JP3001049B2 - 無瞬断切替方式 - Google Patents
無瞬断切替方式Info
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Description
TMスイッチの無瞬断切替方式に関し、特に、遅延優先
制御機能を有するATMスイッチの無瞬断切替方式に関
する。
043号公報に記載されているATMスイッチの冗長切
替方式がある。この冗長切替方式は、予備系スイッチの
セル蓄積量を、現用系スイッチのセル蓄積量に合わせ込
むことにより、ATMスイッチを無瞬断で切り替えるも
のである。
ロック図である。図19において、この方式は、完成制
御部901と、入力インタフェース部902と、現用系
スイッチ部903と、予備系スイッチ部904と、出力
インタフェース部905とを有している。入力インタフ
ェース部902は、切替制御セル生成部921と、分岐
回路922とを備えている。現用系スイッチ部903
は、セルバッファ931と、バッファ制御部932とを
備えている。予備系スイッチ部904は、セルバッファ
941と、バッファ制御部942と、切替制御セル検出
部943とを備えている。出力インタフェース部905
は、選択回路951と、切替制御セル検出部952とを
備えている。
Mスイッチが遅延優先制御機能を有する場合に、現用系
スイッチと予備系スイッチとの間のセル蓄積量を合わせ
込むことができないという問題点がある。
に、ATMスイッチの出力ポート毎に遅延優先クラス数
分の論理的なセルバッファを有しているため、出力ポー
ト毎に1個の切替制御セルを送出するだけでは、複数の
キューのうちの1つしか合わせ込むことができないから
である。
るATMスイッチの冗長切替を、セルの遅延を発生させ
ることなく、無瞬断で行える無瞬断切替方式を提供する
ことである。
ための第一の手段として、入力信号を分岐して2重化さ
れたスイッチ部のそれぞれに同一の信号を出力する分岐
回路と、2重化されたスイッチ部のうち、いずれか一方
の系を選択する選択回路と、両方のスイッチ部に、後記
位相合わせ制御部から蓄積セル数を確認するキューを指
示されると該キューに対して確認用切替制御セルを送出
し、また後記位相合わせ制御部から蓄積セル数を合わせ
込むキューを指示されると該キューに対して調整用切替
制御セルを送出する切替制御セル生成部と、両方のスイ
ッチ部に、合わせ込みを行っている前記キューから出力
される切替制御セルを検出し、検出タイミングと切替制
御セルの種類とを後記位相合わせ制御部に対して通知す
る切替制御セル検出部と、2重化されたスイッチ部のい
ずれか一方に、両方の系のスイッチ部内の前記切替制御
セル検出部で検出した切替制御セルの情報を受信して、
予備系スイッチ部内のキュー制御部を制御し、さらに次
にどのキューに対してどのような処理を行うのかを決定
し、その処理を行うための切替制御セルを送出するよう
に、両方の系のスイッチ部内の前記切替制御セル生成部
に対して指示を出す位相合わせ制御部と、入力セル内ま
たは入力セルに並行して入力された宛先情報から、出力
ポートと遅延クラスを読みとり、該当するキューに入力
セルを書き込み、かつ予め決められた遅延優先処理手順
にしたがって、出力ポート単位に蓄積セルの読み出しを
行う通常のセル振り分け機能の他に、現用系動作時には
切替制御セルをその種類に関係なく通常のセルと同様な
書き込み読み出し制御を行い、予備系動作時には確認用
切替制御セルは通常のセルと同様な書き込み読み出し制
御を行い、調整用切替制御セルが入力されると調整用切
替制御セルが示すキューに対して、キュー内のセルをす
べて廃棄して該キューの読み出しを停止し、前記調整用
切替制御セルの次に該キューに入力されるセルからキュ
ー内に蓄積していき、前記位相合わせ制御部から該キュ
ーに対して読み出し再開指示を受信した場合に該キュー
の読み出しを再開するキュー制御部と、を備えている。
の手段として、入力信号を分岐して2重化されたスイッ
チ部のそれぞれに同一の信号を出力する分岐回路と、2
重化されたスイッチ部のうち、いずれか一方の系を選択
する選択回路と、両方のスイッチ部に、後記位相合わせ
制御部から指示されたキューに対して切替制御セルを送
出する切替制御セル生成部と、両方のスイッチ部に、合
わせ込みを行っている前記キューから出力される切替制
御セルを検出し、検出タイミングを後記位相合わせ制御
部に対して通知する切替制御セル検出部と、2重化され
たスイッチ部のいずれか一方に、両方の系のスイッチ部
内の前記切替制御セル検出部で検出した切替制御セルの
情報を受信して、予備系スイッチ部内のキュー制御部を
制御し、さらに次にどのキューに対してどのような処理
を行うのか決定し、その処理を行うための切替制御セル
を送出するように、両方の系のスイッチ部内の前記切替
制御セル生成部に対して指示を出す位相合わせ制御部
と、入力セル内または入力セルに並行して入力された宛
先情報から、出力ポートと遅延クラスを読みとり、該当
するキューに入力セルを書き込み、かつ予め決められた
遅延優先処理手順にしたがって、出力ポート単位に蓄積
セルの読み出しを行う通常のセル振り分け機能の他に、
現用系動作時には切替制御セルを通常のセルと同様な書
き込み読み出し制御を行い、予備系動作には前記位相合
わせ制御部から通知された処理モードにしたがって、確
認モード時には切替制御セルは通常のセルと同様な書き
込み読み出し制御を行い、調整モード時には切替制御セ
ルが入力されると切替制御セルが示すキューに対して、
キュー内のセルをすべて廃棄して該キューの読み出しを
停止し、前記切替制御セルの次に該キューに入力される
セルからキュー内に蓄積していき、前記位相合わせ制御
部から該キューに対して読み出し再開指示を受信した場
合に該キューの読み出しを再開するキュー制御部と、を
備えている。
ルを送出するため、全てのキューのセル蓄積数を合わせ
込むことができる。また、切り替え要求受信時には、予
め全てのキューのセル蓄積数が合っているので、即時に
選択するスイッチ部を切り替えることができ、切り替え
要求から切替完了までにかかる時間が短い。セル蓄積数
を合わせ込むための全ての仕組みをスイッチ部に配備し
たため、数量の多いインタフェース部が安価となる。切
替要求の前に予めセル蓄積数を常時合わせ込んでおくの
で、合わせ込み処理時間が十分確保でき、このため回路
の共用化が可能となり規模が小さくなる。
実施の形態による無瞬間断切替方式を説明する。
形態1による無瞬断切替方式の構成を示すブロック図で
ある。ここでは、理解を容易にするために入力インタフ
ェース部および出力インタフェース部がそれぞれ1つの
場合を例に説明する。
は、入力された主信号S1を現用系スイッチ部2と予備
系スイッチ部3とに等しく分岐出力する分岐回路11を
有している。
遅延優先制御を行うセルバッファ20を有しており、入
力インタフェース部1からの出力信号S2に含まれるセ
ルに対して遅延優先制御を行う。一般的な構成では、各
出力インタフェース部4毎にセルバッファ20を有する
ものとなるが、ここでは1つの出力インタフェース部4
に対応して1つのセルバッファ20が設けられている。
(ここでは予備系スイッチ部3)に設けられている位相
合わせ制御部36からの指示情報S17にしたがって、
指定されたキューに対して指定された種類の切替制御セ
ルを生成し、主信号S2に対して挿入する切替制御セル
生成部21と、選択回路24から出力された信号S8の
中から切替制御セルを検出し、検出タイミングと切替制
御セルの種類とを位相合わせ制御部36に通知する切替
制御セル検出部25とを合わせて有している。
遅延優先クラス(ここではm個:mは正整数)毎に並列
的に設けられたキュー231〜23mと、任意のキュー
からセルを選択し出力信号S8として出力する選択回路
24と、これらキュー231〜23mおよび選択回路2
4を制御することにより、遅延優先制御を行うキュー制
御部22とを有している。
遅延優先制御を行うセルバッファ30を有しており、入
力インタフェース部1からの出力信号S3に含まれるセ
ルに対して遅延優先制御を行う。一般的な構成では、各
出力インタフェース部4毎にセルバッファ30を有する
ものとなるが、ここでは1つの出力インタフェース部4
に対応して1つのセルバッファ30が設けられている。
(ここでは予備系スイッチ部3)に設けられている位相
合わせ制御部36からの指示情報S17にしたがって、
指定されたキューに対して指定された種類の切替制御セ
ルを生成し、主信号S3に対して挿入する切替制御セル
生成部と、選択回路34から出力された信号S14の中
から切替制御セルを検出し、検出タイミングと切替制御
セルの種類とを位相合わせ制御部36に通知する切替制
御セル検出部35を合わせて有している。
遅延優先クラス(ここではm個:mは正整数)毎に並列
的に設けられたキュー331〜33mと、任意のキュー
からセルを選択し出力信号S14として出力する選択回
路34と、これらキュー331〜33mおよび選択回路
34を制御することにより、遅延優先制御を行うキュー
制御部32とを有している。
に調整用切替制御セルを検出した場合には、その調整用
切替制御セルが示す遅延クラスのキュー内のセルを全て
廃棄して、これ以降はこのキューからのセルの読み出し
を停止し、位相合わせ制御部36からの読み出し再開指
示S16に応じて、セルの読み出しを再開する。
部(不図示)からの指示にしたがって、現用系スイッチ
部2からの入力信号S8と予備系スイッチ部3からの入
力信号S14とを選択して出力する選択回路41を有し
ている。
部2と予備系スイッチ部3のどちらに設けてもかまわな
いが、切替制御セルの種類によって処理が大きく異なる
のは予備系スイッチ部3であり、また、予備系スイッチ
部3のキュー制御部32が位相合わせ制御部36から直
接制御されるので、予備系スイッチ部3内に設けること
が望ましい。
態1による動作の概要を説明する。
予備系スイッチ部2及び3の互いに対応するキューに確
認用切替制御セルを出力し、現用系スイッチ部2の各キ
ュー231〜23m及び予備系スイッチ部3の各キュー
331〜33mでは、他セル同様に確認用切替制御セル
を蓄積して読み出す。現用系及び予備系スイッチ部2及
び3の対応するキューから同時に確認用切替制御セルが
読み出された場合に、セル蓄積状態一致と判断する。セ
