JPH10145162A - 増幅器、送信回路及び受信回路 - Google Patents
増幅器、送信回路及び受信回路Info
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- JPH10145162A JPH10145162A JP8310011A JP31001196A JPH10145162A JP H10145162 A JPH10145162 A JP H10145162A JP 8310011 A JP8310011 A JP 8310011A JP 31001196 A JP31001196 A JP 31001196A JP H10145162 A JPH10145162 A JP H10145162A
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Abstract
いて、簡易な構成及び制御で、出力電力及び利得の安定
性の精度を向上し得るようにする。 【解決手段】第1の能動素子及び当該第1の能動素子に
比して低利得な第2〜第Nの能動素子を並列に多段接続
してなる増幅手段と、増幅手段に対する入力電力が所定
のしきい値以下又は以上の場合、各能動素子に供給する
バイアス電圧又はバイアス電流を切り換えて、所望数の
能動素子を利得の低いものから順次、非能動状態に切り
換えることにより増幅手段全体としての利得を制御する
バイアス制御手段とを設ける。高出力時又は高入力時に
は全ての能動素子を能動状態とし、また低出力時又は低
入力時には低利得な第2〜第Nの能動素子を利得の低い
ものから順次、非能動状態とすることによつて、低出力
時及び低入力時の電力消費を低減し得ると共に、利得の
変動を低減し得る。
Description
び受信回路に関し、例えば送信電力制御を行う無線通信
端末装置で用いられる増幅器、送信回路及び受信回路に
適用して好適なものである。
おいては、消費電力の低減化及び他局との干渉の低減化
のために送信電力制御がなされている。以下に図7を示
し、送信電力制御を行う無線通信端末装置について説明
する。図7において、1は全体として無線通信端末装置
を示し、通信相手局から送られた信号をアンテナ2によ
つて受信し、受信信号S1として送受分波器3を介して
受信回路部4に供給する。
5に入力する。受信増幅器5は受信信号S1を増幅して
高周波信号S2に変換する。受信増幅器5は得られた高
周波信号S2を混合器6に送出する。ここで混合器6に
はローカル発振器7からローカル周波数信号S3が供給
されている。混合器6はローカル発振器7から供給され
るローカル周波数信号S3を高周波信号S2と混合する
ことにより、高周波信号S2を中間周波信号S4に変換
して中間周波利得可変増幅器8に送出する。
電力測定回路10が接続されており、当該受信電力測定
回路10によつて中間周波利得可変増幅器8が送出する
中間周波信号S4の出力レベルの検出がなされている。
受信電力測定回路10はAGC(Automatic Gain Contr
ol)制御部であり、検出した中間周波信号S4の出力レ
ベルに応じて中間周波利得可変増幅器8の利得を可変制
御する。中間周波利得可変増幅器8は、このように利得
制御して得られた中間周波信号S4を復調器9に供給す
る。復調器9は中間周波信号S4を復調してベースバン
ド信号S5とし、これをベースバンド信号処理回路11
に供給する。
に送信される信号(以下、これを送信ベースバンド信号
S6と呼ぶ)はベースバンド信号処理回路11から送信
回路部12に送出される。送信回路部12は送信ベース
バンド信号S6を変調器13に入力する。変調器13は
送信ベースバンド信号S6に所定の変調処理を施して中
間周波信号S7に変換し、中間周波利得可変増幅器14
に与える。ここで中間周波利得可変増幅器14には送信
電力制御回路15から制御信号S8が与えられている。
送信電力制御回路15には受信電力測定回路10から中
間周波利得可変増幅器8の出力レベルに応じた受信信号
強度レベル情報S9が与えられている。送信電力制御回
路15は受信信号強度レベル情報S9に基づき制御信号
S8を生成し、中間周波利得可変増幅器14に供給す
る。中間周波利得可変増幅器14は、こうして与えられ
る制御信号S8に基づいて中間周波信号S7の利得を制
御し、混合器16に供給する。
れるローカル周波数信号S3を中間周波信号S7に混合
して、無線周波数信号としての高周波信号S10に変換
して無線周波利得可変増幅器17に送出する。無線周波
利得可変増幅器17には中間周波利得可変増幅器14と
同様に、送信電力制御回路15から受信信号強度レベル
