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JPH10161314A - 感光性樹脂組成物及び感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性樹脂組成物及び感光性平版印刷版

Info

Publication number
JPH10161314A
JPH10161314A JP8323882A JP32388296A JPH10161314A JP H10161314 A JPH10161314 A JP H10161314A JP 8323882 A JP8323882 A JP 8323882A JP 32388296 A JP32388296 A JP 32388296A JP H10161314 A JPH10161314 A JP H10161314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
acid
photosensitive resin
structural unit
photosensitive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8323882A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeto Goto
成人 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP8323882A priority Critical patent/JPH10161314A/ja
Publication of JPH10161314A publication Critical patent/JPH10161314A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高感度で、かつクリーナー耐性が優れ、ボー
ルペンインキやられとボールペンインキ残りがない感光
性樹脂組成物及び平版印刷版の提供。 【解決手段】 支持体上の一方の面に光、活性放射線、
電子線により酸またはラジカルを発生する化合物を含有
する感光性樹脂組成物において、該感光性樹脂層に環状
炭化水素基を含む構造単位を75モル%以上含むビニル
系重合体を含有する。環状炭化水素基を含む構造単位が
下記一般式(1)、(2)、(3)から選ばれる少なく
とも一つである重合体。 (式中、R〜R12はそれぞれ水素原子、アルキル
基、アリール基、アルキレン基、シクロアルキル基、シ
クロアルキレン基又はアラルキル基、アリーレン基又は
アラルキレン基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光、活性放射線、電
子線により酸またはラジカルを発生する化合物及び高分
子化合物を含有する感光性樹脂組成物及び該感光性組成
物を感光層とする感光性平版印刷版に関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷は水と油とが本質的には混じり
合わない性質を巧みに利用した印刷方式である。この平
版印刷では印刷時に、版面の洗浄を目的として各種クリ
ーナーで版面を洗浄しながら印刷するのが普通である。
従って平版印刷版には一般的な性能である感度とクリー
ナーに対する耐性が両立することが求められる。
【0003】近年、平版印刷版に対しては迅速処理化と
環境保全のために処理廃液の低減が望まれている。従
来、かかる目的のための一つの技術として、感光層を薄
膜化し、スラッジと処理廃液量及びコスト低減を可能に
することが知られている。
【0004】一方、製版作業時には、見当合わせや、目
印のために版上にボールペンでしるしを付けることがし
ばしばなされている。しるしを付けた部分で露光された
部分は、当然現像され親水性でなければならない。しか
し、ボールペンインキが支持体表面に残るために親水性
化しないで、印刷汚れを招く結果となる。さらにボール
ペンインキで描画した部分の感光層がインキでやられる
ことである。
【0005】このように印刷版に対しては感度、クリー
ナーに対する耐性及びボールペンインキ適性の改良など
が望まれている。
【0006】しかし迅速処理化と環境保全のために感光
層を薄膜化すると感度、クリーナーに対する耐性、ボー
ルペンインキ適性などのバランスをとるのが一層困難と
なり、かつ耐刷性や耐薬品性に支障が出てくるために薄
膜化には限界がある。
【0007】従来よりこのボールペンインキ対策として
は種々の提案が成されており、例えば特定のノボラック
樹脂を用いた特開昭61−205933号が開示されて
いる。
【0008】しかしこれら従来技術では上述したすべて
を満足するまでには至っておらず、更なる開発を必要と
していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、高感度で、かつクリーナー耐性が優れ、ボールペン
インキやられとボールペンインキ残りがない感光性樹脂
組成物及び平版印刷版を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の目的は、
以下の構成により解決された。
【0011】a.支持体上の一方の面に光、活性放射
線、電子線により酸またはラジカルを発生する化合物を
含有する感光性樹脂組成物において、該感光性樹脂層に
環状炭化水素基を含む構造単位を75モル%以上含むビ
ニル系重合体を含有することを特徴とする感光性樹脂組
成物。
【0012】b.環状炭化水素基を含む構造単位が芳香
環を含むことを特徴とする上記a項記載の感光性樹脂組
成物。
【0013】c.支持体上の一方の面に光、活性放射
線、電子線により酸またはラジカルを発生する化合物を
含有する感光性平版印刷版において、該感光性樹脂層に
環状炭化水素基を含む構造単位を75モル%以上含むビ
ニル系重合体を含有することを特徴とする感光性平版印
刷版。
【0014】d.環状炭化水素基を含む構造単位が芳香
環を含むことを特徴とする請求項c記載の感光性平版印
刷版。
【0015】e.環状炭化水素基を含む構造単位が下記
一般式(1)、(2)及び(3)で表される化合物から
選ばれる少なくとも1つの構造単位であることを特徴と
する上記a項記載の感光性樹脂組成物。
【0016】
【化4】
【0017】(式中、R1〜R12はそれぞれ水素原子、
アルキル基、アリール基、アルキレン基、シクロアルキ
ル基、シクロアルキレン基又はアラルキル基、アリーレ
ン基又はアラルキレン基を表す。) f.上記一般式(1)、(2)及び(3)において
1、R2及びR3が、それぞれ水素原子または炭素数1
〜4のアルキル基を表し、R4〜R12が、それぞれ水素
原子、炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基である
ことを特徴とする上記e項記載の感光性樹脂組成物。
【0018】g.支持体上の一方の面に光、活性放射
線、電子線により酸またはラジカルを発生する化合物を
含有する感光性樹脂組成物において、該感光性層に下記
一般式(4)で表される構造単位を40モル%以上有す
る重合体を含有することを特徴とする感光性樹脂組成
物。
【0019】
【化5】
【0020】(Xは−CHO、−COCH3、−NO2
は−CN基を表す。) h.感光性樹脂層に環状炭化水素基を含む構造単位を7
5モル%以上有する重合体を含有することを特徴とする
上記g項記載の感光性樹脂組成物。
【0021】i.上記一般式(4)におけるXが−CN
基であることを特徴とする上記gまたはh項記載の感光
性樹脂組成物。
【0022】j上記一般式(4)で表される構造単位
が、下記一般式(A)〜一般式(C)から選ばれる構造
単位であることを特徴とする上記g〜i項のいずれか1
項に記載の感光性樹脂組成物。
【0023】
【化6】
【0024】(式中、R13〜R21はそれぞれ水素原子、
アルキル基、フェニル基、アルキレン基、シクロアルキ
レン基、アリーレン基又はアラルキレン基を表す。Xは
−CHO、−COCH3、−NO2又は−CN基を表
す。) 以下、本発明を詳述する。
【0025】本発明は感光性樹脂組成物及び感光性平版
印刷版に関するもので、本発明に係る感光性層を有する
樹脂組成物及び感光性平版印刷版には、環状炭化水素基
を含む構造単位を75モル%以上含むビニル系重合体が
含有される。ビニル系重合体は好ましくは80モル%以
上、より好ましくは85モル%以上含有される。
【0026】更に、好ましくは50モル%以上の環状炭
化水素基を含む構造単位には、芳香環を含むことを特徴
とする。
【0027】ここで言う環状炭化水素基を含むビニル系
重合体としては、例えば芳香環を含むビニル系重合体な
どが挙げられ、芳香環としては単環状又は縮合環状の芳
香環が挙げられる。
【0028】本発明において、感光性層に含まれるビニ
ル系重合体は、環状炭化水素基を含む構造単位が前記一
般式(1)、(2)及び(3)で表される化合物から選
ばれる少なくとも1つの構造単位を有するビニル系重合
体であることが好ましく、式中のR1〜R12はそれぞれ
水素原子、アルキル基(好ましくは炭素数1〜8のアル
キル基で例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチル、ヘプチル、オクチル基など)、アルキレン基
(例えばメチレン、エチレン、ブチレン、プロピレンな
ど)、シクロアルキル基(例えばシクロヘキシル基な
ど)、アリール基(例えばフェニル基など)又はアラル
キル基(例えばベンジル基など)シクロアルキレン基、
アリーレン基、アラルキレン基を表す。
【0029】本発明において環状炭化水素基を含む構造
単位が前記一般式(1)、(2)及び(3)で表される
化合物から選ばれる少なくとも1つの構造単位を有する
ビニル系重合体が用いられるが、前記一般式(1)、
(2)及び(3)で表される構造単位において、R1
2及びR3が、それぞれ水素原子または炭素数1〜4の
