、ステップS10
5で、もし、いま印刷の終了した用紙が取り除かれてい
なかったときは、用紙検知センサA32の出力電圧Va
が、用紙37が白無地の用紙である場合の検知電圧値V
sよりも低くなるため(S105で「Va<Vs」)画
像が印刷された用紙であると判断し、この場合は、ステ
ップS109及びS110を実行する。ステップS10
9及びS110の処理は、図3のフローチャートのステ
ップS11及びS12の処理と同一である。
【0030】このように、給排紙口42に用紙37が在
るときに、その用紙が印刷済みの用紙であるか未印刷の
用紙であるかを判断して、印刷済みの用紙であるときは
印刷処理を停止して警告報知を行い、未印刷の用紙であ
るときは印刷処理を実行するということを自動的に行
う。
【0031】続いて、図6は、第3の実施の形態におけ
る処理のフローチャートである。尚、この場合も、印刷
装置の構成は、図1および図2に示した構成と同様であ
る。この処理は、図6に示すように、電源スイッチ(図
1の電源キー25a)がオンとなると(ステップS20
1がY)、開始される。先ず、用紙検知センサA32が
用紙37を検知しているか否かを判別する(ステップS
202)。そして、用紙37が検知されていれば(S2
02がY)、その用紙37が不検知となるまで待機する
(ステップS203、及び判別がN)。
【0032】これにより、電源を入れる前から印刷済み
の用紙が給排紙口42に残っていたのであれば、その用
紙が取り除かれるまで待機状態が継続して印刷処理へ移
行しない。また、手順を誤って、電源を入れる前に印刷
用の用紙(白紙)を入れた場合であっても、その用紙を
一旦抜き出してから挿入し直さないと印刷処理へ移行し
ない。すなわち、いずれにしてもユーザによって給排紙
口42の用紙の確認が行われることになる。
【0033】上記ステップS203の判別で、用紙検知
センサA32の出力が用紙37の不検知を示したとき
は、次に、その用紙検知センサA32が改めて用紙37
を検知するまで待機する(ステップS204、及び判別
がN)。尚、電源を入れたとき用紙検知センサA32が
用紙不検知の状態であれば(S202がN)、直ちにス
テップS204の処理に移行する。そして、用紙検知セ
ンサA32が用紙37を検知すると(S204がY)、
印刷処理を行って(ステップS205)、処理を終了す
る。
【0034】このように、電源を入れたときは、用紙検
知センサA32が必ず用紙を検知していない状態になっ
てから用紙を検知するのでないと印刷動作に入らないよ
うに制御される。
【0035】尚、上述の第1及び第3の実施の形態では
いずれの場合も、用紙検知センサA32として透過型の
フォトセンサを用いているが、これに限ることなく、反
射型のフォトセンサを用紙検知センサA32に用いても
よい。また、用紙検知の処理を紙ジャムセンサ(用紙検
知センサB32)の出力と組み合わせて、より確実に判
別するようにしてもよい。
【0036】また、装置本体に電源が入ったままの状態
で放置されたとき、用紙の状態フラグFに「1」(印刷
済み用紙有り)を強制的に設定してからセンサ電源を切
るようにしてもよい。このようにすると用紙検知センサ
に電源が入ったままの状態になるのを防止でき、センサ
の寿命を無駄に縮めることがなくなる。
【0037】また、上述した制御の処理手順は、ROM
22に予め格納して置くのではなく、例えば、フロッピ
ーディスク等の外部記憶装置に格納したものをRAM2
3のワーク領域23dのプログラム領域に読み込んで、
この読み込んだプログラムに基づいて処理するようにし
てもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、給排紙兼用の1個の出し入れ口しかない手差し式
プリンタの出し入れ口側の1個の用紙検知センサの出力
を見るだけで印刷済み用紙であるか否かを判断するの
で、全体として簡単なままの構造で排紙用紙を確認で
き、したがって、小型・簡便型のプリンタでありながら
1度印刷された用紙を誤って再度印刷したり或はカラー
印刷の途中で誤って用紙を引き抜くなどの不具合が解消
される。また、警告灯などによる報知によって印刷済み
用紙であるか否かの弁別が容易であるので、印字中であ
ってもプリンタから離れず付ききりで操作する必要がな
く、これにより、印刷作業を行いながら他の作業を行う
ことができ、したがって、全体として作業の能率が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における手差し式の熱転写プ
リンタの構成ブロック図である。
