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JPH0965577A - 電気自動車のバッテリ充電装置 - Google Patents

電気自動車のバッテリ充電装置

Info

Publication number
JPH0965577A
JPH0965577A JP7217289A JP21728995A JPH0965577A JP H0965577 A JPH0965577 A JP H0965577A JP 7217289 A JP7217289 A JP 7217289A JP 21728995 A JP21728995 A JP 21728995A JP H0965577 A JPH0965577 A JP H0965577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
high frequency
electric vehicle
power source
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7217289A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Shironokuchi
秀樹 城ノ口
Seiji Kato
征二 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Kansai Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Kansai Electric Power Co Inc filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7217289A priority Critical patent/JPH0965577A/ja
Publication of JPH0965577A publication Critical patent/JPH0965577A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車の車体重量を軽くし、走行距離を
長くするとともに、加速性能をよくする。 【解決手段】 高周波絶縁トランス30の第1の巻線3
0aに高周波インバータ回路29によって得られた高周
波電源電圧を印加し、高周波絶縁トランス30の第2の
巻線30bに誘起された高周波電圧を高周波インバータ
回路31のフライホイールダイオード30e乃至30h
で整流し、得られた直流電圧によりバッテリ13を充電
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、走行用のモータに
電源を供給するためのバッテリに充電を行なう電気自動
車のバッテリ充電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車においては、バッテリからの
直流電力を駆動回路たるインバータ回路により交流電力
に変換して走行用の例えばインダクションモータに供給
するようにしている。この場合、バッテリが放電して電
圧が降下すると、インダクションモータを駆動するのに
必要な電力が得られなくなるので、バッテリを外部電源
により充電する必要が生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来では、
図6に示すように、例えば、単相200ボルトの商用電
源1の電圧を商用電源トランス2で昇圧し且つ整流回路
3により整流して、例えば、330ボルトのバッテリ4
を充電するバッテリ充電装置5が設けられているが、商
用電源トランス2は、重量が大で、電気自動車の車体重
量を増加させることになり、バッテリ4の一充電当たり
の走行距離を短くし、且つ、加速性能の低下を招く不具
合があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、高周波絶縁トランスを用いることによ
って、小形軽量化を図ることができる電気自動車のバッ
テリ充電装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気自動
車のバッテリ充電装置は、バッテリからの直流電力を基
に駆動回路を介して走行用モータを駆動するようにした
電気自動車において、外部電源を高周波電源に変換する
高周波電源発生手段と、この高周波発生手段からの高周
波電源を一次側入力とする高周波絶縁トランスと、この
高周波絶縁トランスの二次側出力を整流して前記バッテ
リを充電する整流手段とを具備してなる構成に特徴を有
する。
【0006】請求項2記載の電気自動車のバッテリ充電
装置は、高周波絶縁トランスは、第1乃至第3の巻線を
備え、整流手段は、バッテリの直流電源を高周波電源に
変換する高周波電源発生機能を有し、バッテリの充電時
には、前記第1の巻線が高周波電源発生手段からの高周
波電源を入力とする一次側とし且つ第2の巻線を二次側
として機能し、パッテリによる走行時には、第2の巻線
が整流手段からの高周波電源を入力する一次側とし且つ
第3の巻線が補器用バッテリを遊動充電するための補器
用充電手段に高周波電源を入力させる二次側として機能
する構成に特徴を有する。
【0007】請求項3記載の電気自動車のバッテリ充電
装置は、高周波絶縁トランスの第3の巻線は、バッテリ
の充電時においても二次側として機能するようになって
いる構成に特徴を有する。
【0008】請求項4記載の電気自動車のバッテリ充電
