JPH0964885A - Atm交換機におけるスイッチの系切り替え方式 - Google Patents
Atm交換機におけるスイッチの系切り替え方式Info
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- JPH0964885A JPH0964885A JP21631895A JP21631895A JPH0964885A JP H0964885 A JPH0964885 A JP H0964885A JP 21631895 A JP21631895 A JP 21631895A JP 21631895 A JP21631895 A JP 21631895A JP H0964885 A JPH0964885 A JP H0964885A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 二重化されたATMスイッチの系切り替えの
際の、現用系セルの損失、現用系セルの重複、及び、現
用系セルの順序逆転を防止した無瞬断系切り替えを実現
する。 【構成】 二重化されたATMスイッチ101に入力さ
れるセル103に対して、排反なACTビットを付与す
るACTビット付与部102が設けられる。ATMスイ
ッチ101の出力側にはセルセレクタ110が設けら
れ、該セレクタ110は、現用系スイッチを通過したセ
ルを通過させる。また、ATMスイッチが予備系から現
用系に切り替わったとき、スイッチの出力を一時停止さ
せる。 【効果】 両系入力セルに対して排反なACTビットを
付与するため、系切り替え時において現用系セルの損
失、重複を防止することができる。また、スイッチの出
力を一時停止することにより、系切り替え時の現用系セ
ルの順序逆転を防止することができる。
際の、現用系セルの損失、現用系セルの重複、及び、現
用系セルの順序逆転を防止した無瞬断系切り替えを実現
する。 【構成】 二重化されたATMスイッチ101に入力さ
れるセル103に対して、排反なACTビットを付与す
るACTビット付与部102が設けられる。ATMスイ
ッチ101の出力側にはセルセレクタ110が設けら
れ、該セレクタ110は、現用系スイッチを通過したセ
ルを通過させる。また、ATMスイッチが予備系から現
用系に切り替わったとき、スイッチの出力を一時停止さ
せる。 【効果】 両系入力セルに対して排反なACTビットを
付与するため、系切り替え時において現用系セルの損
失、重複を防止することができる。また、スイッチの出
力を一時停止することにより、系切り替え時の現用系セ
ルの順序逆転を防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM交換機における
スイッチの系切り替え方式に係り、特に、ATM交換機
内部におけるATMスイッチが二重化構成を有する場合
に、ATMスイッチを無瞬断で切り替えることを可能に
したATM交換機におけるスイッチの系切り替え方式に
関する。
スイッチの系切り替え方式に係り、特に、ATM交換機
内部におけるATMスイッチが二重化構成を有する場合
に、ATMスイッチを無瞬断で切り替えることを可能に
したATM交換機におけるスイッチの系切り替え方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ATM交換機は、システムの信
頼度を向上させるため、ATM交換機内部のATMスイ
ッチ部を二重化して備える構成を有するのが一般的であ
る。ATMスイッチ部が二重化構成されているATM交
換機は、現用系の障害、現用系/予備系の定期切り替え
等を契機としてATMスイッチの現用系/予備系の切り
替えが行われる。
頼度を向上させるため、ATM交換機内部のATMスイ
ッチ部を二重化して備える構成を有するのが一般的であ
る。ATMスイッチ部が二重化構成されているATM交
換機は、現用系の障害、現用系/予備系の定期切り替え
等を契機としてATMスイッチの現用系/予備系の切り
替えが行われる。
【0003】ATM交換機内のスイッチ部は、スイッチ
の入力側でセルヘッダの一部に現用系/予備系を表すビ
ット(ACTビットという)を付加し、現用系であるこ
とを示すACTビットを有するセルのみを通過させる、
スイッチの出力側に設けられるセレクタにより現用系の
選択を行うように動作する。スイッチの系切り替えの実
行は、系の切り替え指示を上位のCPUから制御系ハー
ドウェアに対して発行し、系切り替え指示を受信した両
系の制御系ハードウェアがスイッチに入力するセルのヘ
ッダの一部に付加するACTビットを書き替えることに
より行われ、これにより、スイッチの現用系/予備系の
切り替えを行うのが一般的である。
の入力側でセルヘッダの一部に現用系/予備系を表すビ
ット(ACTビットという)を付加し、現用系であるこ
とを示すACTビットを有するセルのみを通過させる、
スイッチの出力側に設けられるセレクタにより現用系の
選択を行うように動作する。スイッチの系切り替えの実
行は、系の切り替え指示を上位のCPUから制御系ハー
ドウェアに対して発行し、系切り替え指示を受信した両
系の制御系ハードウェアがスイッチに入力するセルのヘ
ッダの一部に付加するACTビットを書き替えることに
より行われ、これにより、スイッチの現用系/予備系の
切り替えを行うのが一般的である。
【0004】しかし、前述した系の切り替え方法は、両
系に入力するデータが非同期的である場合、あるいは、
制御系ハードウェアが二重化構成を有し、現用系/予備
系の切り替え指示が上位CPUから両系の制御系ハード
ウェアに対して発行され、両系の制御系ハードウェアが
系切り替え指示を非同期的に処理する場合、両系に入力
する同一セルに対して同一のACTビットを付与してし
まう可能性があり、このため、スイッチ部の出力側に設
けたセルセレクタの出力において現用系セルの損失、重
複が生じるという問題点を有する。
系に入力するデータが非同期的である場合、あるいは、
制御系ハードウェアが二重化構成を有し、現用系/予備
系の切り替え指示が上位CPUから両系の制御系ハード
ウェアに対して発行され、両系の制御系ハードウェアが
系切り替え指示を非同期的に処理する場合、両系に入力
する同一セルに対して同一のACTビットを付与してし
まう可能性があり、このため、スイッチ部の出力側に設
けたセルセレクタの出力において現用系セルの損失、重
複が生じるという問題点を有する。
【0005】このような問題点を解決する従来技術とし
て、両系のスイッチに入力されるデータの位相差を検出
し、シフトレジスタ、先入れ先出しバッファ(FIFO
バッファという)等の遅延手段を用いて先行している系
のデータを両系の位相差分だけ遅延させ両系の同期を確
定させるという方法が、例えば、特開平4−24333
5号公報等に記載されて知られている。
て、両系のスイッチに入力されるデータの位相差を検出
し、シフトレジスタ、先入れ先出しバッファ(FIFO
バッファという)等の遅延手段を用いて先行している系
のデータを両系の位相差分だけ遅延させ両系の同期を確
定させるという方法が、例えば、特開平4−24333
5号公報等に記載されて知られている。
【0006】また、他の従来技術として、上位CPUか
らの系切り替え指示を受信し、スイッチの入力側でAC
Tビットを付与する制御系のハードウェアを一重化構成
