JPH10166019A - 圧延ラインにおける圧延材の形状制御方法 - Google Patents
圧延ラインにおける圧延材の形状制御方法Info
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- JPH10166019A JPH10166019A JP8325766A JP32576696A JPH10166019A JP H10166019 A JPH10166019 A JP H10166019A JP 8325766 A JP8325766 A JP 8325766A JP 32576696 A JP32576696 A JP 32576696A JP H10166019 A JPH10166019 A JP H10166019A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧延材の幅方向における中央部のみならず、
最エッジ部をも含めた形状不良の発生を適切に回避し、
もって、圧延材の形状制御を、その板幅方向全体に亘っ
て適切に行うことを可能にする。 【解決手段】 圧延ラインにおける圧延スタンドの出側
において、圧延材の板幅方向における形状の変化を連続
的に測定し、このように測定された圧延材の板幅方向に
おける形状の変化を、形状制御信号として、圧延スタン
ドにおける形状制御機構に入力して、圧延材の形状制御
を行う。圧延材の上記形状制御において、圧延スタンド
の出側において、圧延材の板幅および蛇行量を連続的に
測定し、圧延材のこのように測定された板幅および蛇行
量に応じて、形状制御信号を補正する。
最エッジ部をも含めた形状不良の発生を適切に回避し、
もって、圧延材の形状制御を、その板幅方向全体に亘っ
て適切に行うことを可能にする。 【解決手段】 圧延ラインにおける圧延スタンドの出側
において、圧延材の板幅方向における形状の変化を連続
的に測定し、このように測定された圧延材の板幅方向に
おける形状の変化を、形状制御信号として、圧延スタン
ドにおける形状制御機構に入力して、圧延材の形状制御
を行う。圧延材の上記形状制御において、圧延スタンド
の出側において、圧延材の板幅および蛇行量を連続的に
測定し、圧延材のこのように測定された板幅および蛇行
量に応じて、形状制御信号を補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧延ラインにお
ける圧延材の形状制御方法、特に、形状計によって、圧
延材の形状を、その板端部に至るまでの全板幅領域にお
いて高精度に測定し、且つ、レベリング、ワークロール
ベンディング等の形状制御機構によって、圧延材の形状
を、その板端部に至るまでの全板幅領域において高精度
且つ高応答に制御することが可能な、圧延ラインにおけ
る圧延材の形状制御方法に関するものである。
ける圧延材の形状制御方法、特に、形状計によって、圧
延材の形状を、その板端部に至るまでの全板幅領域にお
いて高精度に測定し、且つ、レベリング、ワークロール
ベンディング等の形状制御機構によって、圧延材の形状
を、その板端部に至るまでの全板幅領域において高精度
且つ高応答に制御することが可能な、圧延ラインにおけ
る圧延材の形状制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧延ラインにおける圧延材の形状
制御は、圧延材の板幅方向における形状の変化を測定す
るための手段としての形状検出計からの信号に基づいて
行われている。即ち、圧延ラインにおける圧延材の従来
の形状制御方法は、圧延ラインにおける圧延スタンドの
出側に、形状検出計を配置して、圧延材の板幅方向にお
ける形状の変化を連続的に測定し、このように測定され
た前記圧延材の板幅方向における形状の変化を、形状制
御信号として、前記圧延スタンドにおける形状制御機構
に入力して、前記圧延材の形状制御を行うことからなっ
ている(以下、「先行技術」という)。
制御は、圧延材の板幅方向における形状の変化を測定す
るための手段としての形状検出計からの信号に基づいて
行われている。即ち、圧延ラインにおける圧延材の従来
の形状制御方法は、圧延ラインにおける圧延スタンドの
出側に、形状検出計を配置して、圧延材の板幅方向にお
ける形状の変化を連続的に測定し、このように測定され
た前記圧延材の板幅方向における形状の変化を、形状制
御信号として、前記圧延スタンドにおける形状制御機構
に入力して、前記圧延材の形状制御を行うことからなっ
ている(以下、「先行技術」という)。
【0003】先行技術のこのような方法においては、上
述した形状検出計として、所謂「接触式分割ロール型形
状検出計」が使用されている。この種の接触式分割ロー
ル型形状検出計は、複数個の測定用ロールを備えてお
り、これ等の測定用ロールを、その各々の中心軸線が圧
延材の板幅方向の直線上に並ぶように、圧延材の表面上
に接触させて配置し、測定用ロールの各々の変位量を測
定することによって、圧延材の板幅方向の張力分布を求
め、かくして、圧延材の板幅方向における形状の変化を
測定するように構成されている。
述した形状検出計として、所謂「接触式分割ロール型形
状検出計」が使用されている。この種の接触式分割ロー
ル型形状検出計は、複数個の測定用ロールを備えてお
り、これ等の測定用ロールを、その各々の中心軸線が圧
延材の板幅方向の直線上に並ぶように、圧延材の表面上
に接触させて配置し、測定用ロールの各々の変位量を測
定することによって、圧延材の板幅方向の張力分布を求
め、かくして、圧延材の板幅方向における形状の変化を
測定するように構成されている。
【0004】従って、上述した接触式分割ロール型形状
検出計において、圧延材の板幅方向における形状の変化
を測定し、このようにして測定された形状の変化に基づ
いて、圧延材の形状制御を行うことは理論上可能であ
る。
検出計において、圧延材の板幅方向における形状の変化
を測定し、このようにして測定された形状の変化に基づ
いて、圧延材の形状制御を行うことは理論上可能であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た接触式分割ロール型形状検出計のみによってでは、以
下に述べる理由により、圧延材の形状を高精度に測定す
ることは不可能であり、その結果、先行技術の上述した
方法において、圧延材の高精度な形状制御を行うことは
不可能である。
た接触式分割ロール型形状検出計のみによってでは、以
下に述べる理由により、圧延材の形状を高精度に測定す
