JPH10100582A - 幼児用シャープペンシル - Google Patents
幼児用シャープペンシルInfo
- Publication number
- JPH10100582A JPH10100582A JP27527996A JP27527996A JPH10100582A JP H10100582 A JPH10100582 A JP H10100582A JP 27527996 A JP27527996 A JP 27527996A JP 27527996 A JP27527996 A JP 27527996A JP H10100582 A JPH10100582 A JP H10100582A
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- JP
- Japan
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- pencil
- grip
- write
- thumb
- mechanical pencil
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】筆記具の正しい持ち方を体得することができ、
しかも回しながら筆記することが可能で同じ太さの字が
書ける幼児用シャープペンシルを提供する。 【解決手段】全体を小型で軽量にするとともに、グリッ
プ12の断面形状を三角形にし、テーパー状の先口部1
1とグリップ部の境界に円周縁13を設け、更に円周縁
の後方に円周突起14を設け、この円周縁と円周突起に
よって人差指、中指及び親指の軸線方向の位置を規制し
て、正しい持ち方を体得させる。また、グリップの断面
形状が六角形であり、かつ円周縁と円周突起は、指先の
円周方向の位置を規制しないので、120゜づつ回しな
がら筆記することができ、同じ太さの字を書くことがで
きる。
しかも回しながら筆記することが可能で同じ太さの字が
書ける幼児用シャープペンシルを提供する。 【解決手段】全体を小型で軽量にするとともに、グリッ
プ12の断面形状を三角形にし、テーパー状の先口部1
1とグリップ部の境界に円周縁13を設け、更に円周縁
の後方に円周突起14を設け、この円周縁と円周突起に
よって人差指、中指及び親指の軸線方向の位置を規制し
て、正しい持ち方を体得させる。また、グリップの断面
形状が六角形であり、かつ円周縁と円周突起は、指先の
円周方向の位置を規制しないので、120゜づつ回しな
がら筆記することができ、同じ太さの字を書くことがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幼児や学童が筆記
具の正しい持ち方を体得することが可能なシャープペン
シルに関するものである。
具の正しい持ち方を体得することが可能なシャープペン
シルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉛筆やシャープペンシルなどの筆記具
は、親指、人差指、中指で持ち、後部を人差指と親指の
又部で支えるが、正しい持ち方は、親指を人差指の第一
関節までさげて持つ。そして、薬指、小指は軽く握り手
の掌につけるが、筆記時は、正しい姿勢で、小指を机に
つけて用紙に対して筆記具を60゜の角度で持ち、親指
と人差指、更には手首や肩などの力を抜いて書く。ま
た、鉛筆やシャープペンシルのように鉛芯を使用する筆
記具は、少し書いては、人差指と中指で筆記具を支えた
状態で親指で回転させて筆記する。筆記具を回しながら
筆記することによって、鉛芯の先端は自然に角錐にな
り、常に一定の太さの字で筆記することができる。も
し、回さないで筆記すると、鉛芯の先端は斜めになり、
同じ太さの字は書けない。そして、鉛筆の場合は、削る
回数が増加してしまう。
は、親指、人差指、中指で持ち、後部を人差指と親指の
又部で支えるが、正しい持ち方は、親指を人差指の第一
関節までさげて持つ。そして、薬指、小指は軽く握り手
の掌につけるが、筆記時は、正しい姿勢で、小指を机に
つけて用紙に対して筆記具を60゜の角度で持ち、親指
と人差指、更には手首や肩などの力を抜いて書く。ま
た、鉛筆やシャープペンシルのように鉛芯を使用する筆
記具は、少し書いては、人差指と中指で筆記具を支えた
状態で親指で回転させて筆記する。筆記具を回しながら
筆記することによって、鉛芯の先端は自然に角錐にな
り、常に一定の太さの字で筆記することができる。も
し、回さないで筆記すると、鉛芯の先端は斜めになり、
