JPH10143000A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JPH10143000A JPH10143000A JP30263496A JP30263496A JPH10143000A JP H10143000 A JPH10143000 A JP H10143000A JP 30263496 A JP30263496 A JP 30263496A JP 30263496 A JP30263496 A JP 30263496A JP H10143000 A JPH10143000 A JP H10143000A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低コストで画像形成装置の異常の原因系を特
定することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ1と、定着ローラ1の温度を
検出する温度検出手段4と、定着ローラ1の熱源に電力
を供給する電源電圧器8とを具えた画像形成装置に温度
検出手段4から出力される電圧が入力される制御手段5
を設け、制御手段5が、時間と電圧とに基づいて、立上
り時と、立下り時とのそれぞれの温度傾き値を演算し、
演算されたそれぞれの温度傾き値と、制御手段5に予め
設定された正常の状態を表す立上り時及び立下り時のそ
れぞれの温度傾き正常基準値とを比較して、演算された
それぞれの温度傾き値がそれぞれの温度傾き正常基準値
の範囲を外れた際、温度検出手段4の異常と判断する。
定することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ1と、定着ローラ1の温度を
検出する温度検出手段4と、定着ローラ1の熱源に電力
を供給する電源電圧器8とを具えた画像形成装置に温度
検出手段4から出力される電圧が入力される制御手段5
を設け、制御手段5が、時間と電圧とに基づいて、立上
り時と、立下り時とのそれぞれの温度傾き値を演算し、
演算されたそれぞれの温度傾き値と、制御手段5に予め
設定された正常の状態を表す立上り時及び立下り時のそ
れぞれの温度傾き正常基準値とを比較して、演算された
それぞれの温度傾き値がそれぞれの温度傾き正常基準値
の範囲を外れた際、温度検出手段4の異常と判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置における定着装置に
は、(1)特開昭60-14273号公報に開示されて公知とな
っているものがある。それは、図7,8に示すようであ
って、遠赤外線ヒータ20を転写紙の搬送方向に対向して
有したラジアント定着装置1′において、遠赤外線ヒー
タ20の表面温度を検出する表面温度検出手段21と、遠赤
外線ヒータ20間の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出
手段22とを有し、遠赤外線ヒータ20に通電を開始し、遠
赤外線ヒータ20の表面温度がある設定温度TS(550℃)
になった時、雰囲気温度TAを判断し、この雰囲気温度
TAがある設定温度(200℃)にならない場合、定着装置
1′の異常とする図示しない異常検出手段を設けたもの
である。このようなものは定着装置1′の異常を判断す
ることができる。なお23は反射板、24は搬送ユニット、
25はファンである。
は、(1)特開昭60-14273号公報に開示されて公知とな
っているものがある。それは、図7,8に示すようであ
って、遠赤外線ヒータ20を転写紙の搬送方向に対向して
有したラジアント定着装置1′において、遠赤外線ヒー
タ20の表面温度を検出する表面温度検出手段21と、遠赤
外線ヒータ20間の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出
手段22とを有し、遠赤外線ヒータ20に通電を開始し、遠
赤外線ヒータ20の表面温度がある設定温度TS(550℃)
になった時、雰囲気温度TAを判断し、この雰囲気温度
TAがある設定温度(200℃)にならない場合、定着装置
1′の異常とする図示しない異常検出手段を設けたもの
である。このようなものは定着装置1′の異常を判断す
ることができる。なお23は反射板、24は搬送ユニット、
25はファンである。
【0003】また、(2)特開昭60-15665号公報に開示
されて公知となっているものがある。それは、前記
(1)のような定着装置1′において、遠赤外線ヒータ
20の表面温度を検出する表面温度検出手段21と、遠赤外
線ヒータ20間の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手
段22とを有し、遠赤外線ヒータ20に通電を開始し、遠赤
外線ヒータ20間の雰囲気温度TAがある設定温度(200
℃)になった時、表面温度を判断し、この表面温度TS
が、ある設定温度(550℃)にならない場合、定着装置
1′の異常とする図示しない異常検出手段を設けたもの
である。このようなものは定着装置1′の異常を判断す
ることができる。
されて公知となっているものがある。それは、前記
(1)のような定着装置1′において、遠赤外線ヒータ
20の表面温度を検出する表面温度検出手段21と、遠赤外
線ヒータ20間の雰囲気温度を検出する雰囲気温度検出手
段22とを有し、遠赤外線ヒータ20に通電を開始し、遠赤
外線ヒータ20間の雰囲気温度TAがある設定温度(200
℃)になった時、表面温度を判断し、この表面温度TS
が、ある設定温度(550℃)にならない場合、定着装置
1′の異常とする図示しない異常検出手段を設けたもの
である。このようなものは定着装置1′の異常を判断す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の(1),
