JPH10169255A - 墓 - Google Patents
墓Info
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- JPH10169255A JPH10169255A JP33352396A JP33352396A JPH10169255A JP H10169255 A JPH10169255 A JP H10169255A JP 33352396 A JP33352396 A JP 33352396A JP 33352396 A JP33352396 A JP 33352396A JP H10169255 A JPH10169255 A JP H10169255A
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- JP
- Japan
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- tomb
- opening
- light path
- bone
- stone
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨堂内を明るくできるようにし、骨堂内の通
気性を図り、外観品質を向上させる。 【解決手段】 石製の墓本体1と、墓本体1の下側に設
けられるとともに骨を入れる開口8を墓本体1の前側に
有した骨堂6と、骨堂6の開口8を開閉する石製の骨蓋
9と、底板11,天板12及び左右一対の側板13によ
りロウソクや線香を燃やすための空間を形成するととも
に骨蓋9の上に載置される石製の供机10とを備え、骨
蓋9及び供机10の底板11に、骨堂6に連通し骨堂6
内に光を導入するための光道20を設け、光道20の入
口21に筒状体で構成された透光性のカバー22を設
け、カバー22に光道20に連通する小孔からなる多数
の換気口25を設けた。
気性を図り、外観品質を向上させる。 【解決手段】 石製の墓本体1と、墓本体1の下側に設
けられるとともに骨を入れる開口8を墓本体1の前側に
有した骨堂6と、骨堂6の開口8を開閉する石製の骨蓋
9と、底板11,天板12及び左右一対の側板13によ
りロウソクや線香を燃やすための空間を形成するととも
に骨蓋9の上に載置される石製の供机10とを備え、骨
蓋9及び供机10の底板11に、骨堂6に連通し骨堂6
内に光を導入するための光道20を設け、光道20の入
口21に筒状体で構成された透光性のカバー22を設
け、カバー22に光道20に連通する小孔からなる多数
の換気口25を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石製の墓本体の下
側に骨堂を備えた墓に関する。
側に骨堂を備えた墓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の墓としては、例えば、石
製の墓本体と、コンクリートの壁部によって形成され墓
本体の下側に設けられるとともに骨を入れる開口を墓本
体の前側に有した骨堂と、骨堂の開口を開閉する石製の
骨蓋と、ロウソクや線香を燃やすための空間を形成する
とともに骨蓋の上に載置される石製の供机とを備えたも
のがある。そして、納骨するときは、供机を骨蓋から下
ろし、骨蓋を開け、開口から骨を入れ、入れ終ったなら
ば、骨蓋を閉めて密閉し、供机を載置しておく。
製の墓本体と、コンクリートの壁部によって形成され墓
本体の下側に設けられるとともに骨を入れる開口を墓本
体の前側に有した骨堂と、骨堂の開口を開閉する石製の
骨蓋と、ロウソクや線香を燃やすための空間を形成する
とともに骨蓋の上に載置される石製の供机とを備えたも
のがある。そして、納骨するときは、供机を骨蓋から下
ろし、骨蓋を開け、開口から骨を入れ、入れ終ったなら
ば、骨蓋を閉めて密閉し、供机を載置しておく。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の墓にあっては、遺骨を納骨した後は、骨堂が密閉
されるので、暗くなってしまうという欠点があった。ま
た、遺族等墓参する者にとって、死者のいるところが暗
いので閉塞感等が生じ、心情的に安心が得られないとい
う側面もあった。また、骨堂が密閉されることから、通
気性が悪く、骨堂内の環境を改善したいという要請もあ
る。本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、骨
堂内を明るくできるようにした墓を提供することを目的
とする。また、必要に応じ、骨堂内の通気性を図り、外
観品質を向上させる点も考慮した。
従来の墓にあっては、遺骨を納骨した後は、骨堂が密閉
されるので、暗くなってしまうという欠点があった。ま
た、遺族等墓参する者にとって、死者のいるところが暗