ることは不可能であり、その結果、先行技術の上述した
方法において、圧延材の高精度な形状制御を行うことは
不可能である。
【0006】即ち、接触式分割ロール型形状検出計にお
いて、圧延材の形状の高精度な測定を実現するために
は、各測定用ロールが、その全長に亘って圧延材に接触
しなければならない。しかしながら、圧延ラインにおい
て、圧延材の蛇行は不可避的に生ずる。このような圧延
材の蛇行が生ずると、複数個の測定用ロールのうちの、
圧延材の幅方向における中央部分寄りに位置する測定用
ロールは、その全長に亘って圧延材と常に接触するもの
の、複数個の測定用ロールのうちの、最も外側に位置す
る測定用ロールは、その全長に亘って圧延材と常に接触
するとは言えず、このロールと、圧延材の両側端部との
接触面積が、圧延材の蛇行によって変化する。測定用ロ
ールと、圧延材の両側端部(以下、「最エッジ部」とい
う)との接触面積がこのように変化すると、このような
複数個の測定用ロールを用いて、圧延材の板幅方向の張
力分布を正確に求めることはできず、その結果、圧延材
の板幅方向、特に、最エッジ部における形状の変化を高
精度に測定することはできず、従って、圧延材の高精度
な形状制御を行うことはできない。
いて、圧延材の形状の高精度な測定を実現するために
は、各測定用ロールが、その全長に亘って圧延材に接触
しなければならない。しかしながら、圧延ラインにおい
て、圧延材の蛇行は不可避的に生ずる。このような圧延
材の蛇行が生ずると、複数個の測定用ロールのうちの、
圧延材の幅方向における中央部分寄りに位置する測定用
ロールは、その全長に亘って圧延材と常に接触するもの
の、複数個の測定用ロールのうちの、最も外側に位置す
る測定用ロールは、その全長に亘って圧延材と常に接触
するとは言えず、このロールと、圧延材の両側端部との
接触面積が、圧延材の蛇行によって変化する。測定用ロ
ールと、圧延材の両側端部(以下、「最エッジ部」とい
う)との接触面積がこのように変化すると、このような
複数個の測定用ロールを用いて、圧延材の板幅方向の張
力分布を正確に求めることはできず、その結果、圧延材
の板幅方向、特に、最エッジ部における形状の変化を高
精度に測定することはできず、従って、圧延材の高精度
な形状制御を行うことはできない。
【0007】しかも、接触式分割ロール型形状検出計に
よって測定された形状に基づいて、レベリング、ワーク
ロールベンディング等の形状制御機構を用いて、圧延材
の形状制御を行う際においては、上述した理由により、
最エッジ部の形状を形状制御の対象とすることはでき
ず、高精度な形状制御を行うことは不可能であった。
よって測定された形状に基づいて、レベリング、ワーク
ロールベンディング等の形状制御機構を用いて、圧延材
の形状制御を行う際においては、上述した理由により、
最エッジ部の形状を形状制御の対象とすることはでき
ず、高精度な形状制御を行うことは不可能であった。
【0008】また、上述した形状検出計による測定結果
を利用したフイードバック制御に基づく形状制御におい
ては、形状検出計と形状制御機構との距離、形状検出計
自体の応答性等によって、遅れ時間が発生し、高い応答
な形状制御が困難になり、その結果、圧延条件の変化等
に起因する、圧延材の形状変化に対して、即座に対応す
ることは不可能であった。
を利用したフイードバック制御に基づく形状制御におい
ては、形状検出計と形状制御機構との距離、形状検出計
自体の応答性等によって、遅れ時間が発生し、高い応答
な形状制御が困難になり、その結果、圧延条件の変化等
に起因する、圧延材の形状変化に対して、即座に対応す
ることは不可能であった。
【0009】従って、この発明の目的は、圧延材の幅方
向における中央部のみならず、最エッジ部をも含めた形
状不良の発生を適切に回避し、もって、圧延材の形状制
御を、その板幅方向全体に亘って適切に行うことが可能
な、圧延ラインにおける圧延材の形状制御方法を提供す
ることにある。
向における中央部のみならず、最エッジ部をも含めた形
状不良の発生を適切に回避し、もって、圧延材の形状制
御を、その板幅方向全体に亘って適切に行うことが可能
な、圧延ラインにおける圧延材の形状制御方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
の方法は、圧延ラインにおける圧延スタンドの出側にお
いて、圧延材の板幅方向における形状の変化を連続的に
測定し、このように測定された前記圧延材の板幅方向に
おける形状の変化を、形状制御信号として、前記圧延ス
タンドにおける形状制御機構に入力して、前記圧延材の
形状制御を行うことからなる、圧延ラインにおける圧延
材の形状制御方法において、前記圧延スタンドの出側に
おいて、前記圧延材の板幅および蛇行量を連続的に測定
し、前記圧延材のこのように測定された前記板幅および
前記蛇行量に応じて、前記形状制御信号を補正すること
に特徴を有するものである。
の方法は、圧延ラインにおける圧延スタンドの出側にお
いて、圧延材の板幅方向における形状の変化を連続的に
測定し、このように測定された前記圧延材の板幅方向に
おける形状の変化を、形状制御信号として、前記圧延ス
タンドにおける形状制御機構に入力して、前記圧延材の
形状制御を行うことからなる、圧延ラインにおける圧延
材の形状制御方法において、前記圧延スタンドの出側に
おいて、前記圧延材の板幅および蛇行量を連続的に測定
し、前記圧延材のこのように測定された前記板幅および
前記蛇行量に応じて、前記形状制御信号を補正すること
に特徴を有するものである。
【0011】請求項2に記載した発明の方法は、請求項
1に記載した方法において、前記圧延材の板幅方向にお
ける前記形状の変化の前記測定は、複数個の測定用ロー
ルを、その各々の中心軸線が前記圧延材の板幅方向の直
線上に並ぶように、前記圧延材の表面上に接触させて配
置し、前記測定用ロールの各々の変位量を測定すること
によって、前記圧延材の板幅方向の張力分布を求めるこ
とからなっていることに特徴を有するものである。
1に記載した方法において、前記圧延材の板幅方向にお
ける前記形状の変化の前記測定は、複数個の測定用ロー
ルを、その各々の中心軸線が前記圧延材の板幅方向の直
線上に並ぶように、前記圧延材の表面上に接触させて配
置し、前記測定用ロールの各々の変位量を測定すること
によって、前記圧延材の板幅方向の張力分布を求めるこ
とからなっていることに特徴を有するものである。
【0012】請求項3に記載した発明の方法は、請求項
2に記載した方法において、前記圧延材の測定された前
