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JPH10157619A - 列車用座席方向変換装置 - Google Patents

列車用座席方向変換装置

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Publication number
JPH10157619A
JPH10157619A JP8316296A JP31629696A JPH10157619A JP H10157619 A JPH10157619 A JP H10157619A JP 8316296 A JP8316296 A JP 8316296A JP 31629696 A JP31629696 A JP 31629696A JP H10157619 A JPH10157619 A JP H10157619A
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JP
Japan
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seat
lock
train
switch
leg rest
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Application number
JP8316296A
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English (en)
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JP3868559B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Okada
喜代志 岡田
Shigeru Kitayama
茂 北山
Hideshi Yoshida
秀史 吉田
Kokichi Suzuki
幸吉 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANAKA DENKI KK
Shiroki Corp
Central Japan Railway Co
Original Assignee
TANAKA DENKI KK
Shiroki Corp
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANAKA DENKI KK, Shiroki Corp, Central Japan Railway Co filed Critical TANAKA DENKI KK
Priority to JP31629696A priority Critical patent/JP3868559B2/ja
Publication of JPH10157619A publication Critical patent/JPH10157619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3868559B2 publication Critical patent/JP3868559B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り返し運転時や清掃時に全座席を一定方向
に向ける際の作業を容易にしかつ作業時間を短縮させ、
構造の簡略化とともにコストダウンも図ることが可能な
列車用座席方向変換装置を提供すること。 【構成】 列車内に列状に並べられ、かつその向きを変
化させるべく床面に対して回転可能に支持された多数の
回転座席;これらの回転座席の回転をロックする、各回
転座席毎に設けられたロック機構;及び、各回転座席の
ロック機構のロック及びロック解除を個別に、かつ集中
して操作できる集中管理システムを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、列車に備えた座席を回転
させ、進行方向に対する向きを変えるための列車用座席
方向変換装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】列車内に列状に並べられた
多数の座席はそれぞれ、床面に固定された脚上に回転可
能に支持されており、通常、走行開始時には進行方向に
向けて回転され固定されている。このようにセットされ
た各座席は、走行時には腰掛ける乗客の好みに応じて適
宜回転させられるため、進行方向と反対に向けられるも
のもある。このように向きの異なる多数の座席を搭載し
た列車を、運転終了後に清掃する場合、次なる運転時の
進行方向に向いていない座席は全て回転されて、セット
し直される。
【0003】この座席セット時に用いられる座席方向変
換装置として、座席を電動で一斉に回転させる集中操作
方式の電動一斉回転システムが知られている。この電動
一斉回転システムにおいて、各座席は回転ロック解除機
構とギヤードモータを備えている。このシステムは、運
転折り返し時の座席の方向転換を容易にして清掃時間を
短縮させるため、所定スイッチを操作したとき全座席の
ロックを同時に解除し、各座席毎のギヤードモータによ
って座席を回転させるようになっている。またこのシス
テムでは、通常時に着座者(使用者)が、各座席に個々
に設けたロック解除ペダルを踏んでロック解除すれば、
座席を進行方向のどちらにでも手で自由に回転させるこ
とができる。
【0004】しかし、このような従来の電動式の座席方
向変換装置では、スイッチの操作時に全ての座席のロッ
クが解除されるため、既に所望の方向に向いている座席
のロックまで解除されることとなり、その座席のロック
