JPH10169209A - ビルの改修方法 - Google Patents
ビルの改修方法Info
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- JPH10169209A JPH10169209A JP35284596A JP35284596A JPH10169209A JP H10169209 A JPH10169209 A JP H10169209A JP 35284596 A JP35284596 A JP 35284596A JP 35284596 A JP35284596 A JP 35284596A JP H10169209 A JPH10169209 A JP H10169209A
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- gondola
- scaffold
- curtain wall
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ビルの改修において、ビル内の採光や景観等を
できるだけ損なわず、居住性を極力維持でき、足場構築
や、ビル内への雨水等の進入防止などのための資材を極
力少なくする。 【解決手段】吊下クレーン15を介して外側面11に沿
って移動・位置決め自在に支持されたゴンドラ装置20
を設置しておき、このゴンドラ装置20を、取り外すべ
きカーテンウォール10に対して位置決め配置し、ゴン
ドラ装置20により、該取り外すべき外装カーテンウォ
ール10の外側を被覆止水しながら、該ゴンドラ装置2
0を足場として利用してカーテンウォール10の取り外
しを行うようにして構成される。
できるだけ損なわず、居住性を極力維持でき、足場構築
や、ビル内への雨水等の進入防止などのための資材を極
力少なくする。 【解決手段】吊下クレーン15を介して外側面11に沿
って移動・位置決め自在に支持されたゴンドラ装置20
を設置しておき、このゴンドラ装置20を、取り外すべ
きカーテンウォール10に対して位置決め配置し、ゴン
ドラ装置20により、該取り外すべき外装カーテンウォ
ール10の外側を被覆止水しながら、該ゴンドラ装置2
0を足場として利用してカーテンウォール10の取り外
しを行うようにして構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビルなどにお
いて、外周柱等の耐震補強や外装カーテンウォールの取
替えなどの改修作業を行う際に適用するのに好適な、ビ
ルの改修方法に関する。
いて、外周柱等の耐震補強や外装カーテンウォールの取
替えなどの改修作業を行う際に適用するのに好適な、ビ
ルの改修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスビルなどにおいて、外周
柱等の耐震補強や、外装カーテンウォールの取替えなど
の改修作業が行われている。具体的には、まず該ビルの
周囲に組立足場を組み立て設置し、該組立足場を介して
既設のカーテンウォールを取り外して新しいカーテンウ
ォールと取り替えたり、カーテンウォール近傍の空間を
利用して(時にはカーテンウォールが取り外されて外部
に開放された該カーテンウォールの取付部を介してビル
周囲の組立足場を利用して)外周柱等の耐震補強作業を
行っていた。またこの作業の最中には、カーテンウォー
ルを取外した後の取付部がビルの外部に対して開放され
るので、この取付部から雨水等がフロア空間内に進入し
ないような対策が施されていた。即ち、該取付部に隣接
した組立足場により(具体的には、組立足場が備えてい
るシート材等により)雨水等の進入を防止していた。
柱等の耐震補強や、外装カーテンウォールの取替えなど
の改修作業が行われている。具体的には、まず該ビルの
周囲に組立足場を組み立て設置し、該組立足場を介して
既設のカーテンウォールを取り外して新しいカーテンウ
ォールと取り替えたり、カーテンウォール近傍の空間を
利用して(時にはカーテンウォールが取り外されて外部
に開放された該カーテンウォールの取付部を介してビル
周囲の組立足場を利用して)外周柱等の耐震補強作業を
行っていた。またこの作業の最中には、カーテンウォー
ルを取外した後の取付部がビルの外部に対して開放され
るので、この取付部から雨水等がフロア空間内に進入し
ないような対策が施されていた。即ち、該取付部に隣接
した組立足場により(具体的には、組立足場が備えてい
るシート材等により)雨水等の進入を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した方法で
は、組立足場をビルの周囲に地上側から立設設置するた
め、カーテンウォールの取外しなどの作業が進行してい
る箇所だけでなく、該作業が行われていない箇所に対し
ても組立足場を設置したままの状態にしておかねばなら
ない。これにより、前記作業が行われていない箇所の窓
等が、組立足場により(特に組立足場が備えているシー
ト材等により)覆われ、採光や景観等に支障が生じて居
住性が低下する。また、ビルの周囲に組立足場を設置し
なければならず、該組立足場を構築するために多大な資
材が必要となり都合が悪い(例えば組立足場が備えるシ
ート材等の量も大きなものとなる。)。
は、組立足場をビルの周囲に地上側から立設設置するた
め、カーテンウォールの取外しなどの作業が進行してい
る箇所だけでなく、該作業が行われていない箇所に対し
ても組立足場を設置したままの状態にしておかねばなら
ない。これにより、前記作業が行われていない箇所の窓
等が、組立足場により(特に組立足場が備えているシー
ト材等により)覆われ、採光や景観等に支障が生じて居
住性が低下する。また、ビルの周囲に組立足場を設置し
なければならず、該組立足場を構築するために多大な資
材が必要となり都合が悪い(例えば組立足場が備えるシ
ート材等の量も大きなものとなる。)。
【0004】そこで本発明は上記事情に鑑み、ビルの改
修において、ビル内の採光や景観等をできるだけ損なわ
ず、居住性を極力維持でき、足場構築や、ビル内への雨
水等の進入防止などのための資材を極力少なくすること
ができるビルの改修方法を提供することを目的とする。
修において、ビル内の採光や景観等をできるだけ損なわ
ず、居住性を極力維持でき、足場構築や、ビル内への雨
水等の進入防止などのための資材を極力少なくすること
ができるビルの改修方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第1の
発明は、複数の外装カーテンウォール(10)を、外側
面(11)を形成する形で有したビル(1)において、
前記外装カーテンウォール(10)を取り外す形で前記
ビル(1)の改修を行う際に、前記ビル(1)に、所定
の昇降支持手段(15)を介して前記外側面(11)に
沿って移動・位置決め自在に支持されたゴンドラ足場
(20)を設置しておき、前記ゴンドラ足場(20)
を、前記取り外すべき外装カーテンウォール(10)に
対して位置決め配置し、前記ゴンドラ足場(20)によ
り、前記取り外すべき外装カーテンウォール(10)の
外側を被覆止水しながら、該ゴンドラ足場(20)を足
場として利用して前記外装カーテンウォール(10)の
取り外しを行うようにして構成される。
発明は、複数の外装カーテンウォール(10)を、外側
面(11)を形成する形で有したビル(1)において、
前記外装カーテンウォール(10)を取り外す形で前記
ビル(1)の改修を行う際に、前記ビル(1)に、所定
の昇降支持手段(15)を介して前記外側面(11)に