アルキル基であって、R4〜R12が、それぞれ水素原子
もしくは炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基であ
ることが本発明の目的効果を良好に奏する。
【0030】特に、R1、R2、R3がそれぞれ水素原子
またはメチル基で、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R
10、R11、及びR12がそれぞれ水素原子である場合が好
ましい。
【0031】さらに、前記一般式(1)、(2)及び
(3)で表される構造単位を20モル%以上、好ましく
は30モル%以上、より好ましくは40モル%以上含む
ビニル系重合体が本発明の目的効果を良好に奏する。
【0032】本発明の感光性樹脂組成物において、該感
光性層に前記一般式(4)で表される構造単位40モル
%以上を有する重合体が含有される。
【0033】前記一般式(4)で表される構造単位を4
5モル%以上、より好ましくは50モル%以上含むビニ
ル系重合体が好ましい。
【0034】更に本発明に係る前記一般式(4)で表さ
れる構造単位を有する重合体には前記の環状炭化水素基
を含む構造単位を75モル%以上、好ましくは80モル
%以上含有することが好ましい。一般式(4)の式中、
Xは−CHO、−COCH3、−No2又は−CN基を表
すが、−CN基であることがより好ましい。
【0035】本発明においては前記一般式(4)で表さ
れる構造単位が、前記一般式(A)〜(C)から選ばれ
る構造単位であることがより好ましい。また前記一般式
(A)〜(C)においてR13〜R21はそれぞれ水素原子
または、前記一般式(1)〜(3)で表したアルキル
基、アルキレン基、シクロアルキル基、アリール基又は
アラルキル基、シクロアルキレン基、アリーレン基又は
アラルキレン基と同義の基を表す。このうちR13
14、R19は水素原子又はメチル基が好ましく、R15
18、R20、R21は水素原子であることが好ましい。
【0036】以下、本発明に係る環状炭化水素基を含む
ビニル系重合体である高分子化合物の具体例を示すが、
本発明はこれのみに限定されるものではない。
【0037】
【化7】
【0038】
【化8】
【0039】
【化9】
【0040】
【化10】
【0041】
【化11】
【0042】
【化12】
【0043】
【化13】
【0044】上記の高分子化合物(ビニル系重合体)は
公知の方法で合成することができ、構造式下段に記載し
た数字は各々のモル比を表す。
【0045】本発明に係る上記の高分子化合物は、本発
明の感光性樹脂組成物を含む層中に添加される。添加量
は任意でよいがバインダーの全重量に対し2〜50重量
%でよく、好ましくは5〜40重量%、より好ましくは
5〜25重量%である。
【0046】本発明に係る感光性樹脂組成物は、任意の
支持体を使用できるがアルミニウム支持体としては、純
アルミニウムおよびアルミニウム合金よりなる支持体が
含まれる。アルミニウム合金としては種々のものが使用
でき、例えば珪素、銅、マンガン、マグネシウム、クロ
ム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケル、チタン、ナトリウ
ム、鉄等の金属とアルミニウムの合金が用いられる。
【0047】アルミニウム支持体は粗面化に先立ってア
ルミニウム表面の油脂、錆、ごみなどを除去するために
脱脂処理を施すことが好ましい。脱脂処理としては、ト
リクレン、シンナー等による溶剤脱脂、ケロシン、トリ
エタノール等のエマルジョンを用いたエマルジョン脱脂
処理等が用いられる。また、上記脱脂処理のみでは除去
されない汚れや自然酸化皮膜を除去するために、苛性ソ
ーダ等のアルカリ水溶液を用いることもできる。
【0048】脱脂処理に苛性ソーダ等のアルカリ水溶液
を用いた場合、支持体の表面にはスマットが生成するの
で、この場合には燐酸、硝酸、硫酸、クロム酸等の酸、
あるいはそれらの混酸に浸漬してデスマット処理を施す
ことが好ましい。
【0049】このような脱脂処理に先だって、機械的粗
面化が行われてもよい。機械的粗面化法は特に限定され
ないが、ブラシ研磨、ホーニング研磨が好ましい。ブラ
シ研磨では、例えば毛径0.2〜1mmのブラシ毛を植
毛した円筒状ブラシを回転し、接触面に研磨材を水に分
散させたスラリーを供給しながら支持体表面に押しつけ
て粗面化を行う。ホーニング研磨では、研磨材を水に分
散させたスラリーをノズルより圧力をかけ射出し、支持
体表面に斜めから衝突させて粗面化を行う。
【0050】さらに、あらかじめ粗面化されたシートを
支持体表面に張り合わせ、圧力をかけて粗面パターンを
転写することにより機械的粗面化を行うこともできる。
【0051】デスマット処理を行った後、アルミニウム
支持体の表面は酸性電解液中で交流電流を用いて電解粗
面化される。この時の電解液としては塩酸、硝酸等が用
いられるが、塩酸がより好ましい。電解液には必要に応
じて硝酸塩、塩化物、アミン類、アルデヒド類、燐酸、
クロム酸、ホウ酸、酢酸、蓚酸等を加えることができ
る。
【0052】電解粗面化処理に関しては、例えば特公昭
48−28123号、英国特許896563号、特開昭
53−67507号、特願平8−151036号などに
記載されており、本発明においてはこれらの方法を用い
ることができるが、特願平8−151036号の方法が
より好ましい。
【0053】電気化学的粗面化において印加される電圧
は、1〜50Vが好ましく、5〜30Vが更に好まし
い。電流密度は10〜200A/dm2が好ましく、2
0〜150A/dm2が更に好ましい。電気量は100
〜2000C/dm2、好ましくは200〜1500C
/dm2でよく、より好ましくは200〜1000C/
dm2である。温度は10〜50℃が好ましく、15〜
45℃が更に好ましい。
【0054】電解に使用する電流波形は正弦波、矩形
波、台形波、のこぎり波等求める粗面化形状により適宜
選択されるが、特に正弦波が好ましい。
【0055】電解粗面化処理された支持体は、表面のス
マット等を取り除いたり粗面のピット形状をコントロー
ルするなどのためにアルカリの水溶液に浸漬して表面を
エッチングされる。アルカリ剤としては例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等が含まれる。これらアル
カリ水溶液としては0.05〜40%水溶液を用い、2
0〜90℃の液温で5秒〜5分処理する。
【0056】アルカリの水溶液で表面をエッチングした
後に、燐酸、硝酸、硫酸、クロム酸等の酸、或いはそれ
らの混酸に浸漬し中和処理を施す。中和処理後に陽極酸
化処理を行う場合は、中和に使用する酸を陽極酸化処理
に使用する酸と合わせることが特に好ましい。中和処理
に引き続いて水洗が行われ、その後さらに陽極酸化処理
が行われる。陽極酸化処理に用いられる電解液としては
多孔質酸化皮膜を形成するものならばいかなるものでも
使用でき、一般には硫酸、燐酸、蓚酸、クロム酸、スル
ファミン酸、ベンゼンスルホン酸等あるいはこれらの2
種類以上を組み合わせた混酸が用いられる。陽極酸化の
処理条件は使用する電解液により種々変化するので一概
に特定し得ないが、一般的には電解液の濃度が1〜80
重量%、温度5〜70℃、電流密度1〜60A/d
2、電圧1〜100V、電解時間10秒〜5分の範囲
が適当である。好ましいのは硫酸法で、通常直流電流で
処理が行われるが、交流を用いることもできる。
【0057】硫酸の濃度は10〜50重量%、温度20
〜50℃、電流密度1〜20A/dm2で10秒〜5分
間電解処理されるのが好ましい。電解液中にはアルミニ
ウムイオンが含まれている方が好ましい。
【0058】陽極酸化処理されたアルミニウム支持体
は、必要に応じ封孔処理を施してもよい。封孔処理は熱
水処理、沸騰水処理、水蒸気処理、珪酸ソーダ処理、重
クロム酸塩水溶液処理、亜硝酸塩処理、酢酸アンモニウ
ム塩処理等の公知の方法を用いて行うことができる。封
孔処理されたアルミニウム支持体には、次いで親水性層
を設けてもよい。親水性層の形成には、米国特許3,1
81,461号に記載のアルカリ金属珪酸塩、米国特許
1,860,426号記載の親水性セルロース、特公平
6−94234号、同6−2436号などに記載のアミ
ノ酸およびその塩、或いは特公平5−32238号記載
の水酸基を有するアミン類およびその塩、特開昭62−
19494号記載の燐酸塩、同59−101651号記
載のスルホ基を有するモノマー単位を含む高分子化合物
等を用いることができる。
【0059】更に本発明の支持体には、感光性平版印刷
版を重ねたときの感光層への擦り傷を防ぐために、また
は現像時、現像液中へのアルミニウム成分の溶出を防ぐ
ために例えば特開昭50−151136号、同57−6
3293号、同60−73538号、同61−6786
3号、特開平6−35174号等に記載されている支持
体裏面に保護層を設ける処理を行うことができる。
【0060】本発明において、感光層中に用いられる感
光性物質の他の条件としては特に限定されるものはな
く、通常、ポジ型の感光性平版印刷版に用いられている
種々のものを用いることができる。以下、この点につい
て説明する。
【0061】(o−キノンジアジド化合物を含む感光性
組成物)本発明に使用されるo−キノンジアジド化合物
とは、分子中にo−キノンジアジド化合物を有する化合
物である。o−キノンジアジド化合物としては、例え
ば、o−キノンジアジドスルホン酸と、種々の芳香族ポ
リヒドロキシ化合物、或いはフェノール類及びアルデヒ
ドまたはケトンの重縮合樹脂とのエステル化合物が挙げ
られる。
【0062】前記フェノール類としては、例えば、フェ
ノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾ
ール、3,5−キシレノール、カルバクロール、チモー
ル等の一価フェノール、カテコール、レゾルシン、ヒド
ロキノン等の二価フェノール、ピロガロール、フロログ
ルシン等の三価フェノール等が挙げられる。前記アルデ
ヒドとしてはホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、ア
セトアルデヒド、クロトンアルデヒド、フラフラール等
が挙げられる。これらのうち好ましいものはホルムアル
デヒド及びベンズアルデヒドである。前記ケトンとして
はアセトン、メチルエチルケトン等が挙げられる。
【0063】前記重縮合樹脂の具体的な例としては、フ
ェノール・ホルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−、p−混合クレゾール・ホル
ムアルデヒド樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹
脂、ピロガロール・アセトン樹脂等が挙げられる。
【0064】前記o−キノンジアジド化合物のフェノー
ル類のOH基に対するo−キノンジアジドスルホン酸の
縮合率(OH基1個に対する反応率)は、5〜80%が
好ましく、より好ましいのは10〜45%である。
【0065】本発明に用いられるo−キノンジアジド化
合物としては、特開昭58−43451号に記載のある
以下の化合物も使用できる。
【0066】例えば1,2−ベンゾキノンジアジドスル
ホン酸エステル、1,2−ナフトキノンジアジドスルホ
ン酸エステル、1,2−ベンゾキノンジアジドスルホン
酸アミド、1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸ア
ミドなどの公知の1,2−キノンジアジド化合物、具体
的にはジェイ・コサール(J.Kosar)著「ライト
−センシティブ・システムズ」(Light−Sens
itive Systems)第339〜352頁(1
965年)、ジョン・ウィリー・アンド・サンズ(Jo
hn Willey & Sons)社(ニューヨー
ク)やダブリュ・エス・ディ・フォレスト(W.S.D
e Forest)著「フォトレジスト」(Photo
resist)第50巻(1975年)、マックローヒ
ル(McGraw Hill)社(ニューヨーク)に記
載されている1,2−ベンゾキノンジアジド−4−スル
ホン酸フェニルエステル、1,2,1′,2′−ジ−
(ベンゾキノンジアジド−4−スルホニル)−ジヒドロ
キシビフェニル、1,2−ベンゾキノンジアジド−4−
(N−エチル−N−β−ナフチル)−スルホンアミド、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸シクロ
ヘキシルエステル、1−(1,2−ナフトキノンジアジ
ド−5−スルホニル)−3,5−ジメチルピラゾール、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン−4′−
ヒドロキシジフェニル−4′−アゾ−β−ナフトール−
エステル、N,N−ジ−(1,2−ナフトキノンジアジ
ド−5−スルホニル)−アニリン、2′−(1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホニルオキシ)−1−ヒ
ドロキシ−アントラキノン、1,2−ナフトキノンジア
ジド−5−スルホン−2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ノンエステル、1,2−ナフトキノ、ジアジド−5−ス
ルホン酸−2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェノン
エステル、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホ
ン酸クロリド2モルと4,4′−ジアミノベンゾフェノ
ン1モルとの縮合物、1,2−ナフトキノンジアジド−
5−スルホン酸クロリド2モルと4,4′−ジヒドロキ
シ−1,1′−ジフェニルスルホン1モルとの縮合物、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリ
ド1モルとプルプロガリン1モルとの縮合物、1,2−
ナフトキノンジアジド−5−(N−ジヒドロアビエチ
ル)−スルホンアミド等の1,2−キノンジアジド化合
物を例示することができる。また、特公昭37−195
3号、同37−3627号、同37−13109号、同
40−26126号、同40−3801号、同45−5
604号、同45−27345号、同51−13013
号、特開昭48−96575号、同48−63802
号、同48−63803号などに記載された1,2−キ
ノンジアジド化合物も挙げることができる。
【0067】上記o−キノンジアジド化合物のうち、
1,2−ベンゾキノンジアジドスルホニルクロリド又は
1,2−ナフトキノンジアジドスルホニルクロリドをピ
ロガロール・アセトン縮合樹脂又は2,3,4−トリヒ
ドロキシベンゾフェノンと反応させて得られるo−キノ
ンジアジドエステル化合物が特に好ましい。本発明に用
いられるo−キノンジアジド化合物としては上記化合物
を各々単独で用いてもよいし、2種以上組合せて用いて
もよい。
【0068】o−キノンジアジド化合物の感光性組成物
中に占める割合は、6〜60重量%が好ましく、特に好
ましいのは、10〜50重量%である。
【0069】(包接化合物)本発明の感光性組成物には
包接化合物が含有されてもよい。該包接化合物は、化学
種を取り込む(包接する)ことができる化合物であれば
特に限定されないが、組成物の調製に用いる溶剤に可溶
な有機系化合物が好ましい。そのような有機系化合物の
例としては、例えば、「ホストゲストケミストリー」
(平岡道夫ら著、講談社1984年、東京)などの成書
や「テトラヘドロンレポート」(No.226(198
7)P5725A.Colletら)、「化学工業4月
号」((1991)P278新海ら)、「化学工業4月
号」((1991)P288平岡ら)等に示されている
ものが挙げられる。
【0070】本発明において好ましく使用することがで
きる包接化合物としては、例えば、環状D−グルカン
類、シクロファン類、中性ポリリガンド、環状ポリアニ
オン、環状ポリカチオン、環状ペプチド、スフェランド
(SPHERANDS)、キャビタンド(CAVITA
NDS)およびそれらの非環状類縁体が挙げられる。こ
れらの中でも、環状D−グルカン類およびその非環状類
縁体、シクロファン類、中性ポリリガンドが更に好まし
い。
【0071】環状D−グルカン類およびその非環状類縁
体としては、例えば、α−D−グルコピラノースがグリ
コキシド結合によって連なった化合物として挙げられ
る。
【0072】該化合物としては、デンプン、アミロー
ス、アミロペクトン等のD−グルコピラノース基により
構成される糖質類、α−シクロデキストリン、β−シク
ロデキストリン、γ−シクロデキストリン、D−グルコ
ピラノース基の重合度が9以上のシクロデキストリン等
のシクロデキストリンおよびSO364CH264
3基、NHCH2CH2NH基、NHCH2CH2NHC
2CH2NH基、SC65基、N3基、NH2基、NEt
2基、SC(NH2 +)NH2基、SH基、SCH2CH2
2基、イミダゾール基、エチレンジアミン基等の置換
基を導入したD−グルカン類の修飾物が挙げられる。
又、シクロデキストリン誘導体および分岐シクロデキス
トリン、シクロデキストリンポリマー等も挙げられる。
【0073】分岐シクロデキストリンとは、公知のシク
ロデキストリンにグルコース、マルトース、セロビオー
ズ、ラクトース、ショ糖、ガラクトース、グルコサミン
等の単糖類や2糖類等の水溶性物質を分岐付加ないし結
合させたものであり、好ましくは、シクロデキストリン
にマルトースを結合させたマルトシルシクロデキストリ
ン(マルトースの結合分子数は1分子、2分子、3分子
等いずれでもよい)やシクロデキストリンにグルコース
を結合させたグルコシルシクロデキストリン(グルコー
スの結合分子数は1分子、2分子、3分子等いずれでも
よい)が挙げられる。
【0074】シクロファン類とは、芳香環が種々の結合
によりつながった構造を有する環状化合物であって、多
くの化合物が知られており、シクロファン類としては、
これら公知の化合物を挙げることができる。
【0075】中性ポリリガンドとしては、クラウン化合
物、クリプタンド、環状ポリアミンおよびそれらの非環
状類縁体が挙げられる。該化合物は、金属イオンを有効
に取り込むことが知られているが、カチオン性有機分子
も有効に取り込むことができる。
【0076】その他の包接化合物として、尿素、チオ尿
素、デオキシコール酸、ジニトロジフェニル、ヒドロキ
ノン、o−トリチモチド、オキシフラバン、ジシアノア
ンミンニッケル、ジオキシトリフェニルメタン、トリフ
ェニルメタン、メチルナフタリン、スピロクロマン、ペ
ルヒドロトリフェニレン、粘土鉱物、グラファイト、ゼ
オライト(ホージャサイト、チャバサイト、モルデナイ
ト、レビーナイト、モンモリロナイト、ハロサイト
等)、セルロース、アミロース、タンパク質等が挙げら
れる。
【0077】これらの包接化合物は、単体として添加し
てもよいが、包接化合物自身あるいは分子を取り込んだ
包接化合物の溶剤への溶解性、その他の添加剤との相溶
性を良好にするために包接能を有する置換基をポリマー
にペンダント置換基として懸垂させたポリマーを一緒に
添加してもよい。
【0078】上記包接化合物の内、環状及び非環状D−
グルカン類、シクロファン類、及び非環状シクロファン
類縁体が好ましい。更に具体的には、シクロデキストリ
ン、カリックスアレン、レゾルシノール−アルデヒド環
状オリゴマー、パラ置換フェノール類非環状オリゴマー
が好ましい。又、最も好ましいものとして、シクロデキ
ストリン及びその誘導体が挙げられ、この内、β−シク
ロデキストリン及びその誘導体が更に好ましい。これら
の包接化合物の感光性組成物に占める割合は、0.01
〜10重量%が好ましく、0.1〜5重量%がより好ま
しい。
【0079】(アルカリ可溶性樹脂)アルカリ可溶性樹
脂としては、ノボラック樹脂、アクリル系重合体、特開
