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JPH10138013A - 工作機械の径方向切り込み装置 - Google Patents

工作機械の径方向切り込み装置

Info

Publication number
JPH10138013A
JPH10138013A JP29904596A JP29904596A JPH10138013A JP H10138013 A JPH10138013 A JP H10138013A JP 29904596 A JP29904596 A JP 29904596A JP 29904596 A JP29904596 A JP 29904596A JP H10138013 A JPH10138013 A JP H10138013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
spindle
tool
tool holder
radial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29904596A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Naito
雅裕 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
Mori Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mori Seiki Co Ltd filed Critical Mori Seiki Co Ltd
Priority to JP29904596A priority Critical patent/JPH10138013A/ja
Publication of JPH10138013A publication Critical patent/JPH10138013A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 簡単な構造でかつ精度劣化が少なく、摩擦
熱,摩耗による加工精度,耐久性の低下の問題を回避で
きる工作機械の径方向切り込み装置を提供する。 【解決手段】 主軸頭1により回転可能に支持され主軸
駆動機構4により回転駆動される主軸2のドローバー7
の中に第1ロッド15を回転可能かつ軸方向移動可能に
挿入し、主軸頭1内に外周にねじが形成された第2ロッ
ド16を回転不能かつ軸方向移動可能に挿入し、第2ロ
ッド16と第1ロッド15とを相対回転可能かつ軸方向
移動伝達可能に結合し、第2ロッド16に螺装したナッ
ト部材18を主軸頭1により回転可能かつ軸方向移動不
能に支持し、モータ21でナット部材18を回転するこ
とにより第2ロッド及び第1ロッドを軸方向に移動さ
せ、工具ホルダ5内に設けた移動方向転換機構により、
第1ロッドの軸方向移動を刃具の主軸径方向移動に転換
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸に装着された
工具ホルダの刃具を主軸径方向に移動させることにより
例えば所望径の穴ぐり加工等を行うようにした工作機械
の径方向切り込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばマシニングセンタにおいて
刃具の主軸径方向の切り込み量を制御可能としたものと
して、特公昭62−42726号公報(第1従来例)、
特公昭62−42727号公報(第2従来例)、特開平
5−277811号公報(第3引例)がある。
【0003】上記第1従来例は、主軸の先端に工具ホル
ダを装着し、該工具ホルダ内に刃具の径方向位置を変化
させる偏芯機構を設け、上記主軸内に挿入され上記工具
ホルダをアンクランプするドローバー内に切り込み制御
軸を挿入配置し、サーボモータにより回転制御される差
動機構,切り込み制御軸,及び偏芯機構を介して工具の
刃先位置を基準角度位置からの回転角数値制御により制
御するようにした例である。
【0004】上記第2従来例は、上記第1従来例を改良
したものであり、差動機構として工具ホルダ内に遊星歯
車機構を配置し、さらに切り込み制御軸を工具ホルダ側
の連結軸と係脱させるシリンダ装置を設けた例である。
【0005】上記第3従来例は、工具ホルダ内にピスト
ン部材の軸方向移動を傾斜カムにより刃具の径方向移動