情報S9に基づく制御信号S12が与えられている。無
線周波利得可変増幅器17は制御信号S12に基づいて
高周波信号S10の利得制御を行い、送信電力増幅器1
8に供給する。送信電力増幅器18は高周波信号S10
を増幅して送受分波器3に与え、送受分波器3は高周波
信号S10をアンテナ2を介して送信出力する。
した信号のレベルに応じた受信信号強度レベル情報S9
に基づいて制御信号S8及びS12を生成し、これによ
つて中間周波利得可変増幅器14及び無線周波利得可変
増幅器17の利得を可変制御することにより送信電力制
御を行うようになされている。因みに、受信信号S1に
含まれた相手局からの指示信号に基づいて利得制御を行
う手法も存在する。この場合、無線通信端末装置1はベ
ースバンド信号処理回路11によつて受信信号S1に含
まれている相手局からの指示信号S11を抽出する。当
該指示信号S11は相手局によつて自局の送信信号レベ
ルを測定することで得られた送信電力制御情報である。
無線通信端末装置1は、指示信号S11をマイクロコン
ピユータ19を介して送信電力制御回路15に供給し、
これにより制御信号S8及びS12を生成する。
無線通信端末装置1においては、送信電力制御を行う際
の無線周波利得可変増幅器17の後段に配された送信電
力増幅器18の入出力について考えた場合、無駄な電力
消費がなされているという問題がある。また同様に受信
信号強度レベルの変動に応じて受信増幅器5による増幅
処理の効率が低下する。送信電力増幅器18では入力電
力が増加した場合、これに伴つて出力電力が増加する。
また入力電力の増加に伴い、電力付加効率も増加する。
ここで低出力時に送信電力制御によつて送信電力増幅器
18での入力電力が低下した場合、電力付加効率が低下
し、全体的な消費電力に対して実際に送信信号を出力す
るために消費される電力が僅かなものとなる。すなわち
低出力時には、大半の電力が無駄に消費されていること
になる。
器5及び送信電力増幅器18を、複数のFET(Field
Effect Transistor )を並列に多段接続した構成とし、
送信電力制御回路15から制御信号を供給して所望のF
ETをオフ状態に切り換えることにより、低送信出力状
態である場合に低レベルな出力に適した増幅器とする手
法が考えられる。
受信増幅器5及び送信電力増幅器18(図7)では、低
送信出力状態である場合又は受信信号強度が高レベルで
ある場合に使用するFET数を制限することでドレイン
電流を低減し得る。図8では出力電力15[dBm] 以下の
低送信出力状態で所望のFETをオフ状態にしたことに
より、全てのFETがオン状態の場合に比してドレイン
電流Id[mA]が1/2以下となつている。
を用いた受信増幅器5及び送信電力増幅器18では、低
送信出力状態又は受信信号強度が高レベルである場合で
のFETのオフ状態への切り換え時に利得変動が生じ
る。図9ではオフ状態への切り換え時に約1.3[dB]の
利得変動が生じている。こうした電力利得の不連続性は
無線通信装置の安定性に影響を及ぼすことになり、特に
高精度に電力制御を行なう必要のある場合、問題とな
る。
ような手法が考えられる。例えば送信電力増幅器18の
前段の無線周波利得可変増幅器17に補償制御回路を接
続して設ける。補償制御回路は例えば送信電力の所定の
切換えレベルと、各切換えレベルに対応する無線周波利
得可変増幅器17の利得変動量とのテーブルデータを有
している。これにより低送信出力状態での消費電力制御
を行うと共に、この際に変動する利得を上昇又は低下さ
せるように補償制御回路によつて補償制御を行う。
た場合、構成が複雑化して無線通信端末装置1の小型化
を妨げる要因となる。またこのような補償制御回路を無
線周波利得可変増幅器17と共有した場合、その制御が
複雑なものとなる。
で、簡易な構成及び制御で、出力電力及び利得の安定性
の精度を向上し得る増幅器、送信回路及び受信回路を提
案しようとするものである。
め本発明においては、第1の能動素子及び当該第1の能
動素子に比して低利得な第2〜第Nの能動素子を並列に
多段接続してなる増幅手段と、増幅手段に対する入力電
力が所定のしきい値以下又は以上の場合、各能動素子に
供給するバイアス電圧又はバイアス電流を切り換えて、
所望数の能動素子を利得の低いものから順次、非能動状
態に切り換えることにより増幅手段全体としての利得を
制御するバイアス制御手段とを設ける。
を能動状態とし、また低出力時又は低入力時には低利得
な第2〜第Nの能動素子を利得の低いものから順次、非
能動状態とすることによつて、低出力時及び低入力時の
