JPH10135607A - 配線基板及びその製造方法 - Google Patents
配線基板及びその製造方法Info
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- JPH10135607A JPH10135607A JP8289776A JP28977696A JPH10135607A JP H10135607 A JPH10135607 A JP H10135607A JP 8289776 A JP8289776 A JP 8289776A JP 28977696 A JP28977696 A JP 28977696A JP H10135607 A JPH10135607 A JP H10135607A
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Abstract
ラジウム含有溶液による触媒処理を必要とせず、不析出
やつきむらのない、電極や配線間の短絡の生じない、無
電解ニッケルめっきにより処理する配線基板の製造方法
を提供する。 【解決手段】 本発明は、ICチップを実装するために
金めっき層を最表面に有する箔状銅導体からなる電極を
絶縁基板上に並べて形成した配線基板を製造する方法で
あって、(1)絶縁基板上に形成された箔状銅導体表面を
亜塩素酸化合物を含む酸化処理液で酸化し、(2)この銅
導体上に、ほう素系化合物を還元剤として含むNi−B
めっき液を用いて無電解めっきを施し、(3)りん系化合
物を還元剤として含むNi−Pめっき液を用いて無電解
めっきを施し、(4)金の無電解めっきを施すものであ
る。
Description
基板及びその製造方法に係り、特にICと基板の回路を
接続するために基板上に設けた電極を、無電解めっきで
処理し形成した配線基板及びその製造方法に関する。
ップの電極と配線基板上に形成された電極とを接続する
方法としては、ワイヤボンディング法、バンプ法等があ
る。これらの方法を用いてICを実装する配線基板にお
いては、電極の基体は銅からなるので、ワイヤと電極と
の接合性を高めるためにこの銅基体表面に金めっきが施
される。金めっきは一般には電解めっき法により行われ
ている。金めっきは直接に銅上に行うことができないの
で、先ず絶縁基板上に形成された銅表面にニッケルめっ
きが施され、ついでニッケルめっき上に金めっきが施さ
れる。ところが、電解めっき法では、めっきすべき銅電
極に電流を供給するために、電流供給電極を設けなけれ
ばならない。すなわち、図4に示すように、電解めっき
用電流供給電極10が絶縁基板1縁部に形成され、これ
が基板1上の各電極7と細い導体を介して接続してい
る。電流供給電極10は、電解めっき処理後には不要と
なるので、絶縁基板1の縁部を図中1点鎖線で示す位置
から削除することにより、取り除く。
部品等の小型化、高密度化に伴い、ICをワイヤボンデ
ィング法あるいはバンプ法により実装する基板において
も、ファインパターン化が進み、電流供給電極としての
めっきリードパターンを設けるスペースを確保すること
が非常に困難となってきた。そこで、めっきリードが不
要な無電解めっきによるニッケルおよび金のめっき法が
注目されている。
亜リン酸化合物を還元剤とするニッケル(Ni)−りん
(P)めっきと、ほう素系化合物(特にジメチルアミンボ
ランを用いる場合が多い)を還元剤とするニッケル(N
i)−ほう素(B)めっきがある。このニッケルめっき層
は、下地層の銅導体と表面側の金めっき層に挟まれてお
り、下地層の銅成分が金めっき層へ拡散するのを防止す
るという機能が必要である。これは、金めっき層に銅が
拡散すると、金めっきされた電極と、ICの電極と接続
するリードとの接合性が悪くなるからである。この場合
に用いられるニッケル合金としては、Ni−Bより耐食
性に優れたNi−Pの方が有利である。そこで、無電解
ニッケルめっきとしてはNi−Pめっきを用いる場合が
ほとんどである。例えば、特開平7−7243号公報で
は、リン含有率を調整して耐食性の向上を図った技術が
示されている。
される次亜リン酸化合物は、銅上では反応しない。銅は
次亜リン酸化合物の酸化反応に対し触媒作用を示さない
ためである。通常、銅表面にNi−Pの無電解めっきを
行う場合には、パラジウムを含有する触媒液であらかじ
