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JPH09510453A - 抗血栓化合物としてのニペコチン酸誘導体 - Google Patents

抗血栓化合物としてのニペコチン酸誘導体

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Publication number
JPH09510453A
JPH09510453A JP7524128A JP52412895A JPH09510453A JP H09510453 A JPH09510453 A JP H09510453A JP 7524128 A JP7524128 A JP 7524128A JP 52412895 A JP52412895 A JP 52412895A JP H09510453 A JPH09510453 A JP H09510453A
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JP
Japan
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acid
compound
boc
lys
nip
Prior art date
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Application number
JP7524128A
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English (en)
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ビーバース,メアリー・パト
アンドレイド−ゴードン,パトリシア
ヘクストラ,ウイリアム・ジエイ
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Ortho Pharmaceutical Corp
Original Assignee
Ortho Pharmaceutical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 血小板介在血栓性疾患の治療で用いるに有用であるとして式(I)で表されるニペコチン酸誘導化合物を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 抗血栓化合物としてのニペコチン酸誘導体発明の背景 これは、1994年3月16日付けで提出した出願連続番号08/213,7 72の部分的継続である1994年12月27日付けで提出した出願連続番号0 8/364,896の部分的継続である。 血小板凝集は、血管損傷で誘発される出血を低くする初期の止血応答を構成し ている。しかしながら、この正常な止血過程が病理学的に長引くと血栓形成がも たらされ得る。血小板凝集に通常の最終的経路は、活性化されて露出した血小板 GPIIb/IIIaとフィブリノーゲンとの結合である。従って、フィブリノ ーゲンと血小板糖蛋白IIb/IIIa(GPIIb/IIIa)との結合を妨 げる薬剤を用いると、血小板凝集が抑制される。従って、このような薬剤は、血 小板介在血栓性疾患、例えば動脈および静脈の血栓症、急性心筋梗塞、不安定ア ンギナ、血栓崩壊治療および血管形成術後の再閉塞、炎症、並びに多様な血管閉 塞性疾患の治療で有用である。フィブリノーゲンレセプタ(GPIIb/III a)は、ADP、コラーゲンおよびトロンビンなどの如き刺激物で活性化されて 、フィブリノーゲンが有する2つの異なるペプチド領域:α鎖Arg−Gly− Asp(RGD)およびγ鎖His−His−Leu−Gly−Gly−Ala −Lys−Gln−Ala−Gly−Asp−Val(HHLGGAKQAGD V,γ400−411)に対する結合ドメインを露出する。このようなペプチド フラグメント自身はGPIIb/IIIaに対するフィブリノーゲンの結合に拮 抗作用を示す(抑制する)ことが示されていることから、このようなフラグメ ントの疑似物もまた拮抗薬として働くであろう。実際、本発明以前には、GPI Ib/IIIaに対するフィブリノーゲンの結合および血小板凝集の両方を抑制 するに効力のある、RGDを基とするか或はRGDを模擬した拮抗薬が発見され た。これらの薬剤のいくつかはまた抗血栓剤としてインビボで効力を有すること も示されており、ある場合には、フィブリン溶解治療法(例えばt−PAまたは ストレプトキナーゼ)と協力させて同様に用いられた。発明の開示 本発明は、以下の一般式(I): [式中、 X1、X2、Y、Z、R2およびAは本明細書の以下に定義する通りである] で表される化合物に向けたものである。上記化合物は、フイブリノーゲンγ40 0−411の構造的特徴を基にしており、血小板介在血栓性疾患、例えば動脈お よび静脈の血栓症、急性心筋梗塞、血栓崩壊治療および血管形成術後の再閉塞、 炎症、不安定アンギナおよび多様な血管閉塞性疾患などの治療で有用な血小板凝 集抑制剤である。本化合物はまた、フィブリン溶解治療法(例えばt−PAまた はストレプトキナーゼ)と協力させて用いられる抗血栓薬としても有用である。 上記化合物が入っ ている薬学組成物もまた本発明の一部である。発明の詳細な説明 より詳細には、本発明は、以下の式(I): [式中、 X1およびX2は、同一もしくは異なり、H2またはOから選択され、好適には、 X1およびX2は各々Oであり、 Yは、(CH2m,CH(NHCOR3)(CH2mまたはCH(NH2)CH2 mであり、 Aは、NHR1、C(NH)NH2、または中に窒素を含むシクロアルキル環であ り、ここで、この環はピペリジン−2−イル、ピペリジン−3ーイル、ピペリジ ン−4−イル、ピロリジン−2−イルおよびピロリジン−3−イルのいずれかか ら選択され、より好適には、この環はピペリジン−2−イル、ピペリジン−3− イルまたはピペリジン−4−イルのいずれかから選択され、 Zは、(CH2nまたはCH(CO24)(CH2nであり、好適には、Zは( CH22であり、 R1は、H、アルキルまたはCH(NH)NH2であり、より好適には、R1はH またはアルキルであり、最も好適には、R1は水素であり、 R2は、Hまたはアルキルであり、好適には、R2は水素であり、 R3は、アルコキシまたはアルキルであり、好適には、R3はt−ブトキシまたは メチルであり、最も好適には、R3はt−ブトキシであり、 R4は、アルキルまたはアリールアルキル、例えばベンジルなどであり、好適に は、R4はメチルであり、 R6は、H、アルキルまたはアリールアルキル、例えばベンジルなどであり(R6 がH以外である場合、この化合物はプロドラッグ形態である)、 mは、0、1、2または3の整数であり、 nは、0、1または2の整数である] で表される化合物に向けたものである。 本明細書で用いる如きアルキルおよびアルコキシは、これらを単独で用いるか 或は置換基の一部として用いるか否かに拘らず、特に明記しない限り、炭素数が 1−8の直鎖および分枝鎖が含まれる。例えばアルキル基にはメチル、エチル、 プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、 n−ペンチル、3−(2−メチル)ブチル、2−ペンチル、2−メチルブチル、 ネオペンチル、n−ヘキシル、2−ヘキシルおよび2−メチルペンチルなどが含 まれる。アルコキシ基は、上に記述した直鎖または分枝鎖アルキル基から作られ る酸素エーテルである。シクロアルキル基は5−8個の環炭素、好適には6−7 個の炭素を含む。 単独か或は他の用語と組み合わせて本明細書で使用する如き用語「アリール」 は、芳香族炭化水素基、例えばフェニルまたはナフチルなどを示す。用語「アリ ールアルキル」は、アリール基で置換されているアルキル基を意味する。 本発明の化合物はまた薬学的に許容される塩の形態でも存在し得る。 薬学的に許容される塩は、一般に、1−ピペリジン置換基の窒素が無機もしくは 有機酸でプロトン化された形態を取る。しかしながら、X2がH2である場合、こ の環窒素は塩を形成し得る。代表的な無機もしくは有機酸には、塩酸、臭化水素 酸、ヨウ化水素酸、過塩素酸、硫酸、硝酸、燐酸、酢酸、プロピオン酸、グリコ ール酸、乳酸、こはく酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸 、安息香酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、ヒドロキシエタンスルホン酸、ベ ンゼンスルホン酸、しゅう酸、パモイックアシッド(pamoic acid) 、2−ナフタレンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、シクロヘキサンスルフ ァミン酸、サリチル酸、糖酸またはトリフルオロ酢酸が含まれる。 本発明の特に好適な化合物には、 R=H、m=3、n=2、R5=L−NHBoc、R6がベンジル(Bn)である (CP#1)、 R=H、m=3、n=2、R5=L−NHBoc、R6がHである(CP#2)、 R=H、m=3、n=2、R5=D−NHBoc、R6がHである(CP#3)、 R=H、m=3、n=2、R5=L−NH2、R6がHである(CP#4)、 R=H、m=3、n=2、R5=H、R6がHである(CP#5)、 R=H、m=3、n=1、R5=L−NHAc、R6がHである(CP#6)、 R=H、m=3、n=2、R5=L−NHAc、R6がHである(CP#7)、 R=C(NH)NH2、m=2、n=2、R5=L−NHBoc、R6が Hである(CP#8)、 R=H、m=3、n=3、R5=L−NHBoc、R6がHである(CP#9)、 R=H、m=3、n=2、R5=D−NH2、R6がHである(CP#10)、 R=H、m=3、n=3、R5=D−NHBoc、R6がHである(CP#11) 、 R=H、m=3、n=1、R5=D−NHBoc、R6がHである(CP#12) 、 R=H、m=3、n=2、R5=D−NHAc、R6がHである(CP#13)、 CP#3の3−S−異性体、R6がHである(CP#14)、 R=i−Pr、m=3、n=2、X=L−NHBoc、R6がHである(CP# 15)、 CP#3の3−R−異性体、R6がHである(CP#16)、 式 で表される化合物、 が含まれる。 本発明の化合物は、商業的に入手可能な出発材料から以下の反応図式AA、A B、ACおよびADで製造可能である。 X1およびX2が各々酸素である本発明の化合物は、以下の図式AAで製造可能 である。この図式において、低級アルキルアルコールおよび触媒量の酸を用いて ニペコチン酸(ラセミ混合物または個別のエナンチオマーどちらか)をほぼ室温 から還流温度で処理することにより、エステル誘導体であるAA1を酸性塩とし て得ることができる。