JPH10169536A - エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents
エンジンの点火時期制御装置Info
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- JPH10169536A JPH10169536A JP8331006A JP33100696A JPH10169536A JP H10169536 A JPH10169536 A JP H10169536A JP 8331006 A JP8331006 A JP 8331006A JP 33100696 A JP33100696 A JP 33100696A JP H10169536 A JPH10169536 A JP H10169536A
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- air temperature
- intake air
- ignition timing
- intake
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/40—Engine management systems
Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 新たに特別なセンサ(湿度センサ)を追加す
ることなく、吸気の状態に応じた点火時期補正を行っ
て、ノック回避と実用トルク向上との両立を図る。 【解決手段】 外気温センサにより外気温Taを検出
し、外気温Taよりテーブルを参照して吸気水蒸気分圧
Pwを推定する(S4)。そして、吸気水蒸気分圧Pw
に基づいて補正量CPwを算出し(S5)、これにより
点火時期を補正する(S6)。点火時期はこの他、水
温、空燃比、吸気温によって補正する。
ることなく、吸気の状態に応じた点火時期補正を行っ
て、ノック回避と実用トルク向上との両立を図る。 【解決手段】 外気温センサにより外気温Taを検出
し、外気温Taよりテーブルを参照して吸気水蒸気分圧
Pwを推定する(S4)。そして、吸気水蒸気分圧Pw
に基づいて補正量CPwを算出し(S5)、これにより
点火時期を補正する(S6)。点火時期はこの他、水
温、空燃比、吸気温によって補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの点火時
期制御装置に関する。
期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンの点火時期制御装置とし
て、吸気管の途中に該吸気管内を流通する吸入空気の湿
度を検出する湿度検出手段を設けて、点火時期を吸入空
気の湿度に基づいて補正する構成としたものがある(実
開平3−73672号参照)。すなわち、運転条件、環
境条件を検知してノック性能変化を推定し、それに応じ
て点火時期を補正するのである。
て、吸気管の途中に該吸気管内を流通する吸入空気の湿
度を検出する湿度検出手段を設けて、点火時期を吸入空
気の湿度に基づいて補正する構成としたものがある(実
開平3−73672号参照)。すなわち、運転条件、環
境条件を検知してノック性能変化を推定し、それに応じ
て点火時期を補正するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の点火時期制御装置にあっては、湿度検出のために、
湿度センサの追加が必要であり、コストアップを伴うと
いう問題点があった。本発明は、このような従来の問題
点に鑑み、新たに特別なセンサを追加することなく、吸
気の状態に応じた最適な点火時期制御を行って、ノック
回避と実用トルク向上との両立が可能なエンジンの点火
時期制御装置を提供することを目的とする。
来の点火時期制御装置にあっては、湿度検出のために、
湿度センサの追加が必要であり、コストアップを伴うと
いう問題点があった。本発明は、このような従来の問題
点に鑑み、新たに特別なセンサを追加することなく、吸
気の状態に応じた最適な点火時期制御を行って、ノック
回避と実用トルク向上との両立が可能なエンジンの点火
時期制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、図1(A)に示すように、外気温を検出す
る外気温検出手段と、外気温に基づいて吸気水蒸気分圧
を推定する吸気水蒸気分圧推定手段と、吸気水蒸気分圧
に基づいて点火時期を補正する点火時期補正手段とを設
けて、エンジンの点火時期制御装置を構成する。
る発明では、図1(A)に示すように、外気温を検出す
る外気温検出手段と、外気温に基づいて吸気水蒸気分圧
を推定する吸気水蒸気分圧推定手段と、吸気水蒸気分圧
に基づいて点火時期を補正する点火時期補正手段とを設
けて、エンジンの点火時期制御装置を構成する。
【0005】すなわち、外気温と吸気水蒸気分圧との間
には、地域により多少異なるも、外気温の上昇に伴って
吸気水蒸気分圧が増大するという略一定の関係があるの