をやり直す作業が必要であった。さらにこの座席方向変
換装置では、各座席毎にギヤードモータとその駆動に係
る部品が搭載されているため、座席の総重量が重く、コ
ストアップや機構の複雑化等の問題もあった。
【0005】他方、集中操作方式による回転ロック解除
機構およびギヤードモータのような駆動手段を持たず、
各座席毎に足踏み式の回転ロック解除機構を有する手動
式の回転座席も存在する。足踏み式の回転ロック解除機
構では、ペダルを踏むと、回転ロックが解除されるとと
もに、ワイヤーが引っ張られ、このワイヤーによって、
背摺りフレームを傾動させるガススプリングのてこが引
っ張られてガススプリングのプッシュロッドが押され、
フリー状態になって、背摺りがニュートラルに戻る。し
たがってこのような従来の足踏み式の回転ロック解除機
構では、各座席毎にロック解除ペダルを踏んでロック解
除し、背摺りフレームをニュートラルにしなければ座席
の向きを変えることができないため、作業が面倒で、多
くの時間を要していた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、従来の列車用座席回転装置に
おける上記問題点に基づき、折り返し運転時や清掃時に
全座席を一定方向に向ける際の作業を容易にしかつ作業
時間を短縮させ、構造の簡略化とともにコストダウンも
図ることが可能な列車用座席方向変換装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【発明の概要】上記目的を達成するための本発明は、列
車内に列状に並べられ、かつその向きを変化させるべく
床面に対して回転可能に支持された多数の回転座席;こ
れらの回転座席の回転をロックする、各回転座席毎に設
けられたロック機構;及び、各回転座席のロック機構の
ロック及びロック解除を個別に、かつ集中して操作でき
る集中管理システムを備えたことを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、従来の電動式の座席方
向変換装置のように各座席毎のギヤードモータが必要な
いため座席の総重量が軽くなり、また座席毎にペダルを
踏んでロックを解除する等の手間が掛からない。しかも
ロック機構のロック及びロック解除を個別に操作できる
から、例えば、従来装置のように全座席を一度にロック
解除するのではなく所望の方向に向いていない座席だけ
をロック解除することができる。よって、既に所望の方
向に向いている座席のロックをやり直す作業が必要ない
から、折り返し運転時等の作業が一層容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図示実施例について本発明を
説明する。本発明を適用した列車用座席方向変換装置に
備えた座席(回転座席)17は、列車内に列状に多数並
べられている。図1〜図3に示すように、床面12に固
定した脚台部13に回転可能に支持した水平方向の台枠
15には、垂直方向の軸16(図3、図4、図8、図9
参照)が設けられ、上記座席17はこの軸16を中心に
回転可能に構成されている。
【0010】各座席17は列車の進行方向の左右に一対
備えられ、かつ該一対の座席17が多数通路を挟んで両
側に設けられている。各座席17は、シートクッション
19、このシートクッション19に対して傾動調節可能
なシートバック(背ずり)20とレッグレスト21、及
び肘当て22を有しており、図2の実線で示す基準姿勢
になったとき、周囲の壁W等に接触せずに回転できるよ
うに構成されている。一対の座席17の中央部分には、
回転円板30が固定されている。この回転円板30に
は、軸16を中心とした回転対称位置に位置する一対の
係合切欠30aが形成されている(図4)。座席17
は、一対の係合切欠30aの一方または他方にロックピ
ン26a(図4、図9)を係合されることにより、18
0゜向きが反転した二つの位置でロック(固定)され
る。
【0011】座席17を列車の進行方向における一方向
または他方向の回転位置でロックする、各座席17毎に
設けられたロック機構を図8に示す。このロック機構
は、同図に示すように、座席17の回転中心である軸1
6の下部に設けたモータアクチュエータ25と、このモ
ータアクチュエータ25の退・押動力によって図9の時
計方向、反時計方向に回動される足踏ペダル26と、モ
ータアクチュエータ25と足踏ペダル26間に位置す
る、リンク32aと32bを備えたリンク機構32を有
している。
【0012】足踏ペダル26は、脚台部13側に固定し
た回動支点29を中心に回動自在に支持され、かつ常時
図9の反時計方向に回動付勢されており、先端部に上記
ロックピン26a有している。回動支点29にはリンク
32bが回動自在に支持されている。このリンク32b
の一端部に形成した二股部32cが、足踏ペダル26に
おいてのロックピン26aと回動支点29間に固定した
係合ピン27に係合し、他端部に固定したピン32d
が、リンク32aの一端部に形成した長孔32eに係合
している。このリンク32aの他端部は、モータアクチ
ュエータ25の退動時にロック解除方向(図9の左方)
に直線移動するリンク25aと係合している。よって、
モータアクチュエータ25がロック解除方向に退動する
と、リンク25a、32aを介してリンク32bが時計
方向に回動され、足踏ペダル26が同方向に回動され
て、ロックピン26aが回転円板30の係合切欠30a
から離脱する。
【0013】なお、本実施の形態では、ロック解除機構
の駆動源としてモータアクチュエータ25(ソレノイド
を有する電磁アクチュエータ)を使用しているが、本発
明は、ロック解除機構の駆動源として、モータの回転を