ル蓄積状態一致ならば次の遅延優先クラスのキューに対
して確認用切替制御セルを送出してセル蓄積状態を確認
する。不一致ならば現用系スイッチ部及び予備系スイッ
チ部2及び3の同じ遅延優先クラスのキューに調整用切
替制御セルを送出する。現用系スイッチ部2の各キュー
231〜23mでは他セル同様に調整用切替制御セルを
蓄積して読み出し、予備系スイッチ部3では調整用切替
制御セルの到着に応じてキュー内セルを廃棄してセル読
み出しを停止し、現用系スイッチ部2からの調整用切替
制御セルの読出に応じて予備系スイッチ部3の対応する
キューの読出を再開する。予備系スイッチ部3の読出再
開後、次の遅延優先クラスのキューに確認用切替制御セ
ルを送出し、セル蓄積状態を確認する。
態1による動作をさらに詳しく説明する。
号S1は、分岐回路11において現用系スイッチ部2側
への出力信号S2と予備系スイッチ部3への出力信号S
3との両方に等しく分岐出力される。
21は、位相合わせ制御部36から切替制御セルを送出
する遅延クラスと切替制御セルの種類(確認用、調整
用)を指示されると、指定された遅延クラスのキューに
対して所定の切替制御セルを生成し、順次入力されるユ
ーザセルなどからなる主信号S2に対して、生成した切
替制御セルを挿入して、出力信号S4として出力する。
され、キュー制御部22と各キュー231〜23mに供
給される。キュー制御部22は、入力されたセルの遅延
優先クラス情報に基づいて、いずれのキューに格納する
かを決定し、制御信号S51〜S5mを制御して、入力
信号S4上のセルを所定の遅延クラスに対応するキュー
231〜23mに格納する。切替制御セル(確認用、調
整用)もユーザセルと同様に扱われる。
231〜23mに格納したセル数を管理しており、選択
信号S6により選択回路24を制御して、セルが書き込
まれているキューのうち最も高い遅延優先クラスのキュ
ーから順に、そのキュー内のセルを読み出し(S71〜
S7m)、出力信号S8として出力する。したがって、
任意の遅延優先クラス以上の各キュー内のセルがすべて
読み出された後、その次の遅延優先クラスのキューから
セルが読み出されるものとなり、遅延優先クラスの高い
セルが優先的に読み出される。
制御セル検出部25にも入力される。切替制御セル検出
部25は、常時、出力信号S8に切替制御セル(確認
用、調整用)が含まれているかを監視しており、切替制
御セルの検出に応じて、検出した切替制御セルの種類
(確認用、調整用)とその遅延クラスとを、後述する位
相合わせ制御部36に通知する。
31は、位相合わせ制御部36から切替制御セルを送出
する遅延クラスと切替制御セルの種類(確認用、調整
用)を指示されると、指定された遅延クラスのキューに
対して所定の切替制御セルを生成し、順次入力されるユ
ーザセルなどからなる主信号S3に対して、生成した切
替制御セルを挿入して、出力信号S10として出力す
る。
力され、キュー制御部32と各キュー331〜33mに
供給される。キュー制御部32は、入力されたセルの遅
延優先クラス情報に基づいて、いずれのキューに格納す
るかを決定し、制御信号S111〜S11mを制御し
て、入力信号S10上のセルを所定の遅延クラスに対応
するキュー331〜33mに格納する。
ュー制御部22と同様に、キュー制御部32は、各キュ
ー331〜33mに格納したセル数を管理しており、選
択信号S12により選択回路34を制御して、セルが書
き込まれているキューのうち最も高い遅延優先クラスの
キューから順に、そのキュー内のセルを読み出し(S1
31〜S13m)、出力信号S14として出力する。し
たがって、任意の遅延優先クラス以上の各キュー内のセ
ルがすべて読み出された後、その次の遅延優先クラスの
キューからセルが読み出されるものとなり、遅延優先ク
ラスの高いセルが優先的に読み出される。
セルが調整用切替制御セルの場合には、制御信号S11
1〜S11mを制御することにより、対応する遅延クラ
スのキューからの読み出しを停止させ、キュー内に格納
されている調整用切替制御セル以前のセルを全て廃棄す
る。後述する位相合わせ制御部36からの読み出し再開
指示S16を受信すると、対応するキューの読み出しを
再開させる。
替制御セル検出部35にも入力される。切替制御セル検
出部35は、常時、出力信号S14に切替制御セル(確
認用,調整用)が含まれているかを監視しており、切替
制御セルの検出に応じて、検出した切替制御セルの種類
(確認用,調整用)とその遅延クラスとを、後述する位
相合わせ制御部36に通知する。実際には、調整用切替
制御セルは廃棄されているので検出されることはないた
め、確認用切替制御セルのみ監視しておく方法でもよ
い。
部2の切替制御セル検出部25からの通知信号S9と予
備系スイッチ部3の切替制御セル検出部35からの通知
信号S15とを常時監視している。現用系スイッチ部2
の切替制御セル検出部25からの通知信号S9が確認用
切替制御セルの検出を通知してきたときに、予備系スイ
ッチ部3の切替制御セル検出部35からの通知信号S1
5が確認用切替制御セルの検出通知が同時に入力された
かを監視しており、同時に検出通知が行われた場合に
は、検出した遅延クラスのキューのセル蓄積状態は一致
していると判断する。また、検出通知時刻が異なってい
た場合には、このキューのセル蓄積状態が不一致である
と判断する。
ると判断された場合には、次に優先度の高い遅延クラス
のキューに対して確認用切替制御セルを送出するよう
に、前述の切替制御セル生成部21,31に指示(S1
7)する。両系のキューのセル蓄積状態が不一致と判断
された場合には、いま確認した同じキューに対して調整
用切替制御セルを送出するように、前述の切替制御セル
生成部21,31に指示(S17)する。
25からの通知信号S9が調整用切替制御セルの検出を
通知してきた場合には、予備系スイッチ部3のキュー制
御部32に対して、対応する遅延クラスのキューの読み
出しを再開するように指示(S16)する。予備系スイ
ッチ部3の切替制御セル検出部35が調整用切替制御セ
ルの検出を通知してきた場合には、この通知を無視す
る。
21の入力信号S2と予備系スイッチ部3の切替制御セ
ル生成部31の入力信号S3とは、入力インタフェース
部1の分岐回路11で等しく分岐出力されたものである
ので、これらの入力信号のセル系列は等しい。この条件
を利用して、現用系スイッチ部2の切替制御セル生成部
21と予備系スイッチ部3の切替制御セル生成部31と
で、切替制御セル(確認用,調整用)の送出を同時に行
う。
S8および予備系スイッチ部3からの出力信号S14
は、出力インタフェース部4の選択回路41に入力され
る。選択回路41は、上位監視制御部(不図示)からの
指示にしたがって、いずれか一方を選択して出力信号S
18として出力する。通常は、選択している側が「現用
系」と呼ばれるので、現用系スイッチ部2からの入力信
号S8を選択していることになる。
いたキューのうち、予備系キューの読み出しが再開され
た時点で、現用系スイッチ部2のセルバッファ20およ
び予備系スイッチ部3のセルバッファ30にそれぞれ設
けられている同一遅延クラスのキューにおけるセル蓄積
状態の合わせ込みが完了したことになり、これ以降に読
み出される。両キューから読み出されるセルが一致す
る。
「一致」と判断される場合の確認動作を示す説明図であ
り、ここでは、最も遅延優先クラスが高いキュー231
(現用系)およびキュー331(予備系)を例に説明す
る。
1,C31がそれぞれのキュー231,331に到着し
た時点でのセル蓄積状態を示している。この場合、キュ
ー231には、確認用切替制御セルC21より前に到着
した複数のセルG1が格納されており、またキュー33
1には、確認用切替制御セルC31より前に到着した複
数のセルY1が格納されており、所定のタイミングでそ
れぞれ順次読み出される。
ァ20では、到着した確認用切替制御セルC21を他の
データセルと同様に、到着順にキュー231に格納す
る。したがって、図3(b)に示すように、確認用切替
制御セルC21はセルG1の最後尾に格納され、確認用
切替制御セルC21より後に到着したセルG2が確認用
切替制御セルC21の後側に順次格納される。
30では、到着した確認用切替制御セルC31を他のデ
ータセルと同様に、到着順にキュー331に格納する。
したがって、図3(b)に示すように、確認用切替制御
セルC31はセルY1の最後尾に格納され、確認用切替
制御セルC31より後に到着したセルY2が確認用切替
制御セルC31の後側に順次格納される。
から格納順にセルが読み出され、その後、他のセルと同
様に確認用切替制御セルC21,C31も読み出される
(図3(c))。
ル蓄積状態が等しかったので、確認用切替制御セルC2
1,C31は同時に読み出され、それぞれ切替制御セル
検出部25,35で同時刻に検出され、位相合わせ制御
部36へも同時に通知されることになる。このため、位
相合わせ制御部36では、現用系スイッチ部2の切替制
御セル検出部25からの確認用切替制御セル検出通知S
9が通知されたとき、同時に、予備系スイッチ部3の切
替制御セル検出部35からの確認用切替制御セル検出通
知S15が通知されることになり、両方の系のキュー2
31,331のセル蓄積状態が一致していると判断され
る。
一致」と判断される場合の確認動作を示す説明図であ
り、ここでは、最も遅延優先クラスが高いキュー231
(現用系)およびキュー331(予備系)を例に説明す
る。
2,C32がそれぞれのキュー231,331に到着し
た時点でのセル蓄積状態を示している。この場合、キュ
ー231には、確認用切替制御セルC22より前に到着
した複数のセルG3が格納されており、またキュー33
1には、確認用切替制御セルC32より前に到着した複
数のセルY3が格納されており、所定のタイミングでそ
れぞれ順次読み出される。
ァ20では、到着したセルC22を他のデータセルと同
様に、到着順にキュー231に格納する。したがって、
図4(b)に示すように、確認用切替制御セルC22は
セルG3の最後尾に格納され、確認用切替制御セルC2
2より後に到着したセルG4が確認用切替制御セルC2
2の後側に順次格納される。格納されたセルが、キュー
231,331から格納順にセルが読み出され、その
後、他のセルと同様に確認用切替制御セルC32も読み