記板幅および前記蛇行量に基づいて、前記圧延材の両側
部分と、これ等に接触する測定用ロールとの接触率を求
め、このように求められた前記接触率に基づいて、前記
圧延材の板幅方向の真の張力分布を求め、このように求
められた前記真の張力分布に基づいて、前記形状制御信
号を補正することに特徴を有するものである。
2に記載した方法において、前記圧延材の測定された前
記板幅および前記蛇行量に基づいて、前記圧延材の両側
部分と、これ等に接触する測定用ロールとの接触率を求
め、このように求められた前記接触率に基づいて、前記
圧延材の板幅方向の真の張力分布を求め、このように求
められた前記真の張力分布に基づいて、前記形状制御信
号を補正することに特徴を有するものである。
【0013】請求項4に記載した発明の方法は、請求項
3に記載した方法において、前記圧延材の、予め決定さ
れた目標形状と、前記真の張力分布に基づく測定形状と
の差を求め、前記差が零になるように、前記形状制御信
号を補正することに特徴を有するものである。
3に記載した方法において、前記圧延材の、予め決定さ
れた目標形状と、前記真の張力分布に基づく測定形状と
の差を求め、前記差が零になるように、前記形状制御信
号を補正することに特徴を有するものである。
【0014】請求項5に記載した発明の方法は、請求項
1から4の何れか1つに記載した方法において、前記圧
延材の測定された前記蛇行量に基づいて、蛇行による前
記圧延材の形状誤差を予測し、蛇行による前記圧延材の
このように予測された形状誤差に基づいて、前記形状制
御信号における、レベリング操作に関する信号を補正す
ることに特徴を有するものである。
1から4の何れか1つに記載した方法において、前記圧
延材の測定された前記蛇行量に基づいて、蛇行による前
記圧延材の形状誤差を予測し、蛇行による前記圧延材の
このように予測された形状誤差に基づいて、前記形状制
御信号における、レベリング操作に関する信号を補正す
ることに特徴を有するものである。
【0015】請求項6に記載した発明の方法は、請求項
1から5の何れか1つに記載した方法において、前記圧
延スタンドにおける圧延荷重を連続的に測定し、このよ
うに測定された圧延荷重に基づいて、圧延荷重の変化に
よる前記圧延材の形状誤差を予測し、圧延荷重の変化に
よる前記圧延材のこのように予測された形状誤差に基づ
いて、前記形状制御信号における、ワークロールベンデ
ィング操作に関する信号を補正することに特徴を有する
ものである。
1から5の何れか1つに記載した方法において、前記圧
延スタンドにおける圧延荷重を連続的に測定し、このよ
うに測定された圧延荷重に基づいて、圧延荷重の変化に
よる前記圧延材の形状誤差を予測し、圧延荷重の変化に
よる前記圧延材のこのように予測された形状誤差に基づ
いて、前記形状制御信号における、ワークロールベンデ
ィング操作に関する信号を補正することに特徴を有する
ものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、圧延ラインにおける圧延材
のこの発明の実施態様の形状制御方法を、図1を参照し
ながら説明する。図1は、圧延ラインにおける圧延材の
この発明の実施態様の形状制御方法を示すブロック図で
ある。
のこの発明の実施態様の形状制御方法を、図1を参照し
ながら説明する。図1は、圧延ラインにおける圧延材の
この発明の実施態様の形状制御方法を示すブロック図で
ある。
【0017】図1に示すように、圧延材6は、圧延スタ
ンドAを通過して圧延され、このように圧延された圧延
材6は、巻取機7によって巻き取られる。圧延ラインに
おける圧延材のこの発明の実施態様の形状制御方法は、
圧延材6の板幅方向における形状の変化を形状制御信号
として使用して、圧延材6の形状制御を行うための基本
ステップと、圧延材6の板幅および蛇行量に応じて、上
記形状制御信号を補正するための改良ステップとからな
っている。
ンドAを通過して圧延され、このように圧延された圧延
材6は、巻取機7によって巻き取られる。圧延ラインに
おける圧延材のこの発明の実施態様の形状制御方法は、
圧延材6の板幅方向における形状の変化を形状制御信号
として使用して、圧延材6の形状制御を行うための基本
ステップと、圧延材6の板幅および蛇行量に応じて、上
記形状制御信号を補正するための改良ステップとからな
っている。
【0018】上述した基本ステップは、圧延ラインにお
ける圧延スタンドAの出側において、圧延材6の板幅方
向における形状の変化を連続的に測定する形状変化測定
ステップと、形状変化測定ステップによって測定され
た、圧延材6の板幅方向における形状の変化を、形状制
御信号として、圧延スタンドAにおける形状制御機構
(図示せず)に入力して、圧延材の形状制御を行う形状
制御ステップとからなっている。
ける圧延スタンドAの出側において、圧延材6の板幅方
向における形状の変化を連続的に測定する形状変化測定
ステップと、形状変化測定ステップによって測定され
た、圧延材6の板幅方向における形状の変化を、形状制
御信号として、圧延スタンドAにおける形状制御機構
(図示せず)に入力して、圧延材の形状制御を行う形状
制御ステップとからなっている。
【0019】形状変化測定ステップは、図1に示すよう
に、圧延スタンドAと巻取機7との間に、接触式分割ロ
ール型形状検出計1を配置し、そして、圧延材6の板幅
方向における形状の変化に関する、接触式分割ロール型
形状検出計1からの信号を演算器3に入力することによ
って行われる。上述した先行技術の方法におけると同様
に、接触式分割ロール型形状検出計1は、複数個の測定
用ロールを備えており、これ等の測定用ロールを、その
各々の中心軸線が圧延材6の板幅方向の直線上に並ぶよ
うに、圧延材6の表面上に接触させて配置し、測定用ロ
ールの各々の変位量を測定することによって、圧延材6
の板幅方向の張力分布を求め、かくして、圧延材6の板
幅方向における形状の変化を測定するように構成されて
いる。
に、圧延スタンドAと巻取機7との間に、接触式分割ロ
ール型形状検出計1を配置し、そして、圧延材6の板幅
方向における形状の変化に関する、接触式分割ロール型
形状検出計1からの信号を演算器3に入力することによ
って行われる。上述した先行技術の方法におけると同様
に、接触式分割ロール型形状検出計1は、複数個の測定
用ロールを備えており、これ等の測定用ロールを、その
各々の中心軸線が圧延材6の板幅方向の直線上に並ぶよ
うに、圧延材6の表面上に接触させて配置し、測定用ロ
ールの各々の変位量を測定することによって、圧延材6
