JPH0996159A - 蝶 番 - Google Patents
蝶 番Info
- Publication number
- JPH0996159A JPH0996159A JP25252995A JP25252995A JPH0996159A JP H0996159 A JPH0996159 A JP H0996159A JP 25252995 A JP25252995 A JP 25252995A JP 25252995 A JP25252995 A JP 25252995A JP H0996159 A JPH0996159 A JP H0996159A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adjusting
- hinge
- shaft pin
- cylindrical portion
- cylindrical part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Hinges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 扉を取付枠に取り付けたあとに心合せをする
ことができ、しかも、水平面内での位置関係を簡単に修
正することができる蝶番を提供する。 【解決手段】 上下に配設される上半筒状部および下半
筒状部をそれぞれ端縁に有する2枚の取付板と、前記上
半筒状部および下半筒状部の両方に挿入される軸ピンか
らなり、(a)前記上半筒状部内に、前記軸ピンを移動
可能に挿入しうる長孔と、上下に接するもののお互いの
回転角度を制御しうる機構とを有してなる調整円盤を、
少なくとも2個以上積み重ねて内設し、(b)前記上半
筒状部の下端に、円孔を有する、前記調整円盤の落下を
防止するためのキャップを嵌着し、(c)前記上半筒状
部の上端に、前記調整円盤を押圧によって固定するため
の締結部材を設け、(d)前記下半筒状部に、前記軸ピ
ンが固定される。
ことができ、しかも、水平面内での位置関係を簡単に修
正することができる蝶番を提供する。 【解決手段】 上下に配設される上半筒状部および下半
筒状部をそれぞれ端縁に有する2枚の取付板と、前記上
半筒状部および下半筒状部の両方に挿入される軸ピンか
らなり、(a)前記上半筒状部内に、前記軸ピンを移動
可能に挿入しうる長孔と、上下に接するもののお互いの
回転角度を制御しうる機構とを有してなる調整円盤を、
少なくとも2個以上積み重ねて内設し、(b)前記上半
筒状部の下端に、円孔を有する、前記調整円盤の落下を
防止するためのキャップを嵌着し、(c)前記上半筒状
部の上端に、前記調整円盤を押圧によって固定するため
の締結部材を設け、(d)前記下半筒状部に、前記軸ピ
ンが固定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蝶番に関する。さら
に詳しくは、2枚の取付板の相対的な位置関係を、扉を
取付枠に取り付けたあとに変えることができる蝶番に関
する。
に詳しくは、2枚の取付板の相対的な位置関係を、扉を
取付枠に取り付けたあとに変えることができる蝶番に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、蝶番を用いて扉を取付枠に取り付けたばあい、扉が
取付枠の内部にきちんと納まらず、取付枠との心合せが
狂うことがよくある。
来、蝶番を用いて扉を取付枠に取り付けたばあい、扉が
取付枠の内部にきちんと納まらず、取付枠との心合せが
狂うことがよくある。
【0003】このばあい、取付枠とのあいだの隙間が不
揃いになり不体裁であるばかりでなく、扉の開閉に支障
が生ずるという問題がある。
揃いになり不体裁であるばかりでなく、扉の開閉に支障
が生ずるという問題がある。
【0004】そこで、心合せの修正ができる蝶番が種々
提案されている。たとえば、図6に示される蝶番60
は、一方の取付板61に調整板62を設けたものであ
り、調整ネジ63、64により取付板61と調整板62
のあいだの距離を調整することができる(図7参照)。
ここで、ネジ65は調整板62を取付枠62に取り付け
るものであり、ネジ66は取付板61を調整板62を介
して取付枠62に取り付けるものである。
提案されている。たとえば、図6に示される蝶番60
は、一方の取付板61に調整板62を設けたものであ
り、調整ネジ63、64により取付板61と調整板62
のあいだの距離を調整することができる(図7参照)。
ここで、ネジ65は調整板62を取付枠62に取り付け