出される(図4(c))。
30では、到着したセルC32を他のデータセルと同様
に、到着順にキュー331に格納する。したがって、図
4(b)に示すように、確認用切替制御セルC32はセ
ルY3の最後尾に格納され、確認用切替制御セルC32
より後に到着したセルY4が確認用切替制御セルC32
の後側に順次格納される。格納されたセルが、キュー2
31,331から格納順にセルが読み出され、その後、
他のセルと同様に確認用切替制御セルC22も読み出さ
れる(図4(d))。
現用系側のキュー231の方が蓄積セル数が多かったの
で、キュー331に格納された確認用切替制御セルC3
2が先に読み出され、その後、キュー231から確認用
切替制御セルC22が読み出される。読み出された確認
用切替制御セルC22,C32は、それぞれ切替制御セ
ル検出部25,35で検出され、位相合わせ制御部36
へ通知される。位相合わせ制御部36では、最初に予備
系スイッチ部3の切替制御セル検出部35からの確認用
切替制御セル検出通知S15が通知されるが、一致/不
一致の判断のタイミングは、現用系スイッチ部2の切替
制御セル検出部25からの検出通知信号S9を受信した
ときであるので、この通知信号S15は無視されること
になる。このあと、現用系スイッチ部2の切替制御セル
検出部25からの確認用切替制御セル検出通知S9が通
知されたとき、予備系スイッチ部3の切替制御セル検出
部35からの確認用切替制御セル検出通知S15は、同
時に受信されないので、両方の系のキュー231,33
1のセル蓄積状態が不一致であると判断される。
蓄積状態が「不一致」と判断される場合の確認動作を示
す説明図であるが、予備系側のキュー331の方が蓄積
セル数が多い場合の例である。ここでは、最も遅延優先
クラスが高いキュー231(現用系)およびキュー33
1(予備系)を例に説明する。
3,C33がそれぞれのキュー231,331に到着し
た時点でのセル蓄積状態を示している。この場合、キュ
ー231には、確認用切替制御セルC23より前に到着
した複数のセルG5が格納されており、またキュー33
1には、確認用切替制御セルC33より前に到着した複
数のセルY5が格納されており、所定のタイミングでそ
れぞれ順次読み出される。
ァ20では、到着したセルC23を他のデータセルと同
様に、到着順にキュー231に格納する。したがって、
図5(b)に示すように、確認用切替制御セルC23は
セルG5の最後尾に格納され、確認用切替制御セルC2
3より後に到着したセルG6が確認用切替制御セルC2
3の後側に順次格納される。格納されたセルが、キュー
231,331から格納順にセルが読み出され、その
後、他のセルと同様に確認用切替制御セルC23も読み
出される(図5(c))。
30では、到着したセルC33を他のデータセルと同様
に、到着順にキュー331に格納する。したがって、図
5(b)に示すように、確認用切替制御セルC33はセ
ルY5の最後尾に格納され、確認用切替制御セルC33
より後に到着したセルY6が確認用切替制御セルC33
の後側に順次格納される。格納されたセルが、キュー2
31,331から格納順にセルが読み出され、その後、
他のセルと同様に確認用切替制御セルC33も読み出さ
れる(図5(d))。
予備系側のキュー331の方が蓄積セル数が多かったの
で、キュー231に格納された確認用切替制御セルC2
3が先に読み出され、その後、キュー231から確認用
切替制御セルC33が読み出される。読み出された確認
用切替制御セルC23,C33は、それぞれ切替制御セ
ル検出部25,35で検出され、位相合わせ制御部36
へ通知される。位相合わせ制御部36では、最初に現用
系スイッチ部2の切替制御セル検出部25からの確認用
切替制御セル検出通知S9が通知されるが、このとき、
同時に予備系スイッチ部3の切替制御セル検出部35か
らの確認用切替制御セル検出通知S15は、同時に受信
されないので、両方の系のキュー231,331のセル
蓄積状態が不一致であると判断される。このあと通知さ
れる予備系スイッチ部3の切替制御セル検出回路35か
らの検出通知信号S15は無視されることになる。
わせ込み動作を示す説明図であり、ここでは、最も遅延
優先クラスが高いキュー231(現用系)及びキュー3
31(予備系)を例に説明する。
4,C34がそれぞれのキュー231,331に到着し
た時点でのセル蓄積状態を示している。この場合、キュ
ー231には、調整用切替制御セルC24より前に到着
した複数のセルG7が格納されており、またキュー33
1には、調整用切替制御セルC34より前に到着した複
数のセルY7が格納されており、所定のタイミングでそ
れぞれ順次読み出される。
ァ20では、到着した調整用切替制御セルC24を他の
データセルと同様に、到着順にキュー231に格納す
る。したがって、図6(b)に示すように、調整用切替
制御セルC24はセルG7の最後尾に格納され、調整用
切替制御セルC24より後に到着したセルG8が調整用
切替制御セルC24の後側に順次格納される。
30では、調整用切替制御セルC34の到着に応じて、
調整用切替制御セル以前に到着したセルすなわち調整用
切替制御セルC34とセルY7とがすべてキュー331
から廃棄され、セルの読み出しが停止される。これによ
り、調整用切替制御セルC34より後に到着したセルY
8が、キュー331の先頭から順次格納される。
した後、キュー231からのみセルの読み出しが継続し
て行われ、その後、他のセルと同様に調整用切替制御セ
ルC24も読み出される。キュー231から読み出され
た調整用切替制御セルC24は、現用系スイッチ部2の
切替制御セル検出部25で検出されて、位相合わせ制御
部36に通知され、ここからキュー331に対する読み
出し再開指示S16が出力される。これに応じて、予備
系スイッチ部3のキュー制御部32から制御信号S11
1が出力され、図6(c)に示すように、キュー331
からセル読み出しが再開される。
用切替制御セルC24が読み出された後、調整用切替制
御セルC24より後に到着したセルG8が順次読み出さ
れ、このセルG8の読み出し開始と同時にキュー331
から、調整用切替制御セルC34より後に到着したセル
Y8の読み出しが開始される。
も遅延優先クラスの高い、現用系スイッチ2側のキュー
231と予備系スイッチ部3側のキュー331とのセル
蓄積状態が一致し、合わせ込みが行われたことになる。
ーを例にして、キューのセル蓄積状態確認動作と合わせ
込み動作とを説明したが、これらの動作は、他の優先ク
ラスのキューについても、対応する切替制御セルに基づ
いて、それぞれ同様にして実施される。
にて、遅延優先クラスの高い順に、対応するキューの合
わせ込みを行うようにしたので、他の遅延優先クラスの
キューの蓄積状態により、セル蓄積状態確認時にセル蓄
積状態の判断を誤ってしまうということや、誤った状態
に合わせ込みを行ってしまうということがなくなる。
(c)は、他の遅延優先クラスのキューの蓄積状態によ
り、セル蓄積状態の判断を誤ってしまう場合の動作の説
明図であり、ここでは、最も遅延優先クラスが高いキュ
ー231(現用系)及びキュー331(予備系)と2番
目に遅延優先クラスが高いキュー232(現用系)及び
キュー332(予備系)を例にとり、2番目に遅延優先
クラスの高いキューのセル蓄積状態の判断を誤る場合に
ついて説明する。
キュー232,332に対する確認用切替制御セルC2
5,C35がそれぞれのキュー232,332に到着し
た時点でのセル蓄積状態を示している。この場合、キュ
ー231には、確認用切替制御セルC25より前に到着
した複数のセルG9が格納されており、キュー232に
は、確認用切替制御セルC25より前に到着した複数の
セルG10が格納されており、またキュー331には、
確認用切替制御セルC35より前に到着した複数のセル
Y9が格納されており、確認用切替制御セルC35より
前に到着した複数のセルY10が格納されており、遅延
優先クラスの高いキューから、所定のタイミングでそれ
ぞれ順次読み出される。
ァ20では、到着した確認用切替制御セルC25を他の
データセルと同様に、到着順にキュー232に格納す
る。したがって、図7(b)に示すように、確認用切替
制御セルC25はセルG10の最後尾に格納され、確認
用切替制御セルC25より後に到着したセルG11が確
認用切替制御セルC25の後側に順次格納される。ここ
では、説明を容易にするため、確認用切替制御セルC2
5より後に入力されるセルG11は、すべて2番目の遅
延優先クラスのキュー232に格納されることとしてい
る。
は、到着した確認用切替制御セルC35を他のデータセ
ルと同様に、到着順にキュー332に格納する。したが
って、図7(b)に示すように確認用切替制御セルC3
5はセルY10の最後尾に格納され、確認用切替制御セ
ルC35より後に到着したセルY11が確認用切替制御
セルC35の後側に順次格納される。ここでは、説明を
容易にするため、確認用切替制御セルC35より後に入
力されるセルY11は、すべて2番目の遅延優先クラス
のキュー332に格納されることとしている。
現用系側のキュー232と予備系側のキュー332のセ
ル蓄積状態は一致している。これらのキュー232,3
32よりも遅延優先クラスの高いキュー231とキュー
331に格納されているセルG9とセルY9とは数量が
異なっている。
ルが読み出されるので、現用系スイッチ部2のセルバッ
ファ20ではキュー231からG9が読み出され、その
後、キュー232からセルG10が読み出される。予備
系スイッチ部3のセルバッファ30ではキュー331か
らY9が読み出され、その後、キュー332からセルY
10が読み出される。ことあと、図8(a)〜(c)に
示されるように読み出しが行われ、キュー232に格納
された確認用切替制御セルが読み出される時刻と、キュ
ー332に格納された確認制御セルが読み出される時刻
とが異なっていることがわかる。
〜(c)は、確認用切替制御セル到着時点で、セル蓄積
状態を確認するキューのセル蓄積状態が異なっているの
も関わらず、セル蓄積状態が一致していると判断される
場合の説明図であり、ここでは、最も遅延優先クラスが
高いキュー231(現用系)及びキュー331(予備
系)と2番目に遅延優先クラスが高いキュー232(現
用系)及びキュー332(予備系)を例にとり、2番目
