JPH10101143A - イージーオープン性を有する蓋材およびその蓋材を用いた容器 - Google Patents
イージーオープン性を有する蓋材およびその蓋材を用いた容器Info
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Abstract
蓋材のイージーオープン性を高め、バリヤー性および耐
内圧性を向上させ、また、食品対応性を高める。 【解決手段】 例えば片面に絵柄印刷層11を設けたポ
リエステルフィルムからなる基材層12の裏面にドライ
ラミネートにより未延伸ポリプロピレンフィルムからな
る熱接着性樹脂層13をドライラミネートした後、シー
ル部分3に対応して基材層12の表側の所定位置にシー
ル部分3より幅広の剥離剤層14を設け、また、剥離剤
層14の上に絵柄印刷層を設け、剥離剤層14の外周位
置および内周位置に対応して、熱接着性樹脂層13側か
ら基材層12を貫通しリング状に延びるミシン目状の切
れ目15,16を形成し、さらに、絵柄印刷層11上に
バリア層17(透明樹脂層)を設ける。
Description
包装に用いる容器をイージーオープンとするための技術
に関するものである。
に開封前の密封性と開封時のイージーオープン性を兼ね
備えることが要求される容器の場合、容器本体を頂部開
口周縁にフランジ部を有するものとし、蓋材としては基
材層の裏面に熱接着性樹脂層を設けた積層フィルムを使
用して、その熱接着性樹脂層を容器本体のフランジ部に
当てて溶融シールするとともに、蓋材の基材層の裏面の
シール部に対応する部分にシール部より幅広の剥離剤層
を設け、蓋材周縁部の摘まみ部を持って引き上げたとき
に熱接着性樹脂層のシール部分が基材層から剥がれ、そ
の部分を残して蓋材が剥がれるようにすることが従来か
ら行われている。
他に、容器本体およびその開口周縁のフランジ部を、基
材層と剥離層とからなる積層シートにより、剥離層がフ
ランジ部の表面側となるよう成形するとともに、フラン
ジ部のシール部より内側に位置する剥離層の部分に全周
にわたって切り欠きを設け、あるいは同部分の剥離層を
全周にわたって薄肉化することにより、開封時に周縁部
分では剥離層が蓋材と共に持ち上がり、切り欠きあるい
は薄肉化された部分で剥離層が切れて蓋材が剥がれるよ
うにしたものがある。実公平6−47773号公報には
このような方法でイージーオープン性を持たせるように
した容器が記載されている。また、実公平6−9626
3公報にはそのような容器の製造方法が記載されてい
る。
よび特開平2−219769号公報には、内面がヒート
シール性を有する基材と外面剥離層とを接着剤層および
接着力の弱い樹脂層を介して積層し、開口部分を囲むよ
う基材に不連続切り目を設け、その切り目の内側となる
部分は接着力の弱い樹脂層を抜いたものとすることによ
り、外面剥離層を引き起こし、上方に引っ張ったとき
に、外面剥離層が基材から剥離していって、開口の部分
だけは基材が外面剥離層と共に持ち上がり、切り目に沿
って破断し、開口が形成されるようにしたものが記載さ
れている。
は、アルミニウム等の金属箔を含む基材の片面にヒート
シール層を設けた蓋材において、基材の表面側から金属
箔を完全に切断する切目を設け、この切目によってタブ
に連続する開封部を形成したものが記載されている。
シール部に対応する部分に剥離剤層を設けたものでは、
蓋材周縁部の摘まみ部を持って引き上げると、熱接着性
樹脂層のシール部分は界面で剥がれるが、その部分の内
側で熱接着性樹脂層が斜めに裂けて剥離面が汚くなった
り、層間剥離して一部が残ってしまい、開封できないと
いった不都合が発生しやすい。
離層に切り欠きあるいは薄肉部を設けるものでは、容器
本体を基材層と剥離層の積層構造とする必要があり、ま
た、容器成形後にフランジ部の剥離層にリング状に切り
欠きや薄肉部を形成する必要があって、このような切り
欠きや薄肉部は、積層シートを容器形状に成形し、更に
個々の容器に打ち抜いた後、熱板で押圧することにより
別工程で形成しなければならず、工程が煩雑かつ面倒
で、コスト高になる。成形後の容器を個々に打ち抜く前
の多面付けの状態で切り欠きや薄肉部を形成することも
不可能ではないが、そうすると、熱板にて押圧すること
によりシートの中央と端とで伸縮度合にバラツキが生
じ、見当合わせが困難になる。
び接着力の弱い樹脂層を介して積層し、開口部分を囲む
よう基材に不連続切り目を設け、その切り目の内側とな
る部分は接着力の弱い樹脂層を抜くようにしたものは、
接着剤層の界面に接着力の弱い樹脂層を分布させること
が必要で、工程が複雑になり、また、蓋材の外周部分に
接着力の弱い樹脂層が存在するため外面剥離層が不用意
に剥がれて密封性が損なわれる恐れがある。
