JPH10123543A - 液晶表示パネル及びその製造方法 - Google Patents
液晶表示パネル及びその製造方法Info
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- JPH10123543A JPH10123543A JP27588996A JP27588996A JPH10123543A JP H10123543 A JPH10123543 A JP H10123543A JP 27588996 A JP27588996 A JP 27588996A JP 27588996 A JP27588996 A JP 27588996A JP H10123543 A JPH10123543 A JP H10123543A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶注入孔部に塗布した紫外線硬化樹脂の硬
化後の盛り上がりを防止すると共に、液晶注入孔部にお
ける密封度の信頼性を向上させた液晶表示パネル及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネル1(セル1a)の内部に
液晶注入孔3を介して液晶を充填した直後に、一方の面
に紫外線硬化樹脂5が塗布された薄片状部材6を、紫外
線硬化樹脂5の塗布面が液晶注入孔3と対向する状態
で、液晶注入孔3に押し当て、液晶注入孔3に押し当て
られた封孔用薄片6に対して紫外線を照射して紫外線硬
化樹脂5を硬化させることで、封孔用薄片6を液晶注入
孔3周りに接着して液晶注入孔3を封止する。
化後の盛り上がりを防止すると共に、液晶注入孔部にお
ける密封度の信頼性を向上させた液晶表示パネル及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 液晶表示パネル1(セル1a)の内部に
液晶注入孔3を介して液晶を充填した直後に、一方の面
に紫外線硬化樹脂5が塗布された薄片状部材6を、紫外
線硬化樹脂5の塗布面が液晶注入孔3と対向する状態
で、液晶注入孔3に押し当て、液晶注入孔3に押し当て
られた封孔用薄片6に対して紫外線を照射して紫外線硬
化樹脂5を硬化させることで、封孔用薄片6を液晶注入
孔3周りに接着して液晶注入孔3を封止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示パネル
及びその製造方法に係り、特に、TVモニタやOA機器
用ディスプレイ装置等に適用して好適な液晶表示パネル
及びその製造方法に関する。
及びその製造方法に係り、特に、TVモニタやOA機器
用ディスプレイ装置等に適用して好適な液晶表示パネル
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示パネルはTVモニタ
やOA機器用ディスプレイ装置等、表示手段として広範
に使用されている。図3は、従来における液晶表示パネ
ルの液晶注入孔部周辺の構成を示すものであり、パネル
面の一部を切欠いた状態を示す斜視図である。液晶表示
パネル31の上部には、液晶32を注入するための液晶
注入孔部33が形成されており、液晶表示パネル31の
内部には、液晶注入孔部33から注入された液晶32が
充填されている。34は周辺シール材である。液晶注入
孔部33は、封止用材料である紫外線硬化樹脂35によ
って密封されている。
やOA機器用ディスプレイ装置等、表示手段として広範
に使用されている。図3は、従来における液晶表示パネ
ルの液晶注入孔部周辺の構成を示すものであり、パネル
面の一部を切欠いた状態を示す斜視図である。液晶表示
パネル31の上部には、液晶32を注入するための液晶
注入孔部33が形成されており、液晶表示パネル31の
内部には、液晶注入孔部33から注入された液晶32が
充填されている。34は周辺シール材である。液晶注入
孔部33は、封止用材料である紫外線硬化樹脂35によ
って密封されている。
【0003】また、図4(a)〜(c)は、従来におけ
る液晶表示パネルの液晶注入孔部の密封方法を示す断面
図である。まず、主としてエポキシ系樹脂を周辺シール
材34として、電極やスイッチング素子等が配設された
2枚のガラス基板を貼り合わせてセルを作製する。さら
に、セルに形成された液晶注入孔部33から液晶32を
注入した後、主にアクリル系の紫外線硬化樹脂35をデ
ィスペンサ36により液晶注入孔部33に塗布する(図
4(a))。
る液晶表示パネルの液晶注入孔部の密封方法を示す断面
図である。まず、主としてエポキシ系樹脂を周辺シール
材34として、電極やスイッチング素子等が配設された
2枚のガラス基板を貼り合わせてセルを作製する。さら
に、セルに形成された液晶注入孔部33から液晶32を
注入した後、主にアクリル系の紫外線硬化樹脂35をデ
ィスペンサ36により液晶注入孔部33に塗布する(図
4(a))。
【0004】次に、液晶注入孔部33に塗布した紫外線
硬化樹脂35に対して、紫外線ランプ37により紫外線
38を照射する(図4(b))。この紫外線照射によっ
て、紫外線硬化樹脂35を硬化させてセルを密封するこ
とにより、液晶表示パネル31の作製が完了する(図4
(c))。
硬化樹脂35に対して、紫外線ランプ37により紫外線
38を照射する(図4(b))。この紫外線照射によっ
て、紫外線硬化樹脂35を硬化させてセルを密封するこ
とにより、液晶表示パネル31の作製が完了する(図4
(c))。
【0005】ところで、液晶注入孔部33を密封する紫
外線硬化樹脂35としては、当該樹脂35が液晶注入孔
部33に塗布されたあと紫外線照射までの間に流れてし
まうことを防止すべく、略10ポイズ前後の粘度の樹脂
を使用している。このため、液晶注入孔部33に対する
紫外線硬化樹脂35の塗布直後に、当該樹脂35は高さ
1mm近くまで盛り上がり、硬化した後も、図3及び図
4(c)に示すように、0.4〜0.7mm程度の盛り上
がりが残る。
外線硬化樹脂35としては、当該樹脂35が液晶注入孔
部33に塗布されたあと紫外線照射までの間に流れてし
まうことを防止すべく、略10ポイズ前後の粘度の樹脂
を使用している。このため、液晶注入孔部33に対する
紫外線硬化樹脂35の塗布直後に、当該樹脂35は高さ
1mm近くまで盛り上がり、硬化した後も、図3及び図