に遅延優先クラスの高いキューのセル蓄積状態の判断を
誤る場合について説明する。
キュー232,332に対する確認用切替制御セルC2
6,C36がそれぞれのキュー232,332に到着し
た時点でのセル蓄積状態を示している。この場合、キュ
ー231には、確認用切替制御セルC26より前に到着
した複数のセルG12が格納されており、キュー232
には、確認用切替制御セルC26より前に到着した複数
のセルG13が格納されており、またキュー331に
は、確認用切替制御セルC36より前に到着した複数の
セルY12が格納されており、確認用切替制御セルC3
6より前に到着した複数のセルY13が格納されてお
り、遅延優先クラスの高いキューから、所定のタイミン
グでそれぞれ順次読み出される。
ァ20では、到着した確認用切替制御セルC26を他の
データセルと同様に、到着順にキュー232に格納す
る。したがって、図9(b)に示すように、確認用切替
制御セルC26はセルG13の最後尾に格納され、確認
用切替制御セルC26より後に到着したセルG14が確
認用切替制御セルC26の後側に順次格納される。ここ
では、説明を容易にするため、確認用切替制御セルC2
6より後に入力されるセルG14は、すべて2番目の遅
延優先クラスのキュー232に格納されることとしてい
る。
は、到着した確認用切替制御セルC36を他のデータセ
ルと同様に、到着順にキュー332に格納する。したが
って、図9(b)に示すように確認用切替制御セルC3
6はセルY13の最後尾に格納され、確認用切替制御セ
ルC36より後に到着したセルY14が確認用切替制御
セルC36の後側に順次格納される。ここでは、説明を
容易にするため、確認用切替制御セルC36より後に入
力されるセルY14は、すべて2番目の遅延優先クラス
のキュー332に格納されることとしている。
現用系側のキュー232と予備系側のキュー332のセ
ル蓄積状態は異なっている。
ルが読み出されるので、現用系スイッチ部2のセルバッ
ファ20ではキュー231からG12が読み出され、そ
の後、キュー232からセルG13が読み出される。予
備系スイッチ部3のセルバッファ30ではキュー331
からY12が読み出され、その後、キュー332からセ
ルY13が読み出される。このあと、図10(a)〜
(c)に示されるように読み出しが行われ、キュー23
2に格納された確認用切替制御セルが読み出される時刻
と、キュー332に格納された確認制御セルが読み出さ
れる時刻とが一致していることがわかる。
優先クラスより高い遅延優先クラスのキューのセル蓄積
状態が異なっていると、セル蓄積状態の確認が正しく行
われないことになる。
(a)〜(c)には、セル蓄積状態を合わせ込む動作が
正しく行われない場合の説明図であり、ここでは、最も
遅延優先クラスが高いキュー231(現用系)及びキュ
ー331(予備系)と2番目に遅延優先クラスが高いキ
ュー232(現用系)及びキュー332(予備系)を例
にとり、2番目に遅延優先クラスの高いキューのセル蓄
積状態の判断を誤る場合について説明する。
のキュー232,332に対する調整用切替制御セルC
27,C37がそれぞれのキュー232,332に到着
した時点でのセル蓄積状態を示している。この場合、キ
ュー231には、調整用切替制御セルC27より前に到
着した複数のセルG15が格納されており、キュー23
2には、調整用切替制御セルC27より前に到着した複
数のセルG16が格納されており、またキュー331に
は、調整用切替制御セルC37より前に到着した複数の
セルY15が格納されており、調整用切替制御セルC3
7より前に到着した複数のセルY16が格納されてお
り、遅延優先クラスの高いキューから、所定のタイミン
グでそれぞれ順次読み出される。
ァ20では、到着した調整用切替制御セルC27を他の
データセルと同様に、到着順にキュー232に格納す
る。したがって、図11(b)に示すように、調整用切
替制御セルC27はセルG16の最後尾に格納され、調
整用切替制御セルC27より後に到着したセルG17が
調整用切替制御セルC27の後側に順次格納される。こ
こでは、説明を容易にするため、調整用切替制御セルC
27より後に入力されるセルG17は、すべて2番目の
遅延優先クラスのキュー232に格納されることとして
いる。
30では、調整用切替制御セルC37の到着に応じて、
調整用切替制御セル以前に到着したセルすなわち調整用
切替制御セルC37とセルY16とがすべてキュー33
2から廃棄され、セルの読み出しが停止される。これに
より、調整用切替制御セルC37より後に到着したセル
Y17が、キュー332の先頭から順次格納される。こ
こでは、説明を容易にするため、調整用切替制御セルC
37より後に入力されるセルY17は、すべて2番目の
遅延優先クラスのキュー332に格納されることとして
いる。
した後、現用系スイッチ部2のセルバッファ20では、
キュー231に格納されているセルG15の読み出しが
継続して行われ、キュー231に格納されているセルG
15を全て読み出した後にキュー232に格納されてい
るセルG16が読み出され、その後、他のセルと同様に
調整用切替制御セルC27も読み出される。予備系スイ
ッチ部3のセルバッファ30では、キュー331に格納
されているセルY15の読み出しが継続して行われる
(図11(c)〜図12(a))。
制御セルC27は、現用系スイッチ部2の切替制御セル
検出部25で検出されて、位相合わせ制御部36に通知
され、ここからキュー332に対する読み出し再開指示
S16が出力される。しかし、この時点では、キュー3
32より遅延優先クラスの高いキュー331にセルY1
5が残っているため、これらのセルY15が全て読み出
されてから、キュー332からセルY17が読み出され
ることになる(図12(b)〜(c))。
ラスより高い遅延優先クラスのセル蓄積状態が異なって
いると、合わせ込みが正しく行われないことがある。
の形態では、遅延優先クラスの最も高いキューから順
に、セル蓄積状態を確認し、セル蓄積状態が一致してい
れば、次に優先度の高い遅延優先クラスのキューのセル
蓄積状態の確認を行い、以下同様に、優先度の高い遅延
優先クラスから順にセル蓄積状態を確認していくように
したものである。また、セル蓄積状態が不一致の場合に
は、同じキューに対して合わせ込みを行い、合わせ込み
が完了してから、次の遅延優先クラスのキューのセル蓄
積状態の確認を行うようにしている。
毎に1つの切替制御セルを出力する無瞬断切替方式と比
較して、遅延優先制御機能を実現するために各遅延優先
クラス毎に複数のキューが並列に設けられている場合で
も、無瞬断で冗長切替を行うことができる。また、上位
監視制御部から切替要求が発せられる前に、予め全ての
キューのセル蓄積状態を合わせ込んでおくようにしたこ
とで、切替要求時には、特別な合わせ込み動作は必要な
く、出力インタフェース部4の選択回路41を制御し
て、予備系スイッチ部3からの入力信号S14を選択し
て主信号S18として出力すれば良く、切替要求が発せ
られてから切替が完了するまでの時間が短くなる。さら
に、セル蓄積状態を合わせ込むための仕組みを全てスイ
ッチ部に設けるようにしたことで、一般的に装置内で多
数実装されるインタフェース部の価格を低くすることが
できる。
本発明の実施の形態2について説明する。
断切替方式を示すブロック図であり、前述の説明(図1
参照)と同じまたは同等部分には同一符号を付してあ
る。
(図1)と比較して、位相合わせ制御部36から予備系
スイッチ部3のキュー制御部32に対して、処理モード
情報S19を通知している点が異なる。
は、入力された主信号S1を現用系スイッチ部2と予備
系スイッチ部3とに等しく分岐出力する分岐回路11を
有している。
遅延優先制御を行うセルバッファ20を有しており、入
力インタフェース部1からの出力信号S2に含まれるセ
ルに対して遅延優先制御を行う。一般的な構成では、各
出力インタフェース部4毎にセルバッファ20を有する
ものとなるが、ここでは1つの出力インタフェース部4
に対応して1つのセルバッファ20が設けられている。
(ここでは予備系スイッチ部3)に設けられている位相
合わせ制御部36からの指示情報S17にしたがって、
指定されたキューに対して切替制御セルを生成し、主信
号S2に対して挿入する切替制御セル生成部と、選択回
路24から出力された信号S8の中から切替制御セルを
検出し、検出タイミングを位相合わせ制御部36に通知
する切替制御セル検出部25を合わせて有している。
遅延優先クラス(ここではm個:mは正整数)毎に並列
的に設けられたキュー231〜23mと、任意のキュー
からセルを選択し出力信号S8として出力する選択回路
24と、これらキュー231〜23m及び選択回路24
を制御することにより、遅延優先制御を行うキュー制御
部22とを有している。
遅延優先制御を行うセルバッファ30を有しており、入
力インタフェース部1からの出力信号S3に含まれるセ
ルに対して遅延優先制御を行う。一般的な構成では、各
出力インタフェース部4毎にセルバッファ30を有する
ものとなるが、ここでは1つの出力インタフェース部4
に対応して1つのセルバッファ30が設けられている。
(ここでは予備系スイッチ部3)に設けられている位相
合わせ制御部36からの指示情報S17にしたがつて、
指定されたキューに対して切替制御セルを生成し、主信
号S3に対して挿入する切替制御セル生成部と、選択回
路34から出力された信号S14の中から切替制御セル
を検出し、検出タイミングを位相合わせ制御部36に通
知する切替制御セル検出部35を合わせて有している。
遅延優先クラス(ここではm個:mは正整数)毎に並列
的に設けられたキュー331〜33mと、任意のキュー
からセルを選択し出力信号S14として出力する選択回
路34と、これらキュー331〜33m及び選択回路3
4を制御することにより、遅延優先制御を行うキュー制
御部32とを有している。
御部36から通知された処理モードが調整モードの時
に、主信号S3上に切替制御セルを検出した場合には、
その切替制御セルが示す遅延クラスのキュー内のセルを
全て廃棄して、これ以降はこのキューからのセルの読み
出しを停止し、位相合わせ制御部36からの読み出し再
開指示S16に応じて、セルの読み出しを再開する。
(不図示)からの指示にしたがって、現用系スイッチ部
