JPH0987947A - 経編地 - Google Patents
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- JPH0987947A JPH0987947A JP7245881A JP24588195A JPH0987947A JP H0987947 A JPH0987947 A JP H0987947A JP 7245881 A JP7245881 A JP 7245881A JP 24588195 A JP24588195 A JP 24588195A JP H0987947 A JPH0987947 A JP H0987947A
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- Japan
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- knitted fabric
- warp knitted
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車内装材として、視覚上高級感を与える
経編地を提供する。 【解決手段】 原着糸、分散染料可染型、塩基性染料可
染型などや糸種の差などによる多色の異色糸が混用され
た立毛部を有する経編地において、さらに該立毛部がプ
リントされているベロア調のもの。
経編地を提供する。 【解決手段】 原着糸、分散染料可染型、塩基性染料可
染型などや糸種の差などによる多色の異色糸が混用され
た立毛部を有する経編地において、さらに該立毛部がプ
リントされているベロア調のもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車内装材に好
適な経編地に関する。
適な経編地に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から天然繊維または合成繊維からな
る布帛は、衣料用、建装用に広く用いられている。特に
カーシートを中心とする自動車内装材用途では、合成繊
維、特にポリエステル糸の耐光性のよさが活かされるの
で、ポリエステル糸を用いた経編地の布帛が急速にその
量を拡大している。
る布帛は、衣料用、建装用に広く用いられている。特に
カーシートを中心とする自動車内装材用途では、合成繊
維、特にポリエステル糸の耐光性のよさが活かされるの
で、ポリエステル糸を用いた経編地の布帛が急速にその
量を拡大している。
【0003】カーシートに利用される経編地の布帛も近
年高級化が進み、単色の経編地布帛よりも、多くの色が
ミックスされた経編地の布帛が好まれてきている。この
ニーズに対して、一般的には、通常ポリエステル糸と塩
基性染料可染型ポリエステル糸およびナイロン糸をパイ
ル部に交編し、分散染料、塩基性染料または酸性染料で
染め分け多色を表現するということが実施されている。
しかしながら、上記の方法では、3色までしか色の発現
ができない。
年高級化が進み、単色の経編地布帛よりも、多くの色が
ミックスされた経編地の布帛が好まれてきている。この
ニーズに対して、一般的には、通常ポリエステル糸と塩
基性染料可染型ポリエステル糸およびナイロン糸をパイ
ル部に交編し、分散染料、塩基性染料または酸性染料で
染め分け多色を表現するということが実施されている。
しかしながら、上記の方法では、3色までしか色の発現
ができない。
【0004】これに対し、より多色を表現するため種々
の色に染められた先染糸をパイル部に用いた経編地も知
られているが、先染工程(チーズ染め)を必要とするの
で、各種の色の組合わせに対応するためには、常に多種
の先染糸を準備しておく必要があり、実際の製造現場で
はきわめて煩雑である。これらの様な、異色に染まった
糸による柄表現は、柄の大きさが限られたもので、最近
のニーズには合わない。また、柄範囲を大きくする目的
で、プリントによる柄出しも行なわれているが、この場
合には、例えばカーシートにした場合、特に立毛品では
立毛糸の地糸に近い部位にまでプリント時の染料が浸み
込まず、白く残ったままであり、立毛糸の曲部では全体
が白っぽくなる“白ボケ”現象が生じ、高級感のあるカ
ーシートにはなり得ない。
の色に染められた先染糸をパイル部に用いた経編地も知
られているが、先染工程(チーズ染め)を必要とするの
で、各種の色の組合わせに対応するためには、常に多種
の先染糸を準備しておく必要があり、実際の製造現場で
はきわめて煩雑である。これらの様な、異色に染まった
糸による柄表現は、柄の大きさが限られたもので、最近
のニーズには合わない。また、柄範囲を大きくする目的
