JPH10148652A - 電子式標準コンデンサ装置 - Google Patents
電子式標準コンデンサ装置Info
- Publication number
- JPH10148652A JPH10148652A JP32115296A JP32115296A JPH10148652A JP H10148652 A JPH10148652 A JP H10148652A JP 32115296 A JP32115296 A JP 32115296A JP 32115296 A JP32115296 A JP 32115296A JP H10148652 A JPH10148652 A JP H10148652A
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- circuit
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- Pending
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 title claims abstract description 57
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
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- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小容量基準コンデンサの高精度を維持して大
容量のコンデンサ装置を電子的に提供する。 【解決手段】 高精度小容量基準コンデンサC1とそれ
とほぼ所望倍率k倍の静電容量をもつ補助コンデンサC
2を巻数比をk−1:1として電流比較器3のコイル
N1,N2に夫々直列接続すると共に検出コイルN3に接
続した増幅器出力e0を補助コンデンサ回路5に帰還し
てigを0にすることによって、端子1−2間に静電容
量がk倍された高精度コンデンサを得る。
容量のコンデンサ装置を電子的に提供する。 【解決手段】 高精度小容量基準コンデンサC1とそれ
とほぼ所望倍率k倍の静電容量をもつ補助コンデンサC
2を巻数比をk−1:1として電流比較器3のコイル
N1,N2に夫々直列接続すると共に検出コイルN3に接
続した増幅器出力e0を補助コンデンサ回路5に帰還し
てigを0にすることによって、端子1−2間に静電容
量がk倍された高精度コンデンサを得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般電気機器、
ケーブル等の大容量コンデンサの比較試験に使用できる
電子式標準コンデンサ装置に関する。
ケーブル等の大容量コンデンサの比較試験に使用できる
電子式標準コンデンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】静電容量の比較試験等に使用される標準
コンデンサは容量誤差及びtanδ等が共に小さい空気
コンデンサ又は水晶コンデンサ等であって静電容量が
0.001μF程度のものであり、1μF以上の大容量
の標準コンデンサを得ることは不可能であった。
コンデンサは容量誤差及びtanδ等が共に小さい空気
コンデンサ又は水晶コンデンサ等であって静電容量が
0.001μF程度のものであり、1μF以上の大容量
の標準コンデンサを得ることは不可能であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一般に使用
されている低精度大容量のコンデンサの誤差を補正して
従来の標準コンデンサと同等の性能を有する高精度大容
量の標準コンデンサ装置を電子回路によって等価的に提
供するものである。
されている低精度大容量のコンデンサの誤差を補正して
従来の標準コンデンサと同等の性能を有する高精度大容
量の標準コンデンサ装置を電子回路によって等価的に提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、電流比較
器の電流比較用第1及び第2コイルN1,N2の巻数比を
所望する倍率k−1倍として設け、前記比較用第1コイ
ルN1に小容量の高精度基準コンデンサC1を直列接続し
た基準コンデンサ回路と、前記比較用第2コイルN2に
前記所望倍率の容量とほぼ同容量の補助コンデンサC2
を直列に接続した補助コンデンサ回路を外部接続端子間
に並列に設けると共に前記補助コンデンサ回路に電流検
出器の検出コイルN3に接続した検出信号増幅器の出力
を挿入帰還させて前記補助コンデンサの誤差を補正して
外部端子間に前記基準コンデンサと相似の等価コンデン
サを得るものである。本発明において、基準コンデンサ
とは、従来標準コンデンサとして使用される高精度小容
量のコンデンサである。また補助コンデンサとは一般に