2からの入力信号S8と予備系スイッチ部3からの入力
信号S14とを選択して出力する選択回路41を有して
いる。
部2と予備系スイッチ部3のどちらに設けてもかまわな
いが、切替制御セルの種類によって処理が大きく異なる
のは予備系スイッチ部3であり、また、予備系スイッチ
部3のキュー制御部32が位相合わせ制御部36から直
接制御されるので、予備系スイッチ部3内に設けること
が望ましい。
態2による動作を説明する。
号S1は、分岐回路11において現用系スイッチ部2側
への出力信号S2と予備系スイッチ部3への出力信号S
3との両方に等しく分岐出力される。
21は、位相合わせ制御部36から切替制御セルを送出
する遅延クラスを指示されると、指定された遅延クラス
のキューに対して切替制御セルを生成し、順次入力され
るユーザセルなどからなる主信号S2に対して、生成し
た切替制御セルを挿入して、出力信号S4として出力す
る。
れ、キュー制御部22と各キュー231〜23mに供給
される。キュー制御部22は、入力されたセルの遅延優
先クラス情報に基づいて、いずれのキューに格納するか
を決定し、制御信号S51〜S5mを制御して、入力信
号S4上のセルを所定の遅延クラスに対応するキュー2
31〜23mに格納する。切替制御セルもユーザセルと
同様に扱われる。
231〜23mに格納したセル数を管理しており、選択
信号S6により選択回路24を制御して、セルが書き込
まれているキューのうち最も高い遅延優先クラスのキュ
ーから順に、そのキュー内のセルを読み出し(S71〜
S7m)、出力信号S8として出力する。したがって、
任意の遅延優先クラス以上の各キュー内のセルがすべて
読み出された後、その次の遅延優先クラスのキューから
セルが読み出されるものとなり、遅延優先クラスの高い
セルが優先的に読み出される。
制御セル検出部25にも入力される。切替制御セル検出
部25は、常時、出力信号S8に切替制御セルが含まれ
ているかを監視しており、切替制御セルの検出に応じ
て、検出した切替制御セルの遅延クラスを、後述する位
相合わせ制御部36に通知する。
31は、位相合わせ制御部36から切替制御セルを送出
する遅延クラスを指示されると、指定された遅延クラス
のキューに対して切替制御セルを生成し、順次入力され
るユーザセルなどからなる主信号S3に対して、生成し
た切替制御セルを挿入して、出力信号S10として出力
する。
され、キュー制御部32と各キュー331〜33mに供
給される。キュー制御部32は、入力されたセルの遅延
優先クラス情報に基づいて、いずれのキューに格納する
かを決定し、制御信号S111〜S11mを制御して、
入力信号S10上のセルを所定の遅延クラスに対応する
キュー331〜33mに格納する。
ュー制御部22と同様に、キュー制御部32は、各キュ
ー331〜33mに格納したセル数を管理しており、選
択信号S12により選択回路34を制御して、セルが書
き込まれているキューのうち最も高い遅延優先クラスの
キューから順に、そのキュー内のセルを読み出し(S1
31〜S13m)、出力信号S14として出力する。し
たがって、任意の遅延優先クラス以上の各キュー内のセ
ルがすべて読み出された後、その次の遅延優先クラスの
キューからセルが読み出されるものとなり、遅延優先ク
ラスの高いセルが優先的に読み出される。
制御部36から通知された処理モードが「確認モード」
であり、入力されたセルが切替制御セルの場合には、制
御信号S111〜S11mを制御することにより、対応
する遅延クラスのキューからの読み出しを停止させ、キ
ュー内に格納されている切替制御セル以前のセルを全て
廃棄する。後述する位相合わせ制御部36からの読み出
し再開指示S16を受信すると、対応するキューの読み
出しを再開させる。
替制御セル検出部35にも入力される。切替制御セル検
出部35は、常時、出力信号S14に切替制御セルが含
まれているかを監視しており、切替制御セルの検出に応
じて、検出した切替制御セルの遅延クラスを、後述する
位相合わせ制御部36に通知する。
部2の切替制御セル検出部25からの通知信号S9と予
備系スイッチ部3の切替制御セル検出部35からの通知
信号S15とを常時監視している。処理モードが「確認
モード」の場合には、現用系スイッチ部2の切替制御セ
ル検出部25から検出通知S9を受信したときに、予備
系スイッチ部3の切替制御セル検出部35からの検出通
知S15が同時に入力されたかを監視しており、同時に
検出通知が行われた場合には、検出した遅延クラスのキ
ューのセル蓄積状態は一致していると判断する。また、
検出通知時刻が異なっていた場合には、このキューのセ
ル蓄積状態が不一致であると判断する。
ると判断された場合には、次に優先度の高い遅延クラス
のキューに対して確認用切替制御セルを送出するよう
に、前述の切替制御セル生成部21,31に指示(S1
7)する。このときの処理モードは「確認モード」であ
る。両系のキューのセル蓄積状態が不一致と判断された
場合には、処理モードを「調整モード」に遷移して、い
まセル蓄積状態の確認を行ったのと同じキューに対して
切替制御セルを送出するように、前述の切替制御セル生
成部21,31に指示(S17)する。
部2の切替制御セル検出部25からの検出通知S9を受
信すると、予備系スイッチ部3のキュー制御部32に対
して、対応する遅延クラスのキューの読み出しを再開す
るように指示(S16)する。「調整モード」では、予
備系スイッチ部3の切替制御セル検出部35からの検出
通知S15は無視する。正常に動作していれば、「調整
モード」時に、予備系スイッチ部3の切替制御セル検出
部35では、切替制御セルは検出されないはずである。
21の入力信号S2と予備系スイッチ部3の切替制御セ
ル生成部31の入力信号S3とは、入力インタフェース
部1の分岐回路11で等しく分岐出力されたものである
ので、これらの入力信号のセル系列は等しい。この条件
を利用して、現用系スイッチ部2の切替制御セル生成部
21と予備系スイッチ部3の切替制御セル生成部31と
で、切替制御セルの送出を同時に行う。
S8及び予備系スイッチ部3からの出力信号S14は、
出力インタフェース部4の選択回路41に入力される。
選択回路41は、上位監視制御部(不図示)からの指示
にしたがって、いずれか一方を選択して出力信号S18
として出力する。通常は、選択している側が「現用系」
と呼ばれるので、現用系スイッチ部2からの入力信号S
8を選択していることになる。
いたキューのうち、予備系キューの読み出しが再開され
た時点で、現用系スイッチ部2のセルバッファ20及び
予備系スイッチ部3のセルバッファ30にそれぞれ設け
られている同一遅延クラスのキューにおけるセル蓄積状
態の合わせ込みが完了したことになり、これ以降に読み
出される。両キューから読み出されるセルが一致する。
6が切替制御セル生成部21,31に対して、切替制御
セルの送出要求を出すときに、切替制御セル検出部2
5,35に対しても、これから処理を行う遅延クラスを
通知しておき、切替制御セル検出部25,35では、指
定された遅延クラスの切替制御セルのみ検出するように
すれば、切替制御セル検出部25,35から位相合わせ
制御部36へ通知する検出情報S9,S15は、検出タ
イミングだけを通知すれば良いことになる。
せ制御部36がセル蓄積状態の判定を行うタイミングを
現用系スイッチ部2の切替制御セル検出部25からの検
出通知S9を受信したときとしている。セル蓄積状態の
判定タイミングを予備系スイッチ部3の切替制御セル検
出部35からの検出信号S15を受信したときとする
と、誤動作する場合の例を、図13(a)〜(d)なら
びに図14(a)〜(c)を参照して説明する。
セルC28,C38がそれぞれのキュー231,331
に到着した時点でのセル蓄積状態を示している。この場
合、キュー231には、切替制御セルC28より前に到
着した複数のセルG18が格納されており、またキュー
331には、切替制御セルC38より前に到着した複数
のセルY18が格納されており、所定のタイミングでそ
れぞれ順次読み出される。
ァ20では、到着したセルC28を他のデータセルと同
様に、到着順にキュー231に格納する。したがって、
図13(b)に示すように、切替制御セルC28はセル
G18の最後尾に格納され、切替制御セルC28より後
に到着したセルG19が切替制御セルC28の後側に順
次格納される。格納されたセルが、キュー231から格
納順にセルが読み出される(図13(c))。
30では、到着したセルC38を他のデータセルと同様
に、到着順にキュー331に格納する。したがって、図
13(b)に示すように、切替制御セルC38はセルY
18の最後尾に格納され、切替制御セルC38より後に
到着したセルY19が切替制御セルC38の後側に順次
格納される。格納されたセルが、キュー331から格納
順にセルが読み出され、その後、他のセルと同様に切替
制御セルC38も読み出される(図13(c))。
り、予備系スイッチ部3のキュー331から切替制御セ
ルが読み出されたが、この時刻には、現用系スイッチ部
2のキュー231からは切替制御セルが読み出されてい
ない。したがって、これらのキュー231,331のセ
ル蓄積状態は「不一致」であると判定され、調整モード
に遷移する。
セルC29,C39がそれぞれのキュー231,331
に到着した時点でのセル蓄積状態を示している。この場
合、キュー231には、確認モード時の切替制御セルC
28の到着以前に蓄積されたセルG18が残っており、
さらに、確認モード時に到着した切替制御セルC28及
び切替制御セルC28以降に到着したセルG19が格納
されており、またキュー331には、確認モード時の切
替制御セルC38以降に到着したセルY19が格納され
ており、所定のタイミングで読み出される。
ァ20では、到着したセルC29を他のデータセルと同
様に、到着順にキュー231に格納する。したがって、
図14(a)に示すように、切替制御セルC29はセル
G19の最後尾に格納され、切替制御セルC29より後
に到着したセルG20が切替制御セルC29の後側に順
次格納される。格納されたセルが、キュー231から格
納順にセルが読み出される。
30では、調整モード時の切替制御セルC39の到着に
応じて、切替制御セル以前に到着したセルすなわち切替
制御セルC39とセルY19とがすべてキュー331か
ら廃棄され、セルの読み出しが停止される。これによ