箔を完全に切断する切目を設けるようにしたものは、バ
リヤー性に問題があり、また、内圧のかかるようなもの
には使用できず、用途が限られる。
らない手段によって蓋材のイージーオープン性を高める
ことが課題である。
用途にも使用できるようにすることが課題である。
容器のフランジ部に絵柄印刷層のインキ面が露出しない
ようにすることが課題である。
に熱接着性樹脂層を有し該熱接着性樹脂層が容器本体の
フランジ部に当接し所定シール部で溶融シールされる蓋
材およびその蓋材を用いた容器に関するもので、蓋材
を、熱接着性樹脂層から基材層を貫通しシール部の外周
および内周に対応してリング状に延設されたミシン目状
の切り込みを有するとともに、基材層の表面側に、外周
側の切り込みに対応する位置から内周側の切り込みに対
応する位置にかけて剥離剤層を有し、かつ、最表面に透
明樹脂層を有するものとしたことを特徴とする。
接着性樹脂層をドライラミネート等で貼り合わせ、剥離
剤層をグラビア印刷等により設けた後、熱接着性樹脂層
側から機械的に形成することができるもので、繁雑な工
程を必要としない。
ランジ部に溶融シールされる。そして、開封時には、蓋
材周縁の所定部位を持って引き上げたときに、蓋材はシ
ール部の外側では一体に持ち上がり、外周側の切り込み
と内周側の切り込みの間ではシール部のシール強度より
も剥離剤層のラミ強度の方が弱いため剥離剤層を境にし
て基材層側を残す形で透明樹脂層側が剥がれ、内周側切
り込みの内側で再び基材層側が透明樹脂層側と一体とな
って開く。この場合、基材層および熱接着性樹脂層はシ
ール部分の両側の切り込みの部分で確実且つ容易に分離
する。そのため、剥離面が汚くなったり層間剥離を起こ
すことなく、両切り込みに挟まれた部分だけを残して奇
麗に蓋材が剥がれる。また、透明樹脂層をバリアー性を
有するものとすることによって開封前の密封性を確保で
き、耐内圧性も確保できる。
のうち特に内周側の切り込みは、内容物が入り込まない
よう、蓋材最裏面側で塞いでおくのがよい。そのために
は、例えば、最表面の透明樹脂層をドライラミネートし
た後で内周側の切り込みの部分を裏面側からシールバー
で押える。あるいは、透明樹脂層をドライラミネートす
る時に熱接着性樹脂のフィルムを共押し出しして切り込
みを塞ぐ。
の間に設ける。この場合、外周側の切り込みと内周側の
切り込みの間で透明樹脂層側が剥がれるときに絵柄印刷
層が透明樹脂層とともに剥がれ、容器のフランジ部に絵
柄印刷層のインキが残ることがない。
てもよい。この場合、剥離剤層と絵柄印刷層側との密着
強度が剥離剤層と透明樹脂層側との密着強度より大きい
設定とすることで、外周側の切り込みと内周側の切り込
みの間で透明樹脂層側が剥がれるときに基材層側には絵
柄印刷層を被うように剥離剤層が残る。したがって、絵
柄印刷層のインキは容器のフランジ部に露出しない。
に設けてもよい。この場合、外周側の切り込みと内周側
の切り込みの間で透明樹脂層側が剥がれても絵柄印刷層
は基材層に被われているため、容器フランジ部に絵柄印
刷層のインキが露出することはない。
部分的に容器本体のフランジ部と接着されることが望ま
しい。そうすることにより、輸送中および店頭において
つまみ部に加わる外力により不用意に蓋材が剥離しない
ようにできる。
の一例を示している。図において、1は円形カップ状の
容器本体、2はシート状の蓋材である。容器本体1は、
PP(ポリプロピレン)の成形品で、頂部開口周縁にフ
ランジ部1aを有する。蓋材2は、内容物充填後、容器
本体1の頂部に被せられ、周縁部が容器本体1のフラン
ジ部1aに溶融シールされるものであって、容器本体1
のフランジ部1aの外形に対応した形状寸法を有し、ま
た、周縁部一か所に開封用のつまみ部2aを有する。図
1において縦ハッチングを付した部分がシール部分3で
ある。
(ポリエステル)フィルムからなる基材層12の裏面に
ドライラミネートにより厚さ50μのCPP(未延伸ポ
リプロピレン)フィルムからなる熱接着性樹脂層13を
設けた後、シール部分3に対応して基材層12の表側の
所定位置にシール部分3より幅広の剥離剤層14を、ま
た、その剥離剤層14の上に絵柄印刷層11をいずれも
グラビア印刷によって設け、次に、剥離剤層14の外周
位置および内周位置に対応して、熱接着性樹脂層13側
から基材層12を貫通しリング状に延びるミシン目状の
切り込み15,16を形成し、さらに、基材層12の表
側の絵柄印刷層11上に、片面にシリカ蒸着した厚さ1
2μのPETフィルムからなるバリアー層17をドライ
ラミネートにより接合したものである。図において、1
8および19は接着剤層である。
器本体1のフランジ部1aに当て、シールバー7により
溶融シールする。その結果、上記シール部分3が形成さ