で、これを利用して、外気温から吸気水蒸気分圧を推定
することにより、これに基づいて点火時期補正を行うの
である。また、請求項2に係る発明では、図1(B)に
示すように、吸気温を検出する吸気温検出手段と、外気
温を検出する外気温検出手段と、外気温に基づいて吸気
水蒸気分圧を推定する吸気水蒸気分圧推定手段と、吸気
温及び吸気水蒸気分圧に基づいて点火時期を補正する点
火時期補正手段とを設けて、エンジンの点火時期制御装
置を構成する。
には、地域により多少異なるも、外気温の上昇に伴って
吸気水蒸気分圧が増大するという略一定の関係があるの
で、これを利用して、外気温から吸気水蒸気分圧を推定
することにより、これに基づいて点火時期補正を行うの
である。また、請求項2に係る発明では、図1(B)に
示すように、吸気温を検出する吸気温検出手段と、外気
温を検出する外気温検出手段と、外気温に基づいて吸気
水蒸気分圧を推定する吸気水蒸気分圧推定手段と、吸気
温及び吸気水蒸気分圧に基づいて点火時期を補正する点
火時期補正手段とを設けて、エンジンの点火時期制御装
置を構成する。
【0006】請求項3に係る発明では、請求項2に係る
発明に対し、前記吸気温検出手段に代えて、外気温を検
出する外気温検出手段と、運転条件を検出する運転条件
検出手段と、外気温と運転条件とに基づいて吸気温を推
定する吸気温推定手段とを設けたことを特徴とする(図
1(C)参照)。請求項4に係る発明では、前記吸気温
推定手段は、運転条件に基づいて吸気温と外気温との温
度差を算出する手段を有し、外気温に前記温度差を加算
して、吸気温を求めるものであることを特徴とする。
発明に対し、前記吸気温検出手段に代えて、外気温を検
出する外気温検出手段と、運転条件を検出する運転条件
検出手段と、外気温と運転条件とに基づいて吸気温を推
定する吸気温推定手段とを設けたことを特徴とする(図
1(C)参照)。請求項4に係る発明では、前記吸気温
推定手段は、運転条件に基づいて吸気温と外気温との温
度差を算出する手段を有し、外気温に前記温度差を加算
して、吸気温を求めるものであることを特徴とする。
【0007】請求項5に係る発明では、請求項1又は請
求項2に係る発明に対し、前記外気温検出手段に代え
て、吸気温を検出する吸気温検出手段と、運転条件を検
出する運転条件検出手段と、吸気温と運転条件とに基づ
いて外気温を推定する外気温推定手段とを設けたことを
特徴とする(図1(D)参照)。請求項6に係る発明で
は、前記外気温推定手段は、運転条件に基づいて吸気温
と外気温との温度差を算出する手段を有し、吸気温から
前記温度差を減算して、外気温を求めるものであること
を特徴とする。
求項2に係る発明に対し、前記外気温検出手段に代え
て、吸気温を検出する吸気温検出手段と、運転条件を検
出する運転条件検出手段と、吸気温と運転条件とに基づ
いて外気温を推定する外気温推定手段とを設けたことを
特徴とする(図1(D)参照)。請求項6に係る発明で
は、前記外気温推定手段は、運転条件に基づいて吸気温
と外気温との温度差を算出する手段を有し、吸気温から
前記温度差を減算して、外気温を求めるものであること
を特徴とする。
【0008】請求項7に係る発明では、前記吸気水蒸気
分圧推定手段は、予め外気温に応じて吸気水蒸気分圧を
定めて記憶させたテーブルを参照して、吸気水蒸気分圧
を求めるものであることを特徴とする。
分圧推定手段は、予め外気温に応じて吸気水蒸気分圧を
定めて記憶させたテーブルを参照して、吸気水蒸気分圧
を求めるものであることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、特別なハ
ード(湿度センサ)の追加なく、外気温から吸気水蒸気
分圧を推定して、それに伴うノック性能変化を予測し、
それに応じて点火時期を補正することが可能で、コスト
アップを伴わずに実用トルクを向上できるという効果が
得られる。
ード(湿度センサ)の追加なく、外気温から吸気水蒸気
分圧を推定して、それに伴うノック性能変化を予測し、
それに応じて点火時期を補正することが可能で、コスト
アップを伴わずに実用トルクを向上できるという効果が
得られる。
【0010】請求項2に係る発明によれば、上記の効果
に加え、吸気温をも考慮して点火時期を補正すること
で、より吸気の状態に適合した補正制御が可能となる。
請求項3に係る発明によれば、外気温と運転条件とに基
づいて吸気温を推定することにより、吸気温検出手段が
不要となり、更にコストダウンが可能となる。請求項4
に係る発明によれば、運転条件に基づいて吸気温と外気
温との温度差を算出し、これに基づいて吸気温を正確に
予測できる。
に加え、吸気温をも考慮して点火時期を補正すること
で、より吸気の状態に適合した補正制御が可能となる。
請求項3に係る発明によれば、外気温と運転条件とに基
づいて吸気温を推定することにより、吸気温検出手段が
不要となり、更にコストダウンが可能となる。請求項4
に係る発明によれば、運転条件に基づいて吸気温と外気
温との温度差を算出し、これに基づいて吸気温を正確に
