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JPH10108479A - 定電流プッシュプルインバータ、放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

定電流プッシュプルインバータ、放電ランプ点灯装置および照明装置

Info

Publication number
JPH10108479A
JPH10108479A JP8252866A JP25286696A JPH10108479A JP H10108479 A JPH10108479 A JP H10108479A JP 8252866 A JP8252866 A JP 8252866A JP 25286696 A JP25286696 A JP 25286696A JP H10108479 A JPH10108479 A JP H10108479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
inductor
constant current
lighting device
pull inverter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8252866A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihito Sato
公仁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP8252866A priority Critical patent/JPH10108479A/ja
Publication of JPH10108479A publication Critical patent/JPH10108479A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】定電流特性が良好でありながら直流重畳特性も
良好で異常発振を起こしにくい定電流プッシュプルイン
バータ、これを用いた放電ランプ点灯装置および照明装
置を提供する。 【解決手段】出力トランスの1次巻線を介して並列的に
接続された一対のトランジスタと直流電源との間に、閉
磁路を備えてインダクタンスの相対的に大きな第1のイ
ンダクタと、開磁路を備えてインダクタンスが相対的に
小さな第2のインダクタとを直列に接続した。第1のイ
ンダクタにより定電流特性を良好にし、第2のインダク
タにより直流重畳特性を良好にすることができる。第1
および第2のインダクタは、直流電源と一対のトランジ
スタとの間であれば、直流電源の正極、負極のいずれ側
に接続してもよく、両極側に分離して接続してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定電流プッシュプル
インバータ、放電ランプ点灯装置および照明装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】定電流プッシュプルインバータは、放電
ランプ点灯装置を始め各種電気機器の電源として従来か
ら使用されており、その構成の一例はたとえば特開昭5
5−77378号公報に記載されている。
【0003】図6は、従来の定電流プッシュプルインバ
ータの回路図である。
【0004】図において、61は出力トランス、62
a、62bは一対のトランジスタ、63は直流電源、6
4はインダクタ、65は交流電源、66は負荷の放電ラ
ンプである。
【0005】出力トランス61は、1次巻線61P、2
次巻線61Sおよび3次巻線61Tを備え、1次巻線51
Pの中点は直流電源63の正極に接続している。
【0006】トランジスタ62a、62bは、コレクタ
を1次巻線61Pの両端にそれぞれ接続し、エミッタを
互いに接続して定電流用のインダクタ64の一端に接続
している。ベースは、出力トランス61の3次巻線61
Tに接続されて制御回路を構成している。
【0007】インダクタ64は、その他端を直流電源6
3の負極に接続している。
【0008】そうして、トランジスタ62a、62bが
交互にオン、オフすることによって出力トランス51の
2次巻線61Sの両端間に交流出力を得るものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】定電流プッシュプルイ
ンバータはインダクタのインダクタンスをある値以上に