とし、両系のスイッチ部に入力されるセルのACTビッ
ト付与を排反に行う方式を組み合わせる方法等が考えら
れる。
らの系切り替え指示を受信し、スイッチの入力側でAC
Tビットを付与する制御系のハードウェアを一重化構成
とし、両系のスイッチ部に入力されるセルのACTビッ
ト付与を排反に行う方式を組み合わせる方法等が考えら
れる。
【0007】前述したような系切り替え方式は、制御用
セル、試験用セル(インチャネルセルという)を両系ス
イッチ内部において非同期的に発生させ、ユーザ用のセ
ルデータ流に挿入する場合、系切り替え時にスイッチの
出力側において現用系セルの順序逆転が生じる可能性が
あるという問題点を生じる。
セル、試験用セル(インチャネルセルという)を両系ス
イッチ内部において非同期的に発生させ、ユーザ用のセ
ルデータ流に挿入する場合、系切り替え時にスイッチの
出力側において現用系セルの順序逆転が生じる可能性が
あるという問題点を生じる。
【0008】このような現用系セルの順序逆転を防止す
る方法としては、セルに付与されたACTビットの変化
を検出する手段をスイッチ内部に設け、セルに付与され
たACTビットが予備系を示す信号から現用系を示す信
号に変化したとき全回線の出力を停止し、全回線全バー
チャルパス(VPという)に共通に設定されたガード時
間が経過した後、全回線全VPの出力を一斉に再開する
という方法等が考えられる。
る方法としては、セルに付与されたACTビットの変化
を検出する手段をスイッチ内部に設け、セルに付与され
たACTビットが予備系を示す信号から現用系を示す信
号に変化したとき全回線の出力を停止し、全回線全バー
チャルパス(VPという)に共通に設定されたガード時
間が経過した後、全回線全VPの出力を一斉に再開する
という方法等が考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術のう
ち、両系のデータの同期化を行い、さらに制御系ハード
ウェアを一重化構成として両系スイッチに入力するセル
のACTビットを排反に付与する方法は、制御系ハード
ウェアに障害が発生した場合、その障害を回避すること
ができずシステム全体がダウンしてしまうという問題点
を有する。
ち、両系のデータの同期化を行い、さらに制御系ハード
ウェアを一重化構成として両系スイッチに入力するセル
のACTビットを排反に付与する方法は、制御系ハード
ウェアに障害が発生した場合、その障害を回避すること
ができずシステム全体がダウンしてしまうという問題点
を有する。
【0010】また、全VP共通ガード時間を用いてスイ
ッチ出力を停止させる方法は、各VPのセルデータの転
送速度がVP毎に異なる場合、低速のVPがセルデータ
を転送するために必要な時間が、高速のVPが同数のセ
ルデータを転送するために必要な時間より長いため、高
速のVPに対して十分なガード時間を設定してあって
も、このガード時間が低速のVPに対しては十分なガー
ド時間とはならず、低速のVPの出力側で現用系セルの
順序逆転が起きる可能性が存在するという問題点を有し
ている。この方法は、逆に、低速のVPに対して十分な
ガード時間を設定すると、高速のVPに対しては不必要
に長いガード時間を設定したことになり、高速VP用の
出力バッファにおいてバッファオーバフローが発生し、
スイッチ内でセル損失を生じさせる可能性が大きくなる
という問題点を生じさせることになる。
ッチ出力を停止させる方法は、各VPのセルデータの転
送速度がVP毎に異なる場合、低速のVPがセルデータ
を転送するために必要な時間が、高速のVPが同数のセ
ルデータを転送するために必要な時間より長いため、高
速のVPに対して十分なガード時間を設定してあって
も、このガード時間が低速のVPに対しては十分なガー
ド時間とはならず、低速のVPの出力側で現用系セルの
順序逆転が起きる可能性が存在するという問題点を有し
ている。この方法は、逆に、低速のVPに対して十分な
ガード時間を設定すると、高速のVPに対しては不必要
に長いガード時間を設定したことになり、高速VP用の
出力バッファにおいてバッファオーバフローが発生し、
スイッチ内でセル損失を生じさせる可能性が大きくなる
という問題点を生じさせることになる。
【0011】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、制御系ハードウェアを二重化構成とするこ
とによりシステムの信頼性の向上を図ると共に、速度の
異なるVPに対して速度に応じたガード時間を設定可能
として、系切り替え時の現用系セルの順序逆転、系切り
替え時のスイッチの出力バッファのオーバフローによる
セル損失を防止してATMスイッチを無瞬断で切り替え
ることを可能にしたATM交換機におけるスイッチの系
切り替え方式を提供することにある。
点を解決し、制御系ハードウェアを二重化構成とするこ
とによりシステムの信頼性の向上を図ると共に、速度の
異なるVPに対して速度に応じたガード時間を設定可能
として、系切り替え時の現用系セルの順序逆転、系切り
替え時のスイッチの出力バッファのオーバフローによる
セル損失を防止してATMスイッチを無瞬断で切り替え
ることを可能にしたATM交換機におけるスイッチの系
切り替え方式を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、0系/1系のATMスイッチに入力するセルに対し
て排反なACTビットを付与し、ATMスイッチ内部に
設置されたACTビット変化検出手段により入力セルの
ACTビットの変化を検出し、ACTビットが予備系を
示す信号から現用系を示す信号に変化した場合、各出力
バッファから出力ハイウェイへのセルの読み出しを停止
するようにすることにより達成される。
は、0系/1系のATMスイッチに入力するセルに対し
て排反なACTビットを付与し、ATMスイッチ内部に
設置されたACTビット変化検出手段により入力セルの
ACTビットの変化を検出し、ACTビットが予備系を
示す信号から現用系を示す信号に変化した場合、各出力
バッファから出力ハイウェイへのセルの読み出しを停止
するようにすることにより達成される。
【0013】出力バッファからのセル読み出し停止を解
除する方法としては、以下に示す3つの手段のうちの任
意の1つの手段を用いることができる。
除する方法としては、以下に示す3つの手段のうちの任
意の1つの手段を用いることができる。
【0014】(1)スイッチに入力するセルのACTビ
ットが現用系を示す信号から予備系を示す信号に変化し
たとき、各出力バッファ内に滞留しているセル数を計数
し、滞留しているセルがすべて出力されたバッファか
ら、新現用系の出力バッファの読み出し制御部に読み出
し再開命令を発行し、新現用系の出力を再開する。
ットが現用系を示す信号から予備系を示す信号に変化し
たとき、各出力バッファ内に滞留しているセル数を計数
し、滞留しているセルがすべて出力されたバッファか
ら、新現用系の出力バッファの読み出し制御部に読み出
し再開命令を発行し、新現用系の出力を再開する。
【0015】(2)スイッチに入力するセルのACTビ
ットが現用系を示す信号から予備系を示す信号に変化し
てから、旧現用系の各出力バッファから出力されるセル
の監視を開始し、初めて予備系セルが検出された出力バ