エタノール、メタノール、イソプロパノールおよびブタノ ールを含む典型的なアルコール類を酸性触媒、例えばp−トルエンスルホン酸、 HClまたは硫酸などと対にして用いることができる。好適な試薬はメタノール とHClである。誘導体AA1の環窒素の所を種々のアシル化剤でアシル化する ことにより、誘導体AA2を得ることができる。典型的な反応条件は、アシル化 剤および1当量の有機塩基を用いてAA1を室温の不活性溶媒中で15分から2 時間処理することを含む。好適なアシル化剤は、アミノ保護(amino pr otected)アミノ酸またはアミノ保護アミノアルキルカルボン酸であり、 これらは、DCC(1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド)およびBOP− Cl(ビス(2−オキソ− 3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロライド)などの如きカップリング剤で 活性化される。しかしながら、アミノ保護酸誘導体、例えば無水物、N−オキシ スクシニミド類および酸クロライド類もまた使用可能である。適切な保護基には 、カルバミン酸低級アルキル、カルバミン酸分枝アルキル、カルバミン酸ベンジ ル、アセトアミド類および置換アセトアミド類が含まれる。アシル化剤およびそ れのアミノ保護基(類)の選択は、X1およびX2がOである式Iで表される化合 物における置換基YおよびR1を決定する要因である。図式AAにおける保護ア ミノ酸は、式NH(Boc)CHCO2H(CH2nN(Cbz)で表されるジ アミノ酸であり、この化合物では、この図式の後地点で2つのアミノ基を選択的 に脱保護することができる。このような選択は、本発明を説明することのみを意 味しており、本発明を制限することを意味しない。 塩基および適切な溶媒混合物を用いて誘導体AA2を処理することで塩誘導体 AA3を得ることができる。適切な無機塩基にはNaOH、KOH、Mg(OH )2、LiOH、Na2CO3およびNaHCO3が含まれ、これを室温でTHFと 水の混合物と一緒に1−6時間用いることで、所望の生成物を得ることができる 。使用可能な有機塩基にはトリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピ ルエチルアミンおよびテトラメチルグアニジンが含まれる。このような塩基を室 温から還流温度で有機溶媒と一緒に1−6時間用いることで塩AA3を得ること ができる。 好適な反応条件(これらの例示である)は、LiOH、水およTHFを用いて AA2を室温で1時間処理する条件である。他の適切な無機塩基、例えばNaO H、KOH、Mg(OH)2、Na2CO3およびNaHCO3なども使用可能であ る。このような別の塩基を用いる場合、A A3におけるLiは、勿論、その適当な金属置換基で置換されることになるであ ろう。カルボキシ保護カルボキシアルキルアミンまたはカルボキシ保護アミノ酸 を用いて誘導体AA3を標準的アミノ酸カップリング条件下で処理することで、 二置換されたニペコチン酸誘導体AA4を得ることができる。許容されるカップ リング条件には、ペプチドカップリング剤、例えばDCC、BOP−Clおよび EDC(エチルジメチルアミノプロピルカルボジイミド・HCl)などを用いる ことが含まれる。適切なカルボキシ保護基には、カルバミン酸ベンジル、カルバ ミン酸置換ベンジル、カルバミン酸アルキルおよびカルバミン酸分枝アルキルが 含まれ、この保護基の選択は化学合成の技術者に明らかである。この例示する実 施例では、保護アミノ酸としてNH2(CH2nCO2−(Bzl)を用いる。ま た再び、このアミノ酸およびそれのカルボキシ保護基の選択により、X1および X2がOである式Iで表される化合物における置換基R2およびZが決定される。 このアミノもしくはカルボキシ保護基の要求に従って、誘導体AA4の脱保護を 選択的に行うことができる。この例示する実施例では、H2雰囲気下でPd/C を用いた触媒水添を行うことで3−カルボキシ基上の保護基およびアミノ基上の 保護基を同時に除去することにより、誘導体AA5を得る。 図式ABは、X2がOでありそしてX1がH2である式Iで表される化合物の製 造を説明している。アルキルアルコールおよび触媒量の酸を用いてニペコチン酸 (ラセミ混合物または個別のエナンチオマーどちらか)をほぼ室温から還流温度 で処理することにより、エステル誘導体であるAB1を酸性塩として得ることが できる。典型的なアルコールにはエタノール、メタノール、イソプロパノールお よびブタノールが含まれる。酸触媒には、p−トルエンスルホン酸、HClおよ び硫酸が含まれ、ここで好適な試薬はメタノールとHClである。誘導体AB1 の環窒素の所を種々のアシル化剤でアシル化することにより、誘導体AB2を得 ることができる。典型的な反応条件は、アシル化剤および1当量の有機塩基を用 いてAB1を室温の不活性溶媒中で15分から2時間処理することを含む。好適 なアシル化剤は、アミノ保護アミノ酸またはアミノ保護アミノアルキルカルボン 酸であり、これらは、DCC(1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド)およ びBOP−Cl(ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロ ライド)などの如きカップリング剤で活性化される。しかしながら、アミノ保護 酸誘導体、例えば無水物、N−オキシスクシニミド類および酸クロライド類もま た使用可能である。適切な保護基には、カルバミン酸低級アルキル、カルバミン 酸分枝アルキル、カルバミン酸ベンジル、アセトアミド類および置換アセトアミ ド類が含まれる。アミノ酸およびそれのアミノ保護基(類)の選択は、式Iで表 される化合物における置換基YおよびR1を決定する要因である。図式ABにお ける保護アミノ酸は、式NH(Boc)CHCO2H(CH2nN(Boc)で 表されるジアミノ酸であり、このような選択は、本発明を説明することのみを意 味しており、本発明を制限す ることを意味しない。塩基および適切な溶媒混合物を用いて誘導体AB2の加水 分解を行うことで誘導体AB3を得ることができる。適切な無機塩基にはNaO H、KOH、Mg(OH)2、LiOH、Na2CO3およびNaHCO3が含まれ 、これを室温でTHFと水の混合物と一緒に1−6時間用いることで、所望の生 成物を得ることができる。使用可能な有機塩基にはトリエチルアミン、トリブチ ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンおよびテトラメチルグアニジンが含まれ る。このような塩基を室温から還流温度で有機溶媒と一緒に1−6時間用いるこ とでAB3を得ることができる。数多くの反応条件を用いて誘導体AB3の3− カルボキシ基の還元を行ってアルデヒド誘導体AB4を得ることができる。この ような条件には、溶媒としてのHMPT/THFと一緒にリチウムt−ジイソプ ロピルアミドを−78から0℃で用いること、溶媒としてのピリジンと一緒にN ,N−ジメチルクロロメチレンイミニウムクロライドおよびリチウムt−ブトキ シ水素化アルミニウムを−78℃で用いること、そして標準的なRosenmu nd還元条件を用いることが含まれる。好適な反応条件では、N,N’−カルボ ニルジイミダゾールに続いてジイソブチル水素化アルミニウムを−10℃で用い ることでアルデヒド誘導体AB4を得る。カルボキシ保護カルボキシアルキルア ミンまたはカルボキシ保護アミノ酸を用いてAB4を処理した後、還元剤を用い ることで、二置換されたニペコチン酸誘導体AB5を得ることができる。適切な カルボキシ保護基には、カルバミン酸ベンジル、カルバミン酸置換ベンジル、カ ルバミン酸低級アルキルおよびカルバミン酸分枝アルキルが含まれ、この保護基 の選択は化学合成の技術者に明らかである。還元剤には、ナトリウムシアノボロ ハイドライド、リチウム シアノボロハイドライド、ナトリウム−9−シアノ−9−ヒドリド−ボラビシク ロ[3,3,1]ノナン、テトラブチルアンモニウムシアノボロハイドライドお よび酸性溶媒使用Pd/Cが含まれ、この還元剤の選択はその使用する保護基に よって決定される。この例示する実施例では、保護アミノ酸としてNH2(CH2 nCO2Bzlを用いそして還元剤としてナトリウムシアノボロハイドライドを 用いる。アミノ酸およびそれのカルボキシ保護基の選択により、この化合物にお ける置換基R2およびZが決定され、これは例示であり制限することを意味しな い。このアミノもしくはカルボキシ保護基の要求に従って、誘導体AB5の脱保 護を選択的に行うことができる。例示する実施例のように、H2雰囲気下でPd /Cを用いた触媒水添を行うことで3−カルボキシ基上の保護基および両方のア ミノ保護基を同時に除去することにより、誘導体AB6を得る。 図式ACに従って、X1が酸素でありそしてX2がH2である本発明の化合物を 製造することができる。この図式では、低級アルキルアルコールおよび触媒量の 酸を用いてニペコチン酸(ラセミ混合物または個別のエナンチオマーどちらか) をほぼ室温から還流温度で処理することにより、エステル誘導体であるAC1を 酸性塩として得ることができる。典型的なアルコールにはエタノール、メタノー ル、イソプロパノールおよびブタノールが含まれる。酸触媒には、p−トルエン スルホン酸、HClおよび硫酸が含まれ、ここで選択する試薬はメタノールとH Clである。誘導体AClの環窒素の所をアルキル化剤でアルキル化することに より、誘導体AC2を得ることができる。アルキル化剤には、ハロアルキルアミ ンシントン類(synthons)、例えばブロモアルキルフタルイミド類およ びブロモアルキルニトリル類など、或は還元アミン化手順による保護アミノアル デヒド類が含まれる(条件に関しては図式ADを参照のこと)。典型的な反応条 件は、水素化ナトリウムの如き塩基またはテトラブチルアンモニウムフルオライ ドなどの如き相移動触媒とアルキル化剤を用いてAClを室温の不活性溶媒中で 15分から2時間処理した後、上述した適切な保護基いずれかを用いて常規通り 3−置換基のアミノ基を保護することを含む。アルキル化剤およびそれのアミノ 保護基の選択は、置換基YおよびR1を決定する要因である。図式ACでは、1 位を(CH2)NH(Cbz)で置換するが、このような選択は、本発明を説明 することのみを意味しており、本発明を制限することを意味しない。塩基および 適切な溶媒混合物を用いて誘導体AC2を処理することで塩誘導体AC3を得る ことができる。図式AAと同様に、図式ACでも、好適なLiOHの使用を示す 。