JPH10119184A - 透明積層体 - Google Patents
透明積層体Info
- Publication number
- JPH10119184A JPH10119184A JP27364196A JP27364196A JPH10119184A JP H10119184 A JPH10119184 A JP H10119184A JP 27364196 A JP27364196 A JP 27364196A JP 27364196 A JP27364196 A JP 27364196A JP H10119184 A JPH10119184 A JP H10119184A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- laminate
- plate
- glass plate
- urethane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】反りの少ない無機ガラス板とポリカーボネート
板との透明積層体を得る。 【解決手段】ガラス板1/室温においてポリビニルブチ
ラール膜に比べて粘性の高い樹脂層が2枚のPVB膜間
に介在された中間膜51/ホットメルト型ウレタン系接
着層41/ポリカーボネート板2が、この順に積層され
てなる透明積層体。
板との透明積層体を得る。 【解決手段】ガラス板1/室温においてポリビニルブチ
ラール膜に比べて粘性の高い樹脂層が2枚のPVB膜間
に介在された中間膜51/ホットメルト型ウレタン系接
着層41/ポリカーボネート板2が、この順に積層され
てなる透明積層体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車、鉄道車
両、船舶、建築等の窓に用いられる透明積層体に関す
る。
両、船舶、建築等の窓に用いられる透明積層体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガラス板を車両や船舶、さらには建築用
の窓材として用いることは一般的である。これらの窓と
して耐衝撃性能の向上、衝突物の貫通防止のために、2
枚のガラス板間にポリビニルブチラール(PVB)等か
らなる膜を挟んだ安全合わせガラスが一般的に用いられ
ている。
の窓材として用いることは一般的である。これらの窓と
して耐衝撃性能の向上、衝突物の貫通防止のために、2
枚のガラス板間にポリビニルブチラール(PVB)等か
らなる膜を挟んだ安全合わせガラスが一般的に用いられ
ている。
【0003】しかし、このような合わせガラスは重量が
大きいため、衝撃の際に貫通はしにくいがガラス板にヒ
ビ割れ等が発生することがある。そこで、割れにくい材
料としてポリカーボネート(PC)板を用い、破損を低
減させるガラス/PC合わせ構成体が提案されている。
大きいため、衝撃の際に貫通はしにくいがガラス板にヒ
ビ割れ等が発生することがある。そこで、割れにくい材
料としてポリカーボネート(PC)板を用い、破損を低
減させるガラス/PC合わせ構成体が提案されている。
【0004】ガラス板とPC板の積層体を簡便に得る方
法として、PVB膜、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)膜、ウレタン系フィルム等の加熱接着シート
を用いた積層方法がある。特にEVA膜やウレタン系フ
ィルムは可塑剤を含まず耐水性が良好であるため、PC
板との接着に適する。
法として、PVB膜、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)膜、ウレタン系フィルム等の加熱接着シート
を用いた積層方法がある。特にEVA膜やウレタン系フ
ィルムは可塑剤を含まず耐水性が良好であるため、PC
板との接着に適する。
【0005】一方、PVBは、一般的に柔軟性や耐貫通
性を得るために添加剤や可塑剤等がフィルム中に混入さ
れているため、PC板と良好な接着性を得ることは困難
である。また、接着後短期間内にPC板を白化させて積
層板の透明度が低下するため、長期的な使用環境下に用
いる材料として選択されにくいものであった。
性を得るために添加剤や可塑剤等がフィルム中に混入さ
れているため、PC板と良好な接着性を得ることは困難
である。また、接着後短期間内にPC板を白化させて積
層板の透明度が低下するため、長期的な使用環境下に用
いる材料として選択されにくいものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のEV
A膜やウレタン系フィルムは加熱融着タイプで、一般的
に80℃以上の加熱を必要とする。そのため、ガラス板
とPC板の線熱膨張係数の相違により加熱圧着後の構成
体が室温に戻った際に0.7%以上の反りが発生する。