ッファから、新現用系の出力バッファの読み出し制御部
に読み出し再開命令を発行し、新現用系の出力を再開す
る。
ットが現用系を示す信号から予備系を示す信号に変化し
てから、旧現用系の各出力バッファから出力されるセル
の監視を開始し、初めて予備系セルが検出された出力バ
ッファから、新現用系の出力バッファの読み出し制御部
に読み出し再開命令を発行し、新現用系の出力を再開す
る。
【0016】(3)各出力バッファ毎にガード時間を設
定し、スイッチに入力するセルのACTビットが現用系
を示す信号から予備系を示す信号に変化してから設定さ
れたガード時間が経過した時点で、出力バッファの読み
出し制御部に読み出し再開命令を発行し、新現用系の出
力を再開する。
定し、スイッチに入力するセルのACTビットが現用系
を示す信号から予備系を示す信号に変化してから設定さ
れたガード時間が経過した時点で、出力バッファの読み
出し制御部に読み出し再開命令を発行し、新現用系の出
力を再開する。
【0017】本発明は、さらに、スイッチ部の出力側に
は両系スイッチの出力セルデータを入力とし、現用系で
あることを示すACTビットを有するセルのみを出力と
する2入力1出力のセルセレクタが設けられ、現用系の
スイッチを通ったセルのみを通過させるように構成され
る。これにより、二重化されたスイッチを無瞬断で切り
替えることができる。
は両系スイッチの出力セルデータを入力とし、現用系で
あることを示すACTビットを有するセルのみを出力と
する2入力1出力のセルセレクタが設けられ、現用系の
スイッチを通ったセルのみを通過させるように構成され
る。これにより、二重化されたスイッチを無瞬断で切り
替えることができる。
【0018】
【作用】本発明は、前述の構成を備えることにより、両
系スイッチに入力する同一セルに対するACTビットの
重複付与に起因する現用系セルの損失、現用系セルの重
複を防止し、両系スイッチ内部におけるインチャネルセ
ルの非同期的な挿入に起因する現用系セルの順序逆転を
防止し、低速VPに対するガード時間不足に起因する現
用系セルの順序逆転を防止し、さらに、高速VPに対す
るガード時間過多に起因する系切り替え時のスイッチ内
部でのセルバッファのオーバフローを防止して、二重化
されたスイッチを無瞬断で切り替えることができる。
系スイッチに入力する同一セルに対するACTビットの
重複付与に起因する現用系セルの損失、現用系セルの重
複を防止し、両系スイッチ内部におけるインチャネルセ
ルの非同期的な挿入に起因する現用系セルの順序逆転を
防止し、低速VPに対するガード時間不足に起因する現
用系セルの順序逆転を防止し、さらに、高速VPに対す
るガード時間過多に起因する系切り替え時のスイッチ内
部でのセルバッファのオーバフローを防止して、二重化
されたスイッチを無瞬断で切り替えることができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明によるATM交換機におけるス
イッチの系切り替え方式の実施例を図面により詳細に説
明する。
イッチの系切り替え方式の実施例を図面により詳細に説
明する。
【0020】図1は本発明による系切り替え方式を適用
したATMスイッチの全体構成を示すブロック図、図2
は本発明を適用したATMスイッチの詳細な構成を示す
ブロック図、図3はACTビット付与手段の構成を示す
ブロック図、図4はACTビット付与手段の動作を説明
するタイムチャートである。図1〜図3において、10
1はATMスイッチ、102、301a、301bはA
CTビット付与部、104はACTビット変化検出部、
105は出力制御部、107は読み出し再開判断部、1
10、207はセルセレクタ、201は入力回線、20
2は多重部、203は分離部、204は出力バッファ、
205は読み出し制御部、206はタイミング制御部、
208は出力回線、301a、301bはACTビット
付与手段、305はCPU、306a、306bは切り
替え制御部、307a、307bは系選択信号付与部、
310a、310bは信号反転部である。
したATMスイッチの全体構成を示すブロック図、図2
は本発明を適用したATMスイッチの詳細な構成を示す
ブロック図、図3はACTビット付与手段の構成を示す
ブロック図、図4はACTビット付与手段の動作を説明
するタイムチャートである。図1〜図3において、10
1はATMスイッチ、102、301a、301bはA
CTビット付与部、104はACTビット変化検出部、
105は出力制御部、107は読み出し再開判断部、1
10、207はセルセレクタ、201は入力回線、20
2は多重部、203は分離部、204は出力バッファ、
205は読み出し制御部、206はタイミング制御部、
208は出力回線、301a、301bはACTビット
付与手段、305はCPU、306a、306bは切り
替え制御部、307a、307bは系選択信号付与部、
310a、310bは信号反転部である。
【0021】本発明が適用されるATM交換機のATM
スイッチは、図1に示すように、二重化された2つのA
TMスイッチ101と、このATMスイッチ101に入
力されるセル103にACTビットを付与する2つのA
CTビット付与部102と、2つのATMスイッチ10
1から出力される出力セル109の現用系からのセルを
選択して出力セル111として出力するセルセレクタ1
10とにより構成される。
スイッチは、図1に示すように、二重化された2つのA
TMスイッチ101と、このATMスイッチ101に入
力されるセル103にACTビットを付与する2つのA
CTビット付与部102と、2つのATMスイッチ10
1から出力される出力セル109の現用系からのセルを
選択して出力セル111として出力するセルセレクタ1
10とにより構成される。
【0022】そして、各ATMスイッチ101は、スイ
ッチに入力されるセル106のACTビットを監視し、
ACTビットが予備系であることを示すビットから現用
系であることを示すビットに変化した場合、出力制御部
105に出力停止信号108を出力するACTビット変
化検出部104と、出力停止信号108を受け、スイッ
チの全出力バッファからの読み出しを停止する出力制御
部105と、各VP毎に読み出しを再開する契機を判断
する読み出し再開判断部107とにより構成される。
ッチに入力されるセル106のACTビットを監視し、
ACTビットが予備系であることを示すビットから現用
系であることを示すビットに変化した場合、出力制御部
105に出力停止信号108を出力するACTビット変
化検出部104と、出力停止信号108を受け、スイッ
チの全出力バッファからの読み出しを停止する出力制御
部105と、各VP毎に読み出しを再開する契機を判断
する読み出し再開判断部107とにより構成される。
【0023】次に、本発明を適用したATMスイッチ1
01の構成を図2を参照して説明する。
01の構成を図2を参照して説明する。
【0024】図示ATMスイッチは、複数の入力回線2
01から入力されたATM固定長セル(以下、単にセル
という)を多重部202により多重し、分離部203で
セルのヘッダに付与されているルーチング情報を参照し
て、ルーチング情報に対応する各出力バッファ204に
セルを振り分けている。1つの出力回線に対して出力バ
ッファ204は1個以上設置されるが、各出力バッファ