に転換する機構を設けるとともに、外周にボールねじを
有し上記ピストン部材を軸方向に駆動する駆動軸を主軸
内に回転可能かつ軸方向移動可能に挿入配置し、該駆動
軸にボールナットを装着し、該ボールナットをモータで
回転駆動するようにした例である。
【発明が解決しようとする課題】上記第1従来例装置で
は、工具ホルダ内に偏芯機構を設ける必要があることか
ら構造が複雑となる問題があり、また差動機構が必要な
ことから装置が大型化し、しかも偏芯機構の回転角度に
より切り込み量を制御する方式であることから、切り込
み送り指令値と実際の切り込み量とが比例しないという
問題がある。
【0006】上記第2従来装置では、工具ホルダ内に切
り込み制御軸を回転制御するための遊星歯車機構を設け
る必要があることから構造が複雑となる問題があり、ま
た切り込み制御軸と工具ホルダ側の連結軸とを係脱させ
るための専用のシリンダ装置が必要となる問題もある。
【0007】また上記第1,第2従来装置は何れも、切
り込み制御軸の回転を歯車を介して偏芯機構,遊星歯車
機構に伝達し、切り込み量を制御する方式を採用してお
り、歯車伝達による動力ロス,精度劣化が懸念される。
【0008】一方、第3従来例は、ピストン部材の軸方
向移動を傾斜カム面を利用して径方向移動に変更してい
るので、構造が簡単であり、また歯車伝達による動力ロ
ス,精度劣化の問題を回避できる。
【0009】しかし第3従来例では、加工状態において
は工具ホルダは主軸と共に回転するのに対し駆動軸は回
転しないので、上記ピストン部材と駆動軸との連結部に
おいて相対的回転が発生し、摩擦熱により熱膨張量が大
きくなって加工精度が低下したり、摩耗により耐久性が
低下する問題が懸念される。
【0010】また第3従来装置は、主軸下端面にナット
により固定するタイプの工具ホルダ、つまり一般的なプ
ルスタッドボルトをドローバーで引っ張って固定するも
のと異なるタイプの工具ホルダを使用する場合を対象と
しており、上記一般的なプルスタッドボルトを引っ張っ
て固定するタイプの工具ホルダを使用する場合にはその
ままでは採用し難い問題もある。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単な構造でかつ精度劣化が少なく、また
工具ホルダと駆動軸との連結部における摩擦熱,摩耗に
よる加工精度,耐久性の低下の問題を回避できる工作機
械の径方向切り込み装置を提供することを課題としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、主軸
頭により回転可能に支持され主軸駆動機構により回転駆
動される主軸の先端に装着された工具ホルダの刃具を主
軸径方向に移動させる工作機械の径方向切り込み装置に
おいて、上記主軸のドローバーの中に第1ロッドを回転
可能かつ軸方向移動可能に挿入し、上記工具ホルダ内に
上記第1ロッドの軸方向移動を上記刃具の径方向移動に
転換する移動方向転換機構を設け、上記主軸頭内に外周
にねじが形成された第2ロッドを回転不能かつ軸方向移
動可能に挿入し、該第2ロッドと上記第1ロッドとを相
対回転可能かつ軸方向移動伝達可能に結合し、上記第2
ロッドにナット部材を螺装するとともに該ナット部材を
上記主軸頭により回転可能かつ軸方向移動不能に支持
し、該ナット部材を回転駆動するモータを主軸頭に装着
し、該モータでナット部材を回転することにより第2ロ
ッドを軸方向に移動させ、該第2ロッドの移動により第
1ロッド,上記移動方向転換機構を介して上記刃具を主
軸径方向に移動させることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図1〜図6は本発明の一実施形
態による工作機械の径方向切り込み装置を説明するため
の図であり、図1は主軸頭の模式全体構成図、図2は工
具ホルダの主軸装着部の断面側面図、図3は工具ホルダ
の一部断面側面図、図4は工具ホルダの底面図、図5は
移動方向転換機構部分の模式断面図、図6は第1,第2
ロッド結合部分の模式断面側面図である。
【0014】図において、1は図示しないコラムに軸方
向(Z軸方向)に移動可能に装着された主軸頭である。
該主軸頭1の筒状に形成されたケーシング1a内には主
軸2が挿入配置され、軸受3,3により回転可能かつ軸
方向移動不能に支持されており、該主軸2は上記ケーシ
ング1a内に収容配置された主軸モータ4により回転駆
動される。なお、主軸モータ4のロータは主軸2に固定
