[go: up one dir, main page]

JPH10166644A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH10166644A
JPH10166644A JP8329455A JP32945596A JPH10166644A JP H10166644 A JPH10166644 A JP H10166644A JP 8329455 A JP8329455 A JP 8329455A JP 32945596 A JP32945596 A JP 32945596A JP H10166644 A JPH10166644 A JP H10166644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
laser light
light
forming apparatus
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8329455A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Fujimoto
昭宏 藤本
Masaji Uchiyama
正次 内山
Shiro Sakata
志朗 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8329455A priority Critical patent/JPH10166644A/ja
Publication of JPH10166644A publication Critical patent/JPH10166644A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のレーザ光源を用いて光書き込みを行う
と、レーザ間の電気的、熱的クロストークなどの影響に
よって光量が変化する。 【解決手段】 複数のレーザ光源41a,41bを備
え、複数のレーザ光源を各々画像信号に応じて駆動し、
各々のレーザ光源から発した複数のレーザ光を感光ドラ
ム17上に同時に直線状に走査することによって、感光
ドム17上に潜像を形成する画像形成装置において、複
数のレーザ光源にそれぞれ対応してレーザ光の一部を検
出するためのフォトダイオード42,43を設け、各々
のレーザ光源ごとに対応するフォトダイオードの出力信
号と所定の基準電圧に基づいて駆動電流を制御すること
によって、各々のレーザ光源の光量をリアルタイムで所
望の光量に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光ビームを
用いて光書き込みを行うマルチビーム書き込み方式の画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数の光ビームを用いて光書き込
みを行うマルチビーム書き込み方式の画像形成装置が研
究されている。図7はこのようなマルチビーム書き込み
方式によるレーザプリンタの例を示している。図7にお
いて、レーザプリンタ1はコンピュータなどの外部機器
31に接続され、外部機器31の制御に基づいて記録紙
にプリントを行う。外部機器31はビデオコントローラ
27に各種制御信号及び画像情報を供給し、ビデオコン
トローラ27では画像情報をドットイメージに展開し、
ビデオ信号として出力する。プリント制御部26は装置
内の各部を制御するための制御回路である。
【0003】図8に図7の画像形成装置の動作タイミン
グを示している。ビデオコントローラ27は、図8
(a)に示すように外部機器31からのRDY信号がT
RUEになると、図8(b)のようにPRINT信号を
TRUEとする。プリント制御部26はPRINT信号
がTRUEになると、図8(f),(g)のようにメイ
ンモータ23、ポリゴンモータ14の駆動を開始する。
そして、メインモータ23の駆動によって感光ドラム1
7、定着部9の定着ローラ、排紙ローラ11が回転を開
始する。この後、プリント制御部26は半導体レーザ1
3の光量制御を開始すると共に、一次帯電器19、現像
器20、転写帯電器21の高圧の駆動を順次行う。
【0004】プリント制御部26は図8(g)のように
ポリゴンモータ14の駆動開始から時間T1を経過し、
ポリゴンモータ14の回転が定常状態になると、図8
(h)のように給紙クラッチ24をオンして給紙ローラ
5を駆動し、給紙カセット2内の記録紙Sをレジストロ
ーラ6に向けて給紙する。そして、プリント制御部26
は記録紙Sの先端がレジストローラ6に到達するタイミ
ングで図8(c)のようにVSREQ信号をビデオコン
トローラ27に出力し、かつ図8(h)のように給紙ク
ラッチ24をオフして給紙ローラ5の駆動を停止する。
一方、ビデオコントローラ27は外部機器31からの画
像情報のドットイメージへの展開を終えてVDO信号の
出力の準備を完了すると、図8(c)のVSREQ信号
がTRUEであることを確認した後、図8(d)に示す
ようにVSYNC信号をTRUEとする。そして、これ
に同期して図8(e)のように時間TV後に1頁分の画
像データとしてVDO信号の出力を開始する。
【0005】このとき、プリント制御部26は図8
(i)のようにVSYNC信号の立ち上がりから時間T
3後にレジストローラクラッチ25をオンし、レジスト
ローラ6を駆動している。レジストローラ6の駆動は図