204は、先入れ先出し方式によって書き込み/読み出
しが制御される。各出力バッファ204から各出力回線
208に読み出すセルの読み出し頻度は、各出力バッフ
ァ204毎に設けられた読み出し制御部205によって
制御される。また、各出力回線208毎に設けられたタ
イミング制御部206は、出力バッファ204の読み出
しタイミング、及び、セレクタ207の切り替えタイミ
ングを制御している。これにより、図示スイッチは、各
出力回線208に束ねられる1以上のVP(Virtual
Path)の速度に対応したスイッチングを行うことが可
能である。
01から入力されたATM固定長セル(以下、単にセル
という)を多重部202により多重し、分離部203で
セルのヘッダに付与されているルーチング情報を参照し
て、ルーチング情報に対応する各出力バッファ204に
セルを振り分けている。1つの出力回線に対して出力バ
ッファ204は1個以上設置されるが、各出力バッファ
204は、先入れ先出し方式によって書き込み/読み出
しが制御される。各出力バッファ204から各出力回線
208に読み出すセルの読み出し頻度は、各出力バッフ
ァ204毎に設けられた読み出し制御部205によって
制御される。また、各出力回線208毎に設けられたタ
イミング制御部206は、出力バッファ204の読み出
しタイミング、及び、セレクタ207の切り替えタイミ
ングを制御している。これにより、図示スイッチは、各
出力回線208に束ねられる1以上のVP(Virtual
Path)の速度に対応したスイッチングを行うことが可
能である。
【0025】次に、図1に示す両系のATMスイッチ1
01の入力側に設けられ、両系に入力されセル103に
対して排反なACTビットを付与するACTビット付与
部102の詳細を図3を参照して説明する。
01の入力側に設けられ、両系に入力されセル103に
対して排反なACTビットを付与するACTビット付与
部102の詳細を図3を参照して説明する。
【0026】図3において、現用/予備の両系ACTビ
ット付与手段301a、301bに入力されるセルデー
タ302a、302bの位相差が1セル時間の半分以下
であること、及び、両系のセルデータ302a、302
bに同期し、1セル時間の周期を有するクロック信号3
03a、303bが両系ACTビット付与手段301
a、301bに入力されることを前提とする。
ット付与手段301a、301bに入力されるセルデー
タ302a、302bの位相差が1セル時間の半分以下
であること、及び、両系のセルデータ302a、302
bに同期し、1セル時間の周期を有するクロック信号3
03a、303bが両系ACTビット付与手段301
a、301bに入力されることを前提とする。
【0027】上位CPU305は、系切り替えを実行す
る場合、系切り替え指示304a(304b)を片系の
切り替え制御部306a(306b)に対して発行す
る。この系切り替え指示304a(304b)を受信し
た切り替え制御部306a(306b)は、系切り替え
指示304a(304b)を受信してから最初に到着す
るクロック信号303a(303b)の立ち下がりと同
時に自系の系選択信号付与部307a(307b)に対
して切り替え準備信号308a(308b)と現用系/
予備系を示す信号309a(309b)(系選択信号と
称する)を送出する。また、切り替え制御部306a
(306b)は、他系の系選択信号付与部307b(3
07a)に対して切り替え準備信号308a(308
b)と系選択信号309a(309b)を送出する。
る場合、系切り替え指示304a(304b)を片系の
切り替え制御部306a(306b)に対して発行す
る。この系切り替え指示304a(304b)を受信し
た切り替え制御部306a(306b)は、系切り替え
指示304a(304b)を受信してから最初に到着す
るクロック信号303a(303b)の立ち下がりと同
時に自系の系選択信号付与部307a(307b)に対
して切り替え準備信号308a(308b)と現用系/
予備系を示す信号309a(309b)(系選択信号と
称する)を送出する。また、切り替え制御部306a
(306b)は、他系の系選択信号付与部307b(3
07a)に対して切り替え準備信号308a(308
b)と系選択信号309a(309b)を送出する。
【0028】他系に送出された系選択信号309a(3
09b)は、他系のACTビット付与手段301b(3
01a)内に設けた信号反転手段310b(310a)
により反転される。系切り替え準備信号308a(30
8b)を受信した両系の系選択信号付与部307a、3
07bは、系切り替え準備信号308a(308b)を
受信してから最初に到着するクロック信号304a、3
04bの立上りに同期して到着するセル、及び、それ以
降に到着するセルに対して、新たに設定された系選択信
号を付与することにより、両系セルに対してACTビッ
トを排反に付与することが可能となる。
09b)は、他系のACTビット付与手段301b(3
01a)内に設けた信号反転手段310b(310a)
により反転される。系切り替え準備信号308a(30
8b)を受信した両系の系選択信号付与部307a、3
07bは、系切り替え準備信号308a(308b)を
受信してから最初に到着するクロック信号304a、3
04bの立上りに同期して到着するセル、及び、それ以
降に到着するセルに対して、新たに設定された系選択信
号を付与することにより、両系セルに対してACTビッ
トを排反に付与することが可能となる。
【0029】前述した動作を示したのが図4に示すタイ
ムチャートであり、以下、図4を参照して前述の動作を
簡単に説明する。
ムチャートであり、以下、図4を参照して前述の動作を
簡単に説明する。
【0030】図示例では、当初0系が予備系とされ1系
が現用系とされているものとし、この状態で、上位CP
Uから、系切り替え指示が0系に対して発行されるもの
としている。発行された系切り替え指示が0系で受信さ
れると、0系において、系切り替え指示の受信後、最初
に到着するクロック信号の立ち下がりと同時に自系に対
して切り替え準備信号が送出され、また、現用系/予備
系を示す系選択信号が送出され、予備系を示すSBYか
ら現用系を示すACTに切り替えられる。
が現用系とされているものとし、この状態で、上位CP
Uから、系切り替え指示が0系に対して発行されるもの
としている。発行された系切り替え指示が0系で受信さ
れると、0系において、系切り替え指示の受信後、最初
に到着するクロック信号の立ち下がりと同時に自系に対
して切り替え準備信号が送出され、また、現用系/予備
系を示す系選択信号が送出され、予備系を示すSBYか
ら現用系を示すACTに切り替えられる。
【0031】また、同時に、1系に対して切り替え準備
信号と系選択信号が送出される。1系に送出された系選
択信号は、信号反転手段により反転され、1系の系選択
信号とされる。この結果、1系の系選択信号は、現用系
を示すACTから予備系を示すSBYに切り替えられ
る。
信号と系選択信号が送出される。1系に送出された系選
択信号は、信号反転手段により反転され、1系の系選択
信号とされる。この結果、1系の系選択信号は、現用系
を示すACTから予備系を示すSBYに切り替えられ
る。
【0032】系切り替え準備信号を受信した両系におい