同じ太さの字は書けない。そして、鉛筆の場合は、削る
回数が増加してしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる筆記具の正しい
持ち方は幼少期に体得する必要があるが、最近において
は、下記の理由で鉛筆などの筆記具を正しく持って筆記
できる幼児や学童はきわめて少ないのが現状である。
持ち方は幼少期に体得する必要があるが、最近において
は、下記の理由で鉛筆などの筆記具を正しく持って筆記
できる幼児や学童はきわめて少ないのが現状である。
【0004】幼児や学童が使用する筆記具は、学校にお
いては、小学1〜2年生は文部省指定教科指導で鉛筆使
用を指導しているので鉛筆を使っているが、3年生から
はシャープペンシルを使い始める学童が多くなる。しか
し、幼児や学童が使用する鉛筆やシャープペンシルは、
成人が使用するものと同一であり、幼児や低学年の学童
にとって、長くて重すぎる不具合がある。筆記具は、前
記のとおり、親指、人差指、中指で持ち、後部を人差指
と親指の又部で支えるが、筆記具の重心はこの又部より
前方に位置しないと不安定になり、重さを感じる。とこ
ろが、新しい鉛筆の長さは170mm以上あり、その重
心は幼児や学童の手の人差指と親指の又部より後方に位
置してしまう。鉛筆の重量は約6g程度であり、シャー
プペンシルなどの他の筆記具に比べて決して重くはない
が、鉛筆の重心が人差指と親指の又部より後方に位置し
てしまうため、重さを感じ、指先に力を入れて筆記しな
ければならなくなる。
いては、小学1〜2年生は文部省指定教科指導で鉛筆使
用を指導しているので鉛筆を使っているが、3年生から
はシャープペンシルを使い始める学童が多くなる。しか
し、幼児や学童が使用する鉛筆やシャープペンシルは、
成人が使用するものと同一であり、幼児や低学年の学童
にとって、長くて重すぎる不具合がある。筆記具は、前
記のとおり、親指、人差指、中指で持ち、後部を人差指
と親指の又部で支えるが、筆記具の重心はこの又部より
前方に位置しないと不安定になり、重さを感じる。とこ
ろが、新しい鉛筆の長さは170mm以上あり、その重
心は幼児や学童の手の人差指と親指の又部より後方に位
置してしまう。鉛筆の重量は約6g程度であり、シャー
プペンシルなどの他の筆記具に比べて決して重くはない
が、鉛筆の重心が人差指と親指の又部より後方に位置し
てしまうため、重さを感じ、指先に力を入れて筆記しな
ければならなくなる。
【0005】幼児や低学年の学童は、指先、ことに第一
関節から先の力が弱い。このため、筆記具を正しく持つ
努力をしても、その筆記具が成人が使用するものと同一
であって重く、また前記のとおり、長くて筆記具の重心
が後方にあるために、2〜3分間も筆記すると、親指の
関節をくの字に折り曲げて人差指と中指を押え込んだ状
態で筆記具先端のテーパー状の部分を持つようになる。
つまり、正しい持ち方の指導をしても、短時間で正しい
持ち方ができなくなるが、かかる状態では、先端の鉛芯
は全く見えず、また、親指で人差指と中指を押え込むた
め、自然に手首や肩などに力が入り過ぎて前倒しの姿勢
になる。従って、用紙と目の距離は5〜10センチ程度
となり、これが近視になり易い原因の一つになってい
る。
関節から先の力が弱い。このため、筆記具を正しく持つ
努力をしても、その筆記具が成人が使用するものと同一
であって重く、また前記のとおり、長くて筆記具の重心
が後方にあるために、2〜3分間も筆記すると、親指の
関節をくの字に折り曲げて人差指と中指を押え込んだ状
態で筆記具先端のテーパー状の部分を持つようになる。
つまり、正しい持ち方の指導をしても、短時間で正しい
持ち方ができなくなるが、かかる状態では、先端の鉛芯
は全く見えず、また、親指で人差指と中指を押え込むた
め、自然に手首や肩などに力が入り過ぎて前倒しの姿勢
になる。従って、用紙と目の距離は5〜10センチ程度
となり、これが近視になり易い原因の一つになってい
る。
【0006】このように、成人が使用するものと同一の
筆記具を幼児や学童が使用すると、筆記具の正しい持ち
方を体得することが困難である。このため、親指や人差
指などの位置を固定できるように、軸筒に指先固定用の
窪みを設けた訓練用の筆記具、ないしは窪みを設けた補
助具を軸筒に差し込んで使用するものなどが提案されて
いるが、これらは筆記具を回しながら筆記することがで
きないので、同じ太さの字が書けない不具合がある。
筆記具を幼児や学童が使用すると、筆記具の正しい持ち