使用されているコンデンサであって、その容量は所望す
る倍率にほぼ等しい容量のものである。電流比較器の比
較用第1コイル及び第2コイルの巻数比は、所望倍率に
基づいて正確に設定され、増幅器出力は検出コイルの出
力を零にするように補助コンデンサ回路に帰還される。
器の電流比較用第1及び第2コイルN1,N2の巻数比を
所望する倍率k−1倍として設け、前記比較用第1コイ
ルN1に小容量の高精度基準コンデンサC1を直列接続し
た基準コンデンサ回路と、前記比較用第2コイルN2に
前記所望倍率の容量とほぼ同容量の補助コンデンサC2
を直列に接続した補助コンデンサ回路を外部接続端子間
に並列に設けると共に前記補助コンデンサ回路に電流検
出器の検出コイルN3に接続した検出信号増幅器の出力
を挿入帰還させて前記補助コンデンサの誤差を補正して
外部端子間に前記基準コンデンサと相似の等価コンデン
サを得るものである。本発明において、基準コンデンサ
とは、従来標準コンデンサとして使用される高精度小容
量のコンデンサである。また補助コンデンサとは一般に
使用されているコンデンサであって、その容量は所望す
る倍率にほぼ等しい容量のものである。電流比較器の比
較用第1コイル及び第2コイルの巻数比は、所望倍率に
基づいて正確に設定され、増幅器出力は検出コイルの出
力を零にするように補助コンデンサ回路に帰還される。
【0005】
【発明の実施の形態】図は本発明装置の回路構成図であ
って、1,2は外部接続端子、3は電流比較器であって
比較用第1コイルN1と逆極性で捲回された第2コイル
N2及び検出コイルN3を備えている。C1は基準コンデ
ンサであって第1コイルN1に直列に接続されて基準コ
ンデンサ回路4を構成している。C2はC1より容量の大
きい補助コンデンサであって第2コイルN2に直列に接
続されて補助コンデンサ回路5を構成している(なお、
C1,C2,N1,N2の符号は量記号として併用する)。
6は、検出コイルに接続された増幅器であってその出力
は補助コンデンサ回路5に帰還されて検出コイル出力i
gを0にするように動作する。r0は停電時等の回路保護
用抵抗であって原理的には不要なものである。この回路
でig=0の自動制御状態では次式が成立する。 I1N1=I2N2・・・(1) I1=jωC1V1,I2=jωC2V2=jωk1C1V2・・・(2) 但し、C1は既値、C2は、所望倍率kとしてC2≒k1C
1、コイルN1,N2の抵抗は極めて小さいからこれを無
視すると、印加電圧V=V1,V2=V−e0、端子間の
静電容量Cを正確にkC1とするには、 全電流I=I1+I2=jωCV=jωk・C1V・・・(3) になるように制御する必要がある。(2),(3)式よ
り、 I/I1=(I1+I2)/I1=k・V/V1・・・(4) V=V1であるから、 k=(I1+I2)/I1=1+(I2/I1)・・・(5) N1とN2の巻数比はI2/I1=N1/N2であるから、 N1/N2=k−1・・・(6) 従って図の回路において例えば基準コンデンサ容量C1
=0.001μFとしてk=1000のC=1μFの等
価コンデンサとするには、補助コンデンサC2に約1μ
Fのコンデンサを接続して比較用コイルをN1=999
ターン、N2=1ターンの比に設定し、ig=0とするこ
とによって実現できる。端子1,2から見た等価コンデ
ンサC は基準コンデンサC1の相似コンデンサであるか
ら、基準コンデンサC1に容量誤差及びtanδが共に
零のものを使用することによって静電容量のみがk倍さ
れた大容量高精度コンデンサとすることができる。然
し、実際には増幅器6の増幅度は有限であってigを完
全に零にすることは不可能であるが所望倍率kに近い値
が得られる。
って、1,2は外部接続端子、3は電流比較器であって
比較用第1コイルN1と逆極性で捲回された第2コイル
N2及び検出コイルN3を備えている。C1は基準コンデ
ンサであって第1コイルN1に直列に接続されて基準コ
ンデンサ回路4を構成している。C2はC1より容量の大
きい補助コンデンサであって第2コイルN2に直列に接
続されて補助コンデンサ回路5を構成している(なお、
C1,C2,N1,N2の符号は量記号として併用する)。
6は、検出コイルに接続された増幅器であってその出力
は補助コンデンサ回路5に帰還されて検出コイル出力i
gを0にするように動作する。r0は停電時等の回路保護
用抵抗であって原理的には不要なものである。この回路
でig=0の自動制御状態では次式が成立する。 I1N1=I2N2・・・(1) I1=jωC1V1,I2=jωC2V2=jωk1C1V2・・・(2) 但し、C1は既値、C2は、所望倍率kとしてC2≒k1C
1、コイルN1,N2の抵抗は極めて小さいからこれを無
視すると、印加電圧V=V1,V2=V−e0、端子間の
静電容量Cを正確にkC1とするには、 全電流I=I1+I2=jωCV=jωk・C1V・・・(3) になるように制御する必要がある。(2),(3)式よ