で、プリントによる柄出しも行なわれているが、この場
合には、例えばカーシートにした場合、特に立毛品では
立毛糸の地糸に近い部位にまでプリント時の染料が浸み
込まず、白く残ったままであり、立毛糸の曲部では全体
が白っぽくなる“白ボケ”現象が生じ、高級感のあるカ
ーシートにはなり得ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
車内装材として、視覚上高級感を与える経編地を提供す
ることにある。
車内装材として、視覚上高級感を与える経編地を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、異色糸が混用
された立毛部を有する経編地において、該立毛部がプリ
ントされてなることを特徴とする経編地、である。本発
明に用いる糸条は、木綿や絹のような天然繊維、レーヨ
ンなどの化学繊維、ポリエステル系、ポリアミド系、ポ
リアクリルロニトリル系などの合成繊維等が使用され
る。
された立毛部を有する経編地において、該立毛部がプリ
ントされてなることを特徴とする経編地、である。本発
明に用いる糸条は、木綿や絹のような天然繊維、レーヨ
ンなどの化学繊維、ポリエステル系、ポリアミド系、ポ
リアクリルロニトリル系などの合成繊維等が使用され
る。
【0007】本発明でいう異色糸が混用された立毛部を
有する経編地とは、プリントをする前の生地の段階で、
立毛部に異色の糸が混合されている状態の経編地をい
い、例えば、普通糸と原着糸、異種または同種の染料で
染着した際、異なった色調となる染色性の異なる糸の混
用経編地である。ここで、原着糸とは、紡糸原液に顔料
等を添加して紡糸された原液着色糸のことであり、染色
性の異なる糸とは、同一染色浴で染色した場合、色相、
色彩、明度の少なくとも1つを異にするか、適用できる
染料種を異にする糸を意味する。
有する経編地とは、プリントをする前の生地の段階で、
立毛部に異色の糸が混合されている状態の経編地をい
い、例えば、普通糸と原着糸、異種または同種の染料で
染着した際、異なった色調となる染色性の異なる糸の混
用経編地である。ここで、原着糸とは、紡糸原液に顔料
等を添加して紡糸された原液着色糸のことであり、染色
性の異なる糸とは、同一染色浴で染色した場合、色相、
色彩、明度の少なくとも1つを異にするか、適用できる
染料種を異にする糸を意味する。
【0008】前者の例としては、分散染料可染型の各種
繊維、塩基性染料可染型の各種繊維、酸性染料可染型の
各種繊維、および同一重合体から製造された酸化チタン
含有量の異なる繊維等が挙げられる。後者の例として
は、分散染料可染型繊維と塩基性染料可染型繊維、天然
繊維と合成繊維との組合わせ等がある。本発明では、原
着糸や、塩基性染料可染型の各種繊維と組合わせる普通
糸は、紡糸捲取速度が5000m/分以上の高速紡糸で
得られる糸が好ましい。このような高速紡糸捲取により
得られる糸を使用すると、風合いがソフトになり、また
染色性も向上し、原着糸やカチオン染料可染糸と組合わ
せれば、深味のある染色布帛が得られる。
繊維、塩基性染料可染型の各種繊維、酸性染料可染型の
各種繊維、および同一重合体から製造された酸化チタン
含有量の異なる繊維等が挙げられる。後者の例として
は、分散染料可染型繊維と塩基性染料可染型繊維、天然
繊維と合成繊維との組合わせ等がある。本発明では、原
着糸や、塩基性染料可染型の各種繊維と組合わせる普通
糸は、紡糸捲取速度が5000m/分以上の高速紡糸で
得られる糸が好ましい。このような高速紡糸捲取により
得られる糸を使用すると、風合いがソフトになり、また
染色性も向上し、原着糸やカチオン染料可染糸と組合わ
せれば、深味のある染色布帛が得られる。
【0009】本発明の経編地では、立毛部に異色糸が混
用されているが、異色糸の色数としては2色以上である
ことが好ましく、さらに原着糸を使用した3色以上のも
のであることが好ましい。また、自動車内装材、例えば
カーシートにはポリエステル系繊維を3種以上、すなわ
ち染色性の異なる2種以上のポリエステル系繊維と少な
くとも1つの原着糸を用いることが好ましい。
用されているが、異色糸の色数としては2色以上である
ことが好ましく、さらに原着糸を使用した3色以上のも
のであることが好ましい。また、自動車内装材、例えば
カーシートにはポリエステル系繊維を3種以上、すなわ
ち染色性の異なる2種以上のポリエステル系繊維と少な
くとも1つの原着糸を用いることが好ましい。
【0010】本発明の経編地の製造は、任意な方法によ
り行なうことができ、その混合した異色糸による柄も任
意であるが、例えば、ポリエステル糸と塩基性染料可染