ては、系切り替え準備信号を受信してから最初に到着す
るクロック信号の立上りに同期して到着するセル、及
び、それ以降に到着するセルに対して、新たに設定され
た系選択信号を付与することにより、両系セルに対して
ACTビットを排反に付与する。
ては、系切り替え準備信号を受信してから最初に到着す
るクロック信号の立上りに同期して到着するセル、及
び、それ以降に到着するセルに対して、新たに設定され
た系選択信号を付与することにより、両系セルに対して
ACTビットを排反に付与する。
【0033】図5はACTビット付与手段の他の構成例
を示すブロック図、図6は図5に示すACTビット付与
手段の動作を説明するタイムチャートである。図5にお
いて、501a、501bは位相差検出部、502a、
502bはACTビット付与手段、505a、505b
はクロック生成部、508a、508bは切り替え制御
部、509a、509bは系選択信号付与部、507は
CPUである。
を示すブロック図、図6は図5に示すACTビット付与
手段の動作を説明するタイムチャートである。図5にお
いて、501a、501bは位相差検出部、502a、
502bはACTビット付与手段、505a、505b
はクロック生成部、508a、508bは切り替え制御
部、509a、509bは系選択信号付与部、507は
CPUである。
【0034】図5に示すACTビット付与手段502
a、502bは、図3により説明したACTビット付与
手段にさらに、位相差検出部501a、501bと、ク
ロック生成部505a、505bとを備えて構成されて
いる。
a、502bは、図3により説明したACTビット付与
手段にさらに、位相差検出部501a、501bと、ク
ロック生成部505a、505bとを備えて構成されて
いる。
【0035】このように構成されるACTビット付与手
段502a、502bにおいて、位相差検出手段501
a、501bは、両系に入力されるセル流503a、5
03bの位相差を検出し、クロック生成部505a、5
05bは、この検出信号を受けて、検出された位相差の
2倍以上の周期を持ち、セル流503a、503bに同
期したクロック信号504a、504bを生成する。
段502a、502bにおいて、位相差検出手段501
a、501bは、両系に入力されるセル流503a、5
03bの位相差を検出し、クロック生成部505a、5
05bは、この検出信号を受けて、検出された位相差の
2倍以上の周期を持ち、セル流503a、503bに同
期したクロック信号504a、504bを生成する。
【0036】上位CPU507は、系の切り替えを実行
する場合、系切り替え指示506a(506b)を片系
の切り替え制御部508a(508b)に対して発行す
る。この系切り替え指示506a(506b)を受信し
た切り替え制御部508a(508b)は、系切り替え
信号506a(506b)を受信してから最初に到着す
るクロック信号504a(504b)の立ち下がりと同
時に、自系の系選択信号付与部509a(509b)に
対して切り替え準備信号510a(510b)と系選択
信号511a(511b)とを送出し、他系の系選択信
号付与部509b(509a)に対して切り替え準備信
号510a(510b)と系選択信号511a(511
b)とを送出する。
する場合、系切り替え指示506a(506b)を片系
の切り替え制御部508a(508b)に対して発行す
る。この系切り替え指示506a(506b)を受信し
た切り替え制御部508a(508b)は、系切り替え
信号506a(506b)を受信してから最初に到着す
るクロック信号504a(504b)の立ち下がりと同
時に、自系の系選択信号付与部509a(509b)に
対して切り替え準備信号510a(510b)と系選択
信号511a(511b)とを送出し、他系の系選択信
号付与部509b(509a)に対して切り替え準備信
号510a(510b)と系選択信号511a(511
b)とを送出する。
【0037】他系に送出された系選択信号511a(5
11b)は、他系のACTビット付与手段502b(5
02a)内に設けた信号反転手段512b(512a)
により反転されて系選択信号付与部509b(509
a)に与えられる。この信号と系切り替え準備信号51
0a(510b)とを受信した両系の系選択信号付与部
509a、509bは、系切り替え準備信号510a
(510b)を受信してから最初に到着するクロック信
号504a、504bの立上りに同期して到着するセ
ル、及び、それ以降に到着するセルに対して、新たに設
定された系選択信号を付与する。両系のACTビット付
与手段502a、502bは、これにより、両系に入力
するセル流503a、503bの位相差に関わらず、A
CTビットを排反に付与することが可能となる。
11b)は、他系のACTビット付与手段502b(5
02a)内に設けた信号反転手段512b(512a)
により反転されて系選択信号付与部509b(509
a)に与えられる。この信号と系切り替え準備信号51
0a(510b)とを受信した両系の系選択信号付与部
509a、509bは、系切り替え準備信号510a
(510b)を受信してから最初に到着するクロック信
号504a、504bの立上りに同期して到着するセ
ル、及び、それ以降に到着するセルに対して、新たに設
定された系選択信号を付与する。両系のACTビット付
与手段502a、502bは、これにより、両系に入力
するセル流503a、503bの位相差に関わらず、A
CTビットを排反に付与することが可能となる。
【0038】前述した動作を示したのが図6に示すタイ
ムチャートであり、この例においても、当初0系が予備
系とされ1系が現用系とされているものとし、この状態
で、上位CPUから、系切り替え指示が0系に対して発
行されるものとしている。また、動作のタイムチャート
は、図4により説明した場合と基本的に同一であるの
で、その説明を省略する。
ムチャートであり、この例においても、当初0系が予備
系とされ1系が現用系とされているものとし、この状態
で、上位CPUから、系切り替え指示が0系に対して発
行されるものとしている。また、動作のタイムチャート
は、図4により説明した場合と基本的に同一であるの
で、その説明を省略する。
【0039】さて、再び図1を参照すると、前述したよ
うに構成されるACTビット付与部102によりACT
ビットが付与されたセル106は、ATMスイッチ10
1に入力される。そして、ATMスイッチ101内のA
CTビット変化検出部104は、入力されるセル106
のACTビットを監視し、セル106が予備系であるこ
とを示すACTビットを有するセルから現用系であるこ
とを示すACTビットを有するセルに変化したことを検
出すると、出力制御部105に対して出力停止信号10
8を送出する。出力制御部105は、この出力停止信号
を受けると、スイッチの全出力バッファからの読み出し
を停止し、読み出し再開判断部107は、各VP毎に読
み出しを再開する契機を判断する。
うに構成されるACTビット付与部102によりACT
ビットが付与されたセル106は、ATMスイッチ10
1に入力される。そして、ATMスイッチ101内のA
CTビット変化検出部104は、入力されるセル106
のACTビットを監視し、セル106が予備系であるこ