電力消費を低減し得ると共に、利得の変動を低減し得
る。
び当該第1の能動素子に比して低利得な第2〜第Nの能
動素子を並列に多段接続してなり、入力される送信信号
の増幅処理を行う増幅手段と、増幅手段に対する入力電
力が所定のしきい値以下の場合、各能動素子に供給する
バイアス電圧又はバイアス電流を切り換えて、所望数の
能動素子を利得の低いものから順次、非能動状態に切り
換えることにより増幅手段全体としての利得を制御する
バイアス制御手段と、増幅手段に入力される送信信号の
信号レベルを検出する検出手段と、検出手段の検出結果
に応じて、非能動状態に切り換える能動素子の数を決定
してバイアス制御手段に供給する制御手段とを設ける。
態とし、また低出力送信時には低利得な第2〜第Nの能
動素子を利得の低いものから順次、非能動状態とするこ
とによつて、低出力送信時に増幅手段の電力消費を低減
し得ると共に、利得の変動を低減し得、送信制御の精度
を向上し得る。
び当該第1の能動素子に比して低利得な第2〜第Nの能
動素子を並列に多段接続してなり、入力される送信信号
の増幅処理を行う増幅手段と、増幅手段に対する入力電
力が所定のしきい値以上の場合、各能動素子に供給する
バイアス電圧又はバイアス電流を切り換えて、所望数の
能動素子を利得の低いものから順次、非能動状態に切り
換えることにより増幅手段全体としての利得を制御する
バイアス制御手段と、増幅手段に入力される受信信号の
信号レベルを検出する検出手段と、検出手段の検出結果
に応じて、非能動状態に切り換える能動素子の数を決定
してバイアス制御手段に供給する制御手段とを設ける。
ての能動素子を能動状態とし、また低レベルである場合
には低利得な第2〜第Nの能動素子を利得の低いものか
ら順次、非能動状態とすることによつて、受信信号強度
が低レベルである場合に増幅手段の電力消費を低減し得
ると共に、利得の変動を低減し得、受信制御の精度を向
上し得る。
施例を詳述する。
図1において、20は全体として無線通信端末装置を示
し、受信増幅器5及び送信電力増幅器18(図7)に換
えて増幅器21及び22をそれぞれ配すると共に、受信
回路4側の増幅器21の消費電力及び利得を制御する受
信電力制御回路23を設けている。受信電力制御回路2
3及び送信電力制御回路15は、受信電力測定回路10
に接続されている。受信電力測定回路10は中間周波利
得可変器8から出力される中間周波信号S4の出力レベ
ルを検出して、当該出力レベルに応じた受信信号強度レ
ベル情報S9を受信電力制御回路23及び送信電力制御
回路15に供給する。
れる受信信号強度レベル情報S9に基づいて増幅器21
に制御信号S13を供給することによつて、受信信号強
度が低レベルである場合に増幅器21の消費電力を低減
すると共に利得の低下を低減するように制御を行う。ま
た送信電力制御回路15は、こうして与えられる受信信
号強度レベル情報S9に基づいて増幅器22に制御信号
S14を供給することによつて、送信電力が低送信出力
時の場合に増幅器22の消費電力を低減すると共に利得
の低下を低減するように制御を行う。なお、消費電力の
低減及び利得低下の低減の制御については後述する。
電力増幅器24とゲートバイアス制御部25とで構成さ
れている。なお増幅器21は当該増幅器22と同一構成
であるため、説明を省略する。増幅器22は入力電力P
1を送信電力増幅器24に入力する。送信電力増幅器2
4は入力電力P1を整合回路26を介してFET(Fiel
d Effect Transistor)群27及び28で増幅し、整合
回路29を介して出力電力P2として出力する。
単位FETによつて構成されており、各単位FETのゲ
ート及びドレインを電気的に接続し、またソースを接地
している。またFET群27とFET群28とでは、異
なるゲート長又はゲートフインガ幅でなる単位FETが
配されており、例えばFET群27の単位FETのゲー
ト長又はゲートフインガ幅はFET群28の単位FET
のゲート長又はゲートフインガ幅に比して小さくなるよ
うになされている。これによつてFET群27の利得は
FET群28の利得に比して高いものとなつている。各
単位FETの構造(ゲート長、ゲートフインガ幅)及び
利得の関係については後述する。
との間にはDCカツトキヤパシタ30、31をそれぞれ
接続して配しており、これによりFET群27及び28
のゲート電極はDC的に分離され、高周波的に接続され
た状態となつている。さらにFET群27及び28のゲ
ート電極にはゲート抵抗32、33をそれぞれ接続して
配しており、これによつてFET群27及び28のゲー
ト電極はゲートバイアス制御部25との高周波的アイソ