方を体得することが困難である。このため、親指や人差
指などの位置を固定できるように、軸筒に指先固定用の
窪みを設けた訓練用の筆記具、ないしは窪みを設けた補
助具を軸筒に差し込んで使用するものなどが提案されて
いるが、これらは筆記具を回しながら筆記することがで
きないので、同じ太さの字が書けない不具合がある。
【0007】そこで本発明は、親指や人差指などが正し
い位置で持つことが可能であって筆記具の正しい持ち方
を体得することができ、しかも回しながら筆記すること
が可能で同じ太さの字が書ける幼児用シャープペンシル
を提供することを目的とするものである。
い位置で持つことが可能であって筆記具の正しい持ち方
を体得することができ、しかも回しながら筆記すること
が可能で同じ太さの字が書ける幼児用シャープペンシル
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の幼児用シャープペンシルは、グリップの
断面形状を三角形にし、テーパー状の先口部とグリップ
部の境界に円周縁を設けるとともに、円周縁の後方に、
触覚で分かる円周突起もしくは段部を設け、この円周縁
と円周突起もしくは段部によって人差指、中指及び親指
の軸線方向の位置を規制して、正しい持ち方を体得させ
る。また、グリップの断面形状が三角形であり、かつ円
周縁と円周突起もしくは段部では、人差指、中指及び親
指の円周方向の位置は規制されないので、120゜づつ
回しながら筆記することができ、同じ太さの字を書くこ
とができる。
めに、本発明の幼児用シャープペンシルは、グリップの
断面形状を三角形にし、テーパー状の先口部とグリップ
部の境界に円周縁を設けるとともに、円周縁の後方に、
触覚で分かる円周突起もしくは段部を設け、この円周縁
と円周突起もしくは段部によって人差指、中指及び親指
の軸線方向の位置を規制して、正しい持ち方を体得させ
る。また、グリップの断面形状が三角形であり、かつ円
周縁と円周突起もしくは段部では、人差指、中指及び親
指の円周方向の位置は規制されないので、120゜づつ
回しながら筆記することができ、同じ太さの字を書くこ
とができる。
【0009】幼児や低学年の学童の場合は、筆記具の先
端から人差指と親指の又部の間は70mm程度であり、
シャープペンシルの全長を140mm以下にすると、そ
の重心を人差指と親指の又部の前方に位置させることが
できる。従って、把持したときに安定するので指先に必
要以上の力を入れずに筆記することができる。また、重
量は10g以下であることが望ましい。
端から人差指と親指の又部の間は70mm程度であり、
シャープペンシルの全長を140mm以下にすると、そ
の重心を人差指と親指の又部の前方に位置させることが
できる。従って、把持したときに安定するので指先に必
要以上の力を入れずに筆記することができる。また、重
量は10g以下であることが望ましい。
【0010】筆記具の軸径は、成人の場合は13mm程
度が最も負担が少ないとされている。しかし、手の小さ
な幼児の場合は、かかる軸径の筆記具は太すぎるので、
三角形のグリップ部の仮想外接円の直径を8〜11mm
φにするのが好ましい。
度が最も負担が少ないとされている。しかし、手の小さ
な幼児の場合は、かかる軸径の筆記具は太すぎるので、
三角形のグリップ部の仮想外接円の直径を8〜11mm
φにするのが好ましい。
【0011】次に、先口部の先端から円周縁までの長さ
を18〜22mm、この円周縁から円周突起もしくは段
部までの長さを9〜11mmにすると、幼児や低学年の
学童に適した大きさおよび重量のシャープペンシルとな
り、長時間筆記しても筆記具の正しい持ち方を維持し易
く、優れた効果を得ることができる。
を18〜22mm、この円周縁から円周突起もしくは段
部までの長さを9〜11mmにすると、幼児や低学年の
学童に適した大きさおよび重量のシャープペンシルとな
り、長時間筆記しても筆記具の正しい持ち方を維持し易
く、優れた効果を得ることができる。
【0012】また、太さが2.0〜3.0mmφ、硬度
が2B〜6Bであって太くて軟らかい鉛芯を組み込む
と、力一杯書いても、また床上などに落としても芯折れ
が少なくなり、幼児や学童に適したシャープペンシルと
することができる。
が2B〜6Bであって太くて軟らかい鉛芯を組み込む
と、力一杯書いても、また床上などに落としても芯折れ
が少なくなり、幼児や学童に適したシャープペンシルと