しないとスイッチング波形が悪くなり、定電流にならな
い。
【0010】そこで、インダクタンスの値を所定値以上
にしようとすると、閉磁路の鉄心構造にする必要があ
る。
【0011】ところが、閉磁路構造にすると、直流重畳
特性が悪化するので、始動時など一瞬大電流が流れる
と、インダクタが飽和してしまいインバータが異常発振
するという問題がある。
【0012】本発明は、定電流用のインダクタを改良す
ることにより、定電流特性が良好でありながら直流重畳
特性も良好で、異常発振を起こしにくい定電流プッシュ
プルインバータ、これを用いた放電ランプ点灯装置およ
び照明装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の定電流
プッシュプルインバータは、出力トランスと;出力トラ
ンスの1次巻線を介して並列的に接続され、かつ1次巻
線を経由して直流電源に接続されるようにした一対のト
ランジスタと;一対のトランジスタおよび直流電源の間
に直列に介在されるようにした閉磁路を備えた第1のイ
ンダクタおよび開磁路を備えた第2のインダクタと;を
具備していることを特徴としている。
【0014】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0015】出力トランスは、少なくとも1次巻線を具
備していればよい。1次巻線は主として直流電圧をスイ
ッチングするのに機能するが、必要なら1次巻線の一部
の巻線部分から直流電源電圧に比べて降圧された交流出
力を得てもよいし、1次巻線を延長して昇圧された交流
出力を得てもよい。これらの出力の取り出し方はいずれ
も導電的には非絶縁形式である。また、要すれば1次巻
線と導電的に絶縁された2次巻線を設けて、そこから交
流出力を取り出すこともできる。この取り出し方は導電
的には絶縁形式である。さらに、インバータが自励形の
場合、出力トランスに3次巻線を設けることができる。
他励形にする場合は上記のような意味での3次巻線は不
要である。
【0016】トランジスタは、バイポーラ形トランジス
タ、FETと称される電界効果形トランジスタなどどの
ようなものでもよい。並列的に接続するとは、出力トラ
ンスの1次巻線が並列回路中に介在するばかりでなく、
その他の回路部品が介在しても、プッシュプルインバー
タの基本動作が失われていなければ、このような回路も
本発明でいう並列的であるという意味である。
【0017】直流電源は、電池、整流化電源などどのよ
うなものであってもよい。
【0018】インダクタは、直流電源と出力トランスの
1次巻線を介して並列的に接続されるようにした一対の
トランジスタとの間に直列に介在してインバータに流入
する電流を定電流化するものであるが、本発明において
は閉磁路を備えた第1のインダクタと、開磁路を備えた
第2のインダクタとからなる。第1のインダクタは閉磁
路を備えているので、インダクタンスを所要の大きな値
にすることができる。第2のインダクタは開磁路を備え
ているので、インダクタンスは小さいが、直流重畳特性
が良好である。そして、両インダクタは直流電源と並列
的に接続された一対のトランジスタとの間において直列
に介在していればよく、したがって一方は直流電源の正
極側、他方は負極側に分離して接続してもよいし、とも
にいずれかの極側において直列にして接続してもよい。
【0019】そうして、本発明においては、第1のイン
ダクタを閉磁路を備えることにより、そのインダクタン
スを大きくして定電流特性を確保し、また第2のインダ
クタが閉磁路の構成であるから、インダクタンスは小さ
くても直流重畳特性が良好であり、したがって始動時な
どにおいて瞬時に大電流が流れた場合であっても第2の
インダクタは飽和しないから、異常発振することがな
い。
【0020】請求項2の発明の定電流プッシュプルイン
バータは、出力トランスと;出力トランスの1次巻線を
介して並列的に接続され、かつ1次巻線を経由して直流
電源に接続されるようにした一対のトランジスタと;一
対のトランジスタおよび直流電源の間に直列に介在され
るようにした相対的にインダクタンスの大きな第1のイ
ンダクタおよ相対的にインダクタンスの小さい第2のイ
ンダクタと;を具備していることを特徴していとる。
【0021】本発明において、第1のインダクタは、そ
のインダクタンスが大きいから、閉磁路構造の鉄心を備
えることにより実現が容易である。第2のインダクタ
は、そのインダクタンスが小さいから、開磁路構造の鉄
心を備えることにより実現が容易である。