型ポリエステルと原着糸との1本づつ3本を繰返し状に
順次、配列して、立毛糸(パイル糸)として編成する方
法がある。経編地のパイル構成筬の枚数が1枚だけで
も、経編地編成において多色効果が得られるが、さらに
高感度な多色感を得るには、パイル構成筬の枚数を2枚
以上にすることが好ましい。しかしながら、経編機の機
構上筬枚数に制約があるため、パイル構成筬の枚数は2
枚から4枚が好ましい。
り行なうことができ、その混合した異色糸による柄も任
意であるが、例えば、ポリエステル糸と塩基性染料可染
型ポリエステルと原着糸との1本づつ3本を繰返し状に
順次、配列して、立毛糸(パイル糸)として編成する方
法がある。経編地のパイル構成筬の枚数が1枚だけで
も、経編地編成において多色効果が得られるが、さらに
高感度な多色感を得るには、パイル構成筬の枚数を2枚
以上にすることが好ましい。しかしながら、経編機の機
構上筬枚数に制約があるため、パイル構成筬の枚数は2
枚から4枚が好ましい。
【0011】編組織については、パイル部構成筬の振り
数(1コース当たりの筬振り針間)は4針以上とするこ
とが好ましく、特に8〜10針が好ましい。3針以下で
は視覚上の多色効果が充分に発現されず、後加工工程で
の起毛時、パイル部構成長が短く、ベロア商品としては
貧弱なものとなる。4針以上筬を振ることにより、シン
カーループが長いベロア商品として高感度の製品が得ら
れる。加えて、筬振り数は、一定で繰返すのではないこ
とが好ましく、例えば4針振りを3回行い、次に6針振
りを5回行う等の筬振り数とシンカーループ長の長短を
組合わせるとさらに多色効果が増し、高級なベロア商品
が得られる。
数(1コース当たりの筬振り針間)は4針以上とするこ
とが好ましく、特に8〜10針が好ましい。3針以下で
は視覚上の多色効果が充分に発現されず、後加工工程で
の起毛時、パイル部構成長が短く、ベロア商品としては
貧弱なものとなる。4針以上筬を振ることにより、シン
カーループが長いベロア商品として高感度の製品が得ら
れる。加えて、筬振り数は、一定で繰返すのではないこ
とが好ましく、例えば4針振りを3回行い、次に6針振
りを5回行う等の筬振り数とシンカーループ長の長短を
組合わせるとさらに多色効果が増し、高級なベロア商品
が得られる。
【0012】本発明では、上述の原着糸と通常ポリエス
テル糸を交編して経編地とした後、分散染料で染色する
ことによりパイル部に多色が配されたカラーミックス経
編地が得られる。次いで、この経編地のパイル部を起毛
し、異色糸が混用された立毛部を有する経編地とする。
本発明では、こうして得られた経編地に、プリントして
柄付けを行う。本発明のプリントした経編地は、異色糸
のみでの立毛の経編地、あるいは無地の立毛の経編地に
プリントしたものに比べ、予想以上の柄効果が得られ
る。本発明で用いるプリント方法に、公知のものが適用
でき、柄も任意な柄が選択できる。
テル糸を交編して経編地とした後、分散染料で染色する
ことによりパイル部に多色が配されたカラーミックス経
編地が得られる。次いで、この経編地のパイル部を起毛
し、異色糸が混用された立毛部を有する経編地とする。
本発明では、こうして得られた経編地に、プリントして
柄付けを行う。本発明のプリントした経編地は、異色糸
のみでの立毛の経編地、あるいは無地の立毛の経編地に
プリントしたものに比べ、予想以上の柄効果が得られ
る。本発明で用いるプリント方法に、公知のものが適用
でき、柄も任意な柄が選択できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に実施例を用いて、本発明を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【0014】
【実施例1】編機は、カール・マイヤー社製の28ゲー
ジ/インチの通常トリコット機を用いた。パイル部およ
びグランド部(地組織)は、ポリエステル糸の75デニ
ール36フィラメント糸を用いた。経編地のパイル部
は、第1筬1で、一完全(1リピート)の糸本数を10
本、第2筬2では、一完全の糸本数を12本とした。パ
イル部の各筬の糸配列は次の通りにし(図1参照)、筬
振りは下記に示す。 (1)糸配列 第1筬 黒色原着ポリエステル糸(D) 3本 分散染料可染(中染)ポリエステル糸(A) 1本 分散染料可染(濃染)ポリエステル糸(B) 4本 塩基性染料可染ポリエステル糸(C) 1本 分散染料可染(淡染)ポリエステル糸(E) 1本 第2筬 オレンジ色原着ポリエステル糸(F) 1本 グリーン色原着ポリエステル糸(G) 1本 分散染料可染(中染)ポリエステル糸(A) 1本 分散染料可染(濃染)ポリエステル糸(B) 7本 塩基性染料可染ポリエステル糸(C) 2本