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1はノック式シャー
プペンシルに本発明を適用した例を示すが、軸筒1にコ
ネクター3が取り付けられ、コネクター3にシャープペ
ンシル中具であるチャック4、チャックリング5、ノッ
クスプリング7および芯ケース6が組付けられている。
つまり、テーパー状の外周面にチャックリング5が填め
込まれたチャック4がコネクター3の前方から挿入さ
れ、このチャック4の尾端がコネクター3の後方から挿
入された芯ケース6に圧入されており、コネクター3と
芯ケース6の間に介装されたノックスプリング7が芯ケ
ース6およびチャック4を尾端側に弾発している。従っ
て、チャック4はチャックリング5で締め付けられ、中
心孔に挿通された鉛芯9を咬持する。
実施の形態を具体的に説明する。図1はノック式シャー
プペンシルに本発明を適用した例を示すが、軸筒1にコ
ネクター3が取り付けられ、コネクター3にシャープペ
ンシル中具であるチャック4、チャックリング5、ノッ
クスプリング7および芯ケース6が組付けられている。
つまり、テーパー状の外周面にチャックリング5が填め
込まれたチャック4がコネクター3の前方から挿入さ
れ、このチャック4の尾端がコネクター3の後方から挿
入された芯ケース6に圧入されており、コネクター3と
芯ケース6の間に介装されたノックスプリング7が芯ケ
ース6およびチャック4を尾端側に弾発している。従っ
て、チャック4はチャックリング5で締め付けられ、中
心孔に挿通された鉛芯9を咬持する。
【0014】芯ケース6の尾端にはノックカバー2が嵌
着され、軸筒1の尾端開口から突出している。そして、
ノックカバー2を指先で押圧してノック操作を行うとチ
ャック4が前進して鉛芯9が先口部11の先端開口から
繰出し、ノック操作を解除すると後退したチャック4が
再び鉛芯9を咬持して筆記可能になる。なお、ノックカ
バー2には通気孔21が設けられており、幼児が芯ケー
ス6から取り外したノックカバー2を万一誤って飲み込
んで咽喉に詰まっても、通気孔21を通して呼吸するこ
とが可能なようになっている。
着され、軸筒1の尾端開口から突出している。そして、
ノックカバー2を指先で押圧してノック操作を行うとチ
ャック4が前進して鉛芯9が先口部11の先端開口から
繰出し、ノック操作を解除すると後退したチャック4が
再び鉛芯9を咬持して筆記可能になる。なお、ノックカ
バー2には通気孔21が設けられており、幼児が芯ケー
ス6から取り外したノックカバー2を万一誤って飲み込
んで咽喉に詰まっても、通気孔21を通して呼吸するこ
とが可能なようになっている。
【0015】軸筒1の先端がテーパー状の先口部11で
あり、先口部11内に、ノック時にチャック4から解放
された鉛芯9を軽く保持するブレーカー8が配置されて
いる。本実施例では、軸筒1と先口部11が一体になっ
ているが、先口部11を別部品にして軸筒1の先端開口
に螺着しても良い。鉛芯9は、太さが2.0〜3.0m
mφ、硬度が2B〜6Bであって太くて軟らかいもので
ある。かかる鉛芯9を使用すると、太い筆跡で書けると
ともに、力一杯書いても、また床上などにシャープペン
シルを落としても芯折れが少なくなり、幼児や学童に適
したシャープペンシルとすることができる。
あり、先口部11内に、ノック時にチャック4から解放
された鉛芯9を軽く保持するブレーカー8が配置されて
いる。本実施例では、軸筒1と先口部11が一体になっ
ているが、先口部11を別部品にして軸筒1の先端開口
に螺着しても良い。鉛芯9は、太さが2.0〜3.0m
mφ、硬度が2B〜6Bであって太くて軟らかいもので
ある。かかる鉛芯9を使用すると、太い筆跡で書けると
ともに、力一杯書いても、また床上などにシャープペン
シルを落としても芯折れが少なくなり、幼児や学童に適
したシャープペンシルとすることができる。
【0016】次に、図2に示すように、先口部11に隣
接する軸筒1表面にグリップ部12が形成されている。
グリップ部12は、図3に示すように、その断面形状
が、隅部が丸みを帯びた三角形状をしている。ここで、
三角形のグリップ部の仮想外接円の直径は8〜11mm
φであり、指先の力の弱くて手の小さな幼児や低学年の
学童でも容易に把持できて負担が少ないようになってい
る。
接する軸筒1表面にグリップ部12が形成されている。
グリップ部12は、図3に示すように、その断面形状
が、隅部が丸みを帯びた三角形状をしている。ここで、
三角形のグリップ部の仮想外接円の直径は8〜11mm