減速ギヤ列を介してリンク25aに伝達する機構そのほ
かの機構を使用することもできる。また、座席下方に位
置する足踏ペダル26は、電動によるロック解除が不能
になった場合に、直接足で踏んで操作することができ
る。その場合、足踏ペダル26とともに回動するリンク
32bのピン32dは、長孔32e内を空移動する。
【0014】図3と図8に示すように、回転円板30に
は、その回転中心である軸16から所定長離れた位置
に、ストッパプレート37が固定されている(図4、図
9参照)。このストッパプレート37は、平面視におい
て“コ”字状に構成され、その二股部を回転円板30の
外径側に向けて位置している。また台枠15側には、一
対の座席17が通路側でなく、正面(列車の前方)また
は背面(列車の後方)を向いた位置で、ストッパプレー
ト37を当接させて座席17の回転位置を規制するため
のストッパ部材36a、36bが固定されている。台枠
15には、該ストッパ部材36a、36bを臨む位置に
それぞれ、近接センサ(方向検知センサ)39a、39
bが設けられている。この近接センサ39aと39bは
それぞれ、座席17が壁W側と通路P間において図3の
ように正面を向いたときに接近するストッパプレート3
7を検知し、その検知信号を座席側制御部64(図1
1)に出力する。すると、この座席側制御部64はこの
検知信号に基づいて座席17の回転位置を検出する。
【0015】一対がセットになった各座席17は、シー
トバック20とレッグレスト21の初期位置をそれぞれ
検知する基準姿勢検知センサ41と42を備えている。
基準姿勢検知センサ41は、図6に示すように、シート
バック20を台枠15に対して回動可能に支持するフレ
ーム40の台枠15に対する傾斜角度が基準姿勢(同図
実線位置)に戻ったときに、該フレーム40の先端部4
0aを検知して信号を出力する近接センサである。同図
中の44は、フレーム40を台枠15に回動可能に支持
する回動ピンである。また基準姿勢検知センサ42は台
枠15に固定され、図7に示すように、台枠15に対す
るレッグレスト21の傾斜角度が、座席17を回転する
際に、前後の座席17およびそのレッグレスト21に干
渉(衝突)しない基準姿勢(同図実線位置)に戻ったこ
とを検知する。本実施例の基準姿勢検知センサ42は、
レッグレスト21の回動に伴って同図左右方向に移動す
るリンク43の側面に固定されたセンサ感知プレート4
3dが近接したことを検知して信号を出力する近接セン
サである。したがって、基準姿勢検知センサ41、42
が、基準位置に戻ったフレーム40、リンク43を検知
したとき、座席側制御部64は座席17の基準姿勢を検
出し、該基準姿勢検知センサ41、42がフレーム4
0、リンク43を検知しないとき座席側制御部64は、
座席17の基準姿勢とは異なる使用者設定姿勢を検出す
ることとなる。
【0016】なお、基準姿勢と使用者設定姿勢は、基準
姿勢検知センサ41、42の配置の仕方による。つま
り、座席17を壁W等に接触させずに回転できる姿勢な
らば、基準姿勢が必ずしも図2の実線で示すような完全
な姿勢でなくてもよく、例えば図7の二点鎖線で示すレ
ッグレスト21を基準姿勢として検知するように基準姿
勢検知センサ42を配置することもできる。これは基準
姿勢検知センサ41側においても同様である。
【0017】各座席17には、その座席17のロック機
構だけを操作する、後述の集中管理システムとは別に動
作する個別操作スイッチ(ロック操作スイッチ)45、
45a(図12)が備えられている。この個別操作スイ
ッチ45、45aは、図12に示すように、着座した使
用者が手で操作できる位置に設けた個別操作部33a
(図2参照)に備えられたもので、個別操作スイッチ4
5、45a以外に、操作手順を示す表示シール34と、
回転可能表示ランプ46、46aとを備えている。この
回転可能表示ランプ46、46aは、個別操作スイッチ
45、45aの操作後、座席17の回転が可能になるま
では消灯しており、回転可能になったとき点灯してこれ
を知らせる。個別操作スイッチ45は、基準姿勢検知セ
ンサ41、42が基準姿勢を検知しているときだけ、ロ
ック機構のロック解除を許すべく座席側制御部64に信
号を出力する。また、各座席17に備えた座席側制御部
64は、集中管理システム側の集中操作スイッチが操作
されたとき、シートバック20とレッグレスト21が初
期位置(基準姿勢)に戻った時点でロック機構のロック
を解除する機能を有する。
【0018】さらに各座席17には、左右レッグレスト
モータ69、70、左右リクライニングモータ68、6
9を乗客が個別に駆動操作するための、レッグレスト操
作スイッチ(左、右レッグレスト動点スイッチ45b、
45c、左、右レッグレスト原点スイッチ45d、45
e)、リクライニング操作スイッチ(左、右リクライニ
ング原点スイッチ46b、46c、左、右リクライニン
グ動点スイッチ46d、46e)を備えた個別操作部3
3aが設けられている(図13参照)。
【0019】次に、各座席17のロック機構のロック及
びロック解除を個別に、かつ集中して操作でき、運転折
り返し時等に各座席17の方向転換を容易にし、清掃時
間の短縮を図ることができる集中管理システムについて
説明する。
【0020】この集中管理システムは、近接センサ39
a、39bの出力を用いて、所定の方向を向いている座
席17のロック機構だけをロック解除する機能、及び、
基準姿勢検知センサ41、42が基準姿勢を検知してい
るときだけロック機構のロック解除を許す機能を有す
る。
【0021】このような集中管理システムを操作する操
作ボード47を図10に示す。この操作ボード47は、
車掌室内等、乗客が触れることができない場所に設けら
