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JPH1010784A - 正帯電性一成分現像剤並びにその現像剤を用いた画像形成装置 - Google Patents

正帯電性一成分現像剤並びにその現像剤を用いた画像形成装置

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Publication number
JPH1010784A
JPH1010784A JP16764496A JP16764496A JPH1010784A JP H1010784 A JPH1010784 A JP H1010784A JP 16764496 A JP16764496 A JP 16764496A JP 16764496 A JP16764496 A JP 16764496A JP H1010784 A JPH1010784 A JP H1010784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
positively chargeable
component developer
developer
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16764496A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Igami
淳 伊神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP16764496A priority Critical patent/JPH1010784A/ja
Priority to US08/872,184 priority patent/US5783347A/en
Publication of JPH1010784A publication Critical patent/JPH1010784A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/22Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20
    • G03G15/34Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the powder image is formed directly on the recording material, e.g. by using a liquid toner
    • G03G15/344Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the powder image is formed directly on the recording material, e.g. by using a liquid toner by selectively transferring the powder to the recording medium, e.g. by using a LED array
    • G03G15/346Apparatus for electrographic processes using a charge pattern involving the combination of more than one step according to groups G03G13/02 - G03G13/20 in which the powder image is formed directly on the recording material, e.g. by using a liquid toner by selectively transferring the powder to the recording medium, e.g. by using a LED array by modulating the powder through holes or a slit
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    • G03G2217/0008Process where toner image is produced by controlling which part of the toner should move to the image- carrying member
    • G03G2217/0025Process where toner image is produced by controlling which part of the toner should move to the image- carrying member where the toner starts moving from behind the electrode array, e.g. a mask of holes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かぶりや印字かすれ等がなく、しかも十分な
印字濃度の画像を形成するために用いられる、正帯電性
一成分現像剤、並びにその現像剤を用いた画像形成装置
を提供すること。 【解決手段】 正帯電性一成分現像剤であるトナー26
の結着樹脂26aの酸価が約1.5(KOH mg/
g)以上、約10(KOH mg/g)以下、電子求引
基を含有した外添剤26eの外添量が約0.05重量部
以上、約2重量部以下として、トナー26と感光体が摩
擦帯電する際の放出電子による感光体表面電位低下を防
止し、カブリが少なく、かつ、濃度の高い画質の提供が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてプリンタ
やファクシミリ、複写機、プロッタ等の画像形成装置に
供される正帯電性一成分現像剤、並びにその現像剤を用
いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体上に形成された静電潜像を
可視化するための方式である電子写真方式は、トナーと
いわれる着色粒子を含む、静電潜像現像剤を、静電潜像
が形成された感光体表面に近接または接触させ、前記静
電潜像現像剤中で帯電したトナーを、感光体表面上に静
電潜像に応じて像様に付着させることによって静電潜像
を可視化させ(これを「現像する」という)、この感光
体上のトナー像を紙等の画像記録媒体に転写するという
ものであり、その現像方式によって、一般的に1成分現
像方式と2成分現像方式に大別される。
【0003】2成分現像方式は、従来まで複写機等に最
も頻繁に用いられてきた方式であり、着色粒子であるト
ナーと、トナーを効率よく、その飽和値まで帯電させる
ための磁性キャリヤの計2つの成分から構成された静電
潜像現像剤を用いて現像を行うものであり、環境の変化
に対して安定した帯電トナーを供給することが可能であ
る。
【0004】しかし、このような現像方式では、磁性キ