ジ/インチの通常トリコット機を用いた。パイル部およ
びグランド部(地組織)は、ポリエステル糸の75デニ
ール36フィラメント糸を用いた。経編地のパイル部
は、第1筬1で、一完全(1リピート)の糸本数を10
本、第2筬2では、一完全の糸本数を12本とした。パ
イル部の各筬の糸配列は次の通りにし(図1参照)、筬
振りは下記に示す。 (1)糸配列 第1筬 黒色原着ポリエステル糸(D) 3本 分散染料可染(中染)ポリエステル糸(A) 1本 分散染料可染(濃染)ポリエステル糸(B) 4本 塩基性染料可染ポリエステル糸(C) 1本 分散染料可染(淡染)ポリエステル糸(E) 1本 第2筬 オレンジ色原着ポリエステル糸(F) 1本 グリーン色原着ポリエステル糸(G) 1本 分散染料可染(中染)ポリエステル糸(A) 1本 分散染料可染(濃染)ポリエステル糸(B) 7本 塩基性染料可染ポリエステル糸(C) 2本
【0015】(2)筬振り 第1筬 まず、9針間振りを編地方向へ4回繰返し(9針間振
りを4コース)、 次に、5針間振りを1回行い、 その後、9針間振りを編地方向へ4回繰返し、 最後に、5針間振りを1回行い、 以上の筬振りの組合わせを1リピートとして繰返した。 第2筬 まず、6針間振りを1回行い、 次に、5針間振りを編地方向へ6回繰返し、 その後、6針間振りを4回繰返し、 以上の組合わせを1リピートとして繰返した。
りを4コース)、 次に、5針間振りを1回行い、 その後、9針間振りを編地方向へ4回繰返し、 最後に、5針間振りを1回行い、 以上の筬振りの組合わせを1リピートとして繰返した。 第2筬 まず、6針間振りを1回行い、 次に、5針間振りを編地方向へ6回繰返し、 その後、6針間振りを4回繰返し、 以上の組合わせを1リピートとして繰返した。
【0016】この第1筬と第2筬との筬振りの組合わせ
によりパイル部を構成させ、別の筬により地組織をハー
フ組織として経編地を編成した。得られた経編地を分散
染料とカチオン染料を用いて130℃×30分間の染色
をした。染色後の経編地を常法に従い乾燥、仕上げ加工
をした。次に、この編地の上に筋状の4色プリントを行
い仕上げした。得られた経編地は、プリント柄と、異色
糸の柄とが作用し合って、深味のあるきわめて高級感の
あるものであった。
によりパイル部を構成させ、別の筬により地組織をハー
フ組織として経編地を編成した。得られた経編地を分散
染料とカチオン染料を用いて130℃×30分間の染色
をした。染色後の経編地を常法に従い乾燥、仕上げ加工
をした。次に、この編地の上に筋状の4色プリントを行
い仕上げした。得られた経編地は、プリント柄と、異色
糸の柄とが作用し合って、深味のあるきわめて高級感の
あるものであった。
【0017】
【比較例1】第1筬、第2筬ともにポリエステル75デ
ニール36フィラメント糸の普通糸を用いた以外は、実
施例1と同様に行い、染色、仕上げ加工した。この経編
地に実施例1で使用されたプリント柄をのせた。得られ
た経編地は、プリント柄のみが強調された安価なイメー
ジの商品であった。
ニール36フィラメント糸の普通糸を用いた以外は、実
施例1と同様に行い、染色、仕上げ加工した。この経編
地に実施例1で使用されたプリント柄をのせた。得られ
た経編地は、プリント柄のみが強調された安価なイメー
ジの商品であった。
【0018】
【実施例2】パイル部は、ポリエステル系繊維の75デ
ニール36フィラメント糸、また、グランド部は、ポリ
エステル系繊維を後加工した捲縮仮撚加工糸の75デニ
ール36フィラメント糸を使用した以外は第1筬、第2
筬の糸配列の構成を実施例1と同様にした。パイル部の
筬振りは次の通りに行った。
ニール36フィラメント糸、また、グランド部は、ポリ
エステル系繊維を後加工した捲縮仮撚加工糸の75デニ
ール36フィラメント糸を使用した以外は第1筬、第2
筬の糸配列の構成を実施例1と同様にした。パイル部の
筬振りは次の通りに行った。
【0019】第1筬 まず、8針間振りを編地方向へ7回繰り返し、 次に、7針間振りを1回行い、 その後、6針間振りと5針間振り交互の組合わせを6
回繰返し、 次に、6針間振りを1回行う、 を1リピートとして繰返した。 第2筬 まず、7針間振りと6針間振り交互の組合わせを6回
繰返し、 次に、7針間振りを1回行い、 その後、7針間振りと8針間振り交互の組合わせを5
回繰返し、 次に、7針間振りを1回行う、 を1リピートとして繰返した。
回繰返し、 次に、6針間振りを1回行う、 を1リピートとして繰返した。 第2筬 まず、7針間振りと6針間振り交互の組合わせを6回