8(i)のように記録紙Sの後端がレジストローラ6を
通過するまでの時間のT4間行う。また、この間、プリ
ント制御部26はビデオコントローラ27からのVDO
信号に応じて半導体レーザ13を駆動する。
【0006】半導体レーザ13は後述するように2つ設
けられていて、プリント制御部26では各々の半導体レ
ーザをVDO信号に応じて駆動し、2つの半導体レーザ
から発したレーザ光はスキャナー部7のポリゴンミラー
15の回転によって直線状の走査に変換される。そし
て、2つの半導体レーザのレーザ光はミラー16によっ
て感光ドラム17に照射される。このようにして各々V
DO信号に応じて変調された2つのレーザ光を同時に感
光ドラム17上に走査することによって感光ドラム17
上に2ラインの潜像を形成し、以下同じ動作を繰り返す
ことによって感光ドラム17上に1頁分の潜像が形成さ
れる。
【0007】感光ドラム17に形成された潜像は現像器
20によって現像され、その後、転写帯電器21によっ
て記録紙Sにトナー像が転写される。転写を終了する
と、記録紙Sは定着器9に搬送されてトナー像が記録紙
Sに定着された後、排紙ローラ11によって機外に排出
される。また、続けて次の頁のプリントを行う場合は、
プリント制御部26は図8(b)のように時間T5後に
再びPRINT信号をTRUEとし、1頁目のプリント
と同様の制御を行う。
【0008】図9は半導体レーザ13の詳細な構成を示
している。図9においては、半導体レーザ発振器53と
して2つの半導体レーザ51,52が並設され、その近
傍に1つのフォトダイオード54が配置されている。フ
ォトダイオード54は2つの半導体レーザ51,52の
各々の後方光を検出できるように半導体レーザ51,5
2の境界に対向して配置されている。半導体レーザ5
1,52の前方光は前述のようにポリゴンミラー15に
よって直線状の走査に変換して感光ドラム17に照射さ
れる。
【0009】図10は半導体レーザ51,52を駆動す
る駆動回路を示している。図10において、定電流回路
61a及び61bは電圧を電流に変換する電圧−電流変
換器であり、各々CPU69からの光量信号に応じた電
流を半導体レーザ51,52に供給する。スイッチング
回路62a,62bは各々CPU69からのレーザ点灯
信号(VDO信号)に応じて半導体レーザ51,52を
スイッチングする回路である。半導体レーザ51,52
は各々レーザ点灯信号に応じてオン、オフに駆動され、
オンしたときに定電流回路から駆動電流が供給される。
半導体レーザ51,52の発光量は各々フォトダイオー
ド54で電流値として検出され、抵抗器68で電圧信号
に変換される。この電圧信号は増幅器63で増幅された
後、発光量信号としてCPU69に取り込まれる。CP
U69においては、各々の半導体レーザ51,52の発
光量信号に応じて光量制御信号64a,64bのレベル
を可変し、半導体レーザ51,52の発光光量が所望の
発光光量となるようにAPC制御を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
半導体レーザ駆動回路では、複数の半導体レーザに対し
て1つのフォトダイオードしか備えていないために、複
数のレーザ光のAPCを同時に行うことができず、時分
割でAPCを行っている。即ち、紙間あるいはライン間
の非画像領域において2つの半導体レーザを時分割で発
光させて、そのときの光量信号の値をホールドし、画像
領域においてホールドされた光量信号に応じて半導体レ
ーザに駆動電流を供給している。
【0011】しかしながら、このような方法では、同時
に複数の半導体レーザのAPCを行うことができないの
で、半導体レーザ間の電気的クロストーク、熱的クロス
トークの影響によって半導体レーザの光量に変化を生じ
る。図11(a)は一方の半導体レーザのオン、オフを
制御するための信号、図11(c)はその光量を示して
いる。また、図11(b)は他方の半導体レーザのオ
ン、オフを制御するための信号、図11(d)はその光
量を示している。本来であれば、図11(b)のように
入力信号(2)が一定であるので、図11(d)の光量
(2)も一定になるはずである。しかし、図11(c)
のように他方の半導体レーザの光量(1)が変化してい
るので、電気的、熱的クロストークの影響によって図1
1(d)のように他方の半導体レーザの光量(2)が変
化してしまう。
【0012】また、光源として面発光レーザを用いた場
合は、レーザが点灯している期間に熱を持つので、その
熱の影響によって他方の半導体レーザの光出力波形に鈍
りを生じる。図12にこの様子を示している。図12
(a)は一方の面発光レーザのオン、オフを制御する信
号、図12(c)はそのレーザの光量、図12(b)は
他方の面発光レーザのオン、オフを制御する信号、図1
2(d)はそのレーザの光量である。一方の面発光レー
ザが図12(c)のように点灯した状態では、前述のよ
うに熱を持つので、その熱の影響によって図12(d)
の光量(2)のように立ち上がりに鈍りを生じる。従っ
て、複数のレーザ光源を用いて光書き込みを行うと、前
述のようにレーザ間の光量に差を生じるので、プリント
した画質に影響を与えるという問題があった。
【0013】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
み、電気的、熱的クロストークなどに関係なく、複数の