ャリアとトナーとの混合比がトナーの帯電量に影響し、
これが画質にも影響を及ぼすので、これを一定に保つた
めにトナー量検知手段等、複雑な制御が必要となる結
果、装置の小型化・簡略化が困難である。
【0005】これに対し、1成分現像方式は、静電潜像
現像剤としてトナーのみを用いるため、装置の小型化、
簡略化が容易であり、最近では1成分現像方式の開発が
盛んである。
【0006】1成分現像方式には、磁性トナーと非磁性
トナーを使用したタイプがあり、いずれのタイプに於い
ても、感光体上の静電潜像にトナーを搬送するトナー担
持体上に、薄い現像剤層を形成するように構成されてい
る。
【0007】具体的に、非磁性1成分方式で、特に正帯
電性トナーを用いた場合の印字動作について説明する。
【0008】感光体表面をコロトロン等の帯電器で帯電
させ、画像情報に応じてレーザー等の光を照射して露光
部分電位を下げることによって静電潜像を形成する。
【0009】トナーを表面に担持し感光体まで搬送して
いる現像ローラ表面には、感光体表面の未露光部電位よ
り低く、露光部電位より高い電位(現像バイアス)が印
加される。
【0010】例えば、未露光部が約+700V、露光部
が約+100Vの場合、現像ローラ表面には約+400
Vの現像バイアスが印加される。
【0011】金属や樹脂で構成された板状のブレードに
より、現像ローラ上のトナーは所望の薄さの層に形成さ
れるとともに帯電させられ、このトナー薄層と、静電潜
像を表面に担持した感光体を接触させることにより、静
電潜像の現像が行われる。
【0012】前記の例では、プラス極性に帯電したトナ
ーが感光体と接触したとき、静電気力で+400Vの現
像ローラから+100Vの感光体露光部分にトナーが移
動する。また、形成画像の白地部に対応する感光体上未
露光部分では、+700Vの感光体未露光部分から+4
00Vの現像ローラ表面に向かってトナーが静電気力を
うけるので、トナーは現像ローラから感光体には移動し
ないよう制御され、このようにして感光体上の静電潜像
を現像している。
【0013】また、従来、画像形成装置の1つとして、
複数の小さな孔(以下、アパチャと称する)を有したア
パチャ電極体に画像信号による駆動信号を印加すること
により、トナー粒子のアパチャ通過を制御し、通過した
トナー粒子により印字用紙等の画像記録媒体上に画像を
得るという構成を有するトナー流直接制御方式の画像形
成装置が、特開平6−155798号公報等に於いて開
示されている。
【0014】このような画像形成装置は、図7に示すよ
うに、トナー担持ローラ214と画像記録媒体220と
の間にアパチャ電極体201を配置し、さらに、画像記
録媒体220の背面に背面電極ローラ222を設けた構
成となっている。
【0015】また、この画像形成装置200に於いて、
アパチャ電極体201は、厚さ25〜100μmのポリ
イミド製絶縁シート202に直径30〜250μmの円
形またはこれと同程度の開口面積をもつ複数のアパチャ
206が少なくとも一列に形成され、そのアパチャ20
6の周囲に厚さ0.1〜15μm、幅10〜50μmの
銅箔からなる制御電極204が各々形成されている。
【0016】このアパチャ電極体201は、制御電極2
04が設けられている側の面が画像記録媒体220に対
向するように配置されている。この画像形成装置200
では、制御電極204に制御電圧印加回路208から画
像信号に応じた制御電圧を印加して、トナー担持ローラ
214が担持するトナー216の飛翔を制御し、画像記
録媒体220上に画像を形成している。
【0017】ここで、トナー担持ローラ214上にトナ
ーを担持する手段として、供給ローラ212及びトナー
層規制ブレード218が用いられる。
【0018】供給ローラ212とトナー担持ローラ21
4とは、互いに平行でその円筒面の母線を接するように
配設されており、互いに同方向または逆方向に回転す
る。
【0019】供給ローラ212の一部は、トナーケース
211内に貯えられたトナー216に浸漬されており、
この部分でトナー216は供給ローラ212の表面及び
表層部に担持され、このトナー216はトナー担持ロー
ラ214と供給ローラ212との間で摺擦され、摩擦帯
電してトナー担持ローラ214上に担持される。
【0020】トナー担持ローラ214は、トナー層規制
ブレード218の一端に圧接されており、上述したよう
にトナー担持ローラ214上に担持されたトナー層を、
所望の供給密度・帯電量となるようにならす。トナー層
規制ブレード218の導電率を操作したり、大地や任意
の電源装置に接続することにより、付加的にトナー21
6に対して帯電量の調整操作を行うこともある。
【0021】前述したように、トナー担持ローラ214
上に所望の帯電量・密度のトナー216が薄層状に形成
され、アパチャ電極体201のアパチャ206近傍に供
給される。前記トナー216は、自身が有する帯電電荷
による静電気的鏡像力、およびファンデルワールス力等
の付着力の作用でトナー担持ローラ214上に相応の力
で付着しており、単に静電界を与えただけでは飛翔しに
くいため、アパチャ電極体201のトナー担持ローラ2
14に対向する表面上で、特にアパチャ206の列の近
傍に、トナー担持ローラ214上に担持されたトナー2
16を接触させることによって、力学的作用でトナー2
16をトナー担持ローラ214上で転動させて前記鏡像
力、付着力からトナー216を解放する。
【0022】上述したような供給ローラ212、トナー
担持ローラ214、及びトナー層規制ブレード218の
構成は、既知の電子写真非磁性1成分現像方式と全く同
様である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような静電潜像現像方式に於いては、ニップ部分(現像
ローラと感光体の接触部分)で感光体と、前記ブレード
による帯電が不十分なトナーが接触することによって、
このようなトナーはここで再び摩擦帯電され、このとき
に生ずる電子の流れが感光体上の静電潜像を乱すという
問題が生じた。
【0024】例えば、正帯電トナーを使用したとき、ブ
レードによる帯電が不十分なトナーは、感光体との接触
によりプラスに帯電し、このとき電子を放出する。
【0025】ここで、負帯電現像方式に使用される感光
体は、図4に示されているような、電荷発生層52と電
荷(正孔)輸送層50に分離されている構成のものを一
般的に用いるのに対し、正帯電現像方式用感光体は、図
5に示されているような、電荷発生層と電荷輸送層が分
離されていない混合層54を用いた一層構造のものが、
特に低価格なプリンタ等画像形成装置でよく用いられて
いる。したがって、このような一層構造の正帯電現像方
式用感光体を用いた場合、トナーと感光体の電荷発生物
質との間で直接的な電子の移動による感光体の表面電位
の変化が起こるという問題が生じた。
【0026】例えば、図6に示すように、表面電位が約
+700Vの未露光部と、表面電位が約+100Vの露
光部が形成された感光体110に、トナー126を表面
に担持した現像ローラ116が接触すると、現像するた