繰返し、 次に、7針間振りを1回行い、 その後、7針間振りと8針間振り交互の組合わせを5
回繰返し、 次に、7針間振りを1回行う、 を1リピートとして繰返した。
【0020】地組織は、地組織1の筬では、1針間振り
の繰返しの編組織、いわゆるデンビ組織、地組織2の筬
では、2針間振りの繰返しの編組織、いわゆるコード組
織、の2枚筬の組合わせでグランド部(地組織)を構成
した。得られた経編地を、分散染料と塩基性染料を用い
て常法の仕上げ加工を施し、パイル経編地を得た。次
に、この経編地の上に、実施例1と同様の4色プリント
を行い、仕上げを行った。こうして得られた経編地は、
深みのある、高級感のある編地となり、特にカーシート
等に適したものであった。
の繰返しの編組織、いわゆるデンビ組織、地組織2の筬
では、2針間振りの繰返しの編組織、いわゆるコード組
織、の2枚筬の組合わせでグランド部(地組織)を構成
した。得られた経編地を、分散染料と塩基性染料を用い
て常法の仕上げ加工を施し、パイル経編地を得た。次
に、この経編地の上に、実施例1と同様の4色プリント
を行い、仕上げを行った。こうして得られた経編地は、
深みのある、高級感のある編地となり、特にカーシート
等に適したものであった。
【0021】
【発明の効果】本発明の経編地は、異色糸が混用された
立毛部を有する布帛の上にプリント柄が乗っているた
め、深味のあるきわめて高級感のある経編地であり、実
際に用いられた色数以上の色彩効果が出たものである。
このような経編地は、特に高級感が要求されるカーシー
ト用表皮材に最適である。
立毛部を有する布帛の上にプリント柄が乗っているた
め、深味のあるきわめて高級感のある経編地であり、実
際に用いられた色数以上の色彩効果が出たものである。
このような経編地は、特に高級感が要求されるカーシー
ト用表皮材に最適である。
【図1】本発明の異色糸が混用された立毛部を有する経
編地を編成する際の、編機上の糸配列の一例を示す糸配
列図。
編地を編成する際の、編機上の糸配列の一例を示す糸配
列図。
1 第1筬 2 第2筬 A 分散染料可染(中染)ポリエステル糸 B 分散染料可染(濃染)ポリエステル糸 C 塩基性染料可染ポリエステル糸 D 黒色原着ポリエステル糸 E 分散染料可染(淡染)ポリエステル糸 F オレンジ色原着ポリエステル糸 G グリーン色原着ポリエステル糸
Claims (1)
- 【請求項1】 異色糸が混用された立毛部を有する経編
地において、該立毛部がプリントされてなることを特徴
とする経編地。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7245881A JPH0987947A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 経編地 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7245881A JPH0987947A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 経編地 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987947A true JPH0987947A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17140198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7245881A Withdrawn JPH0987947A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | 経編地 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0987947A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019143278A (ja) * | 2018-02-15 | 2019-08-29 | セーレン株式会社 | 布帛 |
-
1995
- 1995-09-25 JP JP7245881A patent/JPH0987947A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019143278A (ja) * | 2018-02-15 | 2019-08-29 | セーレン株式会社 | 布帛 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |