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JPH10145646A - 中継装置および中継方法、並びに制御装置 - Google Patents

中継装置および中継方法、並びに制御装置

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Publication number
JPH10145646A
JPH10145646A JP9217321A JP21732197A JPH10145646A JP H10145646 A JPH10145646 A JP H10145646A JP 9217321 A JP9217321 A JP 9217321A JP 21732197 A JP21732197 A JP 21732197A JP H10145646 A JPH10145646 A JP H10145646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
control data
data
electronic device
transmitted
Prior art date
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Granted
Application number
JP9217321A
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English (en)
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JP4000428B2 (ja
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Shoichi Ioka
昇一 井岡
Masahiro Takeuchi
雅浩 竹内
Seiji Sato
誠司 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP21732197A priority Critical patent/JP4000428B2/ja
Publication of JPH10145646A publication Critical patent/JPH10145646A/ja
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Publication of JP4000428B2 publication Critical patent/JP4000428B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/268Signal distribution or switching
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力装置に対して、制御可能な電子機器を容
易に割り当てる。 【解決手段】 マトリクススイッチ61およびCPU6
2には、入力装置からの制御データが供給される。CP
U62では、その制御データによって、所定の電子機器
の状態の変更が可能かどうかが判定され、その判定結果
に基づいて、制御データの、所定の電子機器への送信が
制御される。即ち、制御データには、電子機器の状態の
変更または参照をそれぞれ要求する変更制御データまた
は参照制御データがあり、所定の電子機器の状態の変更
が、制御データによって可能であると判定された場合に
は、変更制御データおよび参照制御データのいずれも、
所定の電子機器に送信されるように、所定の電子機器の
状態の変更が、制御データによって可能でないと判定さ
れた場合には、参照制御データだけが、所定の電子機器
に送信されるように、マトリクススイッチ61が制御さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中継装置および中
継方法、並びに制御システムに関し、特に、例えば、複
数のAV(Audio Visual)機器およびそのAV機器を制
御するための複数の入力装置が接続されているAV処理
システムにおいて、各入力装置に対するAV機器の割り
当てを容易に変更することができるようにする中継装置
および中継方法、並びに制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】撮影スタジオなどで利用されている業務
用のAV処理システム(本明細書中において、システム
とは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成
の装置が同一筐体中にあるか否かは問わない)において
は、各スタジオの複数のビデオカメラ(スタジオカメ
ラ)の調整(アイリスの調整など)は、そのスタジオの
コントロールルームに配置されているコントロールパネ
ルなどを操作して行われる。
【0003】複数の撮影スタジオを有する施設における
AV処理システムにおいては、1つのコントロールパネ
ルにおいて、すべてのスタジオのビデオカメラの調整ま
たは制御が行われることもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
撮影スタジオを有する施設において、1つのコントロー
ルパネルで、すべてのスタジオのビデオカメラの調整を
行う場合、コントロールパネルに各スタジオの各ビデオ
カメラに対応する操作部が配置されるため、コントロー
ルパネルが非常に煩雑になり、操作性が悪いという問題
を有している。
【0005】一方、各スタジオ毎にコントロールパネル
を設けた場合には、例えば複数のスタジオを、その間の
壁を取り除き、1つの大きなスタジオとして利用すると
き、1つのスタジオの複数のビデオカメラを、元の複数
のスタジオのコントロールルームで調整することになる
ので、1つのコントロールパネルで調整を行うことがで
きず、やはり、操作性が悪いという問題を有している。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、複数の電子機器と、その電子機器を制御
するときに操作される複数の入力装置とを有するシステ
ムにおいて、複数の入力装置それぞれに対する、状態の
制御が可能な電子機器の割り当てを容易に変更すること
ができるようにし、これにより、その操作性を向上させ
ることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の中継装
置は、制御データ受信手段が受信した制御データに含ま
れる制御対象情報を抽出する抽出手段と、制御対象情報
に対応する電子機器の状態の変更が可能かどうかを判定
する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて、制御
データ送信手段および状態データ送信手段を制御する制
御手段とを備え、制御データには、制御情報として、電
子機器の状態の変更を要求するための情報が配置された
変更制御データと、電子機器の状態の参照を要求するた
めの情報が配置された参照制御データとがあり、制御手
段が、判定手段によって、制御対象情報に対応する電子
機器の状態の変更が可能であると判定された場合、制御
データ送信手段に、変更制御データおよび参照制御デー
タのいずれも、制御対象情報に対応する電子機器に送信
させるとともに、状態データ送信手段に、その電子機器
から送信されてくる状態データを、制御データを送信し
てきた入力装置に送信させ、判定手段によって、制御対
象情報に対応する電子機器の状態の変更が可能でないと
判定された場合、制御データ送信手段に、変更制御デー
タまたは参照制御データのうちの、参照制御データだけ
を、制御対象情報に対応する電子機器に送信させるとと
もに、状態データ送信手段に、その電子機器から送信さ
れてくる状態データを、制御データを送信してきた入力
装置に送信させることを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の中継方法は、制御データ
に含まれる制御対象情報を抽出し、その制御対象情報に
対応する電子機器の状態の変更が可能かどうかを判定
し、その判定結果に基づいて、制御データおよび状態デ
ータの送信を制御する中継方法であって、制御データに
は、制御情報として、電子機器の状態の変更を要求する
ための情報が配置された変更制御データと、電子機器の
状態の参照を要求するための情報が配置された参照制御
データとがあり、制御対象情報に対応する電子機器の状
態の変更が可能であると判定された場合には、変更制御
データおよび参照制御データのいずれも、制御対象情報
に対応する電子機器に送信させるとともに、その電子機
器から送信されてくる状態データを、制御データを送信
してきた入力装置に送信させ、制御対象情報に対応する
電子機器の状態の変更が可能でないと判定された場合に
は、変更制御データまたは参照制御データのうちの、参
照制御データだけを、制御対象情報に対応する電子機器
に送信させるとともに、その電子機器から送信されてく
る状態データを、制御データを送信してきた入力装置に
送信させることを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の制御システムは、中継装
置が、制御データ受信手段が受信した制御データに含ま
れる制御対象情報を抽出する抽出手段と、制御対象情報
に対応する電子機器の状態の変更が可能かどうかを判定
する判定手段と、判定手段の判定結果に基づいて、制御
データ送信手段および状態データ送信手段を制御する制
御手段とを備え、制御データには、制御情報として、電
子機器の状態の変更を要求するための情報が配置された
変更制御データと、電子機器の状態の参照を要求するた
めの情報が配置された参照制御データとがあり、制御手
段が、判定手段によって、制御対象情報に対応する電子
機器の状態の変更が可能であると判定された場合、制御
データ送信手段に、変更制御データおよび参照制御デー
タのいずれも、制御対象情報に対応する電子機器に送信
させるとともに、状態データ送信手段に、その電子機器
から送信されてくる状態データを、制御データを送信し
てきた入力装置に送信させ、判定手段によって、制御対
象情報に対応する電子機器の状態の変更が可能でないと
判定された場合、制御データ送信手段に、変更制御デー
タまたは参照制御データのうちの、参照制御データだけ
を、制御対象情報に対応する電子機器に送信させるとと
もに、状態データ送信手段に、その電子機器から送信さ
れてくる状態データを、制御データを送信してきた入力
装置に送信させることを特徴とする。
【0010】請求項1に記載の中継装置においては、抽
出手段は、制御データ受信手段が受信した制御データに
含まれる制御対象情報を抽出し、判定手段は、制御対象
情報に対応する電子機器の状態の変更が可能かどうかを
判定するようになされている。制御手段は、判定手段の
判定結果に基づいて、制御データ送信手段および状態デ
ータ送信手段を制御するようになされている。即ち、制
御データには、制御情報として、電子機器の状態の変更
を要求するための情報が配置された変更制御データと、
電子機器の状態の参照を要求するための情報が配置され
た参照制御データとがあり、制御手段は、判定手段によ
って、制御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が
可能であると判定された場合、制御データ送信手段に、
変更制御データおよび参照制御データのいずれも、制御
対象情報に対応する電子機器に送信させるとともに、状
態データ送信手段に、その電子機器から送信されてくる
状態データを、制御データを送信してきた入力装置に送
信させ、判定手段によって、制御対象情報に対応する電
子機器の状態の変更が可能でないと判定された場合、制
御データ送信手段に、変更制御データまたは参照制御デ
ータのうちの、参照制御データだけを、制御対象情報に
対応する電子機器に送信させるとともに、状態データ送
信手段に、その電子機器から送信されてくる状態データ
を、制御データを送信してきた入力装置に送信させるよ
うになされている。
【0011】請求項5に記載の中継方法においては、制
御データに含まれる制御対象情報を抽出し、その制御対
象情報に対応する電子機器の状態の変更が可能かどうか
を判定し、その判定結果に基づいて、制御データおよび
状態データの送信を制御するようになされている。即
ち、制御データには、制御情報として、電子機器の状態
の変更を要求するための情報が配置された変更制御デー
タと、電子機器の状態の参照を要求するための情報が配
置された参照制御データとがあり、制御対象情報に対応
する電子機器の状態の変更が可能であると判定された場
合には、変更制御データおよび参照制御データのいずれ
も、制御対象情報に対応する電子機器に送信させるとと
もに、その電子機器から送信されてくる状態データを、
制御データを送信してきた入力装置に送信させ、制御対
象情報に対応する電子機器の状態の変更が可能でないと
判定された場合には、変更制御データまたは参照制御デ
ータのうちの、参照制御データだけを、制御対象情報に
対応する電子機器に送信させるとともに、その電子機器
から送信されてくる状態データを、制御データを送信し
てきた入力装置に送信させるようになされている。
【0012】請求項6に記載の制御システムにおいて
は、抽出手段は、制御データ受信手段が受信した制御デ
ータに含まれる制御対象情報を抽出し、判定手段は、制
御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が可能かど
うかを判定するようになされている。制御手段は、判定
手段の判定結果に基づいて、制御データ送信手段および
状態データ送信手段を制御するようになされている。即
ち、制御データには、制御情報として、電子機器の状態
の変更を要求するための情報が配置された変更制御デー
タと、電子機器の状態の参照を要求するための情報が配
置された参照制御データとがあり、制御手段は、判定手
段によって、制御対象情報に対応する電子機器の状態の
変更が可能であると判定された場合、制御データ送信手
段に、変更制御データおよび参照制御データのいずれ
も、制御対象情報に対応する電子機器に送信させるとと
もに、状態データ送信手段に、その電子機器から送信さ
れてくる状態データを、制御データを送信してきた入力
装置に送信させ、判定手段によって、制御対象情報に対
応する電子機器の状態の変更が可能でないと判定された
場合、制御データ送信手段に、変更制御データまたは参
照制御データのうちの、参照制御データだけを、制御対
象情報に対応する電子機器に送信させるとともに、状態
データ送信手段に、その電子機器から送信されてくる状
態データを、制御データを送信してきた入力装置に送信
させるようになされている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