予測できる。
【0011】請求項5に係る発明によれば、吸気温と運
転条件とに基づいて外気温を推定することにより、外気
温検出手段が不要となり、更にコストダウンが可能とな
る。請求項6に係る発明によれば、運転条件に基づいて
吸気温と外気温との温度差を算出し、これに基づいて外
気温を正確に予測できる。請求項7に係る発明によれ
ば、吸気水蒸気分圧の推定に際し、テーブルを用いるこ
とで、推定作業を簡素化できる。
転条件とに基づいて外気温を推定することにより、外気
温検出手段が不要となり、更にコストダウンが可能とな
る。請求項6に係る発明によれば、運転条件に基づいて
吸気温と外気温との温度差を算出し、これに基づいて外
気温を正確に予測できる。請求項7に係る発明によれ
ば、吸気水蒸気分圧の推定に際し、テーブルを用いるこ
とで、推定作業を簡素化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図2は実施の一形態を示すシステム図である。先
ず、これについて説明する。車両に搭載されるエンジン
1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2から吸気ダク
ト3、スロットル弁4、吸気マニホールド5及び各吸気
弁6を介して空気が吸入される。吸気マニホールド5の
各ブランチ部には各気筒毎に燃料噴射弁7が設けられて
いる。
する。図2は実施の一形態を示すシステム図である。先
ず、これについて説明する。車両に搭載されるエンジン
1の各気筒の燃焼室には、エアクリーナ2から吸気ダク
ト3、スロットル弁4、吸気マニホールド5及び各吸気
弁6を介して空気が吸入される。吸気マニホールド5の
各ブランチ部には各気筒毎に燃料噴射弁7が設けられて
いる。
【0013】燃料噴射弁7は、ソレノイドに通電されて
開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁であ
って、後述するコントロールユニット12からの駆動パル
ス信号により通電されて開弁し、図示しない燃料ポンプ
から圧送されてプレッシャレギュレータにより所定圧力
に調整された燃料を噴射供給する。エンジン1の各燃焼
室には点火栓8が設けられており、これにより火花点火
して混合気を着火燃焼させる。
開弁し、通電停止されて閉弁する電磁式燃料噴射弁であ
って、後述するコントロールユニット12からの駆動パル
ス信号により通電されて開弁し、図示しない燃料ポンプ
から圧送されてプレッシャレギュレータにより所定圧力
に調整された燃料を噴射供給する。エンジン1の各燃焼
室には点火栓8が設けられており、これにより火花点火
して混合気を着火燃焼させる。
【0014】そして、エンジン1の各燃焼室からの排気
は、各排気弁9から排気マニホールド10を介して、排気
浄化用触媒11に導かれる。コントロールユニット12は、
CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力イン
ターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュー
タを備え、各種センサからの入力信号を受け、後述のご
とく演算処理して、燃料噴射弁7及び点火栓8の作動を
制御する。
は、各排気弁9から排気マニホールド10を介して、排気
浄化用触媒11に導かれる。コントロールユニット12は、
CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力イン
ターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュー
タを備え、各種センサからの入力信号を受け、後述のご
とく演算処理して、燃料噴射弁7及び点火栓8の作動を
制御する。
【0015】前記各種センサとしては、エンジン1のク
ランク軸又はカム軸回転よりクランク角度と共にエンジ
ン回転数Neを検出可能なクランク角センサ13、吸気ダ
クト3内で吸入空気流量Qaを検出するエアフローメー
タ14、スロットル弁4の開度TVOを検出するスロット
ルセンサ15(スロットル弁4の全閉位置でONとなるア
イドルスイッチを含む)、エンジン1の冷却水温Twを
検出する水温センサ16、排気マニホールド10の集合部に
て排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する
O2 センサ17、車速VSPを検出する車速センサ18、吸
気温検出手段として吸気温Tint を検出する吸気温セン
サ19、外気温検出手段として外気温Taを検出する外気
温センサ20などが設けられている。
ランク軸又はカム軸回転よりクランク角度と共にエンジ
ン回転数Neを検出可能なクランク角センサ13、吸気ダ
クト3内で吸入空気流量Qaを検出するエアフローメー
タ14、スロットル弁4の開度TVOを検出するスロット
ルセンサ15(スロットル弁4の全閉位置でONとなるア
イドルスイッチを含む)、エンジン1の冷却水温Twを
検出する水温センサ16、排気マニホールド10の集合部に