れている。同図において、操作ボード47には、制御電
源をオンオフする制御電源スイッチ49と、駆動電源を
オンオフする駆動電源スイッチ50と、電源のオン状態
を知らせる電源ランプ56と、システムの異常を知らせ
る異常ランプ59と、各座席17を上り方向に向けると
き使用する上りロック解除スイッチ61と、下り方向に
向けるとき使用する下りロック解除スイッチ62、及
び、これらのスイッチ上りロック解除スイッチ61、下
りロック解除スイッチ62が操作された後、該操作を取
り消すための取消スイッチ63を有している。
【0022】図11に、本集中管理システムにおける制
御ブロック図を示す。同図において、集中側制御部54
の入力ポートに、制御電源スイッチ49、駆動電源スイ
ッチ50、上りロック解除スイッチ61、下りロック解
除スイッチ62及び取消スイッチ63が接続され、出力
ポートに、電源ランプ56、上りランプ57、下りラン
プ58及び異常ランプ59が接続されている。この集中
側制御部54には、各座席17毎に備えられた多数の座
席側制御部64が接続されている。なお、該上りランプ
57と下りランプ58はそれぞれ、上りロック解除スイ
ッチ61と下りロック解除スイッチ62の釦カバーの裏
面に設けられていて、これらスイッチ61、62のオン
時に点灯する。
【0023】座席側制御部64の入力ポートに、個別操
作スイッチ45、45a、レッグレスト操作スイッチ
(左、右レッグレスト動点スイッチ45b、45c、
左、右レッグレスト原点スイッチ45d、45e)、リ
クライニング操作スイッチ(左、右リクライニング原点
スイッチ46b、46c、左、右リクライニング動点ス
イッチ46d、46e)、近接センサ39a、39b、
基準姿勢検知センサ41、42、及び集中側制御部54
からの入力ラインLiが接続され、出力ポートに、右リ
クライニングモータ67、左リクライニングモータ6
8、右レッグレストモータ69、左レッグレストモータ
70、モータアクチュエータ25、回転可能表示灯4
6、46a、及び集中側制御部54への出力ラインLo
が接続されている。上記右リクライニングモータ67、
左リクライニングモータ68、右レッグレストモータ6
9及び左レッグレストモータ70は、図1、図2、図6
及び図7等には特に図示していない。右リクライニング
モータ67と右レッグレストモータ69は、図3におい
て列車進行方向(同図左方)に向かって右側(同図上
側)の座席17に設けられ、左リクライニングモータ6
8と左レッグレストモータ70は、列車進行方向に向か
って左側(同図下側)の座席17に設けられている。該
モータ67とモータ69は、図示しない機構によって回
転を右座席17のレッグレスト21とシートクッション
20にそれぞれ伝え、モータ68とモータ70は、図示
しない機構によって回転を左座席17のレッグレスト2
1とシートクッション20にそれぞれ伝える。
【0024】各座席17の座席側制御部64は、上りロ
ック解除スイッチ61(又は下りロック解除スイッチ6
2)がオンされて対応する信号が集中側制御部54から
出力されたとき、近接センサ39a、39bの検知信号
に基づいてその座席17の向きを検出し、かつ基準姿勢
検知センサ41、42の検知信号に基づいてその座席1
7の姿勢が基準姿勢になっているか否かを検出する。そ
の結果、座席17が上り方向(又は下り方向)を向いて
いれば該座席17のモータアクチュエータ25を作動さ
せず、上り方向(又は下り方向)を向かずに基準姿勢に
なっている場合だけモータアクチュエータ25を作動さ
せてロックを解除する。座席17が基準姿勢になってい
なければ、モータアクチュエータ25は作動されない。
そして、座席17が基準姿勢になっていない場合には、
座席側制御部64が、右リクライニングモータ67(又
は左リクライニングモータ68)、右レッグレストモー
タ69(又は左レッグレストモータ70)に駆動信号を
出力し、シートクッション19、シートバック20を初
期位置に回動させて座席17を基準姿勢に戻し、この後
モータアクチュエータ25を駆動してロックを解除す
る。
【0025】また座席側制御部64は、使用者等によっ
て個別操作部33の個別操作スイッチ45、45aがオ
ンされたときにも上りロック解除スイッチ61、下りロ
ック解除スイッチ62の操作時と同様に各部を作動させ
るが、この場合には、使用者の好みに合わせられるよう
に座席17の向きがどちらであっても、座席17が基準
姿勢になっているのであればモータアクチュエータ25
を駆動する。よって、個別操作スイッチ45、45aを
押した後回転可能表示ランプ46が点灯すれば、座席1
7を所望の向きに回転させることができる。この場合、
座席17が基準姿勢になっていない場合には、座席側制
御部64からの出力によってシートクッション19、シ
ートバック20が初期位置に回動され、基準姿勢になっ
た後、モータアクチュエータ25が駆動されてロックが
解除される。
【0026】上りロック解除スイッチ61(又は下りロ
ック解除スイッチ62)、個別操作スイッチ45、45
aの操作によってロックが解除された座席17は、手動
による回転操作が可能となる。そして、指定方向外の近
接センサ39a(又は近接センサ39b)が切れたらモ
ータアクチュエータ25は停止する。これにより、係合
切欠30aにロックピン26aが係合して座席17がそ
の回転位置にロックされる。
【0027】また座席側制御部64には、モータアクチ
ュエータ25を駆動してロック解除した時点からカウン
トを開始するタイマーが備えられ、このタイマーによる
カウントがタイムアップした時点でロック解除を止めて
ロックピン26aを係合切欠30aと係合可能な状態に