【0014】即ち、請求項1に記載の中継装置は、複数
の入力装置から送信されてくる、制御対象とされている
電子機器を示す制御対象情報および制御の内容を表す制
御情報を含む制御データを受信し、複数の電子機器のう
ちの、制御対象情報で示されるものに送信するととも
に、制御データを受信した電子機器から送信されてく
る、その電子機器の状態を表す状態データを受信し、複
数の入力装置のうちの、制御データを送信してきたもの
に送信する、制御データおよび状態データの中継を行う
中継装置であって、入力装置からの制御データを受信す
る制御データ受信手段(例えば、図6に示すマトリクス
スイッチ61など)と、制御データを電子機器に送信す
る制御データ送信手段(例えば、図6に示すマトリクス
スイッチ61など)と、電子機器からの状態データを受
信する状態データ受信手段(例えば、図6に示すマトリ
クススイッチ61など)と、状態データを、入力装置に
送信する状態データ送信手段(例えば、図6に示すマト
リクススイッチ61など)と、制御データ受信手段が受
信した制御データに含まれる制御対象情報を抽出する抽
出手段(例えば、図6に示すCPU(Central Processi
ng Unit)62など)と、制御対象情報に対応する電子
機器の状態の変更が可能かどうかを判定する判定手段
(例えば、図6に示すCPU62など)と、判定手段の
判定結果に基づいて、制御データ送信手段および状態デ
ータ送信手段(例えば、図6に示すCPU62など)を
制御する制御手段とを備え、制御データには、制御情報
として、電子機器の状態の変更を要求するための情報が
配置された変更制御データと、電子機器の状態の参照を
要求するための情報が配置された参照制御データとがあ
り、制御手段が、判定手段によって、制御対象情報に対
応する電子機器の状態の変更が可能であると判定された
場合、制御データ送信手段に、変更制御データおよび参
照制御データのいずれも、制御対象情報に対応する電子
機器に送信させるとともに、状態データ送信手段に、そ
の電子機器から送信されてくる状態データを、制御デー
タを送信してきた入力装置に送信させ、判定手段によっ
て、制御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が可
能でないと判定された場合、制御データ送信手段に、変
更制御データまたは参照制御データのうちの、参照制御
データだけを、制御対象情報に対応する電子機器に送信
させるとともに、状態データ送信手段に、その電子機器
から送信されてくる状態データを、制御データを送信し
てきた入力装置に送信させることを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の中継装置は、複数の入力
装置それぞれによって、状態の変更が可能な電子機器を
表す情報を記憶する記憶手段(例えば、図6に示すメモ
リ(EEPROM(Electrically Erasable Programmab
le ROM(Read Only Memory)))63など)をさらに備
え、判定手段が、記憶手段の記憶内容と、制御対象情報
とを比較することにより、その制御対象情報に対応する
電子機器の状態の変更が可能かどうかを判定することを
特徴とする。
【0016】請求項6に記載の制御システムは、複数の
電子機器(例えば、図1に示すCCU(Camera Control
Unit)4−1乃至4−3および24−1乃至24−5
や、ビデオカメラ5−1乃至5−3および25−1乃至
25−5など)を制御する制御システムにおいて、制御
対象とされている電子機器を示す制御対象情報および制
御の内容を表す制御情報を含む制御データを送信する複
数の入力装置(例えば、図1に示すMSU(Master Set
up Unit)3および23など)と、複数の入力装置から
送信されてくる制御データを受信し、複数の電子機器の
うちの、制御対象情報で示されるものに送信するととも
に、制御データを受信した電子機器から送信されてく
る、その電子機器の状態を表す状態データを受信し、複
数の入力装置のうちの、制御データを送信してきたもの
に送信する、制御データおよび状態データの中継を行う
中継装置(例えば、図1に示すCNU(Camera command
Network Unit)1や21など)とを有する制御システ
ムであって、中継装置が、入力装置からの制御データを
受信する制御データ受信手段(例えば、図6に示すマト
リクススイッチ61など)と、制御データを電子機器に
送信する制御データ送信手段(例えば、図6に示すマト
リクススイッチ61など)と、電子機器からの状態デー
タを受信する状態データ受信手段(例えば、図6に示す
マトリクススイッチ61など)と、状態データを、入力
装置に送信する状態データ送信手段(例えば、図6に示
すマトリクススイッチ61など)と、制御データ受信手
段が受信した制御データに含まれる制御対象情報を抽出
する抽出手段(例えば、図6に示すCPU62など)
と、制御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が可
能かどうかを判定する判定手段(例えば、図6に示すC
PU62など)と、判定手段の判定結果に基づいて、制
御データ送信手段および状態データ送信手段を制御する
制御手段(例えば、図6に示すCPU62など)とを備
え、制御データには、制御情報として、電子機器の状態
の変更を要求するための情報が配置された変更制御デー
タと、電子機器の状態の参照を要求するための情報が配
置された参照制御データとがあり、制御手段が、判定手
段によって、制御対象情報に対応する電子機器の状態の
変更が可能であると判定された場合、制御データ送信手
段に、変更制御データおよび参照制御データのいずれ
も、制御対象情報に対応する電子機器に送信させるとと
もに、状態データ送信手段に、その電子機器から送信さ
れてくる状態データを、制御データを送信してきた入力
装置に送信させ、判定手段によって、制御対象情報に対
応する電子機器の状態の変更が可能でないと判定された
場合、制御データ送信手段に、変更制御データまたは参
照制御データのうちの、参照制御データだけを、制御対
象情報に対応する電子機器に送信させるとともに、状態
データ送信手段に、その電子機器から送信されてくる状
態データを、制御データを送信してきた入力装置に送信
させることを特徴とする。
【0017】請求項7に記載の制御システムは、複数の
入力装置それぞれによって、状態の変更が可能な電子機
器を表す情報を記憶する記憶手段(例えば、図6に示す
メモリ(EEPROM)63など)をさらに備え、判定
手段は、記憶手段の記憶内容と、制御対象情報とを比較
することにより、その制御対象情報に対応する電子機器
の状態の変更が可能かどうかを判定することを特徴とす
る。
【0018】請求項11に記載の制御システムは、入力
装置が、中継装置から送信されてくる状態データを表示
する表示手段(例えば、図2に示すアイリス表示部44
−6や、マスタブラック表示部44−8など)を備える
ことを特徴とする。
【0019】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0020】図1は、本発明を適用した放送業務用のA
V処理システムの第1実施の形態の構成例を示してい
る。
【0021】図1では、AV処理システムが、2つの撮
影スタジオ(スタジオAおよびスタジオB)の中に構成
されている。
【0022】一方のスタジオAにおいて、カメラコマン
ドネットワークユニット(CNU)1は、着脱可能な拡
張ボード10を有している。そして、CNU1は、その
拡張ボード10の各端子を介して、リモートコントロー
ルパネル(RCP)2−1乃至2−3、マスタセットア
ップユニット(MSU)3などの入力装置や、カメラコ
ントロールユニット(CCU)4−1乃至4−3などの
AV機器(電子機器)に接続され、これらの入力装置と
AV機器との間でやりとりされる制御データおよび状態
データの中継を行うようになされている。
【0023】ここで、制御データは、AV機器(ここで
は、上述のCCU4−1乃至4−3や、後述するビデオ
カメラ5−1乃至5−3など)を制御するためのデータ
で、入力装置(ここでは、MSU3など)から出力され
る。また、状態データは、AV機器の状態(例えば、C
CUにおけるカラーコレクト、コントラスト、サチュレ
ーションの調整量や、ビデオカメラにおけるアイリス、
ホワイトレベル、ブラックレベルの調整量など)を表す
データで、AV機器から出力される。
【0024】CNU1は、AUX(オグジュアリ)1端
子を介してスタジオBのCNU21にも接続されてい
る。そして、CNU1は、MSU3による設定(後述)
において許可されている場合、CNU21に接続されて
いるAV機器に対する制御データを、CNU21に出力
(送信)するとともに、そのAV機器から、CNU21
を介して送信されてくる状態データを、MSU3に出力
するような中継も行うようにもなされている。
【0025】RCP2−1乃至2−3は、主に撮影時に
おいて、CCU4−1乃至4−3や、ビデオカメラ5−
1乃至5−3についての調整を行うときにそれぞれ操作
され、その操作に対応する制御データを、CNU1に出
力するようになされている。即ち、RCP2−1乃至2
−3は、例えば、ビデオカメラ5−1乃至5−3におけ
るアイリスや、マスタブラックレベル、RGBホワイト
レベルなどの簡単な手順で調整可能なものを変更すると
きに操作される。
【0026】MSU3は、主にメンテナンス時におい
て、RCP2−1乃至2−3における場合よりも複雑な
調整を、CCU4−1乃至4−3や、ビデオカメラ5−
1乃至5−3に対して行うときに操作され、その操作に
対応する制御データを、CNU1に出力するようになさ
れている。即ち、MSU3は、例えば、ビデオカメラ5
−1乃至5−3におけるシェーディングの制御のための
パラメータや、CCU4−1乃至4−3におけるカラー
コレクト、コントラスト、サチュレーションの制御のた
めのパラメータなど、複雑な手順で調整がなされるもの
を変更するときに操作される。
【0027】なお、RCP2−1乃至2−3は、MSU
3の機能の一部だけを持たせて、いわばMSU3をコン
パクトに構成したものであり、従って、逆にいえば、M
SU3は、RCP2−1乃至2−3が有する機能をすべ
て備えている。よって、極端には、MSU3があれば、
RCP2−1乃至2−3はなくてもかまわない。但し、
MSU3では、調整の対象とするAV機器を選択してか
ら、その調整を行う必要があり、例えば、ビデオカメラ
5−1乃至5−3を、同時に調整することはできない。
従って、例えば、撮影時において、ビデオカメラ5−1
乃至5−3のアイリスを同時に変更するようなことがで
きなくなる。そこで、ビデオカメラ5−1乃至5−3
(あるいは、CCU4−1乃至4−3)の調整を同時に
行うことができるように、図1では、3台のビデオカメ
ラ5−1乃至5−3に対して、それぞれの調整を行うた
めの3台のRCP2−1乃至2−3が設けられている。
【0028】ここで、RCP2−1乃至2−3のうちの
いずれを、ビデオカメラ5−1乃至5−3(CCU4−
1乃至4−3)のうちのいずれに割り当てるかは、自由
に設定することができるようになされている。
【0029】CCU4−1乃至4−3は、ビデオカメラ
5−1乃至5−3が出力するビデオ信号を処理して、ビ
デオカメラセレクタ(VCS)7−2および他方のスタ
ジオBのVCS27−2に出力するようになされてい
る。また、CCU4−1乃至4−3は、CNU1から制
御データを受信した場合には、その制御データに対応す
る処理を行うようになされている。
【0030】ビデオカメラ5−1乃至5−3は、被写体
を撮影し、その結果得られるビデオ信号を、CCU4−
1乃至4−3にそれぞれ供給するようになされている。
また、ビデオカメラ5−1乃至5−3は、CNU1から
CCU4−1乃至4−3を介して、制御データを受信し
た場合には、その制御データに対応する処理を行うよう
になされている。
【0031】モニタ6は、CNU1に接続され、後述す
る各種の設定を行うための画面などを表示するようにな
されている。
【0032】VCS7−1には、スタジオBに設けられ
たビデオカメラ25−1乃至25−5(電子機器)から
のビデオ信号が、やはりスタジオBに設けられたCCU
24−1乃至24−5(電子機器)それぞれを介して供
給されるようになされている。そして、VCS7−1
は、CNU1からの制御に対応して、スタジオBのCC
U24−1乃至24−5より供給されるビデオ信号のう
ちのいずれか1つを選択し、VCS7−2に出力するよ
うになされている。VCS7−2には、VCS7−1の
出力(ビデオ信号)の他、ビデオカメラ5−1乃至5−
3からのビデオ信号が、CCU4−1乃至4−3それぞ
れを介して供給されるようになされている。そして、V
CS7−2も、CNU1からの制御に対応して、CCU
4−1乃至4−3より供給されるビデオ信号、またはV
CS7−1より供給されるビデオ信号のうちのいずれか
1つを選択し、ピクチャモニタ8および波形モニタ9に
出力するようになされている。なお、VCS7−1およ
び7−2は、例えば、いずれも6入力を有し、従って、
最大で、6系統のビデオ信号を入力することが可能とさ
れている。
【0033】ピクチャモニタ8は、VCS7−2より供
給されるビデオ信号に対応する映像を表示するようにな
されている。波形モニタ9は、VCS7−2より供給さ
れるビデオ信号の波形を表示するようになされている。
【0034】スタジオBにおけるAV処理システムは、
スタジオAにおけるAV処理システムを構成するCNU
1乃至拡張ボード10と同様に構成されるCNU21乃
至拡張ボード30で構成されている。
【0035】但し、スタジオAでは、3台のビデオカメ
ラ5−1乃至5−3が設けられているが、スタジオBで
は、5台のビデオカメラ25−1乃至25−5が設けら
れており、これに対応して、やはり5台ずつのCCU2
4−1乃至24−5およびRCP22−1乃至22−5
が設けられている。
【0036】また、VCS27−1には、ビデオカメラ
25−1乃至25−5からのビデオ信号が、CCU24
−1乃至24−5それぞれを介して供給されるようにな
されており、VCS27−1は、CNU21からの制御
に対応して、その5つのビデオ信号のうちのいずれか1
つを選択し、VCS27−2に出力するようになされて
いる。さらに、VCS27−2には、VCS27−1の
出力(ビデオ信号)の他、スタジオAに設けられた3台
のビデオカメラ5−1乃至5−3からのビデオ信号が、
CCU4−1乃至4−3それぞれを介して供給されるよ
うになされており、VCS27−2は、CNU21から
の制御に対応して、その4つのビデオ信号のうちのいず
れか1つを選択し、ピクチャモニタ28および波形モニ
タ29に出力するようになされている。
【0037】次に、図2は、図1のMSU3の外観構成
例を、図3は、その電気的構成例を、それぞれ示してい
