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JPH11326393A - 直流電流検出器の異常検出回路 - Google Patents

直流電流検出器の異常検出回路

Info

Publication number
JPH11326393A
JPH11326393A JP13470398A JP13470398A JPH11326393A JP H11326393 A JPH11326393 A JP H11326393A JP 13470398 A JP13470398 A JP 13470398A JP 13470398 A JP13470398 A JP 13470398A JP H11326393 A JPH11326393 A JP H11326393A
Authority
JP
Japan
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current
current detector
difference
detector
abnormality
Prior art date
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Pending
Application number
JP13470398A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Tamatoshi
芳浩 玉利
Kazuki Hirakawa
和樹 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba System Technology Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP13470398A priority Critical patent/JPH11326393A/ja
Publication of JPH11326393A publication Critical patent/JPH11326393A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の直流電流検出器に内蔵されている直流
電流検出器内部異常検出ユニットでは、直流電流検出器
自身の異常しか検出できない。 【解決手段】 変圧器2を介して多重接続された変換器
3において、複数の直流電流検出器4を具備し、それぞ
れの直流電流検出器4の検出電流の差分を取り、その値
が所定値を越えると直流電流検出器4の検出異常と判別
する。これにより、いずれか一台直流電流検出器が外部
磁界等の影響により異常検出を行っても、他の健全な直
流電流検出器の検出電流と比較することによって異常検
出している直流電流検出器を瞬時に、かつ正確に判断
し、直流電流検出器異常による制御異常等の変換器保護
を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器やリアクト
ルを介して多重接続された変換器設備にて変換器に流れ
る直流電流を検出する直流電流検出器を有するシステム
構成における直流電流検出器の異常検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、変圧器を介して2重接続された
変換器の一例である。図8において、系統にしや断器1
を介して変圧器2(またはリアクトル)が接続され、変
圧器2には整流器3が接続され、負荷6に電力を供給す
る。また、整流器3の出力側には直流電流検出器4が設
けられている。
【0003】図8における整流器3においては、電流基
準値に整流器3の直流電流が一致するように制御され
る。すなわち、電流基準回路8により決定された電流基
準値は整流器3に設けられた直流電流検出器4により検
出された電流を絶縁アンプ9A,9Bで整流器3と絶縁
した電流値と減算器1OA,10Bで比較され、それら
の差分が零になるように定電流演算回路11A,11B
により演算される。演算された値はゲート発生回路12
A,12Bおよびパルスアンプ13A,13Bによりサ
イリスタを点弧するゲートパルスに変換される。
【0004】この回路において、直流電流検出器に異常
が発生した場合、直流電流検出器の異常検出は直流電流
検出器に内蔵されている直流電流検出器内部異常検出ユ
ニット5により直流電流検出器自身の異常を判別し変換
器を保護していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直流電
流検出器内部異常検出ユニットによる異常検出では、直
流電流検出器自身の故障ではなく、直流電流検出器が検
出すべき以外の外部磁界における検出異常、直流電流検
出器内部回路の故障検出にいたらない初期異常による検
出異常、もしくは直流電流検出器の極性が逆に接続され
た場合等の時には、直流電流検出器は自身で故障を検出
することができず、変圧器一次側の交流過電流もしくは
負荷の状態監視による二次的な異常検出を備えていたと
しても変換器を保護することができない。
【0006】つまり、本来直流電流検出器は、検出すべ
きブスの電流のみを検出すべきであるが、直流電流検出
器を構成するホール素子は、ブスに流れる電流により発
生する磁束を等価的に検出するため、この直流電流検出
