JPH10120431A - 低透過率ガラス - Google Patents
低透過率ガラスInfo
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- JPH10120431A JPH10120431A JP9116309A JP11630997A JPH10120431A JP H10120431 A JPH10120431 A JP H10120431A JP 9116309 A JP9116309 A JP 9116309A JP 11630997 A JP11630997 A JP 11630997A JP H10120431 A JPH10120431 A JP H10120431A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車用及び建築用に特に有用な、鉄を含む
ガラスを提供する。 【解決手段】 ニッケル酸化物を用いることなく紫外、
赤外、及び全太陽エネルギーの透過率の低レベルを実現
し、一実施例においては選択的量のB2O3を用いる。
ガラスを提供する。 【解決手段】 ニッケル酸化物を用いることなく紫外、
赤外、及び全太陽エネルギーの透過率の低レベルを実現
し、一実施例においては選択的量のB2O3を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、UV、可視、及び
IRのエネルギー範囲において低い光透過率を呈するガ
ラスに関する。特に、本発明は、自動車のプライバシー
用及び視認用の窓として、また、所与の建築用途として
極めて適したガラスに関する。
IRのエネルギー範囲において低い光透過率を呈するガ
ラスに関する。特に、本発明は、自動車のプライバシー
用及び視認用の窓として、また、所与の建築用途として
極めて適したガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車における「プライバシー用」窓の
商品的利用が広まってきている。所与の利用では、建築
用及び他の分野における低い光透過率の窓から作製され
ている。この関連から、いわゆる「ダークグレイ」ガラ
ス又は「ニュートラルグレイ」ガラスには広範な利用が
見出される。
商品的利用が広まってきている。所与の利用では、建築
用及び他の分野における低い光透過率の窓から作製され
ている。この関連から、いわゆる「ダークグレイ」ガラ
ス又は「ニュートラルグレイ」ガラスには広範な利用が
見出される。
【0003】このようなガラスは、一般的に、(例え
ば、汎用的「フロート」ガラスを作製するために用いら
れるような)標準的ソーダライムシリカ・ガラス組成物
から形成され、それに対して、好ましい色(例えば、ニ
ュートラルグレイ)並びにUV、可視、及びIR領域
(例えば、約300〜2000nm)における低光透過率
の双方を実現するために、所望の色やスペクトル吸収特
性を得るべく様々な着色剤を添加したりする。これらの
着色剤の多くは、鉄(iron)であり、主として第二鉄及
び第一鉄からなる。全鉄含有量は慣用的にFe2O3とし
て表されるが、第二鉄は強い紫外線吸収剤であるのに対
し、第一鉄は強い赤外吸収剤である。これら2つの構成
要素(及び他の既知の着色剤、Ce、Se、Ni、C
o、Cr、Mn、Ti、V、Mo等々)のバランスは、
実際に商品として製造可能で販売可能な製品を実現する
必要がある場合に、困難な作業と認識されている。
ば、汎用的「フロート」ガラスを作製するために用いら
れるような)標準的ソーダライムシリカ・ガラス組成物
から形成され、それに対して、好ましい色(例えば、ニ
ュートラルグレイ)並びにUV、可視、及びIR領域
(例えば、約300〜2000nm)における低光透過率
の双方を実現するために、所望の色やスペクトル吸収特
性を得るべく様々な着色剤を添加したりする。これらの
着色剤の多くは、鉄(iron)であり、主として第二鉄及
び第一鉄からなる。全鉄含有量は慣用的にFe2O3とし
て表されるが、第二鉄は強い紫外線吸収剤であるのに対
し、第一鉄は強い赤外吸収剤である。これら2つの構成
要素(及び他の既知の着色剤、Ce、Se、Ni、C
o、Cr、Mn、Ti、V、Mo等々)のバランスは、
実際に商品として製造可能で販売可能な製品を実現する
必要がある場合に、困難な作業と認識されている。
【0004】このような商品として許容できる製品(す
なわち、構成要素の好適なバランス)は、Libbey-Owens
-Ford Co.により製造され、GALAXSEEソーラー・プライ
バシー・ガラスとして知られている。このガラス及びそ
の組成は、米国特許第5308805号に記載があると
されている。当該特許では、重量%において次の組成を
有する汎用的ソーダライムシリカをベースとするガラス
が開示されている。
なわち、構成要素の好適なバランス)は、Libbey-Owens
-Ford Co.により製造され、GALAXSEEソーラー・プライ
バシー・ガラスとして知られている。このガラス及びそ
の組成は、米国特許第5308805号に記載があると
されている。当該特許では、重量%において次の組成を
有する汎用的ソーダライムシリカをベースとするガラス
が開示されている。
【表1】 SiO2 68〜75 Na2O 10〜18 CaO 5〜15 MgO 0〜5 Al2O3 0〜5 K2O 0〜5
【0005】さらに当該ガラスは、SO3等の溶融及び
精製補助剤を有する。さらに、任意の「微量のBaO若
しくはB2O3」が、重量%において本質的に次の組成か
らなる着色剤と共に与えられる。
精製補助剤を有する。さらに、任意の「微量のBaO若
しくはB2O3」が、重量%において本質的に次の組成か
らなる着色剤と共に与えられる。
【表2】 Fe2O3(全鉄) 1.3〜2 NiO 0.01〜0.05 Co3O4 0.02〜0.04 Se 0.002〜0.003 第一鉄の値 18〜30%
【0006】この組成のガラスは、10%未満の刺激純
度(excitation purity)、490〜565nmの範囲の主
波長、及び、次の汎用的CIELAB色座標により規定
される色を呈する。
度(excitation purity)、490〜565nmの範囲の主
波長、及び、次の汎用的CIELAB色座標により規定
される色を呈する。
【表3】 L*=50±10 a*=−5±5 b*=0±10
【0007】当該特許は、特に、「ニッケル(酸化ニッ
ケル)の存在が本発明の組成において本質的である」と
記載している(第3段、48〜49行)。
ケル)の存在が本発明の組成において本質的である」と
記載している(第3段、48〜49行)。
【0008】GALAXSEEガラスは、実際に必要か
つ望ましい太陽光特性(低UV透過率及び低全太陽エネ
ルギー透過率)を呈するので商品的に好適な製品である
が、その所望の特性を実現するために多量の(すなわ
ち、内在的微量要素以上の)NiOの使用を必要とする
という欠点がある。NiOは、例えば、ガラス内に硫化
ニッケルの石を形成する可能性があるという問題点が知
られている。
つ望ましい太陽光特性(低UV透過率及び低全太陽エネ
ルギー透過率)を呈するので商品的に好適な製品である
が、その所望の特性を実現するために多量の(すなわ
ち、内在的微量要素以上の)NiOの使用を必要とする
という欠点がある。NiOは、例えば、ガラス内に硫化
ニッケルの石を形成する可能性があるという問題点が知
られている。
【0009】他の特許も報告され、また他の市販製品も
ニュートラルグレイの低透過率ガラスと称されるガラス
を提示しているが、一般的に云えば、GALAXSEE
が実現した全体にバランスのとれた特性を実現できてい
ない。したがって、これらのガラスは、所与の市場にお
いてはそれほど望ましいものとはされていない。これら
の特許の例(及び、おそらくそれらの実施例たる製品)
