JPH10151509A - バリ除去方法 - Google Patents
バリ除去方法Info
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- JPH10151509A JPH10151509A JP32763396A JP32763396A JPH10151509A JP H10151509 A JPH10151509 A JP H10151509A JP 32763396 A JP32763396 A JP 32763396A JP 32763396 A JP32763396 A JP 32763396A JP H10151509 A JPH10151509 A JP H10151509A
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 40
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 claims abstract description 9
- 238000003801 milling Methods 0.000 claims description 5
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005553 drilling Methods 0.000 abstract description 12
- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のような専用治具を用いることなくバリ
取りがなし得るバリ除去方法を提供する。 【解決手段】 ドリルなどにより所定の直径より若干小
さな孔2を明け、ついでエンドミル4により所定の直径
の孔3にまで仕上げ加工を行い、それにより下孔加工時
に生じたバリ1を除去するものである。
取りがなし得るバリ除去方法を提供する。 【解決手段】 ドリルなどにより所定の直径より若干小
さな孔2を明け、ついでエンドミル4により所定の直径
の孔3にまで仕上げ加工を行い、それにより下孔加工時
に生じたバリ1を除去するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバリ除去方法に関す
る。さらに詳しくは、ドリルなどによる孔明けやカッタ
ー、フライスなどによる溝加工における加工終端部に生
ずるバリ取り方法の改善に関する。
る。さらに詳しくは、ドリルなどによる孔明けやカッタ
ー、フライスなどによる溝加工における加工終端部に生
ずるバリ取り方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】機械製品などにおいて、ドリルなどによ
る孔明け加工やカッター、フライスなどによる溝加工を
行った際にその加工終端部にバリが発生し、そのバリが
製品の品質の悪化を招来したり製品の安全性を阻害した
りすることなどから、従来よりドリルの孔明け加工など
が終了した後にグラインダ作業などによりバリ取りがな
されている。
る孔明け加工やカッター、フライスなどによる溝加工を
行った際にその加工終端部にバリが発生し、そのバリが
製品の品質の悪化を招来したり製品の安全性を阻害した
りすることなどから、従来よりドリルの孔明け加工など
が終了した後にグラインダ作業などによりバリ取りがな
されている。
【0003】しかしながら、機械製品の形態によっては
バリ取りが容易になし得ないこともある。例えば、中空
品にドリルにより孔明けを行った場合、その径が小さけ
れば製品の外部からグラインダによるバリ取り作業を行
うことは非常に困難となる。そこで、従来そのような場
合には、図9に示すような専用の治具jを用いてバリ取
りがなされている。なお、図9において、符号aは治具
本体を示し、符号bは刃を示す。また、図9中の矢符は
刃bの進退方向を示す。
バリ取りが容易になし得ないこともある。例えば、中空
品にドリルにより孔明けを行った場合、その径が小さけ
れば製品の外部からグラインダによるバリ取り作業を行
うことは非常に困難となる。そこで、従来そのような場
合には、図9に示すような専用の治具jを用いてバリ取
りがなされている。なお、図9において、符号aは治具
本体を示し、符号bは刃を示す。また、図9中の矢符は
刃bの進退方向を示す。
【0004】しかるに、この治具jによるバリ取りは、
前述したようにバリ1を取り去る刃bが棒状の治具本体
aの中央部に治具本体a内に没入かつ進出可能に構成さ
れているところから、この治具jをボール盤に装着した
後、バリ取り対象の孔3´に差し込んで刃bをバリ1の
下方に進出させる。この場合、刃bは前記のごとく構成
されているので、孔3´を通過中には刃bは治具本体a
に没入しているが(図10参照)、孔3´を通過してバ
リ1の下方に出ると治具本体aから突出する。しかし
て、この刃bがバリ1の下方で治具本体aから突出する
と、ボール盤により治具jを回転させながら引き上げる
(図11参照)。このとき、刃bはバリ1を切除しなが
ら上昇するので(図12参照)、バリ取りがなされる。
なお、図10において、作図の便宜上、刃bと孔3´内
面との間に隙間が設けられている。
前述したようにバリ1を取り去る刃bが棒状の治具本体
