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JPH1015676A - スキャニング式レーザマーキング装置 - Google Patents

スキャニング式レーザマーキング装置

Info

Publication number
JPH1015676A
JPH1015676A JP8191590A JP19159096A JPH1015676A JP H1015676 A JPH1015676 A JP H1015676A JP 8191590 A JP8191590 A JP 8191590A JP 19159096 A JP19159096 A JP 19159096A JP H1015676 A JPH1015676 A JP H1015676A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
laser
marking
workpiece
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8191590A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Ishikawa
光男 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyachi Technos Corp
Original Assignee
Miyachi Technos Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyachi Technos Corp filed Critical Miyachi Technos Corp
Priority to JP8191590A priority Critical patent/JPH1015676A/ja
Priority to DE19727957A priority patent/DE19727957A1/de
Priority to KR1019970028249A priority patent/KR980008428A/ko
Publication of JPH1015676A publication Critical patent/JPH1015676A/ja
Priority to US09/176,956 priority patent/US6066829A/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 被加工物におけるマーキング位置の調整を簡
単、迅速かつ正確に行えるようにする。 【解決手段】 「パターン投射」モードに入ると、制御
部はディスプレイの画面に表示されている起動No.を
識別し(ステップA1 )、この起動No.に対応する描
画データをメモリから検索する(ステップA2 )。マー
キング速度(スキャニング速度)等の条件データについ
ては「パターン投射」モード用の設定値を検索する(ス
テップA3 )。制御部はレーザ発信器をオフ状態にした
まゝHe−Neレーザを作動させ、ガイド光を点灯させ
る(ステップA4 )。上記検索した描画データ、条件デ
ータに応じたスキャニング制御信号をスキャニングヘッ
ドに送り、被加工物表面上でガイド光のビームスポット
を1回スキャンさせ、この起動No.によるパターンを
描画し、スキャニング動作を他のコマンドが入力される
まで繰り返す(ステップA5 →A6 →A7 →A5 )。

Description

【発明の詳細な説明】
【0010】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加工物の表面上
でレーザ光のビームスポットをスキャンして所望のパタ
ーンをマーキングするスキャニング式レーザマーキング
装置に関する。
【0020】
【従来の技術】スキャニング式のレーザマーキング法
は、被加工物に高密度に集光されたレーザ光を照射し、
該レーザ光をスキャン・ミラーで振って、被加工物表面
上でレーザスポットをスキャンし、ビームスポットの当
たった被加工物表面の微小部分をレーザエネルギーで瞬