4(c)に示すように、0.4〜0.7mm程度の盛り上
がりが残る。
【0006】このような紫外線硬化樹脂の盛り上がりを
防止する手段としては、例えば、特開昭61−2627
83号公報、特開昭60−232529号公報等に記載
の封止技術が知られている。これら公報記載の技術で
は、何れも薄片を使用して、液晶表示パネルの端辺部の
垂直壁面に接着剤で接着固定することにより、1辺乃至
2辺の全域において液晶表示パネルを封止するようにし
ている。しかし、上記公報記載の液晶表示パネルの封止
技術の目的とするところは、封止した複数枚の液晶表示
パネルをつなぎ合わせて平面配置した、いわゆるマルチ
パネル方式による大型液晶表示パネルを作製することに
あり、薄片の厚さは0.1mm未満に抑えられる。した
がって、上記従来技術においては、薄片のみで、液晶表
示パネルに要求される信頼性を得ることが目的ではな
い。すなわち、液晶表示パネルの信頼性は、複数の液晶
表示パネルをつなぎ合わせた後の大型液晶表示パネルの
最外周に位置する幅1mm程度の周辺シール材で維持さ
れることになる。
防止する手段としては、例えば、特開昭61−2627
83号公報、特開昭60−232529号公報等に記載
の封止技術が知られている。これら公報記載の技術で
は、何れも薄片を使用して、液晶表示パネルの端辺部の
垂直壁面に接着剤で接着固定することにより、1辺乃至
2辺の全域において液晶表示パネルを封止するようにし
ている。しかし、上記公報記載の液晶表示パネルの封止
技術の目的とするところは、封止した複数枚の液晶表示
パネルをつなぎ合わせて平面配置した、いわゆるマルチ
パネル方式による大型液晶表示パネルを作製することに
あり、薄片の厚さは0.1mm未満に抑えられる。した
がって、上記従来技術においては、薄片のみで、液晶表
示パネルに要求される信頼性を得ることが目的ではな
い。すなわち、液晶表示パネルの信頼性は、複数の液晶
表示パネルをつなぎ合わせた後の大型液晶表示パネルの
最外周に位置する幅1mm程度の周辺シール材で維持さ
れることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術においては下記のような問題があった。すなわ
ち、液晶表示パネルの端面(液晶注入孔部)に塗布する
紫外線硬化樹脂としては、紫外線が照射された後、硬化
するまでの間に流出してしまうことを防止すべく、高粘
度のものを使用しているため、紫外線硬化樹脂はパネル
端面において盛り上がり、パネル端面から突出した状態
で硬化する。このようにパネル端面に紫外線硬化樹脂の
盛り上がりが残るため、液晶表示パネルの周辺額縁を細
くするための狭額縁設計を行うのに支障を来たす、とい
う不具合があった。
来技術においては下記のような問題があった。すなわ
ち、液晶表示パネルの端面(液晶注入孔部)に塗布する
紫外線硬化樹脂としては、紫外線が照射された後、硬化
するまでの間に流出してしまうことを防止すべく、高粘
度のものを使用しているため、紫外線硬化樹脂はパネル
端面において盛り上がり、パネル端面から突出した状態
で硬化する。このようにパネル端面に紫外線硬化樹脂の
盛り上がりが残るため、液晶表示パネルの周辺額縁を細
くするための狭額縁設計を行うのに支障を来たす、とい
う不具合があった。
【0008】また、上述したように、紫外線硬化樹脂が
硬化するまでの間に流出する現象を防止すべく、紫外線
硬化樹脂に、短時間の紫外線照射で硬化する特性や高粘
度性などの特性を維持させるためには、紫外線硬化樹脂
の材料や製法にある程度の制約が生ずるため、紫外線硬
化樹脂が本来有している透湿性を抑えることができな
い。このように紫外線硬化樹脂の透湿性を抑えることは
できないため、近年の液晶表示パネルの狭額縁化に伴っ
て一層の高い信頼性が要求される場合において、液晶表
示パネルの気密性を充分に保つことができなくなる虞れ
がある。
硬化するまでの間に流出する現象を防止すべく、紫外線
硬化樹脂に、短時間の紫外線照射で硬化する特性や高粘
度性などの特性を維持させるためには、紫外線硬化樹脂
の材料や製法にある程度の制約が生ずるため、紫外線硬
化樹脂が本来有している透湿性を抑えることができな
い。このように紫外線硬化樹脂の透湿性を抑えることは
できないため、近年の液晶表示パネルの狭額縁化に伴っ
て一層の高い信頼性が要求される場合において、液晶表
示パネルの気密性を充分に保つことができなくなる虞れ
がある。
【0009】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、液晶注入孔部に塗布した紫外線硬化樹脂の硬化
後の盛り上がりを防止すると共に、液晶注入孔部におけ
る密封度の信頼性を向上させた液晶表示パネル及びその
製造方法を提供することを目的としている。
もので、液晶注入孔部に塗布した紫外線硬化樹脂の硬化
後の盛り上がりを防止すると共に、液晶注入孔部におけ
る密封度の信頼性を向上させた液晶表示パネル及びその
製造方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、接着材料を介して貼り合わ
された1対の基板からなるセルと、該セルに形成された
液晶注入孔とを備え、該液晶注入孔を介して上記セル内
部に液晶が注入充填されてなる液晶表示パネルに係り、
上記液晶注入孔が、該液晶注入孔と対向する側の面に紫
外線硬化樹脂の塗布層を有する薄片状部材によって、封
止されていることを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、接着材料を介して貼り合わ
された1対の基板からなるセルと、該セルに形成された
液晶注入孔とを備え、該液晶注入孔を介して上記セル内
部に液晶が注入充填されてなる液晶表示パネルに係り、
上記液晶注入孔が、該液晶注入孔と対向する側の面に紫
外線硬化樹脂の塗布層を有する薄片状部材によって、封
止されていることを特徴としている。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の液晶表示パネルに係り、上記薄片状部材は、少なく
とも紫外線領域の光を透過させることが可能でかつ透湿
性の無い材料から形成されていることを特徴としてい
る。
載の液晶表示パネルに係り、上記薄片状部材は、少なく
とも紫外線領域の光を透過させることが可能でかつ透湿