(2)のようなものは、温度検出手段のセンサ自体に何
らかの異常が発生した場合、基準となる温度が、誤って
測定され、定着装置の異常を誤検知し、また、温度検出
手段の機械的なトラブル、例えば、当接不良等は検知す
ることができず、定着装置の異常の原因系の特定を行う
ことができないうえ、温度検出手段を2つ必要とするた
めコストアップになるという問題がある。
(2)のようなものは、温度検出手段のセンサ自体に何
らかの異常が発生した場合、基準となる温度が、誤って
測定され、定着装置の異常を誤検知し、また、温度検出
手段の機械的なトラブル、例えば、当接不良等は検知す
ることができず、定着装置の異常の原因系の特定を行う
ことができないうえ、温度検出手段を2つ必要とするた
めコストアップになるという問題がある。
【0005】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の画像形成装置がもつ問題を解消し、低コストで画像
形成装置の異常の原因系を特定することができる画像形
成装置を提供するにある。
来の画像形成装置がもつ問題を解消し、低コストで画像
形成装置の異常の原因系を特定することができる画像形
成装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前
記のような画像形成装置において、温度検出手段から出
力される電圧が入力される制御手段を設け、前記制御手
段が、時間と前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下
り時とのそれぞれの温度傾き値を演算し、演算された前
記それぞれの温度傾き値と、制御手段に予め設定された
正常の状態を表す立上り時及び立下り時のそれぞれの温
度傾き正常基準値とを比較して、演算された前記それぞ
れの温度傾き値がそれぞれの温度傾き正常基準値の範囲
を外れた際、温度検出手段の異常と判断することを特徴
とするものである。
な目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、前
記のような画像形成装置において、温度検出手段から出
力される電圧が入力される制御手段を設け、前記制御手
段が、時間と前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下
り時とのそれぞれの温度傾き値を演算し、演算された前
記それぞれの温度傾き値と、制御手段に予め設定された
正常の状態を表す立上り時及び立下り時のそれぞれの温
度傾き正常基準値とを比較して、演算された前記それぞ
れの温度傾き値がそれぞれの温度傾き正常基準値の範囲
を外れた際、温度検出手段の異常と判断することを特徴
とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、前記のような画
像形成装置において、温度検出手段から出力される電圧
が入力される制御手段を設け、前記制御手段が、時間と
前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下り時とのそれ
ぞれの温度傾き値を演算し、演算された前記それぞれの
温度傾き値と、制御手段に予め設定された正常の状態を
表す立上り時及び立下り時のそれぞれの温度傾き正常基
準値とを比較して、立上り時の前記温度傾き値が前記立
上り時の温度傾き正常基準値の範囲を外れると、立下り
時の前記温度傾き値が前記立下り時の温度傾き正常基準
値の範囲内であっても、制御手段は、電源の異常と判断
することを特徴とするものである。
像形成装置において、温度検出手段から出力される電圧
が入力される制御手段を設け、前記制御手段が、時間と
前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下り時とのそれ
ぞれの温度傾き値を演算し、演算された前記それぞれの
温度傾き値と、制御手段に予め設定された正常の状態を
表す立上り時及び立下り時のそれぞれの温度傾き正常基
準値とを比較して、立上り時の前記温度傾き値が前記立
上り時の温度傾き正常基準値の範囲を外れると、立下り
時の前記温度傾き値が前記立下り時の温度傾き正常基準
値の範囲内であっても、制御手段は、電源の異常と判断
することを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、前記のような画
像形成装置において、温度検出手段から出力される電圧
が入力される制御手段を設け、前記制御手段が、時間と
前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下り時とのそれ
ぞれの温度傾き値を演算し、演算された前記それぞれの
温度傾き値と、制御手段に予め設定された正常の状態を
表す立上り時、立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準
値とを比較するとともに、前記立上り時の温度傾き値
と、立上り時における温度検出手段が異常の状態を表す
温度傾き異常基準値とを比較して、前記立上り時の温度
傾き値が前記立上り時の温度傾き正常基準値の範囲と異
常の状態を表す温度傾き異常基準値とで形成された範囲
を逸脱し、かつ、前記立下り時の温度傾き値が前記立下
り時の温度傾き正常基準値の範囲を外れた際、制御手段
は、温度検出手段、及び電源の異常と判断することを特
徴とするものである。
像形成装置において、温度検出手段から出力される電圧
が入力される制御手段を設け、前記制御手段が、時間と
前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下り時とのそれ
ぞれの温度傾き値を演算し、演算された前記それぞれの