器近傍に検出すべき以外のブスがあると、その磁束の影
響も受けてしまう。また、ホール素子の特性が次第に劣
化し、直流電流検出器が正常な電流値を検出できなくな
るような場合も、直ちに劣化した検出値をもって異常と
判断することはできない。
【0007】さらに変換器の保護上、変圧器一次側の交
流過電流もしくは負荷の状態監視による二次的な異常検
出は直流電流検出器の異常を検出する精度、速度とも十
分でないため、最悪半導体素子等を破壊することもあり
得る。
【0008】よって、本発明は、上記問題点を解決する
ためになされたものであって、簡単な構成で直流電流検
出器の異常検出を瞬時に正確に行うことのできる直流電
流検出器異常時の整流器保護回路を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る直流電流検出器の異常検出
回路では、変圧器を介して多重接続された変換器におい
て、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれの直流電
流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所定値を越
えると直流電流検出器の検出異常と判別する。これによ
り、いずれか一台直流電流検出器が外部磁界等の影響に
より異常検出を行っても、他の健全な直流電流検出器の
検出電流と比較することによって異常検出している直流
電流検出器を瞬時に、かつ正確に判断し、直流電流検出
器異常による制御異常等の変換器保護を行うことができ
る。
【0010】本発明の請求項2に係る直流電流検出器の
異常検出回路では、変圧器を介して多重接続された変換
器において、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれ
の直流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所
定値を所定期間以上越えると直流電流検出器の検出異常
と判別する。これにより、いずれか一台直流電流検出器
が外部磁界等の影響により異常検出を行っても、他の健
全な直流電流検出器の検出電流と比較することによって
異常検出している直流電流検出器を瞬時に、かつ正確に
判断し、直流電流検出器異常による制御異常等の変換器
保護を行うことができる。
【0011】本発明の請求項3に係る直流電流検出器の
異常検出回路では、変圧器を介して多重接続された変換
器において、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれ
の直流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所
定値を所定回数以上越えると直流電流検出器の検出異常
と判別する。これにより、いずれか一台直流電流検出器
が外部磁界等の影響により異常検出を行っても、他の健
全な直流電流検出器の検出電流と比較することによって
異常検出している直流電流検出器を瞬時に、かつ正確に
判断し、直流電流検出器異常による制御異常等の変換器
保護を行うことができる。
【0012】本発明の請求項4に係る直流電流検出器の
異常検出回路では、変圧器を介して多重接続された変換
器において、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれ
の直流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所
定値を所定期間以上越えるか、若しくは、その値が所定
値を所定回数以上越えると直流電流検出器の検出異常と
判別する。これにより、いずれか一台直流電流検出器が
外部磁界等の影響により異常検出を行っても、他の健全
な直流電流検出器の検出電流と比較することによって異
常検出している直流電流検出器を瞬時に、かつ正確に判
断し、直流電流検出器異常による制御異常等の変換器保
護を行うことができる。
【0013】本発明の請求項5に係る直流電流検出器の
異常検出回路では、変圧器を介して多重接続された変換
器において、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれ
の直流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所
定値を所定期間以上越え、かつ、その値が所定値を所定
回数以上越えると直流電流検出器の検出異常と判別す
る。これにより、いずれか一台直流電流検出器が外部磁
界等の影響により異常検出を行っても、他の健全な直流
電流検出器の検出電流と比較することによって異常検出
している直流電流検出器を瞬時に、かつ正確に判断し、
直流電流検出器異常による制御異常等の変換器保護を行
うことができる。
【0014】本発明の請求項6に係る直流電流検出器の
異常検出回路では、変圧器を介して多重接続された変換
器において、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれ
の変換器の電流基準の比率を演算しそれぞれの直流電流
検出器の検出電流に重みづけを行った後にそれらの差分
を取り、その値が所定値を越えると直流電流検出器の検
出異常と判別する。これにより、それぞれの変換器の電
流基準が異なっていても、異常検出している直流電流検