しかしながら、他の適切 な無機塩基にはNaOH、KOH、Mg(OH)2、Na2CO3およびNaHC O3が含まれ、これを室温でTHFと水の混合物と一緒に1−6時間用いること で、所望の生成物を得ることができる。使用可能な有機塩基にはトリエチルアミ ン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミンおよびテトラメチルグアニ ジンが含まれる。このような塩基を室温から還流温度で有機溶媒と一緒に1−6 時間用いることで塩AC3を得ることができる。好適な反応条件(例示である) は、LiOH、水およびTHFを用いてAC2を室温で1時間処理する条件であ る。カルボキシ保護カルボキシアルキルアミンまたはカルボキシ保護アミノ酸を 用いて誘導体AC3を標準的なアミノ酸カップリング条件下で処理することで、 二置換されたニペコチン酸誘導体AC4を得ることができる。許容されるカップ リング条件には、ペプチドカップリング剤、例えばDCC、BOP−Clおよび EDC(エチルジメチルアミノプロピルカルボジイミド・HCl)などを用いる ことが含まれる。適切なカルボキシ保護基には、カルバミン酸ベンジル、カルバ ミン酸置換ベンジル、カルバミン酸アルキルおよびカルバミン酸分枝アルキルが 含まれ、この保護基の選択は化学合成の技術者に明らかである。この例示する実 施例では、保護アミノ酸としてNH2(CH2nCO2Bzlを用いる。また再び 、このアミノ酸およびそれのカルボキシ保護基の選択により、式Iで表される化 合物における置換基R2およびZが決定される。このアミノもしくはカルボキシ 保護基の要求に従って、誘導体AC4の脱保護を選択的に行うことができる。こ の例示する実施例では、H2雰囲気下でPd/Cを用いた触媒水添を行うことで 3−カルボキシ基および1−アミノ基上の保護基を同時に除去することにより、 誘導体AC5を得る。 1およびX2が各々H2である本発明の化合物は、以下の図式ADで製造可能 である。この図式において、低級アルキルアルコールおよび触媒量の酸を用いて ニペコチン酸(ラセミ混合物または個別のエナンチオマーどちらか)をほぼ室温 から還流温度で処理することにより、エステル誘導体であるAD1を酸性塩とし て得ることができる。典型的なアルコールにはエタノール、メタノール、イソプ ロパノールおよびブタノールが含まれる。酸触媒には、p−トルエンスルホン酸 、HClおよび硫酸が含まれる。好適な試薬はメタノールとHClである。誘導 体AD1の環窒素の所をアルキル化剤でアルキル化することにより、誘導体AD 2を得ることができる。アルキル化剤には、ハロアルキルアミンシントン類、例 えばブロモアルキルフタルイミド類およびブロモアルキルニトリル類など、或は 還元アミン化手順による保護アミノアルデヒド類が含まれる(条件に関しては図 式ADを参照のこと)。典型的な反応条件は、水素化ナトリウムの如き塩基また はテトラブチルアンモニウムフルオライドなどの如き相移動触媒とアルキル化剤 を用いてAD1を室温の不活性溶媒中で15分から2時間処理した後、上述した 適切な保護基いずれかを用いて常規通りアミノ基を保護することを含む。アルキ ル化剤およびそれのアミノ保護基の選択は、置換基YおよびR1を決定する要因 である。図式ADでは、1位を(CH2)NH(Cbz)で置換するが、このよ うな選択は、本発明を説明することのみを意味する。塩基および適切な溶媒混合 物を用いて誘導体AD2の加水分解を行うことで誘導体AD3を得ることができ る。適切な無機塩基にはNaOH、KOH、Mg(OH)2、LiOH、Na2C O3およびNaHCO3が含まれ、これを室温でTHFと水の混合物と一緒に1− 6時間用いることで、所望の 生成物を得ることができる。使用可能な有機塩基にはトリエチルアミン、トリブ チルアミン、ジイソプロピルエチルアミンおよびテトラメチルグアニジンが含ま れる。このような塩基を室温から還流温度で有機溶媒と一緒に1−6時間用いる ことでAD3を得ることができる。数多くの反応条件を用いて誘導体AD3の3 −カルボキシ基の還元を行ってアルデヒド誘導体AD4を得ることができる。条 件には、溶媒としてのHMPT/THFと一緒にリチウムジイソプロピルアミド を−78から0℃で用いること、溶媒としてのピリジンと一緒にN,N−ジメチ ルクロロメチレンイミニウムクロライドおよびリチウムt−ブトキシ水素化アル ミニウムを−78℃で用いること、そして標準的なRosenmund還元条件 を用いることが含まれる。好適な反応条件では、N,N’−カルボニルジイミダ ゾールに続いてジイソブチル水素化アルミニウムを−10℃で用いることでアル デヒド誘導体AD4を得る。 カルボキシ保護カルボキシアルキルアミンまたはカルボキシ保護アミノ酸を用 いて誘導体AD4を処理した後、還元剤を用いることで、二置換されたニペコチ ン酸誘導体AD5を得ることができる。適切なカルボキシ保護基には、カルバミ ン酸ベンジル、カルバミン酸置換ベンジル、カルバミン酸低級アルキルおよびカ ルバミン酸分枝アルキルが含まれ、この保護基の選択は化学合成の技術者に明ら かである。還元剤には、ナトリウムシアノボロハイドライド、リチウムシアノボ ロハイドライド、ナトリウム−9−シアノ−9−ヒドリド−ボラビシクロ[3, 3,1]ノナン、テトラブチルアンモニウムシアノボロハイドライドおよび酸性 溶媒使用Pd/Cが含まれ、この還元剤の選択はその使用する保護基によって決 定される。この例示する実施例では、保護アミノ酸としてNH2 (CH2nCO2BZlを用いそして還元剤としてナトリウムシアノボロハイド ライドを用いる。このようなアミノ酸およびそれのカルボキシ保護基の選択によ り、この化合物における置換基R2およびZが決定され、これは例示であり制限 することを意味しない。このアミノもしくはカルボキシ保護基の要求に従って、 誘導体AD5の脱保護を選択的に行うことができる。例示するように、H2雰囲 気下でPd/Cを用いた触媒水添を行うことで3−カルボキシ基およびアミノ基 上の保護基を同時に除去することにより、誘導体AD6を得る。 全図式の出発材料に関して、AがNHR1である化合物を製造するに必要なア ミノ酸およびアミノアルキルカルボン酸の大部分は商業的に入手可能であり、式 Iで表される所望化合物を得るに必要とされるのは保護基の操作のみである。し かしながら、Aが中に窒素を含むシクロアルキル環である本発明の化合物を製造 する場合、式Iで表される所望化合物を得るには、付加後に1−置換基(ピペリ ジン)を修飾する必要がある。この1−置換基がC(O)(CH22−4−イル −ピペリジンである化合物を製造する場合、上述したアシル化手順を用い、誘導 体AA1またはAB1を3−(4−ピリジル)アクリル酸でアシル化してアシル 化誘導体AA2およびAB2を製造する。この誘導体を図式に記述した如くAA 4およびAB5に変化させる。適切な還元剤を用いてAA4およびAB5を処理 することで誘導体AA5およびAB6を製造することができるが、この場合、3 位のカルボキシ基上の保護基を除去しそしてそのエチレンで置換されているピリ ジンの還元を行うことで、所望の化合物を得る。好適な還元/脱保護剤はPtO2 である。通常手段を用いてこのアクリル酸誘導体を修飾することにより、2お よび3−イルピペリジン類を製造することができる。 1−置換基がC(O)(CH22−3−イル−ピロールである化合物を製造す る場合、上述したアシル化手順を用い、誘導体AA1またはAB1を3−(1− ベンジルピロリジン−3−イル)アクリル酸でアシル化してアシル化誘導体AA 2およびAB2を製造する。相当するニトリル誘導体の加水分解を水系酸を用い て行うことにより、その置換ピロールアクリル酸誘導体を得ることができる。米 国特許第4,002,643号(これは引用することによって本明細書に組み入 れられる)に記述 されている方法に従って、3−(1−ベンジルピロリジン−3−イル)アクリロ ニトリルを合成した。この誘導体を上述した如く(6員の場合に)処理すること で、Aが中に窒素を含む5員環である本発明の化合物を得る。 Boc−D−LysとR−もしくはS−ニペコチル基のどちらかを含む、ジア ステレオマーが豊富な最終化合物(化合物14および16を参照)を製造する場 合、エナンチオマーが豊富な相当するニペコチン酸メチルエステルを合成開始時 に用いた。公開されているように(A.M.Akkerman「Rec.Tra v.Chim.Pays−Bas」、1951、70、899)、ラセミ材料の キラル分割を行うことで、エナンチオマーが豊富なニペコチン酸メチルエステル を単離した。 本発明の薬学組成物の製造では、本発明の式(I)で表される化合物またはそ れらの塩の1種以上を活性材料として用い、通常の薬学コンパンド化技術に従っ て薬学担体と一緒に密に混合するが、この担体は、投与、例えば経口または非経 口、例えば筋肉内投与などで望まれる製造形態に応じて幅広く多様な形態を取り 得る。この組成物を経口投薬形態で製造する場合、通常の薬学媒体いずれかを用 いることができる。従って、液状の経口調剤、例えば懸濁剤、エリキシルおよび 液剤などの場合に適切な担体および添加剤には、水、グリコール類、油、アルコ ール類、風味剤、防腐剤、着色剤などが含まれ、例えば粉剤、カプセル、カプレ ット、ゲルカップおよび錠剤などの如き固体状の経口調剤の場合に適切な担体お よび添加剤には、澱粉、糖類、希釈剤、顆粒剤、潤滑剤、結合剤、崩壊剤などが 含まれる。投与の容易さから錠剤およびカプセルが最も有利な経口投薬単位形態 を代表しており、この場合明らかに固体状の薬学 担体が用いられる。望まれるならば、標準技術を用いて錠剤を糖で被覆するか或 は腸で被覆してもよい。非経口の場合の担体には通常無菌水を含めるが、例えば 溶解性または保存性を補助する如き目的で他の材料を含めることも可能である。 注射可能懸濁液もまた調製可能であり、この場合、適切な液状担体、懸濁剤など を用いることができる。本明細書における薬学組成物では、投薬単位、例えば錠 剤、カプセル、粉剤、注射液、茶さじ1杯など毎に、上に記述した如き有効用量 を分与するに必要な活性材料量を含める。本明細書における薬学組成物では、単 位投薬単位、例えば錠剤、カプセル、粉剤、注射液、座薬、茶さじ1杯など毎に 、約0.03mgから100mg/kg(好適には0.1−30mg/kg)含 め、これを、約0.1−300mg/kg/日(好適には1−50mg/kg/ 日)の投薬量で与えることができる。しかしながら、この投薬量は患者の要求、 治療すべき状態のひどさおよび使用する化合物に応じて変化し得る。日々の投薬 または期間後(post−periodic)投薬を使用することができる。 薬学 本発明の化合物は、フィブリノーゲンが血小板糖蛋白IIb/IIIa(GP IIb/IIIa)に結合するのを妨げることで血小板凝集を抑制する。