沿って移動・位置決め自在に支持されたゴンドラ足場
(20)を設置しておき、前記ゴンドラ足場(20)
を、前記取り外すべき外装カーテンウォール(10)に
対して位置決め配置し、前記ゴンドラ足場(20)によ
り、前記取り外すべき外装カーテンウォール(10)の
外側を被覆止水しながら、該ゴンドラ足場(20)を足
場として利用して前記外装カーテンウォール(10)の
取り外しを行うようにして構成される。
【0006】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明によるビルの改修方法において、前記ビル(1)内に
は、前記外装カーテンウォール(10)により外部と仕
切られたフロア空間(7)が形成されており、前記外装
カーテンウォール(10)の取り外しを行う前に、前記
フロア空間(7)に、前記取り外すべき外装カーテンウ
ォール(10)に隣接した形で作業領域(SK1〜SK
n)を設定すると共に、前記フロア空間(7)に、前記
作業領域(SK1〜SKn)と該作業領域(SK1〜S
Kn)以外の領域とを仕切る形の仮仕切部材(40)を
設置する。
明によるビルの改修方法において、前記ビル(1)内に
は、前記外装カーテンウォール(10)により外部と仕
切られたフロア空間(7)が形成されており、前記外装
カーテンウォール(10)の取り外しを行う前に、前記
フロア空間(7)に、前記取り外すべき外装カーテンウ
ォール(10)に隣接した形で作業領域(SK1〜SK
n)を設定すると共に、前記フロア空間(7)に、前記
作業領域(SK1〜SKn)と該作業領域(SK1〜S
Kn)以外の領域とを仕切る形の仮仕切部材(40)を
設置する。
【0007】また本発明のうち第3の発明は、第1の発
明によるビルの改修方法において、前記ビル(1)の改
修は、前記ゴンドラ足場(20)を前記外側面(11)
に沿って上下方向及び水平方向に順次移動させる形で行
うようにした。
明によるビルの改修方法において、前記ビル(1)の改
修は、前記ゴンドラ足場(20)を前記外側面(11)
に沿って上下方向及び水平方向に順次移動させる形で行
うようにした。
【0008】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明によるビルの改修方法において、前記ゴンドラ足場
(20)にサブゴンドラ(32)を、該ゴンドラ足場
(20)に対して上下方向に移動自在で、かつ該ゴンド
ラ足場(20)に対して停止連絡自在に設けた。
明によるビルの改修方法において、前記ゴンドラ足場
(20)にサブゴンドラ(32)を、該ゴンドラ足場
(20)に対して上下方向に移動自在で、かつ該ゴンド
ラ足場(20)に対して停止連絡自在に設けた。
【0009】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
作用の欄についても同様である。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
作用の欄についても同様である。
【0010】
【作用】上記した構成により本発明のうち第1の発明で
は、外装カーテンウォール(10)の取り外しを行う箇
所に対する足場は、ゴンドラ足場(20)を設置配置す
ることにより、該ゴンドラ足場(20)によって形成さ
れ、外装カーテンウォール(10)の取付部に対する雨
水等の進入をゴンドラ足場(20)により防止する。
は、外装カーテンウォール(10)の取り外しを行う箇
所に対する足場は、ゴンドラ足場(20)を設置配置す
ることにより、該ゴンドラ足場(20)によって形成さ
れ、外装カーテンウォール(10)の取付部に対する雨
水等の進入をゴンドラ足場(20)により防止する。
【0011】また本発明のうち第2の発明では、フロア
空間(7)では、作業領域(SK1〜SKn)以外の領
域に対する該作業領域(SK1〜SKn)での作業の影
響が、仮仕切部材(40)により極力及ばないようにな
る。
空間(7)では、作業領域(SK1〜SKn)以外の領
域に対する該作業領域(SK1〜SKn)での作業の影
響が、仮仕切部材(40)により極力及ばないようにな
る。
【0012】また本発明のうち第3の発明では、施工対
称箇所を一度に多数発生させず、一度に1つ又は少数の
施工対称箇所でのみ作業をし、該作業を完了させる毎に
次の施工対称箇所に順次移動するようにする。
称箇所を一度に多数発生させず、一度に1つ又は少数の
施工対称箇所でのみ作業をし、該作業を完了させる毎に
次の施工対称箇所に順次移動するようにする。
【0013】また本発明のうち第4の発明では、ゴンド
ラ足場(20)に対する作業員の乗り降り(或いは資材
の積込みや積降し)は、サブゴンドラ(32)を上下に
移動させて停止させることにより、該サブゴンドラ(3
2)と地上の間又は該サブゴンドラ(32)とビル
(1)の間で作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや
積降し)を行うと共に、サブゴンドラ(32)を上下に
移動させてゴンドラ足場(20)に対して停止させるこ
とにより、該サブゴンドラ(32)とゴンドラ足場(2
0)の間で作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積
降し)を行うようにする。
ラ足場(20)に対する作業員の乗り降り(或いは資材
の積込みや積降し)は、サブゴンドラ(32)を上下に
移動させて停止させることにより、該サブゴンドラ(3
2)と地上の間又は該サブゴンドラ(32)とビル
(1)の間で作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや
積降し)を行うと共に、サブゴンドラ(32)を上下に
移動させてゴンドラ足場(20)に対して停止させるこ
とにより、該サブゴンドラ(32)とゴンドラ足場(2
0)の間で作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積
降し)を行うようにする。
【0014】
【実施例】図1は、本発明によるビルの改修方法により
改修作業を行っているオフィスビルを示した正面図、図
2は、図1のX1−Y1線断面図、図3は、図1のX2
−Y2線拡大断面図、図4は、図1に示すゴンドラ装置
等に関する水平断面図、図5乃至図6は、改修作業の一
工程を示した図である。
改修作業を行っているオフィスビルを示した正面図、図
2は、図1のX1−Y1線断面図、図3は、図1のX2
−Y2線拡大断面図、図4は、図1に示すゴンドラ装置
等に関する水平断面図、図5乃至図6は、改修作業の一
工程を示した図である。
【0015】オフィスビル1は、図1乃至図3に示すよ
うに、地盤2に構築された図示しない基礎構造物上に立
設された複数の柱3及び、これら柱3により支持された
複数の梁5を有しており、これら柱3及び梁5には水平
なスラブ6が複数層状に設置されている。上下に隣接す
るスラブ6、6間には、オフィスルーム等が設置された
フロア空間7がそれぞれ形成されており、各フロア空間
7(図1では3階以上の各フロア空間7)に対しては、
前記各スラブ6の縁端部6aに位置した形で開口部9
が、該フロア空間7とオフィスビル1の外部とを水平方
向に連通する形で形成されている。そして、各開口部9
には、該開口部9を閉鎖する形で複数のカーテンウォー
ル10が、各スラブ6の縁端部6aに接合された形で、
前記オフィスビル1の外装として、従って該オフィスビ
ル1の外側面11を形成する形で設置されている。な
