JPH0972549A - 食品の温度測定法およびそれを用いた調理装置 - Google Patents
食品の温度測定法およびそれを用いた調理装置Info
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- JPH0972549A JPH0972549A JP22876595A JP22876595A JPH0972549A JP H0972549 A JPH0972549 A JP H0972549A JP 22876595 A JP22876595 A JP 22876595A JP 22876595 A JP22876595 A JP 22876595A JP H0972549 A JPH0972549 A JP H0972549A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は自動調理を目的として食品温度を測
定する食品の温度測定法およびそれを用いた調理装置に
関し、回転載置台の使用、非使用に拘らず1個の温度検
出手段で2次元的に食品の温度分布を検出することを目
的としている。 【構成】 食品の温度を検出する温度検出手段5の温度
検出位置を略直角に2方向に移動させる駆動手段6a、
6bを設けた構成で、2次元的に食品の温度分布を検出
するので、食品を回転させる必要なく、また1個の温度
検出手段5で2次元的に温度分布を検出することが可能
である。
定する食品の温度測定法およびそれを用いた調理装置に
関し、回転載置台の使用、非使用に拘らず1個の温度検
出手段で2次元的に食品の温度分布を検出することを目
的としている。 【構成】 食品の温度を検出する温度検出手段5の温度
検出位置を略直角に2方向に移動させる駆動手段6a、
6bを設けた構成で、2次元的に食品の温度分布を検出
するので、食品を回転させる必要なく、また1個の温度
検出手段5で2次元的に温度分布を検出することが可能
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動調理を目的として食
品温度を測定する食品の温度測定法およびそれを用いた
調理装置に関するものである。
品温度を測定する食品の温度測定法およびそれを用いた
調理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の調理装置は、特開平6−2
01137号公報に示すようなものが一般的であった。
以下、その構成について図5を参照にしながら説明す
る。図5に示すように収納庫1内に食品2を載せるため
の回転載置台3があり、さらにこの食品2を加熱する加
熱手段4、非接触で食品2の温度を検出する温度検出手
段5を備えている。温度検出手段5は視野範囲の狭い1
素子の赤外線温度センサで温度検出位置を変更する駆動
手段6が接続されている。駆動手段6は例えばステッピ
ングモータで構成され温度検出手段5の検出位置を回転
載置台3の半径方向を覆うように周期的に一定角度分往
復回転(首振り)運動しつつ、温度検出手段5は一定時
間ごとに開口7を介して食品2、回転載置台3、加熱室
1の壁面から放射される熱エネルギーを非接触に検出す
る。回転載置台3の回転と駆動手段6の反復往復走査に
より、温度検出手段5の検出位置は図6に示すように回
転載置台3の全体を覆い2次元的に温度分布を検出でき
るものである。8は判定手段で各検出位置に対応した温
度より食品2の温度分布を判定し、9は制御手段で判定
手段8の判定結果に基づき加熱手段4を制御するもので
ある。また回転載置台に頼らず2次元的に温度分布を検
出する方法として温度検出手段を複数直線的に並べて駆
動したり、複数2次元的に配列するなどの方法もある。
01137号公報に示すようなものが一般的であった。
以下、その構成について図5を参照にしながら説明す
る。図5に示すように収納庫1内に食品2を載せるため
の回転載置台3があり、さらにこの食品2を加熱する加
熱手段4、非接触で食品2の温度を検出する温度検出手
段5を備えている。温度検出手段5は視野範囲の狭い1
素子の赤外線温度センサで温度検出位置を変更する駆動
手段6が接続されている。駆動手段6は例えばステッピ
ングモータで構成され温度検出手段5の検出位置を回転
載置台3の半径方向を覆うように周期的に一定角度分往
復回転(首振り)運動しつつ、温度検出手段5は一定時
間ごとに開口7を介して食品2、回転載置台3、加熱室
1の壁面から放射される熱エネルギーを非接触に検出す
る。回転載置台3の回転と駆動手段6の反復往復走査に
より、温度検出手段5の検出位置は図6に示すように回
転載置台3の全体を覆い2次元的に温度分布を検出でき
るものである。8は判定手段で各検出位置に対応した温
度より食品2の温度分布を判定し、9は制御手段で判定