るものであり、ネジ66は取付板61を調整板62を介
して取付枠62に取り付けるものである。
【0005】このような蝶番60では、取付枠62から
の距離または傾斜角度を調整することができるが、前後
方向(扉の厚さ方向)への位置の修正ができないという
問題がある。
の距離または傾斜角度を調整することができるが、前後
方向(扉の厚さ方向)への位置の修正ができないという
問題がある。
【0006】本発明は、叙上の事情に鑑み、扉を取付枠
に取り付けたあとに、取付けの心合せをすることがで
き、しかも、水平面内での位置関係を簡単に修正するこ
とができる蝶番を提供することを目的とする。
に取り付けたあとに、取付けの心合せをすることがで
き、しかも、水平面内での位置関係を簡単に修正するこ
とができる蝶番を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の蝶番は、上下に
配設される上半筒状部および下半筒状部をそれぞれ端縁
に有する2枚の取付板と、前記上半筒状部および下半筒
状部の両方に挿入される軸ピンからなる蝶番であって、
(a)前記上半筒状部内に、短手方向の幅が前記軸ピン
の径よりもわずかに大きく、その長手方向に前記軸ピン
が中心より移動しうるよう形成された長孔と、上下に接
するもののお互いの回転角度を制御する回転角度制御機
構とを有してなる調整円盤を、少なくとも2個以上積み
重ねて内設し、(b)前記上半筒状部の下端に、その径
が前記長孔の長手方向の長さとほぼ等しい円孔を有す
る、前記調整円盤の落下を防止するためのキャップを嵌
着し、(c)前記上半筒状部の上端に、前記調整円盤を
押圧によって固定するための締結部材を設け、(d)前
記下半筒状部に、前記軸ピンが固定されてなることを特
徴としている。
配設される上半筒状部および下半筒状部をそれぞれ端縁
に有する2枚の取付板と、前記上半筒状部および下半筒
状部の両方に挿入される軸ピンからなる蝶番であって、
(a)前記上半筒状部内に、短手方向の幅が前記軸ピン
の径よりもわずかに大きく、その長手方向に前記軸ピン
が中心より移動しうるよう形成された長孔と、上下に接
するもののお互いの回転角度を制御する回転角度制御機
構とを有してなる調整円盤を、少なくとも2個以上積み
重ねて内設し、(b)前記上半筒状部の下端に、その径
が前記長孔の長手方向の長さとほぼ等しい円孔を有す
る、前記調整円盤の落下を防止するためのキャップを嵌
着し、(c)前記上半筒状部の上端に、前記調整円盤を
押圧によって固定するための締結部材を設け、(d)前
記下半筒状部に、前記軸ピンが固定されてなることを特
徴としている。
【0008】そして、前記調整円盤の回転角度制御機構
の制御しうる角度が5〜20度の範囲にあるとともに、
上下の長孔どうしがお互いに1〜5度程度ずれるよう構
成されてなることが好ましく、また、前記調整円盤の回
転角度制御機構が、一方の調整円盤に設けられた扇状溝
と、他方の円盤に設けられた前記扇状溝に挿入されうる
突起とからなることが好ましい。
の制御しうる角度が5〜20度の範囲にあるとともに、
上下の長孔どうしがお互いに1〜5度程度ずれるよう構
成されてなることが好ましく、また、前記調整円盤の回
転角度制御機構が、一方の調整円盤に設けられた扇状溝
と、他方の円盤に設けられた前記扇状溝に挿入されうる
突起とからなることが好ましい。
【0009】さらに、前記下半筒状部の下端に前記軸ピ
ンを下方から押し上げることのできる調整ネジを設けて
なることが好ましい。
ンを下方から押し上げることのできる調整ネジを設けて
なることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の蝶番を説明する。
明の蝶番を説明する。
【0011】図1は本発明の蝶番の一実施例の説明図、
図2〜4は図1の調整円盤の説明図、図5は図1の蝶番
の使用状態説明図である。
図2〜4は図1の調整円盤の説明図、図5は図1の蝶番
の使用状態説明図である。
【0012】図1において、本発明の蝶番は、2枚の取
付板1、2および軸ピン3からなるものであり、取付板
1の端縁には上半筒状部4が、取付板2の端縁には下半
筒状部5がそれぞれは形成されており、上半筒状部4に
はキャップ7および締結部材8が設けられ、調整円盤6
が内蔵されている。
付板1、2および軸ピン3からなるものであり、取付板
1の端縁には上半筒状部4が、取付板2の端縁には下半
筒状部5がそれぞれは形成されており、上半筒状部4に
はキャップ7および締結部材8が設けられ、調整円盤6
が内蔵されている。
【0013】上半筒状部4と下半筒状部5の高さはほぼ
等しく、取付板1、2の高さの約1/2であり、40〜
70mmであることが好ましい。また、上半筒状部4と
下半筒状部5の外径もほぼ等しく、約15〜25mmで
あるとともに、その内径は、約10〜22mmであるこ
とが好ましい。調整円盤6の外径は、上半筒状部4の内
径よりも約0.01〜0.03mm程度小さく製作する
ことが好ましく、通常、約10〜22mmである。ま
た、調整円盤6の1枚の厚さは約2〜4mmであること
が好ましく、上半筒状部4内に10〜25個積み重ねら
れて内蔵される。さらに、軸ピン3の径は、約5〜10
mmであることが好ましい。
等しく、取付板1、2の高さの約1/2であり、40〜
70mmであることが好ましい。また、上半筒状部4と
下半筒状部5の外径もほぼ等しく、約15〜25mmで
あるとともに、その内径は、約10〜22mmであるこ
とが好ましい。調整円盤6の外径は、上半筒状部4の内
径よりも約0.01〜0.03mm程度小さく製作する
ことが好ましく、通常、約10〜22mmである。ま
た、調整円盤6の1枚の厚さは約2〜4mmであること
が好ましく、上半筒状部4内に10〜25個積み重ねら
れて内蔵される。さらに、軸ピン3の径は、約5〜10
mmであることが好ましい。
【0014】図2の平面図(a)および側面図(b)に
示されるように、調整円盤6には長孔11と、回転角度
制御機構として一対の扇状溝12と突起13が形成され
ている。長孔11は調整円盤6の軸方向に貫通してお
り、その短手方向の幅Hは軸ピン3の径よりも約0.0
1〜0.03mm程度大きい。また、この長孔11の対
称線Sは調整円盤6の中心Oを通り、長孔11に挿入さ
れる軸ピン3は中心から長手方向に移動することができ
る。扇状溝12は、調整円盤6の上面に形成されてお
り、その深さは調整円盤6の厚さの約半分であるが、こ
れに限定されるものではない。また、調整円盤6の下面
に突設されている突起13の高さは、扇状溝12の深さ
よりも小さい。
示されるように、調整円盤6には長孔11と、回転角度
制御機構として一対の扇状溝12と突起13が形成され
ている。長孔11は調整円盤6の軸方向に貫通してお
り、その短手方向の幅Hは軸ピン3の径よりも約0.0
1〜0.03mm程度大きい。また、この長孔11の対
称線Sは調整円盤6の中心Oを通り、長孔11に挿入さ
れる軸ピン3は中心から長手方向に移動することができ
る。扇状溝12は、調整円盤6の上面に形成されてお
り、その深さは調整円盤6の厚さの約半分であるが、こ
れに限定されるものではない。また、調整円盤6の下面
に突設されている突起13の高さは、扇状溝12の深さ
よりも小さい。
【0015】調整円盤6の上面には、扇状溝12のかわ
りに、円周に沿った線状の溝を形成するようにしてもよ
い。そのばあいにも突起13が線状の溝の中に挿入され
るようにする。このような扇状溝12または線状の溝は
プレスのばあい打ち抜きでつくることができる。また突
起13もプレス加工により形成することができる。
りに、円周に沿った線状の溝を形成するようにしてもよ
い。そのばあいにも突起13が線状の溝の中に挿入され
るようにする。このような扇状溝12または線状の溝は
プレスのばあい打ち抜きでつくることができる。また突
起13もプレス加工により形成することができる。
【0016】図3に示されるように、上方の調整円盤6
aの突起13aが下方の調整円盤6bの扇状溝12bに
挿入され、互いの回転角度を制御しあうことができる。
aの突起13aが下方の調整円盤6bの扇状溝12bに
挿入され、互いの回転角度を制御しあうことができる。
【0017】図4の(a)は、下方の調整円盤6b(そ
の扇状溝および長孔11bを破線にて示す)が上方の調
整円盤6aに対し、最小角度移動したところであり、図
4の(b)は、最大角度移動したところである。
の扇状溝および長孔11bを破線にて示す)が上方の調
整円盤6aに対し、最小角度移動したところであり、図
4の(b)は、最大角度移動したところである。
【0018】図4に示されるように、上方の長孔11a
の対称線Saと下方の長孔11bの対称線SbとはD1
〜D2の開きがあり、完全に重なることはできないよう
になっている。すなわち、下方の長孔11bは、上方の
長孔11aに対し、時計回りに最小D1=約5度ずれて
おり、ここからさらに時計回りに最大D2=約20度ま
でずれる。したがって、下方の調整円盤6bは、上方の
調整円盤6aに対しD1−D2=約15度回転すること
