JPH0974611A - 充電制御装置 - Google Patents
充電制御装置Info
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- JPH0974611A JPH0974611A JP22545395A JP22545395A JPH0974611A JP H0974611 A JPH0974611 A JP H0974611A JP 22545395 A JP22545395 A JP 22545395A JP 22545395 A JP22545395 A JP 22545395A JP H0974611 A JPH0974611 A JP H0974611A
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- battery
- charging
- control device
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Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Landscapes
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発電機によりバッテリに充電された電気を放
電してモータを駆動し走行するハイブリッド型電気自動
車の充電制御装置において、バッテリから安定した電流
をモータに供給する一方、充電時には高い充電効率の得
られる充電制御装置を提供する。 【解決手段】 バッテリの充電状態及び放電状態を検出
する充放電検出手段(20)と、バッテリの充電電流を定期
変動可能なスイッチング手段(30)と、充放電検出手段が
少なくともバッテリが充電状態にあることを検出したと
き、スイッチング手段によりバッテリに間欠的に充電電
流を供給する制御手段(24,26)とを備えるようにした。
電してモータを駆動し走行するハイブリッド型電気自動
車の充電制御装置において、バッテリから安定した電流
をモータに供給する一方、充電時には高い充電効率の得
られる充電制御装置を提供する。 【解決手段】 バッテリの充電状態及び放電状態を検出
する充放電検出手段(20)と、バッテリの充電電流を定期
変動可能なスイッチング手段(30)と、充放電検出手段が
少なくともバッテリが充電状態にあることを検出したと
き、スイッチング手段によりバッテリに間欠的に充電電
流を供給する制御手段(24,26)とを備えるようにした。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、充電制御装置に
係り、詳しくはハイブリッド型電気自動車用バッテリの
充電制御装置に関する。
係り、詳しくはハイブリッド型電気自動車用バッテリの
充電制御装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】近年、内燃機関によって走行する
車両に対し低公害な電気自動車の開発が進められてい
る。この電気自動車では、大きな出力を得るために高出
力のモータが使用されており、このモータを駆動するた
めに大量の電力を必要とする。このことから、電気自動
車には、通常、大容量であり且つ充電可能な2次電池を
使用し、適宜充電を行うようにしている。
車両に対し低公害な電気自動車の開発が進められてい
る。この電気自動車では、大きな出力を得るために高出
力のモータが使用されており、このモータを駆動するた
めに大量の電力を必要とする。このことから、電気自動
車には、通常、大容量であり且つ充電可能な2次電池を
使用し、適宜充電を行うようにしている。
【0003】このような電気自動車では、一充電当たり
の航続距離が短く、搭載バッテリの数量が多いため車両
重量も重い。そのため、航続距離が長く搭載バッテリが
少なくて済むように、小型エンジン等の他の機関を用い
て発電機を作動させて電力を適宜2次電池に充電するシ
リーズ式ハイブリッド方式の電気自動車が出現してい
る。
の航続距離が短く、搭載バッテリの数量が多いため車両
重量も重い。そのため、航続距離が長く搭載バッテリが
少なくて済むように、小型エンジン等の他の機関を用い
て発電機を作動させて電力を適宜2次電池に充電するシ
リーズ式ハイブリッド方式の電気自動車が出現してい
る。
【0004】図6には、このハイブリッド型電気自動車
の概略構成図を示してあるが、同図に示すように、モー
タ102には電力変換器104が電気的に接続され、こ
の電力変換器104には、ケーブル106,108を介
して2次電池であるバッテリ110から電気が供給され
る。そして、ケーブル106,108からそれぞれ分岐
してケーブル112,114が延びており、これらケー
ブル112,114は、発電機116に電気的に接続さ
れている。この発電機116は、例えば小型エンジン1
18によって駆動される。また、ケーブル106には電
流計120が介装されており、電流値と電流の方向とを
検出可能になっている。
の概略構成図を示してあるが、同図に示すように、モー
タ102には電力変換器104が電気的に接続され、こ
の電力変換器104には、ケーブル106,108を介
して2次電池であるバッテリ110から電気が供給され
る。そして、ケーブル106,108からそれぞれ分岐
してケーブル112,114が延びており、これらケー
ブル112,114は、発電機116に電気的に接続さ
れている。この発電機116は、例えば小型エンジン1
18によって駆動される。また、ケーブル106には電
流計120が介装されており、電流値と電流の方向とを
検出可能になっている。
【0005】符号122はバッテリ110の残存容量演
算器であり、この残存容量演算器122の入力側には、
上記電流計120からの電流値のほか、ケーブル10
6,108間の電圧値が入力するようになっている。そ
して、残存容量演算器122においてこれらの入力情報
に基づきバッテリ110の残存容量が演算され、この演
算結果に基づきバッテリ110の残存容量が低下したと
判定されると、出力信号が上記エンジン118に供給さ
れて発電機116が作動する。これによりバッテリ11
0が適宜充電されることになる。
算器であり、この残存容量演算器122の入力側には、
上記電流計120からの電流値のほか、ケーブル10
6,108間の電圧値が入力するようになっている。そ
して、残存容量演算器122においてこれらの入力情報