間的に蒸発または変色させながら、文字、図形、記号等
の所望のパターンを描画するようにしてマーキング(刻
印)する技術である。
【0030】一般に、スキャニング式レーザマーキング
装置は、レーザ光を発振出力するレーザ発振部と、この
レーザ発振部からのレーザ光をスキャン(走査)しなが
ら被加工物に向けて集光照射するスキャニングヘッド部
と、レーザ発振部およびレーザ出射部の各々の動作(レ
ーザ発振動作、スキャニング動作)を制御する制御部と
を備えている。
【0040】スキャニングヘッド部は、そのレーザ出射
口をたとえば作業台上のマーキング加工位置に向けて固
定配置される。作業台上には、装置側から見てソフトウ
ェア上のスキャニング座標が設定されている。被加工物
は、マーキングを施されるべき面(マーキング面)をス
キャニングヘッド部のレーザ出射口側に向けて作業台上
にセットされる。作業台上の被加工物の位置や向きを変
えることで、被加工物におけるマーキング位置(パター
ン形成位置)を調整できる。
【0050】
【発明が解決しようとする課題】この種のレーザマーキ
ング装置では、被加工物にマーキングされるパターンが
スキャニング座標上の任意の位置に設定され、しかも任
意の拡がりと方向性を有するため、X,Y方向およびθ
方向で被加工物の位置を合わせする必要がある。
【0060】従来は、被加工物におけるマーキング位置
を調整ないし決定するために、被加工物のサンプルに所
望のパターンを実際にマーキングしてみて、作業員がそ
の出来具合(マーキング位置)と所望のマーキング位置
との誤差を推し量り、その推し量った誤差に応じて被加
工物の位置を合わせるようにしていた。
【0070】しかし、そのようにマーキング加工を実施
しながら試行錯誤的に被加工物の位置合わせを行う従来
の方法では、レーザ発振器や被加工物(サンプル)等を
無駄に消耗または消費するだけでなく、位置合わせのた
めに多くの時間と手間を必要とし、生産性が低いという
問題があった。
【0080】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので、被加工物におけるマーキング位置の調整
を簡単、迅速かつ正確に行えるようにしたスキャニング
式レーザマーキング装置を提供することを目的とする。
【0090】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1のスキャニング式レーザマーキング
装置は、レーザ発振部からのマーキング用のレーザ光を
スキャン・ミラーを介して被加工物に照射し、制御部か
らのスキャニング制御信号に応じてスキャニング手段に
より前記スキャン・ミラーを振らせて、前記被加工物の
表面上で前記レーザ光のビームスポットをスキャンし
て、文字、記号または図形等からなる所望のパターンを
マーキングするスキャニング式レーザマーキング装置に
おいて、前記マーキングの工程に先立ち、ガイド光発生
手段からの可視性のガイド光を前記スキャン・ミラーを
介して前記被加工物に照射し、前記制御部からのスキャ
ニング制御信号に応じて前記スキャニング手段により前
記スキャン・ミラーを振らせて、前記被加工物の表面上
で前記ガイド光のビームスポットを連続的に繰り返しス
キャンして、前記パターンとほぼ同一のパターンを有す
る投射像を形成するパターン投射像形成手段を備えた構
成とした。
【0100】また、本発明の第2のスキャニング式レー
ザマーキング装置は、上記第1の装置において、前記投
射像を形成するためのスキャニング速度を前記マーキン
グ工程のためのスキャニング速度よりも高くする構成と
した。
【0110】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
実施例を説明する。
【0120】図1に、この実施例によるスキャニング式
YAGレーザマーキング装置の外観を示す。このYAG
レーザマーキング装置は、制御電源ユニット10とレー
ザ発振ユニット12とスキャニング・ヘッド20とを有
する。
【0130】制御電源ユニット10において、上部室に
は表示部のディスプレイ13が設けられ、中間室(前扉
14の奥)にはキーボードや制御基板が設けられ、下部
室(前扉16の奥)にはレーザ電源回路やレーザ冷却装
