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JPH1017214A - ハンドスプライサ - Google Patents

ハンドスプライサ

Info

Publication number
JPH1017214A
JPH1017214A JP16716796A JP16716796A JPH1017214A JP H1017214 A JPH1017214 A JP H1017214A JP 16716796 A JP16716796 A JP 16716796A JP 16716796 A JP16716796 A JP 16716796A JP H1017214 A JPH1017214 A JP H1017214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
amount
adapter
air nozzle
slack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16716796A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Hatanaka
義明 畑中
Shinichi Nishimura
晋一 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP16716796A priority Critical patent/JPH1017214A/ja
Publication of JPH1017214A publication Critical patent/JPH1017214A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H69/00Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device
    • B65H69/06Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by splicing
    • B65H69/061Methods of, or devices for, interconnecting successive lengths of material; Knot-tying devices ;Control of the correct working of the interconnecting device by splicing using pneumatic means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2402/00Constructional details of the handling apparatus
    • B65H2402/40Details of frames, housings or mountings of the whole handling apparatus
    • B65H2402/41Portable or hand-held apparatus
    • B65H2402/414Manual tools for filamentary material, e.g. for mounting or removing a bobbin, measuring tension or splicing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドスプライサの糸継ぎの強度を一定にす
ることを課題とする。 【解決手段】 エアノズル2に糸継孔9と平行に変位自
在のアダプタ1を設け、このアダプタ1とガイドピン5
とでつくられる変位量である離間量19が弛み量12と
なるようにして、糸端が逆方向になるように揃えた糸Y
を、指先で引っ張ることにより延伸させた後糸継孔9に
引き入れ、アダプタ1がガイドピン5の頭部6に接した
状態でアダプタ1と一緒に糸Yを把持して、アダプタ1
を持ち上げ、糸Yを弛ませて、糸継孔9内で流体により
交絡させ糸Yを継ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2本の合繊糸の始
端と終端を逆方向に引き揃えてエアノズル内に引き込
み、引き込んだ糸端のエアノズル外の両側部分を押さ
え、押さえた両側部分をエアノズル内の方向に移動させ
ることにより引き揃えた糸端に、エアノズル内で弛みを
持たせ、エアノズル内の空気流により糸継ぎを行うハン
ドスプライサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のハンドスプライサによる
糸継ぎは、例えば延伸仮撚機の給糸側のパッケージの終
端と次に解舒するパッケージの始端とを継ぎ、連続して
