JPH10167573A - 弾性糸用紡糸巻取機とその糸切換え方法 - Google Patents
弾性糸用紡糸巻取機とその糸切換え方法Info
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Abstract
えの際に発生する不要糸をパッケージを傷めず除去でき
る弾性糸用紡糸巻取機を提供することである。 【解決手段】 ボビンホルダ15,16と、タッチロー
ラ3と、トラバース装置4と、ターレット2と、糸ガイ
ド7を備え、糸ガイド7によりパッケージPに巻き取っ
ている糸Yを巻取り幅から外して、糸張力を減少させて
糸Yを弛め、糸切換え位置Mにある糸ガイド7が回動し
て糸Yを空ボビンBeに巻き付けた後接触させる際に、
確実に伸縮性のある糸Yが空ボビンBeに巻き付くよう
にした。
Description
タッチローラと、トラバース装置と、ボビンホルダの位
置交換手段とを備え、パッケージが満巻きになると、空
ボビンを備えたボビンホルダと満巻きパッケージ側のボ
ビンホルダとを位置交換して空ボビンに糸切換えする弾
性糸用紡糸巻取機に関するものである。
2本のボビンホルダを取り付けたターレット板を回転さ
せてボビンホルダの位置交換を行い、パッケージが満巻
きになると空ボビンへ糸切換えを行い連続して糸を巻取
るターレット式紡糸巻取機が一般的である。この紡糸巻
取機では、図2(c)のように、ターレット2を巻取り
位置Kを過ぎた中間位置Mに空ボビンBeがくるように
回転・停止させる。そして、空ボビンBeに糸Yが1周
するように糸巻き付け手段である糸ガイド7を移動さ
せ、満巻きパッケージPに急制動を掛けて糸Yを弛ませ
て、弾性糸Yaを空ボビンBeの表面に張り付かせる。
糸Yaが空ボビンBeの表面に巻き付き、パッケージP
側の糸Yaが巻き込まれる際に生じる糸張力により空ボ
ビンBeと満巻きパッケージPの間で切れ、空ボビンB
eに張り付いている弾性糸Yの上から次の弾性糸Yが巻
かれて糸端を固定する。糸巻き付けガイド7を復帰させ
た後、図2(d),(e)のように、空ボビンBeを巻
取り位置Kに戻し、トラバース装置4で本巻きに移行す
るようになっている。
満巻きパッケージPと空ボビンBeに巻き付けられる糸
Yの位置を示す。図2(c)の状態で糸ガイド7が移動
すると、トラバースしている糸Yは糸ガイド7のガイド
バー18に設けられている2個の湾曲部10からなる案
内溝9に捕捉される。そして糸Yが空ボビンBeの外周
に沿って1周するように糸ガイド7を移動させ満巻きパ
ッケージPに急制動を掛けて糸Yを弛ませて、下流側の
糸を上流側の糸に確実に、十分に接触させ空ボビンBe
の表面に張り付かせる。これは、糸Yを空ボビンBeに
巻き付ける際に、糸張力を弛め糸を予め縮小させた状態
で、糸同士を十分に接触させておかないと、巻き取り中
に伸長された糸同士が接触した後縮小するため、糸の接
触量が少ないと、せっかく接触していた糸同士が分離し
て糸切換えが失敗してしまうからである。
来の紡糸巻取機では、満巻きパッケージに急制動を掛け
て糸を弛ませて、弾性糸を空ボビンの表面に張り付かせ
ていたため、空ボビンへの巻き付きを補助する程度に急
制動を掛ける制動装置が必要であった。又、満巻きパッ
ケージ表面に、糸切換えの際に発生した不要糸が一箇所
に巻かれる棒巻きができる。この不要糸、この場合は棒
巻きであるが、通常の巻取り時と糸張力等の条件が異な
るために糸の物性が異なり、必ず除去しなければならな
い。しかし、弾性糸は細くて粘着性が強いために、サク
ションで吸引した程度では糸端が発見できず、糸端を探
すのが非常に困難である。このため、糸端でなく棒巻き