の板幅方向の張力分布を求め、かくして、圧延材6の板
幅方向における形状の変化を測定するように構成されて
いる。
【0020】形状制御ステップは、図1に示す演算器3
によって行われる。即ち、形状制御ステップは、上述し
た形状変化測定ステップによって測定された、圧延材6
の板幅方向における形状の変化を、形状制御信号とし
て、圧延スタンドAにおける形状制御機構に入力して、
圧延材6の形状制御を実行することによって行われる。
演算器3における各回路は、後に詳述する。
によって行われる。即ち、形状制御ステップは、上述し
た形状変化測定ステップによって測定された、圧延材6
の板幅方向における形状の変化を、形状制御信号とし
て、圧延スタンドAにおける形状制御機構に入力して、
圧延材6の形状制御を実行することによって行われる。
演算器3における各回路は、後に詳述する。
【0021】上述した改良ステップは、圧延スタンドA
の出側において、圧延材6の板幅および蛇行量を連続的
に測定する板幅・蛇行量測定ステップと、板幅・蛇行量
測定ステップによって測定された、圧延材6の板幅およ
び蛇行量に応じて、形状制御ステップにおける上述した
形状制御信号を補正する信号補正ステップとからなって
いる。
の出側において、圧延材6の板幅および蛇行量を連続的
に測定する板幅・蛇行量測定ステップと、板幅・蛇行量
測定ステップによって測定された、圧延材6の板幅およ
び蛇行量に応じて、形状制御ステップにおける上述した
形状制御信号を補正する信号補正ステップとからなって
いる。
【0022】板幅・蛇行量測定ステップは、図1に示す
ように、圧延スタンドAと接触式分割ロール型形状検出
計1との間に、板幅検出計2を配置し、そして、圧延材
6の板幅および蛇行量に関する、板幅検出計2からの信
号を演算器3に入力することによって行われる。板幅検
出計2は、板端部の位置を測定し、圧延材6の板幅およ
び蛇行量を演算する。
ように、圧延スタンドAと接触式分割ロール型形状検出
計1との間に、板幅検出計2を配置し、そして、圧延材
6の板幅および蛇行量に関する、板幅検出計2からの信
号を演算器3に入力することによって行われる。板幅検
出計2は、板端部の位置を測定し、圧延材6の板幅およ
び蛇行量を演算する。
【0023】この板幅検出計2は、圧延スタンドAと接
触式分割ロール型形状検出計1との間に配置されるもの
として説明したが、圧延スタンドAの出側であればよ
く、接触式分割ロール型形状検出計1と巻取機7との間
に配置してもよい。何れの場合においても、板幅検出計
2は、接触式分割ロール型形状検出計1の近傍に配置さ
れることが望ましい。
触式分割ロール型形状検出計1との間に配置されるもの
として説明したが、圧延スタンドAの出側であればよ
く、接触式分割ロール型形状検出計1と巻取機7との間
に配置してもよい。何れの場合においても、板幅検出計
2は、接触式分割ロール型形状検出計1の近傍に配置さ
れることが望ましい。
【0024】信号補正ステップも、上述した形状制御ス
テップにおけると同様に、図1に示す演算器3によって
行われる。即ち、信号補正ステップは、上述した板幅・
蛇行量測定ステップによって測定された、圧延材6の板
幅および蛇行量に応じて、形状制御ステップにおける上
述した形状制御信号を補正し、もって、圧延スタンドA
における形状制御機構の形状制御条件を変更することか
らなっている。
テップにおけると同様に、図1に示す演算器3によって
行われる。即ち、信号補正ステップは、上述した板幅・
蛇行量測定ステップによって測定された、圧延材6の板
幅および蛇行量に応じて、形状制御ステップにおける上
述した形状制御信号を補正し、もって、圧延スタンドA
における形状制御機構の形状制御条件を変更することか
らなっている。
【0025】圧延ラインにおける圧延材のこの発明の実
施態様の形状制御方法においては、図1に示すように、
接触式分割ロール型形状検出計1、板幅検出計2、演算
器3および上位計算機4が使用されるが、更に、これ等
に組み合わされる構成要素として、圧延スタンドAにお
ける圧延荷重を測定するための圧延荷重計5が使用され
る。従って、この発明の方法においては、接触式分割ロ
ール型形状検出計1、板幅検出計2および圧延荷重計5
からの各々の信号に基づいて、演算器3および上位計算
機4によって、圧延スタンドAにおける形状制御機構の
形状制御条件を適切に制御することによって、圧延材6
の形状をその中央部から最エッジ部に至る板幅の全領域
に亘って高精度に測定し、しかも、接触式分割ロール型
形状検出計1の応答遅れ時間を補償しながら、このよう
な板幅の全領域における圧延材6の形状を高精度且つ高
応答に制御することが可能になる。
施態様の形状制御方法においては、図1に示すように、
接触式分割ロール型形状検出計1、板幅検出計2、演算
器3および上位計算機4が使用されるが、更に、これ等
に組み合わされる構成要素として、圧延スタンドAにお
ける圧延荷重を測定するための圧延荷重計5が使用され
る。従って、この発明の方法においては、接触式分割ロ
ール型形状検出計1、板幅検出計2および圧延荷重計5
からの各々の信号に基づいて、演算器3および上位計算
機4によって、圧延スタンドAにおける形状制御機構の
形状制御条件を適切に制御することによって、圧延材6
の形状をその中央部から最エッジ部に至る板幅の全領域
に亘って高精度に測定し、しかも、接触式分割ロール型
形状検出計1の応答遅れ時間を補償しながら、このよう
な板幅の全領域における圧延材6の形状を高精度且つ高
応答に制御することが可能になる。
【0026】次に、演算器3における各回路を、以下に
詳述する。演算器3の回路は、形状誤差の算出に関する
第1回路と、圧延スタンドAにおける形状制御機構のレ
ベリングに関する第2回路と、同スタンドAにおける形
状制御機構のワークロールベンディングに関する第3回
路とに大別される。
詳述する。演算器3の回路は、形状誤差の算出に関する
第1回路と、圧延スタンドAにおける形状制御機構のレ
ベリングに関する第2回路と、同スタンドAにおける形
状制御機構のワークロールベンディングに関する第3回
路とに大別される。
【0027】形状誤差の算出に関する第1回路は、図1
に示すように、最エッジ部形状補正回路8と、目標形状
決定回路9と、形状誤差算出回路10とからなってい
る。最エッジ部形状補正回路8には、接触式分割ロール
型形状検出計1からの信号、および、板幅検出計2から
の信号がそれぞれ入力される。接触式分割ロール型形状
検出計1においては、圧延材6の最エッジ部と、これに