レーシヨンを得ている。
極は接続されており、当該ドレイン電極と整合回路29
との間に接続された高周波チヨークコイル34からドレ
イン電圧Vdが印加されることでドレイン電流Idmax
を得ている。なおドレイン電流Idmax はFET群27
及び28に動作ゲート電圧が印加された状態で得られる
電流量である。
及び28に対するゲート電圧を供給する。ゲートバイア
ス制御部25は例えば抵抗35、36による抵抗分圧に
よつて動作ゲート電圧Vonと、ピンチオフ電圧Vp以下
であるオフゲート電圧Voffを得ている。ゲートバイア
ス制御部25はFET群27に対するゲート電圧とし
て、動作ゲート電圧Vonをゲート抵抗32を介して供給
している。一方、動作ゲート電圧Vonとオフゲート電圧
Voff とはスイツチ37の各端子に供給されており、当
該スイツチ37はゲート抵抗33に接続されている。ゲ
ートバイアス制御部25はFET群28に対するゲート
電圧として、動作ゲート電圧Vonとオフゲート電圧V
off とのいずれか一方をスイツチ37の切り換えにより
供給している。
与えられる制御信号S14によつて切り換えられるよう
になされている。すなわち送信電力が高送信出力状態で
ある場合、スイツチ37は動作ゲート電圧Vonが供給さ
れている端子側に接続され、FET群28に対するゲー
ト電圧として動作ゲート電圧Vonを供給する。また送信
電力が低送信出力状態である場合、スイツチ37はオフ
ゲート電圧Voff が供給されている端子側に接続され、
FET群28に対するゲート電圧としてオフゲート電圧
Voff を供給する。
である場合はスイツチ37の切り換えによつてFET群
27及び28共に動作ゲート電圧Vonを供給して高レベ
ルな出力に適した増幅器となる。また低送信出力状態で
ある場合はスイツチ37の切り換えによつてFET群2
7のみに動作ゲート電圧Vonを供給してFET群28を
オフ状態とすることで低レベルな出力に適した増幅器と
なる。
の各単位FETはソース、ゲート及びドレイン電極から
なり、ゲート電極に印加する電圧に応じてドレイン電極
からソース電極に流れる電流値が変化する。ここで図中
に示すLG をゲート長とする。一般に増幅素子の性能値
としては最大発振周波数fmax が用いられる。ここでf
max は電力利得が1となる周波数を示しており、Rgを
FETのゲート抵抗値、GdをFETのドレインコンダ
クタンス、νsat を電子飽和速度とした場合、FETの
利得については
ように、FETではゲート長Lを小さくすることにより
fmax 、すなわち所定の周波数点での利得を高くし得る
ことがわかる。
4に示すように、ゲートフインガ幅ZG に対する利得特
性のシミユレーシヨン値から、ZG を小さくすることに
より利得を高くし得ることがわかる。
上述したように、FET群27のゲート長又はゲートフ
インガ幅を小さくすることで電力利得を高くし、またF
ET群28のゲート長又はゲートフインガ幅を大きくす
ることで電力利得を低くするようになされている。図5
に示すように、増幅器22は高利得でなるFET群27
及び低利得でなるFET群28を並列に接続すると共に
低出力送信時(図中、15[dBm] の部分)にFET群2
8をオフ状態に切り換えるようにしたことにより、入力
電力に対する利得の変動幅、すなわち高出力送信時の利
得から低出力送信時の利得への変動幅を従来の変動幅に
比して小さくすることを得ている。
群27及び28を並列に多段接続した構成としている。
高出力送信時、FET群27及び28に供給されるゲー
ト電圧は共にVonであり、FET群27及び28共に動
作状態となつている。この場合、ドレイン電流IdはF
ET群27及び28に流れる電流値となつている。また
低出力送信時、FET群28に供給されるゲート電圧は
Voff に切り換えられ、FET群27のみが動作状態と
なつている。この場合、ドレイン電流IdはFET群2
7に流れる分だけの電流値となる(図8)。このように
増幅器22は低出力送信時、FET群28の動作状態を
オフに切り換えてFET群27のみを動作状態とするよ
うにしたことにより、FET群28の動作に要する消費
電力を削減して、消費電力の低減を得ることができる。
長又はゲートフインガ幅を小さくし又FET群28のゲ
ート長又はゲートフインガ幅を大きくしている。高出力
送信時、すなわちFET群27及び28が共に動作状態
となつている場合、FET群27に比して低利得でなる
FET群28が含まれているため、従来のように共に同
一利得でなるFET群を配した場合に比して、増幅器2
2全体としての利得は低下する。しかし低出力時、すな