り、 I/I1=(I1+I2)/I1=k・V/V1・・・(4) V=V1であるから、 k=(I1+I2)/I1=1+(I2/I1)・・・(5) N1とN2の巻数比はI2/I1=N1/N2であるから、 N1/N2=k−1・・・(6) 従って図の回路において例えば基準コンデンサ容量C1
=0.001μFとしてk=1000のC=1μFの等
価コンデンサとするには、補助コンデンサC2に約1μ
Fのコンデンサを接続して比較用コイルをN1=999
ターン、N2=1ターンの比に設定し、ig=0とするこ
とによって実現できる。端子1,2から見た等価コンデ
ンサC は基準コンデンサC1の相似コンデンサであるか
ら、基準コンデンサC1に容量誤差及びtanδが共に
零のものを使用することによって静電容量のみがk倍さ
れた大容量高精度コンデンサとすることができる。然
し、実際には増幅器6の増幅度は有限であってigを完
全に零にすることは不可能であるが所望倍率kに近い値
が得られる。
【0006】
【効果】本発明によれば、基準コンデンサの特性を有す
る大容量コンデンサを得ることができ、従来不可能であ
った大型電気機器の静電容量測定が容易にできるように
なる。
る大容量コンデンサを得ることができ、従来不可能であ
った大型電気機器の静電容量測定が容易にできるように
なる。
【図1】本発明装置の回路構成図。
【符号の説明】 3 電流比較器 4 基準コンデンサ回路 5 補助コンデンサ回路 6 検出出力増幅器 C1 基準コンデンサ C2 補助コンデンサ C 等価コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 電流比較器の電流比較用第1及び第2コ
イルN1,N2の巻数比を所望する倍率k−1倍として設
け、前記比較用第1コイルN1に小容量の高精度基準コ
ンデンサC1を直列接続した基準コンデンサ回路と、前
記比較用第2コイルN2に前記所望倍率の容量とほぼ同
容量の補助コンデンサC2を直列に接続した補助コンデ
ンサ回路を外部接続端子間に並列に設けると共に前記電
流比較器の検出コイルN3に検出出力を増幅する検出信
号増幅器を接続し、該検出信号増幅器出力を前記補助コ
ンデンサ回路に挿入印加して帰還自動制御回路を構成す
ることによって前記外部端子間に前記基準コンデンサの
k倍の静電容量と特性を備えた等価コンデンサを得るよ
うにしてなる電子式標準コンデンサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32115296A JPH10148652A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 電子式標準コンデンサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32115296A JPH10148652A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 電子式標準コンデンサ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10148652A true JPH10148652A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18129391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32115296A Pending JPH10148652A (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 電子式標準コンデンサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10148652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174444A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Toshiba Corp | コンデンサ校正用回路およびコンデンサ校正方法 |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP32115296A patent/JPH10148652A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174444A (ja) * | 2012-02-23 | 2013-09-05 | Toshiba Corp | コンデンサ校正用回路およびコンデンサ校正方法 |
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