部分の糸を爪で摘まみパッケージの外に引き抜く等して
棒巻きを取り除いていた。この際に、爪によりパッケー
ジ表面が傷つくことが多々あった。
る問題点に着目して成されたものである。その課題は、
簡単な構造で糸切換えが確実に行え、糸切換えの際に発
生する不要糸をパッケージを傷めず除去できる弾性糸用
紡糸巻取機を提供することである。
に、請求項1に記載の発明においては、パッケージに巻
き取っている糸を巻取り幅から外し、糸が周速差のある
満巻きパッケージのボビン端部へ巻かれることにより生
じる糸張力の減少を利用して空ボビンへ糸切換えする糸
切換え手段を設けたものである。
が、弾性糸を空ボビンに巻き付かせる糸巻き付け手段を
兼ねるように構成したものである。請求項3に記載の発
明では、請求項2に記載の弾性糸用紡糸巻取機におい
て、満巻きパッケージ側への供給糸を糸切換え手段によ
り巻取り幅から外した後、糸巻き付け手段が空ボビン下
流側の糸を空ボビン上流側の糸に接触させるまでの時間
を、満巻きパッケージ端部にバンチ巻きが形成される時
間に設定したものである。
速度の速いパッケージ表面から回転速度の遅いボビン端
部側へと供給糸を外すことによって張力の減少が生じ、
この張力の減少を利用して弾性糸を弛ませ、空ボビンに
巻き付かせる際の補助にするように作用する。
として糸をパッケージの巻取り幅から外すとともに、外
した糸をそのまま糸巻き付け手段として空ボビンに巻き
付かせるように作用する。
きパッケージから空ボビンへと交換するに際して、空ボ
ビン下流側の糸が上流側の糸に接触して糸切換えが終了
する前に、満巻きパッケージのボビン端部にバンチ巻き
を形成するための時間的余裕を確保するように作用す
る。
いて説明する。図1において、紡糸巻取機5の基本構造
を説明する。紡糸巻取機5は、機枠8に昇降自在な昇降
枠1と、ボビンホルダの位置交換手段である回転可能な
ターレット2が設けられた構造である。前記昇降枠1に
は、タッチローラ3、トラバース装置4がそれぞれ支持
されていて、上記タッチローラ3は、後述する巻取り位
置にあるボビンの糸層に常に圧接しており、ボビンを反
時計方向に回転駆動している。また、トラバース装置4
には、トラバースガイド6が設けられており、トラバー
スガイド6が糸Yと係合しトラバース範囲を往復動する
ことで糸Yの綾振りを行っている。
図示の誘導モータ等の駆動源により駆動される。そし
て、2本のボビンホルダ15,16にはボビンが数個そ
れぞれ挿着され、一方のボビンホルダ15は巻取り位置
Kに、他方のボビンホルダ16は待機位置Lに位置して
いる。なお、ボビンは、説明を容易にするためにパッケ
ージPが巻かれているボビンをボビンBf、空ボビンを
Beと表記する。
8の下方部に軸支された揺動アーム17と、揺動アーム
17の先端に取り付けられたガイドバー18とからなっ
ている。揺動アーム17はボビンホルダ15,16の先
端側に設けてあり、この先端側からボビンホルダ15,
16の付け根側に前記ガイドバー18を片持ちで延設し
ている。糸切換え位置である空ボビンBeが図2(c)
に示す中間位置Mにある時に揺動アーム17が回動し
て、空ボビンBeにガイドバー18が糸Yを巻き付け可
能な位置に揺動アーム17の回転軸19を設ける。糸切
換え位置を巻取り位置Kと待機位置Lとの中間位置Mに
したのは、空ボビンBeに対する糸Yの巻き付け角を全
周の約1/3以上と多くして、糸ガイド7の回転量を少
なくするとともに、糸ガイド7をボビンホルダ15,1
6の回転軌跡から外れた位置で回転運動のみさせる構造
にすることで紡糸巻取機の構造を簡単にするためであ
る。
クチュエータ等の駆動手段により軸19を中心として約