めに十分な帯電量ではあるがその飽和値までは帯電され
ていないトナー126が感光体110との間で摩擦帯電
して、これによって放出された電子e- は、約+400
Vの現像ローラ116側から感光体未露光部表面電位約
+700Vの方に静電界によって引き寄せられ、未露光
部の表面電荷と再結合して、電位が例えば約+500V
まで低下することになる。
【0027】未露光部に於いて、感光体110の表面電
位と現像ローラ116の表面電位の差は、トナー126
に対して現像ローラ116に向かう方向に静電気力を与
え、トナー126を感光体110に付着させないための
電界強度を決定するが、感光体表面電位が低下していな
い場合は(+700)−(+400)=+300Vあっ
たものが、前記のように感光体表面電位が低下した場合
には、(+500)−(+400)=+100Vとな
り、未露光部にトナー126を付着させないための電界
強度が弱くなるためにトナーが付着してしまい、このト
ナー126が紙に転写され、いわゆるカブリ現象を引き
起こしていた。
【0028】トナー組成に関しては、一般に正帯電性ト
ナーの帯電量を調整するためによく用いられる物質とし
て、四級アンモニウム塩系、ニグロシン系、トリフェニ
ルメタン系荷電制御剤が挙げられるが、ニグロシン系や
トリフェニルメタン系の荷電制御剤は、四級アンモニウ
ム塩系荷電制御剤等に比べ、正電荷に帯電する力が強い
反面、帯電の立ち上がりが遅いので、前記したようなブ
レードによる摩擦帯電だけでは飽和帯電量にまで達する
ことができず、感光体と現像ローラのニップ部分で再び
摩擦帯電し、前記したような感光体表面電位の低下によ
るカブリ問題が起こった。しかしながら、このような問
題があるにも拘らず、ニグロシン系荷電制御剤やトリフ
ェニルメタン系荷電制御剤は、静電潜像を現像するため
に適切な大きさの帯電量を生じ、高濃度の良好な画質を
得やすく非常に好都合であり、比較的帯電量が低めの四
級アンモニウム塩系荷電制御剤等に比べて頻繁に用いら
れる。
【0029】特に、現像ローラと感光体の回転方向が同
一である場合、ニップ部分で感光体110と現像ローラ
116の移動方向が互いに逆(いわゆるカウンタ接触)
の関係となり、図6に示すようなトナー溜まりPが発生
しやすく、このトナー溜まりPには、前記したような、
帯電が不十分なトナーが多く存在し、また、トナー溜り
Pが存在すると、感光体110とトナー126との接触
時間が長くなり摩擦帯電が起こる機会も増え、上述した
ような問題がさらに深刻となる。
【0030】以上に記述したように、帯電不十分なトナ
ーの感光体表面での再帯電による静電潜像乱れの問題
は、感光体と現像ローラがカウンタで接触しているとき
に特に顕著に現れるため、図6に於いてはこのような条
件で説明したが、感光体と現像ローラの回転方向が逆
で、互いの接触部分に於いて移動方向が同じである状
態、いわゆる、「連れ回り」の状態でも起こる現象であ
る。特に、感光体と現像ローラの周速比に差がある場
合、ズレ摩擦が発生するために問題が顕著となった。
【0031】また、もう1つの方式の画像形成装置とし
ての、前記したトナー流直接制御方式の画像形成装置に
於いても、前記の問題と同様に、不十分な帯電のトナー
の再帯電による問題が生じていた。
【0032】すなわち、図7に於けるアパチャ電極体2
01の絶縁シート202とトナー担持ローラ214との
接触によって、不十分な帯電のトナー216がプラスに
摩擦帯電し、絶縁シート202表面上にはこのとき発生
する電子によるマイナスの電荷が蓄積され、表面電位が
約−1000V以上にまで達する。この表面電位のため
に、プラス極性のトナー216が静電気力により強固に
付着し、この付着トナーがさらに摩擦を受けて熱により
融着し、トナー216をアパチャ206まで搬送するこ
とを妨げ、印字かすれや、ひどい場合にはアパチャ20
6の孔づまり等という重大な問題を引き起こしていた。
【0033】本発明は、前記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、かぶりや印字かすれ等がな
く、しかも十分な印字濃度の画像を形成するために用い
られる、正帯電性一成分現像剤、並びにその現像剤を用
いた画像形成装置を提供することにある。
【0034】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の正帯電性一成分現像剤
は、少なくとも、酸価が約1.5(KOH mg/g)
以上、約10(KOH mg/g)以下である結着樹脂
と、電子求引基を有する外添剤とから構成され、前記外
添剤の量は、前記正帯電性一成分現像剤100重量部に
対し、約0.05重量部以上、約2重量部以下外添され
ていることを特徴としている。
【0035】結着樹脂の酸価が低い場合にこれを上げる
方法としては、結着樹脂中にカルボキシル基等の酸性を
示す極性基を含有させることが考えられる。また、逆に
結着樹脂の酸価が高い場合にこれを下げる方法として
は、結着樹脂中のカルボキシル基等酸性基の末端の水酸
基の水素の代わりに、エステル結合等の方法でアルキル
基等、任意の置換基で置換したものを用いることができ
る。
【0036】また、請求項2に記載の正帯電性一成分現
像剤は、少なくとも、酸価の比較的低い第1の樹脂と、
酸価の比較的高い第2の樹脂とを混合した結着樹脂を用
いたことを特徴としている。酸価の比較的高い第2の樹
脂が、この正帯電性一成分現像剤から放出された電子を
効率よく捕獲し、この正帯電性一成分現像剤の帯電量
は、第1の樹脂と第2の樹脂の混合比によって調整でき
る。
【0037】また、請求項3に記載の正帯電性一成分現
像剤は、少なくともトリフェニルメタン系、またはニグ
ロシン系化合物からなる荷電制御剤を含有することを特
徴としている。この荷電制御剤は、正帯電性一成分現像
剤の帯電量を高めに設定することができ、前記請求項1
または2に記載した結着樹脂及び外添剤と同時に用いれ
ば、正帯電性一成分現像剤の帯電が安定化する。
【0038】また、請求項4に記載の画像形成装置は、
少なくとも、静電潜像を表面に担持する静電潜像担持体
と、前記静電潜像を可視化するために前記正帯電性一成
分現像剤を前記静電潜像まで搬送する現像剤搬送部材と
から構成され、前記静電潜像担持体と前記現像剤搬送部
材とが互いに接触し、かつ、その接触位置における前記
静電潜像担持体と前記現像剤搬送部材との移動方向が逆
方向となるよう構成されており、その接触位置には現像
剤が溜っているわけであるが、前記請求項1乃至3のい
ずれかに記載の正帯電性一成分現像剤を用いたために、
この現像剤溜りの影響で、画像が乱れることはない。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の正帯電性一成分現
像剤について、本発明を具体化した実施の形態に基づき
説明する。
【0040】まず、本実施の形態の正帯電性一成分現像
剤を用いた画像形成装置の一例を、図2を用いて説明す
る。
【0041】画像形成装置2は、少なくとも、正帯電性
一成分現像剤としてのトナー26の貯留、供給、帯電、
現像を行なう機能を有する、着脱可能なプロセスユニッ