従って 、上記化合物は、血小板介在血栓性疾患、例えば動脈および静脈の血栓症、急性 心筋梗塞、血栓崩壊治療および血管形成術後の再閉塞および多様な血管閉塞性疾 患の治療で有用である。正常な血小板凝集の最終的な通常経路は、活性化されて 露出したGPIIb/IIIaとフィブリノーゲンとの結合であることから、こ の結合の抑制は賢明な抗血栓アプローチを代表する。そのレセプタは、ADP、 コラーゲ ンおよびトロンビンなどの如き刺激物で活性化され、フィブリノーゲンが有する 2つの異なるペプチド領域:α鎖Arg−Gly−Asp(RGD)およびγ鎖 400−411に対する結合ドメインを露出する。本明細書の以下に記述する薬 学試験の結果が示すように、本発明の化合物は、単離したGPIIb/IIIa に対するフィブリノーゲンの結合を遮断し(IC50が3−5800nM)そして 種々の血小板刺激物の存在下で血小板凝集をインビトロで抑制する能力を有する ことが示され、そして更に、動物モデルにおいて血小板凝集をエックスビボ(e x vivo)で抑制した。 インビトロ固相精製糖蛋白IIB/IIIA結合アッセイ 10mMのHEPES、150mMのNaCl、1mMの(pH7.4)の中 に入っているRGDアフィニティー精製GPIIb/IIIaを50μL/ウエ ルの量で用いて(有効範囲0.5−10μg/mL)、これを、96個ウエルの Immulon−2ミクロタイタープレート(Dynatech−Immulo n)に被覆する。このプレートにカバー付けて、4℃で一晩インキュベートする 。このGPIIb/IIIa溶液を廃棄し、5%BSAを150μL加えた後、 RTで1−3時間インキュベートする。このプレートを修飾Tyrodes緩衝 液で広範囲に洗浄する。最終濃度の2倍になるように試験化合物が入っているウ エル(25μL/ウエル)に、最終濃度の2倍になるようにビオチニル化フィブ リノーゲンを加える(25μL/ウエル)。このプレートにカバー付けて、RT で2−4時間インキュベートする。インキュベートが終了する20分前に、5m Lの修飾Tyrodes緩衝液ミックスと混合しながら試薬A(Vecta S tain ABC西洋わさ びペルオキシダーゼキット、Vector Laboratories,Inc .)を一滴および試薬Bを一滴加えた後、放置する。このリガンド溶液を廃棄し た後、このプレートを修飾Tyrodes緩衝液で洗浄する(5x200μL/ ウエル)。Vecta Stain HRP−ビオチン−アビジン試薬(50μ L/ウエル、上で調製した如き)を加えた後、RTで15分間インキュベートし た。このVecta Stain溶液を廃棄した後、このウエルを修飾Tyro des緩衝液で洗浄する(5x200μL/ウエル)。展開用緩衝液(10mL の50mMクエン酸塩/燐酸塩緩衝液@pH5.3、6mgのo−フェニレンジ アミン、6μLの30%H22;50μL/ウエル)を加え、そしてRTで3− 5分間インキュベートした後、2NのH2SO4(50μL/ウエル)を加える。 吸光度を490nMで読み取る。その結果を表1に示す。 トロンビン誘発ゲル濾過血小板凝集のインビトロ抑制アッセイ 対照処置血小板濃縮物に対する化合物処置血小板濃縮物の光透過率上昇として 血小板凝集パーセントを計算する。薬剤が入っていない正常なドナーから血液を 入手して、0.13Mのクエン酸ナトリウムが入っている管に入れる。全血を2 5℃で10分間200xgで遠心分離することにより、血小板が豊富な血漿(P RP)を集める。このPRP(5mL)をSepharose 2B(床体積5 0mL)に通してゲル濾過した後、サンプル当たりの血小板数が2x107個の 血小板になるように調整する。ケイ素処理したキュベットに下記の成分を加える :濃縮した血小板濾液およびTyrodeの緩衝液(0.14MのNaCl、0 .0027MのKCl、0.012MのNaHCO3、0.76mMのNa2HP O4、0.0055Mのグルコース、2mg/mLのBSAおよ び5.0mMのHEPES@pH7.4)を350μLに等しくなる量、20m Mのカルシウムを50μLおよび試験化合物を50μL。BIODATA凝集計 で凝集を3分間監視した後、作動薬を加える(1単位/mLのトロンビンを50 μL)。その結果を表1に示す。 エックスビボ犬試験 成長した雑種犬(8−13kg)をナトリウムペントバルビタル(35mg/ kg、i.v.)で麻酔にかけた後、人工的に呼吸させた。大腿静脈に挿入した Millarカテーテル先端圧力変換器を用いて動脈血圧と心拍を測定した。け い動脈を通してもう1つのMillar変換器を左心室(LV)に入れることで 、LV末端拡張圧力および心筋収縮率を測定した。四肢電極から誘導II心電図 を記録した。カテーテルを大腿動脈および静脈に入れてそれぞれ血液のサンプリ ングおよび薬剤の注入を行った。Modular Instrumentsデー タ取得システムを用いて応答を連続記録した。 動脈血液サンプル(5−9mL)を取り出し、3.8%のクエン酸ナトリウム が入っている管の中に入れることで、血小板が豊富な血漿(PRP)を調製して 、凝集パラメーター:プロトロンビン時間(prothrombin time )(PT)および活性化部分トロンボプラスチン時間(activated p artial thromboplastin time)(APTT)に対す る効果を測定した。個別に血液サンプル(1.5mL)取り出してEDTAに加 えることにより、ヘマトクリットおよび細胞数(血小板、RBC類および白血球 )を測定した。シンプレート(symplate)切開具およびWhatman 濾紙を用いてほおの表面から母型出血時間を得た。 BioData凝集計を用いてPRPの凝集を実施した。全血の凝集ではCh ronologインピーダンス凝集計を用いた。BioDataまたはACL 3000+凝血分析装置のどちらかを用いてPTおよびAPTTを測定した。S ysmex K−1000を用いて細胞数を数えた。 化合物17を少量のジメチルホルムアミド(DMF)に溶解させた後、最終濃 度が10%のDMFになるように食塩水で希釈した。Harvard注入ポンプ を用いて化合物17を静脈内ルートで投与した。各動物に累積様式で0.3、1 、3および10mg/kgの用量で与えた。15分間に渡って各用量を0.33 mL/分の一定速度で投与した。各投与後、薬剤投与を終了して30分後および 60分後にデータを取った。 化合物17は、際だったエックスビボ血小板凝集抑制応答を引き起こした。従 って、全血の場合、化合物17は0.3−10mg/kgの用量でコラーゲン刺 激凝集を抑制し、10mg/kgの時、コラーゲン刺激血小板ATP放出を顕著 に抑制した。PRPの場合もまた化合物17はコラーゲン刺激血小板凝集を抑制 し、0.3mg/kgの時顕著な活性を示した。3.0mg/kgおよびそれ以 上の用量の時、PRPのガンマトロンビン誘発凝集が抑制された。PRPおよび 全血の両方において、血小板の機能回復が30−60分以内に始まり、このこと は、薬剤の作用が比較的短期間であることを示唆している。化合物17は、用量 が10mg/kg、i.v.以下の時、測定可能なほどの血流力学的影響を示さ なかった。この薬剤は、3および10mg/kgの時、母型出血時間を長くし、 処置後急速な回復を示した。処置中、凝血に対する影響は全く観察されず(PT またはAPTT)、そして化合物17を如何 なる用量で用いても、血小板、白血球およびRBC数は変化しないままであった 。 この結果は、化合物17を0.3−10mg/kgの範囲の用量でiv投与す るとこれは幅広く有効なエックスビボ血小板凝集抑制剤(コラーゲンおよびトロ ンビン経路の両方に拮抗作用を示す)になることを示している。この抗凝集効果 は比較的短く、用量を多くすると出血時間が長くなることを伴う。他の血流力学 的または血液学的影響は全く観察されていない。 インビボ犬試験 以下に示すインビボ犬モデルで化合物16を試験することによって、この化合 物が示す治療学的効力を測定した。外科調製 成長した雑種犬(両方の性、9−13kg)をペントバルビタルナトリウム( 35mg/kg、i.v.)で麻酔にかけた後、気管内の管を通して部屋の空気 を用いた通気を行った(12ストローク/分、25mL/kg)。動脈圧力測定 では、食塩を満たしたポリエチレンカテーテル(PE−200)を左けい動脈に カニューレ挿入して、Statham圧力変換器(P231D、Oxnard、 CA)に連結した。四肢誘導で発生させた誘導II心電図からカルジオタコメー タ(Biotach、Gould Electronics、Clevelan d、OH)を用いて平均動脈拡張血圧と心拍を監視した。薬剤投与を行う目的で けい静脈にカニューレを挿入した(PE−200)。食塩水を充填したケイ素処 理ポリエチレン製配管(PE−200)(Sigmacote)Sigma C hemical Co.、St.Louis、MO)を左大腿動脈および左大腿 静脈にカニューレ挿入して、ケイ素処理配管(PE−240)の5cm断片に連 結することで、体外動静脈シャント(A−V)を作り出した。Dopplerフ ローシステム(モデルVF−1、Crystal Biotech Inc.、 Hopkinton、MA)を用いてこのシャント連結部のシャント開存性を監 視した。ポリグラフレコーダー(Gould TA−4000、Oxnard、 CA)を用い、紙速度を10mm/分にして、全てのパラメーターを連続監視し た。プロトコル 15分間の手術後安定化期間が終了した時点で、上記シャントの中にトロンボ ゲン表面(長さが5cmのO編み絹糸、Ethicon Inc.、Somer ville、NJ)を導入することで閉塞性血栓を生じさせた。連続4回の15 分シャント期間を用い、これの1回目は賦形剤の注入から成り、次に、トロンボ ゲン表面を挿入する5分前に注入を開始するボーラスとして濃度を高めながら化 合物16、SC−47643、DMFが入っている食塩水、またはクエン酸が入 っている食塩水を投与して更に15分間注入を継続した。15分間のシャント期 間各々が終了した時点で上記絹を注意深く取り出して重量測定を行った。この累 積処置投与全体の後直ちに行う5番目のシャントを用いて、全閉塞に対する時間 で示す如き開存持続期間を評価した。このシャントから取り出した時点の全絹重 量から、この絹を取り付ける前の絹重量を差し引くことで、血栓重量を計算した 。第一シャント前および各シャント期間後に動脈血液を取り出して、全血のコラ ーゲン誘発血小板凝集、トロンビン誘発の血小板脱顆粒(血小板ATP放出)、 プロトロンビン時間および血小板数を測定した。各シャント時間に入る前の10 分間、母型出血時間測定を実施した。