され、ステータはケーシング1aの内面に固定されてい
る。
【0015】上記主軸2の下端に形成されたテーパ穴2
a内に工具ホルダ5のテーパ部9aが着脱可能に嵌合装
着されている。該工具ホルダ5の頭部に形成された係止
段部9bにはコレット6の下係止部6aが係合してい
る。該コレット6の上係止部6bは上記主軸2の軸心に
軸方向移動可能に挿入配置されたドローバー7の先端の
係止溝7aに係合しており、該ドローバー7は多数の皿
ばね8により上方に付勢されている。これにより上記工
具ホルダ5は上記テーパ穴2a内に嵌合固着されてお
り、主軸2と共に回転することとなる。なお、図2にお
いて主軸軸線Aより右側は工具ホルダクランプ状態を、
左側は工具ホルダアンクランプ状態を示している。
【0016】上記工具ホルダ5は、ホルダ本体9と、該
工具ホルダ5ひいては主軸2の軸線Aと直角方向(図3
左右方向,図4上下方向))に移動可能にホルダ本体9
に支持された工具保持部10と、後述するプッシュロッ
ドの軸方向移動を軸直角方向移動に転換することにより
上記工具保持部10を上記軸直角方向に移動させる移動
方向転換機構11とを備えている。
【0017】上記工具保持部10には刃具10aが取り
付けられ、上端部にはスライドフランジ10bが一体形
成されており、該スライドフランジ10bがホルダ本体
9の下端部内に形成されたスライドガイド穴9dにより
上記軸直角方向に移動可能に支持されている。
【0018】そして上記移動方向転換機構11は、上記
ホルダ本体9に主軸軸線と同軸をなすよう形成されたス
ライド穴9c内に可動ロッド12を主軸軸線A方向に摺
動自在に挿入配置し、該可動ロッド12の下端に傾斜カ
ム面12aを主軸軸線Aに対して傾斜するように形成
し、該傾斜カム面12aを上記工具保持部10のスライ
ドフランジ10bに形成された傾斜カム面10cに摺接
させ、さらに上記工具保持部10を後退端位置に付勢す
る二重コイルばね13を備えた構造となっている。
【0019】また上記可動ロッド12の上端部には、後
述するプッシュロッド14の下降,,又は上昇により該
プッシュロッド14の下端部と可動ロッド12の上端部
とを結合し,又は該結合を解除するボールキャッチ式結
合・解除機構23が形成されている。この結合・解除機
構23は、可動ロッド12の上端部に円筒部12bを形
成し、該円筒部12bの内側,外側にリテーナ12c,
スリーブ12dを上下動可能にかつばね12e,12f
で上方に付勢して配置し、円筒部12bの上部に形成さ
れた穴内に複数の鋼球12gを介在させた構造のもので
ある。
【0020】上記プッシュロッド14は、上記主軸2の
軸心に挿入されたドローバー7内に回転可能かつ軸方向
移動可能に挿入された第1ロッド15と、上記主軸頭1
のケーシング1a内に回転不能かつ軸方向移動可能に挿
入された第2ロッド16とからなり、該第2ロッド16
と上記第1ロッド15とは軸受15cを介在させること
により相対回転可能かつ軸方向移動伝達可能に結合され
ている。具体的には、図6に示すように、第1ロッド1
5の上端に複数の軸受15cをナット15dにより固定
し、該軸受15c部分を第2ロッド16の結合穴16a
内に挿入し、該第2ロッド16側に固定されたロックリ
ング16bにより抜け止めをした構造となっている。
【0021】上記第1ロッド15の下端部には上述の鋼
球12gと係合可能の凹溝15aが凹設されており、さ
らに小径の挿入部15bが突出形成されている。この第
1ロッド15が下降すると上記挿入部15bが上記結合
・解除機構23のリテーナ12c内に進入し、さらに下
降すると該リテーナ12cを下方に押しさげ、これに伴
って鋼球12gが凹溝15aに係合し該第1ロッド15
と上記可動ロッド12とが結合される。
【0022】上記第2ロッド16の中央部の外周面には
ボールねじが形成されており、該第2ロッド16にはボ
ールナット(ナット部材)18が螺装されている。この
ボールナット18は主軸頭1のケーシング1aにより軸
受19を介して回転可能かつ軸方向移動不能に支持され
ている。
【0023】また第2ロッド16の上端部の外周面には
スプライン16cが形成されてケーシング1a側に形成
されたスプライン溝に噛合している。これにより該第2
ロッド16は回転不能かつ軸方向移動可能となってい
る。
【0024】そして上記ボールナット18の上端部には
従動プーリ18aが接続されており、該従動プーリ18