昭55−57841号公報に記載されている多価フェノ
ールとアルデヒド又はケトンとの縮合樹脂等が挙げられ
る。
【0080】本発明に使用されるノボラック樹脂として
は、例えば、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、クレ
ゾール・ホルムアルデヒド樹脂、特開昭55−5784
1号公報に記載されているようなフェノール・クレゾー
ル・ホルムアルデヒド共重合体樹脂、特開昭55−12
7553号に記載されているようなp−置換フェノール
とフェノールもしくは、クレゾールとホルムアルデヒド
との共重合体樹脂等が挙げられる。
【0081】前記ノボラック樹脂の分子量(ポリスチレ
ン標準)は、好ましくは数平均分子量Mnが3.00×
102〜7.50×103、重量平均分子量Mwが1.0
0×103〜3.00×104、より好ましくはMnが
5.00×102〜4.00×103、Mwが3.00×
103〜2.00×104である。
【0082】上記ノボラック樹脂は単独で用いてもよい
し、2種以上組合せて用いてもよい。上記ノボラック樹
脂の感光性組成物中に占める割合は5〜95重量%が好
ましい。
【0083】(アクリル系重合体)本発明に使用できる
アクリル系重合体としては、アクリル酸及びその誘導体
を重合して得られる重合体であって、該重合体にはアク
リル酸及びその誘導体以外の単量体を共重合したものも
含まれる。
【0084】アクリル酸及びその誘導体としては、アク
リル酸、メタクリル酸、α−クロロアクリル酸等のアク
リル酸類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸−n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル
酸ドデシル、アクリル酸−2−クロロエチル、アクリル
酸フェニル、α−クロロアクリル酸メチル、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、エタクリル酸エチル、
p−アミノスルホニルフェニルメタクリレート等のアク
リル酸のエステル類;アクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリル等のニトリル類;アクリルアミド、N−(p−
アミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−
(p−メチルアミノスルホニルフェニル)メタクリルア
ミド等のアミド類;アクリルアニリド、p−クロロアク
リルアニリド、m−ニトロアクリルアニリド、m−メト
キシアクリルアニリド等のアニリド類;p−アミノスル
ホニルフェニルメタクリレート等が挙げられる。
【0085】また、共重合成分として用いられるアクリ
ル酸及びその誘導体以外の単量体としては、イタコン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカ
ルボン酸類;イタコン酸モノメチル、マレイン酸ジメチ
ル、マレイン酸ジエチル等の不飽和脂肪族ジカルボン酸
のエステル類;エチレン、プロピレン、イソブチレン、
ブタジエン、イソプレン等のエチレン系不飽和オレフィ
ン類;スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、p−クロロスチレン等のスチレン類;N−フェニ
ルマレイミド等のイミド類;酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、ベンゾエ酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエス
テル類;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテ
ル、イソブチルビニルエーテル、β−クロロエチルビニ
ルエーテル等のビニルエーテル類;塩化ビニル;ビニリ
デンクロライド;ビニリデンシアナイド;1−メチル−
1−メトキシエチレン、1,1−ジメトキシエチレン、
1,2−ジメトキシエチレン、1,1−ジメトキシカル
ボニルエチレン、1−メチル−1−ニトロエチレン等の
エチレン誘導体類;N−ビニルピロール、N−ビニルカ
ルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリ
デン、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物類等
のビニル系単量体等が挙げられる。これらのビニル系単
量体は不飽和二重結合が開裂した構造で高分子化合物中
に存在する。
【0086】アクリル酸及びその誘導体及び共重合成分
として用いられるアクリル酸及びその誘導体以外の単量
体は、上記高分子化合物中にブロック又はランダムのい
ずれの状態で結合していてもよい。
【0087】上記重合体はこれを単独で用いてもよい
し、また、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また
他の高分子化合物等と組み合わせて用いることもでき
る。
【0088】また、アクリル系重合体としてはフェノー
ル性水酸基を有するアクリル重合体が好ましい。
【0089】(フェノール性水酸基を有するビニル系共
重合体)フェノール性水酸基を有するアクリル系重合体
において、フェノール性水酸基は、下記一般式〔I〕〜
〔VI〕で表される構造単位として含まれているのが好ま
しい。
【0090】
【化14】
【0091】一般式〔I〕〜〔VI〕中R1およびR2はそ
れぞれ水素原子、アルキル基又はカルボキシル基、好ま
しくは水素原子を表す。R3は水素原子、ハロゲン原子
又はアルキル基を表し、好ましくは水素原子又はメチル
基、エチル基等のアルキル基を表す。R4は水素原子、
アルキル基、アリール基又はアラルキル基を表し、好ま
しくは水素原子を表す。Aは窒素原子又は酸素原子と芳
香族炭素原子とを連結する置換基を有していてもよいア
ルキレン基を表し、mは0〜10の整数を表し、Bは置
換基を有していてもよいフェニレン基又は置換基を有し
てもよいナフチレン基を表す。
【0092】本発明においては、これらのうち一般式
〔II〕で示される構造単位を少なくとも1つ含む共重合
体が好ましい。
【0093】一般式〔I〕〜〔VI〕で表される構造単位
を有するアクリル系重合体の共重合成分としては、エチ
レン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプ
レン等のエチレン系不飽和オレフィン類、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−ク
ロロスチレン等のスチレン類、アクリル酸、メタクリル
酸等のアクリル酸類、例えばイタコン酸、マレイン酸、
無水マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸類、例え
ばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸−
n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸−2−クロロエチル、アクリル酸フェニ
ル、α−クロロアクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、エタクリル酸エチル等のα−
メチレン脂肪族モノカルボン酸のエステル類、例えばア
クリロニトリル、メタアクリロニトリル等のニトリル
類、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド等のアミ
ド類、例えばアクリルアニリド、p−クロロアクリルア
ニリド、m−ニトロアクリルアニリド、m−メトキシア
クリルアニリド等のアニリド類、例えば酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等の
ビニルエステル類、例えばメチルビニルエーテル、エチ
ルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、β−ク
ロロエチルビニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、ビニリデンシアナイド、例え
ば1−メチル−1−メトキシエチレン、1,1−ジメト
キシエチレン、1,2−ジメトキシエチレン、1,1−
ジメトキシカルボニルエチレン、1−メチル−1−ニト
ロエチレン等のエチレン誘導体類、例えばN−ビニルピ
ロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドー
ル、N−ビニルピロリデン、N−ビニルピロリドン等の
N−ビニル系単量体等が挙げられる。
【0094】一般式〔I〕〜〔VI〕で表される構造単位
を有するアクリル系重合体の共重合成分としては、上記
の単量体の内でも、アクリル酸類、メタクリル酸類、脂
肪族モノカルボン酸のエステル類、ニトリル類が総合的
に優れた性能を示し好ましい。より好ましくは、メタク
リル酸類、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル、ア
クリル酸エチル等である。
【0095】アクリル系樹脂中における一般式〔I〕〜
〔VI〕のそれぞれで示される構造単位の含有率は、5〜
70モル%が好ましく、特に10〜40モル%が好まし
い。
【0096】上記アクリル系重合体の感光性組成物中に
占める割合は5〜95重量%が好ましい。
【0097】(紫外線吸収染料)本発明の感光性組成物
には、ハレーションを防止するために、紫外線吸収染料
が含有されてもよい。
【0098】このような化合物としては、三菱化成社製
ダイアレジン・ブリリアント、イエロー6G、ダイアレ
ジン・イエロー3G、ダイアレジン・イエローF、ダイ
アレジン・レッドZ、ダイアレジン・イエローH2G、
ダイアレジン・イエローHG、ダイアレジン・イエロー
HC、ダイアレジン・イエローHL、ダイアレジン・オ