に基づきバッテリ110の残存容量が演算され、この演
算結果に基づきバッテリ110の残存容量が低下したと
判定されると、出力信号が上記エンジン118に供給さ
れて発電機116が作動する。これによりバッテリ11
0が適宜充電されることになる。
【0006】また、制動時にはモータ102によっても
発電され、その起電圧がケーブル106,108間の電
圧値より大きい場合にはバッテリ110はやはり充電さ
れるようになっている(エネルギ回生)。
発電され、その起電圧がケーブル106,108間の電
圧値より大きい場合にはバッテリ110はやはり充電さ
れるようになっている(エネルギ回生)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記システ
ムでは、通常バッテリ110への充電電流は連続電流と
されている。しかしながら、バッテリ110へ充電する
にあたっては、充電電流を連続電流ではなく矩形波状の
パルス電流とした方が充電効率が良いことが知られてい
る。パルス充電は、充電電流の大きさを時間に応じて繰
り返し変動させるため、バッテリ110の温度上昇が少
なく、連続電流の充電に比べ大電流で充電できるととも
に極板の深部まで効率よく充電でき、連続電流に比べて
充電容量が約1.5倍増加する。
ムでは、通常バッテリ110への充電電流は連続電流と
されている。しかしながら、バッテリ110へ充電する
にあたっては、充電電流を連続電流ではなく矩形波状の
パルス電流とした方が充電効率が良いことが知られてい
る。パルス充電は、充電電流の大きさを時間に応じて繰
り返し変動させるため、バッテリ110の温度上昇が少
なく、連続電流の充電に比べ大電流で充電できるととも
に極板の深部まで効率よく充電でき、連続電流に比べて
充電容量が約1.5倍増加する。
【0008】そこで、上記システムにおいても充電時に
はパルス電流を供給し、バッテリ110を小型化すると
ともに連結するバッテリ数量を減らすことが考えられ
る。このとき、パルス電流を流すのは充電時のみに限定
し、放電時には安定した定電流をモータ102に供給す
る必要がある。本発明は、上述した事情に基づきなされ
たもので、その目的とするところは、バッテリから安定
した電流をモータに供給する一方、充電時には高い充電
効率を得られる充電制御装置を提供することにある。
はパルス電流を供給し、バッテリ110を小型化すると
ともに連結するバッテリ数量を減らすことが考えられ
る。このとき、パルス電流を流すのは充電時のみに限定
し、放電時には安定した定電流をモータ102に供給す
る必要がある。本発明は、上述した事情に基づきなされ
たもので、その目的とするところは、バッテリから安定
した電流をモータに供給する一方、充電時には高い充電
効率を得られる充電制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、内燃機関により発電機を駆動
してバッテリに充電し、この充電された電気を放電して
モータを駆動し走行するハイブリッド型電気自動車の充
電制御装置において、前記バッテリの充電状態及び放電
状態を検出する充放電検出手段と、前記バッテリの充電
電流を定期変動させることの可能なスイッチング手段
と、前記充放電検出手段が少なくとも前記バッテリが前
記充電状態にあることを検出したとき、前記スイッチン
グ手段により前記バッテリに間欠的に充電電流を供給す
る制御手段とを備えることを特徴としている。
めに、請求項1の発明は、内燃機関により発電機を駆動
してバッテリに充電し、この充電された電気を放電して
モータを駆動し走行するハイブリッド型電気自動車の充
電制御装置において、前記バッテリの充電状態及び放電
状態を検出する充放電検出手段と、前記バッテリの充電
電流を定期変動させることの可能なスイッチング手段
と、前記充放電検出手段が少なくとも前記バッテリが前
記充電状態にあることを検出したとき、前記スイッチン
グ手段により前記バッテリに間欠的に充電電流を供給す
る制御手段とを備えることを特徴としている。
【0010】従って、バッテリが充電状態にあるときに
は、充電電流が定期変動して間欠的にバッテリに流れ、
充電効率が向上する。また、請求項2の発明では、内燃
機関により発電機を駆動してバッテリに充電し、この充
電された電気を放電しモータを駆動して走行するハイブ
リッド型電気自動車の充電制御装置において、前記バッ
テリの充電状態及び放電状態を検出する充放電検出手段
と、前記バッテリの充電電流を定期変動させることの可
能なスイッチング手段と、前記バッテリと前記モータと
の間の接続回路に前記バッテリと並列に設けられ、蓄電
可能なコンデンサと、前記充放電検出手段が少なくとも
前記バッテリが前記充電状態にあることを検出したと
き、前記スイッチング手段により前記バッテリに間欠的
に充電電流を供給する制御手段とを備えることを特徴と
している。
は、充電電流が定期変動して間欠的にバッテリに流れ、
充電効率が向上する。また、請求項2の発明では、内燃
機関により発電機を駆動してバッテリに充電し、この充
電された電気を放電しモータを駆動して走行するハイブ
リッド型電気自動車の充電制御装置において、前記バッ
テリの充電状態及び放電状態を検出する充放電検出手段
と、前記バッテリの充電電流を定期変動させることの可
能なスイッチング手段と、前記バッテリと前記モータと
の間の接続回路に前記バッテリと並列に設けられ、蓄電
可能なコンデンサと、前記充放電検出手段が少なくとも
前記バッテリが前記充電状態にあることを検出したと
き、前記スイッチング手段により前記バッテリに間欠的
に充電電流を供給する制御手段とを備えることを特徴と
している。
【0011】従って、充電電流が定期変動して間欠的に
バッテリに流れる場合において、スイッチング手段によ
り充電電流のバッテリへの通電が遮断あるいは低減され
ている間には、充電電流はコンデンサに好適に蓄電され
る。さらには、バッテリの放電時には、バッテリからの
放電電流が安定化される。また、請求項3の発明では、
前記充電状態は、前記内燃機関により前記発電機が駆動
されて前記バッテリを充電している状態であることを特
徴としている。従って、発電機によって発生する充電電
流が間欠的にバッテリに流れ蓄電される。
バッテリに流れる場合において、スイッチング手段によ
り充電電流のバッテリへの通電が遮断あるいは低減され
ている間には、充電電流はコンデンサに好適に蓄電され