性の無い材料から形成されていることを特徴としてい
る。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の液晶表示パネルに係り、上記薄片状部材が、
樹脂フィルム又は無アルカリガラス板から形成されてい
ることを特徴としている。
は2記載の液晶表示パネルに係り、上記薄片状部材が、
樹脂フィルム又は無アルカリガラス板から形成されてい
ることを特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1,
2又は3記載の液晶表示パネルの製造方法に係り、上記
液晶注入孔を介して上記セル内部に液晶を注入充填した
後に、一の面に紫外線硬化樹脂を塗布した薄片状部材
を、該一の面が上記液晶注入孔と対向する状態にして上
記液晶注入孔に押し当て、該液晶注入孔に押し当てられ
た上記薄片状部材に対して紫外線を照射して上記紫外線
硬化樹脂を硬化させることで、上記薄片状部材を上記液
晶注入孔周りに接着して該液晶注入孔を封止することを
特徴としている。
2又は3記載の液晶表示パネルの製造方法に係り、上記
液晶注入孔を介して上記セル内部に液晶を注入充填した
後に、一の面に紫外線硬化樹脂を塗布した薄片状部材
を、該一の面が上記液晶注入孔と対向する状態にして上
記液晶注入孔に押し当て、該液晶注入孔に押し当てられ
た上記薄片状部材に対して紫外線を照射して上記紫外線
硬化樹脂を硬化させることで、上記薄片状部材を上記液
晶注入孔周りに接着して該液晶注入孔を封止することを
特徴としている。
【0014】
【作用】この発明の構成によれば、紫外線硬化樹脂を塗
布した薄片状部材によって液晶注入孔を密封するため、
液晶注入孔における突出部分の厚さが、従来のように紫
外線硬化樹脂のみを用いて液晶注入孔を密封していた場
合の紫外線硬化樹脂の硬化による盛り上がりから、紫外
線硬化樹脂を塗布した薄片状部材の厚さに抑えることが
できるため、上記突出部分の厚さを従来よりも薄くする
ことができると共に、厚さのバラツキも小さくすること
ができる。この場合、紫外線硬化樹脂を予め薄くかつ均
一に薄片状部材に塗布しておけば良い。
布した薄片状部材によって液晶注入孔を密封するため、
液晶注入孔における突出部分の厚さが、従来のように紫
外線硬化樹脂のみを用いて液晶注入孔を密封していた場
合の紫外線硬化樹脂の硬化による盛り上がりから、紫外
線硬化樹脂を塗布した薄片状部材の厚さに抑えることが
できるため、上記突出部分の厚さを従来よりも薄くする
ことができると共に、厚さのバラツキも小さくすること
ができる。この場合、紫外線硬化樹脂を予め薄くかつ均
一に薄片状部材に塗布しておけば良い。
【0015】また、透湿性の無い材料からなる薄片状部
材を液晶注入孔の密封に用いることにより、従来のよう
に紫外線硬化樹脂のみを用いて液晶注入孔を密封してい
た場合と比較し、液晶表示パネルの密封の信頼性が向上
する。これにより、液晶表示パネルの高気密化や信頼性
の向上に的確に対応することができる。
材を液晶注入孔の密封に用いることにより、従来のよう
に紫外線硬化樹脂のみを用いて液晶注入孔を密封してい
た場合と比較し、液晶表示パネルの密封の信頼性が向上
する。これにより、液晶表示パネルの高気密化や信頼性
の向上に的確に対応することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である液晶表示パネルの
液晶注入孔部周辺の構成を示す図であり、パネル面の一
部を切欠いた状態を示す斜視図、また、図2は、液晶表
示パネルの液晶注入孔部を密封する際の工程を説明する
ための断面図である。まず、図1を参照して、同液晶表
示パネルの液晶注入孔部周辺の構成から説明する。
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である液晶表示パネルの
液晶注入孔部周辺の構成を示す図であり、パネル面の一
部を切欠いた状態を示す斜視図、また、図2は、液晶表
示パネルの液晶注入孔部を密封する際の工程を説明する
ための断面図である。まず、図1を参照して、同液晶表
示パネルの液晶注入孔部周辺の構成から説明する。
【0017】この例の液晶表示パネル1は、電極やスイ
ッチング素子等が配設された2枚の無アルカリガラス板
等の透明基板をエポキシ系の接着剤を用いて貼り合わせ
て、まず、セル1aが形成され、セル1aの上部には、
液晶2を注入するための液晶注入孔部3が形成されてお
り、セル1aの内部には、液晶注入孔部3から注入され
た液晶2が充填され、シール材4によって封止されてい
る。液晶注入孔部3は、紫外線硬化樹脂5が下面に塗布
された封孔用薄片6によって密封されている。すなわ
ち、この実施例では、液晶2を充填した直後の液晶表示
パネル1の液晶注入孔部3を、紫外線硬化樹脂5が塗布
された封孔用薄片6によって密封した構造となっている
点が特徴となっている。
ッチング素子等が配設された2枚の無アルカリガラス板
等の透明基板をエポキシ系の接着剤を用いて貼り合わせ
て、まず、セル1aが形成され、セル1aの上部には、
液晶2を注入するための液晶注入孔部3が形成されてお
り、セル1aの内部には、液晶注入孔部3から注入され
た液晶2が充填され、シール材4によって封止されてい
る。液晶注入孔部3は、紫外線硬化樹脂5が下面に塗布
された封孔用薄片6によって密封されている。すなわ
ち、この実施例では、液晶2を充填した直後の液晶表示
パネル1の液晶注入孔部3を、紫外線硬化樹脂5が塗布
された封孔用薄片6によって密封した構造となっている
点が特徴となっている。
【0018】この実施例では、封孔用薄片6の素材とし
て、厚さが例えば0.1mmのポリエステルフィルムが
好適に用いられる。また、封孔用薄片6に塗布する紫外
線硬化樹脂5として、厚さが例えば0.1mm前後で、
中心波長が例えば365nmの紫外線の照射で硬化する
光硬化性樹脂が好適に用いられる。また、紫外線硬化樹
脂5を塗布した封孔用薄片6全体の厚さは、0.2mm
程度に設定されている。
て、厚さが例えば0.1mmのポリエステルフィルムが
好適に用いられる。また、封孔用薄片6に塗布する紫外
線硬化樹脂5として、厚さが例えば0.1mm前後で、
中心波長が例えば365nmの紫外線の照射で硬化する
光硬化性樹脂が好適に用いられる。また、紫外線硬化樹