解放し、かつ点灯していた回転可能表示ランプ46を消
灯させる手段が備えられている。座席側制御部64に備
えられた該手段は、個別操作スイッチ45、45aがオ
ンされたとき回転可能表示ランプ46の点滅を開始さ
せ、座席17の回転が可能になったとき該ランプ46を
点灯させ、さらに座席17の向きの変更が完了したとき
該ランプ46を消灯する。
【0028】また上りロック解除スイッチ61(又は下
りロック解除スイッチ62)、個別操作スイッチ45、
45aの操作時、座席17が基準姿勢に戻った後ロック
解除する場合に、レッグレスト21とシートバック20
が初期位置に完全に戻ってからロック解除するより、基
準姿勢検知センサ41、42によって該レッグレスト2
1、シートバック20が一応壁W等に干渉しない回動位
置まで達した時点でロック解除するように構成すれば、
座席回転操作時の時間を短縮できる。さらに、レッグレ
スト21とシートバック20を同時に回動動作させるよ
うに構成すれば、基準姿勢に戻る際の時間をより短縮で
きる。
【0029】次に、本列車用座席方向変換装置の作動
を、図14〜図19のフローチャートによって説明す
る。
【0030】図14は、集中管理システムのメインフロ
ーを示している。このメインフローは、制御電源スイッ
チ49、駆動電源スイッチ50がオンして車両が停止状
態で電源が投入されているときに実行される。このメイ
ンフローに入ると先ず、取消スイッチ63がオンしたか
否かをチェックする(S1)。取消スイッチ63がオン
すればS3に進んで、各スイッチ操作を取り消すための
信号を出力し、上りランプ57、下りランプ58および
異常ランプ59を消灯し、対応する記憶をリセットして
(S5)、S1に戻る。また取消スイッチ63がオンし
ていなければS4に進んで上りスイッチ61がオンして
いるか、このスイッチ61のオンが記憶されている否か
をチェックする。この記憶は、上りスイッチ61のオン
時に、座席17が基準姿勢に戻っていないときにセット
される。
【0031】S4において、上りスイッチ61がオン又
はこの上りスイッチ61のオンが記憶されている場合に
はS6に進んで上り方向の指定信号が出力されているか
否かをチェックし、出力されていなければS7に進んで
下りスイッチ62がオンしたか又はこの下りスイッチ6
2のオンにより記憶されているか否かをチェックする。
この記憶は、下りスイッチ62のオン時に、座席17が
基準姿勢に戻っていないときにセットされる。
【0032】S6において、上り方向指定信号が出力中
であればS8に進んで座席17の回転動作が完了したか
否かをチェックし、そうでなければ上りランプ57を点
灯させかつ記憶をセットして上り方向指定に対する状態
に設定し(S9)、S10に進んで上り方向指定に応じ
た信号を出力する。またS8では、座席17の回転動作
が完了した同かをチェックし、完了していればS5にジ
ャンプし、完了していなければS11に進んで異常が発
生しているか否かをチェックする。その結果、異常が発
生していれば異常ランプ59を点灯させてその旨を報知
し、そうでなければS1に戻る。
【0033】S7において、下りスイッチ62がオン又
はこのスイッチ62のオンが記憶されている場合にはS
13に進んで下り方向の指定信号が出力中か否かをチェ
ックし、そうでなければS1に戻る。S13では、下り
方向指定に応じた信号が出力されているか否かをチェッ
クし、出力中であればS8に進み、そうでなければ下り
ランプ58を点灯させかつ記憶をセットして下り方向指
定に対応する状態に設定し(S14)、S15に進んで
下り方向指定に応じた信号を出力する。
【0034】図15から図17は、各座席17毎に座席
側制御部64によって実行されるフローを示す。この処
理において、原点側動作は、左右のレッグレスト、左右
のシートバックを原点側に移動させる動作であり、動点
側動作とは逆に左右のレッグレスト、左右のシートバッ
クを動点側に移動させる動作である。
【0035】電源が投入されると、先ず、取消スイッチ
63、上りスイッチ61、下りスイッチ62、右リクラ
イニング原点スイッチ46c、及び右リクライニング動
点スイッチ46eそれぞれの状態をチェックする(S1
6〜S19、S21)。そして、取消スイッチ63がオ
ンしていれば、S74〜S78で左右のリクライニング
原点側動作の出力をリセットし、左右のレッグレスト原
点側動作の出力をリセットし、ロックピン解除の出力を
リセットし、ロック解除中であればその動作を中止し、
ロック解除の記憶がセットされていればこれをリセット
し、さらに異常の記憶をリセットしてS16に戻る。
【0036】S17、S18で、上りスイッチ61また
は下りスイッチ62がオンされていればS39に進み、
制御上の所定サイクル(一連の動作完了に要する所定時
間)がオーバーしていないかどうか、左右のシートバッ
ク20が原点端(初期位置)にあるかどうか、左右のレ
ッグレスト21が原点端(初期位置)にあるかどうかを
チェックする(S41、S44)。そして、S39のチ
ェックでサイクルオーバーしていれば、左右のリクライ
ニング原点側動作の出力をリセット(停止)し(S4
0)、左右のレッグレスト原点側動作の出力をリセット
(停止)し(S42)、異常の記憶をリセットし(S4
3)、S16に戻る。またS41において、左右のシー
トバック20が原点端にない場合には、左右リクライニ
ング原点側動作を出力して右リクライニングモータ6
7、左リクライニングモータ68を駆動し(S45)、
S16に戻る。S44において、左右のレッグレスト2
1が原点端にない場合には、左右レッグレスト原点側動
作を出力して、左右のレッグレスト21を原点に戻す方
向に右レッグレストモータ69、左レッグレストモータ