温度傾き値と、制御手段に予め設定された正常の状態を
表す立上り時、立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準
値とを比較するとともに、前記立上り時の温度傾き値
と、立上り時における温度検出手段が異常の状態を表す
温度傾き異常基準値とを比較して、前記立上り時の温度
傾き値が前記立上り時の温度傾き正常基準値の範囲と異
常の状態を表す温度傾き異常基準値とで形成された範囲
を逸脱し、かつ、前記立下り時の温度傾き値が前記立下
り時の温度傾き正常基準値の範囲を外れた際、制御手段
は、温度検出手段、及び電源の異常と判断することを特
徴とするものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、立上り時から所定時間経過後
に定着ローラの温度が所定温度に達しないことを検知し
て出力する故障検知手段と、電源電圧が所定値以下とな
ったことを検知して出力する電源電圧検知手段とを設
け、故障検知手段の前記出力が入力された制御手段は、
画像形成装置の作動を停止させ、故障検知手段の前記出
力と、電源電圧検知手段の前記出力とが入力された制御
手段は、電源電圧検知手段の前記出力に基づいて、故障
検知手段の前記出力を停止して、画像形成装置を作動可
能にすることを特徴とするものである。
3に記載の発明において、立上り時から所定時間経過後
に定着ローラの温度が所定温度に達しないことを検知し
て出力する故障検知手段と、電源電圧が所定値以下とな
ったことを検知して出力する電源電圧検知手段とを設
け、故障検知手段の前記出力が入力された制御手段は、
画像形成装置の作動を停止させ、故障検知手段の前記出
力と、電源電圧検知手段の前記出力とが入力された制御
手段は、電源電圧検知手段の前記出力に基づいて、故障
検知手段の前記出力を停止して、画像形成装置を作動可
能にすることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図面に示すこの発明の実施形態に
おいて、前記従来と同様の部分については同一の符号を
引用して説明を省略し、主として異なる部分について説
明する。図1〜3に示すこの発明の第1実施形態におい
て、1は熱源2(以下ヒータ2という)を有する定着ロ
ーラ、3は定着ローラ1に圧接して転写紙を加圧する加
圧ローラ3、4は定着ローラ1の温度を検出するサーミ
スタまたは熱電対等の温度センサを有する温度検出手
段、5は温度検出手段4から出力される電圧が入力され
て、入力された前記電圧に基づいて、電源としての電源
電圧器8の通電を制御して定着ローラ1の温度を定着可
能な所定温度に制御する演算処理手段6、並びにRAM
7a及びROM7bからなる記憶手段7を有する制御手
段である。
おいて、前記従来と同様の部分については同一の符号を
引用して説明を省略し、主として異なる部分について説
明する。図1〜3に示すこの発明の第1実施形態におい
て、1は熱源2(以下ヒータ2という)を有する定着ロ
ーラ、3は定着ローラ1に圧接して転写紙を加圧する加
圧ローラ3、4は定着ローラ1の温度を検出するサーミ
スタまたは熱電対等の温度センサを有する温度検出手
段、5は温度検出手段4から出力される電圧が入力され
て、入力された前記電圧に基づいて、電源としての電源
電圧器8の通電を制御して定着ローラ1の温度を定着可
能な所定温度に制御する演算処理手段6、並びにRAM
7a及びROM7bからなる記憶手段7を有する制御手
段である。
【0011】このようなものにあって、温度検出手段4
から出力される電圧によって求められた温度値に応じ
て、制御手段5が、定着ローラ1が室温(初期温度T
0)から定着可能な所定温度(215℃)に上昇する間の
立上り時間X0と、ヒータ2のオフ時(立下り時)、定
着ローラ1の温度が前記所定温度から設定された基準温
度(100℃)まで下がる立下り時間x0とを検知し、演
算処理手段6は、温度検出手段4から出力される電圧に
よって求められた前記所定温度値と、前記X0とx0と
からそれぞれの温度傾き値(K1,k1)を演算し、演
算された前記K1及びk1と、予め制御手段5のROM
7bに設定された正常の状態を表す立上り時及び立下り
時のそれぞれの温度傾き正常基準値(K0,k0)とを
比較して、前記K1が前記K0、及び前記k1が前記k
0の範囲を外れた際、温度検出手段4の異常と判断す
る。
から出力される電圧によって求められた温度値に応じ
て、制御手段5が、定着ローラ1が室温(初期温度T
0)から定着可能な所定温度(215℃)に上昇する間の
立上り時間X0と、ヒータ2のオフ時(立下り時)、定
着ローラ1の温度が前記所定温度から設定された基準温
度(100℃)まで下がる立下り時間x0とを検知し、演
算処理手段6は、温度検出手段4から出力される電圧に
よって求められた前記所定温度値と、前記X0とx0と
からそれぞれの温度傾き値(K1,k1)を演算し、演
算された前記K1及びk1と、予め制御手段5のROM
7bに設定された正常の状態を表す立上り時及び立下り
時のそれぞれの温度傾き正常基準値(K0,k0)とを
比較して、前記K1が前記K0、及び前記k1が前記k
0の範囲を外れた際、温度検出手段4の異常と判断す
る。
【0012】制御手段5の動作を図3,4を参照して説
明する。図3,4において、温度検出手段4や電源電圧
器8が正常な場合、ヒータ2のオン時(ヒータ2の立上
り時)に、制御手段5は、前記X0をRAM7aに記憶
させ、演算処理手段6は、前記X0と、前記所定温度と
前記T0との差とから、傾き(変化量)K0=(215−
T0)/X0……を演算して、立上り時の温度傾き正
常基準値としてRAM7aに記憶させる。
明する。図3,4において、温度検出手段4や電源電圧
器8が正常な場合、ヒータ2のオン時(ヒータ2の立上