め銅表面を処理する。特にパラジウムがイオンの形で存
在する触媒溶液が用いられる場合が多い。この場合、触
媒溶液に接触した銅表面とパラジウムイオンの置換反応
が起こり、銅表面がパラジウムで修飾され、次亜リン酸
化合物の酸化反応に対し触媒作用を示すようになる。
合には、めっきを行う銅導体以外の部分すなわち絶縁基
板面にもパラジウムが付着し、絶縁基板上の回路間で短
絡を起こす場合があり、製品の歩留まりの低下をもたら
していた。特開平6−65749号公報では、回路間の
短絡を防止するため充分な水洗を行い、その時に酸化さ
れた銅表面を除去しながら無電解ニッケルめっきを行う
機能を有した無電解ニッケルめっき液が開示されてい
る。しかし、この場合、無電解ニッケルめっき液中に銅
が溶解するため、不純物として銅イオンが蓄積する。銅
イオンの蓄積はめっき膜物性の低下や、耐食性の低下を
もたらし、無電解ニッケルめっき液の液寿命を著しく縮
めることになる。
脆弱であることが多く、銅表面上のパラジウム層が厚い
場合には剥がれが発生し、これも歩留まりを低下させ
る。
ほう素系化合物を還元剤としたニッケルめっきは、パラ
ジウム等の触媒処理を必要とせず、直接銅上にニッケル
をめっきできる。銅はほう素系化合物の酸化反応に対し
触媒作用を示すためである。しかし、ほう素系化合物を
還元剤としたニッケルめっきは銅の表面状態により析出
性が大きく変化する。従って、めっきを行う銅の表面状
態を、各基板毎および同一基板の面内において常に一定
に保つ必要がある。各基板毎のばらつきが大きい場合に
は、めっきの析出性が基板毎に異なってしまい、厚みば
らつきや、極端な場合には全くめっきが析出しないこと
もある。また、面内で銅の表面状態が異なる場合には、
面内でのめっき厚みばらつきや、一部でめっきの析出し
ないつきむらが生じる。
解ニッケルめっきは、通常、銅の回路導体の表面に施さ
れる。次亜リン酸化合物を還元剤とした無電解Ni−P
めっきの場合、銅が触媒作用を示さないため、あらかじ
めパラジウム等の触媒を含有する溶液で処理する必要が
ある。この時、めっきを行う銅導体以外に絶縁基板面に
もパラジウムが付着し、このパラジウムを核に無電解N
i−Pめっき反応が進行し、絶縁基板上に形成された配
線ないし回路間の短絡を起こす場合がある。また、一般
的に置換反応で形成された層は脆弱であることが多く、
銅導体表面上のパラジウム層が厚い場合には剥がれが発
生し、歩留まりを低下させる。
り引き起こされる回路間の短絡や剥がれを回避するた
め、ジメチルアミンボランに代表されるほう素系化合物
を還元剤としたニッケルめっきが考えられる。しかし、
従来行われているめっき前の被めっき面の処理法では、
銅の表面状態を再現性良く一定に保つことは不可能であ
り、めっきの不析出やつきむらの原因となっていた。ま
た、電子部品へのめっきとしては耐食性に優れ、ピンホ
ールの少ない非結晶質のNi−Pめっきが適している。
用電極を有する配線基板であって、このIC実装用電極
の表面の金めっき層やその下地層を無電解めっきで形成
し、基板上に形成された電極や配線間で短絡が生じるこ
とのない配線基板を提供することにある。
用電極を有する配線基板の製造方法であって、このIC
実装用電極の表面の金めっき層やその下地層の形成のた
めに、パラジウムを含む処理液による必要とせず、無電
解めっきにより各層を形成して、めっきの不析出やつき
むらのない均一なめっきができる製造方法を提供するこ
とにある。
るために、本発明の配線基板は、金めっき層を最表面に
有する銅導体からなる電極が絶縁基板上に並んでいる配
線基板であって、当該電極は、絶縁基板上に形成された
銅導体と、この銅導体上に順次に形成された、Niを主
成分としBを含むニッケル(Ni)−ほう素(B)めっき層
及びNiを主成分としPを含むニッケル(Ni)−りん
(P)めっき層と、金(Au)めっき層から構成されたこと
を特徴とする。
たNi−Bめっき層、Ni−Pめっき層及びAuめっき
層の3層は、実用上では無電解めっきによる特有の構造
ということができる。電解めっきの場合は、銅導体上に
純Niを形成することができるので、銅導体上にこのN
iめっき層とその上にAuめっき層が形成される構造に
なる。ただし、電解めっきでは、図4を用いて述べたよ
うに、めっきリードパターンを設けなければならないと