いので閉塞感等が生じ、心情的に安心が得られないとい
う側面もあった。また、骨堂が密閉されることから、通
気性が悪く、骨堂内の環境を改善したいという要請もあ
る。本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、骨
堂内を明るくできるようにした墓を提供することを目的
とする。また、必要に応じ、骨堂内の通気性を図り、外
観品質を向上させる点も考慮した。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明の墓は、石製の墓本体と、該墓本体の下
側に設けられるとともに骨を入れる開口を有した骨堂
と、該骨堂の開口を開閉する石製の骨蓋とを備えた墓に
おいて、上記墓本体もしくは骨蓋に上記骨堂に連通し該
骨堂内に光を導入するための光道を設けた構成としてい
る。そして、必要に応じ、上記光道の入口に透光性のカ
バーを設けた構成としている。この場合、上記カバーを
光道の入口に立設される筒状体で構成したことが有効で
ある。そしてまた、必要に応じ、上記カバーに光道に連
通する換気口を設けた構成としている。
るため、本発明の墓は、石製の墓本体と、該墓本体の下
側に設けられるとともに骨を入れる開口を有した骨堂
と、該骨堂の開口を開閉する石製の骨蓋とを備えた墓に
おいて、上記墓本体もしくは骨蓋に上記骨堂に連通し該
骨堂内に光を導入するための光道を設けた構成としてい
る。そして、必要に応じ、上記光道の入口に透光性のカ
バーを設けた構成としている。この場合、上記カバーを
光道の入口に立設される筒状体で構成したことが有効で
ある。そしてまた、必要に応じ、上記カバーに光道に連
通する換気口を設けた構成としている。
【0005】また、石製の墓本体と、該墓本体の下側に
設けられるとともに骨を入れる開口を該墓本体の前側に
有した骨堂と、該骨堂の開口を開閉する石製の骨蓋と、
底板,天板及び左右一対の側板によりロウソクや線香を
燃やすための空間を形成するとともに上記骨蓋の上に載
置される石製の供机とを備えた墓において、上記骨蓋及
び供机の底板に、上記骨堂に連通し該骨堂に光を導入す
るための光道を設け、該光道の入口に筒状体で構成され
た透光性のカバーを設け、該カバーに光道に連通する換
気口を設けた構成としている。
設けられるとともに骨を入れる開口を該墓本体の前側に
有した骨堂と、該骨堂の開口を開閉する石製の骨蓋と、
底板,天板及び左右一対の側板によりロウソクや線香を
燃やすための空間を形成するとともに上記骨蓋の上に載
置される石製の供机とを備えた墓において、上記骨蓋及
び供机の底板に、上記骨堂に連通し該骨堂に光を導入す
るための光道を設け、該光道の入口に筒状体で構成され
た透光性のカバーを設け、該カバーに光道に連通する換
気口を設けた構成としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて、本発
明の実施の形態に係る墓について詳細に説明する。図1
乃至図3には第一の実施の形態に係る墓を示している。
図において、1は石製の墓本体であって、矩形ブロック
状の下台2,中台3,上台4及び所謂さおといわれる表
示体(以下「さお5」という)を順次積み重ねて形成さ
れている。6は骨堂であって、墓本体1の下側であって
地中下に設けられており、コンクリートの壁部7によっ
て形成され墓本体1の下側に設けられるとともに骨を入
れる開口8を墓本体1の前側に有している。この開口8
は、墓本体1の下台2を地面上に設置するとともにこの
下台2によって骨堂6の後側を塞ぐことにより形成され
ている。9は骨堂6の開口8を開閉する石製の矩形板状
の骨蓋である。
明の実施の形態に係る墓について詳細に説明する。図1
乃至図3には第一の実施の形態に係る墓を示している。
図において、1は石製の墓本体であって、矩形ブロック
状の下台2,中台3,上台4及び所謂さおといわれる表
示体(以下「さお5」という)を順次積み重ねて形成さ
れている。6は骨堂であって、墓本体1の下側であって
地中下に設けられており、コンクリートの壁部7によっ
て形成され墓本体1の下側に設けられるとともに骨を入
れる開口8を墓本体1の前側に有している。この開口8
は、墓本体1の下台2を地面上に設置するとともにこの
下台2によって骨堂6の後側を塞ぐことにより形成され
ている。9は骨堂6の開口8を開閉する石製の矩形板状
の骨蓋である。
【0007】10は骨蓋9の上に載置される石製の供机
であり、底板11,天板12,左右一対の側板13及び
背面板14を備え、これらの各板11,12,13,1
4によって囲繞されロウソクや線香を燃やすための空間
15を形成している。16は側板13に開閉可能に設け
られ空間15を開閉する開閉扉である。開閉扉16は、
例えば金属板を矩形状に折曲形成して形成され、覗窓1
7が設けられている。18は墓本体1の下台2前側の両