レンジHS、ダイアレジン・オレンジG、ダイアレジン
・レッドGG、ダイアレジン・イエローGR、ダイアレ
ジン・レッドS、ダイアレジン・レッドHS、ダイアレ
ジン・レッドA、ダイアレジン・レッドH、ダイアシッ
ド・ライド・イエロー2G、日本化薬社製カヤセット・
イエローK−RL、カヤセット・イエローK−CL、カ
ヤセット・イエローE−G、カヤセット・イエローE−
AR、カヤセット・イエローA−G、カヤセット・イエ
ローGN、カヤセット・イエロー2G、カヤセット・イ
エローSF−G、カヤセット・オレンジK−RL、カヤ
セット・オレンジG、カヤセット・オレンジA−N、カ
ヤセット・オレンジSF−R、カヤセット・フラビンF
N、カヤセット・フラビンFG、カヤセット・レッドK
−BL、Kayacryl Golden Yello
w GL−ED等の黄色又はオレンジ色の染料が挙げら
れる。
【0099】上記紫外線吸収染料の含有量としては、感
光性組成物中に0.1〜10重量%が好ましく、より好
ましくは0.5〜5重量%である。また、上記範囲内で
あれば二種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0100】(有機酸・無機酸・酸無水物)本発明の感
光性組成物は、有機酸・無機酸・酸無水物が含有されて
もよい。本発明に使用される酸としては、例えば特開昭
60−88942号、特開平2−137850号に記載
の有機酸と、日本化学会編「化学便覧新版」(丸善出
版)第92〜158頁に記載の無機酸が挙げられる。有
機酸の例としては、p−トルエンスルホン酸、ドデシル
ベンゼンスルホン酸、メシチレンスルホン酸、メタンス
ルホン酸、エタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、m
−ベンゼンジスルホン酸等のスルホン酸、p−トルエン
スルフィン酸、ベンジルスルフィン酸、メタンスルフィ
ン酸等のスルフィン酸、フェニルホスホン酸、メチルホ
スホン酸、クロルメチルホスホン酸等のホスホン酸、ギ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、ペンタン
酸、ヘキサン酸、ヘプタン酸等の脂肪族モノカルボン
酸、シクロヘキサンカルボン酸等の脂環式モノカルボン
酸、安息香酸、o−、m−、p−ヒドロキシ安息香酸、
o−、m−、p−メトキシ安息香酸、o−、m−、p−
メチル安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、フロ
ログリシンカルボン酸、没食子酸、3,5−ジメチル安
息香酸等の芳香族モノカルボン酸が挙げられる。また、
マロン酸、メチルマロン酸、ジメチルマロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、イタコン酸、リンゴ酸
等の飽和または、不飽和脂肪族ジカルボン酸、テトラヒ
ドロフタル酸、1,1−シクロブタンジカルボン酸、
1,1−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−シクロ
ペンタンジカルボン酸、1,1−シクロヘキサンジカル
ボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3
−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族
ジカルボン酸等を挙げることができる。
【0101】上記有機酸の内、より好ましいものは、p
−トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、
メシチレンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、ベンゼンスルホン酸、m−ベンゼンジスルホン
酸等のスルホン酸、またはcis−1,2−シクロヘキ
サンジカルボン酸、シリンガ酸等がある。
【0102】無機酸の例としては、硝酸、硫酸、塩酸、
ケイ酸、リン酸等が挙げられ、さらに好ましくは、硫
酸、リン酸等である。
【0103】酸無水物を用いる場合の、酸無水物の種類
も任意であり、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水安息
香酸等、脂肪族・芳香族モノカルボン酸から誘導される
もの、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水グルタル
酸、無水フタル酸等、脂肪族・芳香族ジカルボン酸等か
ら誘導されるもの等を挙げることができる。好ましい酸
無水物は、無水グルタル酸、無水フタル酸である。これ
らの化合物は、単独あるいは2種以上混合して使用でき
る。
【0104】これらの酸の含有量は、全感光性組成物の
全固形分に対して、一般的に0.05〜5重量%であっ
て、好ましくは、0.1〜3重量%の範囲である。
【0105】(界面活性剤)本発明の感光性組成物は界
面活性剤を含んでもよい。界面活性剤としては、両性界
面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、
ノニオン界面活性剤、フッ素系界面活性剤等を挙げるこ
とができる。
【0106】上記両性界面活性剤としては、ラウリルジ
メチルアミンオキサイド、ラウリルカルボキシメチルヒ
ドロキシエチル、イミダゾリニウムベタイン等がある。
【0107】アニオン界面活性剤としては、脂肪酸塩、
アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホ
コハク酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸
塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫
酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルアリル硫酸
エステル塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、
ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル等がある。
【0108】カチオン界面活性剤としては、アルキルア
ミン塩、第4級アンモニウム塩、アルキルベタイン等が
ある。
【0109】ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアリルエーテル、ポリオキシエチレン誘導体、オキシ
エチレン・オキシプロピレンブロックコポリマー、ソル
ビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン、アルキルアルカノールアミド等がある。
【0110】フッ素系界面活性剤としては、フルオロ脂
肪族基を含むアクリレートまたはメタアクリレートおよ
び(ポリオキシアルキレン)アクリレートまたは(ポリ
オキシアルキレン)メタアクリレートの共重合体等があ
る。例えば、特開昭62−170950号、同62−2
26143号、米国特許3,787,351号等に記載
のもの(例えば、メガファックF−171,173,1
77、ディフェンサMCF300,312,313(以
上、大日本インキ化学工業社製)、モディパーF−10
0,102,110(日本油脂社製)などが挙げられ
る。これらの化合物は、単独あるいは2種以上混合して
使用することができる。感光性組成物中に占める割合
は、0.01〜10重量%であることが好ましく、さら
に好ましくは0.01〜5重量%で使用される。
【0111】(プリントアウト材料)本発明の感光性組
成物には、露光により可視画像を形成させるプリントア
ウト材料を添加することができる。プリントアウト材料
は露光により酸もしくは遊離基を生成する化合物と相互
作用することによってその色調を変える有機染料よりな
るもので、露光により酸もしくは遊離基を生成する化合
物としては、例えば特開昭50−36209号公報に記
載のo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸ハロゲ
ニド、特開昭53−36223号公報に記載されている
o−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸クロライド
と電子吸引性置換基を有するフェノール類、またはアニ
リン酸とのエステル化合物またはアミド化合物、特開昭
55−77742号公報、特開昭57−148784号
公報等に記載のハロメチルビニルオキサジアゾール化合
物及びジアゾニウム塩等が挙げられる。
【0112】(露光により酸または遊離基を生成する化
合物)露光により酸または遊離基を生成する化合物とし
ては、例えば、ハロメチルオキサジアゾール化合物、ハ
ロメチル−s−トリアジン化合物等が用いられる。
【0113】ハロメチルオキサジアゾール化合物とは、
オキサジアゾール類にハロメチル基、好ましくはトリク
ロロメチル基を有する化合物である。
【0114】これらの化合物は公知であり、例えば特公
昭57−6096号公報、同61−51788号公報、
特公平1−28369号公報、特開昭60−13853
9号公報、同60−177340号公報、同60−24
1049号公報等に記載されている。
【0115】また、ハロメチル−s−トリアジン化合物
とは、s−トリアジン環に1以上のハロメチル基、好ま
しくはトリクロロメチル基を有する化合物である。
【0116】感光性組成物中における前記露光により酸
又は遊離基を生成する化合物の添加量は、0.01〜3
0重量%が好ましく、より好ましくは、0.1〜10重
量%であり、特に好ましくは、0.2〜3重量%であ
る。
【0117】これらの化合物は、単独あるいは2種以上
混合して使用できる。
【0118】(色素)色素は、露光による可視画像(露
光可視画像)と現像後の可視画像を得ることを目的とし
て使用される。