レーザ光源の光量を一定に制御することが可能な画像形
成装置を提供することを目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、複数の
レーザ光源を備え、前記複数のレーザ光源を各々画像信
号に応じて駆動し、各々のレーザ光源から発した複数の
レーザ光を像担持体上に同時に直線状に走査することに
よって、像担持体上に潜像を形成する画像形成装置にお
いて、前記複数のレーザ光源にそれぞれ対応してレーザ
光の一部を検出するための検出素子を設け、各々のレー
ザ光源ごとに対応する検出素子の出力信号と所定の基準
電圧に基づいて駆動電流を制御することによって、各々
のレーザ光源の光量をリアルタイムで所望の光量に制御
することを特徴とする画像形成装置によって達成され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態の
画像形成装置に用いるレーザダイオードの構成を示した
図である。本実施形態では、図1のレーザダイオードを
図7の画像形成装置に記録用光源として設け、図1のレ
ーザダイオードを用いて感光ドラム17上に潜像を形成
し、プリントを行うものとする。なお、図7の画像形成
装置の構成、動作については先に述べたので、詳しい説
明は省略する。
【0016】図1について説明する。まず、41は2つ
の発光点(レーザダイオード)41a,41bを1つの
チップ上に形成したエッジエミッタ型のレーザダイオー
ドアレーである。レーザダイオードアレー41の近傍に
は発光点41a,41bにそれぞれ対応してフォトダイ
オード42,43が配置されている。レーザダイオード
アレー41とフォトダイオード42,43はケース46
内に設けられている。フォトダイオード42,43は各
々発光点41a,41bの2つの後方光44,45を検
出するセンサであり、発光点41a,41bの2つの後
方光44,45が互いに干渉することなく、対応するフ
ォトセンサに入射するように発光点間の距離、発光点と
フォトダイオードの距離を設定している。
【0017】具体的に説明すると、2つの発光点41
a,41bの2つのレーザ光が互いに干渉することな
く、各々対応するフォトダイオードに入射するために
は、2つのレーザ光の裾野同士が重なり合う前にフォト
ダイオードに入射させるとよい。そのためには、2つの
発光点41a,41b間の距離をH、レーザ光の半値全
幅(レーザの発光点からある距離で光強度を測定したと
きに光強度がピーク値の半分になる幅)をθ、発光点か
らフォトダイオードまでの距離をLとすると、フォトダ
イオード上でのレーザ光の広がりLtanθを発光点間
の距離Hの1/2以下にする必要がある。
【0018】そこで、本実施形態では、Ltanθ<H
/2、即ちL<H/(2tanθ)となるように、2つ
の発光点41a,41bとフォトダイオード42,43
の位置を設定している。なお、この条件を満足するよう
に発光点とフォトダイオードを配置すると、発光点とフ
ォトダイオード間の距離が短くなるので、フォトダイオ
ードから反射された戻り光と発光点からのレーザ光が共
振する恐れがあるが、これを避けるためには、図1に示
すようにフォトダイオード42,43を各々レーザ光に
対して傾けて配置するのが望ましい。
【0019】図2は図1のレーザダイオードを駆動する
駆動回路を示している。図2の駆動回路は、図7の画像
形成装置のプリント制御部26内に設けられているもの
とする。図2において、まず、本実施形態では、前述の
ように2つの発光点(レーザダイオード)に各々対応し
てフォトダイオード42,43を配置しているので、従
来のような時分割ではなく、2つのレーザダイオードを
それぞれリアルタイムでAPC制御を行っている。図2
において、101は2つのレーザダイオード41a,4
1bを各々VDO信号に応じて駆動するレーザドライバ
ーICであり、各々のレーザダイオードをリアルタイム
でAPC制御を行う機能を持っている。レーザドライバ
ーIC101には2つの端子110,120が設けら
れ、図7のビデオコントローラ27から端子110,1
20にVDO信号が供給される。端子110,120の
入力信号がTRUEになったときに、各レーザダイオー
ド41a,41bに駆動電流が供給される。
【0020】端子110に供給されたVDO信号はロジ
ック入力部102で所望のアナログレベルに変換された
後、ゲインコントロール部105でレーザダイオードの
特性に応じてゲインがかけられる。具体的には、ゲイン
コントロール部105は増幅器からなっていて、レーザ
ダイオードの発光量が所望の発光量となるように、調整
時に外付けの抵抗器などを用いて予めゲインが調整され
ている。ゲインコントロール部105の出力信号は制御
増幅器104に入力され、また、フォトダイオード42
でレーザダイオード41aのレーザ光が検出され、その
検出信号が制御増幅器104にフィードバックされる。
制御増幅器104においては、これらの信号と基準電圧
発生器103の基準電圧が比較され、その差に応じた制
御電圧がトランジスタ106のベース端子に供給され
る。
【0021】これによって、レーザダイオード41aの
発光量が規定の光量に達していないときはトランジスタ
106のベース電流を増加してレーザダイオード41a
の駆動電流を大きくするように制御が働き、レーザダイ
オード41の光量は所望の光量に制御される。また、レ
ーザダイオード41aの発光量が規定の光量よりも増大