お、上述した複数の柱3のうちのいくつかは各フロア空
間7の開口部9の近傍に並んで配置されており、この開
口部9の近傍の柱3を、その他の柱3と区別して外周柱
3Aと呼ぶことにする。
うに、地盤2に構築された図示しない基礎構造物上に立
設された複数の柱3及び、これら柱3により支持された
複数の梁5を有しており、これら柱3及び梁5には水平
なスラブ6が複数層状に設置されている。上下に隣接す
るスラブ6、6間には、オフィスルーム等が設置された
フロア空間7がそれぞれ形成されており、各フロア空間
7(図1では3階以上の各フロア空間7)に対しては、
前記各スラブ6の縁端部6aに位置した形で開口部9
が、該フロア空間7とオフィスビル1の外部とを水平方
向に連通する形で形成されている。そして、各開口部9
には、該開口部9を閉鎖する形で複数のカーテンウォー
ル10が、各スラブ6の縁端部6aに接合された形で、
前記オフィスビル1の外装として、従って該オフィスビ
ル1の外側面11を形成する形で設置されている。な
お、上述した複数の柱3のうちのいくつかは各フロア空
間7の開口部9の近傍に並んで配置されており、この開
口部9の近傍の柱3を、その他の柱3と区別して外周柱
3Aと呼ぶことにする。
【0016】以上のように構成されたオフィスビル1で
は、カーテンウォール10の取替え作業及び外周柱3A
の耐震補強工事等の改修作業が進められており、該改修
作業を行う上でゴンドラ装置20が設置されている。ゴ
ンドラ装置20は、図1乃至図4に示すように、オフィ
スビル1の屋上1a等に設置された複数の吊下クレーン
15により、複数のワイヤ16を介して昇降自在に吊下
されたフレーム21を有しており、例えば、これら吊下
クレーン15により吊下された状態のフレーム21はオ
フィスビル1のカーテンウォール10に隣接して、従っ
てオフィスビル1の外側面11に沿って配置されてい
る。なお、フレーム21の上下の長さはオフィスビル1
の1階高よりも大きく(つまりゴンドラ装置20は連層
ゴンドラである)、従ってフレーム21は複数の階に亙
って配置されている。例えば、図3に示すように、1つ
の階を中心に、その1つ下の階及びその1つ上の階、従
って合わせて3つの階に亙って配置されている。また、
フレーム21には、上面に水平な足場面22aが形成さ
れた足場部材22が複数(図では3つ)層状に設けられ
ている。
は、カーテンウォール10の取替え作業及び外周柱3A
の耐震補強工事等の改修作業が進められており、該改修
作業を行う上でゴンドラ装置20が設置されている。ゴ
ンドラ装置20は、図1乃至図4に示すように、オフィ
スビル1の屋上1a等に設置された複数の吊下クレーン
15により、複数のワイヤ16を介して昇降自在に吊下
されたフレーム21を有しており、例えば、これら吊下
クレーン15により吊下された状態のフレーム21はオ
フィスビル1のカーテンウォール10に隣接して、従っ
てオフィスビル1の外側面11に沿って配置されてい
る。なお、フレーム21の上下の長さはオフィスビル1
の1階高よりも大きく(つまりゴンドラ装置20は連層
ゴンドラである)、従ってフレーム21は複数の階に亙
って配置されている。例えば、図3に示すように、1つ
の階を中心に、その1つ下の階及びその1つ上の階、従
って合わせて3つの階に亙って配置されている。また、
フレーム21には、上面に水平な足場面22aが形成さ
れた足場部材22が複数(図では3つ)層状に設けられ
ている。
【0017】なお、フレーム21はオフィスビル1の外
側面11に沿った水平な方向である、図1、図2、図4
等で示す矢印A、B方向にも移動自在になっている。こ
れは例えば、屋上1aに図示しないレールを、オフィス
ビル1の外周に沿った形で敷設しておき、前記複数の吊
下クレーン15を、このレールに沿って移動自在にして
おくことで実現する(即ち高層ビルなどに見られる清掃
用ゴンドラの吊下クレーンの場合と類似した構成であ
る。)。また別の実施例として、オフィスビル1の外側
面11に上下方向及び水平方向(即ち矢印A、B方向)
に伸延した移動用レール(図示せず)を敷設しておき、
ゴンドラ装置20のフレーム21を該移動用レールに沿
って移動させるようにしてもよい。
側面11に沿った水平な方向である、図1、図2、図4
等で示す矢印A、B方向にも移動自在になっている。こ
れは例えば、屋上1aに図示しないレールを、オフィス
ビル1の外周に沿った形で敷設しておき、前記複数の吊
下クレーン15を、このレールに沿って移動自在にして
おくことで実現する(即ち高層ビルなどに見られる清掃
用ゴンドラの吊下クレーンの場合と類似した構成であ
る。)。また別の実施例として、オフィスビル1の外側
面11に上下方向及び水平方向(即ち矢印A、B方向)
に伸延した移動用レール(図示せず)を敷設しておき、
ゴンドラ装置20のフレーム21を該移動用レールに沿
って移動させるようにしてもよい。
【0018】更に、フレーム21の上端部21aには、
矢印A、B方向に伸延したL字型断面の止水材23(例
えば、ゴム又は防水シート又は発泡材等で形成されてい
る)が、略鉛直に配置された一方の板面23aが、外側
面11に当接する形で、従って前記フレーム21が隣接
したカーテンウォール10(即ち、フレーム21が配置
された3つの階のうち最も上の階のカーテンウォール1
0)の外面に当接する形で設けられており、フレーム2
1の下端部21bには、矢印A、B方向に伸延したL字
型断面の別の止水材25(例えば、ゴム又は防水シート
又は発泡材等で形成されている)が、略鉛直に配置され
た一方の板面25aが、外側面11に当接する形で、従
って前記フレーム21が隣接したカーテンウォール10
(即ち、フレーム21が配置された3つの階のうち最も
下の階のカーテンウォール10)の外面に当接する形で
設けられている。従って、これら止水材23、25によ
り、フレーム21の上端部21aとカーテンウォール1
0の間、或いは下端部21bとカーテンウォール10の
間で雨水等が漏れるようなことは防止されている。
矢印A、B方向に伸延したL字型断面の止水材23(例
えば、ゴム又は防水シート又は発泡材等で形成されてい
る)が、略鉛直に配置された一方の板面23aが、外側
面11に当接する形で、従って前記フレーム21が隣接
したカーテンウォール10(即ち、フレーム21が配置
された3つの階のうち最も上の階のカーテンウォール1
0)の外面に当接する形で設けられており、フレーム2
1の下端部21bには、矢印A、B方向に伸延したL字
型断面の別の止水材25(例えば、ゴム又は防水シート
又は発泡材等で形成されている)が、略鉛直に配置され
た一方の板面25aが、外側面11に当接する形で、従
って前記フレーム21が隣接したカーテンウォール10
(即ち、フレーム21が配置された3つの階のうち最も
下の階のカーテンウォール10)の外面に当接する形で
設けられている。従って、これら止水材23、25によ
り、フレーム21の上端部21aとカーテンウォール1
0の間、或いは下端部21bとカーテンウォール10の
間で雨水等が漏れるようなことは防止されている。
【0019】一方、フレーム21には、該フレーム21
の上下及び外側面11に隣接した側以外の3方周囲を包
囲する形で、略上下方向に伸延した壁状の止水プレート
26が設けられている。また、ゴンドラ装置20の側方
(図では矢印A側)には、図1及び図4に示すように、
オフィスビル1の屋上1a等に設置された吊下クレーン
30により、ワイヤ31を介して昇降・停止自在に吊下
された小ゴンドラ32が設置されており、該小ゴンドラ
32には作業員等が搭乗自在になっている。また、この