て排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する
O2 センサ17、車速VSPを検出する車速センサ18、吸
気温検出手段として吸気温Tint を検出する吸気温セン
サ19、外気温検出手段として外気温Taを検出する外気
温センサ20などが設けられている。
【0016】次に、コントロールユニット12の演算処理
内容について、第1の実施例である図3のフローチャー
トにより説明する。ステップ1(図にはS1と記す。以
下同様)では、各種センサの信号、具体的には、吸入空
気流量Qa、エンジン回転数Ne、水温Tw、吸気温T
int 、外気温Taなどを読込む。
内容について、第1の実施例である図3のフローチャー
トにより説明する。ステップ1(図にはS1と記す。以
下同様)では、各種センサの信号、具体的には、吸入空
気流量Qa、エンジン回転数Ne、水温Tw、吸気温T
int 、外気温Taなどを読込む。
【0017】ステップ2では、基本燃料噴射量Tp、目
標空燃比TFBYA、基本点火時期MADVを算出す
る。具体的には、基本燃料噴射量Tpは、吸入空気流量
Qaとエンジン回転数Neとから算出する(Tp=K・
Qa/Ne;Kは定数)。目標空燃比TFBYAは、エ
ンジン回転数Ne、基本燃料噴射量Tp及び水温Twを
パラメータとして設定する。基本点火時期MADVは、
エンジン回転数Ne及び基本燃料噴射量Tpをパラメー
タとして設定する。
標空燃比TFBYA、基本点火時期MADVを算出す
る。具体的には、基本燃料噴射量Tpは、吸入空気流量
Qaとエンジン回転数Neとから算出する(Tp=K・
Qa/Ne;Kは定数)。目標空燃比TFBYAは、エ
ンジン回転数Ne、基本燃料噴射量Tp及び水温Twを
パラメータとして設定する。基本点火時期MADVは、
エンジン回転数Ne及び基本燃料噴射量Tpをパラメー
タとして設定する。
【0018】最終的な燃料噴射量Tiは基本燃料噴射量
Tpと目標空燃比TFBYAとに基づいて算出され、こ
れに対応したパルス幅の駆動パルス信号がエンジン回転
に同期したタイミングで各燃料噴射弁7に出力される
が、ここでは、燃料噴射量の制御については省略し、点
火時期の制御(最終的な点火時期の算出)についてのみ
以下に説明する。
Tpと目標空燃比TFBYAとに基づいて算出され、こ
れに対応したパルス幅の駆動パルス信号がエンジン回転
に同期したタイミングで各燃料噴射弁7に出力される
が、ここでは、燃料噴射量の制御については省略し、点
火時期の制御(最終的な点火時期の算出)についてのみ
以下に説明する。
【0019】ステップ3では、ノック性能補正領域か否
かを判定し、ノック性能補正領域の場合はステップ4に
進み、ノック性能補正領域でない場合はステップ6へ進
む。ここで、ノック性能補正領域か否かは、エンジン回
転数Ne及び基本燃料噴射量Tpに基づいて図4に示す
領域(高回転・高負荷領域)か否かを判定する。ステッ
プ4では、外気温Taより、吸気水蒸気分圧Pwを推定
する。すなわち、図5に示すように、外気温Taが高く
なるに従って、吸気水蒸気分圧Pwが増大するので、こ
の特性に基づくテーブルを参照することにより、外気温
Taから吸気水蒸気分圧Pwを求める。この部分が吸気
水蒸気分圧推定手段に相当する。
かを判定し、ノック性能補正領域の場合はステップ4に
進み、ノック性能補正領域でない場合はステップ6へ進
む。ここで、ノック性能補正領域か否かは、エンジン回
転数Ne及び基本燃料噴射量Tpに基づいて図4に示す
領域(高回転・高負荷領域)か否かを判定する。ステッ
プ4では、外気温Taより、吸気水蒸気分圧Pwを推定
する。すなわち、図5に示すように、外気温Taが高く
なるに従って、吸気水蒸気分圧Pwが増大するので、こ
の特性に基づくテーブルを参照することにより、外気温
Taから吸気水蒸気分圧Pwを求める。この部分が吸気
水蒸気分圧推定手段に相当する。
【0020】ステップ5では、点火時期に対する水温補
正量CTw、空燃比補正量CFA、吸気温補正量CTin
t 、吸気水蒸気分圧補正量CPwを算出する。水温補正
量CTwは、水温Twから、図6のごときテーブルを参
照して設定する。すなわち、水温Twが高くなるほど、
ノックが発生しやすい(ノック発生点火時期が遅角側に
移行する)ので、水温Twが高くなるほど、遅角するよ
うに、水温補正量CTwを小さくする(マイナス側)。
正量CTw、空燃比補正量CFA、吸気温補正量CTin
t 、吸気水蒸気分圧補正量CPwを算出する。水温補正
量CTwは、水温Twから、図6のごときテーブルを参
照して設定する。すなわち、水温Twが高くなるほど、
ノックが発生しやすい(ノック発生点火時期が遅角側に
移行する)ので、水温Twが高くなるほど、遅角するよ
うに、水温補正量CTwを小さくする(マイナス側)。
【0021】空燃比補正量CFAは、目標空燃比TFB
YAから、図7のごときテーブルを参照して設定する。
すなわち、空燃比がリッチになるほど、ノックが発生し
にくい(ノック発生点火時期が進角側に移行する)の
