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JPH099480A - 保護リレー入力回路の自動監視装置 - Google Patents

保護リレー入力回路の自動監視装置

Info

Publication number
JPH099480A
JPH099480A JP7151530A JP15153095A JPH099480A JP H099480 A JPH099480 A JP H099480A JP 7151530 A JP7151530 A JP 7151530A JP 15153095 A JP15153095 A JP 15153095A JP H099480 A JPH099480 A JP H099480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
output
level
circuit
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7151530A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ono
隆之 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP7151530A priority Critical patent/JPH099480A/ja
Publication of JPH099480A publication Critical patent/JPH099480A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】定格電流に対し極めて小さい逆電流を検出する
電力系統保護リレーの3相入力A,B,Cの入力回路1
A,1B,1Cの異常の有無を自動監視(自己診断)す
る。 【構成】逆電流を検出するCTとその電流検出電圧増巾
用アンプからなる入力回路1A〜1Cの出力11A〜1
1Cは、系統の正常時の定格電流に近い3相入力A〜C
によってフルスケールを越えている。ここでレベル検出
回路12A〜12Cは夫々入力11A〜11Cがフルス
ケールを越えると“1”を出力し、レベル差監視回路1
3は入力11A〜11Cの振巾の最大値と最小値の差が
所定レベルを越えると“1”の信号13aを出力する。
従って3相入力A〜Cの少なくとも1つがフルスケール
相当レベルを越えると、ORゲート出力14aは“1”
となり、且つレベル差監視回路出力13aが“1”のと
きANDゲート15は“1”の警報出力ALMを発し入
力回路1の異常を告げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統の電圧,電流
等の電気量を取り込んで計測し、系統保護用の機器を制
御し、あるいは系統での事故の発生を検知する保護リレ
ー装置の入力回路の異常を自動的に監視する装置に関す
るものである。なお、以下各図において同一の符号は同
一もしくは相当部分を示す。
【0002】
【従来の技術】電力系統に流れる電流の方向を検出して
動作する保護リレーは、電力系統から電圧及び電流を取
り込んで、電圧と電流の位相比較を行う。例えば、スポ
ットネットワーク受電系統に設置される保護リレーは、
受電点から電力系統側に流れる逆電流を検出するため
に、図2のような位相特性を有している。
【0003】即ち図2は電圧(横軸,右向き)ベクトル
に対する電流ベクトルの存在領域と保護リレーの不動作
(非応動)領域及び動作(応動)領域との関係を示す。
つまり電圧に対し進み及び遅れ位相0〜90°(第1,
第4象限の非斜線領域)の電流は保護リレーの不動作領
域にあり、電圧に対し進み及び遅れ位相90〜180°
(第2,第3象限の斜線領域)の電流は保護リレーの動
作領域にある。
【0004】図2の動作領域の電流(逆電流)は、例え
ば変圧器の逆励磁電流やケーブルの充電電流であり、一
般に定格電流の0.05%ないし数%である。一方、不
動作領域の電流(順電流)は負荷電流であり、通常定格
電流以下ではあるが上記の逆電流に比べれば極めて大き
い。保護リレーの電流入力回路は、動作領域の逆電流検
出が可能なように高感度に設計され、一般に定格電流の
2%程度をフルスケールとしている。従って、保護リレ
ーが動作しない、つまり電力系統が健全な状態において
は、通常の負荷電流により保護リレーの入力回路の電流
入力はフルスケールを越えることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記逆電流の
検出とは別に、高信頼性を要求される保護リレーは電流
入力を検出するための自身の入力回路の異常の有無を常
時監視し自己診断することが望ましい。一般に3相の電
気量の入力回路の故障を検出するための手法として、従
来より3相平衡入力の平衡度を監視する手法があり、図
3はこのような3相電気量の入力回路の監視回路の構成
例を示す。3相入力(この例では電流入力とする)は夫
々CT及びその電流検出電圧を増巾するアンプ等からな
る入力回路1(1A,1B,1C)に入力され、この各
入力回路の出力11A〜11Cは加算回路2でベクトル
合成され、監視回路3に入力される。監視回路3はベク
トル合成値の大きさを監視し、この大きさが一定値以上
の場合に入力回路1の不良と判断し、警報ALMを出力
する。
【0006】図4は3相A,B,Cの入力がフルスケー
ルを越えないため、入力回路1A〜1Cの出力11A〜
11Cが正弦波となっている場合の3相入力の平衡時の
入力回路の出力波形と加算回路2の出力波形を示すが、
このような場合は、加算回路2の出力は零で警報ALM
は出力されない。一方、図5は3相A,B,Cの入力が
フルスケールを越えた場合(つまり電力系統が正常で保
護リレーの不動作領域にあるとき)の各入力回路1A,