小ゴンドラ32を前記ゴンドラ装置20の側方に位置決
め停止させることにより、これら小ゴンドラ32とゴン
ドラ装置20間で連絡自在、即ち作業員が往来自在にな
るようになっている(例えばゴンドラ装置20は、図4
に示すように、その矢印A側の側部において、止水プレ
ート26に設けられた形の開閉自在な扉26aを有して
おり、小ゴンドラ32は、その矢印B側の側部におい
て、開閉自在な扉32aを、前記扉26aに対応した形
で有している。)。
の上下及び外側面11に隣接した側以外の3方周囲を包
囲する形で、略上下方向に伸延した壁状の止水プレート
26が設けられている。また、ゴンドラ装置20の側方
(図では矢印A側)には、図1及び図4に示すように、
オフィスビル1の屋上1a等に設置された吊下クレーン
30により、ワイヤ31を介して昇降・停止自在に吊下
された小ゴンドラ32が設置されており、該小ゴンドラ
32には作業員等が搭乗自在になっている。また、この
小ゴンドラ32を前記ゴンドラ装置20の側方に位置決
め停止させることにより、これら小ゴンドラ32とゴン
ドラ装置20間で連絡自在、即ち作業員が往来自在にな
るようになっている(例えばゴンドラ装置20は、図4
に示すように、その矢印A側の側部において、止水プレ
ート26に設けられた形の開閉自在な扉26aを有して
おり、小ゴンドラ32は、その矢印B側の側部におい
て、開閉自在な扉32aを、前記扉26aに対応した形
で有している。)。
【0020】オフィスビル1及びゴンドラ装置20等は
以上のように構成されているので、該ゴンドラ装置20
等を用いてオフィスビル1の改修作業、例えばカーテン
ウォール10の取替え及び外周柱3Aの耐震補強等の作
業を行うと以下のようになる。まず、各階のフロア空間
7に、図2に示すように、カーテンウォール10に沿っ
た形の、従って矢印A、B方向に伸延した形の帯状のフ
ロア作業区域SRを設定すると共に、該フロア作業区域
SRを、このフロア作業区域SRの伸延方向である矢印
A、B方向に一列に並んだ形の複数の施工区SK1〜S
Kn(nは整数)を形成する形で複数に分割設定する。
そして、上述した改修作業を、所定の階の施工区SK1
から開始する場合について説明する。
以上のように構成されているので、該ゴンドラ装置20
等を用いてオフィスビル1の改修作業、例えばカーテン
ウォール10の取替え及び外周柱3Aの耐震補強等の作
業を行うと以下のようになる。まず、各階のフロア空間
7に、図2に示すように、カーテンウォール10に沿っ
た形の、従って矢印A、B方向に伸延した形の帯状のフ
ロア作業区域SRを設定すると共に、該フロア作業区域
SRを、このフロア作業区域SRの伸延方向である矢印
A、B方向に一列に並んだ形の複数の施工区SK1〜S
Kn(nは整数)を形成する形で複数に分割設定する。
そして、上述した改修作業を、所定の階の施工区SK1
から開始する場合について説明する。
【0021】まず、作業を行う階の施工区SK1に対
し、図2及び図3に示すように、該施工区SK1とフロ
ア空間7内の他の領域とを仕切る形で仮間仕切材40を
設置する。これにより該施工区SK1は、この仮間仕切
材40とカーテンウォール10により包囲された状態に
なった。次いで、施工区SK1内においてカーテンウォ
ール10の近傍に配置してあった空調機41(図3に二
点鎖線で図示)等を、図3の実線に示すように、該施工
区SK1の外部である前記仮間仕切材40の近傍に移設
する。こうして、このフロア空間7では、前記施工区S
K1の分だけオフィスルームのレイアウトをずらした状
態になる。言い替えれば、施工区SK1の分だけオフィ
スルームのレイアウトをずらせば済むので、1フロア全
体を改修工事のために空けるようなことはしなくて済
む。これにより、該オフィスルームでの業務に殆ど影響
を与えず、良好な環境を維持できる。
し、図2及び図3に示すように、該施工区SK1とフロ
ア空間7内の他の領域とを仕切る形で仮間仕切材40を
設置する。これにより該施工区SK1は、この仮間仕切
材40とカーテンウォール10により包囲された状態に
なった。次いで、施工区SK1内においてカーテンウォ
ール10の近傍に配置してあった空調機41(図3に二
点鎖線で図示)等を、図3の実線に示すように、該施工
区SK1の外部である前記仮間仕切材40の近傍に移設
する。こうして、このフロア空間7では、前記施工区S
K1の分だけオフィスルームのレイアウトをずらした状
態になる。言い替えれば、施工区SK1の分だけオフィ
スルームのレイアウトをずらせば済むので、1フロア全
体を改修工事のために空けるようなことはしなくて済
む。これにより、該オフィスルームでの業務に殆ど影響
を与えず、良好な環境を維持できる。
【0022】また、図3の二点鎖線に示すように、施工
区SK1内における、各外周柱3Aを覆っていた外装材
43や、各外周柱3Aの側方に設置されているパイプス
ペース45を覆っていた外装材43や、該施工区SK1
内の天井側に設置されていたダクトスペース46を覆っ
ていた外装材43を取り外す。その一方で、屋上1aの
複数の吊下クレーン15によりゴンドラ装置20のフレ
ーム21を昇降させ、或いはこれら吊下クレーン15を
オフィスビル1の外側面11に沿って矢印A、B方向に
移動させることにより、該フレーム21を前記施工区S
K1に対応した形で配置する。その結果、フレーム21
は、図3に示すように、前記施工区SK1を含む階及び
その上下の階に亙って配置された状態になった。
区SK1内における、各外周柱3Aを覆っていた外装材
43や、各外周柱3Aの側方に設置されているパイプス
ペース45を覆っていた外装材43や、該施工区SK1
内の天井側に設置されていたダクトスペース46を覆っ
ていた外装材43を取り外す。その一方で、屋上1aの
複数の吊下クレーン15によりゴンドラ装置20のフレ
ーム21を昇降させ、或いはこれら吊下クレーン15を
オフィスビル1の外側面11に沿って矢印A、B方向に
移動させることにより、該フレーム21を前記施工区S
K1に対応した形で配置する。その結果、フレーム21
は、図3に示すように、前記施工区SK1を含む階及び
その上下の階に亙って配置された状態になった。
【0023】次いで、カーテンウォール10の取替え及
び、外周柱3Aの耐震補強を行う。即ち、カーテンウォ
ール10の取替えは、まず施工区SK1内から既設のカ
ーテンウォール10とスラブ6の縁端部6a等との接合
を解除すると共に、ゴンドラ装置20側からこのカーテ
ンウォール10を取り込むようにして、図5に示すよう
に、該カーテンウォール10を取り外す(取り外したカ
ーテンウォール10は図示しない別途のクレーン等で搬
出してもよい。)。次いで、ゴンドラ装置20に準備し
ていた新たなカーテンウォール10を、スラブ6の縁端
部6a等と接合させるようにする。また、外周柱3Aの
耐震補強は、図5に示すように、上述したパイプスペー
ス45及びダクトスペース46内の配管47等を一時撤
去し、その間に外周柱3Aの耐震補強を施工し、施工完
了後、図6に示すように、パイプスペース45及びダク
トスペース46内の配管47等を再び設置する形で行
う。上述したカーテンウォール10の取替えはゴンドラ
装置20の足場面22a等を足場として利用する形で行
われるが、外周柱3Aの耐震補強を行う際にも、ゴンド
ラ装置20内を作業スペースとして利用してもよい。
び、外周柱3Aの耐震補強を行う。即ち、カーテンウォ
ール10の取替えは、まず施工区SK1内から既設のカ
ーテンウォール10とスラブ6の縁端部6a等との接合