ができるが、長孔11aと長孔11bとは重なることが
なく、最小でも約5度(D1)ずれるように構成されて
いる。なお、図4ではわかり易くするために実際の角度
より大きくあらわしている。
の対称線Saと下方の長孔11bの対称線SbとはD1
〜D2の開きがあり、完全に重なることはできないよう
になっている。すなわち、下方の長孔11bは、上方の
長孔11aに対し、時計回りに最小D1=約5度ずれて
おり、ここからさらに時計回りに最大D2=約20度ま
でずれる。したがって、下方の調整円盤6bは、上方の
調整円盤6aに対しD1−D2=約15度回転すること
ができるが、長孔11aと長孔11bとは重なることが
なく、最小でも約5度(D1)ずれるように構成されて
いる。なお、図4ではわかり易くするために実際の角度
より大きくあらわしている。
【0019】このような構成にすることによって、長孔
が上下に重なった状態で軸ピン3が固定され、これによ
り軸ピン3が長孔11の長手方向にがたつくことを防止
している。なお、D1は、とくに限定されないが、1〜
5度であることが好ましく、また調整円盤が互いに相手
の回転を制御しうる角度(D1−D2)は、5〜20度
の範囲にあることが好ましい。
が上下に重なった状態で軸ピン3が固定され、これによ
り軸ピン3が長孔11の長手方向にがたつくことを防止
している。なお、D1は、とくに限定されないが、1〜
5度であることが好ましく、また調整円盤が互いに相手
の回転を制御しうる角度(D1−D2)は、5〜20度
の範囲にあることが好ましい。
【0020】さらに、図4において2点鎖線で示されて
いるように、図4の(a)では、軸ピン3は、A〜Bま
で移動可能であるが、図4の(b)では、C〜Dまでし
か移動できない。したがって、調整円盤6を適当に動か
して、上下方向に貫通する長孔11の重なり部分を調整
することによって、軸ピン3をA〜Dの所望の位置に固
定することができる。
いるように、図4の(a)では、軸ピン3は、A〜Bま
で移動可能であるが、図4の(b)では、C〜Dまでし
か移動できない。したがって、調整円盤6を適当に動か
して、上下方向に貫通する長孔11の重なり部分を調整
することによって、軸ピン3をA〜Dの所望の位置に固
定することができる。
【0021】調整円盤6は、合成樹脂の射出成形や、
鉄、ステンレス、アルミニウム、真ちゅうなどの金属の
成型加工やプレス加工などにより形成することができる
が、とくに、大量生産が可能であり、低コストで作製で
きる点より、合成樹脂製であることが好ましい。
鉄、ステンレス、アルミニウム、真ちゅうなどの金属の
成型加工やプレス加工などにより形成することができる
が、とくに、大量生産が可能であり、低コストで作製で
きる点より、合成樹脂製であることが好ましい。
【0022】図1に示されるように、キャップ7は、調
整円盤6が落下しないように上半筒状部4の下端に固着
されるが、軸ピン3が、動きうる範囲を束縛しないよう
に、長孔11の長手方向の長さとほぼ等しい径を有する
円孔7aが形成されている。また、上半筒状部4の上方
には雌ネジ加工が施してあり、雄ネジ部を有する締結部
材8が螺着されている。調整円盤6を挿入してから締結
部材8を強く締結すると調整円盤6が中で動かないよう
に固定されるとともに、軸ピン3の動きを封じる。
整円盤6が落下しないように上半筒状部4の下端に固着
されるが、軸ピン3が、動きうる範囲を束縛しないよう
に、長孔11の長手方向の長さとほぼ等しい径を有する
円孔7aが形成されている。また、上半筒状部4の上方
には雌ネジ加工が施してあり、雄ネジ部を有する締結部
材8が螺着されている。調整円盤6を挿入してから締結
部材8を強く締結すると調整円盤6が中で動かないよう
に固定されるとともに、軸ピン3の動きを封じる。
【0023】軸ピン3の略中央には円盤15が固着され
ており、軸ピン3を、下半筒状部5の中央に固定するこ
とができる。また、円盤15の上部にはスペーサ16が
嵌められている。このスペーサ16は合成樹脂などの滑
り性のよい材料で作成するのが好ましい。
ており、軸ピン3を、下半筒状部5の中央に固定するこ
とができる。また、円盤15の上部にはスペーサ16が
嵌められている。このスペーサ16は合成樹脂などの滑
り性のよい材料で作成するのが好ましい。
【0024】なお、本発明では、下半筒状部5の下方に
雌ネジ加工を施しておいて、雄ネジ部を有する調整ネジ
20を螺着することによって、上下方向の微調整も可能
なように構成することができる。すなわち、調整ネジ2