出器を瞬時に、かつ正確に判断し、直流電流検出器異常
による制御異常等の変換器保護を行うことができる。
【0015】本発明の請求項7に係る直流電流検出器の
異常検出回路では、変圧器を介して多重接続された変換
器において、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれ
の変換器の電流基準をそれぞれの直流電流検出器の検出
電流に重畳した後それらの差分を取り、その値が所定値
を越えると直流電流検出器の検出異常と判別する。これ
により、それぞれの変換器の電流基準が異なっていて
も、異常検出している直流電流検出器を瞬時に、かつ正
確に判断し、直流電流検出器異常による制御異常等の変
換器保護を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態を示す構成図である。ここでは、図8に示した
従来と同一要素については同一符号を付し、説明を省略
する。
【0017】図1において、図8と異なる点は、絶縁ア
ンプ9C,9Dと、絶縁アンプ9C,9Dの差分を求め
る減算器14と、異常判別設定回路16と、減算器14
の出力と異常判別設定回路16の出力とを比較する比較
器15と、比較器15の出力を保持するフリップフロッ
プ17が追加された点である。
【0018】図1において、A1、A2の整流器3の電
流基準が同一の時、A1,A2それぞれの電流を直流電
流検出器4にて検出する。これらの電流は絶縁アンプ9
C,9Dにより整流器主回路と絶縁されると共に制御演
算が可能な所望の信号レベルへ変換される。
【0019】これらの値を減算器14によりそれぞれの
電流値の差分を検出し、異常判別設定回路16により設
定されたしきい値と比較器15で比較することにより直
流電流検出器に異常があることを検出する。また、比較
器15により検出された値はフリップフロップ17によ
り保持される。
【0020】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図2は、本発明の第2の実施の形態を示す構成
図である。ここでは、図8に示した従来と同一要素につ
いては同一符号を付し、説明を省略する。
【0021】図2において、図8と異なる点は、絶縁ア
ンプ9C,9Dと、絶縁アンプ9C,9Dの差分を求め
る減算器14と、異常判別設定回路16と、減算器14
の出力と異常判別設定回路16の出力とを比較する比較
器15と、比較器15の出力が設定された時間以上継続
すると信号を出力するタイマ18と、タイマ18の出力
を保持するフリップフロップ17が追加された点であ
る。
【0022】図2において、A1、A2の整流器3の電
流基準が同一の時、A1,A2それぞれの電流を直流電
流検出器4にて検出する。これらの電流は絶縁アンプ9
C,9Dにより整流器主回路と絶縁されると共に制御演
算が可能な所望の信号レベルへ変換される。
【0023】これらの値を減算器14によりそれぞれの
電流値の差分を検出し、異常判別設定回路16により設
定されたしきい値と比較器15で比較し、かつ、この比
較器15により検出された値がタイマ18により設定さ
れた時間よりも継続する場合に直流電流検出器に異常が
あることを検出する。また、タイマ18により検出され
た値はフリップフロップ17により保持される。
【0024】次に本発明の第3の実施の形態について説
明する。図3は、本発明の第3の実施の形態を示す構成
図である。ここでは、図8に示した従来と同一要素につ
いては同一符号を付し、説明を省略する。
【0025】図3において、図8と異なる点は、絶縁ア
ンプ9C,9Dと、絶縁アンプ9C,9Dの差分を求め
る減算器14と、異常判別設定回路16と、減算器14
の出力と異常判別設定回路16の出力とを比較する比較
器15と、比較器15の出力が設定された回数以上継続
すると信号を出力するカウンタ19と、カウンタ19の
出力を保持するフリップフロップ17が追加された点で
ある。
【0026】図3において、A1、A2の整流器3の電
流基準が同一の時、A1,A2それぞれの電流を直流電
流検出器4にて検出する。これらの電流は絶縁アンプ9
C,9Dにより整流器主回路と絶縁されると共に制御演
算が可能な所望の信号レベルに変換される。
【0027】これらの値を減算器14によりそれぞれの
電流値の差分を検出し、異常判別設定回路16により設
定されたしきい値と比較器15で比較し、かつ、この比
較器15により検出された回数がカウンタ19により設
定された回数よりも継続する場合に直流電流検出器に異
常があることを検出する。また、カウンタ19により検
出された値はフリップフロップ17により保持される。
【0028】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図4は、本発明の第4の実施の形態を示す構成
図である。ここでは、図8に示した従来と同一要素につ
いては同一符号を付し、説明を省略する。
【0029】図4において、図8と異なる点は、絶縁ア
ンプ9C,9Dと、絶縁アンプ9C,9Dの差分を求め
る減算器14と、異常判別設定回路16と、減算器14
の出力と異常判別設定回路16の出力とを比較する比較
器15と、比較器15の出力が設定された時間以上継続
すると信号を出力するタイマ18と、比較器15の出力
が設定された回数以上継続すると信号を出力するカウン