脂5を塗布した封孔用薄片6全体の厚さは、0.2mm
程度に設定されている。
【0019】次に、図2を参照して、上記構成の液晶表
示パネル1(セル1a)の液晶注入孔部3の密封方法に
ついて説明する。 (i)液晶除去工程(図2(a))。 まず、セル1aの内部に液晶注入孔部3を介して液晶2
を注入し、セル1a内部に対する液晶2の充填を行う。
この液晶2の充填直後に、液晶クリーナ7により液晶注
入孔部3の周囲に付着している余分な液晶2の除去を行
う。
示パネル1(セル1a)の液晶注入孔部3の密封方法に
ついて説明する。 (i)液晶除去工程(図2(a))。 まず、セル1aの内部に液晶注入孔部3を介して液晶2
を注入し、セル1a内部に対する液晶2の充填を行う。
この液晶2の充填直後に、液晶クリーナ7により液晶注
入孔部3の周囲に付着している余分な液晶2の除去を行
う。
【0020】この実施例では、液晶クリーナ7として
は、ロール状にした無発塵繊維布7bをゴムロール7a
で押し付けるようにしたものを使用している。液晶クリ
ーナ7で液晶を除去する際、少なくとも目視レベルで
は、液晶2は無発塵繊維布7bに完全に吸収されること
が確認された。
は、ロール状にした無発塵繊維布7bをゴムロール7a
で押し付けるようにしたものを使用している。液晶クリ
ーナ7で液晶を除去する際、少なくとも目視レベルで
は、液晶2は無発塵繊維布7bに完全に吸収されること
が確認された。
【0021】(ii)封孔用薄片装着工程(図2
(b))。 次に、吸着ヘッド8に、紫外線硬化樹脂5が一方の面に
塗布された封孔用薄片6の他方の面を吸着させると共
に、所定の搬送機構(図示略)により液晶表示パネル1
(セル1a)の液晶注入孔部3まで搬送する。そして、
吸着ヘッド8により、紫外線硬化樹脂5が塗布された封
孔用薄片6を液晶注入孔部3に押し当てる。
(b))。 次に、吸着ヘッド8に、紫外線硬化樹脂5が一方の面に
塗布された封孔用薄片6の他方の面を吸着させると共
に、所定の搬送機構(図示略)により液晶表示パネル1
(セル1a)の液晶注入孔部3まで搬送する。そして、
吸着ヘッド8により、紫外線硬化樹脂5が塗布された封
孔用薄片6を液晶注入孔部3に押し当てる。
【0022】この実施例では、紫外線硬化樹脂5が塗布
された封孔用薄片6を液晶注入孔部3に貼り付ける際の
位置精度は、±0.5mmとなる。従来のように紫外線
硬化樹脂のみで液晶注入孔部を密封する方法では、硬化
後の紫外線硬化樹脂の形状のバラツキも含んだ位置精度
は±5mm程度であったため、貼り付け時の位置精度が
大幅に改善されたことが判明した。
された封孔用薄片6を液晶注入孔部3に貼り付ける際の
位置精度は、±0.5mmとなる。従来のように紫外線
硬化樹脂のみで液晶注入孔部を密封する方法では、硬化
後の紫外線硬化樹脂の形状のバラツキも含んだ位置精度
は±5mm程度であったため、貼り付け時の位置精度が
大幅に改善されたことが判明した。
【0023】(iii)紫外線照射工程(図2(c))。 次に、吸着ヘッド8により、紫外線硬化樹脂5が塗布さ
れた封孔用薄片6を液晶注入孔部3に押し当てながら吸
着動作を解除すると、紫外線硬化樹脂5が有する粘性に
よって、紫外線硬化樹脂5が塗布された封孔用薄片6は
液晶注入孔部3に貼り付けられる。この後、紫外線ラン
プ9により封孔用薄片6の上方から紫外線10を照射す
ると、封孔用薄片6の下面に塗布されている紫外線硬化
樹脂5が硬化し、封孔用薄片6は液晶注入孔部3に接着
される。
れた封孔用薄片6を液晶注入孔部3に押し当てながら吸
着動作を解除すると、紫外線硬化樹脂5が有する粘性に
よって、紫外線硬化樹脂5が塗布された封孔用薄片6は
液晶注入孔部3に貼り付けられる。この後、紫外線ラン
プ9により封孔用薄片6の上方から紫外線10を照射す
ると、封孔用薄片6の下面に塗布されている紫外線硬化
樹脂5が硬化し、封孔用薄片6は液晶注入孔部3に接着
される。
【0024】この実施例では、上述したように紫外線硬
化樹脂5の厚さを従来と比較して薄くしているため(厚
さ:例えば0.1mm前後)、紫外線照射時間を短時間
とすることができる。すなわち、従来の半分程度の時間
で紫外線硬化樹脂5が硬化することが確認された。
化樹脂5の厚さを従来と比較して薄くしているため(厚
さ:例えば0.1mm前後)、紫外線照射時間を短時間
とすることができる。すなわち、従来の半分程度の時間
で紫外線硬化樹脂5が硬化することが確認された。
【0025】また、従来技術では液晶注入孔部に塗布し
た紫外線硬化樹脂が紫外線照射までの間に流出してしま
い、流出した液晶で液晶表示パネルの表示面を汚染して
しまうという不具合が1〜2%の率で発生していたが、
この実施例では、紫外線硬化樹脂5は封孔用薄片6と液
晶表示パネル1(セル1a)との間に挟持されるという
構造であるため、紫外線硬化樹脂5の流出を完全に防止
することが可能となった。
た紫外線硬化樹脂が紫外線照射までの間に流出してしま
い、流出した液晶で液晶表示パネルの表示面を汚染して
しまうという不具合が1〜2%の率で発生していたが、
この実施例では、紫外線硬化樹脂5は封孔用薄片6と液
晶表示パネル1(セル1a)との間に挟持されるという
構造であるため、紫外線硬化樹脂5の流出を完全に防止
することが可能となった。
【0026】ところで、この実施例においては、紫外線
硬化樹脂5が下面に塗布された封孔用薄片6の上方から
紫外線を照射して紫外線硬化樹脂5を硬化させるため、
封孔用薄片6は、少なくとも紫外線領域の光を透過させ
ることが可能な材料であることが必須の条件であり、ま
た、液晶表示パネル1の気密性の向上を図るため、封孔
用薄片6は、透湿性の無い材料であることも必須の条件
となる。以上の点から、封孔用薄片6の材料としては、
ポリエステルフィルムが望ましいのである。
硬化樹脂5が下面に塗布された封孔用薄片6の上方から
紫外線を照射して紫外線硬化樹脂5を硬化させるため、
封孔用薄片6は、少なくとも紫外線領域の光を透過させ
ることが可能な材料であることが必須の条件であり、ま
た、液晶表示パネル1の気密性の向上を図るため、封孔
用薄片6は、透湿性の無い材料であることも必須の条件
となる。以上の点から、封孔用薄片6の材料としては、
ポリエステルフィルムが望ましいのである。
【0027】上述したように、この実施例の構成及び製
造方法によれば、液晶表示パネル1(セル1a)の液晶