置等が配置されている。中間室内の制御部より発生され
たスキャニング制御信号は所定の信号線(図示せず)を
介してスキャニング・ヘッド20へ伝送される。スキャ
ニング・ヘッド20はレーザ発振ユニット12のレーザ
出射口に取り付けられ、ヘッド20の真下に作業台18
が配置されている。この作業台18の上で、被加工物W
にマーキングが施される。
【0140】図2に、制御電源ユニット10およびレー
ザ発振ユニット12内の要部の構成を示す。
【0150】レーザ発振ユニット12内には、マーキン
グ用のYAGレーザ光LM を発振出力するためのYAG
レーザ発振器22だけでなく、可視性たとえば赤色のガ
イド光LG を発生するためのHe−Neレーザ24も設
けられている。YAGレーザ発振器22より発振出力さ
れたYAGレーザ光LM は、先ずミラー26で光路が直
角に曲げられ、次にミラー28で光路が直角に曲げられ
てから直進してスキャニング・ヘッド20へ送られる。
He−Neレーザ24より発生されたガイド光LG は、
先ずミラー30で光路が直角に曲げられ、次にミラー3
2で光路が直角に曲げられてからミラー28を裏側から
透過し、そのまま直進してスキャニング・ヘッド20へ
送られる。
【0160】制御電源ユニット10内には、YAGレー
ザ電源部34、He−Neレーザ電源部36、制御部3
8、表示部40、入力部42、インタフェース回路44
等が設けられている。YAGレーザ電源部34は、制御
部38の制御の下でYAGレーザ発振器22内のレーザ
励起手段(たとえば励起ランプ)に電力を供給する。H
e−Neレーザ電源部36は、制御部38の制御の下で
He−Neレーザ24内のレーザ励起手段(たとえばレ
ーザ管)に電力を供給する。
【0170】表示部40は、制御部38からの画像デー
タおよび表示制御にしたがってディスプレイ13に画面
を映し出す。入力部42には、キーボード、マウス、イ
メージスキャナ等の入力装置が含まれる。インタフェー
ス回路44は、外部装置(図示せず)とデータや制御信
号等をやりとりするために用いられる。
【0180】制御部38は、マイクロコンピュータから
なり、内蔵のメモリに蓄積されている所定のソフトウェ
アにしたがって所要のデータ処理を行い、装置内の各部
を制御する。特に、制御部38は、後述するようなスキ
ャニング・ヘッド20におけるスキャニング動作を制御
するためのスキャニング制御信号を信号線46を介して
ヘッド20内のスキャニング駆動回路に供給する。ま
た、YAGレーザ発振器22にはピーク出力(尖頭値)
の極めて高いパルスレーザ光を得るためのQスイッチが
内蔵されており、制御部38は図示しない制御線を介し
てこのQスイッチの制御をも行う。
【0190】図3に、スキャニング・ヘッド20内のス
キャニング機構の構成例を示す。このスキャニング機構
は、互いに直交する回転軸52a,54aに取り付けら
れたX軸スキャン・ミラー52およびY軸スキャン・ミ
ラー54と、両ミラー52,54をそれぞれ回転振動
(首振り)させるX軸ガルバノメータ56およびY軸ガ
ルバノメータ58を有している。
【0200】スキャニング・ヘッド20内に入って来た
レーザ発振ユニット12からのレーザ光LM および/ま
たはガイド光LG は、先ずX軸スキャン・ミラー52に
入射して、そこで全反射してからY軸スキャン・ミラー
54に入射し、このミラー54で全反射してのちfθレ
ンズ60を通って被加工物Wのマーキング加工面に集光
照射する。マーキング面上のビームスポットSPの位置
は、X方向においてはX軸スキャン・ミラー52の振れ
角によって決まり、Y方向においてはY軸スキャン・ミ
ラー54の振れ角によって決まる。
【0210】X軸スキャン・ミラー52は、X軸ガルバ
ノメータ56の駆動で矢印A,A’方向に回転振動(首
振り)する。一方、Y軸スキャン・ミラー54は、Y軸
ガルバノメータ58の駆動で矢印B,B’方向に回転振
動(首振り)する。
【0220】X軸ガルバノメータ56には、X軸スキャ
ン・ミラー52に結合された可動鉄片(回転子)と、こ
の可動鉄片に接続された制御バネと、固定子に取り付け
られた駆動コイルとが内蔵されている。X軸ガルバノメ
ータ駆動回路(図示せず)よりX方向スキャニング制御