aはベルト20によりサーボモータ21の駆動プーリ2
1aに連結されている。これによりサーボモータ21の
回転によりボールナット18を介してプッシュロッド1
4を主軸軸方向に移動させるプッシュロッド移動機構2
2が構成されている。
【0025】また上記主軸頭1のケーシング1a内には
上記第1,第2ロッド15,16の結合部を囲むように
アンクランプシリンダ機構17が配設されている。この
アンクランプシリンダ機構17は、ケーシング1a側に
固定されたシリンダ17a内に上記結合部を囲む筒状の
ピストン17bを挿入配置し、該ピストン17bを復帰
ばね17cでクランプ方向(上方)に付勢した構造のも
のであり、ピストン17bの下端面が上記ドローバー7
の上端面に対向している。従って、該ピストン17bが
下方に移動すると、ドローバー7がコレット6を工具ホ
ルダ5のアンクランプ位置に下降させる。
【0026】次に本実施形態における動作及び作用効果
を説明する。工具ホルダ5が主軸2の下端部にクランプ
された状態で主軸モータ4が回転すると工具ホルダ5が
主軸2と共に回転し、工具保持部10の刃具10aによ
り切削加工が行われる。
【0027】工具ホルダ5の交換に当たっては、アンク
ランプシリンダ機構17に油圧が供給されピストン17
bが下降してドローバー7を皿ばね8の付勢力に抗して
下降させ、コレット6の下係止部6aと工具ホルダ5の
係止段部9bとの係合が解除され、該工具ホルダ5はテ
ーパ穴2aからアンクランプされる。そして新たな工具
ホルダ5をテーパ穴2aに嵌合し、上記アンクランプシ
リンダ機構17への油圧が排除されると皿ばね8の付勢
力でドローバー7が上昇し、コレット6が工具ホルダ5
を引き上げ、該工具ホルダ5はテーパ穴2aにクランプ
される。
【0028】そして工具ホルダ5の刃具10aの主軸径
方向位置、即ち切り込み量を制御する場合には、サーボ
モータ21の回転に伴ってプッシュロッド14が下降
し、第1ロッド15の下端の挿入部15bがリテーナ1
2c内に進入する。該第1ロッド15がさらに下降する
とリテーナ12cを押し下げ、これに伴ってスリーブ1
2dが上昇して鋼球12gを第1ロッド15の凹溝15
aに押し込んで係合させ、第1ロッド15と可動ロッド
12とが結合する。
【0029】上記第1ロッド15と可動ロッド12とが
結合した後は、プッシュロッド14の下降,上昇に伴い
可動ロッド12の傾斜カム面12aが工具保持部10の
傾斜カム面10cに摺接し、該可動ロッド12が下降す
るほど工具保持部10は径方向に移動し、刃具10aに
よる径方向切り込み量が増加することとなる。
【0030】上記刃具10aの径方向切り込み量の制御
を行わない場合には、サーボモータ21の回転によりプ
ッシュロッド14をその下端面が工具ホルダ9の上端面
より上方の、つまり工具ホルダ9に干渉しない原位置に
位置するように上昇させる。これにより第1ロッド15
と可動ロッド12との結合が解除され、工具保持部10
は二重コイルばね13により基準の径方向位置に付勢保
持される。
【0031】このように本実施形態装置によれば、プッ
シュロッド14をサーボモータ21,ボールナット18
からなるプッシュロッド移動機構22により軸方向に移
動させ、該軸方向移動を傾斜カム面12a,10cによ
り工具保持部10の径方向移動に転換するようにしたの
で、上記従来の偏芯機構,遊星歯車機構等を備えた装置
に比較して、構造が極めて簡単である。
【0032】またプッシュロッド14を原位置に位置さ
せると、プッシュロッド14と工具ホルダ5の可動ロッ
ド12との結合が解除され、かつ上記プッシュロッド1
4が工具ホルダ5に干渉することはなくなるので、切り
込み量制御機能を有しない通常の工具ホルダであっても
支障なく主軸2にセット可能である。
【0033】またボールキャッチ式結合・解除機構23
を設けたので、上記プッシュロッド14と可動ロッド1
2との結合,及びその解除は、プッシュロッド14を主
軸方向に所定距離移動するだけで自動的に行われ、上記
従来装置のような専用の装置は不要である。
【0034】そして本実施形態では、プッシュロッド1
4を、主軸2内に回転可能かつ軸方向移動可能に挿入さ
れた第1ロッド15と、主軸2より上方に回転不能かつ
軸方向移動可能に配置された第2ロッド16とに2分割
し、第1,第2ロッド15,16を相対回転可能かつ軸
方向移動伝達可能に連結したので、加工状態では第1ロ
ッド15は主軸2と共に回転することとなり、従って第