る。なお、MSU23(入力装置)も同様に構成され
る。
【0038】図2は、MSU3の正面パネルを示してお
り、そこには、モニタ42、そのモニタ42上に配置さ
れた透明なタッチパネル43、および各種のボタンやつ
まみ、さらにはそれらを操作することにより変化するA
V機器の状態を表示する表示部などで構成される操作部
44が設けられている。
【0039】モニタ42には、制御回路45(図3)の
制御にしたがって、後述するようなメニュー画面やボタ
ンなどが表示される。タッチパネル43は、その表面が
押圧された場合に、その押圧された位置に対応する信号
を、制御回路45に出力するようになされており、これ
により、押圧されたタッチパネル43の位置に対応する
モニタ42の表示部分を、ボタンとして機能させるよう
になされている。操作部44は、例えば、パラボタン4
4−1、アクティブボタン44−2、カメラセレクトボ
タン44−3、カメラ表示部44−4、アイリスコント
ロールつまみ44−5、アイリス表示部44−6、マス
タブラックコントロールつまみ44−7、マスタブラッ
ク表示部44−8、ホワイトコントロールつまみ44−
9、ブラックコントロールつまみ44−10、その他の
各種のボタン、つまみ、表示部で構成されている。
【0040】パラボタン44−1は、例えば、いま、C
CU4−1およびビデオカメラ5−1に、RCP2−1
が割り当てられているとして、そのCCU4−1および
ビデオカメラ5−1の調整を、RCP2−1とMSU3
との両方で行うことができるようにするパラモード(pa
raモード)とするときに操作される。なお、paraボタン
44−1が一度操作されると、パラモードとなり、もう
一度操作されると、パラモードは解除されるようになさ
れている。パラモードが解除された状態では、RCP2
−1またはMSU3のうちの、例えば、後に操作された
方が有効となる。
【0041】アクティブボタン44−2は、例えば、C
CU4−1およびビデオカメラ5−1の調整などを、M
SU3によって行う場合に操作される。即ち、アクティ
ブボタン44−2を操作することにより、いわば、調整
などを行う権利を獲得することができる。
【0042】カメラセレクトボタン44−3は、調整な
どの対象とするビデオカメラを選択するときに操作され
る(ビデオカメラは、CCUと対になっており、従っ
て、ビデオカメラを選択することは、それと対になって
いるCCUも選択することになる)。カメラセレクトボ
タン44−3を操作することによって、例えば、ビデオ
カメラ5−1(およびCCU4−1)が選択されている
場合に、アクティブボタン44−2が操作されると、M
SU3から、その選択されているビデオカメラ5−1
(およびCCU4−1)の調整などを行うことが可能な
状態となる。
【0043】カメラ表示部44−4には、カメラセレク
トボタン44−3を操作することによって選択されてい
るビデオカメラに対応付けられている番号が表示され
る。
【0044】アイリスコントロールつまみ44−5は、
カメラセレクトボタン44−3を操作することによって
選択されているビデオカメラのアイリスの調整を行う場
合に操作される。アイリス表示部44−6には、カメラ
セレクトボタン44−3を操作することによって選択さ
れているビデオカメラのアイリスの調整値が表示され
る。
【0045】マスタブロックコントロールつまみ44−
7は、カメラセレクトボタン44−3を操作することに
よって選択されているビデオカメラのマスタブラックの
調整を行う場合に操作される。マスタブラック表示部4
4−8には、カメラセレクトボタン44−3を操作する
ことによって選択されているビデオカメラのマスタブラ
ックの調整値が表示される。
【0046】ホワイトコントロールつまみ44−9は、
カメラセレクトボタン44−3を操作することによって
選択されているビデオカメラのホワイトレベルの調整を
行う場合に操作される。ブラックコントロールつまみ4
4−9は、カメラセレクトボタン44−3を操作するこ
とによって選択されているビデオカメラのブラックレベ
ルの調整を行う場合に操作される。
【0047】制御回路45(図3)は、上述したよう
に、モニタ42における表示を制御する他、タッチパネ
ル43からの信号に対応して、CNU1に接続されてい
るモニタ6の表示を制御するようにもなされている。さ
らに、制御回路45は、操作部44が操作されることに
より供給される操作信号に対応して、制御データを構成
してCNU1に送信したり、カメラ表示部44−4の表
示を変更させたりするようにもなされている。また、制
御回路45は、CNU1から送信されてくる、例えば、
上述したビデオカメラのアイリスやマスタブラックなど
の調整値についての状態データを受信した場合に、その
アイリスやマスタブラックなどの調整値を、操作部44
に供給して、アイリス表示部44−6やマスタブラック
表示部44−8などに表示させるようにもなされてい
る。
【0048】次に、図4は、図1のRCP2−1の外観
構成例を示している。なお、RCP2−2,2−3,2
2−1乃至22−5も同様に構成されている。
【0049】図4は、RCP2−1の正面パネルを示し
ており、そこには、アクティブボタン31−2、カメラ
表示部31−4、アイリスコントロールつまみ31−
5、マスタブラックコントロールつまみ31−7、ホワ
イトコントロールつまみ31−9、ブラックコントロー
ルつまみ31−10などが設けられている。
【0050】即ち、上述したように、RCP2−1は、
MSU3の機能の一部だけを有するものであり、MSU
3(図2)の構成要素の一部である、例えば、アクティ
ブボタン44−2、カメラ表示部44−4、アイリスコ
ントロールつまみ44−5、マスタブラックコントロー
ルつまみ44−7、ホワイトコントロールつまみ44−
9、ブラックコントロールつまみ44−10とそれぞれ
同様の機能を有するアクティブボタン31−2、カメラ
表示部31−4、アイリスコントロールつまみ31−
5、マスタブラックコントロールつまみ31−7、ホワ
イトコントロールつまみ31−9、ブラックコントロー
ルつまみ31−10などから構成されている。
【0051】次に、図5は、図1のCNU1の外観構成
例を示している。なお、CNU21も同様に構成され
る。
【0052】同図(A)または(B)は、CNU1の正
面パネルまたは背面パネルをそれぞれ示している。
【0053】CNU1の正面パネル(図5(A))に
は、CNU1の電源をオン/オフするときに操作される
電源スイッチ35が設けられている。
【0054】一方、背面パネル(図5(B))には、拡
張ボード10を装着可能なスロットが2つ設けられてい
る。図5(B)の実施の形態においては、その2つのス
ロットのうちの上段に、拡張ボード10が装着されてい
る。また、下段のスロットは、ここでは使用されておら
ず、その保護のために、パネル37が設けられている。
従って、パネル37を取りはずすことで、下段のスロッ
トには、拡張ボート10と同様に構成される拡張ボード
を装着することができる。
【0055】拡張ボード10には、CCUとの間でデー
タ(信号)をやりとりするための6つのCCU端子70
−1乃至70−6,RCPとの間でデータをやりとりす
るための6つのRCP端子70−7乃至70−12,M
SUとの間でデータをやりとりするためのMSU端子7
0−13,VCSとの間でデータをやりとりするための
VCS端子70−14、並びに、2つのAUX端子70
−15および70−16が設けられている。
【0056】例えば、図1のスタジオAにおいて、CC
U4−1乃至4−3はCCU端子70−1乃至70−3
に、RCP2−1乃至2−3はRCP端子70−7乃至
70−9に、MSU3はMSU端子70−13に、VC
S7−2はVCS端子70−14に、CNU21はAU
X端子70−15に、VCS7−1はAUX端子70−
16に、それぞれ接続されている。
【0057】なお、拡張ボード10を装着する2つのス
ロットの下部には、リファレンス端子36−1、キャラ
クタ端子36−2、RS232C端子36−3、および
電源入力端子36−4が設けられている。リファレンス
端子36−1には、他の機器との同期をとるための同期
信号(リファレンス信号)が入力される。キャラクタ端
子36−2からは、後述するような画面(図11乃至図
13に示す画面など)に対応するビデオ信号が出力され
る。なお、図1のスタジオAにおいて、キャラクタ端子
36−2は、モニタ6に接続されている。RS232C
端子36−3は、CNU1をコンピュータから制御する
場合などに、そのコンピュータと通信するためのRS2
32Cケーブルと接続される。電源端子36−4には、
電源となる交流電圧を供給するための電源ケーブルが接
続される。
【0058】図6は、CNU1の電気的構成例を示して
いる。
【0059】マトリクススイッチ61は、例えば、CC
U入力端子72−1乃至72−6、RCP入力端子72
−7乃至72−12、MSU入力端子72−13、VC
S入力端子72−14、AUX1入力端子72−15、
およびAUX2入力端子72−16からなる16個の入
力端子、並びにCCU出力端子73−1乃至73−6、
RCP出力端子73−7乃至73−12、MSU出力端
子73−13、VCS出力端子73−14、AUX1出
力端子73−15、およびAUX2出力端子73−16
からなる16個の出力端子を有している。そして、16
個の入力端子72−1乃至72−16それぞれと、16
個の出力端子73−1乃至73−16それぞれとの間に
は、256(=162)個のスイッチ71−(1,1)
乃至71−(16,16)がマトリクス状に設けられて
いる。これらのスイッチ71−(1,1)乃至71−
(16,16)は、例えば、通常はオフ状態になってお
り、CPU62からの制御にしたがってオン状態になる
ようになっている。マトリクススイッチ61において
は、入力端子に入力(受信)された信号は、その入力端
子との間のスイッチがオン状態となっている出力端子だ
けから出力(送信)される。
【0060】CPU62は、マトリクススイッチ61の
各スイッチ71−(i,j)(i=1,・・・,16、
j=1,・・・,16)のオン/オフの状態を規定する
データ(以下、適宜、スイッチデータという)を、例え
ば、EEPROMなどでなるメモリ63より読み出し、
そのスイッチデータ、さらには必要に応じて、入力端子
72−1乃至72−16を介してマトリクススイッチ6
1に入力される制御データにも対応して、マトリクスス
イッチ61における各スイッチ71−(i,j)を制御
するようになされている。
【0061】即ち、メモリ63には、CNU1に接続さ
れているCCU4−1乃至4−3(さらには、そのCC
U4−1乃至4−3それぞれに接続されているビデオカ
メラ5−1乃至5−3)のうち、MSU3または23そ
れぞれとの間で通信可能なCCUを表す情報が、スイッ
チデータとして記憶されている。さらに、メモリ63に
は、MSU3または23との間で通信可能なCCUにつ
いては、MSU3または23それぞれが出力する制御デ
ータによって、その状態の変更(調整)が可能かどうか
を表す情報も、スイッチデータとして記憶されている。
【0062】ここで、本実施の形態では、制御データに
は、CCUやビデオカメラにおける、例えば、コントラ
スト制御や、アイリス、マスタブラックなどの状態の変
更を要求する変更制御データと、その状態の参照を要求
する参照制御データとがある。
【0063】MSU3または23と、CCU4−1乃至
4−3のうちの、例えば、CCU4−1とについてのス
イッチデータが、その間の通信が可能でない(不可であ
る)と設定されている場合、CPU62においては、例
えば、MSU3または23からの変更制御データおよび
参照制御データの両方とも、CCU4−1に送信されな
いように、かつCCU4−1からの状態データが、MS
U3または23に送信されないように、マトリクススイ
ッチ61が制御される。即ち、マトリクススイッチ61
における各スイッチ71−(i,j)は、上述したよう
に、通常はオフ状態となっているので、スイッチデータ
が通信不可と設定されている場合、CPU62は、その
スイッチデータに対応するスイッチをオフ状態のままと
する。
【0064】また、スイッチデータが、MSU3または
23と、CCU4−1との間の通信が可能であると設定
されており、さらに、状態の変更が可能であると設定さ
れている場合、CPU62においては、MSU3または
23からの変更制御データおよび参照制御データのいず
れも、CCU4−1に送信されるように、かつCCU4
−1からの状態データが、MSU3または23に送信さ
れるように、マトリクススイッチ61が制御される。即
ち、この場合、CPU62は、MSU3または23とC
CU4−1との間に対応するスイッチを、MSU3また
は23から制御データが供給されたときと、CCU4−
1から状態データが供給されたときだけ、オフ状態から
オン状態にする。
【0065】さらに、スイッチデータが、MSU3また
は23と、CCU4−1との間の通信が可能であると設
定されているが、状態の変更が可能でない(不可であ
る)と設定されている場合、CPU62においては、M
SU3または23からの変更制御データ若しくは参照制
御データのうちの参照制御データだけが、CCU4−1
に送信されるように、かつCCU4−1からの状態デー
タが、MSU3または23に送信されるように、マトリ
クススイッチ61が制御される。
【0066】従って、本実施の形態では、CNU1にお
いて、変更制御データおよび参照制御データの両方の送
信を許可する場合、参照制御データだけの送信を許可す
る場合、およびいずれの制御データの送信も許可しない
場合の3つの場合を設定することができ、このような3
つの設定を、以下、適宜、制御レベルという。
【0067】メモリ63は、マトリクススイッチ61の
各スイッチ71−(i,j)の状態の制御に利用され
る、上述したようなスイッチデータを保持するようにな
されている。なお、スイッチデータは、後述するよう
に、MSU3(またはMSU23)からの設定信号に基
づいて、CPU62によってメモリ63に書き込まれる
ようになされている。
【0068】ROM64は、CPU62に各種の処理を
行わせるためのプログラムを記憶している。RAM65
は、CPU62の動作上必要なデータを記憶するように
なされている。キャラクタジェネレータ66は、CPU
62の制御の下、各種の画面に対応するビデオ信号を生
成し、モニタ6(図1)に供給して表示させるようにな
されている。
【0069】なお、図6におけるCCU入力端子72−
1乃至72−6およびCCU出力端子73−1乃至73
−6が、図5におけるCCU端子70−1乃至70−6
に、図6におけるRCP入力端子72−7乃至72−1
2およびRCP出力端子73−7乃至73−12が、図
5におけるRCP端子70−7乃至70−12に、図6
におけるMSU入力端子72−13およびMSU出力端
子73−13が、図5におけるMSU端子70−13