いう問題がある。
Bめっき層及びNi−Pめっき層はそれぞれニッケル含
有量が80〜99%であることが好ましい。ニッケル含
有量が80%未満では各めっき層の電気抵抗が増加して
好ましくなく、また99%を超えると、Bの触媒機能や
Pによる耐食性が損なわれる。
の配線基板の製造方法は、金めっき層を最表面に有する
銅導体からなる電極を絶縁基板上に並べ設けてなる配線
基板を製造する方法であって、(1)絶縁基板上に形成さ
れた銅導体表面を酸化した後、(2)この銅導体上に、ほ
う素系化合物を還元剤として含むNiめっき液を用いて
無電解めっきを施し、次いで(3)りん系化合物を還元剤
として含むNiめっき液を用いて無電解めっきを施し、
さらに(4)金の無電解めっきを施すことを特徴とする。
そして銅導体表面の酸化は、亜塩素酸化合物を含む酸化
処理液により行うことが好ましい。
にわずかでよく、1nm以上あればよい。また、原子レベ
ルで島状に分布していてもよく、部分的に下地の銅が露
出していてもよい。これは、(3)におけるNi−Pめっ
き時に、あらかじめ形成したNi−Bめっき層を核にし
て、Ni−P合金が析出し、拡大してNi−Pめっき層
を形成するからである。
接、酸化した銅上に形成することで、パラジウムによる
触媒処理を行わず、耐食性に優れたNi−P層を無電解
めっきで形成することができる。また、こうすることに
より銅導体とNi−B層の界面に脆弱なパラジウム層が
無く、界面の剥がれを防止できる。
実施例を説明する。図1は本発明の製造方法により製作
される配線基板の一例を示す平面図、図2は本発明の配
線基板上に形成された電極部分の構成を示す図である。
る配線基板は、絶縁基板1上の中央部にICチップを搭
載する位置8が設けられており、IC搭載位置8の周囲
にはICチップとワイヤを介して接続する複数の電極7
が形成されている。図中で符号9はスルーホールであっ
て、スルーホール9は絶縁基板1上で電極7より外側に
設けられ、電極7から導体がスルーホール9まで延びて
いる。ここで、本実施例の配線基板と従来の配線基板
(図4参照)を比較してみると、本実施例の配線基板で
は電極7から延びる導体がスルーホール9で止まってい
るのに対して、図4に示す従来の配線基板は電極7から
延びる導体がスルーホール9を通過して絶縁基板1の縁
に達している。従来の配線基板において、スルーホール
9から絶縁基板1縁まで延びる導体部分は、電解めっき
を行うためにのみ必要であったもので、配線基板の機能
上不要であり、むしろない方が好ましい。
ように、絶縁基板1上に形成された銅(Cu)導体2と、
この導体2上に順次に形成されたNi−Bめっき層3、
Ni−Pめっき層4、金(Au)めっき層5とから構成さ
れている。
体2の側面までを覆うように、Ni−Pめっき層4はNi
−Bめっき層3の側面まで覆うように、さらに金めっき
層5はNi−Pめっき層4の側面まで覆うように形成さ
れているが、絶縁基板1上に形成された銅導体2の周囲
にあらかじめレジストを充填して銅導体2の側面にレジ
スト壁を設けた後に各めっき層を形成すれば、各めっき
層をその下の層の上面にのみ形成することができる。
説明する。従来の技術の項で述べたように、電子部品に
適した、優れた耐食性を示す次亜リン酸化合物を還元剤
としたNi−Pめっきを直接銅上に施すことはできな
い。また、直接銅上に形成可能なほう素系化合物を還元
剤としたNi−Bめっきは、銅の表面状態に大きく左右
され、つきむらや不析出が発生する。しかし、予め銅表
面を酸化することで、つきむらや不析出が発生しないこ
とを見いだした。
うに、絶縁基板上に銅導体パターンが形成されてなる基
板(パターン基板という)を処理する各工程、すなわち、
(1)パターン基板を硫酸1 mol/l、過酸化水素0.9 mo
l/lよりなる銅のソフトエッチング液中に浸漬して銅の
表面を清浄化する工程、(2)流水により洗浄してソフト
エッチング液を除去する工程、(3)酸化処理液に浸漬し
て銅導体表面に酸化層を形成する工程、(4)流水にて洗
浄して酸化処理液を除去する工程、(5)無電解Ni-Bめ
っき液に浸漬して銅導体表面にNi−B層を形成する工
程、(6)流水にて洗浄してNi-Bめっき液を除去する工
程、(7)無電解Ni−Pめっき液に浸漬してNi-B層上
