JPH10158558A - インクジェットプリンタ用インクおよびそれを用いる湿熱処理の確認方法 - Google Patents
インクジェットプリンタ用インクおよびそれを用いる湿熱処理の確認方法Info
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- JPH10158558A JPH10158558A JP31978096A JP31978096A JPH10158558A JP H10158558 A JPH10158558 A JP H10158558A JP 31978096 A JP31978096 A JP 31978096A JP 31978096 A JP31978096 A JP 31978096A JP H10158558 A JPH10158558 A JP H10158558A
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- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/328—Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 荷電付与剤を含有せず、湿熱処理による印像
の色変化が明瞭に判別できるコンティニュアス方式のイ
ンクジェットプリンタ用インクを提供する。 【解決手段】 コンティニュアス方式のインクジェット
プリンタ用インクにおいて、着色剤としてC.I.ベー
シックグリーン1を含有し、荷電付与剤を含有しないこ
とを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。
の色変化が明瞭に判別できるコンティニュアス方式のイ
ンクジェットプリンタ用インクを提供する。 【解決手段】 コンティニュアス方式のインクジェット
プリンタ用インクにおいて、着色剤としてC.I.ベー
シックグリーン1を含有し、荷電付与剤を含有しないこ
とを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンティニュアス方
式のインクジェットプリンタ用インクおよびそれを用い
る湿熱処理の確認方法に関する。
式のインクジェットプリンタ用インクおよびそれを用い
る湿熱処理の確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンティニュアス方式のインクジェット
プリンタは、インク滴を連続的に噴射させ、インク滴へ
の荷電制御により記録を行なうものであり、そのため使
用するインクには荷電付与剤が必須成分として含有され
ている。
プリンタは、インク滴を連続的に噴射させ、インク滴へ
の荷電制御により記録を行なうものであり、そのため使
用するインクには荷電付与剤が必須成分として含有され
ている。
【0003】一方、食品、医薬品などの滅菌処理では、
オートクレーブなどで湿熱処理する方法が採られている
が、所定の湿熱処理がなされたか否かを確認するため
に、特殊な着色剤を含有するインクで食品、医薬品の包
装容器などに印刷しておき、これに湿熱処理を施したと
き、前記着色剤が色変化することを利用して湿熱処理の
可否を確認することが行なわれている。
オートクレーブなどで湿熱処理する方法が採られている
が、所定の湿熱処理がなされたか否かを確認するため
に、特殊な着色剤を含有するインクで食品、医薬品の包
装容器などに印刷しておき、これに湿熱処理を施したと
き、前記着色剤が色変化することを利用して湿熱処理の
可否を確認することが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンテ
ィニュアス方式のインクジェットプリンタで前記湿熱処
理を施す包装容器などに印刷するばあい、湿熱処理の確
認につぎのような問題があった。
ィニュアス方式のインクジェットプリンタで前記湿熱処
理を施す包装容器などに印刷するばあい、湿熱処理の確
認につぎのような問題があった。
【0005】すなわち、コンティニュアス方式のインク
ジェットプリンタ用のインクには前記のごとく必須成分
として荷電付与剤が含有されており、この荷電付与剤は
一般に着色しているため湿熱処理による着色剤の色変化
を判別しにくいという問題があった。
ジェットプリンタ用のインクには前記のごとく必須成分
として荷電付与剤が含有されており、この荷電付与剤は
一般に着色しているため湿熱処理による着色剤の色変化
を判別しにくいという問題があった。
【0006】前記の点に鑑みて、本発明の課題の一つ
は、荷電付与剤を含有せず、湿熱処理による着色剤の色
変化が明瞭に判別できるコンティニュアス方式のインク
ジェットプリンタ用インクを提供することにある。
は、荷電付与剤を含有せず、湿熱処理による着色剤の色
変化が明瞭に判別できるコンティニュアス方式のインク
ジェットプリンタ用インクを提供することにある。
【0007】本発明の他の課題は、コンティニュアス方
式のインクジェットプリンタで形成した印像の湿熱処理
による色変化を明瞭に判別できる湿熱処理の確認方法を
提供することにある。
式のインクジェットプリンタで形成した印像の湿熱処理
による色変化を明瞭に判別できる湿熱処理の確認方法を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンティニュ
アス方式のインクジェットプリンタ用インクにおいて、
着色剤としてC.I.ベーシックグリーン1を含有し、
荷電付与剤を含有しないことを特徴とするインクジェッ
トプリンタ用インクに関する。
アス方式のインクジェットプリンタ用インクにおいて、
着色剤としてC.I.ベーシックグリーン1を含有し、
荷電付与剤を含有しないことを特徴とするインクジェッ
トプリンタ用インクに関する。
【0009】さらに本発明は、前記インクジェットプリ
ンタ用インクを用いてコンティニュアス方式のインクジ
ェットプリンタで物品に印像を形成し、該物品に湿熱処
理を施したのち、前記印像の変色によって前記湿熱処理
を確認する方法に関する。
ンタ用インクを用いてコンティニュアス方式のインクジ
ェットプリンタで物品に印像を形成し、該物品に湿熱処
理を施したのち、前記印像の変色によって前記湿熱処理
を確認する方法に関する。
【0010】本発明において、湿熱処理とは、水の存在
下または水蒸気の存在下での加熱処理、とくに加圧水蒸
気の存在下での加熱処理を意味する。本発明にいう湿熱
処理は主に殺菌、滅菌を目的とするものであるが、これ
らに限定されるものではない。湿熱処理の典型例として
は、たとえば食品などのレトルト処理、食品、医薬品な
どのオートクレーブ処理などがあげられる。
下または水蒸気の存在下での加熱処理、とくに加圧水蒸
気の存在下での加熱処理を意味する。本発明にいう湿熱
処理は主に殺菌、滅菌を目的とするものであるが、これ
らに限定されるものではない。湿熱処理の典型例として
は、たとえば食品などのレトルト処理、食品、医薬品な
どのオートクレーブ処理などがあげられる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のコンティニュアス方式の
インクジェットプリンタ用インクは、着色剤としてC.