タ19と、タイマ18の出力とカウンタ19の出力との
論理和を取るOR回路20と、OR回路20の出力を保
持するフリップフロップ17が追加された点である。
【0030】図4において、A1、A2の整流器3の電
流基準が同一の時、A1,A2それぞれの電流を直流電
流検出器4にて検出する。これらの電流は絶縁アンプ9
C,9Dにより整流器主回路と絶縁されると共に制御演
算が可能な所望の信号レベルへ変換される。
【0031】これらの値を減算器14によりそれぞれの
電流値の差分を検出し、異常判別設定回路16により設
定されたしきい値と比較器15で比較し、かつ、この比
較器15により検出された値がタイマ18により設定さ
れた時間よりも継続する場合、または、この比較器15
により検出された回数がカウンタ19により設定された
回数よりも継続する場合に直流電流検出器に異常がある
ことを検出する。また、OR回路20により検出された
値はフリップフロップ17により保持される。
【0032】次に本発明の第5の実施の形態について説
明する。図5は、本発明の第5の実施の形態を示す構成
図である。ここでは、図8に示した従来と同一要素につ
いては同一符号を付し、説明を省略する。
【0033】図5において、図8と異なる点は、絶縁ア
ンプ9C,9Dと、絶縁アンプ9C,9Dの差分を求め
る減算器14と、異常判別設定回路16と、減算器14
の出力と異常判別設定回路16の出力とを比較する比較
器15と、比較器15の出力が設定された時間以上継続
すると信号を出力するタイマ18と、比較器15の出力
が設定された回数以上継続すると信号を出力するカウン
タ19と、タイマ18の出力とカウンタ19の出力との
論理積を取るAND回路20Aと、AND回路20Aの
出力を保持するフリップフロップ17が追加された点で
ある。
【0034】図5において、A1、A2の整流器3の電
流基準が同一の時、A1,A2それぞれの電流を直流電
流検出器4にて検出する。これらの電流は絶縁アンプ9
C,9Dにより整流器主回路と絶縁されると共に制御演
算が可能な所望の信号レベルへ変換される。
【0035】これらの値を減算器14によりそれぞれの
電流値の差分を検出し、異常判別設定回路16により設
定されたしきい値と比較器15で比較し、かつ、この比
較器15により検出された値がタイマ18により設定さ
れた時間よりも継続する場合で、かつ、この比較器15
により検出された回数がカウンタ19により設定された
回数よりも継続する場合に直流電流検出器に異常がある
ことを検出する。また、AND回路20Aにより検出さ
れた値はフリップフロップ17により保持される。
【0036】次に本発明の第6の実施の形態について説
明する。図6は、本発明の第6の実施の形態を示す構成
図である。ここでは、図8に示した従来と同一要素につ
いては同一符号を付し、説明を省略する。
【0037】図6において、図8と異なる点は、絶縁ア
ンプ9C,9Dと、第1の電流基準設定回路8Aの出力
と第2の電流基準設定回路8Bの出力との比率を求める
除算器21と、絶縁アンプ9Dの出力と除算器21の出
力とを乗算する乗算器22と、絶縁アンプ9Cと乗算器
22の差分を求める減算器14と、異常判別設定回路1
6と、減算器14の出力と異常判別設定回路16の出力
とを比較する比較器15と、比較器15の出力を保持す
るフリップフロップ17が追加された点である。
【0038】図6において、A1、A2の整流器3の電
流基準が異なる場合、A1,A2それぞれの直流電流検
出器4にて検出された電流値は絶縁アンプ9C,9Dに
より整流器主回路と絶縁されると共に制御演算が可能な
所望の信号レベルへ変換される。整流器A2の電流値は
除算器21により整流器A1の電流基準設定回路8Aに
より決定された電流基準値を単位として整流器A2の電
流基準設定回路8Bにより決定された電流基準値との比
率を演算されその値を乗算器22により整流器A2の電
流値に重みづけされる。
【0039】これらの値を減算器14によりそれぞれの
電流値の差分を検出し、異常判別設定回路16により設
定されたしきい値と比較器15で比較することによりD
C一CTに異常があることを検出する。また、比較器1
5により検出された値はフリップフロップ17により保
持される。
【0040】次に本発明の第7の実施の形態について説
明する。図7は、本発明の第7の実施の形態を示す構成
図である。ここでは、図8に示した従来と同一要素につ
いては同一符号を付し、説明を省略する。
【0041】図7において、図8と異なる点は、絶縁ア
ンプ9C,9Dと、絶縁アンプ9Cの出力と第2の電流
基準設定回路8Bの出力とを乗算する乗算器22Aと、
絶縁アンプ9Dの出力と第1の電流基準設定回路8Aの
出力とを乗算する乗算器22Bと、乗算器22Aと乗算
器22Bの差分を求める減算器14と、異常判別設定回
路16と、減算器14の出力と異常判別設定回路16の
出力とを比較する比較器15と、比較器15の出力を保
持するフリップフロップ17が追加された点である。
【0042】図7において、A1、A2の整流器3の電
流基準が異なる場合、A1,A2それぞれの直流電流検
出器4にて検出された電流値は絶縁アンプ9C,9Dに
より整流器主回路と絶縁されると共に制御演算が可能な
所望の信号レベルへ変換される。これらの電流値は乗算
器22A、22Bによりそれぞれの相異なる整流器の電