糸を延伸仮撚機に供給解舒できるようにするために行わ
れている。この2つのパッケージの糸継ぎは、2本の合
繊糸つまりパッケージの終端と別のパッケージの始端と
を人手にて糸端が逆方向になるように揃えて適当に引っ
張る、つまり延伸させ、延伸部分を含む糸端を引き揃
え、ハンドスプライサの先端に設けているエアノズル内
に引き込み、適当に弛ませて糸継ぎを行ってきた。図3
は従来の弛ませ操作の説明図である。先ず図3(a)の
ように、ハンドスプライサのエアノズル2の両側から垂
れ下がっている糸Yを、エアノズル2の側面との間で親
指と人指し指とにより挟む。次に図3(b)のように、
挟んだ状態のまま指を滑らせて、弛み量12を形成して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に弛み量の多い少な
いは、糸継ぎ強度に大きく影響するが、従来は、作業者
の勘により行われている。又、エアノズルの両側を指で
塞ぎすぎると継ぎ目が巧くできない等糸継ぎの強度が安
定するまでに熟練を要する。その上、作業者の勘により
行われているため、作業者により糸継ぎの強度に差が生
じるため、以下のような問題が生じていた。
【0004】先ず弛み量が少ない場合には、継ぎ目が短
くなり、糸継ぎ強度が弱く解舒している最中に継ぎ目で
糸切れしてしまう。又、弛み量が多い場合には、継ぎ目
が長くなり、糸継ぎ強度は強いが、仮撚り工程にて張力
が掛かりすぎ、未解撚のままセットされるセットムラが
生じて、染色した際に染色ムラとなる。
【0005】又、延伸量は継ぎ目の太さに係わり、弛み
量程ではないが弛み量と同様に染色した際に染色ムラを
起こす原因となる。
【0006】以上のように、この従来のハンドスプライ
サでは、作業者の勘により弛み量や延伸量を決定してい
たために、作業者により糸継ぎ強度にバラツキが生じ、
次工程での糸切れや染色ムラ等を起こすという問題を発
生していた。しかも、従来のハンドスプライサで、もう
一つの問題は、糸端を弛ませる際に、糸端を押さえてい
る指の力、すなわち糸端押さえ力をゆるめて糸端を移動
させねばならないことである。このため、糸端と指との
間で滑りが生じ、糸端の押さえる位置が変わって糸端の
移動量が一定なのに、糸端の弛ませ量が滑らないように
注意して糸端を移動させねばならないため、作業に手間
取るという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目して成されたものである。その課題は、
ハンドスプライサの糸継ぎの強度を一定にすることであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、引き揃えた糸端
の弛み量を一定とするために糸端の移動量を制御する弛
み量調整手段を設けた。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、弛み量調整手段が、エアノズルに対
して移動自在なアダプタであり、アダプタの移動量によ
り糸端の移動量が制御される。請求項3に記載の発明で
は、請求項2に記載の発明において、エアノズルに対す
るアダプタの離間量を、要求される弛み量に一致させ
て、一定に規制するアダプタ離間量規制手段が設けられ
ている。請求項4に記載の発明では請求項3に記載の発
明においてエアノズルに対するアダプタの離間量を要求
される弛み量に応じて調整可能とするアダプタ離間量調
整手段が設けられている。請求項5に記載の発明では、
請求項2ないし4のいづれかに記載の発明において、ア
ダプタに滑り止め手段を付与した。請求項6に記載の発
明では、請求項2又は請求項3記載の発明において、ア
ダプタの離間量を、糸端を弛ませる前に糸端を延伸する
ときの延伸量を見込んで設定することにより、前記弛み
量調整手段が、糸端延伸量調整手段を兼用している。
【0010】従って、請求項1に記載の発明では、糸端
弛み量調整手段によって糸端の移動量を制御することに
より、糸端の弛み量を一定にする。
【0011】請求項2に記載の発明では、糸端を押さえ
た状態でアダプタを移動させることにより、糸端を移動
できるため、糸端を押さえている力をゆるめずとも糸端
の移動が可能となる。請求項3に記載の発明では、エア
ノズルに対しアダプタを離間させると、糸端が要求され
る弛み量分弛むようになる。請求項4に記載の発明で
は、請求項1に記載の発明の作用に加えて、離間量を調
整することで弛み量を要求される量に調整することがで
きる。又、請求項5に記載の発明では、指は糸がアダプ
タに対し、滑り難くなり、糸端がアダプタに対してずれ
難くなる。又、請求項6に記載の発明では、アダプタに
よって延伸量を一定にすることが可能となる。
【0012】
【実施の形態】本発明のハンドスプライサ4の実施の形
態について図面を参照して説明すると、1はアダプタで
あり、断面コ字形状の板材であり、その側面13にエア
ノズル2の糸継孔9の直径と略同じ大きさのU字形状の