としては、米国特許第5023210号(低透過率の非
ニッケル含有グレイ・ガラス)、同第5411922
(特性を得るために多量のTiO2を必要とするニュー
トラルグレイグリーン非ニッケル含有低透過率ガラ
ス)、及び同第5352640号(非ニッケル含有であ
るが高い全鉄割合1.4〜4%を必要とし、かつ実際に
極めて暗くほとんど黒色に見える色であるガラス)があ
る。
ニュートラルグレイの低透過率ガラスと称されるガラス
を提示しているが、一般的に云えば、GALAXSEE
が実現した全体にバランスのとれた特性を実現できてい
ない。したがって、これらのガラスは、所与の市場にお
いてはそれほど望ましいものとはされていない。これら
の特許の例(及び、おそらくそれらの実施例たる製品)
としては、米国特許第5023210号(低透過率の非
ニッケル含有グレイ・ガラス)、同第5411922
(特性を得るために多量のTiO2を必要とするニュー
トラルグレイグリーン非ニッケル含有低透過率ガラ
ス)、及び同第5352640号(非ニッケル含有であ
るが高い全鉄割合1.4〜4%を必要とし、かつ実際に
極めて暗くほとんど黒色に見える色であるガラス)があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上から、GALAX
SEEガラスの特性を実現するが、「実質的にニッケル
を含まない」(すなわち、不純物として内在する微量の
ニッケル以上の量のニッケルを含まない、つまりガラス
組成の重量%で約0.0005%未満)ような新たなガ
ラス組成に対する技術的要請があることが明白である。
SEEガラスの特性を実現するが、「実質的にニッケル
を含まない」(すなわち、不純物として内在する微量の
ニッケル以上の量のニッケルを含まない、つまりガラス
組成の重量%で約0.0005%未満)ような新たなガ
ラス組成に対する技術的要請があることが明白である。
【0011】加えて、究極的に得られる色がニュートラ
ルグレイ色であるかあるいは市場において所与の他の目
的については全面的に許容できる他の色であるかに関わ
りなく、ガラスにおいて低いUV透過率値、低いIR透
過率値、及び低い全太陽エネルギー(TS)透過率値を
包括的に実現すると共に、これらの値を実現するために
高レベルの(例えば重量にして1.3%を超える)全鉄
(Fe2O3)を使用する必要がないようなガラス組成に
対する技術的要請もある。本発明の目的は、上記及び他
の技術的要請を満たすことを目的とする。
ルグレイ色であるかあるいは市場において所与の他の目
的については全面的に許容できる他の色であるかに関わ
りなく、ガラスにおいて低いUV透過率値、低いIR透
過率値、及び低い全太陽エネルギー(TS)透過率値を
包括的に実現すると共に、これらの値を実現するために
高レベルの(例えば重量にして1.3%を超える)全鉄
(Fe2O3)を使用する必要がないようなガラス組成に
対する技術的要請もある。本発明の目的は、上記及び他
の技術的要請を満たすことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のニュートラルグレ
イ・ガラス組成に対する要請は、次の本発明の構成によ
り満足される。実質的にニッケルを含まないソーダライ
ムシリカ・ガラスであって、重量%にして次の組成から
なる基本ガラス組成を有する。
イ・ガラス組成に対する要請は、次の本発明の構成によ
り満足される。実質的にニッケルを含まないソーダライ
ムシリカ・ガラスであって、重量%にして次の組成から
なる基本ガラス組成を有する。
【表4】 成分 重量% −−−−−−−−−−−− SiO2 68〜75 Na2O 10〜18 CaO 5〜15 MgO 0〜5 Al2O3 0〜5 K2O 0〜5
【0013】さらに、上記ソーダライムシリカ・ガラス
は、重量%にして次の組成の着色剤を含む。
は、重量%にして次の組成の着色剤を含む。
【表5】 Fe2O3(全鉄) 約1.10〜1.28 FeO 約0.22〜0.33 Co3O4 約0.018〜0.025 Se 約0.0022〜0.0040 Cr2O3 約0.01〜0.04
【0014】ここで、全鉄のFeOへの還元率は約19
〜30%であり、上記ガラスは、公称厚さ4mmで計測し
た場合、約23%未満の視感透過率、約23%未満の全
太陽エネルギー透過率、及び次のCIELAB座標によ
り規定される色を有する。
〜30%であり、上記ガラスは、公称厚さ4mmで計測し
た場合、約23%未満の視感透過率、約23%未満の全
太陽エネルギー透過率、及び次のCIELAB座標によ
り規定される色を有する。
【表6】 L*=50±10 a*=−5±5 b*=0±10
【0015】さらに、本発明は、低いUV及びIRの透
過率特性を呈しながら鉄含有量の低いガラスに対する要
請を満足する。重量%にして次の基本組成を有するソー
ダライムシリカ・ガラスである。
過率特性を呈しながら鉄含有量の低いガラスに対する要
請を満足する。重量%にして次の基本組成を有するソー
ダライムシリカ・ガラスである。
【表7】 成分 重量% −−−−−−−−−−−−− SiO2 68〜75 Na2O 10〜18 CaO 5〜15 MgO 0〜5 Al2O3 0〜5 K2O 0〜5 B2O3 0.05〜5
【0016】さらに、上記ガラスは、重量%にして0.
5〜1.3%の着色剤として鉄(全鉄としてのFe
2O3)を有する。自動車分野(視認用若しくはプライバ
シー用)又は建築分野のいずれかにおける必要な厚さで
用いられた場合に、上記ガラスは、優れたUV、IR、
及びTS(全太陽エネルギー)の透過率を呈する一方、
鉄が低レベルであり、また更なる調整を望まない限り他
のUV若しくはIRの吸収剤も含まない。
5〜1.3%の着色剤として鉄(全鉄としてのFe
2O3)を有する。自動車分野(視認用若しくはプライバ
シー用)又は建築分野のいずれかにおける必要な厚さで
用いられた場合に、上記ガラスは、優れたUV、IR、
及びTS(全太陽エネルギー)の透過率を呈する一方、
鉄が低レベルであり、また更なる調整を望まない限り他
のUV若しくはIRの吸収剤も含まない。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、その基本組成として汎
用的ソーダライムシリカ平面ガラスを用いることを想定
し、これに対して、所与の着色剤及び一態様においては
固有量のB2O3を加える。これにより、その独自の成果
を実現する。この点で、フロート工程により作製され、
一般的に重量%にして次のように概して表される様々な
ソーダライムシリカ・ガラスが特に有用である。
用的ソーダライムシリカ平面ガラスを用いることを想定
し、これに対して、所与の着色剤及び一態様においては
固有量のB2O3を加える。これにより、その独自の成果
を実現する。この点で、フロート工程により作製され、
一般的に重量%にして次のように概して表される様々な
ソーダライムシリカ・ガラスが特に有用である。
【表8】 SiO2 68〜75 Na2O 10〜18 CaO 5〜15 MgO 0〜5 Al2O3 0〜5 K2O 0〜5
【0018】さらに、他の少量の成分、様々な汎用的溶
融及び精製の補助剤を含めて、例えばSO3等を含んで
いる場合もある。従来、さらに、任意に少量のBaO及
び/又はBa2O3を含むことが知られている。
融及び精製の補助剤を含めて、例えばSO3等を含んで
いる場合もある。従来、さらに、任意に少量のBaO及
び/又はBa2O3を含むことが知られている。
【0019】これらの基本ガラスは既知であり、本発明
の独自性はその一態様としてある。すなわち、この基本
組成へ添加される着色剤の独自の組合せによる。また、
別の態様としては、独自の量のB2O3を少量の全鉄と組
み合わせて使用することがあり、この組合せは、第一鉄
及び第二鉄の吸収性を格段にかつ協同的に変更するため