流基準設定回路8A、8Bにより決定された電流基準値
と掛け合わされることにより重みつけが行われる。
【0043】これらの値を減算器14によりそれぞれの
電流値の差分を検出し、異常判別設定回路16により設
定されたしきい値と比較器15で比較することにより直
流電流検出器に異常があることを検出する。また、比較
器15により検出された値はフリップフロップ17によ
り保持される。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は次のような利点を有する。直流電流検出器の故障だけ
ではなく、直流電流検出器が検出すべき以外の外部磁界
における検出異常、直流電流検出器内部回路の故障検出
にいたらない初期異常による検出異常を瞬時に検出でき
る。また、物理的に直流電流検出器の極性が逆に接続さ
れた場合においても、それぞれの直流電流検出器の電流
の差分を比較することで変換機の保護を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】 本発明の第2の実施の形態の構成図。
【図3】 本発明の第3の実施の形態の構成図。
【図4】 本発明の第4の実施の形態の構成図。
【図5】 本発明の第5の実施の形態の構成図。
【図6】 本発明の第6の実施の形態の構成図。
【図7】 本発明の第7の実施の形態の構成図。
【図8】 従来の変圧器を介して2重接続された変換器
の構成図。
【符号の説明】
1…しゃ断器 2…変圧器 3…整流器 4…直流電流検出器 6…負荷 8,8A,8B…電流基準設定回路 9C,9D…絶縁アンプ 14…減算器 15…比較器 16…異常判別設定回路 17…フリップフロップ 18…タイマ 19…カウンタ 20…OR回路 20A…AND回路 21…除算器 22,22A,22B…乗算器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変圧器を介して多重接続された変換器に
    おいて、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれの直
    流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所定値
    を越えると直流電流検出器の検出異常と判別する直流電
    流検出器の異常検出回路。
  2. 【請求項2】 変圧器を介して多重接続された変換器に
    おいて、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれの直
    流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所定値
    を所定期間以上越えると直流電流検出器の検出異常と判
    別する直流電流検出器の異常検出回路。
  3. 【請求項3】 変圧器を介して多重接続された変換器に
    おいて、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれの直
    流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所定値
    を所定回数以上越えると直流電流検出器の検出異常と判
    別する直流電流検出器の異常検出回路。
  4. 【請求項4】 変圧器を介して多重接続された変換器に
    おいて、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれの直
    流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所定値
    を所定期間以上越えるか、若しくは、その値が所定値を
    所定回数以上越えると直流電流検出器の検出異常と判別
    する直流電流検出器の異常検出回路。
  5. 【請求項5】 変圧器を介して多重接続された変換器に
    おいて、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれの直
    流電流検出器の検出電流の差分を取り、その値が所定値
    を所定期間以上越え、かつ、その値が所定値を所定回数
    以上越えると直流電流検出器の検出異常と判別する直流
    電流検出器の異常検出回路。
  6. 【請求項6】 変圧器を介して多重接続された変換器に
    おいて、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれの変
    換器の電流基準の比率を演算しそれぞれの直流電流検出
    器の検出電流に重みづけを行った後にそれらの差分を取
    り、その値が所定値を越えると直流電流検出器の検出異
    常と判別する直流電流検出器の異常検出回路。
  7. 【請求項7】 変圧器を介して多重接続された変換器に
    おいて、複数の直流電流検出器を具備し、それぞれの変
    換器の電流基準をそれぞれの直流電流検出器の検出電流
    に重畳した後それらの差分を取り、その値が所定値を越
    えると直流電流検出器の検出異常と判別する直流電流検
    出器の異常検出回路。
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