信号に応じた駆動電流が電気ケーブル62を介してX軸
ガルバノメータ56内の該駆動コイルに供給されること
で、該可動鉄片(回転子)が該制御バネに抗してX軸ス
キャン・ミラー52と一体にX方向スキャニング制御信
号の指定する角度に振れるようになっている。
【0230】Y軸ガルバノメータ58も同様の構成を有
しており、Y軸ガルバノメータ駆動回路(図示せず)よ
りY方向スキャニング制御信号に応じた駆動電流が電気
ケーブル64を介してY軸ガルバノメータ58内の駆動
コイルに供給されることで、Y軸ガルバノメータ58内
の可動鉄片(回転子)がY軸スキャン・ミラー54と一
体にY方向スキャニング制御信号の指定する角度に振れ
るようになっている。
【0240】したがって、レーザ発振ユニット12から
のレーザ光LM および/またはガイド光LG がスキャニ
ング・ヘッド20内に所定のタイミングで入ってくる度
に、それと同期して両ガルバノメータ56,58がX方
向およびY方向スキャニング制御信号に応じてX軸スキ
ャン・ミラー52およびY軸スキャン・ミラー54をそ
れぞれ所定の角度で振ることにより、被加工物Wのマー
キング面上でレーザ光LM および/またはガイド光LG
のビームスポットSPがスキャンされる。
【0250】図4に、制御電源ユニット10のディスプ
レイ13で表示される設定画面の一例を示す。画面の左
側領域において、最上段には現在のモード(図示のモー
ドは「起動待機」モード」)が表示される。その下に、
当該マーキング動作を指定するための起動No.が表示
され、その下にその起動No.のマーキング動作を規定
する条件データすなわちQスイッチ周波数、マーキング
速度、ランプ電流、アパーチャNo.等の各種条件デー
タの設定入力値が列挙して表示される。画面の右側領域
には、当該起動No.のパターンを規定する描画データ
が画像としてX−Y座標上に表示される。
【0260】制御部38内のROMには、起動No.単
位で所望のパターンを規定する描画データや各種条件デ
ータを設定入力するための「設定入力」モード用のソフ
トウェア、起動No.単位でマーキング動作を実行制御
するための「マーキング実行」モード用のソフトウェア
等が格納される。また、制御部38内のRAMまたは外
部記憶装置には、各起動No.毎に設定入力された描画
データおよび条件データ等が図5に示すような対応関係
をもって所定の記憶位置に格納される。
【0270】なお、本実施例では、後述するような「パ
ターン投射」モードを実行するためのソフトウェアおよ
び設定値もそれぞれ制御部38内のROMおよびRAM
に格納される。
【0280】このレーザマーキング装置では、図4に示
すような「起動待機」モード以外に「設定入力」モー
ド、「マーキング実行」モード、そして本実施例よる
「パターン投射」モードがある。入力部42のキーボー
ドまたはマウス等から所定のコマンドを入力することに
よって、各モードに切り換えられる。
【0290】図6に、「パターン投射」モードにおける
制御部38の処理動作をフローチャートで示す。
【0300】たとえば図4に示す例で、この「パターン
投射」モードに入ると、制御部38は、先ずディスプレ
イ13の画面に現在表示されている起動No.(No.
3)を識別し(ステップA1 )、次いでこの起動No.
(No.3)に対応する描画データDm1 (「ABC
D」の画像データ)をメモリから検索する(ステップA
2 )。ただし、マーキング速度(スキャニング速度)等
の条件データについては「パターン投射」モード用の設
定値を検索する(ステップA3 )。なお、「パターン投
射」モード用のスキャニング速度は、マーキング工程用
の設定値よりも高い値に設定されるのが普通である。
【0310】次に、制御部38は、YAGレーザ発振器
22をオフ状態にしたまま、He−Neレーザ電源部3
6を通じてHe−Neレーザ24を作動させ、ガイド光
LGを点灯させる(ステップA4 )。そして、上記検索
した描画データおよび条件データに応じたスキャニング
制御信号をスキャニング・ヘッド20に送って、被加工
物Wの表面上でガイド光LG のビームスポットSPを1
回スキャンさせ、被加工物Wの表面上にこの起動No.