で、空燃比がリッチになるほど、進角するように、空燃
比補正量CFAを大きくする。吸気温補正量CTint
は、吸気温Tint から、図8のごときテーブルを参照し
て設定する。すなわち、吸気温Tint が高くなるほど、
ノックが発生しやすい(ノック発生点火時期が遅角側に
移行する)ので、吸気温Tint が高くなるほど、遅角す
るように、吸気温補正量CTint を小さくする(マイナ
ス側)。
YAから、図7のごときテーブルを参照して設定する。
すなわち、空燃比がリッチになるほど、ノックが発生し
にくい(ノック発生点火時期が進角側に移行する)の
で、空燃比がリッチになるほど、進角するように、空燃
比補正量CFAを大きくする。吸気温補正量CTint
は、吸気温Tint から、図8のごときテーブルを参照し
て設定する。すなわち、吸気温Tint が高くなるほど、
ノックが発生しやすい(ノック発生点火時期が遅角側に
移行する)ので、吸気温Tint が高くなるほど、遅角す
るように、吸気温補正量CTint を小さくする(マイナ
ス側)。
【0022】吸気水蒸気分圧補正量CPwは、吸気水蒸
気分圧Pwから、図9のごときテーブルを参照して設定
する。すなわち、吸気水蒸気分圧Pwが高くなるほど、
ノックが発生しにくい(ノック発生点火時期が進角側に
移行する)ので、吸気水蒸気分圧Pwが高くなるほど、
進角するように、吸気水蒸気分圧補正量CPwを大きく
する。
気分圧Pwから、図9のごときテーブルを参照して設定
する。すなわち、吸気水蒸気分圧Pwが高くなるほど、
ノックが発生しにくい(ノック発生点火時期が進角側に
移行する)ので、吸気水蒸気分圧Pwが高くなるほど、
進角するように、吸気水蒸気分圧補正量CPwを大きく
する。
【0023】一方、ノック性能補正領域でない場合は、
ステップ6にて、これらの補正量(水温補正量CTw、
空燃比補正量CFA、吸気温補正量CTint 、吸気水蒸
気分圧補正量CPw)は全て0(又は所定の基準値)に
設定される。ステップ7では、次式のごとく、基本点火
時期MADVに、水温補正量CTw、空燃比補正量CF
A、吸気温補正量CTint 、吸気水蒸気分圧補正量CP
wを加算して、最終的な点火時期(点火進角値)FAD
Vを算出する。
ステップ6にて、これらの補正量(水温補正量CTw、
空燃比補正量CFA、吸気温補正量CTint 、吸気水蒸
気分圧補正量CPw)は全て0(又は所定の基準値)に
設定される。ステップ7では、次式のごとく、基本点火
時期MADVに、水温補正量CTw、空燃比補正量CF
A、吸気温補正量CTint 、吸気水蒸気分圧補正量CP
wを加算して、最終的な点火時期(点火進角値)FAD
Vを算出する。
【0024】FADV=MADV+CTw+CFA+C
Tint +CPw ここで、ステップ5,7の部分が点火時期補正手段に相
当する。最終的な点火時期FADVが演算されると、こ
れが所定のレジスタにセットされ、そのタイミングに
て、点火気筒の点火コイルへの通電が遮断されて、点火
栓8による点火がなされる。
Tint +CPw ここで、ステップ5,7の部分が点火時期補正手段に相
当する。最終的な点火時期FADVが演算されると、こ
れが所定のレジスタにセットされ、そのタイミングに
て、点火気筒の点火コイルへの通電が遮断されて、点火
栓8による点火がなされる。
【0025】上記の点火時期制御の効果は次の通りであ
る(図10参照)。点火時期は通常、最大トルク発生点火
時期(MBT)に設定されるが、高回転・高負荷領域で
MBTに設定しようとすると、ノッキングが発生する場
合があり、これを回避するため、当該領域の点火時期は
MBTに対し遅角側に設定される。このとき、発生トル
クはMBT設定に対し低下する。
る(図10参照)。点火時期は通常、最大トルク発生点火
時期(MBT)に設定されるが、高回転・高負荷領域で
MBTに設定しようとすると、ノッキングが発生する場
合があり、これを回避するため、当該領域の点火時期は
MBTに対し遅角側に設定される。このとき、発生トル
クはMBT設定に対し低下する。
【0026】しかし、ノック発生点火時期は運転状態や
環境条件(水温、空燃比、吸気温、吸気水蒸気分圧等)
により変化するので、状況によっては、上記の遅角側設
定値に対して進角してもノッキング発生のおそれが無い
場合もある。この場合、不要な遅角により、トルク低下
を生じていることになる。そこで、ノック性能に影響を
及ぼす運転状態や環境条件を検知し、ノック発生点火時
期変化を推定して、点火時期を補正する。この方法によ
り、上記の問題の解決、すなわち、ノッキングを回避し
つつトルクの無駄な低下を防止し、平均的な実用トルク
を向上させることが可能となる。
環境条件(水温、空燃比、吸気温、吸気水蒸気分圧等)
により変化するので、状況によっては、上記の遅角側設
定値に対して進角してもノッキング発生のおそれが無い
場合もある。この場合、不要な遅角により、トルク低下
を生じていることになる。そこで、ノック性能に影響を
及ぼす運転状態や環境条件を検知し、ノック発生点火時