れる。図3および図4に3aで示すダブルハッチングを
付した部分は完全シール部である。
み15より外側のつまみ部2aの根元に設定されたポイ
ントシール部である。このポイントシール部20におい
て蓋材2は部分的に容器本体1のフランジ部1aと接着
され、それにより、輸送中および店頭における蓋材2の
不用意な剥離が防止される。
て引き上げることにより図4に示すように奇麗に開封で
きるものである。すなわち、つまみ部2aを引き上げる
と、シール強度(約1500〜3000g/15mm
巾)よりも剥離剤層14のラミ強度(300g/15m
m巾〜1300g/15mm巾)の方が弱いことによ
り、外周側の切り込み15と内周側の切り込み16の間
では基材層12と熱接着性樹脂層13をフランジ1a側
に残す形で剥離剤層14と基材層12の界面で剥離して
いく。そして、内周側の切り込み16から内側では、蓋
材2は再び一体となって開いていく。その際、基材層1
2および熱接着性樹脂層13はシール部分3の両側の切
り込み15,16の部分で確実且つ容易に分離し、両切
り込み15,16に挟まれた部分を残して蓋材2が奇麗
に剥がれる。また、バリアー層17によって開封前のバ
リヤー性が確保される。なお、つまみ部2aを引き上げ
るとき、ポイントシール部20は接合面積が小さいため
容易に剥離する。
の例を示している。この例では、蓋材2は、例えば、厚
さ12μのPET(ポリエステル)フィルムからなる基
材層12の裏面にドライラミネートにより厚さ50μの
CPP(未延伸ポリプロピレン)フィルムからなる熱接
着性樹脂層13を設けた後、基材層12の表側に絵柄印
刷層11を設けるとともに、その絵柄印刷層11の上か
らシール部分3に対応して所定位置にシール部分3より
幅広の剥離剤層14をグラビア印刷によって設け、次
に、剥離剤層14の外周位置および内周位置に対応し
て、熱接着性樹脂層13側から基材層12を貫通しリン
グ状に延びるミシン目状の切り込み15,16を形成
し、さらに、基材層12の表側の絵柄印刷層11および
剥離剤層14の上から、片面にシリカ蒸着した厚さ12
μのPETフィルムからなるバリアー層17をドライラ
ミネートにより接合したものである。図において、18
および19は接着剤層である。
13側を容器本体1のフランジ部1aに当て、シールバ
ー7により溶融シールする。その結果、上記シール部分
3が形成される。図5および図6に3aで示すダブルハ
ッチングを付した部分は完全シール部である。
aを持って引き上げることにより図6に示すように奇麗
に開封できるものである。すなわち、つまみ部2aを引
き上げると、シール強度(約1500〜3000g/1
5mm巾)よりも剥離剤層14のラミ強度(300g/
15mm巾〜1300g/15mm巾)の方が弱く、ま
た、剥離剤層14と絵柄印刷層11との密着強度が剥離
剤層14と接着剤層19との密着強度より大きいことに
より、外周側の切り込み15と内周側の切り込み16の
間では絵柄印刷層11と基材層12と熱接着性樹脂層1
3を一体としてフランジ1a側に残す形で接着剤層19
とバリアー層17とが剥離剤層14との界面で剥離し、
内周側の切り込み16から内側では蓋材2全体が再び一
体となって開いていく。その際、基材層12および熱接
着性樹脂層13はやはりシール部分3の両側の切り込み
15,16の部分で確実且つ容易に分離し、両切り込み
15,16に挟まれた部分を残して蓋材2が奇麗に剥が
れる。また、バリアー層17によって開封前のバリヤー
性が確保される。
に他の例を示している。この例では、蓋材2は、例え
ば、厚さ12μのPET(ポリエステル)フィルムから
なる基材層12の裏面に絵柄印刷層11を、また、基材
層12の表面にシール部分3に対応して所定位置にシー
ル部分3より幅広の剥離剤層14をいずれもグラビア印
刷によって設け、絵柄印刷層11を挟んで基材層12の
裏面にドライラミネートにより厚さ50μのCPP(未
延伸ポリプロピレン)フィルムからなる熱接着性樹脂層
13を設け、次に、剥離剤層14の外周位置および内周
位置に対応して、熱接着性樹脂層13側から基材層12
を貫通しリング状に延びるミシン目状の切り込み15,
16を形成し、さらに、基材層12の表側に剥離剤層1
4の上から、片面にシリカ蒸着した厚さ12μのPET
フィルムからなるバリアー層17をドライラミネートに
より接合したものである。図において、18および19
は接着剤層である。
13側を容器本体1のフランジ部1aに当て、シールバ
ー7により溶融シールする。その結果、上記シール部分
3が形成される。図7および図8に3aで示すダブルハ
ッチングを付した部分は完全シール部である。
aを持って引き上げることにより図8に示すように奇麗
に開封できるものである。すなわち、つまみ部2aを引