A膜やウレタン系フィルムは加熱融着タイプで、一般的
に80℃以上の加熱を必要とする。そのため、ガラス板
とPC板の線熱膨張係数の相違により加熱圧着後の構成
体が室温に戻った際に0.7%以上の反りが発生する。
【0007】また、ガラス板とPC板との接着に関し
て、ガラス板/PVB/ホットメルト型ウレタン系フィ
ルム/PC板の構成の積層体(特開平8−15618
7)が提案されている。この構成によれば、PC板とP
VBとが接触しないため、PC板の白濁を防止できるが
依然として積層体の反りの問題は解決されていない。本
発明の目的は、従来技術の上記課題を解決する新規なガ
ラス板とPC板との透明積層体の提供にある。
て、ガラス板/PVB/ホットメルト型ウレタン系フィ
ルム/PC板の構成の積層体(特開平8−15618
7)が提案されている。この構成によれば、PC板とP
VBとが接触しないため、PC板の白濁を防止できるが
依然として積層体の反りの問題は解決されていない。本
発明の目的は、従来技術の上記課題を解決する新規なガ
ラス板とPC板との透明積層体の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス板/中
間膜/ホットメルト型ウレタン系接着層/ポリカーボネ
ート板がこの順に積層されてなる透明積層体であって、
前記中間膜がポリビニルブチラール膜/室温においてポ
リビニブチラール膜に比べて粘性の高い樹脂層/ポリビ
ニルブチラール膜がこの順に積層されたものであること
を特徴とする透明積層体を提供する。
間膜/ホットメルト型ウレタン系接着層/ポリカーボネ
ート板がこの順に積層されてなる透明積層体であって、
前記中間膜がポリビニルブチラール膜/室温においてポ
リビニブチラール膜に比べて粘性の高い樹脂層/ポリビ
ニルブチラール膜がこの順に積層されたものであること
を特徴とする透明積層体を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明をさ
らに詳細に説明する。図1は本発明の透明積層体の一例
を示す要部概略断面図である。この透明積層体10は、
ガラス板1/2枚のPVB膜が室温においてPVB膜に
比べて粘性の高い樹脂層を介して積層された層(中間
膜)51/ホットメルト型ウレタン系接着層41/PC
板2がこの順に積層されてなる。これらの層は、加熱圧
着工程を経ることによって、互いに強固に接合一体化さ
れる。
らに詳細に説明する。図1は本発明の透明積層体の一例
を示す要部概略断面図である。この透明積層体10は、
ガラス板1/2枚のPVB膜が室温においてPVB膜に
比べて粘性の高い樹脂層を介して積層された層(中間
膜)51/ホットメルト型ウレタン系接着層41/PC
板2がこの順に積層されてなる。これらの層は、加熱圧
着工程を経ることによって、互いに強固に接合一体化さ
れる。
【0010】中間膜51は、図2に示すように3層から
なる。すなわち、中間膜51は、室温においてPVB膜
に比べて粘性の高い樹脂層53をPVB膜52が両側か
ら挟んだ構成となっている。
なる。すなわち、中間膜51は、室温においてPVB膜
に比べて粘性の高い樹脂層53をPVB膜52が両側か
ら挟んだ構成となっている。
【0011】この室温においてPVB膜に比べて粘性の
高い樹脂層53は室温で柔軟性を有するものである。こ
の柔軟さの指標としては、ガラス転移温度(Tg )があ
げられる。Tg が室温よりも低くなればなるほど、樹脂
の粘性は高くなる。そして、室温条件下でPVB膜より
も粘性の高い樹脂層を2枚のPVB膜に挟み込み、ガラ
ス板とPC板との間に介在させることで、線熱膨張係数
の異なるガラス板とPC板との積層体の加熱時に生じる
膨張率の差を吸収できる。
高い樹脂層53は室温で柔軟性を有するものである。こ
の柔軟さの指標としては、ガラス転移温度(Tg )があ
げられる。Tg が室温よりも低くなればなるほど、樹脂
の粘性は高くなる。そして、室温条件下でPVB膜より
も粘性の高い樹脂層を2枚のPVB膜に挟み込み、ガラ
ス板とPC板との間に介在させることで、線熱膨張係数
の異なるガラス板とPC板との積層体の加熱時に生じる
膨張率の差を吸収できる。
【0012】室温条件下でPVB膜よりも粘性の高い樹
脂層としては、PVB膜との接合性等に鑑みてアセター
ル系樹脂層が好ましく例示できる。具体的には、Tg が
−20〜+10℃にあるものを用いることが好ましい。
通常のPVB膜のTg が−20〜+40℃程度なので、
それよりも低いTg を有する層がPVB膜間に介在する
ことで、室温付近でPVB膜よりも柔軟な層をPVB膜
間に設けうる。
脂層としては、PVB膜との接合性等に鑑みてアセター
ル系樹脂層が好ましく例示できる。具体的には、Tg が
−20〜+10℃にあるものを用いることが好ましい。
通常のPVB膜のTg が−20〜+40℃程度なので、