1B,1Cの出力11A〜11Cの波形と、加算回路2
の出力波形を示す。この場合、入力回路1A〜1Cを構
成するアンプが飽和して出力波形が方形波となるため、
加算回路2の出力は零とならず、警報ALMが出力さ
れ、たとえ3相入力A,B,Cが平衡していても、不要
な不良検出をすることになり、図3の回路を採用するこ
とはできない。
【0007】そこで本発明は3相入力がフルスケールを
越えていても、入力回路の異常の有無を検出できる保護
リレー入力回路の自動監視装置を提供することを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の自動監視装置は、電力系統の電圧又は
電流(3相入力A,B,Cなど,以下この電圧と電流を
一括して電気量という)を入力して、この入力電気量に
比例し、且つこの入力電気量が所定のフルスケールレベ
ルを越えると所定値で飽和する電気量信号(入力回路出
力11A〜11C)を出力する複数の入力回路(1A〜
1C)を備えた保護リレーにおける、この入力回路の異
常を自動監視する装置であって、前記の各入力回路から
出力される電気量信号の少なくとも1つがフルスケール
レベルを越えたことを検知するレベル検知手段(レベル
検知回路12A〜12C,ORゲート14)と、各電気
量信号の振巾の最大値と最小値の差が所定値を越えたこ
とを検知するレベル差検知手段(レベル差監視回路1
3)と、前記レベル検知手段及びレベル差検知手段の2
つの検知に基づいて入力回路の異常と判定し、警報(A
LM)を出力する手段(ANDゲート15)とを備えた
ものとする。
【0009】また、請求項2の自動監視装置は、請求項
1に記載の自動監視装置において、前記複数の入力回路
を3つとする。
【0010】
【作用】2つ以上の入力回路を備え、常時フルスケール
を越える電気量が入力される保護リレー装置において、
1つ以上の入力回路の出力がフルスケールを越え、且つ
各入力回路の出力の振巾の最大値と最小値の差が許容範
囲を越えた場合、入力回路の不良と判定し、警報出力す
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例としての構成を示す
ブロック回路図である。同図において入力回路1(1A
〜1C)は図3と同様な構成のものとし、11A〜11
Cはこの各入力回路の出力である。また12(12A〜
12C)は夫々、入力回路1A〜1Cの出力11A〜1
1Cのレベルが所定レベル(この場合フルスケール)を
越えると信号“1”を出力するレベル検出回路、13は
3つの入力信号11A〜11Cの振巾のレベルの差を監
視するレベル差監視回路、14はレベル検出回路12A
〜12Cの3つの検出出力の論理和を求めるORゲー
ト、15はORゲート14の出力14aとレベル差監視
回路13の出力13aとの論理積を求めるANDゲート
である。
【0012】図1の動作を説明すると、3相入力A,
B,Cは夫々入力回路1A,1B,1Cを通って、この
各入力回路の夫々の出力11A,11B,11Cは、一
方ではレベル検出回路12A,12B,12Cへ入力さ
れ、他方ではレベル差監視回路13に入力される。ここ
でレベル検出回路12A,12B,12Cにより、3相
入力A,B,Cのいずれか1つが入力回路1A,1B,
1Cのフルスケールに対応するレベルを越えると、その
相に対応するレベル検出回路12の出力は“1”とな
り、3つのレベル検出回路12A,12B,12Cの検
出出力を入力とするORゲート14の出力14aは
“1”となる。
【0013】一方、レベル差監視回路13は、3つの入
力信号11A,11B,11Cの振巾の最大値と最小値
の差を監視し、この差が一定値以上のとき“1”の信号
13aを出力する。従って3相入力A〜Cの入力回路の
出力11A〜11Cのいずれか1つがフルスケールを越
え、且つこの出力11A〜11Cの振巾の最大値と最小
値の差が前記一定値以上の場合、ANDゲート15は入
力回路1の不良と判断し“1”の警報出力ALMを出力
する。
【0014】しかし、3相入力A,B,Cの入力回路の
出力11A〜11Cのいずれもフルスケールを越えてい
ない場合は、ORゲート14の出力14aは“0”であ
り、仮にレベル差監視回路13から“1”の信号13a
が出力されても、ANDゲート15は“1”の警報出力
ALMを発することはない。このように図1の回路では
3相入力A,B,Cの微小な不平衡により不要な不良検
出をしないようにレベル差監視回路13の出力13aを
ロックする。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、常時は、フルスケール
に相当するレベルを越える入力のために出力が飽和する
3相入力回路の少なくとも1つの出力がフルスケールを
越え、且つこの3相入力回路の3つの出力の振巾の最大
値と最小値の差が所定値を越えたとき、3相入力回路が
異常と判別して警報を出力するようにしたので、常時、
フルスケールを越える保護リレーの入力回路の自動監視
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての回路構成を示すブロ
ック図
【図2】逆電流を検知する保護リレーの動作領域の説明
【図3】通常の3相入力回路の監視回路の構成を示すブ
ロック図
【図4】図3の3相入力がフルスケールに対応するレベ
ルを越えない場合の動作を示す波形図
【図5】図3の3相入力がフルスケールに対応するレベ
ルを越えた場合の動作を示す波形図
【符号の説明】
A,B,C 3相入力 1(1A〜1C) 入力回路 11A〜11C 入力回路1A〜1Cの出力 12(12A〜12C) レベル検出回路 13 レベル差監視回路 13a レベル差監視回路の出力 14 ORゲート 14a ORゲートの出力 15 ANDゲート ALM 警報出力