とを示すACTビットを有するセルから現用系であるこ
とを示すACTビットを有するセルに変化したことを検
出すると、出力制御部105に対して出力停止信号10
8を送出する。出力制御部105は、この出力停止信号
を受けると、スイッチの全出力バッファからの読み出し
を停止し、読み出し再開判断部107は、各VP毎に読
み出しを再開する契機を判断する。
【0040】次に、前述した読み出し再開判断部107
における出力バッファからの読み出しを再開させる待ち
合わせ手段について説明する。
における出力バッファからの読み出しを再開させる待ち
合わせ手段について説明する。
【0041】図7は待ち合わせ手段の構成例を説明する
ブロック図である。図7において、入力セルに付与され
ているACTビットの変化を検出する手段であるACT
ビット変化検出部701a(701b)は、スイッチ7
05a(705b)に入力したセルが予備系であること
を示すACTビット有するセルから現用系であることを
示すACTビットを有するセルに変化したことを検出し
たとき、各出力バッファ702a(702b)毎に設け
られた読み出し制御部702a(702b)に対して読
み出し停止信号704a(704b)を発行する。逆
に、入力セルのACTビット変化検出部701b(70
1a)は、スイッチ705b(705a)に入力された
セルが現用系であることを示すACTビット有するセル
から予備系であることを示すACTビットを有するセル
に変化したことを検出したとき、各出力バッファ703
b(703a)に滞留しているセル数を常時監視してい
る残留セル数監視部706b(706a)に対して、数
値出力命令を発行する。
ブロック図である。図7において、入力セルに付与され
ているACTビットの変化を検出する手段であるACT
ビット変化検出部701a(701b)は、スイッチ7
05a(705b)に入力したセルが予備系であること
を示すACTビット有するセルから現用系であることを
示すACTビットを有するセルに変化したことを検出し
たとき、各出力バッファ702a(702b)毎に設け
られた読み出し制御部702a(702b)に対して読
み出し停止信号704a(704b)を発行する。逆
に、入力セルのACTビット変化検出部701b(70
1a)は、スイッチ705b(705a)に入力された
セルが現用系であることを示すACTビット有するセル
から予備系であることを示すACTビットを有するセル
に変化したことを検出したとき、各出力バッファ703
b(703a)に滞留しているセル数を常時監視してい
る残留セル数監視部706b(706a)に対して、数
値出力命令を発行する。
【0042】数値出力命令を受信した残留セル数監視部
706b(706a)は、その時点において各出力バッ
ファ703b(703a)に滞留しているセル数を記憶
手段707b(707a)に出力して記憶させ、出力バ
ッファ703b(703a)からセル読み出しが行われ
る毎に、前記記憶手段707b(707a)に記憶した
滞留セル数の値をデクリメントし、その値が“0”にな
った時点で新現用系の出力バッファ読み出し制御部70
2a(702b)に対して読み出し再開信号708b
(708a)を送出し、新現用系の出力バッファ703
a(703b)から読み出しを再開させる。
706b(706a)は、その時点において各出力バッ
ファ703b(703a)に滞留しているセル数を記憶
手段707b(707a)に出力して記憶させ、出力バ
ッファ703b(703a)からセル読み出しが行われ
る毎に、前記記憶手段707b(707a)に記憶した
滞留セル数の値をデクリメントし、その値が“0”にな
った時点で新現用系の出力バッファ読み出し制御部70
2a(702b)に対して読み出し再開信号708b
(708a)を送出し、新現用系の出力バッファ703
a(703b)から読み出しを再開させる。
【0043】図8は待ち合わせ手段の他の構成例を説明
するブロック図である。図8において、入力セルに付与
されているACTビットの変化を検出する手段であるA
CTビット変化検出部801a(801b)は、スイッ
チ802a(802b)に入力されたセルが予備系であ
ることを示すACTビット有するセルから現用系である
ことを示すACTビットを有するセルに変化したことを
検出したとき、各出力バッファ803a(803b)毎
に設けられた読み出し制御部804a(804b)に対
して読み出し停止信号805a(805b)を発行す
る。逆に、入力セルのACTビット変化検出部801b
(801a)は、スイッチ802b(802a)に入力
されたセルが現用系であることを示すACTビット有す
るセルから予備系であることを示すACTビットを有す
るセルに変化したことを検出したとき、各出力バッファ
803b(803a)の出力側に設けられている出力セ
ル監視部806b(806a)に対して起動命令を発行
する。
するブロック図である。図8において、入力セルに付与
されているACTビットの変化を検出する手段であるA
CTビット変化検出部801a(801b)は、スイッ
チ802a(802b)に入力されたセルが予備系であ
ることを示すACTビット有するセルから現用系である
ことを示すACTビットを有するセルに変化したことを
検出したとき、各出力バッファ803a(803b)毎
に設けられた読み出し制御部804a(804b)に対
して読み出し停止信号805a(805b)を発行す
る。逆に、入力セルのACTビット変化検出部801b
(801a)は、スイッチ802b(802a)に入力
されたセルが現用系であることを示すACTビット有す
るセルから予備系であることを示すACTビットを有す
るセルに変化したことを検出したとき、各出力バッファ
803b(803a)の出力側に設けられている出力セ
ル監視部806b(806a)に対して起動命令を発行
する。
【0044】起動命令を受信した出力セル監視部806
b(806a)は、出力バッファ803b(803a)
から出力されるセルのACTビットの監視を開始し、A
CTビットが予備系を示すセルが検出された時点で、新
現用系の出力バッファ読み出し制御部804a(804
b)に対して読み出し再開信号807b(807a)を
送出する。これにより、新現用系の出力バッファ803
a(803b)からの読み出しが再開される。
b(806a)は、出力バッファ803b(803a)
から出力されるセルのACTビットの監視を開始し、A
CTビットが予備系を示すセルが検出された時点で、新
現用系の出力バッファ読み出し制御部804a(804
b)に対して読み出し再開信号807b(807a)を
送出する。これにより、新現用系の出力バッファ803
a(803b)からの読み出しが再開される。
【0045】図9は待ち合わせ手段のさらに他の構成例
を説明するブロック図である。図9において、入力セル
のACTビットの変化を検出する手段であるACTビッ
ト変化検出部901は、スイッチ902に入力されるセ
ルが予備系であることを示すACTビット有するセルか
ら現用系であることを示すACTビットを有するセルに
変化したことを検出したとき、各出力バッファ903毎
に設けられている読み出し制御部904に対して読み出
し停止信号905を発行すると同時に、時間を計測する
時計手段906に対してリセット信号907を送出す
る。時計手段906は、このリセット後計時を開始す