それよりも低いTg を有する層がPVB膜間に介在する
ことで、室温付近でPVB膜よりも柔軟な層をPVB膜
間に設けうる。
【0013】なお、室温付近でPVB膜よりも柔軟な層
をPVB膜間に設けることによって、コインシデンス効
果を緩和できる。上記の構成の中間膜は、コインシデン
ス効果による遮音性能低下を解消できる中間膜でもあ
る。このように、PVB膜は常温下で粘性が低いので単
に厚みを増しても常温下での反りの吸収効果は小さい。
一方で、アセタール系樹脂層が粘性が高く粘調性を有し
ており、さらに厚みを増加することによって、反りの吸
収を確保できる。
をPVB膜間に設けることによって、コインシデンス効
果を緩和できる。上記の構成の中間膜は、コインシデン
ス効果による遮音性能低下を解消できる中間膜でもあ
る。このように、PVB膜は常温下で粘性が低いので単
に厚みを増しても常温下での反りの吸収効果は小さい。
一方で、アセタール系樹脂層が粘性が高く粘調性を有し
ており、さらに厚みを増加することによって、反りの吸
収を確保できる。
【0014】PVB膜とガラス板との接着力は、従来の
合わせガラスで実証されているように充分に大きく、ガ
ラス板1の剥離強度も大きくできる。また、ホットメル
ト型ウレタン系接着層41は接着成分をフィルムに内添
しているタイプを用いることで、PC板2と接着し、そ
の接着力は大きい。さらに、PVB膜とホットメルト型
ウレタン系接着層41とも強固に接着するので、積層体
10は全体として強固に一体化される。
合わせガラスで実証されているように充分に大きく、ガ
ラス板1の剥離強度も大きくできる。また、ホットメル
ト型ウレタン系接着層41は接着成分をフィルムに内添
しているタイプを用いることで、PC板2と接着し、そ
の接着力は大きい。さらに、PVB膜とホットメルト型
ウレタン系接着層41とも強固に接着するので、積層体
10は全体として強固に一体化される。
【0015】また、中間膜51がガラス板1に接合し、
ホットメルト型ウレタン系接着層41がPC板2と接合
していることによって、中間膜51とPC板2とがホッ
トメルト型ウレタン系接着層41によって隔離されてい
る。このホットメルト系ウレタン系接着層41は、加熱
圧着の際に加熱溶融されて中間膜51と融着し、PVB
膜中に含まれる可塑剤及び添加剤がPC板に移行するの
を遮断してPC板が白化して失透するのを防止する。
ホットメルト型ウレタン系接着層41がPC板2と接合
していることによって、中間膜51とPC板2とがホッ
トメルト型ウレタン系接着層41によって隔離されてい
る。このホットメルト系ウレタン系接着層41は、加熱
圧着の際に加熱溶融されて中間膜51と融着し、PVB
膜中に含まれる可塑剤及び添加剤がPC板に移行するの
を遮断してPC板が白化して失透するのを防止する。
【0016】ウレタン系接着層はそれ自体が透明の無黄
変タイプでPC板と接しても失透等の悪影響を与えない
ので、積層体は全体として長期にわたって透明度を良好
に維持できる。PC板2は耐衝撃強度が高いので、ガラ
ス板の低い耐衝撃強度を補償して積層体に耐衝撃性を付
与する。
変タイプでPC板と接しても失透等の悪影響を与えない
ので、積層体は全体として長期にわたって透明度を良好
に維持できる。PC板2は耐衝撃強度が高いので、ガラ
ス板の低い耐衝撃強度を補償して積層体に耐衝撃性を付
与する。
【0017】中間膜51とホットメルト型ウレタン系接
着層41とからなる中間層3は、積層体10への飛来物
の衝突等による衝撃をPC板とともに緩和するものであ
る。また、車両の風防ガラス等の用途にあっては飛来物
の積層体への貫通や乗員の車外放出防止、衝突によりガ
ラス板やPC板の破損によっても破片を飛散させないよ
うにするため、かつ異なる熱膨張係数を有する板材料が
熱圧着時に発生する膨張率差による反りを防ぐために、
その全厚みを0.7〜2.0mmと大きくするのがよ
い。
着層41とからなる中間層3は、積層体10への飛来物
の衝突等による衝撃をPC板とともに緩和するものであ
る。また、車両の風防ガラス等の用途にあっては飛来物
の積層体への貫通や乗員の車外放出防止、衝突によりガ
ラス板やPC板の破損によっても破片を飛散させないよ
うにするため、かつ異なる熱膨張係数を有する板材料が
熱圧着時に発生する膨張率差による反りを防ぐために、
その全厚みを0.7〜2.0mmと大きくするのがよ
い。
【0018】この全厚みのうち、上記ホットメルト型ウ
レタン系接着層41の厚みは0.1〜0.8mmとする
のが好ましい。ホットメルト型ウレタン系接着層41の
厚みを0.1mm以上とすることにより、積層体全面に
わたってPVB膜の可塑剤、添加剤がPC樹脂板に移行
するのを阻止し、0.3mm以上とすることによって、
可塑剤、添加剤の移行阻止能力を増大できる。ウレタン
系接着層が高価格であり、該接着層を用いる目的が上記