ト34と、現像、転写を行なう機能を有する固定された
ドラムユニット32から構成されている。
【0042】具体的にドラムユニット32は、少なくと
も、アルミ導電筒に光導電層を塗布した、静電潜像担持
体としての感光体10と、この感光体10の周りに配置
され、感光体10全面に表面電位を与える帯電器12
と、この帯電器12を経た感光体10表面に、画像情報
に従って光を走査しながら照射することによって感光体
10表面上に静電潜像を形成するための露光装置14
と、感光体10上に現像されたトナー26を紙等の記録
媒体18に転写する転写ローラ20と、この転写ローラ
20で転写されずに感光体10上に残ったトナー26を
除去するクリーニングローラ22とから構成されてい
る。
【0043】プロセスユニット34は、少なくとも、ト
ナー26を担持し感光体10上の静電潜像までトナー2
6を搬送するための現像剤搬送部材としての現像ローラ
16と、その現像ローラ16上のトナー26を均一な薄
層に規制しトナー26を正帯電させるためのブレード4
と、現像ローラ16にトナー26を供給する供給ローラ
8と、トナー貯留部28内に蓄えられているトナー26
を撹拌し流動性を良好な状態に保っておくためのアジテ
ータ6とから構成されている。
【0044】ドラムユニット32とプロセスユニット3
4は、引っ張りバネ30の圧力により、感光体10と現
像ローラ16で接触している。
【0045】また、画像形成装置2は、記録媒体18上
のトナー像を熱溶融によって固定化する熱定着器24
(ヒータを内蔵した一対のローラからなる)を備えてい
る。
【0046】本実施の形態のトナー26は、前記プロセ
スユニット34のトナー貯留部28内に充填されてお
り、アジテータ6により撹拌されつつ、供給ローラ8の
表面上まで供給される。供給ローラ8と現像ローラ16
の矢印方向の回転運動従い、トナー26は供給ローラ8
の表面上から、現像ローラ16の表面上に供給され、そ
の後ブレード4によって薄層形成されるとともに、正電
荷に帯電させられる。
【0047】また、帯電器12には、図示しない高圧電
源が接続されており、この帯電器12によって、感光体
10上に約+700Vの表面電位を形成する。
【0048】なお、この帯電器12は、感光体10に対
して接触、非接触を問わず、どのような形状のものでも
良く、例えばコロナ放電により感光体10に所定の表面
電位を与えるコロトロン、スコロトロン、感光体10に
接触して表面電位を与える半導電性のブラシ、ブレー
ド、ローラ等の部材を用いることができる。
【0049】帯電器12によって前記の表面電位を与え
られた感光体10には、電気信号に変換された画像情報
に応じて、露光装置14から光が、円筒形状の感光体1
0の母線方向に走査しながら照射され、感光体10上に
形成された光導電層の作用によって、光で露光された部
分の表面電位が約+100Vにまで低下するが、露光さ
れなかった部分の表面電位は約+700Vを保持してお
り、このようにして感光体10上に表面電位分布による
像、すなわち静電潜像が形成される。
【0050】なお、露光装置14としては、LED光源
とポリゴンミラー、ガルバノミラー等の走査手段と、補
正レンズ等を組み合わせたレーザスキャナの他に、LE
Dを複数個並べたLEDアレー等を用いることができ
る。
【0051】感光体10と現像ローラ16は矢印方向に
回転しているため、互いに接触している部分、いわゆる
ニップ部分では、互いの移動方向が逆になる。すなわ
ち、カウンタ接触の関係となっている。
【0052】トナー26は、ブレード4により薄層形成
されるとともに正電荷に帯電させられ、+400Vの現
像バイアスを印加された現像ローラ16によって搬送さ
れ、このトナー26の薄層は、静電潜像を担持した感光
体10に接触し、感光体10上の光照射によって表面電
位が約+100Vまで下がった部分のみにトナー26が
付着し、表面電位が+700Vのままである未露光部に
は、トナー26は付着しない。
【0053】こうして感光体10上に形成されたトナー
26による像は、約3マイクロアンペアに定電流制御さ
れ、極性がマイナスに制御された転写ローラ20を用い
て紙等の記録媒体18上に転写され、熱定着器24によ
って記録媒体18上にトナー26が定着せしめられ、目
的とする記録画像を得ることができる。一方、記録媒体
18に転写されず、感光体10上に残ったトナー26
は、−400ボルトの電圧が印加されたクリーニングロ
ーラ22によって回収される。
【0054】次に、前記のように構成された画像形成装
置2に使用されるトナー26について詳細に説明する。
尚、本実施の形態のトナー26は正帯電性非磁性一成分
現像剤として構成されている。
【0055】トナー26は、図1に示した通り、基本的
には結着樹脂26a、着色剤26b、離型剤26c、荷
電制御剤26d、及び外添剤26eから構成されてい
る。
【0056】前記結着樹脂26aはバインダとしての作
用を行うものであり、トナーの大部分を占めている。ト
ナーバインダ用樹脂としては、ポリスチレン系樹脂、ポ
リアクリレート系樹脂、ポリメタクリレート系樹脂、ポ
リビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエーテ
ル系樹脂、ポリカーボネイト系樹脂、ポリセルロース系
樹脂、ポリアミド系樹脂、及びこれら樹脂を形成する共
重合体を使用でき、酸価が約1.5(KOHmg/g)
以上、約10(KOH mg/g)以下のものを用い
る。
【0057】正帯電用としては一般に、ポリスチレン系
樹脂、アクリル系樹脂等がバインダとして良好な帯電を
示し使用される。また、ポリエステル樹脂は負帯電向き
とされていたが、樹脂末端に存在するカルボキシル基の
先端に存在する水酸基の水素を、何らかの置換基で置き
換えたり、エステル結合間に存在するアルキル基を工夫
することによって、正帯電用結着樹脂としても使用する
ことが可能である。
【0058】着色剤26bの一例としては、例えば、フ
ァーネスブラック、ケッチェンブラック、ランプブラッ
ク、サーマルブラック、チャンネルブラック等のカーボ
ンブラックが挙げられ、これらを単体で使用しても、複
数種類混ぜても良い。また、これらのカーボンブラック
は比表面積が小さく、吸油量の大きいものが好都合であ
り、具体的には比表面積(単位:cm2/mg)を吸油量(単
位:ml/ 100g)で除したものが0.8以下のものが好ま
しい。特に、ファーネスブラックは前述した条件に当て
はまり好適である。
【0059】また、その他の着色剤として、例えば、黒
トナーとしては前述したカーボンブラックの他に、ニグ
ロシン染料、アニリン、モノアゾ系、ジスアゾ系染料、
イエロートナーとしてはモノアゾ系、ジスアゾ系、ジフ
ェニルアミン系染料、ベンジジン系顔料、マゼンタトナ
ーとしてはアゾ系、アントラキノン系、ローダミン系染
料、キナクリドン系顔料、シアントナーとしては銅フタ
ロシアニン系顔料等を用いることができる。
【0060】離型剤26cとしては、ポリアルキレン或
いは天然系のワックスを混合することができ、具体的な