わちFET群27のみが動作状態となつている場合、F
ET群27はFET群28に比して高利得であるため、
増幅器22全体としての利得は従来の増幅器に等しい利
得となる(図5)。
トフインガ幅の異なるFET群27及び28を設けて、
低出力送信時、FET群27に比して低利得でなるFE
T群28をオフ状態とすることにより、高出力送信時に
比した場合の入力電力に対する利得の変動幅を従来の増
幅器に比して小さくすることができ、これにより利得の
不連続性を低減することができる。
フインガ幅の異なるFET群27及び28を設けると共
に、当該FET群27及び28を並列な多段接続とし、
高出力送信時及び受信信号強度の低レベル時にはFET
群27及び28共に動作状態とすると共に、低出力送信
時及び受信信号強度の低レベル時にはスイツチ37の切
り換えによつて、FET群27に比して低利得でなるF
ET群28をオフ状態とすることにより、低出力送信時
及び受信信号強度の低レベル時の電力消費を低減し得る
と共に利得の変動幅を小さくして利得の不連続性を低減
することができる。かくするにつき、簡易な構成及び制
御によつて、出力電力及び利得の安定性の精度を向上し
得る。
なるゲート長又はゲートフインガ幅でなるFET群27
及び28を設けた場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えばそれぞれ異なるゲート長又はゲートフ
インガ幅でなるFET群を3つ以上設けるようにしても
よい。
7及び28を設けた増幅器21及び22の場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、例えばバイポーラト
ランジスタを設けるようにしてもよい。図6に示すよう
に、バイポーラトランジスタはエミツタ、ベース及びコ
レクタ電極からなり、ベース電極に印加する電流値に応
じてコレクタ電極からエミツタ電極に流れる電流量が変
化する(npn型の場合)。バイポーラトランジスタで
はゲート長Lに相当するのがエミツタ幅Weであり、ゲ
ートフインガ幅Zに相当するのがエミツタ長Leであ
る。従つてバイポーラトランジスタを設けた増幅器で
は、それぞれ異なるエミツタ幅We又はエミツタ長Le
でなるバイポーラトランジスタ群を設けるようにすれば
よい。
位FETで構成されるFET群27及び28を配して、
高出力送信時及び受信信号強度の高レベル時、又は低出
力送信時及び受信信号強度の低レベル時とでFET群2
8の動作状態をオン又はオフに切り換える増幅器21及
び22の場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、単位FETのそれぞれについてオン又はオフを切り
換え得るようにしてもよい。
得可変増幅器8の出力レベルを受信電力測定回路10に
よつて検出する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば受信電力測定回路を増幅器21の後段に
配するようにしてもよい。
御回路15と受信電力制御回路23を別々の構成とした
無線通信端末装置20の場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば送信電力制御回路と受信電力制
御回路とを同一構成としてもよい。これにより、無線通
信端末装置は送信回路及び受信回路における消費電力及
び利得の制御を一括して行うことができる。
動素子及び当該第1の能動素子に比して低利得な第2〜
第Nの能動素子を並列に多段接続してなる増幅手段と、
増幅手段に対する入力電力が所定のしきい値以下又は以
上の場合、各能動素子に供給するバイアス電圧又はバイ
アス電流を切り換えて、所望数の能動素子を利得の低い
ものから順次、非能動状態に切り換えることにより増幅
手段全体としての利得を制御するバイアス制御手段とを
設けて、高出力時又は高入力時には全ての能動素子を能
動状態とし、また低出力時又は低入力時には低利得な第
2〜第Nの能動素子を利得の低いものから順次、非能動
状態とすることによつて、低出力時及び低入力時の電力
消費を低減し得ると共に、利得の変動を低減し得、かく
するにつき、簡易な構成及び制御で、出力電力及び利得
の安定性の精度を向上し得る。
成を示すブロツク図である。
ある。
る。
する図表である。
する図表である。
する斜視図である。
図である。
する図表である。
供する図表である。
…送受分波器、4……受信回路部、5……受信増幅器、
6、16……混合器、7……ローカル発振器、8、14
……中間周波利得可変増幅器、9……復調器、10……