り時)に、制御手段5は、前記X0をRAM7aに記憶
させ、演算処理手段6は、前記X0と、前記所定温度と
前記T0との差とから、傾き(変化量)K0=(215−
T0)/X0……を演算して、立上り時の温度傾き正
常基準値としてRAM7aに記憶させる。
【0013】同様に、ヒータ2のオフ時(立下り時)に
も、制御手段5は、前記x0をRAM7aに記憶させ
て、演算処理手段6は、前記x0と、前記所定温度と前
記基準温度との差とから、傾き(変化量)k0=(215
−100)/x0……を演算して、立下り時の温度傾き正
常基準値としてRAM7aに記憶させる。
も、制御手段5は、前記x0をRAM7aに記憶させ
て、演算処理手段6は、前記x0と、前記所定温度と前
記基準温度との差とから、傾き(変化量)k0=(215
−100)/x0……を演算して、立下り時の温度傾き正
常基準値としてRAM7aに記憶させる。
【0014】そして、通常の使用時において、演算処理
手段6は、定着ローラ1が前記T0から、所定温度まで
立上るに要した時間X1と、所定温度と前記T0との差
とから(ステップ4−4Yes,4−5)、立上り時の傾
きK1=(215−T0)/X1……を演算して求めて
(ステップ4−6)、ヒータ2のオフ時、すなわちヒー
タ2の立下り時にも(ステップ4−7)、設定された前
記基準温度(100℃)まで定着ローラ1の温度が下がる
時間x1(ステップ4−8)と、所定温度と前記基準温
度との差から(ステップ4−9)、立下り時の傾き(K
1,k1)k1=(215−100)/x1……を演算して
求めて(ステップ4−11)、制御手段5は、温度検出手
段4が正常時の時間と定着ローラ1の温度との関係が、
K0≒K1、k0≒k1であるの対して(ステップ4−
12Yes)、K0≒K1、k0≒k1でない場合(ステッ
プ4−12No)、すなわち、K0>K1、かつ、k0<k
1の場合(>,<)(ステップ4−15)、温度
検出手段4が異常であると判断する。
手段6は、定着ローラ1が前記T0から、所定温度まで
立上るに要した時間X1と、所定温度と前記T0との差
とから(ステップ4−4Yes,4−5)、立上り時の傾
きK1=(215−T0)/X1……を演算して求めて
(ステップ4−6)、ヒータ2のオフ時、すなわちヒー
タ2の立下り時にも(ステップ4−7)、設定された前
記基準温度(100℃)まで定着ローラ1の温度が下がる
時間x1(ステップ4−8)と、所定温度と前記基準温
度との差から(ステップ4−9)、立下り時の傾き(K
1,k1)k1=(215−100)/x1……を演算して
求めて(ステップ4−11)、制御手段5は、温度検出手
段4が正常時の時間と定着ローラ1の温度との関係が、
K0≒K1、k0≒k1であるの対して(ステップ4−
12Yes)、K0≒K1、k0≒k1でない場合(ステッ
プ4−12No)、すなわち、K0>K1、かつ、k0<k
1の場合(>,<)(ステップ4−15)、温度
検出手段4が異常であると判断する。
【0015】この異常は、温度検出手段4のセンサの浮
きや位置ずれ等であって、温度検出手段4が、定着ロー
ラ1の温度ではなく、定着ローラ1の雰囲気温度を読み
取るために、正常時に比べて、立上げの傾きが小さく、
また、立下り時の傾きが大きいという特徴を利用したも
のである。
きや位置ずれ等であって、温度検出手段4が、定着ロー
ラ1の温度ではなく、定着ローラ1の雰囲気温度を読み
取るために、正常時に比べて、立上げの傾きが小さく、
また、立下り時の傾きが大きいという特徴を利用したも
のである。
【0016】第2実施形態は、第1実施形態と同様の構
成をもつものにおいて、制御手段5が、定着ローラ1の
温度が前記T0から定着可能な所定温度に上昇する間の
立上り時間X2と、定着ローラ1が前記所定温度から設
定された基準温度(100℃)に下降する間の立下り時間
x0とを検知して、演算処理手段6は、温度検出手段4
から出力される電圧を変換して求めた前記所定温度値
と、前記X2及び前記x0とからそれぞれの温度傾き値
(K2,k0′)を演算して、前記K2,k0′と、R
OM7bに予め設定された正常の状態を表す立上り時及
び立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準値(K0,k
0)とを比較して、前記K2が前記K0の範囲を外れる
と、前記k0′が前記k0の範囲であっても、制御手段
5は、電源電圧器8の異常と判断するものである。
成をもつものにおいて、制御手段5が、定着ローラ1の
温度が前記T0から定着可能な所定温度に上昇する間の
立上り時間X2と、定着ローラ1が前記所定温度から設
定された基準温度(100℃)に下降する間の立下り時間
x0とを検知して、演算処理手段6は、温度検出手段4
から出力される電圧を変換して求めた前記所定温度値
と、前記X2及び前記x0とからそれぞれの温度傾き値
(K2,k0′)を演算して、前記K2,k0′と、R
OM7bに予め設定された正常の状態を表す立上り時及
び立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準値(K0,k
0)とを比較して、前記K2が前記K0の範囲を外れる
と、前記k0′が前記k0の範囲であっても、制御手段
5は、電源電圧器8の異常と判断するものである。
【0017】その動作を図3,5を参照して説明する。
図3,5において、前記X2と、所定温度と前記T0と
の温度差から、立上り時の傾きK2を、K2=(215−
T0)/X2……として求め(ステップ5−5,5−
6)、一方、ヒータのオフ時は、温度の低下速度は正常
時と同じであるから、立下り時の傾きは、k0=(215
−100)/x0……となり(ステップ5−13)、制御手
段5は、K2とK0とを比較して、K0>K2(>