対応する位置に配置された測定用ロールとの接触率が、
圧延材6の蛇行および板幅の変動によって変化する。従
って、最エッジ部形状補正回路8は、接触式分割ロール
型形状検出計1によって測定された圧延材6の板幅方向
における形状の変化に関する信号、および、板幅検出計
2によって測定された圧延材6の板幅および蛇行量に関
する信号に基づいて、圧延材6の最エッジ部と、これに
対応する位置に配置された測定用ロールとの接触率を演
算し、この演算結果に基づいて、接触式分割ロール型形
状検出計1によって測定された圧延材6の形状を補正し
て、圧延材6の真の形状を求める。
に示すように、最エッジ部形状補正回路8と、目標形状
決定回路9と、形状誤差算出回路10とからなってい
る。最エッジ部形状補正回路8には、接触式分割ロール
型形状検出計1からの信号、および、板幅検出計2から
の信号がそれぞれ入力される。接触式分割ロール型形状
検出計1においては、圧延材6の最エッジ部と、これに
対応する位置に配置された測定用ロールとの接触率が、
圧延材6の蛇行および板幅の変動によって変化する。従
って、最エッジ部形状補正回路8は、接触式分割ロール
型形状検出計1によって測定された圧延材6の板幅方向
における形状の変化に関する信号、および、板幅検出計
2によって測定された圧延材6の板幅および蛇行量に関
する信号に基づいて、圧延材6の最エッジ部と、これに
対応する位置に配置された測定用ロールとの接触率を演
算し、この演算結果に基づいて、接触式分割ロール型形
状検出計1によって測定された圧延材6の形状を補正し
て、圧延材6の真の形状を求める。
【0028】目標形状決定回路9は、上位計算機4に予
め入力された圧延材6の板厚および板幅に基づく、圧延
材6の目標形状を決定し、これを記憶する。形状誤差算
出回路10は、最エッジ部形状補正回路8によって求め
られた圧延材6の真の形状と、目標形状決定回路9に記
憶された圧延材6の目標形状とに基づいて、これ等の
差、即ち、圧延材6の形状誤差を、下記(1)式を用い
て求める。 F(x)= F1(x) −F2(x) -------- (1) 但し、F(x):形状誤差 [I-Unit] F1(x) :測定形状 [I-Unit] F2(x) :目標形状 [I-Unit] x :正規化後の板幅方向位置 圧延スタンドAにおける形状制御機構のレベリングに関
する第2回路は、図1に示すように、レベリング影響係
数関数決定回路11と、蛇行量変化算出回路12と、蛇
行の影響係数関数決定回路13と、蛇行量変化による形
状変化算出回路14と、レベリング誤差算出回路15
と、レベリング操作量算出回路16とからなっている。
め入力された圧延材6の板厚および板幅に基づく、圧延
材6の目標形状を決定し、これを記憶する。形状誤差算
出回路10は、最エッジ部形状補正回路8によって求め
られた圧延材6の真の形状と、目標形状決定回路9に記
憶された圧延材6の目標形状とに基づいて、これ等の
差、即ち、圧延材6の形状誤差を、下記(1)式を用い
て求める。 F(x)= F1(x) −F2(x) -------- (1) 但し、F(x):形状誤差 [I-Unit] F1(x) :測定形状 [I-Unit] F2(x) :目標形状 [I-Unit] x :正規化後の板幅方向位置 圧延スタンドAにおける形状制御機構のレベリングに関
する第2回路は、図1に示すように、レベリング影響係
数関数決定回路11と、蛇行量変化算出回路12と、蛇
行の影響係数関数決定回路13と、蛇行量変化による形
状変化算出回路14と、レベリング誤差算出回路15
と、レベリング操作量算出回路16とからなっている。
【0029】レベリング影響係数関数決定回路11は、
1次および3次の多項式である下記(2)式を用いて、
レベリングの影響係数関数を求める。 φ(x)=a・x+b・x3 -------- (2) 但し、φ(x):レベリングの影響係数関数 [I-Unit/m
m] x :正規化後の板幅方向位置 a、b :各次数の重み係数 各次数の重み係数は、より高精度な形状制御を実現する
ために、圧延材のサイズ別にそれぞれ決定し、実機にお
ける形状制御機構の形状制御特性と高精度に一致するよ
うに構成されている。
1次および3次の多項式である下記(2)式を用いて、
レベリングの影響係数関数を求める。 φ(x)=a・x+b・x3 -------- (2) 但し、φ(x):レベリングの影響係数関数 [I-Unit/m
m] x :正規化後の板幅方向位置 a、b :各次数の重み係数 各次数の重み係数は、より高精度な形状制御を実現する
ために、圧延材のサイズ別にそれぞれ決定し、実機にお
ける形状制御機構の形状制御特性と高精度に一致するよ
うに構成されている。
【0030】蛇行量変化算出回路12は、板幅検出計2
によって測定された圧延材6の板幅および蛇行量に関す
る信号に基づいて、圧延材6の蛇行量の変化を算出す
る。蛇行の影響係数関数決定回路13は、1次および3
次の多項式である下記(3)式を用いて、圧延材の蛇行
の影響係数関数を求める。 ρ(x)=e・x+f・x3 -------- (3) 但し、ρ(x):圧延材の蛇行の影響係数関数 [I-Unit
/mm] x :正規化後の板幅方向位置 e、f :各次数の重み係数 各次数の重み係数は、より高精度な形状制御を実現する
ために、圧延材のサイズ別にそれぞれ決定し、実機にお
ける圧延材の蛇行による形状変化特性と高精度に一致す
るように構成されている。
によって測定された圧延材6の板幅および蛇行量に関す
る信号に基づいて、圧延材6の蛇行量の変化を算出す
る。蛇行の影響係数関数決定回路13は、1次および3
次の多項式である下記(3)式を用いて、圧延材の蛇行
の影響係数関数を求める。 ρ(x)=e・x+f・x3 -------- (3) 但し、ρ(x):圧延材の蛇行の影響係数関数 [I-Unit
/mm] x :正規化後の板幅方向位置 e、f :各次数の重み係数 各次数の重み係数は、より高精度な形状制御を実現する
ために、圧延材のサイズ別にそれぞれ決定し、実機にお
ける圧延材の蛇行による形状変化特性と高精度に一致す
るように構成されている。
【0031】蛇行量変化による形状変化算出回路14
は、接触式分割ロール型形状検出計1よりも応答性に優
れた板幅検出計2によって測定された圧延材6の板幅お
よび蛇行量に関する信号に基づいて、蛇行量変化算出回
路12によって算出された圧延材6の蛇行量の変化と、
蛇行の影響係数関数決定回路13によって求められた圧
延材の蛇行の影響係数関数とに基づいて、圧延材6の蛇