70を駆動し(S47)、S16に戻る。
【0037】さらにS44のチェックにおいて、左右の
レッグレスト21が原点端にあると判断した場合には、
上りスイッチ61がオンされているか否かをチェックす
る(S46)。上りスイッチ61がオンすれば、S48
に進んで近接センサ39a(39b)の出力から座席1
7が上り側端部に位置しているか否かをチェックし、上
り側端部に位置していなければS49に進んで近接セン
サ39a(39b)の出力から座席17が下り端端部に
位置しているか否かをチェックする。S48とS49に
おいて、座席17が上り側端部または下り側端部に位置
していれば、座席の回転が完了したと看做して完了信号
を出力し(S50)、S16に戻る。またS48で、シ
ートバック20が上り側端部に位置していなければ、S
99にジャンプしてロックピン解除動作を出力した後、
回転可能表示ランプ46を点灯させる(S100)。そ
して、カウントしていた座席回転に要する指定時間が経
過したか否かをチェックし、経過すれば、ロックピン解
除動作の出力をリセットしてロック解除中の記憶をリセ
ットし、回転可能表示ランプ46を消灯させた後S16
に戻る(S101、S102、S104、S105)。
またS101において、座席回転に要する指定時間が経
過しなければ、さらに座席17が回転されたか否かをチ
ェックし、回転されればS102に進み、そうでなけれ
ばS16に戻る。
【0038】S19〜S28は、主に左右一対の座席1
7のうち右側のシートバック20のチェック処理に関す
る。S19において、右リクライニング原点スイッチ4
6cがオンしていれば、ロック解除機構によるロック解
除中であるか否かをチェックし(S20)、ロック解除
中であればS56に進んでロック解除停止の記憶をセッ
トし、ロック解除中でなければ右座席17のシートバッ
ク20が初期位置に戻っているか否かをチェックする
(S26)。その結果、シートバック20が初期位置に
戻っていれば右リクライニング原点側動作をリセットし
(S27)、そうでなければ右リクライニング原点側動
作を出力し(S28)、S29に進む。S21におい
て、右リクライニング動点スイッチ46eがオンしてい
れば、ロック解除中であるか否かをチェックし(S2
2)、ロック解除中であればS56に進んでロック解除
停止の記憶をセットし、そうでなければ動点側動作がサ
イクルオーバーしたか否かをチェックする(S23)。
サイクルとは、シートバック20が初期位置から最も倒
れた位置まで移動するのに要する通常時間より長い時間
であって、このサイクルがオーバーしたときには異常と
みなせる。サイクルオーバーすれば右リクライニング動
点側動作をリセットして(S24)S29に進み、そう
でなければ右リクライニング動点側動作を出力して(S
25)S29に進む。
【0039】S29〜S38は、主に左側の座席17の
シートバック20のチェックに関する。S29で、左リ
クライニング原点スイッチ46bがオンすれば、さらに
ロック解除中であるか否かをチェックし(S30)、ロ
ック解除中であればS56に進んでロック解除停止の記
憶をセットし、ロック解除中でなければ左座席17のシ
ートバック20が初期位置に戻っているか否かをチェッ
クする(S32)。その結果、シートバック20が初期
位置に戻っていれば左リクライニング原点側動作をリセ
ットしてS52に進み(S33)、そうでなければ左リ
クライニング原点側動作を出力(左リクライニングモー
タ68を起上(初期位置)方向駆動)して(S34)S
52に進む。S31において、左リクライニング動点ス
イッチがオンしていれば、ロック解除中であるか否かを
チェックし(S35)、ロック解除中であればS56に
進み、そうでなければサイクルオーバーか否かをチェッ
クする(S36)。その結果、サイクルオーバーすれば
左リクライニング動点側動作をリセットして(S38)
S52に進み、そうでなければ左リクライニング動点側
動作を出力して(S37)S52に進む。
【0040】S52〜S55、S57〜S59、S61
〜S63は主に右側の座席17のレッグレスト21のチ
ェックに関する。S52で右レッグレスト原点スイッチ
45eの状態を検知し、このスイッチ45eがオンすれ
ばさらにS53でロック解除中か否かをチェックし、そ
うでなければ右レッグレスト動点スイッチ45cの状態
をチェックする(S54)。S53においてロック解除
中であればS56にジャンプし、そうでなければS61
で右レッグレスト21が原点端(初期位置)にあるか否
かをチェックする。その結果、右レッグレスト21が初
期位置にあれば右レッグレスト原点側動作をリセットし
(S62)、そうでなければ右レッグレスト原点側動作
をセットして(S63)S60に進む。またS54にお
いて、右レッグレスト動点スイッチ45cがオンしてい
ればさらにS55でロック解除中か否かをチェックし、
そうでなければS60に進む。S55でロック解除中で
あればS56に進み、そうでなければS57で動点側動
作がサイクルオーバーしたか否かをチェックし、サイク
ルオーバーすれば右レッグレスト動点側動作をリセット
して(S58)S60に進み、そうでなければ右レッグ
レスト動点側動作をセットして(S59)S60に進
む。
【0041】S60、S64〜S72は主に左側の座席
17のレッグレスト21のチェックに関する。S60で
左レッグレスト原点スイッチ45bの状態を検知し、こ
のスイッチ45bがオンすればさらにS64でロック解
除中か否かをチェックし、オンしなければ左レッグレス
ト動点スイッチ45bの状態をチェックする(S6
8)。S64においてロック解除中であればS56にジ
ャンプし、そうでなければS65で左レッグレスト21