血液学試験 Sysmex(商標)K1000(Baxter Laboratories 、McGraw Park、IL)を用い、2mg/mLの二ナトリウムEDT A中に集めた全血に関して血小板数、WBC数、RBC数およびヘマトクリット の測定を実施した。 ルミ(lumi)凝集を用いて全血の血小板凝集およびATP放出を 測定し、そしてルミ−凝集計(Chrono−log、Havertown、P A)を用い、37℃に維持されている全血が入っている撹拌(1000rpm) 懸濁液のインピーダンス(血小板凝集)および光透過率(ATP放出)における 変化を記録することによって、ATP放出を測定した。0.01Mのクエン酸ナ トリウム中に血液サンプルを集め、0.5mMのCa(25μLの0.02M CaCl2および20μLのルシフェロール(Chrono−log、Have rtown、PA))を補った食塩水で50%希釈した。最終体積は1mLであ った。コラーゲン(2μg/mL)を用いて凝集を誘発させる一方、別のサンプ ルで、トロンビン(0.5U/mL)(Chrono−log、Haverto wn、PA)を用いて血小板脱顆粒を監視し、そしてインピーダンスおよび発光 の変化を6分間に渡って記録した。ミクロサンプル凝血分析装置(Ciba C orning 512、Corning、NY)を用いてプロトロンビン時間( PT)を監視した。歯肉を切開することで実施する如き(Surgicutt、 ITC Corp、Edison、NJ)母型出血時間および血塊形成時間を監 視した。薬剤 化合物16;1+0.03、3+0.1および5+0.3mg/kg、i.v .(ボーラス)+mg/kg/時、i.v.(注入)を食塩水+DMF(5%) に溶解させ、一連の希釈を行って、親化合物として表す適当な濃度を達成した。統計学的解析 結果を表2−4に示す。全て値を平均+平均の標準誤差として示す。分散とS tudentのtテストの解析を訴えるベースラインからの変 化を基準にして変化の統計学的有意さを評価した。P<0.05であると差が有 意であると見なした。 全ての値を平均±SEMとして表す。全てのパラメーターを各シャント期間後直 ちに記録することで処置効果を評価した。 * 処置前に対するStudentのtテスト、P<0.05。 実施例 保護アミノ酸をBachem Bioscience Inc.から購入した 。保護アミノN−ヒドロキシスクシニミドエステルを用いる場合BOP−Clを 用いることができない(化合物14の合成を参照)。公開されているようにして (A.M.Akkerman「Rec.Trav.Chim.Pays−Bas 」、1951、70、899)、ラセミ材料のキラル分割を行うことでエナンチ オマーが豊富なニペコチン酸メチルエステルを単離した。他の全ての化学品をA ldrich Chemical Company,Inc.から購入した。B ruker AC−360分光測定装置を用いて高場1H NMRスペクトルを 360MHzで記録し、カップリング定数をヘルツで示す。Mel−Temp II融点装置を用いて融点を測定し、補正を行わなかった。Robertson Microlit Laboratories,Inc.、Madison、 New JerseyまたはThe R.W.Johnson Pharmac eutical Research Institute Analytica l Departmentでミクロ分析を実施した。通常の有機溶媒を用いた再 結晶/沈澱および/またはMerckシリカゲル−60を用いたカラムクロマト グラフィーで最終化合物の精製を行った。Beckman/Waters HP LCシステムおよび水系アクリロニトリル可動相(典型的には10%MeCN/ 90%水)使用Phenomenex−Ultracarb 5 ODS(30 )カラム(100x4.6mm)の組み合わせを用いて純度を評価した。本実施 例および本出願全体を通して下記の省略形は以下に示す意味を有する。 Ac=アセチル BnまたはBzl=ベンジル Boc=t−ブトキシカルボニル BOP−Cl=ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロラ イド Cbz=ベンジルオキシカルボニル CP=化合物 DiBAL=ジイソブチル水素化アルミニウム EDC=エチルジメチルアミノプロピルカルボジイミド EDTA=エチレンジアミンテトラ酢酸 HOBT=ヒドロキシベンゾトリアゾール i−Pr=イソプロピル NMM=N−メチルモルホリン Nip=ニペコチル(特に明記しない限り、3位におけるラセミ体) PTSA=p−トルエンスルホン酸 RT=室温 TFA=トリフルオロ酢酸実施例1 −Nα−Boc−D−Lys−S−(+)−Nip−β−Ala−OH( CP#14) Nα−Boc−D−Lys(Cbz)−OH(2.9g、7.74ミリモル) とCH2Cl2(80mL)の混合物に、5℃で、BOP−Cl(1.96g、7 .7ミリモル)およびNMM(0.83mL、7.7ミリモル)を加えた。この 混合物を30分間撹拌し、塩酸S−(+)−ニペコチン酸メチルエステル(1. 39g、7.7ミリモル)およびN MM(0.83mL)で処理し、5℃で2時間撹拌した後、飽和NH4Cl(5 0mL)で希釈した。水層から有機層を分離し、MgSO4で乾燥させた後、蒸 発させることで、ガラス状の固体が得られた。この固体をフラッシュクロマトグ ラフィー(4%EtOH/CH2Cl2)で精製することにより、白色泡状物とし てNα−Boc−D−Lys(Cbz)−S−(+)−Nip−OMeが得られ た。1 H NMR(CDCl3)δ7.30(m,5H)、5.50(m,1H)、5.0 9(s,2H)、4.61(m,1H)、3.92(m,1H)、3.66(s, 3H)、3.20(m,4H)、2.79(m,1H)、2.51(m,1H)、 2.12(m,1H)、1.50−1.80(m,10H)、1.39(s,9H) ;MSm/e506(MH+)。 THF(25mL)に入っているNα−Boc−D−Lys(Cbz)−S− (+)−Nip−OMe(3.52g、7.0ミリモル)の溶液に、RTで3分 間かけて、水酸化リチウム水溶液(15mLの水の中に入っている0.19g) を滴下した。この溶液を6時間撹拌した後、蒸発させることで、白色泡状物が得 られた。この泡状物をCH2Cl2(80mL)と一緒にしてスラリーをRTで生 じさせた後、H−β−Ala−OBn・PTSA(2.43g、7.0ミリモル )、HOBT(5mg)、EDC・HCl(1.98g、10.4ミリモル)お よびNMM(0.76mL、7.0ミリモル)で逐次的に処理した。この混合物 を13時間撹拌し、飽和NH4Cl(50mL)で希釈した後、層分離させた。 この有機層をMgSO4で乾燥させた後、蒸発させることで、白色泡状物が得ら れた。この泡状物をフラッシュクロマトグラフィー(3−4%EtOH/CH2 Cl2)で精製することにより、白色泡状物とし てNα−Boc−D−Lys(Cbz)−S−(+)−Nip−Ala−OBn が得られた。1 H NMR(CDCl3)δ7.35(m,10H)、6.29(m,1H)、5. 45(m,1H)、5.12(s,2H)、5.05(s,2H)、5.00(m ,1H)、4.55(m,1H)、4.32(m,1H)、3.48(m,2H) 、3.19(m,4H)、2.53(m,3H)、2.21(m,1H)、1.84 (m,1H)、1.48−1.72(m,9H)、1.42(s,9H);MS m/e 653(MH+)。 Parrボトルに入っているTHF(15mL)中のNα−Boc−D−Ly s(Cbz)−S−(+)−Nip−β−Ala−OBn(0.80g、1.2 2ミリモル)の溶液に、窒素雰囲気下で、AcOH(5mL)、水(10mL) およびPd/C(10%、0.09g)を加えた。この混合物の水添を50ps i/RTで21時間行い、セライトを通して濾過した後、約5mLになるまで蒸 発させた。この溶液をEt2O(60mL)で処理することにより、白色沈澱物 が得られ、これを濾過して凍結乾燥を行うことで融点が52−60℃の無色フレ ークとして14が得られた。1 H NMR(DMSO−d6)δ7.85(m,1H)、6.83(d,J=7.1 H)、6.83(d,J=12,1H)、4.22(m,1H)、3.60(m, 2H)、3.41(m,2H)、2.98(t,J=11.1H)、2.88(m, 1H)、2.69(m,2H)、2.35(m,2H)、2.12(m,1H)、 2.03(m,1H)、1.70(m,2H)、1.4−1.6(m,8H)、1. 35及び1.38(pr,s,8.5:1,9H)、1.16(m,2H);IR (KBr)3450− 2860、1709、1641cm-1;MS m/e 429(MH+);[α ]25 D−15.20°(c0.63,MeOH)。 分析、C203646・C242(488.6);の 計算値:C,54.08;H,8.25;N,11.47 測定値:C,54.64;H,8.26;N,10.79実施例2 −Nα−Boc−L−Lys(Cbz)−Nip−β−Ala−OBn (CP#1) Nα−Boc−L−Lys(Cbz)−OHおよびラセミ体ニペコチン酸メチ ルエステルから出発して実施例1と同様に製造した化合物1をガラス状物として 単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.29(m,10H)、6.51(m,1H)、5. 39(m,1H)、5.11(s,2H)、5.06(s,2H)、4.94(m ,1H)、4.54(m,2H)、4.18(m,1H)、4.02(d,J=1 0,1H)、3.61(m,1H)、3.48(m,2H)、3.17(m,4H )、2.54(m,3H)、2.20(m,1H)、1.83(m,1H)、1.6 7(m,2H)、1.51(m,4H)、1.39(s,9H);MS m/e 653(MH+)。 分析、C354848・1.5H2O(679.8);の 計算値:C,61.84;H,7.56;N,8.24 測定値:C,62.00;H,7.25;N,8.23実施例3 −Nα−Boc−L−Lys−Nip−β−Ala−OH(CP#2) 1の水添分解を実施例1と同様に行って製造した化合物2を白色泡状物として 単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.00(m,1H)、7.86(m,1H)、4 .29(m,2H)、3.82(m,1H)、3.11(m,3H)、2.70(m ,2H)、2.53(m,1H)、2.31(m,2H)、2.17(m,2H) 、1.4−1.9(m,10H)、1.34及び1.36(pr,s,1:1,9H )、1.23(m,2H);MS m/e 429(MH+);[α]25 D+0.8 5°(c0.82,MeOH)。 