注入孔部3における突出部分の厚さが、従来のように紫
外線硬化樹脂のみを用いて液晶注入孔部を密封していた
場合の紫外線硬化樹脂の硬化による盛り上がり(従来例
で略0.4〜0.7mm)から、紫外線硬化樹脂5を塗布
した封孔用薄片6の厚さ(この例では略0.2mm)に
抑えることができるため、上記突出部分の厚さを従来よ
りも薄くすることができると共に、厚さのバラツキも小
さくすることができる。これにより、液晶表示パネルの
狭額縁化に的確に対応することができる。
造方法によれば、液晶表示パネル1(セル1a)の液晶
注入孔部3における突出部分の厚さが、従来のように紫
外線硬化樹脂のみを用いて液晶注入孔部を密封していた
場合の紫外線硬化樹脂の硬化による盛り上がり(従来例
で略0.4〜0.7mm)から、紫外線硬化樹脂5を塗布
した封孔用薄片6の厚さ(この例では略0.2mm)に
抑えることができるため、上記突出部分の厚さを従来よ
りも薄くすることができると共に、厚さのバラツキも小
さくすることができる。これにより、液晶表示パネルの
狭額縁化に的確に対応することができる。
【0028】また、従来のように透湿性を持つ紫外線硬
化樹脂のみで液晶表示パネル(セル)の液晶注入孔部を
密封するのではなく、透湿性を持たない封孔用薄片6及
び当該薄片下面に塗布した紫外線硬化樹脂5により液晶
注入孔部3を密封した構造としているため、液晶表示パ
ネル1の耐湿性が、従来の略2倍程度向上する。これに
より、今後、さらに高信頼性が要求される液晶表示パネ
ルの製造に対しても、的確に対応できる。
化樹脂のみで液晶表示パネル(セル)の液晶注入孔部を
密封するのではなく、透湿性を持たない封孔用薄片6及
び当該薄片下面に塗布した紫外線硬化樹脂5により液晶
注入孔部3を密封した構造としているため、液晶表示パ
ネル1の耐湿性が、従来の略2倍程度向上する。これに
より、今後、さらに高信頼性が要求される液晶表示パネ
ルの製造に対しても、的確に対応できる。
【0029】また、従来のように形状の不安定な紫外線
硬化樹脂のみで液晶表示パネル(セル)の液晶注入孔部
を密封するのではなく、形状の安定した封孔用薄片6及
び当該薄片に塗布した紫外線硬化樹脂5により液晶注入
孔部3を密封した構造とすると共に、この封孔用薄片6
を吸着ヘッド8を使用して液晶注入孔部3に貼り付ける
ため、封孔用薄片6の貼り付け時の位置精度を、従来の
紫外線硬化樹脂のみで液晶注入孔部を密封した場合の位
置精度:±5mmから、±0.5mmへと飛躍的に向上
させることができる。これにより、液晶表示パネルの狭
額縁化の趨勢に対応して、液晶表示パネルのより精度の
高い設計を行うことが可能となる。
硬化樹脂のみで液晶表示パネル(セル)の液晶注入孔部
を密封するのではなく、形状の安定した封孔用薄片6及
び当該薄片に塗布した紫外線硬化樹脂5により液晶注入
孔部3を密封した構造とすると共に、この封孔用薄片6
を吸着ヘッド8を使用して液晶注入孔部3に貼り付ける
ため、封孔用薄片6の貼り付け時の位置精度を、従来の
紫外線硬化樹脂のみで液晶注入孔部を密封した場合の位
置精度:±5mmから、±0.5mmへと飛躍的に向上
させることができる。これにより、液晶表示パネルの狭
額縁化の趨勢に対応して、液晶表示パネルのより精度の
高い設計を行うことが可能となる。
【0030】また、上述のごとく封孔用薄片6及び当該
薄片に塗布した紫外線硬化樹脂5により液晶注入孔部3
を密封した構造としているため、紫外線硬化樹脂5の層
の厚さを従来よりも薄くすることができ、これに伴っ
て、紫外線硬化樹脂5に照射する紫外線の量を従来より
も少なくすることができる。これにより、紫外線の照射
時間が短時間(従来の半分程度)で済むため、紫外線硬
化樹脂5の硬化に要する工程の所要時間とタクトタイム
を削減することができる。
薄片に塗布した紫外線硬化樹脂5により液晶注入孔部3
を密封した構造としているため、紫外線硬化樹脂5の層
の厚さを従来よりも薄くすることができ、これに伴っ
て、紫外線硬化樹脂5に照射する紫外線の量を従来より
も少なくすることができる。これにより、紫外線の照射
時間が短時間(従来の半分程度)で済むため、紫外線硬
化樹脂5の硬化に要する工程の所要時間とタクトタイム
を削減することができる。
【0031】また、液晶表示パネル1(セル1a)と封
孔用薄片6とによって紫外線硬化樹脂5を挟持する構造
としているため、従来のように液晶注入孔部に塗布した
紫外線硬化樹脂が紫外線照射により硬化するまでの間に
流出し、液晶表示パネル表面が1〜2%の率で汚染され
る、といった不具合の発生を的確に防止することができ
る。これにより、液晶表示パネルの生産性の向上を図る
ことができる。この第1実施例においては、紫外線硬化
樹脂5が塗布された封孔用薄片6によって液晶注入孔部
3を密封した構造を有する液晶表示パネル1の耐湿性
は、従来のように液晶表示パネル(セル)の液晶注入孔
部を紫外線硬化樹脂のみで密封していた場合と比較し、
略2倍の耐湿性を有することが確認された。
孔用薄片6とによって紫外線硬化樹脂5を挟持する構造
としているため、従来のように液晶注入孔部に塗布した
紫外線硬化樹脂が紫外線照射により硬化するまでの間に
流出し、液晶表示パネル表面が1〜2%の率で汚染され
る、といった不具合の発生を的確に防止することができ
る。これにより、液晶表示パネルの生産性の向上を図る
ことができる。この第1実施例においては、紫外線硬化
樹脂5が塗布された封孔用薄片6によって液晶注入孔部
3を密封した構造を有する液晶表示パネル1の耐湿性
は、従来のように液晶表示パネル(セル)の液晶注入孔
部を紫外線硬化樹脂のみで密封していた場合と比較し、
略2倍の耐湿性を有することが確認された。
【0032】◇第2実施例 次に、この発明の第2実施例について説明する。この第
2実施例の構成が、上述の第1実施例のそれと大きく異
なるところは、液晶注入孔部3を密封する封孔用薄片6
の素材として、ポリエステルフィルムに代えて、例えば
厚さが0.2mmで、液晶表示パネル1(セル1a)の
材料と同じ無アルカリガラス板を用いるようにした点で
ある。この例では、この無アルカリガラス板からなる封
孔用薄片6に、中心波長が例えば365nmの紫外線の
照射により硬化する紫外線硬化樹脂5を例えば略0.1
mm厚に塗布することで、封孔用薄片6全体の厚さは略