受信電力測定回路、11……ベースバンド信号処理回
路、12……送信回路部、13……変調器、15……送
信電力制御回路、17……無線周波利得可変増幅器、1
8……送信電力増幅器、19……マイクロコンピユー
タ、21、22……増幅器、24……送信電力増幅器、
25……ゲートバイアス制御部、26、29……整合回
路、27、28……FET群、30、31……DCカツ
トキヤパシタ、32、33……ゲート抵抗、34……高
周波チヨークコイル、35、36……抵抗、37……ス
イツチ。
Claims (15)
- 【請求項1】第1の能動素子及び当該第1の能動素子に
比して低利得な第2〜第Nの能動素子を並列に多段接続
してなる増幅手段と、 上記増幅手段に対する入力電力が所定のしきい値以下又
は以上の場合、各上記能動素子に供給するバイアス電圧
又はバイアス電流を切り換えて、所望数の上記能動素子
を利得の低いものから順次、非能動状態に切り換えるこ
とにより上記増幅手段全体としての利得を制御するバイ
アス制御手段とを具えることを特徴とする増幅器。 - 【請求項2】各上記能動素子は、 単数又は複数のFETを並列に接続してなり、 上記FETのゲート電極のゲート長が上記第1の能動素
子と上記第2〜第Nの能動素子とで異なることを特徴と
する請求項1に記載の増幅器。 - 【請求項3】各上記能動素子は、 単数又は複数のFETを並列に接続してなり、 上記FETのゲート電極のゲート幅が上記第1の能動素
子と上記第2〜第Nの能動素子とで異なることを特徴と
する請求項1に記載の増幅器。 - 【請求項4】各上記能動素子は、 単数又は複数のバイポーラトランジスタを並列に接続し
てなり、 上記バイポーラトランジスタのエミツタ電極のエミツタ
幅が上記第1の能動素子と上記第2〜第Nの能動素子と
で異なることを特徴とする請求項1に記載の増幅器。 - 【請求項5】各上記能動素子は、 単数又は複数のバイポーラトランジスタを並列に接続し
てなり、 上記バイポーラトランジスタのエミツタ電極のエミツタ
長が上記第1の能動素子と上記第2〜第Nの能動素子と
で異なることを特徴とする請求項1に記載の増幅器。 - 【請求項6】第1の能動素子及び当該第1の能動素子に
比して低利得な第2〜第Nの能動素子を並列に多段接続
してなり、入力される送信信号の増幅処理を行う増幅手
段と、 上記増幅手段に対する入力電力が所定のしきい値以下の
場合、各上記能動素子に供給するバイアス電圧又はバイ
アス電流を切り換えて、所望数の上記能動素子を利得の
低いものから順次、非能動状態に切り換えることにより
上記増幅手段全体としての利得を制御するバイアス制御
手段と、 上記増幅手段に入力される上記送信信号の信号レベルを
検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に応じて、非能動状態に切り換
える上記能動素子の数を決定して上記バイアス制御手段
に供給する制御手段とを具えることを特徴とする送信回
路。 - 【請求項7】各上記能動素子は、 単数又は複数のFETを並列に接続してなり、 上記FETのゲート電極のゲート長が上記第1の能動素
子と上記第2〜第Nの能動素子とで異なることを特徴と
する請求項6に記載の送信回路。 - 【請求項8】各上記能動素子は、 単数又は複数のFETを並列に接続してなり、 上記FETのゲート電極のゲート幅が上記第1の能動素
子と上記第2〜第Nの能動素子とで異なることを特徴と
する請求項6に記載の送信回路。 - 【請求項9】各上記能動素子は、 単数又は複数のバイポーラトランジスタを並列に接続し
てなり、 上記バイポーラトランジスタのエミツタ電極のエミツタ
幅が上記第1の能動素子と上記第2〜第Nの能動素子と
で異なることを特徴とする請求項6に記載の送信回路。 - 【請求項10】各上記能動素子は、 単数又は複数のバイポーラトランジスタを並列に接続し
てなり、 上記バイポーラトランジスタのエミツタ電極のエミツタ
長が上記第1の能動素子と上記第2〜第Nの能動素子と
で異なることを特徴とする請求項6に記載の送信回路。 - 【請求項11】第1の能動素子及び当該第1の能動素子
に比して低利得な第2〜第Nの能動素子を並列に多段接
続してなり、入力される受信信号の増幅処理を行う増幅
手段と、 上記増幅手段に対する入力電力が所定のしきい値以上の
場合、各上記能動素子に供給するバイアス電圧又はバイ
アス電流を切り換えて、所望数の上記能動素子を利得の
低いものから順次、非能動状態に切り換えることにより
上記増幅手段全体としての利得を制御するバイアス制御
手段と、 上記増幅手段に入力される上記受信信号の信号レベルを