に見出された。これにより、UV、TS、及びIRの低
い透過率レベルが実現される一方、全鉄の量(すなわ
ち、第二鉄及び第一鉄の含有量)を低いレベルに維持す
ることにより製造工程に寄与することとなり、また他の
UV若しくはIRの吸収剤を不要とする。
の独自性はその一態様としてある。すなわち、この基本
組成へ添加される着色剤の独自の組合せによる。また、
別の態様としては、独自の量のB2O3を少量の全鉄と組
み合わせて使用することがあり、この組合せは、第一鉄
及び第二鉄の吸収性を格段にかつ協同的に変更するため
に見出された。これにより、UV、TS、及びIRの低
い透過率レベルが実現される一方、全鉄の量(すなわ
ち、第二鉄及び第一鉄の含有量)を低いレベルに維持す
ることにより製造工程に寄与することとなり、また他の
UV若しくはIRの吸収剤を不要とする。
【0020】本発明の第1の態様に関しては、前述の通
り、本発明の組成物は「プライバシー用」窓の特性を実
現する。これらの特性は主として、(1)色、(2)視
感透過率、及び(3)全太陽エネルギー透過率である。
全てではないが、所与の予想される末端用途について付
加的な重要点を考慮すると、更なる特性として紫外光
(UV)透過率、赤外エネルギー(IR)透過率、主波
長(DW)及び刺激純度(Pe)がある。
り、本発明の組成物は「プライバシー用」窓の特性を実
現する。これらの特性は主として、(1)色、(2)視
感透過率、及び(3)全太陽エネルギー透過率である。
全てではないが、所与の予想される末端用途について付
加的な重要点を考慮すると、更なる特性として紫外光
(UV)透過率、赤外エネルギー(IR)透過率、主波
長(DW)及び刺激純度(Pe)がある。
【0021】これらの特性のパラメータを特定するため
には、一般的に、計測対象であるガラスの厚さを特定す
る必要がある。これに関して本明細書中で用いられる用
語「公称厚さ4mm」とは、ガラスの特性が、検査(いず
れの検査であっても)に付される実際のガラスの厚さが
約4.01〜4.17mm(すなわち、約0.158〜
0.164インチ)であるときに計測される特性である
ことを意味する。この点に関してこのような厚さは、一
般的に、フロート・ガラスにおける汎用的厚さとして認
識されており、自動車用窓工業における仕様に合致する
規格を決定するために認められた厚さである。
には、一般的に、計測対象であるガラスの厚さを特定す
る必要がある。これに関して本明細書中で用いられる用
語「公称厚さ4mm」とは、ガラスの特性が、検査(いず
れの検査であっても)に付される実際のガラスの厚さが
約4.01〜4.17mm(すなわち、約0.158〜
0.164インチ)であるときに計測される特性である
ことを意味する。この点に関してこのような厚さは、一
般的に、フロート・ガラスにおける汎用的厚さとして認
識されており、自動車用窓工業における仕様に合致する
規格を決定するために認められた厚さである。
【0022】公称厚さ4mmにおいて、前述の通り、本発
明により実現される重要な色特性は、汎用的なCIEL
AB技術(米国特許第5308805号参照)により表
すことができる。この技術は、CIE Publication 15.2(1
986)及びASTM:E 308-90[Ill.C 2°オブザーバ]に記載さ
れている。本発明の第一の態様に合わせて一般的に云え
ば、公称厚さ4mmのガラスは、次のCIELAB色座標
を有することになる。
明により実現される重要な色特性は、汎用的なCIEL
AB技術(米国特許第5308805号参照)により表
すことができる。この技術は、CIE Publication 15.2(1
986)及びASTM:E 308-90[Ill.C 2°オブザーバ]に記載さ
れている。本発明の第一の態様に合わせて一般的に云え
ば、公称厚さ4mmのガラスは、次のCIELAB色座標
を有することになる。
【表9】 L*=50±10 a*=−5±5 b*=0±10
【0023】最適な場合、CIELAB色座標は、次の
ようになる。
ようになる。
【表10】 L*=49±2 a*=−4±2 b*=3±2
【0024】「視感透過率」(LTa,2°オブザーバ)
は、技術的に知られた特性であり用語である。本明細書
では、その周知の意味において用いられる(米国特許第
5308805号参照)。この用語は、Ill. として
も知られる。可視透過率(全体として380〜780n
m)及びその計測はCIE Publication 15.2(1986)及びANS
I試験法Z26.1に従って行われる。本発明の第1の態様に
おいては、公称厚さ4mmのガラスが、約24%未満の視
感透過率(LTa,2°オブザーバ)を有し、好適には23
%未満であり最適には約16〜20%である。
は、技術的に知られた特性であり用語である。本明細書
では、その周知の意味において用いられる(米国特許第
5308805号参照)。この用語は、Ill. として
も知られる。可視透過率(全体として380〜780n
m)及びその計測はCIE Publication 15.2(1986)及びANS
I試験法Z26.1に従って行われる。本発明の第1の態様に
おいては、公称厚さ4mmのガラスが、約24%未満の視
感透過率(LTa,2°オブザーバ)を有し、好適には23
%未満であり最適には約16〜20%である。
【0025】「全太陽エネルギー透過率」(TS)(全
体として300〜2100nm、Parry Moon Air Mass=2
を用い50nm間隔でシンプソン則を用いて統合される)
もまた、周知の技術用語である(米国特許第53088
05号参照)。本明細書では、この周知の意味で用いら
れる。その計測は汎用的であり周知である。本発明の台
1の態様においては、一般的にガラスが、約23%未満
の全太陽エネルギー透過率を呈し、好適には19%未満
であり最適には約13〜17%である。
体として300〜2100nm、Parry Moon Air Mass=2
を用い50nm間隔でシンプソン則を用いて統合される)
もまた、周知の技術用語である(米国特許第53088
05号参照)。本明細書では、この周知の意味で用いら
れる。その計測は汎用的であり周知である。本発明の台
1の態様においては、一般的にガラスが、約23%未満
の全太陽エネルギー透過率を呈し、好適には19%未満
であり最適には約13〜17%である。
【0026】「紫外光透過率(紫外透過率)」(UV
(%))、「赤外エネルギー透過率(赤外透過率)」(I
R(%))、「主波長」(DW)及び「刺激純度」(「純
度」%若しくはPe)の用語及び特性もまた、これらの
計測技術と共に周知の技術用語である。本明細書中これ
らの用語は、これらの周知に意味において用いられる
(米国特許第5308805号参照)。
(%))、「赤外エネルギー透過率(赤外透過率)」(I
R(%))、「主波長」(DW)及び「刺激純度」(「純
度」%若しくはPe)の用語及び特性もまた、これらの
計測技術と共に周知の技術用語である。本明細書中これ
らの用語は、これらの周知に意味において用いられる
(米国特許第5308805号参照)。
【0027】「紫外透過率」(UV(%))は、本明細書
では、Parry Moon Air Mass=2を用いて計測される(全
体として300〜400nm、10nm間隔でシンプソン則
を用いて統合される)。このような計測は、汎用的であ
り周知である。本発明の好適例では、UV透過率は約1
5%未満であり、好適には13%未満、最適には約8〜
12%である。
では、Parry Moon Air Mass=2を用いて計測される(全
体として300〜400nm、10nm間隔でシンプソン則
を用いて統合される)。このような計測は、汎用的であ
り周知である。本発明の好適例では、UV透過率は約1
5%未満であり、好適には13%未満、最適には約8〜
12%である。