行量変化による圧延材6の形状変化を即座に予測する。
は、接触式分割ロール型形状検出計1よりも応答性に優
れた板幅検出計2によって測定された圧延材6の板幅お
よび蛇行量に関する信号に基づいて、蛇行量変化算出回
路12によって算出された圧延材6の蛇行量の変化と、
蛇行の影響係数関数決定回路13によって求められた圧
延材の蛇行の影響係数関数とに基づいて、圧延材6の蛇
行量変化による圧延材6の形状変化を即座に予測する。
【0032】レベリング誤差算出回路15は、形状誤差
算出回路10よって求められた圧延材6の形状誤差と、
レベリング影響係数関数決定回路11によって求められ
たレベリングの影響係数関数と、蛇行量変化による形状
変化算出回路14によって予測された、圧延材6の蛇行
量変化による圧延材6の形状変化とに基づいて、レベリ
ングの誤差を、下記(4)式を用いて算出する。 F(x)+ΔD・ρ(x)≒A0 +A1 ・φ(x) -------- (4) 但し、F(x):形状検出計により測定された形状誤差 x :正規化後の板幅方向位置 ΔD :蛇行量変化量(前回値との差) ρ(x):蛇行の形状に及ぼす影響係数関数 ΔD・ρ(x):蛇行量変化によって発生したと予想さ
れる形状誤差 φ(x):レベリングの影響係数関数 [I-Unit/mm] A0 :全張力補正項 [I-Unit] A1 :レベリング誤差 [mm] レベリング操作量算出回路16は、レベリング誤差算出
回路15によって算出されたレベリングの誤差に基づい
て、レベリングの操作量を算出し、これを、圧延スタン
ドAにおける形状制御機構としてのレベリング装置に入
力し、レベリング誤差が零となるように、フィードバッ
ク制御を行い、かくして、圧延材6の形状制御の高応答
化が図られている。
算出回路10よって求められた圧延材6の形状誤差と、
レベリング影響係数関数決定回路11によって求められ
たレベリングの影響係数関数と、蛇行量変化による形状
変化算出回路14によって予測された、圧延材6の蛇行
量変化による圧延材6の形状変化とに基づいて、レベリ
ングの誤差を、下記(4)式を用いて算出する。 F(x)+ΔD・ρ(x)≒A0 +A1 ・φ(x) -------- (4) 但し、F(x):形状検出計により測定された形状誤差 x :正規化後の板幅方向位置 ΔD :蛇行量変化量(前回値との差) ρ(x):蛇行の形状に及ぼす影響係数関数 ΔD・ρ(x):蛇行量変化によって発生したと予想さ
れる形状誤差 φ(x):レベリングの影響係数関数 [I-Unit/mm] A0 :全張力補正項 [I-Unit] A1 :レベリング誤差 [mm] レベリング操作量算出回路16は、レベリング誤差算出
回路15によって算出されたレベリングの誤差に基づい
て、レベリングの操作量を算出し、これを、圧延スタン
ドAにおける形状制御機構としてのレベリング装置に入
力し、レベリング誤差が零となるように、フィードバッ
ク制御を行い、かくして、圧延材6の形状制御の高応答
化が図られている。
【0033】圧延スタンドAにおける形状制御機構のワ
ークロールベンディングに関する第3回路は、図1に示
すように、ワークロールベンディング影響係数関数決定
回路17と、圧延荷重変化算出回路18と、圧延荷重の
影響係数関数決定回路19と、圧延荷重変化による形状
変化算出回路20と、ワークロールベンディング誤差算
出回路21と、ワークロールベンディング操作量算出回
路22とからなっている。
ークロールベンディングに関する第3回路は、図1に示
すように、ワークロールベンディング影響係数関数決定
回路17と、圧延荷重変化算出回路18と、圧延荷重の
影響係数関数決定回路19と、圧延荷重変化による形状
変化算出回路20と、ワークロールベンディング誤差算
出回路21と、ワークロールベンディング操作量算出回
路22とからなっている。
【0034】ワークロールベンディング影響係数関数決
定回路17は、2次および4次の多項式である下記
(5)式を用いて、ワークロールベンディングの影響係
数関数を求める。 θ(x)=c・x2 +d・x4 -------- (5) 但し、θ(x):ワークロールベンディングの影響係数
関数 [I-Unit/mm] x :正規化後の板幅方向位置 c、d :各次数の重み係数 各次数の重み係数は、より高精度な形状制御を実現する
ために、圧延材のサイズ別にそれぞれ決定し、実機にお
ける形状制御機構の形状制御特性と高精度に一致するよ
うに構成されている。
定回路17は、2次および4次の多項式である下記
(5)式を用いて、ワークロールベンディングの影響係
数関数を求める。 θ(x)=c・x2 +d・x4 -------- (5) 但し、θ(x):ワークロールベンディングの影響係数
関数 [I-Unit/mm] x :正規化後の板幅方向位置 c、d :各次数の重み係数 各次数の重み係数は、より高精度な形状制御を実現する
ために、圧延材のサイズ別にそれぞれ決定し、実機にお
ける形状制御機構の形状制御特性と高精度に一致するよ
うに構成されている。
【0035】圧延荷重変化算出回路18は、圧延荷重計
5によって測定された、圧延スタンドAにおける圧延荷
重に関する信号に基づいて、圧延荷重の変化を算出す
る。圧延荷重の影響係数関数決定回路19は、1次およ
び3次の多項式である下記(6)式を用いて、圧延荷重
の変化が圧延材の形状に及ぼす影響係数関数を求める。 σ(x)=g・x+h・x3 -------- (6) 但し、σ(x):圧延荷重変化の影響係数関数 [I-Unit
/ton] x :正規化後の板幅方向位置 g、h :各次数の重み係数 各次数の重み係数は、より高精度な形状制御を実現する
ために、圧延材のサイズ別にそれぞれ決定し、実機にお
ける圧延荷重の変化による形状変化特性と高精度に一致
するように構成されている。
5によって測定された、圧延スタンドAにおける圧延荷
重に関する信号に基づいて、圧延荷重の変化を算出す
る。圧延荷重の影響係数関数決定回路19は、1次およ
び3次の多項式である下記(6)式を用いて、圧延荷重
の変化が圧延材の形状に及ぼす影響係数関数を求める。 σ(x)=g・x+h・x3 -------- (6) 但し、σ(x):圧延荷重変化の影響係数関数 [I-Unit
/ton] x :正規化後の板幅方向位置 g、h :各次数の重み係数 各次数の重み係数は、より高精度な形状制御を実現する
ために、圧延材のサイズ別にそれぞれ決定し、実機にお
ける圧延荷重の変化による形状変化特性と高精度に一致
するように構成されている。
【0036】圧延荷重変化による形状変化算出回路20