φであり、指先の力の弱くて手の小さな幼児や低学年の
学童でも容易に把持できて負担が少ないようになってい
る。
【0017】先口部11とグリップ部12の境界に環状
の突起である円周縁13が形成されている。そして、グ
リップ12の中腹部に、円周縁13の尾端側に触覚で分
かる比較的小さな円周突起14が設けられている。円周
突起14に代えて、触覚で分かる小さな段部であっても
良い。
の突起である円周縁13が形成されている。そして、グ
リップ12の中腹部に、円周縁13の尾端側に触覚で分
かる比較的小さな円周突起14が設けられている。円周
突起14に代えて、触覚で分かる小さな段部であっても
良い。
【0018】ここで、先口部11から円周縁13までの
長さL1 は18〜22mmの範囲、例えば20mm、円
周縁13から円周突起14までの長さL2 は9〜11m
mの範囲、例えば10mmになっている。かかる寸法に
することによって、後述するように、手の小さな幼児や
学童の親指、人差指、中指の位置を正しく規制すること
ができる。また、通常のシャープペンシルの全長は15
0mm程度であるが、本発明のシャープペンシルの全長
Lは、140mm以下、例えば130mm、重量も通常
のシャープペンシルよりも軽い10g以下、例えば8g
程度の軽いものである。従って、手が小いさくて指先の
力の弱い幼児や低学年の学童が把持しても重心が人差指
て親指の又部より前に位置して安定し、比較的長時間筆
記しても疲労しない。
長さL1 は18〜22mmの範囲、例えば20mm、円
周縁13から円周突起14までの長さL2 は9〜11m
mの範囲、例えば10mmになっている。かかる寸法に
することによって、後述するように、手の小さな幼児や
学童の親指、人差指、中指の位置を正しく規制すること
ができる。また、通常のシャープペンシルの全長は15
0mm程度であるが、本発明のシャープペンシルの全長
Lは、140mm以下、例えば130mm、重量も通常
のシャープペンシルよりも軽い10g以下、例えば8g
程度の軽いものである。従って、手が小いさくて指先の
力の弱い幼児や低学年の学童が把持しても重心が人差指
て親指の又部より前に位置して安定し、比較的長時間筆
記しても疲労しない。
【0019】しかして、本発明のシャープペンシルで筆
記するときは、図4に示すように、人差指と中指を円周
縁13と円周突起14の間に当て、親指を円周突起14
の尾端側に当てて把持する。これによって親指は人差指
の第一関節の位置までずれ、正しく持つこができる。そ
して、円環状の突起である円周縁13と円周突起14に
よって、親指、人差指および中指の軸線方向の位置が規
制され、本シャープペンシルが小さくて軽量であり、幼
児や学童の手に合うように作られていることと相俟っ
て、比較的長時間筆記しても、それぞれの指先の位置が
ずれることがなく、正しい持ち方を維持することができ
る。従って、幼児や学童が本発明のシャープペンシルを
使用していると、幼少期において筆記具の正しい持ち方
を自然に体得することができる。
記するときは、図4に示すように、人差指と中指を円周
縁13と円周突起14の間に当て、親指を円周突起14
の尾端側に当てて把持する。これによって親指は人差指
の第一関節の位置までずれ、正しく持つこができる。そ
して、円環状の突起である円周縁13と円周突起14に
よって、親指、人差指および中指の軸線方向の位置が規
制され、本シャープペンシルが小さくて軽量であり、幼
児や学童の手に合うように作られていることと相俟っ
て、比較的長時間筆記しても、それぞれの指先の位置が
ずれることがなく、正しい持ち方を維持することができ
る。従って、幼児や学童が本発明のシャープペンシルを
使用していると、幼少期において筆記具の正しい持ち方
を自然に体得することができる。
【0020】次に、円周縁13と円周突起14は、親
指、人差指および中指の円周方向の位置を規制するもの
でなく、またグリップ部13の断面形状が三角形である
ので、少し書いては120゜づつ回転させることができ
る。従って、鉛芯9の先端は自然に六角錐になり、常に
一定の太さの字で筆記することができる。
指、人差指および中指の円周方向の位置を規制するもの
でなく、またグリップ部13の断面形状が三角形である
ので、少し書いては120゜づつ回転させることができ
る。従って、鉛芯9の先端は自然に六角錐になり、常に
一定の太さの字で筆記することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の幼児用シ