例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、カルナバ
ワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス等を
使用することができる。
【0061】荷電制御剤26dの例としては、トナー2
6が正帯電性である場合、ニグロシン系、トリフェニル
メタン系、4級アンモニウム塩、アルコキシ化アミン、
アルキルアミド等を用いることができる。
【0062】次に、外添剤26eについて説明する。本
実施の形態で示す外添剤26eは電子求引基を有してお
り、電子求引基としては、例えば、トリフルオロエチル
基、トリクロロエチル基等ハロゲン化合物を含んだもの
等があり、具体的には、ポリフルオロエチレン微粉体、
ポリフッ化ビニリデン微粉体、ポリクロロエチレン微粉
体、ポリ塩化ビニリデン微粉体、ポリブロモエチレン微
粉体、ポリ臭化ビニリデン、ポリエステル微粉体等を用
いることができる。
【0063】これらの外添剤26eは、トナー26が感
光体10の表面と摩擦帯電する際に、感光体10の未露
光部分の表面電位と現像ローラの表面電位の差によっ
て、トナー26から放出され感光体10へ移動しようと
する電子を引き寄せ、感光体10表面の電位低下を防止
することが可能となる。しかし、外添量が少量であると
十分な効果が得られず、また、過剰な量では逆帯電トナ
ーを発生させてしまう。そのため、外添前の粉体100
重量部に対し、外添剤26eは約0.05重量部以上、
約2重量部以下に外添量を調整する必要がある。
【0064】これらポリマー微粉体は同じ重合度であっ
ても、電子求引効果を発する置換基の量により効果は異
なってくる。例えば、ポリテトラフルオロエチレンとフ
ッ化ビニリデンでは、ポリマーの最小単位に存在するフ
ルオロ基が、ポリテトラフルオロエチレンに4個、フッ
化ビニリデンに2個であるため、フッ化ビニリデンはポ
リテトラフルオロエチレンに比べ電子求引効果が少なく
なっている。そのため多めの外添量を必要とする。
【0065】その他、外添剤26eとしては、トナー2
6の流動性を調整するための流動性付与剤として疎水性
シリカ微粉末が使用されたり、ブレード4や感光体10
に対する付着物を研磨する研磨剤としてアルミニウム微
粉体が使用される場合がある等、様々な用途に応じて目
的にあった微粉体が必要な量だけ添加されることがあ
る。
【0066】
【実施例】続いて、本実施の形態のトナー26について
複数の実施例及び比較例を挙げつつ説明する。まず、ト
ナー26を作製するにあたり、使用される材料の配合比
率等を以下に記す。
【0067】トナーバインダとして作用する結着樹脂1
00重量部に対して、 荷電制御剤 4重量部 カーボンブラック(三菱化学 #260) 5重量部 ワックス (三洋化成 ビスコール660P) 5重量部 を粉体の状態で混合し、混練押出機で加熱しながらバイ
ンダレジン中にカーボンブラック、ワックス、荷電制御
剤を分散する。加熱混練した材料を冷やした後、ジェッ
トミル等の粉砕機によって粗粉砕、微粉砕をして数μm
オーダーの微粒子とする。さらに風力分級機で粒子径の
小さすぎるものをカットし、最終的に3〜20μmの粒
子径のものを得た。以下、この工程を単に「造粒す
る」、作製されたトナー化前の粉体を「トナー前粉体」
と表現する。
【0068】前記組成で表されるトナー前粉体100重
量部に対してBET比表面積300cm2/mgの疎水性シリ
カ微粉末1重量部と、電子求引基を有する微粉末を混合
したものを、ヘンシェルミキサーで2000rpm、3
分撹拌する。
【0069】以上ような工程で、以下に記述する実施
例、及び比較例のトナー26として作製した。なお、前
記トナー前粉体に対し、疎水性シリカ微粉末や電子求引
基を有する微粉末を外添し、最終的にトナー26として
作製する工程を、以下、単に「トナー化する」と表現す
ることがある。
【0070】このように作製されたトナー26を図2に
示す画像形成装置2に充填し画像出力を行った。画質評
価は記録媒体に印字されたものではなく、感光体10上
に現像されたものについて行なった。まず、感光体10
上の未露光部である白印字部分に、3M社製 スコッチ
メンディングテープを貼りつけて剥し、感光体10上
にカブリとして現像されたトナーをテープの粘着面に転
写した。次に、東京電色株式会社製 REFLECT
METER MODEL TC−6MCを用い、何も転
写していないテープの白色度と、カブリトナーを転写し
たテープの白色度を測定し、これら2つの白色度の差を
求め、この値の大きさによってカブリ現象の程度を定量
化した。
【0071】カブリ現象の許容値は白色度差で6.0以
内であれば、記録媒体に転写したときでも目立たないた
め6.0以内とした。白色度の差が小さいほどカブリの
程度が少なく、大きいほどカブリの程度がひどい状況で
あることを示している。
【0072】また、各々のトナーを用いたときの感光体
10未露光部の表面電位(今後、簡略のために「感光体
上表面電位」と呼ぶ)についても測定を行ない、その変
化について調べた。表面電位測定にはtrek社製 m
odel 344を使用した。
【0073】参考までに、トナー26を感光体10に全
く接触させなかったときの表面電位は+700Vであっ
た。
【0074】(実施例1)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が3.7(KOH mg/
g)のバインダレジンを使用し、ニグロシン系の荷電制
御剤とともに造粒し、さらにこのトナー前粉体100重
量部に対し、ポリフッ化ビニリデン微粉末0.3重量部
と、疎水性シリカ微粉末1重量部を外添剤としてトナー
化し画質の評価を行なった。
【0075】このときの白色度差は、3.26であり非
常に満足のいく値であった。
【0076】感光体上表面電位も低下しているが650
Vであり、あまりひどい程度でないことから、適正な現
像がなされ良好な画質になったものと思われる。
【0077】(実施例2)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が3.7(KOH mg/
g)のバインダレジンを使用し、ニグロシン系荷電制御
剤とともに造粒し、さらにこのトナー前粉体100重量
部に対し、ポリテトラフルオロエチレン微粉末0.3重
量部と、疎水性シリカ微粉末1重量部を外添剤としてト
ナー化し画質の評価を行なった。
【0078】このときの白色度差は、1.34であり非
常に満足のいく値であった。
【0079】感光体上表面電位もほとんど低下しておら
ず、適正な現像がなされ良好な画質になったものと思わ
れる。
【0080】(実施例3)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が10(KOH mg/g)
のバインダレジンを使用し、ニグロシン系荷電制御剤と
ともに造粒し、さらにこのトナー前粉体100重量部に
対し、ポリテトラフルオロエチレン微粉末0.3重量部
と、疎水性シリカ微粉末1重量部を外添剤としてトナー
化し画質の評価を行なった。