分析、C203646・1.5H2O(518.6);の 計算値:C,53.27;H,8.16;N,10.80 測定値:C,53.61;H,8.18;N,10.47実施例4 −Nα−Boc−D−Lys−Nip−β−Ala−OH(CP#3) ラセミ体ニペコチン酸メチルエステルおよびNα−Boc−D−Lys(Cb z)−OHから出発して実施例1と同様に製造したNα−Boc−D−Lys( Cbz)−Nip−β−Ala−OBnを白色泡状物として単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.32(m,10H)、6.59(m,1H)、5. 45(m,1H)、5.12(s,2H)、5.07(s,2H)、4.94(m ,1H)、4.56(m,1H)、4.12(m,1H)、3.51(m,2H) 、3.17(m,3H)、2.57(m,2H)、2.21(m,1H)、1.89 (m,1H)、1.45−1.79(m,11H)、1.41(s,9H);MS m/e 653(MH+)。 Nα−Boc−D−Lys(Cbz)−Nip−β−Ala−OBnの水添分 解を実施例1と同様に行って製造した化合物3を融点が48− 54℃の無色フレークとして単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ7.96(m,1H)、6.82(m,1H)、4 .30(m,2H)、3.81(m,1H)、3.12(m,4H)、2.69(m ,2H)、2.56(m,1H)、2.33(m,2H)、2.14(m,2H) 、1.80(m,2H)、1.4−1.7(m,9H)、1.32及び1.34(p r,s,1:1,9H)、1.22(m,2H);IR(KBr)3580−2 770、1711、1642cm-1;MS m/e 429(MH+);[α]2 5 D −7.78°(c1.71、MeOH)。 分析、C203646・2C242・0.5H2O(557.6);の 計算値:C,51.69;H,8.13;N,10.05 測定値:C,51.46;H,8.11;N,10.10実施例5 −Nα−Boc−D−Lys−Nip−L−Asp−OMe(CP#1 8) H−L−Asp(OBn)−OMeおよびNα−Boc−D−Lys(Cbz )−Nip−OHから実施例1と同様に製造したNα−Boc−D−Lys(C bz)−Nip−L−Asp(OBn)−OMeをガラス状物として単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.36(m,10H)、6.84(m,1H)、5. 40(m,1H)、5.14(s,2H)、5.09(s,2H)、4.88(m ,2H)、4.54(m,1H)、4.30(m,1H)、3.68(s,3H) 、3.19(m,3H)、3.03(m,1H)、2.89(m,1H)、2.29 (m,1H)、1.43−2.06(m,12H)、1.40(s,9H);MS m/e 711(MH+)。 Nα−Boc−D−Lys(Cbz)−Nip−L−Asp(OBn)−OM eの水添分解を実施例1と同様に行って製造した化合物18を白色油状物として 単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.33(m,1H)、6.77(d,J=7,1 H)、4.32(m,3H)、3.82(m,1H)、3.59(s,3H)、2. 96(m,2H)、2.73(m,3H)、2.46(m,2H)、2.34(m ,1H)、1.79(m,3H)、1.4−1.7(m,8H)、1.34及び1. 37(pr,s,1:1,9H)、1.27(m,2H);MS m/e 48 7(MH+);[α]25 D−3.57°(c0.56,MeOH)。 分析、C223848・C242・H2O(564.6);の 計算値:C,51.05;H,7.85;N,9.92 測定値:C,50.89;H,7.88;N,9.74実施例6 −H−L−Lys−Nip−β−Ala−OH(CP#4) MeOH(10mL)と水(10mL)の中に入っている化合物2(0.30 g、0.70ミリモル)の溶液にRTでHCl(0.50mL、濃)を加えた。 この溶液を1時間撹拌した後、約2mLの油状物が得られるまで蒸発させた。こ の油状物をMeCN(20mL)で処理し、濾過し、Et2O(3x20mL) で洗浄し、乾燥させることによって、融点が65−70℃の白色粉末として4が 得られた。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.23(m,3H)、8.06(m,3H)、4 .33(m,2H)、3.73(m,4H)、3.25(m,2H)、3.01(m ,1H)、2.72(m,2H)、2.44(m,1H)、2.34(m,2H) 、1.5−1.8(m,6H)、1.35(m, 4H);MS m/e 329(MH+)。 分析、C152844・2HCl・2H2O(437.4);の 計算値:C,41.19;H,7.84;N,12.81 測定値:C,40.97;H,7.75;N,12.44実施例7 −N−(Nε−アミノカプロイル)−Nip−β−Ala−OH(CP #5) ラセミ体ニペコチン酸メチルエステルおよびNε−Boc−アミノカプロン酸 のN−オキシスクシニミドエステルから出発して実施例1と同様に製造したN− (Nε−Boc−アミノカプロイル)−Nip−β−Ala−OBnを油状固体 として単離した。1 H NMR(CDCl3) 4(m,5H)、6.51(m,1H)、5.12 (s,2H)、4.60(m,1H)、4.39(m,1H)、3.90(m,1 H)、3.71(t,1H)、3.52(m,3H)、3.19(m,4H)、2. 59(m,2H)、2.30(m,2H)、1.85(m,3H)、1.63(m ,2H)、1.51(m,2H)、1.42(s,9H)、1.34(m,2H) ;MS m/e 504(MH+)。 N−(Nε−Boc−アミノカプロイル)−Nip−β−Ala−OBnの水 添分解に続く酸加水分解を実施例1と同様に行って製造した化合物5をガラス状 物として単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.18(t,J=5,1H)、8.04(br, s,3H)、4.28(m,2H)、3.78(m,2H)、3.20(m,3H )、2.99(t,J=12,1H)、2.71(d,J=6,2H)、2.39 (m,2H)、2.31(m,2H)、2.16 (m,1H)、1.79(m,1H)、1.61(m,4H)、1.42(t,J =6,2H)、1.28(m,2H)、1.19(m,1H);MS m/e 3 14(MH+)。 分析、C152734・2HCl(386.3);の 計算値:C,46.04;H,7.57;N,10.88 測定値:C,45.91;H,7.63;N,11.17実施例8 −N−[3−(4−ピペリジンプロピオニル)]−Nip−β−Ala −OH(CP#17) 3−(4−ピペリジン)アクリル酸およびラセミ体ニペコチン酸メチルエステ ルから出発して実施例1と同様に製造したN−[3−(4−ピリジンアクリロイ ル)]−Nip−β−Ala−OBnをガラス状物として単離した。1 H NMR(CDCl3)δ8.61(d,J=4Hz,2H)、7.52(d,J =15Hz,1H)、7.35(m,7H)、7.03(d,J=15Hz,1H )、6.58(m,1H)、5.12(s,2H)、4.40(m,1H)、3.8 9(m,1H)、3.51(m,2H)、3.38(m,2H)、2.60(t, J=6Hz,2H)、2.31(m,1H)、1.97(m,2H)、1.74( m,1H)、1.56(m,1H);MS m/e 422(MH+)。 EtOH(20mL)と水(10mL)の中に入っているN−[3−(4−ピ リジンアクリロイル)]−Nip−β−Ala−OBn(0.56g、1.33 ミリモル)の溶液にHCl(0.66mL、ジオキサン中4.0M)および酸化 白金IV(0.060g)を窒素雰囲気下で加えた。この混合物の水添を50ps i/RTで22時間行い、セライト を通して濾過した後、約5mLになるまで蒸発させた。この溶液をMeCN(3 0mL)で処理し、濾過し、Et2O(3x20mL)で洗浄した後、乾燥させ ることによって、淡黄色の泡状物として17が得られた。1 H NMR(DMSO−d6)δ9.02(br,s,2H)、8.03(m,1H )、7.46(m,1H)、4.28(t,J=7,1H)、4.11(m,1H )、3.79(m,1H)、3.44(t,J=7,1H)、3.19(m,3H )、3.06(t,J=12,1H)、2.75(d,J=11,1H)、2.5 3(m,1H)、2.32(m,4H)、2.12(m,1H)、1.77(m, 2H)、1.4−1.7(m,7H)、1.27(m,2H)、1.18(t,J= 6,1H);MS m/e340(MH+)。 分析、C172934・2HCl(412.4);の 計算値:C,49.52;H,7.58;N,10.19 測定値:C,49.15;H,7.02;N,10.48 精密プロトン化質量C172934の計算値:340.2236amu。 測定値:340.2245amu。実施例9 −Nα−Ac−L−Lys−Nip−Gly−OH(CP#6) Nα−Ac−L−Lys(Boc)−OHおよびラセミ体ニペコチン酸メチル エステル(14参照)から出発して製造したNα−Ac−L−Lys(Boc) −Nip−Gly−OBnをガラス状物として単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.35(m,5H)、6.97(m,1H)、6.3 8(m,1H)、5.14(s,2H)、4.70(m,1H)、 4.46(m,1H)、4.06(dd,J=5,16Hz,2H)、3.71( m,1H)、3.10(m,2H)、1.99(s,3H)、1.91(m,2H )、1.64(m,1H)、1.41−1.60(m,1H)、1.39(s,9H );MS m/e 547(MH+)。 Nα−Ac−L−Lys(Boc)−Nip−Gly−OBnの水添分解を実 施例1と同様に行った後、TFA介在Boc除去(方法に関しては、M.Bod anszky「The Practice of Peptide Synth esis」、Springer−Verlag:New York、1984参 照)を行うことによって製造した化合物6を融点が40−55℃の黄褐色粉末と して単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.24(t,J=6,1H)、8.03(d,J =8,1H)、7.75(br,s,3H)、4.24(m,1H)、3.72( t,J=6,2H)、3.61(m,2H)、2.72(m,2H)、1.83( s,3H)、1.78(m,2H)、1.63(m,2H)、1.4−1.6(m, 8H)、1.28(m,4H);MS m/e 357(MH+)。 