装置は、補器用バッテリは、バッテリを冷却するバッテ
リ冷却ファンを駆動するようになっている構成に特徴を
有する。
【0009】請求項5記載の電気自動車のバッテリ充電
装置は、補器用バッテリ充電手段の他に、バッテリの直
流電源を高周波電源に変換し且つこれを降圧し整流して
補器用バッテリに充電する補器用バッテリ専用充電手段
を備えてなる構成に特徴を有する。
【0010】請求項6記載の電気自動車のバッテリ充電
装置は、補器用バッテリ充電手段及び補器用バッテリ専
用充電手段は、通常時は一方が動作し、補器用バッテリ
の放電容量が不足する状態のときに他方が動作するよう
に構成されているところに特徴を有する。
【0011】請求項7記載の電気自動車のバッテリ充電
装置は、整流手段の出力側は駆動回路の一部に接続され
ることにより、バッテリの充電電流を制御するようにな
っている構成に特徴を有する。
【0012】請求項8記載の電気自動車のバッテリ充電
装置は、バッテリの充電電流は力率制御されるようにな
っている構成に特徴を有する。
【0013】請求項9記載の電気自動車のバッテリ充電
装置は、駆動回路の一部は、モータのステータコイルを
用いて昇圧チョッパ回路を構成しているところに特徴を
有する。
【0014】請求項10記載の電気自動車のバッテリ充
電装置は、バッテリと駆動回路との間に、昇降圧用チョ
ッパ回路が接続されている構成に特徴を有する。
【0015】請求項11記載の電気自動車のバッテリ充
電装置は、バッテリの電圧が低下した場合に、昇降圧用
チョッパ回路の降圧作用によりバッテリの充電電流を制
御する構成に特徴を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き、図1乃至図3を参照して説明する。全体構成を示す
図1において、電気自動車には、走行用のモータとして
インダクションモータ11が搭載されており、これは、
複数相例えば3相のステータコイル12U,12V及び
12Wを有するステータ12と、図示しないロータとを
備えている。又、電気自動車には、ニッケル系電池から
なる充電可能なバッテリ13が搭載されており、このバ
ッテリ13からの直流電力が駆動回路としてのインバー
タ回路14によって交流電力に変換されて前記インダク
ションモータ11に供給されるようになっている。
【0017】インバータ回路14は、6個のスイッチン
グ素子たるNPN形のトランジスタ15U,15V,1
5W及び16U,16V,16Wを3相ブリッジ接続し
て構成されたもので、夫々のコレクタ,エミッタ間に
は、フライホイールダイオード17U,17V,17W
及び18U,18V,18Wが接続され、以て、3つの
アーム19U,19V及び19Wを有する。そして、こ
のインバータ回路14の入力端子20,21は、線間に
コンデンサ22が接続された直流母線23,24に接続
され、出力端子25U,25V及び25Wは、インダク
ションモータ11のステータコイル12U,12V及び
12Wの各一端子に接続されている。尚、インダクショ
ンモータ11のステータコイル12U,12V及び12
Wの各他端子は共通に接続されている。
【0018】高周波絶縁電源回路26は、バッテリ13
を充電するためのもので、以下、これについて述べる。
即ち、4個のダイオード27a乃至27dをブリッジ接
続してなる全波整流回路27は、その交流入力端子が外
部電源たる例えば単相200ボルトの商用電源28に交
流電源ライン52,53を介して接続されて、200ボ
ルトの単相交流電源電圧を全波整流するようになってい
る。高周波電源発生手段たる高周波インバータ回路29
は、4個のNPN形のトランジスタ29a乃至29dを
ブリッジ接続して構成されたもので、その直流入力端子
は、全波整流回路29の直流出力端子に接続され、交流
出力端子は、第1乃至第3の巻線30a乃至30cを有
する高周波絶縁トランス30の第1の巻線30aの両端
子に接続されている。この場合、高周波インバータ回路
29のトランジスタ29a乃至29dの各コレクタ,エ
ミッタ間には、フライホイールダイオード29e乃至2
9hが夫々接続されている。
【0019】高周波絶縁トランス30の第2の巻線30
bの両端子は、4個のNPN形のトランジスタ31a乃
至31dをブリッジ接続してなる高周波インバータ回路
31の交流側端子に接続されている。高周波インバータ
回路31のトランジスタ31a乃至31dの各コレク
タ,エミッタ間には、整流手段としても作用するフライ
ホイールダイオード31e乃至31hが夫々接続されて
おり、その高周波インバータ回路31の直流側端子は、
前記インバータ回路14の直流入力端子20及び21に
接続されている。
【0020】高周波絶縁トランス30の第3の巻線30
cの両端子は、4個のトランジスタ32a乃至32dを
ブリッジ接続してなる補器用バッテリ充電手段たる全波
整流回路32の交流入力端子に接続され、その全波整流
回路32の直流出力端子は、補器用バッテリ33の両端
子に接続されている。尚、高周波絶縁トランス30にお
ける第1乃至第3の巻線30a乃至30cの巻数比は、
後述するように設定されている。
【0021】而して、補器用バッテリ33の両端子に
は、前記バッテリ13を冷却する補器用たるバッテリ冷
却ファン34の駆動モータ34aの入力端子が接続され
ているとともに、補器としてヘッドライト,その他の照
明器具,計器等が接続されている。
【0022】補器用バッテリ専用充電手段たる専用充電
回路35は、高周波インバータ回路36,高周波絶縁ト
ランス37及び全波整流回路38を備えている。高周波