を解除すると共に、ゴンドラ装置20側からこのカーテ
ンウォール10を取り込むようにして、図5に示すよう
に、該カーテンウォール10を取り外す(取り外したカ
ーテンウォール10は図示しない別途のクレーン等で搬
出してもよい。)。次いで、ゴンドラ装置20に準備し
ていた新たなカーテンウォール10を、スラブ6の縁端
部6a等と接合させるようにする。また、外周柱3Aの
耐震補強は、図5に示すように、上述したパイプスペー
ス45及びダクトスペース46内の配管47等を一時撤
去し、その間に外周柱3Aの耐震補強を施工し、施工完
了後、図6に示すように、パイプスペース45及びダク
トスペース46内の配管47等を再び設置する形で行
う。上述したカーテンウォール10の取替えはゴンドラ
装置20の足場面22a等を足場として利用する形で行
われるが、外周柱3Aの耐震補強を行う際にも、ゴンド
ラ装置20内を作業スペースとして利用してもよい。
【0024】なお、これらカーテンウォール10の取替
えの最中には(更に、外周柱3Aの耐震補強を既設のカ
ーテンウォール10を取り外した状態で行う場合は、該
外周柱3Aの耐震補強の最中にも)、既設のカーテンウ
ォール10を取り外した後の開口部9(即ちカーテンウ
ォール10の取付部である)を介してフロア空間7とオ
フィスビル1の外部とが連通する。しかし、既設のカー
テンウォール10に対してはゴンドラ装置20が配置さ
れ、該ゴンドラ装置20により予め被覆されており、従
って既設のカーテンウォール10を取り外した後の開口
部9は該ゴンドラ装置20の止水プレート26や、足場
部材22、22及び、止水材23、25等により被覆さ
れているので、外部からの雨水等が開口部9を介して不
用意にフロア空間7に進入するようなことは防止されて
いる。
えの最中には(更に、外周柱3Aの耐震補強を既設のカ
ーテンウォール10を取り外した状態で行う場合は、該
外周柱3Aの耐震補強の最中にも)、既設のカーテンウ
ォール10を取り外した後の開口部9(即ちカーテンウ
ォール10の取付部である)を介してフロア空間7とオ
フィスビル1の外部とが連通する。しかし、既設のカー
テンウォール10に対してはゴンドラ装置20が配置さ
れ、該ゴンドラ装置20により予め被覆されており、従
って既設のカーテンウォール10を取り外した後の開口
部9は該ゴンドラ装置20の止水プレート26や、足場
部材22、22及び、止水材23、25等により被覆さ
れているので、外部からの雨水等が開口部9を介して不
用意にフロア空間7に進入するようなことは防止されて
いる。
【0025】上述したカーテンウォール10の取替え及
び、外周柱3Aの耐震補強を、施工区SK1内の全ての
カーテンウォール10と全ての外周柱3Aについて行
う。その後、各外周柱3Aに新たな外装材43を設置
し、各外周柱3Aの側方に設置されているパイプスペー
ス45に対して新たな外装材43を設置し、該施工区S
K1内の天井側に設置されていたダクトスペース46を
覆う形で新たな外装材43を設置して、施工区SK1に
ついての改修工事を完了させる。その後、続けて他の階
或いは同一階の他の施工区SKm(mは2以上n以下の
整数)における改修工事を同様の手順で行う。
び、外周柱3Aの耐震補強を、施工区SK1内の全ての
カーテンウォール10と全ての外周柱3Aについて行
う。その後、各外周柱3Aに新たな外装材43を設置
し、各外周柱3Aの側方に設置されているパイプスペー
ス45に対して新たな外装材43を設置し、該施工区S
K1内の天井側に設置されていたダクトスペース46を
覆う形で新たな外装材43を設置して、施工区SK1に
ついての改修工事を完了させる。その後、続けて他の階
或いは同一階の他の施工区SKm(mは2以上n以下の
整数)における改修工事を同様の手順で行う。
【0026】即ち、次の作業を行う施工区SKmに対
し、仮間仕切材40を設置し(例えば図2の二点鎖線で
示すように)、施工区SKm内の空調機41等の移設、
各外周柱3A、パイプスペース45、ダクトスペース4
6の外装材43の取り外しを行うと共に、ゴンドラ装置
20を水平方向及び(又は)上下方向に移動させてその
フレーム21を施工区SKmに対応した形で配置し(図
2の二点鎖線で示す)、カーテンウォール10の取替え
及び外周柱3Aの耐震補強を行い、その完了後、施工区
SKm内への空調機41等の移設、各外周柱3A、パイ
プスペース45、ダクトスペース46の外装材43の設
置を行うようにする。この一連の作業を各フロア空間7
の施工区SK1〜SKnについて順次繰り返す形で、ま
た各階のフロア空間7について順次繰り返す形で行い、
オフィスビル1全体の改修工事を完了させる。
し、仮間仕切材40を設置し(例えば図2の二点鎖線で
示すように)、施工区SKm内の空調機41等の移設、
各外周柱3A、パイプスペース45、ダクトスペース4
6の外装材43の取り外しを行うと共に、ゴンドラ装置
20を水平方向及び(又は)上下方向に移動させてその
フレーム21を施工区SKmに対応した形で配置し(図
2の二点鎖線で示す)、カーテンウォール10の取替え
及び外周柱3Aの耐震補強を行い、その完了後、施工区
SKm内への空調機41等の移設、各外周柱3A、パイ
プスペース45、ダクトスペース46の外装材43の設
置を行うようにする。この一連の作業を各フロア空間7
の施工区SK1〜SKnについて順次繰り返す形で、ま
た各階のフロア空間7について順次繰り返す形で行い、
オフィスビル1全体の改修工事を完了させる。
【0027】以上のように、カーテンウォール10の取
替えを行う箇所に対する足場は、ゴンドラ装置20を設
置配置することにより、該ゴンドラ装置20によって形
成され、従来の組立足場のようにビルの周囲に地上側か
ら立設設置する必要がない。また、カーテンウォール1
0の取付部である開口部9が、該カーテンウォール10
の取外しにより開放されるが、該開口部9に対する雨水
等の進入がゴンドラ装置20により防止されるので、雨
水等の進入防止手段も、従来の組立足場(従来は組立足
場を雨水等の進入防止手段としていた)のようにビルの
周囲に地上側から立設設置する必要がない。つまり、ゴ
ンドラ装置20は、カーテンウォール10の取外しなど
の作業を行い、雨水等の進入を防止すべき施工対称箇所
にのみ配置することができ、該施工対称箇所以外の箇所
に対して設置配置しておく必要がないので、該施工対称
箇所以外の箇所の窓等が、従来の組立足場などのような
もので覆われることがなく、よってビル1内の採光や景
観等をできるだけ損なわず、居住性を極力維持できる。
また、ゴンドラ装置20を採用することにより、ビル1
の周囲に従来のような組立足場を設置する必要が無く、
施工対称箇所にのみ該ゴンドラ装置20を配置すること
で足場構築や、ビル1内への雨水等の進入防止を実現で
きるため、これら足場構築や、ビル1内への雨水等の進
入防止のための資材を極力少なくすることができる。
替えを行う箇所に対する足場は、ゴンドラ装置20を設
置配置することにより、該ゴンドラ装置20によって形
成され、従来の組立足場のようにビルの周囲に地上側か
ら立設設置する必要がない。また、カーテンウォール1
0の取付部である開口部9が、該カーテンウォール10
の取外しにより開放されるが、該開口部9に対する雨水
等の進入がゴンドラ装置20により防止されるので、雨
水等の進入防止手段も、従来の組立足場(従来は組立足
場を雨水等の進入防止手段としていた)のようにビルの
周囲に地上側から立設設置する必要がない。つまり、ゴ
ンドラ装置20は、カーテンウォール10の取外しなど
の作業を行い、雨水等の進入を防止すべき施工対称箇所