手段8の判定結果に基づき加熱手段4を制御するもので
ある。また回転載置台に頼らず2次元的に温度分布を検
出する方法として温度検出手段を複数直線的に並べて駆
動したり、複数2次元的に配列するなどの方法もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の調理装置では、2次元的に温度分布を検出するために
回転載置台を必要とするか、または複数の温度検出手段
が必要である。一般にオーブン電子レンジでは回転載置
台に食品を載せて加熱する調理メニューと、回転載置台
を使わず角皿に食品を載せて加熱する調理メニューがあ
り、温度分布を検出するために回転載置台を必要とする
方法は温度分布を検出できる調理メニューが限定されて
しまう。また複数の温度検出手段を必要とする方法は、
各検出位置ごとの温度を正確に検出して温度分布を検出
するには各温度検出手段の特性を揃えるか、個別に特性
を調整する必要があり製造工程、検査工程が煩雑になる
という課題を有していた。
の調理装置では、2次元的に温度分布を検出するために
回転載置台を必要とするか、または複数の温度検出手段
が必要である。一般にオーブン電子レンジでは回転載置
台に食品を載せて加熱する調理メニューと、回転載置台
を使わず角皿に食品を載せて加熱する調理メニューがあ
り、温度分布を検出するために回転載置台を必要とする
方法は温度分布を検出できる調理メニューが限定されて
しまう。また複数の温度検出手段を必要とする方法は、
各検出位置ごとの温度を正確に検出して温度分布を検出
するには各温度検出手段の特性を揃えるか、個別に特性
を調整する必要があり製造工程、検査工程が煩雑になる
という課題を有していた。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので回転載置台の使用、非使用に拘らず2次元的に
食品の温度分布を検出すること、また製造工程、検査工
程を簡易にするために1個の温度検出手段で2次元的に
温度分布を検出することを第1の目的とする。
るもので回転載置台の使用、非使用に拘らず2次元的に
食品の温度分布を検出すること、また製造工程、検査工
程を簡易にするために1個の温度検出手段で2次元的に
温度分布を検出することを第1の目的とする。
【0005】また、第2の目的は温度検出の信頼性を高
め、温度検出精度を向上させることである。
め、温度検出精度を向上させることである。
【0006】また、第3の目的は食品の加熱分布を均一
化することである。
化することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、非接触で食品
の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の
温度検出位置を略直角に2方向に移動させる駆動手段と
を備えた構成としたものである。
の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の
温度検出位置を略直角に2方向に移動させる駆動手段と
を備えた構成としたものである。
【0008】また、第1の回転駆動手段と、前記第1の
回転駆動手段の回転軸により回動するチョッパと、前記
第1の回転駆動手段の回転軸により回動する第1の歯車
と、前記第1の歯車と連接して回動する第2の歯車と、
前記第2の歯車の回転軸により回動する非接触で食品の
温度を検出する温度検出手段と、前記第1の回転駆動手
段の回転軸に略直角に前記第1の回転駆動手段を回転駆
動する第2の回転駆動手段を備えた構成としたものであ
る。
回転駆動手段の回転軸により回動するチョッパと、前記
第1の回転駆動手段の回転軸により回動する第1の歯車
と、前記第1の歯車と連接して回動する第2の歯車と、
前記第2の歯車の回転軸により回動する非接触で食品の
温度を検出する温度検出手段と、前記第1の回転駆動手
段の回転軸に略直角に前記第1の回転駆動手段を回転駆
動する第2の回転駆動手段を備えた構成としたものであ
る。
【0009】また、食品を収納する収納庫を有し、前記
収納庫の天井面と側面との境界近傍に温度検出のための
開口を設け、温度検出手段は前記収納庫の外部より前記
開口を通して食品を斜めにのぞむよう設けた構成とした
ものである。
収納庫の天井面と側面との境界近傍に温度検出のための
開口を設け、温度検出手段は前記収納庫の外部より前記
開口を通して食品を斜めにのぞむよう設けた構成とした
ものである。
【0010】また、食品を加熱する加熱手段と、上記し
た食品の温度測定法を用いて前記加熱手段を制御する制
御手段を備えた構成としたものである。
た食品の温度測定法を用いて前記加熱手段を制御する制
御手段を備えた構成としたものである。
【0011】また、加熱手段は高周波発振手段を複数有