り、切替制御セルC39より後に到着したセルY20
が、キュー331の先頭から順次格納される。
後、キュー231からのみセルの読み出しが継続して行
われ、その後、切替制御セルC28が読み出される。キ
ュー231から読み出された切替制御セルC28は、現
用系スイッチ部2の切替制御セル検出部25で検出され
て、位相合わせ制御部36に通知され、ここからキュー
331に対する読み出し再開指示S16が出力される。
これに応じて、予備系スイッチ部3のキュー制御部32
から制御信号S111が出力され、図14(b)に示す
ように、キュー331からセル読み出しが再開される。
検出部25には、検出した切替制御セルがどの処理モー
ド時に送出されたものであるかを判断する情報がないた
め、確認モード時に送出された切替制御セルを検出し
て、誤ったタイミングで予備系スイッチ部3のキュー3
31の読み出し再開を指示してしまうことが起こり得る
のである。
チ部2の切替制御セル検出部25からの検出信号S9を
受信したときを判定タイミングとすると、上記のような
誤判定は起こらない。その理由は、仮に予備系スイッチ
部3キュー331に確認モード時の切替制御セルが残っ
ていたとしても、予備系スイッチ部3のキュー制御部3
2は、調整モードで切替制御セルを受信したときに、キ
ュー331内のセルを全て廃棄してしまうからである。
1について説明する。
ク図であり、前述の説明(図1,図2)と同じまたは同
等部分には同一符号を付してある。
10n(nは正整数)および出力インタフェース部40
1〜40n(nは正整数)が複数、並列的に設けられて
いる場合を示す。
備系スイッチ部3には、それぞれ各出力インタフェース
部401〜40nに対応して、複数のセルバッファ20
1〜20n(nは正整数)およびセルバッファ301〜
30n(nは正整数)が設けられている。
フェース部およびセルバッファの内部構成は、前述の図
1,図2に示した入力インタフェース部1、出力インタ
フェース部4およびセルバッファ20,30と同じ構成
を有している。
イッチ部3には、各入力インタフェース部101〜10
nからの出力信号S211〜S21nおよびS311か
らS31nを所定のセルバッファに分配するための構成
として、セル多重部2a,3aおよび内部バスS2bお
よびS3bが設けられている。
段に切替制御セル生成部211〜21nおよびセルバッ
ファ301〜30nの前段に切替制御セル生成部311
〜31nが設けられている。
の出力信号S221〜S22nおよびセルバッファ30
1〜30nからの出力信号S321〜S32nは、それ
ぞれ対応する出力インタフェース部401〜40nに入
力され、選択回路41にていずれかの出力信号が選択さ
れ、主信号S411〜S41nとして出力される。
の出力信号S221〜S22nはおよびセルバッファ3
01〜30nからの出力信号S321〜S32nは、そ
れぞれ切替制御セル検出部251〜25nおよび351
〜35nにも入力されている。
び351〜35nで切替制御セルが検出されると、それ
ぞれの検出情報を各ポートに対応した位相合わせ制御部
361〜36nに通知される。
の動作について説明する。
現用系スイッチ部2の切替制御セル生成部211は、位
相合わせ制御部361からある遅延優先クラスのキュー
に対して確認用切替制御セルを送出するよう指示を受信
すると、対応するキューに対して確認用切替制御セルを
送出し、セルバッファ201内の対応するキューに蓄積
される。その後、確認用切替制御セルが読み出されると
切替制御セル検出部251で検出され、検出した確認用
切替制御セルの遅延優先クラスをおよび検出タイミング
とが位相合わせ制御部361に通知(S2el)され
る。
生成部311は、位相合わせ制御部361からある遅延
優先クラス(現用系スイッチ部2の切替制御セル生成部
211が指示された遅延優先クラスと同じクラス)のキ
ューに対して確認用切替制御セルを送出するよう指示を
受信すると、対応するキューに対して確認用切替制御セ
ルを送出し、セルバッファ301内の対応するキューに
蓄積される。その後、確認用切替制御セルが読み出され
ると切替制御セル検出部351で検出され、検出した確
認用切替制御セルの遅延優先クラスをおよび検出タイミ
ングとが位相合わせ制御部361に通知(S3el)さ
れる。
ッチ部2の切替制御セル検出部251からk番目の遅延
優先クラスの確認用切替制御セルの検出通知(S2e
l)を受信すると、この検出通知と同時に予備系スイッ
チ部3の切替制御セル検出部351からの検出通知(S
3el)を受信していれば、セル蓄積状態は一致してい
ると判断し、予備系スイッチ部3からの検出通知(S3
el)を受信していなければ、セル蓄積状態が不一致で
あると判断する。
に優先度の高いクラスのキューに対して確認用切替制御
セルを送出するように、切替制御セル生成部211,3
11に指示し、上記と同じ処理を繰り返す。
積状態の確認を行った遅延優先クラスと同じ遅延優先ク
ラスのキューに対して、調整用切替制御セルを送出する
ように切替制御セル生成部211,311に指示する。
211では、指示された遅延優先クラスのキューに対し
て調整用切替制御セルを送出し、セルバッファ201内
の対応するキューに蓄積される。その後、調整用切替制
御セルが読み出されると切替制御セル検出部251で検
出され、検出した調整用切替制御セルの遅延優先クラス
をおよび検出タイミングとが位相合わせ制御部361に
通知(S2el)される。
生成部311では、指示された遅延優先クラスのキュー
に対して調整用切替制御セルを送出する。セルバッファ
301では、調整用切替制御セルが到着すると、対応す
るキューに蓄積されているセルを廃棄し読み出しを停止
する。現用系スイッチ部2の切替制御セル検出部251
で調整用切替制御セルが検出されると、位相合わせ制御
部361は予備系スイッチ部3のセルバッファ301の
対応するキューの読み出し再開を指示する。
スイッチ部2のセルバッファ301からの出力信号S2
21および予備系スイッチ部3のセルバッファ301か
らの出力信号S321が入力されており、上位監視制御
部(不図示)からの指示にしたがって、いずれか一方を
選択し出力する。
のセルバッファ201内の各遅延優先クラスのキューと
予備系スイッチ部3のセルバッファ301内の各遅延優
先クラスのキューとは、それぞれ対応するキューのセル
蓄積状態が常に一致するように保たれている。このた
め、切替要求時には、出力インタフェース部401の選
択回路41において、現用系スイッチ部2のセルバッフ
ァ201の出力信号S221から予備系スイッチ部3の
セルバッファ301の出力信号へと切り替える制御を行
うだけで、無瞬断切替が実現できる。
が、他のポートもそれぞれ独立に動作しているので、ポ
ート1と同様の処理が行われ、常にセル蓄積状態が一致
しているように保たれている。
積状態を合わせ込む方法には前述した2つの方法が考え
られる。
の区別を付けて、切替制御セル検出部においてどちらの
種類の切替制御セルが検出されたかで、位相合わせ制御
部の処理を判断する方法と、切替制御セルは1種類だけ
とし、位相合わせ制御部が確認モードと調整モードを管
理し、予備系スイッチ部のキュー制御部へモードを通知
する方法が任意に選択できる。
発明の実施例2について説明する。
ク図であり、前述の説明(図1,図2)と同じまたは同
等部分には同一符号を付してある。
セル生成部211〜21nが設けられている位置であ
る。実施例1では、出力インタフェース部401〜40
nに対応した現用系スイッチ部2のセルバッファ201
〜20nおよび予備系スイッチ部3のセルバッファ30
1〜30nの入力側、すなわち出力ポート側に設けられ
ている。しかるに、実施例2では、セル多重部2a,3
aの前段の、入力インタフェース部101〜10nに対
応した入力信号S211〜S21nおよびS311〜S
31nに切替制御セルを挿入するようになっている。
2の動作を説明する。
1〜31n)では、位相合わせ制御部361〜36nか
ら送出先出力ポート番号と遅延優先クラスとを指示さ
れ、対応するキューに対して切替制御セルを送出する。
セル多重部2a(3a)に入力された信号S2d1〜S
2dn(S3d1〜S3dn)は時分割多重され、出力
信号2a(3a)として内部バスS2b(S3b)に出
力される。各セルバッファ201〜20n(301〜3
0n)は、この内部バスS2b(S3b)から自己宛の
信号S2c1〜S2cn(S3c1〜S3cn)を受信
する。
1)からはセルバッファ201(301)宛の切替制御
セルを送出し、切替制御セル生成部212(312)か
らはセルバッファ202(302)宛の切替制御セルを
送出し、切替制御セル生成部21n(31n)からはセ
ルバッファ20n(30n)宛の切替制御セルを送出す
ると、各セルバッファ201〜20n(301〜30
n)には、それぞれ対応する切替制御セル生成部から送
出された切替制御セルを受信することになる。
からの動作は、実施例1と同様である。
制御部から切替制御セル生成部に対して指示する情報を
比較すると、実施例1では、切替制御セルの種類(確認
用,調整用)および送出する遅延優先クラス情報である
が、実施例2では、さらに、出力ポート(セルバッフ
ァ)情報をも指示する必要がある。また、切替制御セル
生成部の処理速度を比較すると、実施例1では、セル多
重後の内部バスからセルが入力されるので、セル多重し
ている分だけ実施例2に比べて高速(n倍)になる。
発明の実施例3について説明する。
ク図であり、前述の説明(図1,図2)と同じまたは同
等部分には同一符号を付してある。
分は、切替制御セル生成部、切替制御セル検出部および
位相合わせ制御部をスイッチ部内に1組だけ設け、これ
らを各ポート(セルバッファ)間で共有するようにした
ことである。
10n(nは正整数)および出力インタフェース部40
1〜40n(nは正整数)が複数、並列的に設けられて
いる場合を示す。
備系スイッチ部3には、それぞれ各出力インタフェース
部401〜40nに対応して、複数のセルバッファ20
1〜20n(nは正整数)およびセルバッファ301〜
30n(nは正整数)が設けられている。
フェース部およびセルバッファの内部構成は、前述の図
1,図2に示した入力インタフェース部1、出力インタ
フェース部4およびセルバッファ20,30と同じ構成