の可塑剤、添加剤のブロッキング効果を得るためである
ので、その厚みは0.6mm以下であることがより好ま
しい。
レタン系接着層41の厚みは0.1〜0.8mmとする
のが好ましい。ホットメルト型ウレタン系接着層41の
厚みを0.1mm以上とすることにより、積層体全面に
わたってPVB膜の可塑剤、添加剤がPC樹脂板に移行
するのを阻止し、0.3mm以上とすることによって、
可塑剤、添加剤の移行阻止能力を増大できる。ウレタン
系接着層が高価格であり、該接着層を用いる目的が上記
の可塑剤、添加剤のブロッキング効果を得るためである
ので、その厚みは0.6mm以下であることがより好ま
しい。
【0019】中間膜51の厚みは0.2〜1.3mmが
好ましい。そのうち、アセタール系樹脂層のような柔軟
樹脂層(室温においてPVB膜よりも粘性の高い樹脂層
53)の厚みは0.1〜1.0mmが好ましい。これ
は、上述のように厚みを増加することによって、反りの
吸収を確保できるからである。
好ましい。そのうち、アセタール系樹脂層のような柔軟
樹脂層(室温においてPVB膜よりも粘性の高い樹脂層
53)の厚みは0.1〜1.0mmが好ましい。これ
は、上述のように厚みを増加することによって、反りの
吸収を確保できるからである。
【0020】ホットメルト型ウレタン系接着層41は、
取扱いの容易さからフィルム状の固形にしたホットメル
ト型のポリウレタン樹脂接着剤を用いることが好まし
い。例えば、80〜150℃の温度で軟化して接着する
ものであって、米国モートン社製「クリスタルフレック
スPE−399」(軟化温度100℃以下)が好ましく
利用できる。中間膜51は、80〜150℃加熱温度で
軟化しガラスと接着するものであって、例えば積水化学
工業社製「アセタール系遮音性中間膜」を好ましく使用
できる。
取扱いの容易さからフィルム状の固形にしたホットメル
ト型のポリウレタン樹脂接着剤を用いることが好まし
い。例えば、80〜150℃の温度で軟化して接着する
ものであって、米国モートン社製「クリスタルフレック
スPE−399」(軟化温度100℃以下)が好ましく
利用できる。中間膜51は、80〜150℃加熱温度で
軟化しガラスと接着するものであって、例えば積水化学
工業社製「アセタール系遮音性中間膜」を好ましく使用
できる。
【0021】本発明の透明積層体に使用するガラス板
は、積層体の用途により、自動車用の板ガラスや建築用
の通常の単板ガラス、合わせガラス、表面強化処理をし
た強化ガラス等、適宜選択しうる。PC板は耐候性処理
や表面硬化処理が施されたものであってもよい。
は、積層体の用途により、自動車用の板ガラスや建築用
の通常の単板ガラス、合わせガラス、表面強化処理をし
た強化ガラス等、適宜選択しうる。PC板は耐候性処理
や表面硬化処理が施されたものであってもよい。
【0022】ガラス板とPC板の厚みは、積層体の用途
や要求性能により適宜定められ、ガラス板の厚み2〜6
mm程度に対してPC板の厚みを1〜5mm程度にする
ことが好ましい。
や要求性能により適宜定められ、ガラス板の厚み2〜6
mm程度に対してPC板の厚みを1〜5mm程度にする
ことが好ましい。
【0023】図3(a)、図3(b)は本発明の透明積
層体の要部概略断面図であり、端部の好ましい態様を示
す。この透明積層体10は、図1に示したようにガラス
板1/中間膜51/ホットメルト型ウレタン系接着層4
1/PC板2がこの順に積層されてなる。そして、中間
膜51の端面は、ウレタン系接着層41によって覆われ
ている。これによって、PVB膜への水分の侵入を、ウ
レタン系接着層による端面の被覆によって防ぎ、積層体
の耐水性能を向上させうる。
層体の要部概略断面図であり、端部の好ましい態様を示
す。この透明積層体10は、図1に示したようにガラス
板1/中間膜51/ホットメルト型ウレタン系接着層4
1/PC板2がこの順に積層されてなる。そして、中間
膜51の端面は、ウレタン系接着層41によって覆われ
ている。これによって、PVB膜への水分の侵入を、ウ
レタン系接着層による端面の被覆によって防ぎ、積層体
の耐水性能を向上させうる。
【0024】この場合、ガラス板1の外形寸法をPC板
3の外形寸法に比べて大きくし、ガラス板1の外周をP
C板3の外周よりも突出させることによって、ガラス板
1を車両の取付け部位とし、車両のフラッシュサーフェ
イス化を実現できる。この外形寸法は、本発明の積層体
の用途等によって、適宜選択して決定できる。
3の外形寸法に比べて大きくし、ガラス板1の外周をP
C板3の外周よりも突出させることによって、ガラス板
1を車両の取付け部位とし、車両のフラッシュサーフェ
イス化を実現できる。この外形寸法は、本発明の積層体
の用途等によって、適宜選択して決定できる。
【0025】積層体の接着工程において、ガラス板、中