インバータ回路36は、4個のNPN形のトランジスタ
36a乃至36d(各コレクタ,エミッタ間にフライホ
イールダイオード36e乃至36hが接続されてい
る。)をブリッジ接続して構成されたもので、その直流
入力端子は、バッテリ13の両端子に接続され、交流出
力端子は、高周波絶縁トランス37の一次巻線37aの
両端子に接続されている。この高周波絶縁トランス37
は、降圧作用をなすように一次巻線37a及び二次巻線
37bの巻数比が設定されている。
【0023】全波整流回路38は、4個のダイオード3
8a乃至38dをブリッジ接続して構成されたもので、
その交流入力端子は、高周波絶縁トランス37の二次巻
線37bの両端子に接続され、直流出力端子は、補器用
バッテリ33の両端子に接続されている。
【0024】直流電流検出手段たる充電電流検出器39
は、直流母線23に配設されていて、バッテリ13に流
れる充電電流Idを検出するようになっている。直流電
圧検出手段たる補器用バッテリ電圧検出器40は、補器
用バッテリ33の両端子間に接続されていて、補器用バ
ッテリ33の端子間電圧Vadcを検出するようになっ
ている。
【0025】さて、制御手段たる制御回路41は、マイ
クロコンピュータを主体として構成されたもので、各入
力ポートに充電電流検出器39及び補器用バッテリ電圧
検出器40の各出力端子が接続され、1群の出力ポート
がインバータ回路14のトランジスタ15U乃至15W
及び16U乃至16Wの各ベース(ゲート)に接続さ
れ、他の1群の出力ポートが高周波インバータ回路29
のトランジスタ29a乃至29dの各ベース(ゲート)
に接続され、更に他の1群の出力ポートが高周波インバ
ータ回路31のトランジスタ31a乃至31dの各ベー
ス(ゲート)に接続され、もう1群の出力ポートが高周
波インバータ回路36のトランジスタ36a乃至36d
の各ベース(ゲート)に接続されている。
【0026】尚、高周波絶縁電源回路26,専用充電回
路35及び制御回路41は、バッテリ充電装置を構成し
ている。
【0027】次に、本実施例の作用につき、図2及び図
3をも参照して説明する。 (1)インダクションモータ11の駆動 先ず、電気自動車の走行時の動作を述べる。即ち、制御
回路41は、インバータ回路14のトランジスタ15U
乃至15W及び16U乃至16Wに対する通電タイミン
グ信号を作成し、その通電タイミング信号に応じてトラ
ンジスタ15U乃至15W及び16U乃至16Wにベー
ス信号(ゲート信号)S1を所定の順序で与えて、その
トランジスタ15U乃至15W及び16U乃至16Wを
オンオフ制御する。これにより、インバータ回路14
は、バッテリ13の直流電圧から交流電圧を作成してイ
ンダクションモータ11に与えるようになり、インダク
ションモータ11が回転し、電気自動車が走行する。
【0028】この場合、制御回路41は、インバータ回
路14のトランジスタ15U乃至15WをPWM制御す
ることによりインダクションモータ11のステータコイ
ル12U乃至12Wに印加される電圧を変化させること
によって、インダクションモータ11の回転速度を制御
し、以て、電気自動車の走行速度を変化させるようにな
っている。
【0029】(2)バッテリ13の充電 バッテリ13が放電して電圧が降下すると、インダクシ
ョンモータ11を駆動するのに必要な電力が得られなく
なるので、この場合には、バッテリ13に外部の交流電
源から充電する。即ち、商用電源28を高周波絶縁電源
回路26に接続すると、制御回路41は、自動的に充電
モードに切換わり、この充電モードでは、高周波インバ
ータ回路29を用いる。
【0030】即ち、制御回路41は、高周波インバータ
回路29のトランジスタ29a,29d及び29b,2
9cに交互にゲート信号S2を与えてオンオフさせ、以
て、高周波絶縁トランス30の第1の巻線30aに例え
ば200KHzの高周波電源電圧を印加する。これによ
り、高周波絶縁トランス30の第2の巻線30bには若
干昇圧された高周波電圧が誘起され、これが高周波イン
バータ回路31のフライホイールダイオード31e乃至
31hからなる全波整流回路により全波整流されて例え
ば360ボルト程度の直流電圧としてインバータ回路1
4の入力端子20,21間に印加される。
【0031】従って、バッテリ13には充電電流Idが
流れる。このことから明らかなように、バッテリ13の
充電時には、高周波絶縁トランス30の第1の巻線30
aは一次側巻線として機能し、第2の巻線30bは二次
側巻線として機能する。
【0032】一方、バッテリ13に充電電流Idが流れ
ると、この充電電流Idは充電電流検出器39により検
出され、検出された充電電流Idは制御回路41に与え
られる。そして、制御回路41は、充電電流Idが予め
定められた設定値となるように、高周波インバータ回路
29のトランジスタ29a,29d及び29b,29c
のオンオフデューテイ比を制御する。従って、バッテリ
13は、安定して充電されることになる。
【0033】(3)補器用バッテリ33の遊動充電 バッテリ13の充電時には、高周波絶縁トランス30の
第3の巻線30cにも降圧された高周波電圧が誘起さ
れ、これが全波整流回路32により全波整流されて例え
ば12ボルトの直流電圧となり、この直流電圧により補
器用バッテリ33が遊動充電される。この補器用バッテ
リ33からの補器用直流電源はバッテリ冷却ファン34
の駆動モータ34aに供給され、バッテリ冷却ファン3
4が駆動されてバッテリ13及び補器用バッテリ33の
冷却を行なう。
【0034】又、インダクションモータ11の駆動時