る。
を説明するブロック図である。図9において、入力セル
のACTビットの変化を検出する手段であるACTビッ
ト変化検出部901は、スイッチ902に入力されるセ
ルが予備系であることを示すACTビット有するセルか
ら現用系であることを示すACTビットを有するセルに
変化したことを検出したとき、各出力バッファ903毎
に設けられている読み出し制御部904に対して読み出
し停止信号905を発行すると同時に、時間を計測する
時計手段906に対してリセット信号907を送出す
る。時計手段906は、このリセット後計時を開始す
る。
【0046】各出力バッファ903毎に設けられている
比較手段908は、時計手段906からの信号と、各出
力バッファ毎に定められたガード時間を保持している記
憶手段909からの出力とを比較し、両者が一致した時
点で出力バッファ読み出し制御部904に対して読み出
し再開信号910を送出する。これにより、出力バッフ
ァ903からの読み出しが再開される。
比較手段908は、時計手段906からの信号と、各出
力バッファ毎に定められたガード時間を保持している記
憶手段909からの出力とを比較し、両者が一致した時
点で出力バッファ読み出し制御部904に対して読み出
し再開信号910を送出する。これにより、出力バッフ
ァ903からの読み出しが再開される。
【0047】再度、図1を参照する。前述のような動作
により、両系のスイッチ101から読み出されたセル出
力109は、スイッチ101の出力側に設けられたセレ
クタ110に入力される。セレクタ110は、ACTビ
ットが現用系であることを示す信号を有するセルを出力
111として出力する。
により、両系のスイッチ101から読み出されたセル出
力109は、スイッチ101の出力側に設けられたセレ
クタ110に入力される。セレクタ110は、ACTビ
ットが現用系であることを示す信号を有するセルを出力
111として出力する。
【0048】以上により、本発明の一実施例は、現用系
スイッチを通ったセルのみをセレクタを通過させること
により、ATMスイッチの無瞬断系切り替えを行うこと
ができる。
スイッチを通ったセルのみをセレクタを通過させること
により、ATMスイッチの無瞬断系切り替えを行うこと
ができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、二
重化されたATMスイッチに入力されATM固定長セル
に対して排反なACTビットを付与することにより、系
切り替え時において、現用系セルの損失、及び、重複を
防止した無瞬断系切り替えを行うことが可能となる。ま
た、本発明によれば、予備系から現用系に切り替わった
場合に、各VPの速度に対応したガード時間の間スイッ
チの出力を停止することにより、現用系セルの順序逆
転、及び、スイッチのバッファオーバフローに起因する
現用系セルの損失を防止した無瞬断系切り替えを行うこ
とが可能となる。
重化されたATMスイッチに入力されATM固定長セル
に対して排反なACTビットを付与することにより、系
切り替え時において、現用系セルの損失、及び、重複を
防止した無瞬断系切り替えを行うことが可能となる。ま
た、本発明によれば、予備系から現用系に切り替わった
場合に、各VPの速度に対応したガード時間の間スイッ
チの出力を停止することにより、現用系セルの順序逆
転、及び、スイッチのバッファオーバフローに起因する
現用系セルの損失を防止した無瞬断系切り替えを行うこ
とが可能となる。
【図1】本発明による系切り替え方式を適用したATM
スイッチの全体構成を示すブロック図である。
スイッチの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したATMスイッチの詳細な構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】ACTビット付与手段の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】ACTビット付与手段の動作を説明するタイム
チャートである。
チャートである。
【図5】ACTビット付与手段の他の構成例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】図5に示すACTビット付与手段の動作を説明
するタイムチャートである。
するタイムチャートである。
【図7】待ち合わせ手段の構成例を説明するブロック図
である。
である。
【図8】待ち合わせ手段の他の構成例を説明するブロッ
ク図である。
ク図である。
【図9】待ち合わせ手段のさらに他の構成例を説明する
ブロック図である。
ブロック図である。
101 ATMスイッチ 102、502a、b ACTビット付与部 104 ACTビット変化検出部 105 出力制御部 107 読み出し再開判断部 110 セルセレクタ 202 多重部 203 分離部 204 出力バッファ 205 読み出し制御部 206 タイミング制御部 207 セレクタ 301a、b ACTビット付与部 305、507 CPU 306a、b、508a、b 切り替え制御部 307a、b、509a、b 系選択信号付与部 310a、b 信号反転部 501a、b 位相差検出部 505a、b クロック生成部 701a、b、801a、b、901 ACTビット変
化検出部 702a、b、804a、b、904 読み出し制御部 703a、b、803a、b、903 出力バッファ 705a、b、802a、b、902 ATMスイッチ 706a、b 残留セル数監視部 707a、b 記憶部 709a、b、808a、b セレクタ 711a、b セルセレクタ 806a、b 出力セル監視部 906 時間計測部 908 比較部 909 ガード時間保持部
化検出部 702a、b、804a、b、904 読み出し制御部 703a、b、803a、b、903 出力バッファ 705a、b、802a、b、902 ATMスイッチ 706a、b 残留セル数監視部 707a、b 記憶部 709a、b、808a、b セレクタ 711a、b セルセレクタ 806a、b 出力セル監視部 906 時間計測部 908 比較部 909 ガード時間保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 直明 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 土井 幸浩 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 現用系/予備系となる二重化されたAT
Mスイッチを備えるATM交換機におけるスイッチの系
切り替え方式において、両系のスイッチに入力されるA
TM固定長セルのヘッダ部に、現用系/予備系を示すA
CTビットを排他的に付与するACTビット付与手段
と、上位CPUからの系切り替え命令を受信し、ACT
ビット付与手段に通知する系切り替え制御手段と、入力
セルのヘッダ部に付与されたACTビットを監視し、前
記ACTビットが予備系を示す信号から現用系を示す信
号に変化した場合、出力停止信号を送出する系監視手段
と、前記出力停止信号を受信してからあるガード時間が
経過した後、出力停止解除信号を送出するガード時間制
御手段と、前記出力停止信号を受信したとき、ATMス