【図2】(a),(b),(c) はエンジン部に制御される主要機
構部分の動作状態を示す側面図である。
【図3】給排紙口に印刷後の用紙が残っていた場合に用
紙が抜かれるまで印刷の実行に移らないようにする処理
のフローチャートである。
【図4】第2の実施の形態における印刷済み用紙と未印
刷又は印刷中用紙とを弁別しながら印刷を行う処理のフ
ローチャートである。
【図5】処理中の用紙と用紙検知センサA32の出力と
の関係を示す図である。
【図6】第3の実施の形態における処理のフローチャー
トである。
【図7】従来の小型熱転写式プリンタの主要部のみを模
式的に示す側断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 匡体 3 給排紙口 4 用紙 4−1 先端部 5 搬送ロール対 6 用紙検知センサ 7 印字ヘッド 8 インクリボン 8−1 未使用部分 9 プラテン 11 巻取ローラ 12 供給ローラ 13 後方検知センサ 20 手差し式の熱転写プリンタ 21 制御部 22 ROM(読み出し専用メモリ) 23 RAM(読み書き自在なメモリ) 23a 画像データ領域 23b 印刷データ領域 23c フラグF 23d ワーク領域 24 I/F(インタフェース) 25 操作パネル部 25a 電源キー 25b 印刷キー 26 印字ヘッド駆動モータ 26−1 ドライバ 27 印字ヘッド 27−1 ドライバ 28 紙送りモータ 28−1 ドライバ 29 インクリボン巻取モータ 29−1 ドライバ 31 LED 31−1 ドライバ 32 用紙検知センサA 33 用紙検知センサB 34 インクリボンセンサ 35 プラテン 36 インクリボン 37 用紙(被印刷材) 38 紙送りロール対 39 巻取りローラ 41 供給ローラ 42 給排紙口 43 印字領域 44 マージン領域(余白部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷済みの被印刷材の排出処理後から次
    の印刷が再開される迄の間に装置本体内に前記被印刷材
    が存在するか否かを検知する検知手段と、 該検知手段により装置本体内の前記被印刷材の存在が検
    知されたとき該被印刷材の存在検知を記録し該被印刷材
    の装置本体内における不存在が検知されたとき該被印刷
    材の存在検知の記録を抹消する記録手段と、 前記印刷の再開が指示されたとき前記記録手段による記
    録が前記被印刷材の存在を示している間は印刷の実行を
    禁止する禁止手段と、 を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 給紙口と排紙口とを兼用する給排紙口を
    備えて該給排紙口から挿入された被印刷材に印刷を行っ
    て印刷済みの前記印刷材を前記給排紙口から排出する印
    刷装置において、 印刷済みの前記被印刷材の排出処理後から次の印刷が再
    開される迄の間に装置本体内に前記被印刷材が存在する
    か否かを検知する検知手段と、 該検知手段により装置本体内の前記被印刷材の存在が検
    知されたとき該被印刷材の存在検知を記録し該被印刷材
    の装置本体内における不存在が検知されたとき該被印刷
    材の存在検知の記録を抹消する記録手段と、 前記印刷再開が指示されたとき前記記録手段による記録
    が前記被印刷材の存在を示している間は印刷の実行を禁
    止する禁止手段と、 を備えたことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 印刷開始後に前記被印刷材の印刷開始位
    置が印刷ヘッドまで送られる間に前記検知手段による検
    知出力に基づいて前記被印刷材が印刷済みであるか否か
    を判断する判断手段を更に備えて、前記禁止手段は、前
    記判断手段が前記被印刷材が印刷済みであると判断した
    とき印刷の実行を禁止することを特徴とする請求項1又
    は2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記禁止手段は、電源の投入時に前記記
    録手段による記録が前記被印刷材の検知を示したとき
    は、前記記録が一旦抹消された後に再び前記被印刷材の
    検知の記録を示すまで印刷の実行を禁止することを特徴
    とする請求項1又は2記載の印刷装置。
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