0の上面に軸ピン3の下端を当接させ、調整ネジ20を
締めたり緩めたりすることによって軸ピン3の高さを調
整することができる。
雌ネジ加工を施しておいて、雄ネジ部を有する調整ネジ
20を螺着することによって、上下方向の微調整も可能
なように構成することができる。すなわち、調整ネジ2
0の上面に軸ピン3の下端を当接させ、調整ネジ20を
締めたり緩めたりすることによって軸ピン3の高さを調
整することができる。
【0025】本発明の蝶番は、たとえば図5に示される
ように、取付板1をドア21に、取付板2を取付枠22
に螺着してドア21を取付枠22に取り付けるのに用い
られる。このばあい、扉や取付枠の寸法に誤差があるな
ど心合せがうまくいかず、ドアが閉まらないなどの不都
合が生じたら、締結部材8を緩めて調整する。締結部材
8を緩めれば、内部で軸ピン3をずらすことができるの
で、ドア21の位置を修正することができる。軸ピン3
は、軸ピン3に対して垂直な水平面内を移動することが
できるので、ドア21と取付枠22とのあいだの距離の
みならず、ドアを前後方向にも移動させることができ
る。
ように、取付板1をドア21に、取付板2を取付枠22
に螺着してドア21を取付枠22に取り付けるのに用い
られる。このばあい、扉や取付枠の寸法に誤差があるな
ど心合せがうまくいかず、ドアが閉まらないなどの不都
合が生じたら、締結部材8を緩めて調整する。締結部材
8を緩めれば、内部で軸ピン3をずらすことができるの
で、ドア21の位置を修正することができる。軸ピン3
は、軸ピン3に対して垂直な水平面内を移動することが
できるので、ドア21と取付枠22とのあいだの距離の
みならず、ドアを前後方向にも移動させることができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の蝶番は、
締結部材を緩めるだけで簡単に水平方向の心合せができ
る。また調整ネジを設けることによって高さ方向の調整
もできる。
締結部材を緩めるだけで簡単に水平方向の心合せができ
る。また調整ネジを設けることによって高さ方向の調整
もできる。
【図1】本発明の蝶番の一実施例の一部切欠斜視説明図
である。
である。
【図2】図1に示される調整円盤の構成説明図である。
【図3】図1に示される調整円盤の斜視説明図である。
【図4】図1に示される調整円盤の動作説明図である。
【図5】図1に示される蝶番の使用状態説明図である。
【図6】従来の調整機構付蝶番の説明図である。
【図7】図6に示される蝶番の断面説明図である。
1、2 取付板 3 軸ピン 4 上半筒状部 5 下半筒状部 6 調整板 7 キャップ 7a 円孔 8 締結部材 20 調整ネジ
Claims (4)
- 【請求項1】 上下に配設される上半筒状部および下半
筒状部をそれぞれ端縁に有する2枚の取付板と、前記上
半筒状部および下半筒状部の両方に挿入される軸ピンか
らなる蝶番であって、(a)前記上半筒状部内に、短手
方向の幅が前記軸ピンの径よりもわずかに大きく、その
長手方向に前記軸ピンが中心より移動しうるよう形成さ
れた長孔と、上下に接するもののお互いの回転角度を制
御する回転角度制御機構とを有してなる調整円盤を、少
なくとも2個以上積み重ねて内設し、(b)前記上半筒
状部の下端に、その径が前記長孔の長手方向の長さとほ
ぼ等しい円孔を有する、前記調整円盤の落下を防止する
ためのキャップを嵌着し、(c)前記上半筒状部の上端
に、前記調整円盤を押圧によって固定するための締結部
材を設け、(d)前記下半筒状部に、前記軸ピンが固定
されてなることを特徴とする蝶番。 - 【請求項2】 前記調整円盤の回転角度制御機構の制御
しうる角度が5〜20度の範囲にあるとともに、上下の
長孔どうしがお互いに1〜5度程度ずれるよう構成され
てなる請求項1記載の蝶番。 - 【請求項3】 前記調整円盤の回転角度制御機構が、一
方の調整円盤に設けられた扇状溝と、他方の円盤に設け
られた前記扇状溝に挿入されうる突起とからなる請求項
1または2記載の蝶番。 - 【請求項4】 前記下半筒状部の下端に前記軸ピンを下
方から押し上げることのできる調整ネジを設けてなる請