分析、C162845・3C2HF32(698.5);の 計算値:C,37.83;H,4.47;N,8.02 測定値:C,37.91;H,4.89;N,8.47実施例10 −Nα−Ac−L−Lys−Nip−β−Ala−OH(CP#7) Nα−Ac−L−Lys(Boc)−OHおよびラセミ体ニペコチン酸メチル エステルから出発して実施例1と同様に製造したNα−Ac−L−Lys(Bo c)−Nip−β−Ala−OBnを白色泡状物とし て単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.34(m,5H)、6.53(m,2H)、5.1 2(s,2H)、4.58(m,1H)、4.10(m,1H)、3.72(m, 1H)、3.54(m,2H)、3.11(m,3H)、2.59(m,2H)、 2.24(m,1H)、2.01(s,3H)、1.88(m,1H)、1.73( m,1H)、1.73(m,2H)、1.52(m,8H)、1.40(s,9H )、1.31(m,1H);MS m/e 561(MH+)。 Nα−Ac−L−Lys(Boc)−Nip−β−Ala−OBnの水添分解 を実施例1と同様に行った後、酸加水分解を実施例6と同様に行うことによって 製造した化合物7を、融点が53−67℃の白色泡状物として単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.13(m,1H)、8.00(m,1H)、7 .91(d,J=15,3H)、4.64(m,1H)、4.36(m,1H)、 3.87(m,1H)、3.66(m,2H)、3.23(m,3H)、2.99( m,1H)、2.68(m,2H)、2.59(m,1H)、2.38(m,2H )、2.11(m,1H)、1.80(s,3H)、1.63(m,1H)、1.4 −1.6(m,5H)、1.24(m,3H);MS m/e 371(MH+) 。 分析、C173045・2HCl・2H2O(479.4);の 計算値:C,42.59;H,7.57;N,11.69 測定値:C,43.83;H,7.79;N,10.91実施例11 −Nα−Boc−L−Arg−Nip−β−Ala−OH(CP#8 ) Nα−Boc−L−Arg(Cbz2)−OSuおよびラセミ体ニペコチン酸 メチルエステルから出発して実施例1と同様に製造したNα−Boc−L−Ar g(Cbz)−Nip−β−Ala−OBnをガラス状物として単離した。 H NMR(CDCl3)δ7.33(m,10H)、6.69(m,1H)、5. 70(m,1H)、5.13(s,2H)、5.03(s,2H)、4.59(m ,1H)、4.29(m,1H)、3.52(m,2H)、3.28(m,1H) 、3.09(m,3H)、2.60(m,3H)、2.18(m,1H)、1.49 −1.90(m,11H)、1.42(s,9H);MS m/e 681(MH+ )。 Nα−Boc−L−Arg(Cbz)−Nip−β−Ala−OBnの水添分 解を実施例1と同様に行うことによって製造した化合物8を融点が47−55℃ の白色泡状物として単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ9.53(m,1H)、7.85(m,2H)、6 .96(m,1H)、4.32(m,2H)、3.84(m,1H)、3.38(m ,2H)、3.03(m,4H)、2.20(m,3H)、1.74(m,2H) 1.4−1.7(m,8H)、1.35(s,9H)、1.24(m,2H);MS m/e 457(MH+)。 分析、C203666・1.5C242(546.6);の 計算値:C,50.54;H,7.74;N,15.37 測定値:C,50.24;H,7.96;N,15.26実施例12 −Nα−Boc−L−Lys−Nip−γ−アミノ酪酸(C P#9) Nα−Boc−L−Lys(Cbz)−OHおよびラセミ体ニペコチン酸メチ ルエステル(1−1、1−2参照)から出発して製造したNα−Boc−L−L ys(Cbz)−Nip−γ−アミノ酪酸ベンジルエステルをガラス状物として 単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.33(m,10H)、6.48(m,1H)、6. 16(m,1H)、5.40(m,1H)、5.11(s,2H)、5.08(s ,2H)、4.89(m,1H)、4.58(m,1H)、4.07(m,1H) 、3.22(m,5H)、2.52(m,1H)、2.40(m,2H)、1.50 −2.30(m,12H)、1.42(s,9H)、1.33(m,1H);MS m/e 667(MH+)。 Nα−Boc−L−Lys(Cbz)−Nip−γ−アミノ酪酸ベンジルエス テルの水添分解を実施例1と同様に行うことによって製造した化合物9を融点が 65−71℃の白色泡状物として単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.25(m,1H)、6.87(m,1H)、4 .31(m,3H)、3.74(m,2H)、3.15(m,2H)、2.98(m ,3H)、2.69(m,2H)、2.10(m,3H)、1.76(m,3H) 、1.4−1.7(m,9H)、1.31(s,9H)、1.21(m,2H);M S m/e 443(MH+)。 分析、C213846・2C242(562.7);の 計算値:C,53.37;H,8.24;N,9.96 測定値:C,53.94;H,8.17;N,9.70実施例13 −H−D−Lys−Nip−β−Ala−OH(CP#10) 3の酸加水分解を実施例6と同様に行うことによって製造した化合物 10を融点が108−128℃のクリーム色粉末として単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.28(m,3H)、8.05(m,3H)、4 .31(m,2H)、3.84(m,2H)、3.25(m,2H)、3.09(m ,2H)、2.72(m,3H)、2.37(m,3H)、1.80(m,1H) 、1.5−1.7(m,6H)、1.33(m,4H);MS m/e 329( MH+)。 分析、C152844・2HCl−C242(461.4);の 計算値:C,44.26;H,7.43;N,12.14 測定値:C,43.98;H,7.27;N,12.29実施例14 −Nα−Boc−D−Lys−Nip−γ−アミノ酪酸(CP#11 ) Nα−Boc−D−Lys(Cbz)−OHおよびラセミ体ニペコチン酸メチ ルエステルから出発して実施例1と同様に製造したNα−Boc−D−Lys( Cbz)−Nip−γ−アミノ酪酸ベンジルエステルをガラス状物として単離し た。1 H NMR(CDCl3)δ7.31(m,10H)、6.51(m,1H)、6. 15(m,1H)、5.48(s,2H)、5.10(s,1H)、5.06(s ,2H)、4.90(m,1H)、4.55(m,1H)、4.10(m,1H) 、3.59(m,1H)、3.23(m,5H)、2.39(m,2H)、2.23 (m,1H)、1.84(m,2H)、1.45−1.80(m,10H)、1.3 8(s,9H)、1.32(m,1H);MS m/e 667(MH+)。 Nα−Boc−D−Lys(Cbz)−Nip−γ−アミノ酪酸ベンジルエス テルの水添分解を実施例1と同様に行うことによって製造した 化合物11を融点が50−57℃の黄褐色粉末として単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ7.97(m,1H)、6.91(m,1H)、4 .32(m,1H)、4.22(m,1H)、3.82(m,1H)、3.02(m ,3H)、2.71(m,2H)、2.52(m,1H)、2.29(m,1H) 、2.17(m,2H)、1.84(m,5H)、1.4−1.7(m,9H)、1 .33(s,9H)、1.19(m,2H);MS m/e 443(MH+)。 分析、C213846・C242・0.5H2O(571.7);の 計算値:C,52.53;H,8.29;N,9.80 測定値:C,52.91;H,8.21;N,9.39実施例15 −Nα−Boc−D−Lys−Nip−Gly−OH(CP#12) Nα−Boc−D−Lys(Cbz)−OHおよびラセミ体ニペコチン酸メチ ルエステルから出発して実施例1と同様に製造したNα−Boc−D−Lys( Cbz)−Nip−Gly−OBnをガラス状物として単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.39(m,10H)、6.87(m,1H)、5. 42(m,1H)、5.19(s,2H)、5.13(s,2H)、4.93(m ,1H)、4.60(m,1H)、4.20(m,1H)、4.09(m,1H) 、3.40−4.00(m,3H)、3.21(m,2H)、2.61(m,1H) 、2.61(m,1H)、2.43(m,1H)、1.45−2.20(m,10H )、1.39(s,9H);MS m/e 639(MH+)。 Nα−Boc−D−Lys(Cbz)−Nip−Gly−OBnの水 添分解を実施例1と同様に行うことによって製造した化合物12を融点が66− 80℃の白色フレークとして単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ7.82(m,1H)、6.81(d,J=7,1 H)、4.34(m,2H)、4.09(m,1H)、3.77(m,1H)、3. 48(m,1H)、3.16(m,2H)、2.70(m,3H)、2.44(m ,2H)、2.28(m,1H)、1.78(m,2H)、1.4−1.7(m,8 H)、1.32及び1.35(pr,s,1:1,9H)、1.23(m,2H) ;MS m/e 415(MH+)。 分析、C193446・2C242(534.6);の 計算値:C,51.67;H,7.92;N,10.48 測定値:C,52.06;H,8.33;N,10.19実施例16 −Nα−Ac−D−Lys−Nip−β−Ala−OH(CP#13 ) Nα−Ac−D−Lys(Cbz)−OHおよびラセミ体ニペコチン酸メチル エステルから出発して実施例1と同様に製造したNα−Ac−D−Lys(Cb z)−Nip−β−Ala−OBnをガラス状物として単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.32(m,10H)、6.54(m,1H)、6.3 6(m,1H)、5.10(s,2H)、5.02(s,2H)、4.89(m, 2H)、4.48(m,1H)、4.04(m,1H)、3.69(m,1H)、 3.52(m,2H)、3.17(m,3H)、2.57(m,2H)、2.20( m,1H)、1.98(s,3H)、1.25−1.90(m,10H);MS m/e 595(MH+)。 