(電気自動車の走行時)においては、制御回路41は、
高周波インバータ回路31のトランジスタ31a,31
b及び31b,31cに交互にゲート信号S3を与えて
オンオフさせ、以て、高周波絶縁トランス30の第2の
巻線30bに高周波電源電圧を印加する。これにより、
高周波絶縁トランス30の第3の巻線30cには降圧さ
れた高周波電圧が誘起され、これが全波整流回路32に
より全波整流されて直流電圧となり、この直流電圧によ
り補器用バッテリ33が遊動充電される。即ち、インダ
クションモータ11の駆動時には、高周波絶縁トランス
30の第2の巻線30bが一次側巻線として機能し且つ
第3の巻線30cが二次側巻線として機能する。
【0035】補器用バッテリ33の端子間電圧Vadc
は補器用バッテリ電圧検出器40によって検出され、そ
の検出された端子間電圧Vadcは制御回路41に与え
られる。制御回路41は、端子間電圧Vadcと設定値
(例えば12ボルト)とを比較して、高周波インバータ
回路31のトランジスタ31a乃至31dのオンオフデ
ューティ比を制御する。
【0036】図2は、高周波インバータ回路31を用い
て補器用バッテリ33を充電する場合に係わる回路を抽
出して示すものである。制御回路41は、端子間電圧V
adcが設定値より小(低)の場合には、図3(a)に
示すように、トランジスタ31a,31d及び31b,
31cのゲート信号S3a,S3d及びS3b,S3c
のオンオフデューティ比を大に設定し、端子間電圧Va
dcが設定値と略等しい(中)場合には、図3(b)に
示すように、ゲート信号S3a,S3d及びS3b,S
3cのオンオフデューティ比を図3(a)の場合よりも
小に設定し、端子間電圧Vadcが設定値より大(高)
の場合には、図3(c)に示すように、ゲート信号S3
a,S3d及びS3b,S3cのデューティ比を図3
(b)の場合よりも小に設定し、以て、端子間電圧Va
dcを略設定値となるように制御する。
【0037】そして、制御回路41は、ゲート信号S3
a,S3d及びS3b,S3cのオンオフデューティを
図3(a)のように大にしても、端子間電圧Vadcが
設定値を下回わる場合には、即ち、夜間等において補器
用バッテリ33にヘッドライト,その他の機器が接続さ
れて放電容量が不足した場合には、専用充電回路35の
高周波インバータ回路36のトランジスタ36a,36
d及び36b,36cに交互にゲート信号S4を与えて
オンオフさせる。これにより、高周波絶縁トランス37
の一次巻線37aには高周波電圧が印加され、二次巻線
37bには降圧された高周波電圧が誘起されて、これが
全波整流回路38により全波整流されて直流電圧に変換
され、この直流電圧によって補器用バッテリ33が遊動
充電される。尚、高周波インバータ回路33も高周波イ
ンバータ回路31と同様に制御される。従って、補器用
バッテリ33は、高周波インバータ回路31及び36の
双方の動作によって充電されることになる。
【0038】このように、本実施例によれば、外部電源
たる商用電源28から高周波絶縁電源回路26によりバ
ッテリ13の充電用の直流電圧を得るようにしたので、
従来の商用電源トランス2の代わりに、高周波絶縁トラ
ンス30を用いることができるものであり、高周波電源
トランス30は商用電源トランス2に比し小形軽量であ
るので、それだけ、車載スペースを小になし得るととも
に、車体重量を減少させることができ、バッテリ13の
一充電当たりの走行距離を長くすることができ、且つ、
加速性能をもよくすることができる。
【0039】因みに、従来の商用電源トランス2は、例
えば5KVAの容量のもので、約40乃至45Kgの重量
を有するものであったが、本実施例の200KHzの高
周波電源を変成する高周波絶縁トランス30は、鉄心断
面積が周波数に反比例することから、従来の4分の1程
度の重量で済む。
【0040】又、本実施例によれば、高周波絶縁トラン
ス33に、バッテリ13の充電時に一次巻線として機能
する第1の巻線30a及び二次巻線として機能する第2
の巻線30bの他に、第3の巻線30cを設け、バッテ
リ13の充電時には第3の巻線30cに降圧した高周波
電圧を誘起させて、これにより全波整流回路32を介し
て補器用バッテリ33を浮動充電するようにしたので、
バッテリ13の充電とともに補器用バッテリ33の浮動
充電を行なうことができ、従って、バッテリ13の充電
時に補器用バッテリ33を利用してバッテリ冷却ファン
34を駆動することができ、バッテリ13及び補器用バ
ッテリ33を効果的に冷却することができる。
【0041】更に、本実施例によれば、高周波絶縁トラ
ンス30の第2の巻線30bとインバータ回路14の入
力端子20,21間との間に全波整流回路としても機能
する高周波インバータ回路31を設けて、インダクショ
ンモータ11の駆動時(電気自動車の走行時)には、バ
ッテリ13からの直流電源電圧から高周波インバータ回
路31により高周波電源電圧を得て、この高周波電源電
圧を高周波絶縁トランス30の第2の巻線30bに印加
することにより第3の巻線30cに降圧した高周波電圧
を誘起させ、これによって全波整流回路32を介して補
器用バッテリ33に浮動充電するようにした。そして、
これとは別に、補器用バッテリ33専用に充電する専用
充電回路35を設けて(この回路は従来でも設けられて
いる。)、高周波インバータ回路31の動作による補器
用バッテリ33の浮動充電によってもその補器用バッテ
リ33の放電容量が不足する場合には、これに加えて専
用充電回路35を動作させて補器用バッテリ33を浮動
充電するようにした。