180度の間で揺動し、糸ガイド7は、図1に示す実線
の待機位置から2点鎖線の作動位置までの間を動く。糸
ガイド7が待機位置から作動位置まで反時計方向に回動
すると、図2(c)のように下流側の糸Yaが空ボビン
Beの外周に沿って巻き付けられ、糸ガイド7の後述す
る案内溝9が上流側から紡出されている糸Ybに完全に
接触する位置まで糸ガイド7を回動させる。このため、
案内溝9内の糸Yaと上流側から紡出されている糸Yb
とが、糸の移動を規制する部材でもある案内溝9内で接
触する。接触した糸Ya,Ybは、弾性糸であり粘性が
強く、糸Yaが糸Ybに巻き込まれることにより空ボビ
ンBeに巻き付くとともに、糸Yaが引き延ばされて切
断する。
に取り付けられていて、図3に示されるように糸Yが入
る案内溝9を有している。案内溝9は糸Yを曲線に沿っ
て案内する湾曲部10と、湾曲部10で導かれた糸Yを
規制する切り込み部11とからなり、湾曲部10と切り
込み部11が合わさる溝の部分は糸の太さより若干太い
程度となっており、糸Yaと糸Ybの接触が確実に行わ
れるようになっている。湾曲部10と切り込み部11と
が合わさる位置は、パッケージPの巻取り幅(綾振り範
囲)から外れた所にあり、糸ガイド7は案内溝9で糸Y
を空ボビンBeに巻き付ける巻き付け手段であるととも
に、糸Yを満巻きパッケージPの表面からボビンBfの
端部側に外す糸切換え手段も兼ねるようになっている。
このため、部品点数の削減が図れ、紡糸巻取機の構造が
簡単になるとともに制御も簡単になる。
Bfの端部側に外された糸Yaは、満巻きパッケージP
の速い周速からボビンBfの遅い周速でまかれることに
なり、瞬間的に糸張力が大幅に減少する。この瞬間的に
糸張力が減少するのを積極的に利用して、従来行ってい
たパッケージPに急制動を掛け糸Yaを弛ませ、伸縮性
のある糸Yaと糸Ybを確実に、十分に接触させ、空ボ
ビンBeへの巻き付きを補助するための代わりにしよう
というものである。
fの端部側に外された糸Yaは、瞬間的に張力が減少す
るだけではなく、糸切換えが終了し、糸が切断されるま
で継続的に張力が減少することになる。これは、紡糸巻
取機が満巻きパッケージPの周速と空ボビンBeの周速
とが同じになるようにボビンホルダの回転を制御するた
め、空ボビンBeの周速の方が満巻きボビンBfの周速
より速くなるからである。言い換えると、空ボビンBe
がフィードローラと同じ役目をして空ボビンBeの下流
側にある糸Yaの張力が減少するためである。
ンBfの端部側に外された後、暫時後でも糸切換えが確
実に行えるということである。つまり、糸切換えの際に
発生した不要糸をボビンBfの端部側に確実に1箇所に
何度も糸を巻くバンチ巻き12を行った後、糸Yaと糸
Ybを接触させ糸切換えを行っても良いということであ
る。バンチ巻き12は、パッケージ表面の1箇所に何度
も糸を巻く棒巻きと異なり、ボビンBfの端部側に糸端
がくるため、爪で摘んでもパッケージ表面は傷つかず、
糸切換えの際に発生する不要な糸をパッケージPを傷つ
けることなく容易に除去することができる。
駆動源は、不図示の制御装置により回転のタイミングや
スピード等を制御するようになっている。
法を図2に基づき説明する。図2(a)において、パッ
ケージPが満巻きになると、ターレット2を反時計回り
に回転させ、通常の紡糸巻取機5の糸切換え位置である
図2(b)を過ぎても更に回転させ、空ボビンBeが巻
取り位置Kと待機位置Lとの中間位置Mである図2
(c)に至った時に、ターレット2の回転を停止させ
る。この時、弾性糸Yは空ボビンBeの表面に押し当て
られ、空ボビンBeの全周の約1/3以上接触した(粘