【0119】該色素としては、フリーラジカルまたは酸
と反応して色調を変化するものが好ましく使用できる。
ここに「色調が変化する」とは、無色から有色の色調へ
の変化、有色から無色あるいは異なる有色の色調への変
化のいずれをも包含する。好ましい色素は酸と塩を形成
して色調を変化するものである。例えば、ビクトリアピ
ュアブルーBOH(保土谷化学社製)、オイルブルー#
603(オリエント化学工業社製)、パテントピュアブ
ルー(住友三国化学社製)、クリスタルバイオレット、
ブリリアントグリーン、エチルバイオレット、メチルバ
イオレット、メチルグリーン、エリスロシンB、ペイシ
ックフクシン、マラカイトグリーン、オイルレッド、m
−クレゾールパープル、、ローダミンB、オーラミン、
4−p−ジエチルアミノフェニルイミナフトキノン、シ
アノ−p−ジエチルアミノフェニルアセトアニリド等に
代表されるトリフェニルメタン系、ジフェニルメタン
系、オキサジン系、キサンテン系、イミノナフトキノン
系、アゾメチン系またはアントラキノン系の色素が有色
から無色あるいは異なる有色の色調へ変化する変色剤の
例として挙げられる。
【0120】一方、無色から有色に変化する変色剤とし
ては、ロイコ色素及び、例えばトリフェニルアミン、ジ
フェニルアミン、o−クロロアニリン、1,2,3−ト
リフェニルグアニジン、ナフチルアミン、ジアミノジフ
ェニルメタン、p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェ
ニルアミン、1,2−ジアニリノエチレン、p,p′,
p″−トリス−ジメチルアミノトリフェニルメタン、
p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェニルメチルイミ
ン、p,p′,p″−トリアミノ−o−メチルトリフェ
ニルメタン、p,p′−ビス−ジメチルアミノジフェニ
ル−4−アニリノナフチルメタン、p,p′,p″−ト
リアミノトリフェニルメタンに代表される第1級または
第2級アリールアミン系色素が挙げられる。
【0121】上記の変色剤の感光性組成物中に占める割
合は、0.01〜10重量%であることが好ましく、更
に好ましくは0.02〜5重量%で使用される。
【0122】これらの化合物は、単独あるいは2種以上
混合して使用できる。尚、特に好ましい色素は、ビクト
リアピュアブルーBOH、オイルブルー#603であ
る。
【0123】(感脂化剤)画像部の感脂性を向上させる
ための感脂化剤(例えば、特開昭55−527号公報記
載のスチレン−無水マレイン酸共重合体のアルコールに
よるハーフエステル化物、p−t−ブチルフェノール−
ホルムアルデヒド樹脂等のノボラック樹脂、あるいはこ
れらとo−キノンジアジド化合物との部分エステル化
物、フッ素系界面活性剤、p−ヒドロキシスチレンの5
0%脂肪酸エステル等)、等が好ましく用いられる。こ
れらの添加剤の添加量はその使用対象、目的によって異
なるが、一般には全固形分に対して、0.01〜30重
量%である。
【0124】これらの各成分を下記の溶媒に溶解させ、
前記支持体表面に塗布し乾燥させることにより、感光層
を設けて、本発明の感光性平版印刷版を製造することが
できる。尚、溶剤の用法については特別の制限はない。
【0125】(溶媒)本発明の感光性組成物を溶解する
際に使用し得る溶媒としては、メタノール、エタノー
ル、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノ
ール、n−ペンタノール、ヘキサノール等の脂肪族アル
コール類、アリルアルコール、ベンジルアルコール、ア
ニソール、フェネトール、n−ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン等の炭化水素
類、ジアセトンアルコール、3−メトキシ−1−ブタノ
ール、4−メトキシ−1−ブタノール、3−エトキシ−
1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタ
ノール、3−メトキシ−3−エチル−1−1ペンタノー
ル−4−エトキシ−1−ペンタノール、5−メトキシ−
1−ヘキサノール、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルプロピルケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、メチルペンチルケトン、メチルヘキシルケト
ン、エチルブチルケトン、ジブチルケトン、シクロペン
タノン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、
γ−ブチロラクトン、3−ヒドロキシ−2−ブタノン、
4−ヒドロキシ−2−ブタノン、4−ヒドロキシ−2−
ペンタノン、5−ヒドロキシ−2−ペンタノン、4−ヒ
ドロキシ−3−ペンタノン、6−ヒドロキシ−2−ヘキ
サノン、3−メチル−3−ヒドロキシ−2−ペンタノ
ン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、エチレングリコールモノアセテー
ト、エチレングリコールジアセテート、プロピレングリ
コールモノアセテート、プロピレングリコールジアセテ
ート、エチレングリコールアルキルエーテル類およびそ
のアセテート(MC、EC、ブチルセロソルブ、フェニ
ルセロソルブ、エチレングリコールジメチルエーテル、
エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコ
ールジブチルエーテル、MCアセテート、ECアセテー
ト)、ジエチレングリコールモノアルキルエーテル類お
よびそのアセテート(ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、モノエチルエーテル、モノi−プロピルエー
テル、モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ
メチルエーテルアセテート等)、ジエチレングリコール
ジアルキルエーテル類(DMDG、DEDG、DBD
G、MEDG)、トリエチレングリコールアルキルエー
テル類(モノメチルエーテル、モノエチルエーテル、ジ
メチルエーテル、ジエチルエーテル、メチルエチルエー
テル等)、プロピレングリコールアルキルエーテル類お
よびそのアセテート(モノメチルエーテル、モノエチル
エーテル、n−プロピルエーテル、モノブチルエーテ
ル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、モノメチル
エーテルアセテート、モノエチルエーテルアセテート
等)、ジプロピレングリコールアルキルエーテル類(モ
ノメチルエーテル、モノエチルエーテル、n−プロピル
エーテル、モノブチルエーテル、ジメチルエーテル、ジ
エチルエーテル)、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブ
チル、ギ酸アミル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸
エチル、酪酸メチル、酪酸エチル等のカルボン酸エステ
ル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、乳酸メチル、乳酸エ
チル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、炭酸プロピレ
ン等が挙げられる。これらの溶媒は、単独あるいは2種
以上混合して使用できる。
【0126】また、感光性組成物を溶解する際に使用し
得る溶媒には、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、メチルエチルケトン、乳酸メチル、ジエチルカルビ
トールから選ばれた少なくとも一つの溶剤を含有するの
が好ましい。
【0127】(塗布)本発明に係る感光性物質の塗布方
法としては、従来公知の方法、例えば、ダイコーター塗
布、回転塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エア
ーナイフ塗布、スプレー塗布、エアースプレー塗布、静
電エアースプレー塗布、ロール塗布、ブレード塗布及び
カーテン塗布等の方法が用いられる。
【0128】感光層膜厚は特に制限しないが、全膜厚で
5〜30mg/dm2の範囲が好ましく、より好ましく
は請求項5に示すように全膜厚で20mg/dm2以下
であり、更に好ましくは5〜20mg/dm2の範囲で
あり、特に好ましくは8〜16mg/dm2の範囲であ
る。
【0129】(被覆層)本発明に係る感光性平版印刷版
は、上記感光層上に皮膜形成能を有する水不溶性で有機
溶媒可溶性の高分子化合物から成る被覆層を形成するこ
とができる。
【0130】被覆層の塗布方法としては、前記感光性組
成物層の塗布と同様に従来公知の塗布方法が用いられ
る。
【0131】(マット剤)上記のようにして設けられた
感光層の表面には、さらにマット層を設けることが好ま
しい。マット層は、真空焼き枠を用いた密着露光の際の
真空引きの時間を短縮し、密着不良による露光時の微小
網点のつぶれや、焼きボケを防止する。具体的には、特
開昭50−125805号、特公昭57−6582号、
同61−28986号などに記載されているようなマッ
ト層を設ける方法、特公昭62−62337号に記載さ
れているような固体粉末を熱融着させる方法等が挙げら
れる。
【0132】マット層の目的は密着露光における画像フ
ィルムと感光性平版印刷版との真空密着性を改良するこ
とにより、真空引き時間を短縮し、さらに密着不良によ
る露光時の微小網点のつぶれを防止することである。マ
ット層の塗布方法としては、特開昭55−12974号
に記載されているパウダリングされた固体粉末を熱融着
する方法、特開昭58−182636号に記載されてい
るポリマー含有水をスプレーし乾燥させる方法等があ
り、どの方法でもよいが、マット層自体がアルカリ現像
液に溶解するか、あるいはこれにより除去可能な物が望