Nα−Ac−D−Lys(Cbz)−Nip−β−Ala−OBnの水添分解 を実施例1と同様に行うことによって製造した化合物13を融点が46−59℃ のガラス状物として単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ8.11(m,3H)、4.70(m,1H)、4 .33(m,1H)、3.74(m,1H)、3.38(m,1H)、3.19(m ,4H)、3.00(m,1H)、2.68(m,2H)、2.21(m,4H) 、1.82(s,3H)、1.76(m,2H)、1.4−1.7(m,7H)、1 .24(m,2H);MS m/e 371(MH+)。 分析、C173045・2.5C242(520.6);の 計算値:C,50.76;H,7.74;N,10.76 測定値:C,51.12;H,8.04;N,10.75実施例17 −Nα−Boc−L−Lys(i−Pr)−Nip−β−Ala−O H(CP#15) Nα−Boc−L−Lys(i−Pr)(Cbz)−OHおよびラセミ体ニペ コチン酸メチルエステルから出発して実施例1と同様に製造したNα−Boc− L−Lys(i−Pr)(Cbz)−Nip−β−Ala−OBnをガラス状物 として単離した。1 H NMR(CDCl3)δ7.33(m,10H)、6.58(m,1H)、5. 10(s,2H)、5.08(s,2H)、4.55(m,1H)、4.21(m ,1H)、3.73(m,1H)、3.50(m,2H)、3.17(m,3H) 、2.55(m,2H)、2.18(m,1H)、1.50−2.00(m,13H )、1.40(s,9H)、1.13(d,J=8Hz,6H);MS m/e 695(MH+)。 Nα−Boc−L−Lys(i−Pr)(Cbz)−Nip−β−Ala−O Bnの水添分解を実施例1と同様に行うことによって製造した化合物15を融点 が90−123℃の白色フレークとして単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ7.93(m,1H)、6.81(d,J=7,1 H)、4.36(m,1H)、4.24(m,1H)、3.60(m,1H)、3. 37(m,1H)、3.10(m,1H)、2.91(m,3H)、2.62(m ,3H)、2.39(m,2H)、2.14(m,1H)、2.05(m,1H) 、1.4−1.8(m,9H)、1.34及び1.37(pr,s,1:1,9H) 、1.26(m,3H)、1.13(d,J=5,6H);IR(KBr)350 0−2830、1704、1638cm-1;MS m/e 471(MH+)。 分析、C234246・2C242(590.7);の 計算値:C,54.90;H,8.53;N,9.48 測定値:C,54.67;H,8.65;N,9.79実施例18 −Nα−Boc−D−Lys−R−(−)−Nip−β−Ala−O H(CP#16) Nα−Boc−D−Lys(Cbz)−OHおよびR−(−)−ニペコチン酸 メチルエステルから出発して実施例1と同様に製造した化合物16を融点が42 −51℃の無色フレークとして単離した。1 H NMR(DMSO−d6)δ7.95(m,1H)、6.82(d,J=7,1 H)、4.33(m,1H)、4.19(m,1H)、3.79(m,1H)、3. 25(m,1H)、3.04(t,J=10,2H)、2.69(m,2H)、2 .34(m,1H)、2.21(m,1H)、2.14(m,2H)、1.78(m ,2H)、1.71(m,2H)、 1.4−1.6(m,9H)、1.34及び1.38(pr,s,1:8,9H)、 1.20(m,2H);MS m/e 429(MH+)。 分析、C203644・2.5C242(578.7);の 計算値:C,51.89;H,8.01;N,9.68 測定値:C,52.05;H,7.98;N,9.58実施例19 −N−(Nε−アミノカプロイル)−3−ピペリジンメチルアミノプ ロピオン酸(CP#19) N−(Nε−Boc−アミノカプロイル)−ニペコチン酸(3.1g、9.0 ミリモル)とTHF(50mL)の溶液に1,1−カルボニルジイミダゾール( 1.45g、9.0ミリモル)を加えた。この溶液を1時間撹拌し、−10℃に 冷却し、DiBAL(36.0mL、トルエン中1.0M)を20分かけて滴下 することで処理した後、更に2時間撹拌した。この溶液をクエン酸水溶液(40 mLの水中5.0g)で処理し、CHCl3(200mL)で希釈した後、その 生じる層を分離させた。その水層をCHCl3(100mL)で抽出し、そして その有機層を一緒にして乾燥させ、蒸発させた後、フラッシュクロマトグラフィ ー(4%EtOH/CH2Cl2)で精製することにより、ガラス状物としてN− (Nε−Boc−アミノカプロイル)ピペリジン−3−カルボキサルデヒドが得 られた。1 H NMR(CDCl3)δ9.65(d,J=8Hz,1H)、4.58(m,1 H)、4.10(m,1H)、3.65(m,1H)、3.45(m,1H)、3. 22(m,1H)、3.14(m,2H)、2.46(m,2H)、2.33(t ,J=7Hz,1H)、2.09(m,1H)、1.5−1.8(m,7H)、1. 39(s,9H)、1.33(m,2 H);MS m/e 327(MH+)。 MeOH(10mL)に人っているN−(Nε−Boc−アミノカプロイル) ピペリジン−3−カルボキサルデヒド(0.69g、2.12ミリモル)の溶液 に、RTで、H−β−Ala−OBn・PTSA(0.74g、2.12ミリモ ル)およびNaCNBH3(0.13g、2.12ミリモル)を加えた。この混 合物を2.5時間撹拌した後、蒸発させることで白色固体が生じた。この固体を 飽和NaHCO3(10mL)とCH2Cl2(50mL)の間で分割して層分離 させた。水層をCH2Cl2(2x50mL)で抽出し、そしてこの有機層を一緒 にして乾燥させ、蒸発させた後、フラッシュクロマトグラフィー(0.5%NH4 OH/4−10%EtOH/CH2Cl2)で精製することにより、ガラス状物 としてN−(Nε−Boc−アミノカプロイル)−3−ピペリジンメチルアミノ プロピオン酸ベンジルエステルが得られた。1 H NMR(CDCl3)δ7.33(m,5H)、5.13(s,2H)、4.6 1(m,1H)、4.28(m,1H)、3.70(m,1H)、3.11(m, 3H)、2.85(m,3H)、2.5(m,4H)、2.31(t,J=7Hz ,2H)、1.5−1.9(m,8H)、1.42(s,9H)、1.29(m,3 H)、0.89(m,1H);MSm/e 490(MH+)。 N−(Nε−Boc−アミノカプロイル)−3−ピペリジンメチルアミノプロ ピオン酸ベンジルエステル(0.28g、0.57ミリモル)とTHF(10m L)の溶液に、RTで、HCl水溶液(3.4mL、1.0N)を加えた。この 混合物を22時間撹拌し、蒸発させるとガラス状固体が生じ、これをEt2O( 3x25mL)と一緒にすり潰した 後、乾燥させることで白色粉末が得られた。この粉末をTHF(5mL)と水( 10mL)に溶解させ、窒素雰囲気下でParrボトルに移した後、Pd/C( 0.04g、10%)で処理した。この混合物の水添を50psi/RTで20 時間行い、セライトを通して濾過した後、約5mLになるまで蒸発させた。この 溶液をMeCN(25mL)で処理し、濾過し、Et2O(2x25mL)で洗 浄した後、乾燥させることにより、融点が65−70℃の無色ガラス状物として 19が得られた(HPLC純度>95%)。1 H NMR(DMSO−d6)δ9.31(m,2H)、8.12(br,s,3H )、4.18(m,2H)、3.70(m,1H)、3.04(m,2H)、2.6 7(m,5H)、2.51(m,1H)、2.35(m,3H)、1.87(m, 2H)、1.58(m,4H)、1.42(m,2H)、1.30(m,4H); MS m/e 300(MH+)。 精密プロトン化質量、C152933・2HCl(372.3);の計算値:3 00.2287amu。測定値:300.2306amu。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UG, UZ,VN (72)発明者 ヘクストラ,ウイリアム・ジエイ アメリカ合衆国ペンシルベニア州19010ブ リンモーア・モリスアベニユー1125

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 一般式(I): [式中、 X1およびX2は、同一もしくは異なり、H2またはOのいずれかから選択され、 Yは、(CH2m,CH(NHCOR3)(CH2mまたはCH((NH2)CH2mのいずれかから選択され、 Aは、NHR1、C(:NH)NH2、または中に窒素を含むシクロアルキル環の いずれかから選択され、ここで、この環はピペリジン−2−イル、ピペリジン− 3−イル、ピペリジン−4−イル、ピロリジン−2−イルおよびピロリジン−3 −イルのいずれかから選択され、 Zは、(CH2nまたはCH(CO24)(CH2nのいずれかから選択され、 R1は、H、アルキルまたはCH(NH)NH2のいずれかから選択され、 R2は、Hまたはアルキルのいずれかから選択され、 R3は、アルコキシまたはアルキルのいずれかから選択され、 R4は、アルキルまたはアリールアルキルであり、 R6は、H、アルキルまたはアリールアルキルであり、 mは、0、1、2または3の整数であり、 nは、0、1または2の整数である] で表される化合物またはそれらのエナンチオマーまたは薬学的に許容される塩。 2. Zが(CH22である請求の範囲第1項の化合物。 3. R1がHである請求の範囲第1項の化合物。 4. R2がHである請求の範囲第1項の化合物。 5. R3がt−ブトキシである請求の範囲第1項の化合物。 6. R4がメチルである請求の範囲第1項の化合物。 7. ZがCH(CO24)(CH2)である請求の範囲第1項の化合物。 8. N−(Nε−アミノカプロイル)−3−ピペリジンメチルアミノプロピオン酸( CP#19)、 のいずれかから選択される請求の範囲第1項の化合物。
JP7524128A 1994-03-16 1995-03-14 抗血栓化合物としてのニペコチン酸誘導体 Pending JPH09510453A (ja)

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