間膜、ホットメルト型ウレタン系接着フィルム及びPC
板をこの順序で積層して、真空バッグ又は減圧加熱方式
の加熱によりガラス板とPC板を均一に加圧して積層す
る。上記80〜150℃の加熱温度ではPVB膜が軟化
してガラスと接着し、ホットメルト型ポリウレタン接着
フィルムは軟化状態となり中間膜とPC板の間を充足し
て接合し、冷却後にホットメルト型ウレタン系接着フィ
ルムが固化しては中間膜と一体の中間層となる。
間膜、ホットメルト型ウレタン系接着フィルム及びPC
板をこの順序で積層して、真空バッグ又は減圧加熱方式
の加熱によりガラス板とPC板を均一に加圧して積層す
る。上記80〜150℃の加熱温度ではPVB膜が軟化
してガラスと接着し、ホットメルト型ポリウレタン接着
フィルムは軟化状態となり中間膜とPC板の間を充足し
て接合し、冷却後にホットメルト型ウレタン系接着フィ
ルムが固化しては中間膜と一体の中間層となる。
【0026】なお、図3に示すように中間膜の端面を覆
う場合には、図4に示すように、ホットメルト型ウレタ
ン系接着フィルムとは別体の端面用ホットメルト型ウレ
タン系接着フィルムを中間膜の端面に備え、加熱圧着す
ることによって、両ホットメルト型ウレタン系接着フィ
ルムが一体となって、中間膜の端面を覆いつつ中間膜と
PC板との間に介在されることになる。
う場合には、図4に示すように、ホットメルト型ウレタ
ン系接着フィルムとは別体の端面用ホットメルト型ウレ
タン系接着フィルムを中間膜の端面に備え、加熱圧着す
ることによって、両ホットメルト型ウレタン系接着フィ
ルムが一体となって、中間膜の端面を覆いつつ中間膜と
PC板との間に介在されることになる。
【0027】上記の場合、接着の際の80〜150℃の
加熱温度ではホットメルト型ウレタン系接着フィルムは
軟化状態にあるので、成形圧力を低圧にでき中間膜とP
C板との隙間からのホットメルト型ポリウレタン接着剤
の流出を防止でき、中間層厚みを均一にでき、かつ、中
間膜とPC板との間を良好に充足して接合させうる。
加熱温度ではホットメルト型ウレタン系接着フィルムは
軟化状態にあるので、成形圧力を低圧にでき中間膜とP
C板との隙間からのホットメルト型ポリウレタン接着剤
の流出を防止でき、中間層厚みを均一にでき、かつ、中
間膜とPC板との間を良好に充足して接合させうる。
【0028】上記接着温度のうち、あまり高温すぎると
通常使用される室温と100℃以上の差があるため、ガ
ラス板とPC板の線熱膨張係数の差を緩和できなくな
り、伸縮差によってガラス板の4辺がPC板側に引っ張
られる(反り)現象が著しくなり、ガラス板とPC板と
が圧着後室温に戻った際にガラス板が割れるおそれがあ
る。そこで、できる限り低い温度の80〜120℃で圧
着することが望ましい。さらに、PC板は0.2〜0.
5%の水分を吸湿しており、100℃以上の雰囲気では
徐々に水蒸気を発生することからも、ウレタン系接着フ
ィルムが溶融できる低い温度側であることが望ましい。
通常使用される室温と100℃以上の差があるため、ガ
ラス板とPC板の線熱膨張係数の差を緩和できなくな
り、伸縮差によってガラス板の4辺がPC板側に引っ張
られる(反り)現象が著しくなり、ガラス板とPC板と
が圧着後室温に戻った際にガラス板が割れるおそれがあ
る。そこで、できる限り低い温度の80〜120℃で圧
着することが望ましい。さらに、PC板は0.2〜0.
5%の水分を吸湿しており、100℃以上の雰囲気では
徐々に水蒸気を発生することからも、ウレタン系接着フ
ィルムが溶融できる低い温度側であることが望ましい。
【0029】積層体の製造方法には、従来の接着成形法
であるプレス法やロール法が利用できるが、本発明の積
層体の製造方法の場合には、上記のように真空パック袋
にガラス板、中間膜、ウレタン系接着フィルム、PC板
を入れて真空圧着する方法が、簡便で好ましい。この真
空パック袋は、例えば開口部にヒートシール性、粘着性
又は接着性を有する封止部として、上記各板、膜を封入
後、封止部を封止して圧着するものである。この例は、
特公昭63−1278にも開示されている。
であるプレス法やロール法が利用できるが、本発明の積
層体の製造方法の場合には、上記のように真空パック袋
にガラス板、中間膜、ウレタン系接着フィルム、PC板
を入れて真空圧着する方法が、簡便で好ましい。この真
空パック袋は、例えば開口部にヒートシール性、粘着性
又は接着性を有する封止部として、上記各板、膜を封入
後、封止部を封止して圧着するものである。この例は、
特公昭63−1278にも開示されている。
【0030】
(積層例A)幅60cm×縦30cm×厚み4.0mm
のガラス板1、幅58cm×縦30cm×厚み3.0m
mのPC板2、厚み0.4mmの積水化学工業社製「ア
セタール系遮音性ブチラ−ル膜」からなるPVB膜/ア
セタール系樹脂層/PVB膜の構成の中間膜51、0.