【0022】したがって、請求項1のように作用させる
ことができる。
【0023】請求項3の発明の定電流プッシュプルイン
バータは、請求項1または2記載の定電流プッシュプル
インバータにおいて、第1のインダクタは、直流電源の
正極側に接続され;第2のインダクタは直流電源の負極
側に接続される;ことを特徴としている。
【0024】本発明においては、直流電源の正極側にイ
ンダクタンスが大きいか大きく構成することができる第
1のインダクタを接続しているから、直流電源側には高
周波成分が重畳されることがなく、制御回路が異常発振
するようなことがない。また、第2のインダクタは直流
電源の負極側に接続されていてもインバータに対しては
直流電源とインバータとの間に介在していることには変
わりはなく、したがって瞬時大電流に対してもインダク
タが磁気飽和しにくくなるので、インバータの異常発振
を低減することができる。
【0025】請求項4の発明の定電流プッシュプルイン
バータは、請求項1または2記載の定電流プッシュプル
インバータにおいて、第1および第2のインダクタは、
ともに直流電源の正極側に接続されることを特徴として
いる。
【0026】本発明においても第2のインダクタは瞬時
大電流に対しても磁気飽和しにくくなることによりイン
バータの異常発振を防止する。
【0027】請求項5の発明の定電流プッシュプルイン
バータは、請求項1ないし4のいずれか一記載の定電流
プッシュプルインバータにおいて、出力トランスは、少
なくとも1次巻線、負荷に給電する2次巻線およびトラ
ンジスタの制御回路に接続する3次巻線を具備して自励
形に構成されていることを特徴としている。
【0028】本発明は自励形の定電流プッシュプルイン
バータであるから、回路構成が簡単で安価にすることが
できる。また、負荷を電源に対して導電的に絶縁するこ
とができる。
【0029】請求項6の発明の定電流プッシュプルイン
バータは、請求項1ないし5のいずれか一記載の定電流
プッシュプルインバータにおいて、トランジスタを交互
にスイッチングさせる発振回路を具備して他励形に構成
されていることを特徴としている。
【0030】本発明は他励形の定電流プッシュプルイン
バータであり、動作の安定したインバータである。発振
回路は既知のこの種用途向けの各種回路を用いることが
できる。
【0031】請求項7の発明の定電流プッシュプルイン
バータは、請求項1ないし6のいずれか一記載の定電流
プッシュプルインバータにおいて、直流電源を具備して
いることを特徴とする。
【0032】本発明は定電流プッシュプルインバータの
構成の一部として直流電源を具備しているから、交流電
源に直接接続して使用することができる。特に放電ラン
プを高周波点灯する放電ランプ点灯装置の主構成要素と
する場合には好都合である。
【0033】請求項8の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし7のいずれか一記載の定電流プッシュプ
ルインバータを具備していることを特徴としている。
【0034】本発明において、定電流プッシュプルイン
バータから放電ランプに給電して点灯するためには放電
安定用のインピーダンスが必要であるが、このインピー
ダンスを付与する手段としては、インバータの出力トラ
ンスの出力巻線たとえば2次巻線の鉄心に漏洩磁路を形
成することによって2次巻線に漏洩インピーダンスを付
与するか、出力巻線と放電ランプとの間に出力トランス
とは別のチョークコイルなどのインダクタを直列に接続
してもよい。また、インピーダンスとしては、誘導性イ
ンピーダンスの他に容量性インピーダンスまたは抵抗な
どであってもよい。
【0035】請求項9の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし7のいずれか一記載の定電流プッシュプ
ルインバータと;定電流プッシュプルインバータから電
源の供給を受ける放電ランプと;を具備していることを
特徴としている。
【0036】本発明の放電ランプ点灯装置は、放電ラン
プをその構成の一要素としている。放電ランプとしては
蛍光ランプ、高輝度放電ランプたとえば水銀ランプ、メ
タルハライドランプ、高圧ナトリウムランプなど各種の
放電ランプに適応する。
【0037】請求項10の発明の照明装置は、照明装置
本体と;照明装置本体に配設された請求項9記載の放電
ランプ点灯装置と;を具備していることを特徴としてい
る。
【0038】本発明の照明装置は、屋内外用の各種照明