側に載置された石製のローソク立、19は供机10の左
右に設けられ骨蓋9に載置される石製の花瓶体である。
であり、底板11,天板12,左右一対の側板13及び
背面板14を備え、これらの各板11,12,13,1
4によって囲繞されロウソクや線香を燃やすための空間
15を形成している。16は側板13に開閉可能に設け
られ空間15を開閉する開閉扉である。開閉扉16は、
例えば金属板を矩形状に折曲形成して形成され、覗窓1
7が設けられている。18は墓本体1の下台2前側の両
側に載置された石製のローソク立、19は供机10の左
右に設けられ骨蓋9に載置される石製の花瓶体である。
【0008】そして、骨蓋9及び供机10の底板11に
は、骨堂6に連通し骨堂6に光を導入するための直状の
光道20が設けられている。光道20は断面円形であっ
て、その入口21は供机10の底板11の奥中央に位置
して形成されている。この光道20の入口21には、筒
状体で構成された例えば、ガラスやプラスチックで形成
された透光性のカバー22が設けられている。このカバ
ー22は、図3に示すように、円筒状の筒本体23の上
側開口を円盤24で塞いで形成され、筒本体23の上部
周囲に光道20に連通する小孔からなる換気口25が多
数形成されている。光道20の入口21は、図3に示す
ように、所謂座ぐり形成されており、筒本体23が嵌合
する大きさの内径に形成され、嵌合された筒本体23の
下端が支承される段部26を有している。
は、骨堂6に連通し骨堂6に光を導入するための直状の
光道20が設けられている。光道20は断面円形であっ
て、その入口21は供机10の底板11の奥中央に位置
して形成されている。この光道20の入口21には、筒
状体で構成された例えば、ガラスやプラスチックで形成
された透光性のカバー22が設けられている。このカバ
ー22は、図3に示すように、円筒状の筒本体23の上
側開口を円盤24で塞いで形成され、筒本体23の上部
周囲に光道20に連通する小孔からなる換気口25が多
数形成されている。光道20の入口21は、図3に示す
ように、所謂座ぐり形成されており、筒本体23が嵌合
する大きさの内径に形成され、嵌合された筒本体23の
下端が支承される段部26を有している。
【0009】従って、この第一の実施例に係る墓によれ
ば、納骨するときは、供机10及び花瓶体19を骨蓋9
から下ろし、骨蓋9を開け、開口8から骨を入れ、入れ
終ったならば、骨蓋9を閉め、供机10及び花瓶体19
を載置しておく。この状態においては、光道20の入口
21にはカバー22が設けられているので、木の葉や塵
等のゴミが光道20を通って骨堂6に入る事態が抑制さ
れ、骨堂6内を汚す事態が防止される。また、カバー2
2を通して、あるいはカバー22を取る等して、光道2
0内を覗き込めば、骨堂6内の状態をある程度見ること
ができ、そのため、遺骨の状態を視認することもでき
る。更に、カバー22には、換気口25が設けられてい
るので、光道20を通して骨堂6内の換気が行なわれ、
そのため、通気性が良くなって、骨堂6の環境が向上さ
せられ、骨の保存が良好に行なわれる。
ば、納骨するときは、供机10及び花瓶体19を骨蓋9
から下ろし、骨蓋9を開け、開口8から骨を入れ、入れ
終ったならば、骨蓋9を閉め、供机10及び花瓶体19
を載置しておく。この状態においては、光道20の入口
21にはカバー22が設けられているので、木の葉や塵
等のゴミが光道20を通って骨堂6に入る事態が抑制さ
れ、骨堂6内を汚す事態が防止される。また、カバー2
2を通して、あるいはカバー22を取る等して、光道2
0内を覗き込めば、骨堂6内の状態をある程度見ること
ができ、そのため、遺骨の状態を視認することもでき
る。更に、カバー22には、換気口25が設けられてい
るので、光道20を通して骨堂6内の換気が行なわれ、
そのため、通気性が良くなって、骨堂6の環境が向上さ
せられ、骨の保存が良好に行なわれる。
【0010】そして、墓参するときは、図1及び図2に
示すように、供机10の扉を開け、空間内にロウソクを
立てて火をつけ明りをつけるとともに、線香を立てる等
する。この場合、外部の光りやローソクの光りがカバー
22及び光道20を通して骨堂6内に差し込む。そのた
め、骨堂6内がわずかながら明るくなる。そのため、遺
族等墓参する者にとって、死者のいるところが明るくな
るので、暗い場合に比較して閉塞感等が生じにくく、心
情的に安心が得られる。また、供机10内に透光性のカ
バー22が立設されているので、光道20のみの場合に
比較して採光性が良くなる。また、透光性のカバー22
が立設されていることから、デザイン的に面白く見栄え
が良くなり、品質の向上が図られる。特に、遺骨とのつ
ながりを感じ取れるシンボルとしても機能し、それだ
け、供養する者の心情的安心が提供される。