期変化を推定して、点火時期を補正する。この方法によ
り、上記の問題の解決、すなわち、ノッキングを回避し
つつトルクの無駄な低下を防止し、平均的な実用トルク
を向上させることが可能となる。
【0027】また、吸気水蒸気分圧が高くなるほどノッ
クが発生しにくいという特性に従って点火時期を補正す
る場合、吸気水蒸気分圧の検出のために湿度センサを設
けることはコストアップにつながるが、外気温センサに
より検出される外気温より推定することで、特別なセン
サを用いることなく実施できる。尚、外気温センサはエ
アコン制御用に備えられているので、これを用いればよ
い。
クが発生しにくいという特性に従って点火時期を補正す
る場合、吸気水蒸気分圧の検出のために湿度センサを設
けることはコストアップにつながるが、外気温センサに
より検出される外気温より推定することで、特別なセン
サを用いることなく実施できる。尚、外気温センサはエ
アコン制御用に備えられているので、これを用いればよ
い。
【0028】また、図11に日本国内における外気温
(℃)、水蒸気分圧(mmHg)の分布図、図12に北米にお
ける外気温(℃)、水蒸気分圧(mmHg)の分布図を示す
ように、外気温と水蒸気分圧との間には明らかに地域
(仕向地)による一定の傾向があるので、外気温より吸
気水蒸気分圧を推定することには十分な妥当性がある。
これらの図は、理科年表より出典したもので、国内は52
観測点×12ヶ月= 624点、北米は35観測点×12ヶ月= 4
20点の分布図である。尚、吸気水蒸気分圧は外気の水蒸
気分圧とほぼ等しい。
(℃)、水蒸気分圧(mmHg)の分布図、図12に北米にお
ける外気温(℃)、水蒸気分圧(mmHg)の分布図を示す
ように、外気温と水蒸気分圧との間には明らかに地域
(仕向地)による一定の傾向があるので、外気温より吸
気水蒸気分圧を推定することには十分な妥当性がある。
これらの図は、理科年表より出典したもので、国内は52
観測点×12ヶ月= 624点、北米は35観測点×12ヶ月= 4
20点の分布図である。尚、吸気水蒸気分圧は外気の水蒸
気分圧とほぼ等しい。
【0029】図13は第2の実施例のフローチャートであ
る。この実施例では、図2のシステム図において、吸気
温センサ19を設けない。ステップ11では、各種センサの
信号、具体的には、吸入空気流量Qa、エンジン回転数
Ne、水温Tw、外気温Ta、車速VSPなどを読込
む。すなわち、吸気温センサを有していないので、吸気
温Tint を直接検出せず、以下の処理により推定するの
である。
る。この実施例では、図2のシステム図において、吸気
温センサ19を設けない。ステップ11では、各種センサの
信号、具体的には、吸入空気流量Qa、エンジン回転数
Ne、水温Tw、外気温Ta、車速VSPなどを読込
む。すなわち、吸気温センサを有していないので、吸気
温Tint を直接検出せず、以下の処理により推定するの
である。
【0030】従って、吸気温の推定のためにステップ14
〜16が追加されている点が異なり、ステップ12,13,1
7,18,19,20は図3のステップ2,3,4,5,6、
7と同じである。吸気温の推定のためのステップ14〜16
について説明する。ステップ14では、無風時の吸気温と
外気温との温度差(吸気温−外気温;以下「無風時温度
差」という)ΔTint0と、車速補正係数CVSPとを算
出する。
〜16が追加されている点が異なり、ステップ12,13,1
7,18,19,20は図3のステップ2,3,4,5,6、
7と同じである。吸気温の推定のためのステップ14〜16
について説明する。ステップ14では、無風時の吸気温と
外気温との温度差(吸気温−外気温;以下「無風時温度
差」という)ΔTint0と、車速補正係数CVSPとを算
出する。
【0031】無風時温度差ΔTint0は、図14に示すごと
きテーブルを参照して、吸入空気流量Qaから求める。
この場合、吸入空気流量Qaの増大に伴って無風時温度
差ΔTint0を増大させる。又は、図15に示すごときマッ
プを参照して、エンジン回転数Neと基本燃料噴射量T
pとから求める。この場合、高回転・高負荷になるほど
無風時温度差ΔTint0を増大させる。
きテーブルを参照して、吸入空気流量Qaから求める。
この場合、吸入空気流量Qaの増大に伴って無風時温度
差ΔTint0を増大させる。又は、図15に示すごときマッ
プを参照して、エンジン回転数Neと基本燃料噴射量T
pとから求める。この場合、高回転・高負荷になるほど
無風時温度差ΔTint0を増大させる。
【0032】車速補正係数CVSPは、図16に示すごと
きテーブルを参照して、車速VSPから求める。この場
合、車速VSP=0のときに車速補正係数CVSP=1.
0 とし、車速VSPの増大に伴って車速補正係数CVS
Pを減少させる。ステップ15では、次式のごとく、外気
温Taに無風時温度差ΔTint0と車速補正係数CVSP
との積を加算することにより、吸気温Tint を求める。
きテーブルを参照して、車速VSPから求める。この場
合、車速VSP=0のときに車速補正係数CVSP=1.