は、圧延荷重変化算出回路18によって算出された圧延
荷重の変化と、圧延荷重の影響係数関数決定回路19に
よって求められた、圧延荷重の変化が圧延材の形状に及
ぼす影響係数関数とに基づいて、圧延荷重の変化による
圧延材6の形状変化を即座に予測する。
は、圧延荷重変化算出回路18によって算出された圧延
荷重の変化と、圧延荷重の影響係数関数決定回路19に
よって求められた、圧延荷重の変化が圧延材の形状に及
ぼす影響係数関数とに基づいて、圧延荷重の変化による
圧延材6の形状変化を即座に予測する。
【0037】ワークロールベンディング誤差算出回路2
1は、形状誤差算出回路10よって求められた圧延材6
の形状誤差と、ワークロールベンディング影響係数関数
決定回路17によって求められたワークロールベンディ
ングの影響係数関数と、圧延荷重変化による形状変化算
出回路20によって予測された、圧延荷重の変化による
圧延材6の形状変化とに基づいて、ワークロールベンデ
ィングの誤差を、下記(7)式を用いて算出する。 F(x)+ΔP・σ(x)≒A0 +A2 ・θ(x) -------- (7) 但し、F(x):形状検出計により測定された形状誤差 ΔP :圧延荷重変化量(前回値との差) σ(x):圧延荷重の形状に及ぼす影響係数関数 ΔP・σ(x):蛇行量変化によって発生したと予想さ
れる形状誤差 x :正規化後の板幅方向位置 θ(x):ワークロールベンディングの影響係数関数
[I-Unit/mm] A0 :全張力補正項 [I-Unit] A2 :ベンディング誤差 [mm] ワークロールベンディング操作量算出回路22は、ワー
クロールベンディング誤差算出回路21によって算出さ
れたワークロールベンディングの誤差に基づいて、ワー
クロールベンディングの操作量を算出し、これを、圧延
スタンドAにおける形状制御機構としてのワークロール
ベンディング装置に入力し、ワークロールベンディング
誤差が零となるように、フィードバック制御を行い、か
くして、圧延材6の形状制御の高精度化が図られてい
る。
1は、形状誤差算出回路10よって求められた圧延材6
の形状誤差と、ワークロールベンディング影響係数関数
決定回路17によって求められたワークロールベンディ
ングの影響係数関数と、圧延荷重変化による形状変化算
出回路20によって予測された、圧延荷重の変化による
圧延材6の形状変化とに基づいて、ワークロールベンデ
ィングの誤差を、下記(7)式を用いて算出する。 F(x)+ΔP・σ(x)≒A0 +A2 ・θ(x) -------- (7) 但し、F(x):形状検出計により測定された形状誤差 ΔP :圧延荷重変化量(前回値との差) σ(x):圧延荷重の形状に及ぼす影響係数関数 ΔP・σ(x):蛇行量変化によって発生したと予想さ
れる形状誤差 x :正規化後の板幅方向位置 θ(x):ワークロールベンディングの影響係数関数
[I-Unit/mm] A0 :全張力補正項 [I-Unit] A2 :ベンディング誤差 [mm] ワークロールベンディング操作量算出回路22は、ワー
クロールベンディング誤差算出回路21によって算出さ
れたワークロールベンディングの誤差に基づいて、ワー
クロールベンディングの操作量を算出し、これを、圧延
スタンドAにおける形状制御機構としてのワークロール
ベンディング装置に入力し、ワークロールベンディング
誤差が零となるように、フィードバック制御を行い、か
くして、圧延材6の形状制御の高精度化が図られてい
る。
【0038】
【実施例】次に、圧延ラインにおける圧延材のこの発明
の形状制御方法を、実施例により説明する。
の形状制御方法を、実施例により説明する。
【0039】圧延ラインにおける圧延材のこの発明の上
述した実施態様の形状制御方法と同一の方法に基づい
て、下記条件下で、冷間圧延ラインにおいて圧延材の形
状制御を行った。 〔材料〕 (1)原板厚 :1.6〜5.0mm (2)仕上げ厚:0.15〜1.6mm (3)板幅 :600〜1310mm 〔圧延機〕 (1)スタンド数:5 (3)形状制御スタンド:#5スタンド (4)形状制御装置:ワークロールベンディング 左下レベリング 次いで、形状制御された圧延材における形状不良の有無
を、圧延材の中央部から最エッジ部に至る板幅の全領域
に亘って調べた。その結果、従来よりも、片伸び等の左
右非対称形状、および、中伸び、耳波等の左右対称形状
とも改善され、コイル全長に亘り、急峻度0.5%以内
を達成した。
述した実施態様の形状制御方法と同一の方法に基づい
て、下記条件下で、冷間圧延ラインにおいて圧延材の形
状制御を行った。 〔材料〕 (1)原板厚 :1.6〜5.0mm (2)仕上げ厚:0.15〜1.6mm (3)板幅 :600〜1310mm 〔圧延機〕 (1)スタンド数:5 (3)形状制御スタンド:#5スタンド (4)形状制御装置:ワークロールベンディング 左下レベリング 次いで、形状制御された圧延材における形状不良の有無
を、圧延材の中央部から最エッジ部に至る板幅の全領域
に亘って調べた。その結果、従来よりも、片伸び等の左
右非対称形状、および、中伸び、耳波等の左右対称形状
とも改善され、コイル全長に亘り、急峻度0.5%以内
を達成した。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧延材の幅方向における中央部のみならず、最エッ
ジ部をも含めた形状不良の発生を適切に回避し、もっ
て、圧延材の形状制御を、その板幅方向全体に亘って適
切に行うことが可能な、圧延ラインにおける圧延材の形
状制御方法を提供することができ、かくして、有用な効
果がもたらされる。
ば、圧延材の幅方向における中央部のみならず、最エッ
ジ部をも含めた形状不良の発生を適切に回避し、もっ
て、圧延材の形状制御を、その板幅方向全体に亘って適
切に行うことが可能な、圧延ラインにおける圧延材の形
状制御方法を提供することができ、かくして、有用な効
果がもたらされる。
【図1】圧延ラインにおける圧延材のこの発明の実施態
様の形状制御方法を示すブロック図である。
様の形状制御方法を示すブロック図である。
