JPH10111058A - 冷却水装置 - Google Patents
冷却水装置Info
- Publication number
- JPH10111058A JPH10111058A JP26577696A JP26577696A JPH10111058A JP H10111058 A JPH10111058 A JP H10111058A JP 26577696 A JP26577696 A JP 26577696A JP 26577696 A JP26577696 A JP 26577696A JP H10111058 A JPH10111058 A JP H10111058A
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- Japan
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- pump
- tank
- space
- tank body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポンプの循環能力を十分発揮させ、ポンプ停
止時にタンク蓋に形成される隙間から水が漏れるのを防
止する。 【解決手段】 ポンプ4により水2を循環させることに
よりタンク本体1内に生じる空間11は、タンク本体1
とタンク蓋12により密閉された状態では負圧となる
が、タンク蓋12に通気穴13を設けたので、タンク本
体1内の空間11に外気が注入され、空間11は大気圧
となる。このため、ポンプ4は空間11を負圧にする能
力が不要となるので、ポンプ4の能力をタンク本体1内
の水2の吸い上げに最大限利用できる。その結果、ポン
プ4の循環能力を十分発揮することができる。また、空
間11が大気圧となるため、ポンプ4を停止させてもタ
ンク本体1内の水2の水位は上昇しないので、タンク蓋
12に給水栓等を設けることによりその周囲に形成され
る隙間から水2が漏れるのを防止することができる。
止時にタンク蓋に形成される隙間から水が漏れるのを防
止する。 【解決手段】 ポンプ4により水2を循環させることに
よりタンク本体1内に生じる空間11は、タンク本体1
とタンク蓋12により密閉された状態では負圧となる
が、タンク蓋12に通気穴13を設けたので、タンク本
体1内の空間11に外気が注入され、空間11は大気圧
となる。このため、ポンプ4は空間11を負圧にする能
力が不要となるので、ポンプ4の能力をタンク本体1内
の水2の吸い上げに最大限利用できる。その結果、ポン
プ4の循環能力を十分発揮することができる。また、空
間11が大気圧となるため、ポンプ4を停止させてもタ
ンク本体1内の水2の水位は上昇しないので、タンク蓋
12に給水栓等を設けることによりその周囲に形成され
る隙間から水2が漏れるのを防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば溶接作業
に使用される溶接用水冷トーチまたは切断作業に使用さ
れる切断用水冷トーチに冷却水を循環させる冷却水装置
に関するものである。
に使用される溶接用水冷トーチまたは切断作業に使用さ
れる切断用水冷トーチに冷却水を循環させる冷却水装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の冷却水装置として、図3
に示すような構成があった。図3において、1は水2を
蓄えるタンク本体で、3は水2がタンク本体1からこぼ
れるのを防止するタンク蓋で、4は水2を循環させるポ
ンプである。また、ポンプ4により吸い上げられたタン
ク本体1内の水2を溶接用または切断用の水冷トーチに
送り、かつタンク本体1内に戻すための導水管16が設
置してある。この場合、導水管16は水出口5と水入口
6で分断され、水出口5側の往路にポンプ4が介在し、
水入口6側の復路にラジエータ7が介在している。9は
タンク本体1内に水2を供給するための給水栓、10は
ポンプ4とラジエータ7などを保護するカバー、11は
水2を循環させることにより生じた空間である。
に示すような構成があった。図3において、1は水2を
蓄えるタンク本体で、3は水2がタンク本体1からこぼ
れるのを防止するタンク蓋で、4は水2を循環させるポ
ンプである。また、ポンプ4により吸い上げられたタン
ク本体1内の水2を溶接用または切断用の水冷トーチに
送り、かつタンク本体1内に戻すための導水管16が設
置してある。この場合、導水管16は水出口5と水入口
6で分断され、水出口5側の往路にポンプ4が介在し、
水入口6側の復路にラジエータ7が介在している。9は
タンク本体1内に水2を供給するための給水栓、10は
ポンプ4とラジエータ7などを保護するカバー、11は
水2を循環させることにより生じた空間である。
【0003】上記の冷却水装置において、水2の循環経
路を説明すると(矢印にて水2の流れを示す)、タンク
本体1内の水2はポンプ4に吸い上げられ、水出口5か