したときはトランジスタ106のベース電流を小さくす
るように制御が働き、レーザダイオード41aの光量は
所望の光量に制御される。このようにして端子110の
VDO信号がTRUEになったときにリアルタイムでA
PCが働き、レーザダイオード41aの光量は所定の光
量に維持される。
【0022】また、端子120に供給されたVDO信号
は同様にロジック入力部112で所定のアナログレベル
に変換された後、ゲインコントロール部115を通って
制御増幅器114に入力される。ゲインコントロール部
115は同様にレーザダイオード41bの光量が所望の
光量となるように予めゲインが調整されている。またフ
ォトダイオード43でレーザダイオード41bのレーザ
光が検出され、その検出信号が制御増幅器114の入力
端子にフィードバックされる。113は基準電圧を発生
する基準電圧発生器である。この構成によって、制御増
幅器114からトランジスタ116のベース端子にフォ
トダイオード43の検出信号に応じた制御電圧が供給さ
れ、レーザダイオード41bにおいてもリアルタイムで
APCがかけられる。
【0023】レーザダイオード41a,41bのレーザ
光は、図7で説明したようにポリゴンミラー15によっ
て各々直線状の走査に変換され、ミラー16を通って感
光ドラム17上に照射される。これにより、感光ドラム
17上に2ラインの潜像が形成され、以下同様の動作を
繰り返し行うことによって感光ドラム17上に1頁分の
潜像が形成される。そして、先の説明のように現像、記
録紙への転写、定着を行うことによってプリントを完了
し、機外に排出される。
【0024】本実施形態では、2つのレーザダイオード
にそれぞれ対応してフォトダイオードを設け、各々対応
するフォトダイオードの出力信号を用いてリアルタイム
でそれぞれのレーザダイオードのAPC制御を行うよう
にしたので、レーザ間の電気的、熱的クロストークに関
係なく、各々のレーザダイオードの光量を所望の光量に
制御することができる。図3(a)は一方のレーザダイ
オードをオン、オフする信号、図3(c)はその光量、
図3(b)は他方のレーザダイオードをオン、オフする
信号、図3(d)はその光量である。図3(d)の光量
の破線は従来の電気的、熱的クロストークによる光量変
化であるが、本実施形態ではリアルタイムで各々のレー
ザを制御するので、図3(d)の実線のように光量変化
がなくなり、各々のレーザの光量を一定に制御すること
ができる。
【0025】図4はレーザダイオードの他の例を示して
いる。図4においては、2つのエッジエミッタ型のレー
ザダイオード71,72を別々のチップで構成した例を
示している。レーザダイオード71,72の近傍には、
レーザダイオード71,72にそれぞれ対応してフォト
ダイオード73,74が配置されている。フォトダイオ
ード73,74はそれぞれ対応するレーザダイオード7
1,72の後方光を検出し、その検出信号をフィードバ
ックすることによって各々のレーザダイオード71,7
2の光量を所望の光量に制御するものである。
【0026】また、図4のレーザダイオードの場合も、
発光点間の距離をH、発光点とフォトダイオードの距離
をL、レーザ光の半値全幅をθとしたときに、各々のレ
ーザダイオードの後方光が互いに干渉することなく、対
応するフォトダイオードに入射するように、L<H/
(2tanθ)の条件で配置している。なお、図4の場
合は、レーザダイオードを別々のチップで構成している
ので、図1の場合に比べて発光点とフォトダイオードの
距離を大きくとることができるが、この場合もフォトダ
イオードからの戻り光によって共振が起きないように各
々のフォトダイオードをレーザ光に対して傾けて配置す
るのが望ましい。
【0027】図5は更に他の例のレーザダイオードを示
している。図5は2つの面発光レーザ81,82を用い
ている。面発光レーザは後方光を発しないので、ビーム
スプリッタ87,88を用いて面発光レーザ81,82
のレーザビームを記録用とAPC用のレーザビームに分
けている。ビームスプリッタ87,88で分割されたA
PC用のレーザビームは各々フォトダイオード83,8
4で検知され、検知された信号は図2の制御増幅器10
4、114にフィードバックされる。図5においても、
図1、図4と同様に発光点間の距離をH、レーザの半値
全幅をθ、発光点とビームスプリッタ間の距離(発光点
とフォトダイオード間の距離に対応)をLとしたとき
に、L<H/(2tanθ)を満足するように面発光レ
ーザ81,82、ビームスプリッタ87,88、フォト
ダイオード83,84を配置している。また、フォトダ
イオード83,84からの戻り光による共振を防ぐた
め、図5のようにレーザ光に対してフォトダイオード8
3,84を各々斜めに傾けて配置している。
【0028】図4、図5のレーザダイオードを用いた場
合も、図1のレーザダイオードと全く同様に図2の駆動
回路によってリアルタイムで各々のレーザダイオードの
APC制御を行うことができる。従って、各々のレーザ
ダイオードにリアルタイムでAPCがかけられるので、
レーザダイオード間の電気的クロストークや熱的クロス
トークに関係なく、各々のレーザダイオードを所望の光
量に制御することができる。また、図5の面発光型レー
ザを用いた場合は、前述のような立ち上がりの鈍りも補
正することが可能である。図6に面発光型レーザを用い