)、すなわち、K2がK0を外れると、立下り時には
前記k0′が前記k0の範囲(傾き値≒)であっても
(ステップ5−17)、電源電圧器8が異常であると判断
して、定着装置1″の異常の原因系の1つである電源電
圧器8の異常(外部電源の低下含む)を検知することと
なる。
図3,5において、前記X2と、所定温度と前記T0と
の温度差から、立上り時の傾きK2を、K2=(215−
T0)/X2……として求め(ステップ5−5,5−
6)、一方、ヒータのオフ時は、温度の低下速度は正常
時と同じであるから、立下り時の傾きは、k0=(215
−100)/x0……となり(ステップ5−13)、制御手
段5は、K2とK0とを比較して、K0>K2(>
)、すなわち、K2がK0を外れると、立下り時には
前記k0′が前記k0の範囲(傾き値≒)であっても
(ステップ5−17)、電源電圧器8が異常であると判断
して、定着装置1″の異常の原因系の1つである電源電
圧器8の異常(外部電源の低下含む)を検知することと
なる。
【0018】すなわち、電源電圧器8の異常(ここでい
う電源の異常とは、商用電源の電圧低下を含む)におけ
る電圧低下は、電源電圧器8の出力電圧が低下し、定着
ローラ1の温度が正常時に比べて、温度上昇率が小さく
て、正常時に比べて、立上り時の傾きが小さくなる。し
かし、立下り時の傾きは、正常時と同じという特徴があ
る。よって、立上り時は、温度検出手段4の異常時と同
様であるが、立下り時が異なっているので、原因系を区
別することが可能となる。
う電源の異常とは、商用電源の電圧低下を含む)におけ
る電圧低下は、電源電圧器8の出力電圧が低下し、定着
ローラ1の温度が正常時に比べて、温度上昇率が小さく
て、正常時に比べて、立上り時の傾きが小さくなる。し
かし、立下り時の傾きは、正常時と同じという特徴があ
る。よって、立上り時は、温度検出手段4の異常時と同
様であるが、立下り時が異なっているので、原因系を区
別することが可能となる。
【0019】第3実施形態は、第2実施形態において、
立上り時から所定時間経過後に定着ローラ1の温度が所
定温度に達しないことを検知して出力する図示しない故
障検知手段と、電源電圧が所定値に達しないことを検知
して出力する図示しない電源電圧検知手段とを設け、故
障検知手段の前記出力と、電源電圧検知手段の前記出力
とを制御手段5に入力し、電源電圧検知手段の前記出力
に基づいて、故障検知手段の出力を停止させるものであ
る。
立上り時から所定時間経過後に定着ローラ1の温度が所
定温度に達しないことを検知して出力する図示しない故
障検知手段と、電源電圧が所定値に達しないことを検知
して出力する図示しない電源電圧検知手段とを設け、故
障検知手段の前記出力と、電源電圧検知手段の前記出力
とを制御手段5に入力し、電源電圧検知手段の前記出力
に基づいて、故障検知手段の出力を停止させるものであ
る。
【0020】このようなものにあって、立上り時から所
定時間経過後に定着ローラ1の温度が所定温度に達しな
いという故障を故障検知手段が検知すると、故障検知手
段は前記検知信号を出力し、この出力が入力された制御
手段5は、画像形成装置の作動を停止させて使用不可能
にする(フローチャート図5(ステップ5−6,5−
7)参照)。しかしながら、ヒータ2が、電源電圧が所
定値より低下したことによって、その立上り時間が所定
時間を超えるような場合には、実使用上、特に不具合は
ない。そこで、故障検出手段の前記出力が制御手段5に
入力されていて、電源電圧検知手段が電源電圧器8の一
時的な電源電圧低下を検知した場合、この検知信号に基
づいて、制御手段5は故障検出手段の前記出力を停止し
て、画像形成装置を使用できるようにする(フローチャ
ート図5(ステップ5−20)参照)。
定時間経過後に定着ローラ1の温度が所定温度に達しな
いという故障を故障検知手段が検知すると、故障検知手
段は前記検知信号を出力し、この出力が入力された制御
手段5は、画像形成装置の作動を停止させて使用不可能
にする(フローチャート図5(ステップ5−6,5−
7)参照)。しかしながら、ヒータ2が、電源電圧が所
定値より低下したことによって、その立上り時間が所定
時間を超えるような場合には、実使用上、特に不具合は
ない。そこで、故障検出手段の前記出力が制御手段5に
入力されていて、電源電圧検知手段が電源電圧器8の一
時的な電源電圧低下を検知した場合、この検知信号に基
づいて、制御手段5は故障検出手段の前記出力を停止し
て、画像形成装置を使用できるようにする(フローチャ
ート図5(ステップ5−20)参照)。
【0021】第4実施形態は、第1実施形態と同様の構
成をもつものにおいて、制御手段5が、定着ローラ1が
前記T0から前記所定温度に上昇する間の立上り時間X
3と、定着ローラ1が前記所定温度から前記T0に下降
する間の立下り時間x1とを検知し、温度検出手段4か
ら出力される電圧を変換して求めた所定温度値と、前記
立上り時間及び立下り時間とからそれぞれの温度傾き値
(K3,k1)を演算して、演算された前記K3及びk
1と、予めROM7bに設定された立上り時、及び立下
り時における正常の状態を表す温度傾き正常基準値(K
0,k0)、及び、立上り時の前記温度傾き値(K3)
と、立上り時における温度検出手段4が異常の状態を表
す温度傾き異常基準値(K1′、実質的に図3に示す特
性曲線に相当する)とを比較して、前記温度傾き値
(K3)が前記正常基準値K0と、前記異常基準値(K
1′)とで形成された範囲を逸脱し、かつ、前記k1が
前記k0を外れた際、制御手段5は、温度検出手段4、
及び電源電圧器8の異常と判断するものである。
成をもつものにおいて、制御手段5が、定着ローラ1が
前記T0から前記所定温度に上昇する間の立上り時間X
3と、定着ローラ1が前記所定温度から前記T0に下降
する間の立下り時間x1とを検知し、温度検出手段4か