求項1、2または3記載の蝶番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25252995A JPH0996159A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 蝶 番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25252995A JPH0996159A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 蝶 番 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0996159A true JPH0996159A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17238645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25252995A Pending JPH0996159A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 蝶 番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0996159A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020519787A (ja) * | 2017-05-11 | 2020-07-02 | ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハーJulius Blum GmbH | 家具ヒンジ |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25252995A patent/JPH0996159A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020519787A (ja) * | 2017-05-11 | 2020-07-02 | ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハーJulius Blum GmbH | 家具ヒンジ |
US11078699B2 (en) | 2017-05-11 | 2021-08-03 | Julius Blum Gmbh | Furniture hinge |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5799370A (en) | Adjustable hinge | |
US7017231B2 (en) | Hinge | |
CA2594154C (en) | A hinge | |
JPH0996159A (ja) | 蝶 番 | |
JP2588136B2 (ja) | 自動ドア装置のハンガーローラー機構 | |
KR101660255B1 (ko) | 유리문 경첩 | |
JP3118425B2 (ja) | 引戸の上部調整装置 | |
EP4166273A1 (en) | Hinge part positioning tool | |
JP2007514080A (ja) | 薄い金属製の壁体又は金属中空部材から少なくとも一部の範囲に作られるドア板用ヒンジハウジング | |
US20080115327A1 (en) | Mounting Plate for Adjustably Mounting Furniture Hinges on the Frame of Articles of Furniture | |
JP2602937Y2 (ja) | 調整蝶番 | |
JP2642995B2 (ja) | ガラス組付治具 | |
JP3669955B2 (ja) | 扉用ヒンジ | |
CA2334751A1 (en) | Hinge, in particular for doors, windows or the like | |
JP3346691B2 (ja) | 扉用ヒンジ | |
JPH10196196A (ja) | 蝶 番 | |
JP2789439B2 (ja) | ドア用のピボット金具 | |
JPH0649780Y2 (ja) | ドアーラッチの受け金具 | |
JP3073432B2 (ja) | 蝶 番 | |
JPH07608Y2 (ja) | ピボットヒンジ | |
JP2831329B2 (ja) | 蝶 番 | |
JP2618821B2 (ja) | ドア用のピボット金具 | |
JPH072931Y2 (ja) | 軸芯調整機能付き軸受 | |
JP2578311B2 (ja) | 扉の支持装置 | |
JP2003206684A (ja) | 門 扉 |