が原点端(初期位置)にあるか否かをチェックする。そ
の結果、左レッグレスト21が初期位置にあれば左レッ
グレスト原点側動作をリセットして(S66)S73に
進み、そうでなければ左レッグレスト原点側動作をセッ
トして(S67)S73に進む。またS68において、
左レッグレスト動点スイッチ45bがオンすればさらに
S69でロック解除中か否かをチェックし、そうでなけ
ればS73に進む。S69においてロック解除中であれ
ばS56に進み、そうでなければS70で動点側動作が
サイクルオーバーしたか否かをチェックし、サイクルオ
ーバーすれば左レッグレスト動点側動作をリセットして
(S71)S73に進み、そうでなければ左レッグレス
ト動点側動作をセットして(S72)S73に進む。S
73では、ロック解除を停止するか否かをチェックし、
ロック解除を停止する場合はS74に進み、そうでない
場合はS79に進む。
【0042】S79〜S100は、主に左右の座席17
のシートバック20、レッグレスト21の状態のチェッ
クに関する。S79でロック解除中か否かをチェックす
る。ロック解除中とは、集中制御手段からの一斉指令に
よるものである。個々のシートバック20が、このロッ
ク解除中に、個々の操作スイッチ(ロック解除スイッチ
45a、45b、リクライニング操作スイッチ46b、
46c、46d、46e、レッグレスト操作スイッチ4
5a、45b、45c、45dを使用可能とするため
に、ロック解除スイッチ45、45aがオンしたか否か
をチェックする(S80、S81)。S80でロック解
除スイッチ45、45aがオンすれば、S74にジャン
プして左右座席17のシートバック20、レッグレスト
21の原点側動作をリセットし、ロック解除中の記憶を
リセットする(S77)。ロック解除スイッチ45、4
5aがオンしなければ、右座席17のシートバック20
が初期位置にあるか否かをチェックする(S84)。S
84で、右座席17のシートバック20が初期位置にあ
れば右リクライニング原点側動作をリセットして(S8
5)S87に進み、そうでなければ右リクライニング原
点側動作をセットして(S86)S90に進む。S87
では、右座席17のレッグレスト21が初期位置にある
か否かをチェックし、初期位置にあれば右レッグレスト
原点側動作をリセットして(S88)S90に進み、そ
うでなければ右レッグレスト原点側動作をセットして
(S89)S90に進む。またS81で、ロック解除ス
イッチ45、45aがオンすれば、ロック解除中の記憶
をセットしてロック解除中の表示灯(回転可能表示ラン
プ46、46a)を点滅させて(S82、S83)S8
4に進み、ロック解除スイッチ45、45aがオンしな
ければS16に戻る。
【0043】S90で、左座席17のシートバック20
が初期位置にあれば左リクライニング原点側動作をリセ
ットして(S91)S93に進み、そうでなければ左リ
クライニング原点側動作をセットして(S92)S96
に進む。S93では左座席17のレッグレスト21が初
期位置にあるか否かをチェックし、初期位置にあれば左
レッグレスト原点側動作をリセットして(S94)S9
6に進み、そうでなければ左レッグレスト原点側動作を
セットして(S95)S96に進む。
【0044】S96では、左右の座席17のシートバッ
ク20がともに初期位置にあるか否かをチェックし、S
97では、左右の座席17のレッグレスト21がともに
初期位置にあるか否かをチェックする。そして、左右座
席17のシートバック20の少なくとも一方が初期位置
にない場合や、左右座席17のレッグレスト21の少な
くとも一方が初期位置にない場合には、さらにS98
で、制御上の所定サイクルがオーバーしたか否かをチェ
ックする。その結果、所定サイクルがオーバーすればS
74〜S78を経てS16に戻り、そうでなければ直接
S16に戻る。また、左右座席17のシートバック20
もレッグレスト21も全て初期位置にある場合には、ロ
ックピン解除の信号を出力した後回転可能表示ランプ4
6、46aを点灯させて(S99、S100)、座席回
転に要する所定時間が経過したか否かをチェックする。
そして、所定時間が経過すれば、ロックピン解除の出力
(S102)、ロック解除中の記憶をリセットし(S1
04)、回転可能表示ランプ46を消灯(S105)し
た後S16に戻り、所定時間が経過しなければ、さらに
座席17が回転されたか否かを方向検知センサー39
a、39bでチェックし、回転されればS102に進
み、そうでなければS16に戻る。
【0045】以上のように、本発明を適用した列車用座
席方向変換装置によれば、集中制御釦(上り、下りロッ
ク解除スイッチ61、62)を押せば、ロック解除ペダ
ルをいちいち踏まなくても座席を回転可能な状態にする
ことができるため、折り返し運転に際して座席の向きを
揃える場合、清掃員は、通路を挟んで左右に位置する各
座席17を、歩きながら両手で同時に回転させることが
できる。これにより、大幅な時間短縮が可能となった。
また、使用者が着座している座席17の向きを変えよう
とする場合に、個別操作スイッチ45、45aを操作す
れば、回転可能表示ランプ46、46aの点灯後、ロッ
ク解除ペダルをいちいち踏まなくても座席17を回転さ
せることができる。さらに、集中管理システムまたは個
別操作スイッチ45、45aの操作による場合に、レッ
グレスト21、シートバック20が回転時に壁W等に干
渉する位置になっていても、これらレッグレスト21、
シートバック20が壁W等と干渉しない位置に戻った時
点でなければロック解除されない。このため、誤って座
席17を回転させて壁Wに接触させる等の虞れはない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、折り返し