を有している。
イッチ部3には、各入力インタフェース部101〜10
nからの出力信号S211〜S21nおよびS311か
らS31nを所定のセルバッファに分配するための構成
として、セル多重部2a,3aおよび内部バスS2bお
よびS3bが設けられている。
ルバッファ201〜20nおよびセルバッファ301〜
30nへ入力する前に、セル多重部の出力後に切替制御
セル生成部211,311を設ける。各ポート間で切替
制御セル生成部を共有するためには、各セルバッファ2
01〜20nおよび301〜30nへ切替制御セルを送
出することのできる位置、すなわち内部バスの前段に切
替制御セル生成部211,311を設けると良い。
の出力信号S221〜S22nおよびセルバッファ30
1〜30nからの出力信号S321〜S32nは、それ
ぞれ対応する出力インタフェース部401〜40nに入
力され、選択回路41にていずれかの出力信号が選択さ
れ、主信号S411〜S41nとして出力される。
の出力信号S221〜S22nはおよびセルバッファ3
01〜30nからの出力信号S321〜S32nは、そ
れぞれ切替制御セル検出部251および351にも入力
されている。
相合わせ制御部361が切替制御セル生成部に対して、
切替制御セルの送出要求を指示するときに、同時に、ど
のセルバッファの処理を行うのかを通知してもらう。そ
こで、切替制御セル検出部251および351では、通
知されたセルバッファから出力される切替制御セルのみ
を監視し、検出結果を位相合わせ制御部に通知する。
の動作について説明する。
(セルバッファ)毎に位相合わせ制御部を設けていたの
で、各位相合わせ制御部は、1つのポート(セルバッフ
ァ)内の遅延優先クラスのみ管理しておけば良かった。
しかし、本実施例では、位相合わせ制御部がスイッチ部
に1つだけなので、遅延優先クラスの管理に加えて出力
ポート(セルバッファ)の管理も行う必要がある。
位相合わせ制御部361は、最初に、現用系スイッチ部
2のセルバッファ201および予備系スイッチ部3のセ
ルバッファ301の最高優先度の遅延優先クラスのキュ
ーに対して、セル蓄積状態の確認を行う。セル蓄積状態
の確認方法は、既に上述しているので、ここでは省略す
る。セル蓄積状態が一致していれば、同じくセルバッフ
ァ201,301の次の遅延優先クラスのセル蓄積状態
の確認を行う。セル蓄積状態が不一致の場合には、同じ
セルバッファの同じ遅延優先クラスに対してセル蓄積状
態の合わせ込み処理を行う。セル蓄積状態の合わせ込み
が終了すると、同じセルバッファの次の遅延優先クラス
のセル蓄積状態の確認を行う。
スの処理が終了すると、次のセルバッファ202,30
2の遅延最高優先クラスのセル蓄積状態の確認処理に遷
移する。以下同様に、遅延最低優先クラスの処理が商量
すれば、次のセルバッファの遅延最高優先クラスの確認
処理に遷移し、最後のセルバッファ、ここではセルバッ
ファ20n,30nの処理が終了すれば、最初のセルバ
ッファ201,301の遅延最高優先クラスの確認処理
に遷移する。
延最高優先クラスから順に遅延最低優先クラスまで処理
を行っていれば、上述の処理順序以外の方法でもかまわ
ない。例えば、まず遅延最高優先クラスのキューに対す
る処理を、全てのセルバッファで行い、全てのセルバッ
ファの遅延最高優先クラスの処理が終了してから、2番
目の遅延優先クラスの処理に遷移するといった順序でも
かまわない。
位相合わせ制御部361が切替制御セル生成部211,
311に対する切替制御セル送出指示と同時に、対象と
なるセルバッファを通知してもらう。切替制御セル検出
部251,351は、通知されたセルバッファからの出
力信号上の切替制御セルの検出を行い、検出結果を位相
合わせ制御部361に通知(S2e,S3e)する。
行う処理を決定し、切替制御セル生成部および切替制御
セル検出部に対して、次の処理対象を指示する。
発明の実施例4について説明する。
ク図であり、前述の説明(図1,図2)と同じまたは同
等部分には同一符号を付してある。
セル生成部211が設けられている位置である。実施例
3ではセル多重部2a,3aの後に設けられていたが、
本実施例では、入力インタフェース部101からの入力
信号S211,S311がセル多重部2a,3aに入力
される前に設けられている。入力インタフェース部10
1からの入力信号S211,S311は、セル多重後に
内部バスS2b,S3b上に展開されるので、セル多重
部の後段に設けた場合と、同等の機能を実現できる。
311を入力インタフェース部101からの入力信号S
211,S311の所に設けているが、他の入力インタ
フェース部からの入力信号のところに設けてもかまわな
い。
じであるので、省略する。
ル生成部の処理速度を比較すると、実施例3では、セル
多重後の内部バスからセルが入力されるので、セル多重
している分だけ実施例4に比べて高速(n倍)になる。
4の構成とを比較すると、実施例1および2の構成で
は、セルバッファ毎に位相合わせ回路を設けているの
で、合わせ込み時間が短くなり、実施例3および4の構
成では、ポート(セルバッファ)間で回路を共用してい
るので、位相合わせ制御部の制御は多少複雑になるもの
の、規模を小さくできる。
をサポートするATMスイッチに対しても無瞬断で冗長
切替を行うことができるという第1の効果、切り替え要
求時には待ち時間無しで即時に選択回路を切り替えるこ
とができるという第2の効果、装置内に多数実装される
インタフェース部を安価にできるという第3の効果、さ
らに、規模を小さくできるという第4の効果が得られ
る。
応した複数のキューに対して順次切替制御セルを送出す
るようにし、キュー単位に蓄積セル状態を合わせ込んで
いくようにしたためである。第2に、確認用切替制御セ
ルと調整用切替制御セルの2種類を定義したこと、ある
いは確認モードと調整モードの2種類のモードを定義し
たことにより、切り替え要求のないときでも、現用系ス
イッチと予備系スイッチの動作状態(セル蓄積状態)を
予め合わせ込みを行えるようにしたためである。第3
に、セル蓄積状態の合わせ込みを行う回路を全てスイッ
チ部に配備したためである。第4に、セル蓄積状態を予
め合わせ込んでおくこととしたため、切替要求が発せら
れてから切替が完了するまでの時間的な制約がなくな
り、このため、切替制約セル生成部、切替制御セル検出
部及び位相合わせ制御部をポート間で共有したためであ
る。
ブロック図である。
ブロック図である。
の説明図である。
作の説明図である。
作の説明図である。
る。
確認を誤る場合の説明図である。
確認を誤る場合の説明図である。
確認を誤る場合の説明図である。
の確認を誤る場合の説明図である。
の合わせ込みを誤る場合の説明図である。
の合わせ込みを誤る場合の説明図である。
からの検出通知で行うと誤動作することの説明図であ
る。
からの検出通知で行うと誤動作することの説明図であ
る。
ロック図である。
ロック図である。
ック図である。
ック図である。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 1つ以上の入力インタフェース部と、1
つ以上の出力インタフェース部と、現用系スイッチ部お
よび予備系スイッチ部としての対のスイッチ部とを有す
るATM通信装置の無瞬断切替方式において、前記対の
スイッチ部のそれぞれは、全ての前記入力インタフェー
ス部から入力されたセルを時分割多重する多重化回路
と、出力ポート単位にセルを蓄積するセルバッファとを
備え、各前記セルバッファは、遅延優先クラス単位にセ
ルを蓄積するキューから構成されており、入力信号を分
岐して前記対のスイッチ部のそれぞれに同一の信号を出
力する分岐回路と、前記対のスイッチ部のいずれか一方
の系を選択する選択回路とを有し、前記対のスイッチ部
の両方は、切替制御セル生成部と、切替制御セル検出部
とを有し、前記対のスイッチ部のいずれか一方は、位相
合わせ制御部を有し、前記切替制御セル生成部は、前記
位相合わせ制御部から蓄積セル数を確認するキューを指
示されると該キューに対して確認用切替制御セルを送出
する一方、前記位相合わせ制御部から蓄積セル数を合わ
せ込むキューを指示されると該キューに対して調整用切
替制御セルを送出し、前記切替制御セル検出部は、合わ
せ込みを行っている前記キューから出力される切替制御
セルを検出し、検出タイミングと切替制御セルの種類と
を前記位相合わせ制御部に対して通知し、前記位相合わ
せ制御部は、両方の系のスイッチ部内の前記切替制御セ
ル検出部で検出した切替制御セルの情報を受信して、予
備系スイッチ部内のキュー制御部を制御し、さらに次に
どのキューに対してどのような処理を行うのかを決定
し、その処理を行うための切替制御セルを送出するよう
に、両方の系のスイッチ部内の前記切替制御セル生成部
に対して指示を出し、前記セルバッファは、入力セル内
または入力セルに並行して入力された宛先情報から、出
力ポートおよび遅延クラスを読みとり、該当するキュー
に入力セルを書き込み、かつ予め決められた遅延優先処
理手順にしたがって、出力ポート単位で蓄積セルの読み
出しを行う通常のセル振り分け機能に加えて、現用系動
作時には切替制御セルをその種類に関係なく通常のセル
と同様な書き込み読み出し制御を行う一方、予備系動作
時には確認用切替制御セルは通常のセルと同様な書き込
み読み出し制御を行い、調整用切替制御セルが入力され
ると、調整用切替制御セルが示すキューに対して、キュ
ー内のセルをすべて廃棄して該キューの読み出しを停止
し、調整用切替制御セルの次に該キューに入力されるセ
ルからキュー内に蓄積していき、前記位相合わせ制御部
から該キューに対して読み出し再開指示を受信した場合
に該キューの読み出しを再開するキュー制御部を備えて
いることを特徴とする無瞬断切替方式。 - 【請求項2】 前記位相合わせ制御部は、出力ポート単
位に優先度の高い遅延クラスから順にセル蓄積状態を確
認するための確認用切替制御セルを送出するように両方
の系の前記切替制御セル生成部に指示し、両方の系のス
イッチ部の前記切替制御セル検出部から通知された確認
用切替制御セルの検出タイミングが一致している場合に
は次の遅延クラスに対して上記と同様の位相確認処理を
行い、また、両方の系のスイッチ部の前記切替制御セル
検出部から通知された確認用切替制御セルの検出タイミ