イッチの出力を停止し、前記出力停止解除信号を受信し
たとき、ATMスイッチの出力を再開する出力制御手段
とを、前記両系のATMスイッチのそれぞれに設け、さ
らに、両系のATMスイッチからの出力セルを入力とし
て、その出力セルのACTビットが現用系であることを
示す信号を有するセルを出力する選択手段を両系のAT
Mスイッチの出力側に設けたことを特徴とするATM交
換機におけるスイッチの系切り替え方式。 - 【請求項2】 前記両系のATMスイッチに設けられる
ACTビット付与手段のそれぞれは、自系が現用系であ
るか予備系であるかを示す系情報を保持し、入力セルに
同期したクロック信号に同期して系情報をセルのヘッダ
部に付与するACTビット付与部と、上位CPUから受
信した系情報を自系のACTビット付与部に送出すると
同時に、前記系情報を反転し、他系のACTビット付与
部に送出する系切り替え制御部とを備えて構成され、入
力されるセルに対して相互に排他的にACTビットを付
与することを特徴とする請求項1記載のATM交換機に
おけるスイッチの系切り替え方式。 - 【請求項3】 前記ガード時間制御手段は、系切り替え
時に旧現用系ATMスイッチ内の各バッファ毎あるいは
各VP(Virtual Path)毎に残留しているセル数を計
数する計数手段と、前記計数結果を各バッファ毎あるい
は各VP毎に保持し、各バッファ内あるいは各VPのセ
ルがATMスイッチから出力される毎に前記保持されて
いる係数結果をデクリメントし、保持内容が0になった
とき、新現用系の対向する出力制御部に対して出力停止
解除信号を送出する残セル数監視手段とを備えて構成さ
れることを特徴とする請求項1または2記載のATM交
換機におけるスイッチの系切り替え方式。 - 【請求項4】 前記ガード時間制御手段は、ATMスイ
ッチ内の各バッファあるいは各VPの出力セルに付与さ
れたACTビットを監視する出力セル監視手段と、系切
り替え時から、旧現用系の出力セルに初めて予備系であ
ることを示すACTビットを有するセルが前記出力セル
監視手段により検出された場合に、新現用系の対向する
バッファあるいはVPの出力制御部に対して出力停止解
除信号を送出する信号送出手段とを備えて構成されるこ
とを特徴とする請求項1または2記載のATM交換機に
おけるスイッチの系切り替え方式。 - 【請求項5】 前記ガード時間制御手段は、各バッファ
毎あるいは各VP毎に配置され、他系の各出力制御部と
の間に交絡的情報伝達手段を有し、前記交絡的情報伝達
手段を用いて旧現用系から新現用系への出力停止解除信
号を送出することを特徴とする請求項3または4記載の
ATM交換機におけるスイッチの系切り替え方式。 - 【請求項6】 前記ガード時間制御手段は、出力を再開
すべきバッファの番号あるいはVPの番号を新現用系に
対して送出し、旧現用系から送出された前記番号を受信
した場合、該当するバッファあるいはVPの読み出し制
御部に対して出力停止解除信号を送出する受信手段を備
えることを特徴とする請求項3または4記載のATM交
換機におけるスイッチの系切り替え方式。 - 【請求項7】 前記ガード時間制御手段は、各バッファ
毎あるいは各VP毎に設定されたガード時間を保持する
メモリ手段と、系切り替え時からの経過時間を測定する
時間測定手段と、前記メモリ手段に格納された値と前記
時間測定手段の値とが一致した場合に、新現用系の該当
するバッファあるいはVPの出力制御部に対して出力停
止解除信号を送出する信号比較手段とを備えて構成され
ることを特徴とする請求項1または2記載のATM交換
機におけるスイッチの系切り替え方式。 - 【請求項8】 前記ガード時間制御手段は、系切り替え
時からの経過時間を測定する時間測定手段と、複数のガ
ード時間毎に設けられ、そのガード時間になったとき出
力停止を解除すべきバッファあるいはVPの番号を保持
するメモリ手段と、前記時間計測手段による計測時間が
各ガード時間となった場合、対応するメモリ手段に格納
された内容を読み出し、読み出した内容に対応するバッ
ファあるいはVPの出力制御部に対して出力停止解除信
号を送出する信号送出手段とを備えて構成されることを
特徴とする請求項1または2記載のATM交換機におけ
るスイッチの系切り替え方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21631895A JPH0964885A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | Atm交換機におけるスイッチの系切り替え方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21631895A JPH0964885A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | Atm交換機におけるスイッチの系切り替え方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0964885A true JPH0964885A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16686656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21631895A Pending JPH0964885A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | Atm交換機におけるスイッチの系切り替え方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0964885A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0969841A (ja) * | 1995-09-01 | 1997-03-11 | Nec Corp | 2重化系切換装置 |
KR100353714B1 (ko) * | 2000-06-28 | 2002-09-27 | 삼성전자 주식회사 | 알.티/큐.알.티 셀 데이터간 이중화 스위칭방법 |
KR100735435B1 (ko) * | 2001-03-27 | 2007-07-04 | 삼성전자주식회사 | 이중화 보드에서의 데이터 처리 방법 |
-
1995
- 1995-08-24 JP JP21631895A patent/JPH0964885A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0969841A (ja) * | 1995-09-01 | 1997-03-11 | Nec Corp | 2重化系切換装置 |
KR100353714B1 (ko) * | 2000-06-28 | 2002-09-27 | 삼성전자 주식회사 | 알.티/큐.알.티 셀 데이터간 이중화 스위칭방법 |
KR100735435B1 (ko) * | 2001-03-27 | 2007-07-04 | 삼성전자주식회사 | 이중화 보드에서의 데이터 처리 방법 |
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