た場合の光出力の波形を示している。従来の時分割のA
PC制御の場合は、破線で示すように他方のレーザダイ
オードが点灯している期間に光出力波形が鈍って立ち上
がり、細りを生じる。
【0029】本実施形態では、各々のレーザダイオード
をリアルタイムで制御するので、光出力の立ち上がり時
においてAPCが働き、図6に実線で示すように光出力
の立ち上がりの鈍りを補正することができる。また、面
発光レーザを使用する場合、レーザの共振鏡を形成する
ために、駆動回路にON/OFF信号を入力する前に個
々の素子に応じたピーク値を持つ駆動電流を各々のレー
ザに供給する必要がある。そのためには、個々の素子の
バラツキに応じたピーク値を設定するための回路定数を
個々に設定しなければならない。このような場合、本実
施形態では、面発光レーザの光出力の立ち上がりの鈍り
を補正し、矩形波で点灯するようにしているので、個々
の素子のバラツキに応じて定数を調整する必要がなく、
装置の作製を容易にすることが可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
々のレーザ光源に対応して検出素子を設け、各レーザ光
源ごとに対応する検出素子の出力信号を用いてリアルタ
イムでAPC制御を行うようにしたので、レーザ光源間
の電気的クロストークあるいは熱的クロストークに関係
なく、各々のレーザ光源を所望の光量に制御することが
できる。従って、各々のレーザ光源の光量を常に所望の
光量に維持できるので、従来の時分割による制御に比べ
て画質を向上することができる。また、面発光型レーザ
を用いた場合は、光出力の立ち上がりの鈍りを補正する
ことができ、やはり画質を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置に用いるレーザダイオー
ドを示した図である。
【図2】レーザダイオードを駆動制御する回路の例を示
した図である。
【図3】エッジエミッタ型のレーザダイオードを用いた
場合の光量変化を従来と比較して示した図である。
【図4】レーザダイオードの他の例を示した図である。
【図5】レーザダイオードの更に他の例を示した図であ
る。
【図6】面発光型レーザを用いた場合の光出力の立ち上
がりを従来と本発明で比較して示した図である。
【図7】従来例の画像形成装置を示した図である。
【図8】図7の装置の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図9】図7の装置に用いられるレーザダイオードを示
した図である。
【図10】図7の装置のレーザダイオードの駆動回路を
示した図である。
【図11】複数の半導体レーザを用いた場合のレーザ間
の電気的、熱的クロストークの影響による光量の変化を
説明するための図である。
【図12】面発光レーザを用いた場合の光出力波形の立
ち上がりの鈍りを説明するための図である。
【符号の説明】
5 給紙ローラ 6 レジストローラ 9 定着器 15 ポリゴンミラー 17 感光ドラム 20 現像器 21 転写帯電器 41 レーザダイオードアレー 41a,41b 発光点(レーザダイオード) 42,43 フォトダイオード 71,72 レーザダイオード 73,74 フォトダイオード 81,82 レーザダイオード 83,84 フォトダイオード 87,88 ビームスプリッタ 102,112 ロジック入力部 103,113 基準電圧発生器 104,114 制御増幅器 105,115 ゲインコントロール部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザ光源を備え、前記複数のレ
    ーザ光源を各々画像信号に応じて駆動し、各々のレーザ
    光源から発した複数のレーザ光を像担持体上に同時に直
    線状に走査することによって、像担持体上に潜像を形成
    する画像形成装置において、前記複数のレーザ光源にそ
    れぞれ対応してレーザ光の一部を検出するための検出素
    子を設け、各々のレーザ光源ごとに対応する検出素子の
    出力信号と所定の基準電圧に基づいて駆動電流を制御す
    ることによって、各々のレーザ光源の光量をリアルタイ
    ムで所望の光量に制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、前記レーザ光源間の距離をH、レーザ光の半値全幅
    をθ、前記レーザ光源と検出素子の距離をHとしたとき
    に、前記レーザ光源と検出素子を、L<H/(2tan
    θ)となるように配置したことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像形
    成装置において、前記検出素子は、レーザ光源からのレ
    ーザ光と検出素子から反射した戻り光が共振しないよう
    に、入射するレーザ光に対して傾けて配置されているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