ングが異なっている場合には、同一クラスのキューに対
して予備系スイッチ部のセル蓄積状態を現用系スイッチ
部のセル蓄積状態に合わせ込むための調整用切替制御セ
ルを送出するように両方の系のスイッチ部の前記切替制
御セル生成部に指示し、現用系スイッチ部の前記切替制
御セル検出部から調整用切替制御セルを検出したことが
通知されると、予備系スイッチ部の前記キュー制御部に
該キューの読み出し再開を指示した後、次の遅延クラス
の位相確認処理を行い、最低優先度の遅延クラスの処理
が終わった場合には最高優先度の遅延クラスの処理に遷
移することを特徴とする請求項1に記載の無瞬断切替方
式。 - 【請求項3】 1つ以上の入力インタフェース部と、1
つ以上の出力インタフェース部と、現用系スイッチ部お
よび予備系スイッチ部としての対のスイッチ部とを有す
るATM通信装置の無瞬断切替方式において、前記対の
スイッチ部のそれぞれは、全ての前記入力インタフェー
ス部から入力されたセルを時分割多重する多重化回路
と、出力ポート単位にセルを蓄積するセルバッファとを
備え、各前記セルバッファは、遅延優先クラス単位にセ
ルを蓄積するキューから構成されており、入力信号を分
岐して前記対のスイッチ部のそれぞれに同一の信号を出
力する分岐回路と、前記対のスイッチ部のいずれか一方
の系を選択する選択回路とを有し、前記対のスイッチ部
の両方は、切替制御セル生成部と、切替制御セル検出部
とを有し、前記対のスイッチ部のいずれか一方は、位相
合わせ制御部を有し、前記切替制御セル生成部は、前記
位相合わせ制御部から指示されたキューに対して切替制
御セルを送出し、前記する切替制御セル検出部は、合わ
せ込みを行っている前記キューから出力される切替制御
セルを検出し、検出タイミングを後記位相合わせ制御部
に対して通知し、前記位相合わせ制御部は、両方の系の
スイッチ部内の前記切替制御セル検出部で検出した切替
制御セルの情報を受信して、予備系スイッチ部内のキュ
ー制御部を制御し、さらに次にどのキューに対してどの
ような処理を行うのかを決定し、その処理を行うための
切替制御セルを送出するように、両方の系のスイッチ部
内の前記切替制御セル生成部に対して指示を出し、前記
セルバッファは、入力セル内または入力セルに並行して
入力された宛先情報から、出力ポートおよび遅延クラス
を読みとり、該当するキューに入力セルを書き込み、か
つ予め決められた遅延優先処理手順にしたがって、出力
ポート単位で蓄積セルの読み出しを行う通常のセル振り
分け機能に加えて、現用系動作時には切替制御セルを通
常のセルと同様な書き込み読み出し制御を行い、予備系
動作には前記位相合わせ制御部から通知された処理モー
ドにしたがって、確認モード時には切替制御セルは通常
のセルと同様な書き込み読み出し制御を行い、調整モー
ド時には切替制御セルが入力されると切替制御セルが示
すキューに対して、キュー内のセルを全て廃棄して該キ
ューの読み出しを停止し、前記切替制御セルの次に該キ
ューに入力されるセルからキュー内に蓄積していき、前
記位相合わせ制御部から該キューに対して読み出し再開
指示を受信した場合に該キューの読み出しを再開するキ
ュー制御部を備えていることを特徴とする無瞬断切替方
式。 - 【請求項4】 前記位相合わせ制御部は、セル蓄積状態
の確認を行う確認モードでは、前記キュー制御部に対し
て確認モードであることを通知し、出力ポート単位に優
先度の高い遅延クラスから順に切替制御セルを送出する
ように両方の系の前記切替制御セル生成部に指示し、両
方の系のスイッチ部の前記切替制御セル検出部から通知
された切替制御セルの検出タイミングが一致している場
合には次の遅延クラスに対して上記と同様の確認処理を
行い、また、両方の系のスイッチ部の前記切替制御セル
検出部から通知された切替制御セルの検出タイミングが
異なっている場合には、セル蓄積数を合わせ込む調整モ
ードに遷移して前記キュー制御部に対して調整モードで
あることを通知し、確認処理を行った同一クラスのキュ
ーに対して切替制御セルを送出するように両方の系のス
イッチ部の前記切替制御セル生成部に指示し、現用系ス
イッチ部の前記切替制御セル検出部から切替制御セルを
検出したことが通知されると、予備系スイッチ部の前記
キュー制御部に該キューの読み出し再開を指示した後、
次の遅延クラスのセル蓄積数確認処理を行い、最低優先
度の遅延クラスの処理が終わった場合には次の出力ポー
トの最高優先度の遅延クラスのセル蓄積数確認処理に遷
移し、最後の出力ポートの最低優先度の遅延クラスの処
理が終わった場合には1番目の出力ポートの最高優先度
の遅延クラスの処理に遷移することを特徴とする請求項
3に記載の無瞬断切替方式。 - 【請求項5】 前記切替制御セル生成部、前記切替制御
セル検出部、および前記位相合わせ制御部は、各前記ス
イッチ部にそれぞれ一組だけ配備してポート間で共通に
使用することとし、前記位相合わせ制御部は、両方の系
のスイッチ部の前記切替制御セル生成部には処理を行う
出力ポートおよび遅延クラスを通知し、前記切替制御セ
ル検出部には処理を行う出力ポートを通知し、予備系の
各出力ポートの前記キュー制御部にはこれから蓄積セル
数の確認を行う確認モードか、合わせ込みを行う調整モ
ードかを通知し、1つの出力ポートの遅延最低優先クラ
スの処理が終わると次の出力ポートの遅延最高優先クラ
スの処理に遷移し、最後の出力ポートの遅延最低優先ク
ラスの処理が終わると1番目の出力ポートの遅延最低優
先クラスの処理に遷移することを特徴とする請求項1ま
たは3に記載の無瞬断切替方式。 - 【請求項6】 前記位相合わせ制御部は、前記現用系ス
イッチ部の前記切替制御セル検出部からの検出信号と前
記予備系スイッチ部の前記切替制御セル検出部からの検
出信号とから、セル蓄積状態の一致、不一致の判断を行
うときに、該判断を行うタイミングを、前記現用系スイ
ッチ部の前記切替制御セル検出部からの検出信号を受信
したときとすることを特徴とする請求項3に記載の無瞬
断切替方式。 - 【請求項7】 切り替え要求とは無関係に、前記現用系
スイッチ部および前記予備系スイッチ部の全てのキュー
内のセルの蓄積状態を常時監視し、セル蓄積状態が異な
っていれば該当するキューのセル蓄積状態を自立的に合
わせ込んでおき、切替時には特別な処理を行うことなし
に前記選択回路を切り替えることを特徴とする請求項1
または3に記載の無瞬断切替方式。 - 【請求項8】 1つ以上の入力インタフェース部と、1
つ以上の出力インタフェース部と、現用系スイッチ部お
よび予備系スイッチ部としての対のスイッチ部とを有す
るATM通信装置の無瞬断切替方式において、最も遅延
優先クラスの高い遅延優先クラスから順に、前記現用系
スイッチ部および前記予備系スイッチ部の互いに対応す
るキューに対して確認用切替制御セルを出力し、前記現
用系スイッチ部の各キューおよび前記予備系スイッチ部
の各キューは、他のセルと同様に確認用切替制御セルを
蓄積して読み出し、前記現用系スイッチ部のキューおよ
びこのキューに対応する前記予備系スイッチ部のキュー
から同時に確認用切替制御セルが読み出された場合には
セル蓄積状態が一致していると判断し、セル蓄積状態が
一致の場合は、次の遅延優先クラスのキューに対して確
認用切替制御セルを送出してセル蓄積状態の確認を行
い、セル蓄積状態が不一致の場合は、前記現用系スイッ
チ部および前記予備系スイッチ部の同じ遅延優先クラス
のキューに対して調整用切替制御セルを送出し、前記現
用系スイッチ部の各キューでは、他のセルと同様に調整
用切替制御セルを蓄積して読み出し、前記予備系スイッ
チ部では、調整用切替制御セルの到着に応じてキュー内
のセルを廃棄してセル読み出しを停止し、かつ前記現用
系スイッチ部からの調整用切替制御セルの読み出しに応
じて該予備系スイッチ部における対応するキューの読み
出しを再開し、前記予備系スイッチ部の読み出し再開後
に、次の遅延優先クラスのキューに対して確認用切替制
御セルを送出してセル蓄積状態の確認を行うことを特徴
とする無瞬断切替方式。 - 【請求項9】 1つ以上の入力インタフェース部と、1
つ以上の出力インタフェース部と、現用系スイッチ部お
よび予備系スイッチ部としての対のスイッチ部とを有す
るATM通信装置の無瞬断切替方式において、遅延優先
クラスに対応した複数のキューに対して順次切替制御セ
ルを送出するようにし、キュー単位で前記現用系スイッ
チ部の蓄積セル状態と前記予備系スイッチ部の蓄積セル
状態とを合わせ込んでいくことを特徴とする無瞬断切替
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17731897A JP3001049B2 (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 無瞬断切替方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17731897A JP3001049B2 (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 無瞬断切替方式 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1127280A JPH1127280A (ja) | 1999-01-29 |
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---|---|---|---|---|
WO2012173016A1 (ja) * | 2011-06-13 | 2012-12-20 | 日本電気株式会社 | スイッチシステム及びスイッチ制御方法 |
JP5754328B2 (ja) * | 2011-09-28 | 2015-07-29 | 富士通株式会社 | スイッチ装置およびスイッチ方法 |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP17731897A patent/JP3001049B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1127280A (ja) | 1999-01-29 |
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