運転時や清掃時に全座席を一定方向に向ける際の作業を
容易にしかつ作業時間を短縮させ、構造の簡略化ととも
にコストダウンも図ることが可能な列車用座席方向変換
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した列車用座席方向変換装置に備
えた左右一対の座席を示す正面図である。
【図2】同座席の側面図である。
【図3】同座席の平面図である。
【図4】同座席に備えたロック機構の要部を示す側面図
である。
【図5】同座席に備えたロック機構の要部を示す平面図
である。
【図6】同座席に備えたシートバックの基準姿勢等を示
す側面図である。
【図7】同座席に備えたレッグレストの基準姿勢等を示
す側面図である。
【図8】同座席に備えたロック機構の要部を示す平面図
である。
【図9】同座席に備えたロック機構の要部を示す一部破
断した側面図である。
【図10】本列車用座席方向変換装置に備えた集中管理
システム用の操作ボードを示す正面図である。
【図11】同列車用座席方向変換装置に用いる制御系を
示すブロック図である。
【図12】各座席に備えた個別操作部を示す拡大図であ
る。
【図13】各座席に備えたレッグレストおよびリクライ
ニング操作部を示す図である。
【図14】同列車用座席方向変換装置の集中管理側にお
ける作動を説明するためのフローチャート図である。
【図15】同列車用座席方向変換装置の各座席側におけ
る作動を説明するためのフローチャート図である。
【図16】同列車用座席方向変換装置の各座席側におけ
る作動を説明するためのフローチャート図である。
【図17】同列車用座席方向変換装置の各座席側におけ
る作動を説明するためのフローチャート図である。
【図18】同列車用座席方向変換装置の各座席側におけ
る作動を説明するためのフローチャート図である。
【図19】同列車用座席方向変換装置の各座席側におけ
る作動を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
12 車両床面 13 脚台部 15 台枠 16 軸 17 座席(回転座席) 19 シートクッション 20 シートバック 21 レッグレスト 26 足踏みペダル 26a ロックピン 30 回転円板 30a 係合切欠 33 33a 個別操作部 39a 39b 近接センサ(方向検知センサ) 41 42 基準姿勢検知センサ 45 45a 個別操作スイッチ(ロック操作スイッ
チ) 47 操作ボード 54 集中側制御部 61 上りロック解除スイッチ 62 下りロック解除スイッチ 63 取消スイッチ 64 座席側制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北山 茂 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 吉田 秀史 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内 (72)発明者 鈴木 幸吉 愛知県豊橋市向山台町15番地の3 田中電 機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車内に列状に並べられ、かつその向き
    を変化させるべく床面に対して回転可能に支持された多
    数の回転座席;これらの回転座席の回転をロックする、
    各回転座席毎に設けられたロック機構;及び、各回転座
    席のロック機構のロック及びロック解除を個別に、かつ
    集中して操作できる集中管理システム;を備えたことを
    特徴とする列車用座席方向変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の列車用座席方向変換装
    置において、各回転座席には、方向検知センサが設けら
    れており、集中管理システムは、この方向検知センサの
    出力を用いて、所定の方向を向いている回転座席のロッ
    ク機構だけを操作する手段を備えている列車用座席方向
    変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の列車用座席方
    向変換装置において、各回転座席には、その回転座席の
    ロック機構だけを操作する、集中管理システムとは別に
    動作するロック操作スイッチが備えられている列車用座
    席方向変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の列車用座席方
    向変換装置において、各回転座席は、基準姿勢と、この
    基準姿勢とは異なる使用者設定姿勢とをとることがで
    き、 各回転座席には、上記基準姿勢にあることを検知する基
    準姿勢検知センサが備えられ、 上記集中管理システムは、基準姿勢検知センサが基準姿
    勢を検知しているときだけ、ロック機構のロック解除を
    許す列車用座席方向変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の列車用座席方向変換装
    置において、各回転座席は、基準姿勢と、この基準姿勢
    とは異なる使用者設定姿勢とをとることができ、 各回転座席には、上記基準姿勢にあることを検知する基
    準姿勢検知センサが備えられ、 上記ロック操作スイッチは、基準姿勢検知センサが基準
    姿勢を検知しているときだけ、ロック機構のロック解除
    を許す列車用座席方向変換装置。
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