にのみ配置することができ、該施工対称箇所以外の箇所
に対して設置配置しておく必要がないので、該施工対称
箇所以外の箇所の窓等が、従来の組立足場などのような
もので覆われることがなく、よってビル1内の採光や景
観等をできるだけ損なわず、居住性を極力維持できる。
また、ゴンドラ装置20を採用することにより、ビル1
の周囲に従来のような組立足場を設置する必要が無く、
施工対称箇所にのみ該ゴンドラ装置20を配置すること
で足場構築や、ビル1内への雨水等の進入防止を実現で
きるため、これら足場構築や、ビル1内への雨水等の進
入防止のための資材を極力少なくすることができる。
【0028】また、オフィスビル1略全体の改修作業
は、ゴンドラ装置20をビル1の外側面11に沿って上
下方向及び水平方向に順次移動させる形で行うので、カ
ーテンウォール10の取外しなどの作業を行う施工対称
箇所を一度に多数発生させず、一度に1つ(或いは2つ
や3つでもよい。但し、この場合にはゴンドラ装置20
が2台又は3台必要となる。)の施工対称箇所でのみ作
業をし、該作業を完了させる毎に次の施工対称箇所に順
次移動するようにした。従って、ビル1において一度に
施工がなされる箇所を極力少なくできるので、居住性の
点で優れている。なお、複数のゴンドラ装置20を使っ
て作業を行う場合には、これらゴンドラ装置20が担当
する施工区が互いに異なる階になるようにすると、1つ
のフロア空間7では作業中の施工区が1つだけとなり居
住性が維持される。当然、複数のゴンドラ装置20を使
って複数の施工区で同時に作業を行うのでビル全体での
作業時間は短縮される。
は、ゴンドラ装置20をビル1の外側面11に沿って上
下方向及び水平方向に順次移動させる形で行うので、カ
ーテンウォール10の取外しなどの作業を行う施工対称
箇所を一度に多数発生させず、一度に1つ(或いは2つ
や3つでもよい。但し、この場合にはゴンドラ装置20
が2台又は3台必要となる。)の施工対称箇所でのみ作
業をし、該作業を完了させる毎に次の施工対称箇所に順
次移動するようにした。従って、ビル1において一度に
施工がなされる箇所を極力少なくできるので、居住性の
点で優れている。なお、複数のゴンドラ装置20を使っ
て作業を行う場合には、これらゴンドラ装置20が担当
する施工区が互いに異なる階になるようにすると、1つ
のフロア空間7では作業中の施工区が1つだけとなり居
住性が維持される。当然、複数のゴンドラ装置20を使
って複数の施工区で同時に作業を行うのでビル全体での
作業時間は短縮される。
【0029】またフロア空間7においては、改修作業を
行うための施工区SK1〜SKnと該施工区SK1〜S
Kn以外の領域とを仕切る形の仮間仕切材40を設置す
るので、施工区SK1〜SKn以外の領域では居住性が
極力維持され、仮間仕切材40により施工区SK1〜S
Kn以外の領域への、騒音、外気、ほこり等の進入が防
止されるので好都合である。なお、仮間仕切材40に電
磁シールド性能をもたせることもできる。これにより、
溶接作業時等に発生する電磁波が施工区SK1〜SKn
以外の領域での電子機器に対して影響をおよぼさずに済
むので好都合である。
行うための施工区SK1〜SKnと該施工区SK1〜S
Kn以外の領域とを仕切る形の仮間仕切材40を設置す
るので、施工区SK1〜SKn以外の領域では居住性が
極力維持され、仮間仕切材40により施工区SK1〜S
Kn以外の領域への、騒音、外気、ほこり等の進入が防
止されるので好都合である。なお、仮間仕切材40に電
磁シールド性能をもたせることもできる。これにより、
溶接作業時等に発生する電磁波が施工区SK1〜SKn
以外の領域での電子機器に対して影響をおよぼさずに済
むので好都合である。
【0030】また上述した実施例では、ゴンドラ装置2
0の側方に小ゴンドラ32を、該ゴンドラ装置20に対
して上下方向に移動自在で、かつ該ゴンドラ装置20に
対して停止連絡自在に設けているので、ゴンドラ装置2
0に対する作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積
降し)は、小ゴンドラ32を上下に移動させて地上やビ
ル1の屋上1a等に停止させることにより、該小ゴンド
ラ32と地上の間又は該小ゴンドラ32とビル1の屋上
1a(或いはその他の階)間で作業員の乗り降り(或い
は資材の積込みや積降し)を行うと共に、小ゴンドラ3
2を上下に移動させてゴンドラ装置20に対して停止さ
せることにより、該小ゴンドラ32とゴンドラ装置20
の間で作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積降
し)を行うようにする。これにより、作業員の乗り降り
(或いは資材の積込みや積降し)のために、ゴンドラ装
置20自体を移動させる必要がなく、該ゴンドラ装置2
0を施工箇所に配置したまま、足場や雨水等の止水用と
して専ら使用することができるので効率よく作業が行え
る。
0の側方に小ゴンドラ32を、該ゴンドラ装置20に対
して上下方向に移動自在で、かつ該ゴンドラ装置20に
対して停止連絡自在に設けているので、ゴンドラ装置2
0に対する作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積
降し)は、小ゴンドラ32を上下に移動させて地上やビ
ル1の屋上1a等に停止させることにより、該小ゴンド
ラ32と地上の間又は該小ゴンドラ32とビル1の屋上
1a(或いはその他の階)間で作業員の乗り降り(或い
は資材の積込みや積降し)を行うと共に、小ゴンドラ3
2を上下に移動させてゴンドラ装置20に対して停止さ
せることにより、該小ゴンドラ32とゴンドラ装置20
の間で作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積降
し)を行うようにする。これにより、作業員の乗り降り
(或いは資材の積込みや積降し)のために、ゴンドラ装
置20自体を移動させる必要がなく、該ゴンドラ装置2
0を施工箇所に配置したまま、足場や雨水等の止水用と
して専ら使用することができるので効率よく作業が行え
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第1の
発明は、複数のカーテンウォール10等の外装カーテン
ウォールを、外側面11等の外側面を形成する形で有し
たオフィスビル1等のビルにおいて、前記外装カーテン
ウォールを取り外す形で前記ビルの改修を行う際に、前
記ビルに、吊下クレーン15等の所定の昇降支持手段を
介して前記外側面に沿って移動・位置決め自在に支持さ
れたゴンドラ装置20等のゴンドラ足場を設置してお
き、前記ゴンドラ足場を、前記取り外すべき外装カーテ
ンウォールに対して位置決め配置し、前記ゴンドラ足場
により、前記取り外すべき外装カーテンウォールの外側
を被覆止水しながら、該ゴンドラ足場を足場として利用
して前記外装カーテンウォールの取り外しを行うように
して構成されるので、外装カーテンウォールの取り外し
を行う箇所に対する足場は、ゴンドラ足場を設置配置す
ることにより、該ゴンドラ足場によって形成され、従来
の組立足場のようにビルの周囲に地上側から立設設置す
る必要がない。また、外装カーテンウォールの取付部に
対する雨水等の進入をゴンドラ足場により防止するの
で、雨水等の進入防止手段も、従来の組立足場(従来は
組立足場を雨水等の進入防止手段としていた)のように
ビルの周囲に地上側から立設設置する必要がない。つま
り、ゴンドラ足場は、カーテンウォールの取外しなどの