にNi−P層を形成する工程、(8)流水にて洗浄してNi
−Pめっき液を除去する工程、(9)無電解置換型薄付け
金めっきによりNi−P層上に金層を形成する工程、(1
0)流水にて洗浄して金めっき液を除去する工程から構
成されている。
2で示す配線基板を作製した。パターン基板は、絶縁性
板とその両面を覆う銅箔とからなる銅張り基板上にエッ
チングレジストを成膜し、エッチングにより導体パター
ンを形成した後、エッチングレジストを剥離して、作製
した。
ものである。 亜塩素酸ナトリウム 1.0 mol/l リン酸ナトリウム 0.1 mol/l 水酸化ナトリウム 0.4 mol/l 液温 70℃。
っき液は次のようなものである。 硫酸ニッケル 0.04 mol/l クエン酸ナトリウム 0.25 mol/l ジメチルアミンボラン 0.7 mol/l ほう酸 0.5 mol/l pH 9.15 液温 50℃。
は次のようなものである。 硫酸ニッケル 0.08 mol/l 乳酸 0.3 mol/l プロピオン酸 0.03 mol/l 次亜リン酸ナトリウム 0.2 mol/l pH 5.0 液温 90℃。
販品で、置換型薄付け金めっき液としてオーリカルTS
S液(上村工業社製)を、無電解厚付け金めっきとして
液としてオーリカルTTT液(同)を用いた。
酸化層を形成する酸化方法としては、大気開放による酸
化、加熱による熱酸化、亜塩素酸化合物等酸化剤による
化学的酸化、酸素プラズマによるドライ酸化等が考えら
れる。これらの方法は何れでも良いが、処理の容易さ、
酸化膜形成の再現性等考慮すると化学的酸化法が最も好
ましい。
nmの領域で効果が見られた。尚、銅表面に酸化層を形
成した場合、表面に微小な凹凸が生じ、表面積が大きく
変化する場合がある。従って、ここで述べた酸化層の厚
みは、マクロに見た銅の見かけの表面積に対する酸化層
の厚みである。これは、銅の見かけの表面積と、酸化層
の密度から計算で求めることもできる。また、オージェ
電子分光法や、二次イオン質量分析装置などによる深さ
方向の元素比率分析の手法を用いても求めることができ
る。
Ni−Bめっきとしては、市販のめっき液をそのまま使
用できる。還元剤としてはジメチルアミンボラン、水素
化ほう素ナトリウムまたはカリウムが一般的である。無
電解Ni−Bめっきの基本組成は、硫酸ニッケル:0.0
4 mol/l、ジメチルアミンボラン:0.7 mol/l、マロ
ン酸ナトリウム:0.25 mol/l、pH=5〜10であ
る。
般的であるが、このほかに酢酸ニッケル、塩化ニッケル
等も使用可能である。錯化剤のマロン酸ナトリウムは他
にクエン酸ナトリウムや乳酸などの有機酸またはその塩
がもちいられる。また、めっき液の安定性などを考慮
し、安定剤やpH緩衝剤など様々な添加物質が加えられ
る場合がある。これらは何れも本発明に適用可能であ
る。
無電解Ni−Pめっきについても市販のめっき液が使用
可能である。これは、すでに銅上に形成されているNi
−BのNi原子が、次亜リン酸化合物の酸化反応に対し
触媒作用を示すためである。
あたり、各工程におけるめっき層の性状を確認するため
に各種試験を実施した。各種試験の結果について以下に
説明する。
銅箔とからなる銅張り基板上にエッチングレジストを成
膜し、エッチングにより導体パターンを形成した後、エ
ッチングレジストを剥離した。銅導体パターンは、大き
さφ50〜500μmまで50μmごとに変えた円形で
あり、それぞれの大きさのパターンを100個づつ形成
した。全ての銅パターンは電気的に独立している。上記
の導体パターンを形成した基板を、銅のソフトエッチン
グ液中に1分間浸漬して銅の面を清浄化し、流水により
3分間洗浄し、前述の酸化処理液(亜塩素酸ナトリウ
ム:1.0 mol/l、リン酸ナトリウム:0.1 mol/l、水
酸化ナトリウム:0.4 mol/l、液温:70℃)で酸化
処理し、そして流水により3分間洗浄した。それから、
前述の無電解Ni−Bめっき液(硫酸ニッケル:0.04
mol/l、クエン酸ナトリウム:0.25 mol/l、ジメチ
ルアミンボラン:0.7 mol/l、ほう酸:0.5 mol/l、
pH:9.15、液温:50℃)を用いてニッケルめっき
を行った。
に銅パターン部より微細な気泡が発生し、無電解めっき
反応が進行していることが確認できた。10分間のめっ