【0028】「赤外透過率」(IR(%))は、シンプソ
ン則及びParry Moon Air Mass=2を用いて全体として波
長800〜2100nmの範囲で50nm間隔で汎用的に計
測される。このような計測は周知技術である。本発明の
好適例では、IR透過率は、約20%未満であり、好適
には17%未満、最適には約9〜16%である。
ン則及びParry Moon Air Mass=2を用いて全体として波
長800〜2100nmの範囲で50nm間隔で汎用的に計
測される。このような計測は周知技術である。本発明の
好適例では、IR透過率は、約20%未満であり、好適
には17%未満、最適には約9〜16%である。
【0029】主波長(DW)は、前述のCIE Publicatio
n 15.2(1986)及びASTM:E 308-90に従って汎用的に計測
される。本発明に第1の態様の好適例では、主波長が約
490〜565nmの間である。最適には、520〜56
5nmの間である。
n 15.2(1986)及びASTM:E 308-90に従って汎用的に計測
される。本発明に第1の態様の好適例では、主波長が約
490〜565nmの間である。最適には、520〜56
5nmの間である。
【0030】刺激純度(Pe又は「純度」%)は、CIE
Publication 15.2(1986)及びASTM:E308-90に従って汎用
的に計測される。本発明の第1の態様の好適例では、純
度は、約11%未満であり、好適には8%未満、最適に
は約2.5〜6.5%である。
Publication 15.2(1986)及びASTM:E308-90に従って汎用
的に計測される。本発明の第1の態様の好適例では、純
度は、約11%未満であり、好適には8%未満、最適に
は約2.5〜6.5%である。
【0031】本発明の第1の態様の上記の望ましい特性
を実現するために、上記の基本ガラス組成は、実質的に
ニッケルを含まず、さらにそれに対して次の着色剤を加
え、そして次の%の全鉄のFeOへの還元率を呈する。
着色剤は(重量%にして)本質的に次の通りである。
を実現するために、上記の基本ガラス組成は、実質的に
ニッケルを含まず、さらにそれに対して次の着色剤を加
え、そして次の%の全鉄のFeOへの還元率を呈する。
着色剤は(重量%にして)本質的に次の通りである。
【表11】 範囲 好適範囲 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Fe2O3(全鉄)1.10〜1.28 1.24〜1.26 FeO 0.22〜0.33 0.26〜0.32 Co3O4 0.018〜0.025 0.02〜0.024 Se 0.0022〜0.0040 0.0025〜0.0035 Cr2O3 0.01〜0.04 0.01〜0.025 還元率%(全鉄からFeOへ)19〜30 22〜28
【0032】特に好適な組成においては、基本ガラスに
本質的に次の(重量%による)組成からなる着色剤を添
加している。
本質的に次の(重量%による)組成からなる着色剤を添
加している。
【表12】
【0033】本発明の第1の態様においては、ガラス組
成中にB2O3を使用することは任意である。しかしなが
ら、(重量%で)最適例では約5%まで用い、好適には
1%未満であり最適には0.5%未満である。所与の実
施例では約0.26〜0.27%である。
成中にB2O3を使用することは任意である。しかしなが
ら、(重量%で)最適例では約5%まで用い、好適には
1%未満であり最適には0.5%未満である。所与の実
施例では約0.26〜0.27%である。
【0034】「還元率%(全鉄からFeOへ)」という
用語は、周知の技術用語である。本明細書では、周知の
意味で用いられ、米国特許第5308805号(「第一
鉄値」と表されている)で用いられた方法に従って計算
される。
用語は、周知の技術用語である。本明細書では、周知の
意味で用いられ、米国特許第5308805号(「第一
鉄値」と表されている)で用いられた方法に従って計算
される。
【0035】「実質的にニッケルを含まない」という言
葉は、バッチ成分に対してニッケルが積極的に加えられ
ていないことを意味する。理想的には、本発明のガラス
は、いかなるニッケルも全く含まないものであるが、用
いられる他のバッチ成分中の不純物のためにこれを実現
することは通常不可能である。したがって、「実質的に
ニッケルを含まない」という言葉は、ガラス中の重量%
で約0.0005%を超えないような微量不純物として
の少量のNiO等を包括するものである。
葉は、バッチ成分に対してニッケルが積極的に加えられ
ていないことを意味する。理想的には、本発明のガラス
は、いかなるニッケルも全く含まないものであるが、用
いられる他のバッチ成分中の不純物のためにこれを実現
することは通常不可能である。したがって、「実質的に
ニッケルを含まない」という言葉は、ガラス中の重量%
で約0.0005%を超えないような微量不純物として
の少量のNiO等を包括するものである。
【0036】上記のようにB2O3の使用は、上記の範囲
で使用される場合、「プライバシー用」ガラス若しくは
「ニュートラルグレイ」ガラスの技術を超える利用性の
ある独自の成果を実現することが判明した。この独自の
成果(又は、共同的効果)は、B2O3が着色剤としての
鉄(第一鉄及び第二鉄)と共に汎用的フロートガラス組
成に用いられるとき、理由は完全にはわかっていない
が、適切な低レベルのTS、IR及びUV透過率を実現
するために通常予想されるよりも少量の鉄を用いればよ
いということである。
で使用される場合、「プライバシー用」ガラス若しくは
「ニュートラルグレイ」ガラスの技術を超える利用性の
ある独自の成果を実現することが判明した。この独自の
成果(又は、共同的効果)は、B2O3が着色剤としての
鉄(第一鉄及び第二鉄)と共に汎用的フロートガラス組
成に用いられるとき、理由は完全にはわかっていない
が、適切な低レベルのTS、IR及びUV透過率を実現
するために通常予想されるよりも少量の鉄を用いればよ
いということである。
【0037】この本発明の第2の態様に関して、(本明
細書に記載した)汎用的ソーダライムシリカ・ガラス中
の鉄含有率が、通常、ガラスの重量%にして1.3%を
超えず、好適には0.5〜1.3%であり最適には約
0.8〜0.9%となるように、多くの目的の使用につ
いて考慮される。同様に、これらの量の鉄が存在する場
合、用いられるB2O3の量は、(ガラスの重量%にし
て)通常0.05〜5%、好適には0.05〜1.0
%、及び最適には約0.1〜0.5%である。
細書に記載した)汎用的ソーダライムシリカ・ガラス中
の鉄含有率が、通常、ガラスの重量%にして1.3%を
超えず、好適には0.5〜1.3%であり最適には約
0.8〜0.9%となるように、多くの目的の使用につ
いて考慮される。同様に、これらの量の鉄が存在する場
合、用いられるB2O3の量は、(ガラスの重量%にし
て)通常0.05〜5%、好適には0.05〜1.0
%、及び最適には約0.1〜0.5%である。
【0038】もちろんこれらのガラスにおいては、他の
成分の添加により色及び他の特性を調整可能である。例
えば、UV、IR、及びTS透過率を減少させる目的の
ために知られている成分を添加することにより、これら
の透過率をさらに減少させることができる。
成分の添加により色及び他の特性を調整可能である。例
えば、UV、IR、及びTS透過率を減少させる目的の
ために知られている成分を添加することにより、これら
の透過率をさらに減少させることができる。
【0039】本発明の第2の態様で想定されたガラス
は、一般的に、「自動車用」ガラスと「建築用」ガラス
(例えば、図3における家「H」内の窓「P」)へ分け
ることができる。これらはそれらの末端用途を示してい
る。「自動車用」市場においては、ガラスが2つの副次
的な末端用途へと分けられる。第1は「視認用」(例え