4mmのモートン社製「クリスタルフレックスPE−3
99」からなるホットメルト型ウレタン系接着層41を
用いて、図3(a)に示す断面、端面構成の積層体Aを
構成した。
のガラス板1、幅58cm×縦30cm×厚み3.0m
mのPC板2、厚み0.4mmの積水化学工業社製「ア
セタール系遮音性ブチラ−ル膜」からなるPVB膜/ア
セタール系樹脂層/PVB膜の構成の中間膜51、0.
4mmのモートン社製「クリスタルフレックスPE−3
99」からなるホットメルト型ウレタン系接着層41を
用いて、図3(a)に示す断面、端面構成の積層体Aを
構成した。
【0031】この積層体Aは、真空バックに内におい
て、真空積層機内で減圧排気後パック化したものを、加
熱温度を95℃、110℃、125℃、成形圧力5kg
/cm2 、保持時間1時間の条件下で加熱圧着させ、上
記接着剤フィルムを溶融軟化させて得た。成形後の積層
体Aには、PC板に白化はなんら認められず、透明度が
高く、PC板には変形や端部の流れもなく平坦度も良好
であった。
て、真空積層機内で減圧排気後パック化したものを、加
熱温度を95℃、110℃、125℃、成形圧力5kg
/cm2 、保持時間1時間の条件下で加熱圧着させ、上
記接着剤フィルムを溶融軟化させて得た。成形後の積層
体Aには、PC板に白化はなんら認められず、透明度が
高く、PC板には変形や端部の流れもなく平坦度も良好
であった。
【0032】(積層例B)上記の3層構成の中間膜51
を2枚重ねて、このフィルムの全厚みを0.8mmとし
た以外は、積層例Aと同様に積層し、積層体Bを得た。
成形後の積層体Bにも、PC板に白化は何ら認められ
ず、透明度が高く、PC板には変形や端部の流れもなく
平坦度も良好であった。
を2枚重ねて、このフィルムの全厚みを0.8mmとし
た以外は、積層例Aと同様に積層し、積層体Bを得た。
成形後の積層体Bにも、PC板に白化は何ら認められ
ず、透明度が高く、PC板には変形や端部の流れもなく
平坦度も良好であった。
【0033】(積層例C)上記の3層構成の中間膜51
を3枚重ねて、このフィルムの全厚みを1.2mmとし
た以外は、積層例Aと同様に積層し、積層体Cを得た。
成形後の積層体Cにも、PC板に白化は何ら認められ
ず、透明度が高く、PC板には変形や端部の流れもなく
平坦度も良好であった。
を3枚重ねて、このフィルムの全厚みを1.2mmとし
た以外は、積層例Aと同様に積層し、積層体Cを得た。
成形後の積層体Cにも、PC板に白化は何ら認められ
ず、透明度が高く、PC板には変形や端部の流れもなく
平坦度も良好であった。
【0034】(積層例D)アセタール系遮音性PVB接
着フィルムのかわりに厚さ0.4mmの積水化学工業社
製「エスレックフィルム」からなる通常のPVB接着剤
フィルムを用いた点を除き、積層例Aと同様にして積層
体Dを得た。
着フィルムのかわりに厚さ0.4mmの積水化学工業社
製「エスレックフィルム」からなる通常のPVB接着剤
フィルムを用いた点を除き、積層例Aと同様にして積層
体Dを得た。
【0035】(積層例E)ガラス板とPC板の間に中間
層として厚さ0.8mmのホットメルト型ウレタン系接
着層を用い、アセタール系樹脂層を有する中間膜を介在
させない点を除き、積層例Aと同様にして積層体Eを得
た。
層として厚さ0.8mmのホットメルト型ウレタン系接
着層を用い、アセタール系樹脂層を有する中間膜を介在
させない点を除き、積層例Aと同様にして積層体Eを得
た。
【0036】(積層例F)ガラス板とPC板の間に中間
層としてアセタール系樹脂層を有する中間膜及びホット
メルト型ウレタン系接着層のかわりに、厚さ0.8mm
のブリヂストン社製「PG16200」からなるEVA
膜を用いた点を除き、積層例Aと同様にして積層体Fを
得た。
層としてアセタール系樹脂層を有する中間膜及びホット
メルト型ウレタン系接着層のかわりに、厚さ0.8mm
のブリヂストン社製「PG16200」からなるEVA
膜を用いた点を除き、積層例Aと同様にして積層体Fを
得た。
【0037】(反り量の測定)上記積層体A、D〜Fに
ついて、室温(20℃)下における反り量を比較した。
JIS−R3202に基づき、鋼板上にガラス板を鉛直
に立てて、それに定規を水平に当て、58cm長さでの
PC板側にガラス板が引っ張られた量(反り量)をゲー
ジを用いて調べた。その結果を表1(反り量:mm)、
表2(反り率:%)に示す。表中の温度は、加熱圧着時
の加熱温度である。
ついて、室温(20℃)下における反り量を比較した。
JIS−R3202に基づき、鋼板上にガラス板を鉛直
に立てて、それに定規を水平に当て、58cm長さでの
PC板側にガラス板が引っ張られた量(反り量)をゲー
ジを用いて調べた。その結果を表1(反り量:mm)、
表2(反り率:%)に示す。表中の温度は、加熱圧着時
の加熱温度である。
【0038】JIS−R3205(合わせガラスの規
格)では、普通板合わせガラスの場合反り率は0.5%
を超えてはならないと規定されている。室温下の反りの
結果を表1に示したが、圧着時の加熱温度を上げると、
反りが増加する傾向にある。
格)では、普通板合わせガラスの場合反り率は0.5%
を超えてはならないと規定されている。室温下の反りの
結果を表1に示したが、圧着時の加熱温度を上げると、
反りが増加する傾向にある。
【0039】表2によれば、加熱温度125℃における
積層体Aの反り率は0.17%であり、ガラス板と線熱
膨張係数が大きく異なるPC板とを積層し固化しても、
規格に適合する有機/無機構成合わせガラスを作成でき
る。逆に、中間層の厚みが同じであっても、通常のPV
B接着フィルムは常温下で粘調な性質がないことから反
りの吸収効果は小さく(1.29%)、また厚みを増し
ても常温下での反りの吸収効果は小さい(1.12
%)。このことより、アセタール系樹脂層を有する中間
膜はその粘調性ゆえに反りの吸収を確保できる点で優れ
ることがわかる。
積層体Aの反り率は0.17%であり、ガラス板と線熱
膨張係数が大きく異なるPC板とを積層し固化しても、
規格に適合する有機/無機構成合わせガラスを作成でき