【0081】このときの白色度差は、5.1であり許容
範囲内におさまる値であった。
【0082】感光体上表面電位はほとんど低下していな
いのであるが、樹脂の酸価を増やしたことにより逆帯電
トナー因子が増加し、許容範囲内ではあるが白色度差の
増加原因になったものと思われる。
【0083】(実施例4)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が1.5(KOH mg/
g)のバインダレジンを使用し、ニグロシン系荷電制御
剤とともに造粒し、さらにこのトナー前粉体100重量
部に対し、ポリテトラフルオロエチレン微粉末2重量部
と、疎水性シリカ微粉末1重量部を外添剤としてトナー
化し画質の評価を行なった。
【0084】このときの白色度差は、4.3であり満足
のいく値であった。
【0085】感光体上表面電位の低下は630Vである
が、白色度差の値から感光体表面電位は適正な現像が可
能な範囲内にあったものと思われる。
【0086】(実施例5)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が10(KOH mg/g)
のバインダレジンを使用し、ニグロシン系荷電制御剤と
ともに造粒し、さらにこのトナー前粉体100重量部に
対し、ポリテトラフルオロエチレン微粉末0.05重量
部と、疎水性シリカ微粉末1重量部を外添剤としてトナ
ー化し画質の評価を行なった。
【0087】このときの白色度差は、4.7であり許容
範囲内におさまる値であった。
【0088】感光体上表面電位はほとんど低下していな
いのであるが、白色度差が辛うじて許容範囲内にある値
となってしまったのは、制御不十分なトナーが増加した
ためと思われる。
【0089】(実施例6)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が3.7(KOH mg/
g)のバインダレジンを使用し、トリフェニルメタン系
荷電制御剤とともに造粒し、さらにこのトナー前粉体1
00重量部に対し、ポリテトラフルオロエチレン微粉末
0.05重量部と、疎水性シリカ微粉末1重量部を外添
剤としてトナー化し画質の評価を行なった。
【0090】このときの白色度差は、1.25であり非
常に満足のいく値であった。
【0091】感光体上表面電位もほとんど低下しておら
ず、適正な現像が行われたものと思われる。
【0092】(実施例7)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が1.5(KOH mg/
g)のバインダレジンを使用し、トリフェニルメタン系
荷電制御剤とともに造粒し、さらにこのトナー前粉体1
00重量部に対し、ポリテトラフルオロエチレン微粉末
2重量部と、疎水性シリカ微粉末1重量部を外添剤とし
てトナー化し画質の評価を行なった。
【0093】このときの白色度差は、1.20であり非
常に満足のいく値であった。
【0094】この結果は、外添量を増やしたにもかかわ
らず、前記実施例6の結果と大きく変わっていない。こ
れは、トリフェニルメタン系の荷電制御剤は、ニグロシ
ン系の荷電制御剤に比べ電子を放出しにくいため、0.
05重量部のポリテトラフルオロエチレン微粉末外添で
十分に感光体上表面電位の低下を防ぐことが可能であ
り、外添量を増やしても大きな効果の改善がみられなか
ったものと思われる。
【0095】次に、結着樹脂の酸価の量的効果と、外添
剤の量的効果を確認するため比較例としてトナー26を
生成し、前記条件と同一条件に従い測定を行ってそれぞ
れにつき測定結果を得た。以下に比較例のトナー26に
ついて説明する。
【0096】(比較例1)結着樹脂に酸価1(KOH
mg/g)以下のポリスチレンバインダレジンのみを使
用し、ニグロシン系荷電制御剤とともに造粒し、疎水性
シリカ微粉末1重量部のみでトナー化し画質の評価を行
なった。
【0097】このときの白色度差は9.7であり許容範
囲内におさまる値ではなかった。
【0098】感光体表面電位はかなり低下しており+5
00Vになっていた。プラスに帯電しようとするトナー
から放出される電子によって、感光体の表面電位が低下
し、通常であれば感光体表面電位と現像バイアスの差で
ある300Vの力でトナーを制御するはずが、100V
の力になってしまい、トナーの制御が十分行えなくなっ
たためと思われる。
【0099】(比較例2)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が1.0(KOH mg/
g)のバインダレジンを使用し、ニグロシン系荷電制御
剤とともに造粒し、このトナー前粉体100重量部に対
し、ポリテトラフルオロエチレン微粉末0.3重量部
と、疎水性シリカ微粉末1重量部を外添剤としてトナー
化し画質の評価を行なった。
【0100】このときの白色度差は9.2であり許容範
囲内におさまる値ではなかった。
【0101】感光体表面電位はかなり低下しており55
0Vになっていた。正に帯電しようとするトナーから放
出される電子によって、感光体の表面電位が低下しトナ
ーの制御が十分行えなくなったためと思われる。
【0102】(比較例3)酸価が30(KOH mg/
g)のポリエステルバインダレジンのみを使用し、ニグ
ロシン系荷電制御剤とともに造粒し、疎水性シリカ微粉
末1重量部のみでトナー化し画質の評価を行なった。
【0103】このときの白色度差は、14.7であり許
容範囲内におさまる値ではなかった。
【0104】結着樹脂中に電子求引性の感能基を含有さ
せることによって、非印字部分の感光体表面電位の低下
を防止することが可能であるが、逆帯電等制御不十分な
トナーの増加によりカブリが増えたと思われる。
【0105】(比較例4)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が3.7(KOH mg/
g)のバインダレジンを使用し、ニグロシン荷電制御剤
とともに造粒化し、このトナー前粉体100重量部に対
し、ポリテトラフルオロエチレン微粉末3重量部と、疎
水性シリカ微粉末1重量部を外添剤としてトナー化し画
質の評価を行なった。
【0106】このときの白色度差は7.5であり許容範
囲内におさまる値ではなかった。
【0107】非印字部分の感光体表面電位の低下は防止
されていたが、逆帯電等制御不十分なトナーの増加によ
りカブリが増えたものと思われる。
【0108】(比較例5)結着樹脂にポリスチレンとポ
リエステルの混合体で酸価が10(KOH mg/g)
のバインダレジンを使用し、ニグロシン荷電制御剤とと
もに造粒し、このトナー前粉体100重量部に対し、ポ
リテトラフルオロエチレン微粉末0.03重量部と、疎
水性シリカ微粉末1重量部を外添剤としてトナー化し画
質の評価を行なった。
【0109】このときの白色度差は8.3であり許容範
囲内におさまる値ではなかった。
【0110】感光体上の非印字部分表面電位は520V
であり、比較例1の値に限りなく近いことから、ポリテ
トラフルオロエチレン微粉末を外添した効果がほとんど
現れていないものと思われる。
【0111】以上の実施例から、結着樹脂の酸価が1.