0.3mm程度に設定される。なお、上述の点を除け
ば、この例の液晶表示パネルの構成及びその製造方法
は、第1実施例(図1及び図2)と略同様であるので、
その説明を省略する。
2実施例の構成が、上述の第1実施例のそれと大きく異
なるところは、液晶注入孔部3を密封する封孔用薄片6
の素材として、ポリエステルフィルムに代えて、例えば
厚さが0.2mmで、液晶表示パネル1(セル1a)の
材料と同じ無アルカリガラス板を用いるようにした点で
ある。この例では、この無アルカリガラス板からなる封
孔用薄片6に、中心波長が例えば365nmの紫外線の
照射により硬化する紫外線硬化樹脂5を例えば略0.1
mm厚に塗布することで、封孔用薄片6全体の厚さは略
0.3mm程度に設定される。なお、上述の点を除け
ば、この例の液晶表示パネルの構成及びその製造方法
は、第1実施例(図1及び図2)と略同様であるので、
その説明を省略する。
【0033】この第2実施例の構成によれば、紫外線硬
化樹脂5が塗布された封孔用薄片6によって液晶注入孔
部3を密封した構造を有する液晶表示パネル1の耐湿性
は、従来のように液晶表示パネルの液晶注入孔部を紫外
線硬化樹脂のみで密封していた場合と比較し、略3〜5
倍の耐湿性を有することが確認された。また、従来のよ
うに透湿性を持つ紫外線硬化樹脂のみで液晶表示パネル
の液晶注入孔部を密封するのではなく、透湿性を持たな
い封孔用薄片6及び当該薄片下面に塗布した紫外線硬化
樹脂5により液晶注入孔部3を密封した構造としている
ため、液晶表示パネル1の耐湿性が、従来の略3〜5倍
に向上する。これにより、今後さらに高信頼性が要求さ
れる液晶表示パネルの製造に対しても的確に対応するこ
とができる。
化樹脂5が塗布された封孔用薄片6によって液晶注入孔
部3を密封した構造を有する液晶表示パネル1の耐湿性
は、従来のように液晶表示パネルの液晶注入孔部を紫外
線硬化樹脂のみで密封していた場合と比較し、略3〜5
倍の耐湿性を有することが確認された。また、従来のよ
うに透湿性を持つ紫外線硬化樹脂のみで液晶表示パネル
の液晶注入孔部を密封するのではなく、透湿性を持たな
い封孔用薄片6及び当該薄片下面に塗布した紫外線硬化
樹脂5により液晶注入孔部3を密封した構造としている
ため、液晶表示パネル1の耐湿性が、従来の略3〜5倍
に向上する。これにより、今後さらに高信頼性が要求さ
れる液晶表示パネルの製造に対しても的確に対応するこ
とができる。
【0034】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述の第
1実施例では、封孔用薄片6の材料として、ポリエステ
ルフィルムを使用したが、ポリエステルフィルムに限定
されず、ポリエステルフィルムと同等の機能を有する透
明もしくは少なくとも紫外線領域の光を透過させること
が可能でかつ透湿性の無い他の好適な素材を使用しても
良い。好適な素材としては、例えば、ポリカーボネー
ト、アクリル、ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド(ナイロ
ン)、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリスチレン、
ポリフェニレンスルフィド、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合、塩化ビニル−塩
化ビニリデン共重合、ポリビニルブチラール、ポリ弗化
ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリウレタン、スチレン
−アクリル共重合等の合成樹脂を挙げることができる。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述の第
1実施例では、封孔用薄片6の材料として、ポリエステ
ルフィルムを使用したが、ポリエステルフィルムに限定
されず、ポリエステルフィルムと同等の機能を有する透
明もしくは少なくとも紫外線領域の光を透過させること
が可能でかつ透湿性の無い他の好適な素材を使用しても
良い。好適な素材としては、例えば、ポリカーボネー
ト、アクリル、ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド(ナイロ
ン)、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリスチレン、
ポリフェニレンスルフィド、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合、塩化ビニル−塩
化ビニリデン共重合、ポリビニルブチラール、ポリ弗化
ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリウレタン、スチレン
−アクリル共重合等の合成樹脂を挙げることができる。
【0035】また、上述の第2実施例では、封孔用薄片
6の材料として、液晶表示パネル1の材料と同じ無アル
カリガラス板を使用する場合について述べたが、無アル
カリガラス板に限定されず、無アルカリガラス板と同等
の機能を有する透明もしくは少なくとも紫外線領域の光
を透過させることが可能でかつ透湿性の無い他の材料を
使用しても良い。
6の材料として、液晶表示パネル1の材料と同じ無アル
カリガラス板を使用する場合について述べたが、無アル
カリガラス板に限定されず、無アルカリガラス板と同等
の機能を有する透明もしくは少なくとも紫外線領域の光
を透過させることが可能でかつ透湿性の無い他の材料を
使用しても良い。
【0036】また、上述の実施例では、封孔用薄片6と
して、図1に示すように、平面形状が矩形状のものを使
用したが、当該形状に限定されず、液晶注入孔部5を密
封可能でかつ液晶表示パネル1の狭額縁設計を阻害しな
い範囲内であれば、任意の形状とすることも可能であ
る。
して、図1に示すように、平面形状が矩形状のものを使
用したが、当該形状に限定されず、液晶注入孔部5を密
封可能でかつ液晶表示パネル1の狭額縁設計を阻害しな
い範囲内であれば、任意の形状とすることも可能であ
る。
【0037】また、上述の実施例では、液晶クリーナ7
として、ロール状にした無発塵繊維布7bをゴムロール
7aで押し付けるようにしたものを使用したが、当該構