作業を行い、雨水等の進入を防止すべき施工対称箇所に
のみ配置することができ、該施工対称箇所以外の箇所に
対して設置配置しておく必要がないので、該施工対称箇
所以外の箇所の窓等が、従来の組立足場などのようなも
ので覆われることがなく、よってビル内の採光や景観等
をできるだけ損なわず、居住性を極力維持できる。ま
た、ゴンドラ足場を採用することにより、ビルの周囲に
従来のような組立足場を設置する必要が無く、施工対称
箇所にのみ該ゴンドラ足場を配置することで足場構築
や、ビル内への雨水等の進入防止を実現できるため、こ
れら足場構築や、ビル内への雨水等の進入防止のための
資材を極力少なくすることができる。
発明は、複数のカーテンウォール10等の外装カーテン
ウォールを、外側面11等の外側面を形成する形で有し
たオフィスビル1等のビルにおいて、前記外装カーテン
ウォールを取り外す形で前記ビルの改修を行う際に、前
記ビルに、吊下クレーン15等の所定の昇降支持手段を
介して前記外側面に沿って移動・位置決め自在に支持さ
れたゴンドラ装置20等のゴンドラ足場を設置してお
き、前記ゴンドラ足場を、前記取り外すべき外装カーテ
ンウォールに対して位置決め配置し、前記ゴンドラ足場
により、前記取り外すべき外装カーテンウォールの外側
を被覆止水しながら、該ゴンドラ足場を足場として利用
して前記外装カーテンウォールの取り外しを行うように
して構成されるので、外装カーテンウォールの取り外し
を行う箇所に対する足場は、ゴンドラ足場を設置配置す
ることにより、該ゴンドラ足場によって形成され、従来
の組立足場のようにビルの周囲に地上側から立設設置す
る必要がない。また、外装カーテンウォールの取付部に
対する雨水等の進入をゴンドラ足場により防止するの
で、雨水等の進入防止手段も、従来の組立足場(従来は
組立足場を雨水等の進入防止手段としていた)のように
ビルの周囲に地上側から立設設置する必要がない。つま
り、ゴンドラ足場は、カーテンウォールの取外しなどの
作業を行い、雨水等の進入を防止すべき施工対称箇所に
のみ配置することができ、該施工対称箇所以外の箇所に
対して設置配置しておく必要がないので、該施工対称箇
所以外の箇所の窓等が、従来の組立足場などのようなも
ので覆われることがなく、よってビル内の採光や景観等
をできるだけ損なわず、居住性を極力維持できる。ま
た、ゴンドラ足場を採用することにより、ビルの周囲に
従来のような組立足場を設置する必要が無く、施工対称
箇所にのみ該ゴンドラ足場を配置することで足場構築
や、ビル内への雨水等の進入防止を実現できるため、こ
れら足場構築や、ビル内への雨水等の進入防止のための
資材を極力少なくすることができる。
【0032】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明によるビルの改修方法において、前記ビル内には、前
記外装カーテンウォールにより外部と仕切られたフロア
空間7等のフロア空間が形成されており、前記外装カー
テンウォールの取り外しを行う前に、前記フロア空間
に、前記取り外すべき外装カーテンウォールに隣接した
形で施工区SK1〜SKn等の作業領域を設定すると共
に、前記フロア空間に、前記作業領域と該作業領域以外
の領域とを仕切る形の仮間仕切材40等の仮仕切部材を
設置するので、第1の発明による効果に加えて、フロア
空間で作業領域以外の領域では居住性が極力維持され
る。即ち、作業領域以外の領域では通常の活動(例えば
オフィスなどでは通常の業務)が行え好都合である。ま
た、仮仕切部材により作業領域以外の領域への、騒音、
外気、ほこり等の進入が防止されるので好都合である。
明によるビルの改修方法において、前記ビル内には、前
記外装カーテンウォールにより外部と仕切られたフロア
空間7等のフロア空間が形成されており、前記外装カー
テンウォールの取り外しを行う前に、前記フロア空間
に、前記取り外すべき外装カーテンウォールに隣接した
形で施工区SK1〜SKn等の作業領域を設定すると共
に、前記フロア空間に、前記作業領域と該作業領域以外
の領域とを仕切る形の仮間仕切材40等の仮仕切部材を
設置するので、第1の発明による効果に加えて、フロア
空間で作業領域以外の領域では居住性が極力維持され
る。即ち、作業領域以外の領域では通常の活動(例えば
オフィスなどでは通常の業務)が行え好都合である。ま
た、仮仕切部材により作業領域以外の領域への、騒音、
外気、ほこり等の進入が防止されるので好都合である。
【0033】また本発明のうち第3の発明は、第1の発
明によるビルの改修方法において、前記ビルの改修は、
前記ゴンドラ足場を前記外側面に沿って上下方向及び水
平方向に順次移動させる形で行うようにしたので、ビル
の改修を1つのゴンドラ足場よりも大きな範囲で行う際
には、カーテンウォールの取外しなどの作業を行う施工
対称箇所を一度に多数発生させなくても、一度に1つ又
は少数の施工対称箇所でのみ作業をし、該作業を完了さ
せる毎に次の施工対称箇所に順次移動するようにすれば
よい。従って、第1の発明による効果に加えて、ビルに
おいて一度に施工がなされる箇所を極力少なくできるの
で、居住性の点で優れている。また、ビルの改修を水平
方向に1つのゴンドラ足場よりも大きな範囲で行う際に
は、ゴンドラ足場を外側面に沿って水平方向に順次移動
させる形で作業を行えばよいので、複数のゴンドラ足場
を水平方向に並べて設置しておくようなことはしなくて
済み好都合である。
明によるビルの改修方法において、前記ビルの改修は、
前記ゴンドラ足場を前記外側面に沿って上下方向及び水
平方向に順次移動させる形で行うようにしたので、ビル
の改修を1つのゴンドラ足場よりも大きな範囲で行う際
には、カーテンウォールの取外しなどの作業を行う施工
対称箇所を一度に多数発生させなくても、一度に1つ又
は少数の施工対称箇所でのみ作業をし、該作業を完了さ
せる毎に次の施工対称箇所に順次移動するようにすれば
よい。従って、第1の発明による効果に加えて、ビルに
おいて一度に施工がなされる箇所を極力少なくできるの
で、居住性の点で優れている。また、ビルの改修を水平
方向に1つのゴンドラ足場よりも大きな範囲で行う際に
は、ゴンドラ足場を外側面に沿って水平方向に順次移動
させる形で作業を行えばよいので、複数のゴンドラ足場
を水平方向に並べて設置しておくようなことはしなくて
済み好都合である。
【0034】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明によるビルの改修方法において、前記ゴンドラ足場に
小ゴンドラ32等のサブゴンドラを、該ゴンドラ足場に
対して上下方向に移動自在で、かつ該ゴンドラ足場に対
して停止連絡自在に設けたので、ゴンドラ足場に対する
作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積降し)は、
サブゴンドラを上下に移動させて停止させることによ
り、該サブゴンドラと地上の間又は該サブゴンドラとビ
ルの間で作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積降
し)を行うと共に、サブゴンドラを上下に移動させてゴ
ンドラ足場に対して停止させることにより、該サブゴン
ドラとゴンドラ足場の間で作業員の乗り降り(或いは資
材の積込みや積降し)を行うようにする。つまり、第1
の発明による効果に加えて、作業員の乗り降り(或いは
資材の積込みや積降し)のために、ゴンドラ足場自体を
移動させる必要がなく、該ゴンドラ足場を足場や雨水等
の止水用として専ら使用することができるので効率よく