着した)状態で走行する。説明を容易にするために、糸
Yの空ボビンBeより上流側をYb、空ボビンBeから
下流側をYaとする。そして、糸Yが空ボビンBeに接
触すると同時に空ボビンBeの周速を0〜50%増速
し、Ya側のテンションを下げておく。
交換のときにも糸Yのトラバースが続いている。中間位
置Mに空ボビンBeが到達して、糸ガイド7を反時計方
向に回動させると、トラバースしている糸Yaは案内溝
9に捕捉される。その後更に糸ガイド7を回動させ、湾
曲部10に沿って糸Yaを満巻きパッケージPの表面か
らボビンBfの端部側に移動させるとともに、上流側の
糸Ybを捕捉誘導し、糸Yaが糸Ybに接触するまで糸
ガイド7を回動させる。糸Yaを満巻きパッケージPの
表面からボビンBfの端部側に移動させると、満巻きパ
ッケージPの周速とボビンBfの周速の差により大幅な
糸張力の低下が発生する。そして、この糸張力の低下に
より満巻きパッケージP側のボビンホルダ15に急制動
を掛けること無く糸Yが弛み、案内溝9内で糸Yaと糸
Ybは確実に、十分に接触し、糸Yaは確実に糸Yb巻
き込まれるとともに、糸Yaは引き延ばされて切断さ
れ、糸Yは空ボビンBeに巻き付く。
えが終了すると、ターレット2を時計回りに回転させ、
図2(e)のように空ボビンBeを巻き取り位置Kに移
動させ、空ボビンBeをタッチローラ3に接触させ、本
巻きに移行する。この際に、ターレット2の回転を図2
(d)の位置で停止させて、パッケージが所定の径にな
ってから図2(e)に移動させるようにしても良い。
減少を糸ガイド7が案内溝9により糸Yを満巻きパッケ
ージPからボビンBfに移動させるとともに、糸Yaを
引っかけ、糸Yaが糸Ybに接触するまで糸ガイド7を
回動させる。つまり、糸YがパッケージPの表面からボ
ビンBfの端部側に外れた際の張力の減少のみを使用し
て糸Yaを弛め、空ボビンBeに糸Yaを確実に巻き付
けているが、この方法では、バンチ巻き12が必要十分
にできるとは限らない。このため、搬送時に糸端が解け
ないようにする意味でも、確実にバンチ巻き12を作る
方法を以下に記述する。
eが到達すると、糸ガイド7を反時計方向に回動させる
所までは、同じであるので記載を省略する。中間位置M
に空ボビンBeが到達すると、糸ガイド7を反時計方向
に回動させる。糸ガイド7が案内溝9により糸Yaを満
巻きパッケージPの表面からボビンBfの端部側に移動
するとともに、上流側の糸Ybを捕捉誘導し、糸Yaが
糸Ybに接触する手前で糸ガイド7の回動を停止する。
糸ガイド7の回動を停止すると、糸Yaは巻き取り範囲
を外れた、ボビンBf上の1箇所で巻き続けられ、バン
チ巻き12が形成されることになる。そして、ボビンB
fに必要十分なバンチ巻き12が形成された後、糸Ya
が糸Ybに接触するまで糸ガイド7を回動させる。ボビ
ンBfと空ボビンBeの回転速度が異なるために、糸Y
aは張力が減少した状態のままであり、満巻きパッケー
ジP側のボビンホルダ15に急性動を掛けること無く糸
Yaが弛み、案内溝9内で共に規制されている糸Yaと
糸Ybは確実に、十分に接触し、糸Yaは確実に糸Yb
巻き込まれるとともに、引き延ばされて切断され、糸Y
は空ボビンBeに巻き付く。糸Yが空ボビンBeに巻き
付いて、糸切換えが終了した後で、空ボビンBeを巻取
り位置Kにするのは、前述の方法と同じであるので記述
を省略する。
しても良い。 (1)本実施の形態では、バンチ巻き12を確実に形成
する方法として、糸ガイド7の回動を途中で停止させた
が、糸ガイド7を回動させるスピードを遅くして糸Ya
と糸Ybが接触して、糸Yaが切断するのを遅らせ、バ
ンチ巻き12を確実に形成させても良い。