成のものに限定されず、当該液晶クリーナ7と同等の機
能を有する他の液晶除去手段を使用しても良い。
として、ロール状にした無発塵繊維布7bをゴムロール
7aで押し付けるようにしたものを使用したが、当該構
成のものに限定されず、当該液晶クリーナ7と同等の機
能を有する他の液晶除去手段を使用しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の液晶表
示パネル及びその製造方法によれば、液晶注入孔が、液
晶注入孔と対向する側の面に紫外線硬化樹脂の塗布層を
有する薄片状部材によって、封止されているため、液晶
表示パネルの液晶注入孔における突出部分の厚さが、従
来のように紫外線硬化樹脂のみを用いて液晶注入孔を密
封していた場合の紫外線硬化樹脂の硬化による盛り上が
りから、紫外線硬化樹脂を塗布した薄片状部材の厚さに
抑えることができる。したがって、上記突出部分の厚さ
を従来よりも薄くすることができると共に、厚さのバラ
ツキも小さくすることができる。これにより、液晶表示
パネルの狭額縁化に的確に対応することができる。
示パネル及びその製造方法によれば、液晶注入孔が、液
晶注入孔と対向する側の面に紫外線硬化樹脂の塗布層を
有する薄片状部材によって、封止されているため、液晶
表示パネルの液晶注入孔における突出部分の厚さが、従
来のように紫外線硬化樹脂のみを用いて液晶注入孔を密
封していた場合の紫外線硬化樹脂の硬化による盛り上が
りから、紫外線硬化樹脂を塗布した薄片状部材の厚さに
抑えることができる。したがって、上記突出部分の厚さ
を従来よりも薄くすることができると共に、厚さのバラ
ツキも小さくすることができる。これにより、液晶表示
パネルの狭額縁化に的確に対応することができる。
【0039】また、従来のように透湿性を持つ紫外線硬
化樹脂のみで液晶表示パネルの液晶注入孔を密封するの
ではなく、透湿性を持たない薄片状部材及び当該薄片状
部材に塗布した紫外線硬化樹脂により液晶注入孔を密封
した構造としているため、液晶表示パネルの耐湿性を従
来よりも向上させることができる。これにより、今後さ
らに高信頼性が要求される液晶表示パネルの製造に対し
ても的確に対応することができる。
化樹脂のみで液晶表示パネルの液晶注入孔を密封するの
ではなく、透湿性を持たない薄片状部材及び当該薄片状
部材に塗布した紫外線硬化樹脂により液晶注入孔を密封
した構造としているため、液晶表示パネルの耐湿性を従
来よりも向上させることができる。これにより、今後さ
らに高信頼性が要求される液晶表示パネルの製造に対し
ても的確に対応することができる。
【0040】また、従来のように形状の不安定な紫外線
硬化樹脂のみで液晶表示パネルの液晶注入孔を密封する
のではなく、形状の安定した薄片状部材及び当該薄片状
部材に塗布した紫外線硬化樹脂により液晶注入孔を密封
した構造としているため、この薄片状部材を液晶注入孔
に貼り付ける際の位置精度を、従来の紫外線硬化樹脂の
みで液晶注入孔を密封した場合の位置精度よりも向上さ
せることができる。これにより、液晶表示パネルの狭額
縁化の趨勢に対応して、液晶表示パネルのより精度の高
い設計を行うことが可能となる。
硬化樹脂のみで液晶表示パネルの液晶注入孔を密封する
のではなく、形状の安定した薄片状部材及び当該薄片状
部材に塗布した紫外線硬化樹脂により液晶注入孔を密封
した構造としているため、この薄片状部材を液晶注入孔
に貼り付ける際の位置精度を、従来の紫外線硬化樹脂の
みで液晶注入孔を密封した場合の位置精度よりも向上さ
せることができる。これにより、液晶表示パネルの狭額
縁化の趨勢に対応して、液晶表示パネルのより精度の高
い設計を行うことが可能となる。
【0041】また、薄片状部材及び当該薄片状部材に塗
布した紫外線硬化樹脂により液晶注入孔を密封した構造
としているため、紫外線硬化樹脂の層の厚さを従来より
も薄くすることができ、これに伴って、紫外線硬化樹脂
に照射する紫外線の量を従来よりも少なくすることがで
きる。これにより、紫外線の照射時間が短時間で済むた
め、紫外線硬化樹脂の硬化に要する工程の所要時間とタ
クトタイムを削減することができる。
布した紫外線硬化樹脂により液晶注入孔を密封した構造
としているため、紫外線硬化樹脂の層の厚さを従来より
も薄くすることができ、これに伴って、紫外線硬化樹脂
に照射する紫外線の量を従来よりも少なくすることがで
きる。これにより、紫外線の照射時間が短時間で済むた
め、紫外線硬化樹脂の硬化に要する工程の所要時間とタ
クトタイムを削減することができる。
【0042】また、液晶表示パネルと薄片状部材とによ
って紫外線硬化樹脂を挟持する構造としているため、従
来のように液晶注入孔に塗布した紫外線硬化樹脂が紫外
線照射により硬化するまでの間に流出し、液晶表示パネ
ル表面が汚染される、といった不具合の発生を的確に防
止することができる。これにより、液晶表示パネルの生
産性の向上を図ることができる。
って紫外線硬化樹脂を挟持する構造としているため、従
来のように液晶注入孔に塗布した紫外線硬化樹脂が紫外
線照射により硬化するまでの間に流出し、液晶表示パネ
ル表面が汚染される、といった不具合の発生を的確に防
止することができる。これにより、液晶表示パネルの生
産性の向上を図ることができる。
【図1】この発明の第1(第2)実施例である液晶表示
パネルの液晶注入孔部周辺の構成を示す図であり、パネ
ル面の一部を切欠いた状態を示す斜視図である。
パネルの液晶注入孔部周辺の構成を示す図であり、パネ
ル面の一部を切欠いた状態を示す斜視図である。
【図2】同液晶表示パネルの液晶注入孔部の密封方法を
説明するための図であり、(a)は液晶注入孔部におけ
る液晶の除去状態を示す断面図、(b)は液晶注入孔部
に対する封孔用薄片を装着した状態を示す断面図、
(c)は封孔用薄片下面の紫外線硬化樹脂に対して紫外
線を照射した状態を示す断面図である。
説明するための図であり、(a)は液晶注入孔部におけ
る液晶の除去状態を示す断面図、(b)は液晶注入孔部
に対する封孔用薄片を装着した状態を示す断面図、
(c)は封孔用薄片下面の紫外線硬化樹脂に対して紫外
線を照射した状態を示す断面図である。
【図3】従来例に係る液晶表示パネルの液晶注入孔部周
辺の構成を示すものであり、パネル面の一部を切欠いた
状態を示す斜視図である。
辺の構成を示すものであり、パネル面の一部を切欠いた