らトーチに送られ、トーチ先端およびパワーケーブルを
冷却する。これと同時に水2の水温は上昇し、水温が上
昇した水2は水入口6より冷却水装置内に入り、ラジエ
ータ7で冷却され、透明な流水確認管8を通り、タンク
本体1内に戻る。
路を説明すると(矢印にて水2の流れを示す)、タンク
本体1内の水2はポンプ4に吸い上げられ、水出口5か
らトーチに送られ、トーチ先端およびパワーケーブルを
冷却する。これと同時に水2の水温は上昇し、水温が上
昇した水2は水入口6より冷却水装置内に入り、ラジエ
ータ7で冷却され、透明な流水確認管8を通り、タンク
本体1内に戻る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成の冷却水装置では、水2をポンプ4によ
り循環させることにより生じた空間11は、タンク本体
1とタンク蓋3により密閉されているため負圧となり、
負圧となる分だけポンプ4の循環能力が落ちるという問
題点があった。
うな従来の構成の冷却水装置では、水2をポンプ4によ
り循環させることにより生じた空間11は、タンク本体
1とタンク蓋3により密閉されているため負圧となり、
負圧となる分だけポンプ4の循環能力が落ちるという問
題点があった。
【0005】また、ポンプ4を停止させて水2の循環を
中止させると、空間11が負圧であるため水2の水位が
上昇するが、流水確認管8や給水栓9をタンク蓋3に設
けるることによりそれらの周囲に形成される隙間から水
が漏れるという問題点もあった。したがって、この発明
の目的は、ポンプの循環能力を十分発揮させ、ポンプ停
止時にタンク蓋に形成される隙間から水が漏れるのを防
止することのできる冷却水装置を提供することである。
中止させると、空間11が負圧であるため水2の水位が
上昇するが、流水確認管8や給水栓9をタンク蓋3に設
けるることによりそれらの周囲に形成される隙間から水
が漏れるという問題点もあった。したがって、この発明
の目的は、ポンプの循環能力を十分発揮させ、ポンプ停
止時にタンク蓋に形成される隙間から水が漏れるのを防
止することのできる冷却水装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の冷却水装
置は、水を蓄えたタンク本体の上にタンク蓋が設けら
れ、タンク本体内の水をポンプにより吸い上げて冷却に
使用し、使用後の水温が上昇した水を冷却してタンク本
体内に戻すように水を循環させた冷却水装置であって、
タンク蓋に通気穴を設けたことを特徴とするものであ
る。
置は、水を蓄えたタンク本体の上にタンク蓋が設けら
れ、タンク本体内の水をポンプにより吸い上げて冷却に
使用し、使用後の水温が上昇した水を冷却してタンク本
体内に戻すように水を循環させた冷却水装置であって、
タンク蓋に通気穴を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0007】ポンプにより水を循環させることによりタ
ンク本体内に生じる空間は、タンク本体とタンク蓋によ
り密閉された状態では負圧となるが、上記のようにタン
ク蓋に通気穴を設けたので、タンク本体内の空間に外気
が注入され、空間は大気圧となる。このため、ポンプは
空間を負圧にする能力が不要となるので、ポンプの能力
をタンク本体内の水の吸い上げに最大限利用できる。そ
の結果、ポンプの循環能力を十分発揮することができ
る。また、空間が大気圧となるため、ポンプを停止させ
てもタンク本体内の水の水位は上昇しないので、タンク
蓋に給水栓等を設けることによりその周囲に形成される
隙間から水が漏れるのを防止することができる。
ンク本体内に生じる空間は、タンク本体とタンク蓋によ
り密閉された状態では負圧となるが、上記のようにタン
ク蓋に通気穴を設けたので、タンク本体内の空間に外気
が注入され、空間は大気圧となる。このため、ポンプは
空間を負圧にする能力が不要となるので、ポンプの能力
をタンク本体内の水の吸い上げに最大限利用できる。そ
の結果、ポンプの循環能力を十分発揮することができ
る。また、空間が大気圧となるため、ポンプを停止させ
てもタンク本体内の水の水位は上昇しないので、タンク
蓋に給水栓等を設けることによりその周囲に形成される
隙間から水が漏れるのを防止することができる。
【0008】請求項2記載の冷却水装置は、請求項1に
おいて、通気穴の上に上方に延びる通気管を設けたもの
である。このように、通気穴の上に上方に延びる通気管
を設けたので、冷却水装置が傾いて通気穴より上に水が
達しても水が漏れることはない。また、通気管を設ける
ことにより、タンク蓋上面に溜まった塵やほこりが通気
穴よりタンク本体内に入らないので、水を汚すこともな
い。このため、汚れた水で循環経路がつまるという問題
が生じない。
おいて、通気穴の上に上方に延びる通気管を設けたもの
である。このように、通気穴の上に上方に延びる通気管
を設けたので、冷却水装置が傾いて通気穴より上に水が
達しても水が漏れることはない。また、通気管を設ける