ましい。
【0133】マット層の塗布方法としては、前記感光性
組成物層の塗布と同様に従来公知の方法で塗布される。
【0134】(露光)こうして得られた感光性平版印刷
版の使用に際しては、従来から常用されている方法を適
用することができ、例えば線画像、網点画像などを有す
る透明原画を感光面に密着して露光し、次いでこれを適
当な現像液を用いて非画像部の感光性層を除去すること
によりレリーフ像が得られる。露光に好適な光源として
は水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ケ
ミカルランプ、カーボンアーク灯などが使用される。
【0135】(処理)本発明において、感光性平版印刷
版の現像処理に用いられる現像液、現像補充液は何れも
アルカリ金属珪酸塩を含むものである。アルカリ金属珪
酸塩のアルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、
カリウムが含まれるが、このうちカリウムが最も好まし
い。現像の際、感光性平版印刷版の現像処理量に合わせ
て、適当に現像補充液が補充されることが好ましい。
【0136】好ましい現像液、現像補充液は、〔SiO
2〕/〔M〕(式中、〔SiO2〕はSiO2のモル濃度
を示し、〔M〕はアルカリ金属のモル濃度を示す)が
0.15〜1.0であり、SiO2濃度が総重量に対し
て0.5〜5.0重量%であるアルカリ金属珪酸塩の水
溶液である。また、特に好ましくは、現像液の〔SiO
2〕/〔M〕が0.25〜0.75であり、SiO2濃度
が1.0〜4.0重量%、現像補充液の〔SiO2〕/
〔M〕が0.15〜0.5であり、SiO2濃度が1.
0〜3.0重量%である。
【0137】上記現像液、現像補充液には、水溶性又は
アルカリ可溶性の有機および無機の還元剤を含有させる
ことができる。
【0138】有機の還元剤としては、例えば、ハイドロ
キノン、メトール、メトキシキノン等のフェノール化合
物、フェニレンジアミン、フェニルヒドラジン等のアミ
ン化合物を挙げることができ、無機の還元剤としては、
例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸ア
ンモニウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウ
ム等の亜硫酸塩、亜リン酸ナトリウム、亜リン酸カリウ
ム、亜リン酸水素ナトリウム、亜リン酸水素カリウム、
亜リン酸二水素ナトリウム、亜リン酸二水素カリウム等
の亜リン酸塩、ヒドラジン、チオ硫酸ナトリウム、亜ジ
チオン酸ナトリウム等を挙げることができる。
【0139】これら水溶性又はアルカリ可溶性還元剤
は、現像液、現像補充液に0.05〜10重量%を含有
させることが好ましい。また、現像液、現像補充液に
は、有機酸カルボン酸を含有させることができる。これ
ら有機酸カルボン酸には、炭素原子数6〜20の脂肪族
カルボン酸、およびベンゼン環またはナフタレン環にカ
ルボキシル基が置換した芳香族カルボン酸が包含され
る。
【0140】脂肪族カルボン酸としては、炭素数6〜2
0のアルカン酸が好ましく、具体的な例としては、カプ
ロン酸、エナンチル酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カ
プリン酸、ラウリン酸、ミスチリン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸等が挙げられ、特に好ましくは、炭素数6
〜12のアルカン酸である。また、脂肪族カルボン酸
は、炭素鎖中に二重結合を有する脂肪酸であっても、枝
分れした炭素鎖を有する脂肪酸であってもよい。上記脂
肪族カルボン酸はナトリウムやカリウムの塩またはアン
モニウム塩として用いてもよい。
【0141】芳香族カルボン酸の具体的化合物例として
は、安息香酸、o−クロロ安息香酸、p−クロロ安息香
酸、o−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香
酸、p−tert−ブチル安息香酸、o−アミノ安息香
酸、p−アミノ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香
酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロ
キシ安息香酸、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、3,5
−ジヒドロキシ安息香酸、没食子酸、1−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸、3−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2
−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸、1−ナフトエ酸、2−
ナフトエ酸等が挙げられる。
【0142】上記芳香族カルボン酸はナトリウムやカリ
ウムの塩またはアンモニウム塩として用いてもよい。脂
肪族カルボン酸、芳香族カルボン酸の含有量は少なくと
も0.1〜30重量%を含有させることができる。
【0143】また、現像剤、現像補充剤には、各種アニ
オン型、ノニオン型、カチオン型の各界面活性剤および
有機溶媒を含有させることができる。
【0144】更に、現像液、現像補充液には、公知の添
加物を添加することができる。
【0145】
【実施例】以下、本発明を実施例にて説明するが本発明
はこの実施例に限定されるものではない。
【0146】実施例1 (支持体の作成)厚さ0.3mmのアルミニウム板(材
質1050、調質H16)を65℃に保たれた5%水酸
化ナトリウム水溶液中で1分間脱脂処理を行った後、水
洗し、25℃に保たれた10%硫酸水溶液中に1分間浸
漬後、中和し、更に水洗した。
【0147】このアルミニウム板を1.0wt%の塩酸
水溶液中において温度25℃、電流密度100A/dm
2、処理時間60秒の条件で交流電流により電解粗面化
を行った。次いで5%水酸化ナトリウム水溶液中で60
℃、10秒間のデスマット処理を行い、その後、20%
硫酸溶液中で、温度20℃、電流密度3A/dm2、処
理時間1分間の条件で陽極酸化処理を行った。
【0148】その後、80℃に保たれた1%亜硝酸ナト
リウム水溶液中に30秒間浸漬し、水洗後80℃で3分
間乾燥した。更に、85℃に保たれたカルボキシメチル
セルロースの水溶液(濃度0.1Wt%)に30秒浸漬
した後、80℃で5分間乾燥し支持体を作成した。
【0149】次に上記の支持体上に下記組成の感光液を
ダイコーターを用いて塗布し、80℃で乾燥させ、感光
性平版印刷版試料を作成した。塗布量は1.4g/m2
であった。
【0150】 (感光液) ノボラック樹脂(フェノール:m−クレゾール:p−クレゾールの モル比が10:54:36、重量平均分子量4000) 6.7g ピロガロールアセトン樹脂(重量平均分子量3000)とo−ナフトキノン ジアジド−5−スルホニルクロリドの縮合物(エステル化率30%) 1.5g ポリエチレングリコール#2000 0.2g ビクトリアピュアブルーBOH(保土ヶ谷化学株製) 0.08g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル) −s−トリアジン 0.15g FC−430(住友3M株製) 0.03g cis−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 0.2g シクロヘキサノン:メチルエチルケトン=70:30 100ml 高分子化合物1 0.5g 実施例2 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−2の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0151】実施例3 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−3の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0152】実施例4 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−4の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0153】実施例5 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−5の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0154】実施例6 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−6の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0155】実施例7 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−7の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0156】実施例8 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−8の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0157】実施例9 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−9の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0158】実施例10 