5(KOH mg/g)以上、10(KOH mg/
g)以下のバインダレジンを用いて造粒し、これに電子
求引基を含有した外添剤を外添することによって、非印
字部分の感光体表面電位の低下を防止することが可能と
なり、さらに、この外添剤がトナー100重量部に対
し、0.05重量部以上、2重量部以下外添されている
ことにより、効果的にカブリ現象を低減させることがで
きることが理解できる。
【0112】尚、本発明は前記実施の形態、及び前記各
実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿
論である。
【0113】例えば、前記実施例に於いては、結着樹脂
として、酸価1(KOH mg/g)以下のポリスチレ
ンバインダレジンと、酸価30(KOH mg/g)の
ポリエステルバインダレジンとを混合したものを用いた
が、上述したように、ポリスチレンバインダレジンにカ
ルボキシル基等の電子求引基を付加したものや、ポリエ
ステルバインダレジンのカルボキシル基等の極性基末端
の水酸基の水素をメチル基等に置換したもの等を単独、
もしくはその混合物として用いることが可能である。
【0114】ただし、前記したような極性基の置換や導
入等の操作で酸価を調整するよりも、前記実施例等、比
較的高い酸価の樹脂と比較的低い酸価の樹脂を混合した
場合の方が、酸価がより容易に調整できると同時に、樹
脂の種類による熱特性や機械的特性、電気的特性等の特
徴の違いを生かして、任意の定着性、耐久性、帯電性の
現像剤を得ることができるため、さらに好適である。
【0115】また、前記実施の形態に於いて、トナー2
6は正帯電性非磁性一成分現像剤として構成されていた
が、前記着色剤としてマグネタイト等の磁性体を混入す
ることによって、正帯電性磁性一成分現像剤とすること
も可能である。
【0116】また、前記実施の形態に於いては、本発明
の正帯電性一成分現像剤を用いた画像形成装置として、
感光体を用いた光プリンタ方式を例にとり説明したが、
これに限られたものではなく、例えば、特公平4−10
430号、特公平7−73918号各公報等に開示され
ているような、イオン源にてコロナ放電等の方法で発生
したイオンを、複数のイオン通過制御部を列状に形成し
たイオン流制御手段を用いて選択的に静電潜像担持体上
に飛翔させることによって静電潜像を形成するような画
像形成装置に対しても、本発明の正帯電性一成分現像剤
を用いれば、正帯電性一成分現像剤と潜像担持体とが接
触しても静電潜像が乱れないという効果を奏することが
でき、カブリや印字濃度低下を防止することができる。
【0117】また、図3に示したように、複数のトナー
通過制御部を列状に形成したトナー流制御手段を用いて
選択的に画像記録媒体上に飛翔させることによって画像
を形成するような、いわゆるトナー流直接制御方式の画
像形成装置に対しても、本発明の正帯電性一成分現像剤
を用いることによって、画像品質の向上が可能となる。
【0118】図3に示した画像形成装置について、さら
に詳細に説明すると、画像形成装置60には、絶縁シー
ト上にトナー通過部66とその近傍に制御電極64とを
形成し、この制御電極64へ画像信号に応じて電圧を印
加することによりトナー76の通過を制御するトナー流
制御手段61と、このトナー流制御手段61と画像記録
媒体80をはさんで反対側(=制御電極64側)に配置
され、トナー流制御手段61を通過したトナーを静電気
力により引きつけるためにトナー76の帯電極性と逆極
性の高電圧が印加されている背面電極82と、トナー流
制御手段61までトナー76を供給するトナー供給装置
70と、画像記録媒体80上に形成されたトナー像を定
着するための定着装置86とが少なくとも備えられてい
る。
【0119】前記トナー供給装置70に備えられたトナ
ー担持ローラ74は、前記トナー流制御手段61の制御
電極64が形成されている面と反対側の面に、トナー7
6を介して圧接されている。
【0120】トナー担持ローラ74上に、層規制部材7
8を経て帯電量や搬送量が調整されたトナー76が、静
電気的鏡像力、及びファンデルワールス力等の付着力の
作用で担持されているが、図3に示すように、トナー通
過部66の直前でトナー流制御手段61に擦られること
によって、力学的作用でトナー76をトナー担持ローラ
74上で転動させ、前記鏡像力、付着力からトナー76
を解放するための駆動力をトナー76に与えられ、画像
信号に応じて制御電極64に電圧が印加され、トナー担
持ローラ74上からトナー通過部66を通過し、背面電
極82によって引きつけられて画像記録媒体80上に着
弾し、定着装置86で定着される。
【0121】この画像形成装置60に、本発明の正帯電
性一成分現像剤を用いると、トナー76とトナー流制御
手段61の絶縁シートとの接触によってトナー76が摩
擦帯電しても、絶縁シート側にトナー76からの放出電
子による表面電荷が蓄積されることがなく、したがって
この部分にトナー76が付着して後から供給されるトナ
ー76を妨害して画像形成に悪影響を及ぼすという問題
が起こらない。
【0122】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の請求項1に記載の正帯電性一成分現像剤は、少
なくとも、酸価が約1.5(KOH mg/g)以上、
約10(KOH mg/g)以下である結着樹脂と、電
子求引基を有する外添剤とから構成され、前記外添剤の
量は、前記正帯電性一成分現像剤100重量部に対し、
約0.05重量部以上、約2重量部以下外添されている
ため、静電的に形成された像を担持するための静電像担
持体である、感光体やトナー流制御手段等、本発明の正