器具、表示装置たとえば液晶用バックライト、計器表示
装置などあらゆる光を利用する装置すなわち照明装置に
適応する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0040】図1は、本発明の定電流プッシュプルイン
バータおよび放電ランプ点灯装置の第1の実施形態を示
す回路図である。
【0041】図において、1は出力トランス、2a、2
bはトランジスタ、3は直流電源、4は第1のインダク
タ、5は第2のインダクタ、6は放電ランプ、7は共振
コンデンサである。
【0042】出力トランス1は、1次巻線1P、2次巻
線1S、3次巻線1Tを備えている。
【0043】トランジスタ2a、2bは、コレクタが出
力トランス1の1次巻線1Pの両端に接続され、エミッ
タが互いに接続されている。
【0044】直流電源3は、その正極が第1のインダク
タ4の一端に、負極が第2のインダクタ5の一端にそれ
ぞれ接続されている。
【0045】第1のインダクタ4は、閉磁路の鉄心を備
えた相対的に大きなインダクタンスを有している。その
他端は出力トランス1の1次巻線1Pの中点に接続して
いる。
【0046】第2のインダクタ5は、開磁路の鉄心を備
えた相対的に小さなインダクタンスを有している。その
他端はトランジスタ2a、2bのエミッタにそれぞれ接
続している。
【0047】放電ランプ6は、本実施形態においてはメ
タルハライドランプを用いている。放電ランプの放電の
安定のために、出力トランス1の2次巻線1Sには鉄心
に設けた漏洩磁路によって適当なインダクタンスが付与
されている。
【0048】共振コンデンサ7は、1次巻線1Pと並列
に接続されて共振回路を構成している。
【0049】前記一方のトランジスタ2aのベースは出
力トランス1の3次巻線1Tの一端に接続され、他方の
トランジスタ2bのベースは3次巻線1Tの他端に接続
されて、それぞれのトランジスタ2a、2bのベース回
路すなわち制御回路を形成している。また、各トランジ
スタ2a、2bのベースには始動抵抗8を介して直流電
源の正極に接続されて始動回路が形成されている。
【0050】そうして、直流電源3を投入すると、始動
抵抗8を介してトランジスタ2a、2bはバイアスされ
る。すると、回路のわずかなアンバランスにより一方の
トランジスタたとえば2aがオンする。トランジスタ2
aのオンにより、直流電源3の正極→第1のインダクタ
4→1次巻線1Pの図の上半分→トランジスタ2aのコ
レクタ・エミッタ→第2のインダクタ5→直流電源3の
負極の順に電流が流れ始める。この電流の通流により、
1次巻線1Pに起電力が生じ共振コンデンサ7との間で
共振が発生する。また、3次巻線1Tに電圧が誘起し、
この電圧はトランジスタ2aを順バイアスし、トランジ
スタ2bを逆バイアスする。その結果、トランジスタ2
aは十分にオンし、トランジスタ1bは完全にオフす
る。1次巻線1Pの中点によって区分された各半分の巻
線には共振によって正弦波の共振電圧が発生するが、共
振電圧がマイナス方向に反転すると、3次巻線1Tの誘
起電圧も反転するため、今度はトランジスタ2aがオフ
し、2bがオンしかかる。これにより、直流電源3から
流れる電流は直流電源3の正極→第1のインダクタ4→
1次巻線1Pの下半分→トランジスタ2bのコレクタ・
エミッタ→第2のインダクタ5→直流電源3の負極の順
に電流が流れ始める。この電流の通流により、3次巻線
Tの誘起電圧はトランジスタ2aを逆バイアスし、ト
ランジスタ2bを順バイアスする。その結果、トランジ
スタ2aは完全にオフし、トランジスタ2bは十分にオ
ンする。以上の動作を繰り返してインバータは動作す
る。
【0051】そして、第1および第2のインダクタ4、
5はインバータの入力電流を定電流化させ、したがって
負荷電流を定電流化し、インバータの発振動作を安定に
する。定電流プッシュプルインバータの動作に伴って負
荷の放電ランプ6は放電を開始し、点灯する。
【0052】ところで、本実施形態において第1のイン
ダクタ4は、閉磁路構造の鉄心を備えていて相対的にイ
ンダクタンスが大きいから、定電流化作用に対しては主
として貢献する。これに対して、第2のインダクタ5
は、開磁路構造の鉄心を備えていて相対的にインダクタ
ンスが小さいから、定電流化作用には貢献が少ないが、
たとえば始動時に瞬時大電流が流れた場合であっても鉄
心が飽和しないから、異常発振になるようなことはな
い。
【0053】また、本実施形態においては、直流電源3