ば、図2における非プライバシー用の前面防風窓「W」
及び前方側面窓「F」)であり、第2は「プライバシー
用」である(例えば、図2における後方側面窓
「R」)。背面窓(図示せず)もまた、通常、「プライ
バシー用」であろう。これら3つの用途範囲において得
られる通常の特性は、上記の低鉄含有率ガラス(「自動
車用」については(前記の定義の)公称厚さ4mm、「建
築用」については公称厚さ6mm(すなわち、5.56〜
6.20mm))において上記のB2O3量を用いたとき、
次の通りである。
は、一般的に、「自動車用」ガラスと「建築用」ガラス
(例えば、図3における家「H」内の窓「P」)へ分け
ることができる。これらはそれらの末端用途を示してい
る。「自動車用」市場においては、ガラスが2つの副次
的な末端用途へと分けられる。第1は「視認用」(例え
ば、図2における非プライバシー用の前面防風窓「W」
及び前方側面窓「F」)であり、第2は「プライバシー
用」である(例えば、図2における後方側面窓
「R」)。背面窓(図示せず)もまた、通常、「プライ
バシー用」であろう。これら3つの用途範囲において得
られる通常の特性は、上記の低鉄含有率ガラス(「自動
車用」については(前記の定義の)公称厚さ4mm、「建
築用」については公称厚さ6mm(すなわち、5.56〜
6.20mm))において上記のB2O3量を用いたとき、
次の通りである。
【表13】 特性 視認用 プライバシー用 建築用 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− LTa(2°オフ゛サ゛ーハ゛)(%)70〜80 10〜20 20〜70 UV(%) <40 <15 <30 IR(%) <25 <15 <30 TS(%) <45 <25 <40
【0040】ここで本発明を所与の実施例に関して説明
する。 <実施例1〜11>11個の実施例のガラスが、基本バ
ッチ成分から次の通り多段プロセスにおいて形成された
(砂の重量を1000として比で表した)。
する。 <実施例1〜11>11個の実施例のガラスが、基本バ
ッチ成分から次の通り多段プロセスにおいて形成された
(砂の重量を1000として比で表した)。
【表14】 成分(要素) 重量 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 砂 1000 ソーダ灰 318 ドロマイト 244.22 石灰石 85.52 ソルトケーキ 14.25 べんがら 14.13 カーボン 0.74 硝酸ナトリウム 2.25
【0041】このガラスは、汎用的技術を用いて溶融さ
れ、カレットへと形成された。カレットは暗緑色であ
り、重量%にして次の組成であった。
れ、カレットへと形成された。カレットは暗緑色であ
り、重量%にして次の組成であった。
【表15】 SiO2(XRF、BD) 72.35、72.40 Na2O 13.75 CaO 8.72 MgO 3.81 Al2O3 0.16 K2O 0.04 SO3 0.02 TiO2 0.04 Fe2O3 0.88 FeO 0.23
【0042】この基本ガラス・カレット(100g試
料)は、その後、更なる着色剤化合物及び溶融剤と次の
表16及び表17に示すように(様々な量で)混合され
た。用いられた着色剤化合物及び溶融剤は、酸化鉄(F
e2O3)、セレン金属粉(Se)、酸化コバルト粉(C
o3O4)、酸化クロム粉(Cr2O3)、及びカーボン
(コークス)であった。Cr2O3粉は、クロマイト石を
形成する可能性を最小限とするために微細な粉に挽かれ
た。各実施例は、プラチナ金属製るつぼに入れられ、電
気炉内で1538℃(2800°F)で4時間30分溶
融された。ガラスをフリット化するために、溶融物が一
旦電気炉から取り出された。フリット化においては、溶
融物を水へ注ぎ、それを粉状に砕き、その粉を乾燥さ
せ、そしてそれを再溶融させた。フリット化は、均一性
を増すために用いられた。
料)は、その後、更なる着色剤化合物及び溶融剤と次の
表16及び表17に示すように(様々な量で)混合され
た。用いられた着色剤化合物及び溶融剤は、酸化鉄(F
e2O3)、セレン金属粉(Se)、酸化コバルト粉(C
o3O4)、酸化クロム粉(Cr2O3)、及びカーボン
(コークス)であった。Cr2O3粉は、クロマイト石を
形成する可能性を最小限とするために微細な粉に挽かれ
た。各実施例は、プラチナ金属製るつぼに入れられ、電
気炉内で1538℃(2800°F)で4時間30分溶
融された。ガラスをフリット化するために、溶融物が一
旦電気炉から取り出された。フリット化においては、溶
融物を水へ注ぎ、それを粉状に砕き、その粉を乾燥さ
せ、そしてそれを再溶融させた。フリット化は、均一性
を増すために用いられた。
【0043】最終的な溶融物は、グラファイト型を用い
てガラスボタンへとキャストされた。ボタンは、621
℃(1150°F)で1時間熱処理され、室温へと冷却
された。各ガラス試料は、その後、2面を挽かれ磨か
れ、そして必要なスペクトル計測が行われた。その後、
様々な酸化組成物の存在を決定するために、試料に対し
て波長分散X線蛍光解析が行われる。ホウ素は、ICP
(誘導結合プラズマ分光法)を用いて湿式で化学的に計測
された。FeO還元率は、前述の米国特許第53088
05号に記載の方法(記載された110の替わりに11
3のファクタをここでは用いたことを除いて)を用いて
決定された。ここで用いられた透過率は、1050nmに
おいてであり、上記米国特許に記載の1060nmにおけ
るそれではない。示されたスペクトル特性は、ガラスの
厚さ4.09mm(すなわち、0.161インチ)におけ
るものである。
てガラスボタンへとキャストされた。ボタンは、621
℃(1150°F)で1時間熱処理され、室温へと冷却
された。各ガラス試料は、その後、2面を挽かれ磨か
れ、そして必要なスペクトル計測が行われた。その後、
様々な酸化組成物の存在を決定するために、試料に対し
て波長分散X線蛍光解析が行われる。ホウ素は、ICP
(誘導結合プラズマ分光法)を用いて湿式で化学的に計測
された。FeO還元率は、前述の米国特許第53088
05号に記載の方法(記載された110の替わりに11
3のファクタをここでは用いたことを除いて)を用いて
決定された。ここで用いられた透過率は、1050nmに
おいてであり、上記米国特許に記載の1060nmにおけ
るそれではない。示されたスペクトル特性は、ガラスの
厚さ4.09mm(すなわち、0.161インチ)におけ
るものである。
【0044】
【表16】
【表17】
【0045】<実施例12〜13>次の実施例のガラス
は、汎用的な「シーメンス(Siemens)」型連続溶融炉を
用いて商品規模の運用に関して形成された。
は、汎用的な「シーメンス(Siemens)」型連続溶融炉を
用いて商品規模の運用に関して形成された。
【表18】 バッチ成分(砂の重量を1000としたときの比) 成分(要素) 実施例12 実施例13 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 砂 1000 1000 ソーダ灰 324.17 324.17 ドロマイト 247.5 247.5 石灰石 83.08 83.08 ホウ砂 13.33 13.33 ソルトケーキ 8.5 8.5 べんがら 26.66 26.46 鉄クロマイト 1.408 1.29 酸化コバルト 0.57 0.59 セレン 0.425 0.45 カレット 1137 1137
【0046】表18に示されたべんがら及び他の着色剤
の量は、使用されるカレットに必要とされる調整を反映
したものである。
の量は、使用されるカレットに必要とされる調整を反映
したものである。
【0047】これらのバッチは、汎用的なフロートガラ
ス(錫浴)ライン上で溶融されて厚さ4.09mm(0.