【0042】従って、昼間,夜間等において補器用バッ
テリ33に接続される補器(負荷)が異なる場合でも、
補器用バッテリ33を効率よく浮動充電することがで
き、バッテリ13による補器用バッテリ33の浮動充電
のための消費電力を適正化することができる。
【0043】尚、上記第1の実施例の変形例として、次
のようなことが考えられる。例えば、高周波インバータ
回路31の動作により得られる補器用バッテリ33の充
電のための出力容量を500ワットに設定し、専用充電
回路35により得られる出力容量を250ワットに設定
し、常には、専用充電回路35を動作させて補器用バッ
テリ33を浮動充電させ、これでは補器用バッテリ33
の放電容量が不足するようになった場合には、高周波イ
ンバータ回路31が動作するように切換え、それでも補
器用バッテリ33の放電容量が不足するようになった場
合には、高周波インバータ回路31及び専用充電回路3
5の双方を動作させるようにする。
【0044】このような構成とすれば、補器用バッテリ
33の浮動充電が3段階にわたって行なわれるようにな
るので、補器用バッテリ33の浮動充電を一層効率よく
行なうことができる。
【0045】図4及び図5は本発明の第2の実施例であ
り、図1と同一部分には同一符号を付して示し、以下、
異なる部分について説明する。
【0046】図4において、昇降圧用チョッパ回路42
は、スイッチング素子としてのNPN形のトランジスタ
43,44及びフライホイールダイオード45,46を
有するトランジスタモジュールにて構成されたもので、
そのトランジスタ43において、コレクタは直流母線2
3に接続され、エミッタはトランジスタ44のコレクタ
に接続されており、そのトランジスタ44のエミッタは
直流母線24に接続されており、トランジスタ43及び
44の各コレクタ,エミッタ間にはダイオード45及び
46が接続されている。そして、昇降圧用チョッパ回路
42の中性点はリアクトル47を介してバッテリ13の
正端子に接続されており、バッテリ13の負端子は直流
母線24に接続されている。尚、充電電流検出器39
は、バッテリ13とリアクトル47とを結ぶ電路に配設
されている。
【0047】高周波絶縁トランス48は、前記高周波絶
縁トランス30に代わるもので、その一次巻線48a及
び二次巻線48bの巻数は等しく設定されている。そし
て、一次巻線48aの両端子は、高周波インバータ回路
29の交流出力端子に接続され、二次巻線30bの両端
子は、整流手段たる全波整流回路49の交流入力端子に
接続されている。全波整流回路49は、4個のダイオー
ド49a乃至49dをブリッジ接続して構成されたもの
で、その正,負の直流出力端子のうち、正の直流出力端
子は、インバータ回路14の出力端子25Wに接続さ
れ、負の直流出力端子は、インバータ回路14の入力端
子21に接続されている。
【0048】直流電圧検出手段たるバッテリ電圧検出器
50は、バッテリ13の正,負端子間に接続されてい
て、バッテリ13の端子間電圧Vdcを検出するように
なっている。交流側電流検出手段たる交流電流検出器5
1は、交流電源ライン52に配設されていて、交流電源
ライン52に流れる電流を検出するようになっている。
フォトカブラからなるゼロクロス点センサ54は、交流
電源ライン52,53間に設けられている。
【0049】そして、これらのバッテリ電圧検出器5
0,交流電流検出器51及びゼロクロス点センサ54の
各出力端子は、制御回路41の入力ポートに接続されて
おり、この制御回路41の2つの出力ポートは、昇降圧
用チョッパ回路42のトランジスタ43,44の各ベー
ス(ゲート)に接続されている。
【0050】次に、この第2の実施例の作用につき、図
5をも参照しながら説明する。
【0051】(1)インダクションモータ11の駆動 インダクションモータ11の駆動の基本的動作は第1の
実施例と同様である。但し、この実施例では、バッテリ
13からの放電電流は、昇降圧用チョッパ回路42のリ
アクトル47及びフライホイールダイオード45を介し
てインバータ回路14に供給される。
【0052】又、バッテリ電圧検出器50の検出するバ
ッテリ13の端子間電圧Vdcが設定値(例えば330
ボルト)よりも小なる場合には、制御回路41は、先
ず、昇降圧用チョッパ回路42のトランジスタ44にベ
ース信号(ゲート信号)S5を与えてそのトランジスタ
44をオンさせる。これにより、バッテリ13の正端
子,リアクトル47,トランジスタ44及びバッテリ1
3の負端子の経路でリアクトル47に電流が流れること
により電磁エネルギーが蓄積される。その後、制御回路
41は、チョッパ回路42のトランジスタ44をオフす
るようになり、リアクトル47に蓄積された電磁エネル
ギーはフライホイールダイオード45を介してコンデン
サ22に蓄積され、コンデンサ22の端子間電圧は端子
間電圧Vdcよりも高い電圧になる。この場合、制御回
路41は、端子間電圧Vdcの低下度合いに応じて、チ
ョッパ回路42のトランジスタ44のオンオフデューテ
ィ比を制御する。従って、チョッパ回路42は昇圧用と
して機能する。
【0053】(2)インダクションモータ11の回生制
動 インダクションモータ11が高出力(高回転数)から低
出力(低回転数)に移行する場合には、インダクション
モータ11は回生制動となる。即ち、制御回路41は、
チョッパ回路42のトランジスタ43をオンさせるよう
になり、従って、インダクションモータ11からの回生
電流は、インバータ回路14のフライホイールダイオー
ド17U乃至17W及び18U乃至18W並びにチョッ