き後、基板を取り出したところ、銅表面はうすくニッケ
ル色になっていた。
φ50〜500μmの全ての銅パターンで同様なうすい
ニッケル色を呈してした。
子分光法の厚さ方向分析により測定したところ、全ての
銅パターンで190〜200nmの範囲に入っていた。こ
の時、銅パターン以外の基板上にはニッケルは認められ
なかった。
〜10分まで変化させ同様な検討を行った。その結果全
ての条件で同様な結果が得られた。この時の銅の酸化膜
の厚みは5〜1000 nmであった。
ラジウム等の触媒溶液による処理無しで、不析出やつき
むらがなく、かつ基板内で厚みばらつきの非常に小さな
Ni−Bめっきが形成可能であることが分かった。
Bめっきまで行った基板に、前述の無電解Ni−Pめっ
き液(硫酸ニッケル:0.08 mol/l、乳酸:0.3 mol/
l、プロピオン酸:0.03 mol/l、次亜リン酸ナトリウ
ム:0.2 mol/l、pH:5.0、液温:90℃)を用い
てNi−Pめっきを施した。30分間めっきを行ったと
ころ、全ての銅パターンはニッケル色になった。
子分光法の厚さ方向分析により測定したところ、全ての
銅パターンで9.8〜10.3μmの範囲に入っていた。
この時、銅パターン以外の基板上にはニッケルは認めら
れなかった。
ラジウム等の触媒溶液による処理無しで、不析出やつき
むらがなく、かつ基板内で厚みばらつきが非常に小さな
Ni−Pめっきが形成可能であることが分かった。
〜500μmの銅パターンを形成した基板、酸化処理液
及び無電解Ni−Bめっきを用いて、100枚の基板に
無電解Ni−Bめっきを1分間施した。これら基板より
任意に5個の銅パターンを選び、全部で500個の銅パ
ターンでのNi−B層の厚みを、オージェ電子分光法の
厚さ方向分析により測定した。その結果、全ての銅パタ
ーンでNi−B層の厚みは190〜200nmの範囲に入
っていた。この時、銅パターン以外の絶縁基板上にはニ
ッケルは認められなかった。
ラジウム等の触媒溶液による処理無しで、不析出やつき
むらがなく、かつ基板毎の間で厚みばらつきが非常に小
さなNi−Bめっきが形成可能であることが分かった。
よりNi−Pめっきまで施した銅/ニッケルパターン上
に、置換型薄付け金めっきで厚さ0.05μm程度の金
めっき膜を形成し、次いで無電解厚付け金めっきで厚さ
0.5μmの金めっき膜を形成した。なお、置換型薄付
け金めっき液としてオーリカルTSS液(上村工業社
製)を、無電解厚付け金めっきとして液としてオーリカ
ルTTT液(同)を用いた。
に直径25μmの金ワイヤを用いてワイヤボンディング
を行い、ボンディング後、そのワイヤを垂直方向に引っ
張りボンディング強度の試験を行った。その結果、全て
のパターン/ワイヤ間で6g以上の引っ張り強度があ
り、平均8.5gの強度を示した。以上より、本発明に
より接続強度に優れたIC接合用電極を形成可能である
ことが分かった。
化処理液による銅パターン表面の酸化処理の代りに、空
気雰囲気下300℃にて20分の加熱により酸化処理を
行った。その結果、空気中の加熱による酸化によれば、
その後のめっき処理で、酸化処理液による酸化処理と同
様に、良好な結果が得られた。
化処理液による銅パターン表面の酸化処理の代りに、銅
表面の酸化処理を酸素プラズマによるドライ処理により
行った。酸素プラズマ処理は通常のバレル型酸素アッシ
ャーを用い、400Wで5分間行った。その結果、酸素
プラズマによる酸化処理により、その後のめっき処理
で、酸化処理液による酸化処理と同様に、良好な結果が
得られた。
製造方法のうちで銅導体の酸化処理(図3中の工程(3))
を実施しない場合の例を示す。基板としては、性状試験
1で用いたのと同様にφ50〜500μmの銅導体パタ
ーンが形成された基板を用いた。まず、この円形パター
ン基板を硫酸1mol/l、過酸化水素0.9mol/lよりなる銅の
ソフトエッチング液中に1分間浸漬し、銅の表面を清浄
化した。その後、流水により3分間洗浄し、この基板を
実施の形態1で使用した無電解Ni−Bめっき液に浸漬
した。浸漬後、約30秒後に一部の銅パターンより微細
な気泡が発生した。10分間のめっき後、基板を取り出
したところ、気泡の発生していた銅表面のみうすくニッ
ケル色になっていた。その割合は40%程度であった。
子分光法の厚さ方向分析により測定したところ、0〜1