作業が行える。
明によるビルの改修方法において、前記ゴンドラ足場に
小ゴンドラ32等のサブゴンドラを、該ゴンドラ足場に
対して上下方向に移動自在で、かつ該ゴンドラ足場に対
して停止連絡自在に設けたので、ゴンドラ足場に対する
作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積降し)は、
サブゴンドラを上下に移動させて停止させることによ
り、該サブゴンドラと地上の間又は該サブゴンドラとビ
ルの間で作業員の乗り降り(或いは資材の積込みや積降
し)を行うと共に、サブゴンドラを上下に移動させてゴ
ンドラ足場に対して停止させることにより、該サブゴン
ドラとゴンドラ足場の間で作業員の乗り降り(或いは資
材の積込みや積降し)を行うようにする。つまり、第1
の発明による効果に加えて、作業員の乗り降り(或いは
資材の積込みや積降し)のために、ゴンドラ足場自体を
移動させる必要がなく、該ゴンドラ足場を足場や雨水等
の止水用として専ら使用することができるので効率よく
作業が行える。
【図1】図1は、本発明によるビルの改修方法により改
修作業を行っているオフィスビルを示した正面図であ
る。
修作業を行っているオフィスビルを示した正面図であ
る。
【図2】図2は、図1のX1−Y1線断面図である。
【図3】図3は、図1のX2−Y2線拡大断面図であ
る。
る。
【図4】図4は、図1に示すゴンドラ装置等に関する水
平断面図である。
平断面図である。
【図5】図5は、改修作業の一工程を示した図である。
【図6】図6は、改修作業の一工程を示した図である。
1……ビル(オフィスビル) 7……フロア空間 10……外装カーテンウォール(カーテンウォール) 11……外側面 15……昇降支持手段(吊下クレーン) 20……ゴンドラ足場(ゴンドラ装置) 32……サブゴンドラ(小ゴンドラ) 40……仮仕切部材(仮間仕切材) SK1〜SKn……作業領域(施工区)
Claims (4)
- 【請求項1】複数の外装カーテンウォールを、外側面を
形成する形で有したビルにおいて、前記外装カーテンウ
ォールを取り外す形で前記ビルの改修を行う際に、 前記ビルに、所定の昇降支持手段を介して前記外側面に
沿って移動・位置決め自在に支持されたゴンドラ足場を
設置しておき、 前記ゴンドラ足場を、前記取り外すべき外装カーテンウ
ォールに対して位置決め配置し、 前記ゴンドラ足場により、前記取り外すべき外装カーテ
ンウォールの外側を被覆止水しながら、該ゴンドラ足場
を足場として利用して前記外装カーテンウォールの取り
外しを行うようにして構成したビルの改修方法。 - 【請求項2】前記ビル内には、前記外装カーテンウォー
ルにより外部と仕切られたフロア空間が形成されてお
り、 前記外装カーテンウォールの取り外しを行う前に、前記
フロア空間に、前記取り外すべき外装カーテンウォール
に隣接した形で作業領域を設定すると共に、前記フロア
空間に、前記作業領域と該作業領域以外の領域とを仕切
る形の仮仕切部材を設置することを特徴とする請求項1
記載のビルの改修方法。 - 【請求項3】前記ビルの改修は、前記ゴンドラ足場を前
記外側面に沿って上下方向及び水平方向に順次移動させ
る形で行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の
ビルの改修方法。 - 【請求項4】前記ゴンドラ足場にサブゴンドラを、該ゴ
ンドラ足場に対して上下方向に移動自在で、かつ該ゴン
ドラ足場に対して停止連絡自在に設けたことを特徴とす
る請求項1記載のビルの改修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35284596A JPH10169209A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | ビルの改修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35284596A JPH10169209A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | ビルの改修方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169209A true JPH10169209A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18426839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35284596A Pending JPH10169209A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | ビルの改修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10169209A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010203034A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Shimizu Corp | 建物改修/解体用装置及び建物の改修/解体方法 |
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JP2015010363A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 株式会社竹中工務店 | 建物解体方法 |
JP2015014160A (ja) * | 2013-07-07 | 2015-01-22 | 大成建設株式会社 | 構造物改築方法 |
JP2015014161A (ja) * | 2013-07-07 | 2015-01-22 | 大成建設株式会社 | 構造物改築方法および構造物改築システム |
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CN110374318A (zh) * | 2019-07-17 | 2019-10-25 | 安徽安兴装饰工程有限责任公司 | 一种异形幕墙建筑用脚手架的搭设方法 |
CN110388091A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-29 | 上海建工集团股份有限公司 | 历史建筑墙体单元模块吊装加固系统及施工方法 |
CN111411790A (zh) * | 2018-01-09 | 2020-07-14 | 丁明朗 | 幕墙施工系统、方法以及临时避风雨屏障系统 |
CN115075602A (zh) * | 2022-06-29 | 2022-09-20 | 重庆电子工程职业学院 | 一种高层建筑幕墙玻璃运送及更换装置 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP35284596A patent/JPH10169209A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010203034A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Shimizu Corp | 建物改修/解体用装置及び建物の改修/解体方法 |
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