る。さらには、バッテリの放電時には、バッテリからの
放電電流が安定化される。また、請求項3の発明では、
前記充電状態は、前記内燃機関により前記発電機が駆動
されて前記バッテリを充電している状態であることを特
徴としている。従って、発電機によって発生する充電電
流が間欠的にバッテリに流れ蓄電される。
【0012】また、請求項4の発明では、前記充電状態
は、前記モータが発電して前記バッテリを充電する回生
状態であることを特徴としている。従って、車両の制動
時等においてモータにより発電される充電電流が回生エ
ネルギとして間欠的にバッテリに流れ蓄電される。ま
た、請求項5の発明では、前記スイッチング回路は、前
記バッテリから前記モータへ常時放電電流を流す放電手
段を有することを特徴としている。従って、バッテリか
らは常に放電可能であり、モータは常時良好に駆動可能
である。
は、前記モータが発電して前記バッテリを充電する回生
状態であることを特徴としている。従って、車両の制動
時等においてモータにより発電される充電電流が回生エ
ネルギとして間欠的にバッテリに流れ蓄電される。ま
た、請求項5の発明では、前記スイッチング回路は、前
記バッテリから前記モータへ常時放電電流を流す放電手
段を有することを特徴としている。従って、バッテリか
らは常に放電可能であり、モータは常時良好に駆動可能
である。
【0013】また、請求項6の発明では、前記放電状態
は、前記モータが前記バッテリから電力を供給されて駆
動する力行状態であることを特徴としている。従って、
バッテリからの放電電流によりモータが駆動し、モータ
は放電電流に応じた駆動力を良好に発生する。また、請
求項7の発明では、前記制御手段は、前記バッテリの充
電能力を検出する充電能力検出手段と、前記充電能力に
応じて前記充電電流と前記放電電流との断接時間比率を
設定する断接比設定手段とを有することを特徴としてい
る。従って、バッテリの充電能力が低下したようなとき
には、断接時間比率の設定により接続時間の方が切断時
間よりも短くされ、充電電流が少なくバッテリに流れ、
バッテリは温度上昇が抑えられて良好に充電される。
は、前記モータが前記バッテリから電力を供給されて駆
動する力行状態であることを特徴としている。従って、
バッテリからの放電電流によりモータが駆動し、モータ
は放電電流に応じた駆動力を良好に発生する。また、請
求項7の発明では、前記制御手段は、前記バッテリの充
電能力を検出する充電能力検出手段と、前記充電能力に
応じて前記充電電流と前記放電電流との断接時間比率を
設定する断接比設定手段とを有することを特徴としてい
る。従って、バッテリの充電能力が低下したようなとき
には、断接時間比率の設定により接続時間の方が切断時
間よりも短くされ、充電電流が少なくバッテリに流れ、
バッテリは温度上昇が抑えられて良好に充電される。
【0014】また、請求項8の発明では、前記充電能力
検出手段は、前記バッテリの温度を検出する温度検出手
段を含んでなることを特徴としている。従って、充電能
力は、バッテリの温度によって容易に検出される。
検出手段は、前記バッテリの温度を検出する温度検出手
段を含んでなることを特徴としている。従って、充電能
力は、バッテリの温度によって容易に検出される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づき説明する。図1には、本発明の一実施例が適用さ
れるシリーズ式ハイブリッド型電気自動車の駆動系の概
略構成図を示してある。同図に示すように、車輪(図示
せず)に連結された高出力モータ2には、電力変換器4
が電気的に接続されている。この電力変換器4は、ケー
ブル6,8を介して2次電池であるニッケル水素電池等
のバッテリ10に電気的に接続されている。そして、ケ
ーブル6,8からそれぞれ分岐してケーブル12,14
が延びており、これらケーブル12,14は、発電機1
6に電気的に接続されている。この発電機16は、例え
ば排気量の小さな小型エンジン18によって駆動され
る。
基づき説明する。図1には、本発明の一実施例が適用さ
れるシリーズ式ハイブリッド型電気自動車の駆動系の概
略構成図を示してある。同図に示すように、車輪(図示
せず)に連結された高出力モータ2には、電力変換器4
が電気的に接続されている。この電力変換器4は、ケー
ブル6,8を介して2次電池であるニッケル水素電池等
のバッテリ10に電気的に接続されている。そして、ケ
ーブル6,8からそれぞれ分岐してケーブル12,14
が延びており、これらケーブル12,14は、発電機1
6に電気的に接続されている。この発電機16は、例え
ば排気量の小さな小型エンジン18によって駆動され
る。
【0016】ケーブル6には電流計(充放電検出手段)
20が介装されている。この電流計20は、電流Iの大
きさとともに電流Iの方向を検出可能になっている。つ
まり、電流計20はケーブル6を流れる電流が放電電流
Idであるか充電電流Icであるかを検出可能になってい
る。符号22はバッテリ10の残存容量演算器であり、
この残存容量演算器22の入力側には、上記電流計20
からの電流信号のほか、ケーブル6,8間の電圧Eに対
応する電圧信号が入力するようになっている。そして、
残存容量演算器22は、これらの入力情報に基づきバッ
テリ10の残存容量を演算し、この演算結果に基づき、
バッテリ10の残存容量が所定値以下に低下したと判定
すると、出力信号を上記エンジン18に供給してエンジ
ン18を作動させ発電機16を駆動させる。
20が介装されている。この電流計20は、電流Iの大
きさとともに電流Iの方向を検出可能になっている。つ
まり、電流計20はケーブル6を流れる電流が放電電流
Idであるか充電電流Icであるかを検出可能になってい
る。符号22はバッテリ10の残存容量演算器であり、
この残存容量演算器22の入力側には、上記電流計20
からの電流信号のほか、ケーブル6,8間の電圧Eに対
応する電圧信号が入力するようになっている。そして、
残存容量演算器22は、これらの入力情報に基づきバッ
テリ10の残存容量を演算し、この演算結果に基づき、
バッテリ10の残存容量が所定値以下に低下したと判定
すると、出力信号を上記エンジン18に供給してエンジ
ン18を作動させ発電機16を駆動させる。
【0017】なお、このハイブリッド型電気自動車で
は、車両の制動時においてモータ2によっても発電され
るようになっている。そして、このときの起電圧がケー
ブル6,8間の電圧値Eよりも大きい場合には、バッテ
リ10はやはり充電される(エネルギ回生)。図中の符
号24は充電制御器(制御手段)である。この充電制御
器24の入力側には、上記残存容量演算器22の場合と
同様、上記電流計20からの電流信号と上記ケーブル
6,8間の電圧信号、さらにはバッテリ10に取付けら
れた温度センサ(充電能力検出手段)28からの温度信
号とが入力するようになっている。この温度センサ28
は、バッテリ10の表面温度を検出するものである。通
常、バッテリ10が劣化して充電能力が低下すると、充
電時にバッテリ10の温度は上昇する傾向にあるため、
温度センサ28で温度変化を検出することによりバッテ
リ10の能力低下を検出している。
は、車両の制動時においてモータ2によっても発電され
るようになっている。そして、このときの起電圧がケー
ブル6,8間の電圧値Eよりも大きい場合には、バッテ
リ10はやはり充電される(エネルギ回生)。図中の符
号24は充電制御器(制御手段)である。この充電制御
器24の入力側には、上記残存容量演算器22の場合と
同様、上記電流計20からの電流信号と上記ケーブル
6,8間の電圧信号、さらにはバッテリ10に取付けら
れた温度センサ(充電能力検出手段)28からの温度信
号とが入力するようになっている。この温度センサ28
は、バッテリ10の表面温度を検出するものである。通
常、バッテリ10が劣化して充電能力が低下すると、充
電時にバッテリ10の温度は上昇する傾向にあるため、
温度センサ28で温度変化を検出することによりバッテ
リ10の能力低下を検出している。
【0018】一方、出力側には、ケーブル8に介装され
たスイッチング回路(スイッチング手段)30が接続さ
れている。このスイッチング回路30は、トランジス
タ、サイリスタ或いはこれらの組合せからなる回路であ
り、充電制御器24からの出力信号に基づきケーブル8
を流れる電流Iを断接(スイッチング)し、充電電流I
cの定期変動を可能にしている。より詳しくは、充電制
御器24内に発振回路26が組み込まれており、電流計
20からの電流信号等に基づいて発振回路26から信号
がスイッチング回路30に供給され、これに応じてスイ
ッチング回路30がオン・オフされ、ケーブル8を介し
て流れる充電電流Icが断接するようになっている。
たスイッチング回路(スイッチング手段)30が接続さ
れている。このスイッチング回路30は、トランジス
タ、サイリスタ或いはこれらの組合せからなる回路であ
り、充電制御器24からの出力信号に基づきケーブル8
を流れる電流Iを断接(スイッチング)し、充電電流I
cの定期変動を可能にしている。より詳しくは、充電制
御器24内に発振回路26が組み込まれており、電流計
20からの電流信号等に基づいて発振回路26から信号
がスイッチング回路30に供給され、これに応じてスイ
ッチング回路30がオン・オフされ、ケーブル8を介し
て流れる充電電流Icが断接するようになっている。
【0019】なお、図中符号31はダイオード(放電手
段)であり、ここでは、このダイオード31の働きによ
り、バッテリ10からの放電電流Idは常時通電可能に
され、常にモータ2の駆動状態つまり力行状態が確保さ
れている。以下、このように構成されたハイブリッド型
電気自動車の充電制御について説明する。
段)であり、ここでは、このダイオード31の働きによ
り、バッテリ10からの放電電流Idは常時通電可能に
され、常にモータ2の駆動状態つまり力行状態が確保さ
れている。以下、このように構成されたハイブリッド型
電気自動車の充電制御について説明する。
【0020】通常、バッテリ10の充電を行う際には、
一定の電流を連続して流し続けるよりも、オン・オフを
繰り返すように上記定期変動させて通電するチョッパ制
御を行った方が充電効率がよいことが知られている。従
って、この充電制御においては、このようなチョッパ制
御を行うべくスイッチング回路30を制御するようにし
ている。
一定の電流を連続して流し続けるよりも、オン・オフを
繰り返すように上記定期変動させて通電するチョッパ制
御を行った方が充電効率がよいことが知られている。従
って、この充電制御においては、このようなチョッパ制
御を行うべくスイッチング回路30を制御するようにし
ている。
【0021】図2は、充電制御器24が電流計20から
の入力信号に基づいて電流Iが充電電流Icと判定した
場合に実行するスイッチング回路制御の制御ルーチンを
示すフローチャートである。また、図3は、当該ルーチ
ンの実行によって得られる充電電流Icのタイムチャー
トである。以下これら図2及び図3に沿って説明する。
の入力信号に基づいて電流Iが充電電流Icと判定した
場合に実行するスイッチング回路制御の制御ルーチンを
示すフローチャートである。また、図3は、当該ルーチ
ンの実行によって得られる充電電流Icのタイムチャー
トである。以下これら図2及び図3に沿って説明する。
【0022】先ず、ステップS10では、スイッチング
回路30がオンとされて通電中であり、その通電時間、
つまり後述するオンタイマTonの計時時間が正(Ton>
0)であるか否かを判別する。スイッチング回路30が
オンとされた直後にあっては、判別結果は真(Yes)
であり、オンタイマTonは正であるため、次にステップ
S12に進む。
回路30がオンとされて通電中であり、その通電時間、
つまり後述するオンタイマTonの計時時間が正(Ton>
0)であるか否かを判別する。スイッチング回路30が
オンとされた直後にあっては、判別結果は真(Yes)
であり、オンタイマTonは正であるため、次にステップ
S12に進む。
【0023】ステップS12では、オンタイマTonの計
時時間が所定時間T1より小さいか否か(Ton<T1)を
判別する。スイッチング回路30がオンとされた直後に
あっては、判別結果は真であり、この場合には、次にス
テップS14に進んでスイッチング回路30をオン(ス
イッチon)に設定する。このとき、充電電流IcはIc
1とされるが(図3参照)、この値Ic1は発電機16の
回転速度やバッテリ10の残存容量等に応じて変化す
る。
時時間が所定時間T1より小さいか否か(Ton<T1)を
判別する。スイッチング回路30がオンとされた直後に
あっては、判別結果は真であり、この場合には、次にス
テップS14に進んでスイッチング回路30をオン(ス
イッチon)に設定する。このとき、充電電流IcはIc
1とされるが(図3参照)、この値Ic1は発電機16の
回転速度やバッテリ10の残存容量等に応じて変化す
る。
【0024】次のステップS16では、充電電流Icが
正(Ic>0)、つまり電流Iが放電電流Idではなく充
電電流Icであるか否かを判別する。充電の開始直後に
あっては、充電電流Icは良好に流れており、この場合
には、判別結果は真であって次にステップS18に進
む。一方、ステップS16での判別結果が偽であり、バ
ッテリ10が飽和状態で充電電流Icが流れないような
場合には、後述のステップS26に進んでオンタイマT
onを0にリセットする。
正(Ic>0)、つまり電流Iが放電電流Idではなく充
電電流Icであるか否かを判別する。充電の開始直後に
あっては、充電電流Icは良好に流れており、この場合
には、判別結果は真であって次にステップS18に進
む。一方、ステップS16での判別結果が偽であり、バ
ッテリ10が飽和状態で充電電流Icが流れないような
場合には、後述のステップS26に進んでオンタイマT
onを0にリセットする。
【0025】ステップS18では、オンタイマTonの積
算を行う一方、後述のオフタイマToffを0に設定す
る。当該ルーチンが繰り返し実施され、ステップS12
の判別結果が偽(No)でオンタイマTonの計時時間が
所定時間T1を越えたと判定された場合には、次にステ
ップS24に進んでスイッチング回路30をオフ(スイ
ッチoff)に設定する。このとき、充電電流Icは0とさ
れるが、例えば値Ic2として多少電流を流すようにして
もよい(図3中破線で示す)。この場合には、スイッチ
ング回路30に所定の抵抗値の抵抗を有したバイパス回
路を設けておけばよい。
算を行う一方、後述のオフタイマToffを0に設定す
る。当該ルーチンが繰り返し実施され、ステップS12
の判別結果が偽(No)でオンタイマTonの計時時間が
所定時間T1を越えたと判定された場合には、次にステ
ップS24に進んでスイッチング回路30をオフ(スイ
ッチoff)に設定する。このとき、充電電流Icは0とさ
れるが、例えば値Ic2として多少電流を流すようにして
もよい(図3中破線で示す)。この場合には、スイッチ
ング回路30に所定の抵抗値の抵抗を有したバイパス回
路を設けておけばよい。
【0026】次のステップS26では、スイッチング回
路30がオフとされた場合に計時を行うオフタイマTof
fの積算を行う一方、上述のオンタイマTonを0にリセ
ットする。このように、オンタイマTonが0にリセット
されると、先のステップS10での判別結果は偽とな
り、この場合には次にステップS20に進む。
路30がオフとされた場合に計時を行うオフタイマTof
fの積算を行う一方、上述のオンタイマTonを0にリセ
ットする。このように、オンタイマTonが0にリセット
されると、先のステップS10での判別結果は偽とな
り、この場合には次にステップS20に進む。
【0027】ステップS20では、オフタイマToffの
計時時間が所定時間T2より小さいか否か(Toff<T
2)を判別する。スイッチング回路30がオンからオフ
に切換わった直後にあっては判別結果は真であり、この
場合には、上述のステップS24を経てステップS26
に進み、オフタイマToffの積算を行う。そして、当該
ルーチンが繰り返し実行され、ステップS20の判別結
果が偽でオフタイマToffの計時時間が所定時間T2を越
えたと判定された場合には、上述のステップS14に進
んで再びスイッチング回路30をオンとする。
計時時間が所定時間T2より小さいか否か(Toff<T
2)を判別する。スイッチング回路30がオンからオフ
に切換わった直後にあっては判別結果は真であり、この
場合には、上述のステップS24を経てステップS26
に進み、オフタイマToffの積算を行う。そして、当該
ルーチンが繰り返し実行され、ステップS20の判別結
果が偽でオフタイマToffの計時時間が所定時間T2を越
えたと判定された場合には、上述のステップS14に進
んで再びスイッチング回路30をオンとする。
【0028】以上のようにして、充電電流Icは、図3
のタイムチャートに示すように、所定時間T1とT2との
和を周期として定期変動してチョッパ制御されることに
なり、これにより、バッテリ10は効率良く充電される
ことになる。この場合の充電効率は、連続電流で充電す
る場合に比べて約1.5倍になることが実験的に確認さ
れている。
のタイムチャートに示すように、所定時間T1とT2との
和を周期として定期変動してチョッパ制御されることに
なり、これにより、バッテリ10は効率良く充電される
ことになる。この場合の充電効率は、連続電流で充電す
る場合に比べて約1.5倍になることが実験的に確認さ
れている。
【0029】ところで、充電制御器24は、所定時間T
1と所定時間T2とをバッテリ10の充電能力の経時変化
に応じて調節することも可能である(断接比設定手
段)。具体的には、温度センサ(充電能力検出手段)2
8で検出したバッテリ10の温度の上昇に応じ所定時間
T1と所定時間T2との比T1/T2を減少させて充電電流
Icの通電時間を少なくするようにする。これにより、
バッテリ10への充電電流Icの供給量を少なくしてバ
ッテリ10の温度上昇を抑え、バッテリ10の劣化を好
適に防止することができる。
1と所定時間T2とをバッテリ10の充電能力の経時変化
に応じて調節することも可能である(断接比設定手
段)。具体的には、温度センサ(充電能力検出手段)2
8で検出したバッテリ10の温度の上昇に応じ所定時間
T1と所定時間T2との比T1/T2を減少させて充電電流
Icの通電時間を少なくするようにする。これにより、
バッテリ10への充電電流Icの供給量を少なくしてバ
ッテリ10の温度上昇を抑え、バッテリ10の劣化を好
適に防止することができる。
【0030】なお、上述したように、スイッチング回路
30にはダイオード31が接続されているため、バッテ
リ10から電力変換器4への通電はスイッチング回路3
0のオン・オフに関係なく常時許容され、力行状態が確
保されている。図4には、図1のシステムのケーブル
6,8にコンデンサ36を付設したシリーズ式ハイブリ
ッド型電気自動車の駆動系の概略構成図を示してある。
30にはダイオード31が接続されているため、バッテ
リ10から電力変換器4への通電はスイッチング回路3
0のオン・オフに関係なく常時許容され、力行状態が確
保されている。図4には、図1のシステムのケーブル
6,8にコンデンサ36を付設したシリーズ式ハイブリ
ッド型電気自動車の駆動系の概略構成図を示してある。
【0031】このコンデンサ36はバッテリ10の供給
電圧に略等しい電圧E1まで耐用可能になっており、バ
ッテリ10と同様に蓄電可能になっている。これによ
り、スイッチング回路30がオフとされ、バッテリ10
への充電が寸断されたときであっても、充電電力を補助
的に蓄えることが可能となっている。図5には、図4の
システムに基づき充電制御器24が実行するスイッチン
グ回路制御の制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。以下、上記図2と同様の部分に関しては説明を省略
し、図4のシステムの作用について説明する。
電圧に略等しい電圧E1まで耐用可能になっており、バ
ッテリ10と同様に蓄電可能になっている。これによ
り、スイッチング回路30がオフとされ、バッテリ10
への充電が寸断されたときであっても、充電電力を補助
的に蓄えることが可能となっている。図5には、図4の
システムに基づき充電制御器24が実行するスイッチン
グ回路制御の制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。以下、上記図2と同様の部分に関しては説明を省略
し、図4のシステムの作用について説明する。
【0032】図5のフローチャートでは、図2のフロー
チャートに対してステップS22を追加してある。つま
り、ステップS20の判別結果が真の場合、或いはステ
ップS12の判別結果が偽の場合には、ステップS22
を実行することになる。ステップS22では、ケーブル
6,8間の電圧Eが上記の耐用電圧E1より小さいか否
か(E<E1)を判別する。判別結果が真で電圧Eが耐
用電圧E1より小さい場合には、ステップS24に進ん
でスイッチング回路30をオフとする。このとき、充電
電流Icはコンデンサ36に流れ、コンデンサ36に電
力が好適に蓄えられる。従って、スイッチング30のオ
ン・オフによって発電機16に加わる負荷変動を防止
し、発電機16の回転変動を好適に防止することが可能
となる。
チャートに対してステップS22を追加してある。つま
り、ステップS20の判別結果が真の場合、或いはステ
ップS12の判別結果が偽の場合には、ステップS22
を実行することになる。ステップS22では、ケーブル
6,8間の電圧Eが上記の耐用電圧E1より小さいか否
か(E<E1)を判別する。判別結果が真で電圧Eが耐
用電圧E1より小さい場合には、ステップS24に進ん
でスイッチング回路30をオフとする。このとき、充電
電流Icはコンデンサ36に流れ、コンデンサ36に電
力が好適に蓄えられる。従って、スイッチング30のオ
ン・オフによって発電機16に加わる負荷変動を防止
し、発電機16の回転変動を好適に防止することが可能
となる。
【0033】一方、ステップS22の判別結果が偽で電
圧Eが耐用電圧E1を越えたと判定された場合には、次
にステップS14に進んでスイッチング回路30をオン
とする。つまり、電圧Eが耐用電圧E1を越えるような
場合には、強制的にバッテリ10に充電電流Icを流す
ようにし、これにより、コンデンサ36の劣化を防止す
ることができる。
圧Eが耐用電圧E1を越えたと判定された場合には、次
にステップS14に進んでスイッチング回路30をオン
とする。つまり、電圧Eが耐用電圧E1を越えるような
場合には、強制的にバッテリ10に充電電流Icを流す
ようにし、これにより、コンデンサ36の劣化を防止す
ることができる。
【0034】また、このようにコンデンサ36を配設す
ることにより、放電時において、バッテリ10からモー
タ2に流れる放電電流Idを安定させることも可能とな
る。これにより、バッテリ10のジュール損失を好適に
低減することができる。以上、詳細に説明したように、
ハイブリッド型電気自動車に本発明の充電制御装置を用
い、バッテリ10に流れる充電電流Icをチョッパ制御
することにより、バッテリ10への充電効率を向上させ
ることができ、バッテリ10の数を少なくするとともに
バッテリ10自体を小型化することができる。
ることにより、放電時において、バッテリ10からモー
タ2に流れる放電電流Idを安定させることも可能とな
る。これにより、バッテリ10のジュール損失を好適に
低減することができる。以上、詳細に説明したように、
ハイブリッド型電気自動車に本発明の充電制御装置を用
い、バッテリ10に流れる充電電流Icをチョッパ制御
することにより、バッテリ10への充電効率を向上させ
ることができ、バッテリ10の数を少なくするとともに
バッテリ10自体を小型化することができる。
【0035】また、バッテリ10と並列にしてコンデン
サ36を設けることにより、バッテリ10への通電が遮
断された場合に充電電流Icをコンデンサ36に導いて
電力を蓄えることができ、発電機16の負荷を軽減しな
がら良好な充電を実施することができ、放電時にあって
は放電電流Idを好適に安定させることができる。
サ36を設けることにより、バッテリ10への通電が遮
断された場合に充電電流Icをコンデンサ36に導いて
電力を蓄えることができ、発電機16の負荷を軽減しな
がら良好な充電を実施することができ、放電時にあって
は放電電流Idを好適に安定させることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の充電制
御装置によれば、内燃機関により発電機を駆動してバッ
テリに充電し、この充電された電気を放電してモータを
駆動し走行するハイブリッド型電気自動車の充電制御装
置において、バッテリの充電状態及び放電状態を検出す
る充放電検出手段と、バッテリの充電電流を定期変動さ
せることの可能なスイッチング手段と、充放電検出手段
が少なくともバッテリが充電状態にあることを検出した
とき、スイッチング手段によりバッテリに間欠的に充電
電流を供給する制御手段とを備えるようにしたので、バ
ッテリが充電状態にあるときには、充電電流を間欠的に
定期変動させてバッテリに流し充電効率を向上させるこ
とができる。これにより、バッテリの数を減らすことが
でき、バッテリ自体を小型化することができる。
御装置によれば、内燃機関により発電機を駆動してバッ
テリに充電し、この充電された電気を放電してモータを
駆動し走行するハイブリッド型電気自動車の充電制御装
置において、バッテリの充電状態及び放電状態を検出す
る充放電検出手段と、バッテリの充電電流を定期変動さ
せることの可能なスイッチング手段と、充放電検出手段
が少なくともバッテリが充電状態にあることを検出した
とき、スイッチング手段によりバッテリに間欠的に充電
電流を供給する制御手段とを備えるようにしたので、バ
ッテリが充電状態にあるときには、充電電流を間欠的に
定期変動させてバッテリに流し充電効率を向上させるこ
とができる。これにより、バッテリの数を減らすことが
でき、バッテリ自体を小型化することができる。
【0037】また、請求項2の充電制御装置によれば、
内燃機関により発電機を駆動してバッテリに充電し、こ
の充電された電気を放電しモータを駆動して走行するハ
イブリッド型電気自動車の充電制御装置において、バッ
テリの充電状態及び放電状態を検出する充放電検出手段
と、バッテリの充電電流を定期変動させることの可能な
スイッチング手段と、バッテリとモータとの間の接続回
路にバッテリと並列に設けられ、蓄電可能なコンデンサ
と、充放電検出手段が少なくともバッテリが充電状態に
あることを検出したとき、スイッチング手段によりバッ
テリに間欠的に充電電流を供給する制御手段とを備える
ようにしたので、充電電流が定期変動して間欠的にバッ
テリに流れる場合において、スイッチング手段により充
電電流のバッテリへの通電が遮断あるいは低減されてい
る間には、充電電流をコンデンサに好適に蓄電すること
ができる。これにより、発電機の負荷変動を防止できる
とともに、放電時にはバッテリからの放電電流を安定化
してバッテリ内のジュール損失を低下させることができ
る。
内燃機関により発電機を駆動してバッテリに充電し、こ
の充電された電気を放電しモータを駆動して走行するハ
イブリッド型電気自動車の充電制御装置において、バッ
テリの充電状態及び放電状態を検出する充放電検出手段
と、バッテリの充電電流を定期変動させることの可能な
スイッチング手段と、バッテリとモータとの間の接続回
路にバッテリと並列に設けられ、蓄電可能なコンデンサ
と、充放電検出手段が少なくともバッテリが充電状態に
あることを検出したとき、スイッチング手段によりバッ
テリに間欠的に充電電流を供給する制御手段とを備える
ようにしたので、充電電流が定期変動して間欠的にバッ
テリに流れる場合において、スイッチング手段により充
電電流のバッテリへの通電が遮断あるいは低減されてい
る間には、充電電流をコンデンサに好適に蓄電すること
ができる。これにより、発電機の負荷変動を防止できる
とともに、放電時にはバッテリからの放電電流を安定化
してバッテリ内のジュール損失を低下させることができ
る。
【0038】また、請求項3の充電制御装置によれば、
充電状態は、内燃機関により発電機が駆動されてバッテ
リを充電している状態であるので、発電機によって発生
する充電電流を間欠的にバッテリに流すようにでき、良
好に充電することができる。また、請求項4の充電制御
装置によれば、充電状態は、モータが発電してバッテリ
を充電している状態であるので、車両の制動時等におい
てモータにより発電され回生される充電電流を間欠的に
バッテリに流すようにでき、良好に充電することができ
る。
充電状態は、内燃機関により発電機が駆動されてバッテ
リを充電している状態であるので、発電機によって発生
する充電電流を間欠的にバッテリに流すようにでき、良
好に充電することができる。また、請求項4の充電制御
装置によれば、充電状態は、モータが発電してバッテリ
を充電している状態であるので、車両の制動時等におい
てモータにより発電され回生される充電電流を間欠的に
バッテリに流すようにでき、良好に充電することができ
る。
【0039】また、請求項5の充電制御装置によれば、
スイッチング回路は、バッテリからモータへ常時放電電
流を流す放電手段を有するので、バッテリからは常に放
電可能であってモータを常時良好に駆動させることが可
能である。また、請求項6の充電制御装置によれば、放
電状態は、モータがバッテリから電力を供給されて駆動
する力行状態であるので、放電電流に応じた駆動力を良
好にモータに発生させることができる。
スイッチング回路は、バッテリからモータへ常時放電電
流を流す放電手段を有するので、バッテリからは常に放
電可能であってモータを常時良好に駆動させることが可
能である。また、請求項6の充電制御装置によれば、放
電状態は、モータがバッテリから電力を供給されて駆動
する力行状態であるので、放電電流に応じた駆動力を良
好にモータに発生させることができる。
【0040】また、請求項7の充電制御装置によれば、
制御手段は、バッテリの充電能力を検出する充電能力検
出手段と、充電能力に応じて充電電流と放電電流との断
接時間比率を設定する断接比設定手段とを有するので、
バッテリの充電能力が低下したようなときには、断接時
間比率の設定により接続時間の方を切断時間よりも短く
して充電電流を少なくバッテリに流すようにでき、バッ
テリの温度上昇を抑えて良好な充電を実施できる。
制御手段は、バッテリの充電能力を検出する充電能力検
出手段と、充電能力に応じて充電電流と放電電流との断
接時間比率を設定する断接比設定手段とを有するので、
バッテリの充電能力が低下したようなときには、断接時
間比率の設定により接続時間の方を切断時間よりも短く
して充電電流を少なくバッテリに流すようにでき、バッ
テリの温度上昇を抑えて良好な充電を実施できる。
【0041】また、請求項8の充電制御装置によれば、
充電能力検出手段は、バッテリの温度を検出する温度検
出手段を含んでなるので、バッテリの温度によって容易
に充電能力を検出できる。
充電能力検出手段は、バッテリの温度を検出する温度検
出手段を含んでなるので、バッテリの温度によって容易
に充電能力を検出できる。
【図1】本発明の充電制御装置を備えたシリーズ式ハイ
ブリッド型電気自動車の駆動系を示す概略図である。
ブリッド型電気自動車の駆動系を示す概略図である。
【図2】図1中の充電制御器が実施するスイッチング回
路制御ルーチンを示すフローチャートである。
路制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】図2のスイッチング回路制御ルーチンに基づく
充電電流Icのタイムチャートである。
充電電流Icのタイムチャートである。
【図4】コンデンサを含む充電制御装置を備えたシリー
ズ式ハイブリッド型電気自動車の駆動系を示す概略図で
ある。