き上げると、やはりシール強度(約1500〜3000
g/15mm巾)よりも剥離剤層14のラミ強度(30
0g/15mm巾〜1300g/15mm巾)の方が弱
く、また、剥離剤層14と基材層12との密着強度が剥
離剤層14と接着剤層19との密着強度より小さいこと
により、外周側の切り込み15と内周側の切り込み16
の間では基材層12と絵柄印刷層11と熱接着性樹脂層
13を一体としてフランジ1a側に残す形で、剥離剤層
14と基材層12との界面で剥離層14がバリアー層1
7と一体となって剥離し、内周側の切り込み16から内
側では蓋材2全体が再び一体となって開いていく。その
際、基材層12および熱接着性樹脂層13はやはりシー
ル部分3の両側の切り込み15,16の部分で確実且つ
容易に分離し、両切り込み15,16に挟まれた部分を
残して蓋材2が奇麗に剥がれる。また、バリアー層17
によって開封前のバリヤー性が確保される。なお、両切
り込み15,16の間で剥離剤層14を基材層12側に
残すような設定も可能である。
2μのPETフィルム以外に例えば厚さ16μのPET
フィルム等を用いてもよい。また、熱接着性樹脂層13
には厚さ50〜100μのCPPフィルムが適してい
る。また、バリアー層17には、上述の厚さ12μのシ
リカ蒸着ポリエステルフィルムのほか、厚さ12μのア
ルミナ蒸着PETフィルム,厚さ15μのEt−Val
(エチレンービニルアルコール共重合体)等の単層フイ
ルムを利用でき、また、例えば厚さ15μのON(延伸
ナイロン)と厚さ15μのEt−Valからなる2層フ
イルムを用いることもでき、その他、各種の透明樹脂フ
ィルムを用いることができる。
5,16は、見当合わせの誤差を吸収できるようシール
部分3の外周および内周からそれぞれ離した位置に設定
するのがよく、その離す距離は、外周側の切り込み15
については、2mm程度がよい。また、内周側の切り込
み16については、見当合わせを容易とするとともに内
圧による剥離を防ぐため外周側よりも更に大きく離すの
がよい。
は、内容物によっては浸透の恐れがある。そこで、バリ
アー層17をドライラミネートした後で内周側の切り込
み16の部分を裏面側からシールバーで押えるか、バリ
アー層17(あるいは透明樹脂層)をドライラミネート
する時に厚さ10〜20μのCPPフィルムを共押し出
しすることにより切り込み16を塞いでおくのがよい。
品用として、また、ボイル食品用として適したものであ
るが、その他、各種用途にも適用できるものである。
接着性樹脂層を容器本体のシール部の外周側および内周
側で直線的に引き裂いて容易且つ奇麗に開封することが
でき、イージーオープン性が向上する。しかも、容器本
体側に加工を施す必要がないため、加工が簡単で、コス
トを低減でき、また、バリヤー性を維持することがで
き、内圧のかかる用途にも適用できる。また、特に食品
対応として、開封した時に容器のフランジ部に絵柄印刷
層のインキ面が露出しないようにすることができる。
態におけるシール部分の模式断面図である。
模式断面図である。
状態におけるシール部分の模式断面図である。
模式断面図である。
密封状態におけるシール部分の模式断面図である。
模式断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 基材層の裏面に熱接着性樹脂層を有し該
熱接着性樹脂層が容器本体のフランジ部に当接し所定シ
ール部で溶融シールされる蓋材であって、該蓋材の前記
熱接着性樹脂層から前記基材層を貫通し前記シール部の
外周および内周に対応してリング状に延設されたミシン
目状の切り込みを有するとともに、前記基材層の表面側
に前記外周側の切り込みに対応する位置から前記内周側
の切り込みに対応する位置にかけて剥離剤層を有し、か
つ、最表面に透明樹脂層を有することを特徴とするイー
ジーオープン性を有する蓋材。 - 【請求項2】 前記内周側の切り込みは蓋材最裏面側が
塞がれている請求項1記載のイージーオープン性を有す
る蓋材。 - 【請求項3】 前記剥離剤層と前記透明樹脂層の間に絵
柄印刷層が設けられている請求項1または2記載のイー
ジーオープン性を有する蓋材。 - 【請求項4】 前記基材層と前記剥離剤層の間に絵柄印
刷層が設けられ、前記剥離剤層と前記絵柄印刷層側との
密着強度が前記剥離剤層と前記透明樹脂層側との密着強
度より大きい設定とされた請求項1または2記載のイー
ジーオープン性を有する蓋材。 - 【請求項5】 前記基材層と前記熱接着性樹脂層の間に
絵柄印刷層が設けられている請求項1または2記載のイ
ージーオープン性を有する蓋材。 - 【請求項6】 前記透明樹脂層がバリアー性を有する請
求項1,2,3,4または5記載のイージーオープン性