aの中央部に治具本体a内に没入かつ進出可能に構成さ
れているところから、この治具jをボール盤に装着した
後、バリ取り対象の孔3´に差し込んで刃bをバリ1の
下方に進出させる。この場合、刃bは前記のごとく構成
されているので、孔3´を通過中には刃bは治具本体a
に没入しているが(図10参照)、孔3´を通過してバ
リ1の下方に出ると治具本体aから突出する。しかし
て、この刃bがバリ1の下方で治具本体aから突出する
と、ボール盤により治具jを回転させながら引き上げる
(図11参照)。このとき、刃bはバリ1を切除しなが
ら上昇するので(図12参照)、バリ取りがなされる。
なお、図10において、作図の便宜上、刃bと孔3´内
面との間に隙間が設けられている。
【0005】しかしながら、かかる治具jによるバリ取
りには次のような問題がある。
りには次のような問題がある。
【0006】(1)細い治具本体aに刃bを装着すると
ともに、その刃bを進退自在にしているところから、そ
の刃bの装着されている箇所の強度が必然的に低下す
る。そのため、バリ取り作業中に治具jが破損する事態
が頻発する。
ともに、その刃bを進退自在にしているところから、そ
の刃bの装着されている箇所の強度が必然的に低下す
る。そのため、バリ取り作業中に治具jが破損する事態
が頻発する。
【0007】(2)製品の材質あるいは孔3´のサイズ
により形成されるバリ1の形態が異なるところから、材
質あるいは孔3´のサイズごとに異なった刃bの形状と
しなければならないため治具jの管理が煩雑となる。ま
た、治具jの種類が多いため、加工の際における治具j
の選定が煩雑となる。
により形成されるバリ1の形態が異なるところから、材
質あるいは孔3´のサイズごとに異なった刃bの形状と
しなければならないため治具jの管理が煩雑となる。ま
た、治具jの種類が多いため、加工の際における治具j
の選定が煩雑となる。
【0008】(3)治具本体aが細いところから、治具
本体aに装着される刃bのサイズも小さなものとせざる
を得ず、そのため加工における刃bの摩耗が激しい。ま
た、刃bのサイズが小さいため、研摩して再使用するこ
とが困難である。
本体aに装着される刃bのサイズも小さなものとせざる
を得ず、そのため加工における刃bの摩耗が激しい。ま
た、刃bのサイズが小さいため、研摩して再使用するこ
とが困難である。
【0009】(4)刃bのサイズが小さいので、加工に
時間がかかる。また、バリ1が根もとから除去できず
に、孔3´の周囲に圧着させられた状態で残存すること
もしばしば起こり得る。
時間がかかる。また、バリ1が根もとから除去できず
に、孔3´の周囲に圧着させられた状態で残存すること
もしばしば起こり得る。
【0010】(5)細い治具本体aに種々の加工をなす
ために、治具jが高価となり、しかも折損などによる消
耗が激しいので、ランニングコストがかさむ。
ために、治具jが高価となり、しかも折損などによる消
耗が激しいので、ランニングコストがかさむ。
【0011】従来の治具jを用いたバリ取り方法には、
前述のような問題があるとともに、製品によっては前記
治具jが適用ができないため、バリ取りがなし得ないと
いう問題が生ずることもある。
前述のような問題があるとともに、製品によっては前記
治具jが適用ができないため、バリ取りがなし得ないと
いう問題が生ずることもある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、従来のような専
用治具を用いることなくバリ取りがなし得るバリ除去方
法を提供することを目的としている。
術の課題に鑑みなされたものであって、従来のような専
用治具を用いることなくバリ取りがなし得るバリ除去方
法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のバリ除去方法の
第1形態は、ドリルや中ぐりなどにより所定の直径より
若干小さな孔を明け、ついで仕上げ加工治具により所定
の直径の孔にまで仕上げ加工を行い、それにより下孔加
工時に生じたバリを除去することを特徴とするものであ
る。
第1形態は、ドリルや中ぐりなどにより所定の直径より
若干小さな孔を明け、ついで仕上げ加工治具により所定
の直径の孔にまで仕上げ加工を行い、それにより下孔加
工時に生じたバリを除去することを特徴とするものであ
る。
【0014】本発明のバリ除去方法の第1形態において
は、所定の直径の孔にまで仕上げ加工が、下孔の直径よ
りも小さな直径の仕上げ加工治具を円弧切削させること
によりなされるのが好ましい。
は、所定の直径の孔にまで仕上げ加工が、下孔の直径よ
りも小さな直径の仕上げ加工治具を円弧切削させること
によりなされるのが好ましい。
【0015】ここで、前記下孔の直径は、例えば所定の
直径よりも0.1mmないし1.0mm小さくされてい
る。
直径よりも0.1mmないし1.0mm小さくされてい
る。
【0016】本発明のバリ除去方法の第2形態は、カッ
ターやフライスなどにより所定寸法よりも若干小さな寸
法の溝を下加工により形成し、ついで下加工により形成
された溝内面を仕上げ加工治具により所定量切削して所
定寸法にまで仕上げ加工し、しかるのち仕上げ加工治具
を仕上げ加工をなした面の延長面と所定の角度をなして