検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に応じて、非能動状態に切り換
える上記能動素子の数を決定して上記バイアス制御手段
に供給する制御手段とを具えることを特徴とする受信回
路。 - 【請求項12】各上記能動素子は、 単数又は複数のFETを並列に接続してなり、 上記FETのゲート電極のゲート長が上記第1の能動素
子と上記第2〜第Nの能動素子とで異なることを特徴と
する請求項11に記載の受信回路。 - 【請求項13】各上記能動素子は、 単数又は複数のFETを並列に接続してなり、 上記FETのゲート電極のゲート幅が上記第1の能動素
子と上記第2〜第Nの能動素子とで異なることを特徴と
する請求項11に記載の受信回路。 - 【請求項14】各上記能動素子は、 単数又は複数のバイポーラトランジスタを並列に接続し
てなり、 上記バイポーラトランジスタのエミツタ電極のエミツタ
幅が上記第1の能動素子と上記第2〜第Nの能動素子と
で異なることを特徴とする請求項11に記載の受信回
路。 - 【請求項15】各上記能動素子は、 単数又は複数のバイポーラトランジスタを並列に接続し
てなり、 上記バイポーラトランジスタのエミツタ電極のエミツタ
長が上記第1の能動素子と上記第2〜第Nの能動素子と
で異なることを特徴とする請求項11に記載の受信回
路。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31001196A JP3871153B2 (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 増幅器、送信回路及び受信回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31001196A JP3871153B2 (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 増幅器、送信回路及び受信回路 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10145162A true JPH10145162A (ja) | 1998-05-29 |
JP3871153B2 JP3871153B2 (ja) | 2007-01-24 |
Family
ID=18000084
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31001196A Expired - Fee Related JP3871153B2 (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 増幅器、送信回路及び受信回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3871153B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000052384A (ko) * | 1998-11-27 | 2000-08-25 | 귄터 무스함마 | 집적 증폭기 |
US6556848B2 (en) | 1998-04-27 | 2003-04-29 | Nec Corporation | Power amplifier |
JP2012120230A (ja) * | 2012-01-30 | 2012-06-21 | Fujitsu Ltd | 無線通信装置及び電力増幅器制御方法 |
-
1996
- 1996-11-06 JP JP31001196A patent/JP3871153B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6556848B2 (en) | 1998-04-27 | 2003-04-29 | Nec Corporation | Power amplifier |
KR20000052384A (ko) * | 1998-11-27 | 2000-08-25 | 귄터 무스함마 | 집적 증폭기 |
JP2012120230A (ja) * | 2012-01-30 | 2012-06-21 | Fujitsu Ltd | 無線通信装置及び電力増幅器制御方法 |
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---|---|
JP3871153B2 (ja) | 2007-01-24 |
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