に、図6におけるVCS入力端子72−14およびVC
S出力端子73−14が、図5におけるVCS端子70
−14に、図6におけるAUX1入力端子72−15お
よびAUX1出力端子73−15が、図6におけるAU
X端子70−15に、図6におけるAUX2入力端子7
2−16およびAUX2出力端子73−16が、図5に
おけるAUX端子70−16に、それぞれ対応してい
る。
【0070】次に、図7は、図1のCCU4−1の構成
例を示している。なお、CCU4−2および4−3、並
びに24−1乃至24−5も同様に構成される。
【0071】CPU81には、CNU1から制御データ
が供給されるようになされており、CPU81は、その
制御データを受信するようになされている。そして、C
PU81は、CNU1から受信した制御データが、自身
に接続されているビデオカメラ5−1宛のものである場
合、その制御データを、ビデオカメラ5−1に送信す
る。また、CPU81は、CNU1から受信した制御デ
ータが自身宛のものである場合、その制御データにした
がって、カラーコレクタ82、コントラスト制御回路8
3、またはサチュレーション制御回路84におけるカラ
ーコレクト、コントラスト、またはサチュレーションの
調整量を変更する。そして、その変更後のカラーコレク
ト、コントラスト、またはサチュレーションの調整量を
表す状態データを、CNU1に送信する。あるいは、C
PU81は、現在のカラーコレクト、コントラスト、ま
たはサチュレーションの調整量を認識し、状態データと
して、CNU1に送信する。
【0072】また、CPU81には、ビデオカメラ5−
1から状態データが供給されるようになされており、C
PU81は、その状態データを受信し、CNU1に送信
するようにもなされている。
【0073】カラーコレクタ82には、ビデオカメラ5
−1が出力するビデオ信号が供給されるようになされて
おり、そこでは、CPU81からの制御にしたがって、
カラーコレクトが行われ、コントラスト制御回路83に
供給される。コントラスト制御回路83では、カラーコ
レクタ82からのビデオ信号のコントラストが、CPU
81からの制御にしたがって調整され、サチュレーショ
ン制御回路84に供給される。サチュレーション制御回
路84では、コントラスト制御回路83からのビデオ信
号についてのサチュレーションが、CPU81の制御に
したがって調整され、VCS7−2および27−2に供
給される。
【0074】次に、図8は、図1のビデオカメラ5−1
の構成例を示している。なお、ビデオカメラ5−2およ
び5−3、並びに25−1乃至25−5も同様に構成さ
れる。
【0075】レンズブロック91は、被写体からの光
を、光電変換素子としての、例えば、CCD(Charge C
oupled Device)94R,94G,94B上に集光す
る。即ち、レンズブロック91からの光は、アイリス9
2を介することにより、その光量が調整され、プリズム
93に入射する。プリズム93では、アイリス92を介
して入射する光が、R(Red),G(Green),B(Blu
e)の3成分に分けられ、CCD94R,94G,94
Bそれぞれに出射される。CCD94R,94G,94
Bでは、R,G,B成分の光がそれぞれ光電変換され、
これにより、電気信号とされる。
【0076】CCD94R,94G,94Bそれぞれに
おいて得られるR,G,B成分の光の光電変換結果とし
てのR信号、G信号、B信号は、いずれも、アナログ信
号処理部95に供給される。アナログ信号処理部95で
は、R信号、G信号、B信号について、ホワイトレベル
の調整、その他のアナログ信号処理が施され、A/D変
換器96R,96G,96Bにそれぞれ供給される。A
/D変換器96R,96G,96Bでは、アナログ信号
処理部95からのアナログ信号であるR信号、G信号、
B信号がA/D変換されることにより、それぞれ、ディ
ジタルのR信号、G信号、B信号とされ、DSP(Digi
tal Signal Processor)97に供給される。DSP97
では、そこに供給されるR信号、G信号、B信号につい
て、ブラックレベルの調整、その他のディジタル信号処
理が施され、D/A変換器98R,98B,98Bにそ
れぞれ供給される。D/A変換器98R,98B,98
Bでは、ディジタルのR信号、G信号、B信号が、それ
ぞれD/A変換され、その結果得られるアナログのR信
号、G信号、B信号が、CCU4−1(カラーコレクタ
82(図7))に供給される。
【0077】CPU99は、CCU4−1を介して供給
される制御データを受信し、その制御データにしたがっ
て、アイリス92における光量、アナログ信号処理部9
5におけるホワイトレベル、またはDSP97における
ブラックレベルの調整値を変更する。そして、変更後の
アイリス、ホワイトレベル、またはブラックレベルの調
整値を表す状態データを、CCU4−1を介してCNU
1に送信する。あるいは、CPU99は、現在のアイリ
ス、ホワイトレベル、またはブラックレベルの調整値を
認識し、状態データとして、CCU4−1を介してCN
U1に送信する。
【0078】次に、CNU1(図6)におけるマトリク
ススイッチ61の各スイッチ71−(i,j)の設定に
ついて説明する。
【0079】マトリックススイッチ61の設定を行う場
合においては、まず最初に、MSU3(図2、図3)に
おける操作部44を操作して、MSU3のモニタ42
に、例えば、図9に示すメニュー画面を表示させる。
【0080】ここで、図9では、「CNU Configuratio
n」の文字と、その右側に配置された終了(Exit)ボタ
ン100−1、並びにその下部に配置されたRCPアサ
イン(RCP Assign)ボタン100−2,MSUアサイン
(MSU Assign)ボタン100−3、およびAUXアサイ
ン(AUX Assign)ボタン100−4とで、メニュー画面
が構成されている。終了ボタン100−1は、メニュー
画面の表示を終了させるときに操作される。RCPアサ
インボタン100−2は、RCPに割り当てるビデオカ
メラ(CCU)を設定するときに操作される(上述した
RCP2−1乃至2−3のうちのいずれを、ビデオカメ
ラ5−1乃至5−3(CCU4−1乃至4−3)のうち
のいずれに割り当てるかは、このRCPアサインボタン
100−2を操作して表示される画面において設定す
る)。MSUアサインボタン100−3は、MSUに割
り当てるビデオカメラ(CCU)および制御レベルを設
定する場合に操作される。AUXアサインボタン100
−4は、VCS端子70−14,AUX端子70−15
および70−16(図5)に割り当てる機器を設定する
ときに操作される。
【0081】MSU3に、それが制御するビデオカメラ
(CCU)を割り当て、さらに、その制御レベルを設定
する場合には、メニュー画面上のMSUアサインボタン
100−3を操作する。この場合、MSU3(図3)で
は、制御回路45において、MSU3に割り当てるビデ
オカメラおよび制御レベルを設定するためのMSUアサ
イン画面を表示するように、モニタ42が制御され、こ
れにより、モニタ42には、例えば、図10に示すよう
なMSUアサイン画面が表示される。
【0082】図10において、MSUアサイン画面に
は、図9の終了(exit)ボタン100−1と同一機能の
終了ボタン101−1の他に、操作ボタン101が表示
されている。操作ボタン101は、セット(Set)ボタ
ン101−2、キャンセル(Cancel)ボタン101−
3、デフォルト(Default)ボタン101−4、カーソ
ルキー101U,101D,101L、および101R
で構成されている。セットボタン101−2は、後述す
る図11や図12の画面などにおいて、カーソル103
で選択されている(カーソル103が位置している)項
目を確定するときに操作される。キャンセルボタン10
1−3は、確定した項目をキャンセルするときに操作さ
れる。デフォルトボタン101−4は、画面における選
択項目を、あらかじめ設定されたデフォルトの項目にす
るときに操作される。カーソルキー101U,101
D,101L、または101Rは、カーソル103を、
上下左右それぞれに移動させるときに操作される。
【0083】制御回路45は、モニタ42にMSUアサ
イン画面(図10)を表示させるのと同時に、CNU1
を制御して、そこに接続されているモニタ6に、例え
ば、図11に示すような、MSU3の制御の範囲(MS
U3に割り当てるビデオカメラ)を規定するモードの選
択の画面(以下、適宜、モード選択画面という)を表示
させる。即ち、モード選択画面は、CNU1(図6)に
おいて、CPU62が、制御回路45からの制御にした
がって、キャラクタジェネレータ66を制御すること
で、モニタ6に表示される。
【0084】ここで、モード選択画面において選択可能
なモードには、スーパーバイザMSUモードとローカル
MSUモードとがあり、1のMSUで、1のCNUに接
続されたビデオカメラ(CCU)だけを調整する場合
(1のMSUに、そのMSUが直接接続されている1の
CNUに接続されたビデオカメラの制御を割り当てる場
合)、具体的には、例えば、MSU3でスタジオAのビ
デオカメラ5−1乃至5−3だけを調整する場合には、
ローカルMSUモードを選択する。また、1のMSU
で、2以上のCNUそれぞれに接続されたビデオカメラ
を調整する場合(1のMSUに、そのMSUが直接接続
されているCNUを含む複数のCNUそれぞれに接続さ
れたビデオカメラの制御を割り当てる場合)、具体的に
は、例えば、MSU3でスタジオAおよびスタジオBの
すべてのビデオカメラ5−1乃至5−3,25−1乃至
25−5を調整する場合には、スーパーバイザMSUモ
ードを選択する。
【0085】即ち、MSU3のモードをローカルMSU
モードとして、MSU3によって、スタジオAのビデオ
カメラ5−1乃至5−3だけを制御する場合には、カー
ソルキー101U,101D,101L、または101
Rを操作することによって、モード選択画面(図11)
に表示されたカーソル103を、「LOCAL MSU mode」の
文字の左に配置されたボタン102−2の位置に移動
し、セットボタン101−2を操作する。この場合、ボ
タン102−2の表示が、図11に示すように、「ON」
の文字になり、MSU3のモードがローカルMSUモー
ドとされる。
【0086】また、MSU3のモードをスーパバイザM
SUモードとして、MSU3によって、スタジオAおよ
びスタジオBのすべてのビデオカメラ5−1乃至5−
3,25−1乃至25−5を制御する場合には、カーソ
ルキー101U,101D,101L、または101R
を操作することによって、モード選択画面(図11)に
表示されたカーソル103を、「SUPERVISER MSU mod
e」の文字の左に配置されたボタン102−1の位置に
移動し、セットボタン101−2を操作する。この場
合、ボタン102−1の表示が、後述する図13に示す
ように、「ON」の文字になり、MSU3のモードがスー
パバイザMSUモードとされる。
【0087】ここで、スーパバイザMSUモードが選択
された場合、スイッチ102−1の表示は、上述したよ
うに、「ON」となるが、スイッチ102−2の表示は、
「OFF」となる。同様に、ローカルMSUモードが選択
された場合、スイッチ102−2の表示は、「ON」とな
るが、スイッチ102−1の表示は、「OFF」となる。
従って、図11の実施の形態では、ローカルMSUモー
ドが選択された状態となっている。
【0088】なお、MSU3と、CNU1に接続された
モニタ6とは、近い位置に設置されており、これによ
り、ユーザは、例えば、モニタ6に表示されたモード選
択画面上のカーソル103を、MSU3のモニタ42に
表示されたMSUアサイン画面上のカーソルキー101
U,101D,101L、または101Rを操作するこ
とによって、所望の位置に、容易に移動させることがで
きるようになっている。
【0089】ところで、本実施の形態では、CNUに
は、例えば、最大で24台のビデオカメラ(CCU)を
接続することができるようになされており、このため、
MSUに対するビデオカメラの割り当ても、24台単位
で行うようになされている。
【0090】即ち、図11におけるモード選択画面にお
いては、「1-24cam CAMERA SELECT/ACTIVE assignmen
t」、「25-48cam CAMERA SELECT/ACTIVE assignmen
t」、「49-72cam CAMERA SELECT/ACTIVE assignmen
t」、「73-96cam CAMERA SELECT/ACTIVEassignment」の
表示の左部分に、ボタン102−3乃至102−6がそ
れぞれ設けられており、ボタン102−3乃至102−
6は、第1乃至第24のビデオカメラ(1CAM乃至2
4CAM)、第25乃至48のビデオカメラ(25CA
M乃至48CAM)、第49乃至第72のビデオカメラ
(49CAM乃至72CAM)、第73乃至第96のビ
デオカメラ(73CAM乃至96CAM)の制御レベル
を設定するときに操作される。
【0091】ここで、上述したように、CNU1には、
24台までのビデオカメラしか接続することができない
から、ローカルMSUモードにおいては、MSU3に対
して、やはり、最大で24台のビデオカメラ、即ち、第
1乃至第24のビデオカメラしか割り当てることができ
ない。従って、この場合、制御レベルの設定は、第1乃
至第24のビデオカメラについてだけしか行うことがで
きず、第25乃至第96のビデオカメラについては行う
ことができないから、その旨を示すために、図11のモ
ード選択画面では、第1乃至第24のビデオカメラに対
応するボタン102−3の表示だけが「NEXT」になって
おり、残りのビデオカメラに対応するボタン102−4
乃至102−6の表示が「・・・・・・・・」になっている。
【0092】ローカルMSUモードにおいて、MSU3
に割り当てられるビデオカメラの制御レベルの設定を行
う場合には、カーソルキー101U,101D,101
L、または101Rを操作することによって、「NEXT」
の文字が表示されているボタン102−2に、カーソル
103を移動し、さらに、セットボタン101−2を操
作する。
【0093】この場合、MSU3の制御回路45は、C
NU1を制御し、そこに接続されているモニタ6に、図
11のモード選択画面に代えて、例えば、図12に示す
ような、第1乃至第24のビデオカメラ(1CAM乃至
24CAM)の制御レベルを設定するための画面(以
下、適宜、制御レベル設定画面という)を表示させる。
なお、図1のAV処理システムにおいては、スタジオA
に、3台のビデオカメラ5−1乃至5−3が設けられ、
CNU1に接続されているが、例えば、図12に表示さ
れている「1CAM」乃至「3CAM」が、これらのビ
デオカメラ5−1乃至5−3それぞれに対応している。
【0094】モニタ6に制御レベル設定画面を表示させ
た後は、MSU3のモニタ42に表示されている操作ボ