その加工端から離脱させることにより下加工時に生じた
バリを除去することを特徴とする。
ターやフライスなどにより所定寸法よりも若干小さな寸
法の溝を下加工により形成し、ついで下加工により形成
された溝内面を仕上げ加工治具により所定量切削して所
定寸法にまで仕上げ加工し、しかるのち仕上げ加工治具
を仕上げ加工をなした面の延長面と所定の角度をなして
その加工端から離脱させることにより下加工時に生じた
バリを除去することを特徴とする。
【0017】本発明のバリ除去方法の第2形態において
は、前記所定の角度が0°〜60°の範囲とされるのが
好ましい。
は、前記所定の角度が0°〜60°の範囲とされるのが
好ましい。
【0018】ここで、前記仕上げ加工治具は、例えばエ
ンドミルとされる。
ンドミルとされる。
【0019】
【作用】本発明のバリ除去方法は前記のごとくされてい
るので、従来のように特殊な治具を用いることなく、エ
ンドミルなどのような構成の簡単な仕上げ治具により仕
上げ加工を行うと、下孔加工などの下加工時に生じたバ
リが除去されるので、バリのない孔や溝が形成される。
るので、従来のように特殊な治具を用いることなく、エ
ンドミルなどのような構成の簡単な仕上げ治具により仕
上げ加工を行うと、下孔加工などの下加工時に生じたバ
リが除去されるので、バリのない孔や溝が形成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0021】実施の形態1 本発明の実施の形態1のバリ除去方法の手順を図1〜図
2に示す。この実施の形態1によるバリ除去方法は、ド
リルにより孔明けした際に生ずるバリ1を除去するもの
である。そして、この実施の形態1によるバリ1の除去
は次のようにしてなされる。
2に示す。この実施の形態1によるバリ除去方法は、ド
リルにより孔明けした際に生ずるバリ1を除去するもの
である。そして、この実施の形態1によるバリ1の除去
は次のようにしてなされる。
【0022】(1)所定寸法より0.1〜1.0mm小
さな直径のドリルにより下孔加工を行う。つまり。所定
寸法より0.1〜1.0mm小さな直径の孔2を明ける
(図1参照)。
さな直径のドリルにより下孔加工を行う。つまり。所定
寸法より0.1〜1.0mm小さな直径の孔2を明ける
(図1参照)。
【0023】(2)所定孔径のエンドミル4により下孔
2と同心的に仕上げ孔加工を行う。これにより、下孔2
の内面から一定の切り込み深さで切削加工がなされるの
で、下端部から斜め下方に末広がりに形成されているバ
リ1がその付け根から除去される(図2参照)。
2と同心的に仕上げ孔加工を行う。これにより、下孔2
の内面から一定の切り込み深さで切削加工がなされるの
で、下端部から斜め下方に末広がりに形成されているバ
リ1がその付け根から除去される(図2参照)。
【0024】このように、この実施の形態1によれば、
ドリルとエンドミルといった通常の工具による孔明け加
工を組合せることによりバリのない孔が得られる。
ドリルとエンドミルといった通常の工具による孔明け加
工を組合せることによりバリのない孔が得られる。
【0025】実施の形態2 本発明の実施の形態2のバリ除去方法の手順を図3〜図
5に示す。この実施の形態2によるバリ除去方法は、実
施の形態1を改変したものであって、実施の形態1と同
様にドリルにより孔明けした際に生ずるバリ1を除去す
るものである。そして、この実施の形態2によるバリ1
の除去は次のようにしてなされる。
5に示す。この実施の形態2によるバリ除去方法は、実
施の形態1を改変したものであって、実施の形態1と同
様にドリルにより孔明けした際に生ずるバリ1を除去す
るものである。そして、この実施の形態2によるバリ1
の除去は次のようにしてなされる。
【0026】(1)所定寸法より0.1〜1.0mm小
さな直径のドリルにより下孔加工を行う。つまり、所定
寸法より0.1〜1.0mm小さな直径の孔2を明ける
(図3参照)。
さな直径のドリルにより下孔加工を行う。つまり、所定
寸法より0.1〜1.0mm小さな直径の孔2を明ける
(図3参照)。
【0027】(2)下孔径よりも若干小さなサイズのエ
ンドミル4により円弧切削を行い、下孔2内面を所定量
削り取り、下孔2を所定直径の孔3にまで仕上げ加工を
行う。つまり、エンドミル4を下孔2内面に所定の押し
付け圧力で押し付けた状態で下孔2内面を所定深さで削
り取り、そして刃先を所定直径の仮想円に内接させてエ
ンドミル4を自転させながら孔2の中心回りに公転させ
る(図4参照)。これにより、下孔2の下端部から斜め
下方に末広がりとなっているバリ1が、その付け根から
除去されるとともに、所定直径の孔3が形成される(図
5参照)。
ンドミル4により円弧切削を行い、下孔2内面を所定量
削り取り、下孔2を所定直径の孔3にまで仕上げ加工を
行う。つまり、エンドミル4を下孔2内面に所定の押し
付け圧力で押し付けた状態で下孔2内面を所定深さで削
り取り、そして刃先を所定直径の仮想円に内接させてエ
ンドミル4を自転させながら孔2の中心回りに公転させ
る(図4参照)。これにより、下孔2の下端部から斜め
下方に末広がりとなっているバリ1が、その付け根から
除去されるとともに、所定直径の孔3が形成される(図
5参照)。