ら出力される電圧を変換して求めた所定温度値と、前記
立上り時間及び立下り時間とからそれぞれの温度傾き値
(K3,k1)を演算して、演算された前記K3及びk
1と、予めROM7bに設定された立上り時、及び立下
り時における正常の状態を表す温度傾き正常基準値(K
0,k0)、及び、立上り時の前記温度傾き値(K3)
と、立上り時における温度検出手段4が異常の状態を表
す温度傾き異常基準値(K1′、実質的に図3に示す特
性曲線に相当する)とを比較して、前記温度傾き値
(K3)が前記正常基準値K0と、前記異常基準値(K
1′)とで形成された範囲を逸脱し、かつ、前記k1が
前記k0を外れた際、制御手段5は、温度検出手段4、
及び電源電圧器8の異常と判断するものである。
【0022】すなわち、正常時にヒータ2立上り時と、
立下り時の、時間と定着ローラ1の温度の関係は、前記
,のような関係であるのに対して、温度検出手段4
が異常で、かつ、電源電圧器8が異常の場合には、立上
り時、電源電圧器8の出力電圧が低下し、定着ローラ1
の温度が正常時に比べて上がらず、また、温度検出手段
4の異常のため、温度検出手段4が、定着ローラ1の温
度ではなく、定着ローラ1の雰囲気温度を読取るため
に、立上り時の温度値の傾きがさらに小さくなる。すな
わち、正常時、及び温度検出手段4が異常時に比べて、
立上り時の温度傾きが正常時の温度傾き、及び温度検出
手段4が異常時の温度傾きで形成された範囲の傾きを逸
脱して小さくなり、かつ、立下り時の傾きは、温度検出
手段4の異常時と同じという特徴がある。よって、前記
のように立上り時は、正常時、温度検出手段4の異常時
と異なり、立下り時は、温度検出手段4の異常時と同様
なので、前記のように原因系を区別することが可能とな
る。
立下り時の、時間と定着ローラ1の温度の関係は、前記
,のような関係であるのに対して、温度検出手段4
が異常で、かつ、電源電圧器8が異常の場合には、立上
り時、電源電圧器8の出力電圧が低下し、定着ローラ1
の温度が正常時に比べて上がらず、また、温度検出手段
4の異常のため、温度検出手段4が、定着ローラ1の温
度ではなく、定着ローラ1の雰囲気温度を読取るため
に、立上り時の温度値の傾きがさらに小さくなる。すな
わち、正常時、及び温度検出手段4が異常時に比べて、
立上り時の温度傾きが正常時の温度傾き、及び温度検出
手段4が異常時の温度傾きで形成された範囲の傾きを逸
脱して小さくなり、かつ、立下り時の傾きは、温度検出
手段4の異常時と同じという特徴がある。よって、前記
のように立上り時は、正常時、温度検出手段4の異常時
と異なり、立下り時は、温度検出手段4の異常時と同様
なので、前記のように原因系を区別することが可能とな
る。
【0023】その動作を図3,6を参照して説明する。
図3,6において、演算処理手段6は、前記X3と温度
(定着温度−T0)から、立上り時の傾き値K3=(21
5−T0)/X3……を演算して求め(ステップ6−
6)、一方、ヒータオフ時の立下り時の傾きは、温度検
出手段4の異常時と同様であるから、k1=(215−10
0)/x1……となる(ステップ6-11)。そこで、制
御手段5は、立上り時は、K0>K1′>K3(>
>)であって、かつ立下り時には、k0<k1(<
)の場合(ステップ6−15Yes)、温度検出手段4及
び電源電圧器8が異常であると判定して(ステップ6−
16)、定着装置1″の異常の原因を検知する。
図3,6において、演算処理手段6は、前記X3と温度
(定着温度−T0)から、立上り時の傾き値K3=(21
5−T0)/X3……を演算して求め(ステップ6−
6)、一方、ヒータオフ時の立下り時の傾きは、温度検
出手段4の異常時と同様であるから、k1=(215−10
0)/x1……となる(ステップ6-11)。そこで、制
御手段5は、立上り時は、K0>K1′>K3(>
>)であって、かつ立下り時には、k0<k1(<
)の場合(ステップ6−15Yes)、温度検出手段4及
び電源電圧器8が異常であると判定して(ステップ6−
16)、定着装置1″の異常の原因を検知する。
【0024】上記第4実施形態に第3実施形態を用いて
もよい。
もよい。
【0025】
【発明の効果】この発明は、前記のようであって、請求
項1に記載の発明は、前記のような画像形成装置におい
て、温度検出手段から出力される電圧が入力される制御
手段を設け、前記制御手段が、時間と前記電圧とに基づ
いて、立上り時と、立下り時とのそれぞれの温度傾き値
を演算し、演算された前記それぞれの温度傾き値と、制
御手段に予め設定された正常の状態を表す立上り時及び
立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準値とを比較し
て、演算された前記それぞれの温度傾き値がそれぞれの
温度傾き正常基準値の範囲を外れた際、温度検出手段の
異常と判断するので、低コストで温度検出手段の異常を
検出することが容易となり、サービス性が向上するとい
う効果がある。
項1に記載の発明は、前記のような画像形成装置におい
て、温度検出手段から出力される電圧が入力される制御
手段を設け、前記制御手段が、時間と前記電圧とに基づ
いて、立上り時と、立下り時とのそれぞれの温度傾き値
を演算し、演算された前記それぞれの温度傾き値と、制
御手段に予め設定された正常の状態を表す立上り時及び
立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準値とを比較し
て、演算された前記それぞれの温度傾き値がそれぞれの
温度傾き正常基準値の範囲を外れた際、温度検出手段の
異常と判断するので、低コストで温度検出手段の異常を
検出することが容易となり、サービス性が向上するとい
う効果がある。
【0026】請求項2に記載の発明は、前記のような画