の正負両極側に第1および第2のインダクタ4、5を分
けて接続しているから、インバータ側から高周波ノイズ
が電源側に重畳するのをより一層効果的に阻止する。
【0054】図2は、本発明の定電流プッシュプルイン
バータの第2の実施形態を示す回路図である。
【0055】図において、図1と同一部分は同一符号を
付してある。9はインバータ本体で図1の構成と同じで
ある。
【0056】本実施形態は、第1のインダクタ4を直流
電源3の負極側に接続し、第2のインダクタ5を正極側
に接続したものである。
【0057】本実施形態においても、その作用および効
果は図1と本質的には同じである。しかし、高周波ノイ
ズの直流電源側への漏洩阻止の点においては図1のもの
よりは若干ではあるが、性能が低い。
【0058】図3は、本発明の定電流プッシュプルイン
バータの第3の実施形態を示す回路図である。
【0059】図において、図2と同一部分には同一符号
を付し、説明は省略する。
【0060】本実施形態は、第2のインダクタ5を直流
電源3の正極側において第1のインダクタ4と直列に接
続している。
【0061】本実施形態においても、その作用および効
果は図1と本質的には同様である。しかし、負極側から
直流電3に流出するノイズに対しては阻止しないが、負
極側への流出は非常に少ないので、実質的に問題はな
い。
【0062】図4は、本発明の定電流プッシュプルイン
バータの第4の実施形態を示し、かつ放電ランプ点灯装
置の第2の実施形態を示す回路図である。
【0063】図1と同一部分には同一符号を付して説明
は省略する。
【0064】本実施形態は他励形の定電流プッシュプル
インバータであり、放電ランプ6が蛍光ランプからなる
放電ランプ点灯装置である。
【0065】図において、10は発振器で、直流電源3
から付勢され、トランジスタ2a、2bを交互にオンオ
フさせるための制御信号を発生する。また、1Tは出力
トランス1に設けた3次巻線で、放電ランプ6のフィラ
メント電極6aを加熱する。11は放電ランプ6と2次
巻線1Sとの間に直列に挿入された放電安定用のインダ
クタである。共振コンデンサ7は2次巻線1Sと並列接
続されているが、電気的には図1と変わらない。
【0066】直流電源3は、交流電源12の交流電圧を
整流する整流回路3aと、整流された脈流を平滑化する
平滑コンデンサ3bとで構成されている。なお、13は
雑音防止用コンデンサである。
【0067】本実施形態は他励形であるが、第1および
第2のインダクタの作用は自励形と全く同様で、第2の
インダクタによる瞬時大電流が流れたときの直流重畳特
性は良好である。
【0068】図5は、本発明の照明装置の一実施形態を
示す照明器具の正面図である。
【0069】図において、14は照明器具本体、15は
図1または図4に示す回路構成の点灯装置である。放電
ランプ6は蛍光ランプで、照明器具本体14の両端近傍
に配設された一対のソケット14a、14aに装着され
ている。
【0070】
【発明の効果】請求項1ないし7の各発明によれば、直
流電源とトランジスタとの間に直列に介在する定電流用
のインダクタが主として第1のインダクタにより所要の
インダクタンスを有することができるから定電流特性が
良好で、しかも第2のインダクタにより直流重畳特性も
良好で異常発振を起こしにくい定電流プッシュプルイン
バータを提供することができる。
【0071】請求項2の発明によれば、加えて第1のイ
ンダクタを閉磁路に構成して所要のインダクタンスを付
与させることができるから定電流特性が良好で、第2の
インダクタが開磁路であるから飽和しにくいため、直流
重畳特性が良好である定電流プッシュプルインバータを
提供することができる。
【0072】請求項3の発明によれば、加えて第1のイ
ンダクタを直流電源の正極側において接続しているの
で、高周波雑音が直流電源側に流出しにくい定電流プッ
シュプルインバータを提供することができる。
【0073】請求項4の発明によれば、加えて第1およ
び第2のインダクタをともに直流電源の正極側に接続し
たので、インダクタの配線実装が容易な定電流プッシュ
プルインバータを提供することができる。
【0074】請求項5の発明によれば、加えて自励形の
定電流プッシュプルインバータを提供することができ
る。
【0075】請求項6の発明によれば、加えて他励形の
定電流プッシュプルインバータを提供することができ
る。
【0076】請求項7の発明によれば、加えて直流電源
を備えた定電流プッシュプルインバータを提供すること