ャープペンシルは、親指、人差指および中指を正しい位
置に規制する円周縁と円周突起を断面形状が三角形のグ
リップ部に設け、更には、幼児や学童の手に合うように
小型で軽量にしたので、幼少期において、筆記具の正し
い持ち方を体得することができ、しかも回しながら筆記
することが可能で同じ太さの字が書ける幼児用シャープ
ペンシルとすることができる。
ャープペンシルは、親指、人差指および中指を正しい位
置に規制する円周縁と円周突起を断面形状が三角形のグ
リップ部に設け、更には、幼児や学童の手に合うように
小型で軽量にしたので、幼少期において、筆記具の正し
い持ち方を体得することができ、しかも回しながら筆記
することが可能で同じ太さの字が書ける幼児用シャープ
ペンシルとすることができる。
【図1】本発明実施例の断面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】グリップ部の断面図である。
【図4】使用状態の説明図である。
1 軸筒 11 先口部 12 グリップ部 13 円周縁 14 円周突起 2 ノックカバー 3 コネクター 4 チャック 5 チャックリング 6 芯ケース 7 ノックスプリング 8 ブレーカー 9 鉛芯
Claims (4)
- 【請求項1】 グリップ部の断面形状を三角形にし、テ
ーパー状の先口部と該グリップ部の境界に円周縁を設け
るとともに、該円周縁の後方に、触覚で分かる円周突起
もしくは段部を設けたことを特徴とする幼児用シャープ
ペンシル。 - 【請求項2】 前記先口部の先端から該円周縁までの長
さが18〜22mm、該円周縁から該円周突起もしくは
段部までの長さが9〜11mmであることを特徴とする
請求項1記載の幼児用シャープペンシル。 - 【請求項3】 全長が140mm以下、重量が10g以
下、該三角形のグリップ部の仮想外接円の直径が8〜1
1mmφであることを特徴とする請求項1又は2記載の
幼児用シャープペンシル。 - 【請求項4】 鉛芯の太さが2.0〜3.0mmφ、硬
度が2B〜6Bであることを特徴とする請求項1又は2
又は3記載の幼児用シャープペンシル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27527996A JPH10100582A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 幼児用シャープペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27527996A JPH10100582A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 幼児用シャープペンシル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10100582A true JPH10100582A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17553218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27527996A Pending JPH10100582A (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | 幼児用シャープペンシル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10100582A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014054840A (ja) * | 2012-09-11 | 2014-03-27 | Soc Bic | 人間工学に基づいた汎用性のある筆記具 |
JP2019168506A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 株式会社東海理化電機製作所 | 棒状体 |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP27527996A patent/JPH10100582A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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