像形成装置において、温度検出手段から出力される電圧
が入力される制御手段を設け、前記制御手段が、時間と
前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下り時とのそれ
ぞれの温度傾き値を演算し、演算された前記それぞれの
温度傾き値と、制御手段に予め設定された正常の状態を
表す立上り時及び立下り時のそれぞれの温度傾き正常基
準値とを比較して、立上り時の前記温度傾き値が前記立
上り時の温度傾き正常基準値の範囲を外れると、立下り
時の前記温度傾き値が前記立下り時の温度傾き正常基準
値の範囲内であっても、制御手段は、電源の異常と判断
するので、低コストで電源電圧器の異常を検出すること
が容易となり、サービス性が向上するという効果があ
る。
像形成装置において、温度検出手段から出力される電圧
が入力される制御手段を設け、前記制御手段が、時間と
前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下り時とのそれ
ぞれの温度傾き値を演算し、演算された前記それぞれの
温度傾き値と、制御手段に予め設定された正常の状態を
表す立上り時及び立下り時のそれぞれの温度傾き正常基
準値とを比較して、立上り時の前記温度傾き値が前記立
上り時の温度傾き正常基準値の範囲を外れると、立下り
時の前記温度傾き値が前記立下り時の温度傾き正常基準
値の範囲内であっても、制御手段は、電源の異常と判断
するので、低コストで電源電圧器の異常を検出すること
が容易となり、サービス性が向上するという効果があ
る。
【0027】請求項3に記載の発明は、前記のような画
像形成装置において、温度検出手段から出力される電圧
が入力される制御手段を設け、前記制御手段が、時間と
前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下り時とのそれ
ぞれの温度傾き値を演算し、演算された前記それぞれの
温度傾き値と、制御手段に予め設定された正常の状態を
表す立上り時、立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準
値とを比較するとともに、前記立上り時の温度傾き値
と、立上り時における温度検出手段が異常の状態を表す
温度傾き異常基準値とを比較して、前記立上り時の温度
傾き値が前記立上り時の温度傾き正常基準値の範囲と異
常の状態を表す温度傾き異常基準値とで形成された範囲
を逸脱し、かつ、前記立下り時の温度傾き値が前記立下
り時の温度傾き正常基準値の範囲を外れた際、制御手段
は、温度検出手段、及び電源の異常と判断するので、低
コストで温度検出手段及び電源電圧器の異常を検出する
ことが容易となり、サービス性が向上するという効果が
ある。
像形成装置において、温度検出手段から出力される電圧
が入力される制御手段を設け、前記制御手段が、時間と
前記電圧とに基づいて、立上り時と、立下り時とのそれ
ぞれの温度傾き値を演算し、演算された前記それぞれの
温度傾き値と、制御手段に予め設定された正常の状態を
表す立上り時、立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準
値とを比較するとともに、前記立上り時の温度傾き値
と、立上り時における温度検出手段が異常の状態を表す
温度傾き異常基準値とを比較して、前記立上り時の温度
傾き値が前記立上り時の温度傾き正常基準値の範囲と異
常の状態を表す温度傾き異常基準値とで形成された範囲
を逸脱し、かつ、前記立下り時の温度傾き値が前記立下
り時の温度傾き正常基準値の範囲を外れた際、制御手段
は、温度検出手段、及び電源の異常と判断するので、低
コストで温度検出手段及び電源電圧器の異常を検出する
ことが容易となり、サービス性が向上するという効果が
ある。
【0028】請求項4に記載の発明は、請求項2または
3に記載の発明において、立上り時から所定時間経過後
に定着ローラの温度が所定温度に達しないことを検知し
て出力する故障検知手段と、電源電圧が所定値以下とな
ったことを検知して出力する電源電圧検知手段とを設
け、故障検知手段の前記出力が入力された制御手段は、
画像形成装置の作動を停止させ、故障検知手段の前記出
力と、電源電圧検知手段の前記出力とが入力された制御
手段は、電源電圧検知手段の前記出力に基づいて、故障
検知手段の前記出力を停止して、画像形成装置を作動可
能にするので、コピーを取る際の生産性が向上するとい
う効果がある。
3に記載の発明において、立上り時から所定時間経過後
に定着ローラの温度が所定温度に達しないことを検知し
て出力する故障検知手段と、電源電圧が所定値以下とな
ったことを検知して出力する電源電圧検知手段とを設
け、故障検知手段の前記出力が入力された制御手段は、
画像形成装置の作動を停止させ、故障検知手段の前記出
力と、電源電圧検知手段の前記出力とが入力された制御
手段は、電源電圧検知手段の前記出力に基づいて、故障
検知手段の前記出力を停止して、画像形成装置を作動可
能にするので、コピーを取る際の生産性が向上するとい
う効果がある。
【図1】この発明の第1実施形態の概略縦断面図であ
る。
る。
【図2】同上の第1実施形態の概略回路構成図である。
【図3】同上の第1実施形態の温度特性図である。
【図4】同上の第1実施形態の動作フロー図である。
【図5】同上の第2実施形態の動作フロー図である。
【図6】同上の第4実施形態の動作フロー図である。
【図7】従来の定着装置の概略縦断面図である。
【図8】同上の概略斜視図である。
【図9】同上の温度特性図である。
1 定着ローラ 2 ヒータ 4 温度検出手段 5 制御手段 8 電源電圧器
Claims (4)
- 【請求項1】 熱源を有する定着ローラと、定着ローラ
の温度を検出して電圧に変換する温度検出手段と、熱源