I.ベーシックグリーン1(C.I.Basic Gr
een 1)を含有し、荷電付与剤を含有しないもので
ある。
インクジェットプリンタ用インクは、着色剤としてC.
I.ベーシックグリーン1(C.I.Basic Gr
een 1)を含有し、荷電付与剤を含有しないもので
ある。
【0012】C.I.ベーシックグリーン1は温度が1
15℃以上の湿熱処理により容易に分解し、緑色から無
色に変化する。
15℃以上の湿熱処理により容易に分解し、緑色から無
色に変化する。
【0013】しかも、C.I.ベーシックグリーン1は
荷電付与剤としての作用を有しているため、これを着色
剤として含有せしめたコンティニュアス方式のインクジ
ェットプリンタ用インクは荷電付与剤を含有させずに、
良好な印字性能を有すると共に、えられた印像の湿熱処
理による色変色を荷電付与剤の色で邪魔されることなく
判別できる。
荷電付与剤としての作用を有しているため、これを着色
剤として含有せしめたコンティニュアス方式のインクジ
ェットプリンタ用インクは荷電付与剤を含有させずに、
良好な印字性能を有すると共に、えられた印像の湿熱処
理による色変色を荷電付与剤の色で邪魔されることなく
判別できる。
【0014】そのため、本発明のインクジェットプリン
タ用インクを用いて、コンティニュアス方式のインクジ
ェットプリンタで飲料缶などの外表面に印刷するときは
良好な品質の印像がえられると共に、印像を形成した飲
料缶に115℃以上の湿熱処理を施すときは該印像が無
色になるから、該印像が無色に変化したことをもって所
定の湿熱処理が行なわれたことを確認できる。
タ用インクを用いて、コンティニュアス方式のインクジ
ェットプリンタで飲料缶などの外表面に印刷するときは
良好な品質の印像がえられると共に、印像を形成した飲
料缶に115℃以上の湿熱処理を施すときは該印像が無
色になるから、該印像が無色に変化したことをもって所
定の湿熱処理が行なわれたことを確認できる。
【0015】つぎに本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明のインクジェットプリンタ用インク
は、着色剤としてC.I.ベーシックグリーン1を含有
し、荷電付与剤を含有しないほかは、従来のコンティニ
ュアス方式のインクジェットプリンタ用インクの組成が
とくに制限されず採用でき、通常C.I.ベーシックグ
リーン1、バインダー樹脂、溶剤、必要に応じて湿潤剤
からなる。
は、着色剤としてC.I.ベーシックグリーン1を含有
し、荷電付与剤を含有しないほかは、従来のコンティニ
ュアス方式のインクジェットプリンタ用インクの組成が
とくに制限されず採用でき、通常C.I.ベーシックグ
リーン1、バインダー樹脂、溶剤、必要に応じて湿潤剤
からなる。
【0017】C.I.ベーシックグリーン1のインク中
への配合量は湿熱処理による色変化が明瞭に判別できる
範囲が好ましく、この点からはインク総重量に対して
0.5〜8%(重量%、以下同様)の範囲が好ましい。
への配合量は湿熱処理による色変化が明瞭に判別できる
範囲が好ましく、この点からはインク総重量に対して
0.5〜8%(重量%、以下同様)の範囲が好ましい。
【0018】また本発明のインクにおいては荷電付与剤
を別途使用しないが、C.I.ベーシックグリーン1の
配合量を変えることによってインクの電気伝導度を調整
できる。コンティニュアス方式のインクジェットプリン
タ用インクの電気伝導度は通常0.7〜1.2mS/c
mの範囲が好ましく、この点からはC.I.ベーシック
グリーン1の配合量はインク総重量に対して1.2〜4
%の範囲とするのが好ましい。
を別途使用しないが、C.I.ベーシックグリーン1の
配合量を変えることによってインクの電気伝導度を調整
できる。コンティニュアス方式のインクジェットプリン
タ用インクの電気伝導度は通常0.7〜1.2mS/c
mの範囲が好ましく、この点からはC.I.ベーシック
グリーン1の配合量はインク総重量に対して1.2〜4
%の範囲とするのが好ましい。
【0019】前記色変化の判別とインクの電気伝導度を
共に良好に満足せしめる点から、C.I.ベーシックグ
リーン1の配合量はインク総重量に対して2〜4%の範
囲が好ましい。
共に良好に満足せしめる点から、C.I.ベーシックグ
リーン1の配合量はインク総重量に対して2〜4%の範
囲が好ましい。
【0020】バインダー樹脂としては、たとえばアミノ
樹脂、アルキッド樹脂、キシレン樹脂、ニトロセルロー
ス、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、ロジンエステル、ロジン変性フェノール樹脂、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂などがあげられる。これらは単独
で使用してもよく、混合して使用してもよい。
樹脂、アルキッド樹脂、キシレン樹脂、ニトロセルロー
ス、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、ロジンエステル、ロジン変性フェノール樹脂、ロジ
ン変性マレイン酸樹脂などがあげられる。これらは単独
で使用してもよく、混合して使用してもよい。
【0021】バインダー樹脂の量はインク総重量に対し
て3〜30%が好ましい。バインダー樹脂の量が前記範
囲未満のばあいには飲料缶などの被印刷物へのインクの
付着力が弱くなり、一方前記範囲を超えるばあいにはイ