JP8329455A 1996-12-10 1996-12-10 画像形成装置 Pending JPH10166644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8329455A JPH10166644A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8329455A JPH10166644A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10166644A true JPH10166644A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18221576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8329455A Pending JPH10166644A (ja) 1996-12-10 1996-12-10 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10166644A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445401B2 (en) * 1999-12-27 2002-09-03 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Light power modulating system
JP2008225058A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Ricoh Co Ltd モニタ装置、光源装置、光走査装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445401B2 (en) * 1999-12-27 2002-09-03 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Light power modulating system
JP2008225058A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Ricoh Co Ltd モニタ装置、光源装置、光走査装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1439619B1 (en) Semiconductor laser drive apparatus, optical write apparatus, imaging apparatus, and semiconductor laser drive method
US7728862B2 (en) Optical scanning apparatus
US7672345B2 (en) Semiconductor laser drive control apparatus
US8537431B2 (en) Light source driving device, and image processing device, image reading device and image forming apparatus using the light source driving device
US6873350B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP6315967B2 (ja) 光走査装置およびそれを用いた画像形成装置
US5561285A (en) Image forming apparatus and light quantity control device having a light emission mode control means
US11567422B2 (en) Image reading apparatus and image forming apparatus
US7738005B2 (en) Image forming apparatus
JP2001150726A (ja) 光書込装置
US7088381B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling the image forming apparatus
US5965869A (en) Method of leading in APC control and image forming apparatus using the same
JPH10166644A (ja) 画像形成装置
JP4165314B2 (ja) 画像形成装置
US6144680A (en) Laser driving apparatus and image forming apparatus using the same
US8537190B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2001257420A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JPH08216451A (ja) 電子写真記録装置
JPH11105338A (ja) 画像形成装置
JP2001105654A (ja) 画像記録装置
JP4408007B2 (ja) レーザ出力装置及びそれを備えた画像形成装置
JPH10190115A (ja) マルチビーム書込装置
JP4235292B2 (ja) 画像形成装置
JP2008305865A (ja) 光情報放射装置,光走査装置,プリンタおよび画像形成装置
JPH10193684A (ja) Led書き込み装置