に電力を供給する電源とを具えた画像形成装置におい
て、前記温度検出手段から出力される電圧が入力される
制御手段を設け、前記制御手段が、時間と前記電圧とに
基づいて、立上り時と、立下り時とのそれぞれの温度傾
き値を演算し、演算された前記それぞれの温度傾き値
と、制御手段に予め設定された正常の状態を表す立上り
時及び立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準値とを比
較して、演算された前記それぞれの温度傾き値がそれぞ
れの温度傾き正常基準値の範囲を外れた際、温度検出手
段の異常と判断することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 熱源を有する定着ローラと、定着ローラ
の温度を検出して電圧に変換する温度検出手段と、熱源
に電力を供給する電源とを具えた画像形成装置におい
て、前記温度検出手段から出力される電圧が入力される
制御手段を設け、前記制御手段が、時間と前記電圧とに
基づいて、立上り時と、立下り時とのそれぞれの温度傾
き値を演算し、演算された前記それぞれの温度傾き値
と、制御手段に予め設定された正常の状態を表す立上り
時及び立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準値とを比
較して、立上り時の前記温度傾き値が前記立上り時の温
度傾き正常基準値の範囲を外れると、立下り時の前記温
度傾き値が前記立下り時の温度傾き正常基準値の範囲内
であっても、制御手段は、電源の異常と判断することを
特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 熱源を有する定着ローラと、定着ローラ
の温度を検出して電圧に変換する温度検出手段と、熱源
に電力を供給する電源とを具えた画像形成装置におい
て、前記温度検出手段から出力される電圧が入力される
制御手段を設け、前記制御手段が、時間と前記電圧とに
基づいて、立上り時と、立下り時とのそれぞれの温度傾
き値を演算し、演算された前記それぞれの温度傾き値
と、制御手段に予め設定された正常の状態を表す立上り
時、立下り時のそれぞれの温度傾き正常基準値とを比較
するとともに、前記立上り時の温度傾き値と、立上り時
における温度検出手段が異常の状態を表す温度傾き異常
基準値とを比較して、前記立上り時の温度傾き値が前記
立上り時の温度傾き正常基準値の範囲と異常の状態を表
す温度傾き異常基準値とで形成された範囲を逸脱し、か
つ、前記立下り時の温度傾き値が前記立下り時の温度傾
き正常基準値の範囲を外れた際、制御手段は、温度検出
手段、及び電源の異常と判断することを特徴とする画像
形成装置。 - 【請求項4】 立上り時から所定時間経過後に定着ロー
ラの温度が所定温度に達しないことを検知して出力する
故障検知手段と、電源電圧が所定値以下となったことを
検知して出力する電源電圧検知手段とを設け、故障検知
手段の前記出力が入力された制御手段は、画像形成装置
の作動を停止させ、故障検知手段の前記出力と、電源電
圧検知手段の前記出力とが入力された制御手段は、電源
電圧検知手段の前記出力に基づいて、故障検知手段の前
記出力を停止して、画像形成装置を作動可能にすること
を特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30263496A JPH10143000A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30263496A JPH10143000A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10143000A true JPH10143000A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17911354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30263496A Pending JPH10143000A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10143000A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8027600B2 (en) | 2008-05-07 | 2011-09-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Apparatus for image formation |
JP2013218841A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Canon Inc | 加熱装置及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP30263496A patent/JPH10143000A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8027600B2 (en) | 2008-05-07 | 2011-09-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Apparatus for image formation |
JP2013218841A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Canon Inc | 加熱装置及び画像形成装置 |
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