ズ式ハイブリッド型電気自動車の駆動系を示す概略図で
ある。
【図5】図4の充電制御器が実施するスイッチング回路
制御ルーチンを示すフローチャートである。
制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図6】従来のシリーズ式ハイブリッド型電気自動車の
駆動系を示す概略図である。
駆動系を示す概略図である。
2 モータ 10 バッテリ 16 発電機 18 小型エンジン 20 電流計(充放電検出手段) 22 残存容量演算器 24 充電制御器(制御手段) 26 発振回路 28 温度センサ(充電能力検出手段) 30 スイッチング回路(スイッチング手段) 36 コンデンサ
Claims (8)
- 【請求項1】 内燃機関により発電機を駆動してバッテ
リに充電し、この充電された電気を放電してモータを駆
動し走行するハイブリッド型電気自動車の充電制御装置
において、 前記バッテリの充電状態及び放電状態を検出する充放電
検出手段と、 前記バッテリの充電電流を定期変動させることの可能な
スイッチング手段と、 前記充放電検出手段が少なくとも前記バッテリが前記充
電状態にあることを検出したとき、前記スイッチング手
段により前記バッテリに間欠的に充電電流を供給する制
御手段と、を備えることを特徴とする充電制御装置。 - 【請求項2】 内燃機関により発電機を駆動してバッテ
リに充電し、この充電された電気を放電しモータを駆動
して走行するハイブリッド型電気自動車の充電制御装置
において、 前記バッテリの充電状態及び放電状態を検出する充放電
検出手段と、 前記バッテリの充電電流を定期変動させることの可能な
スイッチング手段と、 前記バッテリと前記モータとの間の接続回路に前記バッ
テリと並列に設けられ、蓄電可能なコンデンサと、 前記充放電検出手段が少なくとも前記バッテリが前記充
電状態にあることを検出したとき、前記スイッチング手
段により前記バッテリに間欠的に充電電流を供給する制
御手段と、を備えることを特徴とする充電制御装置。 - 【請求項3】 前記充電状態は、前記内燃機関により前
記発電機が駆動されて前記バッテリを充電している状態
であることを特徴とする、請求項1または2記載の充電
制御装置。 - 【請求項4】 前記充電状態は、前記モータが発電して
前記バッテリを充電する回生状態であることを特徴とす
る、請求項1または2記載の充電制御装置。 - 【請求項5】 前記スイッチング回路は、前記バッテリ
から前記モータへ常時放電電流を流す放電手段を有する
ことを特徴とする、請求項1または2記載の充電制御装
置。 - 【請求項6】 前記放電状態は、前記モータが前記バッ
テリから電力を供給されて駆動する力行状態であること
を特徴とする、請求項1または2記載の充電制御装置。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記バッテリの充電能
力を検出する充電能力検出手段と、 前記充電能力に応じて前記充電電流と前記放電電流との
断接時間比率を設定する断接比設定手段とを有すること
を特徴とする、請求項1または2記載の充電制御装置。 - 【請求項8】 前記充電能力検出手段は、前記バッテリ
の温度を検出する温度検出手段を含んでなることを特徴
とする、請求項7記載の充電制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22545395A JPH0974611A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 充電制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22545395A JPH0974611A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 充電制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0974611A true JPH0974611A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16829593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22545395A Pending JPH0974611A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 充電制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0974611A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6637530B1 (en) | 1999-10-08 | 2003-10-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hybrid vehicle control apparatus wherein battery is charged based on required charging amount and/or energy conversion efficiency of electric generator |
WO2009090913A1 (ja) * | 2008-01-14 | 2009-07-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | リチウムイオン二次電池の充電方法、及び、ハイブリッド自動車 |
WO2009139146A1 (ja) * | 2008-05-12 | 2009-11-19 | 株式会社 東芝 | 電気車制御装置 |
WO2012005046A1 (ja) * | 2010-07-08 | 2012-01-12 | 株式会社Ihi | 排熱回収装置 |
JP2014200124A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-23 | カヤバ工業株式会社 | 充電制御装置及びミキサ車 |
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1995
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