161インチ)のガラス板へと形成される。(上記技術
による)解析により、次の最終的基本ガラス組成(重要
%で示す)が明らかとなった(上記表16及び表17に
示されている重量%による着色剤量)。
ス(錫浴)ライン上で溶融されて厚さ4.09mm(0.
161インチ)のガラス板へと形成される。(上記技術
による)解析により、次の最終的基本ガラス組成(重要
%で示す)が明らかとなった(上記表16及び表17に
示されている重量%による着色剤量)。
【表19】 組成 実施例12 実施例13 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− SiO2 70.64 70.69 Na2O 13.62 13.69 CaO 8.72 8.74 MgO 3.74 3.76 SO3 0.209 0.205 K2O 0.054 0.051 Al2O3 0.225 0.220 TiO2 0.022 0.023
【0048】実施例1〜13の全てが、微量のNiO
(0.005重量%未満)しか含まない。
(0.005重量%未満)しか含まない。
【0049】<実施例14>上記と実質的に同じ量のバ
ッチ成分を用いて、標準的フロート・ライン錫浴上で別
の実施例のガラスが形成された。得られるガラス(錫側
と空気側の組成分析の平均)は、重量%により次の組成
を有していた。
ッチ成分を用いて、標準的フロート・ライン錫浴上で別
の実施例のガラスが形成された。得られるガラス(錫側
と空気側の組成分析の平均)は、重量%により次の組成
を有していた。
【表20】 組成 重量% −−−−−−−−−−−−−−−− SiO2 71.29 Na2O 13.69 CaO 8.752 MgO 3.781 SO3 0.206 K2O 0.0505 Al2O3 0.216 TiO2 0.023 B2O3 0.27(ICPによる%) Fe2O3 1.252 Se 0.0030 Cr2O3 0.0228 Co3O4 0.0210
【0050】表20の組成は、微量のNiOしか含まな
い。得られるガラスは、厚さ4.09mm(0.161イ
ンチ)であり、次の特性を有することがわかった。
い。得られるガラスは、厚さ4.09mm(0.161イ
ンチ)であり、次の特性を有することがわかった。
【表21】 LTa(%) 17.44 UV(%) 8.95 IR(%) 12.35 TS(%) 15.50 DW(nm) 551.38 Pe(%) 4.60 x 0.3102 y 0.3332 L* 48.78 a* −2.96 b* 2.95
【0051】表21に示された「x」及び「y」は、I
ll.CについてのCIE Publication 15.2(1986)及びAS
TM:E 308-90に従った汎用的CIE色座標である。分光
的FeO重量%は、0.30であり還元率(%)は24.
0であった。1050nmにおけるT(透過率)%は、
7.55であった(すなわち、米国特許第530880
5号に第一鉄の値として記載の還元率(%)の計算を用い
た)。
ll.CについてのCIE Publication 15.2(1986)及びAS
TM:E 308-90に従った汎用的CIE色座標である。分光
的FeO重量%は、0.30であり還元率(%)は24.
0であった。1050nmにおけるT(透過率)%は、
7.55であった(すなわち、米国特許第530880
5号に第一鉄の値として記載の還元率(%)の計算を用い
た)。
【0052】<実施例15〜19>次の実施例は、本発
明の第2の態様を示すために提示された。すなわち、B
2O3が、Fe2O3を含むガラスに対して顕著な協同的効
果を有することである。このことは、上記の実施例1〜
14で示した本発明の第1の態様の独自の「プライバシ
ー」用ガラスのみに対してではない。
明の第2の態様を示すために提示された。すなわち、B
2O3が、Fe2O3を含むガラスに対して顕著な協同的効
果を有することである。このことは、上記の実施例1〜
14で示した本発明の第1の態様の独自の「プライバシ
ー」用ガラスのみに対してではない。
【0053】これらの実施例においては、初期の暗緑色
ガラスを形成するために基本的に実施例1〜11で用い
られたと同じバッチ成分が用いられた。ただし、実施例
15〜19において異なる点は、吸収特性に対する影響
を決定する変化量においてホウ酸が添加されたことであ
る。カーボンは、基本ガラス・カレット100に対して
ホウ酸と同量だけ追加された(後述する)。よって、表
22に示す結果を得るために、先ずカレットが形成さ
れ、必要な量のホウ酸及びカーボンと混合された。その
後、このガラスは再溶融され、最終的な組成及び特性を
決定するために解析が行われた。実施例15は、ホウ酸
もカーボンも添加されない。他の実施例16〜19への
添加量は、次の通りである。
ガラスを形成するために基本的に実施例1〜11で用い
られたと同じバッチ成分が用いられた。ただし、実施例
15〜19において異なる点は、吸収特性に対する影響
を決定する変化量においてホウ酸が添加されたことであ
る。カーボンは、基本ガラス・カレット100に対して
ホウ酸と同量だけ追加された(後述する)。よって、表
22に示す結果を得るために、先ずカレットが形成さ
れ、必要な量のホウ酸及びカーボンと混合された。その
後、このガラスは再溶融され、最終的な組成及び特性を
決定するために解析が行われた。実施例15は、ホウ酸
もカーボンも添加されない。他の実施例16〜19への
添加量は、次の通りである。
【表22】 実施例16 実施例17 実施例18 実施例19 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ホウ酸 0.9 1.8 3.6 5.4 カーボン 0.06 0.12 2.0 0.36
【0054】実施例16〜19の試験溶融物は、実質的
にホウ素を含まない試験溶融物(すなわち、実施例15
はバッチ中の不純物による微量のホウ素のみを含む)よ
りもFeOによる透過率を下げるためにカーボンにより
還元された。これにより酸化の効果による透過率に対す
るいかなる影響も取り除くことができる。ホウ酸及びカ
ーボンは、Fe2O3を補填することなく添加された。そ
の目的は、意図的にホウ素を含む試験溶融物中の全Fe
2O3を少量とすることにより、より多いFe2O3を含む
ホウ素試験溶融物の可能性を除去することである。
にホウ素を含まない試験溶融物(すなわち、実施例15
はバッチ中の不純物による微量のホウ素のみを含む)よ
りもFeOによる透過率を下げるためにカーボンにより
還元された。これにより酸化の効果による透過率に対す
るいかなる影響も取り除くことができる。ホウ酸及びカ
ーボンは、Fe2O3を補填することなく添加された。そ
の目的は、意図的にホウ素を含む試験溶融物中の全Fe
2O3を少量とすることにより、より多いFe2O3を含む
ホウ素試験溶融物の可能性を除去することである。
【0055】表23に示された2つのFe2O3(全鉄)
量の理由は、XRF解析と計算とにより得られた結果を
提示するためである。XRF解析中に発生する明らかな
干渉のため、計算された量はより精確であると考えられ
る。もちろん、この異常は、得られた結果の有効性には
影響しない。第1に示された計測は、試料の実際の厚さ
(例えば、7.92mm)におけるものである。次に示さ
れた計測は、厚さ7.84mmにおける調整を反映してお
り、最も精密な結果であると考えられる。建築用途及び
自動車用途の双方の見込みからこのガラスを評価するた
めに、5.56mm及び4.09mmの厚さのガラスをそれ
ぞれシミュレートするべく示された計測を再び調整す
る。表23にその結果が示されている。
量の理由は、XRF解析と計算とにより得られた結果を