示すように、供机10の扉を開け、空間内にロウソクを
立てて火をつけ明りをつけるとともに、線香を立てる等
する。この場合、外部の光りやローソクの光りがカバー
22及び光道20を通して骨堂6内に差し込む。そのた
め、骨堂6内がわずかながら明るくなる。そのため、遺
族等墓参する者にとって、死者のいるところが明るくな
るので、暗い場合に比較して閉塞感等が生じにくく、心
情的に安心が得られる。また、供机10内に透光性のカ
バー22が立設されているので、光道20のみの場合に
比較して採光性が良くなる。また、透光性のカバー22
が立設されていることから、デザイン的に面白く見栄え
が良くなり、品質の向上が図られる。特に、遺骨とのつ
ながりを感じ取れるシンボルとしても機能し、それだ
け、供養する者の心情的安心が提供される。
【0011】図4及び図5には第二の実施の形態に係る
墓を示している。この実施の形態に係る墓本体1は、下
台2,中台3及びさお5を順次積み重ねて形成されてい
る。墓本体1の下台2の前側中央に、骨堂6に連通し骨
堂6に光を導入するための断面円形の直状の光道20が
形成されている。この光道20の入口21には、筒状体
で構成された例えば、ガラスやプラスチックで形成され
た透光性のカバー22が設けられている。このカバー2
2は、上記第一の実施の形態と同様に、円筒状の筒本体
23の上側開口を円盤24で塞いで形成され、筒本体2
3の上部周囲に光道20に連通する小孔からなる換気口
25が多数形成されている。光道20の入口21は、所
謂座ぐり形成されており、筒本体23が嵌合する大きさ
の内径に形成され、嵌合された筒本体23の下端が支承
される段部26を有している。27はカバー22を覆う
石製の覆体であって、前側に開閉可能な開閉扉28を有
した箱形に形成されている。
墓を示している。この実施の形態に係る墓本体1は、下
台2,中台3及びさお5を順次積み重ねて形成されてい
る。墓本体1の下台2の前側中央に、骨堂6に連通し骨
堂6に光を導入するための断面円形の直状の光道20が
形成されている。この光道20の入口21には、筒状体
で構成された例えば、ガラスやプラスチックで形成され
た透光性のカバー22が設けられている。このカバー2
2は、上記第一の実施の形態と同様に、円筒状の筒本体
23の上側開口を円盤24で塞いで形成され、筒本体2
3の上部周囲に光道20に連通する小孔からなる換気口
25が多数形成されている。光道20の入口21は、所
謂座ぐり形成されており、筒本体23が嵌合する大きさ
の内径に形成され、嵌合された筒本体23の下端が支承
される段部26を有している。27はカバー22を覆う
石製の覆体であって、前側に開閉可能な開閉扉28を有
した箱形に形成されている。
【0012】従って、この第二の実施の形態によれば、
墓参するときは、図4及び図5に示すように、覆体27
の開閉扉28を開けて行なう。この場合、外部の光りが
カバー22及び光道20を通して骨堂6内に差し込む。
そのため、骨堂6内がわずかながら明るくなる。そのた
め、上記第一の実施の形態と同様に、遺族等墓参する者
にとって、死者のいるところが明るくなるので、暗い場
合に比較して閉塞感等が生じにくく、心情的に安心が得
られる。また、採光性が良くなり、デザイン的に面白く
見栄えが良くなり、品質の向上が図られる等、上記第一
の実施の形態と同様の作用,効果が得られる。
墓参するときは、図4及び図5に示すように、覆体27
の開閉扉28を開けて行なう。この場合、外部の光りが
カバー22及び光道20を通して骨堂6内に差し込む。
そのため、骨堂6内がわずかながら明るくなる。そのた
め、上記第一の実施の形態と同様に、遺族等墓参する者
にとって、死者のいるところが明るくなるので、暗い場
合に比較して閉塞感等が生じにくく、心情的に安心が得
られる。また、採光性が良くなり、デザイン的に面白く
見栄えが良くなり、品質の向上が図られる等、上記第一
の実施の形態と同様の作用,効果が得られる。
【0013】図6及び図7には第三の実施の形態に係る
墓を示している。この実施例に係る墓は、墓本体1が、
上記第一及び第二の実施の形態と異なって、六角柱ブロ
ック状の下台2,中台3,さお5,かさ5a及び宝殊5
bの順に順次積み重ねて形成されている。そして、さお
5は、前側に開放する中空部30を有し、開放部に開閉
扉31が設けられている。そして、墓本体1の下台2,
中台3,さお5の底部中央に、骨堂6に連通する孔32
が形成され、この孔32に例えばステンレス製の管33
が嵌挿されており、この管33で形成される通路が、骨
堂6に連通し骨堂6に光を導入するための断面円形の光
道20として構成されている。
墓を示している。この実施例に係る墓は、墓本体1が、
上記第一及び第二の実施の形態と異なって、六角柱ブロ
ック状の下台2,中台3,さお5,かさ5a及び宝殊5
bの順に順次積み重ねて形成されている。そして、さお