ことにより、タンク蓋上面に溜まった塵やほこりが通気
穴よりタンク本体内に入らないので、水を汚すこともな
い。このため、汚れた水で循環経路がつまるという問題
が生じない。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態の冷
却水装置を図1に基づいて説明する。この冷却水装置
は、水2を蓄えたタンク本体1と、このタンク本体1の
上に設けられたタンク蓋12と、水2を循環させるポン
プ4とを備えている。また、図3の従来例と同様にポン
プ4により吸い上げられたタンク本体1内の水2を溶接
用または切断用の水冷トーチに送り、かつタンク本体1
内に戻すように導水管16が設置してある。導水管16
は水出口5と水入口6で分断され、水出口5側の往路に
ポンプ4が介在し、水入口6側の復路にラジエータ7が
介在している。水出口5と水入口6は、水冷トーチに形
成された冷却水用の通路の両端に接続される。また、ラ
ジエータ7からタンク本体1内に水2が戻る導水管16
の部分は、水2の流れを確認できるように透明な流水確
認管8を配置している。
却水装置を図1に基づいて説明する。この冷却水装置
は、水2を蓄えたタンク本体1と、このタンク本体1の
上に設けられたタンク蓋12と、水2を循環させるポン
プ4とを備えている。また、図3の従来例と同様にポン
プ4により吸い上げられたタンク本体1内の水2を溶接
用または切断用の水冷トーチに送り、かつタンク本体1
内に戻すように導水管16が設置してある。導水管16
は水出口5と水入口6で分断され、水出口5側の往路に
ポンプ4が介在し、水入口6側の復路にラジエータ7が
介在している。水出口5と水入口6は、水冷トーチに形
成された冷却水用の通路の両端に接続される。また、ラ
ジエータ7からタンク本体1内に水2が戻る導水管16
の部分は、水2の流れを確認できるように透明な流水確
認管8を配置している。
【0010】また、上記ポンプ4とラジエータ7はタン
ク蓋12の上面に設置され、カバー10で覆って保護し
てある。導水管16もカバー10で覆われているが、水
出口5と水入口6および流水確認管8はカバー10の外
側へ突出している。また、タンク蓋12のカバー10の
外側の位置に給水栓9が設けてあり、タンク本体1内に
水2を供給することができる。11は水2を循環させる
ことにより生じた空間である。
ク蓋12の上面に設置され、カバー10で覆って保護し
てある。導水管16もカバー10で覆われているが、水
出口5と水入口6および流水確認管8はカバー10の外
側へ突出している。また、タンク蓋12のカバー10の
外側の位置に給水栓9が設けてあり、タンク本体1内に
水2を供給することができる。11は水2を循環させる
ことにより生じた空間である。
【0011】タンク蓋12には上記の給水栓9の他に、
カバー10の内側に開口した通気穴13が設けられてい
る。この通気穴13は空間11を大気圧にさせるための
ものであるため、通常、直径5mm位の丸穴が最適であ
り、これより径が小さいとタンク蓋12の上面に溜まっ
た塵やほこりにより通気穴13が塞がれて空間11が大
気圧にならないことがある。また、径が大き過ぎるとタ
ンク蓋12の上面に溜まった塵やほこりがタンク蓋12
の上面に溜まった塵やほこりがタンク本体1の内部に入
り易くなり、それにより水2を汚し循環経路であるトー
チ先端などでつまりが発生し、水2が循環しないという
こともある。
カバー10の内側に開口した通気穴13が設けられてい
る。この通気穴13は空間11を大気圧にさせるための
ものであるため、通常、直径5mm位の丸穴が最適であ
り、これより径が小さいとタンク蓋12の上面に溜まっ
た塵やほこりにより通気穴13が塞がれて空間11が大
気圧にならないことがある。また、径が大き過ぎるとタ
ンク蓋12の上面に溜まった塵やほこりがタンク蓋12
の上面に溜まった塵やほこりがタンク本体1の内部に入
り易くなり、それにより水2を汚し循環経路であるトー
チ先端などでつまりが発生し、水2が循環しないという
こともある。
【0012】上記の冷却水装置の動作時には、タンク本
体1内の水2はポンプ4に吸い上げられ、水出口5から
トーチに送られ、トーチ先端およびパワーケーブルを冷
却する。このとき、ポンプ4の運転によりタンク本体1
の上部に空間11が形成されるが、この空間11には通
気穴13により常に外気が注入されるので、空間11は
大気圧となる。そして、トーチの冷却に使用した後の水
2の水温は上昇し、水温が上昇した水2は水入口6より
冷却水装置内に入り、ラジエータ7で冷却され、透明な
流水確認管8を通り、タンク本体1内に戻る。
体1内の水2はポンプ4に吸い上げられ、水出口5から
トーチに送られ、トーチ先端およびパワーケーブルを冷
却する。このとき、ポンプ4の運転によりタンク本体1
の上部に空間11が形成されるが、この空間11には通
気穴13により常に外気が注入されるので、空間11は
大気圧となる。そして、トーチの冷却に使用した後の水
2の水温は上昇し、水温が上昇した水2は水入口6より