ンクの粘度が高くなり、コンティニュアス方式のインク
ジェットプリンタでの印刷が困難になる傾向にある。
て3〜30%が好ましい。バインダー樹脂の量が前記範
囲未満のばあいには飲料缶などの被印刷物へのインクの
付着力が弱くなり、一方前記範囲を超えるばあいにはイ
ンクの粘度が高くなり、コンティニュアス方式のインク
ジェットプリンタでの印刷が困難になる傾向にある。
【0022】溶剤としては、たとえばアルコール類、ア
ルキレングリコールモノアルキルエーテル類、ケトン類
などがあげられる。具体的には、アルコール類としては
メタノール、エタノール、イソプロパノール、1−ブタ
ノール、2−ブタノールなどがあげられ、アルキレング
リコールモノアルキルエーテル類としてはエチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテルなどがあげられ、ケトン類としてはアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンなどがあげられる。これらは単独で使用
してもよく、混合して使用してもよい。
ルキレングリコールモノアルキルエーテル類、ケトン類
などがあげられる。具体的には、アルコール類としては
メタノール、エタノール、イソプロパノール、1−ブタ
ノール、2−ブタノールなどがあげられ、アルキレング
リコールモノアルキルエーテル類としてはエチレングリ
コールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエ
チルエーテルなどがあげられ、ケトン類としてはアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノンなどがあげられる。これらは単独で使用
してもよく、混合して使用してもよい。
【0023】溶剤の量は、染料、バインダー樹脂などを
溶解し、インクの粘度を適性範囲に調整できるかぎりと
くに制限されないが、通常インク総重量に対して60〜
95%の範囲が好ましい。
溶解し、インクの粘度を適性範囲に調整できるかぎりと
くに制限されないが、通常インク総重量に対して60〜
95%の範囲が好ましい。
【0024】必要に応じて用いる湿潤剤としては、ジエ
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルなどがあげられる。これらは単独で使用
してもよく、混合して使用してもよい。
チレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリ
コールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテルなどがあげられる。これらは単独で使用
してもよく、混合して使用してもよい。
【0025】本発明のインクジェットプリンタ用インキ
は、溶剤に染料、バインダー樹脂、その他の添加剤を加
えて撹拌混合して溶解し、必要により不溶分を濾別する
ことによって調製することができる。
は、溶剤に染料、バインダー樹脂、その他の添加剤を加
えて撹拌混合して溶解し、必要により不溶分を濾別する
ことによって調製することができる。
【0026】本発明のインクは、インクの吐出性能の点
から粘度が25℃で2〜10cpsの範囲にあるのが好
ましい。
から粘度が25℃で2〜10cpsの範囲にあるのが好
ましい。
【0027】本発明の湿熱処理を確認する方法において
は、前記インクを用いて、コンティニュアス方式のイン
クジェットプリンタで湿熱処理の対象物品に印像を形成
し、印像を形成した物品に湿熱処理を施し、印像の色変
化により所定の湿熱処理が行なわれたか否かを確認す
る。通常印像が緑色から無色になっていれば、滅菌のた
めの115℃以上、通常120℃程度での湿熱処理が適
性に行なわれたと判定される。
は、前記インクを用いて、コンティニュアス方式のイン
クジェットプリンタで湿熱処理の対象物品に印像を形成
し、印像を形成した物品に湿熱処理を施し、印像の色変
化により所定の湿熱処理が行なわれたか否かを確認す
る。通常印像が緑色から無色になっていれば、滅菌のた
めの115℃以上、通常120℃程度での湿熱処理が適
性に行なわれたと判定される。
【0028】対象物品としては、典型例として食品、飲
料、医薬品などを包装した包装袋、包装缶などがあげら
れるが、これらに限定されるものではない。
料、医薬品などを包装した包装袋、包装缶などがあげら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0029】
【実施例】つぎに実験例をあげて本発明を説明する。
【0030】表1に示される処方のインク組成物を充分
に撹拌混合し、えられた混合液をガラス繊維濾紙で吸引
濾過して不溶物を濾別して、コンティニュアスインクジ
ェットプリンタ用インクを調製した。えられたインクの
粘度および電気伝導度を測定した。結果を表1に示す。
に撹拌混合し、えられた混合液をガラス繊維濾紙で吸引
濾過して不溶物を濾別して、コンティニュアスインクジ
ェットプリンタ用インクを調製した。えられたインクの
粘度および電気伝導度を測定した。結果を表1に示す。
【0031】前記インクを用い、コンティニュアスイン
クジェットプリンタ((株)日立製作所製 IJプリン
タGX−P)にて、飲料用アルミ缶の表面に印像を形成
した。ついで印像を形成したアルミ缶にオートクレーブ
中にて120℃で23分間の湿熱処理を施した。
クジェットプリンタ((株)日立製作所製 IJプリン