5は、前側に開放する中空部30を有し、開放部に開閉
扉31が設けられている。そして、墓本体1の下台2,
中台3,さお5の底部中央に、骨堂6に連通する孔32
が形成され、この孔32に例えばステンレス製の管33
が嵌挿されており、この管33で形成される通路が、骨
堂6に連通し骨堂6に光を導入するための断面円形の光
道20として構成されている。
【0014】図7に示すように、管33の上部は、光道
20の入口21として構成され、さお5の中空部30に
僅かに突出しており、この突出した入口21に、筒状体
で構成された例えば、ガラスやプラスチックで形成され
た透光性のカバー22が被冠されている。34は管33
に設けられカバー22を支承する鍔状のストッパであ
る。このカバー22は、円筒状の筒本体23の上側開口
を円盤24で塞いで形成され、筒本体23の上部周囲に
光道20に連通する小孔からなる換気口25が多数形成
されている。35はカバー22の下端部を覆うとともに
突出した管33の入口21を覆い隠す金属製の装飾リン
グである。
20の入口21として構成され、さお5の中空部30に
僅かに突出しており、この突出した入口21に、筒状体
で構成された例えば、ガラスやプラスチックで形成され
た透光性のカバー22が被冠されている。34は管33
に設けられカバー22を支承する鍔状のストッパであ
る。このカバー22は、円筒状の筒本体23の上側開口
を円盤24で塞いで形成され、筒本体23の上部周囲に
光道20に連通する小孔からなる換気口25が多数形成
されている。35はカバー22の下端部を覆うとともに
突出した管33の入口21を覆い隠す金属製の装飾リン
グである。
【0015】従って、この第三の実施例に係る墓によれ
ば、墓参するときは、図6に示すように、さお5の開閉
扉31を開けて行なう。この場合、外部の光りがカバー
22及び光道20を通して骨堂6内に差し込む。そのた
め、骨堂6内がわずかながら明るくなる。そのため、上
記第一及び第二の実施の形態と同様に、遺族等墓参する
者にとって、死者のいるところが明るくなるので、暗い
場合に比較して閉塞感等が生じにくく、心情的に安心が
得られる。また、採光性が良くなり、デザイン的に面白
く見栄えが良くなり、品質の向上が図られる等、上記第
一及び第二の実施の形態と同様の作用,効果が得られ
る。
ば、墓参するときは、図6に示すように、さお5の開閉
扉31を開けて行なう。この場合、外部の光りがカバー
22及び光道20を通して骨堂6内に差し込む。そのた
め、骨堂6内がわずかながら明るくなる。そのため、上
記第一及び第二の実施の形態と同様に、遺族等墓参する
者にとって、死者のいるところが明るくなるので、暗い
場合に比較して閉塞感等が生じにくく、心情的に安心が
得られる。また、採光性が良くなり、デザイン的に面白
く見栄えが良くなり、品質の向上が図られる等、上記第
一及び第二の実施の形態と同様の作用,効果が得られ
る。
【0016】尚、上記各実施の形態において、カバー2
2は円筒状の筒本体23の上側開口を円盤24で塞ぎ、
筒本体23の上部周囲に光道20に連通する小孔からな
る換気口25を多数形成して構成したが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、例えば、図8(a)に示す
ように、透光性の円筒管の上部をU字状に曲げ、上側を
開放させて換気口25として形成しても良く、また、図
8(b)に示すように、透光性の円筒管の上部に円筒管
の上部と離間した笠37を支持棒38を介して設け、上
側を開放させて換気口25として形成しても良く、適宜
変更して差支えない。また、カバー22は、図9(a)
(b)に示すように、光道20の入口21を覆う換気口
25が開設された透光性の板であっても良い。更に、光
道20の形状は上述したものに限定されず、図9(a)
に示すように、断面略細長状に形成しても良く適宜変更
して差支えない。
2は円筒状の筒本体23の上側開口を円盤24で塞ぎ、
筒本体23の上部周囲に光道20に連通する小孔からな
る換気口25を多数形成して構成したが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、例えば、図8(a)に示す
ように、透光性の円筒管の上部をU字状に曲げ、上側を
開放させて換気口25として形成しても良く、また、図
8(b)に示すように、透光性の円筒管の上部に円筒管
の上部と離間した笠37を支持棒38を介して設け、上
側を開放させて換気口25として形成しても良く、適宜
変更して差支えない。また、カバー22は、図9(a)
(b)に示すように、光道20の入口21を覆う換気口
25が開設された透光性の板であっても良い。更に、光
道20の形状は上述したものに限定されず、図9(a)
に示すように、断面略細長状に形成しても良く適宜変更