【0028】このように、この実施の形態2によれば、
実施の形態1と同様にドリルとエンドミルといった通常
の工具による加工動作を組合わせることによりバリのな
い孔が得られる。
実施の形態1と同様にドリルとエンドミルといった通常
の工具による加工動作を組合わせることによりバリのな
い孔が得られる。
【0029】実施の形態3 本発明の実施の形態3のバリ除去方法の手順を図6〜図
8に示す。この実施の形態3によるバリ除去方法は、カ
ッターによる溝加工の際に生ずるバリ1を除去するもの
である。そして、この実施の形態3によるバリ除去は次
のようにしてなされる。
8に示す。この実施の形態3によるバリ除去方法は、カ
ッターによる溝加工の際に生ずるバリ1を除去するもの
である。そして、この実施の形態3によるバリ除去は次
のようにしてなされる。
【0030】(1)所定寸法より若干小さな寸法のカッ
ターにより下溝加工を行う。つまり、所定寸法より若干
小さな寸法の溝5を加工する(図6参照)。
ターにより下溝加工を行う。つまり、所定寸法より若干
小さな寸法の溝5を加工する(図6参照)。
【0031】(2)その下溝5の幅より若干小さな幅の
エンドミル4の刃を下溝5側面に押し付けて下溝5側面
を所定深さで削り取りながらエンドミル4をバリ1のあ
る方向に切削加工させながら移動させる(図7参照)。
エンドミル4の刃を下溝5側面に押し付けて下溝5側面
を所定深さで削り取りながらエンドミル4をバリ1のあ
る方向に切削加工させながら移動させる(図7参照)。
【0032】(3)エンドミル4がバリ1のある下溝5
端部に到達すると、エンドミル4を加工して形成してい
る溝6側面の延長面と所定の角度θをなすようにして製
品から逃げさせる。これにより、端部のバリ1が除去さ
れる(図8参照)。ここで、所定の角度は0°〜60°
とされる。
端部に到達すると、エンドミル4を加工して形成してい
る溝6側面の延長面と所定の角度θをなすようにして製
品から逃げさせる。これにより、端部のバリ1が除去さ
れる(図8参照)。ここで、所定の角度は0°〜60°
とされる。
【0033】このように、この実施の形態3によれば、
カッターとエンドミルといった通常の工具による溝加工
を組合せることによりバリのない溝が得られる。
カッターとエンドミルといった通常の工具による溝加工
を組合せることによりバリのない溝が得られる。
【0034】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定され
るものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施
の形態1,2ではドリル孔のバリ取りについて説明され
ているが、ボーリングによる孔あるいは中ぐりによる孔
のバリも同様にして除去できる。また、実施の形態3で
はカッターによる溝のバリ取りについて説明されている
が、フライス加工によるバリも同様にして除去できる。
してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定され
るものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施
の形態1,2ではドリル孔のバリ取りについて説明され
ているが、ボーリングによる孔あるいは中ぐりによる孔
のバリも同様にして除去できる。また、実施の形態3で
はカッターによる溝のバリ取りについて説明されている
が、フライス加工によるバリも同様にして除去できる。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればバ
リのない孔や溝が、簡単にしかも短時間で得られるとい
う優れた効果が得られる。またそれにより、孔加工や溝
加工における加工コストを著しく低減できるという優れ
た効果も得られる。
リのない孔や溝が、簡単にしかも短時間で得られるとい
う優れた効果が得られる。またそれにより、孔加工や溝
加工における加工コストを著しく低減できるという優れ
た効果も得られる。
【図1】本発明のバリ除去方法の実施の形態1の手順を
示す説明図であって、ドリルによる下孔下端にバリが生
じている状態を示す。
示す説明図であって、ドリルによる下孔下端にバリが生
じている状態を示す。
【図2】同手順を示す説明図であって、エンドミルによ
り仕上げ加工を行っている状態を示す。
り仕上げ加工を行っている状態を示す。
【図3】本発明のバリ除去方法の実施の形態2の手順を
示す説明図であって、ドリルによる下孔下端にバリが生
じている状態を示す。
示す説明図であって、ドリルによる下孔下端にバリが生
じている状態を示す。
【図4】同手順を示す説明図であって、エンドミルによ
り円弧切削を行っている状態を平面図的に示す。
り円弧切削を行っている状態を平面図的に示す。
【図5】同手順を示す説明図であって、エンドミルによ
り円弧切削を行っている状態を断面図的に示す。
り円弧切削を行っている状態を断面図的に示す。
【図6】本発明のバリ除去方法の実施の形態3の手順を
示す説明図であって、カッターによる下溝後端にバリが
生じている状態を示す。
示す説明図であって、カッターによる下溝後端にバリが
生じている状態を示す。
【図7】同手順を示す説明図であって、エンドミルによ