90nmと、銅パターンにより大きくばらついていた。
ては、均一なめっき厚みが得られず、不析出やつきむら
が発生することが分かった。このことより本発明の有効
性が実証された。
ム溶液で表面処理した。基板としては、性状試験1で用
いたのと同様にφ50〜500μmの銅導体パターンが
形成された基板を用いた。まず、この基板を硫酸1mol/
l、過酸化水素0.9mol/lよりなる銅のソフトエッチン
グ液中に1分間浸漬し、銅の表面を清浄化した。その
後、塩化パラジウムの塩酸酸性溶液に浸漬し、実施の形
態1で使用した無電解Ni−Bめっき液に浸漬した。浸
漬後すぐに基板より微細な気泡が発生し、無電解めっき
反応が進行していることが確認できたが、銅パターン以
外の部分からも気泡の発生が認められた。10分間のめ
っき後、基板を取り出したところ、銅表面はうすくニッ
ケル色になっていたが、銅パターン以外の基板の一部も
うすいニッケル色になっていた。
はずのパターン間を電気抵抗測定器にて測定したところ
短絡していることが分かった。従って塩化パラジウム溶
液により触媒処理を施した場合にはめっきしたい銅パタ
ーン以外にもNi−Bが析出してしまうことが分かり、
本発明の有効性が実証された。
ために、金めっき層を最表面に有する箔状銅導体からな
る電極を、絶縁基板上形成された箔状銅導体と、この銅
導体上に順次に形成されたニッケル−ほう素めっき層及
びニッケル−りんめっき層と、金めっき層から構成した
ので、パラジウムによる触媒処理のない無電解めっきを
用いることができ、絶縁基板上に形成された電極や配線
間で短絡の生じることのない配線基板を得ることがで
き、それと共に電解めっきのように配線基板にめっき用
リードパターンを設ける必要がなく、一層、配線のファ
インパターン化を図ることができる。
法は、ICチップを実装するために、金めっき層を最表
面に有する箔状銅導体からなる電極を、(1)絶縁基板上
に形成した銅導体表面を酸化し、(2)この銅導体上
に、ほう素系化合物を還元剤としてニッケル−ほう素無
電解めっきを施し、(3)りん系化合物を還元剤としてニ
ッケル−りん無電解めっきを施し、(4)金の無電解めっ
きを施すことにより、形成するものとするので、パラジ
ウム含有溶液による触媒処理を必要とせず、銅表面上に
直接無電解ニッケルめっきを施すことができる。この
時、ニッケルの不析出や、つきむらは発生せず、更に触
媒処理起因の短絡不良も発生しないため、接合用電極の
形成工程、特に無電解ニッケルめっき工程を著しく短縮
すると共に製品の歩留まりの向上が達成できる。
ターンを示す図である。
成を示す図である。
ーを示す図である。
を説明する図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 金めっき層を最表面に有する銅導体から
なる電極を絶縁基板上に並べ設けてなる配線基板におい
て、前記電極は、前記箔状銅導体と、該銅導体上に順次
に形成された、Niを主成分としBを含むニッケル−ほ
う素めっき層及びNiを主成分としPを含むニッケル−
りんめっき層と、前記金めっき層から構成されたことを
特徴とする配線基板。 - 【請求項2】 前記ニッケル−ほう素めっき層、前記ニ
ッケル−りんめっき層及び前記金めっき層はそれぞれ無
電解めっきにより形成された請求項1記載の配線基板。 - 【請求項3】 前記ニッケル−ほう素めっき層及び前記
ニッケル−りんめっき層はそれぞれニッケル含有量が8
0〜99%である請求項1記載の配線基板。 - 【請求項4】 金めっき層を最表面に有する銅導体から
なる電極を絶縁基板上に並べ設けてなる配線基板の製造
方法において、絶縁基板上に形成された銅導体表面を酸
化した後、該銅導体上に、ほう素系化合物を還元剤とし
て含むニッケルめっき液を用いて無電解めっきを施し、
次いでりん系化合物を還元剤として含むニッケルめっき
液を用いて無電解めっきを施し、さらに金の無電解めっ
きを施すことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 【請求項5】 前記銅導体表面の酸化を、亜塩素酸化合
物を含む酸化処理液により行う請求項4記載の配線基板
の製造方法。
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