提示するためである。XRF解析中に発生する明らかな
干渉のため、計算された量はより精確であると考えられ
る。もちろん、この異常は、得られた結果の有効性には
影響しない。第1に示された計測は、試料の実際の厚さ
(例えば、7.92mm)におけるものである。次に示さ
れた計測は、厚さ7.84mmにおける調整を反映してお
り、最も精密な結果であると考えられる。建築用途及び
自動車用途の双方の見込みからこのガラスを評価するた
めに、5.56mm及び4.09mmの厚さのガラスをそれ
ぞれシミュレートするべく示された計測を再び調整す
る。表23にその結果が示されている。
【0056】
【表23】
【0057】本発明の重要性は、表23の結果と図1の
曲線とを比較することにより明らかである。本発明によ
り、鉄含有量の低いソーダライムシリカ・ガラスに対し
て必要量のホウ素を添加することにより、ガラスは、さ
らに望ましい透過率特性の組合せを呈する。すなわち、
ホウ素が添加されない場合に必要とされるよりも低い全
鉄のレベルにおいて、UV、全太陽エネルギー(T
S)、及びIRの特定の透過率特性を示す。
曲線とを比較することにより明らかである。本発明によ
り、鉄含有量の低いソーダライムシリカ・ガラスに対し
て必要量のホウ素を添加することにより、ガラスは、さ
らに望ましい透過率特性の組合せを呈する。すなわち、
ホウ素が添加されない場合に必要とされるよりも低い全
鉄のレベルにおいて、UV、全太陽エネルギー(T
S)、及びIRの特定の透過率特性を示す。
【0058】この現象は完全には説明できないが、鉄を
含むソーダライムシリカ・ガラスへホウ素を導入するこ
とが、第二鉄と第一鉄の吸収を変化させることは明らか
である。鉄を含むガラスへホウ素を添加することは、第
1の効果として、第一鉄の吸収を減少させる一方第二鉄
の吸収を増加させるように思われる。そして、簡単に云
えば、第一鉄の吸収の減少及び第二鉄の吸収の増加は、
酸化還元、すなわち、酸化による第一鉄から第二鉄への
変換に関係しているようである。しかしながら、これ
は、酸化還元効果ではない。なぜなら、ホウ素のないガ
ラスにおける第一鉄の少なくとも元の吸収量を得るため
にホウ素を含むガラスを還元した後には、上記表23及
び図1におけるUVの結果に反映されるように、ホウ素
を含むガラスにおける第二鉄吸収の全体的な増加がある
ことが発見されているからである。言い換えるならば、
鉄を含むソーダライムシリカ・ガラスは、ホウ素が存在
するとき、ホウ素のないガラスに比べてさらに全体的な
光吸収能力を有する。この場合に用いられる還元剤はカ
ーボンであったが、同じ目的のために他の還元剤あるい
は弱い酸化剤を用いることができる。
含むソーダライムシリカ・ガラスへホウ素を導入するこ
とが、第二鉄と第一鉄の吸収を変化させることは明らか
である。鉄を含むガラスへホウ素を添加することは、第
1の効果として、第一鉄の吸収を減少させる一方第二鉄
の吸収を増加させるように思われる。そして、簡単に云
えば、第一鉄の吸収の減少及び第二鉄の吸収の増加は、
酸化還元、すなわち、酸化による第一鉄から第二鉄への
変換に関係しているようである。しかしながら、これ
は、酸化還元効果ではない。なぜなら、ホウ素のないガ
ラスにおける第一鉄の少なくとも元の吸収量を得るため
にホウ素を含むガラスを還元した後には、上記表23及
び図1におけるUVの結果に反映されるように、ホウ素
を含むガラスにおける第二鉄吸収の全体的な増加がある
ことが発見されているからである。言い換えるならば、
鉄を含むソーダライムシリカ・ガラスは、ホウ素が存在
するとき、ホウ素のないガラスに比べてさらに全体的な
光吸収能力を有する。この場合に用いられる還元剤はカ
ーボンであったが、同じ目的のために他の還元剤あるい
は弱い酸化剤を用いることができる。
【0059】鉄を含むソーダライムシリカ・ガラス中の
ホウ素が増加し、ガラスが還元されるか又はやや酸化さ
れると、可視領域の光透過率が減少することも重要と考
えられる。そして、可視領域の元の光透過率を維持する
ために全鉄を減少させることが必要な場合もある。しか
しながら、得られるガラスは、全鉄がさらに少量であっ
ても同じく若しくはさらに望ましい太陽光のUV、T
S、又はIR透過特性を有する。言い換えると、可視領
域で同様の光透過率を有するガラスは、ホウ素を含まな
い場合よりもホウ素を含む場合の方が、より少量の全鉄
を用いて作製することができる。さらに、ホウ素が増加
すると、(380nmにおける第二鉄の吸収に起因する)
370nmにおける通常第二鉄に関連する従来の透過率の
ピークが、幾つかのタイプの別の吸収により大きく変化
する。その結果、図1に示すようにさらに望ましいUV
吸収が得られる。
ホウ素が増加し、ガラスが還元されるか又はやや酸化さ
れると、可視領域の光透過率が減少することも重要と考
えられる。そして、可視領域の元の光透過率を維持する
ために全鉄を減少させることが必要な場合もある。しか
しながら、得られるガラスは、全鉄がさらに少量であっ
ても同じく若しくはさらに望ましい太陽光のUV、T
S、又はIR透過特性を有する。言い換えると、可視領
域で同様の光透過率を有するガラスは、ホウ素を含まな
い場合よりもホウ素を含む場合の方が、より少量の全鉄
を用いて作製することができる。さらに、ホウ素が増加
すると、(380nmにおける第二鉄の吸収に起因する)
370nmにおける通常第二鉄に関連する従来の透過率の
ピークが、幾つかのタイプの別の吸収により大きく変化
する。その結果、図1に示すようにさらに望ましいUV
吸収が得られる。
【0060】この概念は、鉄を含む全てのソーダライム
シリカ・ガラス組成に用いることができる。すなわち、
緑色、青色、灰色、青銅色等々並びに各色における明色
系及び暗色系のガラスである。
シリカ・ガラス組成に用いることができる。すなわち、
緑色、青色、灰色、青銅色等々並びに各色における明色
系及び暗色系のガラスである。
【0061】以上の説明から、当業者には多くの他の特
徴、変形及び改良が明らかであろう。このような他の特
徴、変形及び改良は、特許請求の範囲により決定される
本発明に含まれる。
徴、変形及び改良が明らかであろう。このような他の特
徴、変形及び改良は、特許請求の範囲により決定される
本発明に含まれる。
【図1】ガラスの厚さ7.85mmにおける本発明の様々
な実施例についての波長に対する透過率の曲線を示すグ
ラフである。
な実施例についての波長に対する透過率の曲線を示すグ
ラフである。
【図2】本発明を実施した窓及び防風窓を有する自動車
の側面図である。
の側面図である。
【図3】本発明を実施した建築用窓を有する家屋の側面
図である。
図である。
W 前面防風窓 F 前方側面窓 R 後方側面窓 H 家 P 窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンソニー・ビンセント・ロンゴバルド アメリカ合衆国、16001・ペンシルバニア、 バトラー、グレイト・ベルト・ロード、 222
Claims (31)
- 【請求項1】 実質的にニッケルを含まないソーダライ
ムシリカ・ガラスであって前記ガラスが重量%にて、 SiO2が68〜75%、 Na2Oが10〜18%、 CaOが5〜15%、 MgOが0〜5%、 Al2O3が0〜5%、 K2Oが0〜5%である基本組成と、 重量%にて本質的に、 Fe2O3(全鉄)が約1.10〜1.28%、 FeOが約0.22〜0.33%、 Co3O4が約0.018〜0.025%、 Seが約0.0022〜0.0040%、 Cr2O3が約0.01〜0.04%からなる着色剤とを
有し、 全鉄のFeOへの還元率が約19〜30%であり、か
つ、公称厚さ4mmにおいて計測された前記ガラスが、約
24%未満の視感透過率と、約23%未満の全太陽エネ