する構成としたものである。また、加熱手段は高周波発
振手段と、前記高周波発振手段で発生した電波を撹拌す
る撹拌手段を有する構成としたものである。
する構成としたものである。また、加熱手段は高周波発
振手段と、前記高周波発振手段で発生した電波を撹拌す
る撹拌手段を有する構成としたものである。
【0012】
【作用】本発明は上記した構成によって、温度検出手段
の検出位置は駆動手段により略直角に2方向に移動する
ことで1個の温度検出手段で食品の2次元の温度分布が
検出できるのである。
の検出位置は駆動手段により略直角に2方向に移動する
ことで1個の温度検出手段で食品の2次元の温度分布が
検出できるのである。
【0013】また第1の回転駆動手段でチョッパを駆動
しながら温度検出手段を駆動し、第2の回転手段で第1
の回転手段による駆動と略直角に第1の回転手段をを駆
動するので、温度検出手段の検出位置は略直角に2方向
に移動し1個の温度検出手段で食品の2次元の温度分布
が検出できるのである。
しながら温度検出手段を駆動し、第2の回転手段で第1
の回転手段による駆動と略直角に第1の回転手段をを駆
動するので、温度検出手段の検出位置は略直角に2方向
に移動し1個の温度検出手段で食品の2次元の温度分布
が検出できるのである。
【0014】また温度検出手段は収納庫の天井面と側面
の境界近傍に設けられた開口を通して斜めに食品をのぞ
むことで開口面積を小さくできるのである。
の境界近傍に設けられた開口を通して斜めに食品をのぞ
むことで開口面積を小さくできるのである。
【0015】また食品の2次元の温度分布を検出し、検
出した温度分布を用いて制御手段が加熱手段を制御する
ことで食品の自動加熱調理ができるのである。
出した温度分布を用いて制御手段が加熱手段を制御する
ことで食品の自動加熱調理ができるのである。
【0016】また複数の高周波発振手段で加熱するの
で、一方の高周波発振手段での食品加熱の弱い箇所を他
方の高周波発振手段で補充でき、食品加熱の均一性を良
くすることができる。
で、一方の高周波発振手段での食品加熱の弱い箇所を他
方の高周波発振手段で補充でき、食品加熱の均一性を良
くすることができる。
【0017】また電波を撹拌する撹拌手段を設けている
ので、食品加熱の均一性を良くすることができる。
ので、食品加熱の均一性を良くすることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2を
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例の
調理装置の構成ブロック図であり電子レンジに応用した
例である。また図2は温度検出手段、駆動手段を説明す
る要部断面図である。尚、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付す。
参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例の
調理装置の構成ブロック図であり電子レンジに応用した
例である。また図2は温度検出手段、駆動手段を説明す
る要部断面図である。尚、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付す。
【0019】図1において、1は収納庫でここに被加熱
物である食品を収納する。加熱手段は高周波を発振する
マグネトロン4と、収納庫1内部で電波を万遍なく分布
させるために撹拌する撹拌手段であるスタラー羽根10
と、スタラー羽根10を回転させるスタラーモータ11
により構成している。5は温度検出手段で非接触で温度
が検出できる焦電型の赤外線温度センサであり、収納庫
1の壁面に設けた開口7を通して温度検出する。6a、
6bは駆動手段であり、ステッピングモータによるもの
である。第1のステッピングモータ6aは反復回転して
赤外線温度センサ5の首を振り、検出位置を図1の手前
から奥に向かう方向に反復走査するものである。第2の
ステッピングモータ6bは同様に赤外線温度センサ5の
検出位置を図1の左右に反復走査するものであり、ステ
ッピングモータ6aの反復走査周期に比べ十分遅い周期
である。
物である食品を収納する。加熱手段は高周波を発振する
マグネトロン4と、収納庫1内部で電波を万遍なく分布
させるために撹拌する撹拌手段であるスタラー羽根10
と、スタラー羽根10を回転させるスタラーモータ11
により構成している。5は温度検出手段で非接触で温度
が検出できる焦電型の赤外線温度センサであり、収納庫
1の壁面に設けた開口7を通して温度検出する。6a、
6bは駆動手段であり、ステッピングモータによるもの
である。第1のステッピングモータ6aは反復回転して
赤外線温度センサ5の首を振り、検出位置を図1の手前
から奥に向かう方向に反復走査するものである。第2の
ステッピングモータ6bは同様に赤外線温度センサ5の
検出位置を図1の左右に反復走査するものであり、ステ
ッピングモータ6aの反復走査周期に比べ十分遅い周期
である。
【0020】8は赤外線温度センサ5から伝えられた温
度情報を第1のステッピングモータ6aと第2のステッ
ピングモータ6bの回転角度に対応して記憶しておきス
テッピングモータ6bが片道駆動すると1画面分の2次
元熱画像情報として扱う温度情報処理手段である。ステ
ッピングモータ6bの1回目の片道駆動で得た2次元熱
画像情報と、加熱開始から所定時間後のステッピングモ
ータ6bの片道駆動で得た2次元熱画像情報を比較する
と、加熱手段4から被加熱物である食品部分のみ温度上
昇が著しいことより、食品の位置、大きさなど全体の熱
画像の中から食品を抽出することができる。また食品の
加熱分布も判定することができる。
度情報を第1のステッピングモータ6aと第2のステッ
ピングモータ6bの回転角度に対応して記憶しておきス
テッピングモータ6bが片道駆動すると1画面分の2次
元熱画像情報として扱う温度情報処理手段である。ステ
ッピングモータ6bの1回目の片道駆動で得た2次元熱
画像情報と、加熱開始から所定時間後のステッピングモ
ータ6bの片道駆動で得た2次元熱画像情報を比較する
と、加熱手段4から被加熱物である食品部分のみ温度上
昇が著しいことより、食品の位置、大きさなど全体の熱
画像の中から食品を抽出することができる。また食品の
加熱分布も判定することができる。
【0021】この温度情報処理手段8の出力に基づき制
御手段9が加熱手段4を制御する。制御手段9は食品の
最高温度が所定温度になれば加熱手段4を停止したり、
あるいは食品の加熱分布、即ち最高温度と最低温度の差
が所定以上になれば加熱手段4を中断して熱伝導を待つ
などして加熱分布を均一化するなどの制御を行う。
御手段9が加熱手段4を制御する。制御手段9は食品の
最高温度が所定温度になれば加熱手段4を停止したり、
あるいは食品の加熱分布、即ち最高温度と最低温度の差
が所定以上になれば加熱手段4を中断して熱伝導を待つ
などして加熱分布を均一化するなどの制御を行う。
【0022】図2に於いて12はステッピングモータ6
aで回転する第1の支軸でありチョッパ13と小ギア1
4が取り付けられている。チョッパ13はスリットが切
ってあって赤外線温度センサ5の光路を開閉しながら回
転する。小ギア14は大ギア15と接し大ギア15には
回転の第2の支軸16が取り付けられ、第2の支軸16
は受け部17により回転自在に取り付けられている。ま
た第2の支軸16にはプリント基板18が取り付けら
れ、プリント基板18には赤外線温度センサ5と増幅回
路等のセンサ周辺電子回路(図示せず)が取り付けられ
ている。この構成で一つのステッピングモータ6aで赤
外線温度センサ5の首振りとチョッパ13による光路の
開閉の両方を行っている。これら全体は赤外線温度セン
サ5の光路に開口19を持つ金属ケース20に納めら
れ、ステッピングモータ6aを固定した金属性の蓋21
で閉じられていて電波シールされている。また、ステッ
ピングモータ6bは第3の支軸22を回転させ、第3の
支軸22に取り付けられた連結棒23でステッピングモ
ータ6aとケース20全体を首振り駆動するものであ
る。本発明の第1の実施例によれば1個のステッピング
モータでチョッパ13と赤外線温度センサ5の両方を駆
動しているので安価な構成で、庫内全体の2次元熱画像
を得ることができる。
aで回転する第1の支軸でありチョッパ13と小ギア1
4が取り付けられている。チョッパ13はスリットが切
ってあって赤外線温度センサ5の光路を開閉しながら回
転する。小ギア14は大ギア15と接し大ギア15には
回転の第2の支軸16が取り付けられ、第2の支軸16
は受け部17により回転自在に取り付けられている。ま
た第2の支軸16にはプリント基板18が取り付けら
れ、プリント基板18には赤外線温度センサ5と増幅回
路等のセンサ周辺電子回路(図示せず)が取り付けられ
ている。この構成で一つのステッピングモータ6aで赤
外線温度センサ5の首振りとチョッパ13による光路の
開閉の両方を行っている。これら全体は赤外線温度セン
サ5の光路に開口19を持つ金属ケース20に納めら
れ、ステッピングモータ6aを固定した金属性の蓋21
で閉じられていて電波シールされている。また、ステッ
ピングモータ6bは第3の支軸22を回転させ、第3の
支軸22に取り付けられた連結棒23でステッピングモ
ータ6aとケース20全体を首振り駆動するものであ
る。本発明の第1の実施例によれば1個のステッピング
モータでチョッパ13と赤外線温度センサ5の両方を駆
動しているので安価な構成で、庫内全体の2次元熱画像
を得ることができる。
【0023】次に本発明の第2の実施例を図3、図4を
用いて説明する。図3は本発明の第2の実施例の調理装
置の構成ブロック図、図4は駆動手段の首振り角度を説
明する図である。第2の実施例において第1の実施例と
相違する点は、赤外線温度センサ5を収納庫1の天井面
と側面の境界付近に付けたことにある。そして底面と天
井面それぞれにマグネトロン4a、4b、スタラー羽根
10a、10b、スタラーモーター11a、11bを付
けたことである。24は誘電体カバーである。このよう
に上下にマグネトロンを付け、それぞれに電波を撹拌す
るスタラーを付けたことで収納庫1内部の電波分布はよ
り均一化され、食品の加熱分布を均一化する効果があ
る。
用いて説明する。図3は本発明の第2の実施例の調理装
置の構成ブロック図、図4は駆動手段の首振り角度を説
明する図である。第2の実施例において第1の実施例と
相違する点は、赤外線温度センサ5を収納庫1の天井面
と側面の境界付近に付けたことにある。そして底面と天
井面それぞれにマグネトロン4a、4b、スタラー羽根
10a、10b、スタラーモーター11a、11bを付
けたことである。24は誘電体カバーである。このよう
に上下にマグネトロンを付け、それぞれに電波を撹拌す
るスタラーを付けたことで収納庫1内部の電波分布はよ
り均一化され、食品の加熱分布を均一化する効果があ
る。
【0024】図4に赤外線温度センサの取付位置による
首振りの角度の違いを説明している。下部太実線部分を
測温領域とすると、天井面中央付近Aの位置では首振り
角度はθA、天井面と側面境界付近のBの位置ではθ
B、側面下方のCの位置ではθCとなり、θBが最も角
度が小さい。首振り角度が小さければ駆動手段の構成を
簡易にしやすく、また収納庫壁面に設ける開口を小さく
することができるので、電波の影響を受けにくくまた汚
れにくいなど温度検出の信頼性を向上させることができ
る。
首振りの角度の違いを説明している。下部太実線部分を
測温領域とすると、天井面中央付近Aの位置では首振り
角度はθA、天井面と側面境界付近のBの位置ではθ
B、側面下方のCの位置ではθCとなり、θBが最も角
度が小さい。首振り角度が小さければ駆動手段の構成を
簡易にしやすく、また収納庫壁面に設ける開口を小さく
することができるので、電波の影響を受けにくくまた汚
れにくいなど温度検出の信頼性を向上させることができ
る。
【0025】以上の説明した実施例では2方向の検出箇
所変更のために2個の駆動手段を用いたが、カムやギア
の組み合わせで1個の駆動手段で行なうことも可能であ
り、その場合は更に簡易な駆動手段という効果がある。
また温度検出手段を直接駆動せず、間接的に反射鏡を2
次元的に駆動して検出位置を変更する方法もあり、その
場合には耐熱等の効果が期待できる。
所変更のために2個の駆動手段を用いたが、カムやギア
の組み合わせで1個の駆動手段で行なうことも可能であ
り、その場合は更に簡易な駆動手段という効果がある。
また温度検出手段を直接駆動せず、間接的に反射鏡を2
次元的に駆動して検出位置を変更する方法もあり、その
場合には耐熱等の効果が期待できる。
【0026】また以上の説明では食品を固定していた
が、食品の加熱分布の均一化を図るために回転載置台を
設けて食品を回転させても良く、この場合には温度検出
中も食品が回転移動するが、駆動手段の速度と回転載置
台の回転周期より温度検出手段が検出している位置を演
算すれば不具合はない。2次元の温度分布を検出するた
めに載置台を回転させるのではないから、食品の加熱分
布均一化のために回転周期を変化させたり、断続させる
ことも可能である。
が、食品の加熱分布の均一化を図るために回転載置台を
設けて食品を回転させても良く、この場合には温度検出
中も食品が回転移動するが、駆動手段の速度と回転載置
台の回転周期より温度検出手段が検出している位置を演
算すれば不具合はない。2次元の温度分布を検出するた
めに載置台を回転させるのではないから、食品の加熱分
布均一化のために回転周期を変化させたり、断続させる
ことも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、温度検
出手段の検出位置を駆動手段で略直角に2方向に移動さ
せるので、回転載置台の使用、非使用に拘らず食品の2
次元の温度分布検出が可能であり、また1個の温度検出
手段で食品の2次元の温度分布を検出することができる
ので、製造工程、検査工程が煩雑にならない。
出手段の検出位置を駆動手段で略直角に2方向に移動さ
せるので、回転載置台の使用、非使用に拘らず食品の2
次元の温度分布検出が可能であり、また1個の温度検出
手段で食品の2次元の温度分布を検出することができる
ので、製造工程、検査工程が煩雑にならない。
【0028】また、温度検出手段を収納庫の天井面と側
面の境界近傍に取り付けているので収納庫壁面の開口部
を小さくすることができ、温度検出の信頼性を高め、温
度検出精度を向上させることができる。
面の境界近傍に取り付けているので収納庫壁面の開口部
を小さくすることができ、温度検出の信頼性を高め、温
度検出精度を向上させることができる。
【図1】本発明の第1の実施例における調理装置の構成
ブロック図
ブロック図
【図2】同実施例の駆動手段の要部断面図
【図3】本発明の第2の実施例における調理装置の構成
ブロック図
ブロック図
【図4】同実施例における駆動手段の駆動角度を説明す
る図
る図
【図5】従来の調理装置の構成ブロック図
【図6】従来の調理装置の測温領域を説明する図
1 収納庫 4 加熱手段 5 温度検出手段 6a、6b 駆動手段 9 制御手段 13 チョッパ 14 第1の歯車 15 第2の歯車
Claims (6)
- 【請求項1】非接触で食品の温度を検出する温度検出手
段と、前記温度検出手段の温度検出位置を略直角に2方
向に移動させる駆動手段とを備えた食品の温度測定法。 - 【請求項2】第1の回転駆動手段と、前記第1の回転駆
動手段の回転軸により回動するチョッパと、前記第1の
回転駆動手段の回転軸により回動する第1の歯車と、前
記第1の歯車と連接して回動する第2の歯車と、前記第
2の歯車の回転軸により回動する非接触で食品の温度を
検出する温度検出手段と、前記第1の回転駆動手段の回
転軸に略直角に前記第1の回転駆動手段を回転駆動する
第2の回転駆動手段を備えた請求項1記載の食品の温度
測定法。 - 【請求項3】食品を収納する収納庫を有し、前記収納庫
の天井面と側面との境界近傍に温度検出のための開口を
設け、温度検出手段は前記収納庫の外部より前記開口を
通して食品を斜めにのぞむよう設けた請求項1記載の食
品の温度測定法。 - 【請求項4】食品を加熱する加熱手段と、請求項1ない
し3のいずれか1項に記載の食品の温度測定法を用いて
前記加熱手段を制御する制御手段とを備えた調理装置。 - 【請求項5】加熱手段は高周波発振手段を複数有する請
求項4記載の調理装置。 - 【請求項6】加熱手段は高周波発振手段と、前記高周波
発振手段で発生した電波を撹拌する撹拌手段とを有する
請求項4記載の調理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22876595A JP2998607B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | 調理装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6586714B2 (en) | 2000-02-29 | 2003-07-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Microwave oven capable of suitably controlling movement of a member mounted thereto, and control method thereof |
US6590192B2 (en) * | 2001-02-28 | 2003-07-08 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Microwave oven with temperature-dependent automatic stop |
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1995
- 1995-09-06 JP JP22876595A patent/JP2998607B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US6586714B2 (en) | 2000-02-29 | 2003-07-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Microwave oven capable of suitably controlling movement of a member mounted thereto, and control method thereof |
US6590192B2 (en) * | 2001-02-28 | 2003-07-08 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Microwave oven with temperature-dependent automatic stop |
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