冷却水装置内に入り、ラジエータ7で冷却され、透明な
流水確認管8を通り、タンク本体1内に戻る。
【0013】この実施の形態によれば、ポンプ4により
水2を循環させることによりタンク本体1内に生じる空
間11は、タンク本体1とタンク蓋12により密閉され
た状態では負圧となるが、上記のようにタンク蓋12に
通気穴13を設けたので、タンク本体1内の空間11に
外気が注入され、空間11は大気圧となる。このため、
ポンプ4は空間11を負圧にする能力が不要となるの
で、ポンプ4の能力をタンク本体1内の水の吸い上げに
最大限利用できる。その結果、ポンプ4の循環能力を十
分発揮することができる。また、空間11が大気圧とな
るため、ポンプ4を停止させてもタンク本体1内の水2
の水位は上昇しないので、タンク蓋12に流水確認管8
や給水栓9を設けたことによりその周囲に形成される隙
間から水2が漏れるのを防止することができる。なお、
通気穴13は丸穴に限らず角穴でもよく、また複数個あ
ってもよい。
水2を循環させることによりタンク本体1内に生じる空
間11は、タンク本体1とタンク蓋12により密閉され
た状態では負圧となるが、上記のようにタンク蓋12に
通気穴13を設けたので、タンク本体1内の空間11に
外気が注入され、空間11は大気圧となる。このため、
ポンプ4は空間11を負圧にする能力が不要となるの
で、ポンプ4の能力をタンク本体1内の水の吸い上げに
最大限利用できる。その結果、ポンプ4の循環能力を十
分発揮することができる。また、空間11が大気圧とな
るため、ポンプ4を停止させてもタンク本体1内の水2
の水位は上昇しないので、タンク蓋12に流水確認管8
や給水栓9を設けたことによりその周囲に形成される隙
間から水2が漏れるのを防止することができる。なお、
通気穴13は丸穴に限らず角穴でもよく、また複数個あ
ってもよい。
【0014】第2の実施の形態の冷却水装置を図2に基
づいて説明する。この実施の形態では、タンク蓋12の
通気穴13に上方に延びる通気管14を設けている。こ
の通気管14は金属製のパイプまたは樹脂製のチューブ
などで形成することができる。その他の構成は第1の実
施の形態と同様である。この実施の形態によれば、冷却
水装置が傾いて通気穴13より上に水2が達しても、通
気穴13の上に上方に延びる通気管14を設けたので、
通気穴13より水2が漏れることはない。また、通気管
14を設けることにより、タンク蓋12の上面に溜まっ
た塵やほこりが通気穴13よりタンク本体1内に入らな
いので、水2を汚すこともなく、これによって循環経路
がつまるという問題も生じない。さらに、通気管14の
上面15に金網などのフィルタを取付けることにより防
塵効果は向上する。その他の効果は第1の実施の形態と
同様である。
づいて説明する。この実施の形態では、タンク蓋12の
通気穴13に上方に延びる通気管14を設けている。こ
の通気管14は金属製のパイプまたは樹脂製のチューブ
などで形成することができる。その他の構成は第1の実
施の形態と同様である。この実施の形態によれば、冷却
水装置が傾いて通気穴13より上に水2が達しても、通
気穴13の上に上方に延びる通気管14を設けたので、
通気穴13より水2が漏れることはない。また、通気管
14を設けることにより、タンク蓋12の上面に溜まっ
た塵やほこりが通気穴13よりタンク本体1内に入らな
いので、水2を汚すこともなく、これによって循環経路
がつまるという問題も生じない。さらに、通気管14の
上面15に金網などのフィルタを取付けることにより防
塵効果は向上する。その他の効果は第1の実施の形態と
同様である。
【0015】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の冷却装置によ
れば、ポンプにより水を循環させることによりタンク本
体内に生じる空間は、タンク本体とタンク蓋により密閉
された状態では負圧となるが、タンク蓋に通気穴を設け
たので、タンク本体内の空間に外気が注入され、空間は
大気圧となる。このため、ポンプは空間を負圧にする能
力が不要となるので、ポンプの能力をタンク本体内の水
の吸い上げに最大限利用できる。その結果、ポンプの循
環能力を十分発揮することができる。また、空間が大気
圧となるため、ポンプを停止させてもタンク本体内の水
の水位は上昇しないので、タンク蓋に給水栓等を設ける
ことによりその周囲に形成される隙間から水が漏れるの
を防止することができる。
れば、ポンプにより水を循環させることによりタンク本
体内に生じる空間は、タンク本体とタンク蓋により密閉
された状態では負圧となるが、タンク蓋に通気穴を設け
たので、タンク本体内の空間に外気が注入され、空間は
大気圧となる。このため、ポンプは空間を負圧にする能
力が不要となるので、ポンプの能力をタンク本体内の水
の吸い上げに最大限利用できる。その結果、ポンプの循
環能力を十分発揮することができる。また、空間が大気
圧となるため、ポンプを停止させてもタンク本体内の水