Pから糸YをボビンBfに外す糸切換え手段と、糸切換
え位置にある空ボビンBeに糸Yaを巻き付ける巻き付
け手段とを糸ガイド7で兼用させるようにしたが、糸切
換え手段と糸巻き付け手段とを別々に設けて、各々制御
するようにしても良い。糸巻き付け手段は用いずに、糸
切換手段だけでも良い。つまり、満巻きパッケージPの
表面からボビンBfの端部側に糸Yaを移行することに
よる瞬間的な糸張力の減少と、満ボビンBfと空ボビン
Beの周速差による恒常的な張力の減少とだけを利用し
て、下流側の糸Yaを空ボビンBeに巻き込ませ巻き付
けて、糸切換えをおこなうように構成することも可能で
ある。
を工夫してトラバース範囲の糸Yをトラバース範囲外に
移動させるようにしているが、糸ガイド7を従来のよう
にトラバース範囲内で糸を拘束可能な形状にするととも
に、ボビンホルダ15,16と平行に摺動自在にして、
糸切換の際にトラバース範囲内で糸Yを一度拘束した
後、糸ガイド7を摺動させパッケージPから糸Yをボビ
ンBfに外し、それから空ボビンBeに巻き付けるよう
にしても良い。この際には、糸切換手段と糸巻き付け手
段とを別々にしても良いし、糸切換手段だけにしても良
い。
置は、空ボビンBeを巻取り位置Kと待機位置Lの中間
位置Mまで移動させて行ったが、中間位置Mで行わずに
空ボビンBeを巻取り位置Kまで移動させた状態で行っ
ても良い。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ジの周速と満巻きパッケージのボビンの周速との差を積
極的に利用するので、満巻きパッケージに急性動を掛け
るための大きなブレーキ装置が不要となる。従って、制
動装置を設けるとしても、満巻きパッケージの惰性回転
を最終的に停止させるための小さな装置だけで良く、簡
単な構造で糸切換えが確実に行える紡糸巻取機を提供で
きる。
手段として糸をパッケージの巻取り幅から外すととも
に、外した糸をそのまま糸巻き付け手段として空ボビン
に巻き付かせるようにすることで、部品点数の削減が図
れ、紡糸巻取機の構造が簡単になるとともに制御も簡単
になる。
の際に発生した不要糸を確実にボビンに巻き付けること
ができる。又、糸切換えの際に生じる不要糸が、パッケ
−ジ表面からボビン上の1箇所に巻かれるため、不要糸
をパッケージを傷つけることなく除去できる。従って、
糸切換えの際に発生する不要糸をパッケージを傷めず除
去できる弾性糸用紡糸巻取機を提供できる。
る。
である。
空ボビンに巻き付けられる糸の位置を示す図である
に巻き付けられる糸の位置を示す図である
Claims (3)
- 【請求項1】 ボビンホルダと、タッチローラと、トラ
バース装置と、ボビンホルダの位置交換手段とを備えた
弾性糸用紡糸巻取機において、パッケージに巻き取って
いる糸を巻取り幅から外し、糸が周速差のある満巻きパ
ッケージのボビン端部へ巻かれることにより生じる糸張
力の減少を利用して空ボビンへ糸切換えする糸切換え手
段を設けたことを特徴とする弾性糸用紡糸巻取機。 - 【請求項2】 糸切換え手段が、弾性糸を空ボビンに巻
き付かせる糸巻き付け手段を兼ねている請求項1に記載
の弾性糸用紡糸巻取機。 - 【請求項3】 請求項2に記載の弾性糸用紡糸巻取機に
おいて、満巻きパッケージ側への供給糸を糸切換え手段
により巻取り幅から外した後、糸巻き付け手段が空ボビ
ン下流側の糸を空ボビン上流側の糸に接触させるまでの
時間を、満巻きパッケージ端部にバンチ巻きが形成され
る時間に設定した弾性糸用紡糸巻取機の糸切換え方法。
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