ルギー透過率と、CIELAB座標により L*=50±10、 a*=−5±5、 b*=0±10と規定される色とを有する実質的にニッ
ケルを含まないソーダライムシリカ・ガラス。 - 【請求項2】 前記ガラスが、CIELAB座標により L*=49±2、 a*=−4±2、 b*=3±2と規定される色を有する請求項1に記載の
ガラス。 - 【請求項3】 前記公称厚さ4mmにおいて計測された前
記ガラスが、23%未満の視感透過率を有する請求項1
に記載のガラス。 - 【請求項4】 前記視感透過率が約16〜20%の間で
ある請求項3に記載のガラス。 - 【請求項5】 前記公称厚さ4mmにおいて計測された前
記ガラスが、19%未満の全太陽エネルギー透過率を有
する請求項1に記載のガラス。 - 【請求項6】 前記全太陽エネルギー透過率が約13〜
17%の間である請求項5に記載のガラス。 - 【請求項7】 前記公称厚さ4mmにおいて計測された前
記ガラスが、約15%未満の紫外透過率を有する請求項
1、3又は5に記載のガラス。 - 【請求項8】 前記紫外透過率が13%未満である請求
項7に記載のガラス。 - 【請求項9】 前記紫外透過率が約8〜12%の間であ
る請求項7に記載のガラス。 - 【請求項10】 前記公称厚さ4mmにおいて計測された
前記ガラスが、約20%未満の赤外透過率を有する請求
項1、3又は5に記載のガラス。 - 【請求項11】 前記赤外透過率が17%未満である請
求項10に記載のガラス。 - 【請求項12】 前記赤外透過率が約9〜16%の間で
ある請求項10に記載のガラス。 - 【請求項13】 前記公称厚さ4mmにおいて計測された
前記ガラスが、490〜565nmの主波長を有する請求
項1、3又は5に記載のガラス。 - 【請求項14】 前記主波長が520〜565nmの間で
ある請求項13に記載のガラス。 - 【請求項15】 前記公称厚さ4mmにおいて計測された
前記ガラスが、約11%未満の刺激純度を有する請求項
1、3又は5に記載のガラス。 - 【請求項16】 前記刺激純度が8%未満である請求項
15に記載のガラス。 - 【請求項17】 前記刺激純度が約2.5〜6.5%の
間である請求項15に記載のガラス。 - 【請求項18】 前記公称厚さ4mmにおいて計測された
前記ガラスが、 視感透過率が16〜20%、 全太陽エネルギー透過率が17%未満、 紫外透過率が13%未満、 赤外透過率が17%未満、 色がCIELAB座標によりL*=47〜51、a*=−
4±2、b*=3±2である特性を呈する請求項1に記
載のガラス。 - 【請求項19】 前記ガラスの組成が、さらに、約5%
までの量のB2O3を含む請求項18に記載のガラス。 - 【請求項20】 前記B2O3が1%未満の量である請求
項19に記載のガラス。 - 【請求項21】 前記B2O3が0.5%未満の量である
請求項19に記載のガラス。 - 【請求項22】 前記B2O3が約0.26〜0.27%
の間の量であり、前記全鉄が約1.24〜1.26%の
間の量である請求項19に記載のガラス。 - 【請求項23】 ソーダライムシリカ・ガラスであって
前記ガラスが重量%にて、 SiO2が68〜75%、 Na2Oが10〜18%、 CaOが5〜15%、 MgOが0〜5%、 Al2O3が0〜5%、 K2Oが0〜5%、 B2O3が0.05〜5%である基本組成と、 重量%で約0.5〜1.3%の量の着色剤として全鉄と
してのFe2O3である鉄とを有し、かつ、公称厚さ4mm
において計測された前記ガラスが、 視感透過率が10〜80%、 紫外透過率が40%未満、 赤外透過率が25%未満、 全太陽エネルギー透過率が45%未満である特性を有す
るソーダライムシリカ・ガラス。 - 【請求項24】 前記ガラスが自動車の視認用窓であ
り、視感透過率が70〜80%である請求項23に記載
のガラス。 - 【請求項25】 前記ガラスが、 視感透過率が10〜20%、 紫外透過率が15%未満、 赤外透過率が15%未満、 全太陽エネルギー透過率が25%未満である特性と有す
る請求項23に記載のガラス。 - 【請求項26】 前記ガラスが自動車のプライバシー用
窓である請求項25に記載のガラス。 - 【請求項27】 前記鉄が重量%で約0.8〜0.9%
の量であり、前記B2O3が重量%約0.05〜1.0%
の量である請求項23に記載のガラス。 - 【請求項28】 前記B2O3が約0.1〜0.5%の量
である請求項27に記載のガラス。 - 【請求項29】 ソーダライムシリカ・ガラスであって
前記ガラスが重量%にて、 SiO2が68〜75%、 Na2Oが10〜18%、 CaOが5〜15%、 MgOが0〜5%、 Al2O3が0〜5%、 K2Oが0〜5%、 B2O3が0.05〜5%である基本組成と、 重量%で約0.5〜1.3%の量の着色剤として全鉄と
してのFe2O3である鉄とを有し、かつ、公称厚さ6mm
において計測された前記ガラスが、 視感透過率が20〜70%、 紫外透過率が30%未満、 赤外透過率が30%未満、 全太陽エネルギー透過率が40%未満である特性を有す
るソーダライムシリカ・ガラス。 - 【請求項30】 前記ガラスが建築用窓である請求項2
9に記載のガラス。 - 【請求項31】 前記公称厚さにおける特性が、更なる
紫外又は赤外の調整成分なしで得られる請求項23又は
29に記載のガラス。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/632,536 US5932502A (en) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | Low transmittance glass |
US08/632536 | 1996-04-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10120431A true JPH10120431A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=24535904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9116309A Pending JPH10120431A (ja) | 1996-04-19 | 1997-04-18 | 低透過率ガラス |
Country Status (18)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5932502A (ja) |
EP (1) | EP0802168B1 (ja) |
JP (1) | JPH10120431A (ja) |
KR (1) | KR970069925A (ja) |
AR (1) | AR006710A1 (ja) |
AT (1) | ATE213720T1 (ja) |
AU (1) | AU722356B2 (ja) |
BR (1) | BR9701876A (ja) |
CA (1) | CA2202804C (ja) |
CO (1) | CO4810329A1 (ja) |
CZ (1) | CZ120197A3 (ja) |
DE (1) | DE69710630T2 (ja) |
ES (1) | ES2171236T3 (ja) |
ID (1) | ID16827A (ja) |
IL (1) | IL120694A (ja) |
PE (1) | PE16798A1 (ja) |
PL (1) | PL319548A1 (ja) |
TW (1) | TW379205B (ja) |
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