A:圧延スタンド 1:接触式分割ロール型形状検出計1 2:板幅検出計 3:演算器 4:上位計算機 5:圧延荷重計 6:圧延材 7:巻取機 8:最エッジ部形状補正回路 9:目標形状決定回路 10:形状誤差算出回路 11:レベリング影響係数関数決定回路 12:蛇行量変化算出回路 13:蛇行の影響係数関数決定回路 14:蛇行量変化による形状変化算出回路 15:レベリング誤差算出回路 16:レベリング操作量算出回路 17:ワークロールベンディング影響係数関数決定回路 18:圧延荷重変化算出回路 19:圧延荷重の影響係数関数決定回路 20:圧延荷重変化による形状変化算出回路 21:ワークロールベンディング誤差算出回路 22:ワークロールベンディング操作量算出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G05D 5/00 B21B 37/00 116M
Claims (6)
- 【請求項1】 圧延ラインにおける圧延スタンドの出側
において、圧延材の板幅方向における形状の変化を連続
的に測定し、このように測定された前記圧延材の板幅方
向における形状の変化を、形状制御信号として、前記圧
延スタンドにおける形状制御機構に入力して、前記圧延
材の形状制御を行うことからなる、圧延ラインにおける
圧延材の形状制御方法において、前記圧延スタンドの出
側において、前記圧延材の板幅および蛇行量を連続的に
測定し、前記圧延材のこのように測定された前記板幅お
よび前記蛇行量に応じて、前記形状制御信号を補正する
ことを特徴とする、圧延ラインにおける圧延材の形状制
御方法。 - 【請求項2】 前記圧延材の板幅方向における前記形状
の変化の前記測定は、複数個の測定用ロールを、その各
々の中心軸線が前記圧延材の板幅方向の直線上に並ぶよ
うに、前記圧延材の表面上に接触させて配置し、前記測
定用ロールの各々の変位量を測定することによって、前
記圧延材の板幅方向の張力分布を求めることからなって
いることを特徴とする、請求項1に記載した方法。 - 【請求項3】 前記圧延材の測定された前記板幅および
前記蛇行量に基づいて、前記圧延材の両側部分と、これ
等に接触する測定用ロールとの接触率を求め、このよう
に求められた前記接触率に基づいて、前記圧延材の板幅
方向の真の張力分布を求め、このように求められた前記
真の張力分布に基づいて、前記形状制御信号を補正する
ことを特徴とする、請求項2に記載した方法。 - 【請求項4】 前記圧延材の、予め決定された目標形状
と、前記真の張力分布に基づく測定形状との差を求め、
前記差が零になるように、前記形状制御信号を補正する
ことを特徴とする、請求項3に記載した方法。 - 【請求項5】 前記圧延材の測定された前記蛇行量に基
づいて、蛇行による前記圧延材の形状誤差を予測し、蛇
行による前記圧延材のこのように予測された形状誤差に
基づいて、前記形状制御信号における、レベリング操作
に関する信号を補正することを特徴とする、請求項1か
ら4の何れか1つに記載した方法。 - 【請求項6】 前記圧延スタンドにおける圧延荷重を連
続的に測定し、このように測定された圧延荷重に基づい
て、圧延荷重の変化による前記圧延材の形状誤差を予測
し、圧延荷重の変化による前記圧延材のこのように予測
された形状誤差に基づいて、前記形状制御信号におけ
る、ワークロールベンディング操作に関する信号を補正
することを特徴とする、請求項1から5の何れか1つに
記載した方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8325766A JPH10166019A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 圧延ラインにおける圧延材の形状制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8325766A JPH10166019A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 圧延ラインにおける圧延材の形状制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10166019A true JPH10166019A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18180391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8325766A Pending JPH10166019A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | 圧延ラインにおける圧延材の形状制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10166019A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006346714A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 形状検出装置及びその方法 |
| JP2007111706A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Nippon Steel Corp | 冷延鋼板の製造方法 |
| JP2012152799A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Jfe Steel Corp | 鋼帯の蛇行防止方法及び蛇行防止装置 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP8325766A patent/JPH10166019A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006346714A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Mitsubishi-Hitachi Metals Machinery Inc | 形状検出装置及びその方法 |
| JP2007111706A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Nippon Steel Corp | 冷延鋼板の製造方法 |
| JP2012152799A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Jfe Steel Corp | 鋼帯の蛇行防止方法及び蛇行防止装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050308 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050705 |