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−10の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0159】実施例11 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−11の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0160】実施例12 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−12の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0161】実施例13 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−13の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0162】実施例14 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−14の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0163】実施例15 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−15の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0164】実施例16 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−16の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0165】比較例1 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−17の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0166】比較例2 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−18の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0167】比較例3 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物−19の0.5gに変えた以外は実施例1と同様
にして試料を調製した。
【0168】比較例4 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物20の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0169】比較例5 実施例1において高分子化合物−1の0.5gを高分子
化合物21の0.5gに変えた以外は実施例1と同様に
して試料を調製した。
【0170】〈性能評価〉 (感度)試料に感度測定用ステップタブレット(イース
トマンコダック社製No.2、濃度差0.15で21段
階のグレースケール)を密着して、4kwメタルハライ
ドランプ(大日本スクリーン〔株〕製vio Quic
k)を光源として90cmの距離から露光した。次いで
この試料を現像液SDR−1(コニカ〔株〕製)を水で
6倍に希釈し、27℃で20秒間現像した。
【0171】上記ステップタブレットの3.0段が完全
にクリアになる露光時間をもって感度とした。値が小さ
いほど感度が優れることを表す。
【0172】(クリーナー耐性)試料に感度測定用ステ
ップタブレット(上記と同様のもの)を密着して同様に
露光・現像処理した。得られた平版印刷版をハイデルベ
ルグ株製印刷機GTOにかけ、コート紙、印刷インキ
(東洋インキ製造〔株〕製ニューブライト紅)及び湿し
水(コニカ〔株〕製SEU−3;2.5%)を使用し印
刷を行った。
【0173】印刷枚数500枚おきに、ウルトラプレー
トクリーナー(大日精化〔株〕)で洗浄した。印刷物の
画像のベタ部に着肉不良が現れるか、又は非画線部にイ
ンキが着肉するまで印刷を続け、その時の印刷枚数を数
えた。
【0174】(ボールペンヤラレ)試料に荷重50gを
かけて油性ボールペン(パイロット製)を用いて描画す
る。
【0175】その後、この試料をSDR−1現像液を水
で4倍に希釈し27℃にて20秒間現像した。得られた
試料のボールペンインキによる感光層のヤラレ具合を下
記の4ランクに目視評価した。
【0176】 ◎:感光層がヤラレていない ○:わずかに砂目が露出している △:所々砂目が露出している ×:完全に砂目が露出している (ボールペン残り)試料に荷重50gをかけて油性ボー
ルペン(パイロット製)を用いて描画する。
【0177】その後、4kwメタルハライドランプ(大
日本スクリーン〔株〕製vio Quick)を光源と
して90cmの距離から露光した。次いでこの試料を現
像液SDR−1を水で6倍に希釈し27℃にて20秒間
現像した。得られた試料のボールペンインキの残り具合
を下記の4ランクに目視評価した。
【0178】 ◎:完全にボールペンインキが残っていない ○:わずかにボールペンインキが残っている :所々ボールペンインキが残っている ×:完全にボールペンインキが残っている 以上の結果を表1に示す。
【0179】
【表1】
【0180】表から明かなように本発明によれば高感度
で、かつクリーナー耐性が優れた印刷版を得られた。さ
らにボールペンインキ耐性即ち、インキやられとインキ
残りがない平版印刷版を得られることが分かる。
【0181】なお、本発明によれば感光層の乾燥膜厚が
1.8g/m2以下、好ましくは1.6g/m2以下であ
る時に本発明の効果が顕著に表れることが分かった。
【0182】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明によりク
リーナー耐性とボールペンインキ耐性が改良された高感
度の平版印刷版を得ることができる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上の一方の面に光、活性放射線、
    電子線により酸またはラジカルを発生する化合物を含有
    する感光性樹脂組成物において、該感光性樹脂層に環状
    炭化水素基を含む構造単位を75モル%以上含むビニル
    系重合体を含有することを特徴とする感光性樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 環状炭化水素基を含む構造単位が芳香環
    を含むことを特徴とする請求項1記載の感光性樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 支持体上の一方の面に光、活性放射線、
    電子線により酸またはラジカルを発生する化合物を含有
    する感光性平版印刷版において、該感光性層に環状炭化
    水素基を含む構造単位を75モル%以上含むビニル系重
    合体を含有することを特徴とする感光性平版印刷版。
  4. 【請求項4】 環状炭化水素基を含む構造単位が芳香環
    を含むことを特徴とする請求項3記載の感光性平版印刷
    版。
  5. 【請求項5】 環状炭化水素基を含む構造単位が下記一
    般式(1)、(2)及び(3)で表される化合物から選
    ばれる少なくとも1つの構造単位であることを特徴とす
    る請求項1記載の感光性樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1〜R12はそれぞれ水素原子、アルキル基、
    アリール基、アルキレン基、シクロアルキル基、シクロ
    アルキレン基又はアラルキル基、アリーレン基又はアラ
    ルキレン基を表す。)
  6. 【請求項6】 上記一般式(1)、(2)及び(3)に
    おいてR1、R2及びR3が、それぞれ水素原子または炭
    素数1〜4のアルキル基を表し、R4〜R12が、それぞ
    れ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル基
    であることを特徴とする請求項5記載の感光性樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】 支持体上の一方の面に光、活性放射線、
    電子線により酸またはラジカルを発生する化合物を含有
    する感光性樹脂組成物において、該感光性樹脂層に下記
    一般式(4)で表される構造単位を40モル%以上有す
    る重合体を含有することを特徴とする感光性樹脂組成
    物。 【化2】 (Xは−CHO、−COCH3、−NO2又は−CN基を
    表す。)
  8. 【請求項8】 感光性樹脂層に環状炭化水素基を含む構
    造単位を75モル%以上有する重合体を含有することを
    特徴とする請求項7記載の感光性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 上記一般式(4)におけるXが−CN基
    であることを特徴とする請求項7または請求項8記載の
    感光性樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 上記一般式(4)で表される構造単位
    が、下記一般式(A),(B),(C)から選ばれる構
    造単位であることを特徴とする請求項7〜9のいずれか
    1項に記載の感光性樹脂組成物。 【化3】 (式中、R13〜R21はそれぞれ水素原子、アルキル基、
    アリール基、アルキレン基、シクロアルキル基、シクロ
    アルキレン基、アリーレン基又はアラルキル基、アラル
    キレン基を表す。Xは−CHO、−COCH3、−NO2
    又は−CN基を表す。)
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