パ回路42のトランジスタ43を介してバッテリ13に
流れるようになる。
【0054】この場合、インダクションモータ11の発
電電圧は、このときの回転数に比例するようになるの
で、モータ発電電圧がバッテリ電圧の330ボルトより
も高くなることがある。そこで、制御回路41は、この
回生制動時には、充電電流検出器39によりバッテリ1
3に対する充電電流(回生電流)Idを検出して、これ
が所定値を超えるときには、チョッパ回路42のトラン
ジスタ43をオフさせ、逆に、充電電流Idが所定値以
下のときにはトランジスタ43をオンさせるように制御
する。従って、この場合には、チョッパ回路26は降圧
用として機能するようになる。
【0055】(3)バッテリ13の充電 高周波絶縁電源回路26に商用電源28が接続される
と、ゼロクロス点センサ54は、図5(a)で示すよう
に、交流電源電圧Vacが供給されて、図5(b)で示
すように、正(+)半波でロウレベル及び負(−)半波
でハイレベルとなる矩形波の出力信号Sを出力し、これ
を制御回路41に与える。制御回路41は、ゼロクロス
点センサ54からの出力信号Sがロウレベル,ハイレベ
ルを繰返すことを検出すると、充電開始であると判断
し、インバータ回路14の1つのアーム19Uのトラン
ジスタ16U及びチョッパ回路42のトランジスタ43
以外のトランジスタ15U乃至15W及び16V,16
Wをオフさせる。更に、制御回路41は、図5(b)に
示すように、ゼロクロス点センサ54からの出力信号S
の立上り及び立下りから交流電源電圧Vacのゼロクロ
ス点を検出する。
【0056】制御回路41は、交流電源電圧Vacのゼ
ロクロス点を検出すると、これに基づきPLL制御によ
り、図5(c)に示すように、交流電源電圧Vacに同
期した正弦波の基準(電圧)信号VRを作成する。制御
回路41は、基準信号VRから交流電源電圧Vacの極
性を判断するようになっており、これに基づいて以下の
ような制御を行なう。
【0057】即ち、制御回路41は、高周波インバータ
回路29にゲート信号S2を与えて高周波電源電圧を生
じさせることは第1の実施例と同様であり、その高周波
電源電圧は、高周波絶縁トランス48により1対1に変
成された後、全波整流回路49により全波整流され、以
て、直流電圧としてインバータ回路14の出力端子25
W及び入力端子21間に印加される。
【0058】制御回路41は、交流電源電圧Vacが正
(+)半波の場合には、先ず、インバータ回路14の1
つのアーム19Uのトランジスタ16Uをオンさせる。
これにより、全波整流回路49の正の出力端子,インダ
クションモータ11のステータコイル12W,12U,
トランジスタ16U及び全波整流回路49の負の出力端
子の経路でステータコイル12W及び12Uに電流が流
れ、そのステータコイル12W及び12Uに電磁エネル
ギーが蓄積される。そして、ステータコイル12W及び
12Uに電流が流れると、交流電源ライン52及び53
にも交流電源電流Iacが流れ、この交流電源電流Ia
cは,交流電流検出器51により検出されて検出電流I
bとして制御回路41に与えられる。尚、検出電流Ib
は、実際には電圧に変換されて制御回路41に与えられ
るものであるが、ここでは、説明の便宜上、検出電流I
bとして述べる。
【0059】トランジスタ16Uのオン状態の継続によ
り検出電流Ibが増加してこれが基準信号VRより大に
なると、制御回路41は、トランジスタ16Uをオフさ
せ、トランジスタ43をオンさせる。これにより、ステ
ータコイル12W及び12Uに蓄積された電磁エネルギ
ーは、フライホイールダイオード17Uを介してコンデ
ンサ22に与えられ、更に、トランジスタ43及びリア
クトル47を介してバッテリ13に与えられるようにな
り、バッテリ13が昇圧された電圧で充電される。
【0060】その後、交流電流検出器51の検出電流I
bが減少して基準信号VRより小になると、制御回路4
1は再びトランジスタ16Uをオンさせるようになる。
以下、同様の動作を繰返すようになる。従って、トラン
ジスタ16Uに与えられるゲート信号Syは図5(d)
に示すようになる。
【0061】交流電源電圧Vacが負(−)半波の場合
にも、制御回路41によるトランジスタ16U及び43
のオンオフ動作は、前述と同様である。従って、トラン
ジスタ16Uに与えられるゲート信号Szは図5(e)
に示すようになる。
【0062】即ち、制御回路41は、図5(f)に示す
ように、検出電流Ibが基準信号VRに追従するように
トランジスタ16Uをオンオフ制御するものであり、こ
れにより、検出電流Ibは交流電源電圧Vacと同相の
正弦波状の波形に制御され、交流電源電流Iacは図5
(g)に示すようになる。
【0063】ところで、上述したようなバッテリ13の
充電時において、バッテリ13の端子間電圧Vdcが異
常に低下していた場合には、バッテリ13に過大な充電
電流が流れてそのバッテリ13に悪影響を及ぼすので、
制御回路41は次のように動作する。即ち、充電電流検
出器39は、バッテリ13に流れる充電電流Idを検出
してこれを制御回路41に与えるので、制御回路41
は、充電電流Idが所定値を超えたときにチョッパ回路
42のトランジスタ43をオンオフ制御し、以て、充電
電流Idが所定値以下となるように制御する。
【0064】(4)補器用バッテリ33の浮動充電 補器用バッテリ33は、インダクションモータ11の駆
動時(電気自動車の走行時)に、専用充電回路35によ
って浮動充電される。この場合、制御回路41は、高周
波インバータ回路36を高周波インバータ回路31と同
様に制御する(図3参照)。
【0065】このように、第2の実施例によれば、イン
ダクションモータ11を駆動する場合において、バッテ
リ13の端子電圧Vdcが設定値より低いときには、チ
ョッパ回路42を昇圧用チョッパとして作用させるよう
にしたので、インダクションモータ11としては、定常
運転時の定格にすることができ、効率よくすることがで
きる。又、インダクションモータ11の回生制動時に
は、インダクションモータ11の発電電圧が高い場合に
応じてチョッパ回路42を降圧用チョッパとして作用さ
せるようにしたので、インダクションモータ11の回生
制動を円滑に行なうことができ、バッテリ13に悪影響
を及ぼすこともない。
【0066】更に、バッテリ13の充電時には、駆動回
路たるインバータ回路14の1つのアーム19Uのトラ
ンジスタ16Uとインダクションモータ11のステータ
コイル12W及び12Uとにより昇圧用チョッパ回路を
構成して、トランジスタ16Uをオンオフ制御するよう
にしたので、ステータコイル12W及び12Uに断続的
に電流が流れて電磁エネルギーが蓄積され、その電磁エ
ネルギーがチョッパ回路42のトランジスタ43を介し
てバッテリ13に与えられてこれが充電されるようにな
る。従って、バッテリ13に対してこれよりも低い電圧
の外部電源であっても、そのバッテリ13に容易に充電
することができるものであり、使用者にとって極めて有
利である。
【0067】更に、バッテリ13の充電時において、制
御回路41は、ゼロクロス点センサ54の出力信号に基
づいて交流電源電圧Vacのゼロクロス点を検出して、
これに基づいて交流電源電圧Vacに同期した基準信号
VRを得、この基準電圧VRに交流電源電流Iacを検
出する交流電流検出器51の検出電流Idを追従させる
ようにした。
【0068】従って、インダクションモータ11のステ
ータコイル12W及び12Uを利用しても交流電源の力
率改善の制御を行なうことができ、電源高調波の低減を
図ることができ、又、同時にバッテリ13に対する充電
電流の制御も行なうことができる。
【0069】又、制御回路41は、バッテリ13の充電
時においては、バッテリ13の端子間電圧Vdcが異常
に低い場合には、チョッパ回路42のトランジスタ43
をオンオフ制御するようにしたので、バッテリ13に対
する急激な充電を防止することができて、バッテリ13
に悪影響を及ぼすことがない。
【0070】尚、上記実施例では、モータとしてインダ
クションモータ11を用いるようにしたが、代わりに、
2相モータ,ブラシレスモータ,或いはリラクタンスモ
ータを用いてもよく、この場合には、駆動回路としては
フライホイールダイオードを有するスイッチング素子た
るトランジスタを2個直列に接続してなる1つのアーム
しか有しないものもあり、従って、駆動回路としては1
つ以上のアームを有するものが対象となる。
【0071】
【発明の効果】本発明は、以上説明した通りであるの
で、次のような効果を奏する。請求項1記載の電気自動
車のバッテリ充電装置によれば、外部電源から高周波電
源を得て高周波絶縁トランスの一次側入力とし、その高
周波絶縁トランスの二次側出力から直流電源を得てバッ
テリを充電するようにしたので、小形軽量化を図り得
て、バッテリの一充電当たりの走行距離を長くすること
ができるとともに、加速性能をよくすることができる。
【0072】請求項2に記載の電気自動車のバッテリ充
電装置によれば、バッテリの充電時には、高周波絶縁ト
ランスの第1の巻線及び第2の巻線が一次側及び2次側
として機能して第2の巻線に誘起される高周波電圧に基
づきバッテリに充電させ、バッテリによる走行時には、
高周波トランスの第2の巻線及び第3の巻線が一次側及
び2次側として機能して第3の巻線に誘起される高周波
電圧に基づき補器用バッテリに浮動充電させるようにし
たので、一つの高周波絶縁トランスを利用してバッテリ
と補器用バッテリとの双方の充電を行なうことができ
る。
【0073】請求項3記載の電気自動車のバッテリ充電
装置によれば、高周波絶縁トランスの第3の巻線は、バ
ッテリの充電時にも二次側として機能するもので、バッ
テリの充電時にも補器用バッテリを浮動することができ
る。
【0074】請求項4記載の電気自動車のバッテリ充電
装置によれば、補器用バッテリはバッテリ冷却ファンを
駆動するようにしたので、バッテリを効果的に冷却する
ことができる。
【0075】請求項5記載の電気自動車のバッテリ充電
装置によれば、補器用バッテリを充電する補器用バッテ
リ専用充電手段を備えるようにしたので、補器用バッテ
リに接続される補器の数に対応させることができる。
【0076】請求項6記載の電気自動車のバッテリ充電
装置によれば、補器用バッテリ充電手段及び補器用バッ
テリ専用充電手段は、通常時は一方が動作し、補器用バ
ッテリの放電容量が不足する状態のときに他方が動作す
るので、補器用バッテリの浮動充電を効率よく行なうこ
とができる。
【0077】請求項7記載又は8記載の電気自動車のバ
ッテリ充電装置によれば、バッテリの充電時には、駆動
回路の一部を利用して充電電流の制御、具体的には力率
制御を行なうようにしたので、電源高調波の低減を図る
ことができる。
【0078】請求項9記載の電気自動車のバッテリ充電
装置によれば、モータのステータコイルを利用して昇圧
チョッパ回路を構成しているので、外部電源電圧がバッ
テリ電圧より低い場合でもバッテリを充電することがで
きる。
【0079】請求項10記載の電気自動車のバッテリ充
電装置によれば、バッテリと駆動回路との間に昇降圧用
チョッパ回路を接続しているので、モータの駆動時には
バッテリ電圧を昇圧して駆動回路に供給することがで
き、又、モータの回生制動時には発電電圧を降圧してバ
ッテリに供給することができる。
【0080】そして、請求項11記載の電気自動車のバ
ッテリ充電装置によれば、バッテリ電圧が低下している
場合には、昇降圧用チョッパ回路の降圧作用によりバッ
テリの充電電流を制御するようにしたので、バッテリに
過大な充電電流が流入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気回路図
【図2】部分的電気回路
【図3】補器用バッテリの充電時のゲート信号波形図
【図4】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図5】バッテリの充電時の各部の信号波形図
【図6】従来例を示す電気的構成図
【符号の説明】
図面中、11はインダクションモータ(モータ)、12
U乃至12Wはステータコイル、13はバッテリ、14
はインバータ回路(駆動回路)、15U乃至15W及び
16U乃至16Wはトランジスタ(スイッチング素
子)、17U乃至17W及び18U乃至18Wはフライ
ホイールダイオード、19U乃至19Wはアーム、22
はコンデンサ、26は高周波絶縁電源回路、28は商用
電源(外部電源)、29は高周波インバータ回路(高周
波電源発生手段)、30は高周波絶縁トランス、30a
乃至30cは第1乃至第3の巻線、31は高周波インバ
ータ回路(高周波電源発生機能を有する整流手段)、3
2は整流回路(補器用バッテリ充電手段)、33は補器
用バッテリ、34はバッテリ冷却ファン、35は専用充
電装置(補器用バッテリ専用充電手段)、42は昇降圧
用チョッパ回路、48は高周波絶縁トランス、49は整
流回路(整流手段)を示す。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリからの直流電力を基に駆動回路
    を介して走行用のモータを駆動するようにした電気自動
    車において、 外部電源を高周波電源に変換する高周波電源発生手段
    と、この高周波発生手段からの高周波電源を一次側入力
    とする高周波絶縁トランスと、この高周波絶縁トランス
    の二次側出力を整流して前記バッテリを充電する整流手
    段とを具備してなる電気自動車のバッテリ充電装置。
  2. 【請求項2】 高周波絶縁トランスは、第1乃至第3の
    巻線を備え、整流手段は、バッテリの直流電源を高周波
    電源に変換する高周波電源発生機能を有し、 バッテリの充電時には、前記第1の巻線が高周波電源発
    生手段からの高周波電源を入力とする一次側とし且つ第
    2の巻線を二次側として機能し、 バッテリによる走行時には、第2の巻線が整流手段から
    の高周波電源を入力する一次側とし且つ第3の巻線が補
    器用バッテリを遊動充電するための補器用バッテリ充電
    手段に高周波電源を入力させる二次側として機能するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気自動車のバッテリ充
    電装置。
  3. 【請求項3】 高周波絶縁トランスの第3の巻線は、バ
    ッテリの充電時においても二次側として機能するように
    なっていることを特徴とする請求項2記載の電気自動車
    のバッテリ充電装置。
  4. 【請求項4】 補器用バッテリは、バッテリを冷却する
    バッテリ冷却ファンを駆動するようになっていることを
    特徴とする請求項2又は3記載の自動車のバッテリ充電
    装置。
  5. 【請求項5】 補器用バッテリ充電手段の他に、バッテ
    リの直流電源を高周波電源に変換し且つこれを降圧整流
    して補器用バッテリに充電する補器用バッテリ専用充電
    手段を備えたことを特徴とする請求項2乃至4のいずれ
    かに記載の電気自動車のバッテリ充電装置。
  6. 【請求項6】 補器用バッテリ充電手段及び補器用バッ
    テリ専用充電手段は、通常時は一方が動作し、補器用バ
    ッテリの放電容量が不足する状態のときに他方が動作す
    るようになっていることを特徴とする請求項5記載の電
    気自動車のバッテリ充電装置。
  7. 【請求項7】 整流手段の出力側は駆動回路の一部に接
    続されることにより、バッテリの充電電流を制御するよ
    うになっていることを特徴とする請求項1記載の電気自
    動車のバッテリ充電装置。
  8. 【請求項8】 バッテリの充電電流は力率制御されるよ
    うになっていることを特徴とする請求項7記載の電気自
    動車のバッテリ充電装置。
  9. 【請求項9】 駆動回路の一部は、モータのステータコ
    イルを用いて昇圧チョッパ回路を構成していることを特
    徴とする請求項7又は8記載の電気自動車のバッテリ充
    電装置。
  10. 【請求項10】 バッテリと駆動回路との間には、昇降
    圧用チョッパ回路が接続されていることを特徴とする請
    求項7,8又は9記載の電気自動車のバッテリ充電装
    置。
  11. 【請求項11】 バッテリの電圧が低下した場合には、
    昇降圧用チョッパ回路の降圧作用によりバッテリの充電
    電流を制御することを特徴とする請求項10記載の電気
    自動車のバッテリ充電装置。
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