タン101(カーソルキー101U,101D,101
L、または101R)を操作して、制御レベル設定画面
におけるカーソル103を、制御レベルを設定するビデ
オカメラ(1CAM乃至24CAMのいずれか)に対応
する項目に移動させる。
【0095】項目「Camera Select」にカーソル103
が位置している状態で、MSU3のモニタ42に表示さ
れているセットボタン101−2を操作すると、その操
作が行われるごとに、項目「Camera Select」の表示色
(項目「Active/Para」の表示色も同様)は、反転また
は非反転状態に交互に切り換わるようになされており、
対応するビデオカメラに対する変更制御データおよび参
照制御データの送信のいずれも許可しない場合には(従
って、そのビデオカメラを、MSU3によって制御させ
ない場合)、項目「Camera Select」の表示色を反転さ
せた状態にする。また、そのビデオカメラに対する、変
更制御データまたは参照制御データの送信を許可する場
合、項目「Camera Select」の表示色をそのままの状態
(非反転の状態)にする。
【0096】項目「Camera Select」の表示色を反転さ
せた状態にし、これにより、そのビデオカメラ(CC
U)に対する変更制御データおよび参照制御データの送
信のいずれも許可しない制御レベルに設定した場合(そ
のビデオカメラの制御を、MSU3によって行わないこ
ととした場合)、そのビデオカメラについては、その
後、特に設定を行う必要はない。
【0097】また、項目「Camera Select」の表示色を
非反転の状態にし、これにより、そのビデオカメラに対
する、変更制御データまたは参照制御データの送信を許
可する場合には、カーソル103を、非反転の状態にし
た項目「Camera Select」と対になっている(の下部に
配置されている)項目「Active/Para」に移動させる。
【0098】そして、そのビデオカメラ(CCU)に対
する参照制御データだけの送信を許可する場合、即ち、
そのビデオカメラからの状態データの読み出しだけを許
可し、状態の変更は許可しない制御レベルに設定する場
合、項目「Active/Para」の表示色を反転させた状態に
する。
【0099】また、そのビデオカメラ(CCU)に対す
る変更制御データおよび参照制御データのいずれの送信
も許可する場合、即ち、そのビデオカメラの状態の変更
およびそこからの状態データの読み出しの両方を許可す
る制御レベルに設定する場合、項目「Active/Para」の
表示色をそのまま(非反転)の状態にする。
【0100】例えば、ビデオカメラ5−1に対する変更
制御データおよび参照制御データの送信のいずれも許可
しない場合、「1CAM」の項目「Camera Select」の
表示色を、図12に示すように反転させる。このように
することにより、MSU3によるビデオカメラ5−1に
対する変更制御データおよび参照制御データの送信、即
ち、ビデオカメラ5−1の状態の変更およびそこからの
状態データの読み出しは、いずれも制限される。
【0101】即ち、以上のような制御レベルの設定に対
応する設定信号が、MSU3から、CNU1のCPU6
2に供給され、CPU62では、その設定信号に対応し
て、MSU3と、ビデオカメラ5−1に対応するCCU
4−1との間のスイッチであるスイッチ71−(1,1
3)およびスイッチ71−(13,1)の状態をオフに
するように(オン状態にしないように)、メモリ63に
記憶されているスイッチデータが書き換えられる。
【0102】具体的には、例えば、MSU3によって、
状態の変更も、その参照もできないAV機器として、ビ
デオカメラ5−1(CCU4−1)がある旨が、スイッ
チデータとして、メモリ63に登録される。
【0103】このように設定されていると、MSU3に
おいて、ビデオカメラ5−1が、上述したカメラセレク
トボタン44−3(図2)を操作することにより選択さ
れても、MSU3が出力する制御データは、CNU1か
らCCU4−1に対して供給されない。
【0104】以上のようにして、そのスタジオに配置さ
れている各ビデオカメラの制御レベルを予め設定してお
く。
【0105】なお、図12における項目「Active/Par
a」の「Para」の表示は、上述したパラモードを表す。
【0106】図11に戻り、MSU3のモードとして、
スーパバイザMSUモードを選択する場合においては、
「SUPERVISER MSU mode」の文字が表示された左の部分
におけるボタン102−1に、カーソル103を移動さ
せ、セットボタン101−2を操作する。この場合、図
13に示すように、モード選択画面においては、ボタン
102−1の表示が「ON」となり、ボタン102−2の
表示が「OFF」となる。
【0107】さらに、この場合、スーパバイザMSUモ
ードが設定(選択)されたことに対応する設定信号が、
MSU3から、CNU1のCPU62に供給され、CP
U62では、その設定信号に対応して、MSU3と、他
のスタジオBのCNU21が接続されているスイッチ7
1−(13,15),71−(15,13)の状態をオ
ンにするように、メモリ63に記憶されているスイッチ
データが書き換えられる。
【0108】即ち、スーパーバイザMSUモードが選択
されると、CNU1とCNU21が電気的に接続され
る。
【0109】このように、ローカルMSUモードと、ス
ーパーバイザMSUモードを切り換えることにより、M
SU3が制御することができるビデオカメラ(MSU3
に、制御を割り当てるビデオカメラ)を容易に変更する
ことができる。
【0110】なお、スタジオBのMSU23においてス
ーパバイザMSUモードが選択された場合においても、
CNU1とCNU21は電気的に接続される。
【0111】スーパバイザMSUモードを選択した場
合、他のCNU21に(CCU24−1乃至24−5を
介して)接続されているビデオカメラ25−1乃至25
−5の制御レベルも、ローカルMSUモードを選択した
場合と同様に設定する。
【0112】ここで、本実施の形態では、スーパバイザ
MSUモードにおいては、1つのMSUによって、最大
で、他の3台のCNUに接続されたビデオカメラまで、
即ち、そのMSUが直接接続されているCNUを含めれ
ば、合計で4台のCNUに接続されたビデオカメラを制
御することができるようになされている(例えば、MS
U3に、96台のビデオカメラを割り当てることができ
る)。上述したように、1のCNUには、24台までの
ビデオカメラを接続することができるから、4つのCN
Uには、最大で、第1乃至第24、第25乃至第48、
第49乃至第72、または第73乃至第96の24台ず
つの合計96台のビデオカメラを接続することができ
る。従って、スーパバイザMSUモードでは、ローカル
MSUモードにおける場合のように、第1乃至第24の
ビデオカメラについてだけではなく、第25乃至第96
のビデオカメラについても、制御レベルの設定を行うこ
とがあるから、図13に示した、スーパバイザMSUモ
ードが選択されたモード選択画面では、第1乃至第24
のビデオカメラに対応するボタン102−3の表示だけ
でなく、第25乃至第48、第49乃至第72、または
第73乃至第96のビデオカメラそれぞれに対応するボ
タン102−4乃至102−6の表示も「NEXT」になっ
ている。なお、CNUどうしの接続台数や、1のCNU
に接続可能なビデオカメラの台数等は、上述した値に限
定されるものではない。
【0113】この場合、図13に示す画面の「25-48cam
CAMERA SELECT・・・」という表示の左側のボタン10
2−4に、カーソル103を、MSU3のモニタ42に
表示されたカーソルキー101U,101D,101
L、または101Rを操作することにより移動させ、さ
らに、セットボタン101−2を操作することにより、
図12における場合と同様の、第25乃至第48のビデ
オカメラについての制御レベル設定画面を表示させる。
そして、ローカルMSUモードの場合と同様に、ビデオ
カメラ25−1乃至25−5(25CAM乃至29CA
Mに対応する)の制御レベルの設定を行う。
【0114】このようにして、他のCNU21に接続さ
れたビデオカメラ25−1乃至25−5についての制御
レベルを設定すると、その設定に対応する設定信号が、
MSU3から、CNU1を介して他のCNU21のCP
U62に供給され、CNU21のCPU62では、その
設定信号に対応して、CNU1と、ビデオカメラ25−
m(m=1乃至5のいずれか)と対になっているCCU
24−mとの間のスイッチ71−(i,j)の状態に関
するスイッチデータが、CNU21のメモリ63に書き
込まれる。
【0115】以上のようにして、選択したモード(ロー
カルMSUモードまたはスーパバイザMSUモード)に
応じて、MSU3に割り当てられるビデオカメラへの制
御レベル(ここでは、AV機器の状態の変更およびその
状態の取得の許可、状態の取得の許可、両方とも不許可
のいずれか)の設定を行う。
【0116】以上のような設定が行われた後、MSU3
の操作部44(カメラセレクトボタン44−3)が操作
されることにより、制御対象となるビデオカメラ5−k
(k=1乃至3のいずれか)が選択され、さらに、操作
部44が操作されることにより、その選択されたビデオ
カメラ5−kに対する制御データが、制御回路45から
CNU1に供給されると、CNU1では、CPU62に
おいて、予め設定した制御レベルに対応してスイッチ7
1−(13,k)およびスイッチ71−(k,13)の
制御が行われる。
【0117】また、スーパーバイザMSUモードにおい
て、他のCNU21に(CCU24−1乃至24−5を
介して)接続されているビデオカメラ25−1乃至25
−5のいずれかが選択され、その選択されたビデオカメ
ラ25−k(k=1乃至5のいずれか)に対する制御デ
ータが、MSU3の制御回路45からCNU1に供給さ
れた場合には、CNU1のCPU62は、MSU3から
の制御データを、マトリクススイッチ61を介して、そ
のままCNU21に出力させる。そして、CNU21
は、予め設定された制御レベルに対応してスイッチの制
御を行う。
【0118】次に、図14は、MSU3や23が出力す
る制御データおよびCCU4−1乃至4−3,24−1
乃至24−5やビデオカメラ5−1乃至5−3,25−
1乃至25−5が出力する状態データのフォーマットを
示している。この実施の形態では、制御データおよび状
態データは、同一のフォーマットとされている。
【0119】即ち、同図(A)に示すように、制御デー
タ(状態データも同様)は、大きく分けて、ヘッダ、フ
ラグ、属性、パラメータ、チェックサムの5項目が、そ
の先頭から順次配置されて構成されている。
【0120】ヘッダは、宛先、データ長、送信元から構
成されている。即ち、図1のAV処理システムを構成す
る各機器には、ユニークなIDが割り当てられており、
宛先には、制御データ(または状態データ)を送信する
送信先の機器のIDが配置される。例えば、MSUには
70Hが、CCUには40Hが、ビデオカメラには20
Hが、それぞれ割り当てられている(Hは、その前の数
字が16進数であることを表す)。データ長には、フラ
グの先頭からチェックサムの最後までのデータ長がバイ
ト単位で配置される。送信元には、制御データ(または
状態データ)を送信する送信元の機器のIDが配置され
る。
【0121】フラグには、後述するパラメータに配置さ
れた値が、相対的な値であるのか、または絶対的な値で
あるのかを表す情報などが配置される。属性には、制御
対象(例えば、ビデオカメラにおけるアイリスや、ホワ
イトバランスなど)を表す値が配置される。パラメータ
には、制御対象の調整値(例えば、ビデオカメラにおけ
るアイリスや、R信号のホワイトバランスの調整値な
ど)が配置され、チェックサムには、制御データについ
て求められたチェックサムが配置される。
【0122】上述したように、本実施の形態では、制御
データと状態データとは同一フォーマットとされている
が、その区別は、例えば、フラグによって行うことがで
きるようになされている。即ち、本実施の形態では、パ
ラメータには、状態の変更を行う場合においては、その
変更分(現在の値からの増減量を示す相対的な値)が配
置され、自身の状態を知らせる場合には、その状態の絶
対的な値が配置されるようになされている。具体的に
は、例えば、MSUがビデオカメラのアイリスの調整値
の変更を行う場合には、その調整値の変分に対応する値
がパラメータとされ、ビデオカメラがアイリスの調整値
をMSUに知らせる場合には、その調整値そのものに対
応する値がパラメータとされるようになされている。そ
して、パラメータに、相対的または絶対的な値が配置さ
れるとき、フラグには、その旨の情報が配置されるか
ら、フラグを参照することで、制御データと状態データ
とを区別することができる。
【0123】また、本実施の形態では、制御データ(図
14(A)に示すフォーマットのデータのうち、フラグ
が、パラメータに配置された値が相対的なものであるこ
とを示しているもの)を受信したCCUやビデオカメラ
は、それに対するレスポンスとして、状態データ(図1
4(A)に示すフォーマットのデータのうち、フラグ
が、パラメータに配置された値が絶対的なものであるこ
とを示しているもの)を、その制御データを送信してき
たMSUに送信(返信)するようになされている。
【0124】即ち、例えば、MSUにおいて、図14
(B)に示すような制御データ(変更制御データ)が、
ビデオカメラに送信された場合、ビデオカメラでは、そ
の制御データに対応した状態の変更が行われ、図14
(C)に示すような、その変更後の状態を表す状態デー
タが返送される。
【0125】ここで、図14(B)において、宛先に配
置された20Hは、ビデオカメラのIDを、データ長に
配置された05Hは、フラグの先頭からチェックサムの
最後までのバイト数を、送信元に配置された70Hは、
MSUのIDをそれぞれ示している。また、フラグに配
置された22Hは、パラメータがアナログの相対的な値
であることを表し、属性に配置された01Hは、アイリ
スを表している。従って、この制御データは、MSUを
送信元として、ビデオカメラに送信され、その制御内容
は、アイリスの調整値を、現在の値から、0001Hだ
け増加させることを要求するものとなっている。
【0126】一方、図14(C)において、宛先に配置
された70Hは、MSUのIDを、データ長に配置され
た05Hは、フラグの先頭からチェックサムの最後まで
のバイト数を、送信元に配置された20Hは、ビデオカ
メラのIDをそれぞれ示している。また、フラグに配置
された23Hは、パラメータがアナログの絶対的な値で
あることを表し、属性に配置された01Hは、アイリス
を表している。従って、この状態データは、ビデオカメ
ラを送信元として、MSUに送信され、その内容は、ア
イリスの調整値が、0701Hであることを知らせるも
のとなっている。
【0127】即ち、図14(B)に示したような制御デ