を有する蓋材。 - 【請求項7】 頂部開口部周縁にフランジ部を有する容
器本体と、最裏面に熱接着性樹脂層を有し該熱接着性樹
脂層が容器本体のフランジ部に当接し所定シール部で溶
融シールされる蓋材であって、該蓋材の前記熱接着性樹
脂層および基材層を貫通し前記シール部の外周および内
周に対応してリング状に延設されたミシン目状の切り込
みを有するとともに、前記基材層の表面側に前記外周側
の切り込みに対応する位置から前記内周側の切り込みに
対応する位置にかけて剥離剤層を有し、かつ、最表面に
透明樹脂層を有することを特徴とするイージーオープン
性を有する蓋材を用いた容器。 - 【請求項8】 前記外周側の切り込みより外側で前記蓋
材と前記容器本体のフランジ部とが部分的に接着される
請求項7記載の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27423096A JPH10101143A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | イージーオープン性を有する蓋材およびその蓋材を用いた容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27423096A JPH10101143A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | イージーオープン性を有する蓋材およびその蓋材を用いた容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10101143A true JPH10101143A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17538834
Family Applications (1)
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JP27423096A Pending JPH10101143A (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | イージーオープン性を有する蓋材およびその蓋材を用いた容器 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10101143A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003040354A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 湯切り孔付き蓋材 |
CN102448846A (zh) * | 2009-03-31 | 2012-05-09 | 艾利丹尼森公司 | 用于热密封包装的可再密封层压材料 |
JP2017136756A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 昭和電工パッケージング株式会社 | ラミネート包材 |
JP2020075725A (ja) * | 2018-11-05 | 2020-05-21 | 凸版印刷株式会社 | 易開封機能つきカップ型容器 |
JP2023041144A (ja) * | 2021-09-13 | 2023-03-24 | 東名化学工業株式会社 | シール蓋、容器本体、包装容器、及び包装食品 |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP27423096A patent/JPH10101143A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003040354A (ja) * | 2001-08-02 | 2003-02-13 | Dainippon Printing Co Ltd | 湯切り孔付き蓋材 |
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JP2017136756A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 昭和電工パッケージング株式会社 | ラミネート包材 |
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JP2023041144A (ja) * | 2021-09-13 | 2023-03-24 | 東名化学工業株式会社 | シール蓋、容器本体、包装容器、及び包装食品 |
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