タGX−P)にて、飲料用アルミ缶の表面に印像を形成
した。ついで印像を形成したアルミ缶にオートクレーブ
中にて120℃で23分間の湿熱処理を施した。
【0032】アルミ缶の表面に形成された印像の品位お
よび該印像の湿熱処理による色変化をつぎの基準で判定
した。結果を表1に示す。
よび該印像の湿熱処理による色変化をつぎの基準で判定
した。結果を表1に示す。
【0033】<印像の品位> ○・・・鮮明な印像が形成される。 △・・・ドットが若干みだれる。 ×・・・印像が形成されない。
【0034】<湿熱処理による色変化> ○・・・判別が容易である。 ×・・・判別が困難である。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】本発明のインクジェットプリンタ用イン
クは着色剤として湿熱処理により無色となるC.I.ベ
ーシックグリーン1を含有し、荷電付与剤を含有しない
ため、これを用いてコンティニュアスインクジェットプ
リンタで被印刷物に形成した印像の湿熱処理前後の色変
化がきわて明瞭であり、所定の湿熱処理が行なわれたか
否かを確実に判定できる。
クは着色剤として湿熱処理により無色となるC.I.ベ
ーシックグリーン1を含有し、荷電付与剤を含有しない
ため、これを用いてコンティニュアスインクジェットプ
リンタで被印刷物に形成した印像の湿熱処理前後の色変
化がきわて明瞭であり、所定の湿熱処理が行なわれたか
否かを確実に判定できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 コンティニュアス方式のインクジェット
プリンタ用インクにおいて、着色剤としてC.I.ベー
シックグリーン1を含有し、荷電付与剤を含有しないこ
とを特徴とするインクジェットプリンタ用インク。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたインクジェットプ
リンタ用インクを用いてコンティニュアス方式のインク
ジェットプリンタで物品に印像を形成し、該物品に湿熱
処理を施したのち、前記印像の変色によって前記湿熱処
理を確認する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31978096A JPH10158558A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | インクジェットプリンタ用インクおよびそれを用いる湿熱処理の確認方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31978096A JPH10158558A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | インクジェットプリンタ用インクおよびそれを用いる湿熱処理の確認方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10158558A true JPH10158558A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18114113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31978096A Pending JPH10158558A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | インクジェットプリンタ用インクおよびそれを用いる湿熱処理の確認方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10158558A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002024821A1 (fr) * | 2000-09-20 | 2002-03-28 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | Composition d'encre a base d'huile, instrument d'ecriture et colorants associes |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP31978096A patent/JPH10158558A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002024821A1 (fr) * | 2000-09-20 | 2002-03-28 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | Composition d'encre a base d'huile, instrument d'ecriture et colorants associes |
US6830611B2 (en) | 2000-09-20 | 2004-12-14 | Mitsubishi Pencil Co., Ltd. | Oil-base ink composition, writing utensils and dyes to be used therein |
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