切欠きが設けられていて、エアノズル2と平行に変位す
る。2はエアノズルであり、糸を継ぐための糸継孔9と
して、幅方向に円筒状の孔が設けられ、その流体供給方
向であるハンドガン3側にエア供給孔10が設けられ、
このエア供給孔10から糸継ぎ孔9へ流体が供給され
る。又、エアノズル2の上端に、糸Yを糸継ぎ孔9内に
導くためのスリット8が糸継孔9に沿って設けられてい
る。
【0013】図2を参照しながら説明すると、アダプタ
1はエアノズル2の左右にまたがるコの字形状で、スリ
ット8と反対方向である底面17側に設けられているガ
イドピン5の胴体部7より若干大きい孔を持っている。
この孔にカイドピン5が嵌め込まれていることにより、
ガイドピン5に沿ってエアノズル2の底面17と平行に
変位自在となっている。ガイドピン5は図示省略したネ
ジ部(離間量調整手段)7aとネジの切っていない胴体
部7と頭部6(離間量規制手段)とよりなっている。エ
アノズル2の底面17からガイドピン5の頭部6までの
長さからアダプタ1の厚みを差し引いた長さが離間量1
9となる。アダプタ1をエアノズル2に対して最大離間
した位置からアダプタ1をエアノズル2に対してどの程
度近づけるかが弛み量12となる。離間量19を弛み量
12に一致させると、離間量19を調整することによ
り、弛み量12を糸種、太さにより微調整することがで
きる。この弛み量12の調整方法として、ガイドピン5
の先端に設けられているネジ部7a(図示省略)のアダ
プタ1へのネジ込み量を変更して、アダプタ1の離間量
19を調整する。又、胴体7の長さが異なるガイドピン
5に交換することによりアダプタ1の離間量19を調整
する等が考えられる。
【0014】本発明のハンドスプライサを用いた糸継ぎ
方法について、尻糸継ぎの方法を例に挙げて説明する
と、先ずパッケージの解舒している糸Yの巻き終わりの
糸Yの糸端と、その次ぎに解舒するパッケージの巻き始
めの糸Yの糸端を反対方向になるように両手の親指と人
指し指の間で挟んで持ち、引っ張る。すると糸Yは延伸
され、加える力により若干左右されるが延伸量が略限界
になると延伸が止まる。この状態でエアノズル2のスリ
ット8を通して糸継孔9に導き入れる。すると糸Yは自
重により鉛直下方に垂れ下がる。アダプタ1も既に自重
により鉛直下方に変位している。このアダプタ1の側面
下方の把持部15を自重により垂れ下がっている糸Yと
共に、図7のように親指と人指し指により挟んだ状態
(a)で、ガイドピン5に沿って鉛直上方へ押し上げる
ように変位させる(b)。すると弛み量12の分だけ正
確に糸継孔9内部で糸Yが弛み、エアガン4のスイッチ
を入れて、例えば圧縮空気等の流体により交絡させる
と、糸継ぎを行った際の糸Yの継ぎ目が最適に且つ一定
になる。
【0015】この弛み量12は糸種や太さ等にもよる
が、4〜5ミリ程度に調整されていることが好ましく、
特に4.4〜4.6ミリ程度が最適である。又、エアガ
ン4のスイッチを入れている間は、3〜4秒程度が好ま
しい。これは延伸の加減により2秒程度で良い場合もあ
るが、少ないと継ぎ目の強度が弱くなり次工程での糸切
れの原因となる。又、多すぎても継ぎ目の強度が強くな
るわけではないため流体及び作業時間の無駄となる。
【0016】糸継ぎが終わった糸Yは、糸継孔9より取
り出して、交絡されている糸端を解きほぐし、余分な糸
端を切り取る。
【0017】糸継ぎの長さは、弛み量12により決ま
る。しかし、アダプタ1で弛み量12を適正量にしたと
しても、親指と人指し指によりアダプタ1の把持部15
と糸Yを挟む力が弱く、撚りが必要以上に多く入ってし
まっては継ぎ目の長さが変わってしまう。このため、継
ぎ目の長さを変えないようにしっかりと指で糸Yを把持
部15に対して押さえておく必要がある。
【0018】糸Yの押さえを確実にするための第二の実
施の形態を図4を参照しながら説明すると、第一の実施
の形態である図2と異なるのは、アダプタ1の側面13
の把持部15を大きくして把持し易くし、更に例えば面
ファスナのように表面に鉤状で糸Yが滑り難いように突
起を有するもの等やゴム等の、指と糸Yとの接触抵抗を
増加させるための滑り止め手段11を備えている点が異
なる。
【0019】これは、滑り止め手段11により、糸Yと
把持部15との抵抗を多くして、弱い力で確実に糸Yを
指により押さえて、継ぎ目を一定にできるようになって
いる。又、指と把持部15との抵抗が増え、指が把持部
に対して滑り難くなるため、糸端を押さえている位置が
アダプタ1に対してずれ、結果として弛み量12が変わ
ってしまうようなことも防止できる。もちろん、尻糸継
ぎの方法は第一の実施の形態と全く同様であり、説明は
省略する。
【0020】その他、継ぎ目の大きさに影響を与えるも
のに、延伸量18があげられる。これは、継ぎ目の強度
に大きな影響を与えるわけではないが、染色ムラや解舒
張力に対して影響を与えるので、なるべく一定にするこ
とが好ましい。