1ロッド15と工具ホルダ5の可動ロッド12との間に
相対回転が生じることはなく、摩擦熱,摩耗の発生を回
避できる。
【0035】なお、上記実施形態では、プッシュロッド
14の軸方向移動により刃具10aの切り込み量を調整
するようにしたが、本発明におけるプッシュロッド14
の軸方向移動のための構造は上記以外の用途に応用可能
である。
【0036】例えば、図7に示すように、駆動モータ内
蔵式工具ホルダ5を使用する場合には、上記プッシュロ
ッド14の下端と可動ロッド12の上端部との間に電力
の接触給電機構31を配設し、該機構31の給電部材3
1aをプッシュロッド14側に固定するとともに該給電
部材31aに接続されたケーブル32をプッシュロッド
14内を通して電源に接続し、受電部材31bを可動ロ
ッド12側に固定するとともに該受電部材31bに接続
されたケーブル33を可動ロッド12内を通して上記モ
ータに接続する。また上記電力供給の代わりに圧縮空
気,作動油の供給も可能である。
【0037】
【発明の作用効果】以上のように請求項1の発明に係る
工作機械の径方向切り込み装置によれば、モータでナッ
ト部材を回転駆動することにより第2ロッドが軸方向に
移動し、該軸方向移動が第1ロッドを介して移動方向転
換機構に伝達され、該移動方向転換機構が刃具を径方向
に移動し、簡単な構造による径方向切り込み量の調整を
実現できる効果がある。
【0038】そしてモータの回転を軸方向移動に転換す
るに当たり、第1ロッドと第2ロッドとを相対回転自在
に連結したので、加工状態では第1ロッドは主軸と共に
回転し、従って主軸と共に回転する移動方向転換機構と
第1ロッドとの間に相対回転が生じることはなく、該相
対回転に起因する摩擦熱,摩耗の発生を回避でき、加工
精度,耐久性の低下を回避できる効果がある。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による工作機械の径方向切
り込み量制御装置を説明するための主軸頭の模式全体構
成図である。
【図2】上記実施形態装置の工具ホルダの主軸装着部回
りの断面側面図である。
【図3】上記実施形態装置の工具ホルダの一部断面側面
図である。
【図4】上記実施形態装置の工具ホルダの底面図であ
る。
【図5】上記実施形態装置の移動方向転換機構部分の模
式断面図である。
【図6】上記実施形態装置の第1,第2ロッド結合部の
模式断面側面図である。
【図7】本発明の応用例を示す模式断面側面図である。
【符号の説明】
1 主軸頭 2 主軸 4 主軸モータ(主軸駆動機構) 5 工具ホルダ 10a 刃具 11 移動方向転換機構 15 第1ロッド 16 第2ロッド 18 ボールナット(ナット部材) 21 サーボモータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸頭により回転可能に支持され主軸駆
    動機構により回転駆動される主軸の先端に装着された工
    具ホルダの刃具を主軸径方向に移動させる工作機械の径
    方向切り込み装置において、上記主軸のドローバーの中
    に第1ロッドを回転可能かつ軸方向移動可能に挿入し、
    上記工具ホルダ内に上記第1ロッドの軸方向移動を上記
    刃具の径方向移動に転換する移動方向転換機構を設け、
    上記主軸頭内に外周にねじが形成された第2ロッドを回
    転不能かつ軸方向移動可能に挿入し、該第2ロッドと上
    記第1ロッドとを相対回転可能かつ軸方向移動伝達可能
    に結合し、上記第2ロッドにナット部材を螺装するとと
    もに該ナット部材を上記主軸頭により回転可能かつ軸方
    向移動不能に支持し、該ナット部材を回転駆動するモー
    タを主軸頭に装着し、該モータでナット部材を回転する
    ことにより第2ロッドを軸方向に移動させ、該第2ロッ
    ドの移動により第1ロッド,上記移動方向転換機構を介
    して上記刃具を主軸径方向に移動させることを特徴とす
    る工作機械の径方向切り込み装置。
JP29904596A 1996-11-11 1996-11-11 工作機械の径方向切り込み装置 Pending JPH10138013A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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