(No.3)によるパターン(「ABCD」の文字)を
描画する(ステップA5 )。このスキャニング動作を、
他のコマンドが入力されるまで連続的に繰り返す(ステ
ップA5 →A6 →A7 →A5 )。なお、この繰り返しの
スキャニングにおいて、ビームスポットSPはパターン
の終点から始点へ幾らかの時間を費やして戻る。スキャ
ン・ミラーの限界速度を上げることで、このビームスポ
ットSPのリターン時間を短縮化できる。
【0320】このように、可視性(赤色)のカイド光L
G によるパターン(「ABCD」の文字)描画が連続的
に繰り返されることで、人間の持つ視覚的な残像効果に
よって、被加工物Wの表面上には該パターン(「ABC
D」の文字)の定在的な投射像が形成される。
【0330】したがって、作業員は、パターン(「AB
CD」の文字)の投射像が被加工物Wにおいて所望のマ
ーキング位置(箇所)に一致するように被加工物Wの位
置を調整すればよい。
【0340】たとえば、図7に示すように、パターン
(「ABCD」の文字)の投射像に対して被加工物Wが
傾いているときは(図7の(A) )、被加工物Wをθ方向
に回転移動させればよく、それでも被加工物WがXY方
向でずれているときは(図7の(B) )、X,Y方向に平
行移動させればよい。この間、パターン(「ABCD」
の文字)の投射像が一定の位置に定在しているので、こ
のパターン投射像を基準として被加工物Wの位置合わせ
を迅速かつ適確に行うことができる。
【0350】上記のようにして「パターン投射」モード
で被加工物Wの位置合わせを行ったなら、作業員は「マ
ーキング実行」モードのコマンドを入力すればよい。
【0360】図8に、「マーキング実行」モードにおけ
る制御部38の処理動作をフローチャートで示す。
【0370】「マーキング実行」モードに入ると、制御
部38は、先ずディスプレイ13の画面に現在表示され
ている起動No.(No.3)を識別し(ステップB1
)、次いでこの起動No.(No.3)に対応する描
画データDm1 (「ABCD」の画像データ)および条
件データ(Qスイッチ周波数、マーキング速度等)をメ
モリから検索する(ステップB2 )。
【0380】次に、制御部38は、YAGレーザ電源部
34およびHe−Neレーザ電源部36を通じてそれぞ
れYAGレーザ発振器22およびHe−Neレーザ24
を作動させ、YAGレーザ光LM およびガイド光LG を
それぞれ点灯させる(ステップB3 ,B4 )。そして、
上記検索した描画データおよび条件データに応じたスキ
ャニング制御信号をスキャニング・ヘッド20に送っ
て、被加工物Wの表面上でYAGレーザ光LM およびガ
イド光LG のビームスポットSPを1回スキャンさせ、
被加工物Wの表面上にこの起動No.(No.3)によ
るパターン(「ABCD」の文字)を描画する(ステッ
プA5 )。
【0390】このスキャニング動作により、被加工物W
の表面上では、YAGレーザ光LMのビームスポットの
当たった被加工物表面の微小部分がレーザエネルギーで
瞬間的に蒸発または変色し、結果として当該パターン
(「ABCD」の文字)がマーキング(刻印)される。
また、可視光(赤色)のガイド光LG のビームスポット
が非可視光(赤外線)のYAGレーザ光LM のビームス
ポットと同じパターンを描くため、マーキングの軌跡が
目視で確認できる。
【0400】通常は、1回のスキャニングでマーキング
加工は完了する。したがって、1回のスキャニングを行
ったなら、そこでスキャニング制御信号を止め(ステッ
プB6 )、YAGレーザ光LM およびガイド光LG を消
灯させる(ステップB7 )。なお、必要に応じてマーキ
ング加工用のスキャニングを複数回繰り返し行うことも
可能である。
【0410】上記のような「マーキング実行」モードで
YAGレーザ光LM によるスキャニングが行われること
により、被加工物Wの表面上には、たとえば図7の(C)
に示すように直前の「パターン投射」モードで位置合わ
せした所望の位置に投射像と同一のパターンでマーキン
グ(刻印)が施される。
【0420】なお、ガイド光発生手段(He−Neレー
ザ24)は、人間(作業員)に「マーキング実行」モー
ドにおけるマーキングの軌跡を目視確認させる目的で、
従来より備えられているものである。本実施例の装置で
は、このガイド光発生手段(He−Neレーザ24)を
「パターン投射」モードに兼用させて、ガイド光LGに
よるパターン投射像を得るようにしている。したがっ
て、「パターン投射」モードのために、新たにガイド光
発生手段を設ける必要はない。
【0430】上記した実施例によるYAGレーザマーキ
ング装置は、マーキング用のレーザ発振部をYAGレー
ザ発振器で構成し、ガイド光発生手段をHe−Neレー
ザで構成した。しかし、それらは一例であり、本発明に
おいては任意のマーキング用レーザ発振部および任意の
ガイド光発生手段が使用可能である。
【0440】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザ・マーキング工程に先立ち、被加工物の表面上で