り仕上げ加工を行っている状態を示す。
り仕上げ加工を行っている状態を示す。
【図8】同手順を示す説明図であって、エンドミルが所
定の角度をなして加工端から逃げている状態を示す。
定の角度をなして加工端から逃げている状態を示す。
【図9】従来のバリ取り専用治具の概略図である。
【図10】同治具の刃の部分を孔に挿通している状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図11】同治具を回転させながら引き上げている状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図12】同治具によりバリ取りをしている状態を示す
説明図である。
説明図である。
1 バリ 2 下孔 3 仕上げ孔、孔 4 エンドミル 5 下溝 6 仕上げ溝、溝
Claims (6)
- 【請求項1】 ドリルや中ぐりなどにより所定の直径よ
り若干小さな孔を明け、ついで仕上げ加工治具により所
定の直径の孔にまで仕上げ加工を行い、それにより下孔
加工時に生じたバリを除去することを特徴とするバリ除
去方法。 - 【請求項2】 所定の直径の孔までの仕上げ加工が、下
孔の直径よりも小さな直径の仕上げ加工治具を円弧切削
させることによりなされることを特徴とする請求項1記
載のバリ除去方法。 - 【請求項3】 前記下孔の直径が、所定の直径よりも
0.1mmないし1.0mm小さくされてなることを特
徴とする請求項1記載のバリ除去方法。 - 【請求項4】 カッターやフライスなどにより所定寸法
よりも若干小さな寸法の溝を下加工により形成し、つい
で下加工により形成された溝内面を仕上げ加工治具によ
り所定量切削して所定寸法にまで仕上げ加工し、しかる
のち仕上げ加工治具を仕上げ加工をなした面の延長面と
所定の角度をなしてその加工端から離脱させることによ
り下加工時に生じたバリを除去することを特徴とするバ
リ除去方法。 - 【請求項5】 前記所定の角度が0°〜60°の範囲と
されてなることを特徴とする請求項4記載のバリ除去方
法。 - 【請求項6】 前記仕上げ加工治具がエンドミルである
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに
記載のバリ除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32763396A JPH10151509A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | バリ除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32763396A JPH10151509A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | バリ除去方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10151509A true JPH10151509A (ja) | 1998-06-09 |
Family
ID=18201236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32763396A Withdrawn JPH10151509A (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | バリ除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10151509A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002200525A (ja) * | 2000-12-28 | 2002-07-16 | Citizen Watch Co Ltd | バリ取り工具及びバリ取り方法 |
KR100860242B1 (ko) | 2007-08-21 | 2008-09-25 | 주식회사 수본 | 인쇄 회로 기판 가공 방법 |
JP2011177853A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Honda Motor Co Ltd | 切削工具 |
CN104646737A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-05-27 | 东莞美维电路有限公司 | 金手指引线毛刺处理方法 |
JP2016002599A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 東邦エンジニアリング株式会社 | 研磨パッドのバリ取り装置 |
CN107262791A (zh) * | 2017-07-12 | 2017-10-20 | 天津市中环三峰电子有限公司 | 一种紫铜电极去除毛刺的方法 |
-
1996
- 1996-11-21 JP JP32763396A patent/JPH10151509A/ja not_active Withdrawn
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