状態を示す斜視図である。
【図4】従来例に係る液晶表示パネルの液晶注入孔部の
密封方法を説明するための図であり、(a)は紫外線硬
化樹脂を液晶注入孔部に塗布した状態を示す断面図、
(b)は紫外線硬化樹脂に紫外線を照射した状態を示す
断面図、(c)は紫外線硬化樹脂を硬化させた状態を示
す断面図である。
密封方法を説明するための図であり、(a)は紫外線硬
化樹脂を液晶注入孔部に塗布した状態を示す断面図、
(b)は紫外線硬化樹脂に紫外線を照射した状態を示す
断面図、(c)は紫外線硬化樹脂を硬化させた状態を示
す断面図である。
1 液晶表示パネル 1a セル 2 液晶 3 液晶注入孔部(液晶注入孔) 5 紫外線硬化樹脂 6 封孔用薄片(薄片状部材)
Claims (4)
- 【請求項1】 接着材料を介して貼り合わされた1対の
基板からなるセルと、該セルに形成された液晶注入孔と
を備え、該液晶注入孔を介して前記セル内部に液晶が注
入充填されてなる液晶表示パネルであって、 前記液晶注入孔は、 該液晶注入孔と対向する側の面に紫外線硬化樹脂の塗布
層を有する薄片状部材によって、封止されていることを
特徴とする液晶表示パネル。 - 【請求項2】 前記薄片状部材は、少なくとも紫外線領
域の光を透過させることが可能でかつ透湿性の無い材料
から形成されていることを特徴とする請求項1記載の液
晶表示パネル。 - 【請求項3】 前記薄片状部材は、樹脂フィルム又は無
アルカリガラス板から形成されていることを特徴とする
請求項1又は2記載の液晶表示パネル。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の液晶表示パネ
ルの製造方法であって、 前記液晶注入孔を介して前記セル内部に液晶を注入充填
した後に、一の面に紫外線硬化樹脂を塗布した薄片状部
材を、該一の面が前記液晶注入孔と対向する状態にして
前記液晶注入孔に押し当て、該液晶注入孔に押し当てら
れた前記薄片状部材に対して紫外線を照射して前記紫外
線硬化樹脂を硬化させることで、前記薄片状部材を前記
液晶注入孔周りに接着して該液晶注入孔を封止すること
を特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27588996A JPH10123543A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 液晶表示パネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27588996A JPH10123543A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 液晶表示パネル及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10123543A true JPH10123543A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17561858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27588996A Pending JPH10123543A (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 液晶表示パネル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10123543A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100898139B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2009-05-19 | 샤프 가부시키가이샤 | 액정 표시 장치 |
US20130248086A1 (en) * | 2010-12-24 | 2013-09-26 | Fujitsu Frontech Limited | Film substrate liquid crystal sealing method |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP27588996A patent/JPH10123543A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100898139B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2009-05-19 | 샤프 가부시키가이샤 | 액정 표시 장치 |
US7586561B2 (en) | 2001-08-31 | 2009-09-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display and method of manufacturing the same |
US8054429B2 (en) | 2001-08-31 | 2011-11-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device |
US8717517B2 (en) | 2001-08-31 | 2014-05-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display and method of manufacturing the same |
US8786808B2 (en) | 2001-08-31 | 2014-07-22 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display and method of manufacturing the same |
US20130248086A1 (en) * | 2010-12-24 | 2013-09-26 | Fujitsu Frontech Limited | Film substrate liquid crystal sealing method |
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