【0021】延伸量18を一定にするための第三の実施
の形態を図5を参照しながら説明すると、第二の実施の
形態である図4と異なるのは、ガイドピン5の胴体部7
よりも若干大きい径の例えばバネ等の弾性体16を、ガ
イドピン5の頭部6とアダプタ底面14との間に圧縮バ
ネとして設けていて、弾性体16によりアダプタ1が重
力に逆らってエアノズル2の底面17に接触している点
が異なる。
【0022】糸継ぎ方法を尻糸継ぎを例に挙げて述べる
と、パッケージの解舒している糸Yの巻き終わりの糸Y
の糸端と、その次ぎに解舒するパッケージの巻き始めの
糸Yの糸端を反対方向になるようにしてスリット8より
エアノズル2内部の糸継孔9に導入する。すると、糸Y
は自重により鉛直下方に垂れ下がるので、滑り止め手段
11を備えている把持部15を親指と人指し指で糸Yと
共に強く把持する。
【0023】そして、糸Yを指によりアダプタ1の把持
部15に押さえつけたままの状態で、アダプタ1を鉛直
下方に引き下げる。アダプタ1を引き下げることによ
り、アダプタ1の底面14からガイドピン5の頭部6ま
での長さから弾性体16が限界まで短縮したときの寸法
を差し引いた分である離間量19が、延伸量18になる
よう設定されている。更に糸Yを押さえた状態で上述の
実施の形態と同様にアダプタ1を押し上げる。つまりア
ダプタ1により弛み量調整手段と延伸量調整手段を兼用
するわけである。そして上述の実施の形態と同様に離間
量19と弛み量12を同じにしておく。そして、同様に
ハンドガン3を3〜4秒作動させ糸Yを継ぎ、糸継孔9
より取り出して、余分な糸端を切断する。
【0024】アダプタ1を糸Yを押さえた状態で引き下
げて延伸させるのは、糸継ぎのために、把持部15に糸
Yを指先で押さえつけておく場合に比べて押さえつけ力
が必要である。このため、少しでも少ない力で確実に押
さえつけるためにも滑り止め手段11を有していること
が好ましい。更には、作業者の指先も指サックやゴム製
の手袋等の滑り止め手段11が備えられていることが好
ましい。もちろん弾性体16を無くして、第三の実施の
形態のまま、延伸する場合にアダプタ1を指先でエアノ
ズル2の底面17に接触させた状態を作りだし、その後
延伸させても良いが、弾性体16を用いたほうが、指先
でアダプタ1をエアノズル2の底面17に接触させる手
間が要らず簡便であり、作業効率も良い。
【0025】なお、これらの発明は以下のようにして具
体化しても良い。 (1)アダプタ1の変位方向は、鉛直下方としている
が、糸継孔9と平行であれば良く、必ずしも鉛直下方で
なくとも良い。例えば、図6のように水平方向に変化さ
せるようにしても良い。
【0026】(2)例えば多品種少量生産の場合などに
は、糸種や太さ毎に離間量19を調整したアダプタ1付
きエアノズル2を準備して、随時交換しながら行うとい
う方法も考えられるが、エアノズル2の着脱が煩わし
い。そこで、ガイドピン5にマーキング等を施しておい
て、離間量19の範囲内で持ち上げる量を変えて、弛み
量12を調整するようにしておいても良い。
【0027】又、第三の実施の形態のように、延伸量調
整手段と弛み量調整手段を兼用した場合では、延伸量1
8を多くして、弛み量12を少なくするという場合が、
糸種や太さにより生じる可能性があり、この場合も離間
量19を最適延伸量18にして、離間量19の範囲内で
持ち上げる量を変えて、弛み量12を調整するようにす
れば良い。逆に弛み量12を多くして延伸量18を少な
くする場合には、離間量19を弛み量12に一致させ
て、離間量19の範囲内で延伸すべき量のところでマー
キング等しておき、マーキングまで延伸させ、一旦、糸
端の押さえを開放した後、離間量19いっぱいまでアダ
プタ1を変位させて、再び糸端を押さえ、次いで離間量
19が零となるようアダプタ1を変位させて弛み量12
分だけ糸端を弛めて糸継ぎすれば良い。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】請求項1に記載の発明によれば、糸継ぎの
強弱が作業者に影響されずに一定になるので、解舒中の
糸切れや次工程での糸の染色の際に染色ムラが生じにく
くなる。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、指で糸とアダプタを押さ
えたまま、指の力を弛めることなく、糸端を弛ませるこ
とができ、糸継ぎを容易に行うことができる。しかも、
指の力を弛めず糸を固定したままにするために、一度決
めた弛み量が変わることなく、継ぎ目の長さ及び強度が
安定する。
【0031】請求項3に記載の発明によれば、弛み量の
設定が容易に行える。
【0032】請求項4に記載の発明によれば、糸の太さ
や、種類等に応じてアダプタの離間量を任意に調整する
ことにより、糸種変更等の際でも、糸種に応じた弛み量
に調整することにより最適な糸継ぎを行うことができ
る。