ができる。
【0077】請求項8および9の発明によれば、請求項
1ないし7の効果を有する放電ランプ点灯装置を提供す
ることができる。
【0078】請求項9の発明によれば、加えて放電ラン
プを構成要素として備えた放電ランプ点灯装置を提供す
ることができる。
【0079】請求項10の発明によれば、請求項1ない
し7の効果を有する照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定電流プッシュプルインバータおよび
放電ランプ点灯装置の第1の実施形態を示す回路図
【図2】本発明の定電流プッシュプルインバータの第2
の実施形態を示す回路図
【図3】本発明の定電流プッシュプルインバータの第3
の実施形態を示す回路図
【図4】本発明の定電流プッシュプルインバータの第4
の実施形態および放電ランプ点灯装置の第2の実施形態
を示す回路図
【図5】本発明の照明装置の一実施形態を示す正面図
【図6】従来の定電流プッシュプルインバータの回路図
【符号の説明】
1…出力トランス 1P…1次巻線 1S…2次巻線 1T…3次巻線 2a、2b…トランジスタ 3…直流電源 4…第1のインダクタ 5…第2のインダクタ 6…放電ランプ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力トランスと;出力トランスの1次巻線
    を介して並列的に接続され、かつ1次巻線の中点を経由
    して直流電源に接続されるようにした一対のトランジス
    タと;一対のトランジスタおよび直流電源の間に直列に
    介在するようにした閉磁路を備えた第1のインダクタお
    よび開磁路を備えた第2のインダクタと;を具備してい
    ることを特徴とする定電流プッシュプルインバータ。
  2. 【請求項2】出力トランスと;出力トランスの1次巻線
    の介して並列的に接続され、かつ1次巻線の中点を経由
    して直流電源に接続されるようにした一対のトランジス
    タと;一対のトランジスタおよび直流電源の間に直列に
    介在するようにした相対的にインダクタンスの大きな第
    1のインダクタおよび相対的にインダクタンスの小さい
    第2のインダクタと;を具備していることを特徴とする
    定電流プッシュプルインバータ。
  3. 【請求項3】第1のインダクタは、直流電源の正極側に
    接続され;第2のインダクタは直流電源の負極側に接続
    される;ことを特徴とする請求項1または2記載の定電
    流プッシュプルインバータ。
  4. 【請求項4】第1および第2のインダクタは、ともに直
    流電源の正極側に接続されることを特徴とする請求項1
    または2記載の定電流プッシュプルインバータ。
  5. 【請求項5】出力トランスは、少なくとも1次巻線、負
    荷に給電する2次巻線およびトランジスタの制御回路に
    接続する3次巻線を具備して自励形に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の定
    電流プッシュプルインバータ。
  6. 【請求項6】トランジスタを交互にスイッチングさせる
    発振回路を具備して他励形に構成されていることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか一記載の定電流プッ
    シュプルインバータ。
  7. 【請求項7】直流電源を具備していることを特徴とする
    請求項1ないし6のいずれか一記載の定電流プッシュプ
    ルインバータ。
  8. 【請求項8】請求項1ないし6のいずれか一記載の定電
    流プッシュプルインバータを具備していることを特徴と
    する放電ランプ点灯装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし7のいずれか一記載の定電
    流プッシュプルインバータと;定電流プッシュプルイン
    バータから電源の供給を受ける放電ランプと;を具備し
    ていることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  10. 【請求項10】照明装置本体と;照明装置本体に配設さ
    れた請求項9記載の放電ランプ点灯装置と;を具備して
    いることを特徴とする照明装置。
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