る。逆に、中間層の厚みが同じであっても、通常のPV
B接着フィルムは常温下で粘調な性質がないことから反
りの吸収効果は小さく(1.29%)、また厚みを増し
ても常温下での反りの吸収効果は小さい(1.12
%)。このことより、アセタール系樹脂層を有する中間
膜はその粘調性ゆえに反りの吸収を確保できる点で優れ
ることがわかる。
【0040】表3、表4に、積層体A〜Cの表1、2と
同様な反り量、率の測定結果を示す。アセタール系樹脂
層を有する中間膜を重積するほど反りの低減効果があ
り、アセタール系樹脂のような粘調な樹脂の厚みを増加
させることが反り防止に優れることがわかる。
同様な反り量、率の測定結果を示す。アセタール系樹脂
層を有する中間膜を重積するほど反りの低減効果があ
り、アセタール系樹脂のような粘調な樹脂の厚みを増加
させることが反り防止に優れることがわかる。
【0041】表5に、図3(a)、(b)に示す断面、
端面構成の積層体A、A’及び図5に示す断面端面構成
の積層体A”の耐水性能比較評価結果を示す。積層体
A”は、積層体Aと端面の構造が異なり、中間膜が端面
において露出している以外は、積層体Aと同様にして得
られるものである。
端面構成の積層体A、A’及び図5に示す断面端面構成
の積層体A”の耐水性能比較評価結果を示す。積層体
A”は、積層体Aと端面の構造が異なり、中間膜が端面
において露出している以外は、積層体Aと同様にして得
られるものである。
【0042】表5によれば、積層体A”はいずれの評価
結果においても外観異常を発生したのに対して、積層体
A、A’は何ら変化がなかった。このように、耐水性の
良好なウレタン接着層が水分の侵入に弱いPVB膜を被
覆することは耐水性能において優れることがわかる。
結果においても外観異常を発生したのに対して、積層体
A、A’は何ら変化がなかった。このように、耐水性の
良好なウレタン接着層が水分の侵入に弱いPVB膜を被
覆することは耐水性能において優れることがわかる。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、ガラス板とPC板との
間に、ガラス板側にPVB膜よりも室温において粘性の
高い樹脂層を有する中間膜、PC板側にウレタン系接着
層、となるように中間層を介して接着して構成すること
によって、線熱膨張係数の違いによる積層体の反りを防
止できる。しかも、この場合の中間層は、ガラス板、P
C板ともに接着力に優れるため、上記反りによる外観不
良を防止しつつ、接着強度を高めて耐衝撃強度を高め、
かつ中間層によるPC板の白濁も防止でき、長期間にわ
たって良好な透明性を保持できる。
間に、ガラス板側にPVB膜よりも室温において粘性の
高い樹脂層を有する中間膜、PC板側にウレタン系接着
層、となるように中間層を介して接着して構成すること
によって、線熱膨張係数の違いによる積層体の反りを防
止できる。しかも、この場合の中間層は、ガラス板、P
C板ともに接着力に優れるため、上記反りによる外観不
良を防止しつつ、接着強度を高めて耐衝撃強度を高め、
かつ中間層によるPC板の白濁も防止でき、長期間にわ
たって良好な透明性を保持できる。
【図1】本発明の透明積層体の一例を示す要部概略断面
図
図
【図2】本発明における中間膜の一例を示す要部概略断
面図
面図
【図3】本発明の透明積層体の一例を示す要部概略断面
図
図
【図4】本発明の透明積層体の積層過程における積層状
態の一例を示す要部概略断面図
態の一例を示す要部概略断面図
【図5】透明積層体の一例を示す要部概略断面図
1:ガラス板 2:PV板 3:中間層 10:透明積層体 41:ホットメルト型ウレタン系接着層 51:中間膜
Claims (4)
- 【請求項1】ガラス板/中間膜/ホットメルト型ウレタ
ン系接着層/ポリカーボネート板がこの順に積層されて
なる透明積層体であって、前記中間膜がポリビニルブチ
ラール膜/室温においてポリビニブチラール膜に比べて
粘性の高い樹脂層/ポリビニルブチラール膜がこの順に
積層されたものであることを特徴とする透明積層体。 - 【請求項2】前記中間膜の端面がホットメルト型ウレタ
ン系接着層によって覆われている請求項1の透明積層
体。 - 【請求項3】前記中間膜の厚みが0.2〜1.3mmで
あり、かつホットメルト型ウレタン系接着層の厚みが
0.1〜0.8mmである請求項1又は2の透明積層
体。 - 【請求項4】前記室温においてポリビニブチラール膜に
比べて粘性の高い樹脂層がアセタール系樹脂からなる請
求項1、2又は3の透明積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27364196A JPH10119184A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 透明積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27364196A JPH10119184A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 透明積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10119184A true JPH10119184A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17530526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27364196A Pending JPH10119184A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 透明積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10119184A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007010834A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ディスプレイ用基板及びそれを用いたディスプレイ素子 |