【0033】請求項5に記載の発明によれば、アダプタ
に滑り止め手段を設けることにより、少ない力で確実に
糸をアダプタに固定でき、弛み量、継ぎ目の長さ及び強
度を一定にすることができる。
【0034】請求項6の記載の発明によれば、延伸量の
制御も行えるため、より高品質の継ぎ目ができる。特
に、兼用化によって、延伸と弛み操作を連続して行え、
糸継ぎ作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドスプライサの側面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であり、エアノズル
のAA断面図である。
【図3】従来のハンドスプライサにおける弛ませ操作の
説明図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態であり、エアノズル
の要部断面図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態であり、エアノズル
の要部断面図である。
【図6】本発明の他の実施の形態のエアノズルの側面図
である。
【図7】本発明のハンドスプライサにおける弛ませ操作
の説明図である。
【符号の説明】
1 アダプタ 2 エアノズル 4 ハンドスプライサ 5 ガイドピン 6 頭部(離間量規制手段) 7a ネジ部(離間量調整手段) 9 糸継孔 11 滑り止め手段 12 弛み量 19 離間量 Y 糸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の合繊糸の始端と終端を逆方向に引
    き揃えてエアノズル内に引き込み、引き込んだ糸端のエ
    アノズル外の両側部分を押さえ、押さえた両側部分をエ
    アノズル内の方向に移動させることにより引き揃えた糸
    端に、エアノズル内で弛みを持たせ、エアノズル内の空
    気流により糸継ぎを行うハンドスプライサにおいて、前
    記引き揃えた糸端の弛み量を一定とするために糸端の移
    動量を制御する弛み量調整手段を設けたハンドスプライ
    サ。
  2. 【請求項2】 前記弛み量調整手段が、エアノズルに対
    して移動自在なアダプタであり、アダプタの移動量によ
    り糸端の移動量が制御される請求項1記載のハンドスプ
    ライサ。
  3. 【請求項3】 エアノズルに対するアダプタの離間量
    を、要求される弛み量に一致させて、一定に規制するア
    ダプタ離間量規制手段が設けられている請求項2記載の
    ハンドスプライサ。
  4. 【請求項4】 エアノズルに対するアダプタの離間量を
    要求される弛み量に応じて調整可能とするアダプタ離間
    量調整手段が設けられている請求項3記載のハンドスプ
    ライサ。
  5. 【請求項5】 前記アダプタに滑り止め手段を付与した
    請求項2ないし4のいずれかに記載のハンドスプライ
    サ。
  6. 【請求項6】 アダプタの離間量を、糸端を弛ませる前
    に糸端を延伸するときの延伸量を見込んで設定すること
    により、前記弛み量調整手段が、糸端延伸量調整手段を
    兼用している請求項2ないし5のいずれかに記載のハン
    ドスプライサ。
JP16716796A 1996-06-27 1996-06-27 ハンドスプライサ Pending JPH1017214A (ja)

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JP16716796A JPH1017214A (ja) 1996-06-27 1996-06-27 ハンドスプライサ

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JP (1) JPH1017214A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3553006A1 (en) 2018-04-12 2019-10-16 TMT Machinery, Inc. Synthetic yarn splicer
EP3553009A1 (en) 2018-04-12 2019-10-16 TMT Machinery, Inc. Synthetic yarn splicer
EP3553008A1 (en) 2018-04-12 2019-10-16 TMT Machinery, Inc. Synthetic yarn splicer

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110371790A (zh) * 2018-04-12 2019-10-25 日本Tmt机械株式会社 合成纤维丝用捻接器

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