して差支えない。
【0017】また、光道20は、上述した各実施の形態
の部位に限らず、例えば、図10に示すように、下台2
及び中台3にその入口21が中台3の前面に位置するよ
うに開け、多数の小孔からなる換気口が開設された板状
のカバー22で入口21を覆うように構成し、あるい
は、下台2の前面及び供机10の背面板14にその入口
21が位置するように開け、換気口が開設された板状の
カバー22で入口21を覆うように構成する等、どのよ
うな部位に設けても良いことは勿論である。
の部位に限らず、例えば、図10に示すように、下台2
及び中台3にその入口21が中台3の前面に位置するよ
うに開け、多数の小孔からなる換気口が開設された板状
のカバー22で入口21を覆うように構成し、あるい
は、下台2の前面及び供机10の背面板14にその入口
21が位置するように開け、換気口が開設された板状の
カバー22で入口21を覆うように構成する等、どのよ
うな部位に設けても良いことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の墓によれ
ば、墓本体もしくは骨蓋に骨堂に連通し骨堂に光を導入
するための光道を設けたので、骨堂内を明るくすること
ができる。そのため、遺族等墓参する者にとって、死者
のいるところが明るくなるので、暗い場合に比較して閉
塞感等が生じにくく、心情的に安心を与えるようにする
ことができる。また、光道の入口に透光性のカバーを設
けた場合には、木の葉や塵等のゴミが光道を通って骨堂
に入る事態を抑制することができ、骨堂内を汚す事態を
防止することができる。更に、カバーは透光性なので、
光道を通して内部の状態を見ることもでき、そのため、
遺骨の状態の視認に供せられる。
ば、墓本体もしくは骨蓋に骨堂に連通し骨堂に光を導入
するための光道を設けたので、骨堂内を明るくすること
ができる。そのため、遺族等墓参する者にとって、死者
のいるところが明るくなるので、暗い場合に比較して閉
塞感等が生じにくく、心情的に安心を与えるようにする
ことができる。また、光道の入口に透光性のカバーを設
けた場合には、木の葉や塵等のゴミが光道を通って骨堂
に入る事態を抑制することができ、骨堂内を汚す事態を
防止することができる。更に、カバーは透光性なので、
光道を通して内部の状態を見ることもでき、そのため、
遺骨の状態の視認に供せられる。
【0019】更にまた、カバーを光道の入口に立設され
る筒状体で構成した場合には、単に穴を開けた場合に比
較して採光性が良くなる。また、透光性のカバーが立設
されていることから、デザイン的に面白く見栄えが良く
なり、品質の向上が図られる。特に、遺骨とのつながり
を感じ取れるシンボルとしても機能し、それだけ、供養
する者の心情的安心が提供される。また、カバーに光道
に連通する換気口を設けた場合には、光道を通して骨堂
内の換気を行なうことができ、そのため、通気性が良く
なって、骨堂の環境を向上させることができ、骨の保存
を良好に行なうことができるようになる等種々の効果を
奏する。
る筒状体で構成した場合には、単に穴を開けた場合に比
較して採光性が良くなる。また、透光性のカバーが立設
されていることから、デザイン的に面白く見栄えが良く
なり、品質の向上が図られる。特に、遺骨とのつながり
を感じ取れるシンボルとしても機能し、それだけ、供養
する者の心情的安心が提供される。また、カバーに光道
に連通する換気口を設けた場合には、光道を通して骨堂
内の換気を行なうことができ、そのため、通気性が良く
なって、骨堂の環境を向上させることができ、骨の保存
を良好に行なうことができるようになる等種々の効果を
奏する。
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る墓を示す一部
断面正面図である。
断面正面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る墓を示す一部
断面側面図である。
断面側面図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係る墓の要部を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態に係る墓を示す斜視
図である。
図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態に係る墓を示す一部
断面側面図である。
断面側面図である。
【図6】本発明の第三の実施の形態に係る墓を示す斜視
図である。
図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態に係る墓の要部を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るカバーの別の例