ータを受信したビデオカメラでは、アイリスの調整値
が、現在の値から、0001Hだけ増加され、その増加
後のアイリスの調整値0701Hが、制御データのパラ
メータ0001Hに代えて配置される。さらに、制御デ
ータにおける宛先20Hと送信元70Hとが入れ替えら
れる。そして、フラグが、相対的な値を表す22Hから
絶対的な値を表す23Hに変更され、それが、状態デー
タとして送信される。
【0128】なお、図14の実施の形態では、アイリス
の調整値が、元の値から、0001Hだけ増加されるこ
とにより、0701Hとなっていることから、元の値は
0700Hであったことが分かる。
【0129】ところで、本実施の形態では、上述したよ
うに、制御データにおけるパラメータは、相対的な値と
なっており、また、制御データを受信したビデオカメラ
やCCUからは、状態データが返送されてくる。従っ
て、結果として、パラメータの値が0000H以外の値
になっている制御データは変更制御データとなり、パラ
メータの値が0000Hになっている制御データは参照
制御データとなる。即ち、制御データを受信したビデオ
カメラやCCUからは、現在の状態が、そのパラメータ
に対応する値だけ変化され、その変化後の状態に対応す
るパラメータが配置された状態データが送信されてく
る。従って、制御データにおいて、パラメータの値が0
000Hになっている場合には、現在の状態が0だけ変
化され、その変化後の値、即ち、結果として、変化して
いない状態に対する値がパラメータに配置された状態デ
ータが返送されてくることになる。
【0130】なお、図14においては、パラメータは2
バイトで、それ以外の部分は1バイトで表されている
が、例えば、パラメータは、属性によって、そのデータ
長が変化するようになされている(パラメータは可変長
とされている)。
【0131】次に、図15および図16のフローチャー
トを参照して、CNU1の処理について、さらに説明す
る。
【0132】まず、図15を参照して、CNU1(図
6)が、制御データを受信した場合に行われる制御デー
タの受信処理について説明する。
【0133】例えば、MSU3が、カメラセレクトボタ
ン44−3を操作することにより選択されているビデオ
カメラ5−kまたは25−k(あるいは、CCU4−k
または24ーk)に対する制御データをCNU1に出力
すると、その制御データは、マトリクススイッチ61お
よびCPU62において受信される。
【0134】CPU62は、制御データを受信すると、
ステップS1において、その制御データの宛先と送信元
(ここでは、上述したようにMSU3)を抽出し、メモ
リ63に記憶されたスイッチデータを参照する。そし
て、ステップS2に進み、CPU62は、ステップS1
で抽出した送信元および宛先と、スイッチデータとを比
較することで、その送信元から宛先への変更制御データ
の送信が可能とされているかどうか(送信元からの宛先
の状態の変更が可能とされているかどうか)を判定す
る。
【0135】ステップS2において、送信元から宛先へ
の変更制御データの送信が可能とされていると判定され
た場合、ステップS3に進み、CPU62は、マトリク
ススイッチ61を制御することにより、送信元に対応す
る端子から宛先に対応する端子に対して、制御データを
出力させるためのスイッチをオンにし、処理を終了す
る。これにより、マトリクススイッチ61に供給された
制御データは、その宛先となっているCCUまたはビデ
オカメラに送信(出力)される。
【0136】即ち、この場合、制御データが、例えば、
ビデオカメラ5−k宛のものであれば、その制御データ
は、ビデオカメラ5−kと対になっているCCU4−k
に出力され、さらに、そのCCU4−kを介して、ビデ
オカメラ5−kに出力される。
【0137】なお、制御データが、例えば、ビデオカメ
ラ25−k宛のものである場合、CNU1では、その制
御データは、ビデオカメラ25−k(CCU24−k)
が接続されているCNU21に出力される。そして、C
NU21は、この制御データを受信すると、図15に示
す制御データの受信処理を行う。なお、これは、MSU
3において、スーパバイザMSUモードが設定され、M
SU3とCNU21との間のスイッチ71−(13,1
5)がオン状態にされる場合であり、MSU3において
ローカルMSUモードが設定されている場合には、MS
U3とCNU21との間のスイッチ71−(13,1
5)はオフ状態にされるから、制御データは、CNU1
から21に対して出力されない。
【0138】一方、ステップS2において、送信元から
宛先への変更制御データの送信が可能とされていないと
判定された場合、ステップS4に進み、CPU62にお
いて、ステップS1で抽出した送信元および宛先と、ス
イッチデータとが比較されることで、その送信元から宛
先への参照制御データの送信が可能とされているかどう
か(送信元からの宛先の状態の参照が可能とされている
かどうか)が判定される。
【0139】ステップS4において、送信元から宛先へ
の参照制御データの送信が可能とされていると判定され
た場合、ステップS5に進み、CPU62は、マトリク
ススイッチ61を制御することにより、送信元に対応す
る端子から宛先に対応する端子に対して、制御データを
出力させるためのスイッチをオンにする。さらに、CP
U62は、マトリクススイッチ61に供給された制御デ
ータにおけるパラメータが0000Hでない場合は、そ
のパラメータを0000Hに変更し、即ち、マトリクス
スイッチ61に供給された制御データが変更制御データ
である場合には、それを参照制御データに変更し、その
宛先となっているCCUまたはビデオカメラに送信(出
力)して、受信処理を終了する。
【0140】即ち、送信元から宛先への参照制御データ
の送信が可能とされている場合には、送信されてきた制
御データが参照制御データであれば、その制御データ
は、そのまま宛先へ送信され、また、送信されてきた制
御データが変更制御データであれば、その制御データ
は、参照制御データに変更されて、宛先へ送信される。
その結果、送信元から宛先への変更制御データの送信が
可能とされておらず、参照制御データの送信だけが可能
とされている場合には、実質的に、変更制御データの送
信は制限される。
【0141】なお、ステップS4では、送信元から宛先
への参照制御データの送信が可能とされているかどうか
を判定する前に、送信されてきた制御データが参照制御
データかどうかを判定し、その制御データが、参照制御
データでない場合、即ち、変更制御データである場合に
は、その制御データの送信を行わないようにすることも
可能である。
【0142】一方、ステップS4において、送信元から
宛先への参照制御データの送信が可能とされていないと
判定された場合、CPU62は、マトリクススイッチ6
1を制御せずに処理を終了する。即ち、マトリクススイ
ッチ61を構成するスイッチ71−(i,j)は、上述
したように、CPU62に制御されたときだけオン状態
になるようになされており、通常は、オフ状態になって
いる。従って、CPU62がマトリクススイッチ61を
制御しない場合においては、スイッチ71−(i,j)
はすべてオフ状態のままであり、マトリクススイッチ6
1に供給された制御データの送信は行われない。
【0143】以上のように、制御レベルにしたがってメ
モリ63に記憶されたスイッチデータに応じて、制御デ
ータの宛先への送信が制御(制限)される。
【0144】次に、CNU1を介して送信された制御デ
ータを受信したビデオカメラやCCUからは、上述した
ように、その制御データに対するレスポンスとして、状
態データが、CNU1に対して送信されてくるが、この
状態データをCNU1が受信した場合に行われる状態デ
ータの受信処理について、図16のフローチャートを参
照して説明する。
【0145】例えば、MSU3が、カメラセレクトボタ
ン44−3を操作することにより選択されているビデオ
カメラ5−kまたは25−k(あるいは、CCU4−k
または24ーk)に対して、制御データを、CNU1を
介して送信し、その制御データに対する応答としての状
態データが、CNU1に送信されてきたとする。この場
合、その状態データは、図15で説明した制御データに
おける場合と同様に、マトリクススイッチ61およびC
PU62において受信される。
【0146】CPU62は、状態データを受信すると、
ステップS21において、その状態データから、宛先と
送信元とを抽出し、抽出した宛先において、抽出した送
信元が選択されているかどうかを判定する。即ち、いま
の場合、宛先は、MSU3になっており、送信元は、ビ
デオカメラ5−kまたは25−kになっている(但し、
送信元が、ビデオカメラ25−kになっている場合に
は、MSU3の動作モードがスーパバイザMSUモード
になっている必要がある)。従って、ステップS21で
は、MSU3において、送信元であるビデオカメラ5−
kまたは25−kが選択されているかどうかが判定され
る。
【0147】ステップS21において、送信元であるビ
デオカメラ5−kまたは25−kが、MSU3において
選択されていないと判定された場合、即ち、カメラセレ
クトボタン44−3を操作することにより、送信元であ
るビデオカメラ5−kまたは25−kが選択されていな
い場合、CPU62はマトリクススイッチ61を制御せ
ずに、処理を終了する。この場合、上述したように、マ
トリクススイッチ61を構成するすべてのスイッチ71
−(i,j)はオフ状態のままであるから、送信元であ
るビデオカメラ5−kまたは25−kから送信されてき
た状態データは、MSU3に送信されない。
【0148】ここで、状態データの送信元であるビデオ
カメラ5−kまたは25−kが、MSU3において選択
されていない場合に、その状態データをMSU3に送信
しないようにしたのは、次のような理由による。
【0149】即ち、ビデオカメラは、例えば、電源投入
直後などにおいて、オートセットアップを行い、そのセ
ットアップ後の状態を知らせる状態データを、MSU3
が要求していないのにも拘らず、MSU3に送信する場
合がある。さらに、その他の場合においても、ビデオカ
メラは、MSU3が要求していない状態データを、MS
U3宛に送信してくることがある。そして、状態データ
は、MSU3において、後述するように表示されるか
ら、MSU3において選択されていないビデオカメラか
らの状態データを、MSU3に送信することとすると、
多数のビデオカメラから一斉に状態データが送信されて
きたときに、MSU3における表示が、その多くの状態
データに対応して頻繁に変化し、MSU3の操作者が、
所望するビデオカメラの状態を把握することが困難にな
る。そこで、このようなことを防止するために、状態デ
ータの送信元であるビデオカメラ5−kまたは25−k
が、MSU3において選択されていない場合に、その状
態データをMSU3に送信しないようにしている。
【0150】一方、ステップS21において、送信元で
あるビデオカメラ5−kまたは25−kが、MSU3に
おいて選択されていると判定された場合、即ち、カメラ
セレクトボタン44−3を操作することにより、送信元
であるビデオカメラ5−kまたは25−kが選択されて
いる場合、ステップS22に進み、CPU62におい
て、宛先から送信元への制御データ(変更制御データお
よび参照制御データの両方か、参照制御データだけ)の
送信が許可されているかどうかが、メモリ63に記憶さ
れたスイッチデータを参照することで判定される。
【0151】そして、ステップS22において、宛先か
ら送信元への制御データの送信が許可されていないと判
定された場合、CPU62は、マトリクススイッチ62
を制御せずに、処理を終了する。即ち、ここでは、宛先
から送信元への制御データの送信が許可されていない場
合には、送信元から宛先への状態データの送信も許可さ
れないようになっている。従って、例えば、MSU3か
らビデオカメラ5−kまたは25−kへの制御データの
送信が許可されていない場合には、ビデオカメラ5−k
または25−kから送信されてきた状態データは、MS
U3を宛先とするものであっても、MSU3には送信さ
れない。但し、そのような場合であっても、状態データ
を、MSU3に送信するようにすることも可能である。
【0152】一方、ステップS22において、宛先から
送信元への制御データ(変更制御データおよび参照制御
データの両方か、または参照制御データだけ)の送信が
許可されていると判定された場合、ステップS23に進
み、CPU62は、マトリクススイッチ62を制御し、
これにより、送信元からの状態データを宛先に送信さ
せ、処理を終了する。
【0153】以上のようにして、CNU1では、ビデオ
カメラ5−kまたは25−kなどから送信されてきた状
態データが、MSU3などに送信される。
【0154】なお、MSU3(図2)は、状態データを
受信すると、そのパラメータに対応する値を、例えば、
アイリス表示部44−6やマスタブラック表示部44−
8などに表示させる。
【0155】以上のように、MSU3(またはMSU2
3)に、制御対象として割り当てるビデオカメラ(CC
U)を容易に変更することができ、即ち、スタジオAに
設置されたビデオカメラ5−1乃至5−3(およびCC
U4−1乃至4−3)だけを制御対象とすることも、ま
た、スタジオA並びにBの両方に設置されているビデオ
カメラ5−1乃至5−3(およびCCU4−1乃至4−
3)並びにビデオカメラ25−1乃至25−5(および
CCU24−1乃至24−5)すべてを制御対象とする
ことも、容易に行うことができ、さらに、その際、制御
レベルを設定することができるので、MSU3の操作性
を向上させることができる。
【0156】次に、図17のフローチャートを参照し
て、CCU4−1(あるいは、CCU4−2,4−3,
24−1乃至24−5)が制御データを受信した場合に
行われる制御データの受信処理について説明する。
【0157】なお、ここでは、CCU4−1に対して
は、CCU4−1宛か、またはCCU4−1に接続され
ているビデオカメラ5−1宛の制御データが送信されて
くるものとする。
【0158】CCU4−1(図7)においては、CNU
1から制御データが送信されてくると、その制御データ
が、CPU81によって受信される。そして、CPU8
1は、ステップS31において、その制御データにおけ
る宛先を参照し、その制御データが、自身当てのものか
どうかを判定する。ステップS31において、制御デー
タが自身当てのものでないと判定された場合、即ち、制
御データにおける宛先が、ビデオカメラのIDである2
0Hであり、従って、ビデオカメラ宛のものである場
合、ステップS32に進み、CPU81は、受信した制
御データを、自身に接続されているビデオカメラ(ここ
では、ビデオカメラ5−1)に送信し、処理を終了す
る。
【0159】また、ステップS31において、制御デー
タが自身宛のものであると判定された場合、即ち、制御
データにおける宛先が、CCUのIDである40Hであ
る場合、ステップS33に進み、制御データが、変更制