の水位は上昇しないので、タンク蓋に給水栓等を設ける
ことによりその周囲に形成される隙間から水が漏れるの
を防止することができる。
【0016】請求項2では、通気穴の上に上方に延びる
通気管を設けたので、冷却水装置が傾いて通気穴より上
に水が達しても水が漏れることはない。また、通気管を
設けることにより、タンク蓋上面に溜まった塵やほこり
が通気穴よりタンク本体内に入らないので、水を汚すこ
ともない。このため、汚れた水で循環経路がつまるとい
う問題が生じない。
通気管を設けたので、冷却水装置が傾いて通気穴より上
に水が達しても水が漏れることはない。また、通気管を
設けることにより、タンク蓋上面に溜まった塵やほこり
が通気穴よりタンク本体内に入らないので、水を汚すこ
ともない。このため、汚れた水で循環経路がつまるとい
う問題が生じない。
【図1】この発明の第1の実施の形態における冷却水装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態における冷却水装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図3】従来の冷却水装置の構成図である。
1 タンク本体 2 水 4 ポンプ 11 空間 12 タンク蓋 13 通気穴 14 通気管 16 導水管
Claims (2)
- 【請求項1】 水を蓄えたタンク本体の上にタンク蓋が
設けられ、前記タンク本体内の水をポンプにより吸い上
げて冷却に使用し、使用後の水温が上昇した水を冷却し
て前記タンク本体内に戻すように前記水を循環させた冷
却水装置であって、前記タンク蓋に通気穴を設けたこと
を特徴とする冷却水装置。 - 【請求項2】 通気穴の上に上方に延びる通気管を設け
た請求項1記載の冷却水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26577696A JPH10111058A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 冷却水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26577696A JPH10111058A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 冷却水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111058A true JPH10111058A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17421887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26577696A Pending JPH10111058A (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | 冷却水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10111058A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012143773A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Kanto Auto Works Ltd | 溶接設備の冷却システム |
CN108422130A (zh) * | 2018-02-24 | 2018-08-21 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种焊件防变形装置 |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP26577696A patent/JPH10111058A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012143773A (ja) * | 2011-01-11 | 2012-08-02 | Kanto Auto Works Ltd | 溶接設備の冷却システム |
CN108422130A (zh) * | 2018-02-24 | 2018-08-21 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种焊件防变形装置 |
CN108422130B (zh) * | 2018-02-24 | 2020-01-31 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种焊件防变形装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
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