JP2009001480A (ja) * | 2001-07-11 | 2009-01-08 | Solutia Inc | ラミネート加工されたガラス用の複合中間層 |
JP2012051258A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Takiron Co Ltd | ポリカーボネート積層体 |
US11104209B2 (en) | 2016-11-07 | 2021-08-31 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Laminated glass |
CN114619735A (zh) * | 2022-03-03 | 2022-06-14 | 青岛至慧新材料科技有限公司 | Pvb复合膜及其制备方法与应用 |
KR20220112780A (ko) | 2019-12-11 | 2022-08-11 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 접합 유리용 중간막, 및 접합 유리 |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP27364196A patent/JPH10119184A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009001480A (ja) * | 2001-07-11 | 2009-01-08 | Solutia Inc | ラミネート加工されたガラス用の複合中間層 |
JP2007010834A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ディスプレイ用基板及びそれを用いたディスプレイ素子 |
JP2012051258A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Takiron Co Ltd | ポリカーボネート積層体 |
US11104209B2 (en) | 2016-11-07 | 2021-08-31 | Nippon Electric Glass Co., Ltd. | Laminated glass |
KR20220112780A (ko) | 2019-12-11 | 2022-08-11 | 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 | 접합 유리용 중간막, 및 접합 유리 |
CN114619735A (zh) * | 2022-03-03 | 2022-06-14 | 青岛至慧新材料科技有限公司 | Pvb复合膜及其制备方法与应用 |
CN114619735B (zh) * | 2022-03-03 | 2023-09-05 | 青岛至慧新材料科技有限公司 | Pvb复合膜及其制备方法与应用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4284677A (en) | Glazing unit | |
US20170028686A1 (en) | Durable and lightweight glazing units | |
JP4520645B2 (ja) | 激しい衝撃に対する構造保全性が改善されたガラス積層板 | |
JP3878386B2 (ja) | 中間膜用粘着シート及び合わせガラス積層体 | |
US8286405B1 (en) | Fire and impact resistant window and building structures | |
CN1188177A (zh) | 声吸收物品和制作该物品的方法 | |
JP2012099818A (ja) | 太陽電池モジュールおよびその製造方法 | |
WO2017213191A1 (ja) | 調光積層体および複層ガラス | |
EP3385237A1 (en) | Laminated glass | |
US20060257668A1 (en) | Fire protection glass | |
CN114772950A (zh) | 一种夹胶真空玻璃及其制备方法与应用 | |
JPH10119184A (ja) | 透明積層体 | |
CN1481306B (zh) | 汽车窗玻璃 | |
JPH07323504A (ja) | 透明複合板及びその製造方法 | |
CN111847906A (zh) | 一种夹层玻璃及其制备方法 | |
JPH11189439A (ja) | 複層ガラスおよびその製造方法 | |
CN102329087B (zh) | 边部结构一体化夹层玻璃及其制造方法 | |
US20080063819A1 (en) | Insulated bullet resistant glass | |
JP3135197B2 (ja) | ガラス樹脂複合板 | |
EP4074548B1 (en) | Rear-view mirror | |
CN211999556U (zh) | 建筑工程用高透光隔热型eva中间膜 | |
WO2019101713A1 (en) | Functionalized laminated safety glass and process of manufacturing the same | |
WO2018210900A1 (en) | Functionalized laminated safety glass and process of manufacturing the same | |
US4810583A (en) | Aircraft windshield | |
US20210221104A1 (en) | Laminates and methods with multiple interlayers and multiple substrates |