帯電性一成分現像剤が印字に供される際に接触する相手
部材の表面電位を、その接触時にこの正帯電性一成分現
像剤が再摩擦帯電するためにこの正帯電性一成分現像剤
から放出される電子によって変化させてしまうことがな
く、したがって例えば未露光部感光体表面電位の低下を
防止してカブリ問題を解決したり、トナー流制御手段表
面の電荷蓄積によるトナー付着を防止して穴詰まりや印
字かすれ等の問題を解決する等、極めて良好な画質の提
供が可能となる。
【0123】また、請求項2に記載の正帯電性一成分現
像剤は、少なくとも、酸価の比較的低い第1の樹脂と、
酸価の比較的高い第2の樹脂とを混合した結着樹脂を用
いたことによって、前記の範囲に収まる任意の酸価の結
着樹脂を作成することが極めて容易であると共に、2種
類の樹脂の本来もつ熱特性や機械的特性、電気的特性等
の特徴を生かして、任意の定着性、耐久性、帯電性の現
像剤を得ることができるため、さらに好適である。
【0124】また、請求項3に記載の正帯電性一成分現
像剤は、その構成成分である前記荷電制御剤が少なくと
もトリフェニルメタン系化合物または、ニグロシン系化
合物であることを特徴としている。このような荷電制御
剤は、通常、帯電量が高くなる代わりに帯電の立ち上が
りが悪く不十分な帯電の現像剤の割合が多くなってしま
うが、前記の請求項1または2記載の結着樹脂及び外添
剤と使用することにより、帯電不十分な現像剤が再帯電
時に放出する電子を静電潜像担持体等に伝わる前に補集
可能であるため、正帯電性一成分現像剤の帯電が安定化
し、さらに高画質な画像を得ることが可能である。
【0125】また、請求項4に記載の画像形成装置は、
静電潜像を表面に担持する静電潜像担持体と、前記静電
潜像を可視化するために前記正帯電性一成分現像剤を前
記静電潜像まで搬送する現像剤搬送部材とが接触する構
成で、しかも互いに移動方向が逆方向になっていても、
請求項1乃至3のいずれかに記載の正帯電性一成分現像
剤を用いていることによって、静電潜像が乱れることな
く、良好な画像形成を行うことができるとともに、画像
形成装置の設計の自由度が増す。
【0126】というのは、静電潜像担持体としての感光
体と現像剤搬送部材としての現像ローラがカウンタで接
触し、接触部に於いてトナー溜まりが発生しても、請求
項1乃至3のいずれかに記載の正帯電性一成分現像剤を
使用すると、未露光部分の感光体表面電位が低下せず、
現像バイアスによる現像剤の制御が可能であるため、い
わゆる、カウンタ接触の画像形成装置であっても確実に
カブリを防止できるという効果を有するため、トナー溜
まりを重力によって除去するような特別な構成をとらな
くてもよくなり、静電潜像担持体と現像剤搬送部材の接
触条件に対する設計上の制約条件がなくなるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正帯電性一成分現像剤の構成の概略を
示した断面図である。
【図2】本発明の正帯電性一成分現像剤を用いた画像形
成装置の一例を模式的に示した図である。
【図3】本発明の正帯電性一成分現像剤を用いた、トナ
ー流直接制御方式の画像形成装置の例を示した概略図で
ある。
【図4】一般的に用いられている2層構造の負帯電用感
光体の断面図である。
【図5】一般的に用いられている単層構造の正帯電用感
光体の断面図である。
【図6】従来技術に於ける問題点を説明するための図で
ある。
【図7】従来の一般的なトナー流直接制御方式の画像形
成装置の構成の概略を示した図である。
【符号の説明】
2 画像形成装置 4 ブレード 10 感光体 12 帯電器 16 現像ローラ 18 記録媒体 26 トナー 26a 結着樹脂 26b 着色剤 26c 離型剤 26d 荷電制御剤 26e 外添剤 32 ドラムユニット 34 プロセスユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電的に形成された像を可視化するため
    の正帯電性一成分現像剤であって、 少なくとも、酸価が約1.5(KOH mg/g)以
    上、約10(KOH mg/g)以下である結着樹脂
    と、電子求引基を有する外添剤とから構成され、 前記外添剤の量は、前記正帯電性一成分現像剤100重
    量部に対し、約0.05重量部以上、約2重量部以下で
    あることを特徴とする正帯電性一成分現像剤。
  2. 【請求項2】 前記結着樹脂は、少なくとも、酸価の比
    較的低い第1の樹脂と、酸価の比較的高い第2の樹脂と
    を混合した樹脂であることを特徴とする請求項1に記載
    の正帯電性一成分現像剤。
  3. 【請求項3】 少なくともトリフェニルメタン系、また
    は、ニグロシン系化合物からなる荷電制御剤を含有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の正帯電性一
    成分現像剤。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の正帯
    電性一成分現像剤を用いた画像形成装置であって、 少なくとも、静電潜像を表面に担持する静電潜像担持体
    と、前記静電潜像を可視化するために前記正帯電性一成
    分現像剤を前記静電潜像まで搬送する現像剤搬送部材と
    から構成され、前記静電潜像担持体と前記現像剤搬送部
    材とが互いに接触し、かつ、その接触位置における前記
    静電潜像担持体と前記現像剤搬送部材との移動方向が逆
    方向となるよう構成されていることを特徴とする画像形
    成装置。
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