御データであるかどうかが、CPU81によって判定さ
れる。ステップS33において、制御データが変更制御
データであると判定された場合、ステップS34に進
み、CPU81は、その変更制御データに対応して、C
CU4−1の状態を変更させる。即ち、CPU81は、
カラーコレクタ82、コントラスト制御回路83、また
はサチュレーション制御回路84を制御することによ
り、カラーコレクト、コントラスト、またはサチュレー
ションの調整量を、変更制御データにおけるパラメータ
に対応する値だけ変化させる。
【0160】そして、ステップS35に進み、CPU8
1は、状態データを返送して処理を終了する。即ち、C
PU81は、受信した変更制御データに対応して変化さ
せた調整値を認識し、受信した変更制御データのパラメ
ータとして配置する。さらに、CPU81は、受信した
変更制御データの宛先と送信元とを入れ替え、フラグ
を、絶対的な値を表すものに変更するとともに、チェッ
クサムを計算する。そして、CPU81は、以上のよう
な変更を行った後の変更制御データを、状態データとし
て、CNU1に送信する。
【0161】一方、ステップS33において、制御デー
タが、変更制御データでないと判定された場合、即ち、
制御データが参照制御データである場合、ステップS3
4をスキップして、ステップS35に進み、CPU81
は、やはり、状態データを返送して処理を終了する。即
ち、CPU81は、受信した参照制御データにおける属
性に対応する調整値(例えば、現在のカラーコレクト、
コントラスト、またはサチュレーションの調整値)を認
識し、その参照制御データのパラメータとして配置す
る。さらに、CPU81は、受信した参照制御データの
宛先と送信元とを入れ替え、フラグを、絶対的な値を表
すものに変更するとともに、チェックサムを計算する。
そして、CPU81は、以上のような変更を行った後の
参照制御データを、状態データとして、CNU1に送信
する。
【0162】次に、図18のフローチャートを参照し
て、ビデオカメラ5−1(あるいは、ビデオカメラ5−
2,5−3,25−1乃至25−5)が制御データを受
信した場合に行われる制御データの受信処理について説
明する。
【0163】例えば、上述した図17におけるステップ
S32において、CCU4−1からビデオカメラ5−1
に対して、制御データが送信されてくると、ビデオカメ
ラ5−1(図8)のCPU99では、その制御データが
受信される。そして、ステップS41において、受信し
た制御データが、変更制御データであるかどうかが、C
PU99によって判定される。ステップS41におい
て、制御データが変更制御データであると判定された場
合、ステップS42に進み、CPU99は、その変更制
御データに対応して、ビデオカメラ5−1の状態を変更
させる。即ち、CPU99は、アイリス92、アナログ
信号処理部95、またはDSP97を制御することによ
り、アイリス、ホワイトレベル、またはブラックレベル
の調整値を、変更制御データにおけるパラメータに対応
する値だけ変化させる。
【0164】そして、ステップS43に進み、CPU9
9は、状態データを返送して処理を終了する。即ち、C
PU99は、受信した変更制御データに対応して変化さ
せた、調整値を認識し、受信した変更制御データのパラ
メータとして配置する。さらに、CPU99は、受信し
た変更制御データの宛先と送信元とを入れ替え、フラグ
を、絶対的な値を表すものに変更するとともに、チェッ
クサムを計算する。そして、CPU99は、以上のよう
な変更を行った後の変更制御データを、状態データとし
て、CNU1に送信する。
【0165】一方、ステップS41において、制御デー
タが、変更制御データでないと判定された場合、即ち、
制御データが参照制御データである場合、ステップS4
2をスキップして、ステップS43に進み、CPU99
は、やはり、状態データを返送して処理を終了する。即
ち、CPU99は、受信した参照制御データにおける属
性に対応する調整値(例えば、現在のアイリス、ホワイ
トレベル、またはブラックレベルの調整値)を認識し、
その参照制御データのパラメータとして配置する。さら
に、CPU99は、受信した参照制御データの宛先と送
信元とを入れ替え、フラグを、絶対的な値を表すものに
変更するとともに、チェックサムを計算する。そして、
CPU99は、以上のような変更を行った後の参照制御
データを、状態データとして、CNU1に送信する。
【0166】なお、上記実施の形態においては、制御レ
ベルは、状態の変更および状態データの取得の許可(変
更制御データおよび参照制御データの送信可)、状態デ
ータの取得の許可(参照制御データのみの送信可)、両
方とも不許可(変更制御データおよび参照制御データの
送信不可)の3レベルとしたが、より多くの制御レベル
を設定するようにしてもよい。
【0167】また、上述の動作の説明においては、基本
的に、CNU1に接続されているMSU3が、ビデオカ
メラ5−1乃至5−3,25−1乃至25−5の制御を
行う場合について説明しているが、RCP2−1乃至2
−3、さらにはCNU21に接続されているMSU2
3、およびRCP22−1乃至22−5も、同様に、ビ
デオカメラ5−1乃至5−3,25−1乃至25−5の
制御を行うことができる。
【0168】さらに、上述のCNU1,21において
は、マトリクススイッチ61を利用して、入力端子と出
力端子との接続関係を設定することとしたが、所謂コン
ピュータを利用してソフトウェア的に入出力の接続関係
を設定するようにしてもよい。
【0169】次に、図9に示したメニュー画面が、MS
U3のモニタ42に表示されている場合において、例え
ば、AUXアサインボタン100−4が操作されると、
MSU3の制御回路45は、モニタ42に、図9のメニ
ュー画面に代えて、例えば、図19に示すようなAUX
アサイン画面を表示させる。なお、AUXアサイン画面
は、「MSU Assignment」の文字に代えて、「AUX Assign
ment」の文字が表示されている他は、図10におけるM
SUアサイン画面と同様に構成される。
【0170】さらに、制御回路45は、モニタ42にA
UXアサイン画面(図19)を表示させるのと同時に、
CNU1を制御して、そこに接続されているモニタ6
に、例えば、図20に示すような、CNU1に装着され
た拡張ボード10(図5)におけるVCS端子70−1
4,AUX端子70−15および70−16に割り当て
る機器を設定するための画面(以下、適宜、機器設定画
面という)を表示させる。
【0171】VCS1ボタン106−1,AUX1ボタ
ン106−2,AUX2ボタン106−3は、CNU1
の背面パネルの上下2段のスロットのうちの上段に装着
された拡張ボードにおけるVCS端子、2つのAUX端
子それぞれに割り当てる機器を設定するときにそれぞれ
操作される。従って、図5に示したように、CNU1の
上端のスロットに拡張ボード10が装着されている場合
には、VCS端子70−14,AUX端子70−15,
70−16に割り当てる機器を設定するときに、VCS
1ボタン106−1,AUX1ボタン106−2,AU
X2ボタン106−3がそれぞれ操作される。
【0172】また、VCS1ボタン106−4,AUX
1ボタン106−5,AUX2ボタン106−6は、C
NU1の背面パネルの上下2段のスロットのうちの下段
に、拡張ボード10と同様の拡張ボードが装着された場
合に、その拡張ボードにおけるVCS端子、2つのAU
X端子それぞれに割り当てる機器を設定するときにそれ
ぞれ操作される。
【0173】なお、VCS1ボタン106−1,AUX
1ボタン106−2,AUX2ボタン106−3,VC
S1ボタン106−4,AUX1ボタン106−5,A
UX2ボタン106−6の操作は、図19に示すカーソ
ルキー101U,101D,101L、または101R
を操作することにより、カーソル103を、対応するボ
タンの位置に移動し、セットボタン101−2を操作す
ることで行われる。
【0174】VCS端子、2つのAUX端子それぞれ
に、機器を割り当てる際に設定する項目は、「fun
c.」、「CAM no.」、「CTL by」の3つがあり、項目「f
unc.」には、端子に接続する機器が設定される。また、
項目「CAM no.」には、端子に接続された機器に接続さ
れるビデオカメラの番号(この番号は、例えば、図12
における1CAM,2CAM,・・・に対応する)が設
定される。さらに、項目「CTL by」には、端子に接続さ
れた機器をコントロールするMSUが設定される。な
お、図20において、「all MSU」は、すべてのMSU
によってコントロールされることを意味し、「MSU1/2」
は、MSUが2台ある場合において、その2台のうちの
1台目によってコントロールされることを意味する。
【0175】次に、図21は、本発明を適用したAV処
理システムの第2実施の形態の構成例を示している。
【0176】このAV処理システムにおいては、図1の
AV処理システムにおける2台のCNU1,21の代わ
りに、2つの拡張ボード10−1,10−2を有するC
NU11が利用されている。拡張ボード10−1には、
MSU3およびVCS7−1の他、スタジオAにおいて
利用される、図21においては図示せぬRCPおよびC
CUが接続されている。一方、拡張ボード10−2に
は、MSU23およびVCS7−1,27−2,27−
3の他、スタジオBにおいて利用される、図21におい
ては図示せぬRCPおよびCCUが接続されている。
【0177】拡張ボード10−1,10−2は、上述の
マトリクススイッチ61、CPU62、および、メモリ
63をそれぞれ有している。そして、拡張ボード10−
1,10−2は、CPU62どうしを介して接続されて
いる。
【0178】さらに、CPU62は、上述のモードの設
定に対応して、他方のCPU62との間の制御データの
入出力を管理するようになされている。
【0179】即ち、例えば、MSU3がスーパーバイザ
MSUモードに設定されている場合、制御データは、C
PU62を介して、他方の拡張ボード10−2のCPU
62に供給された後、マトリクススイッチ61を介し
て、所定のCCUに供給される。なお、このとき、拡張
ボード10−2のCPU62は、予め設定されている制
御レベル(メモリ63に記憶されているスイッチデー
タ)に応じて、その制御データを、そのCCUに出力す
る。
【0180】同様に、MSU23が、スーパーバイザM
SUモードに設定されている場合、設定されている制御
レベルに応じて、拡張ボード10−1に接続されている
CCUを介してスタジオAのビデオカメラの制御を行う
ことができる。
【0181】このようにすることにより、1台のCNU
11で、図1のAV処理システムと同様の処理を行うこ
とができる。
【0182】次に、図22は、本発明を適用したAV処
理システムの第3実施の形態の構成例を示している。
【0183】このAV処理システムにおいては、3つの
スタジオA,B,Cそれぞれに設けられたローカルMS
U(ローカルMSUモードに設定されたMSU)23
a,23b,23cが、各スタジオの制御をそれぞれ行
うとともに、コントロールルームに設けられたスーパー
バイザMSU(スーパーバイザMSUモードに設定され
たMSU)3も、同時に、各スタジオの制御を行うこと
ができるようになされている。
【0184】なお、このAV処理システムは、図21の
AV処理システムを、カスケード接続したものである。
即ち、スタジオAのCNU11aの拡張ボード10−1
aのAUX1端子と、スタジオBのCNU11bの拡張
ボード10−1bのAUX1端子とが接続され、スタジ
オBのCNU11bの拡張ボード10−1bのAUX2
端子と、スタジオCのCNU11cの拡張ボード10−
1cのAUX2端子とが接続されている。
【0185】次に、図22の実施の形態におけるビデオ
カメラの制御について説明する。
【0186】スタジオAのローカルMSU23aは、C
NU11aの拡張ボード10−2aに接続されているC
CU(図示せず)を介して、スタジオAのビデオカメラ
(図示せず)の制御を行う。
【0187】同様に、スタジオBのローカルMSU23
bは、CNU11bの拡張ボード10−2bに接続され
ているCCU(図示せず)を介して、スタジオBのビデ
オカメラ(図示せず)の制御を行い、スタジオCのロー
カルMSU23cは、CNU11cの拡張ボード10−
2cに接続されているCCU(図示せず)を介して、ス
タジオCのビデオカメラ(図示せず)の制御を行う。
【0188】なお、ローカルMSU23a,23b,2
3cは、ローカルMSUモードに設定されていることか
ら、他のスタジオのビデオカメラを制御することはな
い。
【0189】一方、コントロールルームのスーパーバイ
ザMSU3は、スーパーバイザMSUモードに設定され
ているので、スタジオA乃至Cのいずれのビデオカメラ
の制御を行うことができる。
【0190】スタジオAのビデオカメラの制御を行う場
合、CNU11aの拡張ボード10−1aおよび拡張ボ
ード10−2aを介して、制御するビデオカメラに対応
するCCUに制御データを供給する。
【0191】また、スタジオBのビデオカメラの制御を
行う場合、CNU11aの拡張ボード10−1a、並び
に、CNU11bの拡張ボード10−1bおよび拡張ボ
ード10−2bを介して、制御するビデオカメラに対応
するCCUに制御データを供給する。
【0192】さらに、スタジオCのビデオカメラの制御
を行う場合、CNU11aの拡張ボード10−1a、C
NU11bの拡張ボード10−1b、並びに、CNU1
1cの拡張ボード10−1cおよび拡張ボード10−2
cを介して、制御するビデオカメラに対応するCCUに
制御データを供給する。
【0193】以上のように、スーパーバイザMSU3お
よびローカルMSU23a,23b,23cを設けるこ
とにより、すべてのスタジオのビデオカメラに対する制
御と、スタジオ毎のビデオカメラの制御を同時に行うこ
とができる。
【0194】なお、本実施の形態では、CCUやビデオ
カメラなどのAV機器を制御対象の機器とするようにし
たが、制御対象とする機器は、AV機器以外の電子機器
であっても良い。
【0195】
【発明の効果】請求項1に記載の中継装置および請求項
5に記載の中継方法、並びに請求項6に記載の制御シス
テムによれば、制御データに含まれる制御対象情報が抽
出され、その制御対象情報に対応する電子機器の状態の
変更が可能かどうかが判定される。そして、その判定結
果に基づいて、制御データおよび状態データの送信が制
御される。即ち、制御データには、制御情報として、電
子機器の状態の変更を要求するための情報が配置された
変更制御データと、電子機器の状態の参照を要求するた
めの情報が配置された参照制御データとがあり、制御対
象情報に対応する電子機器の状態の変更が可能であると
判定された場合には、変更制御データおよび参照制御デ
ータのいずれも、制御対象情報に対応する電子機器に送
信されるとともに、その電子機器から送信されてくる状
態データが、制御データを送信してきた入力装置に送信