0 とし、車速VSPの増大に伴って車速補正係数CVS
Pを減少させる。ステップ15では、次式のごとく、外気
温Taに無風時温度差ΔTint0と車速補正係数CVSP
との積を加算することにより、吸気温Tint を求める。
【0033】Tint =Ta+CVSP・ΔTint0 ステップ16では、求められた吸気温Tint を加重平均処
理する。 Tint i =(1−K1)・Tint i-1 +K1・Tint i 尚、右辺のTint i-1 は前回の加重平均処理後の吸気
温、右辺のTint i はステップ25で今回求めた吸気温、
左辺のTint i は今回の加重平均処理後の吸気温であ
り、K1は加重平均係数である(0<K1<1)。
理する。 Tint i =(1−K1)・Tint i-1 +K1・Tint i 尚、右辺のTint i-1 は前回の加重平均処理後の吸気
温、右辺のTint i はステップ25で今回求めた吸気温、
左辺のTint i は今回の加重平均処理後の吸気温であ
り、K1は加重平均係数である(0<K1<1)。
【0034】加重平均処理を施すのは、運転条件の変化
に伴う推定値の急変を防止するためである(実際の吸気
温は運転条件の変化ほど急激には変化しないから)。こ
うして得られた加重平均処理後の吸気温Tint (=Tin
t i )を用いて、吸気温補正係数CTint を求めるので
ある。従って、吸気温センサを省略できるという利点が
ある。尚、ステップ14〜16の部分が吸気温推定手段に相
当し、吸気温推定のための運転条件検出手段は吸入空気
流量Qa(又はエンジン回転数Neと基本燃料噴射量T
p)及び車速VSPを検出している。
に伴う推定値の急変を防止するためである(実際の吸気
温は運転条件の変化ほど急激には変化しないから)。こ
うして得られた加重平均処理後の吸気温Tint (=Tin
t i )を用いて、吸気温補正係数CTint を求めるので
ある。従って、吸気温センサを省略できるという利点が
ある。尚、ステップ14〜16の部分が吸気温推定手段に相
当し、吸気温推定のための運転条件検出手段は吸入空気
流量Qa(又はエンジン回転数Neと基本燃料噴射量T
p)及び車速VSPを検出している。
【0035】図17は第3の実施例のフローチャートであ
る。この実施例では、図2のシステム図において、外気
温センサ20を設けない。ステップ21では、各種センサの
信号、具体的には、吸入空気流量Qa、エンジン回転数
Ne、水温Tw、吸気温Tint 、車速VSPなどを読込
む。すなわち、外気温センサを有していないので、外気
温Taを直接検出せず、以下の処理により推定するので
ある。
る。この実施例では、図2のシステム図において、外気
温センサ20を設けない。ステップ21では、各種センサの
信号、具体的には、吸入空気流量Qa、エンジン回転数
Ne、水温Tw、吸気温Tint 、車速VSPなどを読込
む。すなわち、外気温センサを有していないので、外気
温Taを直接検出せず、以下の処理により推定するので
ある。
【0036】従って、外気温の推定のためにステップ24
〜26が追加されている点が異なり、ステップ22,23,2
7,28,29,30は図3のステップ2,3,4,5,6、
7と同じである。外気温の推定のためのステップ24〜26
について説明する。ステップ24では、図13のステップ14
と同様に、無風時温度差(吸気温−外気温)ΔTint0
と、車速補正係数CVSPとを算出する。
〜26が追加されている点が異なり、ステップ22,23,2
7,28,29,30は図3のステップ2,3,4,5,6、
7と同じである。外気温の推定のためのステップ24〜26
について説明する。ステップ24では、図13のステップ14
と同様に、無風時温度差(吸気温−外気温)ΔTint0
と、車速補正係数CVSPとを算出する。
【0037】ステップ25では、次式のごとく、吸気温T
int から無風時温度差ΔTint0と車速補正係数CVSP
との積を減算することにより、外気温Taを求める。 Ta=Tint −CVSP・ΔTint0 ステップ26では、求められた外気温Taを加重平均処理
する。 Ta i=(1−K2)・Ta i-1+K2・Ta i 尚、右辺のTa i-1は前回の加重平均処理後の外気温、
右辺のTa iはステップ15で今回求めた外気温、左辺の
Ta iは今回の加重平均処理後の外気温であり、K2は
加重平均係数である(0<K2<1)。
int から無風時温度差ΔTint0と車速補正係数CVSP
との積を減算することにより、外気温Taを求める。 Ta=Tint −CVSP・ΔTint0 ステップ26では、求められた外気温Taを加重平均処理
する。 Ta i=(1−K2)・Ta i-1+K2・Ta i 尚、右辺のTa i-1は前回の加重平均処理後の外気温、
右辺のTa iはステップ15で今回求めた外気温、左辺の
Ta iは今回の加重平均処理後の外気温であり、K2は
加重平均係数である(0<K2<1)。
【0038】加重平均処理を施すのは、運転条件の変化
に伴う推定値の急変を防止するためである(実際の外気
温は運転条件の変化ほど急激には変化しないから)。こ
うして得られた加重平均処理後の外気温Ta(=T
a i)を用いて、吸気水蒸気分圧Pwを推定し、吸気水
蒸気分圧補正量CPwを求めるのである。従って、外気
温センサを省略できるという利点がある。尚、ステップ
24〜26の部分が外気温推定手段に相当し、外気温推定の
ための運転条件検出手段は吸入空気流量Qa(又はエン
ジン回転数Neと基本燃料噴射量Tp)及び車速VSP
を検出している。
に伴う推定値の急変を防止するためである(実際の外気
温は運転条件の変化ほど急激には変化しないから)。こ
うして得られた加重平均処理後の外気温Ta(=T
a i)を用いて、吸気水蒸気分圧Pwを推定し、吸気水
蒸気分圧補正量CPwを求めるのである。従って、外気
温センサを省略できるという利点がある。尚、ステップ
24〜26の部分が外気温推定手段に相当し、外気温推定の
ための運転条件検出手段は吸入空気流量Qa(又はエン
ジン回転数Neと基本燃料噴射量Tp)及び車速VSP
を検出している。
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の実施の一形態を示すシステム図
【図3】 第1の実施例のフローチャート
【図4】 ノック性能補正領域を示す図
【図5】 外気温と吸気水蒸気分圧との関係を示す図
【図6】 水温とノック発生点火時期との関係を示す図
【図7】 空燃比とノック発生点火時期との関係を示す