可視性のガイド光のビームスポットを連続的に繰り返し
スキャンして、マーキングのパターンとほぼ同一のパタ
ーンを有する投射像を形成するようにしたので、被加工
物におけるマーキング位置の調整を簡単、迅速かつ正確
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスキャニング式YAG
レーザマーキング装置の外観を示す斜視図である。
【図2】実施例の装置における制御電源ユニットおよび
レーザ発振ユニット内の要部の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】実施例の装置におけるスキャニング・ヘッド内
のスキャニング機構の構成例を示す斜視図である。
【図4】実施例の装置において制御電源ユニットのディ
スプレイで表示される設定画面の一例を示す図である。
【図5】実施例の装置における設定値のデータ管理のフ
ォーマット例を示す図である。
【図6】実施例の装置における「パターン投射」モード
のための制御部の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】実施例の装置における「パターン投射」モード
での被加工物Wの位置合わせの例を示す図である。
【図8】実施例の装置における「マーキング実行」モー
ドのための制御部の処理動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
20 スキャニング・ヘッド 22 YAGレーザ発振器 24 He−Neレーザ 26〜32 ミラー 34 YAGレーザ電源部 36 He−Neレーザ電源部 38 制御部 40 表示部 42 入力部 W 被加工物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振部からのマーキング用のレー
    ザ光をスキャン・ミラーを介して被加工物に照射し、制
    御部からのスキャニング制御信号に応じてスキャニング
    手段により前記スキャン・ミラーを振らせて、前記被加
    工物の表面上で前記レーザ光のビームスポットをスキャ
    ンして、文字、記号または図形等からなる所望のパター
    ンをマーキングするスキャニング式レーザマーキング装
    置において、 前記マーキングの工程に先立ち、ガイド光発生手段から
    の可視性のガイド光を前記スキャン・ミラーを介して前
    記被加工物に照射し、前記制御部からのスキャニング制
    御信号に応じて前記スキャニング手段により前記スキャ
    ン・ミラーを振らせて、前記被加工物の表面上で前記ガ
    イド光のビームスポットを連続的に繰り返しスキャンし
    て、前記パターンとほぼ同一のパターンを有する投射像
    を形成するパターン投射像形成手段を備えたことを特徴
    とするスキャニング式レーザマーキング装置。
  2. 【請求項2】 前記投射像を形成するためのスキャニン
    グ速度を前記マーキング工程のためのスキャニング速度
    よりも高くすることを特徴とする請求項1に記載のスキ
    ャニング式レーザマーキング装置。
JP8191590A 1996-07-02 1996-07-02 スキャニング式レーザマーキング装置 Pending JPH1015676A (ja)

Priority Applications (4)

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JP8191590A JPH1015676A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 スキャニング式レーザマーキング装置
DE19727957A DE19727957A1 (de) 1996-07-02 1997-06-26 Lasermarkiervorrichtung vom Abtasttyp
KR1019970028249A KR980008428A (ko) 1996-07-02 1997-06-27 스캐닝식 레이저마킹장치
US09/176,956 US6066829A (en) 1996-07-02 1998-10-22 Apparatus for entering, formatting, and storing a variety of characters, symbols, and figures for use in a laser marking system

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JP8191590A JPH1015676A (ja) 1996-07-02 1996-07-02 スキャニング式レーザマーキング装置

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ID=16277179

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