される。一方、制御対象情報に対応する電子機器の状態
の変更が可能でないと判定された場合には、変更制御デ
ータまたは参照制御データのうちの、参照制御データだ
けが、制御対象情報に対応する電子機器に送信されると
ともに、その電子機器から送信されてくる状態データ
が、制御データを送信してきた入力装置に送信される。
従って、複数の入力装置それぞれに対して、状態の変更
が可能な電子機器と、そうでない電子機器(状態の参照
だけが可能な電子機器)とを割り当てることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAV処理システムの第1実施
の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のMSU3および23の正面パネルの構成
例を示す平面図である。
【図3】図1のMSU3および23の電気的構成例を示
すブロック図である。
【図4】図1のRCP2−1乃至2−3および22−1
乃至22−5の正面パネルの構成例を示す平面図であ
る。
【図5】図1のCNU1並びに21の正面パネルおよび
背面パネルの構成例を示す平面図である。
【図6】図1のCNU1および21の電気的構成例を示
すブロック図である。
【図7】図1のCCU4−1乃至4−3および24−1
乃至24−5の構成例を示すブロック図である。
【図8】図1のビデオカメラ5−1乃至5−3および2
5−1乃至25−5の構成例を示すブロック図である。
【図9】メニュー画面を示す図である。
【図10】MSUアサイン画面を示す図である。
【図11】モード選択画面を示す図である。
【図12】制御レベル設定画面を示す図である。
【図13】モード選択画面を示す図である。
【図14】制御データおよび状態データのフォーマット
を示す図である。
【図15】制御データを受信した場合における、図6の
CPU62の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図16】状態データを受信した場合における、図6の
CPU62の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図17】制御データを受信した場合における、図7の
CPU81の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図18】制御データを受信した場合における、図8の
CPU99の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図19】AUXアサイン画面を示す図である。
【図20】機器設定画面を示す図である。
【図21】本発明を適用したAV処理システムの第2実
施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図22】本発明を適用したAV処理システムの第3実
施の形態の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 カメラコマンドネットワークユニット(CNU),
2−1乃至2−3リモートコントロールパネル(RC
P), 3 マスタセットアップユニット(MSU),
4−1乃至4−3 カメラコントロールユニット(C
CU), 5−1乃至5−3 ビデオカメラ, 11,
21 CNU, 22−1乃至22−5 RCP, 2
3 MSU, 24−1乃至24−5 CCU, 25
−1乃至25−5 ビデオカメラ, 61 マトリクス
スイッチ, 62 CPU,63 メモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力装置から送信されてくる、制
    御対象とされている電子機器を示す制御対象情報および
    制御の内容を表す制御情報を含む制御データを受信し、
    複数の電子機器のうちの、前記制御対象情報で示される
    ものに送信するとともに、 前記制御データを受信した前記電子機器から送信されて
    くる、その電子機器の状態を表す状態データを受信し、
    前記複数の入力装置のうちの、前記制御データを送信し
    てきたものに送信する、 前記制御データおよび状態データの中継を行う中継装置
    であって、 前記入力装置からの前記制御データを受信する制御デー
    タ受信手段と、 前記制御データを前記電子機器に送信する制御データ送
    信手段と、 前記電子機器からの前記状態データを受信する状態デー
    タ受信手段と、 前記状態データを、前記入力装置に送信する状態データ
    送信手段と、 前記制御データ受信手段が受信した前記制御データに含
    まれる前記制御対象情報を抽出する抽出手段と、 前記制御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が可
    能かどうかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記制御データ送
    信手段および状態データ送信手段を制御する制御手段と
    を備え、 前記制御データには、前記制御情報として、前記電子機
    器の状態の変更を要求するための情報が配置された変更
    制御データと、前記電子機器の状態の参照を要求するた
    めの情報が配置された参照制御データとがあり、 前記制御手段は、 前記判定手段によって、前記制御対象情報に対応する電
    子機器の状態の変更が可能であると判定された場合、前
    記制御データ送信手段に、前記変更制御データおよび参
    照制御データのいずれも、前記制御対象情報に対応する
    電子機器に送信させるとともに、前記状態データ送信手
    段に、その電子機器から送信されてくる前記状態データ
    を、前記制御データを送信してきた前記入力装置に送信
    させ、 前記判定手段によって、前記制御対象情報に対応する電
    子機器の状態の変更が可能でないと判定された場合、前
    記制御データ送信手段に、前記変更制御データまたは参
    照制御データのうちの、前記参照制御データだけを、前
    記制御対象情報に対応する電子機器に送信させるととも
    に、前記状態データ送信手段に、その電子機器から送信
    されてくる前記状態データを、前記制御データを送信し
    てきた前記入力装置に送信させることを特徴とする中継
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の入力装置それぞれによって、
    状態の変更が可能な電子機器を表す情報を記憶する記憶
    手段をさらに備え、 前記判定手段は、前記記憶手段の記憶内容と、前記制御
    対象情報とを比較することにより、その制御対象情報に
    対応する電子機器の状態の変更が可能かどうかを判定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の中継装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記入力装置からの制
    御にしたがって、状態の変更が可能な電子機器を表す情
    報を記憶することを特徴とする請求項2に記載の中継装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記判定手段におい
    て、前記制御データに含まれる前記制御対象情報に対応
    する電子機器の状態の変更が可能でないと判定された場
    合、その制御データを、そこに含まれる前記制御情報を
    前記電子機器の状態の参照を要求するための情報に変更
    することにより前記参照制御データにして、前記制御デ
    ータ送信手段に、前記制御対象情報に対応する電子機器
    に送信させることを特徴とする請求項1に記載の中継装
    置。
  5. 【請求項5】 複数の入力装置から送信されてくる、制
    御対象とされている電子機器を示す制御対象情報および
    制御の内容を表す制御情報を含む制御データを受信し、
    複数の電子機器のうちの、前記制御対象情報で示される
    ものに送信するとともに、 前記制御データを受信した前記電子機器から送信されて
    くる、その電子機器の状態を表す状態データを受信し、
    前記複数の入力装置のうちの、前記制御データを送信し
    てきたものに送信する、 前記制御データおよび状態データの中継を行う中継方法
    において、 前記制御データに含まれる前記制御対象情報を抽出し、 その制御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が可
    能かどうかを判定し、 その判定結果に基づいて、前記制御データおよび状態デ
    ータの送信を制御する中継方法であって、 前記制御データには、前記制御情報として、前記電子機
    器の状態の変更を要求するための情報が配置された変更
    制御データと、前記電子機器の状態の参照を要求するた
    めの情報が配置された参照制御データとがあり、 前記制御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が可
    能であると判定された場合には、前記変更制御データお
    よび参照制御データのいずれも、前記制御対象情報に対
    応する電子機器に送信させるとともに、その電子機器か
    ら送信されてくる前記状態データを、前記制御データを
    送信してきた前記入力装置に送信させ、 前記制御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が可
    能でないと判定された場合には、前記変更制御データま
    たは参照制御データのうちの、前記参照制御データだけ
    を、前記制御対象情報に対応する電子機器に送信させる
    とともに、その電子機器から送信されてくる前記状態デ
    ータを、前記制御データを送信してきた前記入力装置に
    送信させることを特徴とする中継方法。
  6. 【請求項6】 複数の電子機器を制御する制御システム
    において、 制御対象とされている電子機器を示す制御対象情報およ
    び制御の内容を表す制御情報を含む制御データを送信す
    る複数の入力装置と、 前記複数の入力装置から送信されてくる前記制御データ
    を受信し、複数の電子機器のうちの、前記制御対象情報
    で示されるものに送信するとともに、前記制御データを
    受信した前記電子機器から送信されてくる、その電子機
    器の状態を表す状態データを受信し、前記複数の入力装
    置のうちの、前記制御データを送信してきたものに送信
    する、前記制御データおよび状態データの中継を行う中
    継装置とを有する制御システムであって、 前記中継装置は、 前記入力装置からの前記制御データを受信する制御デー
    タ受信手段と、 前記制御データを前記電子機器に送信する制御データ送
    信手段と、 前記電子機器からの前記状態データを受信する状態デー
    タ受信手段と、 前記状態データを、前記入力装置に送信する状態データ
    送信手段と、 前記制御データ受信手段が受信した前記制御データに含
    まれる前記制御対象情報を抽出する抽出手段と、 前記制御対象情報に対応する電子機器の状態の変更が可
    能かどうかを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記制御データ送
    信手段および状態データ送信手段を制御する制御手段と
    を備え、 前記制御データには、前記制御情報として、前記電子機
    器の状態の変更を要求するための情報が配置された変更
    制御データと、前記電子機器の状態の参照を要求するた
    めの情報が配置された参照制御データとがあり、 前記制御手段は、 前記判定手段によって、前記制御対象情報に対応する電
    子機器の状態の変更が可能であると判定された場合、前
    記制御データ送信手段に、前記変更制御データおよび参
    照制御データのいずれも、前記制御対象情報に対応する
    電子機器に送信させるとともに、前記状態データ送信手
    段に、その電子機器から送信されてくる前記状態データ
    を、前記制御データを送信してきた前記入力装置に送信
    させ、 前記判定手段によって、前記制御対象情報に対応する電
    子機器の状態の変更が可能でないと判定された場合、前
    記制御データ送信手段に、前記変更制御データまたは参
    照制御データのうちの、前記参照制御データだけを、前
    記制御対象情報に対応する電子機器に送信させるととも
    に、前記状態データ送信手段に、その電子機器から送信
    されてくる前記状態データを、前記制御データを送信し
    てきた前記入力装置に送信させることを特徴とする制御
    システム。
  7. 【請求項7】 前記複数の入力装置それぞれによって、
    状態の変更が可能な電子機器を表す情報を記憶する記憶
    手段をさらに備え、 前記判定手段は、前記記憶手段の記憶内容と、前記制御
    対象情報とを比較することにより、その制御対象情報に
    対応する電子機器の状態の変更が可能かどうかを判定す
    ることを特徴とする請求項6に記載の制御システム。
  8. 【請求項8】 前記記憶手段は、前記入力装置からの制
    御にしたがって、状態の変更が可能な電子機器を表す情
    報を記憶することを特徴とする請求項7に記載の制御シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記判定手段におい
    て、前記制御データに含まれる前記制御対象情報に対応
    する電子機器の状態の変更が可能でないと判定された場
    合、その制御データを、そこに含まれる前記制御情報を
    前記電子機器の状態の参照を要求するための情報に変更
    することにより前記参照制御データにして、前記制御デ
    ータ送信手段に、前記制御対象情報に対応する電子機器
    に送信させることを特徴とする請求項6に記載の制御シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記中継装置を複数有し、 その複数の中継装置それぞれは、少なくとも、自身以外
    の1つと接続されており、 前記複数の電子機器は、前記複数の中継装置のうちの、
    少なくとも1つに接続されていることを特徴とする請求
    項6に記載の制御システム。
  11. 【請求項11】 前記入力装置は、前記中継装置から送
    信されてくる前記状態データを表示する表示手段を備え
    ることを特徴とする請求項6に記載の制御システム。
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