(a)(b)を示す斜視図である。
(a)(b)を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るカバーの別の例及び
光道の形状の別の例を示す図であり、(a)は平面図、
(b)は側面断面図である。
光道の形状の別の例を示す図であり、(a)は平面図、
(b)は側面断面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る光道の形成部位に
ついて他の例を示す側面断面図である。
ついて他の例を示す側面断面図である。
1 墓本体 2 下台 3 中台 4 上台 5 さお 6 骨堂 8 開口 9 骨蓋 10 供机 11 底板 12 天板 13 側板 14 背面板 15 空間 16 開閉扉 20 光道 21 入口 22 カバー 23 筒本体 24 円盤 25 換気口 26 段部 27 覆体 30 中空部 31 開閉扉 32 孔 33 管 34 ストッパ 35 装飾リング
Claims (5)
- 【請求項1】 石製の墓本体と、該墓本体の下側に設け
られるとともに骨を入れる開口を有した骨堂と、該骨堂
の開口を開閉する石製の骨蓋とを備えた墓において、上
記墓本体もしくは骨蓋に上記骨堂に連通し該骨堂内に光
を導入するための光道を設けたことを特徴とする墓。 - 【請求項2】 上記光道の入口に透光性のカバーを設け
たことを特徴とする請求項1記載の墓。 - 【請求項3】 上記カバーを光道の入口に立設される筒
状体で構成したことを特徴とする請求項2記載の墓。 - 【請求項4】 上記カバーに光道に連通する換気口を設
けたことを特徴とする請求項2または3記載の墓。 - 【請求項5】 石製の墓本体と、該墓本体の下側に設け
られるとともに骨を入れる開口を該墓本体の前側に有し
た骨堂と、該骨堂の開口を開閉する石製の骨蓋と、底
板,天板及び左右一対の側板によりロウソクや線香を燃
やすための空間を形成するとともに上記骨蓋の上に載置
される石製の供机とを備えた墓において、上記骨蓋及び
供机の底板に、上記骨堂に連通し該骨堂に光を導入する
ための光道を設け、該光道の入口に筒状体で構成された
透光性のカバーを設け、該カバーに光道に連通する換気
口を設けたことを特徴とする墓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33352396A JP2917006B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 墓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33352396A JP2917006B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 墓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169255A true JPH10169255A (ja) | 1998-06-23 |
JP2917006B2 JP2917006B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=18267004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33352396A Expired - Fee Related JP2917006B2 (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 墓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2917006B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092423A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Isao Negishi | 墓 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33352396A patent/JP2917006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007092423A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Isao Negishi | 墓 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2917006B2 (ja) | 1999-07-12 |
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