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統の電圧又は電流(以下この電圧と
    電流を一括して電気量という)を入力して、この入力電
    気量に比例し、且つこの入力電気量が所定のフルスケー
    ルレベルを越えると所定値で飽和する電気量信号を出力
    する複数の入力回路を備えた保護リレーにおける、この
    入力回路の異常を自動監視する装置であって、 前記の各入力回路から出力される電気量信号の少なくと
    も1つがフルスケールレベルを越えたことを検知するレ
    ベル検知手段と、 各電気量信号の振巾の最大値と最小値の差が所定値を越
    えたことを検知するレベル差検知手段と、 前記レベル検知手段及びレベル差検知手段の2つの検知
    に基づいて入力回路の異常と判定し、警報を出力する手
    段とを備えたことを特徴とする保護リレー入力回路の自
    動監視装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動監視装置において、 前記複数の入力回路を3つとしたことを特徴とする保護
    リレー入力回路の自動監視装置。
JP7151530A 1995-06-19 1995-06-19 保護リレー入力回路の自動監視装置 Pending JPH099480A (ja)

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JP7151530A JPH099480A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 保護リレー入力回路の自動監視装置

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JPH099480A true JPH099480A (ja) 1997-01-10

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JP7151530A Pending JPH099480A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 保護リレー入力回路の自動監視装置

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