図
図
【図8】 吸気温とノック発生点火時期との関係を示す
図
図
【図9】 吸気水蒸気分圧とノック発生点火時期との関
係を示す図
係を示す図
【図10】 点火時期補正の効果を示す図
【図11】 日本国内の環境実勢を示す図
【図12】 北米の環境実勢を示す図
【図13】 第2の実施例のフローチャート
【図14】 無風時温度差の算出例1を示す図
【図15】 無風時温度差の算出例2を示す図
【図16】 車速補正係数の算出例を示す図
【図17】 第3の実施例のフローチャート
1 エンジン 7 燃料噴射弁 8 点火栓 12 コントロールユニット 13 クランク角センサ 14 エアフローメータ 16 水温センサ 18 車速センサ 19 吸気温センサ 20 外気温センサ
Claims (7)
- 【請求項1】エンジン運転条件に基づいて点火時期を制
御するエンジンの点火時期制御装置において、 外気温を検出する外気温検出手段と、 外気温に基づいて吸気水蒸気分圧を推定する吸気水蒸気
分圧推定手段と、 吸気水蒸気分圧に基づいて点火時期を補正する点火時期
補正手段と、 を設けたことを特徴とするエンジンの点火時期制御装
置。 - 【請求項2】エンジン運転条件に基づいて点火時期を制
御するエンジンの点火時期制御装置において、 吸気温を検出する吸気温検出手段と、 外気温を検出する外気温検出手段と、 外気温に基づいて吸気水蒸気分圧を推定する吸気水蒸気
分圧推定手段と、 吸気温及び吸気水蒸気分圧に基づいて点火時期を補正す
る点火時期補正手段と、 を設けたことを特徴とするエンジンの点火時期制御装
置。 - 【請求項3】前記吸気温検出手段に代えて、外気温を検
出する外気温検出手段と、運転条件を検出する運転条件
検出手段と、外気温と運転条件とに基づいて吸気温を推
定する吸気温推定手段とを設けたことを特徴とする請求
項2記載のエンジンの点火時期制御装置。 - 【請求項4】前記吸気温推定手段は、運転条件に基づい
て吸気温と外気温との温度差を算出する手段を有し、外
気温に前記温度差を加算して、吸気温を求めるものであ
ることを特徴とする請求項3記載のエンジンの点火時期
制御装置。 - 【請求項5】前記外気温検出手段に代えて、吸気温を検
出する吸気温検出手段と、運転条件を検出する運転条件
検出手段と、吸気温と運転条件とに基づいて外気温を推
定する外気温推定手段とを設けたことを特徴とする請求
項1又は請求項2記載のエンジンの点火時期制御装置。 - 【請求項6】前記外気温推定手段は、運転条件に基づい
て吸気温と外気温との温度差を算出する手段を有し、吸
気温から前記温度差を減算して、外気温を求めるもので
あることを特徴とする請求項5記載のエンジンの点火時
期制御装置。 - 【請求項7】前記吸気水蒸気分圧推定手段は、予め外気
温に応じて吸気水蒸気分圧を定めて記憶させたテーブル
を参照して、吸気水蒸気分圧を求めるものであることを
特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の
エンジンの点火時期制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8331006A JPH10169536A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | エンジンの点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8331006A JPH10169536A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | エンジンの点火時期制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169536A true JPH10169536A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18238778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8331006A Pending JPH10169536A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | エンジンの点火時期制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10169536A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6851411B2 (en) * | 2003-02-17 | 2005-02-08 | Nissan Motor Co., Ltd. | Knocking index value calculation device and calculation method thereof |
CN106030098A (zh) * | 2014-02-19 | 2016-10-12 | 标致雪铁龙集团 | 用于计算发动机的点火提前的确定参考空气填充量的方法 |
CN115263636A (zh) * | 2022-07-27 | 2022-11-01 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种点火提前角的修正方法、装置及电子设备 |
-
1996
- 1996-12-11 JP JP8331006A patent/JPH10169536A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6851411B2 (en) * | 2003-02-17 | 2005-02-08 | Nissan Motor Co., Ltd. | Knocking index value calculation device and calculation method thereof |
CN106030098A (zh) * | 2014-02-19 | 2016-10-12 | 标致雪铁龙集团 | 用于计算发动机的点火提前的确定参考空气填充量的方法 |
CN115263636A (zh) * | 2022-07-27 | 2022-11-01 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种点火提前角的修正方法、装置及电子设备 |
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